JP6115315B2 - 貯湯給湯装置 - Google Patents

貯湯給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6115315B2
JP6115315B2 JP2013110745A JP2013110745A JP6115315B2 JP 6115315 B2 JP6115315 B2 JP 6115315B2 JP 2013110745 A JP2013110745 A JP 2013110745A JP 2013110745 A JP2013110745 A JP 2013110745A JP 6115315 B2 JP6115315 B2 JP 6115315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
heat source
auxiliary heat
water storage
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013110745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014228249A (ja
Inventor
勝彦 水谷
勝彦 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2013110745A priority Critical patent/JP6115315B2/ja
Publication of JP2014228249A publication Critical patent/JP2014228249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6115315B2 publication Critical patent/JP6115315B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Description

本発明は貯湯給湯装置に関し、特に外装ケースを小型化した場合でも補助熱源機の固定強度を確保可能なものに関する。
従来から、高温の湯水を生成して貯湯し、所望の給湯先に供給可能な貯湯給湯装置が実用に供されている。この種の貯湯給湯装置は、湯水を貯留する貯湯槽、各種の弁部材や各種の配管類、貯湯タンクに貯留されている湯水の温度が低下した場合等に加熱する補助熱源機、これら機器を内蔵した外装ケース、外部の主熱源機等を備えている。
従来の貯湯給湯装置において、外装ケースは、柱状のフレーム部材と外面を覆う外板部材とで構成され、補助熱源機は、柱状のフレーム部材に固定されている。貯湯給湯装置に組み込まれた補助熱源機は、必ずしも専用の箱状のケース部材には収納されず、補助熱源機を構成するバーナ缶体や熱交換器缶体等の各種の缶体の外表面が露出した状態で、柱状のフレーム部材に直接固定される。
本願出願人は、図8に示すような補助熱源機51の外装ケース52のフレーム部材53に対する固定構造を提案している。即ち、補助熱源機51の前端上部を、フレーム部材53の上部フレーム53aに掛け止めし、補助熱源機51の後端下部の左右方向に延びる固定板部54の両端部を、フレーム部材53の前後方向に延びる1対の中段横ラック55に固定している。一般的に、外装ケース52には、正面カバー52aで覆われたメンテナンス用の開口部56が設けられ、補助熱源機51は、排気口57が開口部側(正面側)を向くようにフレーム部材53に固定される。
また、補助熱源機の固定構造において、例えば、特許文献1に示すような構造も開示されている。即ち、特許文献1の熱交換器ユニット(熱交換器缶体)の取り付け構造では、熱交換器ユニットの背面側に設けられた折り曲げ形状の熱交係合部を、外装ケースの内側に設けられた取付板のポケット状の熱交受け部に係合させることで、熱交換器ユニットを取付板に仮固定し、その後、複数のビスを介して熱交換器ユニットを取付板に固定する構造が開示されている。
特開平10−89774号公報
ところで、昨今では、貯湯給湯装置を狭小地に設置する為に小型化が要求されているが、貯湯給湯装置を小型化すると、外装ケースのメンテナンス用の開口部が幅狭となるので、補助熱源機を排気口が開口部に向いた状態(正面排気)で設置するのが困難になる。このため、補助熱源機を開口部に対して排気口が横を向いた状態(側面排気)で設置する必要が生じる。
しかし、メンテナンスの都合上、外装ケースの開口部(正面側)から補助熱源機を組み付けるのが望ましい。補助熱源機を横向き姿勢で開口部から挿入して設置する場合、補助熱源機を収容する為のスペースは開口部から奥側に向かって横長の構造となるため、補助熱源機の奥側に作業員の手が届き難く、固定用ビスの締結作業が困難になり、補助熱源機の組立性が悪化するという問題がある。また、補助熱源機を開口部に対して横向き姿勢で固定すると、メンテナンス時に開口部から補助熱源機を取り外し難くなるので、メンテナンス性が悪化するという問題もある。
本発明の目的は、貯湯給湯装置において、外装ケースが小型化した場合でも、補助熱源機の組立性及びメンテナンス性を損なわずに固定強度を確保可能なもの、補助熱源機の奥側下部を容易に且つ迅速に固定可能なもの、等を提供することである。
請求項1の貯湯給湯装置は、湯水を貯留する貯湯槽と、この貯湯槽内の湯水が低温の場合に加熱する燃焼式の補助熱源機と、前記貯湯槽と前記補助熱源機とを内蔵し且つ柱状のフレーム部材と外面を覆う外板部材とで構成された外装ケースとを備えた貯湯給湯装置において、前記外装ケースは、平面視長方形状の直方体で構成され、前記直方体の短辺側の一方の側面部にメンテナンス用の開口部が設けられると共に前記直方体の長辺側の一方の側面部に前記補助熱源機の排気口が設けられ、前記補助熱源機において補助熱源機本体の開口部側上部に掛止部が設けられると共に、補助熱源機本体の奥側下部に係合部が設けられ、前記補助熱源機を前記フレーム部材に固定する場合、前記掛止部を前記フレーム部材の一部である上部フレームに回動可能に掛止し、前記貯湯槽と前記補助熱源機との間を仕切る中板部に設けられた係合受部に前記係合部を係合させ、前記補助熱源機本体の開口部側下部を前記フレーム部材に固定することを特徴としている。
請求項2の貯湯給湯装置は、請求項1の発明において、前記係合部は下方に凸状の係合凸部を備えると共に、前記係合受部は上下方向に貫通する係合孔部を備え、前記係合凸部を前記係合孔部に係合させることで、前記補助熱源機本体の奥側下部を前記中板部に固定することを特徴としている。
請求項3の貯湯給湯装置は、請求項1の発明において、前記係合部は奥端開放状のスリット部を備えると共に、前記係合受部は開口部側に向かって開口したV字形スリット部を備え、前記スリット部を前記V字形スリット部に係合させることで、前記補助熱源機本体の奥側下部を前記中板部に固定することを特徴としている。
請求項4の貯湯給湯装置は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記係合受部は、前記中板部の一部を切り起して形成されたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、補助熱源機をフレーム部材に固定する場合、掛止部をフレーム部材の一部である上部フレームに回動可能に掛止し、貯湯槽と補助熱源機との間を仕切る中板部に設けられた係合受部に係合部を係合させ、補助熱源機本体の開口部側下部をフレーム部材に固定するので、固定用ビスを使用せずに補助熱源機本体の奥側下部を中板部に固定することができる。
従って、作業員の手が届き難い補助熱源機本体の奥側下部の固定が容易となるので、補助熱源機のフレーム部材に対する組立性が向上する。固定用ビスを使用せずに補助熱源機本体の奥側下部を固定することで、メンテナンス時に開口部から補助熱源機を取り外し易くなるので、メンテナンス性も向上する。補助熱源機本体の開口部側上部と開口部側下部と奥側下部の3箇所をフレーム部材や中板部に固定するので、補助熱源機の組立性及びメンテナンス性を損なわずに十分な固定強度を確保することができる。
請求項2の発明によれば、係合部は下方に凸状の係合凸部を備えると共に、係合受部は上下方向に貫通する係合孔部を備え、係合凸部を係合孔部に係合させることで、補助熱源機本体の奥側下部を中板部に固定するので、補助熱源機本体を掛止部を支点にして回動するだけで、係合凸部を係合孔部に係合でき、故に、補助熱源機本体の奥側下部の固定を容易に且つ迅速に行うことができる。
請求項3の発明によれば、係合部は奥端開放状のスリット部を備えると共に、係合受部は開口部側に向かって開口したV字形スリット部を備え、スリット部をV字形スリット部に係合させることで、補助熱源機本体の奥側下部を中板部に固定するので、補助熱源機本体を掛止部を支点にして回動するだけで、スリット部をV字形スリット部に係合でき、故に、補助熱源機本体の奥側下部の固定を容易に且つ迅速に行うことができる。
請求項4の発明によれば、係合受部は、中板部の一部を切り起して形成されたので、係合受部を製作する場合に有利となり、部品点数の増加を抑えて、製作コストを低減することができる。
実施例1に係る貯湯給湯装置の補助熱源機と外装フレームの斜視図である。 補助熱源機とフレーム部材の部分斜視図である。 係合部と係合受部の斜視図である。 補助熱源機を固定する前のフレーム部材の部分斜視図である。 フレーム部材とこのフレーム部材の上部フレームに掛止部を掛止めした状態の補助熱源機の部分斜視図である。 フレーム部材とこのフレーム部材に固定された補助熱源機の部分斜視図である。 実施例2に係る係合部と係合受部の斜視図である。 従来の貯湯給湯装置の補助熱源機と外装フレームの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、貯湯給湯装置1の全体構成について簡単に説明する。
図1に示すように、貯湯給湯装置1は、例えば、貯湯、給湯、床暖房パネル等の温水暖房端末への温水の供給、風呂への給湯及び追い焚き等の機能を有するものであり、湯水を貯留する貯湯槽2、この貯湯槽2内の湯水が低温の場合に加熱する燃焼式の補助熱源機3、各種の弁部材及び各種の配管類を備え、これら大部分は外装ケース4に内蔵されて構成されている。尚、図1に示す前後左右方向を、前後左右方向として説明する。
尚、この貯湯給湯装置1は、例えば、外部の主熱源機として貯湯槽2内の湯水を加熱可能な燃料電池発電装置の排熱回収熱交換器と、この燃料電池発電装置と貯湯給湯装置1との間に湯水を循環させる為の加熱循環通路等と組み合わせることで燃料電池コージェネレーションシステムが構成されるが、貯湯給湯装置1以外の構成の詳細な説明は省略する。また、外部の主熱源機として、その他の熱源機(例えば、ヒートポンプ式熱源機)を採用しても良い。
貯湯槽2は、外部の主熱源機で加熱された高温の温水(例えば、80〜90℃)を貯留可能な密閉タンクで構成され(図1破線参照)、貯留された湯水の放熱を防ぐ為にタンク周囲は断熱材で覆われている。
次に、補助熱源機3について説明する。
図1,図2に示すように、補助熱源機3は、送風ファン5、ガスバーナや熱交換器を内蔵した補助熱源機本体6、入水管と出湯管とドレン管等の各種配管等から構成された公知のガス給湯器で構成されている。補助熱源機3は、貯湯槽2内の湯水温度が設定温度以下の場合等の特別な場合に限り燃焼作動され、湯水を加熱するものである。
補助熱源機本体6は、複数のバーナを収容した箱状のバーナ缶体6a、このバーナ缶体6aの上側に設けられ且つ熱交換器を収容した熱交換器缶体6b、この熱交換器缶体6bの上側に設けられ且つ熱交換後の排気を右方に排出する為の排気口7を備えた排気集合筒6c等から構成され、バーナ缶体6aの下端部に送風ファン5が設置されている。
次に、外装ケース4について説明する。
図1に示すように、外装ケース4は、柱状のフレーム部材8と、外面を覆う外板部材9とを備え、平面視長方形状の直方体に構成されている。外板部材9は、前面板9a、左側面9b、右側面板9c、後面板9d、天面板9e等を備えている。外板部材9は、例えば厚さが0.3〜0.5mmの薄鋼板で構成されている。
フレーム部材8は、縦方向に延びる複数の縦ラック8a、複数の縦ラック8aの上端部に固定され且つ上部フレーム11を構成する複数の横ラック8b等から構成されている。フレーム部材8の上側部分に湯水の加熱を行う為の補助熱源機3が固定されている。
フレーム部材8には、貯湯槽2と補助熱源機3との間を仕切る中板部12が設けられている。この中板部12は、フレーム部材8の奥側に縦向き姿勢で固定されている。複数の縦ラック8aの中段部上側寄り部分に、補助熱源機本体6の前側下部(開口部側下部)を固定する為の固定用横ラック15が左右方向に延びるように設置されている。
外装ケース4において、直方体の短辺側の一方の側面部(前面部)にメンテナンス用の開口部16が設けられ、この開口部16は前面板9aに覆われている(図1参照)。直方体の長辺側の一方の側面部(右面部)に補助熱源機3の排気口7が設けられている(図1,図5,図6参照)。
次に、補助熱源機3のフレーム部材8に対する固定構造について説明する。
図1,図2に示すように、補助熱源機3において、補助熱源機本体6の前側上部(開口部側上部)に上側固定部材21が設けられ、補助熱源機本体6の左側下部(排気口7とは反対側下部)に下側固定部材22が設けられている。
補助熱源機3をフレーム部材8に固定する場合、補助熱源機3を外装ケース4の内側の上側約1/3部分に配置し、上側固定部材21を介して補助熱源機本体6の前端上部を上部フレーム11に固定し、下側固定部材22を介して補助熱源機本体6の奥端下部を中板部12に固定すると共に補助熱源機本体6の前端下部を固定用横ラック15に固定する。
図2に示すように、上側固定部材21は、側面視クランク状に構成され、補助熱源機本体6の前側上部に固定されている。即ち、上側固定部材21は、上側縦板部21a、中間横板部21b、下側縦板部21cを有している。下側縦板部21cは、複数のビスを介して排気集合筒6cの前端部に固定されている。
上側縦板部21aの上端部には、掛止部23と締結板部24とが形成されている。掛止部23は、上部フレーム11に形成された1対の係合小孔11aに係合可能、且つ後方に向かって屈曲した1対の切起片23aを有している。締結板部24は、1対の切起片23aの間に形成され、固定用ビス24aが挿通可能な1対の挿通孔が形成されている。上側縦板部21aは、複数の固定用ビス24aを介して上部フレーム11に固定されている。
図2に示すように、下側固定部材22は、前後方向に延びる細長い金属板で構成され、補助熱源機本体6の左側下部(排気口7とは反対側下部)に縦向き姿勢で固定されている。即ち、下側固定部材22は、前側板部22a、中間板部22b、奥側板部22cを有し、前側板部22aは、固定用横ラック15に複数の固定用ビス15aを介して固定され、中間板部22bは、熱交換器缶体6bの左側下部に固定用ビス22dを介して固定されている。補助熱源機本体6の奥側下部であって奥側板部22cの奥端部には、係合部25が設けられている。
次に、係合部25について説明する。
図3に示すように、係合部25は、奥側板部22cの奥端部に側面視略コ字状に形成され、中板部12に設けられた係合受部26に係合可能なものである。係合部25は、最も奥側に形成され且つ下方に凸状の係合凸部25a、この係合凸部25aの前側に形成され且つ下方開の収容凹部25b、この収容凹部25bの下側に形成され且つ奥方開の逃し凹部25c等を備えている。係合凸部25aには、下方側程前方に傾斜したテーパ部25dが形成されている。
次に、係合受部26について説明する。
図3に示すように、係合受部26は、中板部12の一部を切り起して形成された横向き姿勢の切起板部12aに形成されている。切起板部12aは、中板部12の中段部上側寄り部分に形成されている。係合受部26は、切起板部12aの奥端部に形成され且つ上下方向に貫通する係合孔部26a、この係合孔部26aの前側に形成された係合板部26b、この係合板部26bの前側に形成された凹部26c、この凹部26cの前端部に連なり且つ前方開のV字形開口部26d等を備えている。
下側固定部材22の奥端部が、係合部25と係合受部26を介して中板部12に固定された状態では、係合凸部25aが係合孔部26aに係合され、収容凹部25bに係合板部26bが係合されている。
次に、本発明の貯湯給湯装置1の作用及び効果について説明する。
図4に示すフレーム部材8に補助熱源機3を固定する場合、先ずは、図5に示すように、補助熱源機3を上側固定部材21が上方に位置するように傾斜姿勢にして開口部16から挿入し、上側固定部材21の掛止部23をフレーム部材8の一部である上部フレーム11に回動可能に掛止する。即ち、掛止部23の1対の切起片23aを、上部フレーム11の1対の係合小孔11aに係合する。
次に、図6に示すように、掛止部23を支点として補助熱源機3を奥方(後方)に中板部12に向かって回動することで、補助熱源機3を縦向き姿勢にすると、下側固定部材22の奥端部が中板部12の切起板部12aに当接されると同時に、係合部25が係合受部26に係合され、補助熱源機本体6の奥側下部が中板部12に固定される(図2参照)。
具体的に、補助熱源機3の回動に伴い係合部25の係合凸部25aが、係合受部26のV字形開口部26dに挿入され、凹部26cの奥端部に当接されると、係合凸部25aのテーパ部25dが係合板部26bを下方に押圧し、係合凸部25aは、係合板部26bを下方に押圧しながら奥方に向かって移動する。この移動に伴い下方に押圧され傾斜した係合板部26bの先端は、係合部25の逃し凹部25cに挿入されるため、係合板部26bが下側固定部材22に干渉するのを防止することができる。
そして、係合凸部25aが係合孔部26aに係合されると、係合板部26bの下方への押圧状態が解除されて元の水平状態に復帰し、係合板部26bは収容凹部25bに収納される。このように、係合凸部25aを係合孔部26aに係合させることで、補助熱源機本体6の奥側下部を中板部12に固定することができる。
次に、図2に示すように、上側縦板部21aの締結板部24を複数の固定用ビス24aを介して上部フレーム11に固定することで、補助熱源機本体6の前側上部(開口部側上部)をフレーム部材8に固定し、下側固定部材22の前端部を複数の固定用ビス15aを介して固定用横ラック15に固定することで、補助熱源機本体6の前側下部をフレーム部材8に固定し、補助熱源機3をフレーム部材8に固定する。補助熱源機本体6の奥側下部の固定を解除する場合、複数の固定用ビス15aと複数の固定用ビス24aを取り外し、補助熱源機本体6を上方に少し持ち上げて係合凸部25aを係合孔部26aから離脱させることで固定解除することができる。
以上説明したように、補助熱源機3をフレーム部材8に固定する場合、掛止部23をフレーム部材8の一部である上部フレーム11に回動可能に掛止し、貯湯槽2と補助熱源機3との間を仕切る中板部12に設けられた係合受部26に係合部25を係合させ、補助熱源機本体6の開口部側下部をフレーム部材8に固定するので、固定用ビスを使用せずに補助熱源機本体6の奥側下部を中板部12に固定することができる。
従って、作業員の手が届き難い補助熱源機本体6の奥側下部の固定が容易となるので、補助熱源機3のフレーム部材8に対する組立性が向上する。固定用ビスを使用せずに補助熱源機本体6の奥側下部を固定することで、メンテナンス時に開口部16から補助熱源機3を取り外し易くなるので、メンテナンス性も向上する。補助熱源機本体6の開口部側上部と開口部側下部と奥側下部の3箇所をフレーム部材8や中板部12に固定するので、補助熱源機3の組立性及びメンテナンス性を損なわずに十分な固定強度を確保することができる。
また、係合部25は下方に凸状の係合凸部25aを備えると共に、係合受部26は上下方向に貫通する係合孔部26aを備え、係合凸部25aを係合孔部26aに係合させることで、補助熱源機本体6の奥側下部を中板部12に固定するので、補助熱源機本体6を掛止部23を支点にして回動するだけで、係合凸部25aを係合孔部26aに係合でき、故に、補助熱源機本体6の奥側下部の固定を容易に且つ迅速に行うことができる。
さらに、係合受部26は、中板部12の一部を切り起して形成されたので、係合受部26を製作する場合に有利となり、部品点数の増加を抑えて、製作コストを低減することができる。
次に、実施例1の貯湯給湯装置1を部分的に変更した実施例2について説明する。尚、実施例1では、係合部25は係合凸部25aを備え、係合受部26は係合孔部26aを備えているが、実施例2では、係合部25Aはスリット部31を備え、係合受部26はV字形スリット部32を備えている。
即ち、図7に示すように、係合部25Aは、下側固定部材22の奥端部に形成され且つ奥端開放状のスリット部31を備えている。スリット部31の開口端部は、テーパ形状に形成されている。係合受部26Aは、中板部12の一部を切り起して形成された横向き姿勢の切起板部12aに形成され且つ開口部側に向かって開口したV字形スリット部32を備えている。V字形スリット部32の奥端部には、奥端凹部32aが形成されている。
係合部25Aを係合受部26Aに係合させる場合、スリット部31とV字形スリット部32が十字状になるように、スリット部31の底部31aが奥端凹部32aに当接するまでスリット部31をV字形スリット部32に挿入する。このように、スリット部31をV字形スリット部32に係合させることで、補助熱源機本体6の奥側下部を中板部12に固定することができる。補助熱源機本体6の奥側下部の固定を解除する場合、補助熱源機本体6を前方に回動するだけで、スリット部31がV字形スリット部32から離脱して、固定解除することができる。
以上説明したように、係合部25Aは奥端開放状のスリット部31を備えると共に、係合受部26Aは開口部側に向かって開口したV字形スリット部32を備え、スリット部31をV字形スリット部32に係合させることで、補助熱源機本体6の奥側下部を中板部12に固定するので、補助熱源機本体6を掛止部23を支点にして回動するだけで、スリット部31をV字形スリット部32に係合でき、故に、補助熱源機本体6の奥側下部の固定を容易に且つ迅速に行うことができる。その他の構成、作用及び効果は実施例1と同様であるので説明は省略する。
前記実施例1,2を部分的に変更する例について説明する。
[1]前記実施例1,2の係合部25,25A及び係合受部26,26Aの構造は、ほんの一例を示したに過ぎず、補助熱源機本体6の奥側下部と中板部12とを係合固定可能な構造であれば、適宜変更可能である。
[2]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 貯湯給湯装置
2 貯湯槽
3 補助熱源機
4 外装ケース
6 補助熱源機本体
7 排気口
8 フレーム部材
9 外板部材
11 上部フレーム
12 中板部
16 開口部
23 掛止部
25,25A 係合部
25a 係合凸部
26,26A 係合受部
26a 係合孔部
31 スリット部
32 V字形スリット部

Claims (4)

  1. 湯水を貯留する貯湯槽と、この貯湯槽内の湯水が低温の場合に加熱する燃焼式の補助熱源機と、前記貯湯槽と前記補助熱源機とを内蔵し且つ柱状のフレーム部材と外面を覆う外板部材とで構成された外装ケースとを備えた貯湯給湯装置において、
    前記外装ケースは、平面視長方形状の直方体で構成され、
    前記直方体の短辺側の一方の側面部にメンテナンス用の開口部が設けられると共に前記直方体の長辺側の一方の側面部に前記補助熱源機の排気口が設けられ、
    前記補助熱源機において補助熱源機本体の開口部側上部に掛止部が設けられると共に、補助熱源機本体の奥側下部に係合部が設けられ、
    前記補助熱源機を前記フレーム部材に固定する場合、前記掛止部を前記フレーム部材の一部である上部フレームに回動可能に掛止し、前記貯湯槽と前記補助熱源機との間を仕切る中板部に設けられた係合受部に前記係合部を係合させ、前記補助熱源機本体の開口部側下部を前記フレーム部材に固定することを特徴とする貯湯給湯装置。
  2. 前記係合部は下方に凸状の係合凸部を備えると共に、前記係合受部は上下方向に貫通する係合孔部を備え、
    前記係合凸部を前記係合孔部に係合させることで、前記補助熱源機本体の奥側下部を前記中板部に固定することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。
  3. 前記係合部は奥端開放状のスリット部を備えると共に、前記係合受部は開口部側に向かって開口したV字形スリット部を備え、
    前記スリット部を前記V字形スリット部に係合させることで、前記補助熱源機本体の奥側下部を前記中板部に固定することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。
  4. 前記係合受部は、前記中板部の一部を切り起して形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の貯湯給湯装置。
JP2013110745A 2013-05-27 2013-05-27 貯湯給湯装置 Active JP6115315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110745A JP6115315B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 貯湯給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110745A JP6115315B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 貯湯給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014228249A JP2014228249A (ja) 2014-12-08
JP6115315B2 true JP6115315B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=52128250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013110745A Active JP6115315B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 貯湯給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6115315B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106288372A (zh) * 2016-09-02 2017-01-04 浙江杭特容器有限公司 一种集成热水机
JP7083147B2 (ja) * 2018-02-19 2022-06-10 株式会社パロマ 食器洗浄機用ブースター
JP2020101346A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社ノーリツ 温水装置の加熱ユニット固定構造
JP7185825B2 (ja) * 2018-12-25 2022-12-08 株式会社ノーリツ 貯湯給湯装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61142286U (ja) * 1985-02-25 1986-09-02
JP2775372B2 (ja) * 1992-09-30 1998-07-16 株式会社ハーマン 給湯器の取付構造
JP3364391B2 (ja) * 1996-09-13 2003-01-08 株式会社コロナ 給湯機の熱交換器ユニットの取付構造
JP5327618B2 (ja) * 2009-05-28 2013-10-30 株式会社ノーリツ ソーラシステム用温水ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014228249A (ja) 2014-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6115315B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP6428363B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP5844646B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2009192167A (ja) 温水機器ユニット
JP6070364B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP6080006B2 (ja) 温水装置
JP2020101346A (ja) 温水装置の加熱ユニット固定構造
JP6805774B2 (ja) 温水装置の電装ケース取付構造
JP6656588B2 (ja) 温水装置
JP2012149779A (ja) 床暖房ユニット
JP4121332B2 (ja) 外装構造及び温水ボイラ
JP4907973B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2011131230A (ja) 熱交換器における金属管の接続構造
JP6839404B2 (ja) 温水機器ユニットにおける配管継手取付け構造および温水機器ユニット
KR102222584B1 (ko) 간접 열전도부가 장착된 휴대용 가스기기
JP5542867B2 (ja) ドロップイン式コンロ
JP3112482U (ja) 暖房用ボイラー
CN210441424U (zh) 用于空调器的换热组件和具有其的空调器
JP6299312B2 (ja) 燃焼装置
JP2011137598A (ja) 空気調和機の室外機
JP5874559B2 (ja) 貯湯式給湯機の耐震構造
JP4167611B2 (ja) 壁貫通型燃焼器
JP2013142484A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2008267671A (ja) 貯湯タンクユニット
JP2018031493A (ja) 給湯装置の内蔵容器固定具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6115315

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250