JP6114899B2 - 遮音カーテン - Google Patents

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Description

本発明は、透過しようとする音を減衰させるカーテンに関し、特に、吸音性のある複数のシート状部材を積層一体化した構造を有するカーテンに関する。
一般的な建物や家屋における部屋の室内空間では、窓における遮光や室内空間の間仕切り等を目的としてカーテンを用いることが多い。こうしたカーテンのうち、特に、窓を通じた外からの騒音の室内空間への到来や、間仕切りされた領域内への外からの不要な音の到達を防ぐような、遮音性を高めたカーテンが従来から提案されている。従来の遮音性を付与したカーテンの例として、登録実用新案第3099094号公報や、特開2008−119156号公報に開示されるものがある。
この他、室内空間の特別な例として、病院における、複数の入院患者が在室する多床室の病室では、それぞれのベッドのある患者ごとの領域は、カーテンで仕切られ、目隠しとして一応のプライバシーが保持されるようになっている。
登録実用新案第3099094号公報 特開2008−119156号公報
従来のカーテンは、前記各特許文献に示されるものとなっているが、室内空間等への騒音の到達抑制を図るためにカーテンのみでは十分な対策はできなかった。
すなわち、前記特許文献1では、カーテンをなす材質として、織物や編物である生地を表裏に用いていたが、生地同士を接着一体化しているため、音圧を受けてもこれらが自由に動けず、多孔質型の吸音や板振動(膜振動)型の吸音等の吸音効果を適切に発揮させられないこととなり、実際の透過音の抑制に繋がらない、という課題を有していた。
また、前記特許文献2では、遮音部材の表面材に挟まれる部分は結合による一体化で拘束されるため、吸音効果が低下し、また、吸音部材は表面材と遮音部材の結合による挟持の関係で、表面材の間に吸音部材を設けない部分が必然的に生じ、この吸音部材を設けない部分での吸音効果が小さくなる分、全体の透過音抑制効果が低くなるという課題を有していた。
また、上記の室内空間が多床室の病室である場合に、病室で間仕切りとして用いられるカーテンは、目隠しとしての機能は十分に果している。しかしながら、こうしたカーテンは、遮光性を有していたものの、特に音の伝わりを抑制するなどの配慮はなされておらず、所定の患者の領域で発した音は、他の患者の耳にも届く状態となっていた。
また、病室内だけでなく、病室外からの騒音についても、こうしたカーテンでは十分に減衰させることができず、騒音は患者に到達することとなり、患者にとって音に関する環境は不満の多いものであり、プライバシー保護や静かな環境の確保の点からも、遮音性の改善が求められていた。
このため、騒音の抑制の点で、従来の遮音性のあるカーテンの適用が考えられるものの、この種のカーテンは、特に、十分な吸音性を得られる程度の厚さとされた吸音材配置部分が硬質で柔軟性に欠け、柔軟な従来と同じ使い勝手のカーテンとして利用しにくいという課題を有していた。
さらに、病室で用いられる関係上、防炎や抗菌等の機能を求められる間仕切り用のカーテンとしては、最外面に表面積の大きい吸音性素材を配置した従来の遮音カーテンの応用は難しいという課題を有していた。
本発明は、前記課題を解消するためになされたもので、多孔質材と他部材との積層一体化構造を有しつつ、カーテンとして十分に可撓性を有して、カーテンとしての使い勝手に優れると共に、高い吸音性を有して、カーテン越しの遮音性能を確保し、不要な音の到達を抑制できる遮音カーテンを提供することを目的とする。
本発明に係る遮音カーテンは、二つの領域間の間仕切りとして展開可能に設けられるカーテンにおいて、可撓性、圧縮変形性、及び、当該変形に対する復元性を少なくとも有する多孔質シート材と合成樹脂製の平滑なフィルムを、交互に複数回重ねて形成された吸音芯部と、音を透過させる可撓性材料製で略シート状のカバー体とを備え、前記吸音芯部とカバー体とを、吸音芯部をカバー材で表裏から挟むようにして重ねた積層体に対し、吊支状態で上下方向となる向きに連続して縫製を行い、当該縫製による縫着部分を横方向に所定間隔で複数列設けて、全体を一体化されてなるものである。
このように本発明においては、多孔質シート材とフィルムとを積層した吸音芯部をカバー体で覆って縫製し一体化する一方、この積層一体化を経ても、積層され隣合う各層同士が、縫着部分以外の箇所では過剰に拘束されないことにより、音の圧力に基づく各層間の変位や変形を許容することができ、取扱い状態における一体性を確実に維持しつつ、この変形や変位を許容される各層でそれぞれの吸音効果を適切に生じさせて、カーテン全体として音の吸収性能を確保し、カーテンを透過しようとする騒音を効率よく減衰させられ、騒音の透過を抑えてカーテン越しに騒音が到達するのを確実に防ぐことができる。
また、縫着部分を含めて一様に多孔質シート材が配置され、多孔質シート材の配置されない領域が生じないようにしていることで、局所的な吸音性能の低下を抑えられることに加え、いずれも可撓性を有する部材を積層させて必要最小限の箇所で縫製一体化してカーテンとなすことで、カーテン全体として可撓性を維持でき、各部の屈曲、伸張を伴うカーテンとしての取扱いに問題なく対応でき、使用者に特別な配慮を要求することはなく、一般的なカーテン同様の使い勝手が得られる。
また、本発明に係る遮音カーテンは必要に応じて、前記多孔質シート材が、前記フィルムに対する接触部位を少なくした不織布とされるものである。
このように本発明においては、多孔質シート材としての不織布とフィルムが接するこれらの境界部分で、フィルムに対し各部で点接触となって接触部位を極めて少なくし、フィルムとの摩擦抵抗を小さく抑えた不織布が、フィルムに対し滑りやすい状態となって、不織布とフィルムが相互に滑りを許容してそれぞれの変位や変形を生じやすくすることにより、不織布における多孔質型の吸音効果や、フィルムにおける板振動型の吸音効果が十分に発揮され、カーテンを透過しようとする音を確実に減衰させて、カーテンの内側の領域への音の到達を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る遮音カーテンの閉状態における概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る遮音カーテンの閉状態における要部拡大横断面図である。 本発明の一実施形態に係る遮音カーテンをなす各部材の積層状態説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る遮音カーテンを前記図1ないし図3に基づいて説明する。
前記各図において本実施形態に係る遮音カーテン1は、吸音性のある多孔質シート材としての不織布11と合成樹脂製の平滑なフィルム12を交互に複数回重ねて形成された吸音芯部13と、この吸音芯部13に重ねて配設され、音を透過させる可撓性材料製で略シート状のカバー体14とを備える構成である。
前記不織布11は、天然繊維や合成繊維を集合させてシート状に結合一体化させた、公知の可撓性のある多孔質体であり、厚さ方向に圧縮及び復元可能な弾性変形能も有するものである。
この多孔質シート材をなす不織布11は、変形の過程で内部の繊維素材相互に摩擦等が生じることで、変形をもたらす外力のエネルギー、すなわち音を吸収できる仕組みである。
この不織布11の厚さは、例えば、数mm程度に設定されるが、これに限らず、材質や吸音材としての使用状況に対応した厚さを適宜選定できる。なお、不織布11は、吸音芯部13として複数重ね合せた積層状態での各層全てで同じ構造とする必要はなく、各層ごとに密度等の性質を異ならせるようにして、各層の不織布で吸収可能な音の周波数帯域を広くした複合構造としてもよい。
前記フィルム12は、可撓性を有する極薄の形状とされ、不織布11と同じ広さで表面を平滑に形成されるものである。このフィルム12の厚さは、多孔質シート材である不織布11の厚さに対し無視できるほど小さい値、例えば0.1mm程度に設定されるが、これに限らず、材質や吸音用としての使用状況に対応した厚さを適宜選定できる。
このフィルム12と不織布11とが、交互に複数回重ねられて積層されることで、吸音芯部13が形成される。この吸音芯部13は、吸音効果を高めつつ、カーテンとして無理なく使用可能な重量と柔軟性を与える構造として、例えば、フィルム12は間に不織布11を挟みつつ四枚重ね合され、不織布11を三層とされたものが用いられる。
前記カバー体14は、防炎性のある布製の薄いシートであり、音を透過させる性質と可撓性を有して、吸音芯部13表面を覆って保護するものである。
このカバー体14と吸音芯部13とを、吸音芯部13をカバー体14で表裏から挟むようにして重ねて積層体とし、この積層体を縫製で一体化することでカーテン1が形成される。
こうしてカバー体14の内側に吸音芯部13を内蔵する構造とされたカーテン1は、騒音の到達抑制の対象者の周囲に配設される。対象者に向かう騒音が、カーテン1に達して、不織布11やフィルム12の吸音効果で減衰することで、騒音の対象者80への到達状態を大きく抑制できる仕組みである。
次に、本実施形態に係る遮音カーテンの製造過程について説明する。はじめに、フィルム12を間に挟みながら、多孔質シート材である不織布11を重ね合せる。設定された枚数分、不織布11とフィルム12とを重ね合せて積層した吸音芯部13が得られたら、この吸音芯部13の表面にカバー体14を重ねる。
この吸音芯部13にカバー体14を重ねて得られた積層体に対し、カーテン吊支状態で上下方向となる向きに連続して縫製を行い、この縫製による縫着部15を横方向に所定間隔で複数列設けて、全体を一体化することで、カーテン1が形成される。
カーテンの横方向における縫着部15を設ける間隔、すなわち、縫製を行う間隔は、カーテンを端に寄せて折り畳んだ閉状態とした時に、一般的なカーテン同様の等間隔で折畳まれた体裁を保てる値、例えば、15cm程度とするのが好ましい。これより間隔が大きいと、折れる位置が不規則になりやすく、折畳んだ状態での折目が前後に不揃いとなって、カーテンとしての美観が損われることとなる。
縫製による一体化で、重なり合うものの相互の摩擦が小さく滑りやすいカバー体14と吸音芯部13とが、容易に分離しない状態となる。カーテン1の縫着されてない位置では、フィルム12を挟む配置の各不織布11が、圧縮されずに空気を含んで元の厚さをほぼ維持した状態となっている。なお、縫製においては、カーテンとしての開閉時の使い勝手を高めるために、吊支状態で自然に折れ曲りの起点となるヒダが付くように縫製することもできる。
続いて、本実施形態に係る遮音カーテンの使用状態について説明する。カーテン1は、室内空間で騒音の到達を抑えたい対象者の周囲に吊支状態で配設され、カーテンを広げて閉じた状態で、騒音源と対象者間に介在して対象者を騒音源から隔離するように配置される。強度的に弱い不織布11を他部材と積層一体化しており、また表面はカバー体14で覆われていることで、カーテン配置に際しての取扱いに問題はなく、容易に配置できる。
このカーテン1を配置した状態では、騒音源から発生した騒音が各方向に拡散して進む中、騒音源から直進し、あるいはいったん天井や壁で反射して、室内空間の対象者に向う音が、カーテン1に達する。
このカーテン1に音が到達した場合、まず、大部分の音がカバー体14を通過する。このカバー体14を通過した音はその内側の不織布11に達し、多孔質の不織布11で一部の音が吸収される。そして、不織布11を通過した音はフィルム12へ達する。
不織布11とフィルム12とを縫い合せた縫着部15では、不織布11は圧縮変形して拘束の度合が強くなっていることで、吸音性能は他部分より低下しているものの、多孔質型の吸音効果で音を減衰させることができ、音の透過を抑制することとなる。
フィルム12では、主に板振動による音の吸収が生じることとなり、ここでも音を減衰させることができる。なお、不織布11とフィルム12の境界部分では、不織布11のフィルム12に対する摩擦抵抗が小さく、不織布11とフィルム12が相互に滑りやすくなっており、不織布11とフィルム12それぞれの変位や変形が生じやすく、多孔質型の吸音効果や板振動型の吸音効果が無理なく発揮される状態となっている。
こうして、音が不織布11やフィルム12に達する都度、それぞれの吸音効果で音が減衰していくことで、最終的にカーテン1後方の、音が入射した側とは反対側のカバー体14では、音の透過がないか、騒音と認識しない程度のごくわずかな透過音として、カーテン1の内側にいる対象者に向うこととなる。
これにより、室内空間における、カーテンの外側の領域からカーテンの内側の領域に向おうとする騒音について、音のエネルギーを大きく減衰させて対象者への到達を抑制でき、騒音による不快感を軽減でき、室内空間における音に関しての環境の質の大幅な改善が図れることとなる。
また、カバー体14に防炎性が与えられることで、室内空間でカーテン1を使用する状態で、カーテンに誤って火気を近付けた場合でも、カーテンに火が燃え移るような事態にはなりにくく、火災の危険性をより小さくして、特別な安全への配慮が必要な室内空間、例えば、病室内などでも問題なく使用できる。
このように、本実施形態に係る遮音カーテンは、不織布11とフィルム12とを積層した吸音芯部13をカバー体14で覆って縫製し一体化する一方、この積層一体化を経ても、積層され隣合う各層同士が、縫着部分以外の箇所では過剰に拘束されないことから、音の圧力に基づく各層間の変位や変形を許容することができ、取扱い状態における一体性を確実に維持しつつ、この変形や変位を許容される各層でそれぞれの吸音効果を適切に生じさせて、カーテン全体として音の吸収性能を確保し、カーテン1を透過しようとする騒音を効率よく減衰させられ、騒音の透過を抑えてカーテン越しに騒音が到達するのを確実に防ぐことができる。
また、縫着部15を含めて一様に不織布11が配置され、不織布11の配置されない領域が生じないようにしていることで、局所的な吸音性能の低下を抑えられることに加え、いずれも可撓性を有する部材を積層させて必要最小限の箇所で縫製一体化してカーテンとなすことで、カーテン全体として可撓性を維持でき、各部の屈曲、伸張を伴うカーテンとしての取扱いに問題なく対応でき、使用者に特別な配慮を要求することはなく、一般的なカーテン同様の使い勝手が得られる。
本発明の遮音カーテンを実際に吊支状態として使用し、音源から発せられた音の透過の抑制度合について測定評価を実施した結果について説明する。
具体的には、本発明の遮音カーテンを、試験用の室内空間で吊支配設した上で、スピーカーから音(ピンクノイズ)を出力し、カーテンを広げた閉状態でのカーテンを透過した音の音圧レベルを、同じ室内空間におけるスピーカーとカーテンで隔てられた領域で測定し、音圧レベルの測定時間(30秒)内での平均値と最大ピーク値とを測定値としてそれぞれ求めた。
測定は、本発明の遮音カーテンを用いた場合(実施例1)と、カーテンを寄せて畳んだ開状態としてスピーカーから発した音がカーテンを透過することなく測定器に直接届くようにした場合(比較例1)と、本発明の構成のうち吸音芯部でフィルムを設けず不織布のみの積層構造としたものを用いた場合(比較例2)のそれぞれについて、同様に実行した。
本発明の遮音カーテンは、フィルムとしてポリ塩化ビニル製のものを使用し、不織布及びカバー体を含めたカーテン全体の厚さを、縫着部分でない最大厚さ部分で約20mmとしている。前記比較例2は、この本発明の遮音カーテンからフィルムのみ省略した構成のものである。前記実施例1と比較例2の場合は、カーテンを大きく広げて、カーテンのほぼ平らな表面に対し、スピーカーからの音が直角に入射する状態で、且つ、スピーカーからの音が直接測定されないようにカーテンを配置した状態とされる。また、カーテンの高さ方向については、室内空間の全体にわたる寸法として、カーテン上下からの音の回り込みを防いでいる。
前記実施例1及び各比較例について、同様にスピーカーから音を出力した際の、スピーカーから同じ距離離れた位置での音圧レベルの測定値を表1に示す。ただし、測定環境である室内空間は、無響且つ完全遮音構造ではないため、暗騒音が存在している。
Figure 0006114899
前記表1より、実施例1の場合は、各比較例の場合と比較して、平均値とピーク値のいずれでも、透過音のレベルが下がっている。特に、本発明のカーテン構成からフィルムを省略した比較例2の場合と比べても、実施例1では透過音を低減できている。積層した不織布で吸音効果を生じさせるだけでなく、不織布間に介在させてフィルムを用いていることで、フィルムの板振動型の吸音効果が加味されると共に、不織布がフィルムと接して滑り、変位や変形を生じやすくなって、不織布での多孔質型の吸音効果がより強くあらわれていることがわかる。
このように、本発明の遮音カーテンを、音源とこれから発する音の到達を抑えたい領域との間に吊支状態で配設して用いることにより、カーテン各部での吸音効果で適切な遮音がなされ、カーテン裏側領域への音の透過が抑えられ、カーテン越しに騒音等が到達しにくい状態を得られることは明らかである。
1 カーテン
11 不織布
12 フィルム
13 吸音芯部
14 カバー体
15 縫着部

Claims (1)

  1. 二つの領域間の間仕切りとして展開可能に設けられるカーテンにおいて、
    可撓性、圧縮変形性、及び、当該変形に対する復元性を少なくとも有する多孔質シート材と、可撓性を有する合成樹脂製の平滑なフィルムとを、交互に複数回重ねて形成された吸音芯部と、
    音を透過させる可撓性材料製で略シート状のカバー体とを備え、
    前記吸音芯部とカバー体とを、吸音芯部をカバー材で表裏から挟むようにして重ねた積層体に対し、吊支状態で上下方向となる向きに連続して縫製を行い、当該縫製による縫着部分を横方向に所定間隔で複数列設けて、全体を一体化されてなり、
    前記多孔質シート材が、前記フィルムと接する境界部分で、フィルムに対し各部で点接触となってフィルムに対し滑りやすい状態とされた不織布とされ、当該不織布とフィルムが相互に滑りを許容することを
    特徴とする遮音カーテン。
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