JP3175250U - 防災頭巾 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝撃吸収性と収納性を兼ね備えた防災頭巾を提供する。
【解決手段】防災頭巾10は、上部から両側部に亘って配設された樹脂発泡体からなる衝撃吸収材20と、この衝撃吸収材20を覆う難燃性の表地16とを有している。衝撃吸収材20は、上部から両側部に亘って配設された1枚の第1板状体22と、上部において第1板状体22の裏側に重ね合わせて配設された第2板状体24とから構成され、防災頭巾10の上部が両側部よりも厚く形成されている。
【選択図】図4

Description

この考案は、頭部を保護する防災頭巾に関するものである。
地震などの災害時に頭部を保護するために被る防災頭巾として、様々なものが提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示の防災頭巾は、フェルト、綿、発泡体またはこれらの複合体からなる衝撃吸収材で全体が形成されており、この衝撃吸収材によって落下物からの頭部の保護を図っている。
実用新案登録第3093206号公報
防災頭巾は、災害発生時に使われるものなので、普段の収納時にコンパクトに畳めることが求められる。しかしながら、防災頭巾は、収納時の形態を小型化するために衝撃吸収材の厚みを薄くすると、使用時の衝撃吸収性能を担保することができず、収納性と衝撃吸収性能とを両立させることが困難である。
すなわち本考案は、従来の技術に係る防災頭巾に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、良好な衝撃吸収性を有し、収納形態を小型化できる防災頭巾を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る考案の防災頭巾は、
前方および下方で開口する袋状に形成された防災頭巾において、
上部から両側部に亘って配設された樹脂発泡体からなる衝撃吸収材と、この衝撃吸収材を覆う難燃性の表地とを有し、
前記衝撃吸収材は、上部が両側部よりも厚く形成されたことを要旨とする。
請求項1に係る考案によれば、装着時に頭部を覆う防災頭巾の上部は、衝撃吸収材が厚くなっているので、良好な衝撃吸収性を示す。また、防災頭巾の側部は、衝撃吸収材が薄いので、上部を軸としてまるめればコンパクトにまとめることができる。
請求項2に係る考案では、前記衝撃吸収材は、上部から両側部に亘って配設された1枚の第1板状体と、上部において第1板状体に重ね合わせて配設された第2板状体とから構成されたことを要旨とする。
請求項2に係る考案によれば、表地と衝撃吸収材とを縫合するのに合わせて衝撃吸収材の厚さを調節することができる。
請求項3に係る考案では、前記第1板状体および前記第2板状体は、前記表地と合わせて該第2板状体の両側縁部で前後に縫合されると共に、頂部に対応する部位において前後に沿った1本のラインで縫合されたことを要旨とする。
請求項3に係る考案によれば、縫合した部分で折り曲げることができるので、頭部に合わせて形状を保持させ易い。
請求項4に係る考案では、前記第1板状体および前記第2板状体は、前記表地と合わせて該第2板状体の両側縁部で前後に縫合されると共に、頂部に対応する部位において後側から前側に向かうにつれて拡開する2本のラインで縫合されたことを要旨とする。
請求項4に係る考案によれば、縫合した部分で折り曲げることができるので、頭部に合わせて形状を保持させ易い。
請求項5に係る考案では、前記樹脂発泡体として、メラミンフォームを用いたことを要旨とする。
請求項5に係る考案によれば、メラミンフォームを用いることで、防火性能を向上し得る。
本考案に係る防災頭巾によれば、良好な衝撃吸収性を有し、収納形態を小型化できる。
本考案の好適な実施例に係る防災頭巾を示す正面図である。 実施例の防災頭巾を示す側面図である。 実施例の防災頭巾の平面図である。 図2のA−A線で破断した要部断面図である。 実施例の防災頭巾を畳んだ状態を示す概略斜視図である。 (a)は変更例の防災頭巾を示す平面図であり、(b)は変更例の防災頭巾を示す要部正面図である。
次に、本考案に係る防災頭巾につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、防災頭巾は、頭部に被せた状態を基準として前後左右を指称する。
図1に示すように、実施例に係る防災頭巾10は、上部および後部が閉塞する一方、前方および下方で開口する袋状に形成されており、装着時に人の頭部から肩部までを覆い得る大きさで構成されている。防災頭巾10は、前方開口10aにおける左右の開口縁の夫々に繋がったあごひも12を有し、あごひも12を通したゴムチューブ14の位置によって頭部への装着状態を調節し得るようになっている。また、防災頭巾10には、左右の両側部に耳の位置に合わせて通口11が設けられている。
図4に示すように、防災頭巾10は、表側に露出する難燃性の表地16と、内側に臨む裏地18と、表地16および裏地18の間に配設された弾力性を有する衝撃吸収材20とを有している。防災頭巾10は、上部から左右の側部に亘って衝撃吸収材20が配設され、装着時に頭部だけでなく肩部についても衝撃吸収材20で覆い得るようになっている。また、防災頭巾10では、表地16と裏地18とからなる袋中に衝撃吸収材20が封入されている。なお、防災頭巾10は、後部下側において表地16が頂部よりも幅広に形成された余長部17が設けられ(図2参照)、頂部よりも下方開口10bを大きく広げることができるようになっている。
前記表地16は、ポリエステル等の合成樹脂繊維に、ペンタブロモジフェニルエーテルやオクタブロモジフェニルエーテルやデカブロモジフェニルエーテルやテトラブロモビスフェノールAやヘキサブロモシクロドデカンなどの臭素系、トリフェニルホスフェートなどの芳香族のリン酸エステルや赤リンなどのリン系、 塩素化パラフィンなどの塩素系の難燃剤で表面処理して難燃化した柔軟な布地が用いられる。裏地18は、綿等の天然素材やポリエステルなど合成樹脂繊維からなる柔軟な布地が用いられ、通気性や吸水性を有しているものが好ましい。
前記衝撃吸収材20は、ウレタンフォームやメラミンフォームなどの樹脂発泡体が用いられ、実施例では防火性能の観点から難燃性を備えたメラミンフォームを用いている。ここで、メラミンフォームとしては、密度が9.5g/cm±2(試験方法;ENISO845)で、150℃での使用に耐え得る耐熱性能を有する、例えば株式会社イノアックコーポレーション製「バソテクト」が挙げられる。
図4に示すように、衝撃吸収材20は、防災頭巾10の上部に対応する部位が防災頭巾の左右の側部に対応する部位よりも厚く形成されている。衝撃吸収材20は、上部から左右の側部に亘って配設された1枚の第1板状体22と、防災頭巾10の上部において第1板状体22の裏側に重ね合わせて配設された1枚の第2板状体24とから構成されている。このように、衝撃吸収材20は、複数の板状体22,24を組み合わせて防災頭巾10の部位に応じて厚みを調節している。防災頭巾10は、表地16と裏地18との間に衝撃吸収材20を挟んでこれらを糸で縫合して、表地16、裏地18および衝撃吸収材20が一体化されており、縫合部26,28,30において衝撃吸収材20が圧縮されている(図1〜図4参照)。
図4に示すように、第1板状体22および前記第2板状体24は、表地16および裏地18と合わせて、第2板状体24の両側縁部で前後に沿ったラインで縫合されると共に、防災頭巾10の頂部に対応する部位において前後に沿った直線な1本のラインで縫合される。図3に示すように、防災頭巾10には、上部に左右に離間して前後に延在する一対の第1縫合部26,26が形成されると共に、両第1縫合部26,26の間に前後に延在する1本の第2縫合部28が形成され、装着時に第1縫合部26,26および第2縫合部28で折り曲げて頭部に合わせて上部の形状を整えることができるようになっている。また、防災頭巾10には、左右の側部の夫々に左右対称の関係で第3縫合部30が形成され(図2参照)、第3縫合部30で折り曲げて装着時に下部を肩部に合わせて整えることができるようになっている。
実施例の防災頭巾10によれば、装着時に頭部を覆う上部について衝撃吸収材20が第1板状体22と第2板状体24とから構成されて、第1板状体22だけの側部と比べて厚くなっているので、上部において頭部を適切に保護し得る良好な衝撃吸収性を示す。ここで、ゴムや綿などのクッション性を有する材質と比べて、単位体積当たりの質量が小さく、衝撃吸収性に優れた樹脂発泡体を衝撃吸収材20として用いているので、良好な衝撃吸収性と共に防災頭巾を軽量化することができる。また、防災頭巾10の上部は、第1縫合部26,26および第2縫合部28で折り曲げ可能になっているので装着し易い。そして、防災頭巾10の上部に設ける縫合部26,26,28を最小限に抑えているので、縫合部26,26,28で衝撃吸収材20を圧縮することによる衝撃吸収性の低下を回避することができる。
図2に示すように、防災頭巾10は、非装着状態において、第2縫合部28で折り曲がった略矩形状であり、側部の衝撃吸収材が薄いので、上部を軸としてまるめればコンパクトにまとめることができる(図5参照)。ここで、防災頭巾10の上部は、側部よりも衝撃吸収材20が厚いので、上部が芯材の如く機能するのでまるめ易い。すなわち、防災頭巾10は、頭部の保護する良好な衝撃吸収性を有しつつ、収納形態を小型化できる。
(変更例)
前述した実施例の構成に限定されず、以下のようにも変更可能である。
(1)図6に示す変更例の防災頭巾40のように、第1板状体22および第2板状体24を、表地16と合わせて第2板状体24の両側縁部で前後に縫合すると共に、頂部に対応する部位において後側から前側に向かうにつれて拡開する2本のラインで縫合してもよい。すなわち、変更例の防災頭巾40には、上部に左右に離間して前後に延在する一対の第1縫合部26,26が形成されると共に、両第1縫合部26,26の間に前後に延在する2本の第2縫合部28,28が前方に開く略V字状に形成され、装着時に第1縫合部26,26および両第2縫合部28,28で折り曲げて頭部に合わせて上部の形状を整えることができるようになっている。変更例の防災頭巾40によれば、前述した実施例と同様の作用効果を示すと共に、実施例と比べて装着時の形状保持性を向上することができる。図6の変更例において、実施例と同様の構成には、実施例と同じ符号を付してある。
(2)実施例の防災頭巾は、側面視で略矩形状に形成したが、頭部に対応して湾曲した形状など、適宜形状とし得る。
(3)実施例の衝撃吸収材は、第1板状体の裏側に第2板状体を重ねた構成であるが、第1板状体の表側に第2板状体を重ねた構成であってもよい。
16 表地,20 衝撃吸収材,22 第1板状体,24 第2板状体

Claims (5)

  1. 前方および下方で開口する袋状に形成された防災頭巾において、
    上部から両側部に亘って配設された樹脂発泡体からなる衝撃吸収材と、この衝撃吸収材を覆う難燃性の表地とを有し、
    前記衝撃吸収材は、上部が両側部よりも厚く形成された
    ことを特徴とする防災頭巾。
  2. 前記衝撃吸収材は、上部から両側部に亘って配設された1枚の第1板状体と、上部において第1板状体に重ね合わせて配設された第2板状体とから構成された請求項1記載の防災頭巾。
  3. 前記第1板状体および前記第2板状体は、前記表地と合わせて該第2板状体の両側縁部で前後に縫合されると共に、頂部に対応する部位において前後に沿った1本のラインで縫合された請求項2記載の防災頭巾。
  4. 前記第1板状体および前記第2板状体は、前記表地と合わせて該第2板状体の両側縁部で前後に縫合されると共に、頂部に対応する部位において後側から前側に向かうにつれて拡開する2本のラインで縫合された請求項2記載の防災頭巾。
  5. 前記樹脂発泡体として、メラミンフォームを用いた請求項1〜4の何れか一項に記載の防災頭巾。
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