JP6450600B2 - 帽子 - Google Patents
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着用者の頭部を衝撃から保護することができるようにした帽子であって、
着用者の頭部を覆うためのクラウンが
クラウンの最外層を為すクラウン表地と、
クラウン表地の内面側に重ねた状態で配され、クラウンの外面に加えられた衝撃を吸収するためのクッション性面材と、
で構成されるとともに、
クッション性面材が、合成繊維を編製した立体メッシュシートからなることを特徴とする帽子
を提供することによって解決される。
図1は、第一実施態様の帽子10の全体を示した斜視図である。図2は、第一実施態様の帽子10の全体を示した底面図である。図3は、第一実施態様の帽子10におけるクラウン11を各部材に分解した状態を示した斜視図である。図4は、第一実施態様の帽子10におけるクラウン11の拡大断面図である。図5は、第一実施態様の帽子10に使用したクッション性面材Bを拡大して示した斜視図である。図6は、第一実施態様の帽子10におけるクッション性面材Bの収容方法を説明する斜視図である。
クラウン表地Aは、図3に示すように、複数枚の表地用分割生地A1〜A6によって構成されている。表地用分割生地A1〜A6は、それぞれの縁部を互いに縫合することにより、半球殻状に繋ぎ合わされる。第一実施態様の帽子10においては、表地用分割生地A1と表地用分割生地A2との縫合部、表地用分割生地A2と表地用分割生地A3との縫合部、表地用分割生地A3と表地用分割生地A4との縫合部、表地用分割生地A4と表地用分割生地A5との縫合部、表地用分割生地A5と表地用分割生地A6との縫合部、及び、表地用分割生地A6と表地用分割生地A1との縫合部における内面側を、それぞれ伏せテープF1〜F6で覆っており、これらの縫合部がクラウン11の内側から見えないようにしている。伏せテープF1〜F6は、図1及び図2の破線で示すように、その一対の側縁部に沿った箇所でクラウン表地Aに対して縫着している。
クッション性面材Bは、図3に示すように、複数枚の分割面材B1〜B6によって構成されている。分割面材B1〜B6は、半球殻状を為すように配される。分割面材B1〜B6の形状は、特に限定されないが、第一実施態様の帽子10において、分割面材B1〜B6は、それぞれ表地用分割生地A1〜A6に略一致する二等辺三角形状を為している。このため、クラウン表地Aの内面側における広い範囲(90%以上の領域)にクッション性面材Bを配することができるようになっている。第一実施態様の帽子10において、分割面材B1〜B6は、それぞれ表地用分割生地A1〜A6と重なった状態で配されているが、これに限定されることなく、分割面材B1〜B6を、表地用分割生地A1〜A6からずらして配したり、表地用分割生地A1〜A6のうち一部の表地用分割生地(衝撃が加わる可能性が低い部分に配される表地用分割生地等)の内面側には分割面材B1〜B6を配さないようにしたりすることもできる。
クラウン裏地Cは、図3に示すように、複数枚の裏地用分割生地C1〜C6によって構成されている。第一実施態様の帽子10において、裏地用分割生地C1〜C6は、それぞれ表地用分割生地A1〜A6と略同形を為す二等辺三角形状を為し、それぞれ表地用分割生地A1〜A6の内面側(分割面材B1〜B6の内面側)に重ねた状態で配しており、それぞれの縁部を互いに縫合することにより、半球殻状に繋ぎ合わされるようになっている。裏地用分割生地C1〜C6の縁部同士は、上述した表地用分割生地A1〜A6の縁部同士を縫合する際に同時に縫合しており、裏地用分割生地C1〜C6の縫合部は、上述した伏せテープF1〜F6によって覆われる。ただし、これに限定されることなく、裏地用分割生地C1〜C6を、表地用分割生地A1〜A6(又は分割面材B1〜B6)からずらして配したり、裏地用分割生地C1〜C6のうち一部の裏地用分割生地(又は分割面材B1〜B6のうち一部の分割面材B1〜B6)の内面側に配さないようにしたりすることもできる。
準硬質シートGは、図4に示すように、クラウン表地Aの内面とクッション性面材Bの外面との間に配されている。このように、クッション性面材Bよりも硬質な準硬質シートGをクッション性面材Bの外面側に配することにより、クラウン11の外面に加えられた衝撃を準硬質シートGで準硬質シートGに平行な方向に拡散してからクッション性面材Bに伝達させ、クラウン11の緩衝性能をより高めることが可能となっている。第一実施態様の帽子10においては、ポリエステルやポリエチレン等の合成樹脂を連続面状に成形したシートを準硬質シートGとして用いている。準硬質シートGの分散性能を著しく低下させない範囲であれば、準硬質シートGには、通気孔等の開口部を設けてもよい。準硬質シートGの厚さは、特に限定されないが、通常、0.3〜3mm、好ましくは、0.5〜2mmとされる。第一実施態様の帽子10において、準硬質シートGの厚さは約1mmとなっている。
第一実施態様の帽子10においては、図3に示すように、クラウン表地Aの内面側における隣り合う分割面材B1〜B6の境界部に重なる箇所に、それぞれクッション性帯材E1〜E6を配している。第一実施態様の帽子10において、クッション性帯材E1〜E6は、いずれも合成繊維を編製した立体メッシュシート(クッション性面材Bに用いたものと同様の立体メッシュシート)からなっている。このため、クラウン11の外面における分割面材B1〜B6の境界部に重なる箇所に加えられた衝撃も吸収することができるようになっている。クッション性帯材E1〜E6の外面側には、上述したクッション性面材Bと同様、クラウン11の外面に加えられた衝撃を当該外面に沿った方向で分散させるための準硬質シート(図示省略)を配している。クッション性帯材E1〜E6の外面側に配する準硬質シートの素材や固定方法等については、クッション性面材Bの外面側に配する準硬質シートG(図4を参照)と略同様である。
以上で述べた第一実施態様の帽子10は、クラウン11が折り畳み可能な程度の柔軟性を有しながらも、クラウン11の外面に加えられた衝撃をクッション性面材A又はクッション性帯材Bによって吸収することが可能なものとなっている。また、第一実施態様の帽子10は、クッション性面材B及びクッション性帯材Eが軽量で疲れにくく、被り心地が良好なものとなっている。さらに、第一実施態様の帽子10は、クッション性面材Bでクラウン表地Aの内側に通気空間を確保し、クラウン11の内側を蒸れにくくすることが可能なものとなっている。
続いて、第二実施態様の帽子10について説明する。図7は、第二実施態様の帽子10におけるクラウン11を各部材に分解した状態を示した斜視図である。図8は、第二実施態様の帽子10におけるクッション性面材Bを構成する前側の分割面材B7の展開図である。上述した第一実施態様の帽子10では、図3に示すように、クッション性面材Bのうち、着用者の頭部の前側に重なる分割面材B1と分割面材B6とが分離していた。これに対し、第二実施態様の帽子10では、図7に示すように、クッション性面材Bのうち、着用者の頭部の前側に重なる分割面材B7(第一実施態様の帽子10における分割面材B1と分割面材B6とに相当する部分)とが一体的に連続している。このため、クラウン11の前面側に、クッション性面材Bの隙間が生じないようにすることが可能となっている。第二実施態様の帽子10は、頭部の前面に衝撃を受ける可能性がある野球帽等において好適に採用することができる。
本発明の帽子に係る構成は、その用途を限定されるものではなく、各種の帽子で採用することができる。本発明の帽子の用途としては、運動帽や作業帽や通学帽等、各種の帽子が例示される。なかでも、野球やゴルフのように、球を扱う競技であって、頭部に球を受ける危険性がある競技を行う際に着用する運動帽(野球帽やゴルフ帽等)として好適に用いることができる。
11 クラウン
12 鍔
13 ビン皮
A クラウン表地
A1 表地用分割生地(左前部用)
A2 表地用分割生地(左側部用)
A3 表地用分割生地(左後部用)
A4 表地用分割生地(右後部用)
A5 表地用分割生地(右側部用)
A6 表地用分割生地(右前部用)
B クッション性面材
B1 分割面材(左前部用)
B2 分割面材(左側部用)
B3 分割面材(左後部用)
B4 分割面材(右後部用)
B5 分割面材(右側部用)
B6 分割面材(右前部用)
B7 分割面材(前側用)
b1 メッシュ編地(外側用)
b2 メッシュ編地(内側用)
b3 起立繊維
C クラウン裏地
G 準硬質シート
E1 クッション性帯材(分割面材B1と分割面材B2との境界部用)
E2 クッション性帯材(分割面材B2と分割面材B3との境界部用)
E3 クッション性帯材(分割面材B3と分割面材B4との境界部用)
E4 クッション性帯材(分割面材B4と分割面材B5との境界部用)
E5 クッション性帯材(分割面材B5と分割面材B6との境界部用)
E6 クッション性帯材(分割面材B6と分割面材B1との境界部用)
F1 伏せテープ(表地用分割生地A1と表地用分割生地A2との縫合部用)
F2 伏せテープ(表地用分割生地A2と表地用分割生地A3との縫合部用)
F3 伏せテープ(表地用分割生地A3と表地用分割生地A4との縫合部用)
F4 伏せテープ(表地用分割生地A4と表地用分割生地A5との縫合部用)
F5 伏せテープ(表地用分割生地A5と表地用分割生地A6との縫合部用)
F6 伏せテープ(表地用分割生地A6と表地用分割生地A1との縫合部用)
Claims (4)
- 着用者の頭部を衝撃から保護することができるようにした帽子であって、
着用者の頭部を覆うためのクラウンが
複数枚の表地用分割生地を縫合することによって構成される、クラウンの最外層を為すクラウン表地と、
表地用分割生地の縫合部をクラウン表地の内面側から覆うための伏せテープと、
表地用分割生地に略一致する形状を為す複数枚の分割面材を組み合わせることによって構成されるとともに、隣り合う分割面材の境界部が隣り合う表地用分割生地の縫合部と重なる状態でクラウン表地の内面側に重ねた状態で配されてクラウンの外面に加えられた衝撃を吸収するためのクッション性面材と、
クラウン表地の内面側における前記境界部に重なる箇所に配され、クラウンの外面における前記境界部に重なる箇所に加えられた衝撃を吸収するためのクッション性帯材と、
で構成されるとともに、
クッション性面材及びクッション性帯材が、合成繊維を編製した立体メッシュシートからなり、
伏せテープが、その外面側にクッション性帯材を配した状態で、クッション性帯材とともにクラウン表地に縫着された
ことを特徴とする帽子。
- クッション性面材が、クラウンの80%以上の領域に配された請求項1記載の帽子。
- クラウンの外面に加えられた衝撃を当該外面に沿った方向で分散するための準硬質シートが、クラウン表地の内面とクッション性面材の外面との間に配された請求項1又は2記載の帽子。
- クラウンが、非立体メッシュシートからなるクラウン裏地を備え、
クッション性面材が、クラウン表地とクラウン裏地との隙間に収容された
請求項1〜3いずれか記載の帽子。
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