JP2010156092A - 折りたたみ式の携帯用安全帽子 - Google Patents

折りたたみ式の携帯用安全帽子 Download PDF

Info

Publication number
JP2010156092A
JP2010156092A JP2009183402A JP2009183402A JP2010156092A JP 2010156092 A JP2010156092 A JP 2010156092A JP 2009183402 A JP2009183402 A JP 2009183402A JP 2009183402 A JP2009183402 A JP 2009183402A JP 2010156092 A JP2010156092 A JP 2010156092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hat
pieces
mesh material
hard
mesh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009183402A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5467324B2 (ja
Inventor
Hideaki Toizumi
秀明 戸泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009183402A priority Critical patent/JP5467324B2/ja
Publication of JP2010156092A publication Critical patent/JP2010156092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5467324B2 publication Critical patent/JP5467324B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Abstract

【課題】
日常生活における転倒などの小事故から、地震等の災害対応まで幅広い状況における頭部被害を減少させる機能に加えて、従来の類似品に共通の問題点である通気性の確保とサイズ対応を解決し、更に携帯時、使用時の形態変換を容易且つ迅速に行うことができる折りたたみ式の携帯用安全帽子を提供する。
【解決手段】
複数の略三角形状のパーツ片3A〜3Fを周方向に固定して連結することで本体側面部を形成する略半球状の帽子本体10と、帽子本体の周縁の一部又は全部に設けられる鍔部20とから構成されている。パーツ片3A〜3Fは、板状の衝撃緩和材4を布材5で覆って内包して構成されている。複数のパーツ片3A〜3Fの周方向は、各パーツ片相互を伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材2で縫合し連結する。パーツ片相互間3A〜3Fに僅かなスペースを形成し、このスペースにメッシュ素材2を配置して、メッシュ素材2を介してパーツ片相互を縫合し連結する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、頭部保護を目的とした折りたたみ式の携帯用安全帽子に関するものである。
災害発生時への対応から、日常における危険回避、また介護関連用品としての頭部保護を目的とした携帯用の安全帽子がある。
従来、頭部保護用の安全帽子としては、以下のような技術が特許もしくは実用新案登録として公開されている。例えば、硬質板で形成された短冊状部材を複数重ね合わせ、左右のリベットを支点として前後に展開し頭部保護と携帯性を目的としたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、断片製の硬材を柔軟性のある表皮材で内包したものをファスナーやスナップ等で連結したり、それらを連結解除したりすることで頭部保護と携帯性を目的としたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−92198号公報 実用新案登録第3120211号公報
上記特許文献1,2にある硬質材を使用した頭部保護用の安全帽子は、日常的な使用を前提した場合に、求められる各種機能のうち、例えば通気性の悪さ、携帯時と使用時の形態変換時における手間数、サイズ対応が困難なこと、ごつごつした装着感等が考えられるが、これまでの技術には、それらの基本的構造に起因する制約があり、それらのうちのいくつかを犠牲にせざるを得ない状況であった。
従来技術における具体的な構造に起因する共通の制約条件として、組み立てることで帽子の大きさが固定されてしまうので、使用者それぞれの頭部サイズへの対応が不可能であること、完全に閉じた形態になるため使用上の快適性に極めて重要な通気性確保が困難となること、折りたたんだ状態から実際に使用するまでに複数の作業が発生し煩雑であると共に使用できるまでに時間が掛かることなどが挙げられる。
また、特許文献1,2にあるような安全帽子にあっては、硬質材は、硬質金属材料や硬質樹脂材料で形成されていることから、かなりの重量があり、日常的に使用するにはやや重く、軽量化が望まれていた。本出願人が、市販されている安全帽子を調査した範囲では、軽量と考えられる硬質樹脂材料で形成されている帽子であっても、250g程度はあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするものであり、衝撃緩和材を使用しても、使用者の頭のサイズにある程度対応できると共に、装着時のフィット感を向上でき、また通気性を確保でき、更に携帯時、使用時の形態変換を容易且つ迅速に行うことができる折りたたみ式の携帯用安全帽子を提供することを目的とする。また、本発明にあっては、デザイン性に優れ、外観や使用に当たって普通の帽子との違和感がなく日常の使用を可能とし、軽量化された折りたたみ式の携帯用安全帽子を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の折りたたみ式の携帯用安全帽子にあっては、複数の略三角形状のパーツ片を周方向に固定して連結することで本体側面部を形成する略半球状の帽子本体と、帽子本体の周縁の一部又は全部に設けられる鍔部とから構成され、パーツ片は、板状の衝撃緩和材を布材又は皮材で覆って内包して構成され、複数のパーツ片の周方向の連結は、各パーツ片相互を伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材で縫合して形成される。
また、パーツ片相互間に僅かなスペースを形成して、このスペースに伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材を配置し、このメッシュ素材を介してパーツ片相互を縫合し連結する。
また、衝撃緩和材は、硬質材または緩衝材、あるいは硬質材と緩衝材の組み合わせで構成する。
また、衝撃緩和材は、外側及び内側を緩衝材、この両緩衝材に挟まれた間に硬質材を配置して、3層構造とする。この3層構造とする際、緩衝材は発泡ポリエチレン緩衝材、硬質材はポリプロピレン成形硬質材とすると共に、内側の緩衝材の厚みに比べ、外側の緩衝材及び硬質材の厚みを薄くする。
以上、説明したように、本発明の携帯用安全帽子によれば、衝撃緩和材を布材又は皮材で覆って内包したパーツ片により、頭部への衝撃度は通常の布製帽子に比べ大幅に低減可能である。また、複数のパーツ片の相互間を、伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材で縫合して連結固定することで、このメッシュ素材の特性により、使用者の頭部形状に帽子の形状が柔軟に対応できる「ゆるみ」部分を作ることで、使用者の頭のサイズにある程度対応できると共に装着時のフィット感を向上でき、更に、また通気性を確保でき、結果、使用感を大幅に向上できる。更に、この素材の特性により、ファスナーなどの連結部材を使用しなくとも折りたためるため、使用時と折りたたみによる携帯時における形態変換を容易且つ迅速に行うことが可能となる。また、デザイン性にも優れ、外観や使用に当たって普通の帽子との違和感がなく日常の使用を可能としたものとなる。
また、パーツ片相互間に僅かなスペースを形成して、このスペースに伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材を配置し、メッシュ素材を介してパーツ片相互を縫合して連結するように構成することで、この僅かなスペースエリアに配置されるメッシュ素材により、帽子の通気性を高めることができると共に折りたたみ時における形態変換をさらに容易にできる。
また、パーツ片に内包する衝撃緩和材として、外側及び内側を緩衝材、この両緩衝材に挟まれた間に硬質材を配置して3層構造とすることで、種類の異なる衝撃、具体的には点による衝撃にも面による衝撃にも対応でき、多様な場面において安全性の向上が図られる。また、外側に緩衝材を配置することで平滑な形状を実現し、触った際のソフト感が得られ、また、内側に厚めの緩衝材を配置することで、頭部へ装着した際にソフトな装着感が得られる。更に、硬質材と緩衝材の材質や厚みのバランスを調整することで衝撃緩和能力を保持しつつ大幅な軽量化を図ることができる。
本発明の携帯用安全帽子の実施形態を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図1の底面図である。 図2のA−A断面図である。 図1のファスナー開放時の状態の後方からの斜視図である。 パーツ片相互間をメッシュ素材で縫合する手順と縫合した状態を示す説明図である。 折りたたんだ状態を示す説明図である。 衝撃緩和材の構成を示す断面説明図である。 衝撃吸収性試験の試験成績書である。 他の帽子での実施形態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
図1は本発明の実施形態の携帯用安全帽子の斜視図、図2は平面図、図3は底面図、図4はA−A断面図、図5はファスナー開放時の状態の後方からの斜視図、図6はパーツ片相互をメッシュ素材で縫合する手順と縫合した状態を示す説明図、図7は折りたたんだ状態を示す説明図、図8は衝撃緩和材の構成を示す断面説明図、図9は衝撃吸収性試験の試験成績書である。
図1〜図5に示すように、本実施形態の携帯用安全帽子は、複数の略三角形状のパーツ片3A〜3Fを周方向に固定して連結することで本体側面部を形成する略半球状の帽子本体10と、帽子本体の周縁の一部又は全部に設けられる鍔部20とから構成されている。図1及び図2に示すように本発明の携帯用安全帽子は外見上普通の帽子と変わらない形態をしているので、日常的な使用を可能としている。
パーツ片3A〜3Fのぞれぞれは、図2〜図4に示すように、全体がやや内側に湾曲した縦長の略三角形状を有しており、全体がやや内側に湾曲した縦長の略三角形状に形成された板状の衝撃緩和材4を布材5で覆って内包して構成されている。なお、衝撃緩和材4は略台形状に形成したものであっても良い。また衝撃緩和材4は布材5以外に皮材で内包しても良い。更にまた、パーツ片3A〜3Fのぞれぞれは、全てが同一の形状でなくとも良く、例えばデザイン性を考慮して、前方側のパーツ片3A,3F、後方側のパーツ片3C,3D、中間のパーツ片3B,3Eの順にパーツ片の大きさを小さくすることも可能である。パーツ片の個数は、図に示す6個に限定されるものではなく、3個以上であれば良いものである。
複数のパーツ片3A〜3Fの周方向の連結は、各パーツ片相互を伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材2で縫合して形成されている。各パーツ片相互間のそれぞれには、図に示すように予め縦方向にほぼ平行な僅かなスペースが設けられており、このスペースエリアが設けられた状態で、縦長に形成された伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材2を介して各パーツ相互を縫合して連結しているため、このスペースにメッシュ素材2が配置されることになる。このスペースは必要に応じて設ければ良いものである。スペースのエリアを設ける場合は、その間隔としては、3mm〜15mm程度が望ましい。
このように衝撃緩和材4を布材5又は皮材で覆って内包したパーツ片3A〜3Fにより、頭部への衝撃度は通常の布製帽子に比べ大幅に低減可能である。また、複数のパーツ片3A〜3Fの相互を、伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材2で縫合して連結固定することで、この素材の特性により、使用者の頭部形状に帽子の形状が柔軟に対応できる「ゆるみ」部分を作ることになり、使用者の頭のサイズにある程度対応できると共に衝撃緩和材4のゴツゴツした感じを抑えて装着時のフィット感を向上でき、更に、また通気性を確保でき、結果、使用感を大幅に向上できる。更に、このメッシュ素材2の特性により、ファスナーなどの連結部材を使用しなくとも、使用時の略半球状の状態から、図7に示すように携帯時にはメッシュ素材2が設けられるエリアを利用して、2つ折り以上に一気に折りたためるため、使用時と折りたたみによる携帯時における形態変換を容易且つ迅速に行うことが可能となる。また、鍔部は携帯時には折りたたんで帽子本体10内に格納させることが可能であり、その場合は携帯時の大きさをさらに小さくでき、携帯時の利便性を高めることができる。
また、各パーツ片相互間のそれぞれに予め僅かなスペースを設けた状態で、メッシュ素材2を介して各パーツ片相互を縫合して連結固定することで、この僅かなスペースエリアに配置される伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材2により、通気性を高めることができると共に折りたたみ時における形態変換を更に容易にできる。また、複数のパーツ片3A〜3Fとメッシュ素材2が設けられるスペースエリアはバランス良く配置されることから、デザイン性が良く、日常的な使用を可能としている。
複数のパーツ片縫合連結箇所の内の1箇所を、サイズ調整機能用にファスナー6で連結するよう構成すると共に、この連結箇所の内側には他の縫合連結箇所と同じメッシュ素材2を「マチ」として事前に縫込むように構成しても良い。このことで、使用者の頭部サイズへの大幅な対応が可能となる。また、その他の連結箇所と同一のメッシュ素材2を使用することによる統一感と、使用者が被ったままファスナー6で任意の位置を設定しても毛髪を巻き込む危険を回避するという利便性と安全性の両立が図ることができる。
また、メッシュ素材連結部分は当該帽子全体において強度上の弱点になる可能性があるので、縫製上の強度を保持するための工夫を行っている。具体的には、先ず図6(A)に示すように、表裏の布材5とメッシュ素材2を縫合1回目作業部分11で上下貫通するように縫込み、次に図6(B)に示すように、表裏の布材5をそれぞれ外向きに折り返した後、縫合2回目作業部分12で上下貫通するように縫込む。図6(C)は、2つのパーツ片相互にメッシュ素材2を縫合して連結した状態を示すものである。このような、表裏の布材5にメッシュ素材2を挟み込む縫合を行うことで、延べ8枚に加工を加えることになることで、縫製上の強度を保持できるものである。なお、上記方法以外にも、表裏の布材5とメッシュ素材2を一旦ほつれ止めのかがり縫い加工を作業部分11に行った上で、作業部分12を上下貫通させる縫込み加工により、同様の効果を発生させることも可能である。
また、パーツ片3A〜3F相互間のそれぞれに予め僅かなスペースを設けた状態で、メッシュ素材2を介してパーツ片3A〜3F相互を縫合して連結固定する際に、図6(C)に示すように、メッシュ素材2内側と被った状態の頭部の間に縦長のスペースが形成されることで、更に帽子内の通気性を高めて、使用感を向上することができる。
可能な限り日常的に使用するには、特別な作業を発生させることなくワンタッチで誰もが使用できることが肝要である。携帯時に、図7に示すように折りたたむことでB5サイズ以下になる本発明品は、袋等から取り出し、そのまま広げるだけで被ることが可能である。予想されるいろいろな状況のうちでも、特に地震に代表される防災対応時は迅速性が要求されるため有効である。また、付属のあご紐7を利用することで本発明品を頭部に固定させ、転倒時等の脱落を防ぐことができる。あご紐不使用の時は図3に示すように内側頭頂部布材8に取り付けたあご紐保持用ゴム9に挟んで収納できる。
メッシュ素材2としては、伸縮性及び通気性のある素材であればどのような素材であっても使用可能であるが、例えば、東レ株式会社の商品名「フィールドセンサー」(登録商標)が使用可能である。この商品は、汗の吸収、移動、拡散、蒸散の機能を有する吸汗速乾構造素材であることから、帽子内側の汗等の水分を外側へ移動、蒸散させることができ、更に快適な被り心地が得られ、使用感を大幅に向上できる。
衝撃緩和材4としては、硬質合成樹脂系素材、金属性素材、木素材等の硬質材または、ウレタン素材などの軟質合成樹脂系素材やゴム素材等の緩衝材、あるいはこれらの硬質材と緩衝材の組み合わせで構成する。衝撃緩和材としては、衝撃を緩和できるものであれば、どのような素材であってものでも使用可能である。
衝撃緩和材4として、外側及び内側を緩衝材、この両緩衝材に挟まれた間に硬質材を配置して3層構造とすることで、種類の異なる衝撃、具体的には点による衝撃にも面による衝撃にも対応でき、多様な場面において安全性の向上が図られる。また、外側に緩衝材を配置することで平滑な形状を実現し、触った際のソフト感が得られ、また、内側に厚めの緩衝材を配置することで、頭部へ装着した際にソフトな装着感が得られる。
次に、上述した外側及び内側を緩衝材、この両緩衝材に挟まれた間に硬質材を配置して3層構造とした衝撃緩和材4の具体的な実施例について説明する。この実施例では、図8に示すように、外側の緩衝材として、厚さ1mm程度の低密度発泡ポリエチレン緩衝材4A、内側の緩衝材として、厚さ5mm程度の高密度発泡ポリエチレン緩衝材4B、両緩衝材間に配置される硬質材として、厚さ1mm程度の耐衝撃用ポリプロピレン成形硬質材4Cから構成される。この材料で構成された衝撃緩和材4で形成されている帽子を計量したところ、120g程度であった。このように従来品の半分程度となるよう大幅な軽量化を図ることができた。
更に、図8に示した3層構造の衝撃緩和材4で形成されている帽子の安全性の性能、効果を客観的に証明するため、公的試験機関(財団法人日本車両検査協会)に行なってもらった衝撃吸収性試験の試験成績書(図9)を使って説明する。この試験にあっては、他の帽子との比較するため、本実施形態の帽子の他に、一般の布製帽子、ゴルフ場で一般的に使用されるポリプロピレン製のキャディ用保護帽について同じ試験を行なったものである。この衝撃吸収性試験は、重量5,040グラムの落下物を各帽子に衝突させた際の頭部への衝撃力(最大衝撃加速度)を計測したものである。
図9に示したように、本実施形態の帽子の最大衝撃加速度は430m/s2、布製帽子の最大衝撃加速度は8,517m/s2、キャディ用保護帽の最大衝撃加速度は2,848ms2であった。このように、図8に示した3層構造の衝撃緩和材4で形成された帽子の衝撃吸収力は、一般の布製帽子の約20倍、キャディ用保護帽の約7倍あることが判明した。このように、本実施形態の帽子は、十分な衝撃吸収力があり、また種類の異なる衝撃緩和材の使用により、各々が種類の異なる衝撃に対応でき、多様な場面において安全性の向上が図られ、軽量化も図られているものである。
本発明の安全帽子は、クロシェタイプなどのハットスタイルや野球帽などのキャップスタイルなど、どのような帽子にも適用可能であるため、抵抗感なく日常的な使用を可能としている。図10(A)〜(C)は、他の帽子での実施形態を示す説明図である。
図10(A)(B)は、ハットスタイルでの実施形態を示す。図1〜図9に示したハットスタイルの帽子にあっては、帽子本体10と鍔部20が、図に示すように一体的に形成されていると共に、鍔部20が結合された6個の各パーツ片3A〜3F相互間の全てについてメッシュ素材2で縫合して結合されている。これに対し、図10(A)の帽子にあっては、6個の各パーツ片3A〜3F相互間の内、一箇所、例えば前方側のパーツ片相互間のみはメッシュ素材2を使用せず、スペースエリアなしで縫合し結合している。図10(B)の帽子にあっては、鍔部20には、メッシュ素材2の連結縫合は行なわない。このようなハットスタイルの帽子にあっては、小型化を進めることで、幼稚園や小学校低学年向けの「黄色帽」の代替品として使用することが可能となる。
図10(C)は、キャップスタイルでの実施形態を示す。図10(A)の帽子と同様に、6個の各パーツ片3A〜3F相互間の内、一箇所、前方側のパーツ片相互間のみはメッシュ素材2を使用せず、スペースエリアなしで結合している。このようにメッシュ素材2なし、スペースエリアなしの結合部を設けることで、この前方の2個のパーツ片の外側に、マークなどを取り付けることが、デザイン性を更に向上することが可能となる。
1 側頭頂部布材
2 メッシュ素材
3A〜3F パーツ片
4 衝撃緩和材
5 布材
6 ファスナー
7 あご紐
8 内側頭頂部布材
9 あご紐保持用ゴム
10 帽子本体
11 縫合1回目作業部分
12 縫合2回目作業部分
20 鍔部

Claims (5)

  1. 複数の略三角形状のパーツ片を周方向に固定して連結することで本体側面部を形成する略半球状の帽子本体と、該帽子本体の周縁の一部又は全部に設けられる鍔部とから構成され、
    前記パーツ片は、板状の衝撃緩和材を布材又は皮材で覆って内包して構成され、
    前記複数のパーツ片の周方向の連結は、各パーツ片相互を伸縮性及び通気性のあるメッシュ素材で縫合して形成されることを特徴とする折りたたみ式の携帯用安全帽子。
  2. 前記パーツ片相互間に僅かなスペースを形成して、前記スペースに前記メッシュ素材を配置し、前記メッシュ素材を介してパーツ片相互を縫合し連結することを特徴とする請求項1記載の折りたたみ式の携帯用安全帽子。
  3. 前記衝撃緩和材は、硬質材または緩衝材、あるいは硬質材と緩衝材の組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2記載の折りたたみ式の携帯用安全帽子。
  4. 前記衝撃緩和材は、外側及び内側を緩衝材、該両緩衝材に挟まれた間に硬質材を配置し3層構造とすることを特徴とする請求項1又は2記載の折りたたみ式の携帯用安全帽子。
  5. 前記緩衝材は発泡ポリエチレン緩衝材、硬質材はポリプロピレン成形硬質材とすると共に、前記内側の緩衝材の厚みに比べ、前記外側の緩衝材及び前記硬質材の厚みを薄くしたことを特徴とする請求項4記載の折りたたみ式の携帯用安全帽子。
JP2009183402A 2008-12-01 2009-08-06 折りたたみ式の携帯用安全帽子 Expired - Fee Related JP5467324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009183402A JP5467324B2 (ja) 2008-12-01 2009-08-06 折りたたみ式の携帯用安全帽子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008306133 2008-12-01
JP2008306133 2008-12-01
JP2009183402A JP5467324B2 (ja) 2008-12-01 2009-08-06 折りたたみ式の携帯用安全帽子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010156092A true JP2010156092A (ja) 2010-07-15
JP5467324B2 JP5467324B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=42574201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009183402A Expired - Fee Related JP5467324B2 (ja) 2008-12-01 2009-08-06 折りたたみ式の携帯用安全帽子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5467324B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015016410A1 (ko) * 2013-07-31 2015-02-05 Kim Wonho 접이식 헬멧
JP2016017249A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 ミドリ安全株式会社 ヘルメットカバー
JP2016132850A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 株式会社シオジリ製帽 帽子
USD771913S1 (en) 2014-11-07 2016-11-22 Club Capadopia LLC Rally cap
JP2021046619A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 孝二 小林 折畳み可能な帽子
KR20230049447A (ko) * 2021-10-06 2023-04-13 정장용담 헬멧

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101855593B1 (ko) * 2016-10-17 2018-05-04 송문희 접이 가능한 안전모

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07216623A (ja) * 1994-02-01 1995-08-15 Kubo Kogyo Kk 折り畳み組製帽子の製造方法
JP2007224465A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Yumi Teramatsu 保護帽子

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07216623A (ja) * 1994-02-01 1995-08-15 Kubo Kogyo Kk 折り畳み組製帽子の製造方法
JP2007224465A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Yumi Teramatsu 保護帽子

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015016410A1 (ko) * 2013-07-31 2015-02-05 Kim Wonho 접이식 헬멧
JP2016017249A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 ミドリ安全株式会社 ヘルメットカバー
USD771913S1 (en) 2014-11-07 2016-11-22 Club Capadopia LLC Rally cap
USD772540S1 (en) 2014-11-07 2016-11-29 Club Capadopia LLC Rally cap
JP2016132850A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 株式会社シオジリ製帽 帽子
JP2021046619A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 孝二 小林 折畳み可能な帽子
KR20230049447A (ko) * 2021-10-06 2023-04-13 정장용담 헬멧
KR102595831B1 (ko) * 2021-10-06 2023-11-01 정장용담 헬멧

Also Published As

Publication number Publication date
JP5467324B2 (ja) 2014-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5467324B2 (ja) 折りたたみ式の携帯用安全帽子
US20140237706A1 (en) Padded Skull Cap
US8347419B1 (en) Form-fitting protective headwear
US5946734A (en) Head protector apparatus
JP2018508666A (ja) 折り畳み式ヘルメット
KR102142990B1 (ko) 가변형 헬멧
JP2021501273A (ja) 衝撃保護システム
JP2013122103A (ja) サイズ調節装置を有する伸縮帽子
JP2022525378A (ja) 保護用ヘッドバンド
JP6450600B2 (ja) 帽子
JP2010084314A (ja) 頭保護用帽子
JP2009120983A (ja) 乗車用および作業用ヘルメット
AU2018307936A1 (en) Protective sports headgear
US20230232915A1 (en) Impact absorbing pad for garment
JP2007023453A (ja) 保護衣料
US20140205787A1 (en) Cushion capable of exhausting heat and moisture
WO2006096941A1 (en) Protective headwear
JP5994732B2 (ja) 帽子用保護具及び帽子
JP7281154B2 (ja) 帽子、および帽子用クッション部材
CN211298566U (zh) 街舞用帽
JP6234986B2 (ja) エルボガード
JP2009019312A (ja) プロテクタ及びプロテクタを備えた衣服
JP3234878U (ja) ランドセルの背当て
JP2012072527A (ja) 頭部保護具
JP3160299U (ja) リバーシブル頭部保護用具

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120802

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131230

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees