JP6113936B1 - 端領域が支持された状態のステアリングコラム組立体の検査装置及び方法 - Google Patents

端領域が支持された状態のステアリングコラム組立体の検査装置及び方法 Download PDF

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Abstract

ステアリングコラム組立体(10)を検査する装置(110)(及び関連方法)であって、主軸台(114)内に支持されると共に長手方向軸線を有し、そしてステアリングコラム組立体の一部分を受け入れてこれに係合するようになっているモータ(114a)駆動式の駆動スリーブ(128)と、ステアリングコラム組立体(10)の関心のある特徴部についての1つ又は2つ以上の所定の値からの1つ又は2つ以上の偏差を識別するためのデータを収集するためにステアリングコラム組立体(10)のシャフトが回されている間、ステアリングコラム組立体(10)の関心のある特徴部を光学的に走査するようになった少なくとも1つの光学走査装置(160a,160b,160c)とを有する、装置。

Description

一般に、本発明の教示は、輸送車両内への設置前におけるステアリングコラム組立体の点検又は検査装置及び方法に関する。特に、本発明の教示は、自動車用のステアリングコラム組立体がその端部分のうちの一方又は両方のところで回転可能に支持されている間における自動車用のステアリングコラム組立体の非接触検査装置及び方法に関する。
〔関連出願の説明〕
本願は、2014年2月4日に出願された米国特許出願第61/935,421号の出願日の利益を主張する優先権主張出願であり、この米国特許出願を参照により引用し、その記載内容全体を本明細書の一部とする。本願は又、2014年2月4日に出願された米国特許出願第61/935,419号に関し、この米国特許出願を参照により引用し、その記載内容全体を本明細書の一部とする。
ステアリングコラム組立体の製造において、互いに組み立てを必要とする多くの組立部品(サブアセンブリ)又はコンポーネントが存在する場合が多い。適正な作動のため、組立部品又はコンポーネントの多くは、これらの使用が意図されている車両中への設置時に長手方向軸線回りに回転可能に構成されている。ステアリングコラム組立体の製造において、個々の組立部品又はコンポーネントが互いに適正に取り付けられることが重要である。これは、1種類又は2種類以上の圧着、かしめ又は他の塑性変形作業によって達成される場合が多く、これら作業によりスリーブ、管、ディスク又は他の何らかの全体として円筒形及び中空の物品がシャフト又は何らかの他の全体として円筒形のコンポーネント周りに連結され、その結果、連結状態の部品が長手方向分離に抵抗し、半径方向変位に抵抗し、又はこれら両方の抵抗を行うようになっている。組み立てラインの作業者が品質保証のための視覚的及び/又は手作業による検査を行うことが可能であるが、かかる検査は、作業者ごとの或る程度の主観性が入り込む余地を残したままであり、かかる検査により潜在的に一貫しない結果が生じる場合がある。
車両中へのステアリングコラム組立体(本明細書において用いられる「ステアリングコラム組立体」は、車両中に設置されるようになった最終のステアリングコラム組立体だけでなく、最終のステアリングコラム組立体中に組み込まれる組立部品をも想定している)の設置前にステアリングコラム組立体の検査について自動化方式が要望されている。ステアリングコラム組立体の検査について非接触方式(例えば、組立体のコンポーネント相互間の継手)が特に要望されており、検査を行う装置は、この非接触方式により、ステアリングコラム組立体が検査されている間ステアリングコラム組立体に接触しないで検査を行う。また、ステアリングコラム組立体についてステアリングコラム組立体の回転を見込んでいるが、ステアリングコラム組立体を潜在的に損傷させる仕方でのステアリングコラム組立体のコンポーネントとの接触を回避する方式が要望されている。また、或る特定の基準を満たさない組立体がかかる基準を満たしている組立体から区別されるようにするのを助けるために製造対象であると共に検査対象である在庫品を管理する必要がある。
以下の米国特許文献を本発明の教示に関連付けることができ、かかる米国特許文献としては、米国特許出願公開第2002/0101595号明細書及び同第2013/0170734号明細書並びに米国特許第5,162,659号明細書、同第5,267,381号明細書及び同第5,426,309号明細書が挙げられ、これらの米国特許文献の全てを全ての目的について参照により引用し、これらの記載内容を本明細書の一部とする。
米国特許出願公開第2002/0101595号明細書 米国特許出願公開第2013/0170734号明細書 米国特許第5,162,659号明細書 米国特許第5,267,381号明細書 米国特許第5,426,309号明細書
本発明の教示は、ステアリングコラム組立体の非接触検査についての単純ではあるが洗練された方式を利用し、かかる方式により、ステアリングコラム組立体は、その端領域のうちの一方又は両方のところで回転可能に支持されると共に長手方向軸線回りに回され、その結果、プロフィールデータを光学検出装置によって関心のある領域について収集することができ、そしてプロフィールデータを用いて関心のある特徴部の存在を確かめると共に/或いは関心のある特徴部が或る特定の既定の基準を満たしているかどうかを判定することができる。以下の内容から分かるように、本発明の教示は、一般に、ステアリングコラム組立体を検査する装置(及び関連方法)を想定しており、この装置は、ステアリングコラム組立体の一部分を受け入れてこれに係合するようになった長手方向軸線を備えるモータ駆動式駆動スリーブ及びステアリングコラム組立体のシャフトが関心のある特徴部についての1つ又は2つ以上の所定の値からの1つ又は2つ以上の偏差を識別するためのデータを収集するために回されている間にステアリングコラム組立体の関心のある特徴部を光学的に走査する少なくとも1つの光学走査装置(これは望ましくは、検査中、ステアリングコラム組立体から間隔を置いて配置される)を有する。
一観点では、本発明の教示は、一般に、長手方向軸線、第1の端、第1の端から第1の端からの長手方向軸線に沿って延びる第1の端部分(第1の端部分は、入れ子式シャフト組立部品又はそのコンポーネント、例えば関連のステアリングホイールインターフェースを有する外側ステアリングホイールインターフェースシャフト管を有するのが良い)、第2の端、及び第2の端を含むと共に/或いは第2の端から長手方向軸線に沿って第1の端に向かって延びる第2の端部分(第2の端部分は、スタブシャフトを有するのが良い)を含むステアリングコラム組立体を検査する装置に関する。この装置は、長手方向軸線を備えた少なくとも1つの支持構造体を有する。主軸台が少なくとも1つの支持構造体に取り付けられる(例えば、これに固定的に又は並進可能に取り付けられる)のが良く、この主軸台は、少なくとも1つのモータを有する。かくして、主軸台は、全体として少なくとも1つの支持構造体の長手方向軸線に沿って少なくとも1つの支持構造体に対して並進する(例えば、適当なモータ、例えばサーボモータによって駆動される直線アクチュエータを介して)ようになっているのが良い。主軸台は、長手方向に且つ/或いは横方向に、又は少なくとも1つの支持構造体の別の軸線に沿って並進することができても良い。長手方向軸線を備えた駆動スリーブが少なくとも1つのモータによって回転可能に主軸台内に支持されている。駆動スリーブは、ステアリングコラム組立体の第1の端部分を受け入れてこれに係合するようになっている内壁面を有する。
オプションとしての心押し台(これは、支持構造体又は別の支持構造体上に支持されるのが良い)がオプションとして、長手方向軸線を備えたローラピンを有するのが良い。ローラピンの長手方向軸線は、実質的に、駆動スリーブの長手方向軸線と並置される。ローラピンは、ステアリングコラム組立体の第2の端部分に係合すると共にシャフトの回転中、第2の端部分に当接してシャフトが少なくとも1つの支持構造体に対して懸架されるようにするよう構成された外面を有する。主軸台又は心押し台のうちの一方又はこれら両方は、これらを互いに結合し又はこれらを互いに遠ざけるために他方に対して並進可能に取り付けられるのが良い。
少なくとも1つの光学走査装置(これは、支持構造体、それ自体の支持構造体又はオプションとしての心押し台の支持構造体によって支持されるのが良い)も又設けられる。少なくとも1つの光学走査装置は、ステアリングコラム組立体のシャフトが例えば、ステアリングコラム組立体の関心のある特徴部(例えば、表面特徴部)についての所定の値からの1つ又は2つ以上の偏差を識別するためのデータを収集するために回されている間、ステアリングコラム組立体の関心のある特徴部の存否及び/又は関心のある特徴部(例えば、表面特徴部)の特性について走査するようになっている。この点に関し、少なくとも1つの光学走査装置は、ビームを放出するようになっており、少なくとも1つの光学走査装置は、このビームがステアリングコラム組立体の関心のある特徴部に照準合わせされるように差し向けられることが想定される。オプションとしての心押し台及びローラピンを有する装置の場合、この装置は、ステアリングコラム組立体のシャフトの第1の端部分を受け入れてこれに係合すると、主軸台がローラピンに向かって並進するよう主軸台が作動可能に構成されているようなものであり、その結果、ローラピンは、ステアリングコラム組立体の第2の端部分に係合すると共にステアリングコラム組立体は、これが少なくとも1つの光学走査装置によって走査されながら回されるようになる。
本発明の教示は又、ステアリングコラム組立体を検査する非接触方法を想定している。この検査は、ステアリングコラム組立体の製造後及び車両中への設置前に実施される。この方法は、ステアリングコラム組立体の一部分(例えば、第1の端部分)を駆動スリーブの内面に係合させるステップを採用するのが良い(例えば、ステアリングコラム組立体の一部分との点接触又は面接触が組立体の周囲に沿ってぐるりと一般に連続的に又は間欠的に行われるようになっている)。この一部分(例えば、第1の端部分)を駆動スリーブに係合させている間、この部分は、少なくとも1つの光学走査装置によって走査されながら回される(例えば、モータによって駆動されることによって)。少なくとも1つの光学走査装置によって得られたデータを基準ステアリングコラム組立体に関する1つ又は2つ以上の既知の且つ所定の値と比較するステップが採用される。例えば、この比較ステップでは、検査中のステアリングコラム組立体内の複数の関心のある特徴部の相対存在場所と確立された品質基準を満たすようあらかじめ定められているステアリングコラム組立体の走査から得られた対応の特徴部の相対的存在場所に関する既知の値と比較するのが良い。比較ステップに基づいて、検査したステアリングコラム組立体を承認するか不合格にするのが良く、適合ステアリングコラム組立体と非適合ステアリングコラム組立体を互いに区別するのが良い。
本発明の教示の方法は、一般に第2の端部分のところにウォームホイールを有するよう特別に設計されると共に意図されているステアリングコラム組立体の非接触検査のための本発明の教示の装置及びウォームホイールと第1の端との間の定位置に固定されたセンサスリーブを利用する。センサスリーブは、シャフトの溝中に入り込むクリンプ及びディンプルを備えたシャフトに取り付けられるのが良い。かくして、この方法は、以下の関心のある特徴部、即ち、ディンプル存在場所、ディンプル深さ、スプラインシャフト部分に設けられた溝に対するディンプル存在場所、センサスリーブ外観、センサスリーブ心振れ、センサスリーブの周辺圧着部外観、センサスリーブの圧着角度、センサスリーブ上の場所からスプラインシャフト部分上の肩までの距離、C字形リング溝の存在場所、ウォームホイール上の表面に対するC字形リング溝の距離、ウォームホイール表面に対するセンサスリーブの位置、センサスリーブ上の場所からウォームホイール表面までの距離、スプラインシャフト部分中の所定の場所に対するウォームホイールの存在場所、又は上記関心のある特徴部の任意の組み合わせのうちの1つ又は任意の組み合わせについてステアリングコラム組立体を検査するステップを含む。
本発明の教示は、多くの技術的利益を提供し、かかる技術的利益としては、組立体が既定の基準を満たしていることを確認するためにステアリングコラム組立体を首尾一貫して且つ再現可能に検査することができるということ、検査装置のハードウェアを改造する必要なく、多種多様なステアリング組立体を検査することができるということ、車両中への設置前に(例えば、製造又は保管場所で)ステアリングコラム組立体を検査することができるということ、追加のコストのかかる組み立てステップを実施する前に不適合ステアリングコラム組立体を識別し、それにより高価な組立体のスクラップ率の減少を助けることができるということ、又は上述の技術的利益の任意の組み合わせが挙げられる。
本発明の教示に従って検査可能な例示のステアリングコラム組立体の斜視図である。 図1Aの組立体の一部分の拡大側面図である。 第1のアンローディング済み位置にある本発明の教示による例示の装置の斜視図である。 第2のローディング済み位置にある本発明の教示による例示の装置の斜視図である。 ローディング済み位置にある図2Aの装置の拡大部分斜視図である。 ローディング済み位置にある図2Aの装置の拡大部分断面側面図である。 図2Aの装置の側面図である。 図2Aの装置の平面図である。 図2Aの装置の底面図である。 ステアリングコラム組立体に係合しているローラピンを更に示すための図2Aの装置の端領域の拡大部分透視図である。 図2Aの装置の断面側面図である。 例示のローラピンの側面図である。 本発明の教示の1つの例示の実施例による図2Aの装置のモータ駆動式回転端領域支持構造体及び駆動スリーブの断面側面図である。 図3Aの駆動スリーブの斜視図である。 図4A〜図4Dは、多種多様なシャフトを受け入れるための図3A及び図3Bの駆動スリーブの汎用性を説明する一連の断面側面図である。 図5A〜図5Dは、それぞれ図4A、図4B、図4C及び図4Dに対応した一連の斜視図である。 ハウジング内に納められた装置を有する本発明の教示による例示のシステムの図である。 本発明の教示に従って表示されたデータを示す図である。 図7A〜図7Cは、ローラピンがステアリングコラム組立体を持ち上げてこれを検査可能に懸架するためにどのように用いられるかを示す断面側面図である。
必要に応じて本発明の教示の詳細な実施形態を本明細書において開示するが、理解されるべきこととして、開示する実施形態は、種々の且つ代替的な形態で実施できる教示の例であるに過ぎない。図は、必ずしも縮尺通りには描かれておらず、幾つかの特徴は、詳細な又は特定のコンポーネントを示すために誇張され又は最小になっている場合がある。したがって、本明細書において開示する特定の構造的及び機能的詳細は、本発明を限定するものと解されるべきではなく、本発明を多様に用いるために当業者に教示を与えるための例示の基礎として解されるべきである。
一般に、以下の説明から理解されるように、本発明の教示は、検査対象のステアリングコラム組立体が意図した設計上の特徴部を有すると共に意図した設計上の基準を満たすことを確認するためのステアリングコラム組立体の車両設置前の品質検査に関する。ステアリングコラム組立体は、一般に、ステアリングコラム組立体が長手方向軸線及び入れ子式シャフト組立体を有するように意図した設計を有するよう想定されている。入れ子式シャフト組立体は、ステアリングホイールインターフェースを備えた第1の端を有する。パワーアシスト装置とインターフェースするウォームホイールが入れ子式シャフト組立体に接合されたスタブシャフト(これは、第2の端部分を備えると共にステアリングコラム組立体の第2の端を含む)に取り付けられている。スタブシャフトは、車両のラック・ピニョン組立体を作動させるための中間シャフトに適切に結合されるのが良い。センサスリーブが検出ハードウェアを包囲しており、このセンサスリーブは、入れ子式シャフト組立体に取り付けられている(例えば、周辺クリンプにより圧着されている)。センサスリーブに設けられていて入れ子式シャフト組立体の凹部に入り込むディンプルは、センサスリーブが回転に抵抗するのを助けるために用いられるのが良い。かくして、上述のことから分かるように、本発明の教示は、一般に、長手方向軸線、第1の端、第1の端から第1の端からの長手方向軸線に沿って延びる第1の端部分、第2の端、第2の端を含むと共に/或いは第2の端から長手方向軸線に沿って第1の端に向かって延びる第2の端部分を含むステアリングコラム組立体を検査する装置及び方法に関する。かくして、本発明の教示の一目的は、検査対象のステアリングコラム組立体が意図した設計上の特徴部、例えば全体的に上述した特徴部及び本明細書において特に取り組まれる特徴部を有するのを確認するのを助けることにある。
指示されるように、一観点では、本発明の教示は、一般に、長手方向軸線を備えた少なくとも1つの支持構造体を有する装置に関する。主軸台が少なくとも1つの支持構造体に取り付けられており(例えば、主軸台は、これに並進可能に取り付けられるのが良い)、この主軸台は、少なくとも1つのワークピース駆動モータを有する。このモータは、ステアリングコラム組立体の長手方向軸線回りに装置内にローディングされるステアリングコラム組立体を回転させるようになっているのが良い。主軸台は、モータ又はモータと関連した駆動機構体を収容したシュラウドを有するのが良い。シュラウドは、主軸台を実質的に包囲するのが良いが、互いに反対側の端に開口部を有するのが良い。このようにして、主軸台は、ステアリングコラム組立体の第1の端部分を受け入れることができ、又、主軸台は、ステアリングコラム組立体が検査を合格したかどうかを示す着色剤、染料、又は他の検出可能な塗料又は塗膜で第1の端を被覆することができるよう第1の端を露出させる。シュラウドは、支持構造体周りに延びるのが良い。シュラウドは、支持構造体と関連し、例えば支持構造体の下側に設けられた1つ又は2つ以上の長手方向に差し向けられている軌道に沿って並進するようになった1つ又は2つ以上の案内構造体を有するのが良い。このように、支持構造体に対する主軸台の移動を方向付けるのを助けることが可能であるのが良い。少なくとも1つのワークピース駆動モータは、主軸台と一体化されるのが良い。少なくとも1つのワークピース駆動モータは、主軸台から離れているのが良い(例えば、遠隔場所のところに位置するのが良い)。ベルトドライブによりモータを1つの場所に配置することができ(例えば、少なくとも1つの支持構造体の中心のところ又はその近くに)、主軸台は、少なくとも1つの支持構造体の端のところに配置される。もしそうでなければ、主軸台は、全体として少なくとも1つの支持構造体の長手方向軸線に沿って少なくとも1つの支持構造体に対して駆動されるようになっていても良い(例えば、適当なモータ、例えばサーボモータによって駆動される直線アクチュエータを介して)。本発明の教示に従って使用可能なモータは、サーボモータであるのが良い。一例を挙げると、本明細書に記載されるモータは、オムロン社から市販されているモータ(例えば、番号R88M-K0030LS2)の特性を有するのが良い。
長手方向軸線を備えた駆動スリーブが少なくとも1つのワークピース駆動モータによって回転可能に主軸台内に支持される。ワークピース駆動モータは、歯車、ローラ、又は駆動スリーブを包囲している対向した歯車又は駆動面と噛み合い又は違ったやり方で係合する他の何らかの駆動構造体を有するのが良い。かくして、ワークピース駆動モータは、駆動スリーブ内に支持されているステアリングコラム組立体をステアリングコラム組立体の長手方向軸線回りに回転させるよう回転するのが良い。ワークピース駆動モータは、駆動スリーブ内に支持されているステアリングコラム組立体をステアリングコラム組立体の長手方向軸線回りに回転させるために回転するのが良い。例えば、駆動スリーブは、適当な軸受によってその長さの一部分に沿って包囲されるのが良い。駆動スリーブは、全体として駆動スリーブを包囲すると共にワークピース駆動モータの出力シャフト又は中間遊び歯車と関連した歯車によって駆動される適当な歯車を有するのが良い。駆動スリーブ歯車、任意の出力シャフト歯車及び任意の遊び歯車は、共通平面内で且つ検査対象のステアリングコラム組立体の軸線と全体として平行な軸線回りに回転するようになっているのが良い。
駆動スリーブは、これが受け入れるステアリングコラム組立体の長手方向軸線と全体として平行である(又はこれと同軸である)長手方向軸線、第1の端及び第2の端を有する。第1の端のところには、開口部が設けられるのが良く、貫通通路が駆動スリーブの長さに沿って構成される。第2の端のところには、周辺フランジが設けられるのが良い。駆動スリーブは、ステアリングコラム組立体の第1の端部分を受け入れてこれに係合するようになった内壁面を有する。内壁面は、1つ又は複数の円筒形壁セグメント、1つ又は複数の切頭円錐形壁セグメント、若しくは複数の弧状壁セグメント、又はこれらの任意の組み合わせを有するのが良い。内壁面は、望ましくは、複数の壁セグメントを有し、各壁セグメントは、駆動スリーブの長さの少なくとも一部分に関して第2の端から第1の端に向かってサイズが次第に減少する断面領域(駆動スリーブの長手方向軸線に対して横方向に取られる)を有する。1つ又は2つ以上の肩が連続して位置する壁セグメントの交差部のところに構成されるのが良い。かかる内壁構造体を設けた結果として、駆動スリーブは、各々が形状の異なると共に/或いは寸法の異なる第1の端部分を有する多種多様なステアリングコラム組立体の第1の端部分を受け入れることができる。肩により、かかるステアリングコラム組立体は、第1の端部分に沿う場所で駆動スリーブに係合することができる。駆動スリーブは、連続した内壁面を有するのが良い。駆動スリーブは、間欠的な壁面を有しても良い。駆動スリーブは、ステアリングコラム組立体の端部分を掴む複数のジョーを有しても良い。
駆動スリーブは、この中に支持されているステアリングコラム組立体の第1の端部分の材料よりも軟質の材料で作られるのが良く、その結果、ローディング及び検査中、ステアリングコラム組立体に対する損傷が回避されるようになっている。駆動スリーブは、表面模様を有するのが良く、十分に低い摩擦係数を有する材料で作られるのが良く、又はこれら両方であるのが良く、その結果、駆動スリーブがワークピース駆動モータによって回転可能に駆動されると、検査対象のステアリングコラム組立体の第1の端部分は、駆動スリーブと係合したままであるようになっている。例えば、駆動スリーブは、ポリマー材料(例えば、エラストマー材料)であるのが良い。駆動スリーブは、第1の端部分のテーパ付き部分の周囲に係合するのが良い。例えば、駆動スリーブは、ステアリングコラム組立体の外側管(例えば、入れ子式ステアリングコラム組立体の外側の管)のテーパ付きの壁に係合するのが良い。
オプションとしての心押し台が用いられるのが良く(この心押し台は、支持構造体又は別の支持構造体上に支持されるのが良い)、この心押し台は、長手方向軸線を備えた適当なローラピン、例えばアイドラピンを支持するのが良い。ローラピンは、回転可能に支持されるのが良い(例えば、ローラピンを包囲すると共に心押し台内の定位置に固定される適当な軸受、例えばころ軸受によって)。オプションとしての心押し台は、その支持構造体上の定位置に固定されても良く、或いは、オプションとしての心押し台は、装置に沿って長手方向に並進可能であっても良い。かくして、主軸台と心押し台は、互いに対して並進可能であるのが良い。ローラピンの長手方向軸線は、駆動スリーブの長手方向軸線と実質的に並置されている。ローラピンは、ステアリングコラム組立体の第2の端部分に係合すると共にシャフトの回転中、ステアリングコラム組立体の第2の端に当接してシャフトが少なくとも1つの支持構造体に対して懸架されるようにするよう構成された外面を有する。ローラピンは、検査対象のステアリングコラム組立体の第2の端に係合する自由端を有するのが良い。ローラピンは、これがステアリングコラム組立体の第2の端の凹部中に入り込むことができるよう寸法決めされているのが良い。例えば、ローラピンは、その長手方向軸線回りに回転可能に支持されるのが良い(例えば、ローラピンは、主軸台と関連した適当な軸受、例えば支承ブロックによって支持された少なくとも1つの丸形軸受によって支持可能に担持されるのが良い)。ローラピンは、丸形であり又は少なくとも部分的に円錐形である自由端部を有するのが良い(例えば、ローラピンは、平べったい部分及び円錐形部分を有しても良い)。かくして、ローラピンは、テーパ付き壁部分を有するのが良い。ローラピンの先端部内にはボールが設けられるのが良い。
ワークピース端支持プラットホームが主軸台の隣りに又はその一部として設けられるのが良い。ワークピース端支持プラットホームは、主軸台と同一の支持構造体によって又はこれとは異なる支持構造体によって支持されるのが良い。ワークピース端支持プラットホームは、上面を有するのが良く、この上面は、ステアリングコラム組立体を当初装置上で検査可能に配置されたときにステアリングコラム組立体の第2の端部分を支持するようになった凹状窪み、V字形窪み又は他の何らかの窪みを有する。上面は、ローラピンの長手方向軸線に対してオフセットした位置のところに配置されるのが良い。上面は、ステアリングコラム組立体の第2の端部分が当初上面上に配置されると共に第1の端部分が駆動スリーブと係合状態になると、ステアリングコラム組立体の長手方向軸線が当初、駆動スリーブの長手方向軸線に対して約1°〜約20°、より好ましくは約2°〜約10°の角度をなすような位置のところに配置されるのが良い。本明細書において説明する主軸台を含む実施形態の場合、主軸台及び/又は心押し台が互いに対して並進されると、ステアリングコラム組立体の第2の端は、ローラピンに接触し、そしてローラピンが第2の端の凹部内に配置された状態になるまでローラピンに当接する。その結果、第2の端は、ワークピース端支持プラットホームの上面から持ち上げられた状態になる。
少なくとも1つの光学走査装置(これは、支持構造体、それ自体の支持構造体、又は主軸台の支持構造体によって支持されるのが良い)も又設けられる。少なくとも1つの光学走査装置は、ステアリングコラム組立体のシャフトがステアリングコラム組立体の関心のある特徴部(例えば、表面特徴部)についての所定の値からの1つ又は2つ以上の偏差を識別するためのデータを収集するために回されている間、ステアリングコラム組立体の関心のある特徴部(例えば、表面特徴部)を走査するようになっている。この点に関し、少なくとも1つの光学走査装置は、ビームを放出するようになっており、少なくとも1つの光学走査装置は、このビームがステアリングコラム組立体の関心のある特徴部に照準合わせされるように差し向けられることが想定される。この装置は、ステアリングコラム組立体のシャフトの第1の端部分を受け入れてこれに係合すると、主軸台がローラピンに向かって並進するよう主軸台が作動可能に構成されているようなものであり、その結果、ローラピンは、ステアリングコラム組立体の第2の端部分に係合すると共にステアリングコラム組立体は、これが少なくとも1つの光学走査装置によって走査されながら回されるようになる。
少なくとも1つの光学走査装置は、適当なインライン型プロフィール測定装置であるのが良い。少なくとも1つの光学走査装置は、全体として拡散したビームを放出するようになっているのが良い光ビームエミッタ(例えば、レーザビームエミッタ)を有するのが良い(例えば、このビームは、これがステアリングコラム組立体から反射する場所のところに直線セグメント(例えば、青色直線セグメント)が見えるように放出されるのが良い)。例えば、少なくとも1つの光学走査装置は、青色レーザビームエミッタを含むのが良い(即ち、青色レーザビームエミッタは、約360〜約480nm(例えば、約405nm)の波長で青色光を放出する)。少なくとも1つの光学走査装置は、光ビームエミッタに対して位置決めされていて検査対象のステアリングコラム組立体の表面からの反射光を検出する適当な検出器を有するのが良い。この検出器は、ソリッドステート検出器、例えば相補形金属酸化膜半導体検出器を含むのが良い。少なくとも1つの光学走査装置は、エミッタ源からのビームを集束させる1つ又は2つ以上のレンズ(例えば、少なくとも1つの円柱レンズ)及び/又はステアリングコラム組立部品から反射した光の少なくとも一部分を受け取る2次元レンズデバイス(例えば、種々の角度から単一点に入射した光を集中させることができる1つ又は複数のレンズを含むのが良いレンズデバイス、例えばエルノスター(Ernostar)レンズ)。少なくとも1つの光学走査装置は、検出器からデータを収集してかかるデータを適当なディスプレイ装置に出力するようになった適当なプロセッサを有するのが良い。プロセッサ(又は別のプロセッサ)は、ステアリングコラム組立体の検査から収集されたデータと所定の値(例えば、比較を行うプロセッサと関連したメモリ内に記憶されている値)又は既知の基準ステアリングコラム組立体に関する他のデータの比較を実施するよう適切にプログラムされているのが良い。プロセッサは、ステアリングコラム組立体の検査結果を出力するよう適切にプログラムされているのが良い。この点に関し、プロセッサは、可聴警報、視覚的警報、又はこれら両方が、ステアリングコラム組立体が検査に合格したか又は不合格になったかを知らせるようにするよう適切にプログラムされているのが良い。プロセッサは、かかる特徴部に関する所定の基準を満たさない関心のある1つ又は2つ以上の特徴部を識別するよう適切にプログラムされているのが良い。市販の光学走査装置の一例は、米国所在のキーエンス・コーポレーション(Keyence Corporation)から入手できるモデル番号LJ-V7080である。走査装置は、光に代えて又は光に加えて、他の源、例えば電磁線、音、又は他形式の波を含むのが良く且つ/或いは検出することができるのが良い。
オプションとして、本発明の教示の装置は、中間ワークピース支持プラットホームを更に有するのが良い。中間ワークピース支持プラットホームは、この上に配置されているステアリングコラム組立体を昇降させるように作動可能な支持面を有するのが良い。例えば、中間ワークピース支持プラットホームは、昇降されるようになっているのが良い(例えば、空気圧の作用により、上面を支持した1つ又は2つ以上の空気シリンダにより、電気モータにより、或いはその他の手段により)。中間ワークピース支持プラットホームは、上面を有するのが良く、この上面は、ステアリングコラム組立体の中間部分(例えば、第1の端と第2の端との間に位置する)を支持するようになった凹状窪み、V字形窪み又は他の何らかの窪みを有し、その結果、ステアリングコラム組立体の第1の端を駆動スリーブと全体として対向した関係に至らせることができるようになっている(例えば、これらのそれぞれの長手方向軸線は、全体として位置合わせされる)。例えば、中間ワークピース支持プラットホームは、第1の高さのところでステアリングコラム組立体を受け入れるのが良い。次に、中間ワークピース支持プラットホームを作動させてステアリングコラム組立体を第2の高さまで上げるのが良く、その結果、ステアリングコラム組立体の長手方向軸線は、駆動スリーブの長手方向軸線と全体として対向するようになる。しかる後、ステアリングコラム組立体の第1の端と駆動スリーブの係合時、中間ワークピース支持プラットホームを下降させてこの中間ワークピース支持プラットホームが最早ステアリングコラム組立体を支持することがないようになる。
本発明の教示の装置は、オプションとして、検査されたステアリングコラム組立体の表面上に検査結果に基づいて視覚標識をマーク付けするようになった適当なマーク付け装置を更に有するのが良い。例えば、ステアリングコラム組立体が検査で不合格になった場合、マーク付け装置を作動させてステアリングコラム組立体にマーク付けするのが良い。変形例として、ステアリングコラム組立体が検査に合格した場合、マーク付け装置を作動させてステアリングコラム組立体をマーク付けするのが良い。マーク付け装置は、ステアリングコラム組立体が本発明の教示の装置上に位置決めされている間にステアリングコラム組立体の方へ照準合わせされる液体塗料(例えば、染料、着色剤、又は他の何らかの塗料)の源と流体連通状態にあるスプレーノズルを有する塗料スプレー装置を含むのが良い。例えば、スプレーノズルを駆動スリーブの開口した第1の端に対して対向した関係に支持するための適当なブラケットが主軸台に取り付けられるのが良い。
本装置は、ハウジングを含む組立体の一部であっても良い。ハウジングは、実質的に包囲されたハウジングであるのが良い。装置、ハウジング、又はこれら両方は、検査からの視覚的結果をオペレータに提供する関連のディスプレイ装置を有するのが良い。オペレータが機械の作動を制御することができるようにするための1つ又は2つ以上の適当な入力装置が設けられるのが良い。検査に合格し又は検査で不合格になったステアリング組立体の収集のための1つ又は2つ以上のビンが設けられるのが良い。収集ビン装置と関連した1つ又は2つ以上のロードセルが設けられるのが良く、かかる1つ又は2つ以上のロードセルは、ステアリングコラム組立体が検査に合格したか又は検査で不合格になったかどうかを識別するプロセッサと電子信号連絡関係をなしている。このように、ロードセルは、検査に合格し又は検査で不合格になったステアリングコラム組立体が適正な収集ビン内に納められるようにすることができる。オペレータが不合格になった組立体を合格した組立体から分離するために検査後のステアリングコラム組立体を適正に区別するようにするために他の適当なハードウェアが設けられるのが良い。本装置は、塗料がステアリングコラム組立体に塗布されたかどうかを光学的に分析する装置を有するのが良い。
上述のことから理解できるように、本発明の教示の装置の使用は、ステアリングコラム組立体を装置上に支持可能に配置してステアリングコラム組立体の第1の端部分が駆動スリーブと係合状態になることができるようにする一般的なステップを含むのが良い。駆動スリーブをステアリングコラム組立体の第1の端部分に向かって前進させ(例えば、主軸台を駆動することによって)、ついには、ステアリングコラム組立体の第1の端部分が駆動スリーブと係合状態になるようにするステップが実施されるのが良い。オプションとして、駆動スリーブを前進させて(例えば、主軸台を長手方向に並進させることにより)、ついには、存在している場合のあるステアリングコラム組立体の任意の入れ子式伸長をなくすようにする。駆動スリーブも又前進させて(例えば、主軸台を長手方向に並進させることによって)、ステアリングコラム組立体の第2の端が心押し台のローラピンに接触するようにするのが良い。ローラピンに接触すると、第2の端に当接することによって第2の端を持ち上げ、ついには、ローラピンがステアリングコラム組立体の第2の端内に形成されている凹部内に嵌まり込み状態になるようにするステップが実施されるのが良い。しかる後、ステアリングコラム組立体をその長手方向軸線回りに回転させるステップが例えば駆動スリーブをその長手方向軸線回りに回転可能に駆動することによって実施されるのが良い。ステアリングコラム組立体をその長手方向軸線回りに回転させている間、関心のある表面特徴部を光学的に分析する。例えば、関心のある特徴部(例えば、関心のある表面特徴部)を光学的に走査するステップを実施するのが良い。光学的走査では、ディンプル存在場所、ディンプル深さ、スプラインシャフト部分に設けられた溝に対するディンプル存在場所、センサスリーブ外観、センサスリーブ心振れ、センサスリーブの周辺圧着部外観、センサスリーブの圧着角度、センサスリーブ上の場所からスプラインシャフト部分上の肩までの距離、C字形リング溝の存在場所、ウォームホイール上の表面に対するC字形リング溝の距離、ウォームホイール表面に対するセンサスリーブの位置、センサスリーブ上の場所からウォームホイール表面までの距離、スプラインシャフト部分中の所定の場所に対するウォームホイールの存在場所、又は上記関心のある特徴部の任意の組み合わせから選択された関心のある特徴部を分析するのが良い。
走査から得られたデータを既知の基準値と比較するステップが実施されるのが良い。例えば、所定且つ所望の品質基準を満たすステアリングコラム組立体を走査するステップが実施されるのが良い。かかる走査から得られたデータを記憶して比較ステップで用いるのが良い。比較ステップに対する一方式では、寸法の測定値を顧慮しないで、関心のある表面特徴部の相対位置を相対位置に関する所定の値と比較する。検査結果に基づいて、検査に合格したステアリングコラム組立体を検査で不合格になったステアリングコラム組立体から区別する1つ又は2つ以上のステップが実施されるのが良い。区別は、1つ又は2つ以上のステアリングコラム組立体を収集ビン内に納めるステップを含むのが良い。塗料を検査に合格し又は検査で不合格になったステアリングコラム組立体に塗布する1つ又は2つ以上のステップが実施されるのが良い。車両内へのステアリングコラム組立体の設置に先立ってステアリングコラム組立体に塗料が塗布されているかどうかを分析する(例えば、光学的に)1つ又は2つ以上のステップが実施されるのが良い。
特定の例示のステアリングコラム組立体を参照して本明細書に記載されている本発明の教示を説明する。一般に、かかる例示のステアリングコラム組立体は、長手方向軸線、ステアリングホイール(舵取りハンドル)に取り付けられるようになった第1の端、第1の端に隣接すると共に長手方向軸線に沿って部分的に延びる第1の端部分、第2の端(この第2の端には凹部が形成されているのが良く、この第2の端からは突出部が延びているのが良く、又はこれら両方が設けられているのが良い)及び第2の端部分を含むのが良い。第1の端部分のところには、少なくとも1つの入れ子式シャフト組立部品、例えばステアリングホイールインターフェース(ステアリングコラム組立体の端のところに位置する)を有すると共に適当なチューブ・イン・チューブ(tube in tube)表面構造を有するのが良い外側ステアリングホイールインターフェースシャフト管が設けられるのが良い。入れ子式シャフト組立部品は、互いに対して摺動可能な全体として滑らかな対向した表面を有する2本又は3本以上の管を含むのが良い。例えば、入れ子式シャフト組立部品は、チューブ・イン・チューブ構造を有するのが良く、かかる構造により、外側の管の内壁に設けられている複数の長手方向に延びるリブが外側の長手方向スプライン表面を備えた内側スプライン付きシャフトに摺動的に係合する。前方フィース及び後方フェースを備えたウォームホイールが第2の端部分に取り付けられるのが良い。第2の端部分は、ウォームホイールスタブシャフトを有するのが良く、このウォームホイールスタブシャフトは、スナップリングを受け入れるようになった1つ又は2つ以上の溝を有するのが良い。スタブシャフトは、一端が適当なカップリングによって中間シャフト(この中間シャフトは、ステアリングラック・ピニョン組立体に結合されるのが良い)に結合されるのが良い。スタブシャフトは、その対向した端から内側シャフト(例えば、内側のスプライン付きシャフト)に結合されるのが良い。例えば、スタブシャフトは、トーションバーによって結合されるのが良く、トーションバーは、その端のうちの一方が内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)の端部分内に設けられると共にその他方の端がスタブシャフトに取り付けられる。
適当なセンサスリーブがウォームホイールに隣接した状態で内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)上に支持されるのが良い。センサスリーブは、内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)に対するウォームホイールスタブシャフトのトルクを検出する(例えば、インピーダンス検出により、インダクタンス検出により(例えば、米国特許第7,814,803号明細書に教示されているように、なお、この米国特許を参照により引用し、その記載内容を本明細書の一部とする)、磁気検出により(例えば、米国特許第8,102,138号明細書に教示されているように、なお、この米国特許を参照により引用し、その記載内容全体を本明細書の一部とする)又はその他の検出法により)ようになったセンサ組立体の一部であるのが良い。このように、車両オペレータが舵取り操作を完了するのを助けるためにパワーアシスト装置(例えば、パワーアシストモータ)が追加の力をウォームホイールスタブシャフトに供給するために1つ又は2つ以上の所定のねじり条件が満たされた時点を検出することが可能であるのが良い。例えば、センサスリーブは、第1の端及び第2の端を有するのが良く、第2の端は、ウォームホイールの後方フェース上に形成された肩に実質的に隣接している。センサスリーブの周りには円周方向に複数の窓が設けられるのが良い。センサスリーブは、検出関係をなしてスタブシャフトと関連した1つ又は2つ以上の物体を全体として包囲するのが良く、その結果、スリーブを1つ又は2つ以上の物体に対して回転させる内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)のねじり運動が存在すると共にウォームホイールスタブシャフトによる対応のねじり応答が存在しない場合、内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)により生じたトルクが検出され、パワーアシスト装置が作動されるようになっている。
センサ組立体の作動のためにコンポーネントの適正な位置合わせの保証を助けるため、センサスリーブの第1の端は、その一部分を内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)上に維持するための適当なクリンプを有するのが良い。例えば、センサスリーブの第1の端は、スリーブの第1の端の周囲の実質的に全体にわたって延びて内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)の外面に係合する周辺クリンプを有するのが良く、その結果、スリーブは、内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)に対する長手方向運動に抵抗するようになる。クリンプは、長手方向軸線に対してある角度(αc、図1Bを参照)を有するのが良い。例えば、クリンプは、約10°から約30°までの範囲、例えば約14°から約22°までの範囲にある角度を有するのが良い。センサスリーブは又、内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)に対するセンサスリーブのねじり運動に抵抗するのを助けるためにディンプル又は他の塑性変形部により内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)に対して固定されるのが良い。ディンプル又は他の塑性変形部は、スリーブの外面に対して深さを有するのが良い。例えば、ディンプルは、約0.2mmから約0.8mmまでの範囲(例えば、約0.4mmから約0.6mmまでの範囲)にわたる深さを有するのが良い。ディンプルは、内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)上に形成された対向した凹部(例えば、長手方向溝)内に入り込むのが良い。
理解されるように、他のコンポーネント、例えば歯車箱、電気パワーアシストモータ、ウォームホイールハウジングユニット、1つ又は2つ以上の制御ユニット、1つ又は2つ以上の車両取り付けブラケット、1つ又は2つ以上の軸受等がステアリングコラム組立体の一部をなすのが良い。本発明の教示に従って構成されるのが良い組立体の一例が米国特許第8,102,138号明細書に提供されているが、これは本発明を限定するものではなく、この米国特許をあらゆる目的について参照により引用し、その記載内容を本明細書の一部とする。
本明細書に記載された本発明の教示に従って、本発明の教示の装置をクリンプ(例えば、存在場所について、周辺連続性について、角度について又はこれらの任意の組み合わせについて)検査するステップ、ディンプル(例えば、存在場所、深さ、又はこれら両方について)検査するステップ、ステアリングコラム組立体の1つ又は2つ以上の他のコンポーネントに対するウォームホイール位置を検査するステップ、表面欠陥があるかどうかについてセンサスリーブを検査するステップ、ウォームホイールのフェースとステアリングコラム組立体の内側シャフト(例えば、内側スプライン付きシャフト)上の後側肩の相対位置を検査するステップ、ウォームホイールとステアリングコラム組立体のウォームホイールスタブシャフトとのインターフェースを検査するステップ(例えば、回転アンバランスが回避されるようにするのを助けるため)、又はこれらの任意の組み合わせという1つ又は2つ以上のステップで採用される。しかしながら、認識されるべきこととして、本発明の教示は、かかる組立体に限定されるものではない。本明細書において説明する装置及び方法の使用は、他のステアリングコラム組立体についても想定される。
これ又理解されるように、第1のステアリングホイールインターフェースを備えた特定の例示のステアリングコラム組立体を参照することによって本明細書に記載される本発明の教示を説明するが、本発明の教示の装置のコンポーネントは、各々が異なるステアリングホイールインターフェースを備えた或る範囲の互いに異なるステアリングコラム組立体にわたって本質的に汎用的に利用するためにこの装置を適したものにしている。例えば、本発明の教示により、長さ、直径、管及び/又はシャフトの幾何学的形状又はその他において互いに対して異なる場合のある種々のステアリングホイールインターフェースのために装置を用いることが可能である。
一般に、本明細書に記載された本発明の教示は、ステアリングコラム組立体の非接触検査方法を想定している。本方法は、ステアリングコラム組立体の第1の端部分を駆動スリーブ内に嵌め込むステップを含むのが良い。本方法は、ステアリングコラム組立体を並進させてこの組立体の第2の端がローラピンに当接してこの第2の端部をローラピンの長手方向軸線と軸方向整列関係にするステップを採用するのが良く、このステップは、ステアリングコラム組立体の第2の端を第1の位置から第2の位置に持ち上げ又は違ったやり方で横方向に並進させるステップを含むのが良い。本方法は、ステアリングコラム組立体をこの組立体の第1の端と第2の端との中間に位置する場所で第1の位置から第2の位置に持ち上げ又は違ったやり方で横方向に並進させるステップを含むのが良い。本方法は、ステアリングコラム組立体を走査しながらステアリングコラム組立体を回転させるステップを含むのが良い。
回転ステップ中、関心のある領域の周囲に関するデータを連続的に得るのが良く、関心のある領域の周囲に関するデータを間欠的に得るのが良く、又はこれら両方を行うのが良い。例えば、ステアリングコラム組立体のその長手方向軸線回りの各回転について所定の間隔で複数回の走査(例えば、5回以上、10回以上、20回以上、30回以上、40回以上、360回以下、180回以下、90回以下、又はその他の回数)を行うのが良い。検査を行うために長手方向軸線回りの1回の又は複数回の回転を行うのが良い。
かかるステップでは、走査から関心のある特徴部に関するデータを収集し、そしてかかるデータを所定の基準データと比較するのが良い。例えば、所定の品質基準を満たすために知られている関心のある特徴部を有する部品を走査することによって所定の基準データを得るのが良い。かかるデータをメモリに記憶させ、そして比較ステップを実施する際に使用のために呼び出すのが良い。基準データは、2つ又は3つ以上の表面特徴部の相対位置、1つ又は2つ以上の表面特徴部と関連した1つ又は2つ以上の寸法、1つ又は2つ以上の表面特徴部に関する表面トポグラフィ、又はこれらの任意の組み合わせを含むことが可能である。一方式では、比較ステップにおいて、2つ又は3つ以上の表面特徴部の相対位置だけを互いに比較し、例えば、既知の基準部分の2つ又は3つ以上の表面特徴部の相対位置と検査対象の組立体の2つ又は3つ以上の表面特徴部の相対位置を比較することが想定される。すなわち、特徴部に関する定量的データをなんら顧慮しないで表面特徴部の定量的比較を行う。光学的に検出可能な塗料(例えば、ペイント、染料、又はその他)をステアリングコラム組立体に塗布してこの組立体が検査を合格したかどうかを示すステップが実施されるのが良い。
本方法は、検査対象のステアリングコラム組立体が或る特定の基準を満たさなかった場合に警報信号(例えば、可聴及び/又は視覚信号)を出し、或いは、変形例として、ステアリングコラムが或る特定の基準を満たしている場合に警報信号(例えば、可聴及び/又は視覚信号)を出すステップを含むのが良い。例えば、光学的に検出可能な塗料が塗布された場合光学的に分析する(例えば、自動光学走査装置を用いて)ステップ及び、しかる後に光学的分析ステップの結果に基づいて警報信号を出すステップが実施されるのが良い。
警報信号の存否に基づき、オペレータは、ステアリングコラム組立体を収集ビン内に納めるのが良い。例えば、検査を合格したステアリングコラム組立体のための収集ビン、検査で不合格になったステアリングコラム組立体のための収集ビン、又はこれら両方の収集ビンが設けられるのが良い。オペレータがステアリングコラム組立体を支持されたように収集ビン内に納めたかどうかを検出する(例えば、ロードセンサ、動作センサ、又はその他を用いて)ステップが実施されるのが良い。
例えば本発明の教示の装置の作動を制御する1つ又は2つ以上の他のステップが実施されるのが良い。例えば、権限のあるオペレータだけが装置を用いるようにするために採用される1つ又は2つ以上のセキュリティステップが実施されるのが良い。例えば、オペレータの指紋に関するデータを検出してこれをメモリに記憶されている権限のあるオペレータの指紋に関するデータと比較するステップが実施されるのが良い。
次に図1A、図1B、図4A、図4D、図5A及び図5Dを参照すると、検査を本発明の教示に従って実施することができる例示のステアリングコラム組立体10が示されている。一般に、この組立体10は、長手方向軸線(LA)、ステアリングホイール(図示せず)に取り付けられるようになった第1の端12、第1の端に隣接すると共に長手方向軸線に沿って部分的に延びる第1の端部分14、第2の端16及び第2の端部分18を含む。第1の端部分14のところには少なくとも1つの入れ子式シャフト組立部品20、例えば関連のステアリングホイールインターフェース24を有すると共に内側シャフト26(外側長手方向スプライン表面28及び前方端部分30を備えた内側スプライン付きシャフトとして示されている)に摺動可能に係合する内壁上の複数の長手方向に延びるリブを有する外側のステアリングホイールインターフェースシャフト管22が設けられるのが良い。前方フェース34及び後方フェース36を備えたウォームホイール32が第2の端部分18に取り付けられているのが良い。第2の端部分は、ウォームホイールスタブシャフト38を有し、ウォームホイールスタブシャフト38は、スナップリングを受け入れるようになった1つ又は2つ以上の溝40を有するのが良い。スタブシャフト38は、適当なカップリング(図示せず)によってスタブシャフト前方端部分42の近くで中間シャフトに結合されるのが良い。スタブシャフト38は、その反対側の端44から内側スプライン付きシャフトに結合されるのが良く(例えば、図4Aに示されているようにトーションバー46により)、内側スプライン付きシャフトは、その端のうちの一方が全体として内側シャフト26の前方端部分内に設けられると共にその他方の端がスタブシャフトに取り付けられている。
適当なセンサスリーブ48がウォームホイール32に隣接した状態で内側シャフト26上に支持されている。センサスリーブ48は、第1の端50及び第2の端52を有し、第2の端52は、ウォームホイール32に近接してスタブシャフト上に形成された肩54(図4A及び図5Aに示されている)に実質的に隣接している。センサスリーブ48は、このスリーブの周りに円周方向に設けられた複数の窓56を有している。センサスリーブの第1の端50のところには、クリンプ58が設けられている。クリンプは、角度αcを有するのが良い。クリンプは、幅lcを有するのが良い。ディンプル60も又センサスリーブに形成されており、このディンプルは、内側シャフト26の溝62内に入り込む。センサスリーブは、全体として、検出関係をなしてスタブシャフトと関連した1つ又は2つ以上の物体(図示せず)を包囲するのが良く、その結果、スリーブを1つ又は2つ以上の物体に対して回転させる内側シャフトのねじり運動が生じるがウォームホイールスタブシャフトによる対応のねじり応答がない場合、内側スプライン付きシャフトにより生じるトルクが検出され、パワーアシスト装置が作動される。
ステアリングコラム組立体の第2の端16のところには凹部64が設けられるのが良く、この凹部は、望ましくは、第2の端の中心に設けられる。
本明細書に記載される本発明の教示は、クリンプ58、ディンプル60、溝62という特徴部の1つ又は任意の組み合わせ、組立体10の特徴部のうちの1つ又は2つ以上の相対位置の検出を想定している。例えば、走査は、ディンプル存在場所、ディンプル深さ、スプラインシャフト部分に設けられた溝に対するディンプル存在場所、センサスリーブ外観、センサスリーブ心振れ、センサスリーブの周辺圧着部外観、センサスリーブの圧着角度、センサスリーブ上の場所からスプラインシャフト部分上の肩までの距離、C字形リング溝の存在場所、ウォームホイール上の表面に対するC字形リング溝の距離、ウォームホイール表面に対するセンサスリーブの位置、センサスリーブ上の場所からウォームホイール表面までの距離、スプラインシャフト部分中の所定の場所に対するウォームホイールの存在場所、又は上記関心のある特徴部の任意の組み合わせ(これらには限定されない)を分析するよう実施されるのが良い。
図2A〜図2Gを参照すると、例示のステアリングコラム組立体、例えば組立体10が本発明の教示の装置110を用いてどのように検査されるかが理解される。
装置110は、長手方向軸線(LA2)を備えた少なくとも1つの支持構造体112を有する。主軸台又はヘッドストック114が少なくとも1つの支持構造体112に並進可能に取り付けられており、この主軸台は、少なくとも1つのワークピース駆動モータ114aを有する。モータは、装置内にローディングされたステアリングコラム組立体をステアリングコラム組立体の長手方向軸線回りに回転させるようになっている。主軸台114は、シュラウド116を有する。シュラウドは、主軸台114を実質的に包囲するのが良いが、反対側の端に開口部118を有するのが良い。このように、主軸台は、ステアリングコラム組立体10の第1の端部分14を受け入れることができ、又、主軸台は、ステアリングコラム組立体が検査を合格したかどうかを示す着色剤、染料、又は他の検出可能な塗料又は塗膜で第1の端を被覆することができるよう第1の端を露出させる。シュラウドは、支持構造体の下側に設けられた1つ又は2つ以上の長手方向に差し向けられている軌道122に沿って並進するようになった案内構造体120を有するよう構成されている。主軸台は、これとは違った仕方で、適当なモータ126によって駆動される直線アクチュエータ124を介して少なくとも1つの支持構造体に対して駆動されるようになっていても良く、モータ126は、支持構造体112の下側に取り付けられるのが良い。
長手方向軸線(LA3)を備えた駆動スリーブ128がワークピース駆動モータ114aによって回転可能に主軸台114内に支持されている。ワークピース駆動モータ114aは、駆動スリーブ128(これ自体は、適当な軸受によって支持されるのが良い)を包囲している対向した駆動機構体116b(例えば、歯車又はローラ)に作動的に係合した出力駆動機構体116a(例えば、歯車又はローラを支持したシャフト)を有するものとして図示されている。かくして、ワークピース駆動モータは、駆動スリーブ内に支持されているステアリングコラム組立体をステアリングコラム組立体の長手方向軸線回りに回転させるよう回転するのが良い。例えば、駆動スリーブは、適当な軸受によってその長さの一部分に沿って包囲されるのが良い。駆動スリーブは、全体として駆動スリーブを包囲すると共にワークピース駆動モータの出力シャフト又は中間遊び歯車116bと関連した歯車によって駆動される適当な歯車128aを有するのが良い。
駆動スリーブの長手方向軸線は、これが受け入れるステアリングコラム組立体の長手方向軸線、第1の端及び第2の端と全体として平行である(又はこれと同軸である)。図3Aで分かるように、駆動スリーブ128の第1の端のところには、開口部130が設けられ、貫通通路が駆動スリーブの長さに沿って構成される。第2の端132のところには、周辺フランジ134が設けられるのが良い。駆動スリーブは、ステアリングコラム組立体の第1の端部分を受け入れてこれに係合するようになった内壁面を有する。内壁面は、円筒形壁セグメント136及び切頭円錐形壁セグメント138を有するよう図示されている。これらセグメントは、駆動スリーブの長さの少なくとも一部分にわたってサイズが第2の端から第1の端に向かって次第に減少している。1つ又は2つ以上の肩140が連続して位置する壁セグメントの交差部のところに構成されるのが良い。かかる内壁構造体を設けた結果として、駆動スリーブは、各々が形状の異なると共に/或いは寸法の異なる第1の端部分を有する多種多様なステアリングコラム組立体の第1の端部分を受け入れることができる。これは、一例として、本明細書において説明する図4A〜図4D及び図5A〜図5Dの図で分かる。肩により、かかるステアリングコラム組立体は、第1の端部分に沿う場所で駆動スリーブに係合することができる。例えば、肩がステアリングコラム組立体の外側管(例えば、入れ子式ステアリングコラム組立体の外側管)のテーパ付き壁に係合するのが良い。
心押し台142(これは、支持構造体上又は別の支持構造体上に支持されるのが良い)が長手方向軸線(LA4)を備えた適当なローラピン144、例えばアイドラピンを支持している。ローラピンの長手方向軸線は、駆動スリーブの長手方向軸線(LA3)と実質的に並置されている。ローラピンは、ステアリングコラム組立体の第2の端部分に係合すると共にシャフトの回転中、ステアリングコラム組立体の第2の端に当接してシャフトが少なくとも1つの支持構造体に対して懸架されるようにするよう構成された外面を有する。ローラピンは、検査対象のステアリングコラム組立体の第2の端に係合する自由端146を有するのが良い。
図2H、図2J及び図7A〜図7Cに示されているように、ローラピンの自由端146は、これがステアリングコラム組立体の第2の端16のところで凹部64中に入り込むことができるような寸法及び/又は形状になっているのが良い。例えば、自由端146が丸形先端部(図7A〜図7Cに示されている)又は円錐形先端部148及び支持状態のロッド部分152(これは、軸受コンポーネントに取り付け可能なねじ山付き部分を有するのが良い)上に設けられたテーパ付き部分150を有するのが良い。支持状態のロッド、先端部148又はこれら両方は、回転可能に構成されているのが良い。例えば、支持状態のロッド、先端部148又はこれら両方は、心押し台142と関連した適当な軸受組立体153(これは、軸受ブロックによって支持された丸形軸受を含むよう図示されている)によって回転可能に支持されるのが良い。かくして、ローラピンは、固定された長手方向位置に留まることができるが、長手方向軸線回りに回転できるようになっているのが良い。
ワークピース端支持プラットホーム154が心押し台142の次に配置されているものとして示されている。ワークピース端支持プラットホーム154は、支持構造体112に対して所定の高さ位置のところに固定されており、その結果、支持構造体上に設けられたスタブシャフトの端の少なくとも一部分は、ローラピンの自由端146と全体として並置されている。ワークピース端支持プラットホーム154は、ステアリングコラム組立体が当初、装置上に検査可能に配置されると、ステアリングコラム組立体の第2の端部分を支持するようになった上面156を有している。
特に図7A〜図7Cを参照すると、上面156は、ローラピンの長手方向軸線に対してオフセットした位置に配置されている。上面は、ステアリングコラム組立体の第2の端部分が当初上面上に配置されると共に第1の端部分が駆動スリーブと係合状態になると、ステアリングコラム組立体の長手方向軸線が当初、角度(α1、図7A参照)をなすような位置に配置されるのが良い。説明するように、角度(α1)は、駆動スリーブの長手方向軸線に対して約1°〜約20°、より好ましくは約2°〜約10°であるのが良い。図7A〜図7Cから分かるように、主軸台を心押し台の方へ並進させると、ステアリングコラム組立体の第2の端は、ローラピンに接触し、そしてローラピンが第2の端16の凹部64内に配置された状態になるまでローラピン144に当接する。その結果、第2の端は、ワークピース端支持プラットホームの上面から持ち上げられた状態になる。
再び図2A〜図2C及び図2D〜図2Gを参照すると、複数の光学走査装置、即ち第1、第2、及び第3の光学走査装置160a,160b,160c(この例では、3つの光学装置が設けられている)が図示されている。この図では、光学走査装置は各々、支持構造体112から離隔関係をなして支持されている(1つ又は2つ以上のブラケット構造体162によって)。光学走査装置は、その放出されたビームが支持状態のステアリングコラム組立体の関心のある種々の領域に照準合わせされると共にビームの反射光がビームエミッタと関連した検出器によって検出されることができるよう位置決めされている。図2A〜図2Gに示されている実施例では、第1の光学走査装置160aは、その放出ビームがウォームホイールの前方フェースの近くに位置する領域に照準合わせされるよう位置決めされており、その結果、スタブシャフトに対するウォームホイールの位置を検査して分析することができるようになっている。第2の光学走査装置160bは、全体としてその放出ビームがセンサスリーブの近くに位置する領域に照準合わせするよう位置決めされており、その結果、クリンプ58、ディンプル60、溝62又はこれらの任意の組み合わせを検査して分析することができるようになっている。第3の光学走査装置160cは、その放出ビームが全体としてシャフト26の肩26a、スリーブ48の端50、又はこれら両方(図1A参照)に照準合わせされるよう位置決めされており、その結果(例えば)、スリーブ48と肩26aの相対位置を検査して分析することができるようになっている。
図示の実施形態では、装置110は、中間ワークピース支持プラットホーム164を更に有している。中間ワークピース支持プラットホーム164は、支持面166を有し、この支持面は、この上に配置されたステアリングコラム組立体を昇降させるよう作動可能な全体としてV字形の窪みを有している。このように、ステアリングコラム組立体は、支持プラットホーム上に位置決めされるのが良く、そしてこのステアリングコラム組立体を昇降させて(例えば、1つ又は2つ以上の空気シリンダ167(図2I参照)を介して)駆動スリーブと全体として対向した関係にするのが良い(例えば、これらのそれぞれの長手方向軸線は、全体として位置合わせされる)。駆動スリーブとステアリングコラム組立体の第1の端部分との係合後、中間ワークピース支持プラットホーム164を下降させるのが良く、その結果、この中間ワークピース支持プラットホームは、最早ステアリングコラム組立体10を支持することがないようになる。
図2A〜図2Gの図示の装置110は、検査されたステアリングコラム組立体の表面上に検査結果に基づいて視覚標識をマーク付けするようになったオプションとしてのマーク付け装置168を有するものとして図示されている。マーク付け装置168は、ステアリングコラム組立体が本発明の教示の装置上に位置決めされている間にステアリングコラム組立体の方へ照準合わせされる液体塗料(例えば、染料、着色剤、又は他の何らかの塗料)の源と流体連通状態にあるスプレーノズル170を有する。図示の実施形態では、スプレーノズル170を駆動スリーブ(図3A参照)の開口部130に対して対向した関係をなして支持するためのブラケット172が主軸台114に取り付けられている。
図6Aを参照すると、装置110がどのようにオペレータに検査からの視覚的結果を提供するための関連のディスプレイ装置176aを備えたハウジング174を含む組立体186の一部であっても良いことが示されている。オペレータが機械の作動を制御することができるようにするための1つ又は2つ以上の適当な入力装置176b(例えば、スイッチ)が図示されている。試験に合格し又は試験で不合格になった1つ又は2つ以上のステアリング組立体の収集のためのビン178がハウジング内に又はハウジングの近くでハウジングの外部に設けられるのが良い。収集ビンと関連した1つ又は2つ以上のロードセル180が設けられるのが良い。また、塗料がステアリングコラム組立体に塗布されたかどうかを分析するための適当な光学検出器182(ハウジングの内側又は外側に位置する)が設けられるのが良い。1つ又は2つ以上のデータ出力ディスプレイ184が視覚出力を提供することができ、この視覚出力は、検査されたステアリングコラム組立体が合格したか又は不合格になったかどうか及び/又はどのパラメータが検査されたか検査された組立体によって満足されたか又は満足されなかったかを指示する。図6Bは、1つ又は2つ以上のデータ出力ディスプレイ184によって出力されるのが良い例示のデータの一例を示している。この図では、或る特定の表面特徴部相互間の測定距離がかしめ(即ち、クリンプ)角度と共に提供される。D4に関し、これは、肩26aに対するセンサスリーブの心振れのための基準距離からの異常な偏差に起因して強調されたものとして示されている。他の距離が許容可能な公差を満たすものとして示されている。図1Aを参照すると、測定距離D1(ウォームホイールフェースから肩26aまでの距離)、D2(C字形リング溝40からウォームホイールフェースまでの距離)、D3(センサスリーブから肩26aまでの距離)、及びD4(シャフト26に沿うセンサスリーブの心振れ)が示されている。
上述したように、本明細書に記載されている本発明の教示は、検査対象のステアリングコラム組立体が或る特定の所定の基準を満たしていることを確認するための走査を想定している。例えば、走査は、ディンプル存在場所、ディンプル深さ、スプラインシャフト部分に設けられた溝に対するディンプル存在場所、センサスリーブ外観、センサスリーブ心振れ、センサスリーブの周辺圧着部外観、センサスリーブの圧着角度、センサスリーブ上の場所からスプラインシャフト部分上の肩までの距離、C字形リング溝の存在場所、ウォームホイール上の表面に対するC字形リング溝の距離、ウォームホイール表面に対するセンサスリーブの位置、センサスリーブ上の場所からウォームホイール表面までの距離、スプラインシャフト部分中の所定の場所に対するウォームホイールの存在場所、又は上記関心のある特徴部の任意の組み合わせを分析するよう実施されるのが良い。
図示の実施形態の作動に関し、理解できるように、ステアリングコラム組立体10は、中間ワークピース支持プラットホーム164上に配置されると、プラットホーム上に位置したままで上げられ又は下げられるようになり、その結果、第1の端は、全体として駆動スリーブ128と整列するようになる。主軸台114を作動させて駆動スリーブを並進させ、その結果、駆動スリーブがステアリングコラム組立体の第1の端部分14に係合するようにし、又、ステアリングコラム組立体の第2の端16がローラピン144に当接して第2の端部分18をワークスペース端支持プラットホーム154から持ち上げるようにする。次に、中間ワークピース支持プラットホームも又引っ込めるのが良く、その結果、ステアリングコラム組立体が駆動スリーブ128及びローラピンによって懸架されるようにする。
ワークピース駆動モータ114aにより、駆動スリーブがその長手方向軸線回りに回転し、その間、光学走査装置160a,160b,160cは、これらが照準合わせされているステアリングコラム組立体の領域を走査してこれらの領域について表面特徴部データを得るようにする。光学走査装置により得られた表面特徴部データを基準データと比較して関心のある表面特徴部が所定の基準を満たしているかどうかを判定する。
本明細書に記載した実施形態のうちの任意のものの場合と同様、関心のある領域の周囲に関するデータを連続的に得ることができる。関心のある領域の周囲に関するデータを間欠的に得ることができる。例えば、ステアリングコラム組立体のその長手方向軸線回りの各回転について所定の間隔で複数回の走査(例えば、5回以上、10回以上、20回以上、30回以上、40回以上、360回以下、180回以下、90回以下、又はその他の回数)を行うのが良い。
上述のことから理解できるように、本発明の教示の装置110の使用は、図1Aに示されているように、ステアリングコラム組立体10を装置110上に支持可能に配置してステアリングコラム組立体10の第1の端部分14が駆動スリーブ128と係合状態になることができるようにする一般的なステップを含むのが良い。駆動スリーブ128をステアリングコラム組立体10の第1の端部分14に向かって前進させ(例えば、主軸台114を駆動することによって)、ついには、ステアリングコラム組立体10の第1の端部分14の周囲が駆動スリーブ(例えば、駆動スリーブの肩140のところ)と係合状態になるようにするステップが実施されるのが良い。ステアリングコラム組立体の第1の端12は、駆動スリーブの開口部130を貫通することができ又は開口部130を通って露出可能である。駆動スリーブ128を前進させて(例えば、主軸台及びその関連のシュラウドを長手方向に並進させることにより)ステアリングコラム組立体10の第2の端16がローラピン144の自由端146の先端部148に接触するようにするステップが用いられるのが良い。ローラピンに接触すると、第2の端16に当接することによって第2の端を持ち上げ、ついには、ローラピン144がステアリングコラム組立体10の第2の端16に形成された凹部64内に嵌まり込むようになるようにするステップが実施されるのが良い。しかるのち、例えば駆動スリーブ128をその長手方向軸線回りに回転可能に駆動することによってステアリングコラム組立体10をその長手方向軸線回りに回転させるステップを実施するのが良い。ステアリングコラム組立体がその長手方向軸線回りに回されている間、関心のある表面特徴部を光学的に分析する。例えば、関心のある表面特徴部(例えば、ディンプル60、ディンプル60と内側シャフト溝62の関係、クリンプ存在場所、クリンプ58の角度、ステアリングコラム組立体の特徴部に対する(例えば、スタブシャフト肩54に対する)センサスリーブ48の相対位置、センサスリーブ48の表面トポグラフィ、ウォームホイール32とこれが取り付けられているシャフトとの間のインターフェース、ウォームホイール及び関心のある表面特徴部の相対位置若しくは他の表面プロフィール又はこれらの任意の組み合わせ)を光学的に走査するステップが実施されるのが良い。走査から得られたデータを既知の基準値と比較するステップが実施されるのが良い。例えば、所定且つ所望の品質基準を満たすステアリングコラム組立体を走査するステップが実施されるのが良い。かかる走査から得られたデータを記憶して比較ステップで用いるのが良い。比較ステップに対する一方式では、寸法の測定値を顧慮しないで、関心のある表面特徴部の相対位置を相対位置に関する所定の値と比較する。検査結果に基づいて、検査に合格したステアリングコラム組立体を検査で不合格になったステアリングコラム組立体から区別する1つ又は2つ以上のステップが実施されるのが良い。区別は、1つ又は2つ以上のステアリングコラム組立体を収集ビン内に納めるステップを含むのが良い。塗料を検査に合格し又は検査で不合格になったステアリングコラム組立体に塗布する1つ又は2つ以上のステップが実施されるのが良い。例えば、スプレーノズル170は、染料の塗料又は他の検出可能な塗料を開口部130内で露出しているステアリングコラム組立体の第1の端に小出しするのが良い。車両内へのステアリングコラム組立体の設置に先立ってステアリングコラム組立体に塗料が塗布されているかどうかを分析する(例えば、光学的に)1つ又は2つ以上のステップが実施されるのが良い。例えば、光学検出器182を用いてステアリングコラム組立体を走査するステップを実施するのが良い。走査ステップに基づき、塗料が塗布されたかどうかを指示するステップを用いるのが良い。例えば、読み出し装置184が結果を表示すると共に/或いはオペレータに対する命令を表示するのが良い。一例を挙げると、読み出しディスプレイは、オペレータに命令を出して欠陥のあるステアリングコラム組立体を収集ビン178内にローディングする読み出しを出すのが良い。ステアリングコラム組立体をビン内にローディングしたかどうかを検出するステップを例えばロードセル180によって実施するのが良い。ステアリングコラム組立体をローディングしなかった場合、装置は、かかるローディングが行われるまで作動を一時的に中止するのが良い。また、ビン内にローディングされたステアリングコラム組立体が所定のオペレータ、例えば適当なセキュリティコードをエンターした又は他の何らかのセキュリティ基準を満たしたオペレータによることを除き、取り出されないようにするステップが実施されるのが良い。
上述したことから分かるように、本明細書に記載された本発明の全体的な教示は、1つ又は2つ以上のステーク、クリンプ、ディンプル又はチューブ・イン・チューブ(tube in tube)及び/又はシャフト・イン・チューブ(shaft in tube)構造を接合するための他の塑性変形部の検査に適当に利用される。
例示の実施形態を上述したが、これら実施形態は、本発明の考えられる全ての形態を示しているわけではない。これとは異なり、明細書において用いられた用語は、本発明を限定するものではなく説明のための用語であり、理解されるように、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく種々の変更を行うことができる。加うるに、種々の具体化実施形態の特徴を組み合わせると、本発明の別の実施形態を形成することができる。
理解できるように、上述の教示における変形を採用することができる。例えば、ステアリングコラム組立体をその第2の端のところで又はその近くで及び/又は或る中間場所のところで回転させる1つ又は2つ以上のモータを採用することが可能である場合がある。
本明細書において記載した任意の数値は、任意の低い値と任意の高い値との間で少なくとも2単位の開きが存在することを条件として、1単位の増分で下の値から上の値までの全ての値を含む。一例として、コンポーネントの量又はプロセス変数、例えば温度、圧力、時間等の値が例えば1から90まで、好ましくは20から80まで、より好ましくは30から70までであるということが期待されている場合、例えば15から85まで、22から68まで、43から51まで、30から32までのような値は、本明細書においては明示的に列挙される。1未満の値の場合、1つの単位は、該当する場合には0.0001、0.001、0.01又は0.1であると考えられる。これらは、何が具体的に意図されているかの例であるに過ぎず、列挙された最も小さい値と最も大きい値との間の数値の考えられる全ての組み合わせは、本願において同様な仕方で明示的に記載されているものとみなされる。
別段の指定がなければ、全ての範囲は、両方の端点及びこれら端点の間の全ての数を含む。範囲との関連で「約」又は「ほぼ」という用語の使用は、この範囲の両方の端に当てはまる。かくして、「約20から30まで」という表現は、少なくとも指定された端点を含む「約20から約30まで」を含むものである。
特許出願及び特許出願公開を含む全ての特許文献及び非特許文献を全ての目的について参照により引用し、これらの開示内容を本明細書の一部とする。組み合わせを説明するための原文明細書中の“consisting essentially of”(翻訳文では、「本質的に〜から成る」としている場合が多い)という表現は、特定された要素、成分、コンポーネント又はステップ及び組み合わせの基本的且つ新規な特性に実質的に影響を及ぼさないかかる他の要素、成分、コンポーネント又はステップを含むものである。本明細書における要素、成分、コンポーネント又はステップの組み合わせを説明するための原文明細書中の“comprising”(翻訳文では、「〜を有する」としている場合が多い)又は“including”(翻訳文では、「〜を含む」としている場合が多い)という表現の使用は又、本質的に要素、成分、コンポーネント又はステップから成り又はそれどころか要素、成分、コンポーネント又はステップから成る実施形態を想定している。
複数の要素、成分、コンポーネント又はステップは、単一の一体の要素、成分、コンポーネント又はステップによって提供できる。変形例として、単一で一体形の要素、成分、コンポーネント又はステップは、別々の複数の要素、成分、コンポーネント又はステップに分割される場合がある。要素、成分、コンポーネント又はステップを説明するための原文明細書中の“a”又は“one”という用語は、追加の要素、成分、コンポーネント又はステップを排除するものではない。
図示の要素の相対的な位置関係は、逐語的に記載されていない場合であっても、本明細書に記載された本発明の教示の一部である。さらに、図示の幾何学的形状(本発明を限定するものではないが)も又、逐語的に記載されていない場合であっても、本発明の教示の範囲内にある。

Claims (20)

  1. 第1の端部分、第2の端部分及び長手方向軸線を有するステアリングコラム組立体を検査する装置であって、
    a.長手方向軸線を備えた少なくとも1つの支持構造体を有し、
    b.前記少なくとも1つの支持構造体に取り付けられていて少なくとも1つのワークピース駆動モータを含む主軸台を有し、
    c.長手方向軸線を備えた駆動スリーブを有し、前記駆動スリーブは、前記少なくとも1つのワークピース駆動モータによって回転可能に前記主軸台内に支持され、前記駆動スリーブは、前記ステアリングコラム組立体の前記第1の端部分を受け入れて該第1の端部分に係合するよう構成された内壁面を有し、前記駆動スリーブは、前記駆動スリーブの第1の端のところに円周方向フランジを有すると共に複数の同心状に配列された中空の円筒形及び/又は切頭円錐形部分を有する内壁構造体を有し、各中空円筒形及び/又は切頭円錐形部分は、異なる直径を有すると共に前記駆動スリーブの前記長手方向軸線に沿って直径が次第に減少した状態で配置され、各中空円筒形部分及び/又は切頭円錐形部分は、前記ステアリングコラム組立体の前記第1の端部分と前記第2の端部分との間に位置する場所で前記ステアリングコラム組立体のシャフトの外面に係合するようになった縁部分で終端しており、
    d.前記ステアリングコラム組立体の前記第2の端部分に係合するようになったオプションとしての心押し台を有し、前記心押し台は、オプションとして、ローラピンを有し、
    e.前記ステアリングコラム組立体の関心のある特徴部についての1つ又は2つ以上の所定の値からの1つ又は2つ以上の偏差を識別するためのデータを収集するために前記ステアリングコラム組立体がその長手方向軸線回りに回されている間、前記ステアリングコラム組立体の前記関心のある特徴部を光学的に走査する少なくとも1つの光学走査装置を有し、前記少なくとも1つの光学走査装置は、光ビームを放出し、前記少なくとも1つの光学走査装置は、前記光ビームを前記ステアリングコラム組立体の前記関心のある特徴部に照準合わせして前記関心のある特徴部からの前記光ビームの反射光を前記少なくとも1つの光学走査装置によって検出することができるよう差し向けられており、前記ステアリングコラム組立体の前記第1の端部分を受け入れて該第1の端部分に係合すると、前記少なくとも1つのワークピース駆動モータは、前記駆動スリーブを回転させ、それによって前記ステアリングコラム組立体を回転させて前記ステアリングコラム組立体を前記少なくとも1つの光学走査装置によって走査することができるよう作動する、装置。
  2. 第1の端部分、第2の端部分及び長手方向軸線を有するステアリングコラム組立体を検査する装置であって、
    a.長手方向軸線を備えた少なくとも1つの支持構造体を有し、
    b.前記少なくとも1つの支持構造体に取り付けられていて少なくとも1つのワークピース駆動モータを含む主軸台を有し、
    c.長手方向軸線を備えた駆動スリーブを有し、前記駆動スリーブは、前記少なくとも1つのワークピース駆動モータによって回転可能に前記主軸台内に支持され、前記駆動スリーブは、前記ステアリングコラム組立体の前記第1の端部分を受け入れて該第1の端部分に係合するよう構成された内壁面を有し、前記駆動スリーブの前記内壁面は、複数の互いに異なるステアリングコラム組立体を受け入れて該ステアリングコラム組立体に係合するようになった形状を有し、各ステアリングコラム組立体は、他のステアリングコラム組立体の各々に対して異なる直径を備えたシャフトを含む第1の端部分を有し、
    d.前記ステアリングコラム組立体の前記第2の端部分に係合するようになったオプションとしての心押し台を有し、前記心押し台は、オプションとして、ローラピンを有し、
    e.前記ステアリングコラム組立体の関心のある特徴部についての1つ又は2つ以上の所定の値からの1つ又は2つ以上の偏差を識別するためのデータを収集するために前記ステアリングコラム組立体がその長手方向軸線回りに回されている間、前記ステアリングコラム組立体の前記関心のある特徴部を光学的に走査する少なくとも1つの光学走査装置を有し、前記少なくとも1つの光学走査装置は、光ビームを放出し、前記少なくとも1つの光学走査装置は、前記光ビームを前記ステアリングコラム組立体の前記関心のある特徴部に照準合わせして前記関心のある特徴部からの前記光ビームの反射光を前記少なくとも1つの光学走査装置によって検出することができるよう差し向けられており、前記ステアリングコラム組立体の前記第1の端部分を受け入れて該第1の端部分に係合すると、前記少なくとも1つのワークピース駆動モータは、前記駆動スリーブを回転させ、それによって前記ステアリングコラム組立体を回転させて前記ステアリングコラム組立体を前記少なくとも1つの光学走査装置によって走査することができるよう作動する、装置。
  3. 前記駆動スリーブは、前記駆動スリーブの第1の端のところに円周方向フランジを有し、前記駆動スリーブは、複数の同心状に配置された中空円筒形及び/又は切頭円錐形部分を含む内壁構造体を有し、各中空円筒形及び/又は切頭円錐形部分は、異なる直径を有すると共に前記駆動スリーブの前記長手方向軸線に沿って直径が次第に減少した状態で配置され、各中空円筒形部分及び/又は切頭円錐形部分は、前記ステアリングコラム組立体の前記第1の端と前記第2の端との間の場所で前記ステアリングコラム組立体のシャフトの外面に係合するようになった縁部分で終端している、請求項2記載の装置。
  4. 前記主軸台は、全体として前記少なくとも1つの支持構造体の前記長手方向軸線に沿って前記少なくとも1つの支持構造体に対して並進するようになっており、
    前記装置は、前記駆動スリーブの前記長手方向軸線と実質的に並置している長手方向軸線を備えたローラピンを支持している心押し台を有し、前記ローラピンは又、前記ステアリングコラム組立体の前記第2の端部分に係合すると共に前記ステアリングコラム組立体の回転中に前記第2の端部分に当接して前記ステアリングコラム組立体が前記少なくとも1つの支持構造体に対して懸架されるように構成された表面を有し、
    前記少なくとも1つの光学走査装置は、前記ステアリングコラム組立体のシャフトが回されている間、前記ステアリングコラム組立体の関心のある特徴部を光学的に走査して前記関心のある特徴部についての1つ又は2つ以上の所定の値からの1つ又は2つ以上の偏差を識別するためのデータを収集するようになっており、
    前記ステアリングコラム組立体の前記シャフトの前記第1の端部分を受け入れて該第1の端部分に係合すると、前記主軸台は、該主軸台が前記ローラピンに向かって並進するよう作動可能に構成されていて、前記ローラピンは、前記ステアリングコラム組立体の前記第2の端部分に係合すると共に前記ステアリングコラム組立体は、前記少なくとも1つ光学走査装置によって走査されながら回されるようになっている、請求項1〜3のうちいずれか一に記載の装置。
  5. 前記少なくとも1つの支持構造体は、前記心押し台及び前記少なくとも1つの光学走査装置のうちの一方又は両方を支持し、前記主軸台と前記心押し台は両方とも存在し、前記主軸台又は前記心押し台のうちの一方又は両方は、他方に対して前記少なくとも1つの支持構造体に沿って並進可能である、請求項1〜4のうちいずれか一に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1つの支持構造体は、前記主軸台が取り付けられると共に前記心押し台及び前記少なくとも1つの光学走査装置のうちの一方又は両方が取り付けられている細長い基部を有する、請求項1〜のうちいずれか一に記載の装置。
  7. 前記装置は、前記少なくとも1つの光学走査装置から得られたデータに基づいて着色剤を前記ステアリングコラム組立体に吹き付けるようになったノズルを有し、前記ノズルは、全体的に前記ステアリングコラム組立体の前記第1の端部分と対向して設けられていて着色剤を前記ステアリングコラム組立体の前記第1の端部分に吹き付けるようになっている、請求項1〜のうちいずれか一に記載の装置。
  8. 前記装置は、前記駆動スリーブと前記ローラピンとの間に設けられた少なくとも1つの中間支持体を有し、前記少なくとも1つの中間支持体は、前記ステアリングコラム組立体を上昇させ又は下降させて該ステアリングコラム組立体を全体として前記駆動スリーブと前記ローラピンの両方と対向した関係をなして位置決めするために上げられ又は下げられて前記ステアリングコラム組立体に係合し又は係合解除するようになっている、請求項1〜のうちいずれか一に記載の装置。
  9. 前記ローラピンは、前記ステアリングコラム組立体の前記第2の端部分を受け入れるようになった支持体に隣接し、前記支持体が前記ステアリングコラム組立体の前記第2の端部分を受け入れると、前記ステアリングコラム組立体の前記長手方向軸線が前記ローラピンの長手方向軸線に対してオフセットした高さのところに位置決めされるようになっている、請求項1〜のうちいずれか一に記載の装置。
  10. 前記ローラピンは、前記ステアリングコラム組立体の前記第1の端部分が前記駆動スリーブ内に受け入れられたときであって前記ローラピンに向かう方向への前記主軸台の並進時、前記ローラピンが当初、前記ステアリングコラム組立体の前記長手方向軸線からオフセットした場所に位置する前記ステアリングコラム組立体の第2の端で前記ステアリングコラム組立体に接触し、そして前記ステアリングコラム組立体の前記長手方向軸線が全体として前記ローラピンの前記長手方向軸線と整列するまで前記ステアリングコラム組立体の前記第2の端に当接するよう位置決めされる、請求項記載の装置。
  11. 前記駆動スリーブは、該駆動スリーブが係合している前記ステアリングコラム組立体の部分の硬さよりも低い硬さを有する材料で作られている、請求項1〜10のうちいずれか一に記載の装置。
  12. 前記駆動スリーブは、ポリマー材料で作られている、請求項1〜11のうちいずれか一に記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つの光学走査装置は、レーザビームエミッタ及び前記ステアリングコラム組立体から反射したレーザビームの少なくとも一部分を受け入れるようになった検出器を有する、請求項1〜12のうちいずれか一に記載の装置。
  14. 前記少なくとも1つ光学走査装置は、青色レーザビームを放出するようになったレーザビームエミッタを有する、請求項1〜13のうちいずれか一に記載の装置。
  15. ステアリングコラム組立体システムであって、請求項1〜14のうちいずれか一に記載の前記装置と、前記所定の値からの1つ又は2つ以上の偏差を示す不適合ステアリングコラム組立体の存在を検出し、そして前記不適合ステアリングコラム組立体が適合状態にある1つ又は2つ以上のステアリングコラム組立体から区別されるまで前記装置が作動しないようにするよう構成されたロードセルとを含む、ステアリングコラム組立体システム。
  16. 前記装置、前記ロードセル又は前記装置と前記ロードセルの両方は、実質的に包囲されたハウジング内に納められている、請求項15記載のステアリングコラム組立体システム。
  17. 請求項1〜14のうちいずれか一に記載の装置を使用する方法であって、前記方法は、長手方向軸線を備えると共に第1の端部分及び第2の端部分を含むよう設計された少なくとも1つのステアリングコラム組立体を用意するステップを含み、前記第1の端部分は、スプラインシャフト部分に入れ子式に取り付けられたシャフト及びウォームホイールフェースを備えたウォームホイールを有する第2の端部分を含み、前記ステアリングコラム組立体は、周辺圧着継手を構成するよう前記スプラインシャフト部分に圧着されると共に更に、回転運動に抵抗するよう接合されていて少なくとも1つのディンプルを備えたセンサスリーブを更に含み、前記方法は、前記ステアリングコラム組立体をその長手方向軸線回りに回転させる一方で前記ステアリングコラム組立体のための関心のある1つ又は2つ以上の特徴部について前記少なくとも1つの光学走査装置により走査するステップと、前記関心のある1つ又は2つ以上の走査された特徴部について得られたデータを前記関心のある1つ又は2つ以上の走査された特徴部についての所定の値と比較するステップと、前記比較ステップに基づいて、前記ステアリングコラム組立体が前記所定の値に適合しているかどうかを識別するステップとを更に含む、方法。
  18. 前記方法は、複数の関心のある特徴部の相対位置に関する定性的情報をかかる特徴部のうちの任意のものの寸法を顧慮しないで得てその後、前記比較ステップにおいて使用するために基準ステアリングコラム組立体を走査するステップを含む、請求項17記載の方法。
  19. 前記方法は、各々が同一の特徴部を有するよう設計された複数のステアリングコラム組立体のための前記ステップを繰り返すステップと、前記識別ステップに基づいて、前記所定の値に適合した1つ又は2つ以上のステアリングコラム組立体を前記所定の値に適合していない1つ又は2つ以上のステアリングコラム組立体から区別するステップとを含む、請求項17又は18記載の方法。
  20. 走査の実施対象としての前記関心のある1つ又は2つ以上の特徴部は、
    a.ディンプル存在場所、
    b.ディンプル深さ、
    c.前記スプラインシャフト部分に設けられた溝に対するディンプル存在場所、
    d.センサスリーブ外観、
    e.センサスリーブ心振れ、
    f.センサスリーブの周辺圧着部外観、
    g.センサスリーブの圧着角度、
    h.前記センサスリーブ上の場所から前記スプラインシャフト部分上の肩までの距離、
    i.C字形リング溝の存在場所、
    j.前記ウォームホイール上の表面に対するC字形リング溝の距離、
    k.ウォームホイール表面に対する前記センサスリーブの位置、
    l.前記センサスリーブ上の場所からウォームホイール表面までの距離、
    m.前記スプラインシャフト部分中の所定の場所に対する前記ウォームホイールの存在場所、又は
    n.上記関心のある特徴部の任意の組み合わせから選択される、請求項17〜19のうちいずれか一に記載の方法。
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