JP6113094B2 - プレートコンパクタのベルトカバー装置 - Google Patents

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本発明は、歩道や宅地の造成あるいは管埋設工事等のように、比較的狭隘な地面の締固めを行なうプレートコンパクタにおいて、エンジンにより駆動される駆動プーリと、起振軸に取付けられる従動プーリとに掛け回すベルトを保護するベルトカバー装置に関する。
プレートコンパクタは、転圧板上にゴム等でなる防振部材を介してエンジンベースを設置し、エンジンベース上にエンジンを載置固定し、エンジンにより回転される駆動軸に取付けた駆動プーリと、転圧板上に載置した起振体の軸である起振軸に取付けた従動プーリとにベルトを掛け、エンジン駆動によって起振体を回転させて転圧板を振動させる構成を有する。そして、起振体を転圧板の前方に設置し、転圧板の前方の振幅を大きくすることで加速度を前方に発生させ、転圧板の振動に伴って前進する小型締固め機である。
このようなプレートコンパクタにおいて、安全のため、特許文献1に開示されているように、駆動プーリと従動プーリと、これらのプーリに掛け回すベルトをカバー(以下これをベルトカバーと称す。)により覆う。このベルトカバーは、エンジンベース側に取付ける。その理由は、エンジンベースは防振部材を介して転圧板上に載置され、転圧作業時に防振部材が歪み、転圧板とエンジンベースとが相対的に変位するため、ベルトカバーをエンジンベース側と転圧板側との双方で拘束するような取付け構造は採用できず、その上、ベルトカバーの亀裂や割れを防止する上で、振動の少ないエンジンベース側にベルトカバーを取付けることが好ましいからである。
図7はベルトカバー20と起振体2との従来の組み合わせ構造を示す断面図であり、図7において、2aは起振体2のハウジング、2bは偏心錘、2cはこの偏心錘2bの両端に一体に設けた起振軸、2dはハウジング2aに起振軸2cを回転自在に支持させる軸受、2eはハウジング2aの両端にボルト40により取付けたキャップ、12は起振軸2cの端部にボルト41により取付けた従動プーリである。
ハウジング2aには、このハウジング2aとベルトカバー20との間から小石等の異物が侵入することを防止するため、起振軸2cを覆うように、樹脂製の円形をなす起振軸カバー42を嵌着して取付けている。ベルトカバー20は内側カバー21と外側カバー22とからなり、内側カバー21は、従動プーリ12を起振軸2cに取付けたままで内側カバー21を着脱することを可能とするため、従動プーリ12よりやや大きな内径の開口部21bを有する。
特許第4358783号公報
図7に示す従来の起振軸カバー42は、起振体2のハウジング2aに取付けているので、起振体2の振動に伴って振動する。このため、起振軸カバー42には高い剛性が要求されると共に、ハウジング2aに強固に固定する必要がある。この起振軸カバー42は、ベルトカバー20の内側カバー21との接触により摩耗するため、定期的に交換する必要があるが、前述のように、起振軸カバー42は剛性が高くかつハウジング2aに強固に固定するため、交換が容易ではないという問題点がある。また、起振体2が振動しても、内側カバー21の開口部21bが露出しないようにするため、起振軸カバー42は内側カバー21の開口部21bより振動分を考慮した半径方向の幅txだけ大きな径を確保しなければならず、起振軸カバー42が大型になるという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、起振軸カバーが小型軽量化されると共に、起振軸カバーの交換が容易となる構成のプレートコンパクタのベルトカバー装置を提供することを目的とする。
請求項1のプレートコンパクタのベルトカバー装置は、
起振体設置された転圧板と
前記転圧板上に防振部材を介して設置されたエンジンベースと、
前記エンジンベース上搭載されたエンジンと、
前記エンジンにより駆動される駆動軸に取付けられる駆動プーリと、
前記起振体の起振軸に取付けられる従動プーリと、
前記駆動プーリと前記従動プーリに掛け回わされるベルトと、
前記駆動プーリ、前記従動プーリおよび前記ベルト内側に位置する内側カバーと、前記駆動プーリおよび前記従動プーリおよび前記ベルトの外側に位置する外側カバーとが組み合わされて構成され、前記駆動プーリ、前記従動プーリおよび前記ベルトを覆うベルトカバーとを備え
前記ベルトカバー前記エンジンベースに取付けられるプレートコンパクタのベルトカバー装置において、
前記内側カバーに、前記起振軸を通すために前記従動プーリ側に設けられた開口部と、前記内側カバーと前記起振体との間の隙間を覆うために前記開口部に取付けられるゴムまたは樹脂製の弾性を有する円筒形をなす起振軸カバーとを備え、
前記内側カバーにおける前記駆動プーリ側、前記従動プーリ側にそれぞれ設けられた円形をなす開口部の直径が、対応する駆動プーリ、従動プーリの外径よりもそれぞれ大きく形成されると共に、前記起振軸カバーの内径が前記従動プーリの外径以上に形成されていることを特徴とする。
請求項のプレートコンパクタのベルトカバー装置は、請求項に記載のプレートコンパクタのベルトカバー装置において、
前記起振軸カバーは、前記内側カバーに取付られる取付け部と、その取付け部から起振体側に延出された円筒部とからなり、
前記取付け部の外周に取付け溝設けられ、その取付け溝、前記内側カバーの開口部の内周縁に前記起振軸カバーの弾性を利用して嵌合されることにより、前記起振軸カバー前記内側カバーに着脱可能に取付けられていることを特徴とする。
請求項のプレートコンパクタのベルトカバー装置は、請求項1または2に記載のプレートコンパクタのベルトカバー装置において、
前記起振軸カバーは、前記内側カバーに取付けられる取付け部と、その取付け部から起振体側に延出された円筒部とからなり、
前記円筒部を、その起振体側の内径および外径が、それぞれベルトカバー側の内径および外径より小さいテーパー形に形成されていることを特徴とする。
請求項のプレートコンパクタのベルトカバー装置は、請求項1からまでのいずれか1項に記載のプレートコンパクタのベルトカバー装置において、
前記起振軸カバーは、前記内側カバーに取付けられる取付け部と、その取付け部から起振体側に延出された円筒部とからなり、
前記起振軸カバーの前記円筒部における起振体側の肉厚、内側カバー側の肉厚より薄く形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明は、起振軸カバーを内側カバー側に取付けたものであり、内側カバーはエンジンベース側に取付けたものであるから、起振軸カバーを起振体側に取付ける場合に比較して内側カバーおよび起振軸カバーの振動が小さくなる。このため、起振軸カバーに要求される剛性が低くなると共に、内側カバーに対する取付け強度も小さくてすむ。このため、起振軸カバーを軽量化、小型化することが可能になると共に、着脱が容易となる。
また、起振軸カバーの円筒部の内径を、従動プーリの外径以上としたので、従動プーリを起振軸に取付けたままで起振軸カバーを内側カバーと共に取外すことができ、起振軸カバーの着脱がさらに容易となる。
請求項の発明によれば、起振軸カバーの取付け部の外周に取付け溝を設け、その取付け溝を、内側カバーの開口部の内周縁に嵌合して起振軸カバーを内側カバーに取付けたので、ボルト等を用いて起振軸カバーを取付ける場合に比較して起振軸カバーの着脱が容易となる。
請求項の発明によれば、起振軸カバーを、その円筒部の起振体側の内径および外径を、それぞれベルトカバー側の内径および外径より小さくしたテーパー形に形成したので、起振体の振動により、起振体とベルトカバーが軸方向に相対的に変位し接触したとしても、起振軸カバーが変形しやすくなり、起振軸カバーの損傷が防止され、延命化される。
請求項の発明によれば、起振軸カバーの円筒部の起振体側の肉厚を、内側カバー側の肉厚より薄く形成したので、起振体の振動により、起振体とベルトカバーとが接触した状態で相対的に変位したとしても、起振軸カバーが変形しやすくなり、起振軸カバーの損傷が防止され、さらに延命化される。
本発明によるプレートコンパクタの一実施の形態を示す側面図である。 本実施の形態のプレートコンパクタの平面図である。 本実施の形態のベルトカバーの取付け構造を示す分解斜視図である。 本実施の形態のベルトカバーの取付け構造を示す分解平面図である。 本実施の形態の起振体および起振軸カバーの構造を示す断面図である。 (A)は図5の起振軸カバーの拡大断面図、(B)は(A)の一部拡大断面図である。 従来の起振体および起振軸カバーの構造を示す断面図である。
図1、図2はそれぞれ本発明によるプレートコンパクタの一実施の形態を示す側面図、平面図である。図1および図2において、1は転圧板、2はこの転圧板1の前部に取付けた起振体である。3はエンジンベースであり、このエンジンベース3にはクランクケース5を有するエンジン4が搭載される。6は燃料タンクである。
図3の分解斜視図に示すように、エンジンベース3は、その左右両側に下方に折り曲げて形成した側板部3aを有する。この左右の側板部3aにはそれぞれ前後方向に間隔を有してスリット3bを設ける。図1に示すように、転圧板1とエンジンベース3との間に防振部材として防振ゴム7を介装してボルト8およびナット(図示せず)により転圧板1にエンジンベース3を結合する。
図1、図2に示すように、エンジン4により駆動される駆動軸10に取付けられた駆動プーリ11と、起振体2の中心の起振軸2cに取付けられた従動プーリ12との間にベルト13が掛け回され、エンジン4を作動させることにより、起振体2の偏心錘2b(図5参照)が回転し、これにより振動が発生し、転圧板1が振動する。なお、この実施の形態においては、起振体2が重心の前方に位置し、全体重心の前方で振動を発生させることでプレートコンパクタを前方へ走行させる力を発生させる構成としている。
前記ベルト13はその張力を好適な度合に調整するため、クランクケース5を含めたエンジン4は、エンジンベース3に対して前後位置調整可能に装着された不図示の位置調整板上に設置されているが、その詳細構造については説明を省略する。15はこのプレートコンパクタをトラック等に積み込み、積み下ろしする際に持ち上げるためにエンジンベース3に設けた運搬用のパイプである。16はエンジンベース3の後部に取付けられたハンドルであり、このハンドル16は、オペレータが把持してこのプレートコンパクタの移動、位置および姿勢の制御を行なうものである。
20は駆動プーリ11と従動プーリ12と共にベルト13を覆うベルトカバーである。図2、図3に示すように、このベルトカバー20はベルト13の内側(エンジンベース3側)を覆う内側カバー21と、ベルト13の外側を覆う外側カバー22とからなる。図4の分解平面図および図5の断面図に示すように、本実施の形態の内側カバー21は平板状をなし、外側カバー22は断面形状がコ字形をなす。
図3、図4に示すように、内側カバー21には駆動プーリ11と従動プーリ12をそれぞれ通すための円形をなす開口部21a,21bを有する。図4に示すように、これらの開口部21a,21bの内径D1,D2は、それぞれ駆動プーリ11、従動プーリ12の外径d1,d2より大きく形成する。
図3、図4に示すように、エンジンベース3の側部の上面に内側カバー21を取付けるためのブラケット24を溶接し、このブラケット24に2本のボルト25をそれぞれ通すための2つのボルト挿通孔24aを設けると共に、各ボルト挿通孔24aの裏面にナット26を溶接する。そして内側カバー21をブラケット24とエンジンベース3の側板部3aに当て、内側カバー21に設けたボルト挿通孔21cとブラケット24に設けた2つのボルト挿通孔24aにそれぞれボルト25を挿通してナット26に螺合し締結することにより、内側カバー21をエンジンベース3に取付ける。
ブラケット24には外側カバー22を取付けるためのボルト30を螺合する筒状ナット27を溶接する。また、エンジンベース3の側板部3aには外側カバー22を取付けるためのボルト28を挿通するボルト挿通孔3cを設けると共に、側板部3aの裏面にナット29を溶接する。外側カバー22の取付けは、筒状ナット27を内側カバー21のほぼ中央部に設けた貫通孔21dに通して外側カバー22の内側面を内側カバー21の外側面に当接させ、外側カバー取付け用のボルト30を外側カバー22のほぼ中央部に設けたボルト挿通孔22aに通して筒状ナット27に螺合し締結することにより、筒状ナット27の先端に外側カバー22の内面に圧接させる。さらに、外側カバー22の固定のため、外側カバー22に設けた取付け片22bにボルト挿通孔22cを設け、ボルト28をこのボルト挿通孔22cとエンジンベース3の側板部3aに設けたボルト挿通孔3cに通してナット29に螺合し締結する。
図2、図3において、32は駆動プーリ11を取付ける駆動軸10および内側カバー21の開口部21aを覆うカバーであり、このカバー32は椀状をなし、中央部に駆動軸10を通すための開口部32aを有する。このカバー32はエンジンベース3側に取付ける。
34は内側カバー21の従動プーリ12側開口部21bと起振軸2cを覆う起振軸カバーである。この起振軸カバー34はゴムまたは樹脂製の弾性材でなり、円筒形をなす。本実施の形態においては、図4に示すように、起振軸カバー34の内径d3を従動プーリ12の外径d2以上とすることにより、従動プーリ12を起振軸2cに取付けたままで、ベルトカバー20に起振軸カバー34を取付けた状態で起振軸カバー34を起振体2から分離可能としている。
図6(A)は本実施の形態の起振軸カバーの拡大断面図、(B)は(A)の一部拡大断面図である。図6(A)、(B)に示すように、起振軸カバー34は内側カバー21への取付け部34aと起振体2側へ延出させた円筒部34bとからなる。この起振軸カバー34の取付けはボルト、ナットにより行なってもよいが、本実施の形態においては、起振軸カバー34の内側カバー21への着脱をより容易とするため、取付け部34aの外周に取付け溝34cを全周にわたって設け、この取付け溝34cを内側カバー21の開口部21bの内周縁に起振軸カバー34の弾性を利用して嵌合することにより、起振軸カバー34を内側カバー21に取付けた例を示す。
この起振軸カバー34の円筒部34bはテーパー状をなした鍔部を有する。すなわち図6(A)に示すように、円筒部34bの起振体2側の内径d3は内側カバー21側の内径d4より小さく、起振体2側の外径d5は、内側カバー21側の外径d6より小さく形成する。また、図6(B)に示すように、起振軸カバー34の円筒部34bの起振体2側の肉厚t1を内側カバー21側の肉厚t2より小さく形成している。
この構成において、ベルト13の交換が必要となったときには、ボルト28,30を外すことにより、外側カバー22を内側カバー21およびエンジンベース3から取外す。そして、転圧板1の前端部を地面に着け、後部を浮かした状態でハンドル16を押し下げると、転圧板1とエンジンベース3との間を結合している防振ゴム7が撓むことにより、駆動プーリ11と従動プーリ12との間の距離が短くなり、ベルト13が弛んでプーリ11,12からベルトを取外すことができる。また、新品のベルト13を取付ける場合も、前述のように転圧板1の後部を浮かした姿勢としてプーリ11,12に掛け回す。このように、ベルト13の交換の際には、内側カバー21をエンジンベース3に取付けたままで、外側カバー22を着脱するだけでベルト13の交換ができる構成となっている。
本実施の形態においては、起振軸カバー34を内側カバー21側に取付けたものであり、内側カバー21はエンジンベース3側に取付けられるから、起振体2側に取付ける場合に比較して振動が小さくなる。このため、起振軸カバー34に要求される剛性が低くてすむ上、内側カバー21に対する取付け強度も小さくてすむ。このため、起振軸カバー34を小型軽量化することが可能になると共に、内側カバー21に対して容易に着脱することが可能となる。
本発明を実施する場合、起振軸カバー34を交換する際には、従動プーリ12を取外した後、内側カバー21に起振軸カバー34を取付けた状態で古い起振軸カバー34を切断する等の手段で取外してもよい。しかしながら、本実施の形態においては、起振軸カバー34の内径d3を、従動プーリ12の外径d2以上としたので、従動プーリ12を起振軸2cに取付けたままで起振軸カバー34を内側カバー21と共に取外したり取付けたりすることができ、起振軸カバー34の着脱がさらに容易となる。
一方、図7に示す従来構造の場合、起振軸カバー42は起振体2に取付けられているため、起振体2の振動を考慮して、起振軸カバー42の内側カバー21側対向面42aが内側カバー21から起振軸カバー42の半径方向に離脱しないように、この面42aの半径方向の幅を確保しなければならない関係上、起振軸カバー42の起振軸2cを通すための開口部42bを従動プーリ12の外径より小さくせざるを得ない。このため、従動プーリ12を起振軸2cから外した後でなければ起振軸カバー42を取外すことができない。
これに対し、本実施の形態においては、起振軸カバー34の内径d3を従動プーリ12の外径d2以上とすることにより、前述のように、従動プーリ12を起振軸2cに取付けたままで起振軸カバー34を取外したり取付けたりすることができる。ここで、従動プーリ12を起振軸2cに取付けたままで起振軸カバー34の着脱を可能とする上で、起振軸カバー34の内径d3を従動プーリ12の外径d2以上とする場合の起振軸カバー34の内径d3とは、起振軸カバー34の弾性を考慮して、起振軸カバー34の内部を径方向の外側に最大に伸ばした場合の値であればよい。
さらに、本実施の形態においては、起振軸カバー34の取付け部34aの外周に取付け溝34cを全周にわたって設け、この取付け溝34cを内側カバー21の開口部21bの内周縁に起振軸カバー34の弾性を利用して嵌合することにより、起振軸カバー34を内側カバー21に取付けたので、ボルト等を用いて起振軸カバー34を取付ける場合に比較して、起振軸カバー34の着脱が容易となる。
さらにまた、本実施の形態においては、起振軸カバー34の円筒部34bを、起振体2側が小径となるようにテーパー形に形成したので、起振軸カバー34が起振体2のキャップ2eに接触した状態で起振体2が軸方向に振動したとしても、起振軸カバー34の円筒部34bが変形しやすくなり、起振軸カバー34の損傷が防止され、延命化される。
さらにまた、本実施の形態によれば、起振軸カバー34の円筒部34bの起振体2側の肉厚t1を、内側カバー21側の肉厚t2より薄く形成したので、起振体2の振動により、起振体2と内側カバー21とが接触した状態で相対的に変位したとしても、起振軸カバー34が変形しやすくなり、起振軸カバー34の損傷が防止され、さらに延命化される。
本発明を実施する場合、上記実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構造については、種々の変更、付加が可能である。
1:転圧板、2:起振体、2c:起振軸、3:エンジンベース、4:エンジン、5:クランクケース、10:駆動軸、11:駆動プーリ、12:従動プーリ、13:ベルト、16:ハンドル、20:ベルトカバー、21:内側カバー、21a,21b:開口部、22:外側カバー、34:起振軸カバー、34a:取付け部、34b:円筒部、34c:取付け溝

Claims (4)

  1. 起振体設置された転圧板と
    前記転圧板上に防振部材を介して設置されたエンジンベースと、
    前記エンジンベース上搭載されたエンジンと、
    前記エンジンにより駆動される駆動軸に取付けられる駆動プーリと、
    前記起振体の起振軸に取付けられる従動プーリと、
    前記駆動プーリと前記従動プーリに掛け回わされるベルトと、
    前記駆動プーリ、前記従動プーリおよび前記ベルト内側に位置する内側カバーと、前記駆動プーリおよび前記従動プーリおよび前記ベルトの外側に位置する外側カバーとが組み合わされて構成され、前記駆動プーリ、前記従動プーリおよび前記ベルトを覆うベルトカバーとを備え
    前記ベルトカバー前記エンジンベースに取付けられるプレートコンパクタのベルトカバー装置において、
    前記内側カバーに、前記起振軸を通すために前記従動プーリ側に設けられた開口部と、前記内側カバーと前記起振体との間の隙間を覆うために前記開口部に取付けられるゴムまたは樹脂製の弾性を有する円筒形をなす起振軸カバーとを備え、
    前記内側カバーにおける前記駆動プーリ側、前記従動プーリ側にそれぞれ設けられた円形をなす開口部の直径が、対応する駆動プーリ、従動プーリの外径よりもそれぞれ大きく形成されると共に、前記起振軸カバーの内径が前記従動プーリの外径以上に形成されていることを特徴とするプレートコンパクタのベルトカバー装置。
  2. 請求項に記載のプレートコンパクタのベルトカバー装置において、
    前記起振軸カバーは、前記内側カバーに取付られる取付け部と、その取付け部から起振体側に延出された円筒部とからなり、
    前記取付け部の外周に取付け溝設けられ、その取付け溝、前記内側カバーの開口部の内周縁に前記起振軸カバーの弾性を利用して嵌合されることにより、前記起振軸カバー前記内側カバーに着脱可能に取付けられていることを特徴とするプレートコンパクタのベルトカバー装置。
  3. 請求項1または2に記載のプレートコンパクタのベルトカバー装置において、
    前記起振軸カバーは、前記内側カバーに取付けられる取付け部と、その取付け部から起振体側に延出された円筒部とからなり、
    前記円筒部を、その起振体側の内径および外径が、それぞれベルトカバー側の内径および外径より小さいテーパー形に形成されていることを特徴とするプレートコンパクタのベルトカバー装置。
  4. 請求項1からまでのいずれか1項に記載のプレートコンパクタのベルトカバー装置において、
    前記起振軸カバーは、前記内側カバーに取付けられる取付け部と、その取付け部から起振体側に延出された円筒部とからなり、
    前記起振軸カバーの前記円筒部における起振体側の肉厚、内側カバー側の肉厚より薄く形成されていることを特徴とするプレートコンパクタのベルトカバー装置。
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