JP6111849B2 - 圧電デバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電アクチュエータを有する圧電デバイスの製造方法に関するものである。
近年、複数の微細なノズルからインクを吐出して各種記録媒体に画像を形成するインクジェットヘッドには、より高精度、高精細な画像形成を実現するために、ノズルの高密度配置が求められている。また、製造コストの削減要求も一層厳しくなっている。
このような高密度配置と製造コストの削減とを実現するため、インクジェットヘッドは、シリコン微細加工を応用したMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)プロセスを用いて製造されることが望ましい(このようにして製造されるインクジェットヘッドはMEMSヘッドとも呼ばれる)。MEMSプロセスを用いることにより、フォトリソグラフィーなど半導体プロセス技術を用いた高精度な加工を適用できるため、素子の小型化や高密度化が可能となる。また、Siウェハ上に素子を高密度に一括で作製することにより、素子を個別に製造する枚葉製造に比べて、コストを大幅に低減することができる。
また、シリコンは、結晶中の欠陥が非常に低いレベルで管理されたシリコンウェハとして容易に入手することができる。このため、シリコンウェハを用いたMEMSプロセスにより、インクジェットヘッドを製造することが、製品の信頼性の観点からも望ましい。
インクジェットヘッドにおけるインクの吐出は、アクチュエータ(圧電式、静電式、熱変形などによるもの)を利用したり、熱によって管内のインクに気泡を発生させることで行うことができる。中でも、圧電式のアクチュエータは、出力が大きい、変調が可能、応答性が高い、インクを選ばない、などの利点を有しており、近年よく利用されている。
圧電式のアクチュエータ(圧電アクチュエータ)には、バルク状の圧電体を用いたものと、薄膜の圧電体(圧電薄膜)を用いたものとがある。前者は出力が大きいため、大きな液滴を吐出することができるが、大型でコストが高い。これに対して、後者は出力が小さいため、液滴を大きくできないが、小型でコストが低い。高解像度(小液滴で良い)で小型、低コストのプリンタを実現するには、圧電薄膜を用いてアクチュエータを構成することが適していると言える。なお、圧電アクチュエータにおいて、圧電薄膜を用いるか、バルク状の圧電体を用いるかは、用途に応じて選択すればよい。
MEMSヘッドに用いられる圧電アクチュエータは、圧力室を覆うシリコン薄肉層上に、圧電体層を上部電極と下部電極とで挟むようにして形成される。上記のシリコン薄肉層は、圧電体層の伸縮に応じて振動する振動板を形成している。上部電極および下部電極間にkHzオーダーの高周波の電界を印加すると、圧電体層が逆圧電効果により振動板の面内方向に伸縮し、これによって圧力室上方の振動板が面内方向と垂直な方向に変位(振動)する。インクジェットヘッドでは、このような振動板の変位により、振動板に接する圧力室の容積が変化し、インクを吐出することが可能となる。
インクジェットヘッドでは、圧電アクチュエータの駆動時にシリコン薄肉層に発生する最大応力は、破壊強度以下に設計されるが、およそ100MPa〜800MPa程度である。シリコンの破壊強度については様々な文献で示されているが、実験データ等により、少なくとも1GPa以上と見積もられている。
しかしながら、従来の製法で製造されたインクジェットヘッドでは、破壊強度以下の応力下においても、高周波での繰り返し駆動を継続すると、シリコン薄肉層が破壊してしまう場合があった。これは、以下の理由によるものと考えられる。圧電アクチュエータの表面に水分が吸着していると、この水分が、ウェハの製造過程やMEMSプロセスによって生じたシリコン薄肉層の表面(特に圧力室上方で圧電体層の外側の表面)の微少亀裂に入り込んで酸化を促す。そして、高周波駆動によるシリコン薄肉層の繰り返し変位により、シリコン薄肉層の酸化部分を起点にして新たな亀裂が生じる。このような過程を繰り返して亀裂が進展することにより、最終的にシリコン薄肉層が破壊してしまうものと考えられる。
この点、特許文献1では、振動板の一部を、柱状結晶からなる酸化ジルコニウム(絶縁体膜)で構成することで、アクチュエータの耐久性を向上させるようにしている。また、特許文献2では、アクチュエータの製造中にアニールを行うことにより、各層の残留応力や熱応力を調整して、アクチュエータの割れ、カケ、ヒビ等の物理的な破壊を防ぐようにしている。
特開2007−266274号公報(請求項1、段落〔0009〕、〔0010〕、図2等参照) 特開2012−238817号公報(請求項1、段落〔0003〕、〔0038〕、図3等参照)
ところが、特許文献1の方法では、振動板の一部として、酸化ジルコニウムからなる特殊な絶縁体膜を形成する工程が余分に必要となり、コスト高となる欠点があった。また、特許文献2のように、アクチュエータの製造中にアニールを行うと、アクチュエータの製造中に表面に付着している水分は除去されるが、アクチュエータ製造後の搬送、保存、組み立て、加工などの各工程において、アクチュエータ表面への水分の付着を防止することができない。このため、アクチュエータ製造後に、圧力室上方におけるシリコン薄肉層の亀裂部分への水分の浸入、酸化により、シリコン薄肉層に亀裂が生じる。つまり、アクチュエータの製造中にアニールを行うだけでは、アクチュエータの破壊を防止するには不十分であった。
なお、上記の問題は、圧電体層を有するデバイス(圧電デバイス)であれば、インクジェットヘッド用の圧電アクチュエータのみならず、熱センサ(焦電センサ)やRF−MEMS(Radio Frequency-Micro Electro Mechanical System)などのデバイスでも同様に起こり得る。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、圧電体層の繰り返し駆動により、振動板を構成するシリコン薄肉層が繰り返し変位しても、シリコン薄肉層が破壊するのを十分に低減できる、低コストで耐久性の高い圧電デバイスの製造方法を提供することにある。
本発明の一側面に係る圧電デバイスの製造方法は、圧力室を覆うシリコン薄肉層上に、前記圧力室を覆う下部電極と、前記圧力室の一部を覆う圧電体層および上部電極とをこの順で形成して圧電アクチュエータを作製する工程を有する圧電デバイスの製造方法であって、前記圧電アクチュエータをアニールする工程と、アニール後に、前記圧電アクチュエータを外部環境から封止する工程とを有している。
シリコン薄肉層上に、下部電極、圧電体層および上部電極をこの順で形成して圧電アクチュエータをアニールすることにより、圧電アクチュエータの表面に吸着していた水分が除去される。そして、このアニール後に圧電アクチュエータを外部環境から封止することにより、その後の搬送や組み立て等の工程においても、圧電アクチュエータの表面への水分の付着が防止される。
したがって、圧力室の上方で圧電体層の外側に位置するシリコン薄肉層の表面に微小な亀裂が最初から存在していたとしても、圧電デバイスの製造中および製造後において、シリコン薄肉層の上記亀裂に水分が入り込むのを十分に低減することができ、その水分によってシリコンの酸化が促進され、亀裂が進むのを十分に低減することができる。したがって、圧電体層の繰り返し駆動によって、シリコン薄肉層が圧力室の上方で繰り返し変位しても、シリコン薄肉層が破壊するのを十分に低減することができる。しかも、従来のような特殊な絶縁体膜を形成することなく、上記の効果を得ることができ、低コストで耐久性の高い圧電デバイスを得ることができる。
前記圧電アクチュエータをアニールするときの温度は、100℃以上で、かつ、前記圧電体層のキュリー温度以下であることが望ましい。上記の温度範囲で圧電アクチュエータをアニールすることにより、圧電体層の脱分極を回避しながら、圧電アクチュエータ表面の水分を確実に除去することができる。
前記シリコン薄肉層の厚さは、1μm以上10μm以下であってもよい。シリコン薄肉層の厚さが薄いほど、繰り返し変位による破壊が生じやすい。このため、シリコン薄肉層の厚さが特に上記の範囲のときに、上述の製造方法が非常に有効となる。
前記シリコン薄肉層において、前記圧電アクチュエータの駆動時に発生する最大応力が800MPa以下であってもよい。上記の応力範囲であれば、上述の製造方法によって、シリコン薄肉層の繰り返し変位における破壊を十分に低減できる。
前記圧電体層は、鉛系ペロブスカイト酸化物で構成されていることが望ましい。例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のような鉛系ペロブスカイト酸化物は、良好な圧電特性を示し、低電圧で大きな圧電変位が得られる。したがって、このような鉛系ペロブスカイト酸化物で圧電体層を構成した場合は、シリコン薄肉層の変位量も大きくなってシリコン薄肉層が破壊しやすくなるため、上述した製造方法が非常に有効となる。
不活性ガス(例えば窒素、アルゴンガス)または乾燥空気からなる雰囲気中で、前記圧電アクチュエータを封止することが望ましい。上記の雰囲気中では、水分が含まれないか、十分に低減されているので、そのような雰囲気中で圧電アクチュエータを封止することにより、アニール後の圧電アクチュエータにおいて、水分に起因するシリコン薄肉層の亀裂の進行および破壊を確実に低減することができる。
前記圧電アクチュエータを封止する際に、封止環境内に吸湿剤を設置してもよい。封止環境内の水分は、吸湿剤によって吸収されるので、この場合でも、アニール後の圧電アクチュエータにおいて、水分に起因するシリコン薄肉層の亀裂の進行および破壊を確実に低減することができる。
上記した製造方法によれば、圧電体層の繰り返し駆動により、シリコン薄肉層が繰り返し変位する場合でも、シリコン薄肉層が破壊するのを十分に低減することができる。その結果、特殊な絶縁体膜を形成することなく低コストで、耐久性の高い圧電デバイスを実現することができる。
本発明の実施の一形態に係る圧電デバイスに適用される圧電アクチュエータの製造工程を示す断面図である。 上記圧電デバイスの一構成例を示す断面図である。 上記圧電デバイスの製造の流れを示すフローチャートである。 上記圧電デバイスの他の構成例を示す断面図である。 上記圧電アクチュエータを適用したインクジェットヘッドとしての圧電デバイスの構成例を示す断面図である。 上記圧電デバイスの製造の流れを示すフローチャートである。 上記圧電デバイスの他の構成例を示す断面図である。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〔圧電アクチュエータの製造方法〕
図1は、本実施形態の圧電デバイスに適用される圧電アクチュエータの製造工程を示す断面図である。まず、本実施形態の圧電アクチュエータの製造方法について説明する。なお、以下で示す膜厚や材料は一例であり、これらに限定されるわけではない。
まず、基板1を用意する。この基板1は、支持シリコン基板1a(厚さ600μm)上に、中間酸化膜1b(厚さ0.5μm)、シリコンデバイス層1c(厚さ5μm)、熱酸化膜1d(厚さ0.1μm)を順に形成したSOI(Silicon on Insulator)基板である。支持シリコン基板1aの厚さは、本実施形態の圧電アクチュエータの用途に応じて適宜変更することが可能である。例えば、本実施形態の圧電アクチュエータがインクジェットヘッドに用いられる場合は、支持シリコン基板1aの厚さは、インクジェットヘッドの設計に応じて設定されればよい。なお、基板1は、単結晶シリコン基板の表面に熱酸化膜を形成したものであってもよい。
次に、基板1の熱酸化膜1d側の表面に、チタン(Ti:厚さ10〜20nm)、白金(Pt:厚さ100nm)を順にスパッタ成膜し、密着層2と下部電極3とをそれぞれ形成する。チタンからなる密着層2は、白金からなる下部電極3と熱酸化膜1dとの密着性を向上させるために設けられているが、酸化チタン(TiOx)で構成されていてもよい。下部電極3を構成する白金は、自己配向性を有しており、基板1に対して(111)方向に配向している。
続いて、下部電極3上に、鉛系ペロブスカイト酸化物であるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)をスパッタ成膜し、圧電体層4を形成する。このときの圧電体層4の厚さは5μmであり、成膜温度は600℃である。なお、PZTを構成するジルコニウム(Zr)とチタン(Ti)との組成比は、MPB組成である52:48付近が望ましい。また、成膜したPZT膜は、高い圧電特性が得られるペロブスカイトの(100)に配向していることが望ましい。
なお、上記のようにPZTをPt上に直接成膜してもよいが、PZTの結晶配向性をより安定して制御するために、PtとPZTとの間にバッファ層(配向制御層)を挿入してもよい。バッファ層としては、ペロブスカイト型のチタン酸ランタン鉛(PLT)や、酸化ストロンチウムルテニウム(SRO)、酸化ストロンチウムチタン(STO)等があり、基板面(積層面)に対して平行な(100)方向に配向していることが望ましい。これにより、(100)配向のPZT膜の成長を容易にすることができる。このようにして形成されるPZTの圧電定数d31としては、−180pm/Vと非常に高い値が得られる。
次に、圧電体層4上に、Ti(厚さ0.01μm)、金(Au:厚さ0.2μm)を順にスパッタして上部電極5を形成する。その後、上部電極5の上にレジストを塗布して、露光、現像を行い、個別電極のマスクパターンを形成し、上部電極5のウェットエッチングを行う。
続いて、圧電体層4上に、圧電体層4をウェットエッチングでパターニングするためのレジストパターン(直径180μm)を形成する。その後、フッ硝酸、過酸化水素水、フッ酸等の混合エッチング液でPZTをウェットエッチングして、直径180μmのPZTパターンを形成する。
次に、基板1の支持シリコン基板1a側にレジストを塗布し、露光、現像を行ってレジストパターンを形成し、中間酸化膜1bをエッチングストッパー層として、支持シリコン基板1aをDRIE(Deep Reactive Ion Etching )装置のボッシュプロセス(エッチングガスとしてSF6、C48を使用)で深堀加工する。そして、露出した中間酸化膜1bを、HFによるウェットエッチング、もしくはCHF3等のガスを用いたドライエッチングによって除去し、直径200μmの圧力室11、つまりダイヤフラムの可動部を形成する。これにより、圧電アクチュエータ20が完成する。
なお、上記の深堀加工により、基板1のシリコンデバイス層1cは、圧力室11を覆うように形成されて、圧電体層5の駆動(面内方向の伸縮)によって基板面とは垂直な方向に振動する振動板として機能する。以下、この振動板として機能するシリコンデバイス層1cを、シリコン薄肉層12とも称する。
図1では、圧力室11の上方で、圧力室11の形成範囲よりも内側に圧電体層4および上部電極5が位置していることから、圧電体層4および上部電極5は、圧力室11の一部を覆うように形成されていると言うことができる。なお、上部電極5を圧力室11の外側(圧力室11の側壁上方)に引き出すために、圧電体層4および上部電極5を、圧力室11とその側壁との境界をまたぐようにパターニング形成してもよい。この場合でも、圧電体層4および上部電極5は、圧力室11の一部を覆うように形成されていることに変わりはない。
つまり、上記の製造工程により、圧力室11を覆うシリコン薄肉層12上に、圧力室11を覆う下部電極3と、圧力室11の一部を覆う圧電体層4および上部電極5とがこの順で形成された圧電アクチュエータ20が作製される。
なお、上記した各工程において、必要に応じて超純水リンスによる洗浄を行ってもよい。特に、圧電アクチュエータ20を例えばインクジェットヘッドの圧電デバイスとして用いる場合は、インク流路内に異物があると、ノズルが詰まるため、注意深く洗浄する必要がある。超純水リンスによる洗浄だけで不十分な場合は、さらに超音波洗浄を行ってもよいし、イソプロピルアルコールやアセトンを用いた洗浄を行ってもよい。また、強固な汚れがある場合は、PZT表面側を保護した上で、アンモニア過酸化水素水や硫酸過酸化水素水を用いたRCA洗浄を行うことも有効である。
〔圧電デバイスおよびその製造方法〕
図2は、本実施形態の圧電デバイス30の一構成例を示す断面図であり、図3は、圧電デバイス30の製造の流れを示すフローチャートである。本実施形態の圧電デバイス30は、インクジェットヘッドに適用可能であるが、熱センサ(赤外線センサ)にも適用可能である。図2では、圧電デバイス30を熱センサに適用した例を示している。
この圧電デバイス30は、上述した製法によって作製される圧電アクチュエータ20を、封止ケース21によって封止することで構成されている。封止ケース21は、アルミニウムやセラミックスで構成されている。この封止ケース21には、外部から赤外線を圧電体層4に導くための、透明なガラスや樹脂からなる透過窓21aが設けられている。
圧電体層4を構成するPZTは、圧電材料であるとともに焦電材料でもあり、常温で結晶構造が非対称であり、元素が変位することによって自発分極を有している。このような焦電材料を加熱すると、温度の上昇とともに結晶構造の非対称性が失われ、キュリー点で完全に対称な結晶構造となり、分極が失われる。このように、温度変化に伴って自発分極の変化が生じるため、温度変化に伴う自発分極の変化を上部電極5および下部電極3を介して容量変化として検出することにより、焦電材料をセンサとして機能させ、熱(赤外線)を検知することができる。
上記した圧電デバイス30の製造方法は、圧電アクチュエータの作製工程(S1)、圧電アクチュエータのアニール工程(S2)、配線取り出し工程(S3)、圧電アクチュエータの封止工程(S4)とを有している。このうち、S1の圧電アクチュエータの作製工程については、上述した図1に基づく圧電アクチュエータ20の作製工程を適用することができる。以下、S2以降の各工程について説明する。
<S2のアニール工程>
アニール工程では、作製した圧電アクチュエータ20に対して、100℃以上で、かつ、圧電体層4のキュリー温度以下で、オーブンもしくはホットプレートを用いてアニール処理を行う。これにより、圧電アクチュエータ20の表面の水分が除去される。このとき、圧電体層4のキュリー温度以上に加熱すると、圧電体の脱分極が生じるため、キュリー温度以下でアニールを行う必要がある。
<S3の配線取り出し工程>
配線取り出し工程では、ワイヤーボンディングにより、下部電極3と図示しない駆動回路(フレキシブル回路基板)、および上部電極5と駆動回路とが電気的に接続される。
<S4の封止工程>
封止工程では、封止ケース21を用い、不活性ガスまたは乾燥空気からなる雰囲気中で、圧電アクチュエータ20を封止する。なお、上記の不活性ガスとしては、アルゴン、ヘリウム、クリプトンなどの希ガスや乾燥窒素を用いることができる。また、乾燥空気としては、空気中の水蒸気量(水蒸気圧)を著しく低下させて、湿度を10%以下、望ましくは1%以下まで低下させたものを用いることができる。
封止ケース21で圧電アクチュエータ20を封止する際には、例えば封止ケース21を2つに分割しておき、上記雰囲気中で接着剤等により2つのケースを接着し、封止してもよい。また、圧電アクチュエータ20を封止する際に、封止環境内(封止ケース21内)に吸湿剤を設置してもよい。
なお、圧電アクチュエータ20を封止する前または封止した後、圧電体層4の分極処理を行うことが望ましい。分極処理の条件としては、圧電体層4に抗電界以上の電圧を印加し、100℃以下の温度を与えることが挙げられる。
〔アニールの有無による破壊の発生状況について〕
次に、本実施形態のように圧電アクチュエータ20に対してアニールを行った場合と行わなかった場合とで、圧電体層4の繰り返し駆動におけるシリコン薄肉層12の破壊の発生状況を調べた。なお、ここでは、圧電体層4を厚さ4〜5μmのPZTとし、下部電極3をPtとし、上部電極5をAuとし、シリコン薄肉部12の厚さを4〜7μmとして考察した。
また、圧電体層4には、数kHz〜100kHzの高周波電圧を、20V付近から電圧を徐々に増加させて印加し、それぞれの電圧で1時間程度保持した。各電圧でのシリコン薄肉層12の変位をレーザードップラー変位計等で測定しておき、有限要素法で計算した変位時のシリコン薄肉層12の応力分布と比較することで、各電圧印加時の最大発生応力を見積もることができる。表1は、シリコン薄肉層12の破壊の発生状況についてまとめた結果を示している。
Figure 0006111849
表1より、アニールを行わなかったアクチュエータでは、シリコン薄肉層12の最大応力が300MPaにおいて、シリコン薄肉層12に亀裂(破壊)が発生している。一方、アニールを行ったアクチュエータでは、少なくとも800MPa程度の応力が発生していても、シリコン薄肉層12に亀裂が発生していない。
通常、シリコンの破壊強度(応力)は少なくとも1GPa以上であると報告されているが、本テストでは、アニール処理を行っていないアクチュエータでは、はるかに小さい300MPaの応力で破壊が生じている。これは、アニール処理を行っていないアクチュエータでは、アクチュエータ表面に吸着した水分と高周波駆動による繰り返し変位とが要因であるものと考えられる。つまり、アクチュエータ表面に水分が吸着していると、ウェハの製造過程やMEMSプロセスによって生じたシリコン表面の微少亀裂において、吸着した水分がシリコンの酸化を促す。そして、繰り返し変位によってシリコンの酸化部分が亀裂を起こすことで、シリコンに新たな微少亀裂が生じ、微少亀裂がさらに酸化されることで亀裂が進展していく。特に、下部電極にPtを用いている場合、Ptは触媒効果により酸素を取り込みやすく、シリコンの酸化を促すため、上記の亀裂が進展しやすくなると考えられる。なお、アクチュエータ表面への水分の吸着は、MEMSプロセスでのウェット処理や湿度環境下でのアクチュエータの保管等によって発生する。
これに対して、アニール処理を行ったアクチュエータでは、表面に吸着した水分がアニール処理によって除去されるため、シリコン薄肉層の12表面に微少亀裂が生じていても、水分によるシリコンの酸化が起こりにくい。このため、最大応力が800MPa以下では亀裂が進展しにくくなり、破壊が発生していないものと考えられる。
本実施形態では、圧電アクチュエータ20をアニールすることにより、圧電アクチュエータの表面に吸着していた水分を除去し、さらにアニール後の圧電アクチュエータ20を、封止ケース21を用いて外部環境から封止している(S4参照)。これにより、圧電デバイス30の製造中のみならず、製造後の搬送や組み立て、保管等の工程においても、圧電アクチュエータ20の表面への水分の付着(一度除去した水分の再付着も含む)を十分に低減して、上記水分によるシリコンの酸化および亀裂の進展を十分に低減できる。したがって、圧電体層4の繰り返し駆動によって、シリコン薄肉層12が圧力室11の上方で繰り返し変位しても、シリコン薄肉層12が破壊するのを十分に低減することができる。しかも、振動板(シリコン薄肉層12)の一部に従来のような特殊な絶縁体膜を形成することなく、上記の効果を得ることができるので、低コストで耐久性の高い圧電デバイス30を得ることができる。
また、表1より、圧電アクチュエータ20をアニールするときの温度は、圧電アクチュエータ20の表面の水分の付着を低減して、シリコン薄肉層12の繰り返し変位による破壊を低減する観点から、100℃以上であることが望ましく、230℃以上であることがより望ましいと言える。また、圧電体層4を構成する圧電材料(PZT)のキュリー温度は約300℃であることから、このキュリー温度以下の温度でアニールすることにより、圧電体層4の脱分極を回避することができる。
特に、シリコン薄肉層12において、圧電アクチュエータ20の駆動時に発生する最大応力が800MPa以下であれば、アニールによる水分除去によって、シリコン薄肉層12の繰り返し変位における破壊を確実に低減できると言える。
本実施形態では、シリコン薄肉層12(シリコンデバイス層1c)の厚さを5μmとしているが、シリコン薄肉層12の厚さが1μm以上10μm以下と薄ければ、繰り返し変位による破壊が生じやすいため、シリコン薄肉層12の破壊を低減する上述した本実施形態の製造方法が非常に有効となる。
また、本実施形態のように、圧電アクチュエータ20の圧電体層4が、鉛系ペロブスカイト酸化物であるPZTで構成されている場合、低電圧で大きな圧電変位が得られるため、圧電体層4の駆動時におけるシリコン薄肉層12の変位量も大きく、繰り返し変位によってシリコン薄肉層12が破壊しやすい。したがって、圧電体層4が鉛系ペロブスカイト酸化物で構成される場合は、そのようなシリコン薄肉層12の繰り返し変位による破壊を低減する本実施形態の製造方法が非常に有効となる。
なお、本実施形態では、鉛系ペロブスカイト酸化物してPZTを用いているが、PZT以外にも、PZTにLa(ランタン)や、Nb(ニオブ)、Sr(ストロンチウム)を添加したものや、Pb(Mg,Nb)O3、Pb(Ni,Nb)O3、PbTiO3等の酸化物またはこれらの組み合わせを用いることができる。
また、本実施形態のように、圧電アクチュエータ20を封止する際に、水分が十分に低減された不活性ガスまたは乾燥空気からなる雰囲気中で封止することにより、アニール後の圧電アクチュエータ20において、水分に起因するシリコン薄肉層12の亀裂の進行および破壊を確実に低減することができる。
また、圧電アクチュエータを封止する際に、封止環境内に吸湿剤を設置した場合は、封止環境内の水分が吸湿剤によって吸収されるため、この場合でも、アニール後の圧電アクチュエータ20において、水分に起因するシリコン薄肉層12の亀裂の進行および破壊を確実に低減することができる。
ところで、図4は、本実施形態の圧電デバイス30の他の構成例を示す断面図である。同図に示すように、圧電アクチュエータ20を作製した後、封止ケース21(図2参照)で封止する代わりに、圧力室11の上方で圧電体層4の外側のシリコン薄肉層12を覆うように、上部電極5の表面から下部電極3の表面にわたって保護膜22を形成してもよい。この場合の保護膜22としては、例えばシリコン酸化膜(厚さ1μm)とシリコン窒化膜(厚さ0.3μm)とを積層したものを用いることができる。
この場合は、保護膜22の形成工程が必要となるが、圧電アクチュエータ20の作製後において、圧力室11の上方のシリコン薄肉層12の表面の亀裂部分への水分の浸入およびそれによるシリコンの酸化を低減して、シリコン薄肉層12の破壊を低減し、耐久性を向上させることができる点に変わりはない。
なお、以上では、圧電デバイス30として熱センサを例に挙げて説明したが、その他に、高性能かつ小型の無線通信用デバイスを実現可能なRF−MEMSに本実施形態の圧電アクチュエータ20を適用して圧電デバイス30を構成することもできる。
〔インクジェットヘッド(その1)〕
図5は、本実施形態の圧電デバイス31の構成例を示す断面図である。この圧電デバイス31は、上述した製法によって作製される圧電アクチュエータ20を、インクジェットヘッドに適用したものである。
より詳しくは、圧電アクチュエータ20の基板1(ボディープレート)における圧電体層4の形成側とは反対側に、中間ガラス32(中間プレート)を介してノズル基板33(ノズルプレート)が接合されており、上述の封止ケース21が圧電アクチュエータ20を覆うようにして中間ガラス32と接着剤によって接着されている。なお、封止ケース21は、基板1と接着されていてもよいし、ノズル基板33と接着されていてもよい。
中間ガラス32には、圧力室11と連通する連通孔32aが形成されているとともに、インク貯留室(図示せず)から圧力室11にインクを供給するためのインク供給路32bが形成されている。中間ガラス32は、ガラス基板をフォトリソグラフィー法によってパターニング加工することにより得られる。
ノズルプレート33には、連通孔32aを介して圧力室11と連通するノズル孔33aが形成されている。ノズルプレート33は、フォトリソグラフィー法とシリコンエッチングによってシリコンウェハをパターニング加工することにより得られる。
このような圧電デバイス31では、圧電体層4の駆動に伴ってシリコン薄肉層12が振動することにより、圧力室11内のインクに圧力が付与され、圧力室11から連通孔32aおよびノズル孔33aを介してインク滴が吐出される。
図6は、図5の圧電デバイス31の製造の流れを示すフローチャートである。圧電デバイス31の製造においては、圧電アクチュエータ20の作製後のアニール工程(S2)と、配線取り出し工程(S3)との間に、圧電アクチュエータ20、中間ガラス32、ノズル基板33を接合する接合工程(S2−2)が新たに入る以外は、基本的に図3で示した圧電デバイス30の製造の流れと同じである。上記の接合工程において、基板1と中間ガラス32、中間ガラス32とノズル基板33との接合は、例えば陽極接合によって行われる。
上記のようにして製造した圧電デバイス31(インクジェットヘッド)において、圧力室11にインクを注入した場合と注入しない場合とで、圧電アクチュエータ20を高周波駆動させた。いずれも、シリコン薄肉層12での発生応力は800MPa程度であったが、40kHz〜55kHzで10日間駆動させても、シリコン薄肉層12は破壊することはなかった。また、インクを注入した場合では、安定的にインクを圧力室11から吐出させることができた。
〔インクジェットヘッド(その2)〕
図7は、本実施形態の圧電デバイス31の他の構成例を示す断面図である。この圧電デバイス31は、上述した製法によって作製される圧電アクチュエータ20を、インクジェットヘッドに適用したものであるが、インターポーザー基板34を用いて上部電極5から配線を取り出した以外は、図5の構成と同様である。
より具体的には、インターポーザー基板34には、厚さ方向に貫通する貫通孔34aが形成されており、圧電アクチュエータ20の上部電極5と電気的に接続される配線35が、貫通孔34aを介して外部に引き出され、図示しない駆動回路(フレキシブル回路基板)と接続されている。なお、上部電極5と配線35との電気的な接続は、例えばはんだによって行われる。また、インターポーザー基板34は、上部電極5との間に所定の間隙が形成されるように、下部電極3上に形成される感光性樹脂層36によって支持されている。このようにインターポーザー基板34を用いて、上部電極5と接続される配線35を外部に取り出すことにより、より高密度にインクチャネル(インク吐出部)を配置することができる。
上記した封止ケース21は、図7では、ノズルプレート33と接着剤によって接着されているが、中間ガラス32と接着されてもよいし、基板1と接着されてもよい。
図7の圧電デバイス31の製造においては、図6におけるS3の配線取り出し工程において、配線35付きのインターポーザー基板34を上部電極5と所定の間隙をあけて対向配置させ、下部電極3とインターポーザー基板34との間に感光性樹脂層36を配置してこれらを接着するとともに、上部電極5と配線35(上部電極5との対向部分)とをはんだ付けして電気的に接続する。これ以外は、図6で示した圧電デバイス31の製造の流れと同じである。
図7の圧電デバイス31(インクジェットヘッド)において、圧力室11にインクを注入した場合と注入しない場合とで、圧電アクチュエータ20を高周波駆動させた。いずれも、シリコン薄肉層12での発生応力は800MPa程度であったが、40kHz〜55kHzで10日間駆動させても、シリコン薄肉層12は破壊することはなかった。また、インクを注入した場合では、安定的にインクを圧力室11から吐出させることができた。
なお、各図面で示した構成を適宜組み合わせて圧電デバイスを構成してもよい。例えば図4で示した保護膜22を設ける構成を、図5および図7の圧電デバイス31(インクジェットヘッド)に適用して、封止ケース21を省略する構成としてもよい。また、保護膜22を設ける構成と、封止ケース21を設ける構成とを両方採用して圧電デバイスを構成してもよい。
本発明の製造方法は、例えば熱センサ、RF−MEMS、インクジェットヘッドに適用される圧電デバイスの製造に利用可能である。
3 下部電極
4 圧電体層
5 上部電極
11 圧力室
12 シリコン薄肉層
20 圧電アクチュエータ
30 圧電デバイス
31 圧電デバイス

Claims (11)

  1. 圧力室を覆うシリコン薄肉層の振動板上に、前記圧力室を覆う下部電極と、前記圧力室の一部を覆う圧電体層および上部電極とをこの順で形成して圧電アクチュエータを作製する工程を有する圧電デバイスの製造方法であって、
    前記圧力室が形成されて前記シリコン薄肉層の振動板の前記圧力室側の面が露出した前記圧電アクチュエータをアニールする工程と、
    アニール後に、前記圧電アクチュエータを外部環境から封止する工程とを有していることを特徴とする圧電デバイスの製造方法。
  2. 前記圧電アクチュエータをアニールする工程の前に前記圧電体層を分極処理する工程を有し、
    前記圧電アクチュエータをアニールするときの温度は、100℃以上で、かつ、前記圧電体層のキュリー温度以下であることを特徴とする請求項1に記載の圧電デバイスの製造方法。
  3. 前記シリコン薄肉層の振動板の厚さは、1μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
  4. 前記シリコン薄肉層の振動板において、前記圧電アクチュエータの駆動時に発生する最大応力が800MPa以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
  5. 前記圧電体層は、鉛系ペロブスカイト酸化物で構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
  6. 不活性ガスまたは乾燥空気からなる雰囲気中で、前記圧電アクチュエータを封止することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
  7. 前記圧電アクチュエータを封止する際に、封止環境内に吸湿剤を設置することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
  8. 前記圧電アクチュエータを外部環境から封止する工程の後に前記圧電体層を分極処理する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の圧電デバイスの製造方法。
  9. 前記シリコン薄肉層の振動板の表面に亀裂が形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
  10. 前記圧電アクチュエータをアニールするときの温度は、230℃以上であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
  11. 前記圧電体層を覆うように、前記上部電極の表面から前記下部電極の表面にわたって保護膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
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