JP6108456B2 - 計量機能付ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、内容液を計量して所定量を注ぎ出すことの出来る計量機能付ヒンジキャップに関するものであり、より詳しくは、キャップ本体に上蓋を閉じた状態の容器を、スリットの他端部側を上方に一端部側を下方にして傾けて、注出筒内のエアーと容器の内容液とを置換させて、所定量の内容液を計量部内で計量したあと、容器を正立状態に戻し、上蓋を開け、注出筒内の所定量の内容液を、注ぎ部位から注ぎ出せるようにした計量機能付ヒンジキャップに関する。
ヒンジキャップは、キャップ本体と上蓋とがヒンジにより連結され、その上蓋の開閉自在性に加えてキャップ本体の易開封性も付与されて、利便性が高められているものである。このため、ヒンジキャップは、洗剤や調味液などの内容液を収容し、その内容液は少量ずつ注出することが多いため、上蓋の開閉頻度の高い容器用に多く使用される。このヒンジキャップは、容器口部にキャップ本体を螺着あるいは打栓して液密にすると共に、容易に外れないようにして液密状態を維持し、さらに、ヒンジ連結にて上蓋を開閉自在にし、また、ヒンジ連結のまま、容器口部からヒンジキャップを螺着脱出来るものもある。
一方、洗剤や調味料などの内容液を計量して所定量を注出できるようにしたものは、ほとんどの場合、計量容器を兼ねる上蓋および注ぎ口となる中栓からなり、容器の口部から上蓋を外し、上蓋に注ぎ口である中栓から容器の内容液を所定量注出し、その内容液を使用するようにしたものである。ところが、これでは、利便性に欠けるので、上記したヒンジキャップが、洗剤や調味液などの内容液を少量ずつ注出して使用するような、上蓋の開閉頻度の高い、容器に多く使用されていることに鑑みて、ヒンジキャップにさらなる利便性を付与するため、内容液を事前に計量して、所定量の内容液を、注出筒の注ぎ部位から注出できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、特許文献1に記載されている計量機能付ヒンジキャップは、図10に示したように、容器50の口部51内に嵌合されるカップ形状を成し且つ定量すべき液体容積に対応する内容積を有する中栓52と、この中栓52の底部に設けられた液体通路をも兼ねる開口部53と、液体よりも低比重の発泡体ないし中空体から形成され、開口部53の断面積よりも小さい断面積を有し且つ開口部53を通して上下に延びている弁胴部54、並びに開口部53の断面積よりも大きい断面積を有し且つ弁胴部54の両端に設けられた上方および下方弁頭部55aおよび55bからなる弁55と、倒立状態で中栓52への液体供給口となる隙間部を形成するよう開口部53上方に間隔を置いて設けられた複数個の凸部からなる上方弁頭部支持座56と、および開口部53下方に設けられ、中栓52内に液体が充填され正立状態で下方弁頭部55bとの間に液密係合を行う下方弁頭部支持座57と、からなるものである。
特公平06−45372号公報
特許文献1の計量機能付ヒンジキャップは、上蓋58を開けることなく、容器50の内容液を計量でき、計量した所定量の内容液を注ぎ出す際、上蓋58を開けるだけであり、利便性に優れており、使い勝手の良好なものである。しかしながら、この計量機能付ヒンジキャップは、弁55とその他のヒンジキャップ部分とが別部材からなり、その上、開口部53にこのような形状の弁55をセットする事は非常に困難であり、セットするために、弁55自体を2ピース化する等の更なる方策が必要となることは自明であり、成形上の困難性と共に、コストが割高になってしまう虞がある。
そこで、本発明の目的は、上蓋を開けることなく、容器の内容物を計量出来、その上、一体的に成形出来るようにして、低コスト化を可能にした計量機能付ヒンジキャップを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、キャップ本体と上蓋とがヒンジを介して開閉自在に連結されており、該キャップ本体は、天面と、該天面の周縁から垂下するスカート壁と、該スカート壁と同心的に前記天面から垂下し、前記スカート壁と相俟って容器の口部に装着する中筒とで構成して、前記天面上面には上方に延出する注出筒、前記天面下面には下方に延出する計量部が形成されており、該計量部は、天面から下方に垂下する計量壁と該計量壁を閉塞する隔壁とで構成されると共に、該隔壁には、一端部側が先に行くに従って幅狭で他端部側が同一幅のスリットを前記注出筒の注ぎ部位と直角に刻設してなり、前記上蓋は、天板と該天板の周縁から垂下する側壁とで構成され、前記ヒンジの反対側の前記側壁外面から外方に突出する顎部を設けてなり、
前記キャップ本体に前記上蓋を閉じた状態の容器を、前記スリットの他端部側を上方にし、一端部側を下方にして傾けることにより、注出筒内のエアーの容積に相当する容器内容液とを置換させて、所定量の内容液を該計量部内に計量したあと、容器を正立状態に戻し、前記上蓋を開け前記注出筒内の所定量の内容液を前記注ぎ部位から注ぎ出せるようにしたことを特徴とする計量機能付ヒンジキャップが提供される。
また、本発明によれば、前記上蓋の天板には、閉蓋時に前記注出筒の内周面に当接して注出筒をシールする凹み部が形成されている計量機能付ヒンジキャップが提供される。
また、本発明によれば、前記計量部の隔壁に設けたスリットは、一端部側の最狭幅が0.8mm±0.2mmであり、他端部側の最広幅が1.6mm±0.2mmである計量機能付ヒンジキャップが提供される。
また、本発明によれば、前記計量部の隔壁に設けたスリットは、その周囲が凸部で囲まれている計量機能付ヒンジキャップが提供される。
また、本発明によれば、前記キャップ本体および/または上蓋の外面に前記注出筒内に容器内容液を所定量計量する際の前記容器の傾き方向を明示する位置表示を付与した計量機能付ヒンジキャップが提供される。
また、本発明によれば、前記キャップ本体および上蓋が透明ないし半透明であって、前記計量部に計量目盛りを付設した計量機能付ヒンジキャップが提供される。
また、本発明によれば、前記計量部の隔壁に設けたスリットは、予めシートによりシールされている計量機能付ヒンジキャップが提供される。
上記請求項1に係る発明は、キャップ本体に上蓋を閉じた状態の容器を、スリットの他端部側を上方に一端部側を下方にして傾け、キャップ本体内のエアーをスリットの他端部側から容器内に送り出して、容器の内容液と置換させつつ、内容液を計量部内に引き込み計量したあと、容器を正立状態に戻し、上蓋を開けてもスリットの幅寸法や内容液の粘性および表面張力などにより、スリットを通して内容液が容器に戻らず、注出筒内の計量した所定量の内容液を注ぎ部位から外部に注ぎ出せる作用を有する。
また、上記請求項2に係る発明は、キャップ本体に上蓋を閉じると、その凹み部が注出筒の内周面に当接して注出筒をシールして、内容液の漏れを防ぐことが出来る。
また、上記請求項3に係る発明は、スリットの好ましい形態を規定するものである。スリットの他端部側の最広幅が1.6mm±0.2mmの範囲内であると、キャップ本体に上蓋を閉じた状態の容器を、スリットの他端部側を上方に一端部側を下方にして傾けた際、キャップ本体内のエアーをスリットの他端部側から容器内に送り出して、容器の内容液とを置換させ易く、他方、容器を正立状態に戻し上蓋を開けても、スリットの他端部側を通して内容液が容器に戻りづらい。また、一端部側の最狭幅が0.8mm±0.2mmの範囲内であると、容器を正立状態に戻し上蓋を開けても、さらに、スリットの一端部側を通して内容液が容器内に戻りづらくなることが確認されている。
上記請求項4に係る発明は、スリットの周囲が凸部で囲まれている形態を規定するものであり、これによって、スリットから計量部に注出された内容液は、より確実に計量部内に留め置くことができるようになる。
上記請求項5に係る発明は、キャップ本体および/または上蓋の外面に容器の傾き方向を明示する位置表示を付与した形態を規定するものであり、これによって、位置表示を頼りすれば、確実にキャップ本体内のエアーをスムーズにスリットの他端部側から容器内に送り出し、これと容器の内容液を置換させつつ内容液を計量部内に引き込める。
上記請求項6に係る発明は、計量部の計量目盛りを、透明ないし半透明のキャップ本体および上蓋に付与することにより、容器の内容液が正確に計量部内に注出されているかを外視によって確認することができる。
上記請求項7に係る発明は、スリットをシートで覆っておくことにより、輸送時との振動などによっても、開封する前に容器の内容液が注出筒や計量部に漏れることがない。
本発明の計量機能付ヒンジキャップによれば、上蓋を開けることなく、容器の内容液を計量出来、そのあと上蓋を開けて計量した所定量の内容液を使用でき、その上、一体的に成形することが可能な形状となって、コストを下げることができる効果がある。
また、本発明の計量機能付ヒンジキャップによれば、上記の効果に加えて、キャップ本体に上蓋を閉じれば、確実に注出筒をシールして内容液の漏れを防ぐことが出来る効果がある。
また、本発明の計量機能付ヒンジキャップによれば、上記の効果に加えて、容器をスリットの他端部側を上方に一端部側を下方にして傾けた際、スリットの他端部側からエアーを容器内に、容器から内容液をキャップ本体側にスムーズに置換でき、容器を正立状態に戻し上蓋を開けても、計量した所定量の内容液がスリットを通して再び容器に戻らない効果がある。
また、本発明の計量機能付ヒンジキャップによれば、上記の効果に加えて、スリットから計量部に注出された内容液を確実に計量部内に留め置くことが出来、且つ、スリットをシートで覆う場合も、シートが貼り易くなるとともに、さらに剥がし易くなる効果がある。
また、本発明の計量機能付ヒンジキャップによれば、上記の効果に加えて、位置表示を頼りにすれば、確実にエアーと容器の内容液とを置換させつつ、容易に内容液を計量部内に引き込みできる効果がある。
また、本発明の計量機能付ヒンジキャップによれば、上記の効果に加えて、計量部による内容液の計量を確認且つ調整できる効果がある。
さらに、本発明の計量機能付ヒンジキャップによれば、上記の効果に加えて、使用開始迄の間に、輸送時の振動などによっても、内容物がスリットから漏れる事態を防止でき、商品価値を損なうことがない効果がある。
実施例1に示した本発明の実施の形態を示す計量機能付ヒンジキャップの開いた状態の縦断面図である。 同じく計量機能付ヒンジキャップの開いた状態の平面図である。 図1の計量機能付ヒンジキャップの利用状態を示す縦断面図である。 図1の計量機能付ヒンジキャップの利用時の容器の傾ける方向性を示す一部を切り欠いた平面図である。 図1の計量機能付ヒンジキャップの利用状態を示す縦断面図である。 図1の計量機能付ヒンジキャップの利用状態を示す縦断面図である。 図1の計量機能付ヒンジキャップの利用状態を示す縦断面図である。 図1の計量機能付ヒンジキャップの利用時の容器の傾ける方向性を示す平面図である。 図1の計量機能付ヒンジキャップの利用状態を示す縦断面図である。 特許文献1に示した従来例を示す縦断面図である。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図面において、1は計量機能付ヒンジキャップであり、この計量機能付ヒンジキャップ1は、キャップ本体2と上蓋3とがヒンジ4を介して開閉自在に連結されており、このキャップ本体2は、天面5と、この天面5の周縁から垂下するスカート壁6と、このスカート壁6と同心的に天面5から垂下し、スカート壁6と相俟って容器7の口部8に装着する中筒9とで構成して、天面5上面には上方に延出する注出筒10、天面5下面には下方に延出する計量部11が形成されている。この計量部11は、天面から下方に垂下する計量壁12とこの計量壁12を閉塞する隔壁13とで構成されると共に、この隔壁13には、一端部側14aが先に行くに従って幅狭で他端部側14bが同一幅のスリット14を注出筒10の注ぎ部位10aと直角に刻設されている。
上蓋3は、天板15とこの天板15の周縁から垂下する側壁16とで構成され、ヒンジ4の反対側の側壁16外面から外方に突出する顎部17を設けており、キャップ本体2に上蓋3を閉じた状態の容器7を、スリット14の他端部側14bを上方に一端部側14aを下方にして傾けることにより、注出筒10内のエアーの容積に相当する容器内容液とを置換させて、所定量の内容液を計量部11内に計量したあと、容器7を正立状態に戻し、その後、上蓋3を開け、注出筒10内の所定量の内容液を、注ぎ部位10aから注ぎ出せるようにしたものである。
前記計量機能付ヒンジキャップ1を冠する容器7は、その口部8に、キャップ本体2を打栓あるいは螺着などにより、装着できるものであれば特に限定がなく、どのようなタイプ、材質でも良い。この実施例1においては容器7として瓶タイプを使用している。そして、この容器7の口部8に、スカート壁6と中筒9との間に形成された空間20を当てがい、打栓することにより液密にし、容器7の口部8に計量機能付ヒンジキャップ1を冠することになる。この計量機能付ヒンジキャップ1は、洗剤や調味液など、少なくとも水よりも粘性の高い内容液を対象とし、頻繁に内容液を小出しする容器に使用して、上蓋3による開閉が比較的多く行われ、且つ、内容液の使用量を計量した方が好ましい場合を想定している。
前記キャップ本体2は、上蓋3がヒンジ4を介して開閉連結されているため、上蓋3はヒンジ4を中心として回動出来ることになる。そして、前記注出筒10より外側の天面5上には、外側壁21が設けられており、その外面には外方に突出する上蓋係合突部21aが形成されており、上蓋閉蓋時において、上記鍔部17と上蓋係合突部21aが係合し、キャップ本体2と上蓋3とが適切な密封性を保持することが出来るのである。
前記計量部11の隔壁13に設けたスリット14は、好ましくは、一端部側14aの最狭幅が0.8mm±0.2mmであり、他端部側14bの最広幅が1.6mm±0.2mmである。長さは、キャップ本体2の大きさにより異なるが、概ね14mm±2mmの範囲内である。この他端部側14bの最広幅が1.6mm±0.2mmの範囲より小であると、容器7を傾けても、エアーと内容液とが置換しなかったり、逆に、この範囲より大であると、容器7を正立状態に戻した際、計量した所定量の内容液が容器7に戻る現象が起こる可能性が出てくる。また、一端部側14aの最狭幅が0.8mm±0.2mmの範囲より大であると、容器7を正立状態に戻した際、計量した所定量の内容液が容器7に戻る現象が起こる可能性が出てくる。
このスリット14は、その周囲が天面5から上方に突出する凸部22にて囲まれていて、さらに、その凸部22にスリット14を初期密封するためのシート23が貼られている。スリット14の周囲が凸部22で囲まれていることにより、一旦計量部内に注出された内容液が、容器内に逆流しにくくなるばかりでなく、スリット14を塞ぐためにシート23を付設する場合は、シートが貼り易くなるとともに、貼り合わせる面積も特定されて逆に剥がし易くなる。そして、スリット14からシート23を開封する前は、輸送時の振動によっても、容器7の内容液が注出筒10内や計量部11内に漏れることがなく、その密封性を確実に保証するので、商品価値を損なうこともない。
前記上蓋3は、その天板15に閉蓋時に、注出筒10の内周面に当接して、注出筒10をシールする凹み部24が形成されていることによって、上蓋閉蓋の際、キャップ本体2に上蓋3を被せると、その凹み部24が注出筒10の内周面に当接して、注出筒10を確実にシールし、内容液が外部に漏れるのを防ぐことができる。
また、前記キャップ本体2および/または上蓋3の外面に、注出筒10内に容器内容液を所定量計量する際の容器7の傾き方向を明示する位置表示25を付与してもよい。この位置表示25は、少なくとも他端部側14bに対応する位置に付与されていれば良いが、位置表示を「上」、もしくは「上下」としてもよい。この実施例では、図2に示すように、上蓋3の天板15の他端部側、すなわち閉蓋状態においてスリット14の他端部側14bに対応する側に位置表示25を付与している。したがって、計量時において、消費者はこの位置表示25が上方になる様に傾けることで、キャップ本体2に上蓋3を閉じた状態の容器7のスリット14の他端部側14bが必ず上方側となるので、確実に、注出筒10内のエアーと容器7の内容液とを置換させ得て、所定量の内容液を計量部11内で計量することができるようになる。
さらに、キャップ本体2および上蓋3は透明ないし半透明のプラスチックによって構成されていることが好ましく、且つ、前記計量部11に計量目盛り11aを付設しておくことも好ましい。こうすることによって、キャップ本体2および上蓋3を通して、計量部11の計量目盛り11aを直接見ることが出来、内容液量の確認や加減をすることが可能となる。
次に、上記構成になる計量機能付ヒンジキャップ1の利用方法について説明する。
まず、キャップ本体2に上蓋3を嵌めて、閉じた状態の計量機能付ヒンジキャップ1にし、容器7内に洗剤や調味液などの内容液を充填したあと、容器7の口部8に計量機能付ヒンジキャップ1を装着、すなわち、容器7の口部8に計量機能付ヒンジキャップ1をあてがい打栓して、容器7内を密封(図3参照)して最終製品とする。
最終製品の消費に際しては、少なくとも計量機能付ヒンジキャップ1の部分を裸出し、キャップ本体2から上蓋3を開ける得る状態にする。そして、上蓋3の鍔部17に手指を掛けて上蓋3を押し上げれば、上蓋3を開けることができ、さらに、スリット14をシールしているシート23の端部を手指でつかみ、剥がして開封する。そのあと、キャップ本体2に上蓋3を被せ、上蓋3に付与してある位置表示25を確認して、図4に示すように、容器7を、スリット14の他端部側14bを上方に一端部側14aを下方にして45度程度傾けることにより、注出筒10内のエアーと容器7の内容液とを置換させて(図5参照)、所定量の内容液を計量部11内に注出計量したあと、容器7を正立状態に戻し(図6参照)、上蓋3を開け(図7参照)、今度は、図8に示すように、注ぎ部位10aより注ぎ出しを行うが、注ぎ部位10aに対して直角方向に刻設されるスリット14が形成されている為、注ぎ出しの際、スリット14の一端部側14aと他端部側14bとが自然と平行となるように傾けることにより、注出筒10内の所定量の内容液だけを、注ぎ部位10aから注ぎ出すことが出来るのである(図9参照)。
所定量の内容液を注ぎ終わったら、計量機能付ヒンジキャップ1を図3の正立状態に戻し、上蓋3を閉じる。以後、容器7内の内容液を使い切るまで、上記と同じ動作を繰り返すことになる。
以上、本発明の実施例1を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は、適宜可能であることが理解されるべきである。
本発明のヒンジキャップは、上蓋を開けることなく容器の内容物を計量出来、その上、一体的に成型出来るようにして、低コスト化を可能にしたいような場合に、その利用可能性が極めて高くなる。
1 計量機能付ヒンジキャップ
2 キャップ本体
3、58 上蓋
4 ヒンジ
5 天面
6 スカート壁
7、50 容器
8、51 口部
9 中筒
10、50 注出筒
10a 注ぎ部位
11 計量部
11a 計量目盛り
12 計量壁
13 隔壁
14 スリット
14a 一端部側
14b 他端部側
15 天板
16 側壁
17 鍔部
20 空間
21 外側壁
21a 上蓋係合部
22 凸部
23 シート
24 凹部
25 位置表示
52 中栓
53 開口部
54 弁胴部
55 弁
55a 上方弁頭部
55b 下方弁頭部
56 上方弁頭部支持座
57 下方弁頭部支持座

Claims (7)

  1. キャップ本体と上蓋とがヒンジを介して開閉自在に連結されており、
    該キャップ本体は、天面と、該天面の周縁から垂下するスカート壁と、該スカート壁と同心的に前記天面から垂下し、前記スカート壁と相俟って容器の口部に装着する中筒とで構成して、前記天面上面には上方に延出する注出筒、前記天面下面には下方に延出する計量部が形成されており、該計量部は、天面から下方に垂下する計量壁と該計量壁を閉塞する隔壁とで構成されると共に、該隔壁には、一端部側が先に行くに従って幅狭で他端部側が同一幅のスリットを前記注出筒の注ぎ部位と直角に刻設してなり、
    前記上蓋は、天板と該天板の周縁から垂下する側壁とで構成され、前記ヒンジの反対側の前記側壁外面から外方に突出する顎部を設けてなり、
    前記キャップ本体に前記上蓋を閉じた状態の容器を、前記スリットの他端部側を上方にし、一端部側を下方にして傾けることにより、注出筒内のエアーの容積に相当する容器の内容液とを置換させて、所定量の内容液を該計量部内に計量したあと、容器を正立状態に戻し、前記上蓋を開け前記注出筒内の所定量の内容液を前記注ぎ部位から注ぎ出せるようにしたことを特徴とする計量機能付ヒンジキャップ。
  2. 前記上蓋の天板には、閉蓋時に前記注出筒の内周面に当接して注出筒をシールする凹み部が形成されている請求項1記載の計量機能付ヒンジキャップ。
  3. 前記計量部の隔壁に設けたスリットは、一端部側の最狭幅が0.8mm±0.2mmであり、他端部側の最広幅が1.6mm±0.2mmである請求項1または2記載の計量機能付ヒンジキャップ。
  4. 前記計量部の隔壁に設けたスリットは、その周囲が凸部で囲まれている請求項1ないし3のいずれか1項記載の計量機能付ヒンジキャップ。
  5. 前記キャップ本体および/または上蓋の外面に前記注出筒内に容器内容液を所定量計量する際の前記容器の傾き方向を明示する位置表示を付与した請求項1ないし4のいずれか1項記載の計量機能付ヒンジキャップ。
  6. 前記キャップ本体および上蓋が透明ないし半透明であって、前記計量部に計量目盛りを付設した請求項1ないし5のいずれか1項記載の計量機能付ヒンジキャップ。
  7. 前記計量部の隔壁に設けたスリットは、予めシートによりシールされている請求項1ないし6のいずれか1項記載の計量機能付ヒンジキャップ。

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