JP6108277B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

ここに開示される技術は、光学系を備えるレンズ鏡筒に関する。
従来、レンズ鏡筒が撮影状態から収納状態へと移行するときに、ズームレンズ群を保持する退避レンズ枠が、フォーカスレンズ群の光軸から回動して退避する技術が開示されている(特許文献1を参照)。退避レンズ枠は、ズームレンズ群枠によって回動自在に支持されており、ズームレンズ群枠は、その外側に配置されるカム枠によって駆動される。
特開2011−150132号公報
ところで、特許文献1では、ズームレンズ群枠だけがカム枠によって駆動されているが、複数の枠をカム枠によって駆動させることも可能である。例えば、第1レンズ群を保持する第1枠と、第2レンズ群を保持する退避レンズ枠を回動自在に支持する第2枠とを、カム枠によって駆動させることが考えられる。しかしながら、退避レンズ枠の退避タイミングを考慮しながら両者が衝突しないように、第1枠と第2枠との移動量をカム枠によって制御することは容易ではない。
ここに開示される技術は、上述のような状況に鑑みてなされたものであり、退避レンズ枠を適切な位置に移動させて小型化を図ることが可能なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
レンズ鏡筒は、第1光軸を有する第1レンズと、撮影可能な状態において第1レンズの被写体とは反対側に配置されており、第2光軸を有する第2レンズと、第1枠体と、本体枠と第1光軸に対して垂直な面内で移動可能に本体枠に保持される保持枠と第2レンズを保持し且つ保持枠に保持される退避レンズ枠とを有し第1枠体に対して第1光軸方向に移動可能である枠体群と、第1光軸と略平行であり且つ保持枠に対して退避レンズ枠を回転可能に支持する退避軸部と、を備えている。第1枠体と退避レンズ枠とは、互いに係合させる退避カム機構を有している。第1枠体に対して枠体群が第1光軸方向に移動した場合に、退避カム機構によって、退避レンズ枠撮影可能状態と収納状態との移行期間において退避軸部まわりに回転することで退避レンズ枠は、第2光軸が第1光軸上の位置から第1光軸の径方向における外側に位置するように移動する
ここに開示される技術によれば、退避レンズ枠を適切な位置に移動させて小型化を図ることが可能なレンズ鏡筒を提供することができる。
デジタルカメラの斜視図 レンズ鏡筒の斜視図 レンズ鏡筒の分解斜視図 固定枠の斜視図 第1直進枠の斜視図 第1回転枠の斜視図 第2直進枠の斜視図 第2回転枠の斜視図 第3直進枠の斜視図 第2直進枠と第2回転枠と第3直進枠とを組み付けた模式図 第1レンズ群枠の斜視図 第2レンズ群枠の斜視図 シャッター枠の側方斜視図 シャッター枠の前方斜視図 レンズ鏡筒の模式断面図(沈胴状態) レンズ鏡筒の模式断面図(ワイド状態) レンズ鏡筒の模式断面図(テレ状態) 第2回転枠の内周面の展開図 図17の部分拡大図 第2回転枠の周方向における回転角と、第2レンズ群枠及びシャッター枠それぞれの光軸方向における移動量との関係を示すグラフ 第2回転枠の周方向における回転角と、第2レンズ群枠及びシャッター枠それぞれの光軸方向における移動量との関係を示すグラフ
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なっている場合がある。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
なお、以下の実施形態では、撮像装置としてデジタルカメラを例に挙げて説明する。以下の説明では、横撮り姿勢のデジタルカメラを基準として、被写体側を「前」、被写体の反対側を「後」、鉛直上側を「上」、鉛直下側を「下」、被写体に向かって右側を「右」、被写体に向かって左側を「左」と表現する。横撮り姿勢とは、デジタルカメラの姿勢の一種であり、横撮り姿勢で撮影する場合、横長矩形画像の長辺方向は画像内における水平方向に略一致する。
〈デジタルカメラ1の構成〉
デジタルカメラ1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、デジタルカメラ1の斜視図である。図2は、レンズ鏡筒20の斜視図である。
デジタルカメラ1は、図1に示すように、筐体10と、レンズ鏡筒20と、を備える。
筐体10は、前板11と、後板12と、側板13と、によって構成される。前板11には、開口10Sが形成されている。
レンズ鏡筒20は、3段沈胴式のズーム機構を備える。レンズ鏡筒20は、非撮影時には筐体10に収容されており、撮影時には開口10Sから前方に繰り出される。具体的に、レンズ鏡筒20は、図2に示すように、第1移動鏡筒部21と、第2移動鏡筒部22と、第3移動鏡筒部23と、固定鏡筒部24と、を有している。
第1移動鏡筒部21は、固定鏡筒部24に対して繰り出し可能である。第2移動鏡筒部22は、第1移動鏡筒部21に対して繰り出し可能である。第3移動鏡筒部23は、第2移動鏡筒部22に対して繰り出し可能である。固定鏡筒部24は、筐体10内に固定される。レンズ鏡筒20が繰り出される場合、第1乃至第3移動鏡筒部21〜23のうち第3移動鏡筒部23が最も前方に位置する。
〈レンズ鏡筒20の詳細構成〉
次に、レンズ鏡筒20の詳細構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、レンズ鏡筒20の分解斜視図である。
レンズ鏡筒20の第1乃至第3移動鏡筒部21〜23は、光学系の光軸AXに沿って固定鏡筒部24から繰り出される。光学系には、第1乃至第4レンズ群L1〜L4が含まれる。なお、以下の説明では、光軸AXに平行な方向を「光軸方向」、光軸方向に垂直な方向を「径方向」、光軸AXを中心とする円に沿った方向を「周方向」と称する。光軸AXは、レンズ鏡筒20を構成する各枠の軸心と略一致する。
また、本実施形態において、「直進枠」とは、周方向に回転することなく光軸方向に移動する枠を、意味する。「回転枠」とは、周方向に回転する枠を、意味する。また、「回転枠」は、光軸方向に移動する枠と光軸方向に移動しない枠との両方の意味を、含んでいる。「直進溝」とは、光軸方向に沿って設けられた溝を、意味する。「直進溝」は、直進枠と回転枠との両方に設けられる。
「直進」とは、周方向に回転することなく、光軸方向に移動することを意味する。「回転」とは、周方向に回転することを意味する。また、「回転」は、光軸方向に移動する場合と光軸方向に移動しない場合の両方の意味に、用いられる。「移動」は、周方向に回転しながら光軸方向に移動することも含む概念である。
「バヨネット」または「バヨネット機構」とは、周方向に沿って設けられる「バヨネット突起」および「バヨネット溝」をそれぞれ有する枠同士が、回転自在に係合する機構、かつ光軸方向に一体的に係合する機構を、意味する。
1.第1移動鏡筒部21
第1移動鏡筒部21は、第1直進枠110、第1回転枠210及び第1化粧枠301を有する。第1直進枠110は、後述する固定枠100の径方向内側に配置される円筒状の樹脂部材である。第1回転枠210は、第1直進枠110の径方向内側に配置される円筒状の樹脂部材である。第1化粧枠301は、第1直進枠110の外周を覆う円筒状の板金部材である。
2.第2移動鏡筒部22
第2移動鏡筒部22は、第2直進枠120、第2回転枠220、第3直進枠130、第2レンズ群枠320、第2レンズ群L2、第3レンズ群枠330、第3レンズ群L3、シャッター枠335および第2化粧枠302を有する。
第2直進枠120は、第1回転枠210の径方向内側に配置される円筒状の樹脂部材である。第2回転枠220は、第2直進枠120の径方向内側に配置される円筒状の樹脂部材である。第3直進枠130は、第2回転枠220の径方向内側に配置される円筒状の樹脂部材である。第2レンズ群枠320は、第3直進枠130の径方向内側に配置されており、ズーム用の第2レンズ群L2を支持する。第3レンズ群枠330は、シャッター枠335に収容され、像ぶれ補正用の第3レンズ群L3を支持する。第3レンズ群枠330は、径方向において揺動自在にシャッター枠335によって支持されており、第3レンズ群L3とともに像ぶれ補正機構を構成している。シャッター枠335は、第3直進枠130の径方向内側に配置されており、シャッター機構を内蔵する。シャッター枠335は、第3レンズ群枠330を径方向において揺動自在に支持する。シャッター枠335には、制御用フレキシブル配線335aが接続されている。制御用フレキシブル配線335aは、固定枠100の内周面に沿って配置され、図示しない制御装置に接続されている。制御用フレキシブル配線335aは、後述するシャッター機構や像ぶれ補正機構に制御信号を伝達する。第2化粧枠302は、第2直進枠120の外周を覆う円筒状の板金部材である。
3.第3移動鏡筒部23
第3移動鏡筒部23は、第1レンズ群枠310、第1レンズ群L1および第3化粧枠303を有する。
第1レンズ群枠310は、第2直進枠120と第2回転枠220との間に配置される。第1レンズ群枠310は、レンズ鏡筒20内に光を取り込むための第1レンズ群L1を支持する。第3化粧枠303は、第1レンズ群枠310の外周を覆う円筒状の板金部材である。
4.固定鏡筒部24
固定鏡筒部24は、固定枠100、第4レンズ群枠340、第4レンズ群L4、ズームモータ241、ズームギア242、フォーカスモータ243、マスターフランジ244、撮像素子245および撮像素子フレキシブル配線245aを有する。
固定枠100は、第1直進枠110および第1回転枠210の径方向外側に配置される円筒状の樹脂部材である。第4レンズ群枠340は、マスターフランジ244に取り付けられ、フォーカスモータ243によって光軸方向に駆動される。第4レンズ群枠340は、フォーカス調整用の第4レンズ群L4を支持する。
ズームモータ241は、第1乃至第3移動鏡筒部21〜23を繰り出すための駆動源であり、固定枠100の側面に取り付けられる。ズームギア242は、ズームモータ241の駆動力を第1回転枠210に伝達する。ズームギア242の前端は、固定枠100によって支持され、ズームギア242の後端は、マスターフランジ244によって支持される。フォーカスモータ243は、第4レンズ群枠340を光軸方向に駆動するための駆動源であり、マスターフランジ244に取り付けられる。マスターフランジ244は、固定枠100の後方を覆う板状の樹脂部材である。撮像素子245は、マスターフランジ244の中央に嵌め込まれる。撮像素子フレキシブル配線245aは、マスターフランジ244の後面に貼り付けられる。撮像素子フレキシブル配線245aは、図示しない制御装置に接続されており、撮像素子245からの信号を伝達する。
〈各枠の構成〉
以下において、レンズ鏡筒20を構成する枠について、図面を参照しながら説明する。具体的には、固定枠100、第1直進枠110、第1回転枠210、第2直進枠120、第2回転枠220、第3直進枠130、第1レンズ群枠310、第2レンズ群枠320、第3レンズ群枠330、およびシャッター枠335の構成について順次説明した後に、枠どうしの係合状態について説明する。
1.固定枠100の構成
図4は、固定枠100の斜視図である。
固定枠100は、固定枠本体101と、ズームギア支持部102と、を有する。
固定枠本体101は、円筒状に形成され、内周面100Sと外周面100Tを有する。
前支持部102は、外周面100Tから突出するように設けられる。前支持部102は、ズームギア242の前端を回転自在に支持する。本実施形態において、前支持部102は、前板11によって覆われるため、筐体10の外部に露出しない(図1参照)。なお、ズームギア242の歯部は、固定枠本体101の内側に突出している。
また、固定枠100は、5本の直進溝a1と、3本のカム溝b1と、を有する。ただし、図4では、3本の直進溝a1と2本のカム溝b1が図示されている。
5本の直進溝a1は、光軸方向に沿って内周面100Sに形成されており、周方向において適宜間隔をあけて配置される。
3本のカム溝b1は、光軸方向と交差するように内周面100Sに形成される。
2.第1直進枠110の構成
図5は、第1直進枠110の斜視図である。
第1直進枠110は、第1直進枠本体111と、5本の直進突起A1と、3本の直進溝a2と、バヨネット溝e1と、バヨネット突起E0と、を有する。
直進枠本体111は、円筒状に形成され、内周面110Sと外周面110Tを有する。
5つの直進突起A1は、外周面110Tの後端部に立設される。5つの直進突起A1は、固定枠100の5本の直進溝a1に係合される。
3本の直進溝a2は、光軸方向に沿って内周面110Sに形成される。
バヨネット溝e1は、内周面110Sの後端部において周方向に沿って円弧状に形成される。バヨネット溝e1は、3本の直進溝a2と交差している。
バヨネット突起E0は、内周面110Sの前端部に配置される。バヨネット突起E0は、周方向に沿って円弧状に形成される。本実施形態において、バヨネット突起E0は、周方向において複数本に分断されている。
3.第1回転枠210の構成
図6は、第1回転枠210の斜視図である。
第1回転枠210は、第1回転枠本体211と、ギア部212と、を有する。
第1回転枠本体211は、円筒状に形成され、内周面210Sと外周面210Tを有する。
ギア部212は、外周面210Tの後端部に立設されており、周方向に沿って形成される。ギア部212がズームギア242に噛合することによって、第1回転枠210は、ズームモータ241の駆動力によって周方向に回転される。なお、図示しないが、ギア部212は、第1直進枠110の直進突起A1よりも後方に位置している。
また、第1回転枠210は、3つのカムフォロアB1と、3つのバヨネット突起E1と、3本のカム溝b2と、バヨネット溝e0と、3本の直進溝a3と、を有する。ただし、図6では、直進溝a3は1本だけ図示されている。
3つのカムフォロアB1は、外周面210Tの後端部に立設される。3つのうち2つのカムフォロアB1は、ギア部212の両端に配置されている。3つのカムフォロアB1は、固定枠100の3つのカム溝b1に係合される。
バヨネット突起E1は、外周面210Tの後端部において周方向に沿って形成される。バヨネット突起E1は、ギア部212の前方に配置される。バヨネット突起E1は、第1直進枠110のバヨネット溝e1に係合される。本実施形態において、バヨネット突起E1とバヨネット溝e1とは、第1回転枠210を第1直進枠110に回転自在に係合するためのバヨネット機構を構成している。
3本のカム溝b2は、内周面210Sから外周面210Tまで第1回転枠本体211を貫通している。
バヨネット溝e0は、外周面210Tの前端部に形成される。バヨネット溝e0は、周方向に沿って円弧状に形成される。バヨネット溝e0は、3本のカム溝b2と交差している。バヨネット溝e0には、バヨネット突起E0が係合される。
3本の直進溝a3は、内周面210Sにおいて光軸方向に沿って形成される。3本の直進溝a3のうち2つは近接しており、残り一つは120°〜180°離れて形成される。
4.第2直進枠120の構成
図7は、第2直進枠120の斜視図である。
第2直進枠120は、第2直進枠本体121と、2つの係止部122と、を有する。
第2直進枠本体121は、円筒状に形成され、内周面120Sと外周面120Tを有する。
2つの係止部122は、第2直進枠本体121の後端面上に立設され、後方に向かって突出している。また、2つの係止部122は、光軸AX(図3参照)を中心として略対称な位置に形成される。後述するように、2つの係止部122が第3直進枠130に係止されることによって、第3直進枠130の第2直進枠120に対する相対回転が抑止される。なお、本実施形態では、2つの係止部122のうち一方が他方よりも周方向に長く形成されている。
また、第2直進枠120は、3つの直進カムフォロアAB2と、3本の直進溝a4と、バヨネット溝e2と、を有する。
3つの直進カムフォロアAB2は、外周面120Tの後端部に立設され、周方向において略等ピッチで配置される。3つの直進カムフォロアAB2は、第1回転枠210の3本のカム溝b2に係合される。また、3つの直進カムフォロアAB2は、3本のカム溝b2に挿通され、かつ、第1直進枠110の3本の直進溝a2に係合される。
3本の直進溝a4は、光軸方向に沿って内周面120Sに形成される。3本の直進溝a4は、周方向において略等ピッチで配置される。
バヨネット溝e2は、周方向に沿って内周面120Sの後端部に形成される。バヨネット溝e2は、3本の直進溝a4と交差している。
5.第2回転枠220の構成
図8は、第2回転枠220の斜視図である。
第2回転枠220は、第2回転枠本体221と、3つの直進突起A3と、3つのバヨネット突起E2と、2本のバヨネット溝e3と、3本のカム溝b3と、3本のカム溝b4と、3本のカム溝b5と、を有する。ただし、図8では、カム溝b3、カム溝b4、カム溝b5が各々2本ずつ図示されている。
第2回転枠本体221は、円筒状に形成され、内周面220Sと外周面220Tを有する。
3つの直進突起A3は、外周面220Tの後端部に立設され、周方向において3つの直進突起A3のうち2つは近接しており、残り一つは近接する2つの直進突起A3から120°以上離れて形成される。3つの直進突起A3は、第1回転枠210の3つの直進溝a3に係合される。
3つのバヨネット突起E2は、外周面220Tの後端部において周方向に沿って形成される。3つのバヨネット突起E2は、3つの直進突起A3より前方に配置される。バヨネット突起E2は、第2直進枠120のバヨネット溝e2に係合される。本実施形態において、バヨネット突起E2とバヨネット溝e2とは、第2回転枠220を第2直進枠120に回転自在に係合するためのバヨネット機構を構成している。
2本のバヨネット溝e3は、周方向に沿って内周面220Sの略中央部に形成される。2本のバヨネット溝e3は、互いに平行に形成される。2本のバヨネット溝e3は、カム溝b4およびカム溝b5と交差する。
3本のカム溝b3は、光軸方向と交差するように外周面220Tに形成され、周方向において略等ピッチで配置される。
3本のカム溝b4および3本のカム溝b5は、内周面220Sに形成される。3本のカム溝b4および3本のカム溝b5は、互いに交差する。第2回転枠220の径方向において、カム溝b4の深さは、カム溝b5の深さと略同じである。また、第2回転枠220の径方向において、バヨネット溝e3の深さは、カム溝b5の深さと略同じである。ただし、バヨネット溝e3は、カム溝b5よりも浅くてもよい。すなわち、バヨネット溝e3の深さは、カム溝b5の深さ以下であればよい。
6.第3直進枠130の構成
図9は、第3直進枠130の斜視図である。
第3直進枠130は、第3直進枠本体131と、フランジ部132と、2つの係止凹部133と、を有する。
第3直進枠本体131は、円筒状に形成され、内周面130Sと外周面130Tを有する。
フランジ部132は、円環状に形成され、外周面130Tの後端部上に立設されている。
2つの係止凹部133は、フランジ部132の外縁に形成される切り欠きである。2つの係止凹部133は、光軸AX(図3参照)を中心として略対称な位置に形成される。ここで、図10は、第2直進枠120と第2回転枠220と第3直進枠130とを組み付けた状態を示す模式図である。図10に示すように、第2直進枠120の2つの係止部122が第3直進枠130の2つの係止凹部133に係止されることによって、第3直進枠130の第2直進枠120に対する相対回転が抑止される。なお、2つの係止部122の一方が他方よりも周方向に長く形成されているのに対応して、2つの係止凹部133の一方が他方よりも周方向に長く形成されている。これによって、2つの係止凹部133の強度が向上されている。
また、第3直進枠130は、2つのバヨネット突起E3と、3つの直進溝a5と、3つの直進溝a6と、退避カム溝a7と、を有する。ただし、図9では、バヨネット突起E3は2つだけ図示されている。
2つのバヨネット突起E3は、外周面130Tの略中央部において周方向に沿って形成される。2つのバヨネット突起E3は、互いに平行に形成される。2つのバヨネット突起E3は、第2回転枠220の2本のバヨネット溝e3に係合される。本実施形態において、バヨネット突起E3とバヨネット溝e3とは、第3直進枠130を第2回転枠220に回転自在に係合するためのバヨネット機構を構成している。なお、バヨネット突起E3と第2回転枠220のカム溝b4との位置関係については後述する。
3つの直進溝a5は、内周面130Sから外周面130Tまで第3直進枠本体131を貫通している。3つの直進溝a5は、光軸方向に沿って延びており、周方向において略等ピッチで配置される。
3つの直進溝a6は、内周面130Sから外周面130Tまで第3直進枠本体131を貫通している。3つの直進溝a6は、光軸方向に沿って延びており、周方向において略等ピッチで配置される。
本実施形態において、3つの直進溝a5と3つの直進溝a6とは、周方向において交互に配置されている。
退避カム溝a7は、後述する退避カムピン411(図14参照)を案内する。退避カム溝a7と退避カムピン411とによって、退避レンズ枠401を移動させるためのカム機構が構成されている。このカム機構は、第3直進枠130が退避レンズ枠401に対して光軸方向において相対移動することに応じて、退避レンズ枠401の姿勢を変更させる。
7.第1レンズ群枠310の構成
図11は、第1レンズ群枠310の斜視図である。
第1レンズ群枠310は、第1レンズ群枠本体311と、3つの直進突起A4と、3つのカム突起B3と、を有する。
第1レンズ群枠本体311は、円筒状に形成され、内周面310Sと外周面310Tを有する。第1レンズ群枠本体311には、後方に向かって突出する3つの突出部311aが形成されている。
3つの直進突起A4は、突出部311aの外周面310Tに立設され、周方向において略等ピッチで配置される。3つの直進突起A4は、第2直進枠120の3本の直進溝a4に係合される。
3つのカム突起B3は、突出部311aの内周面310Sに立設され、周方向において略等ピッチで配置される。3つのカム突起B3は、第2回転枠220の3本のカム溝b3に係合される。
本実施形態において、3つの直進突起A4と3つのカム突起B3とは、突出部311aを挟んで略反対に配置されている。
8.第2レンズ群枠320の構成
図12は、第2レンズ群枠320の斜視図である。
第2レンズ群枠320は、第2レンズ群枠本体321と、3つの直進突起A5と、3つのカム突起B4と、を有する。
第2レンズ群枠本体321は、コップ状に形成され、外周面320Tを有する。
3つの直進突起A5は、外周面320Tの後端部上に形成され、周方向において略等ピッチで配置される。3つの直進突起A5は、第3直進枠130の3本の直進溝a5に係合される。
3つのカム突起B4は、3つの直進突起A5上に形成される。3つのカム突起B4は、第2回転枠220の3本のカム溝b4に係合される。
9.第3レンズ群枠330の構成
図13及び図14では、シャッター枠335の内部に第3レンズ群枠330が収容された状態が図示されている。図13及び図14を用いて、第3レンズ群枠330の構成を説明する。
第3レンズ群枠330すなわちOIS(Optical Image Stabilizer)ユニットは、主に、OIS枠400と、退避レンズ枠401と、退避軸402と、退避カムピン411と、像ぶれ補正用の第3レンズ群L3と、を有している。
OIS枠400は、シャッター枠335に装着されている。具体的には、OIS枠400は、光軸と垂直な面内で移動可能である。より具体的には、図示しないマグネットが、OIS枠400に固定されており、図示しないコイルが、マグネットに対向する位置においてシャッター枠335に固定されている。この状態において、電力が、図示しないカメラ回路からシャッター枠のコイルに供給されると、コイルに電流が流れ磁界が発生する。この磁界によってOIS枠400のマグネットが駆動され、この駆動力によりOIS枠400が光軸と垂直な面内で移動する。
退避レンズ枠401は、OIS枠400に保持されている。退避レンズ枠401は、光軸と略平行な退避軸402回りに移動可能である。具体的に、退避レンズ枠401は、第3レンズ群L3が像ぶれ補正を実行可能な補正可能位置から、第3レンズ群L3が光軸から退避した退避位置へと、その位置を変更可能である。退避レンズ枠401は、少なくとも1つのレンズから構成される第3レンズ群L3を、保持している。
退避カムピン411は、第3直進枠130の退避カム溝a7に係合される。ただし、退避カムピン411は、撮影可能状態(すなわち、レンズ鏡筒20のワイド状態からテレ状態までの状態、図16及び図17参照)において、退避カム溝a7から開放されている。退避カムピン411は、撮影可能状態から収納状態(図15参照)への移行時途中で退避カム溝a7に係合される。これによって、退避レンズ枠401が退避軸402回りに回動され光軸AXから離されていく。
10.シャッター枠335の構成
続いて、図13を参照しながら、シャッター枠335の構成について説明する。
シャッター枠335は、シャッター枠本体336と、3つの直進突起A6と、3つのカム突起B5と、を有する。
シャッター枠本体336は、円筒状に形成され、外周面335Tを有する。
3つの直進突起A6は、外周面335T上に形成され、周方向において略等ピッチで配置される。3つの直進突起A6は、第3直進枠130の3本の直進溝a6に係合される。
3つのカム突起B5は、3つの直進突起A6の前端部に立設される。3つのカム突起B5は、第2回転枠220の3本のカム溝b5に係合される。
11.枠どうしの係合
図15乃至図17は、レンズ鏡筒20の断面図である。ただし、図15乃至図17は、光軸AXを通る複数の切断面が組み合わされた模式図である。なお、図15では、レンズ鏡筒20の沈胴状態が図示され、図16では、レンズ鏡筒20のワイド状態が図示され、図17では、レンズ鏡筒20のテレ状態が図示されている。本実施形態において、デジタルカメラ1の撮影可能状態とは、レンズ鏡筒20のワイド状態からテレ状態までの状態を意味する。
第1回転枠210のギア部212は、ズームギア242に噛合される(不図示)。第1回転枠210のカムフォロアB1は、固定枠100のカム溝b1に係合される。従って、第1回転枠210は、ズームモータ241の駆動力によって周方向に回転しながら光軸方向に移動可能である。
第1直進枠110の直進突起A1は、固定枠100の直進溝a1に係合される。第1直進枠110のバヨネット溝e1には、第1回転枠210のバヨネット突起E1が係合される。従って、第1直進枠110は、第1回転枠210に対して光軸方向の移動が規制される。また、第1直進枠110は、第1回転枠210に対して相対的な回転が可能に保持される。
第2直進枠120の直進カムフォロアAB2は、第1回転枠210のカム溝b2に挿通され、かつ、第1直進枠110の直進溝a2に係合される。ここで、直進カムフォロアAB2は、カムフォロアAB21と案内突起AB22とを有する。カムフォロアAB21は、第1回転枠210の貫通溝k1のカム溝b2に係合される。また、案内突起AB22は、貫通溝k1の貫通穴k11に挿通され、かつ、第1案内枠110の案内溝a2に係合される。
従って、第2直進枠120は、第1回転枠210の回転に応じて、光軸方向に移動される。なお、第2直進枠120は、第1直進枠110に対して回転が規制される。
第2回転枠220の直進突起A3は、第1回転枠210の直進溝a3に係合される。また、第2回転枠220のバヨネット突起E2は、第2直進枠120のバヨネット溝e2に係合される。従って、第2回転枠220は、第1回転枠210に対して回転が規制されている。したがって、第2回転枠220は、第1回転枠が回転すると、それに伴って回転される。
第3直進枠130の係止凹部133には、第2直進枠120の係止部122が係止される。また、第3直進枠130のバヨネット突起E3は、第2回転枠220のバヨネット溝e3に係合される。第2回転枠220の3つの直進突起A3同士の間隔のうち少なくとも2つの間隔が略120°以上離れて配置され、第2直進枠120の2つの係止部122同士の間隔も同じく略120°以上離れて配置されており、ズーム駆動時の互いの相対回転角が略120°以下にされている。そのため、第3直進枠130は、第2回転枠220の回転に干渉することなく、第2直進枠120とともに光軸方向に直進可能である。
2つの係止部122の一方が他方よりも周方向に長く形成されているのに対応して、2つの係止凹部133の一方が他方よりも周方向に長く形成されているが、第3直進枠130が、第2回転枠220の回転に干渉しない範囲で周方向に長くすることが望ましい。
また、第2回転枠220の3つの直進突起A3同士の間隔のうち少なくとも2つの間隔が略150°で、第2直進枠120の2つの係止部122の間隔も同じく略150°であり、ズーム駆動時の互いの相対回転角が略150°以下とされている。そのため、第3直進枠130が第2回転枠220の回転に干渉することはない。さらに、他の角度でも同様である。
第1レンズ群枠310の直進突起A4は、第2直進枠120の直進溝a4に係合される。また、第1レンズ群枠310のカム突起B3は、第2回転枠220のカム溝b3に係合される。従って、第1レンズ群枠310は、第2回転枠220の回転に応じて、光軸方向に直進可能である。
第2レンズ群枠320の直進突起A5は、第3直進枠130の直進溝a5に係合される。また、第2レンズ群枠320のカム突起B4は、第2回転枠220のカム溝b4に係合される。従って、第2レンズ群枠320は、第2回転枠220の回転に応じて、光軸方向に直進可能である。
シャッター枠335の直進突起A6は、第3直進枠130の直進溝a6に係合される。また、シャッター枠335のカム突起B5は、第2回転枠220のカム溝b5に係合される。従って、シャッター枠335は、第2回転枠220の回転に応じて、光軸方向に直進可能である。
シャッター枠335には、第3レンズ群枠330が装着されており、シャッター枠335が第3直進枠130に対して光軸方向に直進すると、第3レンズ群枠330の退避レンズ枠401が、図示しない退避機構によって回動させられる。これにより、沈胴状態から撮影可能状態に移行する際には、退避レンズ枠401は、退避位置から補正可能位置へと移動する。また、撮影可能状態から沈胴状態に移行する際には、退避レンズ枠401は、補正可能位置から退避位置へと移動する。退避レンズ枠401が補正可能位置に配置された場合、第3レンズ群L3は、光軸と垂直な面内で移動可能である。すなわち、この状態では、像ぶれ補正が可能である。
以上のように、ズームモータ241の駆動力による第1回転枠210および第2回転枠220の回転によって、第1乃至第3直進枠110〜130と各レンズ群枠310,320,335の直進が実現されている。
12.第2レンズ群枠320及びシャッター枠335の駆動制御
次に、第2回転枠220及び第3直進枠130による第2レンズ群枠320及びシャッター枠335の駆動制御について、図面を参照しながら説明する。図18は、第2回転枠220の内周面220Sの展開図である。図19は、図18の部分拡大図である。図20は、第2回転枠220の周方向における回転角と、第2レンズ群枠320及びシャッター枠335それぞれの光軸方向における移動量との関係を示すグラフである。
図18に示すように、第2回転枠220の内周面220Sには、3本のカム溝b4と、3本のカム溝b5と、が形成されている。3本のカム溝b4には第2レンズ群枠320の3つのカム突起B4が係合され、3本のカム溝b5にはシャッター枠335の3つのカム突起B5が係合される。そのため、第2レンズ群枠320及びシャッター枠335それぞれは、第2回転枠220の回転に応じて駆動される。
また、図19に示すように、カム溝b4は、第1撮影用溝b41と、第1収納用溝b42と、を有する。第1撮影用溝b41は、カム溝b4のうち、デジタルカメラ1の撮影可能状態(すなわち、レンズ鏡筒20のワイド状態からテレ状態までの状態、図16及び図17参照)において第2レンズ群枠320を駆動させるための部分である。第1収納用溝b42は、カム溝b4のうち、デジタルカメラ1の撮影可能状態と収納状態(図14参照)との間を移行中に第2レンズ群枠320を駆動させるための部分である。
さらに、第1収納用溝b42は、周方向において第1撮影用溝b41に連なる第1溝部501と、第1溝部501に連なる第2溝部502と、を含んでいる。本実施形態において、第1溝部501は、第1撮影用溝b41の前端から斜め後ろに向かって徐々に湾曲するように形成されている。すなわち、第1溝部501が周方向と成す鋭角α1は、第2溝部502に近づくほど徐々に大きくなっている。一方、第2溝部502は、第1溝部501の後端から斜め後ろに向かって直線的に形成されている。すなわち、第2溝部502が周方向と成す鋭角α2は、第1溝部501が周方向と成す鋭角α1よりも大きく、かつ、全体的に略一定である。
カム溝b5は、第2撮影用溝b51と、第2収納用溝b52と、を有する。第2撮影用溝b51は、カム溝b5のうち、デジタルカメラ1の撮影可能状態においてシャッター枠335を駆動させるための部分である。第2収納用溝b52は、カム溝b5のうち、デジタルカメラ1の撮影可能状態と収納状態との間を移行中にシャッター枠335を駆動させるための部分である。
さらに、第2収納用溝b52は、周方向において第2撮影用溝b51の前端から斜め前に向かって、ほぼ直線的でかつ、全体的に略一定に形成されている。
ここで前述のように、退避レンズ枠401を移動させるためのカム機構は、退避カム溝a7は、退避カム溝a7と退避カムピン411とによって構成され、第3直進枠130が退避レンズ枠401に対して光軸方向において相対移動することに応じて、退避レンズ枠401の姿勢を変更させる。退避レンズ枠401を移動させるためのカム機構の駆動ロスを減らすには、退避カム溝a7に対する退避カムピン411の圧力角を小さくすれば良い。そのためには、退避カム溝a7のストローク、すなわちシャッター枠335の移動量、を長くして、退避カム溝a7の傾きを緩やかすれば良い。(図9参照)。退避カム溝a7のストローク、すなわちシャッター枠335の移動量、を長くするには、第2レンズ群枠320とシャッター枠335が収納動作中に衝突するまでの間に、できるだけシャッター枠335が大きく移動すれば良い。これを達成するには、非退避レンズ側である第2レンズ群枠320が撮影可能状態から収納状態に移行するときに、最初はできるだけ光軸方向への移動速度を遅くすれば良い。すなわち、本実施例では、第1溝部501は、第1撮影用溝b41の前端から斜め後ろに向かって徐々に湾曲するように形成されている。すなわち、第1溝部501が周方向と成す鋭角α1は、第2溝部502に近づくほど徐々に大きくなっている。一方、第2溝部502は、第1溝部501の後端から斜め後ろに向かって直線的に形成されている。すなわち、第2溝部502が周方向と成す鋭角α2は、第1溝部501が周方向と成す鋭角α1よりも大きく、かつ、全体的に略一定である。従って、最初はできるだけ光軸方向への移動速度を遅くなるカム形状となっている。
第2レンズ群枠320とシャッター枠335が収納動作中に衝突するまでの間に、できるだけシャッター枠335が大きく移動する別の方法として、退避レンズ側であるシャッター枠335が撮影可能状態から収納状態に移行するときに、最初はできるだけ光軸方向への移動速度を速くすれば良い。
このことについて、図20を参照しながら具体的に説明する。図20には、第2回転枠220の回転角と第2レンズ群枠320及びシャッター枠335の光軸方向移動量との関係が示されている。
ここで、退避レンズ枠401を移動させるためのカム機構は、退避カム溝a7と退避カムピン411とによって構成され、第3直進枠130が退避レンズ枠401に対して光軸方向において相対移動することに応じて、退避レンズ枠401の姿勢を変更させる。退避レンズ枠401を移動させるためのカム機構の駆動ロスを減らすには、退避カム溝a7に対する退避カムピン411の圧力角を小さくすれば良い。そのためには、退避カム溝a7のストローク、すなわちシャッター枠335の移動量、を長くして、退避カム溝a7の傾きを緩やかにすれば良い(図9参照)。退避カム溝a7のストローク、すなわちシャッター枠335の移動量を長くするには、第2レンズ群枠320とシャッター枠335が収納動作中に衝突するまでの間に、できるだけシャッター枠335が大きく移動すれば良い。これを達成するには、退避レンズ側であるシャッター枠335が撮影可能状態から収納状態に移行するときに、最初はできるだけ光軸方向への移動速度を速くすれば良い。
図20には、本実施例の動き、すなわち第2レンズ群枠320の光軸方向への移動速度を最初はできるだけ遅くする第1移動パターン、を表すグラフとして、第2レンズ群枠320の駆動軌跡を示す第1曲線F320と、第2レンズ群枠320の撮影可能状態から収納状態への移行部の駆動軌跡で、本実施例の動きを表すR1と、シャッター枠335の駆動軌跡を示す第2曲線F335と、シャッター枠335の駆動軌跡内でワイド状態からテレ状態までで使用するシャッター枠ズーム駆動区間ZOと、シャッター枠335が第2レンズ群枠320と衝突してしまう最接近距離SH、シャッター枠335と第2レンズ群枠320が衝突してしまうポイントSHP1、シャッター枠335と第2レンズ群枠320が衝突してしまうまでに移動できるシャッター枠335移動ストロークSTR1が記載されている。さらに図20には、第2レンズ群枠320の光軸方向への移動速度を最初はできるだけ速くする第2移動パターン、を表すグラフも比較用として記載している。図20には、撮影可能状態から収納状態への移行部の第2レンズ群枠320の駆動軌跡で、比較用の動きを表すR2と、シャッター枠335が第2レンズ群枠320と衝突してしまう最接近距離SH、すなわち第1移動パターンのSHと同じ距離、シャッター枠335と第2レンズ群枠320が衝突してしまう衝突ポイントSHP2、シャッター枠335と第2レンズ群枠320が衝突してしまうまでに移動できるシャッター枠335移動ストロークSTR2が記載されている。グラフから、第1移動パターンの衝突ポイントSHP1方が、第2移動パターンの衝突ポイントSHP2よりも、撮影可能状態から収納状態への移行領域において、収納状態に近い。従って、その分シャッター枠335移動ストロークSTR1がシャッター枠335移動ストロークSTR2よりも長くなる。
図21に別実施例を示す。図21には、シャッター枠335の光軸方向への移動速度を最初はできるだけ早くする第4移動パターンを表すグラフとして、シャッター枠335の駆動軌跡を示す第2曲線F335と、シャッター枠335の撮影可能状態から収納状態への移行部の駆動軌跡で、第4移動パターンの動きを表すR4と、第2レンズ群枠320の駆動軌跡を示す第1曲線F320と、シャッター枠335の駆動軌跡内でワイド状態からテレ状態までで使用するシャッター枠ズーム駆動区間ZOと、シャッター枠335が第2レンズ群枠320と衝突してしまう最接近距離SH、シャッター枠335と第2レンズ群枠320が衝突してしまうポイントSHP4、シャッター枠335と第2レンズ群枠320が衝突してしまうまでに移動できるシャッター枠335移動ストロークSTR4が記載されている。さらに図21には、シャッター枠335の光軸方向への移動速度を最初はできるだけ遅くする第3移動パターン、を表すグラフも比較用として記載している。図21には、撮影可能状態から収納状態への移行部のシャッター枠335の駆動軌跡で、比較用の動きを表すR3と、シャッター枠335が第2レンズ群枠320と衝突してしまう最接近距離SH、すなわち第4移動パターンのSHと同じ距離、シャッター枠335と第2レンズ群枠320が衝突してしまう衝突ポイントSHP3、シャッター枠335と第2レンズ群枠320が衝突してしまうまでに移動できるシャッター枠335移動ストロークSTR3が記載されている。グラフから、第4移動パターンの衝突ポイントSHP4方が、第3移動パターンの衝突ポイントSHP3よりも、撮影可能状態から収納状態への移行領域において、収納状態に近い。従って、その分シャッター枠335移動ストロークSTR4がシャッター枠335移動ストロークSTR3よりも長くなる。
ここで、シャッター枠335の駆動軌跡内でワイド状態からテレ状態までで使用するシャッター枠ズーム駆動区間ZOは、退避用ストロークとして使うとズーム駆動中に退避動作を行ってしまうので、退避用ストロークとしては使えないが、退避カム機構をその区間は作動しなくすれば良い。すなわち、退避カム溝a7をシャッター枠ズーム駆動区間ZO区間以外に構成すれば良い。
〈レンズ鏡筒20の組立て方法〉
以下において、レンズ鏡筒20の組立て方法について説明する。
まず、第2回転枠220の後方から第3直進枠130を挿入する。続いて、第3直進枠130を周方向に回転させてテレ状態にする。
次に、第3直進枠130の後方から第2レンズ群枠320を挿入する。
次に、OIS枠400の前方から退避レンズ枠401を挿入し、退避レンズ枠401にOIS枠400を回動可能に取り付ける。
次に、シャッター枠335の前方からOIS枠400を挿入する。
次に、第3直進枠130の後方からシャッター枠335を挿入する。
続いて、第2レンズ群枠320を周方向に回転させて沈胴状態にする。
次に、第1レンズ群枠310の後方から第2回転枠220を挿入する。
次に、第1レンズ群枠310の前方から第2直進枠120を被せる。
次に、第1直進枠110の後方から第1回転枠210を挿入する。続いて、第1回転枠210の後方から第2直進枠120を挿入する。
次に、固定枠100の後方から第1直進枠110を挿入する。
最後に、各枠を回転させることによって沈胴状態にする。
〈作用及び効果〉
(1)非退避レンズ側である第2レンズ群枠320が撮影可能状態から収納状態に移行するときに、最初はできるだけ光軸方向への移動速度を遅くする。そうすることで、第2レンズ群枠320とシャッター枠335が収納動作中に衝突するまでの間にシャッター枠335が大きく移動できる。
これによって、退避カム溝a7のストローク、すなわちシャッター枠335の移動量が長くなり、退避カム溝a7の傾きを緩やかにすることができ、退避カム溝a7に対する退避カムピン411の圧力角を小さくできる。その結果、退避レンズ枠401を移動させるためのカム機構の駆動ロスを減らすことができる。
(2)退避レンズ側であるシャッター枠335が撮影可能状態から収納状態に移行するときに、最初はできるだけ光軸方向への移動速度を速くする。そうすることで、第2レンズ群枠320とシャッター枠335が収納動作中に衝突するまでの間にシャッター枠335が大きく移動できる。
これによって、退避カム溝a7のストローク、すなわちシャッター枠335の移動量が長くなり、退避カム溝a7の傾きを緩やかにすることができ、退避カム溝a7に対する退避カムピン411の圧力角を小さくできる。結果、退避レンズ枠401を移動させるためのカム機構の駆動ロスを減らすことができる。
(3)非退避レンズ側である第2レンズ群枠320が撮影可能状態から収納状態に移行するときに、最初はできるだけ光軸方向への移動速度を遅くする。さらに、退避レンズ側であるシャッター枠335が撮影可能状態から収納状態に移行するときに、最初はできるだけ光軸方向への移動速度を速くする。
これによって、第2レンズ群枠320とシャッター枠335が収納動作中に衝突するまでの間にシャッター枠335が大きく移動できる。
そのため、退避カム溝a7のストローク、すなわちシャッター枠335の移動量が長くなり、退避カム溝a7の傾きを緩やかすることができ、退避カム溝a7に対する退避カムピン411の圧力角を小さくできる。結果、退避レンズ枠401を移動させるためのカム機構の駆動ロスを減らすことができる。
〈その他の実施形態〉
(A)上記実施形態において、レンズ鏡筒20は、第1直進枠110と第2直進枠120と第1レンズ群枠310とによる3段沈胴式であることとしたが、これに限られるものではない。レンズ鏡筒20は、第1直進枠110と第2直進枠120とによる2段沈胴式であってもよい。この場合、レンズ鏡筒20は、第2回転枠220および第3直進枠130を備えていなくてもよい。さらに、レンズ鏡筒20は、4段以上の沈胴式であってもよい。
(B)上記実施形態では、2つの枠のうち一方の枠にカム溝bが形成され、他方の枠にカム突起Bが形成されているが、これに限られるものではない。2つの枠のうち一方の枠にカム突起Bが形成され、他方の枠にカム溝bが形成されていてもよい。また、2つの枠のそれぞれにカム溝bとカム突起Bとが形成されていてもよい。
(C)上記実施形態では、2つの枠のうち一方の枠に直進溝aが形成され、他方の枠に直進突起Aが形成されているが、これに限られるものではない。2つの枠のうち一方の枠に直進突起Aが形成され、他方の枠に直進溝aが形成されていてもよい。また、2つの枠のそれぞれに直進溝aと直進突起Aとが形成されていてもよい。
(D)上記実施形態では、2つの枠のうち一方の枠にバヨネット溝eが形成され、他方の枠にバヨネット突起Eが形成されているが、これに限られるものではない。2つの枠のうち一方の枠にバヨネット突起Eが形成され、他方の枠にバヨネット溝eが形成されていてもよい。また、2つの枠のそれぞれにバヨネット溝eとバヨネット突起Eとが形成されていてもよい。
(E)上記実施形態では、第3レンズ群枠330が沈胴状態において第2レンズ群枠320の側方に退避することとしたが、これに限られるものではない。第3レンズ群枠330は、沈胴状態において第2レンズ群枠320の後方に配置されてもよい。
(F)上記実施形態では、第3直進枠130と第2回転枠220との係合に着目して、バヨネット突起E3とカム溝b4との位置関係を説明したが、これに限られるものではない。上述の位置関係を有するバヨネット突起とカム溝との組合せは、バヨネット機構を介して係合される2つの枠体に適用することができる。
(G)上記実施形態では、第3直進枠130の外周面130Tにバヨネット突起E3が形成され、第2回転枠220の内周面220Sにバヨネット溝e3とカム溝b4が形成されることとしたが、これに限られるものではない。第3直進枠130の外周面130Tにバヨネット溝e3とカム溝b4が形成され、第2回転枠220の内周面220Sにバヨネット突起E3が形成されていてもよい。
(H)上記実施形態では、バヨネット突起E3が、第1及び第2バヨネット突起E31,E32を含むこととしたが、これに限られるものではない。バヨネット突起E3には、3つ以上のバヨネット突起が含まれていてもよい。
(I)上記実施形態では、第1及び第2バヨネット突起E31,E32が、光軸方向において互いに対向することとしたが、これに限られるものではない。第1及び第2バヨネット突起E31,E32は、周方向において互いにずれた位置に配置されていてもよい。
(J)上記実施形態では、シャッター枠335の内部に第3レンズ群枠330が収容され、かつ、第3レンズ群枠330のOIS枠400に退避レンズ枠401が取り付けられることとしたが、これに限られるものではない。例えば、退避レンズ枠401は、第2レンズ群枠320に取り付けられていてもよい。この場合には、第1溝部501が周方向と成す鋭角α1を、第2溝部502が周方向と成す鋭角α2よりも大きくするまたは第3溝部503が周方向と成す鋭角α3を、第1溝部504が周方向と成す鋭角α4よりも小さくする、若しくはその両方をすることによって、シャッター枠335と第2レンズ群枠320との衝突を抑制することによって、退避カム溝a7に対する退避カムピン411の圧力角を小さくすることができる。
(K)上記実施形態では、図9及び図14に示すように、退避カムピン411を退避カム溝a7によって駆動させることとしたが、これに限られるものではない。例えば、マスターフランジ244から前方に突出する棒部材の前端斜面に退避カムピン411を沿わせることで退避レンズ枠401を回動させることができる。この場合には、退避カムピン411を早く棒部材に当接させることが好ましいので、第1溝部501が周方向と成す鋭角α1を、第2溝部502が周方向と成す鋭角α2よりも小さくするまたは第3溝部503が周方向と成す鋭角α3を、第1溝部504が周方向と成す鋭角α4よりも小さくする、若しくはその両方をすることによって、棒部材の前端斜面の傾きを小さくできる。そのため、棒部材の前端斜面に対する退避カムピン411の圧力角を小さくすることができる。
(L)上記実施形態では、第2回転枠220のカム溝b4とカム溝b5は、内周面220Sに構成されていることとしたが、これに限られるものではない。例えば、カム溝b4が、外周面220Tに構成され、カム溝b5は内周面220Sに構成されていても良い。例えば、カム溝b4が、内周面220Sに構成され、カム溝b5は外周面220Tに構成されていても良い。例えば、カム溝b4とカム溝b5が、外周面220Tに構成されていても良い。
(M)上記実施形態では、カム枠に係合している第1枠、第2枠のうち、被写体側と反対側に配置されている第2のみに、退避レンズ枠が保持されていることとしたが、これに限られるものではない。例えば、カム枠に係合している第1枠、第2枠のうち、被写体側の第1枠にのみに、退避レンズ枠が保持されていても良い。例えば、カム枠に係合している第1枠、第2枠のうち、その両方に、退避レンズ枠が保持されていても良い。例えば、カム枠には第1枠、第2枠に加え第3枠、乃至はさらに複数の移動枠、が係合されており、その内のいずれかの枠、乃至は複数の移動枠に、退避レンズ枠が保持されていても良い。
ここに開示された技術によれば、カム枠によって駆動される第1枠と第2枠との移動量を適切に制御可能なレンズ鏡筒を提供することができるので、例えば、カメラ、カメラ付き携帯電話、カメラ付きポータブル端末等に適用できる。
1 …デジタルカメラ
10 …筐体
20 …レンズ鏡筒
21 …第1移動鏡筒部
22 …第2移動鏡筒部
23 …第3移動鏡筒部
24 …固定鏡筒部
100…固定枠
110…第1直進枠
120…第2直進枠
122…係止部
130…第3直進枠
133…係止凹部
210…第1回転枠
212…ギア部
220…第2回転枠
241…ズームモータ
242…ズームギア
310…第1レンズ群枠
320…第2レンズ群枠
330…第3レンズ群枠
335…シャッター枠
a1〜a6 …直進溝
A1,A3〜A6 …直進突起
b1〜b5 …カム溝
B1,B3〜B5 …カムフォロア
AB2 …直進カムフォロア
e1〜e3 …バヨネット溝
E1〜E3 …バヨネット突起

Claims (8)

  1. 第1光軸を有する第1レンズと、
    撮影可能な状態において前記第1レンズの被写体とは反対側に配置されており、第2光軸を有する第2レンズと、
    第1枠体と、
    本体枠と、前記第1光軸に対して垂直な面内で移動可能に前記本体枠に保持される保持枠と、前記第2レンズを保持し且つ前記保持枠に保持される退避レンズ枠とを有し、前記第1枠体に対して前記第1光軸方向に移動可能である枠体群と、
    前記第1光軸と略平行であり且つ前記保持枠に対して前記退避レンズ枠を回転可能に支持する退避軸部と、
    を備え、
    前記第1枠体と前記退避レンズ枠とは、互いを係合させる退避カム機構を有し、
    前記第1枠体に対して前記枠体群が前記第1光軸方向に移動した場合に、前記退避カム機構によって、前記退避レンズ枠撮影可能状態と収納状態との移行期間において前記退避軸部まわりに回転することで前記退避レンズ枠は、前記第2光軸が前記第1光軸上の位置から前記第1光軸の径方向における外側に位置するように移動する
    レンズ鏡筒。
  2. 前記第1光軸まわりに前記第1枠体に対して相対回転する第2枠体と、
    前記第1レンズを保持し、かつ前記第1枠体に対して前記第1光軸の方向に移動可能な第3枠体と、
    をさらに備え、
    前記第2枠体と前記第3枠体とは、互いに係合させる第1カム機構を有し、
    前記第2枠体が前記第1枠体に対して相対回転する場合に、前記第1カム機構によって、前記第3枠体は、前記第1枠体に対して前記第1光軸方向に移動する、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 記本体枠と前記第2枠体とは、互いに係合させる第2カム機構を有し
    記第2枠体が前記第1枠体に対して相対回転する場合に、前記第2カム機構によって、前記枠体群は、前記第1枠体に対して前記第1光軸方向に移動する、
    請求項に記載のレンズ鏡筒。
  4. 記収納状態において、前記第1光軸と直交する方向から見て、前記第2レンズと前記第1レンズとは、少なくとも一部が重なっている、
    請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記退避カム機構は、前記第1枠体の内壁部に設けられた退避カムと前記退避レンズ枠の退避用突起とを含むように構成されている、
    請求項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記退避カムは少なくとも一部が互いに対向する2つの側壁から構成される溝状に、形成されている、
    請求項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記本体枠は、シャッター構造を有する、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記第カム機構は、撮影可能状態において前記第3枠体を駆動させるための第1撮影用溝と、
    撮影可能状態と収納状態との間を移行中に前記第3枠体を駆動させるための第1収納用溝と、
    を有し、
    前記第1収納用溝は、前記第1撮影用溝に連なる第1溝部と、前記第1溝部に連なる第2溝部と、を含み、
    前記第2枠体の内周面の展開図上において、前記第1溝部が前記第2枠体の周方向と成す鋭角は、前記第2溝部が前記周方向と成す鋭角よりも小さい、
    請求項に記載のレンズ鏡筒。
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