JP6108096B2 - 凹凸構造体の製造方法 - Google Patents
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図1は、本発明の凹凸構造体の製造方法の第1の実施形態を説明するための工程図である。
図1(a)に示すように、本実施形態においては、凹凸構造を形成するための型10が準備され、この型10に、電子線硬化型の凹凸構造体形成用材料12を塗布する工程が行われる。
次いで、図1(b)に示すように、型10に塗布された凹凸構造体形成用材料12に電子線を照射する工程が行われる。
次いで、図1(c)に示すように、前記電子線照射工程によって硬化された硬化物、つまり凹凸構造体20を型10から剥離する工程が行われる。
図2は、本発明の凹凸構造体の製造方法の第2の実施形態を説明するための工程図である。なお、第2の実施形態において用いられる凹凸構造体形成用材料12や型10などについては、前記第1の実施形態と同じであるため、ここでの説明は省略し、第2の実施形態については、その工程順のみ説明する。
図2(a)に示すように、本実施形態においては、基板50が準備され、この基板50上に、電子線硬化型の凹凸構造体形成用材料12を塗布する工程が行われる。
次いで、図2(b)に示すように、凹凸構造を形成するための型10を押し当てる工程が行われる。
次いで、図2(c)に示すように、凹凸構造体形成用材料12に電子線を照射する工程が行われる。この工程においては、前記第1の実施形態と同様、パルスNMR法によって照射後の硬化物のT2緩和時間を測定した場合、0μs〜20μs領域における成分比率が全体の85〜90%となるように、電子線が照射される。
次いで、図2(d)に示すように、前記電子線照射工程によって硬化された硬化物、つまり凹凸構造体20を型10から剥離する工程が行われる。
基板として厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを準備し、この上に以下に示す凹凸構造体形成用材料を厚さ20μmとなるように塗布した。
<凹凸構造体形成用材料>
・ウレタンアクリレート系電子線硬化性樹脂組成物(ビームセット575:荒川化学工業社製:固形分100%)
実施例1の反射防止フィルムとしての凹凸構造体を短冊状にカットし、これを隙間なくサンプルチューブに充填し、パルスNMR測定装置(日本電子株式会社製:JNM−MU25)を用いてT2緩和時間を測定した。なお、測定温度は室温であり、測定方法はソリッドエコー法(90°x−τ−90°y)とした。そして、測定したT2緩和時間の全体に対する0μs〜20μs領域における成分比率を算出した。
実施例1の反射防止フィルムとしての凹凸構造体の凹凸が形成された表面を、50gの荷重をかけた#0000番のスチールウールで10往復こすり、傷の有無を目視にて確認した。
電子線の照射条件を変えることにより、T2緩和時間の全体に対する0μs〜20μs領域における成分比率を変えた実施例および比較例の凹凸構造体、さらには、使用する凹凸構造体形成用材料を変えた実施例および比較例の凹凸構造体を製造し、それぞれについて、実施例1と同様の耐擦傷性評価を行った。
A:ウレタンアクリレート系電子線硬化性樹脂組成物
(ビームセット575:荒川化学工業社製:固形分100%)
B:ペンタエリスリトールポリアクリレート系電子線硬化性樹脂組成物
(ビームセット700:荒川化学工業社製:固形分100%)
○:目視により傷が確認できない
×:目視により傷が確認できる
12…凹凸構造体形成用材料
20…凹凸構造体
50…基板
Claims (2)
- 表面に凹凸構造を有する凹凸構造体の製造方法であって、
凹凸構造を形成するための型を準備し、
前記型に、電子線硬化型の凹凸構造体形成用材料を塗布する工程と、
前記塗布された凹凸構造体形成用材料に電子線を照射する工程と、
電子線の照射により硬化した硬化物を前記型から剥離する工程と、
を含み、
前記電子線を照射する工程においては、パルスNMR法によって前記硬化物のT2緩和時間を測定した場合、0μs〜20μs領域における成分比率が全体の85〜90%となるように、電子線を照射する
ことを特徴とする表面に凹凸構造を有する凹凸構造体の製造方法。 - 表面に凹凸構造を有する凹凸構造体の製造方法であって、
基材上に、電子線硬化型の凹凸構造体形成用材料を塗布する工程と、
前記塗布された凹凸構造体形成用材料に、凹凸構造を形成するための型を押し当てる工程と、
前記型を押し当てられた状態の凹凸構造体形成用材料に電子線を照射する工程と、
電子線の照射により硬化した硬化物を前記型から剥離する工程と、
を含み、
前記電子線を照射する工程においては、パルスNMR法によって前記硬化物のT2緩和時間を測定した場合、0μs〜20μs領域における成分比率が全体の85〜90%となるように、電子線を照射する
ことを特徴とする表面に凹凸構造を有する凹凸構造体の製造方法。
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