JP6107647B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、記録紙にトナーを熱定着させる定着ユニットと、発熱素子を備え、定着ユニットに電力を供給する電源回路基板とを備える画像形成装置が知られている。しかるに、このような画像形成装置では、定着ユニットおよび発熱素子が熱を発生するので、画像形成装置の温度上昇を抑制すべく、放熱することが必要である。
そこで、例えば、定着ユニットおよび発熱素子のそれぞれが発生する熱を外部に排出する冷却ファンを備えるレーザビームプリンタが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
そして、そのような画像形成装置では、冷却ファンは、動作することにより、定着ユニットの近傍の熱気、および、発熱素子の近傍の熱気のそれぞれを吸い寄せた後、外部に排出する。
特開2008−70743号公報
しかるに、近年、画像形成装置の小型化がますます望まれている。しかし、特許文献1に記載の画像形成装置において、小型化を図ると、冷却ファンを配置するためのスペースが制限されてしまい、冷却ファンの配置の自由度が低下してしまう。
すると、冷却ファンが、定着ユニットおよび発熱素子の少なくともいずれか一方の熱気を十分に吸引することができず、定着ユニットおよび発熱素子を効率よく冷却することができない場合がある。
そこで、本発明の目的は、ファンの配置が制限される場合であっても、筐体内の部材を効率よく冷却することができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、筐体と、筐体内の空気を流動させるように構成されるファンと、ファンを収容するファンカバーとを、備えている。ファンカバーは、ファンの回転軸線が延びる軸線方向の一方、かつ、軸線方向と直交する直交方向の一方に配置され、ファンカバーを軸線方向に貫通する第1開口部と、軸線方向の一方、かつ、直交方向においてファンの回転中心に対して、第1開口部の反対側である直交方向の他方に配置され、ファンカバーを軸線方向に貫通する第2開口部と、軸線方向の一方、かつ、直交方向における第1開口部と第2開口部との間において、軸線方向から見て回転中心と重なるように配置され、ファンの駆動により生じる気流をガイドするように構成される壁部とを有している。
このような構成によれば、壁部が軸線方向から見てファンの回転中心と重なるように配置されているので、ファンの回転中心の近傍において生じる気流は、壁部により、軸線方向に沿う流動が規制される。そして、壁部は規制した気流をガイドするので、第1開口部および第2開口部のそれぞれを通過する空気の流量を調整することができる。
そのため、第1開口部および第2開口部のそれぞれにおいて、筐体内の部材を効率よく冷却するために必要な空気の流量を確保することができる。その結果、ファンの配置が制限される場合であっても、筐体内の部材を効率よく冷却することができる。
(2)壁部は、第2開口部側から第1開口部に近づくにつれて、軸線方向の一方側に向かうように傾斜する傾斜部を有していてもよい。
このような構成によれば、傾斜部は、第2開口部側から第1開口部に近づくにつれて、軸線方向の一方側、つまり、ファンから離れるように傾斜している。そのため、ファンと傾斜部との間の空間は、傾斜部が第2開口部側から第1開口部に近づくにつれて大きくなる。すなわち、ファンと傾斜部との間の空間は、第2開口部側よりも、第1開口部側の方が大きく確保されている。
そして、ファンが駆動すると、ファンと傾斜部との間の空気が流動するので、ファンと傾斜部との間において、第1開口部側の方が第2開口部側よりも多くの空気が流動する。そのため、第1開口部を通過する空気の流量の向上を図ることができる。
(3)第1開口部の開口面積は、第2開口部の開口面積よりも小さくてもよい。この場合、傾斜部は、直交方向において回転中心よりも第1開口部側に配置されている。
このような構成によれば、傾斜部が、直交方向において回転中心よりも第1開口部側に配置されているので、第1開口部の開口面積が、第2開口部の開口面積よりも小さい場合であっても、第1開口部を通過する空気の流量の低下を抑制することができる。
(4)傾斜部は、軸線方向および直交方向の両方向と直交する第2直交方向の一方に配置される第1傾斜部と、第1傾斜部に対して第2直交方向の他方に隣接配置される第2傾斜部とを有していてもよい。この場合、第1傾斜部とファンとが画定する空間の体積が、第2傾斜部とファンとが画定する空間の体積よりも大きい。
このような構成によれば、第1傾斜部とファンとが画定する空間の体積が、第2傾斜部とファンとが画定する空間の体積よりも大きいので、第1開口部における直交方向の一方側を通過する空気の流量を、第1開口部における直交方向の他方側を通過する空気の流量よりも多く確保することができる。
(5)第1傾斜部の第2開口部側の端部は、第2傾斜部の第2開口部側の端部よりも、第2開口部に近い位置に配置されていてもよい。
このような構成によれば、第1傾斜部の第2開口部側の端部が、第2傾斜部の第2開口部側の端部よりも、第2開口部に近いので、第1傾斜部とファンとが画定する空間の体積を、第2傾斜部とファンとが画定する空間の体積よりも確実に大きく確保することができる。
(6)画像形成装置は、筐体内に配置され、現像剤像を記録媒体に定着するように構成される定着ユニットを備えていてもよい。この場合、定着ユニットは、ファンに対して、軸線方向の一方に配置され、定着ユニットの第2直交方向の一方側の端部は、ファンよりも第2直交方向の一方に配置されている。
しかるに、定着ユニットは、現像剤像を記録媒体に定着するときに発熱する。そして、定着ユニットは、定着ユニットの第2直交方向の一方側の端部がファンよりも第2直交方向の一方に位置するように配置されている。
ここで、第1開口部の直交方向の一方側、つまり、第1開口部における定着ユニットの近傍に配置される部分を通過する空気の流量が、第1開口部の直交方向の他方側を通過する空気の流量よりも多く確保されている。そのため、定着ユニットを効率的に冷却することができる。
(7)ファンカバーは、壁部における第2直交方向の一方側の端部から、軸線方向の他方に向かって延びる側壁と、側壁を第2直交方向に貫通する第3開口部とを有していてもよい。
このような構成によれば、壁部における第2直交方向の一方側の端部から、軸線方向の他方に向かって延びる側壁に、第3開口部が配置されているので、ファンに対して、第2直交方向の一方側の空気を確実に流動させることができる。
(8)画像形成装置は、ファンに対して第2直交方向の一方に配置される基板を備えていてもよい。
しかるに、基板は、画像形成動作時において発熱する場合がある。そして、基板は、ファンに対して第2直交方向の一方に配置されている。
ここで、ファンは、第3開口部を介して、第2直交方向の一方側の空気を確実に流動させることができるので、基板を効率的に冷却することができる。
(9)壁部は、傾斜部における第1開口部側の端部から連続して、ファンから離れるように、軸線方向の一方に延びる延出壁を有していてもよい。
このような構成によれば、延出壁が、傾斜部における第1開口部側の端部から連続して、軸線方向の一方に延びているので、延出壁は、第1開口部の近傍の空気が第1開口部に向かうようにガイドできる。
(10)壁部は、ファンに対して軸線方向の一方に間隔を空けて向かい合っていてもよい。
このような構成によれば、壁部は、ファンに対して軸線方向の一方に間隔を空けて向かい合っているので、壁部とファンとの間には空間が確保されている。そのため、ファンが駆動したときに、壁部とファンとの間の空気を確実に流動させることができ、ひいては、第1開口部を通過する空気の流量の向上を確実に図ることができる。
(11)壁部は、傾斜部と連続しており、直交方向と、軸線方向および直交方向の両方向と直交する第2直交方向とのそれぞれに対して平行な平行部を有していてもよい。
このような構成によれば、壁部が、傾斜部と連続する平行部を有しているので、第1開口部および第2開口部のそれぞれを通過する空気の流量を確実に調整することができる。
(12)ファンカバーは、第1開口部が配置される第1部分と、第2開口部が配置される第2部分とを有していてもよい。この場合、第2部分は、壁部よりも、軸線方向においてファンの近傍に位置する近傍部分と、近傍部分よりも、軸線方向においてファンから離間する離間部分と、近傍部分と離間部分とを連続し、回転中心に対して、直交方向の他方に配置される連続部分とを有している。
このような構成によれば、近傍部分と離間部分とを連続する連続部分が、回転中心に対して、直交方向の他方に配置されているので、ファンが駆動したときに、ファンが、連続部分に対して直交方向の他方側に位置する空気を流動させることを抑制できる。
そのため、第2開口部を通過する空気の流量を制限することができ、相対的に、第1開口部を通過する空気の流量の向上を図ることができる。
(13)ファンは、回転軸線と一致する中心軸線を有する円柱部と、円柱部から円柱部の径方向の外方に向かって延び、円柱部の周方向に間隔を空けて配置される複数の羽根部とを有していてもよい。この場合、連続部分は、回転中心と円柱部の径方向の外方端部との間に配置されている。
このような構成によれば、連続部分が、回転中心と円柱部の径方向の外方端部との間に配置されているので、第2開口部を通過する空気の流量を適切に制限することができながら、第1開口部を通過する空気の流量の向上を図ることができる。
(14)第2開口部は、近傍部分と、離間部分とに配置されていてもよい。
このような構成によれば、近傍部分が軸線方向においてファンの近傍に位置しているので、ファンが駆動すると、近傍部分に配置される第2開口部の周囲の空気が確実に流動する。そのため、近傍部分に配置される第2開口部を通過する空気の流量を確実に確保することができる。
一方、離間部分は、軸線方向において、近傍部分よりもファンから離間しているので、ファンが駆動すると、離間部分とファンとの間には、第1開口部を通過する空気が流入する。そのため、第1開口部を通過する空気の流量のさらなる向上を図ることができながら、離間部分に配置される第2開口部を通過する空気の流量を抑制することができる。その結果、離間部分に配置される第2開口部を通過する空気の流量は、近傍部分に配置される第2開口部を通過する空気の流量と比較して少ない。つまり、第2開口部の各部分において、空気の流量を調整することができる。
(15)画像形成装置は、筐体内に収容され、記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、筐体の上方に配置され、原稿を読み取るように構成されている読取装置とを備えていてもよい。この場合、筐体は、ファンに対して軸線方向の一方に配置され、画像形成部を支持するフレームと、読取装置の下方において、フレームに対して、軸線方向および直交方向の両方向と直交する第2直交方向に向かい合うように配置されるカバーとを備え、ファンは、フレームとカバーとのそれぞれに対して軸線方向の他方に向かい合う。
このような構成によれば、ファンは、フレームとカバーとのそれぞれに対して軸線方向の他方に向かい合うように、配置が制限されている。しかし、ファンカバーは、第1開口部および第2開口部のそれぞれを通過する空気の流量を調整することができるので、ファンをフレームとカバーとのそれぞれに対して軸線方向の他方に向かい合うように配置しても、筐体内の部材を効率よく冷却することができる。
(16)筐体は、フレームに対して軸線方向の他方に配置され、フレームを軸線方向の他方から覆うサイドカバーを備えている。この場合、ファンおよびファンカバーは、サイドカバーに取り付けられている。
このような構成によれば、ファンは、フレームに対して軸線方向の他方に向かい合うように、サイドカバーに取り付けられている。そのため、ファンは、フレームとサイドカバーとの軸線方向の間に配置されている。
その結果、ファンは、駆動することにより、フレームとサイドカバーとの間に気流を発生させることができ、フレームとサイドカバーとの間に配置される部材を、効率よく冷却することができる。
本発明の画像形成装置によれば、ファンの配置が制限される場合であっても、筐体内の部材を効率よく冷却することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるプリンタの中央断面図を示す。 図2は、図1に示すプリンタを右上から見た斜視図を示す。 図3は、図1に示すプリンタのA−A断面図であって、プロセスカートリッジを除いた状態を示す。 図4は、図3に示すプリンタのB−B断面図を示す。 図5は、図3に示すファンユニットおよび右サイドカバーを、左下方から見た斜視図を示す。 図6は、図5に示すファンユニットの左側面図を示す。 図7Aは、図6に示すファンユニットのC−C断面図を示す。図7Bは、図6に示すファンユニットのD−D断面図を示す。
1.プリンタの全体構成
画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、図1に示すように、筐体の一例としての本体ケーシング2と、給紙部3と、画像形成部4と、読取装置の一例としてのフラットベットスキャナ10とを備えている。
本体ケーシング2は、略ボックス形状を有しており、給紙部3および画像形成部4を収容している。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、プリンタ1を水平に載置した状態を基準として、図1における紙面左方を前方とし、図1における紙面右方を後方とする。また、プリンタ1を前方から見たときを左右の基準とし、図1の紙面手前が右方であり、紙面奥が左方である。また、図1の紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。すなわち、前後方向および左右方向のそれぞれが水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。また、左右方向が軸線方向の一例であり、左方が軸線方向の一方の一例であり、右方が軸線方向の他方の一例である。また、上下方向が直交方向の一例であり、上方が直交方向の一方の一例であり、下方が直交方向の他方の一例である。また、前後方向が第2直交方向の一例であり、前方が第2直交方向の一方の一例であり、後方が第2直交方向の他方の一例である。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、カートリッジ開口部5と、用紙開口部6とを有している。カートリッジ開口部5は、本体ケーシング2の上端部に配置されており、本体ケーシング2の内部空間と外部空間とを上下方向に連通している。用紙開口部6は、本体ケーシング2の前端部に配置されており、本体ケーシング2の前端部の下方部分を前後方向に貫通している。
また、本体ケーシング2は、トップカバー7と、給紙カバー8とを備えている。トップカバー7は、カートリッジ開口部5を上方から被覆するように、本体ケーシング2の上端部に配置されている。また、トップカバー7は、排紙トレイ35を有している。排紙トレイ35は、トップカバー7の上面から下方に向かって凹んでいる。
そして、トップカバー7は、後端部を支点として、カートリッジ開口部5を閉鎖する閉鎖位置と、カートリッジ開口部5を開放する開放位置との間を揺動するように構成されている。
給紙カバー8は、用紙開口部6を前方から被覆するように、本体ケーシング2の前端部に配置されている。そして、給紙カバー8は、その下端部を支点として、用紙開口部6を閉鎖する閉位置と、用紙開口部6を開放する開位置とに揺動可能に構成されている。
(2)給紙部
給紙部3は、記録媒体の一例としての用紙Pを画像形成部4に供給するように構成されており、本体ケーシング2内の底部に配置されている。給紙部3は、用紙収容部9と、ピックアップローラ11と、給紙ローラ12と、給紙パッド13と、給紙パス14とを備えている。
用紙収容部9は、用紙Pの後方部分を収容可能に構成されており、用紙収容部9の内部空間は、用紙開口部6を介して、本体ケーシング2の外部と前後方向に連通している。なお、用紙収容部9に用紙Pを導入するには、給紙カバー8を開位置に配置した後、用紙開口部6を介して、用紙Pを前方から後方に向かって用紙収容部9に導入する。これによって、用紙Pの後方部分は、用紙収容部9の底壁上にスタックされ、用紙Pの前方部分は、開位置にある給紙カバー8上にスタックされる。
ピックアップローラ11は、用紙収容部9の後上方に配置されている。給紙ローラ12は、ピックアップローラ11の後方に間隔を空けて配置されている。給紙パッド13は、給紙ローラ12の後下端部と接触するように、給紙ローラ12の後下方に配置されている。給紙パス14は、給紙パッド13の後端部から連続して上方に向かって延びている。
(3)画像形成部
画像形成部4は、用紙Pに画像を形成するように構成されており、プロセスカートリッジ15と、スキャナユニット16と、定着ユニット17とを備えている。
プロセスカートリッジ15は、用紙Pにトナー像を形成するように構成されており、カートリッジ開口部5を介して、本体ケーシング2に着脱可能に構成されている。プロセスカートリッジ15は、本体ケーシング2内の後方部分における上下方向略中央に装着されている。
プロセスカートリッジ15は、ドラムカートリッジ18と、現像カートリッジ19とを備えている。ドラムカートリッジ18は、ドラムフレーム23と、感光ドラム20と、転写ローラ21と、スコロトロン型帯電器22とを備えている。
ドラムフレーム23は、有底矩形枠形状を有している。感光ドラム20は、ドラムフレーム23の後方部分に回転可能に支持されている。転写ローラ21は、感光ドラム20の後方に配置されている。転写ローラ21の前端部は、感光ドラム20の後端部に圧接している。そして、転写ローラ21は、ドラムフレーム23に回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム20の前上方に間隔を空けて配置されており、ドラムフレーム23に支持されている。
現像カートリッジ19は、ドラムフレーム23に着脱可能に構成されており、ドラムフレーム23に装着された状態で、感光ドラム20の前下方に配置されている。
現像カートリッジ19は、現像フレーム24と、現像ローラ25と、供給ローラ26と、層厚規制ブレード27とを備えている。現像フレーム24は、左右方向に延びる略ボックス状を有しており、現像フレーム24の後端部は、前後方向に開放されている。また、現像フレーム24は、その内部において、現像剤の一例としてのトナーを収容している。
現像ローラ25は、現像フレーム24の後端部に配置されており、現像フレーム24に回転可能に支持されている。また、現像ローラ25の上方部分および後方部分は、現像フレーム24から露出しており、現像ローラ25の後上端部は、感光ドラム20の前下端部に接触している。
供給ローラ26は、現像フレーム24内において、現像ローラ25の前下方に配置されており、現像フレーム24に回転可能に支持されている。また、供給ローラ26の後上端部は、現像ローラ25の前下端部に接触している。
層厚規制ブレード27は、現像ローラ25の前上方に配置されている。層厚規制ブレード27は、層厚規制ブレード27の下端部が現像ローラ25の前端部に接触するように、現像フレーム24に支持されている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内における前方部分の上下方向略中央に配置されており、プロセスカートリッジ15の前方に配置されている。スキャナユニット16は、図1に実線で示すように、感光ドラム20に向けて、画像データに基づくレーザービームLを出射し、感光ドラム20の周面を露光する。
定着ユニット17は、プロセスカートリッジ15の後方部分の上方に配置されている。そして、定着ユニット17は、上下方向から見たときに、プロセスカートリッジ15および給紙ローラ12と重なるように配置されている。
定着ユニット17は、加熱ローラ31と、加圧ローラ32とを備えている。加圧ローラ32は、加熱ローラ31に対して後上方に配置されており、加圧ローラ32の前下端部は、加熱ローラ31の後上端部に圧接している。
フラットベットスキャナ10は、原稿を読み取るように構成されており、本体ケーシング2の上方に間隔を空けて配置されている。フラットベットスキャナ10は、スキャナフレーム28と、原稿カバー29とを備えている。
スキャナフレーム28は、フラットベットスキャナ10の下方半分を構成し、上下方向において扁平な略ボックス形状を有している。スキャナフレーム28の上壁は、ガラスなどからなる読取窓30を有している。原稿カバー29は、フラットベットスキャナ10の上方半分を構成し、上下方向に扁平な略ボックス形状を有している。原稿カバー29は、その後端部を支点として、スキャナフレーム28に揺動可能に支持されている。
そして、フラットベットスキャナ10は、読取窓30と原稿カバー29との間に原稿が配置された後、図示しない読取センサがスライドすることによって、原稿の画像データを読み取る。そして、プリンタ1では、フラットベットスキャナ10で読み取った画像データに基づいて、後述する画像形成動作が実施可能に構成されている。
(4)画像形成動作
プリンタ1において、後述する制御基板73の制御により画像形成動作が開始すると、スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム20の表面を一様に帯電する。その後、スキャナユニット16が、感光ドラム20の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム20の表面に形成される。
また、供給ローラ26は、現像フレーム24内のトナーを現像ローラ25に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ25と供給ローラ26との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ25上に担持される。層厚規制ブレード27は、現像ローラ25上に担持されたトナーを一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ25は、一定厚みとして担持するトナーを、感光ドラム20の表面上の静電潜像に供給する。これにより、トナー像が、感光ドラム20の表面上に担持される。
また、ピックアップローラ11は、回転することにより、用紙収容部9に収容された用紙Pを、給紙ローラ12と給紙パッド13との間に向かって送り出す。そして、給紙ローラ12は、回転により、給紙ローラ12と給紙パッド13との間に送られた用紙Pを1枚ずつ捌く。その後、給紙ローラ12は、回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、上下方向に延びる給紙パス14に搬送し、感光ドラム20と転写ローラ21との間に給紙する。
次いで、転写ローラ21は、用紙Pが感光ドラム20と転写ローラ21との間を通過するときに、感光ドラム20上のトナー像を、転写バイアスによって用紙Pに転写する。
その後、用紙Pは、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間に向かって搬送される。そして、加熱ローラ31および加圧ローラ32は、用紙Pが加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を通過するときに、用紙Pを加熱および加圧する。このとき、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、1対の排紙ローラ36の間に向けて搬送され、排紙ローラ36は、トップカバー7の排紙トレイ35に向けて、用紙Pを排紙する。
このように用紙Pは、用紙収容部9から給紙され、感光ドラム20と転写ローラ21との間を通過し、次いで、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を通過した後、排紙トレイ35に排紙されるように、側面視略C字状の搬送パスを搬送される。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図1〜図3に示すように、1対のサイドフレーム40と、カバーの一例としてのリアフレーム41と、1対のサイドカバー42とを備えている。
1対のサイドフレーム40は、図3に示すように、左右方向に互いに間隔を空けて向かい合っており、フラットベットスキャナ10の左右両端部のそれぞれの下方に配置されている。また、1対のサイドフレーム40は、図1に示すように、画像形成部4の左右両端部のそれぞれを支持している。1対のサイドフレーム40のそれぞれは、図4に示すように、前後方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。
なお、以下の説明において、図3に示すように、1対のサイドフレーム40の左右に言及するときは、左方のサイドフレーム40を左サイドフレーム40Lとし、右方のサイドフレーム40を右サイドフレーム40Rとする。また、右サイドフレーム40Rが、フレームの一例である。
リアフレーム41は、図1に示すように、フラットベットスキャナ10の後方部分の下方、かつ、図4に示すように、1対のサイドフレーム40の後方に配置されている。リアフレーム41は、図1、図2および図4に示すように、後方および下方に向かって開放される略ボックス形状を有しており、1対のリア側壁43と、リア上壁44と、リア前壁45とを有している。
1対のリア側壁43は、図2に示すように、リアフレーム41の左右両端部であって、左右方向に互いに間隔を空けて向かい合っている。リア側壁43は、図4に示すように、上下方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。そして、1対のリア側壁43のそれぞれは、1対のサイドフレーム40のそれぞれの後方に隣接配置されている。つまり、1対のリア側壁43のうち、右方のリア側壁43は、右サイドフレーム40Rに対して、前後方向に向かい合うように、後方に配置されている。
リア上壁44は、図1に示すように、リアフレーム41の上端部であって、1対のリア側壁43の上端部間に架設されている。リア前壁45は、リアフレーム41の前端部であって、1対のリア側壁43の前端部間に架設されている。リア前壁45の上端部は、リア上壁44の前端部に接続されている。
1対のサイドカバー42は、図2および図3に示すように、本体ケーシング2の左右両端部であって、本体ケーシング2の左右方向の外装を構成する。なお、以下の説明において、1対のサイドカバー42の左右に言及するときは、左方のサイドカバー42を左サイドカバー42Lとし、右方のサイドカバー42を右サイドカバー42Rとする。
1対のサイドカバー42のそれぞれは、図5に示すように、左右方向内方に向かって開放される略ボックス形状を有しており、プレート50と、周側壁51とを一体に有している。
プレート50は、左右方向に延びる側面視略矩形の板状を有しており、サイドフレーム40およびリア側壁43を左右方向外方から、一括して被覆可能なサイズを有している。周側壁51は、プレート50の周端縁から左方に向かって突出している。
また、右サイドカバー42Rは、図2および図5に示すように、通気口53と、切欠部55とを有している。
通気口53は、プレート50の上方部分における前後方向略中央に配置されている。通気口53は、複数のスリット54から構成されている。スリット54は、前後方向に延びる側面視略直線状を有しており、図3に示すように、プレート50を左右方向に貫通している。複数のスリット54は、互いに等間隔を隔てて上下方向に並列配置されている。
切欠部55は、図5に示すように、周側壁51の上壁の後方部分に配置されている。切欠部55は、左方に向かって開放される平面視略U字状を有しており、周側壁51の上壁の左端部から右方に向かって切り欠かれている。
そして、1対のサイドカバー42のそれぞれは、図2および図4に示すように、サイドフレーム40およびリア側壁43を、左右方向の外方から一括して被覆している。これによって、右サイドカバー42Rのプレート50は、図3に示すように、右サイドフレーム40Rに対して右方に間隔を空けて配置されており、右サイドカバー42Rと、右サイドフレーム40Rと、右方のリア側壁43とは、内部に収容空間Sを画定するエンクロージャー47を構成する。
3.トップカバーおよび定着ユニットの詳細
トップカバー7は、図1に示すように、本体ケーシング2の上端部であって、フラットベットスキャナ10に対して下方に間隔を空けて配置されている。トップカバー7は、側面視略クランク形状を有しており、前方部分60と、段差部61と、後方部分62とを一体に有している。
前方部分60は、トップカバー7の前方部分であって、平面視略矩形の板状を有している。段差部61は、トップカバー7の前後方向略中央部分であって、前方部分60の後端部から連続して後上方に向かって延びている。後方部分62は、トップカバー7の後方部分であって、段差部61の上端部から連続して、後方に向かって延びている。
また、トップカバー7は、排紙トレイ35と、複数の貫通口63とを有している。
排紙トレイ35は、トップカバー7の前方部分60の平面視略中央に配置されており、前方部分60の上面から下方に向かって凹んでいる。複数の貫通口63は、トップカバー7の後方部分62の後端部において、左右方向に並列配置されている。各貫通口63は、後方部分62を上下方向に貫通している。
定着ユニット17は、本体ケーシング2内において、排紙トレイ35の後方かつトップカバー7の後方部分62の下方に配置されている。定着ユニット17は、上記の加熱ローラ31および加圧ローラ32に加え、定着フレーム65を備えている。定着フレーム65は、後方に向かって開放される略ボックス形状を有している。定着フレーム65は、加熱ローラ31を収容しており、加熱ローラ31を回転可能に支持している。
4.ファンユニット
また、プリンタ1は、図4に示すように、ファンユニット70と、低電圧基板71と、基板の一例としての高電圧基板72と、制御基板73とを備えている。
ファンユニット70は、図3および図5に示すように、右サイドカバー42Rのプレート50の左面に配置されており、通気口53と左右方向に向かい合うように、プレート50の左面の上方部分における前後方向略中央に取り付けられている。
ファンユニット70は、図6に示すように、ファン78と、ファンカバー77とを有している。
ファン78は、図4に示すように、円柱部100と、複数の羽根部101とを有している。円柱部100は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。複数の羽根部101は、円柱部100の外周面において、円柱部100の周方向に間隔を空けて配置されている。複数の羽根部101のそれぞれは、円柱部100から円柱部100の径方向の外方に向かって延びている。
そして、ファン78は、図6に示すように、円柱部100の中心軸線を回転中心Aとして回転するように、右サイドカバー42Rのプレート50に支持されている。つまり、円柱部100の中心軸線が、ファン78の回転軸線の一例である。
ファンカバー77は、図7Aに示すように、右方に向かって開放される略ボックス形状を有しており、ファン78を収容している。ファンカバー77は、カバープレート80と、カバー周側壁81と、延出壁82とを一体に有している。
カバープレート80は、ファンカバー77の左端部であって、ファン78に対して左方に間隔を空けて向かい合っている。カバープレート80は、図5に示すように、側面視略矩形状を有しており、第1部分83と、壁部の一例としての規制壁84と、第2部分85とを有している。
第1部分83は、図6に示すように、カバープレート80の上端部であって、ファン78の回転中心Aに対して上方に間隔を空けて配置されている。第1部分83は、前後方向に延びる側面視略矩形状を有しており、図7Aに示すように、上下方向に沿って延びている。
規制壁84は、図6に示すように、カバープレート80の上下方向略中央部分であって、第1部分83の下方に連続して配置されている。規制壁84は、図7Aおよび図7Bに示すように、側面視略L字状を有しており、傾斜部87と、平行部88とを有している。
傾斜部87は、第1部分83の下端部から連続して、下方に向かうにつれて右方に傾斜するように延びている。詳しくは、傾斜部87は、図6に示すように、第1傾斜部89と、第2傾斜部90とを有している。
第1傾斜部89は、傾斜部87の前方部分であって、図7Aに示すように、第1部分83の下端部における前方部分から連続して、下方に向かうにつれて右方に傾斜するように延びている。
第2傾斜部90は、図6に示すように、傾斜部87の後方部分であって、第1傾斜部89に対して後方に隣接配置されている。第2傾斜部90は、図7Bに示すように、第1部分83の下端部における後方部分から連続して、下方に向かうにつれて右方に傾斜するように延びている。
第2傾斜部90の下方に向かう傾斜は、図7Aおよび図7Bに示すように、第1傾斜部89の下方に向かう傾斜よりも大きい。そのため、図7Bに示すように、第2傾斜部90とファン78との前後方向の間隔は、第1傾斜部89とファン78との前後方向の間隔よりも小さい。また、第2傾斜部90の下端部は、図6に示すように、第1傾斜部89の下端部よりも上方に位置している。これらによって、第1傾斜部89とファン78とが画定する空間の体積は、第2傾斜部90とファン78とが画定する空間の体積よりも大きい。なお、第1傾斜部89の後端部と、第2傾斜部90の前端部とは、連結されている。
平行部88は、傾斜部87の下端部から連続して、下方に向かって延びている。つまり、平行部88は、前後方向および上下方向のそれぞれに対して平行である。また、平行部88は、図6に示すように、左右方向から見て、ファン78の回転中心Aと重なっている。
第2部分85は、図6に示すように、カバープレート80の下方部分であって、平行部88の下方に連続して配置されている。そのため、第2部分85は、ファン78の回転中心Aよりも下方に配置されている。
第2部分85は、図7Aに示すように、側面視略クランク状を有しており、離間部分91と、連続部分92と、近傍部分93とを有している。
離間部分91は、第2部分85の上方部分であって、平行部88の下端部から連続して、下方に向かって延びている。
連続部分92は、第2部分85の上下方向略中央部分であって、離間部分91の下端部から連続して、右方に向かって延びている。また、連続部分92は、図6に示すように、ファン78の回転中心Aに対して下方に配置されており、連続部分92の前後方向略中央は、左右方向から見て、円柱部100の下端部と略一致、詳しくは、円柱部100の下端縁よりも僅かに上方に配置されている。つまり、連続部分92は、ファン78の回転中心Aと、円柱部100の下端縁との間に配置されている。
近傍部分93は、図7Aに示すように、第2部分85の下方部分であって、連続部分92の右端部から連続して、下方に向かって延びている。そのため、近傍部分93は、平行部88および離間部分91よりも右方、すなわち、ファン78の近傍に位置している。言い換えれば、平行部88および離間部分91は、左右方向において、近傍部分93よりも離間している。
カバー周側壁81は、図5に示すように、カバープレート80の周端縁から連続して、右方に向かって突出している。詳しくは、カバー周側壁81は、図4および図5に示すように、カバー上壁94と、カバー後壁95と、カバー底壁96と、側壁の一例としてのカバー前壁97とを有している。
カバー上壁94は、図7Aに示すように、第1部分83の上端縁から連続して、右方に向かって延びている。カバー後壁95は、カバープレート80の後端縁から、右方に向かって延びている。また、カバー後壁95の上端部は、図4に示すように、カバー上壁94の後端部に接続されている。カバー底壁96は、図7Aに示すように、近傍部分93の下端縁から連続して、右方に向かって延びている。カバー底壁96の後端部は、図4に示すように、カバー後壁95の下端部に接続されている。
カバー前壁97は、図5に示すように、カバープレート80の前端縁から連続して、右方に向かって延びている。つまり、カバー前壁97は、第1部分83、規制壁84および第2部分85のそれぞれの前端部から、右方に向かって延びている。また、カバー前壁97の下端部は、カバー底壁96の前端部に接続され、カバー前壁97の上端部は、カバー上壁94の前端部に接続されている。
延出壁82は、図7Aおよび図7Bに示すように、第1部分83と傾斜部87との接続部分から連続して、ファン78から離れるように、左方に向かって延びている。つまり、延出壁82は、傾斜部87の上端部から連続して、左方に向かって延びている。より詳しくは、延出壁82は、第1延出壁98と、第2延出壁99とを有している。
第1延出壁98は、図5に示すように、延出壁82の前方部分であって、前後方向に延びる平面視略板状を有している。第1延出壁98は、図7Aに示すように、第1部分83の下端部における前方部分と、第1傾斜部89の上端部との接続部分から、左方に向かって延びている。
第2延出壁99は、図5に示すように、延出壁82の後方部分であって、第1延出壁98に対して後方に隣接配置されている。第2延出壁99は、平面視略矩形の板状を有しており、図7Bに示すように、第1部分83の下端部における後方部分と、第1傾斜部89の上端部との接続部分から、左方に向かって延びている。また、第2延出壁99の左右方向寸法は、図5に示すように、第1延出壁98の左右方向寸法よりも大きい。
また、ファンカバー77は、図6に示すように、第1開口部110と、第2開口部111と、第3開口部112とを有している。
第1開口部110は、カバープレート80の第1部分83において、格子状に複数配置されている。つまり、第1開口部110は、カバープレート80の上端部に配置されており、第1開口部110は、側面視略矩形状を有しており、第1部分83を左右方向に貫通している。
第2開口部111は、カバープレート80の離間部分91および近傍部分93のそれぞれにおいて、格子状に複数配置されている。つまり、第2開口部111は、ファン78の回転中心Aに対して、第1開口部110の反対側であるカバープレート80の下方部分に配置されている。
そのため、規制壁84は、上下方向において、複数の第1開口部110と複数の第2開口部111との間に配置されており、上下方向において、ファン78の回転中心Aよりも、第1開口部110側に配置されている。また、傾斜部87は、図7Aおよび図7Bに示すように、第2開口部111側の下端部から、第1開口部110に近づくにつれて、左方に向かって傾斜している。つまり、第1傾斜部89および第2傾斜部90のそれぞれの下端部は、第2開口部111側の端部であり、第1傾斜部89および第2傾斜部90のそれぞれの上端部は、第1開口部110側の端部である。そして、第1傾斜部89の下端部は、第2傾斜部90の下端部よりも、第2開口部111に近い位置に配置されている。
第2開口部111は、側面視略矩形状を有しており、離間部分91および近傍部分93のそれぞれを左右方向に貫通している。なお、第2開口部111は、連続部分92に配置されていない。また、複数の第2開口部111の開口面積の総和は、複数の第1開口部110の開口面積の総和よりも大きい。具体的には、複数の第2開口部111の開口面積の総和は、複数の第1開口部110の開口面積の総和に対して、2〜4倍である。
第3開口部112は、図5に示すように、カバー前壁97の左方部分における上下方向略中央において、上下方向に複数並列配置されている。第3開口部112は、正面視略矩形状を有しており、カバー前壁97を前後方向に貫通している。
このようなファンユニット70は、図3および図4に示すように、右サイドフレーム40Rおよび右方のリア側壁43の隣接部分の上端部に対して、右方に間隔を空けて向かい合っている。これによって、ファン78は、図4に示すように、右サイドフレーム40Rの後上端部および右方のリア側壁43の前上端部のそれぞれに対して、右方に間隔を空けて向かい合っている。
また、ファンユニット70は、図3に示すように、右サイドフレーム40Rに対して、定着ユニット17の反対側に配置されており、ファン78は、図4に示すように、左右方向から見て、ファン78の前下端部が、加熱ローラ31と重なっている。そして、ファン78の前端部は、定着フレーム65の前端部よりも後方に位置している。
また、図3に示すように、延出壁82は、右サイドフレーム40Rの上端部に対して上方に隣接配置されており、ファンユニット70の上端部は、切欠部55を介して、右サイドフレーム40Rの上端部よりも上方に位置している。これによって、複数の第1開口部110は、図7Aに示すように、トップカバー7の後方部分62および右サイドフレーム40Rよりも上方に位置しており、トップカバー7の後方部分62と、スキャナフレーム28の下端部28Aとの間の空間と連通している。
一方、ファンユニット70の下方部分は、図3に示すように、エンクロージャー47の収容空間S内に配置されており、複数の第2開口部111は、図7Aに示すように、収容空間Sと連通している。
5.低圧電源基板、高圧電源基板および制御基板
低電圧基板71、高電圧基板72および制御基板73は、エンクロージャー47の収容空間S内に収容されている。
低電圧基板71は、図4に示すように、右サイドフレーム40Rの右面における下方部分に支持されている。低電圧基板71は、前後方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。低電圧基板71は、外部電源からプリンタ1に入力された交流電流を直流電流に変換する。
高電圧基板72は、低電圧基板71の上方において、右サイドフレーム40Rの右面に支持されている。高電圧基板72は、前後方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。また、高電圧基板72は、ファンユニット70に対して前下方に配置されており、高電圧基板72の後上端部は、図3に示すように、カバープレート80の近傍部分93に対して左方に間隔を空けて配置されている。
また、高電圧基板72は、低電圧基板71に電気的に接続されている。高電圧基板72は、図示しない変圧器を備え、制御基板73によって制御されることにより、低電圧基板71から入力された直流電流を、所定の電圧に変換して、スコロトロン型帯電器22、転写ローラ21、供給ローラ26および現像ローラ25に供給する。
制御基板73は、高電圧基板72の後端部の上方、かつ、ファンユニット70の前方において、右サイドフレーム40Rの右面に支持されている。制御基板73は、側面視略矩形の板状を有している。制御基板73は、プリンタ1の各動作を制御するように構成され、低電圧基板71および高電圧基板72に電気的に接続されている。
6.本体ケーシングにおける気流
プリンタ1において、ファン78が回転すると、本体ケーシング2内において空気を流動し、気流が発生する。詳しくは、ファン78が回転すると、図7Aに示すように、ファン78とカバープレート80との間の空気が、右方に向かって流動し、通気口53を介して本体ケーシング2外に排出される。これによって、ファンカバー77内の圧力が低下する。
すると、トップカバー7の後方部分62とスキャナフレーム28の下端部28Aとの間に位置する空気が、複数の第1開口部110を介して、ファンカバー77内に取り込まれるとともに、エンクロージャー47の収容空間Sの空気が、複数の第2開口部111を介して、ファンカバー77内に取り込まれる。
ここで、後方部分62とスキャナフレーム28の下端部28Aとの間に位置する空気は、図1に示すように、定着ユニット17の加熱ローラ31により加熱され、貫通口63を介して、後方部分62上に排出された空気を含む。
そして、図3に示すように、後方部分62とスキャナフレーム28の下端部28Aとの間の空気がファンカバー77内に取り込まれると、後方部分62とスキャナフレーム28の下端部28Aとの間において、ファン78に向かう第1気流F1が発生する。すなわち、第1気流F1は、後方部分62の上方において、左方から右方に向かって流れている。
その後、第1気流F1が延出壁82の上方まで到達すると、第1気流F1は、図7Aおよび図7Bに示すように、ファン78の駆動により、複数の第1開口部110を介して、ファンカバー77内に引き込まれる。そして、ファンカバー77内に引き込まれた第1気流F1は、傾斜部87によりファン78の回転中心Aに向かうようにガイドされた後、右方に向かって進行し、通気口53を介して、本体ケーシング2外に排出される。
一方、エンクロージャー47の収容空間Sの空気がファンカバー77内に取り込まれると、図3に示すように、エンクロージャー47の収容空間Sにおいて、低電圧基板71、高電圧基板72および制御基板73の周辺から、ファン78に向かう第2気流F2が発生する。すなわち、第2気流F2は、収容空間Sにおいて、下方から上方に向かって流れている。
その後、第2気流F2がファンユニット70の下方部分の左方まで到達すると、第2気流F2は、図7Aおよび図7Bに示すように、ファン78の駆動により、複数の第2開口部111を介して、ファンカバー77内に引き込まれた後、右方に向かって進行し、通気口53を介して、本体ケーシング2外に排出される。
7.作用効果
(1)規制壁84は、図6に示すように、左右方向から見て、ファン78の回転中心Aと重なるように配置されている。
そのため、ファン78の回転中心Aの近傍において生じる気流は、規制壁84により、左右方向に沿う流動が規制される。そして、規制壁84は、図7Aおよび図7Bに示すように、規制した気流をガイドするので、第1開口部110および第2開口部111のそれぞれを通過する空気の流量を調整することができる。
そのため、第1開口部110および第2開口部111のそれぞれにおいて、本体ケーシング2内の部材を効率よく冷却するために必要な空気の流量を確保することができる。その結果、ファン78の配置が制限される場合であっても、本体ケーシング2内の部材を効率よく冷却することができる。
(2)傾斜部87は、図7Aおよび図7Bに示すように、第2開口部111側の端部である下端部から、第1開口部110に近づくにつれて、左方つまり、ファン78から離れるように傾斜している。そのため、ファン78と傾斜部87との間の空間は、傾斜部87が第2開口部111側から第1開口部110に近づくにつれて大きくなる。すなわち、ファン78と傾斜部87との間の空間は、第2開口部111側よりも、第1開口部110側の方が大きく確保されている。
そして、ファン78が駆動すると、ファン78と傾斜部87との間の空気が流動するので、ファン78と傾斜部87との間において、第1開口部110側の方が第2開口部111側よりも多くの空気が流動する。そのため、第1開口部110を通過する空気の流量の向上を図ることができる。
(3)傾斜部87は、図7Aおよび図7Bに示すように、回転中心Aよりも第1開口部110側、つまり上方に配置されている。そのため、複数の第1開口部110の開口面積の総和が、複数の第2開口部111の開口面積の総和よりも小さい場合であっても、第1開口部110を通過する空気の流量の低下を抑制することができる。
(4)第1傾斜部89とファン78とが画定する空間の体積が、図7Aおよび図7Bに示すように、第2傾斜部90とファン78とが画定する空間の体積よりも大きい。そのため、複数の第1開口部110のうち、前方部分に位置する第1開口部110を通過する空気の流量を、複数の第1開口部110のうち、後方部分に位置する第1開口部110を通過する空気の流量よりも多く確保することができる。
(5)第1傾斜部89の下端部は、図6に示すように、第2傾斜部90の下端部よりも、第2開口部111の近くに位置している。そのため、第1傾斜部89とファン78とが画定する空間の体積を、第2傾斜部90とファン78とが画定する空間の体積よりも確実に大きく確保することができる。
(6)定着ユニット17は、図4に示すように、定着ユニット17の前端部がファン78の前端部よりも前方に位置するように配置されている。
ここで、図7Aおよび図7Bに示すように、複数の第1開口部110うち、前方部分に配置される第1開口部110、つまり、複数の第1開口部110のうち、定着ユニット17の近傍に配置される第1開口部110を通過する空気の流量が、複数の第1開口部110うち、後方部分に配置される第1開口部110を通過する空気の流量よりも多く確保されている。そのため、定着ユニット17を効率的に冷却することができる。
(7)第3開口部112は、図5に示すように、規制壁84の前端部から右方に向かって延びるカバー前壁97に配置されている。そのため、ファン78に対して、前方の空気を確実に流動させることができる。
(8)高電圧基板72は、図4に示すように、ファン78に対して前下方に配置されている。ここで、ファン78は、図5に示すように、第3開口部112を介して、前方の空気を確実に流動させることができるので、高電圧基板72を効率的に冷却することができる。
(9)延出壁82は、図7Aおよび図7Bに示すように、傾斜部87の上端部から連続して、左方に延びている。そのため、延出壁82は、第1開口部110の近傍の空気が第1開口部110に向かうようにガイドできる。
(10)規制壁84は、図7Aおよび図7Bに示すように、ファン78に対して左方に間隔を空けて向かい合っている。そのため、規制壁84とファン78との間には空間が確保されている。そのため、ファン78が駆動したときに、規制壁84とファン78との間の空気を確実に流動させることができ、ひいては、第1開口部110を通過する空気の流量の向上を確実に図ることができる。
(11)規制壁84は、図7Aおよび図7Bに示すように、傾斜部87と連続する平行部88を有している。そのため、第1開口部110および第2開口部111のそれぞれを通過する空気の流量を確実に調整することができる。
(12)近傍部分93と離間部分91とを連続する連続部分92は、図7Aおよび図7Bに示すように、回転中心Aに対して、下方に配置されている。そのため、ファン78が駆動したときに、ファン78が、連続部分92に対して下方に位置する空気を流動させることを抑制できる。
そのため、第2開口部111を通過する空気の流量を制限することができ、相対的に、第1開口部110を通過する空気の流量の向上を図ることができる。
(13)連続部分92は、図6に示すように、回転中心Aと円柱部100の下端部との間に配置されている。そのため、第2開口部111を通過する空気の流量を適切に制限することができながら、第1開口部110を通過する空気の流量の向上を図ることができる。
(14)近傍部分93は、図7Aおよび図7Bに示すように、左右方向においてファン78の近傍に位置しているので、ファン78が駆動すると、近傍部分93に配置される第2開口部111の周囲の空気が確実に流動する。そのため、近傍部分93に配置される第2開口部111を通過する空気の流量を確実に確保することができる。
一方、離間部分91は、左右方向において、近傍部分93よりもファン78から離間しているので、ファン78が駆動すると、離間部分91とファン78との間には、第1開口部110を通過する空気が流入する。そのため、第1開口部110を通過する空気の流量のさらなる向上を図ることができながら、離間部分91に配置される第2開口部111を通過する空気の流量を抑制することができる。その結果、離間部分91に配置される第2開口部111を通過する空気の流量は、近傍部分93に配置される第2開口部111を通過する空気の流量と比較して少ない。つまり、第2開口部111の各部分において、空気の流量を調整することができる。
(15)ファン78は、図4に示すように、右サイドフレーム40Rとリアフレーム41とのそれぞれに対して右方に向かい合うように、配置されている。しかし、ファンカバー77は、第1開口部110および第2開口部111のそれぞれを通過する空気の流量を調整することができるので、ファン78を右サイドフレーム40Rとリアフレーム41とのそれぞれに対して右方に向かい合うように配置しても、本体ケーシング2内の部材を効率よく冷却することができる。
(16)ファン78は、図3に示すように、右サイドフレーム40Rに対して右方に向かい合うように、右サイドカバー42Rに取り付けられている。そのため、ファン78は、右サイドフレーム40Rと、右サイドカバー42Rのプレート50との左右方向の間に配置されている。
その結果、ファン78は、駆動することにより、右サイドフレーム40Rと右サイドカバー42Rのプレート50との間、つまり収容空間Sにおいて第2気流F2を発生させることができる。よって、収容空間S内に収容される部材を、効率よく冷却することができる。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
4 画像形成部
10 フラットベットスキャナ
17 定着ユニット
40R 右サイドフレーム
41 リアフレーム
42R 右サイドカバー
72 高電圧基板
77 ファンカバー
78 ファン
82 延出壁
83 第1部分
84 規制壁
85 第2部分
87 傾斜部
88 平行部
89 第1傾斜部
90 第2傾斜部
91 離間部分
92 連続部分
93 近傍部分
97 カバー前壁
100 円柱部
101 複数の羽根部
110 第1開口部
111 第2開口部
112 第3開口部
P 用紙
A ファンの回転中心

Claims (24)

  1. 筐体と、
    前記筐体内の空気を流動させるように構成されるファンと、
    前記ファンを収容するファンカバーとを、備え、
    前記ファンカバーは、
    前記ファンの回転軸線が延びる軸線方向の一方、かつ、前記軸線方向と直交する直交方向の一方に配置され、前記ファンカバーを前記軸線方向に貫通する第1開口部と、
    前記軸線方向の一方、かつ、前記直交方向において前記ファンの回転中心に対して、前記第1開口部の反対側である前記直交方向の他方に配置され、前記ファンカバーを前記軸線方向に貫通する第2開口部と、
    前記軸線方向の一方、かつ、前記直交方向における前記第1開口部と前記第2開口部との間において、前記軸線方向から見て前記回転中心と重なるように配置され、前記ファンの駆動により生じる気流をガイドするように構成される壁部とを有し
    前記壁部は、前記第2開口部側から前記第1開口部に近づくにつれて、前記軸線方向の一方側に向かうように傾斜する傾斜部を有し、
    前記第1開口部の開口面積は、前記第2開口部の開口面積よりも小さく、
    前記傾斜部は、前記直交方向において前記回転中心よりも前記第1開口部側に配置され、
    前記傾斜部は、
    前記軸線方向および前記直交方向の両方向と直交する第2直交方向の一方に配置される第1傾斜部と、
    前記第1傾斜部に対して前記第2直交方向の他方に隣接配置される第2傾斜部とを有し、
    前記第1傾斜部と前記ファンとが画定する空間の体積が、前記第2傾斜部と前記ファンとが画定する空間の体積よりも大きいことを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1傾斜部の前記第2開口部側の端部は、前記第2傾斜部の前記第2開口部側の端部よりも、前記第2開口部に近い位置に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記筐体内に配置され、現像剤像を記録媒体に定着するように構成される定着ユニットを備え、
    前記定着ユニットは、前記ファンに対して、前記軸線方向の一方に配置され、
    前記定着ユニットの前記第2直交方向の一方側の端部は、前記ファンよりも前記第2直交方向の一方に配置されていることを特徴とする、請求項またはに記載の画像形成装置。
  4. 前記ファンカバーは、
    前記壁部における前記第2直交方向の一方側の端部から、前記軸線方向の他方に向かって延びる側壁と、
    前記側壁を前記第2直交方向に貫通する第3開口部とを有していることを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ファンに対して前記第2直交方向の一方に配置される基板を備えていることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記壁部は、
    前記傾斜部における前記第1開口部側の端部から連続して、前記ファンから離れるように、前記軸線方向の一方に延びる延出壁を有していることを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記壁部は、前記ファンに対して前記軸線方向の一方に間隔を空けて向かい合っていることを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記壁部は、前記傾斜部と連続しており、前記直交方向と、前記軸線方向および前記直交方向の両方向と直交する第2直交方向とのそれぞれに対して平行な平行部を有していることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ファンカバーは、
    前記第1開口部が配置される第1部分と、
    前記第2開口部が配置される第2部分とを有し、
    前記第2部分は、
    前記壁部よりも、前記軸線方向において前記ファンの近傍に位置する近傍部分と、
    前記近傍部分よりも、前記軸線方向において前記ファンから離間する離間部分と、
    前記近傍部分と前記離間部分とを連続し、前記回転中心に対して、前記直交方向の他方に配置される連続部分とを有していることを特徴とする、請求項またはに記載の画像形成装置。
  10. 前記ファンは、
    前記回転軸線と一致する中心軸線を有する円柱部と、
    前記円柱部から前記円柱部の径方向の外方に向かって延び、前記円柱部の周方向に間隔を空けて配置される複数の羽根部とを有し、
    前記連続部分は、
    前記回転中心と前記円柱部の径方向の外方端部との間に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2開口部は、前記近傍部分と、前記離間部分とに配置されていることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 筐体と、
    前記筐体内の空気を流動させるように構成されるファンと、
    前記ファンを収容するファンカバーとを、備え、
    前記ファンカバーは、
    前記ファンの回転軸線が延びる軸線方向の一方、かつ、前記軸線方向と直交する直交方向の一方に配置され、前記ファンカバーを前記軸線方向に貫通する第1開口部と、
    前記軸線方向の一方、かつ、前記直交方向において前記ファンの回転中心に対して、前記第1開口部の反対側である前記直交方向の他方に配置され、前記ファンカバーを前記軸線方向に貫通する第2開口部と、
    前記軸線方向の一方、かつ、前記直交方向における前記第1開口部と前記第2開口部との間において、前記軸線方向から見て前記回転中心と重なるように配置され、前記ファンの駆動により生じる気流をガイドするように構成される壁部とを有し、
    前記壁部は、前記第2開口部側から前記第1開口部に近づくにつれて、前記軸線方向の一方側に向かうように傾斜する傾斜部を有し、
    前記壁部は、前記ファンに対して前記軸線方向の一方に間隔を空けて向かい合い、
    前記ファンカバーは、
    前記第1開口部が配置される第1部分と、
    前記第2開口部が配置される第2部分とを有し、
    前記第2部分は、
    前記壁部よりも、前記軸線方向において前記ファンの近傍に位置する近傍部分と、
    前記近傍部分よりも、前記軸線方向において前記ファンから離間する離間部分と、
    前記近傍部分と前記離間部分とを連続し、前記回転中心に対して、前記直交方向の他方に配置される連続部分とを有していることを特徴とする、画像形成装置。
  13. 前記第1開口部の開口面積は、前記第2開口部の開口面積よりも小さく、
    前記傾斜部は、前記直交方向において前記回転中心よりも前記第1開口部側に配置されていることを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記傾斜部は、
    前記軸線方向および前記直交方向の両方向と直交する第2直交方向の一方に配置される第1傾斜部と、
    前記第1傾斜部に対して前記第2直交方向の他方に隣接配置される第2傾斜部とを有し、
    前記第1傾斜部と前記ファンとが画定する空間の体積が、前記第2傾斜部と前記ファンとが画定する空間の体積よりも大きいことを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第1傾斜部の前記第2開口部側の端部は、前記第2傾斜部の前記第2開口部側の端部よりも、前記第2開口部に近い位置に配置されていることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記筐体内に配置され、現像剤像を記録媒体に定着するように構成される定着ユニットを備え、
    前記定着ユニットは、前記ファンに対して、前記軸線方向の一方に配置され、
    前記定着ユニットの前記第2直交方向の一方側の端部は、前記ファンよりも前記第2直交方向の一方に配置されていることを特徴とする、請求項14または15に記載の画像形成装置。
  17. 前記ファンカバーは、
    前記壁部における前記第2直交方向の一方側の端部から、前記軸線方向の他方に向かって延びる側壁と、
    前記側壁を前記第2直交方向に貫通する第3開口部とを有していることを特徴とする、請求項14〜16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記ファンに対して前記第2直交方向の一方に配置される基板を備えていることを特徴とする、請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記壁部は、
    前記傾斜部における前記第1開口部側の端部から連続して、前記ファンから離れるように、前記軸線方向の一方に延びる延出壁を有していることを特徴とする、請求項13〜18のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  20. 前記壁部は、前記傾斜部と連続しており、前記直交方向と、前記軸線方向および前記直交方向の両方向と直交する第2直交方向とのそれぞれに対して平行な平行部を有していることを特徴とする、請求項12〜19のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  21. 前記ファンは、
    前記回転軸線と一致する中心軸線を有する円柱部と、
    前記円柱部から前記円柱部の径方向の外方に向かって延び、前記円柱部の周方向に間隔を空けて配置される複数の羽根部とを有し、
    前記連続部分は、
    前記回転中心と前記円柱部の径方向の外方端部との間に配置されていることを特徴とする、請求項12〜20のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  22. 前記第2開口部は、前記近傍部分と、前記離間部分とに配置されていることを特徴とする、請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 前記筐体内に収容され、記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、
    前記筐体の上方に配置され、原稿を読み取るように構成されている読取装置とを備え、
    前記筐体は、
    前記ファンに対して前記軸線方向の一方に配置され、前記画像形成部を支持するフレームと、
    前記読取装置の下方において、前記フレームに対して、前記軸線方向および前記直交方向の両方向と直交する第2直交方向に向かい合うように配置されるカバーとを備え、
    前記ファンは、
    前記フレームと前記カバーとのそれぞれに対して前記軸線方向の他方に向かい合うことを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  24. 前記筐体は、
    前記フレームに対して前記軸線方向の他方に配置され、前記フレームを前記軸線方向の他方から覆うサイドカバーを備え、
    前記ファンおよび前記ファンカバーは、前記サイドカバーに取り付けられていることを特徴とする、請求項23に記載の画像形成装置。
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