JP6107457B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、車両、飛行機、船、電車等の乗物に用いるシートに関する。
自動車用シート(以下、単にシートという)において、シートバックのシートカバーは、袋状に形成され、バックフレームの着座面側に設けられたバックパッドの上から被せて装着されている。しかし、例えば、スポーツタイプ仕様のシートの場合、シートバックの肩部にデザイン上の突部があるなど、バックパッドの上部が大きくなるため、シートカバーがバックパッドに被せ難い。
そこで、袋状とされたシートカバーの開口側に開閉自在のファスナを設けて、シートカバーの装着時に開口を広げられるようにしている(下記特許文献1参照)。
特開2013−46664号公報
しかし、ファスナは、シートカバーが装着され、開口を閉じた後も外部に露出しているため、シートの見栄えを悪くする問題がある。そのため、ファスナは、シートバックの背裏側の目立たない場所に最小限の大きさで設けられるのが一般的である。
このような問題に鑑み本発明の課題は、ファスナを乗物用シートのデザインに活かすことにより、ファスナがシートカバーの外部に露出しても見栄えを良くすることにある。
本発明の第1発明は、シートフレームの着座面側にシートパッド等の緩衝体を設け、このシートフレームを含む緩衝体の表面に袋状のシートカバーを被せて成る乗物用シートであって、前記袋状のシートカバーの開口を成す部分には、開口が広げられるようにファスナが分離可能に設けられており、このファスナは、2本のテープがエレメントによって結合されることによって1本の帯状体とされ、この帯状体をシート表面上に描かれるデザイン上の1本のラインとしてシートカバーの意匠面上に目立つように設置することを特徴とする。
第1発明によれば、ファスナを成す帯状体をシート表面上に描かれるデザイン上の1本のラインとしてシートカバー上に設置するため、ファスナを乗物用シートのデザインを良くするためのものとして利用することができる。しかも、ファスナの帯状体によって描かれるラインは、通常行われるステッチによるラインに比べて単独の帯状体でも太くて存在感をアピールできるものとすることができる。そのため、ファスナがシートカバーの外部に露出しても見栄えを良くすることができる。その結果、ファスナを隠す位置に設置するような制約なしに自由度高くシートをデザインすることができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記ファスナを成す帯状体には、見栄えを良くするためのメッキ等の装飾が施されていることを特徴とする。
第2発明によれば、帯状体に装飾が施されることにより、ファスナの見栄えを良くし、更に乗物用シートのデザインを良くするためにファスナを利用することができる。
本発明の第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記ファスナは、乗員の着座時に接触し難い乗物用シートのカマチ部に設置されていることを特徴とする。
ファスナのエレメントは、金属や樹脂でできており、シートカバーの表皮材に比べて硬いため、乗物用シートに着座した乗員がファスナに触れると、表面が柔らかく、滑らかに形成されたシートカバーの途中でファスナに触れたとき、乗員に異物感を与える。第3発明によれば、ファスナが乗員の着座時に触れ難い位置に設置されているため、上記異物感を乗員に与える可能性を抑制することができる。
また、ファスナがカマチ部に設置されているため、このファスナを開閉してカマチ部に隣接するサイドサポート部のシートカバー内に、例えばサイドサポートとして機能する部品のようなものを任意に挿入することができる。
本発明の一実施形態の前方斜視図である。 上記実施形態の後方斜視図である。 上記実施形態の背面図である。 図1のIV−IV線断面拡大図である。
図1〜3は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、自動車用フロントシートに本発明を適用した例を示す。
自動車用フロントシート(以下、単にシートという)10は、周知のとおり、主にシートバック12、シートクッション16及びヘッドレスト14が組み合わされて成る。シートバック12は、骨格であるバックフレーム(不図示)の乗員着座面側に緩衝体であるバックパッド(不図示)を設け、このバックフレームを含むバックパッドの表面に袋状のシートカバーを被せて成る。シートクッション16は、骨格であるクッションフレーム(不図示)の乗員着座面側に緩衝体であるクッションパッド(不図示)を設け、このクッションフレームを含むクッションパッドの表面にシートカバーを被せて、シートカバーの周辺でクッションフレームに吊り込まれて成る。
シートバック12のシートカバーは、天板部12A、カマチ部12B及び背裏部12Cが袋状に縫製され、両側のカマチ部12Bにはファスナ22が縫合されている。カマチ部12Bにファスナ22が縫合されているため、ファスナ22の結合状態を解除することにより袋状のシートカバーの開口が広げられ、バックフレームを含むバックパッドの表面にシートカバーを被せる際の作業を容易にすることができる。
図4は、ファスナ22とシートカバー20A、20Bとの縫合状態を示している(ここでは、バックパッドの図示は省略している)。ファスナ22は、公知のものであり、布、若しくは樹脂製の2本のテープ22A、22Bと、金属、若しくは樹脂製のエレメント22Cとの組合せから成り、エレメント22Cの結合状態を選択的に解除可能とするようにスライダ22Eが設けられ、そのスライダ22Eを操作するためのプラー22Dが設けられている(図1参照)。
ファスナ22は、2本のテープ22A、22Bがエレメント22Cによって結合されることによって1本の帯状体とされている。シートバック12のカマチ部12Bのシートカバー20A、20Bを、図4に示すように、各テープ22A、22Bに縫合することによって、シートバック12のカマチ部12Bには、2本のテープ22A、22Bの一部とエレメント22Cとから成る帯状体がシート表面上に描かれるデザイン上の1本のラインとして意匠面上に目立つように設置される。ファスナ22は、シートバック12の上部のヘッドレスト14との境界部からシートバック12の下端部まで滑らかな曲線を描くように設けられている。シートバック12の下端部には、ファスナ22のエレメント22Cを結合させた状態のスライダ22E及びプラー22Dが位置している。スライダ22E及びプラー22Dを含むシートバック12の下端部は、シートクッション16の下部も含めて、シールド18によって被われている。図1では、スライダ22E及びプラー22Dを含むファスナ22の先端部は、シートバック12の下端部から突出した状態とされているが、振動を受けたとき異音を発生しないようにするため、適当な留め具によってバックフレームに固定されるのが好ましい。
なお、ここでは、エレメント22Cにメッキが施されており、更に装飾効果が高められている。
ファスナ22は、シートクッション16のカマチ部16Aにも設けられている。この場合のファスナ22も、シートバック12に設けられたファスナ22と同じ構成であり、シートクッション16のカマチ部16Aの前下部から後上部まで滑らかな曲線を描くように設けられている。シートクッション16に設けられたファスナ22のスライダ22E及びプラー22Dも、ファスナ22のエレメント22Cを結合させた状態では、シートバック12のファスナ22のスライダ22E及びプラー22Dに隣接した位置に配置されて、シールド18に被われている。この場合のファスナ22の先端部も、上述のシートバック12におけるファスナ22の先端部と同様に、適当な留め具によってクッションフレームに固定されるのが好ましい。
なお、シートクッション16に設けられたファスナ22は、これを開閉する機能上の意味はなく、デザイン上の必要のみで設けられている。
このように、上記実施形態では、ファスナ22を成す帯状体をシート表面上に描かれるデザイン上の1本のラインとしてシートカバー上に設置するため、ファスナ22をシート10のデザインを良くするためのものとして利用することができる。しかも、ファスナ22の帯状体によって描かれるラインは、通常行われるステッチによるラインに比べて単独の帯状体でも太くて存在感をアピールできるものとすることができる。更に、結合されたエレメント22Cの模様により帯状体によるライン内に独特の模様を発現させることができる。そのため、ファスナ22がシートカバーの外部に露出しても見栄えを良くすることができる。その結果、ファスナ22を隠す位置に設置するような制約なしに自由度高くシート10をデザインすることができる。
また、上記実施形態では、ファスナ22がシートバック12及びシートクッション16のカマチ部12B、16Aにあり、乗員の着座時に触れ難い位置に設置されているため、乗員に異物感を与える可能性を抑制することができる。即ち、ファスナ22のエレメント22Cは、金属や樹脂でできており、シートカバーの表皮材に比べて硬いため、シート10に着座した乗員がファスナ22に触れると、表面が柔らかく、滑らかに形成されたシートカバーの途中でファスナ22に触れたとき、乗員に異物感を与える。上記実施形態では、この問題を抑制している。
更に、上記実施形態では、ファスナ22がシートバック12及びシートクッション16のカマチ部12B、16Aに設置されているため、このファスナ22を開閉してカマチ部12B、16Aの天板部側に隣接するサイドサポート部のシートカバー内に、例えばサイドサポートとして機能する部品のようなものを任意に挿入することができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、
1.上記実施形態では、シートフレームの着座面側に設けられる緩衝体として、発泡ウレタン製のバックパッドを採用したが、金属製のパネルを採用しても良い。
2.上記実施形態では、ファスナによる帯状体をシートバック及びシートクッションの両カマチ部に1本ずつ設けたが、それ以外に追加して設けても、また減らしても良い。
3.上記実施形態では、シートバックに袋状のシートカバーを被せる例を説明したが、シートクッションも袋状のシートカバーを被せるものとしても良い。或いは、シートクッションのみが袋状のシートカバーを被せるものとされても良い。
4.上記実施形態では、本発明を自動車用シートに適用したが、飛行機、船、電車等のシートに適用しても良い。
10 自動車用シート
12 シートバック
12A 天板部
12B カマチ部
12C 背裏部
14 ヘッドレスト
16 シートクッション
16A カマチ部
18 シールド
20A、20B シートカバー
22 ファスナ(帯状体)
22A、22B テープ
22C エレメント
22D プラー
22E スライダ

Claims (3)

  1. クッションフレームの着座面側に緩衝体を設け、このクッションフレームを含む緩衝体の表面に袋状のシートカバーを被せて成るシートクッションを備える乗物用シートであって、
    前記袋状のシートカバーは着座面の両側部にカマチ部を備え、
    このカマチ部には、シートの前部から後部にかけて前後方向に伸びるファスナが、このカマチ部に限定して設けられており、
    このファスナは、前後方向に伸びる2本のテープがエレメントによって結合されることによって1本の帯状体とされ、この帯状体をシートカバーの外表面上に露出させて設置することを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1において、
    前記ファスナのエレメントには、メッキが施されていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1又は2において、
    シートクッションの下部は、シールドにより被われており、
    前記ファスナの後端は、前記シールドにより被われていることを特徴とする乗物用シート。
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