JP6107273B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、レース用タイヤとして好適な空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ウォーミングアップ性能を改善することを可能にした空気入りタイヤに関する。
レース用ウェットタイヤとして、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の主溝を設けたものが一般的に使用されている。このようなタイヤは主溝の排水能力に基づいてウェット路面において優れた走行性能を発揮するものと認識されている。ところが、高速走行となるレースにおいては、タイヤ周方向に延びる主溝を主体とするトレッドパターンを有するタイヤでは、主溝によって排水されずに前方に押し戻される水量が多くなるため、それがハイドロプレーニング現象を発生させる要因となる。また、タイヤハウスがあるGTツーリングカーによるレースでは、タイヤ周方向に延びる主溝を主体とするトレッドパターンを有するタイヤを用いた場合、タイヤハウス内に水がこもってしまうという弊害もある。そのため、路面上の水をタイヤの横方向へ排水できるような溝配置が必要である。
そのような要求に応えるレース用ウェットタイヤとして、トレッド部にタイヤ赤道線の両側において、それぞれタイヤ幅方向外側に向かってタイヤ回転方向とは反対側へ傾斜すると共に、踏み込み側の端部を閉塞する一方で蹴り出し側の端部をタイヤ側方に開放した複数本の傾斜主溝を設けたタイヤが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような傾斜主溝であれば、路面上の水をタイヤの横方向に掻き出すことが出来、ハイドロプレーニング現象や、タイヤハウス内に水がこもるという問題も防止することが出来る。
また、特許文献1に記載されるタイヤは、傾斜主溝の傾斜角度を設定することや、傾斜主溝から回転方向に向かって伸びるサブ溝を設けることで、ウェット路面における直進時及びコーナリング時の走行性能や、耐偏摩耗性を向上しているが、一般的に、このようなタイヤ性能を発揮するためには、タイヤが一定の温度になることが必要である。
特に、ウェット路面では、上記特許文献1に記載のタイヤに限らず、本来のタイヤ性能を発揮するためのタイヤ温度に到達するまでに時間がかかる傾向にあるため、この到達時間を短縮する(ウォーミングアップ性能を改善する)ことが強く求められている。
特開2010−215078号公報
本発明の目的は、ウォーミングアップ性能を改善することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、回転方向が指定され、トレッド部におけるタイヤ赤道線の両側にそれぞれタイヤ赤道線の近傍からタイヤ幅方向外側に向かってタイヤ回転方向とは反対側へ傾斜して延在する複数本の傾斜主溝を設け、該傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部をタイヤ側方に開放する一方で、該傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部をタイヤ赤道線を越えない位置で閉塞してタイヤ赤道線上に溝によって分断されない連続陸部をタイヤ全周に亘って形成した空気入りタイヤにおいて、タイヤ赤道線とタイヤ赤道線からの距離が接地半幅の35%の位置との間に規定される前記トレッド部の中央領域と、タイヤ赤道線からの距離が接地半幅の35%の位置とタイヤ赤道線からの距離が接地半幅の75%の位置との間に規定される前記トレッド部の中間領域と、タイヤ赤道線からの距離が接地半幅の75%の位置と接地端との間に規定される前記トレッド部の端部領域とに、それぞれタイヤ幅方向に延在すると共に前記傾斜主溝よりも溝深さが小さい複数本の浅溝を設け、該浅溝のピッチ数を前記傾斜主溝のピッチ数の1倍以上にする一方で、前記中間領域における前記浅溝のピッチ数を前記中央領域における前記浅溝のピッチ数の105%〜110%にし、前記端部領域における前記浅溝のピッチ数を前記中央領域における前記浅溝のピッチ数の115%〜120%にしたことを特徴とする。
本発明では、タイヤ幅方向に延在する浅溝を有するため、トレッド表面の剛性が低くすることが出来、タイヤ回転時にトレッド表面のゴムが動き易くなり、本来のタイヤ性能を発揮するためのタイヤ温度に到達するまでに時間を短縮することが出来る。即ち、ウォーミングアップ性能を改善することが出来る。特に、上述のように傾斜主溝及び浅溝のピッチ数を設定して、傾斜主溝よりも浅溝を密に配する一方で、タイヤ幅方向外側に向かって(中央領域から端部領域に向かうに従って)浅溝を密に配しているので、傾斜主溝間の陸部に確実に浅溝を配することが出来、効果的にウォーミングアップ性能を改善することが出来る。
本発明においては、浅溝の深さが0.1mm〜1.0mmであると共に、浅溝のタイヤ赤道線に対する傾斜角度が45°〜90°であることが好ましい。これにより、トレッド表面を適度に動き易くして、タイヤ本来の性能を損なうことなくウォーミングアップ性能を効果的に高めることが出来る。
本発明においては、傾斜主溝がタイヤ赤道線側が凸になるように湾曲し、傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部の端末中心位置でのタイヤ周方向に対する傾斜角度が0°〜45°であり、傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の端末中心位置でのタイヤ周方向に対する傾斜角度が65°〜90°であることが好ましい。これにより、タイヤ本来の性能としての排水性能を良好に確保することが出来る。
本発明においては、連続陸部から分岐してタイヤ幅方向外側に向かって連続的に延在する複数の陸部を分岐陸部としたとき、各分岐部分が傾斜主溝から回転方向に向かって延びると共に各分岐陸部内で終端する複数本のサブ溝を有することが好ましい。これにより、タイヤ本来の性能としての排水性能を良好に確保することが出来る。
このとき、傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部の端末中心位置とタイヤ赤道線とのタイヤ幅方向の間隔、傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部の端末中心位置と最もタイヤ赤道線側に位置するサブ溝の端部の端末中心位置とのタイヤ幅方向の間隔、隣り合うサブ溝の端部の端末中心位置のタイヤ幅方向の間隔、及び、最もタイヤ幅方向外側に位置するサブ溝の端部の端末中心位置と傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の端末中心位置とのタイヤ幅方向の間隔をそれぞれ求めたとき、これら間隔がタイヤ幅方向外側に向かって漸次大きくなることが好ましい。特に、前記中央領域の溝面積比率が前記中間領域の溝面積比率よりも大きく、且つ、前記中間領域の溝面積比率が前記端部領域の溝面積比率よりも大きいことが好ましい。これにより、浅溝が密な領域ほど溝面積比率が小さく、浅溝が疎な領域ほど溝面積比率が大きくなるため、陸部剛性が平均化され、タイヤを安定的にウォーミングアップすることが可能になる。
本発明においては、トレッド部を構成するゴムの20℃におけるJIS−A硬度が45〜60であり、60℃におけるtanδが0.20〜0.40であることが好ましい。これにより、ウェット路面でのグリップ性能と操縦性能との両立が可能になる。尚、20℃におけるJIS−A硬度は、JIS K6253に規定されるデュロメータ硬さ試験に準拠して、20℃でタイプAのデュロメータを用いて測定される硬度である。また、60℃におけるtanδは、東洋精機製作所製の粘弾性スペクトロメータを使用し、温度60℃の雰囲気中で、周波数20Hz、初期歪10%、動歪±2%の条件で測定した値である。
本発明は、2層のカーカス層と2層のベルト層とを有し、前記カーカス層を構成するカーカスコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度が70°〜88°である競技用タイヤに好ましく用いることが出来る。
尚、本発明において、接地半幅とはJATMA、TRA又はETRTO等の規格によって定められた静的負荷半径の測定条件にてタイヤのトレッド部を平面に接地させたとき、タイヤが平面に接地する部分(接地面)のタイヤ軸方向の幅の1/2の値である。言い換えれば、タイヤ赤道線から前述の接地面のタイヤ軸方向の端部(接地端)までの幅である。但し、レース用タイヤの場合は、タイヤをリムに装着し、空気圧200kPa、荷重3kNの条件で接地したときの接地面のタイヤ軸方向の幅の1/2の値を接地半幅とする。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの子午線断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのカーカス層およびベルト層を抽 出して示す平面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図 である。 本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展 開図である。 図3の要部を拡大する一方で浅溝を省略した説明図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。この空気入りタイヤは回転方向Rが指定されたものである。左右一対のビード部3間には2層のカーカス層4,5が装架されている。これらカーカス層4,5は、各ビード部3に配置されたビードコア6の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されている。また、ビードコア6の外周上にはビードフィラー7が配置され、このビードフィラー7がカーカス層4,5の本体部分と折り返し部分により包み込まれている。一方、トレッド部1におけるカーカス層4,5の外周側には2層のベルト層8,9が埋設されている。
図2に示すように、2層のカーカス層4,5は、それぞれタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コード4a,5aを含み、かつ、層間でこれら補強コード4a,5aが互いに交差するように配置されている。カーカス層4,5において、補強コード4a,5aのタイヤ周方向に対する傾斜角度αは、例えば70°〜88°の範囲に設定されている。一方、2層のベルト層8,9は、それぞれタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コード8a,9aを含み、かつ層間で補強コード8a,9aが互いに交差するように配置されている。ベルト層8,9において、補強コード8a,9aのタイヤ周方向に対する傾斜角度βは例えば10°〜40°の範囲に設定されている。
尚、トレッド部1を構成するゴムとしては、例えば、20℃におけるJIS−A硬度が45〜60であり、60℃におけるtanδが0.20〜0.40であるものを用いることが出来る。このようなゴムは、一般にウェット路面でのグリップ性能と操縦性能との両立が可能となるため競技用タイヤとして使用される。
本発明は、このような一般的に競技用タイヤとされる空気入りタイヤに適用されるが、その具体的な構造は上述の基本構造に限定されるものではない。また、後述の傾斜主溝を有するタイヤであれば、競技用タイヤに限らず一般的な空気入りタイヤに適用することも可能である。
図3に例示するように、トレッド部1(トレッド面10)には、タイヤ赤道線Eの両側にてそれぞれタイヤ幅方向外側に向かって湾曲しながら回転方向Rとは反対側へ傾斜する複数本の傾斜主溝11がタイヤ周方向に間隔をおいて形成されている。これら傾斜主溝11はタイヤ赤道線側の端部(踏み込み側の端部)が閉塞する一方で、タイヤ幅方向外側の端部(蹴り出し側の端部)がタイヤ側方に開放した構成になっている。傾斜主溝11はトレッド部1における主要な排水手段であるため、その溝幅を3.0mm〜20mmとし、その溝深さを2.5mm〜8.0mmとすることが望ましい。これにより、トレッド部1にはタイヤ赤道線Eに沿って連続的に延在する連続陸部12aとこの連続陸部12aから分岐してタイヤ幅方向外側に向かって連続的に延在する複数の分岐陸部12bとからなる陸部12が形成されている。
各分岐陸部12bには傾斜主溝11から回転方向Rに向かって延びる複数本のサブ溝13が形成されている。図3に示す例では、各分岐陸部12bに2本のサブ溝13が設けられている。これらサブ溝13は蹴り出し側の端部が傾斜主溝11に連通しているものの踏み込み側の端部が閉塞した構成になっている。サブ溝13は傾斜主溝11を補助する排水手段であるため、その溝幅を3.0mm〜12mmとし、その溝深さを2.5mm〜8.0mmとすることが望ましい。
上述した空気入りタイヤにおいては、タイヤ幅方向外側に向かって湾曲しながら回転方向Rとは反対側へ傾斜して蹴り出し側の端部をタイヤ側方に開放した複数本の傾斜主溝11と、該傾斜主溝11から回転方向Rに向かって延びる複数本のサブ溝13とが排水機能を担持するので、ウェット路面を走行する際に路面上の水をタイヤの横方向へ排水し、タイヤ回転に伴って前方に押し戻される水量を少なくすることができる。特に、傾斜主溝11は全長にわたって滑らかに湾曲しているため、傾斜主溝11内での水の流れを円滑にし、その水をタイヤの横方向へ効果的に導くことができる。そのため、直進時のハイドロプレーニング防止性能を十分に確保することができる。また、タイヤハウスがあるGTツーリングカーによるレースにおいては、タイヤハウス内での水のこもりを回避することができる。
一方、トレッド部1にはタイヤ赤道線Eに沿って連続的に延在する連続陸部12aとタイヤ幅方向外側に向かって連続的に延在する複数の分岐陸部12bとからなる陸部12を形成しているので、トレッド部1の剛性を充分に確保し、ウェット路面において優れた制駆動性能や旋回性能を発揮することが可能になる。つまり、四方を傾斜主溝11で囲まれた独立ブロックを持たないトレッドパターンとすることにより、トレッド部1の剛性を充分に確保することができる。これにより、ウェット路面における直進時及びコーナリング時の走行性能を向上することができる。なお、トレッド部1の剛性を充分に確保することは耐摩耗性の点でも有利である。
本発明では、これら傾斜主溝11及びサブ溝13に加えて、これら傾斜主溝11及びサブ溝13よりも溝深さが小さく、タイヤ幅方向に延在する浅溝14がトレッド部1(トレッド面10)に形成されている。浅溝14は、タイヤ赤道線Eとタイヤ赤道線Eからの距離が接地半幅Wの35%の位置Q1 との間に規定されるトレッド部1の中央領域Aと、タイヤ赤道線Eからの距離が接地半幅Wの35%の位置Q1 とタイヤ赤道線Eからの距離が接地半幅Wの75%の位置Q2 との間に規定されるトレッド部1の中間領域Bと、タイヤ赤道線Eからの距離が接地半幅Wの75%の位置Q2 と接地端Q3 との間に規定されるトレッド部1の端部領域Cとのそれぞれにタイヤ周方向のピッチ数を異ならせて配置されている。具体的には、中間領域Bにおける浅溝14のタイヤ周方向のピッチ数nB を中央領域Aにおける浅溝14のタイヤ周方向のピッチ数nA の105%〜110%にし、端部領域Cにおける浅溝14のタイヤ周方向のピッチ数nC を中央領域Aにおける浅溝14のタイヤ周方向のピッチ数nA の115%〜120%にしている。また、これら浅溝14のピッチ数nA ,nB ,nC は、いずれも傾斜主溝11のタイヤ周方向のピッチ数Nの1倍以上である。尚、本発明において、タイヤ周方向のピッチ数nA ,nB ,nC ,Nとは、各領域の浅溝14のタイヤ周上の本数、傾斜主溝11のタイヤ周上の本数である。言い換えれば、タイヤ周長をタイヤ周方向に隣接する各溝間の間隔(ピッチ長pA ,pB ,pC ,P)で割った商である。
このような浅溝14を設けることで、トレッド部1の表面の剛性を低くすることが出来る。そのため、タイヤ回転時にトレッド部1のゴムが動き易くなるので、タイヤが温まり易くなり、本来のタイヤ性能を発揮するためのタイヤ温度に到達するまでの時間を短縮することが出来る。即ち、ウォーミングアップ性能を改善することが出来る。特に、本発明では、上述のように浅溝14のタイヤ周方向のピッチ数nA ,nB ,nC を傾斜主溝11のタイヤ周方向のピッチ数N以上に設定しているので、傾斜主溝11よりも浅溝14が密に配され、傾斜主溝11間の陸部(特に、分岐陸部12b)に確実に浅溝14が設けられるので、全ての陸部の表面剛性を浅溝14により低下させて、効果的にウォーミングアップ性能を改善することが出来る。また、上述のように各浅溝のタイヤ周方向のピッチ数nA ,nB ,nC の大小関係を設定しているので、タイヤ幅方向外側に向かって(中央領域Aから端部領域Cに向かうに従って)浅溝14を密に配することが出来、サブ溝13等が存在することで低剛性になる傾向があるタイヤ赤道線E側よりも、タイヤ幅方向外側の剛性をより低下させることが出来、効果的にウォーミングアップ性能を改善することが出来る。
本発明において、浅溝14は、傾斜主溝11やサブ溝13よりも浅い溝であればどのようなものであっても良いが、陸部の表面剛性を適度に低下させるには、浅溝14の深さを0.1mm〜1.0mmの範囲に設定することが好ましい。浅溝14の深さが0.1mmより小さいと、陸部表面を充分に柔らかくすることが出来ず、ウォーミングアップ性能が充分に得られない。浅溝14の深さが1.0mmよりも大きいと、剛性が過小になり、ブロックが過度に動き易くなるため、タイヤ本来の性能が阻害される。
浅溝14は、上述のようにタイヤ幅方向に延在するものであるが、タイヤ幅方向とは、図3に例示するようなタイヤ周方向に対して直交する方向に限定されない。即ち、浅溝14は、図4に例示するように、タイヤ赤道線Eに対して傾斜していても良い。言い換えれば、タイヤ赤道線Eに対する各浅溝14の傾斜角度をθA ,θB ,θC とすると、これら傾斜角度θA ,θB ,θC は、いずれも45°〜90°の範囲であることが好ましい。これにより、トレッド表面を適度に動き易くして、タイヤ本来の性能を損なうことなくウォーミングアップ性能を効果的に高めることが出来る。浅溝14の傾斜角度が45°より小さいと、タイヤ回転時にゴムが充分動かなくなり、ウォーミングアップ性能を充分に向上することが難しくなる。
尚、図4に例示する浅溝14は、タイヤ赤道線Eを境に逆方向、即ち、タイヤ赤道線Eの両側でそれぞれ傾斜主溝11と同方向に延在しているが、それぞれの側で傾斜主溝11と逆方向に延在するようにしても良い。また、タイヤ赤道線Eの両側で同方向(即ち、一方の側で傾斜主溝11と逆方向)に延在するようにしても良い。
本発明の浅溝14は、上述のように、少なくとも傾斜主溝11を有し、好ましくはサブ溝13を形成したタイヤに好ましく適用することが出来るが、更に好ましくは、これら傾斜主溝11及びサブ溝13が、図5に拡大して示すような形状であることが好ましい。尚、図5は、傾斜主溝11及びサブ溝13の形状を判り易くするために、浅溝14を省略して描いている。
本発明では、排水性能を良好にするために、傾斜主溝11の踏み込み側の端末中心位置P1でのタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1を0°〜45°の範囲に設定することが好ましい。一方で、トレッド部1のタイヤ幅方向外側における剛性を維持するために、傾斜主溝11の蹴り出し側の端末中心位置P4でのタイヤ周方向に対する傾斜角度θ4を65°〜90°の範囲に設定することが好ましい。また、サブ溝13は、各サブ溝13の踏み込み側の端末中心位置P2,P3と蹴り出し側の端末中心位置P2’,P3’とを結ぶ直線のタイヤ周方向に対する傾斜角度をθ2,θ3としたときに、上述の傾斜角度θ1に対して、θ1<θ2<θ3の関係とすることで、排水性能を高めることが出来る。特に、傾斜角度θ1,θ2の差、傾斜角度α2,α3の差をそれぞれ5°〜10°にすることで、更なる排水効果の改善が望める。
本発明では、排水性能を良好にするために、各サブ溝13のタイヤ周方向の長さLを、各分岐部分12bのタイヤ周方向の長さL0の好ましくは50%以上、より好ましくは50%〜95%にすると良い。
本発明では、傾斜主溝11の踏み込み側の端末中心位置P1と最もタイヤ赤道線E側に位置するサブ溝13の踏み込み側の端末中心位置P2とのタイヤ幅方向の間隔w1、隣り合うサブ溝13の踏み込み側の端末中心位置P2,P3のタイヤ幅方向の間隔w2、及び、最もタイヤ幅方向外側に位置するサブ溝13の踏み込み側の端末中心位置P3と傾斜主溝11の蹴り出し側の端末中心位置P4とのタイヤ幅方向の間隔w3をそれぞれ求めたとき、これら間隔w1〜w3がタイヤ幅方向外側に向かって漸次大きくなるように傾斜主溝11及びサブ溝13が配置することが好ましい。これにより、トレッド部1の剛性を適正化し、荷重変動に応じて良好な走行性能を発揮することが可能になる。
つまり、タイヤに掛かる荷重の変動に対し、低荷重域では主としてトレッドセンター領域が接地し、高荷重域ではショルダー領域まで接地するようになるので、低荷重域で必要なパターン剛性は高荷重域で必要なパターン剛性よりも低くなる。そのため、上記間隔w1〜w3の設定に基づいて、トレッドセンター領域の剛性を相対的に低くし、ショルダー側に近づくほど剛性を高めることにより、荷重変動に応じて良好な走行性能を発揮することができる。
このとき、より効果的に荷重変動に応じた良好な走行性能を得るために、間隔w2を間隔w1の1.2〜1.6倍にすると共に、間隔w3を間隔w1の2.0〜2.4倍にすることが好ましい。
このように傾斜主溝11及びサブ溝13を配置することで、中央領域Aの溝面積比率RA が中間領域Bの溝面積比率RB よりも大きく、且つ、中間領域Bの溝面積比率RB が端部領域Cの溝面積比率RC よりも大きくなる。即ち、中央領域Aにおける溝面積比率RA 、中間領域Bにおける溝面積比率RB 、端部領域Cにおける溝面積比率RC が、RA >RB >RC という大小関係になる。このような溝面積比率の関係に対して、浅溝14のピッチ数nA ,nB ,nC は、nA <nB <nC という大小関係になっているので、溝面積比率の小さい(剛性の高い)領域ほど浅溝14を多く配置して、より剛性を低下させることが出来るので、トレッド部1全体の陸部剛性がバランス化され、効果的にウォーミングアップ性能を高めることが出来る。
このとき、溝面積比率RA が40%超50%以下、溝面積比率RB が30%超40%以下、溝面積比率RC が30%以下であることが、上述の効果を得るためには好ましい。
本発明では、各分岐陸部12bに傾斜主溝11から回転方向Rに向かって延びる複数本のサイプ15を形成することが好ましい。このようなサイプ15を付加することにより、トレッド部1の剛性を適正化し、ウェット走行時においても路面をしっかりと捕らえることができる。このサイプ15は、深さを傾斜主溝11の深さの75%以下、好ましくは25%〜75%にし、幅を0.4〜1.5mmの範囲にすると良い。また、サイプ15は分岐陸部12bにおいてサブ溝13により細分化された平行四辺形の部分を概ね等分するような間隔でタイヤ幅方向に配置すると良い。
図示の例では、3本のサイプ15が設けられているが、これらサイプ15の傾斜角度をタイヤ幅方向内側のサイプからθ5,θ6,θ7としたとき、これら傾斜角度θ5〜θ7が0°〜30°の範囲であると共に、θ5>θ6>θ7という関係を満たすようにすると良い。このようにサイプ15の傾斜角度を変化させることで、荷重の低いタイヤ赤道線側では傾斜角度を大きくすることでトラクションを稼ぎ、荷重が高くスリップアングルが大きいタイヤ幅方向外側では傾斜角度を小さくすることでトラクションを稼ぎ、路面入力を受け易くしてタイヤへの入力を大きくすることが出来る。また、トレッド剛性を低下することが出来るので、ウォーミングアップ性能を向上することも出来る。
図4に示すトレッドパターンの空気入りタイヤにおいて、傾斜主溝のタイヤ周方向のピッチ数Nに対する中央領域における浅溝のタイヤ周方向のピッチ数nA の割合(ピッチ数の割合nA /N)、中央領域における浅溝のタイヤ周方向のピッチ数nA に対する中間領域における浅溝のタイヤ周方向のピッチ数nB の割合(ピッチ数の割合nB /nA )、中央領域における浅溝のタイヤ周方向のピッチ数nA に対する端部領域における浅溝のタイヤ周方向のピッチ数nC の割合(ピッチ数の割合nC /nA )、浅溝の深さ、浅溝の傾斜角度をそれぞれ表1のように設定した従来例1、比較例1〜4、実施例1〜9の14種類の空気入りタイヤを作製した。
尚、これら14種類の空気入りタイヤでは、傾斜主溝のピッチ数Nを5本で共通にした。各例において、浅溝の深さ、浅溝の傾斜角度は、それぞれ中央領域、中間領域、端部領域の全てで共通である。フロントタイヤのサイズは300/680R18とし、リアタイヤのサイズは330/710R18とした。
これら14種類の空気入りタイヤについて、下記の評価方法により、1周目ラップタイム、ベストラップタイム、平均ラップタイムを評価し、その結果を表1に併せて示した。
1周目ラップタイム
各試験タイヤを規定リム(フロント:18×11J、リア:18×13J)に組み付け、空気圧を160kPaとして、GT車に装着し、散水したサーキット(1周約2.5km)を8周走行し、1周にかかる走行時間(秒)を1周毎に計測した。1周目の走行時間(秒)を1周目ラップタイムとした。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が小さいほど走行時間(ラップタイム)が小さく、ウォームアップ性能が高いことを意味する。
ベストラップタイム
各試験タイヤを規定リム(フロント:18×11J、リア:18×13J)に組み付け、空気圧を160kPaとして、GT車に装着し、散水したサーキット(1周約2.5km)を8周走行し、1周にかかる走行時間(秒)を1周毎に計測した。測定された1周にかかる走行時間(ラップタイム)のうち、最速のものをベストラップタイムとした。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が小さいほど走行時間(ラップタイム)が小さいことを意味する。
平均ラップタイム
各試験タイヤを規定リム(フロント:18×11J、リア:18×13J)に組み付け、空気圧を160kPaとして、GT車に装着し、散水したサーキット(1周約2.5km)を8周走行し、1周にかかる走行時間(秒)を1周毎に計測した。測定された1周にかかる走行時間(ラップタイム)の平均値を計算し、平均ラップタイムとした。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が小さいほど走行時間(ラップタイム)が小さいことを意味する。
Figure 0006107273
表1〜3から明らかなように、実施例1〜9のタイヤはいずれも従来例1に比べて1周目ラップタイムが小さくウォーミングアップ性能が良好であると共に、ベストラップタイム及び平均ラップタイムを向上した。
一方、浅溝のピッチ数が全領域で均一である比較例1は、1周目ラップタイム(ウォーミングアップ性能)を充分に改善する効果が得られなかった。浅溝のピッチ数が傾斜主溝よりも小さい比較例2は、浅溝による効果が殆ど得られず、従来例1と同等の結果となった。浅溝のピッチ数が中央領域よりも中間領域及び端部領域で小さい比較例3は、ベストラップタイムは向上するが従来程度の1周目のラップタイムしか得られず、平均ラップタイムが悪化した。浅溝のピッチ数が中間領域及び端部領域で大き過ぎる比較例4は、1周目ラップタイム(ウォーミングアップ性能)が僅かに向上するものの、陸部剛性が低くなり過ぎてタイヤ本来の性能が阻害されるため、従来程度のベストラップタイムしか得られず、平均ラップタイムが悪化した。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4,5 カーカス層
6 ビードコア
7 ビードフィラー
8,9 ベルト層
10 トレッド面
11 傾斜主溝
12 陸部
12a 中央陸部
12b 分岐陸部
13 サブ溝
14 浅溝
15 サイプ
E タイヤ赤道線
A 中央領域
B 中間領域
C 端部領域
R タイヤ回転方向
W タイヤ接地半幅

Claims (8)

  1. 回転方向が指定され、トレッド部におけるタイヤ赤道線の両側にそれぞれタイヤ赤道線の近傍からタイヤ幅方向外側に向かってタイヤ回転方向とは反対側へ傾斜して延在する複数本の傾斜主溝を設け、該傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部をタイヤ側方に開放する一方で、該傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部をタイヤ赤道線を越えない位置で閉塞してタイヤ赤道線上に溝によって分断されない連続陸部をタイヤ全周に亘って形成した空気入りタイヤにおいて、
    タイヤ赤道線とタイヤ赤道線からの距離が接地半幅の35%の位置との間に規定される前記トレッド部の中央領域と、タイヤ赤道線からの距離が接地半幅の35%の位置とタイヤ赤道線からの距離が接地半幅の75%の位置との間に規定される前記トレッド部の中間領域と、タイヤ赤道線からの距離が接地半幅の75%の位置と接地端との間に規定される前記トレッド部の端部領域とに、それぞれタイヤ幅方向に延在すると共に前記傾斜主溝よりも溝深さが小さい複数本の浅溝を設け、該浅溝のピッチ数を前記傾斜主溝のピッチ数の1倍以上にする一方で、前記中間領域における前記浅溝のピッチ数を前記中央領域における前記浅溝のピッチ数の105%〜110%にし、前記端部領域における前記浅溝のピッチ数を前記中央領域における前記浅溝のピッチ数の115%〜120%にしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記浅溝の深さが0.1mm〜1.0mmであると共に、前記浅溝のタイヤ赤道線に対する傾斜角度が45°〜90°であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記傾斜主溝がタイヤ赤道線側が凸になるように湾曲し、前記傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部の端末中心位置でのタイヤ周方向に対する傾斜角度が0°〜45°であり、前記傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の端末中心位置でのタイヤ周方向に対する傾斜角度が65°〜90°であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記連続陸部から分岐してタイヤ幅方向外側に向かって連続的に延在する複数の陸部を分岐陸部としたとき、各分岐部分は傾斜主溝から回転方向に向かって延びると共に各分岐陸部内で終端する複数本のサブ溝を有することを特徴とする請求項1,2又は3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部の端末中心位置とタイヤ赤道線とのタイヤ幅方向の間隔、前記傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部の端末中心位置と最もタイヤ赤道線側に位置する前記サブ溝の端部の端末中心位置とのタイヤ幅方向の間隔、隣り合う前記サブ溝の端部の端末中心位置のタイヤ幅方向の間隔、及び、最もタイヤ幅方向外側に位置する前記サブ溝の端部の端末中心位置と前記傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の端末中心位置とのタイヤ幅方向の間隔をそれぞれ求めたとき、これら間隔がタイヤ幅方向外側に向かって漸次大きくなることを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記中央領域の溝面積比率が前記中間領域の溝面積比率よりも大きく、且つ、前記中間領域の溝面積比率が前記端部領域の溝面積比率よりも大きいことを特徴とする請求項4又は5に記載の空気入りタイヤ。
  7. トレッド部を構成するゴムの20℃におけるJIS−A硬度が45〜60であり、60℃におけるtanδが0.20〜0.40であることを特徴とする請求項1〜6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 2層のカーカス層と2層のベルト層とを有し、前記カーカス層を構成するカーカスコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度が70°〜88°である競技用タイヤであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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