JP6107093B2 - 定着装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体上の未定着トナー像を定着させる定着装置およびこれを備えた画像形成装置に関する。
一般に、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に使用される定着装置は、画像形成装置の本体に対して着脱可能な構造で構成されており、定着装置の交換や修理を容易にすることができるようになっている。
従来、この種の定着装置として、本体と、本体に収容された定着ローラおよび加圧ローラからなる定着ユニットと、本体の鉛直方向上部に設けられた取手とを有し、画像形成装置の本体に対して着脱可能に構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この定着装置においては、画像形成装置の本体カバーを開放し、露出した取手を持って、鉛直方向上方に引き上げることにより、定着装置を画像形成装置の本体から離脱させることができる。また、取手を持って、定着装置を画像形成装置の本体に装着させることができる。
また、従来の定着装置として、定着ユニットと、この定着ユニットにおける記録媒体の搬送方向に直交する幅方向の端部に設けられた取手とを有し、画像形成装置の本体に対して着脱可能に構成された定着装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
この定着装置においては、取手を回して記録媒体の搬送方向にセットすると、定着ユニットを画像形成装置の本体にロックすることができ、取手を回して前述の幅方向にセットすると、定着ユニットの画像形成装置の本体へのロックを解除することができる。
このロックが解除された状態で、取手を持って画像形成装置の本体の鉛直方向に引き上げることにより定着ユニットを画像形成装置の本体から離脱させることができる。また、取手を持って、定着装置を画像形成装置の本体内に収容させ、取手を回して記録媒体の搬送方向にセットして、定着ユニットを画像形成装置の本体内にロックすることができる。
また、従来の定着装置として、加熱ローラ、定着ローラ、加圧ローラおよび定着ベルトを収容するハウジングと、このハウジングを画像形成装置の本体にロックおよびロック解除を行うロック機構と、ロックおよびロック解除を切り替える切替レバーとを有する定着装置も知られている(例えば、特許文献3参照)。
この定着装置は、さらに切替レバーを操作する操作部と、ハウジングの鉛直方向の下部に設けられた保持部とを有し、画像形成装置の本体に対して着脱可能に構成されている。
この定着装置においては、操作部により切替レバーを操作してロック機構をロック解除状態にして、操作部と保持部とを持って鉛直方向に直交する水平方向にハウジングを引き出すことにより、定着装置を画像形成装置の本体から離脱させることができる。
また、操作部と保持部とを持ってハウジングを水平方向に押して画像形成装置の本体に収容させ、操作部により切替レバーを操作してロック機構をロック状態にして定着装置を画像形成装置の本体にセットすることができる。
また、従来の定着装置として、加熱ローラおよび加圧ローラを収容する定着フレームと、定着フレームを覆う定着天板と、定着カバーと、ロック機構と、取手部と、ロック機構のロック状態を解除する解除レバーとを有する定着装置も知られている(例えば、特許文献4参照)。
この定着装置は、取手部および解除レバーが、定着装置を画像形成装置の本体から離脱させる操作部を兼ねている。この取手部および解除レバーを持つことにより、ロック機構のロック状態を解除しつつ、取手部および解除レバーを引っ張って、定着装置を画像形成装置の本体から離脱させることができる。また、この取手部および解除レバーを持つことにより、定着装置を画像形成装置の本体に挿入し、取手部および解除レバーを離すことにより、ロック機構をロック状態にしてセットすることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の定着装置は、定着装置を画像形成装置から離脱させる際に持つ取手が比較的大きく形成されているので、定着装置の省スペース化が進まないという問題がある。また、特許文献2に記載の定着装置も、取手を回して定着装置の画像形成装置の本体へのロックを解除した状態で、取手が定着装置の幅方向の端部から大きく突出してしまうので、定着装置の省スペース化が進まないという問題がある。また、取手が回る構造で構成されるとともに、この取手を持って定着装置を離脱させているので定着装置の重量が取手に加わり、取手が変形したり、離脱の動作が不安定になったりしてしまう可能性があるという問題がある。
また、特許文献3に記載の定着装置は、省スペース化が考慮されているものの、次のような問題がある。この定着装置の操作部と保持部を持つとき、ハウジングの下側の保持部と、この保持部の上側の対向した位置にある操作部の一部を摘まむため、不安定であった。この操作部は切替レバーに取り付けられているので操作部を摘まむ際に動いてしまい安定性に欠けており、操作部や切替レバーなどの構成要素が破損する可能性もあった。
また、保持部の上側の対向した位置にある操作部は、摘まむスペースが小さいので、この操作部を摘まんで定着装置を手前側に引き出す際に不安定になってしまうという問題があった。
また、特許文献4に記載の定着装置は、取手部および解除レバーが操作部を兼ねているので、一方の指で解除レバーを押してロック状態を解除しつつ、一方の指と他方の指で取手部および解除レバーを引っ張る必要があり、操作性が不十分であった。また、両方の指で取手部および解除レバーを摘まんで定着装置を手前側に引き出す際に不安定になってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、定着装置を画像形成装置の本体から安定して着脱することができ、使い勝手がよく、かつ省スペース化を実現可能な定着装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明に係る定着装置は、上記課題を解決するため、記録媒体上の未定着トナー像を加熱定着すると共に、画像形成装置の本体に対して着脱可能なハウジングを備えた定着装置において、前記ハウジングを前記本体にロックするロック位置と前記ロックを解除するロック解除位置とを切替可能なロック機構部と、前記ハウジングに設けられ前記ロック位置および前記ロック解除位置を切り替える際に操作される操作部と、前記ハウジングを前記本体に対して着脱する際に保持可能な取手部とを有し、前記取手部が、前記操作部と、前記ハウジングの鉛直方向下方側で前記ハウジングに設けられた第1取手部と、前記ハウジングの鉛直方向上方側で前記操作部の近傍に位置するよう前記ハウジングに設けられた第2取手部と、により構成されることを特徴とする。
本発明によれば、定着装置を画像形成装置の本体から安定して着脱することができ、使い勝手がよく、かつ省スペース化を実現可能な定着装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る定着装置を備えたカラー画像形成装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を備えたカラー画像形成装置の断面を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を備えたカラー画像形成装置の保持枠体および定着装置の斜視図であり、保持枠体から定着装置を取り出した状態を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置を備えたカラー画像形成装置の保持枠体の左側板の側面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を備えたカラー画像形成装置の保持枠体の右側板の側面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置の斜視図であり、切替レバーを下方に搖動させたロック解除位置を示す。 図6の一部を拡大した拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を保持枠体の正面図であり、定着装置を保持枠体に装着した状態を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の斜視図であり、切替レバーを上方に搖動させたロック位置を示す。 図9の一部を拡大した拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置の左側の一部を拡大した部分側面図であり、(a)は、切替レバーを下方に搖動させたロック解除位置を示し、(b)は、切替レバーを上方に搖動させたロック位置を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の右側の一部を拡大した部分側面図であり、(a)は、切替レバーを下方に搖動させたロック解除位置を示し、(b)は、切替レバーを上方に搖動させたロック位置を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の左側面図であり、ロック位置にある操作部を操作する状態を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の左側面図であり、ロック解除位置にある操作部を操作する状態を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の左側面図であり、定着装置を保持枠体から離脱させた状態を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の右側面図であり、定着装置を離脱させる状態を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の変形例を示し、(a)は、切替レバーを上方に搖動させたロック位置を示し、(b)は、切替レバーを下方に搖動させたロック解除位置を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の変形例を示し、ロック位置にある操作部を操作する状態を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の変形例を示し、ロック解除位置にある操作部を操作する状態を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の変形例を示し、定着装置を離脱させる状態を示す。 本発明の実施形態に係る定着装置の変形例を示し、定着装置を離脱させる状態を示す。
本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置をカラー画像形成装置1に適用した実施形態について説明する。
(実施形態)
図1および図2に示すように、実施形態に係るカラー画像形成装置1は、装置本体2と、露光器3と、プロセスユニット4と、転写ベルト装置5と、ベルトクリーニング装置6と、給紙カセット7と、排紙トレイ8と、レジストローラ9と、定着装置10とを有している。
また、カラー画像形成装置1は、廃トナー収容器11と、装置本体2に開閉可能に設けられた前カバー1aを有しており、前カバー1aを図1に示すように開くと、定着装置10などの構成要素が露出し、定着装置10を取り外すことができる状態となる。
このカラー画像形成装置1は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)およびブラック(Bk)の各色に色分解された色にそれぞれ対応する画像を形成する像担持体からなる感光体ドラムが並設されたタンデム構造で構成されている。
なお、本発明に係る画像形成装置は、タンデム構造に限定されることはなく、他の構造であってもよい。また、本発明に係る画像形成装置は、カラー画像形成装置1に限定されることはなく、他の画像形成装置であってもよい。例えば、複写機やファクシミリ装置であってもよい。
装置本体2は、各構成要素を収容する筐体で構成されており、定着装置10を保持する保持枠体21を有している。また、装置本体2は、給紙カセット7に収容された記録媒体としての記録紙Pを搬送する搬送経路Rが筐体内部に形成されている。
なお、定着装置10を保持枠体21から取り出す手前側を矢印A方向と呼び、矢印A方向と反対の奥側を矢印B方向と呼び、必要な図面に表示する。
保持枠体21は、図3に示すように、矢印A方向の手前側に開口した筺体で構成されており、手前側から見て左側の左側板31と、右側の右側板32と、左側板31と右側板とを連結する背板33および底板34と、位置決めピン35、36とを有している。
保持枠体21を構成する左側板31、右側板32、背板33および底板34は一体的に形成されている。
左側板31は、図4に示すように、矢印A方向の手前側に開口し幅W1で形成されたスリット31aと、直径D1で形成された貫通孔31bとを有しており、スリット31aの矢印B方向の端と貫通孔31bとが連通している。
右側板32は、図5に示すように、左側板31と同様に、矢印A方向の手前側に開口し幅W2で形成されたスリット32aと、直径D2で形成された貫通孔32bとを有しており、スリット32aの矢印B方向の端と貫通孔32bとが連通している。
左側板31の幅W1と右側板32の幅W2は、同じ寸法で形成されているが、異なった寸法で形成されていてもよい。また、左側板31の直径D1と右側板32の直径D2は、同じ寸法で形成されているが、異なった寸法で形成されていてもよい。
スリット31a、32aは、それぞれ保持枠体21に対して定着装置10を着脱する際の定着装置10の移動を案内するガイドとして機能するようになっている。
位置決めピン35は、左側板31の近傍に位置する背板33に矢印A方向に突出するよう取り付けられている。位置決めピン36も、右側板32の近傍に位置する背板33に位置決めピン35と同様、矢印A方向に突出するよう取り付けられている。
位置決めピン35、36は、定着装置10が保持枠体21に保持される際の定着装置10の位置を決定するよう配置されている。
底板34は、定着装置10が保持枠体21に保持された状態で、鉛直方向に直交する水平方向に位置し、平坦な面で形成されている。底板34は、定着装置10を保持枠体21に着脱する際、および着脱後に、定着装置10を支える受け部として機能し、定着装置10の下部を受ける本発明の装置受け部を構成する。
露光器3は、光源としての図示しない半導体レーザー、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラーおよび回転多面鏡を含んで構成されている。
この露光器3は、プロセスユニット4に対して色毎に対応した書き込み光Lbを露光してプロセスユニット4に静電潜像を形成するよう構成されている。露光されるレーザー光に含まれる画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンダおよびブラックの各色情報に分解した単色の画像情報で構成されている。
プロセスユニット4は、プロセスユニット4Y、4C、4M、4Bkの4つのプロセスユニットで構成されており、それぞれ装置本体2に対して着脱可能に装着されている。プロセスユニット4Yは、トナー供給装置4tと、感光体ドラム4dと、帯電ローラ4rと、現像装置4gと、クリーニングブレード4bとを有している。このプロセスユニット4Yは、帯電、露光、現像、転写、クリーニングおよび除電が順に行われるよう構成されている。
このプロセスユニット4Yにおいては、まず、帯電ローラ4rにより感光体ドラム4dに静電気を蓄える帯電がなされ、帯電した感光体ドラム4dの表面へ露光器3による露光がなされ、感光体ドラム4dに静電気のパターンからなる静電潜像が形成される。そして、現像装置4gにより感光体ドラム4d上の静電潜像にイエロートナーの付着、すなわち現像がなされトナー像が形成され、転写ベルト装置5へトナー像が形成される転写が行われる。そして、次の転写に備えて、クリーニングブレード4bにより感光体ドラム4d上に残ったトナーが取り除かれ、さらに、感光体ドラム4d上に残った静電気が取り除かれる除電が行われる。
感光体ドラム4dは、円筒形の表面に、無機や有機の感光体からなる感光層を有しており、帯電ローラ4rは、感光体ドラム4dに近接して配置され感光体ドラム4dとの間の放電により感光体ドラム4dを帯電させるようになっている。
現像装置4gは、イエロートナーを供給する供給部分と、感光体ドラム4dにイエロートナーを付着させる現像部分により構成されている。クリーニングブレード4bは、ゴムなどの弾力性のある帯状部材とブラシなどのトナー除去部材とを有している。現像装置4gは、装置本体2に着脱可能に収容されている。
プロセスユニット4C、4M、4Bkも、それぞれプロセスユニット4Yと同様に構成されており、プロセスユニット4Cは、シアンのトナー像を、プロセスユニット4Mは、マゼンダのトナー像を、プロセスユニット4Bkは、ブラックのトナー像をそれぞれ転写ベルト装置5に転写するようになっている。
転写ベルト装置5は、転写ベルト5aと、駆動ローラ5bと、従動ローラ5cと、一次転写ローラ5dと、二次転写ローラ5eとを有している。
転写ベルト5aは、端末の無いいわゆる無端状のベルトから構成されており、駆動ローラ5bと従動ローラ5cと間に張力がかかった状態で掛け渡されている。また、転写ベルト5aは、駆動ローラ5bおよび従動ローラ5cにより、図の矢印A1の方向に回転可能、すなわち周回走行可能に構成されている。
一次転写ローラ5dは、プロセスユニット4Yの感光体ドラム4dを転写ベルト5aを介して押し付ける一次転写ローラ5dYと、プロセスユニット4C、4M、4Bkの感光体ドラム4dを同様に押し付ける一次転写ローラ5dC、5dM、5dBkを有している。プロセスユニット4Y、4C、4M、4Bkと押し付けられた転写ベルト5aとの接触部分に、それぞれ一次転写ニップが形成されている。
二次転写ローラ5eは、転写ベルト5aの外周面を介して押し付けることにより駆動ローラ5bを押し付けており、二次転写ローラ5eと転写ベルト5aとの接触部分に、二次転写ニップが形成されている。
ベルトクリーニング装置6は、二次転写ニップとプロセスユニット4Yとの間に配置されている。このベルトクリーニング装置6は、二次転写ニップにおける転写の際に、転写ベルト5aの外周表面に残ったトナーを取り除く図示しないトナー除去部材と、除去された廃トナーを廃トナー収容器に移送するトナー移送ホースとを有している。
給紙カセット7は、装置本体2の下部に配置されており、記録紙Pを収容する記録紙カセット7aと、給紙ローラ7bとを有している。給紙カセット7においては、給紙ローラ7bにより記録紙カセット7aから記録紙Pが1枚ずつ取り出され搬送経路Rに送り出すようになっている。
排紙トレイ8は、露光器3の上方で装置本体2の上部に配置されており、記録された記録紙Pを収容するトレイ8aと、一対の排紙ローラ8bとを有している。
排紙トレイ8においては、一対の排紙ローラ8bにより搬送経路Rから排出された記録紙Pをトレイ8aに1枚ずつ順次載せて重ね合わせるようになっている。
レジストローラ9は、一対のローラを有しており、給紙カセット7の給紙ローラ7bにより送り出され搬送経路Rにある記録紙Pの搬送を調節するよう構成されている。
搬送経路R上のレジストローラ9と給紙ローラ7bとの間で、図示しないレジストセンサが装置本体2に配置されており、記録紙Pの先端部分の通過が検知されるようになっている。このレジストセンサが記録紙Pの先端部分の通過を検知した後、所定時間が経過すると、記録紙Pはレジストローラ9に突き当てられて一端停止する。このレジストローラ9は、突き当てられた記録紙Pを所定のタイミングで挟み込んで回転し、二次転写ニップまで搬送するようになっている。所定のタイミングとしては、例えば、転写ベルト5aの回転によりフルカラーで重ね合わさったトナー画像が二次転写ニップの位置まで搬送された時機が挙げられる。
定着装置10は、図2および図3に示すように、ハウジング41と、ロック部材42、43と、切替レバー44、45と、操作部46、47とを有している。
ロック部材42、43、切替レバー44、45および操作部46、47は、本発明におけるロック機構部を構成しており、このロック機構部にはロック部材42、43をがロック位置にあるよう切替レバー44、45を押圧する図示しない押圧機構を有している。この押圧機構は、ねじりコイルばねなどの弾性部材で構成されている。
また、定着装置10は、定着機構部50と、ロック部材42、43をそれぞれ搖動可能にハウジング41に支持する支持具48、49と、定着機構部50における定着温度などの温度制御や駆動制御を実行させる図示しない制御部を有している。
ハウジング41は、図6ないし図8に示すように、定着機構部50を内部に収容すると共に、支持部62、63と、第1取手部64、65と、第2取手部66、67と、上干渉部68、69と、操作部突き当て部材としての下干渉部72、73とを有している。
また、ハウジング41は、図示しない制御部を内部に収容している。また、ハウジング41には、定着装置10を保持枠体21に装着する際、位置決めするよう、保持枠体21の位置決めピン35、36に対応する位置に図示しない位置決め部がそれぞれ形成されている。
このハウジング41は、機械的強度、耐摩耗性、耐熱性を有するエンジニアリングプラスチックなどの樹脂で形成されており、高温になり難くなっている。エンジニアリングプラスチックとしては、例えば、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、超高分子量ポリエチレン(UHPE)などの樹脂が挙げられる。
支持部62は、図8に示すように、ハウジング41を図7に示す矢印A側から見て左側のロック部材42を搖動可能に支持するよう突出して形成されている。
支持部63も、支持部62と同様に、ハウジング41を図7に示す矢印A側から見て右側のロック部材43を搖動可能に支持するよう突出して形成されている。
第1取手部64は、ハウジング41の鉛直方向下方側に位置する平坦な下面部で構成されている。この第1取手部64の下部には、図9および図10に示すハウジング41が保持枠体21にロックされたロック位置で、図7に示す矢印A側から見て手前側と左側に開口し、保持枠体21の底板34との間に距離L1の空間部分K1が形成されている。
この空間部分K1は、定着装置10の着脱の際に安定して定着装置10を手で保持することができる保持姿勢をとれるよう確保されている。
第1取手部65も、第1取手部64と同様、ハウジング41の鉛直方向下方側に位置する平坦な下面部で構成されている。この第1取手部65の下部には、ハウジング41が保持枠体21にロックされたロック位置で、図7に示す矢印A側から見て手前側と右側に開口し、保持枠体21の底板34との間に距離L2の空間部分K2が形成されている。
この空間部分K2も、空間部分K1と同様に、定着装置10の着脱の際に安定して定着装置10を手で保持することができる保持姿勢をとれるよう確保されている。
第1取手部64、65は、ハウジング41の鉛直方向下方側に設けられているので、定着装置10を下方から支持し、安定して保持することができるようになっている。
また、ハウジング41の左右の端部に設けられているので、両手でハウジング41を保持することができるようになっている。
第1取手部64、65は、平坦な下面部以外の構造で構成するようにしてもよい。例えば、定着装置10の着脱の際に、指の滑りを防止するよう複数の凹凸を有する構造で構成してもよく、下面部に摩擦部材や断熱部材を貼付する構造で構成し、より持ち易くするようにしてもよい。
第2取手部66は、ハウジング41の鉛直方向上方側に位置し、図6および図7に示すハウジング41が保持枠体21に対してロックが解除されたロック解除位置で、操作部46の図7に示す矢印B方向の近傍に形成されている。第2取手部66の上面側には、着脱方向に対して略直交する方向に延びる直線状の凸部66a、66b、66cが設けられている。
第2取手部67も、第2取手部66と同様に、ハウジング41の鉛直方向上方側に位置し、図6および図7に示すハウジング41が保持枠体21に対してロックが解除されたロック解除位置で、操作部47の図7に示す矢印B方向の近傍に形成されている。第2取手部67の上面側には、図16に示すように、着脱方向に対して略直交する方向に延びる直線状の凸部67a、67b、67cが設けられている。
第2取手部66、67にそれぞれ凸部66a、66b、66c、67a、67b、67cが設けられているので、切替レバー44、45の操作部46、47を保持する手や指が滑るのを防止できるようになっている。また、操作部46、47が比較的に高い温度になっても、複数の凸部に手や指が接触することで手や指に熱が伝わり難くなり、安全に第2取手部66、67を保持することができるようになっている。
第2取手部66、67も、上記の直線状の凸部以外の構造で構成するようにしてもよい。例えば、定着装置10の着脱の際に、指の滑りを防止するよう点在する複数の凹凸を有する構造で構成してもよく、上面側に摩擦部材や断熱部材を貼付する構造で構成し、より持ち易くするようにしてもよい。
前述のように第1取手部64、65および第2取手部66、67は、ハウジング41において、記録紙Pの搬送方向に直交する幅方向の端部に位置している。
上干渉部68は、図7および図10に示すように、第2取手部66から矢印B方向に離隔した位置でロック部材42の方向に突出して形成されており、切替レバー44と干渉することで、切替レバー44の搖動をガイドするようになっている。
上干渉部69も、上干渉部68と同様、図8に示すように、第2取手部67から矢印B方向に離隔した位置でロック部材43の方向に突出して形成されており、切替レバー45と干渉することで、切替レバー45の搖動をガイドするようになっている。
下干渉部72は、図7および図10に示すように、第2取手部66から矢印A方向にl隣接した位置で平坦に形成されており、操作部46と干渉することで、操作部46の搖動を規制するようになっている。
下干渉部73も、上干渉部68と同様、図13に示すように、第2取手部67から矢印A方向に隣接した位置で平坦に形成されており、操作部47と干渉することで、操作部47の搖動を規制するようになっている。
下干渉部72、73は、操作部46、47と干渉することで、操作部46、47の搖動を規制するようになっているので、本発明における操作部突き当て部材を構成している。
ロック部材42は、図7、図9および図11(a)、(b)に示すように、円弧部42aと、平坦部42bと、取付部42cとを有している。
円弧部42aは、図11(a)に示すように、貫通孔31bの直径D1よりも僅かに小さく形成された直径D3を有しており、貫通孔31bに挿入され、貫通孔31bをガイドにして図11(b)に示すように、回転できるようになっている。
平坦部42bは、スリット31aの幅W1よりも僅かに小さく形成された幅W3を有しており、スリット31aに挿入され、スリット31aをガイドにして矢印A、B方向に移動できるようになっている。
ロック部材43は、図12(a)、(b)に示すように、円弧部43aと、平坦部43bと、取付部43cとを有している。
円弧部43aは、図12(a)に示すように、貫通孔32bの直径D2よりも僅かに小さく形成された直径D4を有しており、貫通孔32bに挿入され、貫通孔32bをガイドにして図12(b)に示すように、回転できるようになっている。
平坦部43bは、スリット32aの幅W2よりも僅かに小さく形成された幅W4を有しており、スリット32aに挿入され、スリット32aをガイドにして矢印A、B方向に移動できるようになっている。
切替レバー44は、図10、図11(a)、(b)に示すように、一端がロック部材42と連結され、他端が操作部46と連結されており、操作部46の操作をロック部材42に伝達するようになっている。この切替レバー44は、定着装置10を保持枠体21にロックするロック位置と、ロックを解除するロック解除位置とを切り替えるよう構成されている。切替レバー44は、幅W3でロック部材42および操作部46と一体的に形成されており、搖動する際に左側板31側の側面が上干渉部68と干渉し、円滑に搖動できるようになっている。
切替レバー45も、切替レバー44と同様、図12(a)、(b)および図16に示すように、一端がロック部材43と連結され、他端が操作部47と連結されており、操作部47の操作をロック部材43に伝達するようになっている。この切替レバー45は、定着装置10を保持枠体21にロックするロック位置と、ロックを解除するロック解除位置とを切り替えるよう構成されている。切替レバー45は、幅W4でロック部材43および操作部47と一体的に形成されており、搖動する際に右側板32側の側面が図8に示す上干渉部69と干渉し、円滑に搖動できるようになっている。
操作部46は、図10、図11(a)、(b)に示すように、切替レバー44から第2取手部66側に突出すると共に、矢印A方向の側面部分が円弧状に形成されている。
また、操作部46には、直線状の凸部46a、46bが形成されており、操作部46を持った際に指が滑るのを防止するようにしている。
操作部47も、操作部46と同様、図12(a)、(b)、図16に示すように、切替レバー45から第2取手部67側に突出すると共に、矢印A方向の側面部分が円弧状に形成されている。
また、操作部47には、直線状の凸部47a、47bが形成されており、操作部47を持った際に指が滑るのを防止するようにしている。
なお、操作部46、47は、切替レバー44、45がロック位置に切り替わりハウジング41の上方に位置するとき、図13に示すように、操作部46、47とハウジング41との間に所定間隔の隙間Sが形成されるようになっている。したがって、隙間Sにより、操作部46、47がハウジング41に干渉することが回避されることになる。
操作部46、47も、上記の直線状の凸部以外の構造で構成するようにしてもよい。例えば、定着装置10の着脱の際に、指の滑りを防止するよう上面側および上面側と反対側の下面側に、点在する複数の凹凸を有する構造で構成してもよく、摩擦部材や断熱部材を貼付する構造で構成し、より持ち易くするようにしてもよい。
支持具48、49は、ねじやボルトなどの締結具で構成されており、ロック部材42、43をハウジング41の支持部62、63に、それぞれ搖動可能に締結している。
ロック部材42、43は、それぞれ支持具48、49の中心を搖動支点として搖動するようになっている。
実施形態における左側板31のスリット31aと、貫通孔31bと、ロック部材42と、支持具48と、ハウジング41の支持部62とにより、ハウジング41を保持枠体21にロックするロック位置とロックを解除するロック解除位置とを切り替えることができる。
したがって、スリット31a、貫通孔31bと、ロック部材42と、支持具48と、支持部62とにより、本発明のロック機構部を構成している。
また、実施形態における右側板32のスリット32aと、貫通孔32bと、ロック部材43と、支持具49と、ハウジング41の支持部63とにより、ハウジング41を保持枠体21にロックするロック位置とロックを解除するロック解除位置とを切り替えることができる。したがって、スリット32a、貫通孔32bと、ロック部材43と、支持具49と、支持部63とにより、本発明のロック機構部を構成している。
また、実施形態における操作部46、第1取手部64および第2取手部66は、図15に示すように、定着装置10を保持枠体21に対して着脱する際に持つことができるので、本発明における取手部を構成している。
また、実施形態における操作部47、第1取手部65および第2取手部67は、図14に示すように、定着装置10を保持枠体21に対して着脱する際に持つことができるので、本発明における取手部を構成している。
定着機構部50は、図2に示すように、発熱源51と、加熱ローラ52と、定着ローラ53と、定着ベルト54と、加圧ローラ55と、ベルトテンションローラ56と、ベルトクリーニングローラ57と、図示しない駆動部とを有している。この定着機構部50においては、トナー画像が転写された記録紙Pが、定着ベルト54と加圧ローラ55との間に形成されるニップ部Nを通過中に加熱および加圧されてトナー画像が記録紙Pに定着されるようになっている。そして、記録紙Pが、ニップ部Nから排出される際に定着ベルト54から分離し、搬送経路Rを通って排紙ローラ8bに向かって搬送されるようになっている。
発熱源51は、加熱ローラ52の内周側でハウジング41に取り付けられ、加熱ローラ52を加熱する単一の発光領域を有する公知の輻射熱ヒータで構成されている。このヒータは、例えば、ハロゲンランプの放射熱を直接利用したハロゲンヒータ、不活性ガス中に炭素繊維を封入した石英管で構成されるカーボンヒータ、セラミック内部に埋め込まれた抵抗配線で構成されるセラミックヒータが挙げられる。ヒータ23への通電および非通電の制御は、前述の制御部によって行われる。
なお、ヒータは、単一の発光領域を有する公知の熱源以外の熱源で構成するようにしてもよい。例えば、ヒータを、電磁誘導の原理を利用して発熱させる公知の電磁誘導加熱ヒータで構成するようにしてもよい。
加熱ローラ52は、ハウジング41に回転可能に支持されており、定着ローラ53の回転に従って回転する公知の従動ローラで構成されている。加熱ローラ52は、発熱源51から伝達された熱を定着ベルト54に伝達するようになっている。
定着ローラ53は、図示しない駆動部のモータにより反時計回りに回転するようハウジング41に支持されており、加圧ローラ55とともに記録紙Pを通過させるニップ部Nを形成している。
定着ベルト54は、定着ローラ53および加熱ローラ52に巻き掛けられており、無端状のベルト基材と、ベルト基材の外周面に形成された弾性層と、弾性層の外周面に形成された離型層とを有する公知のベルトで構成されている。この定着ベルト54は、加熱ローラ52により直接加熱され記録紙Pの未定着トナー像を定着させる定着温度になるよう記録紙Pを加熱するとともに記録紙Pを搬送するようになっている。
加圧ローラ55は、心金からなるローラと、ローラの外周面に形成された弾性層と、弾性層の外周面に形成された離型層とを有し、定着ローラ53の回転に従って回転する公知の従動ローラで構成されている。この加圧ローラ55は、定着ローラ53に対して、接近および離間する方向に移動可能に支持されている。
ベルトテンションローラ56は、ハウジング41に回転可能に支持されており、加熱ローラ52と定着ローラ53との間で定着ベルト54の張力を調整するようになっている。
ベルトクリーニングローラ57は、ハウジング41に回転可能に支持されており、定着ベルト54上に付着した紙粉や残トナーなどの汚れを清掃するようになっている。
廃トナー収容器11は、図2に示すように、転写ベルト装置5と給紙カセット7との間に設けられており、その入口部には、ベルトクリーニング装置6から伸びた図示しないトナー移送ホースが接続されている。この廃トナー収容器11には、トナー移送ホースから入った廃トナーが収容されるようになっている。
以下、図2を参照して上記カラー画像形成装置1の基本動作について説明する。
カラー画像形成装置1は、その作像動作が開始されると、各プロセスユニット4Y、4C、4M、4Bkの感光体ドラム4dが図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体ドラム4dの表面が帯電ローラ4rによって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体ドラム4dの表面には露光器3からレーザー光がそれぞれ露光されて、それぞれの感光体ドラム4dの表面には静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム4dに露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンダおよびブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体ドラム4d上に形成された静電潜像に、各現像装置4gによってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
駆動ローラ5bが図の反時計回りに回転駆動されることにより、転写ベルト5aが図の矢印で示す方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ5dに、トナーの帯電極性と逆特性の定電圧または定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ5dと各感光体ドラム4dとの間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして各プロセスユニット4Y、4C、4M、4Bkの感光体ドラム4dに形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、転写ベルト5a上に順次重ね合わせて転写される。このようにして転写ベルト5aはその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。
また、上記トナー画像が転写された後の各感光体ドラム4dの表面に付着する残留トナーは、クリーニングブレード4bによって除去される。次いで、各感光体ドラム4dの表面上の電荷が図示していない徐電装置によって除かれるいわゆる徐電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
また、形成された各感光体ドラム4d上の静電潜像に対して現像手段によりトナーを付着させてトナー画像を形成する作像動作が開始される。この作像動作が開始されると、カラー画像形成装置の下部では、給紙ローラ7bが回転駆動することによって、記録紙Pの給紙カセット7に収容された記録紙Pが搬送経路Rに送り出される。搬送経路Rに送り出された記録紙Pは、レジストローラ9によってタイミングを計られて、二次転写ローラ5eとそれに対向する駆動ローラ5bとの間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ5eに、転写ベルト5a上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより二次転写ニップに転写電界が形成されている。
そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって転写ベルト5a上のトナー画像が記録紙P上に一括して転写される。トナー画像が転写された記録紙Pは定着装置10へと搬送され、定着ベルト54と加圧ローラ55によって記録紙Pが加熱および加圧されてトナー画像が定着される。
トナー画像が定着された記録紙Pは、図示しない分離機構により定着ベルト54から分離され、排紙ローラ8bによって排紙トレイ8のトレイ8aへと排出される。また、転写後の転写ベルト5a上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置6によって除去され、除去されたトナーは廃トナー収容器へ搬送され回収される。
上記のように、記録紙P上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作で説明した。しかしながら、この画像形成動作は、4つの各プロセスユニット4Y、4C、4M、4Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つまたは3つのプロセスユニットを使用して、2色または3色の画像を形成したりすることも可能である。
実施形態に係る定着装置10をカラー画像形成装置1の装置本体2から離脱させる動作および装置本体2に装着させる動作について説明する。
(離脱させる動作)
図1に示すように、カラー画像形成装置1の前カバー1aを開放して定着装置10を露出させた状態にする。
この状態で、定着装置10はカラー画像形成装置1の装置本体2を構成する保持枠体21にロックされている。
図13に示すように、定着装置10に向かって左側の切替レバー44は図示しない押圧機構によって上方に押圧されてロック部材42のロック位置が保持されている。
このロック位置は、図11(b)に示すように、ロック部材42が貫通孔31bに挿入された状態となっており、ロック部材42の矢印Aへの移動が規制された位置であり、このロック位置で定着装置10が保持枠体21にロックされている。
図13に示すように、定着装置10を離脱させようとするユーザーは、左手の親指を左側の切替レバー44の操作部46に掛ける。そして、左側の空間部分K1内に、左手の人差し指を先端から1番目の関節が隠れるくらいまで挿入し、その人差し指を左側の第1取手部64に当てる。
右手も同様に、親指を右側の図12(b)に示す切替レバー45の操作部47に掛け、人差し指を図8に示す右側の空間部分K2内に先端から1番目の関節が隠れるくらいまで挿入し、その人差し指を右側の第1取手部65に当てる。
このように、左手と右手のそれぞれの人差し指で定着装置10を下側から支持することで、比較的重い定着装置10でも、安定的に保持することができる。
なお、前述のように定着装置10の左側の操作部46は、左手で操作され、定着装置10の右側の操作部47は、右手で操作される。しかしながら、左手および右手により同様の操作が行われるので、以下、主に左手の操作による動作を例にして説明する。
次いで、図14に示すように、親指で左側の切替レバー44および操作部46を下干渉部72に突き当たるまで下方に押し下げる。
これに伴って、ロック部材42が時計回りに回転してロック部材42の平坦部42bが横向きになる。そして、ロック部材42がスリット31a内を矢印A方向に移動可能となり、定着装置10の保持枠体21へのロックが解除され切替レバー44がロック解除位置の状態となる。
次いで、図15に示すように、親指で切替レバー44および操作部46を下方に押さえたまま、親指と人差し指で定着装置10を保持して、矢印A方向の手前側に定着装置10を引き出す。なお、右手の場合も左手と同様、図16に示すように、親指で切替レバー45および操作部47を下方に押さえたまま、親指と人差し指で定着装置10を保持して、矢印A方向の手前側に定着装置10を引き出す。
定着装置10を手前側に引き出すと、図3に示す位置決めピン35、36が定着装置10から引き抜かれると共に、ロック部材42がスリット31aから離脱する。
この定着装置10を手前側に引き出す際に、定着装置10のハウジング41の下面部分を、図3に示す保持枠体21の底板34上で移動させると、底板34が重量のある定着装置10を受け止めることができる。したがって、左右の親指と、先端から一番目の関節くらいまでを第1取っ手部64、65に当てた左右の人差し指でも容易に定着装置10を引き出すことができる。
保持枠体21から定着装置10を引き出した後は、親指および人差し指は、そのままの状態で定着装置10を保持しつつ、移動させることができる。
また、保持枠体21から定着装置10を引き出した場合、空間部分K1が側方に開放した状態となるので、ユーザーは人差し指を空間部分K1のさらに奥側へ挿入して、定着装置10をより楽に保持することが可能となる。
詳しくは、空間部分K1に手前側から挿入していた人差し指の付け根側を側方にずらすことにより、人差し指を第1取手部64のさらに奥側へ接触させて、第1取手部64を手前側および側方から抱えるように保持することが可能となる。
定着装置10の引き出し動作時は、人差し指の第1取手部64への掛かりが浅く、手前側で保持していても、重量のある定着装置10を保持枠体21の底板34が支えるので、楽に定着装置10を引き出すことができる。
他方、保持枠体21から外に引き出した定着装置10を持ち上げて移動する場合は、保持枠体21の底板34の支持がなくなる。しかしながら、第1取手部64が、手前側と左側に連通した切欠きにより開口して形成されているので、人差し指の空間部分K1への挿入方向を手前側から左側へ自然に持ち替えて定着装置10の重心に近い奥側で安定して定着装置10を保持することができる。
(装着させる動作)
定着装置10をカラー画像形成装置1の保持枠体21から取り外した状態では、押圧機構により切替レバー44、45は、上方になるよう押圧されてロック位置の状態となっている。
この状態で、両手の人差し指をそれぞれ第1取手部64、65に当てると共に、両親指をそれぞれ切替レバー44、45の操作部46、47に当てた状態にする。
そして、両親指で切替レバー44、45をそれぞれ下方に押し下げて、ロック部材42、43をそれぞれ横向きの状態にする。
両親指で操作部46、47を下方に押さえたまま、両親指と人差し指で定着装置10を保持し、図15に示すように、定着装置10を保持枠体21の底板34の上に置いた状態にする。
そして、両親指と人差し指で定着装置10を保持したまま、定着装置10を底板34の上を移動させつつ矢印B方向の奥側へ押し込む。
定着装置10を押し込む際、定着装置10は底板34の上に支持されているので、定着装置10の押し込み動作を楽にするため、両人差し指の第1取手部64、65への掛かりを浅く、手前側にしたり、あるいは両人差し指を第1取手部64、65から離脱させて自然な押し込み姿勢にすることが可能となる。
さらに、定着装置10を押し込むと、図3に示す保持枠体21の位置決めピン35、36が定着装置10のハウジング41に挿入されると共に、位置決めピン35、36の各突き当て部分がハウジング41の背面に突き当たる。
これにより、保持枠体21に対する定着装置10の、左右側方向と、奥側方向の位置決めがなされる。
このとき、ロック部材42、43がスリット31a、32a内をそれぞれ移動して、図11(a)、図12(a)に示すように、貫通孔31b、32bにそれぞれ挿入される。
そして、両親指による操作部46、47の押さえを解除すると、押圧機構により切替レバー44、45が、図11(b)、図12(b)に示すように、それぞれ上方へ揺動する。
これに伴ってロック部材42、43が反時計回りに回転して円弧部42a、43aが、貫通孔31b、32bに嵌まり込み、定着装置10が保持枠体21に対してロックされる。
この状態で、図1に示すカラー画像形成装置1の前カバー1aが閉じられ、定着装置10をカラー画像形成装置1に装着させる動作が完了する。
なお、定着装置10の着脱の一連の動作では、第1取手部64、65を両人差し指で保持する場合について説明したが、両人差し指だけでなく他の指を使って保持するようにしてもよい。例えば、第1取手部64、65を、それぞれ両人差し指と両中指で保持するようにしてもよい。
実施形態に係る定着装置10を備えカラー画像形成装置1は、上述のように構成されているので、次のような効果が得られる。
実施形態に係る定着装置10は、ハウジング41の保持枠体21に対するロックおよびロック解除を切替可能な切替レバー44、45と、操作部46、47と、第1取手部64、65と、操作部46、47の近傍に位置する第2取手部72、73とを備えている。
この構成により、定着装置10をカラー画像形成装置1の保持枠体21から離脱させる場合は、簡単な操作で行うことができる。すなわち、操作部46、47を操作してハウジング41と保持枠体21とのロックを解除し、操作部46、47を持ち替えることなく操作部46、47と第1取手部64、65を持って定着装置10を保持枠体21から簡単に離脱させることができる。
また、定着装置10を保持枠体21に装着させる場合も、簡単な操作で行うことができる。操作部46、47および第2取手部66、67を両親指で、第1取手部64、65を両人差し指で持って定着装置10のハウジング41を保持枠体21に装着させることができる。そして、操作部46、47を持ち替えることなく操作して定着装置10を保持枠体21に簡単にロックすることができる。
このように、定着装置10のハウジング41と保持枠体21とのロックおよびロック解除を行う動作と、ハウジング41を保持して着脱する動作を、一連の動作として円滑に行うことができるという効果が得られる。
第1取手部64、65は、それぞれハウジング41の着脱方向の手前側と側方に開口する切欠きで形成されているので、第1取手部64、65を手前側または側方から保持し易く、かつ機械的に高い強度を有する形状で構成されている。その結果、破損しにくい構造とすることができ、定着装置10の耐久性を向上させることができる。また、このような構成により、定着装置10の着脱動作の操作性と安定性が向上するという効果が得られる。
また、定着装置10の全体がコンパクトになり、省スペース化を実現することができるという効果が得られる。
また、実施形態に係る定着装置10においては、操作部46、47は、切替レバー44、45がロック解除位置に切り替えられた状態で、第2取手部66、67に接近した位置に設けられている。
この構成により、切替レバー44、45をロック解除位置に切り替える際に、操作部46、47に付与する力方向と、その後、ハウジング41を保持する際に操作部46、47に付与する力方向とが同一方向となる。その結果、ユーザーは、切替レバー44、45の切替動作と、ハウジング41を保持する動作を、一連の動作として円滑に行うことができるという効果が得られる。
また、切替レバー44、45を下方に揺動させてロック解除位置にした状態で、操作部46、47は第2取手部66、67より手前側に設られている。
これにより、親指と人差し指の保持力を発揮し易い自然な形、すなわち短い親指が手前側の操作部に掛かり、長い人差し指が奥側の保持部に掛かって持つ形で操作部46、47と第2取手部66、67に当てることができ、定着装置10を安定して保持することができるという効果が得られる。
また、実施形態に係る定着装置10においては、操作部46、47は、切替レバー44、45の先端部分に設けられているので、切替レバー44、45の操作性が向上するという効果が得られる。
また、定着処理時に発せられる熱で、ハウジング41が加熱され比較的に高温の状態になっても、操作部46、47にハウジング41の熱が伝達しにくいので、操作部46、47を安全に操作することができるという効果が得られる。
また、実施形態に係る定着装置10においては、切替レバー44、45をロック位置にあるよう押圧する押圧機構を有しているので、操作部46、47から手を放すと、切替レバー44、45は押圧機構の押圧力によりロック位置に自動的に切り替えられる。その結果、操作部46、47から手を放した際の切替レバー44、45の切替操作を省略することができ、定着装置10の着脱動作の操作性が向上するという効果が得られる。
また、切替レバー44、45をロック解除位置に切り替えて操作部46、47と保持部でハウジング41を保持する際に、押圧機構の押圧力が、手でハウジング41を持つ保持力に反発する方向に作用するので、安定してハウジング41を保持することができる。
また、実施形態に係る定着装置10においては、第1取手部64、65の鉛直方向下方側にそれぞれ空間部分K1、K2が形成されているので、第1取手部64、65に手や指を当て易くなり操作性が向上する。また、第1取手部64、65に手や指を当てて、定着装置10の下方から簡単に支持することができ、定着装置10を安定して保持することが可能となる。
また、実施形態に係る定着装置10においては、切替レバー44、45がロック解除位置に切り替えられた状態で、操作部46、47に突き当たる下干渉部72、73がハウジング41に設けられている。その結果、下干渉部72、73が切替レバー44、45をロック解除位置に保持するストッパーとして機能させることができる。
また、実施形態に係る定着装置10においては、操作部46、47、第1取手部64、65および第2取手部66、67は、ハウジング41の搬送される記録紙Pの幅方向の端部に位置し、定着装置10を離脱させる方向の手前側に位置している。その結果、両手でハウジング41を保持することができ、カラー画像形成装置1に対して定着装置10を安定して着脱することができるという効果が得られる。
従来の定着装置においては、定着装置を保持して引き出したり、持ち上げたりする場合、親指で切替レバーの操作部だけを保持するようになっており、親指の保持する面積が小さいので安定した保持が困難であった。また、切替レバーは揺動可能に構成されているため若干のガタを有しており、これも安定した保持が困難である原因となっていた。
これに対して、実施形態に係る定着装置10においては、定着装置10を保持して引き出す動作として、基本的には従来の実施形態と同様の動作を行うようになっている。しかしながら、親指で切替レバーを下干渉部72に突き当たるまで下方に押し下げるとき、第2取手部66が形成されているので、親指で切替レバー44の操作部46と第2取手部66を同時に保持することができる。
このように、左手と右手のそれぞれの人差し指でハウジング41に形成した第1取手部64を確実に保持することができると共に、左手と右手のそれぞれの親指で不安定な切替レバーの操作部46のみならず第2取手部66を同時に保持することができる。その結果、比較的重い定着装置10でも、安定的に保持することができるという効果が得られる。
また、実施形態に係るカラー画像形成装置1は、前述の定着装置10を備えているので、定着装置10をカラー画像形成装置1から安定して着脱することができ、使い勝手がよく、かつ省スペース化を実現可能とすることができ、小型化を図ることができる。
また、実施形態に係るカラー画像形成装置1は、定着装置10を保持枠体21に着脱する際に定着装置10の鉛直方向の下部を受ける装置受け部として、保持枠体21に底板34が設けられている。その結果、保持枠体21に対する定着装置10の着脱動作を楽に行うことができるという効果が得られる。
定着装置10およびカラー画像形成装置1は、実施形態で説明した構造で構成されているが、以下の変形例で示すように、実施形態で説明した構造以外の他の構造で構成するようにしてもよい。
例えば、実施形態で説明した構造においては、保持枠体21の底板34、左側板31のスリット31aおよび右側板32のスリット32aが、鉛直方向に直交する水平状に形成され、定着装置10を保持枠体21に対して水平に着脱する場合について説明した。
しかしながら、本発明の定着装置においては、保持枠体の底板、左側板のスリットおよび右側板のスリットが、それぞれ離脱方向の手前側に向かって上方に傾斜する構造で構成してもよい。この場合、定着装置を保持枠体に装着するときは、上方から下方に向かって下げるようにして行い、定着装置を保持枠体から離脱させるときは、下方から上方に向かって持ち上げるようにして行う。したがって、定着装置を保持枠体に装着し易くなる。
また、本発明の定着装置においては、保持枠体の底板、左側板のスリットおよび右側板のスリットが、それぞれ離脱方向の手前側に向かって下方に傾斜する構造で構成してもよい。この場合、定着装置を保持枠体に装着するときは、下方から上方に向かって持ち上げるようにして行い、定着装置を保持枠体から離脱させるときは、上方から下方に向かって下げるようにして行う。したがって、定着装置を保持枠体から離脱させ易くなる。
また、定着装置10を保持枠体21に対して水平に着脱する構造であっても、図17(a)、(b)に示すように、ロック部材42の位置を、実施形態で説明した図13に示す位置よりも、矢印A方向の前方側に配置した変形例の構造で構成するようにしてもよい。
この変形例の構造においては、切替レバー44を下方に揺動させるにつれて、操作部46とそれと対向するハウジング41の円弧状の面との間の隙間Sが拡大するように構成されている。具体的には、切替レバー44の揺動支点となる支持具48が、ハウジング41の上記円弧状の面の曲率中心より矢印A方向の手前側に設けられている。
この構造においては、操作部46とそれと対向するハウジング41の円弧状の面との間の隙間Sが大きいので、定着装置10をより持ち易くなる。
また、図18に示すように、ハウジング41の矢印A方向における前面であって、両端部分の近傍に、ハウジング41から突出する突起部101を有する変形例の構造で構成してもよい。
この変形例の構造において、定着装置10を、カラー画像形成装置1から離脱させる動作について、左手の動作を例に説明する。
図1に示すカラー画像形成装置1の前カバー1aを開放して定着装置10を露出させる。
そして、図18に示すように、ユーザーは、親指を切替レバー44の操作部46に掛けると共に、人差し指を突起部101の下面に当てる。
次いで、図19に示すように、親指で切替レバー44を下方に押し下げ、操作部46を突起部101の上面に突き当てさせる。
これに伴って、ロック部材44が時計回りに回転して横向き姿勢になり、ロック部材44とスリット31bのロック状態が解除される。
図20に示すように、親指と人差し指で切替レバー44と突起部101を押さえたまま、定着装置10を手前に引き出す。
定着装置10を手前側に引き出すと、図3に示す位置決めピン35、36がハウジング41から引き抜かれると共に、ロック部材44がスリット31aから離脱する。
ここで、親指と人差し指で切替レバー44と突起部101を押さえたまま、定着装置10を持ち上げようとすると、定着装置10の重心は奥側にあるので、親指と人差し指に負荷がかかる。そこで、図21に示すように、定着装置10が保持枠体21の底板34上に支持された状態で、人差し指を突起部101から第1取手部64へ移動させる。
このように、第1取手部64に人差し指を当てることにより、人差し指と親指で定着装置10を安定して保持することができ、定着装置10を保持枠体21から簡単に離脱させることができる。なお、この変形例の構造において、定着装置10を、カラー画像形成装置1に装着させる動作については、前述の実施形態に係る定着装置10をカラー画像形成装置1に装着させる動作と同様であるので説明を省略する。
1 カラー画像形成装置(画像形成装置)
2 装置本体(本体)
10 定着装置
21 保持枠体(本体)
31 左側板(ロック機構部)
31a、32a スリット(ロック機構部)
31b、32b 貫通孔(ロック機構部)
32 右側板(ロック機構部)
42、43 ロック部材(ロック機構部)
46、47 操作部(取手部)
48、49 支持具(ロック機構部)
62、63 支持部(ロック機構部)
64、65 第1取手部(取手部)
66、67 第2取手部(取手部)
72、73 下干渉部(操作部突き当て部材)
K1、K2 空間部分
P 記録紙(記録媒体)
特開平8−305205号公報 特開2006−162997号公報 特開2009−15002号公報 特開2003−241615号公報

Claims (10)

  1. 記録媒体上の未定着トナー像を加熱定着すると共に、画像形成装置の本体に対して着脱可能なハウジングを備えた定着装置において、
    前記ハウジングを前記本体にロックするロック位置と前記ロックを解除するロック解除位置とを切替可能なロック機構部と、
    前記ハウジングに設けられ前記ロック位置および前記ロック解除位置を切り替える際に操作される操作部と、
    前記ハウジングを前記本体に対して着脱する際に保持可能な取手部とを有し、
    前記取手部が、前記操作部と、前記ハウジングの鉛直方向下方側で前記ハウジングに設けられた第1取手部と、前記ハウジングの鉛直方向上方側で前記操作部の近傍に位置するよう前記ハウジングに設けられた第2取手部と、により構成されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記操作部は、前記ロック機構部が前記ロック解除位置に切り替えられた状態で前記第2取手部に接近した位置にあることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ロック機構部が前記ロック位置および前記ロック解除位置を切り替える切替レバーを有し、前記操作部は、前記切替レバーの先端部分に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記ロック機構部が、前記切替レバーを前記ロック位置にあるよう押圧する押圧機構を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載の定着装置。
  5. 前記第1取手部の鉛直方向下方側に空間部分が形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載の定着装置。
  6. 前記ロック機構部が前記ロック解除位置に切り替えられた状態で、前記操作部に突き当たる操作部突き当て部材が、前記ハウジングに設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1の請求項に記載の定着装置。
  7. 前記取手部は、前記記録媒体の搬送方向に直交する幅方向の端部に位置することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1の請求項に記載の定着装置。
  8. 前記取手部は、前記本体から前記定着装置を離脱させる方向の手前側に位置することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1の請求項に記載の定着装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1の請求項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記定着装置を前記本体に着脱する際に前記定着装置の鉛直方向の下部を受ける装置受け部が、前記本体に設けられたことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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