JP6107017B2 - 熱交換器、および、熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器、および、熱交換器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱交換器、および、熱交換器の製造方法に関する。
従来、ヒートポンプ給湯器等において、水と冷媒との間で熱交換をさせるための水熱交換器が用いられている。水熱交換器は、特許文献1(特開2008−76040号公報)に開示されるように、プレス加工された一対のステンレス鋼プレートを周縁部において互いに接合することによって形成され、内部を水が流れる水流路を有している。一対のステンレス鋼プレートの接合は、ロウ付け等の溶接により行われる。
しかし、一対のステンレス鋼プレートを溶接により接合して水流路を形成する場合、溶接による熱変形の影響を抑えるために、ステンレス鋼プレートに高い寸法精度が要求される。また、溶接に銅系のろう材を用いる場合、水流路と、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の冷媒流路とを接合するために、炉を使用することができない。なぜなら、溶接後の炉内に、銅の成分が残留してしまうからである。また、溶接にアルミニウム系のろう材を用いる場合、水流路を流れる水にアルミニウムが溶出して、水流路を流れる水を飲料水として使用することができなくなる。
本発明の目的は、熱交換される水が流れる流路を溶接によって形成する場合に発生する問題点を有さない熱交換器、および、その製造方法を提供することである。
本発明の第1観点に係る熱交換器は、複数の扁平管と、出入口部と、複数の扁平多穴管とを備える。扁平管は、第1流路と、第1開口部と、第2開口部とを有する。第1流路では、第1流体が流れる。第1開口部および第2開口部は、第1流路に繋がる。出入口部は、互いに隣接する一方の扁平管の第1開口部と、他方の扁平管の第2開口部とが接合されて形成されている。出入口部は、第1流路を流れる第1流体の出入口部である。扁平多穴管は、扁平管と交互に積層される。扁平多穴管は、第1流体よりも高圧の第2流体が流れる複数の第2流路が内部に形成されている。扁平管は、第1プレートおよび第2プレートを重ね合わせて接合して形成される。第1プレートおよび第2プレートの周縁部の重ね合わせ部分の第1接合は、接着剤によって行われる。第1プレートおよび第2プレートは、ステンレス鋼で成形される。扁平管の下側の第1プレートは、第1接合する部位の外周において、扁平管の上側の第2プレートに向かって折れ曲がった折曲部が形成される。
第1観点に係る熱交換器は、ヒートポンプ給湯器等に用いられ、第1流体と第2流体との間で熱交換を行う。第1流体は、水である。第2流体は、冷媒回路を循環する冷媒である。第1流体が内部を流れる扁平管は、プレス加工されたステンレス鋼製の第1プレートおよび第2プレートを重ね合わせ、それらの周縁部を接合して形成される。一般的に、第1プレートおよび第2プレートは、溶接によって接合される。しかし、第1観点に係る熱交換器では、第1プレートおよび第2プレートは、接着剤によって接合される。これにより、この熱交換器は、扁平管を溶接によって形成する場合に発生する問題点を回避することができる。具体的には、扁平管を構成する第1プレートおよび第2プレートに、高い寸法精度が要求されない。また、溶接に使用されるろう材の成分が扁平管の内部を流れる水に溶出しないので、扁平管の内部を流れる水を飲料水として使用することができる。従って、第1観点に係る熱交換器は、熱交換される水が流れる流路を溶接によって形成する場合に発生する問題点を有さない。
本発明の第1観点に係る熱交換器は、出入口部では、互いに隣接する一方の扁平管の第1開口部と他方の扁平管の第2開口部との接合である第2接合が接着剤によって行われている。
第1観点に係る熱交換器では、互いに隣接する扁平管が、接着剤によって接合されている。これにより、第1観点に係る熱交換器は、熱交換される水が流れる流路を溶接によって形成する場合に発生する問題点を有さない。
本発明の第1観点に係る熱交換器は、互いに隣接する一方の扁平管の第2プレートは、出入口部に、凸部と突出部とが、第2接合する部分を挟むように形成されている。突出部は、上側において隣接する他方の扁平管の第1プレートに向かって突出している部分である。
第1観点に係る熱交換器では、扁平管を構成する第1プレートと第2プレートとの接合部位から接着剤が漏れ出すことを抑制する折曲部が、第1プレートに形成されている。また、互いに隣接する扁平管同士の接合部位から接着剤が漏れ出すことを抑制する凸部および突出部が、第2プレートに形成されている。従って、第1観点に係る熱交換器は、熱交換される水が流れる流路を形成するために使用される接着剤の量を抑制することができる。
本発明の第2観点に係る熱交換器は、第1観点に係る熱交換器であって、第1プレートおよび第2プレートの少なくとも一方は、周縁部から突起したツメを有する。第1プレートおよび第2プレートは、ツメを折り曲げることにより互いに固定される。
第2観点に係る熱交換器では、扁平管を構成する第1プレートと第2プレートとの接合時において、ツメを折り曲げることによって、第1プレートおよび第2プレートを確実に固定することができる。従って、第2観点に係る熱交換器は、熱交換される水が流れる流路の組み立てを効率的に行うことができる。
本発明の第3観点に係る熱交換器は、第1観点または第2観点に係る熱交換器であって、第1プレートおよび第2プレートは、隆起面をさらに有する。隆起面は、第1プレートおよび第2プレートの周縁部に隣接して隆起し、第1流路を形成する。周縁部が有する面に対する隆起面の隆起角度は、45°より大きく、かつ、90°以下である。
第3観点に係る熱交換器では、扁平管を構成する第1プレートおよび第2プレートの隆起面が、水平面に対して立ち上がっている。ここで、水平面は、扁平管の積層方向に垂直な面である。隆起面を有する面と水平面との間の角度である隆起角度は、45°より大きく、かつ、90°以下である。これにより、第1プレートおよび第2プレートが、扁平管の内部を流れる水から受ける圧力は、低減される。従って、第3観点に係る熱交換器は、熱交換される水が流れる流路の耐圧強度を向上させることができる。
本発明の第4観点に係る熱交換器は、第3観点に係る熱交換器であって、隆起角度は、80°、または、80°に近い角度である。
本発明の第5観点に係る熱交換器は、第1乃至第4観点のいずれか1つに係る熱交換器であって、扁平多穴管は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製である。
第5観点に係る熱交換器では、高圧の冷媒が内部を流れる扁平多穴管は、加工が容易なアルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成される。従って、第5観点に係る熱交換器は、多数の流路を有する扁平多穴管を容易に形成することができる。
本発明の第6観点に係る熱交換器の製造方法は、複数の扁平管と、複数の扁平多穴管とを備え、第1流体と第2流体とを熱交換させる熱交換器の製造方法である。扁平管は、第1流路と、第1開口部と、第2開口部とを有する。第1流路では、第1流体が流れる。第1開口部および第2開口部は、第1流路に繋がる。扁平多穴管は、扁平管と交互に積層される。扁平多穴管は、第1流体よりも高圧の第2流体が流れる複数の第2流路が内部に形成されている。熱交換器の製造方法は、第1接合工程と、第2接合工程とを備える。第1接合工程では、ステンレス鋼で成形された第1プレートおよび第2プレートを重ね合わせて接合して扁平管を形成する。第2接合工程では、互いに隣接する一方の扁平管の第1開口部と他方の扁平管の第2開口部とを接合して、第1流体の出入口部を形成する。第1接合工程では、第1プレートおよび第2プレートの周縁部の重ね合わせ部分の第1接合が接着剤によって行われる。また、第1接合工程では、扁平管の下側の第1プレートは、第2プレートと接合する部位の外周において、扁平管の上側の第2プレートに向かって折れ曲がった折曲部が形成される。出入口部では、互いに隣接する一方の扁平管の第1開口部と他方の扁平管の第2開口部との接合である第2接合が接着剤によって行われている。互いに隣接する一方の扁平管の第2プレートは、出入口部に、凸部と突出部とが、第2接合する部分を挟むように形成されている。突出部は、上側において隣接する他方の扁平管の第1プレートに向かって突出している部分である。
本発明の第1観点に係る熱交換器は、熱交換される水が流れる流路を溶接によって形成する場合に発生する問題点を有さない。
本発明の第1観点に係る熱交換器は、熱交換される水が流れる流路を形成するために使用される接着剤の量を抑制することができる。
本発明の第2観点に係る熱交換器は、熱交換される水が流れる流路の組み立てを効率的に行うことができる。
本発明の第3観点および第4観点に係る熱交換器は、熱交換される水が流れる流路の耐圧強度を向上させることができる。
本発明の第5観点に係る熱交換器は、多数の流路を有する扁平多穴管を容易に形成することができる。
本発明の第6観点に係る熱交換器の製造方法によって製造される熱交換器は、熱交換される水が流れる流路を溶接によって形成する場合に発生する問題点を有さない。
第1実施形態に係る熱交換器を備えるヒートポンプ式給湯装置の概略図である。 冷凍装置の内部構造の模式図である。 熱交換器の構成の概略図である。 熱交換器の外観の部分斜視図である。 図4のV−V線における断面図である。 熱交換器の金属プレートの平面図である。 図6のVII−VII線における断面図である。 図7に示される金属プレートを折り曲げた状態を示す断面図である。 扁平管の断面図である。 熱交換器の模式的な平面図である。 プレス加工工程を経た金属プレートを示す部分平面図である。 折り曲げ工程を経た金属プレートを示す部分平面図である。 第1接合工程を経た扁平管を示す断面図である。 第2接合工程を経た扁平管および出入口ポートを示す断面図である。 接合体の組立工程を示す部分斜視図である。 接合後の熱交換器を示す部分斜視図である。 右側出入口部の周辺の構造を示す断面図である。 変形例1Aに係る熱交換器の他の例の模式的な平面図である。 変形例1Bに係る熱交換器の他の例の模式的な断面図である。 変形例1Bに係る熱交換器の他の例の模式的な断面図である。 図15の熱交換器に用いられる金属プレートの平面図である。 図15の熱交換器に用いられる金属プレートの平面図である。 金属プレートの配置を示す平面図である。 扁平管の配置を示す平面図である。 変形例1Cに係る熱交換器の右側出入口部の周辺の構造を示す断面図である。 変形例1Dに係る金属プレートの平面図である。 変形例1Dに係る扁平管の断面図である。 第2実施形態に係る熱交換器の構成の概略図である。 熱交換器の金属プレートの平面図である。 熱交換器の金属プレートの平面図である。 図21Aの金属プレートと対をなす金属プレートの平面図である。 図21Bの金属プレートと対をなす金属プレートの平面図である。 熱交換器の構成例を説明するための平面図である。 図22のXXIII−XXIII線における断面図である。
本発明に係る熱交換器の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は、以下に説明する実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。本発明に係る熱交換器は、R410AおよびR407C等のフロン系冷媒から、二酸化炭素(CO2)冷媒を含む自然冷媒までを対象としている。以下、CO2冷媒を対象とする熱交換器を例に挙げて説明する。
―第1実施形態―
(1)ヒートポンプ式給湯装置の構成
図1は、第1実施形態に係る熱交換器を備えるヒートポンプ式給湯装置1の概略図である。ヒートポンプ式給湯装置1は、温水熱源装置である冷凍装置2と、貯湯ユニット3とを備える。
冷凍装置2は、冷媒であるCO2を圧縮する圧縮機4と、CO2と水との間で熱交換を行うための熱交換器10と、CO2の減圧手段としての膨張弁5と、外気とCO2との間で熱交換を行うための空気熱交換器6とを有している。圧縮機4と熱交換器10と膨張弁5と空気熱交換器6とが接続されて、CO2が循環する冷媒回路が構成される。
貯湯ユニット3は、貯湯タンク8と、水循環ポンプ9とを有している。熱交換器10と貯湯タンク8と水循環ポンプ9とが接続されて、水が循環する水循環回路が構成される。
図2は、冷凍装置2の内部構造の模式図である。図2において、断熱壁2cの右側区画は機械室2aであり、断熱壁2cの左側区画は送風機室2bである。機械室2aには、圧縮機4および膨張弁5が配置されている。送風機室2bには、モータ(図示せず)によって駆動されるファン7が配置されている。送風機室2bの下方には、断熱壁2dを隔てて熱交換器10が配置されている。熱交換器10は、冷媒回路を循環するCO2と、水循環回路を循環する水との間で熱交換を行う。図2において、空気熱交換器6は、送風機室2bの左側および背面側に配置されている。
(2)熱交換器の構成
熱交換器10は、図3〜5に示されるように、複数の扁平管20と、複数の扁平多穴管40と、出入口部30と、出入口分配管50とを備える。扁平管20および扁平多穴管40は、交互に積層される。図3〜5には、5つの扁平管20と4つの扁平多穴管40とが交互に積層されている例が示されている。しかし、扁平管20の数および扁平多穴管40の数は、熱交換器10に要求される性能等に応じて適宜に決定される。また、本実施形態では、図3〜5に示されるように、最下段および最上段に扁平管20が配置されている。しかし、最下段および最上段に扁平多穴管40が配置されてもよい。図4では、扁平管20の外面に形成される凹凸部が省略されている。図5は、図4のV−V線における断面図である。扁平管20の内部には、水流路21が形成されている。扁平管20の内表面には、凸条22,23が形成され、扁平管20の外表面には、凹条24,25が形成されている。扁平多穴管40の内部には、複数の冷媒流路41が形成されている。
扁平管20の内部では、低圧の水が流れる。扁平多穴管40の内部では、超臨界状態になっている高圧のCO2が流れる。扁平多穴管40には高い耐圧性が要求されるため、扁平多穴管40は、多数の細い冷媒流路41が設けられている構造を有している。扁平多穴管40は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅合金およびステンレス鋼等で形成される。しかし、多数の細い冷媒流路41を有する扁平多穴管40の形成には、アルミニウムおよびアルミニウム合金の引き抜き加工および押し出し加工が好適であり、これにより扁平多穴管40を安価に製造することができる。一方、扁平管20には高い耐食性が要求される。扁平管20は、水の腐食性を考慮して、ステンレス鋼および銅合金等で形成されることが好ましい。ステンレス鋼としては、例えば、SUS304およびSUS316等が用いられる。扁平管20をアルミニウムおよびアルミニウム合金で形成することもできるが、その場合には、アルマイト加工および樹脂コーティング等の防食処理を内面に施すことが好ましい。本実施形態では、扁平管20は、ステンレス鋼で成形され、扁平多穴管40は、アルミニウム合金で成形されている。
熱交換器10の出入口部30は、図3に示されるように、扁平管20および扁平多穴管40が水平に配置された状態において、扁平管20の右端部に配置される右側出入口部31と、左端部に配置される左側出入口部32とからなる。右側出入口部31の端部には、図4に示されるように、配管等と接続される出入口ポート34が取り付けられる。左側出入口部32の端部にも、右側出入口部31と同様に、出入口ポート34が取り付けられる。なお、ここでは、以降の説明を分かり易くするために、図3の状態で熱交換器10を使用する場合について説明しているが、熱交換器10は、必ずしも図3の状態で使用されなければならないものではない。例えば、右側出入口部31を上側に配置し、かつ、左側出入口部32を下側に配置した状態で、熱交換器10を使用してもよい。
熱交換器10の内部を通過する水は、最初に、左側出入口部32に入り、5つの扁平管20に分かれる。分流した水は、各扁平管20の内部を左から右に向かって流れ、右側出入口部31に出て合流する。扁平管20の中を流れる水は、扁平多穴管40の中を流れるCO2から与えられる熱で加熱される。
熱交換器10の出入口分配管50は、扁平多穴管40の右端部に配置される右側出入口分配管51と、左端部に配置される左側出入口分配管52とからなる。熱交換器10の内部を通過するCO2は、最初に、右側出入口分配管51に入り、4つの扁平多穴管40に分かれる。分流したCO2は、各扁平多穴管40の内部を右から左に向かって流れ、左側出入口分配管52に出て合流する。扁平多穴管40の中を流れるCO2は、扁平管20の中を流れる水に熱を奪われて冷却される。
(3)扁平管の構成
扁平管20は、図6に示される金属プレート80から形成される。金属プレート80は、第1長辺81および第2長辺82を有する略長方形の平面形状を有する。金属プレート80は、第1長辺81を有する第1プレート801と、第2長辺82を有する第2プレート802とが一体的に接続されている板状部材である。第1長辺81および第2長辺82の両端部には、膨出部が形成されている。膨出部は、右側第1膨出部86、左側第1膨出部87、右側第2膨出部88および左側第2膨出部89である。右側第1膨出部86および左側第1膨出部87は、第1プレート801に形成され、右側第2膨出部88および左側第2膨出部89は、第2プレート802に形成される。右側第1膨出部86には右側第1開口部91が形成され、左側第1膨出部87には左側第1開口部92が形成される。右側第2膨出部88には右側第2開口部93が形成され、左側第2膨出部89には左側第2開口部94が形成される。
右側第1開口部91、左側第1開口部92、右側第2開口部93および左側第2開口部94は、全て同じ大きさを有する円形の開口部である。右側第1開口部91および左側第1開口部92は、第1長辺81の延長線よりも外側に配置され、右側第2開口部93および左側第2開口部94は、第2長辺82の延長線よりも外側に配置されている。これらの開口部の形状は、水漏れを抑制するために同じ形状を有していればよく、円形に限られない。また、これらの開口部が配置される位置や大きさは、水の流量や流路の形状に合わせて設定される。
図7は、図6のVII−VII線における断面図である。図6および図7に示されるように、金属プレート80には、凹面部95がプレス加工によって形成されている。凹面部95は、金属プレート80の外周83に沿って形成される所定幅の周縁部84の内側の領域を占める。しかし、第1長辺81と第2長辺82との中間に位置し、これらの長辺に平行に形成されている中央部85は、凹面部ではなく、周縁部84と同じ高さに形成されている。すなわち、凹面部95は、中央部85を境に、第1プレート801に形成される第1凹面部96と、第2プレート802に形成される第2凹面部97とに分かれている。右側第1開口部91および左側第1開口部92は、第1凹面部96に形成される。右側第2開口部93および左側第2開口部94は、第2凹面部97に形成される。右側第1開口部91、左側第1開口部92、右側第2開口部93および左側第2開口部94は、第1凹面部96および第2凹面部97の中でも、さらに深くなっている凹部98に配置されている。
図8は、図6および図7に示される金属プレート80が折り曲げられた後の状態を示す図である。金属プレート80は、中央部85の中心を通って左右に伸びる直線100で折り曲げられる。図8のように折り曲げられると、第1長辺81と第2長辺82とが一致するように周縁部84が重なり、第1プレート801と第2プレート802とが合わさる。第1プレート801と第2プレート802とが合わさった状態において、第1凹面部96および第2凹面部97から水流路21が形成される。水流路21は、右側第1開口部91、左側第1開口部92、右側第2開口部93および左側第2開口部94に連通している。金属プレート80が折り曲げられることにより、右側第1開口部91と右側第2開口部93とが対向して配置され、かつ、左側第1開口部92と左側第2開口部94とが対向して配置される。一対の開口部が対向して配置されることで、扁平管20の出入口部30は、図3に示されるように、一直線上に形成される。そして、折り曲げられた金属プレート80の重なっている周縁部84同士が接着剤によって互いに接合されることで、周縁部84がシールされて扁平管20が形成される。
また、凹面部95が形成されるプレス加工によって、第1凹面部96には、第1凹面部96の底面側から周縁部84の側に向かって突出している凸条22が形成される。同様に、プレス加工によって、第2凹面部97には、第2凹面部97の底面側から周縁部84の側に向かって突出している凸条23が形成される。凸条22,23は、それぞれ、図6に示されるように、第1長辺81および第2長辺82に対して同じ角度で傾斜している。そのため、金属プレート80が折り曲げられた状態では、平面視において、凸条22と凸条23とが交わっている。凸条22,23によって、扁平管20の内部の水流路21を水が流れるときに乱流が発生するので、水と金属プレート80との間の熱伝達の効率が向上する。
なお、凸条22,23は凹面部95の底面に形成される。そのため、図5,7,8に示されるように、凹面部95の底面の反対側の面、すなわち、扁平管20の外面29が窪むことによって、凹条24,25が形成される。
図9は、扁平管20の断面図であり、図5に示される扁平管20の1つを拡大した図である。図9において、基準面110は、第1プレート801の周縁部84と第2プレート802の周縁部84との接合面を延長した面である。すなわち、基準面110は、扁平管20の積層方向における、扁平管20の中心面である。第1プレート801は、基準面110より下側に位置し、第2プレート802は、基準面110より上側に位置している。基準面110は、周縁部84が有する面を含み、凹面部95の底面と平行な面である。また、基準面110は、第1プレート801と第2プレート802との接続部である中央部85の図6に示される直線100を含む。
図9に示されるように、凹面部95の底面と周縁部84とは、隆起面99によって連結されている。同様に、凹面部95の底面と中央部85とは、隆起面99によって連結されている。隆起面99は、周縁部84または中央部85から、凹面部95の底面に向かって立ち上がる面である。図9に示されるように、扁平管20の内部の水流路21において、隆起面99は、基準面110と所定の角度を成している。以下、この角度を隆起角度θ1という。隆起角度θ1は、45°より大きく、かつ、90°以下であり、80°、または、80°に近い角度であることが好ましい。
(4)扁平管と扁平多穴管との積層構造
(4−1)熱交換器の平面構造
図10は、熱交換器10の模式的な平面図である。扁平管20および扁平多穴管40は、上面視した場合において、一方向に延びている形状を有している。図10では、凹条24,25の構成を説明するため、図4に示される最上段の扁平管20は省略されている。図10において、右側出入口部31および左側出入口部32は、扁平多穴管40の側方に形成されている。一方、右側出入口分配管51および左側出入口分配管52は、扁平多穴管40の両端部に形成されている。そのため、熱交換器10の製造時において、扁平多穴管40を曲げる必要がないため、製造が容易である。扁平多穴管40を曲げる必要がある場合、扁平多穴管40に応力が作用して扁平多穴管40が破損する問題が生じるおそれがある。
扁平管20と扁平多穴管40との接合領域では、図10に示されるように、扁平多穴管40の扁平管20への投影部分から凹条24の端部がはみ出している。図10には示されていないが、熱交換器10を底面側から見ると、扁平管20と扁平多穴管40との接合部分から、凹条25の端部がはみ出している。水による腐食等に起因して扁平管20に亀裂が生じて水漏れが発生した場合、これらの凹条24,25を伝って、水が接合部分の外に染み出す。これにより、扁平管20の水漏れを容易に発見することができる。
(4−2)熱交換器の製造工程
図11A〜11Fは、熱交換器10の製造工程の概略を示す。熱交換器10の製造工程は、主に、プレス加工工程、折り曲げ工程、第1接合工程、第2接合工程、組立工程および最終接合工程とからなる。
図11Aは、プレス加工工程によって成形された金属プレート80を示す部分平面図である。上述したように、金属製の平板をプレス加工することで、図11Aに示される形状の金属プレート80が成形される。プレス加工工程では、一度のプレス加工によって、金属製の平板が外周83に沿って打ち抜かれ、右側第1開口部91、左側第1開口部92、右側第2開口部93および左側第2開口部94が形成される。同時に、凹面部95、凸条22,23、凹条24,25および凹部98が形成される。
図11Bは、折り曲げ工程によって加工された金属プレート80を示す部分平面図である。図11Bには、金属プレート80が折り曲げられて、第1プレート801と第2プレート802とが重ね合わされた状態が示されている。しかし、図11Bに示される状態では、金属プレート80の周縁部84は、未だ接合されていない。折り曲げ工程では、このように、折り曲げられただけで接合されていない金属プレート80が多数形成される。
図11Cは、第1接合工程によって周縁部84が接合された扁平管20を示す断面図である。第1接合工程では、重ね合わせられた第1プレート801の周縁部84と第2プレート802の周縁部84とが、接着剤によって接合される。周縁部84において接合された部分は、第1接合部101である。
図11Dは、第2接合工程によって積層方向に隣接する扁平管20同士が接合され、かつ、最上段の扁平管20と出入口ポート34とが接合された状態を示す断面図である。扁平管20同士は、接着剤によって接合される。最上段の扁平管20と出入口ポート34とは、接着剤によって接合される。扁平管20同士が接合される部分、すなわち、右側第1開口部91と右側第2開口部93との接合部分、および、左側第1開口部92と左側第2開口部94との接合部分は、第2接合部102である。図11A〜11Dの工程を経て、扁平管20の接合体が形成される。
図11Eは、出入口部30を有する扁平管20の接合体と、扁平多穴管40および出入口分配管50の接合体との組立工程を説明するための部分斜視図である。図11Dに示される扁平管20の接合工程と並行して、手ろう付や高周波ろう付等のろう付、または、溶接によって、扁平多穴管40と出入口分配管50との接合が行なわれ、図11Eの左側に示される扁平多穴管40の接合体が形成される。図11Eの右側に示される扁平管20の接合体と、扁平多穴管40の接合体とが組み合わされて、熱交換器10の最終組立体が形成される。
図11Fは、最終接合工程によって扁平管20の接合体と扁平多穴管40の接合体とが一体的に接合された熱交換器10の部分斜視図である。図11Eで形成される組立体、すなわち、扁平管20と右側出入口部31と左出入口部32と扁平多穴管40と右側出入口分配管51と左側出入口分配管52とからなる熱交換器10の最終組立体から、手ろう付や高周波ろう付等のろう付、または、溶接によって、熱交換器10が形成される。
(4−3)出入口部の構造
扁平管20の右側出入口部31および左側出入口部32の接合部分の周辺の構造について説明する。図12は、右側出入口部31の周辺の構造を示す断面図である。左側出入口部32の周辺の構造は、右側出入口部31と同じであるため、説明を省略する。図12において、扁平管20aおよび扁平管20bは、積層方向に隣接している。
扁平管20a,20bの水流路21を構成する金属プレート80と扁平多穴管40とが接触している状態で、扁平管20aの右側第1開口部91と、扁平管20bの右側第2開口部93とが接合されている。すなわち、扁平管20aと扁平管20bとの隙間に扁平多穴管40aが挟み込まれた状態で、一方の扁平管20aの右側第1開口部91と、他方の扁平管20bの右側第2開口部93とが接合されている。このため、右側第1開口部91および右側第2開口部93は、周囲より深い凹部98に形成されている。
積層方向に隣接している扁平管20bおよび扁平管20cについても、扁平管20a,20bの場合と同様に、扁平管20bと扁平管20cとの隙間に扁平多穴管40bが挟み込まれた状態で、一方の扁平管20bの右側第1開口部91と、他方の扁平管20cの右側第2開口部93とが接合されている。
図12に示されている扁平管20a,20b,20cは、ステンレス鋼で成形されている。そのため、扁平管20a,20b,20cを形成する金属プレート80は、いずれの面同士においても接合することができる。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態における熱交換器10では、図12に示されるように、扁平管20と扁平多穴管40とが交互に積層されている。扁平管20の内部の水流路21に低圧の水が流れ、扁平多穴管40の内部の冷媒流路41に高圧のCO2が流れる。扁平多穴管40は、複数の細い冷媒流路41を有しているので、冷媒流路41には高圧の流体を流すことができる。そのため、熱交換器10は、高圧流体と低圧流体との熱交換に適している。
また、積層方向に隣接する一方の扁平管20aの右側第1開口部91と、他方の扁平管20bの右側第2開口部93とは、接着剤によって直接接合される。そのため、右側第1開口部91と右側第2開口部93との接合のための部材を必要としないので、隣接する扁平管20の配置間隔を小さくすることができる。これにより、扁平管20と扁平多穴管40との積層方向の熱交換器10の寸法を小さくすることができる。左側第1開口部92と左側第2開口部94との接合に関しても同様である。
(5−2)
図12に示されるように、扁平多穴管40a,40bは、積層方向に隣接する扁平管20a,20b,20cの間に配置されている。扁平管20a,20b,20cは、扁平多穴管40a,40bの母材とは異なる部材であるステンレス鋼の金属プレート80から形成されている。そのため、扁平管20a,20b,20cのいずれかが腐食等によって穴が開いて水漏れしても、漏れた水が扁平多穴管40a,40bを腐食して冷媒流路41に浸入することができない。そのため、この熱交換器10は、水とCO2とが混ざることを防止することができる。また、金属平板のプレス加工によって、水流路21、右側第1開口部91および右側第2開口部93を容易に形成することができるので、熱交換器10を安価に提供できる。
(5−3)
図10に示される凹条24は、熱交換器10の上面視において、扁平多穴管40よりも外側にはみ出している。すなわち、扁平多穴管40と扁平管20とが接合される接触部分の外側に、凹条24がはみ出している。そのため、腐食等によって扁平管20に穴が開いた場合に、扁平管20から漏れ出した水が凹条24を伝って熱交換器10の外観上見える部分に導かれる。熱交換器10の外部に導かれた水によって、扁平管20に穴が開いたことを検知することができる。これにより、扁平管20の水漏れが進行して扁平多穴管40が腐食する等の不具合の発生を防止し易くなる。図10では、熱交換器10を上面視しているため、底面側に配置される凹条25は見えないが、底面側に配置される凹条25についても、上述の凹条24と同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、扁平管20に凹条24,25を形成する場合について説明したが、扁平多穴管40の外表面に凹溝を形成してもよい。例えば、扁平多穴管40の外表面の一部をエンドミルで削り取る等の機械加工によって、扁平多穴管40の外表面に凹溝を形成してもよい。
また、本実施形態では、扁平管20の凹条24,25はプレス加工によって形成されているので安価に製造できるが、形成方法はプレス加工に限られるものではなく、切削などの機械加工やエッチング等の化学加工を用いることもできる。
(5−4)
図8に示されるように、扁平管20の水流路21には、凸条22,23が形成されるため、水流路21を流れる水は、凸条22,23によって生じる乱流でかき混ぜられる。そのため、水流路21を流れる水に層流が生じて、水と扁平管20との間の熱の伝達効率が低下することが抑制される。
なお、凸条22,23によって乱流を発生させる場合について説明したが、凹条を設けることによっても乱流を発生させることができ、同様の効果が期待できる。また、凸部や凹部は、凸条22,23のように直線状に延びている必要はなく、例えば、ディンプルのような形状であってもよい。
(5−5)
扁平多穴管40は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されており、引き抜き加工や押し出し加工によって細い流路41が多数形成されている。そのため、扁平多穴管40は、高圧流体に適した形状に容易に加工成形される。一方、扁平管20は、ステンレス鋼で形成されており、水等などの腐食性のある低圧流体に適した管である。また、ステンレス鋼は熱伝導性が良いので、水とCO2との熱交換の高効率化を図ることができる。
(5−6)
熱交換器10の扁平管20は、プレス加工されたステンレス鋼製の第1プレート801および第2プレート802を重ね合わせ、それらの周縁部84を接合して形成される。一般的に、第1プレート801および第2プレート802は、溶接によって接合される。しかし、本実施形態に係る熱交換器10では、第1プレート801および第2プレート802の周縁部84は、接着剤によって接合され、積層方向に隣接する扁平管20同士も、接着剤によって接合される。これにより、この熱交換器10は、扁平管20を溶接によって形成し、扁平管20同士を溶接によって接合する場合に発生する問題点を回避することができる。
このような問題点として、具体的には、扁平管20を構成する第1プレート801および第2プレート802は、溶接による歪み等の熱変形を考慮する必要がないので、高い寸法精度を要求されない。また、溶接に使用されるろう材の成分が扁平管20の内部を流れる水に溶出することがない。例えば、溶接に銅系のろう材を用いる場合、扁平管20と扁平多穴管40とを接合するために炉を使用することができない不具合がある。なぜなら、溶接後の炉内に、銅の成分が残留してしまうからである。また、溶接にアルミニウム系のろう材を用いる場合、扁平管20の内部の水流路21を流れる水にアルミニウムが溶出して、水流路21を流れる水を飲料水として使用することができなくなる不具合がある。本実施形態に係る熱交換器10は、熱交換される水が流れる流路を溶接によって形成する場合に発生する上記の問題点を有さない。
(5−7)
熱交換器10の扁平管20は、図9に示されるように、内部の水流路21において、隆起面99が基準面110と所定の範囲の隆起角度θ1を成している構成を有している。基準面110は、扁平管20の積層方向に垂直な面であり、本実施形態では水平面である。隆起面99は、金属プレート80の周縁部84または中央部85から、扁平管20の積層方向に立ち上がっている面である。隆起角度θ1は、45°より大きく、かつ、90°以下に設定されている。
扁平管20の厚み、すなわち、扁平管20の積層方向のサイズが一定である場合、隆起角度θ1が大きいほど、隆起面99の面積が小さくなる。そのため、隆起角度θ1が大きいほど、隆起面99が扁平管20の内部を流れる水から受ける力が小さくなる。すなわち、隆起角度θ1が大きいほど、第1プレート801および第2プレート802が扁平管の内部を流れる水から受ける力が小さくなる。従って、隆起角度θ1を所定の範囲に設定することで、熱交換器10の扁平管20の耐圧強度を向上させることができる。
(6)変形例
(6−1)変形例1A
本実施形態では、図10に示されるように、右側出入口部31および左側出入口部32からなる出入口部30が扁平多穴管40の側方に配置される構成について説明した。しかし、図13に示される熱交換器10Aのように、右側出入口部31Aおよび左側出入口部32Aからなる出入口部30Aが扁平管20Aの両端部に配置され、かつ、右側出入口分配管51Aおよび左側出入口分配管52Aからなる出入口分配管50Aが扁平管20Aの側方に配置されてもよい。出入口分配管50Aは、扁平多穴管40Aに接続される。
(6−2)変形例1B
本実施形態では、図5に示されるように、1つの扁平管20と1つの扁平多穴管40とが交互に積層されている構成について説明した。しかし、扁平管20と扁平多穴管40とが積層される態様はこれに限られず、例えば、図14および図15に示される態様であってもよい。
図14に示される熱交換器10Bは、1つの扁平管20Bと、互いに接触して隣接している2つの扁平多穴管40とが交互に積層された構造を有している。ただし、最上段および最下段に配置される扁平多穴管40は、他の扁平多穴管40と接触していない。
この態様では、1つの扁平管20Bの中を流れる水は、扁平管20Bを挟む2つの扁平多穴管40の中を流れるCO2によって加熱される。そのため、この熱交換器10Bは、本実施形態に係る熱交換器10よりも、水を加熱する能力が高い。また、この熱交換器10Bでは、積層方向に隣接する扁平管20B同士の間に、2つの扁平多穴管40に相当する間隔が形成されるため、扁平管20Bの右側第1開口部91、左側第1開口部92、右側第2開口部93および左側第2開口部94に形成される凹部98は、扁平管20の凹部98よりも、さらに深い。
また、図15に示されるように、1つの扁平管20Cが2つの扁平多穴管40に挟まれて積層されている積層体P1をユニットとして、多数の積層体P1を横に並べて熱交換器10Cを組み立ててもよい。図15には、3組の積層体P1が示されているが、2組または4組以上であってもよい。このように、積層体P1を横に並べるためには、例えば、図16Aおよび図16Bに示されている金属プレート80d,80eを用いる。図16Aの金属プレート80dは、図6の第1プレート801に相当するが、右側第1膨出部86、左側第1膨出部87、右側第2膨出部88および左側第2膨出部89を備えている。右側第1膨出部86、左側第1膨出部87、右側第2膨出部88および左側第2膨出部89には、それぞれ、右側第1開口部91、左側第1開口部92、右側第2開口部93および左側第2開口部94が形成されている。この金属プレート80dは、図17Aに示されるように、凹面部95が上下に交互に向くように並べられる。図17Aでは、左側および右側の金属プレート80dの凹面部95が上を向いており、中央の金属プレート80dの凹面部95が下を向いている。図17Aでは、左側の金属プレート80dの右側第2開口部93および左側第2開口部94と、中央の金属プレート80dの右側第1開口部91および左側第1開口部92とが嵌め合わされ、かつ、中央の金属プレート80dの右側第2開口部93および左側第2開口部94と、右側の金属プレート80dの右側第1開口部91および左側第1開口部92とが嵌め合わされている。そして、図17Bに示されるように、全ての金属プレート80dに金属プレート80eを被せて、接着剤で周縁部を接合する。最終的に、図17Bのように平面的に並んだ扁平管20Cの上下に、図15に示されるように扁平多穴管40が積層される。扁平管20Cと扁平多穴管40との接合も、金属プレート80d,80eと同様に接着剤で接合される。
(6−3)変形例1C
本実施形態では、図12に示されるように、第1プレート801の周縁部84と第2プレート802の周縁部84とが接合される第1接合部101では、平行に配置された2つの平面が接合されている。しかし、第1プレート801の周縁部84および第2プレート802の周縁部84は、図18に示される形状を有してもよい。図12および図18に共通に記載されている参照符号は、同一の構成要素を示している。図18において、扁平管120bの下側の第1プレート901は、第1接合部101の外周において、扁平管120bの上側の第2プレート902に向かって折れ曲がった折曲部901aを有している。第1プレート901の折曲部901aは、第1接合工程において、第1接合部101に使用される接着剤が、扁平管120bの外側に漏れ出すことを抑制する。
また、本実施形態では、図12に示されるように、扁平管20aの右側第1開口部91と、扁平管20bの右側第2開口部93との接合部である第2接合部102では、平行に配置された2つの平面が接合されている。しかし、扁平管20aの右側第1開口部91、および、扁平管20bの右側第2開口部93は、図18に示される形状を有してもよい。図18において、扁平管120bの右側第2開口部193には、凸部193aと、隣接する扁平管120aの右側第1開口部91に向かって突出した突出部193bとが形成されている。凸部193aおよび突出部193bは、第2接合部102を挟むように形成されている。凸部193aおよび突出部193bは、第2接合工程において、第2接合部102に使用される接着剤が、扁平管120aおよび扁平管120bの外側に漏れ出すことを抑制する。図18において、扁平管120bと下方で隣接している扁平管120cは、扁平管120bと同様に、凸部193aと突出部193bとを有している。
(6−4)変形例1D
本実施形態では、図12に示されるように、第1プレート801の周縁部84と第2プレート802の周縁部84とが接合される第1接合部101では、平行に配置された2つの平面が接合されている。しかし、図19Aに示されるように、第1プレート801の周縁部184は、周縁部184から突起したツメ184aを有してもよい。図19Aは、ツメ184aを有する第1プレート801と、第2プレート802とからなる金属プレート80の平面図の一部である。図19Bは、図19Aに示される金属プレート80を中央部85において折り曲げて第1接合した扁平管20の、右側出入口部の周辺の構造を示す断面図である。図19Bは、図12に相当する。
本変形例では、第1プレート801の周縁部184と第2プレート802の周縁部84とを第1接合部101で接合する第1接合工程の後、図19Bに示されるように、第1プレート801のツメ184aを上方に折り曲げて、第2プレート802の周縁部84の上面にツメ184aを接触させるツメ折曲工程が行われる。これにより、第1プレート801および第2プレート802は、接合後においても、互いに強固に固定される。なお、本変形例では、第1プレート801および第2プレート802の少なくとも一方が、周縁部184から突起したツメ184aを有していればよい。
(6−5)変形例1E
本実施形態では、図11Fに示されるように、扁平管20の接合体と扁平多穴管40の接合体とが、最終接合工程において、ろう付または溶接によって一体的に接合されて熱交換器10が組立てられる。しかし、扁平管20の接合体と扁平多穴管40の接合体とが、最終接合工程において、接着剤を用いて一体的に接合されて熱交換器10が組立てられてもよい。
―第2実施形態―
(1)熱交換器の構成
第1実施形態では、図3に示されるように、全ての扁平管20の内部において、水は左から右に流れ、かつ、全ての扁平多穴管40の内部において、CO2は右から左に流れる。図3の構成を持つ熱交換器10では、5つの扁平管20の水流路21の断面積の総和は、1つの扁平管20の水流路21の断面積の5倍になる。同様に、4つの扁平多穴管40の冷媒流路41の断面積の総和は、1つの扁平多穴管40の冷媒流路41の断面積の4倍になる。そのため、第1実施形態に係る熱交換器10は、大量の冷媒を効率的に熱交換することができる。しかし、この熱交換器10では、熱交換が行われる扁平管20と扁平多穴管40との接触部分の長さは、扁平管20および扁平多穴管40の長さにほぼ等しい。
図20は、第2実施形態に係る熱交換器10Dの構成を表す模式図である。この熱交換器10Dは、熱交換が行われる扁平管20Dと扁平多穴管40Dとの接触部分が長い構成を有している。図20に示されるように、熱交換器10Dは、上から2段目と3段目の扁平管20Dの間の左側出入口部32を塞ぐ仕切部材32a、上から4段目と5段目の扁平管20Dの間の右側出入口部31を塞ぐ仕切部材31a、および、上から6段目と7段目の扁平管20Dの間の左側出入口部31を塞ぐ仕切部材32bを備えている。これにより、熱交換器10Dの内部を流れる水は、右側出入口部31と左側出入口部32との間を2回往復する。具体的には、左側出入口部32の上から水が入り、上から1段目と2段目の扁平管20Dの中を左から右へ流れ、上から3段目と4段目の扁平管20Dの中を右から左へ流れ、上から5段目と6段目の扁平管20Dの中を左から右に流れ、そして、上から7段目と8段目の扁平管20Dの中を右から左に流れ、最終的に、左側出入口部32の下から、CO2と熱交換されて加熱された水が出る。
また、熱交換器10Dは、下から2段目と3段目の扁平多穴管40Dの間の左側出入口分配管52を塞ぐ仕切部材52a、下から4段目と5段目の扁平多穴管40Dの間の右側出入口分配管51を塞ぐ仕切部材51a、および、下から6段目と7段目の扁平多穴管40Dの間の左側出入口分配管52を塞ぐ仕切部材52bを備えている。これにより、熱交換器10Dの内部を流れるCO2は、右側出入口分配管51と左側出入口分配管52との間を2回往復する。具体的には、左側出入口分配管52の下からCO2が入り、下から1段目と2段目の扁平多穴管40Dの中を左から右へ流れ、下から3段目と4段目の扁平多穴管40Dの中を右から左へ流れ、下から5段目と6段目の扁平多穴管40Dの中を左から右に流れ、そして、上から7段目と8段目の扁平多穴管40Dの中を右から左に流れ、最終的に、左側出入口分配管52の上から、水と熱交換されて冷却されたCO2が出る。
(2)特徴
図20に示されるように、左側出入口部32を塞ぐ仕切部材32a,32b、および、右側出入口部31を塞ぐ仕切部材31aによって、熱交換器10Dの内部を流れる水は、上から1段目と2段目の扁平管20Dの中を左から右へ流れ、上から3段目と4段目の扁平管20Dの中を右から左へ流れ、上から5段目と6段目の扁平管20Dの中を左から右に流れ、そして、上から7段目と8段目の扁平管20Dの中を右から左に流れるので、右側出入口部31と左側出入口部32との間を2回往復する。そのため、第1実施形態の熱交換器10の内部を流れる水と比べて、本実施形態の熱交換器10Dの内部を流れる水は、4倍の距離を流れる。これにより、水の温度をCO2の温度により近づけることができるので、熱交換の効率が向上する。また、仕切部材31a,32a,32bは、第1開口部91,92や第2開口部93,94を開口しないことによって簡単に形成される。
また、図20に示されるように、左側出入口分配管52を塞ぐ仕切部材52a,52b、および、右側出入口分配管51を塞ぐ仕切部材51aによって、熱交換器10Dの内部を流れるCO2は、下から1段目と2段目の扁平多穴管40Dの中を左から右へ流れ、下から3段目と4段目の扁平多穴管40Dの中を右から左へ流れ、下から5段目と6段目の扁平多穴管40Dの中を左から右に流れ、そして、下から7段目と8段目の扁平多穴管40Dの中を右から左に流れるので、右側出入口分配管51と左側出入口分配管52との間を2回往復する。そのため、第1実施形態の熱交換器10の内部を流れるCO2と比べて、本実施形態の熱交換器10Dの内部を流れるCO2は、4倍の距離を流れる。これにより、CO2の熱を十分に水に与えることができるので、熱交換の効率が向上する。
(3)変形例
(3−1)変形例2A
本実施形態では、仕切部材31a,32a,32bは、扁平管20D内部の水の流れの向きが2段ごとに変わるように配置されているが、水の流れの向きが1段ごとに変わるように配置されてもよく、3段以上ごとに変わるように配置されてもよい。仕切部材51a,52a,52bについても同様である。
(3−2)変形例2B
本実施形態では、熱交換器10Dは、左側出入口部32から水が入って、左側出入口部32から水が出る構成を有しているが、左側出入口部32から水が入って、右側出入口部31から水が出る構成を有していてもよい。
(3−3)変形例2C
本実施形態では、扁平管20は、鉛直方向に積層されて配置されているが、平面的に配置されてもよい。扁平管20を平面的に並べる場合、図21A〜21Dに示される4種類の金属プレート80f,80g,80h,80iを、図22に示されるように並べる。最初に、金属プレート80fの左側第1開口部92に、金属プレート80gの左側第2開口部94を嵌め合わせ、同じ金属プレート80gの右側第2開口部93に、別の金属プレート80fの右側第1開口部91を嵌め合わせる。これにより、金属プレート80fと金属プレート80gとが、両端部において交互に連結されて、平面的に配置される。次に、金属プレート80fに金属プレート80hを重ね合わせて接着剤を用いて接合し、金属プレート80gに金属プレート80iを重ね合わせて接着剤を用いて接合する。これにより、図22に示されるように、扁平管20Dの接合体が形成される。この扁平管20Dの上下に、図15に示されるように扁平多穴管40Dが接合されて、熱交換器10Dが形成される。
このように熱交換器10Dが形成される場合、図22に示されるように、扁平管20Dの出入口部30Dと扁平多穴管40Dとが平面視において交差している。そのため、図23に示されるように、扁平多穴管40Dは、扁平管20Dの出入口部30Dを避けるように曲げられた状態で、出入口分配管50Dに接続される。
10 熱交換器
20,20a,20b,20c 扁平管
21 水流路(第1流路)
30 出入口部
31 右側出入口部(出入口部)
32 左側出入口部(出入口部)
40,40a,40b 扁平多穴管
84 周縁部
91 右側第1開口部(第1開口部)
92 左側第1開口部(第1開口部)
93 右側第2開口部(第2開口部)
94 左側第2開口部(第2開口部)
95 凹面部
96 第1凹面部(凹面部)
97 第2凹面部(凹面部)
99 隆起面
184a ツメ
193a 凸部
193b 突出部
801 第1プレート
802 第2プレート
901a 折曲部
θ1 隆起角度
特開2008−76040号公報

Claims (6)

  1. 第1流体が流れる第1流路(21)と、前記第1流路に繋がる第1開口部(91,92)および第2開口部(93,94)とを有する複数の扁平管(20,20a,20b,20c)と、
    互いに隣接する一方の前記扁平管の前記第1開口部と他方の前記扁平管の前記第2開口部とが接合されて形成されている前記第1流体の出入口部(30,31,32)と、
    複数の前記扁平管と交互に積層され、前記第1流体よりも高圧の第2流体が流れる複数の第2流路が内部に形成されている複数の扁平多穴管(40,40a,40b)と、
    を備え、
    前記扁平管は、ステンレス鋼で成形された第1プレート(901)および第2プレート(902)を重ね合わせて接合して形成され、かつ、前記第1プレートおよび前記第2プレートの周縁部(84)の重ね合わせ部分の第1接合が接着剤によって行われ、
    前記扁平管の下側の前記第1プレートは、前記第1接合する部位の外周において、前記扁平管の上側の前記第2プレートに向かって折れ曲がった折曲部(901a)が形成され
    前記出入口部では、互いに隣接する一方の前記扁平管の前記第1開口部と他方の前記扁平管の前記第2開口部との接合である第2接合が接着剤によって行われ、
    互いに隣接する一方の前記扁平管の前記第2プレートは、前記出入口部に、凸部(193a)と、上側において隣接する他方の前記扁平管の前記第1プレートに向かって突出した突出部(193b)とが、前記第2接合する部分を挟むように形成されている、
    熱交換器(10)。
  2. 前記第1プレートおよび前記第2プレートの少なくとも一方は、前記周縁部から突起したツメ(184a)を有し、
    前記第1プレートおよび前記第2プレートは、前記ツメを折り曲げることにより互いに固定される、
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第1プレートおよび前記第2プレートは、前記周縁部に隣接して隆起し、前記第1流路を形成する隆起面(99)をさらに有し、
    前記周縁部が有する面に対する前記隆起面の隆起角度(θ1)は、45°より大きく、かつ、90°以下である、
    請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記隆起角度は、80°、または、80°に近い角度である、
    請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記扁平多穴管は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 第1流体が流れる第1流路(21)と、前記第1流路に繋がる第1開口部(91,92)および第2開口部(93,94)とを有する複数の扁平管(20,20a,20b,20c)と、
    複数の前記扁平管と交互に積層され、前記第1流体よりも高圧の第2流体が流れる複数の第2流路が内部に形成されている複数の扁平多穴管(40,40a,40b)と、
    を備え、前記第1流体と前記第2流体とを熱交換させる熱交換器の製造方法であって、
    ステンレス鋼で成形された第1プレート(901)および第2プレート(902)を重ね合わせて接合して前記扁平管を形成する第1接合工程と、
    互いに隣接する一方の前記扁平管の前記第1開口部と他方の前記扁平管の前記第2開口部とを接合して前記第1流体の出入口部を形成する第2接合工程と、
    を備え、
    前記第1接合工程では、前記第1プレートおよび前記第2プレートの周縁部(84)の重ね合わせ部分の第1接合が接着剤によって行われ、前記扁平管の下側の前記第1プレートは、前記第2プレートと接合する部位の外周において、前記扁平管の上側の前記第2プレートに向かって折れ曲がった折曲部(901a)が形成され
    前記出入口部では、互いに隣接する一方の前記扁平管の前記第1開口部と他方の前記扁平管の前記第2開口部との接合である第2接合が接着剤によって行われ、
    互いに隣接する一方の前記扁平管の前記第2プレートは、前記出入口部に、凸部(193a)と、上側において隣接する他方の前記扁平管の前記第1プレートに向かって突出した突出部(193b)とが、前記第2接合する部分を挟むように形成されている、
    熱交換器の製造方法。
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