JP6028452B2 - 水熱交換器 - Google Patents
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Description
図1には、第1実施形態に係る熱交換器を含むヒートポンプ式給湯装置が示されている。ヒートポンプ式給湯装置1は、温水熱源装置である冷凍装置2と、貯湯ユニット3とを備える。
本発明の第1実施形態に係る熱交換器10は、図3〜図5に示されているように、多数の扁平管20と多数の扁平多穴管40と出入口分配管50とを含んで構成される。多数の扁平管20は、その両端の出入口部30が隣接する扁平管20の出入口部30と連通するように、積層されている。当該積層された多数の扁平管20は、第1組立体60を構成する。多数の扁平多穴管40は、その両端がそれぞれ出入口分配管50に接続され、隣接する扁平多穴管40同士の間に隙間を空けて積層されている。当該積層された多数の扁平多穴管40は、出入口分配管50と共に第2組立体70を構成する。第1組立体60と、第2組立体70とは、各扁平管20および各扁平多穴管40が交互に積層されるように組み合わされて一体となり、熱交換器10を形成している。図3〜図5には、5つの扁平管20と4つの扁平多穴管40とが交互に積層されている例が示されている。ただし、これら積層される扁平管20や扁平多穴管40の数は、要求される性能などに応じて適宜選定されるものである。また、この例では、最下段と最上段に扁平管20が配置されているが、扁平多穴管40を最下段や最上段に配置することもできる。
扁平管20は、その両端に出入口部30を有する。扁平管20は、一対のプレス加工板である金属プレート80の周縁を重ね合わせて形成されている。
5≦L/W≦30 (式1)
の関係が成り立つことが好ましい。これにより、熱伝達率が向上する。
(4−1)第1組立体
多数の扁平管20は、図11(a)に示されているように、その出入口部30が隣接する扁平管20の出入口部30と重なるように積層され、第1組立体60を形成する。扁平管20の出入口部30同士は、ロウ付又は溶接により接合される(図11(a)の符号102参照)。即ち、扁平管20の右側の出入口部30は、隣接する扁平管20の右側の出入口部30と接合され、扁平管20の左側の出入口部30は、隣接する扁平管20の左側の出入口部30と接合される。
多数の扁平多穴管40は、その左端及び右端がそれぞれ前述の出入口分配管50に接合され、図11(b)に示すような第2組立体70が形成される。扁平多穴管40と出入口分配管50との接合は、ロウ付、又は、はんだ付により行われる。
第1組立体60は、図11(b)に示すように、第2組立体70の各2つの扁平多穴管40の隙間に各1つの扁平管20が挿入されるように第2組立体70と組み合わされる。即ち、各扁平多穴管40が、扁平管20の長方形断面の長辺側において扁平管20と接した状態で、扁平多穴管40と扁平管20とが交互に並ぶ。扁平管20と扁平多穴管40とは、ロウ付又はハンダ付により接合される。このようにして、図11(c)に示すような熱交換器10が形成される。
(5−1)種類及び形状
図12は、金属プレート80の平面の一部を拡大した図である。図13は、図12の金属プレート80のXIII−XIII断面図である。なお、図13では、図12のXIII−XIII線から一番近い第1ディンプル22aのみ表しており、その他の第1ディンプル22aを省略している。
第1ディンプル22aは、図12及び図13に示すように、四角錐状の突起であり、金属プレート80に多数が形成されている。第1ディンプル22aは、後述するように、水への熱伝達を向上させるために設けてある。ここで、角錐とは、角錐に近い形状を含み、角錐、角錐台、及びこれらの形状の角を面取りした形状を含む。したがって、四角錐には、四角錐、四角錐台、及びこれらの形状の角を面取りした形状、等の四角錐に近い形状が含まれる。角錐、特に八角以下の角錐は、円形と比べると、平滑な面が少なく、また水と接触する面積が大きい。したがって、有効伝熱面積が大きくなり、好適である。
第2ディンプル22bは、四角錐状の突起である。本実施形態では、第2ディンプル22bの四角の平面頂点は、水の流れに直交する方向を向いている。
図15は、扁平管20を水の流れ方向に切断した断面を模式的に示した図である。図中のhは、第1ディンプル22aの高さの寸法である。Hは、扁平管20の流路21の高さの寸法である。高さhと寸法Hとの間に、
0.1≦h/H≦0.6 (式2)
の関係が成り立つことが好ましい。これにより、熱伝達率が向上する。
0.6≦Px/b≦2 (式3)
の関係が成り立つように設定されることが好ましい。これにより、熱伝達率が向上する。
1.3≦Py/a≦3 (式4)
の関係が成り立つように設定されることが好ましい。これにより、熱伝達率が向上する。
(6−1)比較例
図17は、比較例に係る扁平管20’に形成されたディンプル22’を示す図である。ディンプル22’は、その形状が四角錐の突起であるが、その平面頂点は、水の流れの上流側及び下流側を向いておらず、当該四角錐の角は、水の流れに直交する方向を向いている。即ち、四角の2辺が、流れ方向に直交する方向に延びており、当該2辺は、水の流れに対向している。
扁平管20及び扁平管20’の温度分布をシュミレーションして解析すると図18及び図20に示すようになった。図18は、扁平管20’の温度分布を表している。図20は、扁平管20の温度分布を表している。また、扁平管20及び扁平管20’の流路速度分布をシュミレーションして解析すると図19及び図21に示すようになった。図19は、扁平管20’の流路速度分布を表している。図21は、扁平管20の流路速度分布を表している。
(7−1)
上記実施形態では、熱交換器10は、長方形断面を有する扁平管20と、扁平多穴管40とを備える。扁平多穴管40は、長方形断面の長辺側において扁平管20と接する。扁平管20には、四角錐状の複数の第一ディンプル22aが形成されている。第一ディンプル22aの平面頂点が水の流れの上流側及び下流側に向くように第一ディンプル22aが形成されている。
上記実施形態では、水熱交換器10は、扁平管20と扁平多穴管40とが交互に積層された構成となっており、冷媒の熱を水に効率良く伝達している。
上記実施形態では、扁平管20は、互いに突き合う第2ディンプル22bが形成されている一対の金属プレート80により形成されており、扁平管20の厚み方向の変形を抑制している。
上記実施形態では、扁平管20内に形成された流路21の幅Wと長さLとの間に、5≦L/W≦30 (式1)の関係が成り立つように構成されている。
上記実施形態では、扁平管20の流路21の長方形断面の短辺側の寸法Hと、ディンプルの高さhとの間に、0.1≦h/H≦0.6 (式2)の関係が成り立つように構成されている。
上記実施形態では、水流体流路を流れる水のレイノルズ数が500以上、且つ、10000以下となるように構成されている。
上記実施形態では、第1ディンプル22a同士の水の流れ方向の間隔Pxと第1ディンプル22aの水の流れ方向の寸法bとの間に、0.6≦Px/b≦2 (式3) の関係が成り立つように構成されている。
上記実施形態では、第1ディンプル22a同士の水の流れ方向に直交する方向の間隔Pyと第1ディンプル22aの水の流れ方向に直交する方向の寸法aとの間に、1.3≦Py/a≦3 (式4)の関係が成り立つように構成されている。
(8−1)A
上記実施形態では、第1ディンプル22aの形状は、四角錐状の突起であった。しかし、他の実施形態においては、第1ディンプル22aは、六角錐、又は八角錐、等の四角以上の角錐状の突起であってもよい。この場合でも、第1ディンプルの平面頂点、即ち、角錐の角が水の流れに対向するように形成することにより、比較例に係るディンプル22aよりも水への熱伝達率が向上する。また、第1ディンプルの形状は円よりも角錐状であるほうが熱伝達の観点において好適であり、したがって、八角以下の角錐状であることが好ましい。
上記実施形態では、第2ディンプル22bの形状は、四角錐状の突起であり、その平面頂点は、水の流れに直交する方向を向いていた。しかし、他の実施形態においては、第2ディンプル22bの形状は、六角錐、又は八角錐、等の他の形状でもよく、その平面頂点が、水の流れの上流側及び下流側を向いていてもよい。
20 扁平管(水流体流路)
22a 第1ディンプル(ディンプル)
22b 第2ディンプル(凸部)
40 扁平多穴管(冷媒流体流路)
80 金属プレート(プレス加工板)
84 周縁部(周縁)
Claims (5)
- 一対のプレス加工板(80)の周縁(84)を重ね合わせて形成される、長方形断面の水流体流路(20)と、
前記長方形断面の長辺側において前記水流体流路と接する冷媒流体流路(40)と、
を備え、
前記水流体流路には、四角以上且つ八角以下の角錐状の複数のディンプル(22a)が形成されており、
前記ディンプルの平面頂点が水の流れの上流側及び下流側に向くように前記ディンプルが形成されており、
前記プレス加工板は、その前記長方形断面の長辺側を構成する面に前記ディンプルとは別に凸部(22b)が形成されており、
前記一対のプレス加工板を重ね合わせて前記水流体流路を形成すると、前記凸部同士が突き合い、
前記水流体流路の幅Wと長さLとの間に、
5≦L/W≦30 (式1)
の関係が成り立ち、
且つ、
前記長方形断面の短辺側の寸法Hと、前記ディンプルの高さhとの間に、
0.1≦h/H≦0.6 (式2)
の関係が成り立つ、
水熱交換器(10)。 - 前記水流体流路と前記冷媒流体流路とは、交互に積層されるように組み合わされて一体となっている、
請求項1に記載の水熱交換器(10)。 - 前記水流体流路を流れる水のレイノルズ数が500以上、且つ、10000以下である、
請求項1又は2に記載の水熱交換器(10)。 - 前記ディンプル同士の水の流れ方向の間隔Pxと前記ディンプルの前記水の流れ方向の寸法bとの間に、
0.6≦Px/b≦2 (式3)
の関係が成り立つ、
請求項1〜3のいずれかに記載の水熱交換器(10)。 - 前記ディンプル同士の水の流れ方向に直交する方向の間隔Pyと前記ディンプルの前記水の流れ方向に直交する方向の寸法aとの間に、
1.3≦Py/a≦3 (式4)
の関係が成り立つ、
請求項1〜4のいずれかに記載の水熱交換器(10)。
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