JP6106511B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるレンズ駆動装置に関する。
従来、携帯電話等に搭載されるカメラの撮影用レンズを駆動するレンズ駆動装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のレンズ駆動装置は、レンズを保持しレンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、可動体を光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、可動体を光軸方向へ駆動する駆動機構とを備えている。駆動機構は、可動体の外周面に巻回される駆動用コイルと、駆動用コイルの外周面に対向配置される駆動用磁石とを備えている。
特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、可動体と固定体とは、可動体の被写体側に配置される板バネと、可動体の反被写体側に配置される板バネとによって繋がれている。板バネは、可動体に固定される可動体固定部と、固定体に固定される固定体固定部と、可動体固定部と固定体固定部とを繋ぐ腕部とを備えている。固定体固定部は、可動体固定部よりも外周側に配置されている。
また、このレンズ駆動装置では、固定体は、レンズ駆動装置の被写体側の端面を構成する底部とレンズ駆動装置の側面を構成する筒部とを有する略四角筒状のカバー部材を備えている。また、固定体は、可動体の被写体側に配置される板バネの固定体固定部が固定されるスペーサを備えている。スペーサは、略正方形の枠状に形成されており、カバー部材の底部の反被写体側の面に固定されている。可動体の被写体側端には、被写体側へ突出する凸部が形成されている。また、可動体の被写体側には、可動体の外周面に巻回される駆動用コイルの被写体側へのずれを防止するための鍔部が外周側へ広がるように形成されている。光軸方向から見たときに、可動体の凸部は、枠状に形成されるスペーサよりも内周側に配置され、可動体の鍔部は、スペーサと重なっている。
特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、可動体の被写体側端に形成される凸部の一部分は、カバー部材の底部の反被写体側の面に当接して、固定体に対する可動体の被写体側への移動範囲を規制する規制面となっている。すなわち、このレンズ駆動装置では、底部の反被写体側の面と規制面とによって、固定体に対する可動体の被写体側への移動範囲が規定されている。
特開2013−64963号公報
特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、上述のように、カバー部材の底部の反被写体側の面と可動体の規制面とによって、固定体に対する可動体の被写体側への移動範囲が規定されている。そのため、このレンズ駆動装置では、底部の反被写体側の面と規制面とが当接する前に、光軸方向で重なる可動体の鍔部とスペーサとが当接すると、固定体に対する可動体の被写体側への移動範囲を適切に規定することができない。したがって、このレンズ駆動装置では、光軸方向で重なる可動体の鍔部とスペーサとの光軸方向の距離は、底部の反被写体側の面と規制面との光軸方向における距離よりも長くなっている。
近年、携帯電話等に使用されるカメラの市場では、カメラの薄型化の要求が一段と高まっており、そのため、カメラに搭載されるレンズ駆動装置の薄型化の要求も一段と高まっている。特許文献1に記載のレンズ駆動装置のように、駆動用コイルの被写体側へのずれを防止するための可動体の鍔部とスペーサとの光軸方向の距離が底部の反被写体側の面と規制面との光軸方向の距離よりも長くなっていると、レンズ駆動装置を光軸方向で小型化した場合(すなわち、薄型化した場合)に、光軸方向における駆動用コイルの配置スペースが狭くなる。そのため、特許文献1に記載のレンズ駆動装置を光軸方向で小型化すると、光軸方向における駆動用コイルの幅が狭くなって、駆動用コイルの巻回数が少なくなり、その結果、駆動機構の駆動力が低下して、駆動機構の駆動力を確保できなくなるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、レンズの光軸方向で装置を小型化しても、可動体を駆動する駆動機構の駆動力を確保することが可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のレンズ駆動装置は、レンズを保持しレンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、可動体を光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、可動体を光軸方向へ駆動する駆動機構と、可動体の被写体側で可動体と固定体とを繋ぐ板バネとを備え、駆動機構は、可動体の外周面に巻回される駆動用コイルと、固定体に固定され駆動用コイルの外周面に対向する駆動用磁石とを備え、板バネは、可動体に固定される可動体固定部と、固定体に固定される固定体固定部と、可動体固定部と固定体固定部とを繋ぐ腕部とを備え、固定体固定部は、可動体固定部よりも外周側に配置され、固定体は、固定体固定部が固定されるバネ固定部材を備え、バネ固定部材の反被写体側には、固定体固定部が固定されるバネ固定面が形成され、可動体には、駆動用コイルの被写体側へのずれを防止するための突出部が外周側へ突出するように形成され、突出部の被写体側の面には、固定体に対する可動体の被写体側への移動範囲を規制するために、バネ固定面または固定体固定部に当接可能な規制面と、規制面よりも反被写体側へ窪む凹部とが形成されていることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置では、固定体を構成するバネ固定部材の反被写体側に、板バネの固定体固定部が固定されるバネ固定面が形成され、可動体に、駆動用コイルの被写体側へのずれを防止するための突出部が形成されている。また、本発明では、突出部の被写体側の面に、固定体に対する可動体の被写体側への移動範囲を規制するために、バネ固定面または固定体固定部に当接可能な規制面が形成されている。そのため、本発明では、突出部の規制面が当接可能なバネ固定面または固定体固定部と、規制面との光軸方向の距離を必要最小限の長さとすることが可能になる。したがって、本発明では、光軸方向でレンズ駆動装置を小型化しても、光軸方向における駆動用コイルの配置スペースを確保して、光軸方向における駆動用コイルの幅を広げることが可能になる。その結果、本発明では、光軸方向でレンズ駆動装置を小型化しても、駆動用コイルの巻回数を増やすことが可能になり、駆動機構の駆動力を確保することが可能になる。
また、本発明では、固定体に対する可動体の被写体側への移動範囲が規制される際に、可動体の外周側へ突出する突出部に形成される規制面がバネ固定面または固定体固定部に当接するため、固定体固定部またはバネ固定面と規制面とが当接した際に生じうる塵埃が可動体の内周側に配置されるレンズに付着するのを防止することが可能になる。また、本発明では、規制面が形成される突出部が外周側へ突出するように形成されているため、固定体固定部またはバネ固定面と規制面とが当接した際に生じうる塵埃がレンズ駆動装置の内部の反被写体側まで入り込むのを突出部によって抑制することが可能になる。
また、本発明では、突出部の被写体側の面に、規制面よりも反被写体側へ窪む凹部が形成されているため、固定体固定部またはバネ固定面と規制面とが当接した際に生じうる塵埃を凹部に溜めることが可能になる。したがって、レンズ駆動装置の内部の反被写体側まで塵埃が入り込むのを突出部によって効果的に抑制することが可能になる。また、塵埃を凹部に溜めることが可能になるため、固定体固定部またはバネ固定面と規制面上に残った塵埃とが当接するのを防止することが可能になる。したがって、固定体に対する可動体の被写体側への移動量を適切に確保することが可能になる。
本発明において、規制面は、固定体固定部に当接可能となっており、光軸方向から見たときに、固定体固定部と腕部との連結部分と、凹部とが重なっていることが好ましい。このように構成すると、規制面と固定体固定部とが当接可能になっていても、応力が集中しやすい固定体固定部と腕部との連結部分に規制面が当接しない。したがって、規制面と固定体固定部とが当接することに起因する固定体固定部と腕部との連結部分の損傷を防止することが可能になる。
本発明において、バネ固定部材は、樹脂材料で形成され、板バネは、金属材料で形成され、規制面は、固定体固定部に当接可能となっていることが好ましい。このように構成すると、固定体固定部に規制面が当接しても塵埃が発生しにくくなる。すなわち、樹脂材料で形成されるバネ固定部材のバネ固定面に規制面が当接したときには、塵埃が発生しやすくなるが、金属材料で形成される板バネの固定体固定部に規制面が当接したときには、塵埃が発生しにくくなる。
本発明において、固定体固定部は、熱カシメによってバネ固定面に固定され、規制面は、固定体固定部をバネ固定面に固定するときに形成された熱カシメ部を避けた位置で、バネ固定面または固定体固定部に当接可能となっていることが好ましい。このように構成すると、熱カシメ部と規制面との当接を防止することができる。したがって、固定体に対する可動体の被写体側への移動量を適切に確保することが可能になる。
本発明において、駆動機構は、駆動用コイルの外周面に沿って配置される複数の駆動用磁石を備え、駆動用磁石と突出部とによって、光軸方向を軸方向とする可動体の回動範囲が規制されていることが好ましい。このように構成すると、レンズ駆動装置に衝撃が加わっても、固定体に対して可動体が過度に回動してしまうのを防止することが可能になる。
以上のように、本発明では、レンズの光軸方向でレンズ駆動装置を小型化しても、可動体を駆動する駆動機構の駆動力を確保することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置の斜視図である。 図1のE−E断面の断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図3のF部の拡大図である。 図3に示すスペーサを反被写体側から示す斜視図である。 図2に示す板バネ、スリーブおよびスペーサを反被写体側から示す図である。 図6のG部の拡大図である。 図2のH部の拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(レンズ駆動装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。図3は、図1に示すレンズ駆動装置1の分解斜視図である。以下の説明では、図1等に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。また、X方向を左右方向、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向とする。また、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。
本形態のレンズ駆動装置1は、携帯電話、ドライブレコーダあるいは監視カメラシステム等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるものであり、図1に示すように、全体として扁平な略四角柱状に形成されている。具体的には、レンズ駆動装置1は、撮影用のレンズの光軸Lの方向(光軸方向)から見たときの形状が略四角形状となるように形成されている。本形態では、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されている。また、レンズ駆動装置1の4つの側面は、左右方向と上下方向とから形成される平面、または、前後方向と上下方向とから形成される平面と略平行になっている。
本形態では、Z方向(上下方向)が光軸方向とほぼ一致している。また、本形態のレンズ駆動装置1が搭載されるカメラでは、下側に図示を省略する撮像素子が配置されており、上側に配置される被写体が撮影される。すなわち、本形態では、上側(Z1方向側)は被写体側(物体側)であり、下側(Z2方向側)は反被写体側(撮像素子側、像側)である。
レンズ駆動装置1は、図1、図2に示すように、撮影用のレンズを保持し光軸方向へ移動可能な可動体2と、可動体2を光軸方向へ移動可能に保持する固定体3と、可動体2を光軸方向へ駆動するための駆動機構4とを備えている。また、レンズ駆動装置1は、図2、図3に示すように、可動体2と固定体3とを繋ぐ板バネ5、6を備えている。すなわち、可動体2は、板バネ5、6を介して固定体3に移動可能に保持されている。本形態では、1個の板バネ5が可動体2の上端側に配置され、2個の板バネ6が可動体2の下端側に配置されている。すなわち、板バネ5は、可動体2の上端側で可動体2と固定体3とを繋ぎ、板バネ6は、可動体2の下端側で可動体2と固定体3とを繋いでいる。
可動体2は、複数のレンズが固定されたレンズホルダ7を保持するスリーブ8を備えている。固定体3は、レンズ駆動装置1の上端面および前後左右の側面を構成するカバー部材10と、レンズ駆動装置1の下端面を構成するベース部材11と、板バネ5の一部が固定されるバネ固定部材としてのスペーサ12とを備えている。ベース部材11には、駆動機構4を構成する後述の駆動用コイル15に電流を供給するための一対の給電用端子13が固定されている。
レンズホルダ7は、略円筒状に形成されている。このレンズホルダ7の内周側には、上下方向から見たときの形状が略円形状となる複数のレンズが固定されている。なお、図2、図3では、レンズホルダ7の図示を省略している。
スリーブ8は、樹脂材料で形成されている。また、スリーブ8は、略筒状に形成されている。具体的には、スリーブ8は、上下方向から見たときの内周面の形状が略円形状となるとともに、上下方向から見たときの外周面の上端側の形状が略円形状となり、かつ、上下方向から見たときの外周面の下端側の形状が略四角形状となる略筒状に形成されている。スリーブ8の下端側には、下側へ突出する突出部8aが形成されている。本形態では、スリーブ8の軸中心を中心とする略90°ピッチで、4個の突出部8aが形成されている。突出部8aの下端面は、光軸方向と略直交するように形成されており、ベース部材11に形成される後述の基準面11bに当接している。スリーブ8のより具体的な構成については後述する。
カバー部材10は、磁性材料で形成されている。また、カバー部材10は、底部10aと筒部10bとを有する底付きの略四角筒状に形成されている。底部10aは、上側に配置されており、レンズ駆動装置1の上端面を構成している。底部10aの中心には、底部10aを貫通する開口部10cが形成されている。カバー部材10は、可動体2および駆動機構4の外周側を覆っている。
ベース部材11は、樹脂材料で形成されている。また、ベース部材11は、光軸方向から見たときの形状が略正方形となる扁平なブロック状に形成されている。このベース部材11は、カバー部材10の下端側に取り付けられている。ベース部材11の中心には、貫通孔11aが形成されている。また、ベース部材11の上面には、光軸方向における可動体2の基準位置を決めるための基準面11bが光軸方向と略直交するように形成されている。本形態では、ベース部材11の中心を中心とする略90°ピッチで、4個の基準面11bが形成されている。基準面11bには、スリーブ8の突出部8aの下端面が当接可能となっている。ベース部材11の上面側の四隅には、板バネ6を構成する後述の固定体固定部を固定するためのバネ固定部11cが形成されており、バネ固定部11cの上面に板バネ6の固定体固定部が固定されている。
スペーサ12は、樹脂材料で形成されるとともに、光軸方向から見たときの形状が略正方形となる扁平なブロック状に形成されている。また、スペーサ12は、略正方形の枠状に形成されており、その中心には、貫通孔が形成されている。このスペーサ12は、カバー部材10の底部10aの下面に固定されている。スペーサ12の詳細な構成については後述する。
板バネ5は、金属材料で形成されている。この板バネ5は、スリーブ8の上端側に固定される可動体固定部5aと、スペーサ12に固定される4個の固定体固定部5bと、可動体固定部5aと固定体固定部5bとを繋ぐ4本の腕部5cとを備えている。可動体固定部5aは、円環状に形成されている。固定体固定部5bは、略等脚台形状に形成されている。この固定体固定部5bは、可動体固定部5aよりも外周側に配置されている。また、4個の固定体固定部5bは、円環状に形成される可動体固定部5aの中心を中心とする略90°ピッチで配置されている。腕部5cは、略1/4円弧状に形成されている。
板バネ5は、その厚さ方向と上下方向とが略一致するように、スリーブ8およびスペーサ12に固定されている。本形態では、駆動機構4を構成する後述の駆動用コイル15に電流が供給されていないときに、スリーブ8の突出部8aの下端面とベース部材11の基準面11bとが当接して可動体2が所定の基準位置に配置されるように、板バネ5は、撓んだ状態でスリーブ8およびスペーサ12に固定されている。
板バネ6は、金属材料で形成されている。この板バネ6は、スリーブ8の下端側に固定される可動体固定部と、ベース部材11のバネ固定部11cに固定される2個の固定体固定部と、可動体固定部と固定体固定部とを繋ぐ2本の腕部とを備えている。板バネ6は、その厚さ方向と上下方向とが略一致するように、スリーブ8およびベース部材11に固定されている。また、板バネ6は、スリーブ8の突出部8aの下端面とベース部材11の基準面11bとが当接しているときに板バネ6による付勢力が可動体2に生じないように、スリーブ8およびベース部材11に固定されている。
給電用端子13は、平板状の金属材料によって形成されている。この給電用端子13は、ベース部材11に固定されている。また、給電用端子13には、板バネ6の一部が半田付け等されて固定されている。
駆動機構4は、スリーブ8の外周面に巻回される駆動用コイル15と、レンズ駆動装置1の前後左右の4つの側面のそれぞれに沿って配置される4個の駆動用磁石16とを備えている。レンズ駆動装置1では、駆動用コイル15に電流が供給されると可動体2が光軸方向へ移動する。
駆動用コイル15は、略四角筒状に巻回されて形成されている。駆動用コイル15を構成する導線の両端側のそれぞれは、スリーブ8の下端側に固定される2本の絡げピン18(図3参照)のそれぞれに固定されており、2本の絡げピン18のそれぞれは、2枚の板バネ6のそれぞれに半田付け等されて固定されている。
駆動用磁石16は、略矩形の平板状に形成されている。この駆動用磁石16は、カバー部材10の筒部10bの前後左右の内側面に固定されている。筒部10bの前後の内側面に固定される駆動用磁石16は、その厚さ方向が前後方向と一致するように固定され、筒部10bの左右の内側面に固定される駆動用磁石16は、その厚さ方向が左右方向と一致するように固定されている。また、4個の駆動用磁石16の前後方向または左右方向の内側面は、駆動用コイル15の外周面に所定の隙間を介して対向している。すなわち、4個の駆動用磁石16は、駆動用コイル15の外周面に沿って配置されている。
(スリーブおよびスペーサの構成)
図4は、図3のF部の拡大図である。図5は、図3に示すスペーサ12を反被写体側から示す斜視図である。図6は、図2に示す板バネ5、スリーブ8およびスペーサ12を反被写体側から示す図である。図7は、図6のG部の拡大図である。
スリーブ8は、上述のように、上下方向から見たときの内周面の形状が略円形状となるとともに、上下方向から見たときの外周面の上端側の形状が略円形状となり、かつ、上下方向から見たときの外周面の下端側の形状が略四角形状となる略筒状に形成されている。スリーブ8の内周面には、レンズホルダ7の外周面が固定されている。
スリーブ8の上端側には、上側へ突出する複数の凸部8cが形成されている。本形態では、スリーブ8の軸中心を中心とする略90°ピッチで、4個の凸部8cが形成されている。凸部8cは、略1/8円弧状に形成されている。また、4個の凸部8cは、レンズ駆動装置1の四隅に対応する位置に形成されている。凸部8cの上端面には、さらに上側へ突出する突起部8dが形成されている。突起部8dの上端面は、上下方向に略直交する平面状に形成されている。突起部8dの上端面は、固定体3に対する可動体2の傾きを検査するための検査用治具(図示省略)が搭載される治具搭載面となっている。なお、凸部8cの上端面に突起部8dが形成されずに、凸部8cの上端面が治具搭載面となっていても良い。また、凸部8cは、以下で説明するスリーブ8のバネ固定面8eに固定される板バネ5の可動体固定部5aよりも上側に形成されていれば良い。
また、スリーブ8の上端側には、板バネ5の可動体固定部5aが固定されるバネ固定面8eが形成されている。バネ固定面8eは、凸部8cの下側であって、かつ、凸部8cよりも外周側に形成されている。スリーブ8の外周側には、駆動用コイル15が巻回される被巻回部8fが形成されている(図2参照)。被巻回部8fは、スリーブ8の径方向の内側へ窪むように形成されている。また、被巻回部8fは、環状に形成されている。
被巻回部8fの上側には、駆動用コイル15の上側へのずれを防止するための突出部8g、8hが形成されている。突出部8g、8hは、外周側へ突出するように形成されている。本形態では、図6に示すように、レンズ駆動装置1の四隅のうちの3箇所のそれぞれに向かって突出する3個の突出部8gと、レンズ駆動装置1の四隅のうちの残りの1箇所に向かって突出する1個の突出部8hとが形成されている。突出部8g、8hは、上下方向において、被巻回部8fとバネ固定面8eとの間に形成されており、スリーブ8の上側部分に形成されている。また、突出部8g、8hは、左右方向(X方向)と前後方向(Y方向)とから形成されるXY平面に略平行な平板状に形成されている。
突出部8gは、上下方向に略直交する方向へ広がる鍔状に形成されている。具体的には、突出部8gは、上下方向から見たときの形状が略直角二等辺三角形状となる平板状に形成されており、略直角な頂点部分がレンズ駆動装置1の四隅のうちの3箇所のそれぞれに配置されている。突出部8gの、上下方向に直交する方向の端面は、駆動用磁石16と対向している。本形態では、突出部8gと駆動用磁石16とによって、上下方向を軸方向とする可動体2の回動範囲が規制されている。
突出部8h(図6参照)は、上下方向から見たときの形状が略T形状となる平板状に形成されている。本形態では、駆動用コイル15を構成する導線の一端部は、2本の絡げピン18のうちの一方の絡げピン18に巻回された後、被巻回部8fに巻回されて上側へ引き回される。その後、導線の一部は、突出部8hに引っ掛けられて下側に向かって折り返される。折り返された導線は、下側に向かって引き回され、導線の他端部は、他方の絡げピン18に巻回される。このように、突出部8hは、上側に向かって引き回された導線を下側へ折り返すためのフックとしての機能を果たしている。
突出部8gの上面には、下側へ窪む凹部8jが形成されている。凹部8jは、上下方向から見たときの形状が略直角二等辺三角形状となる突出部8gの頂点部分を含むようにレンズの径方向に沿って形成されている。突出部8hの上面にも、下側へ窪む凹部(図示省略)が形成されている。突出部8gの上面の凹部8jを除いた部分と、突出部8hの上面の凹部を除いた部分とは、略同一平面上に配置されている。以下、突出部8gに形成される凹部8jと突出部8hに形成される凹部とをまとめて表す場合には、「凹部8j等」と表記する。
スペーサ12は、上述のように、略正方形の枠状に形成されている。スペーサ12の下面には、板バネ5の固定体固定部5bの上面が固定されるバネ固定面12aが形成されている(図5参照)。バネ固定面12aは、上下方向に直交する平面状に形成されている。また、バネ固定面12aは、スペーサ12の四隅のそれぞれに形成されている。すなわち、スペーサ12には、4個のバネ固定面12aが形成されている。
板バネ5の固定体固定部5bは、熱カシメによってバネ固定面12aに固定されている。固定体固定部5bが固定される前のバネ固定面12aには、図5に示すように、熱カシメ用の突起部12bが下側へわずかに突出するように形成されている。固定体固定部5bをバネ固定面12aに固定するときには、固定体固定部5bに形成された貫通孔に突起部12bを挿入し、突起部12bに熱を加えることで突起部12bを潰して、固定体固定部5bをバネ固定面12aに固定する。固定体固定部5bがバネ固定面12aに固定されるときに潰された突起部12bは、図6、図7に示すように、熱カシメ部20となる。すなわち、固定体固定部5bをバネ固定面12aに固定すると、熱カシメ部20が形成される。
図7に示すように、上下方向から見たときに、固定体固定部5bと腕部5cとの連結部分5dと、突出部8gの凹部8jとが重なっている。また、上下方向から見たときに、突出部8gの上面の凹部8jを除いた部分の一部と、固定体固定部5bの一部とが重なっている。同様に、上下方向から見たときに、突出部8hの凹部と連結部分5dとが重なっている。また、上下方向から見たときに、突出部8hの上面の凹部を除いた部分の一部と、固定体固定部5bの一部とが重なっている。また、図6に示すように、上下方向から見たときに、突出部8g、8hと熱カシメ部20とは、重なっていない。
(スリーブ、カバー部材およびスペーサの配置関係)
図8は、図2のH部の拡大図である。
上述のように、上下方向から見たときに、突出部8gの上面の凹部8jを除いた部分の一部と固定体固定部5bの一部とが重なっており、突出部8hの上面の凹部を除いた部分の一部と固定体固定部5bの一部とが重なっている。また、本形態では、上下方向から見たときに、スリーブ8の凸部8cの上端面の一部は、カバー部材10の底部10aと重なっている。一方、上下方向から見たときに、スリーブ8の突起部8dは、底部10aの開口部10cの中に配置されており、カバー部材10の底部10aと重なっていない。また、本形態では、図8に示すように、突出部8gの上面の凹部8jを除いた部分および突出部8hの上面の凹部を除いた部分と、固定体固定部5bの下面との上下方向の距離L1は、凸部8cの上端面と底部10aの下面との上下方向の距離L2よりも短くなっている。
そのため、可動体2が上側へ移動していくと、凸部8cの上端面と底部10aの下面とが当接する前に、突出部8gの上面の凹部8jを除いた部分および突出部8hの上面の凹部を除いた部分と、固定体固定部5bの下面とが当接する。すなわち、突出部8gの上面の凹部8jを除いた部分および突出部8hの上面の凹部を除いた部分と、固定体固定部5bの下面とが当接することで、固定体3に対する可動体2の上側(被写体側)への可動範囲が規制される。
本形態では、突出部8gの上面の凹部8jを除いた部分は、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、固定体固定部5bに当接可能な規制面8kとなっている。すなわち、突出部8gの上面には、規制面8kが形成されている。同様に、突出部8hの上面の凹部を除いた部分は、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、固定体固定部5bに当接可能な規制面となっている。すなわち、突出部8hの上面には、規制面が形成されている。以下、突出部8gに形成される規制面8kと突出部8hに形成される規制面とをまとめて表す場合には、「規制面8k等」と表記する。なお、上述のように、上下方向から見たときに、突出部8g、8hと熱カシメ部20とが重なっていないため、規制面8k等は、熱カシメ部20を避けた位置で、固定体固定部5bに当接可能となっている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、駆動用コイル15の上側へのずれを防止するための突出部8g、8hがスリーブ8に形成されており、突出部8g、8hの上面には、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、板バネ5の固定体固定部5bに当接可能な規制面8k等が形成されている。そのため、本形態では、固定体固定部5bと規制面8k等との上下方向の距離L1を必要最小限の長さとすることが可能になる。すなわち、スリーブ8の凸部8cの上端面とカバー部材10の底部10aの下面とを当接させることで、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制する場合には、距離L2よりも距離L1を長くする必要があり、距離L1が必要以上に長くなるが、本形態では、距離L1を必要最小限の長さ(少なくとも距離L2よりも短い長さ)とすることが可能になる。したがって、本形態では、上下方向でレンズ駆動装置1を小型化しても、上下方向における駆動用コイル15の配置スペースを確保して、上下方向における駆動用コイル15の幅を広げることが可能になる。その結果、本形態では、上下方向でレンズ駆動装置1を小型化しても、駆動用コイル15の巻回数を増やすことが可能になり、駆動機構4の駆動力を確保することが可能になる。
また、本形態では、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲が規制される際に、スリーブ8の外周側へ突出する突出部8g、8hに形成される規制面8k等が固定体固定部5bに当接するため、固定体固定部5bと規制面8k等とが当接した際に生じうる塵埃がスリーブ8の内周側に配置されるレンズに付着するのを防止することが可能になる。また、本形態では、突出部8g、8hが外周側へ突出するように形成されているため、固定体固定部5bと規制面8k等とが当接した際に生じうる塵埃が、撮像素子が配置されるレンズ駆動装置1の内部の下側(反被写体側)まで入り込むのを突出部8g、8hによって抑制することが可能になる。
本形態では、突出部8gの上面に凹部8jが形成され、突出部8hの上面にも凹部が形成されている。そのため、本形態では、固定体固定部5bと規制面8k等とが当接した際に生じうる塵埃を凹部8j等に溜めることが可能になる。したがって、本形態では、撮像素子が配置されるレンズ駆動装置1の内部の下側まで塵埃が入り込むのを突出部8g、8hによって効果的に抑制することが可能になる。また、本形態では、塵埃を凹部8j等に溜めることが可能になるため、規制面8k等の上に残った塵埃と固定体固定部5bとが当接するのを防止することが可能になる。その結果、本形態では、固定体3に対する可動体2の上側への移動量を適切に確保することが可能になる。
また、本形態では、上下方向から見たときに、突出部8g、8hと熱カシメ部20とが重なっていない。すなわち、本形態では、規制面8k等は、熱カシメ部20を避けた位置で、固定体固定部5bに当接可能となっている。そのため、本形態では、熱カシメ部20と規制面8k等との当接を防止することができ、その結果、固定体3に対する可動体2の上側への移動量を適切に確保することが可能になる。
本形態では、上下方向から見たときに、固定体固定部5bと腕部5cとの連結部分5dと、凹部8j等とが重なっている。そのため、本形態では、規制面8k等と固定体固定部5bとが当接しても、応力が集中しやすい連結部分5dと規制面8k等とが当接しない。したがって、本形態では、規制面8k等と固定体固定部5bとが当接することに起因する連結部分5dの損傷を防止することが可能になる。
本形態では、金属材料で形成される板バネ5の固定体固定部5bに規制面8k等が当接可能となっている。そのため、本形態では、固定体固定部5bに規制面8k等が当接しても塵埃が発生しにくくなる。また、本形態では、突出部8gと駆動用磁石16とによって、上下方向を軸方向とする可動体2の回動範囲が規制されているため、レンズ駆動装置1に衝撃が加わっても、固定体3に対して可動体2が過度に回動してしまうのを防止することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、スリーブ8の被巻回部8fの上側に突出部8g、8hが形成され、突出部8g、8hの上面には、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、固定体固定部5bに当接可能な規制面8k等が形成されている。この他にもたとえば、スリーブ8の被巻回部8fの上側に突出部8g、8hが形成されずに、駆動用コイル15の上端面が、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、固定体固定部5bに当接可能となっていても良い。
この場合であっても、固定体固定部5bと駆動用コイル15の上端面との上下方向の距離を必要最小限の長さとすることが可能になるため、上下方向でレンズ駆動装置1を小型化しても、駆動機構4の駆動力を確保することが可能になるといった上述した形態と同様の効果を得ることが可能になる。また、この場合であっても、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲が規制される際に、スリーブ8の外周面に巻回される駆動用コイル15の上端面が固定体固定部5bに当接するため、固定体固定部5bと駆動用コイル15の上端面とが当接した際に生じうる塵埃がスリーブ8の内周側に配置されるレンズに付着するのを防止することが可能になる。
上述した形態では、スリーブ8の規制面8k等は、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、板バネ5の固定体固定部5bに当接可能となっている。この他にもたとえば、規制面8k等は、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、バネ固定面12aに当接可能となっていても良い。この場合であっても、上述した形態と同様の効果を得ることができる。
上述した形態では、突出部8gの上面の凹部8jを除いた部分および突出部8hの上面の凹部を除いた部分と、固定体固定部5bの下面とが当接することで、固定体3に対する可動体2の上側への可動範囲が規制されており、突出部8gの上面の凹部8jを除いた部分が、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、固定体固定部5bに当接可能な規制面8kとなっているとともに、突出部8hの上面の凹部を除いた部分が、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、固定体固定部5bに当接可能な規制面となっている。この他にもたとえば、突出部8gの凹部8jの底面および突出部8hの凹部の底面と、固定体固定部5bの下面とが当接することで、固定体3に対する可動体2の上側への可動範囲が規制されても良い。すなわち、突出部8gの凹部8jの底面および突出部8hの凹部の底面が、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、固定体固定部5bに当接可能な規制面となっていても良い。この場合には、突出部8gの凹部8jの底面および突出部8hの凹部の底面は、板バネ5の連結部分5dに当接可能となる。また、突出部8g、8hに凹部8j等が形成されずに、突出部8g、8hの上面の全体が、固定体3に対する可動体2の上側への移動範囲を規制するために、固定体固定部5bに当接可能な規制面となっていても良い。この場合には、突出部8g、8hの上面は、板バネ5の連結部分5dに当接可能となる。
上述した形態では、スリーブ8に、レンズ駆動装置1の四隅のうちの3箇所のそれぞれに向かって突出する3個の突出部8gが形成されている。この他にもたとえば、スリーブ8に、レンズ駆動装置1の四隅のそれぞれに向かって突出する4個の突出部8gが形成されても良い。また、スリーブ8に、レンズ駆動装置1の四隅のうちの2箇所のそれぞれに向かって突出する2個の突出部8gが形成されても良い。この場合には、レンズ駆動装置1の四隅のうちの対角線上に配置される2箇所のそれぞれに向かって突出する2個の突出部8gがスリーブ8に形成されることが好ましい。また、スリーブ8に、レンズ駆動装置1の四隅のうちの1箇所に向かって突出する1個の突出部8gが形成されても良い。
上述した形態では、スリーブ8の外周面に1個の駆動用コイル15が巻回されている。この他にもたとえば、上下方向に所定の間隔をあけた状態で配置される2個の駆動用コイル15がスリーブ8の外周面に巻回されても良い。この場合には、スリーブ8の上端側に、突出部8g、8hに相当する突出部が形成され、この突出部は、上側に配置される駆動用コイル15の上側へのずれを防止する機能を果たす。
1 レンズ駆動装置
2 可動体
3 固定体
4 駆動機構
5 板バネ
5a 可動体固定部
5b 固定体固定部
5c 腕部
5d 固定体固定部と腕部との連結部分
8g、8h 突出部
8j 凹部
8k 規制面
12 スペーサ(バネ固定部材)
12a バネ固定面
15 駆動用コイル
16 駆動用磁石
20 熱カシメ部
L 光軸
Z 光軸方向
Z1 被写体側
Z2 反被写体側

Claims (5)

  1. レンズを保持し前記レンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、前記可動体を前記光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、前記可動体を前記光軸方向へ駆動する駆動機構と、前記可動体の被写体側で前記可動体と前記固定体とを繋ぐ板バネとを備え、
    前記駆動機構は、前記可動体の外周面に巻回される駆動用コイルと、前記固定体に固定され前記駆動用コイルの外周面に対向する駆動用磁石とを備え、
    前記板バネは、前記可動体に固定される可動体固定部と、前記固定体に固定される固定体固定部と、前記可動体固定部と前記固定体固定部とを繋ぐ腕部とを備え、
    前記固定体固定部は、前記可動体固定部よりも外周側に配置され、
    前記固定体は、前記固定体固定部が固定されるバネ固定部材を備え、
    前記バネ固定部材の反被写体側には、前記固定体固定部が固定されるバネ固定面が形成され、
    前記可動体には、前記駆動用コイルの被写体側へのずれを防止するための突出部が外周側へ突出するように形成され、
    前記突出部の被写体側の面には、前記固定体に対する前記可動体の被写体側への移動範囲を規制するために、前記バネ固定面または前記固定体固定部に当接可能な規制面と、前記規制面よりも反被写体側へ窪む凹部とが形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記規制面は、前記固定体固定部に当接可能となっており、
    前記光軸方向から見たときに、前記固定体固定部と前記腕部との連結部分と、前記凹部とが重なっていることを特徴とする請求項記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記バネ固定部材は、樹脂材料で形成され、
    前記板バネは、金属材料で形成され、
    前記規制面は、前記固定体固定部に当接可能となっていることを特徴とする請求項1または2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記固定体固定部は、熱カシメによって前記バネ固定面に固定され、
    前記規制面は、前記固定体固定部を前記バネ固定面に固定するときに形成された熱カシメ部を避けた位置で、前記バネ固定面または前記固定体固定部に当接可能となっていることを特徴とする請求項記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記駆動機構は、前記駆動用コイルの外周面に沿って配置される複数の前記駆動用磁石を備え、
    前記駆動用磁石と前記突出部とによって、前記光軸方向を軸方向とする前記可動体の回動範囲が規制されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のレンズ駆動装置。
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