JP6105086B2 - クォーツ腕時計のムーブメント - Google Patents

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Description

本発明は、クォーツ腕時計のムーブメントに関し、特にカンヌキ及び針中間車を省いたクォーツ腕時計のムーブメントに関する。
クォーツ電子時計は、精度が高く、外観が美しく、また、機械式時計のように手巻きなどの操作が不要という利点もあり、人々に親しまれている。しかし、時計の内部には、モータ、歯車機構及びほかの回路アセンブリが配置されるため、時計のケース内の空間は非常に狭い。従って、ケース内の狭い空間を充分に利用するとともに、ケース内の部品の減少、部品の摩耗の低減及びより多くの機能の開発が、これまで業界内の研究開発における大きな課題であり、人々が追求する開発方向でもある。この点、特に秒針停止クラッチ機構が注目されている。
図1、3、4、5に示すように、秒針停止クラッチ機構は、巻芯、カンヌキ、秒針停止電極、分車、秒車、中間歯車、小鉄車、針中間車、地板、天板及び制御回路板を備えている。通常運動時に、モータの駆動によって、秒車が、中間歯車を介して動力を分車及び時車に伝送する。これによって、分針及び時針が連動して回転する。時間の調節及び校正が必要な際には、巻芯を外側へ引き出す。すると、カンヌキが秒針停止電極と当接し、中間歯車を分車との噛み合い状態から離脱させ、又は、ツヅミ車を針中間車と噛み合わせる。このとき、モータの駆動を停止させることで、秒車の回転が停止する。それから、巻芯の外端部のリューズを回転させれば、ツヅミ車、針中間車及び小鉄車を介して分車が回転し、又は、ツヅミ車及び小鉄車を介して分車が回転する。これによって、分針及び時針の調節及び校正が実現される。
これに鑑みて、カンヌキの毎回の動作では、二つの操作を同時に行う必要がある。当該二つの操作とは、秒車の回転を起動すること、及び、中間歯車と分車とを噛み合わせること(若しくはツヅミ車と針中間車との噛合を離脱させること)、又は、秒車の回転を停止すること、及び、中間歯車と分車との噛合を離脱させること(若しくはツヅミ車と針中間車とを噛み合わせること)である。
従来技術における秒針停止クラッチ機構は、以下の二つがある。
1、針中間車を有さない秒針停止クラッチ機構
図1、3、4に示すように、当該機構において、中間歯車と秒車のカナとは噛み合い、中間歯車のカナと分車の歯車とは噛み合い、中間歯車の軸の上ホゾは、天板における対応する軸穴の中に配置され、下ホゾは、カンヌキにおける対応する軸穴の中に配置されている。カンヌキにおける秒針停止アームは、巻芯の前方に配置され且つ巻芯の前端と接続され、ツヅミ車のカナと小鉄車の歯車とは噛み合い、小鉄車の歯車は、分車のカナとさらに噛み合い、分車のカナ、分車の歯車及び分車の軸は一体的に接続されている。
通常運動時に、巻芯が腕時計のケース内に配置され、巻芯の前端が秒針停止アームを押圧して、カンヌキを秒針停止電極との接触から離脱させる。そして、モータの駆動によって、秒車が回転し、中間歯車のカナと分車の歯車とが噛み合う。このとき、秒車が中間歯車を介して動力を分車及び時車に伝送する。時間の調節及び校正が必要な際には、巻芯を外側へ引き出す。このとき、巻芯の前端と巻芯に嵌められたツヅミ車の軸スリーブとは、締まり嵌めによって結合される。一方、秒針停止アームは、巻芯の前端の支持を失うことによって、跳ね返り、カンヌキを変位させ、カンヌキを秒針停止電極と当接させる。制御回路の制御において、モータの駆動を停止させることで、秒車の回転を停止させると、カンヌキが変位する。カンヌキが変位するにつれて、中間歯車のカナが、分車の歯車との噛み合いから離脱する。このとき、巻芯の外端部のリューズを回転させれば、ツヅミ車、小鉄車及び分車を介して、分針及び時針を調節・校正することができる。当該調節・校正の際には、中間歯車が既に分車との噛合から離脱しているため、秒車の抵抗力によって分車の歯車と中間歯車のカナとの噛み合い部が損傷するという問題が生じない。
2、針中間車を有する秒針停止クラッチ機構
図1、3、5に示すように、当該機構における中間歯車の歯車と秒車のカナとは噛み合い、中間歯車のカナと分車の歯車とは噛み合い、中間歯車の軸の上ホゾは、天板における対応する軸穴の中に配置され、下ホゾは、地板における対応する軸穴の中に配置されている。カンヌキ及びツヅミ車は、巻芯に嵌められ、ツヅミ車のカナと針中間車の歯車とは、噛み合いの待機状態であり、針中間車の歯車と小鉄車の歯車とは噛み合い、小鉄車の歯車は、分車のカナとさらに噛み合っている。分車のカナ、分車の歯車及び分車の軸は、一体的に接続されている。分車の軸と分車プレートとは、弾性的に交互回転可能に接続されている。
通常運動時に、巻芯は、腕時計のケース内に配置され、カンヌキは、秒針停止電極との接触から離脱し、且つツヅミ車が針中間車との噛み合いから離脱するようにツヅミ車を駆動し、モータの駆動によって秒車が回転する。このとき、秒車が中間歯車を介して動力を分車の歯車に伝送する。ツヅミ車と針中間車とは、噛み合っていない状態である。従って、分車のカナと動力伝達可能に接続された小鉄車及び針中間車は、抵抗力が小さい状態であり、また、分車の歯片と分車の軸とは、弾性的に交互回転可能に接続されている。弾性的挟持力の作用を受け、分車プレートの駆動によって分車の軸が回転し、さらに、分針及び時針が連動して正常に動く。時間の調節及び校正が必要な際には、巻芯を外側へ引き出す。これにより、カンヌキによってツヅミ車が巻芯の前端まで移動し且つ巻芯の前端と締まり嵌めによって結合される。このとき、ツヅミ車のカナと針中間車の歯車とが噛み合い、カンヌキが変位して秒針停止電極と当接する。制御回路の制御において、モータの駆動を停止させることで、秒車の回転を停止させ、巻芯の外端部のリューズを回転させれば、ツヅミ車、針中間車、小鉄車及び分車のカナを介して、調節・校正の動力を分車の軸に伝送することができる。分車の軸と分車プレートとは、弾性的に交互回転可能に接続されており、さらに、分車の歯車と中間歯車のカナとは、依然として噛みあい状態である。そのため、調節・校正の際に、分車プレートは、中間歯車及び秒車からの抵抗力を受けることによって、停止状態になる、一方、分車のカナは、小鉄車の回転とともに分車プレートと分車の軸との間の弾性的挟持力を抗して、分針及び時針を回転させる。これによって、調節・校正の操作が完了し、上記と同様に、秒車の抵抗力によって分車の歯車と中間歯車のカナとの噛み合い部が損傷するという問題も生じない。
上記二つの秒針停止クラッチ機構には、以下の問題がある。
1)上記一つ目の秒針停止クラッチ機構において、秒針停止電極とカンヌキとの接触は、タッチ式である。そのため、時間が経つにつれて、秒針停止電極が汚染され又は酸化することによって、カンヌキと秒針停止電極との間の電気的接続の信頼性が低下し、さらには秒針停止機能が失われてしまう。この場合、時間及び分を調節・校正する際に、中間歯車が傾斜する(巻芯が外側へ引き出される際に、中間歯車の軸の下部分がカンヌキの変位によって傾斜する)。このとき、中間歯車の歯車と秒車のカナとは依然として非正常の噛み合い状態であるため、回転が停止されていない秒車によって、秒車のカナと中間歯車の歯車との噛み合い部分の歯が損傷してしまう。
2)上記一つ目の秒針停止クラッチ機構において、時間及び分を調節・校正する際に、中間歯車は、カンヌキの変位によって傾斜し、調節・校正後に再び秒車及び分車との噛み合い状態に復帰する。長期にわたると、中間歯車の軸の上ホゾ及び下ホゾは、中間歯車の頻繁な傾斜動作によって変形し、ムーブメントの運動の精度が低下する。
3)上記二つ目の秒針停止クラッチ機構において、ツヅミ車と小鉄車との間には、針中間車部品が配置されている。従って、腕時計の材料コストが高価になる。
4)上記二つの秒針停止クラッチ機構においては、カンヌキが必須である。
本発明の目的は、カンヌキが必要なく且つムーブメントの運動の精度を向上させることができる、クォーツ腕時計のムーブメントを提供することである。
上記目的を達成すべく、本発明は下記の技術的解決手段を採用する。
本発明に係るクォーツ腕時計のムーブメントにおいて、中間歯車のカナ及び前記中間歯車の歯車は、それぞれ分車の歯車及び秒車のカナと噛み合い、前記分車のカナは、小鉄車の歯車と噛み合う。前記小鉄車の歯車は、巻芯を内側へ押し、活動回転させる方式及び前記巻芯を外側へ引き出し締まり嵌めによって噛み合う方式で、前記巻芯に嵌められたツヅミ車のカナと直交軸式で噛み合う。中間歯車の軸の下ホゾは、カンヌキが省略された空間を通り抜けて、地板における対応する軸穴内に配置されている。前記分車のカナと前記分車の軸とは、剛性接続され、前記分車の軸の下端は、分車プレートの中央に設けられた中心孔及び前記地板における対応する貫通孔を通り抜けて、分針と接続されている。前記巻芯を引き出して前記ツヅミ車、前記小鉄車及び前記分車のカナを介して前記分針を調節する際に、前記中間歯車のカナが静止状態で始終前記分車の歯車と噛み合うように、前記分車の軸と前記分車プレートとの間に、弾性的に交互回転可能な接続構造がさらに配置されている。前記巻芯の前方には、秒針停止電極と接続又は分離可能な秒針停止ロッドが配置されている。
前記分車のカナ、前記分車の軸及び前記分車プレートは、全て金属製であり、前記接続構造は、前記分車の軸の根元部に位置する円筒外壁と、前記分車プレートの中央に位置し、二本の弾性金属ばねで囲まれた前記中心孔とから構成されている。前記円筒外壁の直径は、前記分車の軸のほかの部分の直径より大きく、前記分車プレートは、周辺に歯を有する円盤部をさらに含み、前記弾性金属ばねは、それぞれ円弧部と直端部とを含み、前記円弧部に囲まれることによって前記中心孔が形成され、且つ、前記直端部を介して前記円盤部の内縁と接続され、前記円弧部及び一部の前記直端部と、前記円盤部の内縁との間は、中空である。
前記分車のカナ及び前記分車の軸は、金属製であり、前記分車プレートは、プラスチック製であり、前記分車プレートの上表面には、円筒形の凹溝が設けられている。前記接続構造は、前記分車の軸の根元部に位置する円筒外壁と、前記凹溝内に嵌め込まれた係止リングとから構成されている。前記係止リングは、金属製であり、円環部と二本の弾性金属ばねとから構成されている。前記弾性金属ばねは、それぞれ円弧部と直端部とを含み、前記円弧部に囲まれることによって前記中心孔と同一の軸で且つ同じサイズの円孔が形成され、前記円弧部は、前記直端部を介して前記円環部の内縁と接続され、前記円弧部及び一部の前記直端部と、前記円環部の内縁との間は、中空である。
前記分車のカナ及び前記分車の軸は、金属製であり、前記分車プレートは、プラスチック製であり、前記分車プレートの上表面には、円筒形の凹溝が設けられている。前記中心孔の両側には、それぞれ位置決めピンが設けられ、前記接続構造は、前記分車の軸の根元部に位置する円筒外壁と、前記凹溝内に嵌め込まれた係止リングとから構成されている。前記係止リングは、金属製であり、円環部と二本の弾性金属ばねとから構成されている。前記円環部の向かい側には、前記位置決めピンに対応する位置決め孔が設けられている。前記弾性金属ばねは、それぞれ円弧部と直端部とを含み、前記円弧部に囲まれることによって前記中心孔と同一の軸で且つ同じサイズの円孔が形成され、前記円弧部は、前記直端部を介して前記円環部の内縁と接続され、前記円弧部及び一部の前記直端部と、前記円環部の内縁との間は、中空である。
前記秒針停止ロッドには、前記巻芯の前端が挿入又は抜き出し可能な偏心孔が設けられている。
前記巻芯の前端面には、前記前端面を少なくとも二つの部分に分割可能な少なくとも一つの線形溝が設けられ、前記線形溝の両側面は、互いに平行であり、前記巻芯の前記前端部は、軸スリーブと、円筒面の締め代をもって嵌合されている。
前記線形溝は、少なくとも0.3mmの深さ、及び、少なくとも0.1mmの幅を有する。
前記分車のカナと前記分車の軸とは、分離して配置され、脱着可能な同一の軸によって接続されている。
前記分車のカナと前記分車の軸とは、締まり嵌めによって結合されている。
前記分車の軸の頂部プラットフォームには、環状ボスが設けられ、前記環状ボスの中央には、前記分車の軸の内径サイズと同じサイズで且つ前記環状ボス及び前記分車の軸を貫通する輪軸の円孔が設けられ、前記分車のカナの中央には、前記分車のカナを前記環状ボスに嵌め合わせる環状貫通孔が設けられ、前記分車のカナと前記環状ボスとが締まり嵌めによって結合している。
従来技術と比較すると、本発明は、カンヌキの部品を省略し且つ中間歯車の軸の下ホゾを地板に配置するという構造を採用することによって、従来技術のように時間を調節・校正する際にカンヌキが変位するにつれて中間歯車が頻繁に傾斜することはない。従って、秒車と、中間歯車と、分車との間は、始終精確な噛み合い状態が確保され、中間歯車の頻繁な傾斜によって中間歯車の軸の上ホゾ及び下ホゾと対応する軸穴の内壁との間に摩耗が生じるのを回避することができ、ムーブメントの運動の精度が向上する。また、分車の軸と分車プレートとの間に弾性的に交互回転可能な接続構造が配置され、さらに、ツヅミ車と小鉄車との間に針中間車部品が省略された状況においても、正常且つ精確な動作を保ち、また、効率よく時間を調節・校正する機能を実現することができる。
従来技術におけるクォーツ腕時計のムーブメントの組立模式図である。 本発明に係るクォーツ腕時計のムーブメントの組立模式図である。 従来技術における秒針停止構造の模式図である。 一つの従来技術における巻き上げ機構の模式図である。 もう一つの従来技術における巻き上げ機構の模式図である。 本発明の実施形態1における弾性的に交互回転可能な接続構造の模式図である。 本発明の実施形態2における弾性的に交互回転可能な接続構造の模式図である。 本発明の実施形態3における弾性的に交互回転可能な接続構造の模式図である。 本発明の実施形態4における弾性的に交互回転可能な接続構造の模式図である。 図6の断面図である。 本発明による改善後の腕時計の巻芯とツヅミ車の軸スリーブとが接続されていない状態の部分断面図である。 図11における巻芯とツヅミ車の軸スリーブとが接続された後の部分断面図である。 図11における巻芯に設けられた線形溝の模式図である。 図13における巻芯とツヅミ車の軸スリーブとが接続される前後の断面形状変化の模式図である。 本発明による別の改善後の分車の軸アセンブリの模式図である。
以下、図面及び具体的な実施形態を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。
図2に示すように、本発明に係るクォーツ腕時計のムーブメントは、既存のクォーツ腕時計のムーブメントを改良したものであり、改良した部分は、主に、秒車1と中間歯車4と分車2との間における伝動構造、及び、秒針停止クラッチ機構である。
本発明において、通常運動時における秒車1と中間歯車4と分車2との噛み合い方式は、従来技術と同様である。即ち、中間歯車のカナ41及び中間歯車4の歯車は、それぞれ分車の歯車22及び秒車1のカナと噛み合い、モータの駆動によって、秒車1が中間歯車4を介して分車2に運動エネルギーを伝送し、さらに、分車2の駆動によって分車の軸23の下端に配置された分針が回転する。
本発明において、分車のカナ21は、小鉄車の歯車51と噛み合い、小鉄車の歯車51は、さらに、ツヅミ車6のカナと直交軸式で噛み合い(当該噛み合いによって、腕時計のケース内の空間を充分に利用することができる)、ツヅミ車6と小鉄車5との間には、従来技術における針中間車61が省略されている。ツヅミ車6は、巻芯7に嵌まるように取り付けられている。ツヅミ車6の軸スリーブ内における部分区間の径方向の断面形状と、巻芯7前端の径方向の断面形状とは、同じである。当該形状は、円形、方形、六角形又は楕円形であってよい。巻芯7を外側へ引き出し、巻芯7の前端がツヅミ車6の軸スリーブ内に入る際に、巻芯7の前端とツヅミ車6の軸スリーブとは、締まり嵌めによって結合される状態(即ち噛み合い状態)となる。このとき、巻芯7を回転させれば、ツヅミ車6がそれに連動して回転し、巻芯7をケース内に押し込む。そして巻芯7の前端がツヅミ車6との噛み合いから離脱した後に、巻芯7とツヅミ車6とは、回転可能に接続される。通常運動時に、巻芯7がケース内に押し込まれると、巻芯7の前端とツヅミ車6の軸スリーブとは噛み合っていない状態になる。
本発明において、中間歯車4の軸の上ホゾは、天板91における対応する軸穴内に配置されている。一方、中間歯車4の軸の下ホゾは、従来技術のようにカンヌキ8における対応する軸穴内に配置されているのではなく、直接に地板92における対応する軸穴内に配置されており、従来技術におけるカンヌキ8の配置が省略されている。即ち、分針及び時針を調節・校正する際に、巻芯7を外側へ引き出し、巻芯7の前端を秒針停止ロッド83に押し付けることによって、巻芯7の前端に当接された秒針停止ロッド83が、跳ね返り、秒針停止電極82と接続する。これによって、秒車1に対するモータの駆動が停止される際に、中間歯車4が、従来技術のように分車2との噛み合いから離脱することなく、始終秒車1及び分車2との噛み合い状態を維持する。
図2及び図10に示すように、本発明において、分車のカナ21と分車の軸23とは、剛性接続され、共に金属材料で製作されている。分車の軸23の下端は、分車プレート3の中央に設けられた中心孔31及び地板92における対応する貫通孔を通り抜けて、分針と接続されている。分車の軸23と分車プレート3との間には、弾性的に交互回転可能な接続構造が配置されている。
前記弾性的に交互回転可能な接続構造は、下記通りである。分車の軸23(本実施形態では分車の軸23と分車のカナ21とが一体的に接続されているが、ほかの形態では固定的に接続されてもよい。)及び分車プレート3は、二つの分離した部品である。分車の軸23は、分車プレート3の中央における中心孔31の中を通り抜けるように配置され、分車の軸23がある方向へ回転する際(例えば、分針及び時針に対して調節・校正を行う際)に、分車プレート3と接続されたほかの伝動部品によって分車プレート3が静止状態にされる場合(例えば、分車の歯車22と噛み合った中間歯車4の回転,及び、中間歯車4と噛み合った秒車1の回転が停止する場合)、分車の軸23は、分車プレート3の分車の軸23に対する弾性挟持力に抗して、元の方向へ回転し続けることができる。分車プレート3がある方向へ回転する際(例えば通常運動の場合)に、分車のカナ21と接続されたほかの伝動部品が分車の軸23を介して分車プレート3に付与した抵抗力が小さい場合(例えば、分車のカナ21と噛み合った小鉄車5、及び、小鉄車5と噛み合ったツヅミ車6が、巻芯7との噛み合いから離脱した状態は、無抵抗状態とみなしてよい。)、分車の軸23は、分車プレート3の分車の軸23に対する弾性挟持力の作用により、駆動して元の方向に回転する。
当該弾性的に交互回転可能な接続構造によって、以下の二つの機能が実現される。
1、腕時計の通常運動時に、秒車1は、モータからの駆動力を中間歯車4を介して分車プレート3に伝送する。一方、分車のカナ21と動力伝達可能に接続された小鉄車5及びツヅミ車6は、ツヅミ車6と巻芯7との噛み合い状態からの離脱によって、自由状態(ここでは、小鉄車5及びツヅミ車6の回転抵抗力を無視してよい。)になる。弾性的に交互回転可能な接続構造の作用によって、分車プレート3と分車の軸23との間には、挟持力が存在する。当該挟持力によって、分車プレート3が分車の軸23を駆動して回転させ、分針及び時針の正常運動機能が実現される。
2、腕時計の分針及び時針を調節・校正する際に、巻芯7を外側へ引き出すと、巻芯7の前端とツヅミ車6とが噛み合う。そして、巻芯7の前方に位置する秒針停止ロッド83が、巻芯の前端の支持を失うことによって跳ね返り、秒針停止電極82と接触して、秒針の回転が停止する。即ち、始終噛み合い状態である秒車1、中間歯車4及び分車2が、全て静止状態となる。このとき、分車の歯車22と分車のカナ21と分車の軸23とが剛性接続されていれば、分及び時間を調節・校正する際に、ツヅミ車6及び小鉄車5を介して分車のカナ21が回転し、秒車1と中間歯車4と分車2との間の噛み合い箇所の歯が壊れてしまう。これに対し、分車の軸23と分車プレート3との間に弾性的に交互回転可能な接続構造を設ければ、調節・校正時に生じ得る秒車1と中間歯車4と分車2との間の噛み合い箇所が叩き壊される問題を避けることができる。即ち、時間を調節・校正する際に、分車のカナ21が小鉄車5を回転させるにつれて、静止状態である分車プレート3が、分車の軸23に付与した弾性挟持力に抗して分針を駆動して回転させる。これによって、分針及び時針に対する調節・校正の作業が実現される。
本発明に係る秒針停止ロッド83は、単なる秒針停止機能しか有さず、秒針停止ロッド83及び秒針停止電極82の形状、接続形態又は配置を設計する際には、中間歯車4が分車2と噛み合っているか否か、又は、ツヅミ車6が針中間車61と噛み合っているか否かという問題を考慮することによって多くの制限を受けることはない。従って、秒針停止ロッド83及び秒針停止電極82の設計裕度が大幅に向上する。
本発明に係る秒針停止ロッド83には、巻芯7の前端を挿入又は引き出し可能な偏心孔831が設けられている。当該構造によって、巻芯7の軸方向に沿う移動ルートが有効に延長される。これによって、巻芯7が一定の長さを有する状況において、様々な用途の調節機能を実現することができる。
巻芯7とツヅミ車6とが噛み合っているときに、巻芯7とツヅミ車6との間の回転協働強度を向上させるために、巻芯7前端の外壁に、軸方向に沿って均等にガイド溝を配置し、ツヅミ車6の軸スリーブ内の前端における、前記ガイド溝に対応する位置に、ガイド溝の中に挿入可能な噛み合いラックを配置してよい。これによって、巻芯7を外側へ引き出して分針及び時針を調節・校正する際に、巻芯7におけるガイド溝が、ツヅミ車6の軸スリーブ内の噛み合いラックと緊密に結合される。
通常、クォーツ腕時計の巻芯は、ツヅミ車の軸スリーブの中を通り抜けるように配置され、巻芯の前端部とツヅミ車の軸スリーブとの断面形状は、共に円形であり、巻芯の前端部と軸スリーブとは、締め代をもって嵌合する。腕時計の通常運動時に、巻芯が腕時計のケース内に押し込まれると、巻芯の前端部がツヅミ車との噛み合いから離脱し、ツヅミ車が小鉄車に連動して回転し、時分針が正常に運動する。時間を調節・校正する必要があるときに、巻芯を、外側へ引き出し、軸方向に短距離移動させると、巻芯の前端部とツヅミ車の軸スリーブとは、締まり嵌めによって結合される。このとき、巻芯の外端に取り付けられたリューズを回転させるだけで、ツヅミ車、小鉄車及び分車を介して、分針及び時針の調節・校正を行い、時間を調節・校正する機能が実現される。
従来技術における腕時計の巻芯の前端部は、ソリッド円筒軸である。従って、巻芯の設計・加工・製作、及び、巻芯とツヅミ車の軸スリーブとの嵌合において、以下の問題がある。
1)腕時計の巻芯の前端部と軸スリーブとは、締め代をもって嵌合される。従って、設計及び製造の工程における公差による僅かな過失で、時間を調節・校正する際に、巻芯がスリップしたり、巻芯が引き出しにくいなどの問題が生じる。
2)腕時計の巻芯と軸スリーブとの間の締め代をもった嵌合を最良の状態にするには、製造・加工の難度が高まり、それに応じて人件費、材料費及び金型のコストが大幅に増加する。
上記の問題に鑑みて、本発明は、駆動の能力が大きく、設計の裕度が大きく、且つ製造コストが低い、腕時計の巻芯とツヅミ車との接続構造を提供する。本発明では、腕時計のツヅミ車の軸スリーブと締め代をもって嵌合される腕時計の巻芯の前端面に、線形溝を配置する構造を採用した。これによって、巻芯と軸スリーブとが締まり嵌めによって結合される際の、従来技術における円筒面の締め代をもった嵌合が、型面聨接による嵌合に変換される。従って、巻芯と軸スリーブとの間の駆動の能力、効率、安定性及び精確性が大幅に向上する。さらに、当該線形溝を配置する構造によれば、ツヅミ車の軸スリーブ及び巻芯の設計の裕度が向上し、加工精度に対する要求が低下し、複雑な巻芯の製造工程が簡素化される。また、材料費及び人件費のコストが低下し、巻芯及びツヅミ車の生産効率が向上する。
具体的な構造は以下である。
図11に示すように、ツヅミ車6は、プラスチック製であることが好ましい。巻芯7は、金属製であり、軸スリーブ75の内断面の形状は、円形である。円筒体である巻芯7の前端部71には、巻芯7の軸線方向に沿って延在した「一」字形の線形溝73が設けられている。巻芯7と軸スリーブ75とは、締め代をもって嵌合されている。
図13に示すように、線形溝73は、巻芯7の前端面72に設けられており、前端面72を貫通する「一」字形の凹溝である。線形溝73の深さLは、0.3mm〜1.2mmであり、0.8mmが好ましい。線形溝73の幅Dは、0.1mm〜0.3mmであり、0.13mmが好ましい。線形溝73の溝側面74と巻芯7の前端面72とは、互いに垂直である。巻芯7の前端面72には、一つの前端面72を二つに分割する線形溝73を設けてもよく、複数の互いに平行な線形溝73を設けてもよい。
好ましくは、線形溝73の深さLは、1.2mmより大きい。この場合、巻芯7の前端面72における線形溝73に分割された二つの部分は、プラスチック製であるツヅミ車の軸スリーブの押付力を受けることによって、弾性がより良好になる。実際に使用する際には、深さLは1.6mmが好ましい。
図11に示すように、腕時計の通常運動時において、巻芯7が腕時計のケース内に押し込まれると、巻芯7の前端部71とツヅミ車6の軸スリーブ75とは、締まり嵌めによる結合状態から離脱する(即ち、巻芯7の前端部71が軸スリーブ75内の孔内径が比較的大きい位置に配置される。)。このとき、たとえ巻芯7外端のリューズを回転させても、ツヅミ車6はそれに連動して回転することなく、ツヅミ車6の軸スリーブ75の断面の形状は真円76形(図14における点線円を参照)である。
図12及び図14に示すように、巻芯7を時間の調節・校正位置まで外側へ抜き出す際に、巻芯7の前端部71とツヅミ車6の軸スリーブ75とは、締まり嵌めによって噛み合っている(即ち、巻芯7の前端部71は、軸スリーブ75内の孔内径が比較的小さい位置に配置されている。)。ツヅミ車6の軸スリーブ75は、巻芯7の前端部71と締め代をもって嵌合されているため、巻芯7の前端部71に対して径方向の圧力を付与する。当該径方向の圧力は、線形溝73と平行な方向及び線形溝73と垂直な方向において、巻芯7の前端部71に対して発生させる変位・変形が異なる。以下、いくつかに分けて説明する。
1)線形溝73と平行な方向において、巻芯7が剛性構造であるため、当該方向におけるツヅミ車6の軸スリーブ75の直径は、伸長を余儀なくされる。
2)線形溝73と垂直な方向において、線形溝73が一定の隙間を有するため、軸スリーブ75のプラスチックの弾性力の作用によって、巻芯7の前端部71が受ける押付力が大きくなる。従って、巻芯7の前端部71に生じる変位・変形が大きくなり、線形溝73の隙間もそれにつれて狭くなる。従って、当該方向において、線形溝73の形成のために切断された各部分が寄り合い、それによって、巻芯7の前端面72が楕円形になる。
上記の二つの情況の共同作用を受け、巻芯7と軸スリーブ75との間の嵌め合いは、従来技術における円筒面の締め代から、本発明に係る略楕円77形の締め代(即ち、型面聨接による結合)に変換される。
型面聨接による結合は、非円形、異形である断面の穴と軸との嵌合を採用して、トルクを転送する接続方式である。型面聨接による嵌合は、構造上及び工程上における独特な優位性を有し、使用時に大きなトルクを転送することもできることから、様々な機械伝動において幅広く用いられている。
型面聨接による嵌合は、接続の強度を大幅に向上させると共に、製造のコストを削減することができ、軸スリーブ75の製作工程を簡素化させ、軸スリーブ75の嵌合の裕度を向上させることができる。
巻芯7が弾性を有する金属材料で製作されており、時分針の調節・校正が完了した後に、巻芯7が腕時計のケース内に押し込まれ、通常運動状態に置かれる際に、巻芯7の前端部71は、軸スリーブ75が前端部71に対する径方向の圧力を失うことで、開放状態になる。このとき、巻芯7の前端部71における線形溝73は、初期状態に復帰する。同時に、軸スリーブ75も、巻芯7の前端部71に対する圧力を失うことで、プラスチックの弾性力の作用によって、初期状態に復帰する。
本発明において、巻芯7の前端部71とツヅミ車6の軸スリーブ75とは、初めて嵌合された後に、多少の変形を生じるとしても、その後の巻芯7と軸スリーブ75との再度の嵌合によって形成された型面聨接による嵌合構造に対しては影響がない。
実施形態1
図6に示すように、分車のカナ21、分車の軸23及び分車プレート3は、全て金属製である。前記接続構造は、分車の軸23の根元部に位置する円筒外壁24と、分車プレート3の中央に位置し、二本の弾性金属ばね32で囲まれた中心孔31とから構成されている。円筒外壁24の直径は、分車の軸23のほかの部分の直径より大きい。円筒外壁24は中心孔31の中に配置され、分車の軸23と分車プレート3とは弾性的に交互回転可能に接続されている。分車プレート3は、周辺に歯を有する円盤部36をさらに含む。二本の弾性金属ばね32は、それぞれ円弧部37と直端部38とを含み、円弧部37に囲まれることによって中心孔31が形成され、且つ、直端部38を介して円盤部36の内縁と接続されている。円弧部37及び一部の直端部38と、円盤部36の内縁との間は、中空構造である。当該構造における弾性金属ばね32は、一定の弾性空間を有する。
実施形態2
図7に示すように、分車のカナ21及び分車の軸23は金属製であり、分車プレート3はプラスチック製である。前記接続構造は、分車の軸23の根元部に位置する円筒外壁24と、分車プレート3の中央に位置し、二本の弾性プラスチックロッド33で囲まれた中心孔31とから構成されている。円筒外壁24の直径は、当該分車の軸23のほかの部分の直径より大きい。円筒外壁24は中心孔31の中に配置され、分車の軸23と分車プレート3とは弾性的に交互回転可能に接続されている。分車プレート3は、周辺に歯を有する円盤部36をさらに含む。二本の弾性プラスチックロッド33は、それぞれ円弧部37と直端部38とを含み、円弧部37に囲まれることによって中心孔31が形成され、且つ、直端部38を介して円盤部36の内縁と接続されている。円弧部37及び一部の直端部38と、円盤部36の内縁との間は、中空構造である。当該構造における弾性プラスチックロッド33は、一定の弾性空間を有する。
本実施形態における分車プレート3は、プラスチック製であることから、材料及び生産設備のコストが削減されるだけでなく、専用の金型を介して大量生産を行うことも可能である。
実施形態3
図8に示すように、分車のカナ21及び分車の軸23は金属製であり、分車プレート3はプラスチック製である。分車プレート3の上表面(図8における紙面の方向を基準に参照)には、円筒形の凹溝34が設けられている。前記接続構造は、分車の軸23の根元部に位置する円筒外壁24と、凹溝34内に嵌め込むことによって固定された係止リング35とから構成されている。係止リング35は、金属製であり、円環部353と、二本の弾性金属ばね32とから構成されている。二本の弾性金属ばね32は、それぞれ円弧部37と直端部38とを含み、円弧部37に囲まれることによって中心孔31と同一の軸で且つ同じサイズの円孔351が形成されている。円弧部37は、直端部38を介して円環部353の内縁と接続されている。円弧部37及び一部の直端部38と、円環部353の内縁との間は、中空構造である。当該構造における弾性金属ばね32は、一定の弾性空間を有する。円筒外壁24の直径は、分車の軸23のほかの部分の直径より大きい。円筒外壁24は円孔351の中に配置され、分車の軸23と分車プレート3とは弾性的に交互回転可能に接続されている。
本実施形態における分車プレート3は、プラスチック製であり、実施形態2における利点を有する。係止リング35は金属製であり、それによって、前記弾性的に交互回転可能な接続構造が高い安定性を有する。
実施形態4
図9に示すように、分車のカナ21及び分車の軸23は金属製であり、分車プレート3はプラスチック製である。分車プレート3の上表面(図9における紙面の方向を基準に参照)には、円筒形の凹溝34が設けられている。中心孔31の両側には、それぞれ位置決めピン341が設けられている。前記接続構造は、分車の軸23の根元部に位置する円筒外壁24と、凹溝34内に嵌め込まれた係止リング35とから構成されている。係止リング35は、金属製であり、円環部353と、二本の弾性金属ばね32とから構成されている。円環部353の向かい側には、位置決めピン341に対応する位置決め孔352が設けられている。二本の弾性金属ばね32は、それぞれ円弧部37と直端部38とを含み、円弧部37に囲まれることによって中心孔31と同一の軸で且つ同じサイズの円孔351が形成されている。円弧部37は、直端部38を介して円環部353の内縁と接続されている。円弧部37及び一部の直端部38と、円環部353の内縁との間は、中空構造である。当該構造における弾性金属ばね32は、一定の弾性空間を有する。円筒外壁24の直径は、分車の軸23のほかの部分の直径より大きい。円筒外壁24は、円孔351の中に配置されている。分車の軸23と分車プレート3とは、弾性的に交互回転可能に接続されている。
実施形態3と同様に、本実施形態における分車プレート3はプラスチック製であり、係止リング35は金属製であることから、実施形態2における利点も有すると共に、前記弾性的に交互回転可能な接続構造における高い安定性をも有する。
図6〜10に示すように、分車アセンブリ(即ち上記した分車2)は、金属材料で製作された分車の軸23と、分車の軸23の頂部に配置された分車のカナ21と、分車プレート3と、分車プレート3の凹部内に嵌合する分車の係止リング35とから構成されている。従来技術において、分車の軸23と分車のカナ21とは一体であり、分車の軸アセンブリ(即ち、分車の軸23及び分車のカナ21)はコンパクトで且つ薄型精密である。従って、分車のカナ21を加工・製作する際に、例えばホブ盤のような専用の設備を用いて、複雑な工程及び操作ステップを採用して金属材料に対して歯切り加工を行わなければならない。そのため、時間がかかり、労働力の消耗度が大きく、効率が悪く、さらに、多くの専用設備が必要となり、投資コスト及び製造コストの増加に繋がる。また、未熟練作業員の場合は、生産高が低くなることによって、大量の無駄が引き起こされる。
本発明によれば、製造が簡単であり、コストが低く、且つ組立しやすい分車の軸アセンブリが提供される。本発明に係る分車の軸アセンブリは、従来技術では一体とされている分車の軸と分車のカナとを、個別に配置し、互いに分離した独立に加工可能な二つの部品としたものである。分車の軸と分車のカナとを組み合わせる際には、締め代をもった嵌合方式又は粘着方式を採用して、分車の軸と分車のカナとを固定的に接続する。
分車のカナを加工する際に、簡単なプレス加工の方法を採用して製造してもよく、又は、従来技術における射出成形法を採用して、金属材料である分車の軸と射出成形された分車のカナとを組み合わせてもよい。この二つの方法によって、分車の軸アセンブリの製造コストが大幅に削減され、ホブ盤などの専用設備を設置する必要がなく、加工の効率が向上し、投入した人力、物質、資金の全てが大幅に軽減される。分車の軸の加工は、従来技術に係る自動旋盤加工方式を採用してよい。その後、自動組立機によって、分車の軸と分車のカナとが組み立てられる。
本発明によれば、分車の軸アセンブリの製造コストを数角人民元から数分人民元まで削減することができる。
具体的な構造は以下である。
図15に示すように、本発明に係る分車の軸23と分車のカナ21とは、互いに分離して配置され、脱着可能な同一の軸によって接続されている。従来技術における分車プレート3及び分車の係止リング35は、分車の軸23に取り付けられている。
本発明において、分車の軸23の頂部プラットフォーム231には、上方へ延在する環状ボス232が設けられている。環状ボス232の中央には、分車の軸23の内径サイズと同じサイズの輪軸の円孔233が設けられている。輪軸の円孔233は、環状ボス232及び分車の軸23を貫通している。環状ボス232の外環の断面形状は、円形である。ただし、機械加工分野において、より簡単で且つ加工コストが低い加工方法がある場合、環状ボス232の外環の断面形状は、方形、五角形又は六角形のような多角形であってもよく、多角形のほうが、分車の軸23と分車のカナ21との接続に対してより有利である。分車のカナ21の中央には、分車のカナ21を環状ボス232に嵌め合わせる環状貫通孔211が設けられている。環状貫通孔211は、環状ボス232の外環の形状及びサイズに適合している。環状貫通孔211を環状ボス232に嵌め合わせることで、分車のカナ21と分車の軸23とを接続する。環状ボス232の高さは、分車のカナ21の頂面の高さと同じ(揃っている)ことが好ましい。
分車の軸23の頂部プラットフォーム231には、分車の軸23の軸口を取り囲む凹溝(不図示)が設けられている。分車のカナ21の底面には、前記凹溝と同じサイズ及び形状で且つ前記凹溝の中に締まり嵌めによって結合される位置決めボス(不図示)が設けられている。前記位置決めボスの中央には、前記位置決めボスの底面から分車のカナ21の頂面までの円形貫通孔(不図示)が設けられている。貫通孔の内径と分車の軸23の内径とは互いに同じである。機械加工分野において、より簡単で、加工コストが低い加工方法がある場合、前記位置決めボスの形状は、方形、五角形又は六角形のような多角形であってもよく、多角形のほうが、分車の軸23と分車のカナ21との接続に対してより有利である。
腕時計の通常運動時又は時間を調節・校正する際に、分車のカナ21と分車の軸23とは同時に回転しなければならない。従って、分車の軸23と分車のカナ21とは、固定的に接続されなければならない。以下のような固定的接続方式を採用してよい。
1)環状ボス232と環状貫通孔211、又は、環状ボス232と環状凹溝を、締め代をもって嵌合する。
2)強力接着剤を採用して、分車の軸23と分車のカナ21とを接着させて固定する。
3)安価なハイテク加工装置を用いて、分車の軸23の壁又は分車のカナ21のシャーシに、ピン穴(不図示)を設け、ピン穴(不図示)を利用して、分車の軸23と分車のカナ21とを固定的に接続する。
4)金属材料で製作された分車の軸を射出成形機に配置し、従来技術における射出成形法を採用して、射出成形された分車のカナと金属材料の分車の軸23とを固定的に接続する。
1 秒車
2 分車
21 分車のカナ
211 環状貫通孔
22 分車の歯車
23 分車の軸
231 頂部プラットフォーム
232 環状ボス
233 輪軸の円孔
24 円筒外壁
3 分車プレート
31 中心孔
32 弾性金属ばね
33 弾性プラスチックロッド
34 凹溝
341 位置決めピン
35 係止リング
351 円孔
352 位置決め孔
353 円環部
36 円盤部
37 円弧部
38 直端部
中間歯車
41 中間歯車のカナ
5 小鉄車
51 小鉄車の歯車
6 ツヅミ車
61 針中間車
7 巻芯
71 前端部
72 前端面
73 線形溝
74 溝側面
75 軸スリーブ
76 真円
77 楕円
8 カンヌキ
81 秒針停止アーム
82 秒針停止電極
83 秒針停止ロッド
831 偏心孔
9 時車
91 天板
92 地板
L 線形溝の深さ寸法
D 線形溝の幅寸法

Claims (10)

  1. 中間歯車(4)のカナ(41)及び前記中間歯車(4)の歯車は、それぞれ分車の歯車(22)及び秒車(1)のカナと噛み合い、
    前記分車のカナ(21)は、小鉄車の歯車(51)と噛み合い、
    前記小鉄車の歯車(51)は、巻芯(7)を内側へ押し、活動回転させる方式及び前記巻芯(7)を外側へ引き出し締まり嵌めによる結合方式で、前記巻芯(7)に嵌められたツヅミ車(6)のカナと直交軸式で噛み合い、
    前記中間歯車(4)の軸の下ホゾは、カンヌキ(8)が省略された空間を通り抜けて、地板(92)における対応する軸穴内に配置され、
    前記分車のカナ(21)と前記分車の軸(23)とは、剛性接続され、
    前記分車の軸(23)の下端は、分車プレート(3)の中央に設けられた中心孔(31)及び前記地板(92)における対応する貫通孔を通り抜けて、分針と接続され、
    前記巻芯(7)を引き出して前記ツヅミ車(6)、前記小鉄車(5)及び前記分車のカナ(21)を介して前記分針を調節する際に、前記中間歯車のカナ(41)が静止状態で始終前記分車の歯車(22)と噛み合うように、前記分車の軸(23)と前記分車プレート(3)との間に、弾性的に交互回転可能な接続構造がさらに配置され、
    前記巻芯(7)の前方には、秒針停止電極(82)と接続又は分離可能な秒針停止ロッド(83)がさらに配置されていることを特徴とするクォーツ腕時計のムーブメント。
  2. 前記分車のカナ(21)、前記分車の軸(23)及び前記分車プレート(3)は、全て金属製であり、
    前記接続構造は、前記分車の軸(23)の根元部に位置する円筒外壁(24)と、前記分車プレート(3)の中央に位置し、二本の弾性金属ばね(32)で囲まれた前記中心孔(31)とから構成されており、
    前記円筒外壁(24)の直径は、前記分車の軸(23)のほかの部分の直径より大きく、
    前記分車プレート(3)は、周辺に歯を有する円盤部(36)をさらに含み、
    前記弾性金属ばね(32)は、それぞれ円弧部(37)と直端部(38)とを含み、前記円弧部(37)に囲まれることによって前記中心孔(31)が形成され、且つ、前記直端部(38)を介して前記円盤部(36)の内縁と接続され、
    前記円弧部(37)及び一部の前記直端部(38)と、前記円盤部(36)の内縁との間は、中空であることを特徴とする請求項1に記載のクォーツ腕時計のムーブメント。
  3. 前記分車のカナ(21)及び前記分車の軸(23)は、金属製であり、
    前記分車プレート(3)は、プラスチック製であり、
    前記分車プレート(3)の上表面には、円筒形の凹溝(34)が設けられ、
    前記接続構造は、前記分車の軸(23)の根元部に位置する円筒外壁(24)と、前記凹溝(34)内に嵌め込まれた係止リング(35)とから構成されており、
    前記係止リング(35)は、金属製であり、円環部(353)と二本の弾性金属ばね(32)とから構成され、
    前記弾性金属ばね(32)は、それぞれ円弧部(37)と直端部(38)とを含み、前記円弧部(37)に囲まれることによって前記中心孔(31)と同一の軸で且つ同じサイズの円孔(351)が形成され、
    前記円弧部(37)は、前記直端部(38)を介して前記円環部(353)の内縁と接続され、
    前記円弧部(37)及び一部の前記直端部(38)と、前記円環部(353)の内縁との間は、中空であることを特徴とする請求項1に記載のクォーツ腕時計のムーブメント。
  4. 前記分車のカナ(21)及び前記分車の軸(23)は、金属製であり、
    前記分車プレート(3)は、プラスチック製であり、
    前記分車プレート(3)の上表面には、円筒形の凹溝(34)が設けられ、
    前記中心孔(31)の両側には、それぞれ位置決めピン(341)が設けられ、
    前記接続構造は、前記分車の軸(23)の根元部に位置する円筒外壁(24)と、前記凹溝(34)内に嵌め込まれた係止リング(35)とから構成されており、
    前記係止リング(35)は、金属製であり、円環部(353)と二本の弾性金属ばね(32)とから構成され、
    前記円環部(353)の向かい側には、前記位置決めピン(341)に対応する位置決め孔(352)が設けられ、
    前記弾性金属ばね(32)は、それぞれ円弧部(37)と直端部(38)とを含み、前記円弧部(37)に囲まれることによって前記中心孔(31)と同一の軸で且つ同じサイズの円孔(351)が形成され、
    前記円弧部(37)は、前記直端部(38)を介して前記円環部(353)の内縁と接続され、
    前記円弧部(37)及び一部の前記直端部(38)と、前記円環部(353)の内縁との間は、中空であることを特徴とする請求項1に記載のクォーツ腕時計のムーブメント。
  5. 前記秒針停止ロッド(83)には、前記巻芯(7)の前端が挿入又は抜き出し可能な偏心孔(831)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクォーツ腕時計のムーブメント。
  6. 前記巻芯(7)の前端面(72)には、前記前端面を少なくとも二つの部分に分割可能な少なくとも一つの線形溝(73)が設けられ、前記線形溝(73)のの両側面(74)は、互いに平行であり、
    前記巻芯(7)の前記前端部(71)は、軸スリーブ(75)と、円筒面の締め代をもって嵌合されることを特徴とする請求項1に記載のクォーツ腕時計のムーブメント。
  7. 前記線形溝(73)は、少なくとも0.3mmの深さ、及び、少なくとも0.1mmの幅を有することを特徴とする請求項6に記載のクォーツ腕時計のムーブメント。
  8. 前記分車のカナ(21)と前記分車の軸(23)とは、分離して配置され、脱着可能な同一の軸によって接続されていることを特徴とする請求項1に記載のクォーツ腕時計のムーブメント。
  9. 前記分車のカナ(21)と前記分車の軸(23)とは、締まり嵌めによって結合されていることを特徴とする請求項8に記載のクォーツ腕時計のムーブメント。
  10. 前記分車の軸(23)の頂部プラットフォーム(231)には、環状ボス(232)が設けられ、
    前記環状ボス(232)の中央には、前記分車の軸(23)の内径サイズと同じサイズで且つ前記環状ボス(232)及び前記分車の軸(23)を貫通する輪軸の円孔(233)が設けられ、
    前記分車のカナ(21)の中央には、前記分車のカナ(21)を前記環状ボス(232)に嵌め合わせる環状貫通孔(211)が設けられ、前記分車のカナ(21)と前記環状ボス(232)とが締まり嵌めによって結合していることを特徴とする請求項9に記載のクォーツ腕時計のムーブメント。
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