JP6104514B2 - 二次電池装置 - Google Patents

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Description

ここで述べる実施形態は、複数の二次電池セルを有する二次電池装置に関する。
近年、二次電池、例えば、非水系二次電池であるリチウムイオン二次電池は、高出力、高エネルギー密度を有することから、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、電動自転車の電源、あるいは、電気機器の電源として注目されている。
一般に、二次電池は、外装容器と、この外装容器内に電解液とともに収納された電極群と、外装容器に設けられた電極端子と、を備えた電池セルとして構成されている。高容量化、高出力化を図るため、複数の電池セルをケース内に並べて配置し、これらの電池セルを並列あるいは直列に接続した電池モジュールを構成し、更に、複数の電池モジュールを接続して電池パックを構成している。
複数の電池セルを電気的、機械的に結合し電池モジュールを構成する場合、耐振動性を向上させるために電池セルをケースに強固に固定し、構成セル同士の相対変位を最小化する必要がある。固定の手段としては、バンド結束、フレーム結合、接着剤による固定などが考えられる。
特開2008−66061号公報
しかし、バンド結束やフレーム結合では固定部品が別途必要となるために部品コストが増大する。接着固定に関しては、接着剤を充填する工程および接着剤を硬化する工程が余分に必要となり、電池モジュールの組立時間がかかる。二次電池装置の長期的な信頼性を維持する観点から、接着剤に依存しない固定が望ましい。
この発明は以上の点に鑑みなされたものであり、組立性および信頼性の向上を図ることが可能な二次電池装置を提供することにある。
実施態様に係る二次電池装置は、複数の二次電池セルと、それぞれ二次電池セルを収容する複数の収容部を規定した複数の壁部を有し、前記複数の二次電池セルを収容する樹脂製のケースと、を備えている。前記各収容部を規定している少なくとも1つの壁部は、樹脂によりこの壁部と一体に成形され、前記収容部に収容された各二次電池セルを押圧して位置決めする複数の押圧ばねを有し、前記複数の押圧ばねのうち、少なくとも一部は、円を含む多角形状を有し弾性変形可能な肉薄のばね部とこのばね部から突出し前記二次電池セルを押圧する押圧突起と、を一体に有し、前記ばね部は前記押圧突起よりも肉厚が小さく、かつ、当該ばね部が形成されている壁部よりも肉厚が小さい多角形ばねを含んでいる。
図1は、第1の実施形態に係る二次電池装置を示す斜視図。 図2は、前記二次電池装置のケース本体、電池セル群、および上ケースを示す分解斜視図。 図3は、前記ケース本体の内部および上ケースを示す分解斜視図。 図4は、図1の線A−Aに沿った二次電池装置の断面図。 図5は、図1の線B−Bに沿った前記二次電池装置の断面図。 図6は、前記ケースの側壁に形成された第2押圧ばね、および底壁に形成された第3押圧ばねの、前記電池セルを装着する前の状態を概略的に示す断面図。 図7は、前記ケースの側壁に形成された第2押圧ばね、および底壁に形成された第3押圧ばねと、電池セルとの係合状態を概略的に示す断面図。 図8は、図1の線C−Cに沿った前記二次電池装置の断面図。 図9は、前記ケースの仕切り壁の前面側および裏面側を示す斜視図。 図10は、前記ケースに形成された第3押圧ばねを拡大して示す断面図。 図11は、前記ケースに収容された電池セルと前記第3押圧ばねとの係合状態を概略的に示す断面図。 図12は、第2の実施形態に係る二次電池装置のケースおよび仕切り壁を部分的に示す斜視図。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る二次電池装置について詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態に係る二次電池装置の外観を示す斜視図、図2は、二次電池装置のケース本体、内部の電池セル群、および上ケースを示す分解斜視図、図3は、二次電池のケース本体および上ケースを示す分解斜視図である。
図1、図2、図3に示すように、二次電池装置10は、例えば、矩形箱状のケース12と、このケース内に並んで収容された複数、例えば、12個の電池セル(二次電池セル)14と、を備え、電池モジュール(組電池)として構成されている。ケース12は、上面が開口しているとともに底壁を有する矩形状のケース本体16と、このケース本体の上面開口を覆う上ケース18と、を有し、それぞれ絶縁性を有する合成樹脂、例えば、ボリカーボネイト(PC)、ポリフェニレンエーテル(PPE)等により形成されている。ケース本体16は、それぞれ1つの電池セル14を収容する12個の電池収容部20を有している。
図2、図3、図5に示すように、各電池セル14は、例えば、リチウムイオン電池等の非水電解質二次電池であり、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された扁平な略直方体形状の外装容器30と、外装容器30内に非水電解液と共に収納された電極体31と、を備えている。外装容器30は、上端が開口した容器本体32と、容器本体に溶接され容器本体の開口を閉塞した矩形板状の蓋体33とを有し、内部が液密に形成されている。電極体31は、例えば、正極板および負極板をその間にセパレータを介在させて渦巻き状に捲回し、更に、径方向に圧縮することにより、偏平な矩形状に形成されている。
正極端子34aおよび負極端子34bが蓋体33の長手方向両端部にそれぞれ設けられ、蓋体から突出している。正極端子34aおよび負極端子34bは、電極体31の正極および負極にそれぞれ接続されている。一方の端子、例えば、正極端子34aは、蓋体33に電気的に接続され、外装容器30と同電位となっている。負極端子34bは、蓋体33を貫通して延びている。負極端子34bと蓋体33bとの間には、合成樹脂、ガラス等の絶縁体からなるシール材、例えば、ガスケットが設けられている。
蓋体33の中央部には、例えば、矩形状の安全弁36が形成されている。安全弁36は、蓋体33bの一部を約半分程度の厚さに薄くした薄肉部により形成され、この薄肉部の上面中央部に、複数の刻印が形成されている。電池セル14の異常モード等により外装容器30内にガスが発生し、外装容器内の内圧が所定の値以上に上昇した際、安全弁36が開放し、内圧を下げて外装容器30の破裂等の不具合を防止する。
図2および図4に示すように、複数の電池セル14は、外装容器30の主面同士が所定の隙間を置いて向い合った状態で、かつ、電極端子が設けられている外装容器30の上端が同一方向を向いた状態で、一列に並んで配設されている。
次に、ケース12の構成を詳細に説明する。図1ないし図5に示すように、ケース本体16は、12個分の電池セル14に対応する大きさに形成され電池セル14の底に対向する矩形状の底壁22と、底壁22の対向する2側縁、ここでは、長辺に沿って立設され電池セル14の側面に対向する一対の第1側壁24a、24bと、底壁22の対向する他の2側縁、ここでは、短辺に沿って立設され電池セル14の主面に対向する一対の第2側壁26a、26bと、第1側壁24a、24b間に設けられ、それぞれ電池セル14の主面に対向する複数、例えば、11枚の仕切り壁28と、を有している。本実施形態において、ケース本体16は、合成樹脂により一体に成形されている。11枚の仕切り壁28は、矩形状に形成され、第2側壁26a、26bとほぼ平行対向し、かつ、底壁22の長手方向に所定の間隔をおいて並んでいる。各仕切り壁28は、その両側縁および下縁が、一対の第1側壁24a、24bの内面および底壁22の内面にそれぞれ連結されている。なお、仕切り壁28は、別体に形成したものをケース本体16の第1側壁24a、24bおよび底壁22に固定する構成としてもよい。
底壁22、第1側壁24a、24b、および第2側壁26a、26bあるいは仕切り壁28により、複数、ここでは、12個の収容部20が規定されている。各収容部20は、電池セル14の横断面形状よりも僅かに大きな横断面形状に形成され、また、電池セルを挿通可能な上部開口20aを有している。各収容部20の深さ、つまり、高さ、は、例えば、電池セル14の電極側の端部を除く約9割を収容可能な大きさに形成されている。これらの収容部20は、底壁22および第1側壁24a、24bの長手方向に並んで形成され、隣合う2つの収容部20間は、仕切り壁28により仕切られている。
底壁22、第1側壁24a、24b、および第2側壁26a、26bは、ケース12としての強度を確保するため、各仕切り壁28よりも厚く形成されている。底壁22、第1側壁24a、24b、第2側壁26a、および各仕切り壁28は、合成樹脂により各壁部と一体に成形された複数の押圧ばねを有し、これらの押圧ばねは、収容部20に収容された電池セル14を押圧して位置決めする。
詳細に述べると、図1ないし図3、図5、および図6に示すように、一対の第1側壁24a、24bは、それぞれ電池セル14の側面を押圧する複数の第1押圧ばね40aを有している。一方の第1側壁24aにおいて、1つの収容部20に対して、複数、例えば、5個の第1押圧ばね40aが収容部20の高さ方向に一列に並んで形成されている。また、第1側壁24aにおいて、複数の第1押圧ばね40aは、複数の収容部20の内、並び方向に1つ置きの収容部20と対向する位置に、それぞれ5個ずつ並んで設けられている。
他方の第1側壁24bにおいて、1つの収容部20に対して、複数、例えば、5個の第1押圧ばね40bが収容部20の高さ方向に一列に並んで形成されている。第1側壁24bにおいて、複数の第1押圧ばね40aは、複数の収容部20の内、並び方向に1つ置きの収容部20と対向する位置に、更に、第1側壁24aの第1押圧ばね40aが対向する収容部20の隣の収容部と対向する位置に、それぞれ5個ずつ並んで設けられている。すなわち、第1側壁24aの第1押圧ばね40aと、第1側壁24bの第1押圧ばね40bとは、収容部20の配列方向において千鳥状に配置されている。
なお、収容部20の配列方向に沿って、1つ置きに限らず、複数置き、例えば、収容部2つずつ置きに、あるいは、3つずつ置きに、2つの第1側壁24a、24bに交互に第1押圧ばね40aを設けてもよい。
各第1押圧ばね40a、40bは、例えば、矩形板状に成形され、収容部20の上部開口20a側から底壁22側に延出する片持ちばねとして形成されている。また、各第1押圧ばね40a、40bは、第1側壁24a、24bから収容部20内へ傾斜して延出し、その自由端に、収容部20側へ突出した押圧突起41を一体に有している。本実施形態において、複数の第1押圧ばね40a、40bは、全て同一の寸法で、同一のばね力を有するように形成されている。
図5および図7に示すように、電池セル14が上部開口20aを通して収容部20に上から押込まれると、5つの第1押圧ばね40aは電池セル14の側面に押されて外側に弾性変形し、これにより、電池セルに押圧力を印加する。すなわち、5つの第1押圧ばね40aは、電池セル14の側面を押圧し、電池セル14を反対側の第1側壁24b内面に押付け、収容部20内における電池セル14の幅方向の位置をガタ無く位置決めする。この際、各第1押圧ばね40aは、その押圧突起41が電池セル14の側面に当接し、電池セルを押圧する。そのため、第1押圧ばね40aは所望の形状に弾性変形し、所望の押圧力を電池セル14に作用させることができる。
同様に、電池セル14が上部開口20aを通して他の収容部20に上から押込まれると、5つの第1押圧ばね40bは電池セル14の側面に押されて外側に弾性変形し、これにより、電池セルに押圧力を印加する。すなわち、5つの第1押圧ばね40bは、電池セル14の側面を押圧し、電池セル14を反対側の第1側壁24a内面に押付け、収容部20内における電池セル14の幅方向の位置をガタ無く位置決めする。この際、各第1押圧ばね40bは、その押圧突起41が電池セル14の側面に当接し、電池セルを押圧する。そのため、第1押圧ばね40aは所望の形状に弾性変形し、所望の押圧力を電池セル14に作用させることができる。
なお、上記のような押圧突起41を設けた場合、第1押圧ばね40a、40bの変形ストロークが長くなり、電池セル14に当接して弾性変形した際、図7に示すように、その自由端が、第1側壁24a、24bの外面から外側に突出する可能性がある。そこで、本実施形態によれば、第1押圧ばね40aを囲むように、第1側壁24aの外面に複数のリブ44が一体に形成されている。同様に、第1押圧ばね40bを囲むように、第1側壁24bの外面に複数のリブ44が一体に形成されている。これらのリブ44は、第1押圧ばね40a、40bの突出量よりも僅かに高く形成されている。第1押圧ばね40a、40bが第1側壁24a、24bの外面側に突出した場合でも、外部の壁、物等がリブ44に当たり、第1押圧ばね40a、40bに直接、当たることが防止される。これにより、第1押圧ばね40a、40bの押圧力の変動を防止し、電池セル14を安定して押圧、位置決めすることができる。
上記のように、第1側壁24a、24bの各々において、1つ置きの収容部20と対向する部位に第1押圧ばねを形成した場合、全ての収容部20と対向する部位に押圧ばねを設ける場合に比較して、押圧ばねの形成数を少なくし、各第1側壁の強度を高めることができる。この構成においても、各収容部20に収容される電池セル14を第1押圧ばね40aあるいは40bにより、一方向に押圧することができ、この一方向の位置決めを行うことができる。
なお、図2および図3に示すように、第1側壁24aの上端部に複数の係止孔46aが形成されている。これらの係止孔46aは、第1押圧ばね40aからずれた位置、ここでは、第1側壁24aの長手方向において、第1押圧ばね40aと交互に並んで設けられている。同様に、第1側壁24bの上端部に複数の係止孔46bが形成されている。これらの係止孔46bは、第1押圧ばね40bからずれた位置、ここでは、第1側壁24bの長手方向において、第1押圧ばね40bと交互に並んで設けられている。これらの係止孔46a、46bには、後述する上ケース18の係合爪が係合される。
本実施形態では、複数の第1押圧ばね40a、40bは、電池セル14の側面と対向し、かつ、電池セル14の電極体と対向する領域に分布して配置されているが、第1押圧ばね40a、40bの形成位置は、任意に選択可能である。例えば、電池セル14の強度の高い部位と当接する複数位置に第1押圧ばね40a、40bを設けてもよい。また、複数の第1押圧ばね40a、40bは、全て同一の寸法あるいは同一のばね力に限定する必要はなく、任意の部位で、第1押圧ばねの寸法あるいは、ばね力を他の押圧ばねと異なる値とに変えてもよい。第1押圧ばねの設置数は、適宜増減可能である。
図3ないし図7に示すように、ケース本体16の底壁22は、それぞれ電池セル14の底面を押圧する複数の第2押圧ばね42を有している。1つの収容部20に対して、複数、例えば、6個の第2押圧ばね42が形成され、収容部20の幅方向に一列に並んで設けられている。
各第2押圧ばね42は、例えば、矩形板状に成形され、底壁22の中心軸線C側から第1側壁24a、24b側に延出する片持ちばねとして形成されている。また、各第2押圧ばね42は、底壁22から収容部20内へ傾斜して延出し、その自由端に、収容部20側へ突出した押圧突起43を一体に有している。
1つの収容部20に対応して設けられた6個の第2押圧ばね42は、底壁22の中心軸線C、つまり、電池セル14の幅方向中央を通る中心線、に対して左右対称に形成、配置されている。6個の第2押圧ばね42の内、3個は、中心軸線C(図3参照)と第1側壁24aとの間に設けられ、それぞれ中心軸線C側から第1側壁24a側に延出する片持ちばねを構成している。他の3個の第2押圧ばね42は、中心軸線Cと第1側壁24bとの間に設けられ、それぞれ中心軸線C側から第1側壁24b側に延出する片持ちばねを構成している。本実施形態において、複数の第2押圧ばね42は、全て同一の寸法で、同一のばね力を有するように形成されている。
図4、図5、および図7に示すように、電池セル14が上部開口20aを通して収容部20に上から押込まれ底壁22の近傍に達すると、6個の第2押圧ばね42は電池セル14の底面に押されて外側に弾性変形し、これにより、電池セルに押圧力を印加する。すなわち、6つの第2押圧ばね42は、電池セル14の底面を上方に、ここでは、収容部20の上部開口20a方向に押圧し、電池セル14を後述する上ケース18の内面に押付け、収容部20内における電池セル14の高さ方向の位置をガタ無く位置決めする。この際、各第2押圧ばね42は、その押圧突起43が電池セル14の底面に当接し、電池セルを押圧する。そのため、第2押圧ばね42は所望の形状に弾性変形し、所望の押圧力を電池セル14に作用させることができる。また、6個の第2押圧ばね42は、電池セル14の底面の幅方向中心に対して左右両側に対称に設けられているため、電池セル14の底面を左右均等に押圧し、電池セルに傾きを生じさせることなく上ケース18の内面に押付けることができる。
なお、上記のような押圧突起43を設けた場合、第2押圧ばね42の変形ストロークが長くなり、電池セル14に当接して弾性変形した際、図7に示すように、その自由端が、底壁22の外面から外側に突出する可能性がある。そこで、本実施形態によれば、第2押圧ばね42を囲むように、底壁22の外面に複数のリブ48が一体に形成されている。リブ48は、第2押圧ばね42の突出量よりも僅かに高く形成されている。本実施形態において、リブ48は、底壁22の周縁に沿って形成され、更に、隣合う2つの第2押圧ばね42の間に形成されている。そのため、ケース12の底壁22を設置面上に載置した際、第2押圧ばね42が底壁22の外面側に突出している場合でも、設置面はリブ48に当接し、第2押圧ばね42に直接、当たることが防止される。これにより、第2押圧ばね42の押圧力の変動を防止し、電池セル14を安定して押圧、位置決めすることができる。
本実施形態では、複数の第2押圧ばね42は、電池セル14の底面と対向し、一列に並んで配置されているが、第2押圧ばね42の形成位置は、任意に選択可能である。また、複数の第2押圧ばね42は、全て同一の寸法あるいは同一のばね力に限定する必要はなく、任意の部位で、第1押圧ばねの寸法あるいは、ばね力を他の押圧ばねと異なる値とに変えてもよい。第2押圧ばねの設置数は、適宜増減可能である。
図1ないし図4、図8、図9に示すように、ケース本体16の一方の第2側壁26b、および各仕切り壁28は、それぞれ電池セル14の主面を押圧する複数の第3押圧ばね50a、50bを有している。図に示すように、第2側壁26bは、矩形状に形成され、ケース12の内側、つまり、収容部20側に対向する内面(表面)および外側を向いた外面(裏面)を有している。第2側壁26bは、上端部および下端部にそれぞれ帯状に形成された肉厚部80a、80bと、これら肉厚部の間に位置する帯状の凹所80cを有している。これら肉厚部80a、80bおよび凹所80cは、ケース12の幅方向の全長に亘って、互いに平行に延びている。第2側壁26bの外面は平坦に形成され、肉厚部80a、80bは、第2側壁26bの内面側に突出している。
第3押圧ばね50aは、例えば、肉厚部80a、80bに4つずつ形成され、ケース12の幅方向に並んで位置している。各第3押圧ばね50aは、円形を含む多角形ばねとして構成されている。すなわち、第3押圧ばね50aは、肉薄に形成された多角形状の、例えば、円形のばね部(肉薄部)81aと、ばね部81aのほぼ中心からケース12内に突出した、すなわち、収容部20側に突出した円柱形状の押圧突起81bと、を有し、これらばね部および押圧突起は合成樹脂により第2側壁26bと一体に成形されている。ばね部81aは押圧突起81bおよび第2側壁26bよりも肉厚が小さく、弾性変形しやすい構造となっている。また、ばね部81aは、押圧突起81bの突出方向と反対側へ傾斜した斜面形状となっている。押圧突起81bは、第2側壁26bの内面よりも所定高さP1だけ収容部20側に突出している。更に、ばね部81aの裏面側、つまり、第2側壁26bの外面には、ばね部81aと重なる位置に円形の凹所(円形の窪み)81cが形成されている。凹所81cの深さP2は、押圧突起80bの突出高さP1と同一か、やや大きく形成されている。本実施形態において、複数の第3押圧ばね50aは、全て同一の寸法で、同一のばね力を有するように形成されている。
図2ないし図4、図8ないし図10に示すように、各仕切り壁28は、第2側壁26aとほぼ同様に形成されている。すなわち、仕切り壁28は、矩形状に形成され、ケース12の内側、つまり、収容部20側に対向する内面(表面)および第2側壁26b側を向いた外面(裏面)を有している。仕切り壁28は、上端部および下端部にそれぞれ帯状に形成された肉厚部80a、80bと、これら肉厚部の間に位置する帯状の凹所80cを有している。これら肉厚部80a、80bおよび凹所80cは、ケース12の幅方向の全長に亘って、互いに平行に延びている。仕切り壁28の外面は平坦に形成され、肉厚部80a、80bは、仕切り壁の内面側に突出している。
第3押圧ばね50bは、例えば、肉厚部80a、80bに4つずつ形成され、ケース12の幅方向に並んで位置している。各第3押圧ばね50bは、第2側壁26aの第3押圧ばね50aと同様に構成され、円形を含む多角形ばねとして構成されている。すなわち、第2押圧ばね50bは、肉薄に形成された多角形状の、例えば、円形のばね部(肉薄部)81aと、ばね部81aのほぼ中心からケース12内に突出した、すなわち、収容部20側に突出した円柱形状の押圧突起81bと、を有し、これらばね部および押圧突起は合成樹脂により仕切り壁28と一体に成形されている。ばね部81aは押圧突起81bおよび第2側壁26aよりも肉厚が小さく、弾性変形しやすい構造となっている。また、ばね部81aは、押圧突起81bの突出方向と反対側へ傾斜した斜面形状となっている。押圧突起81bは、仕切り壁28の内面よりも所定高さP1だけ収容部20側に突出している。
更に、ばね部81aの裏面側、つまり、仕切り壁28の外面には、ばね部81aと重なる位置に円形の凹所(円形の窪み)81cが形成されている。凹所81cの深さP2は、押圧突起80bの突出高さP1と同一か、やや大きく形成されている。本実施形態において、複数の第3押圧ばね50bは、全て同一の寸法で、同一のばね力を有するように形成されている。
各仕切り壁28は、複数、例えば3つの二股状の係合爪52を一体に有している。これらの係合爪52は、仕切り壁28の上端縁から上方に延出している。3つの係合爪52は、仕切り壁28の幅方向に間隔を置いて設けられ、そのうち1つは、仕切り壁の幅方向中央部に設けられている。
図4および図11に示すように、電池セル14が上部開口20aを通して収容部20、例えば、第2側壁26bと仕切り壁28との間に規定されている収容部20、に上から押込まれると、第2側壁26bの8個の第3押圧ばね50aは、それぞれ押圧突起80bが電池セル14の主面に押されて外側に移動し、ばね部80aが外側に弾性変形する。これにより、ばね部80aに反力が生じ、押圧突起80bを介して電池セル14に押圧力を印加する。すなわち、第3押圧ばね50aは、電池セル14の主面を電池セルの厚さ方向に押圧して、電池セル14を仕切り壁28の外面に押付け、収容部20内における電池セル14の厚さ方向位置をガタ無く位置決めする。
同様に、電池セル14が、隣合う2つの仕切り壁28間に規定された収容部20に、上部開口20aを通して上から押込まれると、第2側壁26b側に位置する仕切り壁28の第3押圧ばね50bは、それぞれ押圧突起80bが電池セル14の主面に押されて外側に移動し、ばね部80aが外側に弾性変形する。これにより、ばね部80aに反力が生じ、押圧突起80bを介して電池セル14に押圧力を印加する。すなわち、8個の第3押圧ばね50bは、電池セル14の主面を電池セルの厚さ方向に押圧して、電池セル14を反対側の仕切り壁28に押付け、収容部20内における電池セル14の厚さ方向の位置をガタ無く位置決めする。更に、他方の第2側壁26bと仕切り壁28との間に規定された収容部20に、上部開口20aを通して電池セル14が上から押込まれると、仕切り壁28の第3押圧ばね50bは電池セル14の主面に押されて第2側壁26a側に弾性変形し、これにより、電池セルに押圧力を印加する。すなわち、8個の第3押圧ばね50bは、電池セル14の主面を電池セルの厚さ方向に押圧して、電池セル14を第2側壁26bの内面に押付け、収容部20内における電池セル14の厚さ方向の位置をガタ無く位置決めする。
第3押圧ばね50a、50bにおいて、ばね部80aは、側壁、仕切り壁、押圧突起80bよりも肉厚が小さく、変形しやすい構造となっているほか、押圧突起80bの突出方向と反対側への斜面形状となっている。これにより、押圧突起80bが押された際の飛び移り座屈を防止することができ、安定したばね力を発生することができる。また、ばね部80aの裏面側に凹所81cが形成されているため、ばね部80aが押されて変形しても、側壁および仕切り壁の外面側では、これらの外面よりもばね部80aが突出しない構造となっている。これにより、弾性変形したばね部80aが反対側の電池セル14や外部設置面に当接することがなく、第3押圧ばね50a、50bの押圧力の変動を防止し、電池セル14を安定して押圧、位置決めすることができる。ばね部80aは、多角形状、ここでは、円形に形成され、その周縁部が全周に亘って側壁あるいは仕切り壁に連結されている。そのため、ばね部80aが弾性変形する際、応力が一箇所に集中せず、高い耐久性が得られる。同時に、第3押圧ばね50a、50bを通して水分が通過あるいは抜けることがなく、隣合う電池セル14間での水分の悪影響を防止することができる。
第2側壁26bの内面および仕切り壁28の内面には、それぞれ幅方向に延びる凹所80cが形成され、この凹所は電池セル14の主面と隙間を置いて対向する。そのため、この凹所80cを通して、外気、冷却風を通風することができ、電池セル14の冷却性の向上を図ることが可能となる。
本実施形態では、複数の第3押圧ばね50a、50bは、電池セル14の主面と対向し、かつ、電池セル内部の電極体と対向する領域に分布して配置されているが、第3押圧ばね50a、50bの形成位置は、任意に選択可能である。例えば、電池セル14の強度の高い部位と当接する複数位置に第3押圧ばね50a、50bを設けてもよい。また、複数の第3押圧ばね50a、50bは、全て同一の寸法あるいは同一のばね力に限定する必要はなく、任意の部位で、第3押圧ばねの寸法あるいは、ばね力を他の押圧ばねと異なる値とに変えてもよい。第3押圧ばねの設置数は、適宜増減可能である。
図1ないし図5、および図8に示すように、各収容部20に電池セル14が収容されたケース本体16に、上ケース18が上から被され、ケース本体16に取付けられる。これにより、全体として矩形箱状のケース12が構成される。上ケース18は、底壁22に対応する大きさの矩形板状に形成されている。上ケース18の周縁部には、複数の係合爪54が上ケースと一体に形成されている。複数の係合爪54は、上ケースの両側縁に亘り、所定の間隔を置いて設けられている。各係合爪54は、上ケース18の側縁から下方に突出し、弾性変形可能に形成されている。また、図3に示すように、上ケース18には、その長手方向に沿って、複数のスリット56が3列に並んで形成されている。
上ケース18には、後述するように、それぞれ電池セル14の電極端子を挿通するための複数の開口58が形成されている。これらの開口58は、上ケース18の長手方向に沿って、2列に並んで設けられている。上ケース18の上面中央部に、排気管60が取付けられ、上ケース18の長手方向に沿って、かつ、上ケース18のほぼ全長に亘って延びている。排気管60の一端には、排気バルブ61が設けられている。また、上ケース18には、それぞれ電池セル14の安全弁36に対向する複数の排気孔63が形成され、これらの排気孔は、排気管60に連通している。
図1ないし図5、および図8に示すように、上記のように構成された上ケース18は、ケース本体16の各収容部20に電池セル14が収容された状態で、ケース本体16に上から被され、複数の係合爪54をそれぞれケース本体16の係止孔46a、46b、46c、46dに弾性的に係合させ、更に、各仕切り壁28に突設された複数の係合爪52を上ケース18の対応するスリット56に係合させることにより、ケース本体16の上部に取付けられる。
そして、各収容部20に収容された電池セル14は、底壁22に形成された第2押圧ばね42により、上ケース18の内面に押付けられ、高さ方向に位置決めされる。このように、上ケース18は、電池セル14の位置決め基準として機能している。すなわち、本実施形態では、複数の電池セル14は、上ケース18の内面に当接することにより、上端位置、特に、電極端子34a、34bの高さ位置が決めされている。これにより、複数の電池セル14は、電極端子の高さ位置がばら付くことなく、揃った状態で配列されている。各電池セル14の正極端子34aおよび負極端子34bは、それぞれ対応する開口24内に挿通され、上方に露出している。各電池セル14の安全弁36は上ケース18の排気孔26に対向している。
図1、図2、図4、図5に示すように、複数の電池セル14は、導電性部材としての複数のバスバー62により、電気的に、例えば、直列に接続されている。複数の電池セル14は、隣合う電池セル14の正極端子と負極端子とが交互に並ぶ向きに配列されている。各バスバー62は、導電材料、例えば、アルミニウム等からなる金属板で形成されている。バスバー62は、一端部が電池セル14の正極端子34aに接合され、他端部が隣の電池セル14の負極端子34bに溶接され、これらの電極端子を電気的に接続している。このように、12個の電池セル14は、複数のバスバー62により直列に接続されている。なお、複数の電池セル14は、直列に限らず、並列に接続するようにしてもよい。
複数の電池セル14の内、配列の一方の端に位置した電池セル14の負極端子34b、および、配列の他端に位置した電池セル14の正極端子34aには、それぞれ出力端子64が接続されている。上ケース18上には、電圧制御部、電圧検出器、温度センサ等を含む制御回路基板65が設置され、各バスバー62および出力端子64に電気的に接続される。更に、上ケース18には、バスバー62、排気管60、制御回路基板65を覆う図示しない蓋が取付けられる。
以上のように構成された二次電池装置によれば、ケース本体16の各収容部20に電池セル14を装填し、上から上ケース18を取り付けるだけで、電池セル14を収容したケース12を有す電池モジュールを組み立てることができる。この際、各収容部20に収容された電池セル14を、ケースの壁部に一体的に形成された複数の押圧ばねにより3方向に押圧し、対向する壁部に押付けることにより、電池セルをガタ無く収容部20内の所定に支持および保持される。これにより、接着剤やボルト止めを用いることなく、複数の電池セルをガタ無く保持することができる。そのため、二次電池装置の組立てにおいて、接着剤を塗布する工程あるいはボルト止めする工程を省き組立時間の短縮を図ることが可能となる。同時に、接着剤に依存することなく、長期間に亘って電池セルをガタ無く支持することができ、信頼性の向上を図ることができる。これにより、小型で組立性および信頼性の向上した二次電池装置が得られる。
なお、前述した実施形態では、電池セルを囲んだ3方向の壁部にそれぞれ押圧ばねを形成し、電池セルを3方向に押圧する構成としたが、これに限らず、少なくとも1方向の壁部に押圧ばねを形成し、電池セルを一方向に押圧する構成としてもよい。この場合でも、電池セルを収容部内でガタ無く位置決め保持し、組立て性および信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、ケース本体の壁部は、1つの収容部に対して、複数の押圧ばねを一体に形成している。ばね力の強い大きな押圧ばねを合成樹脂により壁部と一体に形成した場合、押圧ばねが脆く折れやすくなる可能性があるが、本実施形態のように、複数の押圧ばねを設け、1つの押圧ばねをばね力の小さいばねとすることにより、柔軟で折れにくいばねとすることができる。同時に、複数の押圧ばねのばね力を合わせることにより、十分な押圧力にて電池セルを押圧し、ガタ無く保持することが可能となる。更に、複数の押圧ばねは、任意の位置、および、任意のばね力に容易に形成することができ、設計の自由度を大きくとることができる。
以上のことから、本実施形態によれば、組立て性および信頼性の向上した二次電池装置が得られる。
次に、第2の実施形態に係る二次電池装置について説明する。
図12は、第2の実施形態に係る二次電池装置のケース12および仕切り壁28を示している。多角形ばねのばね部は、円形に限らず、八角形、6角形、楕円等の他の多角形状としてもよい。第2の実施形態によれば、図12に示すように、第3押圧ばね50bは、多角形状、例えば、八角形に形成されたに肉薄のばね部81aと、ばね部の中心から収容部側に突出する押圧突起81bと、を有し、仕切り壁28と一体に成形されている。
第2の実施形態において、二次電池装置の他の構成は、前述した第1の実施形態と同一であり、第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。第3押圧ばね50bを上記のように構成した場合でも、前述した第1の実施形態と同様に、組立て性および信頼性の向上した二次電池装置が得られるとともに、電池セルの冷却性を向上することができる。
なお、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
多角形ばねは、第3押圧ばねのみに限らず、第1押圧ばね、第2押圧ばねに用いても良い。各壁部に設ける押圧ばねの数、配置は、前述した実施形態に限定されることなく、種々変更可能である。複数の電池セルは、一列に並べて配置する構成としたが、これに限らず、複数列に並べて配置してもよい。電池セルの数は、二次電池装置の設計出力に応じて、増減可能である。更に、前述した実施形態では、ケース本体は、樹脂により一体成形する構成としたが、底壁、側壁、仕切り壁を別々に成形した後、これらを互いに溶着してケース本体を形成してもよい。
10…二次電池装置、12…ケース、14…電池セル、16…ケース本体、
18…上ケース、20…収容部、22…底壁、24a、24b…第1側壁、
26a、26b…第2側壁、28…仕切り壁、30…外容器、34a…正極端子、
34b…負極端子、40a、40b…第1押圧ばね、42…第2押圧ばね、
43突起、44…リブ、50a、50b…第3押圧ばね、52…係合爪、
54…係合爪、60…排気管、62…バスバー、64…出力端子、70…流通路、
72…通気孔、80a…ばね部(肉薄部)、80b…押圧突起、81c…凹所

Claims (8)

  1. 複数の二次電池セルと、
    それぞれ二次電池セルを収容する複数の収容部を規定した複数の壁部を有し、前記複数の二次電池セルを収容する樹脂製のケースと、を備え、
    前記各収容部を規定している少なくとも1つの壁部は、樹脂によりこの壁部と一体に成形され、前記収容部に収容された各二次電池セルを押圧して位置決めする複数の押圧ばねを有し、前記複数の押圧ばねのうち、少なくとも一部は、円を含む多角形状を有し弾性変形可能な肉薄のばね部とこのばね部から突出し前記二次電池セルを押圧する押圧突起と、を一体に有し、前記ばね部は前記押圧突起よりも肉厚が小さく、かつ、当該ばね部が形成されている壁部よりも肉厚が小さい多角形ばねを含んでいる二次電池装置。
  2. 前記壁部は、それぞれ電池セルに対向する表面および反対の裏面を有し、
    前記多角形ばねは、前記壁部のうち、少なくとも一部に肉薄であり円を含む多角形状のばね部と、前記ばね部から表面側に対して所定長さ突出し、前記二次電池セルに当接可能な押圧突起と、前記壁部の裏面に形成され前記ばね部に対向する凹所と、を有し、
    前記凹所は、前記所定長さ以上の深さに形成されている請求項1に記載の二次電池装置。
  3. 前記壁部は、隣合う前記二次電池セル間に配置された仕切り壁を備え、前記仕切り壁は、上下に離間して設けられそれぞれ肉厚部とこれらの肉厚部間に位置し通風可能な凹所と、を有し、前記肉厚部に複数の前記多角形ばねが形成されている請求項2に記載の二次電池装置。
  4. 前記ケースの壁部は、前記二次電池セルの底、両側面および2つの主面にそれぞれ対向する複数の壁を有し、前記二次電池セルの底、一方の側面、一方の主面に対向する壁は、それぞれ前記収容部に収容された各二次電池セルを3方向から押圧して位置決めする複数の押圧ばねを一体に有している請求項1に記載の二次電池装置。
  5. 前記ケースの壁部は、前記二次電池セルの底に対向する底壁と、前記底壁の対向する2側縁に沿って立設され前記二次電池セルの側面に対向する一対の第1側壁と、前記底壁の対向する他の2側縁に沿って立設され前記二次電池セルの主面に対向する一対の第2側壁と、前記第1側壁間で、前記第2側壁とほぼ平行に対向し、隙間を置いて並んで設けられ前記二次電池セルの主面に対向する複数の仕切り壁と、を有し、前記収容部は、前記底壁、第1側壁、および第2側壁あるいは仕切り壁により規定され、前記二次電池セルを挿通可能な上部開口を有している請求項1ないし4のいずれか1項に記載の二次電池装置。
  6. 前記一方の第2側壁および各仕切り壁は、それぞれ複数の押圧ばねを一体に有し、
    前記第1側壁は、それぞれ前記二次電池セルの側面を押圧する複数の押圧ばねを一体に有し、前記押圧ばねは、前記上部開口側から前記底壁側に延出する片持ちばねを構成している請求項5に記載の二次電池装置。
  7. 前記ケースは、前記壁部に取付けられて前記二次電池セルの両極および前記収容部を覆う上ケースを備え、それぞれ隣合う前記二次電池セルの電極間を電気的に接続する複数の導電部材が前記上ケースに設けられている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の二次電池装置。
  8. 前記多角形ばねは、円形のばね部を有し、前記押圧突起は、前記ばね部の中心から前記二次電池セルに向かって突出している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の二次電池装置。
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