JP5921270B2 - 二次電池装置 - Google Patents

二次電池装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5921270B2
JP5921270B2 JP2012058482A JP2012058482A JP5921270B2 JP 5921270 B2 JP5921270 B2 JP 5921270B2 JP 2012058482 A JP2012058482 A JP 2012058482A JP 2012058482 A JP2012058482 A JP 2012058482A JP 5921270 B2 JP5921270 B2 JP 5921270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
control circuit
secondary battery
cover
outer case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012058482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013191493A (ja
Inventor
光弘 星野
光弘 星野
宮本 英則
英則 宮本
正勝 笠井
正勝 笠井
坂手 洋一
洋一 坂手
政文 海老沢
政文 海老沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012058482A priority Critical patent/JP5921270B2/ja
Publication of JP2013191493A publication Critical patent/JP2013191493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5921270B2 publication Critical patent/JP5921270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

ここで述べる実施形態は、複数の電池セルを有する二次電池装置に関する。
ハイブリッド自動車、電気自動車などの車両で使われる二次電池装置は、高出力でかつ頻繁な出力変化に対応する必要がある。このような二次電池装置は、一般に、必要な出力や容量に応じて、電池セルを複数個電気的に直列あるいは並列接続し、かつ、機械的にも一体化した組電池あるいは電池モジュールとして構成されている。モジュールとして構成するほうが、製造性向上や製造品質確保の面でも有利となる。電池モジュールにおいて、各電池セルは、正極および負極の電極端子を有し、複数の電池セルのうち、例えば隣接する2つの電池セルの電極端子は、バスバーのような導電部材で互いに接続されている。また、複数の電池セルは、ケース内に並べて収容されている。更に、ケース上に電池セルの電圧等を検出する監視基板が設置され、これを覆うように、カバーが装着されている。
特開2009−87721号公報 特開2006−139919号公報
上記のように、電池モジュールは、中核部品である電池セルとともに、ケースなどの構造部品、電池セルの端子間を接続する導電部材(バスバー)、セル電圧の検出回路を搭載した電圧検出基板などの部品を組み合わせて構成する。電池モジュールという構成にした場合でも、電池モジュールの製造性向上、製造コスト低減、信頼性向上などの要求は大きく、それらに応えられるモジュール構成が求められている。更に、電池モジュールは限られたスペースに設置するために高密度実装が要求されている。
この発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その課題は、高密度実装が可能であるとともに、信頼性の向上、製造コストの低減が可能な二次電池装置を提供することにある。
実施形態によれば、二次電池装置は、外ケースと、それぞれ電極端子を有し、前記外ケース内に並べて配置された複数の電池セルと、前記外ケース上に設けられ前記電池セルの電極端子間を電気的に接続する複数の導電部材と、前記外ケース上に前記導電部材に重ねて配置され、前記導電部材に電気的に接続された制御回路基板と、前記導電部材および制御回路基板を覆って前記外ケースに装着されたカバーと、を備え、前記制御回路基板は、前記導電部材をねじ止めするための透孔を含む複数の透孔を有し、前記外ケースは、前記透孔の少なくとも1つ挿通され前記カバーの内面に当接し、前記カバーを支持する支持突起を有している。
図1は、この発明の実施形態に係る二次電池装置の外観を示す斜視図。 図2は、カバーおよび外ケースを分解して示す前記二次電池装置の分解斜視図。 図3は、前記二次電池装置の外ケースおよび制御回路基板を示す二次電池装置の分解斜視図。 図4は、前記二次電池装置に収容される電池セル群を示す斜視図。 図5は、前記二次電池装置の上ケースおよびバスバーを示す平面図。 図6は、図1の線A−Aに沿った二次電池装置の断面図。 図7は、図1の線B−Bに沿った二次電池装置の断面図。 図8は、前記二次電池装置のバスバーを示す斜視図。 図9は、共通の制御回路基板を用いる他の二次電池装置を示す分解斜視図。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る二次電池装置について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る二次電池装置の外観を示す斜視図、図2は、カバーを分解して示す二次電池装置の分解斜視図、図3は、カバーおよび電圧検出基板(制御回路基板)を分解して示す二次電池装置の分解斜視図、図4は、二次電池装置の外ケースに収容される電池セル郡を示す斜視図である。
図1ないし図4に示すように、二次電池装置10は、例えば、矩形箱状の外ケース14と、この外ケース内に並んで収容された複数、例えば、18個の電池セル(二次電池セル)12と、各電池セルの電圧を検出し制御する制御回路基板17と、を備え、電池モジュール(組電池)として構成されている。隣り合う電池セル12の電極端子間は、導電部材としてのバスバーにより電気的に接続されている。
外ケース14は、上面が開口しているとともに底を有する矩形箱状のケース本体16と、このケース本体の上面開口を覆う上ケース18と、更に、上ケースを覆うカバー20と、を有している。ケース本体16および上ケース18は、それぞれ絶縁性を有する合成樹脂、例えば、ボリカーボネイト(PC)、ポリフェニレンエーテル(PPE)等の熱可塑性樹脂を用い、射出成形法などにより製造される。カバー20は、脱着が容易なように比較的柔軟な樹脂、例えば、ポリプロピレンにより形成されている。
図4に示すように、各電池セル12は、例えば、リチウムイオン電池等の非水電解質二次電池であり、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された扁平な略直方体形状の外装容器21と、外装容器21内に非水電解液と共に収納された電極体23と、を備えている。外装容器21は、上端が開口した容器本体21aと、容器本体に溶接され容器本体の開口を閉塞した矩形板状の蓋体21bとを有し、内部が液密に形成されている。電極体23は、例えば、正極板および負極板をその間にセパレータを介在させて渦巻き状に捲回し、更に、径方向に圧縮することにより、偏平な矩形状に形成されている。
正極端子22aおよび負極端子22bが蓋体21bの長手方向両端部にそれぞれ設けられ、蓋体から突出している。正極端子22aおよび負極端子22bは、電極体23の正極および負極にそれぞれ接続されている。一方の端子、例えば、正極端子22aは、蓋体21bに電気的に接続され、外装容器21と同電位となっている。負極端子22bは、蓋体21bを貫通して延びている。負極端子22bと蓋体21bとの間には、合成樹脂、ガラス等の絶縁体からなるシール材、例えば、ガスケットが設けられている。
蓋体21bの中央部には、例えば、矩形状の安全弁24が形成されている。電池セル12の異常モード等により外装容器21内にガスが発生し、外装容器内の内圧が所定の値以上に上昇した際、安全弁24が開放し、内圧を下げて外装容器21の破裂等の不具合を防止する。
図4に示すように、複数の電池セル12は、6個ずつ3列に並んで配設されている。各列において、6個の電池セル12は、外装容器21の主面同士が所定の隙間を置いて向い合った状態で、かつ、電極端子22a、22bが設けられている外装容器21の上端が同一方向を向いた状態で並んで配設されている。また、各列において、電池セル12は、2個ずつ、3組に分けられ、各組の2つの電池セル12は、正極端子22a同士、および負極端子22b同士が並ぶように、同一の向きに配置されている。更に、隣合う2つの組は、正極端子22aと負極端子22bとが隣合うように、互いに180度反転した逆向きに配置されている。隣合う2列の電池セル12は、一方の列の電池セル12の正極端子22aと他方の列の負極端子22bとが隣合うように、かつ、一方の列の電池セル12の負極端子22bと他方の列の電池セルの正極端子22aとが隣合うように、並んで配置されている。
次に、外ケース14の構成を詳細に説明する。図1ないし図3に示すように、ケース本体16は、18個分の電池セル12に対応する大きさに形成され電池セル12の底に対向する矩形状の底壁30と、底壁30の対向する2側縁、ここでは、長辺に沿って立設され電池セル12の主面に対向する一対の第1側壁32a、32bと、底壁30の対向する他の2側縁、ここでは、短辺に沿って立設され電池セル12の側面に対向する一対の第2側壁34a、34bと、ケース本体内で、底壁に立設された複数の図示しない仕切り壁と、を有している。底壁30、第1側壁32a、32b、および第2側壁34a、34bあるいは仕切り壁により、複数、ここでは、18個の電池収容部が規定されている。各電池収容部は、電池セル12の横断面形状よりも僅かに大きな横断面形状に形成され、また、電池セルを挿通可能な上部開口を有している。各電池収容部の深さ、つまり、高さ、は、例えば、電池セル12の電極側の端部を除く約9割を収容可能な大きさに形成されている。
18個の電池セル12は、それぞれ対応する電池収容部に装着され、図示しない押圧ばね、接着剤等の位置決め手段により、位置決めされる。
図1ないし図3に示すように、電池セル12が収容されたケース本体16に、上ケース18が上から被され、ケース本体16に取付けられる。これにより、全体として矩形箱状の外ケース14が構成される。上ケース18は、ケース本体16の底壁30とほぼ同一の大きさを有する矩形板状の天井壁36と、天井壁の周囲に形成された矩形枠状の周壁38と、を一体に有している。周壁38の下部に形成された図示しない複数の係合爪を、ケース本体16の各側壁の上部に形成された係合孔37に係合させることにより、周壁38は、側壁に連続して取り付けられている。
天井壁36は、ケース本体16の底壁30と平行に対向して位置し、複数の電池セル12の上部を覆っている。図2、図3、図5、および図6に示すように、天井壁36には、それぞれ電池セル12の電極端子を挿通するための複数の開口40および複数の排気孔42が形成されている。開口40は、天井壁36の幅方向に沿って、6列に並んで設けられている。排気孔42は、天井壁36の幅方向に沿って、3列に並んで形成され、各列は、2列の開口40間のほぼ中央に設けられている。
ケース本体16内に収容された電池セル12は、上ケース18の天井壁36内面に当接することにより、上端位置、特に、電極端子22a、22bの高さ位置が決めされている。各電池セル12の正極端子22aおよび負極端子22bは、それぞれ対応する天井壁36の開口40内に挿通され、上方に露出している。各電池セル12の安全弁24は天井壁36の排気孔42に対向している。
図2、図3、図5、および図6に示すように、天井壁36の上面に、制御回路基板17をねじ止めするための複数、例えば、3つの円柱形状のボス44が立設されている。これらのボス44は、天井壁36の長手方向に延びる中心軸線上に、互いに間隔をおいて設けられている。各ボス44には、金属の雌ねじが埋め込まれている。天井壁36の上面に、複数、例えば、8本の支持突起46が立設されている。各支持突起46は、例えば、細長い円柱形状に形成され、その基端側に、十字形状の補強リブが形成されている。8本の支持突起46は、天井壁36の長手方向に沿って4本ずつ2列に並んで設けられている。2列の支持突起46は、天井壁36の幅方向において、ほぼ中央、ここでは、ボス44の両側に配置されている。各支持突起46は、後述する制御回路基板17の対応する透孔を挿通され、カバー20の内面に当接可能な高さに形成されている。
更に、天井壁36の上面には、制御回路基板17を位置決めするための複数、例えば、2つの板状の位置決め突起48、制御回路基板17の下面に当接してこの制御回路基板を支持する複数の支持リブ53、および後述するバスバーを位置決めするための複数の線状の位置決めリブ50、板状の位置決め突起が、突設されている。
上ケース18において、周壁38には、全周に亘って複数の係合孔39が形成されている。後述するカバー20の係合爪がそれぞれ係合孔39に係合し、カバー20が上ケース18に取り付けられる。
図2、図3、図5、図6に示すように、複数の電池セル12は、導電部材としての複数のバスバーにより、電気的に、例えば、2つずつ並列に接続され、更に、並列に接続された9組の電池セルが直列に接続されている。本実施形態において、導電部材、接続部材としてのバスバーは、3種類のものを用いている。すなわち、図8に示すように、外ケース14の長手方向に隣合う2組の電池セル12の正極端子22aと負極端子22bとを接続するほぼH形状の第1バスバー52、一列に並んでいる2組の電池セル12の2つの正極端子と2つの負極端子とを接続する直線形状の第2バスバー54、および1組の電池セルの正極端子あるいは負極端子を電気的に接続するとともに出力端子を一体に有する出力バスバー56を用いている。
第1バスバー52は、それぞれ接続開口60が形成された一対の接続部62aと、それぞれ接続開口60が形成された一対の接続部62bと、これら2つの接続部を連結した連結部62cと、更に、各接続部から延出しているとともにねじ孔63が形成された接続片64と、を有し、導電材料、例えば、アルミニウム等からなる金属板を折曲げ成形して形成されている。
第2バスバー54は、それぞれ接続開口60が形成された4つの接続部68aと、これら4つの接続部を一列に連結した3つの連結部68bと、1つの接続部68aから延出しているとともにねじ孔69が形成された接続片70と、を有し、導電材料、例えば、アルミニウム等からなる金属板を折曲げ成形して形成されている。
出力バスバー56は、それぞれ接続開口60が形成された一対の接続部72と、クランク状に折曲げられた出力端子74と、一方の接続部72から延出しているとともにねじ孔75が形成された接続片76と、を有し、導電材料、例えば、アルミニウム等からなる金属板を折曲げ成形して形成されている。
図3、図5、および図6に示すように、上記のように構成された6個の第1バスバー52、2つの第2バスバー54、および2つの出力バスバー56が天井壁36の上面の所定位置に装着され、それぞれ電池セル12の電極端子に接続されている。一方の出力バスバー56は、例えば、天井壁36の右下の角部(図5)に配置され、一対の接続部72は、1組の電池セル12の正極端子22aに接続されている。接続部72の2つの接続開口60に正極端子22aがそれぞれ係合し、レーザ溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等により出力バスバー56に溶接されている。そして、この出力バスバー56の出力端子74は、正極側出力端子を形成している。
他方の出力バスバー56は、例えば、天井壁36の左上の角部(図5)に配置され、一対の接続部72は、1組の電池セル12の負極端子22bに接続されている。接続部72の2つの接続開口60に負極端子22bがそれぞれ係合し、レーザ溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等により出力バスバー56に溶接されている。そして、この出力バスバー56の出力端子74は、負極側出力端子を形成している。
一方の第2バスバー54は、正極側出力バスバー56が接続されている電池セル12の正極端子22aと同列に並んだ1組の電池セル12の負極端子22b、および1組の電池セル12の正極端子22aの4つの電極端子に接続されている。4つの接続部68aの4つの接続開口60に2つの負極端子22bおよび2つの正極端子22aがそれぞれ係合し、レーザ溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等により第2バスバー54に溶接されている。
他方の第2バスバー54は、負極側出力バスバー56が接続されている電池セル12の負極端子22bと同列に並んだ1組の電池セル12の正極端子22a、および1組の電池セル12の負極端子22bの4つの電極端子に接続されている。4つの接続部68aの4つの接続開口60に2つの負極端子22bおよび2つの正極端子22aがそれぞれ係合し、第2バスバー54に溶接されている。
6個の第1バスバー52は、3個ずつ2列に並んで配置されている。各第1バスバー52は、1組の電池セル12の2つの正極端子22aと、外ケース14の長手方向に隣合う他の1組の電池セル12の2つの負極端子22bとに接続されている。2つの接続部62aの2つの接続開口60に2つの負極端子22bあるいは2つの正極端子22aがそれぞれ係合し、レーザ溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等により第1バスバー52に溶接されている。他方の2つの接続部62bの2つの接続開口60に2つの正極端子22aあるいは2つの負極端子22bがそれぞれ係合し、第1バスバー52に溶接されている。
これにより、18個の電池セル12は、バスバーにより、2つずつ(1組ずつ)並列に接続され、更に、9組の電池セルは、正極側出力バスバー56から負極側出力バスバー56まで、直列に接続されている。
なお、図3では、ボス44、各バスバーのねじ孔にそれぞれネジがねじ込まれた状態を示しているが、これらのねじは、組立時、制御回路基板17の透孔を通して、ボスおよびバスバーのねじ孔にねじ込まれる。
図2、図3、図6、図7に示すように、制御回路基板17は、矩形状に形成され、上ケース18の天井壁36よりも僅かに小さい幅および長さを有している。制御回路基板17上に複数の電子部品80が実装されている。制御回路基板17は、その表面および裏面に形成された図示しない回路パターンを有する。また、制御回路基板17は、天井壁36の位置決め突起48が挿通される2つのスリット状の透孔82、この制御回路基板17および複数のバスバーの接続片をねじ止めするためのねじを挿通可能な複数の透孔83を有している。この制御回路基板17は、本実施形態に係る二次電池装置、および、異なる他の二次電池装置、例えば、24個の電池セルを収納した二次電池装置のいずれにも適用可能な制御回路基板として構成されている。そして、複数の透孔83は、本実施形態に係る二次電池装置に適した複数の透孔、および、他の二次電池装置に適した複数の透孔の両方を含んでいる。
制御回路基板17は、絶縁シート71を挟んで天井壁68上に載置され、大部分のバスバーを覆っている。2つの位置決め突起48を制御回路基板17のスリット状の透孔82に挿通することにより、所定の位置に位置決めされる。制御回路基板17の中心軸線上に並んで形成された3つの透孔83aを通して、それぞれ固定ねじ84aを天井壁36のボス44にねじ込むことにより、制御回路基板17を天井壁36に固定している。また、制御回路基板17の裏面(下面)は、複数の支持リブ53に当接し、これらの支持リブ53により支持される。これにより、制御回路基板17は、複数のバスバーと隙間をおいて、天井壁36とほぼ平行に配置されている。
第1バスバー52から延出した接続片64の先端部、第2バスバー54から延出する接続片70の先端部、および出力バスバー56から延出する接続片76の先端部は、それぞれ制御回路基板17の裏面に当接している。
制御回路基板17の複数の透孔83を通して複数の固定ねじ85が挿通され、それぞれ対応するバスバーの接続片に形成されたねじ孔63、69、75にねじ込まれている。これにより、接続片64、70、76は、それぞれ制御回路基板17の裏面側にねじ止めされ、対応する回路パターンに電気的に接続されている。
図2、図3、図5、図7に示すように、天井壁36に立設された複数の支持突起46は、それぞれ制御回路基板17に形成された複数の透孔83bに挿通され、制御回路基板17から上方へ突出している。前述したように、これらの透孔83bおよび支持突起46は、天井壁36の長手方向に沿って2列に並んで設けられ、かつ、天井壁の幅方向のほぼ中央よりに配置されている。透孔83bは、二次電池装置10の専用に設けられた透孔、あるいは、他種類の二次電池装置用に設けられている空きの透孔(余った透孔)、を用いている。
図1、図2、図7に示すように、外ケース14のカバー20は、上ケース18の天井壁36とほぼ等しい大きさの矩形板状に形成され、その周縁部は、直角に折曲げられ周壁20bを形成している。周壁20bには、複数の係合爪86が突設され、全周に亘り間隔を置いて位置している。そして、カバー20は、周壁20bを上ケース18の周壁38内側に嵌め込み、係合爪86を周壁38の係合孔39に係合させることにより、上ケース18に装着され、上ケース18の開口を閉じているとともに、制御回路基板17およびバスバーを覆っている。
前述したように、カバー20は、ポリプロピレン等により、比較的薄く、柔軟に形成され、上ケース18に対して容易に脱着可能となっている。カバー20は、複数の支持突起46と対応する位置に形成され、内面側、つまり、上ケース18の天井壁36側に突出した複数のボス部88を有している。カバー20を上ケース18に装着した状態において、複数の支持突起46は、カバー20の内面、ここでは、ボス部88に当接あるいは、僅かな隙間を持って対向する。これにより、複数の支持突起46は、カバー20を内面側から支持している。そのため、カバー20が柔軟に形成されている場合にでも、支持突起によりカバーを支持し、制御回路基板側へ変形あるいは歪むことを防止している。従って、例えば、カバー20が上から押された場合でも、カバー20が制御回路基板に接触することを防止でき、電子部品等の損傷を防止し、保護することができる。
図1および図2に示すように、カバー20には、正極側の出力端子および負極側の出力端子をそれぞれ露出するための開口90、92、および、外ケース内で発生したガスを排気するための排気溝94が形成されている。これらの開口90、92および排気溝94は、脱着自在なカバー部材94、95により覆われている。
なお、前述したように、制御回路基板17は、他種類の二次電池装置に共通に用いることがいるように構成されている。例えば、図9に示すように、二次電池装置11は、24個の電池セルを収容した外ケース14を有し、より大型、高出力の二次電池装置として構成されている。制御回路基板17は、バスバーの上方に重ねて上ケース18の天井壁上に装着および配置される。そして、複数の透孔を通して、バスバーの接続片を制御回路基板の裏面側にねじ止め固定する。また、天井壁に突設された支持突起46は、制御回路基板17の他の透孔83cに挿通され、制御回路基板17から上方へ突出する。このように、二次電池装置11においては、制御回路基板17は、前述した二次電池装置10の場合と異なる透孔を利用して、バスバーのねじ止めおよび支持突起の挿通をすることができる。
以上のように構成された二次電池装置によれば、上ケースに設けられた支持突起によりカバーを支持することができ、カバーが比較的柔軟な材料で形成されている場合でも、カバーの変形、歪みを防止することが可能となる。これにより、例えば、カバーが上から押された場合でも、カバーが制御回路基板上の電子部品に接触することを防止でき、電子部品等の損傷を防止し、信頼性の向上を図ることができる。合わせて、カバーの脱着が容易となり、組み立て性およびメインテナンス性を向上することが可能となる。
支持突起は、制御回路基板の透孔において、他種類の二次電池装置に用いるために設けられた余った透孔、つまり、空いている透孔に挿通して、カバー側へ突出させることができる。すなわち、支持突起により不要な透孔を塞ぐことができ、モジュールの組み立て時に、不要な透孔へ接続用ネジの誤挿入を防止することができる。そのため、制御回路基板の不要な透孔を塞ぎ同じ形状の制御回路基板を複数種類の二次電池装置(モジュール)に搭載しても、ねじ締めの際に誤組立を防止することができる。同時に、ねじ類の落下による短絡防止し、信頼性の向上を図ることが可能となる。このように、共通の制御回路基板を複数種類の二次電池装置に適用することができ、製造コストの削減を図ることができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
電池セル群を構成する電池セルの数、ケースの形状、構造等は、前述した実施形態に限定されることなく、必要に応じて適宜変更可能である。外ケースの支持突起の設置数、設置位置は、前述した実施形態に限定されることなく、種々変更可能である。支持突起は、円柱形状に限らず、他の形状としてもよい。カバーの内面側にボス部を省略し、支持突起が、直接、カバーの内面に当接する構成としてもよい。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]外ケースと、それぞれ電極端子を有し、前記ケース内に並べて配置された複数の電池セルと、前記外ケース上に設けられ前記電池セルの電極端子間を電気的に接続する複数の導電部材と、前記外ケース上に前記導電部材に重ねて配置され、前記導電部材に電気的に接続された制御回路基板と、前記導電部材および制御回路基板を覆って前記外ケースに装着されたカバーと、を備え、前記制御回路基板は、前記導電部材をねじ止めするための透孔を含む複数の透孔を有し、前記外ケースは、前記透孔の少なくとも1つ挿通され前記カバーの内面に当接し、前記カバーを支持する支持突起を有している二次電池装置。
[2]前記カバーは、その内面から前記外ケース側に突出し、前記支持突起に当接するボス部を有する[1]に記載の二次電池装置。
[3]前記カバーは、矩形板状に形成され、前記外ケースは、それぞれ前記制御回路基板の透孔を貫通して前記カバーの長手方向中央部および幅方向中央部に当接する複数の支持突起を有している[1]又は[2]に記載の二次電池装置。
[4]前記制御回路基板は、複数種類の二次電池装置に共通の制御回路基板であり、複数種類の二次電池装置に対応する複数の透孔を有し、前記支持突起は、前記制御回路基板の他の二次電池装置に対応する余った透孔に挿通されている[1]ないし[3]のいずれか1項に記載の二次電池装置。
[5]前記外ケースは、前記電子セルを収容するケース本体と、前記電池セルの電極端子と対向する天井壁を有し前記ケース本体に接合された上ケースと、を備え、前記複数の導電部材は前記天井壁上に設けられ、前記カバーは、前記上ケースに装着され前記天井壁と隙間を置いて対向している[1]ないし[4]のいずれか1項に記載の二次電池装置。
[6]前記導電部材は、前記制御回路基板側に延出する接続片を有し、前記接続片は、前記制御回路基板の透孔に挿通された固定ねじにより、前記制御回路基板にねじ止めされ、制御回路基板に電気的に接続されている[1]ないし[5]のいずれか1項に記載の二次電池装置。

10、11…二次電池装置、12…電池セル、14…外ケース、16…ケース本体、
17…制御回路基板、18…上ケース、20…カバー、22a…正極端子、
22b…負極端子、36…天井壁、38…周壁、46…支持突起、
52…第1バスバー、54…第2バスバー、56…出力バスバー、
64、70、76…接続片、80…電子部品、83、83a、83b、83c…透孔、
84a、85…固定ねじ、88…ボス部、

Claims (6)

  1. 外ケースと、
    それぞれ電極端子を有し、前記外ケース内に並べて配置された複数の電池セルと、
    前記外ケース上に設けられ前記電池セルの電極端子間を電気的に接続する複数の導電部材と、
    前記外ケース上に前記導電部材に重ねて配置され、前記導電部材に電気的に接続された制御回路基板と、
    前記導電部材および制御回路基板を覆って前記外ケースに装着されたカバーと、を備え、
    前記制御回路基板は、前記導電部材をねじ止めするための透孔を含む複数の透孔を有し、前記外ケースは、前記透孔の少なくとも1つ挿通され前記カバーの内面に当接し、前記カバーを支持する支持突起を有している二次電池装置。
  2. 前記カバーは、その内面から前記外ケース側に突出し、前記支持突起に当接するボス部を有する請求項1に記載の二次電池装置。
  3. 前記カバーは、矩形板状に形成され、前記外ケースは、それぞれ前記制御回路基板の透孔を貫通して前記カバーの長手方向中央部および幅方向中央部に当接する複数の支持突起を有している請求項1又は2に記載の二次電池装置。
  4. 前記制御回路基板は、複数種類の二次電池装置に共通の制御回路基板であり、複数種類の二次電池装置に対応する複数の透孔を有し、
    前記支持突起は、前記制御回路基板の他の二次電池装置に対応する余った透孔に挿通されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の二次電池装置。
  5. 前記外ケースは、前記電池セルを収容するケース本体と、前記電池セルの電極端子と対向する天井壁を有し前記ケース本体に接合された上ケースと、を備え、
    前記複数の導電部材は前記天井壁上に設けられ、前記カバーは、前記上ケースに装着され前記天井壁と隙間を置いて対向している請求項1ないし4のいずれか1項に記載の二次電池装置。
  6. 前記導電部材は、前記制御回路基板側に延出する接続片を有し、前記接続片は、前記制御回路基板の透孔に挿通された固定ねじにより、前記制御回路基板にねじ止めされ、制御回路基板に電気的に接続されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の二次電池装置。
JP2012058482A 2012-03-15 2012-03-15 二次電池装置 Active JP5921270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012058482A JP5921270B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 二次電池装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012058482A JP5921270B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 二次電池装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013191493A JP2013191493A (ja) 2013-09-26
JP5921270B2 true JP5921270B2 (ja) 2016-05-24

Family

ID=49391522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012058482A Active JP5921270B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 二次電池装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5921270B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6606818B2 (ja) * 2014-10-17 2019-11-20 住友電気工業株式会社 蓄電デバイスモジュール
JP2018006273A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 カルソニックカンセイ株式会社 セルホルダ及び組電池
JP2018049746A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 エリーパワー株式会社 蓄電装置
US10541403B2 (en) * 2016-10-14 2020-01-21 Tiveni Mergeco, Inc. Cylindrical battery cell configured with insulation component, and battery module containing the same
CN110140232B (zh) * 2016-12-28 2022-08-23 株式会社杰士汤浅国际 蓄电装置
JP6926583B2 (ja) * 2017-03-27 2021-08-25 株式会社豊田自動織機 電池モジュール
DE102021204703A1 (de) 2021-05-10 2022-11-10 Vitesco Technologies Germany Gmbh Batteriegehäuse, Batterie und Kraftfahrzeug

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000223160A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
KR100599801B1 (ko) * 2004-06-25 2006-07-12 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지 및 전지 모듈
JP4556594B2 (ja) * 2004-09-28 2010-10-06 新神戸電機株式会社 組電池、組電池群及び電池モジュール
JP4741284B2 (ja) * 2005-05-17 2011-08-03 本田技研工業株式会社 蓄電装置
JP2008226744A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Gs Yuasa Corporation:Kk 組電池
JP5284053B2 (ja) * 2008-11-17 2013-09-11 株式会社東芝 二次電池パック
JP4935802B2 (ja) * 2008-12-10 2012-05-23 パナソニック株式会社 電池モジュールとそれを用いた集合電池モジュール
EP2352186B1 (en) * 2009-07-17 2014-11-05 Panasonic Corporation Battery module and battery pack using the same
KR101146492B1 (ko) * 2010-07-01 2012-05-21 에스비리모티브 주식회사 배터리 팩

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013191493A (ja) 2013-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6045802B2 (ja) 二次電池装置
JP5921270B2 (ja) 二次電池装置
JP6117308B2 (ja) 二次電池装置
US9947958B2 (en) Power source module
JP6257951B2 (ja) 電池モジュール
JP5745938B2 (ja) 二次電池装置
JP6104514B2 (ja) 二次電池装置
WO2015064329A1 (ja) 配線モジュール
JP5566719B2 (ja) 二次電池装置
KR101815713B1 (ko) 전지 모듈
US9755199B2 (en) Energy storage apparatus
US10615394B2 (en) Energy storage apparatus
US11114718B2 (en) Energy storage apparatus and method of manufacturing energy storage apparatus
JP2017069004A (ja) 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法
JP2013161681A (ja) 二次電池装置
JP2011171192A (ja) 二次電池の接続構造およびこれを備えた組電池
JP6629140B2 (ja) 蓄電モジュール
US10096868B2 (en) Energy storage apparatus and method of manufacturing energy storage apparatus
US20120129042A1 (en) Battery module
WO2013180158A1 (ja) 電池配線用モジュール
JP2014179196A (ja) 二次電池の接続構造およびこれを備えた二次電池装置
JP5475633B2 (ja) 組電池装置
JP2012084297A (ja) 組電池装置
JP2017152161A (ja) 蓄電装置
US11502361B2 (en) Energy storage apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160412

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5921270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151