JP2000223160A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JP2000223160A
JP2000223160A JP11023248A JP2324899A JP2000223160A JP 2000223160 A JP2000223160 A JP 2000223160A JP 11023248 A JP11023248 A JP 11023248A JP 2324899 A JP2324899 A JP 2324899A JP 2000223160 A JP2000223160 A JP 2000223160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
battery module
power supply
electronic circuit
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11023248A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuto Horiuchi
達人 堀内
Ryoji Takasaki
良治 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11023248A priority Critical patent/JP2000223160A/ja
Publication of JP2000223160A publication Critical patent/JP2000223160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体を安価に多量生産できるようにして、メ
ンテナンスを簡単にする。コンパクトにして、保護電子
回路を冷却しやすくする。 【解決手段】 電源装置は、複数本の電池モジュール1
を収納している電池ケースKと、この電池ケースKに収
納している電池モジュール1の電池を保護するための保
護電子回路Pを備える。電池の保護電子回路Pは、電池
ケースKに装着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、ハイブ
リッド自動車や電気自動車等の自動車を駆動するモータ
ーの電源用に使用される大電流用の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車走行用のモーターを駆動する電源
に使用される電源装置は、複数の電池を直列に連結した
電池モジュールをさらに直列に接続して出力電圧を高く
している。駆動モーターの出力を大きくするためであ
る。この種の用途に使用される電源装置は、出力電力を
大きくすると共に、短時間で急速充電できる特性が大切
である。このことを実現するために、充放電電流を大き
くしている。さらに、この種の用途に使用される電源装
置は、充電電流と放電電流が極めて大きく、電池として
厳しい環境で使用されるにもかかわらず、寿命を長くす
ることも大切である。
【0003】このことを実現するために、保護電子回路
が用いられる。たとえば、複数のリチウムイオン二次電
池を内蔵している電池モジュールは、電池を保護する保
護電子回路を内蔵する。保護電子回路は、電池の過充
電、過放電、過電流を阻止して、電池を保護する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多数の電池モジュール
を内蔵する電源装置は、各々の電池モジュールに保護電
子回路を内蔵させているので、電池モジュールの製造コ
ストが高くなる。さらに、この種の電源装置は、内蔵し
ている多数の電池モジュールを同じ状態で劣化させるこ
とができず、一部の電池モジュールが短期間で劣化する
ことがある。複数の電池モジュールを直列に接続してい
る電源装置は、いずれかの電池モジュールが劣化する
と、出力電力が著しく低下する。このため、劣化した電
池モジュールを交換する必要がある。保護電子回路を内
蔵する電池モジュールを交換するとき、劣化した電池と
一緒に、故障していない保護電子回路も交換することに
なって、極めて不経済である。
【0005】さらに、電池モジュールに保護電子回路を
内蔵させると、電池モジュールの外形が大きくなって、
コンパクトな電池ケースに収納するのが難しくなる。さ
らにまた、電池モジュールに内蔵される保護電子回路
は、FETやトランジスター等の半導体素子を有効に放
熱させることが難しい。それは、電池モジュールは、取
り扱いを便利にするために、全体を外皮でカバーしてい
るからである。
【0007】本発明は、このような従来の電源装置の欠
点を解決することを目的に開発されたものである。本発
明の重要な目的は、全体を安価に多量生産できると共
に、能率よくメンテナンスできる電源装置を提供するこ
とにある。また、本発明の他の大切な目的は、電池モジ
ュールをコンパクトにできると共に、保護電子回路の放
熱を有効にできる電源装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置は、複
数本の電池モジュールを収納している電池ケースと、こ
の電池ケースに収納している電池モジュールの電池を保
護するための保護電子回路を備える。さらに、本発明の
請求項1の電源装置は、電池の保護電子回路を電池ケー
スに装着している。
【0009】本発明の請求項2の電源装置は、電池ケー
スを、複数の電池モジュールを収納して定位置に保持し
ているホルダーケースと、このホルダーケースに固定さ
れてなるエンドプレートとで構成し、保護電子回路をエ
ンドプレートに装着している。
【0010】本発明の請求項3の電源装置は、エンドプ
レートの定位置に、複数の電池モジュールの電極端子に
接続しているバスバーを装着しており、エンドプレート
のバスバーに保護電子回路を接続している。
【0011】本発明の請求項4の電源装置は、電池ケー
スを、複数の電池モジュールを収納して定位置に保持し
ているホルダーケースと、このホルダーケースに固定さ
れてなるエンドプレートとで構成し、保護電子回路をホ
ルダーケースに装着している。
【0012】本発明の請求項5の電源装置は、電池ケー
スを、複数の電池モジュールを収納して定位置に保持し
ているホルダーケースと、このホルダーケースを収納し
ている電池ボックスとで構成し、保護電子回路を電池ボ
ックスに装着している。
【0013】本発明の請求項6の電源装置は、互いに直
列に接続している複数のリチウムイオン二次電池を備え
る電池モジュールとしている。
【0014】本発明の請求項7の電源装置は、保護電子
回路で、電池モジュールの過充電、過放電、過電流の少
なくともひとつを検出し、あるいは、電池モジュールの
温度を検出して電池モジュールの電流を制御する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電源装置を例示するもの
であって、本発明は電源装置を以下のものに特定しな
い。
【0016】図1に示す電源装置は、複数本の電池モジ
ュール1を収納している電池ケースKと、この電池ケー
スKに収納している電池モジュール1の電池を保護する
ための保護電子回路Pとを備える。この図の電池ケース
Kは、ホルダーケース2と、エンドプレート3を備え
る。ホルダーケース2は、複数本の電池モジュール1を
平行に保持している。エンドプレート3は、電池モジュ
ール1を接続するバスバー4を定位置に内蔵している。
バスバー4は、ホルダーケース2に収納された電池6の
端部に設けられた電極端子5にネジ止めして固定され
る。このバスバー4を定位置に配設しているエンドプレ
ート3は、ホルダーケース2の端部に固定される。ただ
し、この図は、ホルダーケースの上面を正確に表現して
しない。ホルダーケースは、表面を凹凸形状に成形して
いる。
【0017】図1に示す電源装置の回路図を図2に示
す。この図に示す電源装置は8列×2段の電池モジュー
ル1を内蔵しており、各電池モジュール1をバスバー4
で直列に接続している。各電池モジュール1を接続する
接続点は、保護電子回路Pに接続される。電池モジュー
ルを直列に接続する接続点を保護電子回路Pに接続する
ために、バスバー4は、ヒューズ8を介して保護電子回
路Pに接続される。
【0018】電源装置は、電池モジュールの電池を保護
するための保護電子回路を備える。保護電子回路は、各
電池モジュールに内蔵される電池の過充電、過放電、過
電流を防止する。図1に示す電源装置の保護電子回路P
は、充電電流および放電電流を遮断する電流遮断素子S
Wを制御する。保護電子回路Pは、各電池モジュール1
からの電圧が入力される。さらに、保護電子回路Pは、
負荷電流を検出するために、図示しないが、バスバーと
直列に電流検出抵抗を接続している。負荷電流が大きく
なると、電流検出抵抗の電圧降下が大きくなるので、保
護電子回路Pは、電流検出抵抗の電圧を検出して負荷電
流を検出できる。
【0019】この図の電源装置は、保護電子回路Pでオ
ンオフに切り換えられる電流遮断素子SWにリレーを使
用する。この電源装置は、+−の出力側と、8組の電池
モジュール1を直列に接続している間とに、電流遮断素
子SWであるリレーを接続している。電流遮断素子SW
にリレーを使用する電源装置は、大電流を簡単な機構で
遮断できる。また、大電流を安定して流すこともでき
る。
【0020】ただし、電流遮断素子SWには、リレーに
代わって、互いに直列に接続してなるFETを使用する
こともできる。FETの電流遮断素子は、充電電流を遮
断するFETと、放電電流を遮断するFETとを直列に
接続する。さらに、電流遮断素子には、FETに代わっ
てトランジスターを使用することもできる。電流遮断素
子にトランジスターを使用する電源装置は、充電電流を
遮断するトランジスターと、放電電流を遮断するトラン
ジスターとを並列に接続する。FETやトランジスター
の電流遮断素子は、リレーのように可動部分がないの
で、耐久性に優れ、しかも、瞬時に動作する特長があ
る。
【0021】また、図2に示すように、複数の電池モジ
ュール1を複数の組(図においては2組)に区分して、
各組の電池モジュール1を直列に接続する部分に電流遮
断素子SWを接続する電源装置は、極めて高い信頼性で
電池モジュール1を保護できる特長がある。
【0022】保護電子回路Pは、電池モジュール1に内
蔵される電池の過充電、過放電、過電流の少なくともひ
とつを検出し、あるいは、電池モジュール1の温度を検
出して、電池モジュール1の電流を制御する。図2に示
す保護電子回路Pは、各電池モジュール1から入力され
る電圧から、電池モジュール1に内蔵される電池が過充
電になり、あるいは過放電になったことを検出して、電
流遮断素子SWをオンオフに制御する。保護電子回路P
は、いずれかの電池モジュール1の電池が、過充電、過
放電、過電流になると、電流遮断素子SWをオンからオ
フに切り換えて、電流を遮断する。
【0023】さらに、この図の電源装置は、各電池モジ
ュール1の温度を検出する温度センサー13を保護電子
回路Pに接続している。各電池モジュール1に設けられ
る温度センサー13は、互いに直列に接続されて、保護
電子回路Pに接続される。各電池モジュール1の温度を
検出する温度センサー13は、必ずしも直列に接続して
保護電子回路Pに接続する必要はない。各々の温度セン
サーを、単独に保護電子回路Pに接続することもでき
る。
【0024】保護電子回路Pは、電池ケースに装着され
る。図1の電源装置は、保護電子回路Pを、電池ケース
Kであるエンドプレート3に内蔵させている。電流遮断
素子SWは、電池ケースに内蔵し、あるいは、電池ケー
スの外部に連結する。ただし、FETやトランジスター
の電流遮断素子は、保護電子回路と一緒にエンドプレー
トやホルダーケースに内蔵させる。
【0025】図1の電流遮断素子SWは、電池ケースK
をホルダーケース2とエンドプレート3で構成する。ホ
ルダーケース2は、図3の分解斜視図において上下に図
示している蓋ケース2Aと、上下の蓋ケース2Aの間に
配設される中間ケース2Bとを備える。蓋ケース2Aと
中間ケース2Bは、全体をプラスチックで成形してい
る。蓋ケース2Aと中間ケース2Bは、電池モジュール
1を挟着して定位置に保持するために、ホルダーリブ1
5を一体成形している。図に示す蓋ケース2Aと中間ケ
ース2Bは、両端縁と中間に、複数列のホルダーリブ1
5を平行に設けている。ホルダーリブ15は、蓋ケース
2Aの内面と、中間ケース2Bの両面に設けられる。ホ
ルダーリブ15は、円筒状の電池モジュール1を定位置
に保持するために、電池モジュール1の外形に沿って湾
曲している半円状の保持凹部15Aを設けている。ホル
ダーリブ15の保持凹部15Aは、電池モジュール1の
表面に沿う形状に成形される。したがって、電池モジュ
ールが多角柱状である場合、保持凹部の形状は多角柱に
沿う形状に成形される。
【0026】電池モジュール1は、保持凹部15Aに嵌
着されて、定位置に挟着状態で保持される。ホルダーリ
ブ15は、保持凹部15Aに沿ってゴム状弾性体の緩衝
パッキン16を連結して、電池6の耐衝撃性を向上でき
る。図3のホルダーケース2は、2列のホルダーリブ1
5に緩衝パッキン16を連結している。緩衝パッキン1
6は、図4に示すように、ホルダーリブに沿う形状に成
形している。図3に示す緩衝パッキン16は、図4に示
す緩衝パッキン16の凹部を対向させるように配設して
いる状態を示している。緩衝パッキン16は、互いに対
向する凹部の間に電池モジュール1を介在させて、これ
に密着する状態で挟着して保持する。ホルダーリブ15
に緩衝パッキン16を連結しているホルダーケース2
は、緩衝パッキン16に振動を吸収させて、電池モジュ
ール1を振動から防止できる。
【0027】ホルダーリブ15は、電池モジュール1の
表面に凸条の状態で突出している温度センサー13とセ
ンサーリード14を案内するためのガイド溝17を、保
持凹部15Aの底部に設けている。温度センサー13と
センサーリード14を保持凹部15Aに入れて、ホルダ
ーリブ15は保持凹部15Aで電池モジュール1を挟着
して定位置に保持する。
【0028】以上の構造のホルダーケース2は、以下の
状態で組み立てて、電池モジュール1を平行に保持す
る。 下側の蓋ケース2Aを水平に置いて、ホルダーリブ
15の保持凹部15Aに電池モジュール1を入れて平行
に並べる。図の蓋ケース2Aは、ホルダーリブ15に8
列に電池モジュール1を並べる。電池モジュール1は、
両端面を同一平面とするように、ホルダーリブ15に並
べる。このとき、電池モジュール1の表面に突出してい
る温度センサー13とセンサーリード14を、ホルダー
リブ15のガイド溝17に案内する。 下側の蓋ケース2Aに中間ケース2Bを載せる。中
間ケース2Bは、下面に突出しているホルダーリブ15
の保持凹部15Aに、電池モジュール1を入れて、決め
られた位置に積層される。 中間ケース2Bの上面に突出しているホルダーリブ
15の保持凹部15Aに電池モジュール1を入れて平行
に並べる。このときも、電池モジュール1の両端が同一
平面となるように、電池モジュール1を並べる。 上側の蓋ケース2Aを、電池モジュール1の上に載
せて、蓋ケース2Aを定位置に積層する。この状態で、
蓋ケース2Aの下面に突出しているホルダーリブ15
は、保持凹部15Aに電池モジュール1が案内される。 上下の蓋ケース2Aを連結ネジ(図示せず)で連結
して、上下の蓋ケース2Aと中間ケース2Bとを連結し
て固定する。連結ネジは上下の蓋ケース2Aと中間ケー
ス2Bを貫通して、これ等を連結する。連結ネジは、上
下の蓋ケース2Aの四隅部とその中間を連結する。
【0029】以上の状態で、定位置に電池モジュール1
を保持しているホルダーケース2に、エンドプレート3
を固定する。エンドプレート3は、ホルダーケース2の
電池モジュール1を直列に接続するバスバー4を内蔵し
ている。
【0030】エンドプレート3は、ホルダーケースの両
側に固定される。ホルダーケースの一方に固定されるエ
ンドプレートに、保護電子回路を装着している。保護電
子回路は、プラスチック製のエンドプレートに内蔵し、
あるいは外側面に固定して、エンドプレートに装着され
る。ただし、保護電子回路は、プラスチックケースに収
納して、図3の鎖線で示すように、ホルダーケースに装
着することもできる。
【0031】エンドプレート3は、電池モジュールを接
続するバスバー4を定位置に保持する。エンドプレート
3は、図5と図6の分解斜視図に示すように、互いに積
層状態で連結される本体部3Aとカバー部3Bを備え
る。本体部3Aとカバー部3Bは、プラスチックで別々
に一体成形して製造される。本体部3Aは、電池モジュ
ール1と対向する側に配設され、カバー部3Bは本体部
3Aの背面に配設される。
【0032】本体部3Aは、電池モジュール1を直列に
連結するバスバー4を背面に配設している。ここに配設
されるバスバー4は、本体部3Aとカバー部3Bとの間
に挟着されて、エンドプレート3の定位置に保持され
る。保護電子回路を装着するエンドプレートは、本体部
とカバー部の間に、あるいは、カバー部の外側に保護電
子回路を固定する。
【0033】図の本体部3Aは、バスバー4を定位置に
保持するためのバスバー嵌着凹部18を背面に成形して
いる。バスバー嵌着凹部18は、金属板であるバスバー
4を定位置に嵌着できるように、長方形のバスバー4の
外形にほぼ等しく、正確にはこれよりも多少大きな長方
形である。バスバー嵌着凹部18は、ここにバスバー4
を嵌着して、バスバー4で電池モジュール1を直列に連
結する。
【0034】バスバー嵌着凹部18の開口部には、バス
バー4が出るのを阻止するストッパ爪19を一体成形し
て設けている。ストッパ爪19は、バスバー嵌着凹部1
8の開口部から内側に突出して設けられる。図に示すス
トッパ爪19は、バスバー嵌着凹部18の開口部にあっ
て、長辺のほぼ中央に内側に突出して設けられる。スト
ッパ爪19は、バスバー4をスムーズにバスバー嵌着凹
部18に入れることができて、バスバー嵌着凹部18に
入れたバスバー4が出るのを効果的に阻止できるよう
に、バスバー嵌着凹部18の開口部から内側に突出して
設けられる。
【0035】図1に示すホルダーケース2は、上下2段
で、各段に8列の電池モジュール1を収納している。こ
の電池モジュール1は、一方のエンドプレート3に横方
向に内蔵されるバスバー4で一端を直列に連結して、他
方のエンドプレート3に縦方向に内蔵されるバスバー4
で直列に連結して、全ての電池モジュール1を直列に連
結する。したがって、ホルダーケース2の一方の端部に
固定されるエンドプレートは、バスバーを横方向に内蔵
しており、ホルダーケースの他方の端部に固定されるエ
ンドプレートは、バスバーを縦方向に内蔵している。
【0036】本体部3Aは、バスバー嵌着凹部18の両
端部に、バスバー4を電池モジュール1の電極端子5に
連結する開口窓20を開口している。開口窓20は、電
池6の電極に固定している電極端子5を回転しない状態
で嵌入できる形状に開口される。図に示す電池モジュー
ル1は、方形状の電極端子5を両端に固定している。こ
の電極端子5を嵌入するために、開口窓20は電極端子
5の外形にほぼ等しく、正確には電極端子5よりも多少
大きな内形に開口されている。この構造の本体部3A
は、電池モジュール1の電極端子5を開口窓20に嵌入
して、電池モジュール1を回転しないように保持して、
バスバー4を連結できる。
【0037】さらに、図に示す本体部3Aは、リード線
を定位置に保持するリード線溝21を設けている。リー
ド線溝21は、バスバー嵌着凹部18と平行に設けられ
る。リード線溝21の開口部にも、リード線が出るのを
阻止するストッパ爪22を設けている。ストッパ爪22
は、リード線溝21の開口部の対向する位置に配設され
る。対向するストッパ爪22の間隔は、リード線の太さ
にほぼ等しい。このストッパ爪22は、リード線をリー
ド線溝21に入れやすく、リード線がリード線溝21か
ら出難くできる。
【0038】リード線は、各電池モジュール1の電圧を
検出するために、ヒューズ8を介してバスバー4を保護
電子回路Pに接続する。エンドプレートの本体部に保護
電子回路を連結して、保護電子回路を直接にバスバーに
連結する電源装置は、リード線を使用する必要がない。
ただし、保護電子回路を直接にバスバーに連結しない構
造、あるいは、保護電子回路をホルダーケースに固定す
る構造のものは、リード線を介してバスバーを保護電子
回路に接続する。
【0039】図に示すエンドプレートの本体部3Aは、
ヒューズ8を定位置に配設するために、ヒューズ凹部2
3を設けている。ヒューズ凹部23はリード線溝21に
連結して設けられる。ヒューズ凹部23とバスバー嵌着
凹部18との間の壁には、ヒューズ8をバスバー4に連
結するリード板を配設する切欠24を設けている。
【0040】さらに、図5と図6に示す本体部3Aは、
センサー連結板25を定位置に保持する連結板嵌着凹部
26を背面に設けている。連結板嵌着凹部26は、バス
バー嵌着凹部18に隣接して、バスバー嵌着凹部18よ
りも外側にあって、バスバー嵌着凹部18と平行に設け
られる。連結板嵌着凹部26に嵌入されるセンサー連結
板25は、電池モジュール1に固定される温度センサー
13を直列に連結する。電池モジュールは、図1に示す
ように、電極端子5に隣接して、温度センサーに接続し
ているセンサーリード14を突出させている。このセン
サーリード14がセンサー連結板25に連結されて、全
ての温度センサー13は直列に連結される。
【0041】センサーリード14をセンサー連結板25
に連結するために、本体部3Aは、センサーリード14
を通過させる連結孔27を貫通して設けている。連結孔
27は、連結板嵌着凹部26の端部に隣接して、連結板
嵌着凹部26よりも外側に開口されている。電池モジュ
ール1から突出するセンサーリード14は、本体部3A
の連結孔27を通過してセンサー連結板25に連結され
て、全ての温度センサー13を直列に連結する。互いに
直列に接続された温度センサー13は、保護電子回路に
接続されて、いずれかの温度センサー13が、電池温度
が異常に高くなったことを検出すると、保護電子回路が
電流遮断素子をオンからオフに切り換え、あるいは、図
示しないが、電池ケースに設けている強制送風用のファ
ンを起動して電池モジュールを強制冷却する。
【0042】本体部3Aは、カバー部3Bを定位置に保
持するために、背面に突出して周縁に沿って周壁28を
一体成形して設けている。周壁28のある本体部3A
は、カバー部3Bを正確に位置ずれしないように積層し
て固定できる。さらに、周壁28の内側に、カバー部3
Bと防水カバー29の両方を積層して定位置に連結して
固定できる。また、周壁28の内側に、防水カバー29
を連結して固定する構造は、防水カバー29の外周と周
壁28の内面とを防水構造として、エンドプレート3を
確実に防水構造にできる特長もある。
【0043】カバー部3Bは、本体部3Aの背面に積層
して固定されて、バスバー嵌着凹部18と連結板嵌着凹
部26とリード線溝21の開口部を閉塞する。この状態
で、本体部3Aとカバー部3Bは、バスバー4とセンサ
ー連結板25とリード線とを挟着する状態で、定位置に
保持する。本体部3Aにカバー部3Bを連結して固定す
る状態で、バスバー4とセンサー連結板25とリード線
とは、定位置にセットされて外部に出ることはない。カ
バー部3Bは外形を、本体部3Aに設けた周壁28の内
形にほぼ等しくしている。ここに嵌入して、カバー部3
Bを本体部3Aの定位置に積層するためである。
【0044】図5と図6に示すカバー部3Bは、本体部
3Aに設けている開口窓20と同じ位置に開口窓20を
開口している。このエンドプレート3は、本体部3Aと
カバー部3Bの両方の対向する位置に開口窓20を開口
して、エンドプレート3に内蔵されるバスバー4を電池
モジュール1の電極端子5に止ネジ30で連結できる。
【0045】さらに、カバー部3Bは、電池モジュール
1のセンサーリード14をセンサー連結板25に連結す
るための切欠部31を外周に設けている。切欠部31
は、開口窓20の外側に配設される。そして、カバー部
3Bは、外周と開口窓20の周縁に沿って、凸条を一体
成形して設けている。凸条は、カバー部3Bを補強する
と共に、開口窓20や切欠部31からエンドプレート3
の内部に水等が侵入するのを有効に防止する。
【0046】図5と図6のカバー部3Bは、リード線を
外部にエンドプレート3から引き出すための引出開口3
2を両端部に開口している。リード線溝21にセットさ
れたリード線は、引出開口32から外部に引き出され
る。
【0047】カバー部3Bを本体部3Aの周壁28に嵌
入して連結できるように、カバー部3Bは、ストッパ凸
部33を外周面に一体成形して設けている。図に示すカ
バー部3Bは、全体の形状を方形状としているカバー部
3Bの各辺に、複数個のストッパ凸部33を突出するよ
うに成形している。このストッパ凸部33を案内するス
トッパ凹部34は、本体部3Aの周壁28の内面に設け
られる。
【0048】以上の嵌着構造で、カバー部3Bと本体部
3Aとを連結しているエンドプレート3は、カバー部3
Bを本体部3Aに簡単かつ容易に、しかも迅速に脱着し
て連結できる特長がある。ただ、カバー部は、スポット
溶着、局部的な接着、ネジ止等の構造で本体部に連結す
ることもできる。
【0049】カバー部3Bの外側面に積層される防水カ
バー29はプラスチック板で、外周の形状を、本体部3
Aの周壁28の内側形状にほぼ等しく成形して、リード
線の引出切欠29Aと、電源コードの取出穴29Bとを
開口している。
【0050】以上の構造のエンドプレート3は、本体部
3Aに、バスバー4とセンサー連結板25とヒューズ8
とを決められた位置に配設して、背面にカバー部3Bを
固定する。この状態で、電池モジュール1を定位置に保
持しているホルダーケース2にエンドプレート3を固定
し、図1に示すように、カバー部3Bの開口窓20に入
れる止ネジ30で、エンドプレート3のバスバー4を電
池モジュール1の電極端子5に連結する。エンドプレー
ト3をホルダーケース2に連結した状態で、バスバー4
を電極端子5に簡単に能率よく連結できる。ただ、エン
ドプレート3は、バスバー4を電池モジュール1の電極
端子5に連結した後、ホルダーケース2に連結して固定
することもできる。
【0051】以上の実施例に示す電源装置は、蓋ケース
2Aの間に1つの中間ケース2Bを配設して、中間ケー
ス2Bの両側にそれぞれ8列の電池モジュールを収納し
ている。ただ、図の構造の電源装置は、蓋ケースの間に
配設される中間ケースの数を変更して、収納する電池モ
ジュールの数を変更することもできる。たとえば、蓋ケ
ースの間に2つの中間ケースを配設する電源装置は、8
列×3段の電池モジュールを収納できる。さらに、電源
装置は、蓋ケースの間に2つ以上の中間ケースを配設し
て、収納できる電池モジュールの数を変更することもで
きる。このように、本発明の電源装置は、単一構造の蓋
ケースと中間ケースを使用して、とくに、中間ケースの
数を変更することによって、極めて簡単に、収納する電
池モジュールの数を用途に応じて種々に変更できる特長
がある。
【0052】以上の電源装置は、保護電子回路を電池ケ
ースのホルダーケースやエンドプレートに装着してい
る。図7に示す電源装置は、保護電子回路Pを電池ケー
スである電池ボックス35に装着している。この図の電
源装置は、電池ケースKを、複数の電池モジュール収納
しているホルダーケース2と、このホルダーケース2を
収納している電池ボックス35とで構成して、外側の電
池ボックス35に保護電子回路Pを装着している。さら
に、この図の電源装置は、電池ボックス35に2組のホ
ルダーケース2を収納している。電池ボックス35に収
納される2組のホルダーケース1に内蔵している電池モ
ジュールは、ひとつの保護電子回路Pで制御している。
この構造の電源装置は、電池ボックスに複数組のホルダ
ーケースを収納して、ひとつの保護電子回路で電池モジ
ュールの電池を保護できる。電池ボックスに固定してい
る保護電子回路は、リード線とコネクター(図示せず)
を介して、ホルダーケースの電池モジュールに接続す
る。さらに、この図の電源装置は、保護電子回路を送風
機36で強制送風される冷却空気の通路に配設している
ので、送風機で保護電子回路を強制的に冷却できる特長
もある。
【0053】電池ケースに収納される電池モジュール
は、複数の二次電池を直線状に接続したもので、図1に
示す電池モジュール1は、6本の二次電池6を、直線状
に直列に連結している。ただし、電池モジュールは1本
の二次電池で構成することもできる。電池モジュールの
二次電池は、リチウムイオン二次電池である。ただ、電
池モジュールの二次電池には、ニッケル−水素電池やニ
ッケル−カドミウム電池を使用することもできる。
【0054】図1に示す電池モジュール1は、円筒型の
二次電池6を皿状接続体7で直線状に連結している。電
池モジュール1の両端には、正極端子と負極端子からな
る電極端子5を連結している。
【0055】皿状接続体7が電池6を直線状に連結する
構造を、図8と図9に示している。この構造の電池モジ
ュール1は、皿状接続体7の円盤部7Aを、円筒型電池
6の正極に溶接して接続している。皿状接続体7の円盤
部7Aは、円筒型電池6の正極に溶接するプロジェクシ
ョン7aを設けている。皿状接続体7のプロジェクショ
ン7aが正極に溶接されるとき、プロジェクション7a
の上面に溶接用電極棒が押圧される。皿状接続体7と円
筒型電池6とのショートを阻止するために、皿状接続体
7と円筒型電池6との間に、リング状に絶縁体10が挟
着される。
【0056】さらに、皿状接続体7は、フランジ部7B
の内側に円筒型電池6を挿入して、フランジ部7Bを円
筒型電池6の負極である外装缶6Aに溶接する。フラン
ジ部7Bも、円盤部7Aと同じように、内面に設けたプ
ロジェクション7aを外装缶6Aに溶接する。このと
き、フランジ部7Bには、プロジェクション7aの外側
に溶接用電極棒が押圧される。
【0057】直列に連結される電池6は、皿状接続体7
を使用することなく、図10に示すように、U曲したリ
ード板11の対向面を互いに溶接して連結することもで
きる。この図の電池モジュール1は、電池6を放電させ
る方向に、大電流をパルス通電して、U曲したリード板
11の対向面を溶着する。リード板11は、たとえば、
1KAの電流を約15ミリ秒間流す大電流パルス通電で
溶着できる。
【0058】さらに、電池6は、図11の断面図に示す
ように、電池6の+−の電極の間に金属板12を挟着す
る状態で、電池6を放電させる方向に大電流パルス通電
処理をして、金属板12を電池6の電極に溶着すること
もできる。
【0059】さらにまた、図12に示すように、電池6
の間に金属板を挟着することなく、電池6の+−の電極
を直接に溶着することもできる。この電池6は、正極端
子である封口板の上部表面に円錐状の突起を設け、この
突起を隣接する電池6の負極端子に大電流パルス通電し
て溶接している。
【0060】互いに直列に連結された電池モジュール1
は、図13と図14に示すように、電池6の正極側には
正極端子5Aを接続し、負極側には負極端子5Bを接続
する。正極端子5Aの中央凸部と、負極端子5Bは、四
角柱状に成形している。正極端子5Aの中央凸部と、負
極端子5Bとを四角柱状とするのは、エンドプレート3
に設けた開口窓20に嵌入して、複数の電池モジュール
1を位置決めして接続するためである。正極端子5Aと
負極端子5Bである電極端子5は、バスバー4を連結す
る雌ネジ孔5aを中心に設けている。
【0061】
【発明の効果】本発明の電源装置は、全体を安価に多量
生産できると共に、能率よくメンテナンスできる特長が
ある。それは、本発明の電源装置が、各々の電池モジュ
ールに保護電子回路を内蔵させるのではなくて、保護電
子回路を電池ケースに装着しているからである。この構
造の電源装置は、電池ケースに設けているひとつの保護
電子回路で、複数の電池モジュールの電池を保護でき
る。このため、電池ケースに多数の電池モジュールを内
蔵する電源装置において、全体のコストを著しく低減で
きる特長がある。
【0062】さらに、この種の電源装置は、メンテナン
スコストも著しく低減できる特長がある。それは、保護
電子回路を内蔵しない安価な電池モジュールを交換し
て、メンテナンスできるからである。電池ケースに内蔵
される電池モジュールは、全てが一緒には劣化しない。
本発明の電源装置は、一部の電池モジュールが劣化し
て、電源装置の全体を使用できなくなったとき、保護電
子回路を交換することなく、劣化した電池モジュールの
みを交換して補修できる。
【0063】さらに、本発明の電源装置は、コンパクト
にして、しかも、保護電子回路の放熱を有効な構造にで
きる特長がある。それは、本発明の電源装置が、保護電
子回路を内蔵しない複数の電池モジュールを電池ケース
に収納して組み立てできるからである。保護電子回路を
内蔵しない電池モジュールは、外形を小さくできる。小
さい電池モジュールを多数に電池ケースに収納している
本発明の電源装置は、全体の形状を小さくできる。さら
に、保護電子回路を電池モジュールに装着しないで、電
池ケースに装着するので、保護電子回路を放熱に適した
構造として、有効に冷却できる特長も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電源装置の分解斜視図
【図2】本発明の実施例の電源装置の回路図
【図3】図1に示す電源装置のホルダーケースの分解斜
視図
【図4】図3に示すホルダーケースのホルダーリブに連
結される緩衝パッキンの拡大斜視図
【図5】図1に示す電源装置のエンドプレートの分解斜
視図
【図6】図5に示すエンドプレートを組み立てる状態を
示す分解斜視図
【図7】本発明の他の実施例の電源装置の断面図
【図8】図1に示す電源装置に内蔵される電池モジュー
ルの側面図
【図9】図4に示す電池モジュールの電池の連結構造を
示す分解断面図
【図10】電池モジュールの電池の連結構造の他の一例
を示す断面図
【図11】電池モジュールの電池の連結構造の他の一例
を示す断面図
【図12】電池モジュールの電池の連結構造の他の一例
を示す断面図
【図13】図8に示す電池モジュールの正極側の電極端
子の連結構造を示す分解断面図
【図14】図8に示す電池モジュールの負極側の電極端
子の連結構造を示す分解断面図
【符号の説明】
1…電池モジュール 2…ホルダーケース 2A…蓋ケース 2
B…中間ケース 3…エンドプレート 3A…本体部 3
B…カバー部 4…バスバー 5…電極端子 5A…正極端子 5
B…負極端子 5a…雌ネジ孔 6…電池 6A…外装缶 7…皿状接続体 7A…円盤部 7
B…フランジ部 7a…プロジェクション 8…ヒューズ 10…絶縁体 11…リード板 12…金属板 13…温度センサー 14…センサーリード 15…ホルダーリブ 15A…保持凹部 16…緩衝パッキン 17…ガイド溝 18…バスバー嵌着凹部 19…ストッパ爪 20…開口窓 21…リード線溝 22…ストッパ爪 23…ヒューズ凹部 24…切欠 25…センサー連結板 26…連結板嵌着凹部 27…連結孔 28…周壁 29…防水カバー 29A…引出切欠 2
9B…取出穴 30…止ネジ 31…切欠部 32…引出開口 33…ストッパ凸部 34…ストッパ凹部 35…電池ボックス 36…送風機 K…電池ケース P…保護電子回路 SW…電流遮断素子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月25日(1999.3.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電源装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、ハイブ
リッド自動車や電気自動車等の自動車を駆動するモータ
ーの電源用に使用される大電流用の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車走行用のモーターを駆動する電源
に使用される電源装置は、複数の電池を直列に連結した
電池モジュールをさらに直列に接続して出力電圧を高く
している。駆動モーターの出力を大きくするためであ
る。この種の用途に使用される電源装置は、出力電力を
大きくすると共に、短時間で急速充電できる特性が大切
である。このことを実現するために、充放電電流を大き
くしている。さらに、この種の用途に使用される電源装
置は、充電電流と放電電流が極めて大きく、電池として
厳しい環境で使用されるにもかかわらず、寿命を長くす
ることも大切である。
【0003】このことを実現するために、保護電子回路
が用いられる。たとえば、複数のリチウムイオン二次電
池を内蔵している電池モジュールは、電池を保護する保
護電子回路を内蔵する。保護電子回路は、電池の過充
電、過放電、過電流を阻止して、電池を保護する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多数の電池モジュール
を内蔵する電源装置は、各々の電池モジュールに保護電
子回路を内蔵させているので、電池モジュールの製造コ
ストが高くなる。さらに、この種の電源装置は、内蔵し
ている多数の電池モジュールを同じ状態で劣化させるこ
とができず、一部の電池モジュールが短期間で劣化する
ことがある。複数の電池モジュールを直列に接続してい
る電源装置は、いずれかの電池モジュールが劣化する
と、出力電力が著しく低下する。このため、劣化した電
池モジュールを交換する必要がある。保護電子回路を内
蔵する電池モジュールを交換するとき、劣化した電池と
一緒に、故障していない保護電子回路も交換することに
なって、極めて不経済である。
【0005】さらに、電池モジュールに保護電子回路を
内蔵させると、電池モジュールの外形が大きくなって、
コンパクトな電池ケースに収納するのが難しくなる。さ
らにまた、電池モジュールに内蔵される保護電子回路
は、FETやトランジスター等の半導体素子を有効に放
熱させることが難しい。それは、電池モジュールは、取
り扱いを便利にするために、全体を外皮でカバーしてい
るからである。
【0006】本発明は、このような従来の電源装置の欠
点を解決することを目的に開発されたものである。本発
明の重要な目的は、全体を安価に多量生産できると共
に、能率よくメンテナンスできる電源装置を提供するこ
とにある。また、本発明の他の大切な目的は、電池モジ
ュールをコンパクトにできると共に、保護電子回路の放
熱を有効にできる電源装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置は、複
数本の電池モジュールを収納している電池ケースと、こ
の電池ケースに収納している電池モジュールの電池を保
護するための保護電子回路を備える。さらに、本発明の
請求項1の電源装置は、電池の保護電子回路を電池ケー
スに装着している。
【0008】本発明の請求項2の電源装置は、電池ケー
スを、複数の電池モジュールを収納して定位置に保持し
ているホルダーケースと、このホルダーケースに固定さ
れてなるエンドプレートとで構成し、保護電子回路をエ
ンドプレートに装着している。
【0009】本発明の請求項3の電源装置は、エンドプ
レートの定位置に、複数の電池モジュールの電極端子に
接続しているバスバーを装着しており、エンドプレート
のバスバーに保護電子回路を接続している。
【0010】本発明の請求項4の電源装置は、電池ケー
スを、複数の電池モジュールを収納して定位置に保持し
ているホルダーケースと、このホルダーケースに固定さ
れてなるエンドプレートとで構成し、保護電子回路をホ
ルダーケースに装着している。
【0011】本発明の請求項5の電源装置は、電池ケー
スを、複数の電池モジュールを収納して定位置に保持し
ているホルダーケースと、このホルダーケースを収納し
ている電池ボックスとで構成し、保護電子回路を電池ボ
ックスに装着している。
【0012】本発明の請求項6の電源装置は、互いに直
列に接続している複数のリチウムイオン二次電池を備え
る電池モジュールとしている。
【0013】本発明の請求項7の電源装置は、保護電子
回路で、電池モジュールの過充電、過放電、過電流の少
なくともひとつを検出し、あるいは、電池モジュールの
温度を検出して電池モジュールの電流を制御する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電源装置を例示するもの
であって、本発明は電源装置を以下のものに特定しな
い。
【0015】図1に示す電源装置は、複数本の電池モジ
ュール1を収納している電池ケースKと、この電池ケー
スKに収納している電池モジュール1の電池を保護する
ための保護電子回路Pとを備える。この図の電池ケース
Kは、ホルダーケース2と、エンドプレート3を備え
る。ホルダーケース2は、複数本の電池モジュール1を
平行に保持している。エンドプレート3は、電池モジュ
ール1を接続するバスバー4を定位置に内蔵している。
バスバー4は、ホルダーケース2に収納された電池モジ
ュール1の端部に設けられた電極端子5にネジ止めして
固定される。このバスバー4を定位置に配設しているエ
ンドプレート3は、ホルダーケース2の端部に固定され
る。ただし、この図は、ホルダーケースの上面を正確に
表現してしない。ホルダーケースは、表面を凹凸形状に
成形している。
【0016】図1に示す電源装置の回路図を図2に示
す。この図に示す電源装置は8列×2段の電池モジュー
ル1を内蔵しており、各電池モジュール1をバスバー4
で直列に接続している。各電池モジュール1を接続する
接続点は、保護電子回路Pに接続される。電池モジュー
ルを直列に接続する接続点を保護電子回路Pに接続する
ために、バスバー4は、ヒューズ8を介して保護電子回
路Pに接続される。
【0017】電源装置は、電池モジュールの電池を保護
するための保護電子回路を備える。保護電子回路は、各
電池モジュールに内蔵される電池の過充電、過放電、過
電流を防止する。図1に示す電源装置の保護電子回路P
は、充電電流および放電電流を遮断する電流遮断素子S
Wを制御する。保護電子回路Pは、各電池モジュール1
からの電圧が入力される。さらに、保護電子回路Pは、
負荷電流を検出するために、図示しないが、バスバーと
直列に電流検出抵抗を接続している。負荷電流が大きく
なると、電流検出抵抗の電圧降下が大きくなるので、保
護電子回路Pは、電流検出抵抗の電圧を検出して負荷電
流を検出できる。
【0018】この図の電源装置は、保護電子回路Pでオ
ンオフに切り換えられる電流遮断素子SWにリレーを使
用する。この電源装置は、+−の出力側と、8組の電池
モジュール1を直列に接続している間とに、電流遮断素
子SWであるリレーを接続している。電流遮断素子SW
にリレーを使用する電源装置は、大電流を簡単な機構で
遮断できる。また、大電流を安定して流すこともでき
る。
【0019】ただし、電流遮断素子SWには、リレーに
代わって、互いに直列に接続してなるFETを使用する
こともできる。FETの電流遮断素子は、充電電流を遮
断するFETと、放電電流を遮断するFETとを直列に
接続する。さらに、電流遮断素子には、FETに代わっ
てトランジスターを使用することもできる。電流遮断素
子にトランジスターを使用する電源装置は、充電電流を
遮断するトランジスターと、放電電流を遮断するトラン
ジスターとを並列に接続する。FETやトランジスター
の電流遮断素子は、リレーのように可動部分がないの
で、耐久性に優れ、しかも、瞬時に動作する特長があ
る。
【0020】また、図2に示すように、複数の電池モジ
ュール1を複数の組(図においては2組)に区分して、
各組の電池モジュール1を直列に接続する部分に電流遮
断素子SWを接続する電源装置は、極めて高い信頼性で
電池モジュール1を保護できる特長がある。
【0021】保護電子回路Pは、電池モジュール1に内
蔵される電池の過充電、過放電、過電流の少なくともひ
とつを検出し、あるいは、電池モジュール1の温度を検
出して、電池モジュール1の電流を制御する。図2に示
す保護電子回路Pは、各電池モジュール1から入力され
る電圧から、電池モジュール1に内蔵される電池が過充
電になり、あるいは過放電になったことを検出して、電
流遮断素子SWをオンオフに制御する。保護電子回路P
は、いずれかの電池モジュール1の電池が、過充電、過
放電、過電流になると、電流遮断素子SWをオンからオ
フに切り換えて、電流を遮断する。
【0022】さらに、この図の電源装置は、各電池モジ
ュール1の温度を検出する温度センサー13を保護電子
回路Pに接続している。各電池モジュール1に設けられ
る温度センサー13は、互いに直列に接続されて、保護
電子回路Pに接続される。各電池モジュール1の温度を
検出する温度センサー13は、必ずしも直列に接続して
保護電子回路Pに接続する必要はない。各々の温度セン
サーを、単独に保護電子回路Pに接続することもでき
る。
【0023】保護電子回路Pは、電池ケースに装着され
る。図1の電源装置は、保護電子回路Pを、電池ケース
Kであるエンドプレート3に内蔵させている。電流遮断
素子SWは、電池ケースに内蔵し、あるいは、電池ケー
スの外部に連結する。ただし、FETやトランジスター
の電流遮断素子は、保護電子回路と一緒にエンドプレー
トやホルダーケースに内蔵させる。
【0024】図1の電流遮断素子SWは、電池ケースK
をホルダーケース2とエンドプレート3で構成する。ホ
ルダーケース2は、図3の分解斜視図において上下に図
示している蓋ケース2Aと、上下の蓋ケース2Aの間に
配設される中間ケース2Bとを備える。蓋ケース2Aと
中間ケース2Bは、全体をプラスチックで成形してい
る。蓋ケース2Aと中間ケース2Bは、電池モジュール
1を挟着して定位置に保持するために、ホルダーリブ1
5を一体成形している。図に示す蓋ケース2Aと中間ケ
ース2Bは、両端縁と中間に、複数列のホルダーリブ1
5を平行に設けている。ホルダーリブ15は、蓋ケース
2Aの内面と、中間ケース2Bの両面に設けられる。ホ
ルダーリブ15は、円筒状の電池モジュール1を定位置
に保持するために、電池モジュール1の外形に沿って湾
曲している半円状の保持凹部15Aを設けている。ホル
ダーリブ15の保持凹部15Aは、電池モジュール1の
表面に沿う形状に成形される。したがって、電池モジュ
ールが多角柱状である場合、保持凹部の形状は多角柱に
沿う形状に成形される。
【0025】電池モジュール1は、保持凹部15Aに嵌
着されて、定位置に挟着状態で保持される。ホルダーリ
ブ15は、保持凹部15Aに沿ってゴム状弾性体の緩衝
パッキン16を連結して、電池モジュール1の耐衝撃性
を向上できる。図3のホルダーケース2は、2列のホル
ダーリブ15に緩衝パッキン16を連結している。緩衝
パッキン16は、図4に示すように、ホルダーリブに沿
う形状に成形している。図3に示す緩衝パッキン16
は、図4に示す緩衝パッキン16の凹部を対向させるよ
うに配設している状態を示している。緩衝パッキン16
は、互いに対向する凹部の間に電池モジュール1を介在
させて、これに密着する状態で挟着して保持する。ホル
ダーリブ15に緩衝パッキン16を連結しているホルダ
ーケース2は、緩衝パッキン16に振動を吸収させて、
電池モジュール1を振動から防止できる。
【0026】ホルダーリブ15は、電池モジュール1の
表面に凸条の状態で突出している温度センサー13とセ
ンサーリード14を案内するためのガイド溝17を、保
持凹部15Aの底部に設けている。温度センサー13と
センサーリード14を保持凹部15Aに入れて、ホルダ
ーリブ15は保持凹部15Aで電池モジュール1を挟着
して定位置に保持する。
【0027】以上の構造のホルダーケース2は、以下の
状態で組み立てて、電池モジュール1を平行に保持す
る。 下側の蓋ケース2Aを水平に置いて、ホルダーリブ
15の保持凹部15Aに電池モジュール1を入れて平行
に並べる。図の蓋ケース2Aは、ホルダーリブ15に8
列に電池モジュール1を並べる。電池モジュール1は、
両端面を同一平面とするように、ホルダーリブ15に並
べる。このとき、電池モジュール1の表面に突出してい
る温度センサー13とセンサーリード14を、ホルダー
リブ15のガイド溝17に案内する。 下側の蓋ケース2Aに中間ケース2Bを載せる。中
間ケース2Bは、下面に突出しているホルダーリブ15
の保持凹部15Aに、電池モジュール1を入れて、決め
られた位置に積層される。 中間ケース2Bの上面に突出しているホルダーリブ
15の保持凹部15Aに電池モジュール1を入れて平行
に並べる。このときも、電池モジュール1の両端が同一
平面となるように、電池モジュール1を並べる。 上側の蓋ケース2Aを、電池モジュール1の上に載
せて、蓋ケース2Aを定位置に積層する。この状態で、
蓋ケース2Aの下面に突出しているホルダーリブ15
は、保持凹部15Aに電池モジュール1が案内される。 上下の蓋ケース2Aを連結ネジ(図示せず)で連結
して、上下の蓋ケース2Aと中間ケース2Bとを連結し
て固定する。連結ネジは上下の蓋ケース2Aと中間ケー
ス2Bを貫通して、これ等を連結する。連結ネジは、上
下の蓋ケース2Aの四隅部とその中間を連結する。
【0028】以上の状態で、定位置に電池モジュール1
を保持しているホルダーケース2に、エンドプレート3
を固定する。エンドプレート3は、ホルダーケース2の
電池モジュール1を直列に接続するバスバー4を内蔵し
ている。
【0029】エンドプレート3は、ホルダーケースの両
側に固定される。ホルダーケースの一方に固定されるエ
ンドプレートに、保護電子回路を装着している。保護電
子回路は、プラスチック製のエンドプレートに内蔵し、
あるいは外側面に固定して、エンドプレートに装着され
る。ただし、保護電子回路は、プラスチックケースに収
納して、図3の鎖線で示すように、ホルダーケースに装
着することもできる。
【0030】エンドプレート3は、電池モジュールを接
続するバスバー4を定位置に保持する。エンドプレート
3は、図5と図6の分解斜視図に示すように、互いに積
層状態で連結される本体部3Aとカバー部3Bを備え
る。本体部3Aとカバー部3Bは、プラスチックで別々
に一体成形して製造される。本体部3Aは、電池モジュ
ール1と対向する側に配設され、カバー部3Bは本体部
3Aの背面に配設される。
【0031】本体部3Aは、電池モジュール1を直列に
連結するバスバー4を背面に配設している。ここに配設
されるバスバー4は、本体部3Aとカバー部3Bとの間
に挟着されて、エンドプレート3の定位置に保持され
る。保護電子回路を装着するエンドプレートは、本体部
とカバー部の間に、あるいは、カバー部の外側に保護電
子回路を固定する。
【0032】図の本体部3Aは、バスバー4を定位置に
保持するためのバスバー嵌着凹部18を背面に成形して
いる。バスバー嵌着凹部18は、金属板であるバスバー
4を定位置に嵌着できるように、長方形のバスバー4の
外形にほぼ等しく、正確にはこれよりも多少大きな長方
形である。バスバー嵌着凹部18は、ここにバスバー4
を嵌着して、バスバー4で電池モジュール1を直列に連
結する。
【0033】バスバー嵌着凹部18の開口部には、バス
バー4が出るのを阻止するストッパ爪19を一体成形し
て設けている。ストッパ爪19は、バスバー嵌着凹部1
8の開口部から内側に突出して設けられる。図に示すス
トッパ爪19は、バスバー嵌着凹部18の開口部にあっ
て、長辺のほぼ中央に内側に突出して設けられる。スト
ッパ爪19は、バスバー4をスムーズにバスバー嵌着凹
部18に入れることができて、バスバー嵌着凹部18に
入れたバスバー4が出るのを効果的に阻止できるよう
に、バスバー嵌着凹部18の開口部から内側に突出して
設けられる。
【0034】図1に示すホルダーケース2は、上下2段
で、各段に8列の電池モジュール1を収納している。こ
の電池モジュール1は、一方のエンドプレート3に横方
向に内蔵されるバスバー4で一端を直列に連結して、他
方のエンドプレート3に縦方向に内蔵されるバスバー4
で直列に連結して、全ての電池モジュール1を直列に連
結する。したがって、ホルダーケース2の一方の端部に
固定されるエンドプレートは、バスバーを横方向に内蔵
しており、ホルダーケースの他方の端部に固定されるエ
ンドプレートは、バスバーを縦方向に内蔵している。
【0035】本体部3Aは、バスバー嵌着凹部18の両
端部に、バスバー4を電池モジュール1の電極端子5に
連結する開口窓20を開口している。開口窓20は、電
池6の電極に固定している電極端子5を回転しない状態
で嵌入できる形状に開口される。図に示す電池モジュー
ル1は、方形状の電極端子5を両端に固定している。こ
の電極端子5を嵌入するために、開口窓20は電極端子
5の外形にほぼ等しく、正確には電極端子5よりも多少
大きな内形に開口されている。この構造の本体部3A
は、電池モジュール1の電極端子5を開口窓20に嵌入
して、電池モジュール1を回転しないように保持して、
バスバー4を連結できる。
【0036】さらに、図に示す本体部3Aは、リード線
を定位置に保持するリード線溝21を設けている。リー
ド線溝21は、バスバー嵌着凹部18と平行に設けられ
る。リード線溝21の開口部にも、リード線が出るのを
阻止するストッパ爪22を設けている。ストッパ爪22
は、リード線溝21の開口部の対向する位置に配設され
る。対向するストッパ爪22の間隔は、リード線の太さ
にほぼ等しい。このストッパ爪22は、リード線をリー
ド線溝21に入れやすく、リード線がリード線溝21か
ら出難くできる。
【0037】リード線は、各電池モジュール1の電圧を
検出するために、ヒューズ8を介してバスバー4を保護
電子回路Pに接続する。エンドプレートの本体部に保護
電子回路を連結して、保護電子回路を直接にバスバーに
連結する電源装置は、リード線を使用する必要がない。
ただし、保護電子回路を直接にバスバーに連結しない構
造、あるいは、保護電子回路をホルダーケースに固定す
る構造のものは、リード線を介してバスバーを保護電子
回路に接続する。
【0038】図に示すエンドプレートの本体部3Aは、
ヒューズ8を定位置に配設するために、ヒューズ凹部2
3を設けている。ヒューズ凹部23はリード線溝21に
連結して設けられる。ヒューズ凹部23とバスバー嵌着
凹部18との間の壁には、ヒューズ8をバスバー4に連
結するリード板を配設する切欠24を設けている。
【0039】さらに、図5と図6に示す本体部3Aは、
センサー連結板25を定位置に保持する連結板嵌着凹部
26を背面に設けている。連結板嵌着凹部26は、バス
バー嵌着凹部18に隣接して、バスバー嵌着凹部18よ
りも外側にあって、バスバー嵌着凹部18と平行に設け
られる。連結板嵌着凹部26に嵌入されるセンサー連結
板25は、電池モジュール1に固定される温度センサー
13を直列に連結する。電池モジュールは、図1に示す
ように、電極端子5に隣接して、温度センサーに接続し
ているセンサーリード14を突出させている。このセン
サーリード14がセンサー連結板25に連結されて、全
ての温度センサー13は直列に連結される。
【0040】センサーリード14をセンサー連結板25
に連結するために、本体部3Aは、センサーリード14
を通過させる連結孔27を貫通して設けている。連結孔
27は、連結板嵌着凹部26の端部に隣接して、連結板
嵌着凹部26よりも外側に開口されている。電池モジュ
ール1から突出するセンサーリード14は、本体部3A
の連結孔27を通過してセンサー連結板25に連結され
て、全ての温度センサー13を直列に連結する。互いに
直列に接続された温度センサー13は、保護電子回路に
接続されて、いずれかの温度センサー13が、電池温度
が異常に高くなったことを検出すると、保護電子回路が
電流遮断素子をオンからオフに切り換え、あるいは、図
示しないが、電池ケースに設けている強制送風用のファ
ンを起動して電池モジュールを強制冷却する。
【0041】本体部3Aは、カバー部3Bを定位置に保
持するために、背面に突出して周縁に沿って周壁28を
一体成形して設けている。周壁28のある本体部3A
は、カバー部3Bを正確に位置ずれしないように積層し
て固定できる。さらに、周壁28の内側に、カバー部3
Bと防水カバー29の両方を積層して定位置に連結して
固定できる。また、周壁28の内側に、防水カバー29
を連結して固定する構造は、防水カバー29の外周と周
壁28の内面とを防水構造として、エンドプレート3を
確実に防水構造にできる特長もある。
【0042】カバー部3Bは、本体部3Aの背面に積層
して固定されて、バスバー嵌着凹部18と連結板嵌着凹
部26とリード線溝21の開口部を閉塞する。この状態
で、本体部3Aとカバー部3Bは、バスバー4とセンサ
ー連結板25とリード線とを挟着する状態で、定位置に
保持する。本体部3Aにカバー部3Bを連結して固定す
る状態で、バスバー4とセンサー連結板25とリード線
とは、定位置にセットされて外部に出ることはない。カ
バー部3Bは外形を、本体部3Aに設けた周壁28の内
形にほぼ等しくしている。ここに嵌入して、カバー部3
Bを本体部3Aの定位置に積層するためである。
【0043】図5と図6に示すカバー部3Bは、本体部
3Aに設けている開口窓20と同じ位置に開口窓20を
開口している。このエンドプレート3は、本体部3Aと
カバー部3Bの両方の対向する位置に開口窓20を開口
して、エンドプレート3に内蔵されるバスバー4を電池
モジュール1の電極端子5に止ネジ30で連結できる。
【0044】さらに、カバー部3Bは、電池モジュール
1のセンサーリード14をセンサー連結板25に連結す
るための切欠部31を外周に設けている。切欠部31
は、開口窓20の外側に配設される。そして、カバー部
3Bは、外周と開口窓20の周縁に沿って、凸条を一体
成形して設けている。凸条は、カバー部3Bを補強する
と共に、開口窓20や切欠部31からエンドプレート3
の内部に水等が侵入するのを有効に防止する。
【0045】図5と図6のカバー部3Bは、リード線を
外部にエンドプレート3から引き出すための引出開口3
2を両端部に開口している。リード線溝21にセットさ
れたリード線は、引出開口32から外部に引き出され
る。
【0046】カバー部3Bを本体部3Aの周壁28に嵌
入して連結できるように、カバー部3Bは、ストッパ凸
部33を外周面に一体成形して設けている。図に示すカ
バー部3Bは、全体の形状を方形状としているカバー部
3Bの各辺に、複数個のストッパ凸部33を突出するよ
うに成形している。このストッパ凸部33を案内するス
トッパ凹部34は、本体部3Aの周壁28の内面に設け
られる。
【0047】以上の嵌着構造で、カバー部3Bと本体部
3Aとを連結しているエンドプレート3は、カバー部3
Bを本体部3Aに簡単かつ容易に、しかも迅速に脱着し
て連結できる特長がある。ただ、カバー部は、スポット
溶着、局部的な接着、ネジ止等の構造で本体部に連結す
ることもできる。
【0048】カバー部3Bの外側面に積層される防水カ
バー29はプラスチック板で、外周の形状を、本体部3
Aの周壁28の内側形状にほぼ等しく成形して、リード
線の引出切欠29Aと、電源コードの取出穴29Bとを
開口している。
【0049】以上の構造のエンドプレート3は、本体部
3Aに、バスバー4とセンサー連結板25とヒューズ8
とを決められた位置に配設して、背面にカバー部3Bを
固定する。この状態で、電池モジュール1を定位置に保
持しているホルダーケース2にエンドプレート3を固定
し、図1に示すように、カバー部3Bの開口窓20に入
れる止ネジ30で、エンドプレート3のバスバー4を電
池モジュール1の電極端子5に連結する。エンドプレー
ト3をホルダーケース2に連結した状態で、バスバー4
を電極端子5に簡単に能率よく連結できる。ただ、エン
ドプレート3は、バスバー4を電池モジュール1の電極
端子5に連結した後、ホルダーケース2に連結して固定
することもできる。
【0050】以上の実施例に示す電源装置は、蓋ケース
2Aの間に1つの中間ケース2Bを配設して、中間ケー
ス2Bの両側にそれぞれ8列の電池モジュールを収納し
ている。ただ、図の構造の電源装置は、蓋ケースの間に
配設される中間ケースの数を変更して、収納する電池モ
ジュールの数を変更することもできる。たとえば、蓋ケ
ースの間に2つの中間ケースを配設する電源装置は、8
列×3段の電池モジュールを収納できる。さらに、電源
装置は、蓋ケースの間に2つ以上の中間ケースを配設し
て、収納できる電池モジュールの数を変更することもで
きる。このように、本発明の電源装置は、単一構造の蓋
ケースと中間ケースを使用して、とくに、中間ケースの
数を変更することによって、極めて簡単に、収納する電
池モジュールの数を用途に応じて種々に変更できる特長
がある。
【0051】以上の電源装置は、保護電子回路を電池ケ
ースのホルダーケースやエンドプレートに装着してい
る。図7に示す電源装置は、保護電子回路Pを電池ケー
スである電池ボックス35に装着している。この図の電
源装置は、電池ケースKを、複数の電池モジュール収納
しているホルダーケース2と、このホルダーケース2を
収納している電池ボックス35とで構成して、外側の電
池ボックス35に保護電子回路Pを装着している。さら
に、この図の電源装置は、電池ボックス35に2組のホ
ルダーケース2を収納している。電池ボックス35に収
納される2組のホルダーケースに内蔵している電池モ
ジュールは、ひとつの保護電子回路Pで制御している。
この構造の電源装置は、電池ボックスに複数組のホルダ
ーケースを収納して、ひとつの保護電子回路で電池モジ
ュールの電池を保護できる。電池ボックスに固定してい
る保護電子回路は、リード線とコネクター(図示せず)
を介して、ホルダーケースの電池モジュールに接続す
る。さらに、この図の電源装置は、保護電子回路を送風
機36で強制送風される冷却空気の通路に配設している
ので、送風機で保護電子回路を強制的に冷却できる特長
もある。
【0052】電池ケースに収納される電池モジュール
は、複数の二次電池を直線状に接続したもので、図1に
示す電池モジュール1は、6本の二次電池6を、直線状
に直列に連結している。ただし、電池モジュールは1本
の二次電池で構成することもできる。電池モジュールの
二次電池は、リチウムイオン二次電池である。ただ、電
池モジュールの二次電池には、ニッケル−水素電池やニ
ッケル−カドミウム電池を使用することもできる。
【0053】図1に示す電池モジュール1は、円筒型の
二次電池6を皿状接続体7で直線状に連結している。電
池モジュール1の両端には、正極端子と負極端子からな
る電極端子5を連結している。
【0054】皿状接続体7が電池6を直線状に連結する
構造を、図8と図9に示している。この構造の電池モジ
ュール1は、皿状接続体7の円盤部7Aを、円筒型電池
6の正極に溶接して接続している。皿状接続体7の円盤
部7Aは、円筒型電池6の正極に溶接するプロジェクシ
ョン7aを設けている。皿状接続体7のプロジェクショ
ン7aが正極に溶接されるとき、プロジェクション7a
の上面に溶接用電極棒が押圧される。皿状接続体7と円
筒型電池6とのショートを阻止するために、皿状接続体
7と円筒型電池6との間に、リング状に絶縁体10が挟
着される。
【0055】さらに、皿状接続体7は、フランジ部7B
の内側に円筒型電池6を挿入して、フランジ部7Bを円
筒型電池6の負極である外装缶6Aに溶接する。フラン
ジ部7Bも、円盤部7Aと同じように、内面に設けたプ
ロジェクション7aを外装缶6Aに溶接する。このと
き、フランジ部7Bには、プロジェクション7aの外側
に溶接用電極棒が押圧される。
【0056】直列に連結される電池6は、皿状接続体7
を使用することなく、図10に示すように、U曲したリ
ード板11の対向面を互いに溶接して連結することもで
きる。この図の電池モジュール1は、電池6を放電させ
る方向に、大電流をパルス通電して、U曲したリード板
11の対向面を溶着する。リード板11は、たとえば、
1KAの電流を約15ミリ秒間流す大電流パルス通電で
溶着できる。
【0057】さらに、電池6は、図11の断面図に示す
ように、電池6の+−の電極の間に金属板12を挟着す
る状態で、電池6を放電させる方向に大電流パルス通電
処理をして、金属板12を電池6の電極に溶着すること
もできる。
【0058】さらにまた、図12に示すように、電池6
の間に金属板を挟着することなく、電池6の+−の電極
を直接に溶着することもできる。この電池6は、正極端
子である封口板の上部表面に円錐状の突起を設け、この
突起を隣接する電池6の負極端子に大電流パルス通電し
て溶接している。
【0059】互いに直列に連結された電池モジュール1
は、図13と図14に示すように、電池6の正極側には
正極端子5Aを接続し、負極側には負極端子5Bを接続
する。正極端子5Aの中央凸部と、負極端子5Bは、四
角柱状に成形している。正極端子5Aの中央凸部と、負
極端子5Bとを四角柱状とするのは、エンドプレート3
に設けた開口窓20に嵌入して、複数の電池モジュール
1を位置決めして接続するためである。正極端子5Aと
負極端子5Bである電極端子5は、バスバー4を連結す
る雌ネジ孔5aを中心に設けている。
【0060】
【発明の効果】本発明の電源装置は、全体を安価に多量
生産できると共に、能率よくメンテナンスできる特長が
ある。それは、本発明の電源装置が、各々の電池モジュ
ールに保護電子回路を内蔵させるのではなくて、保護電
子回路を電池ケースに装着しているからである。この構
造の電源装置は、電池ケースに設けているひとつの保護
電子回路で、複数の電池モジュールの電池を保護でき
る。このため、電池ケースに多数の電池モジュールを内
蔵する電源装置において、全体のコストを著しく低減で
きる特長がある。
【0061】さらに、この種の電源装置は、メンテナン
スコストも著しく低減できる特長がある。それは、保護
電子回路を内蔵しない安価な電池モジュールを交換し
て、メンテナンスできるからである。電池ケースに内蔵
される電池モジュールは、全てが一緒には劣化しない。
本発明の電源装置は、一部の電池モジュールが劣化し
て、電源装置の全体を使用できなくなったとき、保護電
子回路を交換することなく、劣化した電池モジュールの
みを交換して補修できる。
【0062】さらに、本発明の電源装置は、コンパクト
にして、しかも、保護電子回路の放熱を有効な構造にで
きる特長がある。それは、本発明の電源装置が、保護電
子回路を内蔵しない複数の電池モジュールを電池ケース
に収納して組み立てできるからである。保護電子回路を
内蔵しない電池モジュールは、外形を小さくできる。小
さい電池モジュールを多数に電池ケースに収納している
本発明の電源装置は、全体の形状を小さくできる。さら
に、保護電子回路を電池モジュールに装着しないで、電
池ケースに装着するので、保護電子回路を放熱に適した
構造として、有効に冷却できる特長も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電源装置の分解斜視図
【図2】本発明の実施例の電源装置の回路図
【図3】図1に示す電源装置のホルダーケースの分解斜
視図
【図4】図3に示すホルダーケースのホルダーリブに連
結される緩衝パッキンの拡大斜視図
【図5】図1に示す電源装置のエンドプレートの分解斜
視図
【図6】図5に示すエンドプレートを組み立てる状態を
示す分解斜視図
【図7】本発明の他の実施例の電源装置の断面図
【図8】図1に示す電源装置に内蔵される電池モジュー
ルの側面図
【図9】図4に示す電池モジュールの電池の連結構造を
示す分解断面図
【図10】電池モジュールの電池の連結構造の他の一例
を示す断面図
【図11】電池モジュールの電池の連結構造の他の一例
を示す断面図
【図12】電池モジュールの電池の連結構造の他の一例
を示す断面図
【図13】図8に示す電池モジュールの正極側の電極端
子の連結構造を示す分解断面図
【図14】図8に示す電池モジュールの負極側の電極端
子の連結構造を示す分解断面図
【符号の説明】 1…電池モジュール 2…ホルダーケース 2A…蓋ケース 2
B…中間ケース 3…エンドプレート 3A…本体部 3
B…カバー部 4…バスバー 5…電極端子 5A…正極端子 5
B…負極端子 5a…雌ネジ孔 6…電池 6A…外装缶 7…皿状接続体 7A…円盤部 7
B…フランジ部 7a…プロジェクション 8…ヒューズ 10…絶縁体 11…リード板 12…金属板 13…温度センサー 14…センサーリード 15…ホルダーリブ 15A…保持凹部 16…緩衝パッキン 17…ガイド溝 18…バスバー嵌着凹部 19…ストッパ爪 20…開口窓 21…リード線溝 22…ストッパ爪 23…ヒューズ凹部 24…切欠 25…センサー連結板 26…連結板嵌着凹部 27…連結孔 28…周壁 29…防水カバー 29A…引出切欠 2
9B…取出穴 30…止ネジ 31…切欠部 32…引出開口 33…ストッパ凸部 34…ストッパ凹部 35…電池ボックス 36…送風機 K…電池ケース P…保護電子回路 SW…電流遮断素子
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の電池モジュールを収納している
    電池ケースと、この電池ケースに収納している電池モジ
    ュールの電池を保護するための保護電子回路を備える電
    源装置において、 電池の保護電子回路が電池ケースに装着されてなること
    を特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 電池ケースが、複数の電池モジュールを
    収納して定位置に保持しているホルダーケースと、この
    ホルダーケースに固定されてなるエンドプレートとを備
    え、保護電子回路がエンドプレートに装着されてなる請
    求項1に記載される電源装置。
  3. 【請求項3】 エンドプレートの定位置に、複数の電池
    モジュールの電極端子に接続しているバスバーを装着し
    ており、エンドプレートのバスバーに保護電子回路を接
    続している請求項2に記載される電源装置。
  4. 【請求項4】 電池ケースが、複数の電池モジュールを
    収納して定位置に保持しているホルダーケースと、この
    ホルダーケースに固定されてなるエンドプレートとを備
    え、保護電子回路がホルダーケースに装着されてなる請
    求項1に記載される電源装置。
  5. 【請求項5】 電池ケースが、複数の電池モジュールを
    収納して定位置に保持しているホルダーケースと、この
    ホルダーケースを収納している電池ボックスとを備え、
    保護電子回路が電池ボックスに装着されてなることを特
    徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】 電池モジュールが、互いに直列に接続し
    てなる複数のリチウムイオン二次電池を備える請求項1
    に記載される電源装置。
  7. 【請求項7】 保護電子回路が、電池モジュールの過充
    電、過放電、過電流の少なくともひとつを検出し、ある
    いは、電池モジュールの温度を検出して電池モジュール
    の電流を制御する請求項1に記載される電源装置。
JP11023248A 1999-01-29 1999-01-29 電源装置 Pending JP2000223160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023248A JP2000223160A (ja) 1999-01-29 1999-01-29 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023248A JP2000223160A (ja) 1999-01-29 1999-01-29 電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000223160A true JP2000223160A (ja) 2000-08-11

Family

ID=12105307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11023248A Pending JP2000223160A (ja) 1999-01-29 1999-01-29 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000223160A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002373710A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 電池モジュール
JP2005209366A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池パック
WO2007094565A1 (en) * 2006-02-13 2007-08-23 Lg Chem, Ltd. Spacer for production of battery pack
JP2008140753A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Hyundai Motor Co Ltd バッテリーモジュールの支持装置
JP2010009990A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置
WO2010008026A3 (ja) * 2008-07-16 2010-03-11 Necトーキン株式会社 電池パック
JP2010238609A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi Vehicle Energy Ltd 蓄電モジュールおよび蓄電装置
WO2010123023A1 (ja) * 2009-04-24 2010-10-28 日産自動車株式会社 組電池
JP2011034883A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Toshiba Corp 二次電池パック
WO2011045841A1 (ja) * 2009-10-15 2011-04-21 Necエナジーデバイス株式会社 電池モジュール
WO2011093105A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 三洋電機株式会社 バッテリモジュール、それを備えたバッテリシステム、電動車両、移動体、電力貯蔵装置、電源装置および電気機器
WO2011105095A1 (ja) * 2010-02-24 2011-09-01 三洋電機株式会社 バッテリモジュール、バッテリシステム、電動車両、移動体、電力貯蔵装置、電源装置および電気機器
JP2011216401A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Hitachi Vehicle Energy Ltd 蓄電モジュールおよび蓄電装置
WO2012014398A1 (ja) * 2010-07-30 2012-02-02 パナソニック株式会社 電池モジュール及びそれを用いた電池パック
WO2012026093A1 (ja) * 2010-08-25 2012-03-01 三洋電機株式会社 バッテリモジュール、バッテリシステム、電動車両、移動体、電力貯蔵装置および電源装置
EP2426755A2 (en) 2010-09-03 2012-03-07 Hitachi Vehicle Energy, Ltd. In-vehicle electric storage device
WO2012157094A1 (ja) 2011-05-18 2012-11-22 日立ビークルエナジー株式会社 蓄電装置
CN103325983A (zh) * 2012-03-22 2013-09-25 株式会社东芝 电池以及电池的制造方法
JP2013191493A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Toshiba Corp 二次電池装置
US9368771B2 (en) 2010-04-01 2016-06-14 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electric storage module and electric storage device
US9550425B2 (en) 2012-06-13 2017-01-24 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electric storage device for vehicle deployment
WO2017122438A1 (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 ソニー株式会社 電池パック
CN107275555A (zh) * 2016-04-01 2017-10-20 三星Sdi株式会社 电芯连接单元以及包括该电芯连接单元的电池模块
EP3228950B1 (en) 2016-04-07 2019-06-12 LG Electronics Inc. Heater assembly
JP2021529419A (ja) * 2018-06-25 2021-10-28 アルマ マター ストゥディオラム−ウニベルシタ ディ ボローニャ 電力モジュールおよびそれを組み立てるための方法
KR102695064B1 (ko) * 2021-07-08 2024-08-13 현대모비스 주식회사 배터리 모듈에 적용되는 버스바 하우징

Cited By (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002373710A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 電池モジュール
JP2005209366A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池パック
JP4593930B2 (ja) * 2004-01-20 2010-12-08 パナソニック株式会社 電池パック
WO2007094565A1 (en) * 2006-02-13 2007-08-23 Lg Chem, Ltd. Spacer for production of battery pack
JP2008140753A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Hyundai Motor Co Ltd バッテリーモジュールの支持装置
JP2010009990A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置
JP2013219043A (ja) * 2008-06-27 2013-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
CN102177600A (zh) * 2008-07-16 2011-09-07 Nec能源元器件株式会社 电池组
WO2010008026A3 (ja) * 2008-07-16 2010-03-11 Necトーキン株式会社 電池パック
US8487586B2 (en) 2008-07-16 2013-07-16 Nec Energy Devices, Ltd. Battery pack
US8865338B2 (en) 2009-03-31 2014-10-21 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Battery module and battery device
JP2010238609A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi Vehicle Energy Ltd 蓄電モジュールおよび蓄電装置
WO2010123023A1 (ja) * 2009-04-24 2010-10-28 日産自動車株式会社 組電池
RU2513027C2 (ru) * 2009-04-24 2014-04-20 Ниссан Мотор Ко., Лтд. Блок батарей
KR101504078B1 (ko) * 2009-04-24 2015-03-19 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 배터리 팩
JP5556812B2 (ja) * 2009-04-24 2014-07-23 日産自動車株式会社 組電池
EP2423998A1 (en) * 2009-04-24 2012-02-29 Nissan Motor Co., Ltd. Battery pack
US8748029B2 (en) 2009-04-24 2014-06-10 Nissan Motor Co., Ltd. Battery pack
CN102414867A (zh) * 2009-04-24 2012-04-11 日产自动车株式会社 电池组
EP2423998A4 (en) * 2009-04-24 2014-04-02 Nissan Motor BATTERY PACK
JP2011034883A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Toshiba Corp 二次電池パック
WO2011045841A1 (ja) * 2009-10-15 2011-04-21 Necエナジーデバイス株式会社 電池モジュール
WO2011093105A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 三洋電機株式会社 バッテリモジュール、それを備えたバッテリシステム、電動車両、移動体、電力貯蔵装置、電源装置および電気機器
JPWO2011105095A1 (ja) * 2010-02-24 2013-06-20 三洋電機株式会社 バッテリモジュール、バッテリシステム、電動車両、移動体、電力貯蔵装置、電源装置および電気機器
US20130200700A1 (en) * 2010-02-24 2013-08-08 Sanyo Electric Co., Ltd. Battery module, battery system, electric vehicle, movable body, power storage device, power supply device, and electrical equipment
WO2011105095A1 (ja) * 2010-02-24 2011-09-01 三洋電機株式会社 バッテリモジュール、バッテリシステム、電動車両、移動体、電力貯蔵装置、電源装置および電気機器
US9368771B2 (en) 2010-04-01 2016-06-14 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electric storage module and electric storage device
JP2011216401A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Hitachi Vehicle Energy Ltd 蓄電モジュールおよび蓄電装置
WO2012014398A1 (ja) * 2010-07-30 2012-02-02 パナソニック株式会社 電池モジュール及びそれを用いた電池パック
WO2012026093A1 (ja) * 2010-08-25 2012-03-01 三洋電機株式会社 バッテリモジュール、バッテリシステム、電動車両、移動体、電力貯蔵装置および電源装置
EP2426755A2 (en) 2010-09-03 2012-03-07 Hitachi Vehicle Energy, Ltd. In-vehicle electric storage device
US8605450B2 (en) 2010-09-03 2013-12-10 Hitachi Vehicle Energy, Ltd. In-vehicle electric storage device
WO2012157094A1 (ja) 2011-05-18 2012-11-22 日立ビークルエナジー株式会社 蓄電装置
US9362545B2 (en) 2011-05-18 2016-06-07 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electricity storage device
JP2013191493A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Toshiba Corp 二次電池装置
CN103325983A (zh) * 2012-03-22 2013-09-25 株式会社东芝 电池以及电池的制造方法
JP2013197049A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Toshiba Corp 電池及び電池の製造方法
US9550425B2 (en) 2012-06-13 2017-01-24 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electric storage device for vehicle deployment
WO2017122438A1 (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 ソニー株式会社 電池パック
JPWO2017122438A1 (ja) * 2016-01-15 2018-09-27 株式会社村田製作所 電池パック
US11283120B2 (en) 2016-01-15 2022-03-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. Battery pack
CN107275555A (zh) * 2016-04-01 2017-10-20 三星Sdi株式会社 电芯连接单元以及包括该电芯连接单元的电池模块
EP3228950B1 (en) 2016-04-07 2019-06-12 LG Electronics Inc. Heater assembly
JP2021529419A (ja) * 2018-06-25 2021-10-28 アルマ マター ストゥディオラム−ウニベルシタ ディ ボローニャ 電力モジュールおよびそれを組み立てるための方法
KR102695064B1 (ko) * 2021-07-08 2024-08-13 현대모비스 주식회사 배터리 모듈에 적용되는 버스바 하우징

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000223160A (ja) 電源装置
JP3531090B2 (ja) 電池パック
JP4610362B2 (ja) パック電池
JP4584317B2 (ja) 二次電池モジュール
JP5122573B2 (ja) バッテリーモジュール、及びそれを含む中または大型バッテリーパック
JP3702149B2 (ja) 電源装置
JP5231442B2 (ja) バッテリーモジュールアセンブリー用の電力切換モジュール
EP2357685B1 (en) Rechargeable battery
JP5259599B2 (ja) バッテリーモジュールインタフェース
JP5220588B2 (ja) 安全性が向上した中型又は大型の改良バッテリーパック
EP2450981B1 (en) Secondary battery module
EP2500960B1 (en) Battery pack
JP5178154B2 (ja) 組電池ユニットと複数の組電池ユニットを備える電池電源システム
JP3540651B2 (ja) 電源装置
JP2000223097A (ja) 電源装置
JP2005285458A (ja) 電源装置および電源装置用電池セル
KR101166024B1 (ko) 외부단자 결합체 및 이를 이용한 전지 팩
KR100709868B1 (ko) 이차전지용 팩 케이스
JP2000223096A (ja) 電源装置
KR100292608B1 (ko) 전지팩
EP4395040A1 (en) Battery pack and vehicle including same
WO2024180983A1 (ja) 電源装置及びそのメンテナンス方法
JP2005285457A (ja) 電源装置
KR20060073387A (ko) 안전성이 향상된 이차전지 모듈
KR20210064845A (ko) 전지 팩 및 이를 포함하는 디바이스

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050222