JP6103363B2 - 車両用バッテリーの取付構造 - Google Patents
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Description
しかしながら、どちらのバッテリー102,103もマイナス端子122,132を自動車の車体に接続しているために、一方のバッテリーのプラス端子が他方のバッテリーのマイナス端子に接触しても短絡(ショート)することになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、エンジンルームに第1のバッテリーと第2のバッテリーを車両前後方向に並べて取り付けた車両用バッテリーの取付構造において、自動車の衝突時におけるバッテリーの短絡事故の可能性を小さくできる車両用バッテリーの取付構造を提供することを目的とする。
本発明によれば、第1のバッテリーのプラス端子と、第2のバッテリーのプラス端子とが車幅方向中央側に位置するので、自動車が側面衝突しても、プラス端子が車体に接触する可能性を小さくできる。また、第1のバッテリーのプラス端子をバッテリーの上面に設け、第2のバッテリーのプラス端子をバッテリーの側面に設け、第1のバッテリーのプラス端子と第2のバッテリーのプラス端子とが異なる方向を向くように構成されたので、第2のバッテリーが第1のバッテリーに乗り上げても、第2のバッテリーのプラス端子が第1のバッテリーのマイナス端子に接触する可能性が小さく、第2のバッテリーのマイナス端子が第1のバッテリーのプラス端子に接触する可能性が小さい。これにより、自動車の衝突時におけるバッテリーの短絡事故の可能性を小さくできる。
また、第2のバッテリーは、車両のインテリアに電力を供給する補機バッテリーであり、第1のバッテリーよりも小型軽量なもので、第1のバッテリーよりも車両前側に配置したので、エンジンフードが前下がりとなるエンジンルームにおいて、レイアウトの自由度を得ることができる。
このようにすれば、第2のバッテリーのプラス端子が車体から遠ざかる。これにより、自動車の衝突時にも第2のバッテリーの側面に設けられたプラス端子が車体に接触する可能性を小さくできる。したがって、自動車の衝突時における第2のバッテリーの短絡事故の可能性を小さくできる。
このようにすれば、第1のバッテリーと切替リレーの距離、第2のバッテリーと切替リレーの距離が短くて済み、配線が短くて済む。
サイドメンバ12は、本発明の車体構成部品を構成するもので、図2に示すように、エンジンルーム11の内部に設けてあり、車両中央線より右寄り及び左寄りで、車両前後方向に延在する。これにより、メインバッテリー2とサブバッテリー3は、車両中央線より右寄り又は左寄りに配置される。尚、本実施形態では、メインバッテリー2とサブバッテリー3とが運転席から見て車両中央線より左寄りに配置される。
サブバッテリー3は、本発明の第2のバッテリーを構成するもので、主にインテリアに電力を供給する電源となる。本実施形態では、サブバッテリー3にニッケル水素バッテリーやリチウムイオンバッテリーを用いる。サブバッテリー3は、平面視長方形の直方体で構成され、その側面にはプラス端子31とマイナス端子32(図3参照)とが設けてある。プラス端子31とマイナス端子32は、側面において、短手方向中央で、長手方向両側に隔てて設けてある。
ベースプレート61は、金属製の板状体を加工したもので、板状部611とフランジ612とを有している。板状部611は、サブバッテリー3を取り付けるための部分で、サブバッテリー3の車両後側となる後面を覆う大きさを有している。
メインバッテリー2は、本発明の第1のバッテリーを構成するもので、主にエンジンの始動時の電源となる。本実施形態では、メインバッテリー2に鉛バッテリーを用いる。メインバッテリー2は、平面視長方形の直方体で構成され、その長方形の上面にはプラス端子21とマイナス端子22とが設けてある。プラス端子21とマイナス端子22は、長方形の上面において、短手方向一方側に偏るとともに、長手方向両側に隔てて設けてある。
11 エンジンルーム
12 サイドメンバ
2 メインバッテリー(第1のバッテリー)
21 プラス端子
22 マイナス端子
3 サブバッテリー(第2のバッテリー)
31 プラス端子
32 マイナス端子
33 接続端子
4 バッテリーパン
41 サイドメンバ取付金具
42 バッテリー載置部
43 サブバッテリー取付部
44 サブバッテリー受入部
45 リレー取付部
47 後板部
471 係止部
46 ハーネス取付部
5 リレーブラケット
51 取付部
52 直立部
53 支持部
55 ウェルドボルト
6 バッテリーブラケット
61 ベースプレート
612 フランジ
62 固定プレート
7 ハーネスブラケット
8 バッテリーホルダー
9 切替リレー
Claims (3)
- エンジンルームに取り付けられ、上面に設けられたマイナス端子とプラス端子が車両中央線より右寄り又は左寄りに配置されると共に、前記マイナス端子よりも前記プラス端子が車幅方向中央側に位置して配置された第1のバッテリーと、
前記エンジンルームに前記第1のバッテリーの車両前後方向に並んで取り付けられ、側面が前記車両中央線より右寄り又は左寄りに配置されると共に、マイナス端子とプラス端子が車幅方向中央側の側面に配置された第2のバッテリーと、
を備え、
前記第1のバッテリーのプラス端子と前記第2のバッテリーのプラス端子とが異なる方向を向くように構成され、
さらに、前記第2のバッテリーは、車両のインテリアに電力を供給する補機バッテリーであり、前記第1のバッテリーよりも小型軽量なもので、前記第1のバッテリーよりも車両前側に配置したことを特徴とする車両用バッテリーの取付構造。 - 前記第2のバッテリーは、プラス端子が側面上方域に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両用バッテリーの取付構造。
- 前記第1のバッテリーの接続を開閉するとともに前記第2のバッテリーの接続を開閉する切替リレーを前記第1のバッテリーと前記第2のバッテリーの間となる位置に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用バッテリーの取付構造。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 2013-03-18 JP JP2013055327A patent/JP6103363B2/ja active Active
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