JP7291993B2 - 車両のバッテリ固定構造 - Google Patents
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Description
バッテリが載置される台座部と、
前記バッテリの上側の角部に配置されるブラケットと、
前記台座部と前記ブラケットとを連結するロッド部とを備え、
前記ブラケットは、
前記ロッド部の上端部が挿通される孔と、
前記孔の開口縁から前記バッテリに対向する車両部材に向かって延設される張出部とを備え、
前記張出部は、
車両上方からの平面視において、前記バッテリと前記車両部材との間に配置されるワイヤーハーネスの少なくとも一部に重複して配置される。
以下、図1~図4を参照して、本発明に係る車両のバッテリ固定構造を具体的に説明する。
図中の同一符号は、同一名称物を示す。図中の「FR」は車両の前方、「RR」は車両の後方、「LH」は車両の左方、「RH」は車両の右方、「UP」は車両の上方、「LWR」は車両の下方を示す。以下、単に、前方、後方等と呼ぶ。左右方向は、車幅方向に相当する。
実施形態1に係る車両のバッテリ固定構造1は、代表的には、自動車の車体の前方に設けられるエンジンルーム100に構築されて、車載電装品に電力供給を行うバッテリ10を車体に固定することに利用される。
本例では、バッテリ10は、長方形状の上面11の長辺に沿った方向が車幅方向に対応し、上面11の短辺に沿った方向が前後方向に対応するように配置される。バッテリ10の周囲の車両部材5のうち、例えば、バッテリ10より後方に配置される車両部材5として、車体を構成するサスペンションタワー、ダッシュパネル等が挙げられる。図1等は、車両部材5としてサスペンションタワーを例示する。バッテリ10は、側面12のうち、後方の面と車両部材5との間に所定の間隔をあけて、車両部材5に対向して配置される。本例では、バッテリ10は、車両部材5より前方に配置されて、バッテリ10における上述の後方の面と車両部材5との間には、所定の間隔に応じた大きさを有する空間が設けられる。
台座部2は、バッテリ10の底面からバッテリ10を支持する部材である。本例の台座部2は、台板部21と、側壁部22とを備える。
拘束部3は、バッテリ10を上方から台座部2側に押さえる部材である。拘束部3は、上述のように門型に構成されて、台座部2に載置されたバッテリ10の上面11と、側面12のうち対向する二面とを囲む。本例の拘束部3はバッテリ10における上下方向の位置、及び前後方向の位置を規制する。
本例のブラケット31,32は、いわば帯材が階段状に成形された部材であり、上段部310と、下段部311と、連結壁部312とを備える。
上段部310は、バッテリ10の上面11に接して配置され、上面11を押さえる。
下段部311は、ロッド部33が挿通される孔31h(図4)を備える。孔31hは、下段部311の表裏に貫通する。下段部311は、孔31hから突出されるロッド部33の上端部に取り付けられるナット37,38を配置可能な大きさを有する。
連結壁部312は、上段部310と下段部311とを連結し、バッテリ10の側面12に沿って配置される。
各ロッド部33は、上下方向に沿って配置される。本例では、両ロッド部33は、台座部2に載置されたバッテリ10の側面12のうち前後の二面を挟む(図1)。
連結部36は、ブラケット31,32の上段部310と共に、バッテリ10の上面11を押える。本例の連結部36は、棒状の部材であり、各端部がブラケット31,32に溶接等によって固定される。そのため、ブラケット31,32と連結部36とは一体物として取り扱える。本例では、図1に示すように、連結部36の軸方向が前後方向に沿うように、連結部36は上面11に配置される。
拘束部3を構成する各部材の構成材料はいずれも、代表的には、金属が挙げられる。金属は強度に優れるため、金属からなる拘束部3は、重量物であるバッテリ10を安定して支持できる。また、金属は、溶接、ねじ切り、プレス成形等を行える。例えば、ブラケット31,32は、代表的には、金属板を所定の形状にプレス成形等することで容易に製造できる。
二つのブラケット31,32のうち、ワイヤーハーネス8が近接して配置される後方のブラケット31は、張出部315を備える。張出部315は、上述の下段部311の一部であり、下段部311に設けられる孔31hの開口縁から、バッテリ10に対向する車両部材5に向かって延設される。図1,図2は、下段部311における張出部315の境界線を二点鎖線で仮想的に示す。
門型の拘束部3は、例えば、以下のようにして構築する。
台座部2にバッテリ10を載置した状態において、バッテリ10の後方に立設される固定ロッド34の上端部をブラケット31の孔31hに挿通する。その結果、ブラケット31がバッテリ10の上側かつ後方の角部に配置される。本例では、ブラケット31,32と連結部36とが一体化されているため、自動的に、ブラケット32がバッテリ10の上側かつ前方の角部に配置され、連結部36がバッテリ10の上面11に配置される。
次に、主に図4を参照して、実施形態1の車両のバッテリ固定構造1について、正面衝突時の挙動を説明する。図4は、通常時を実線で示し、正面衝突時を二点鎖線で仮想的に示す。
実施形態1の車両のバッテリ固定構造1は、上述の台座部2とブラケット31とロッド部33とを備え、更にブラケット31が張出部315を備える。そのため、実施形態1の車両のバッテリ固定構造1は、正面衝突時、張出部315によって、上述のようにワイヤーハーネス8を拘束して、ワイヤーハーネス8が上方に変位することを抑制できる。従って、ブラケット31のエッジ314とワイヤーハーネス8とが接触し難い、好ましくは実質的に接触しない。このような実施形態1の車両のバッテリ固定構造1は、正面衝突時に、バッテリ10の周囲に配置されるワイヤーハーネス8がブラケット31のエッジ314によって損傷したり切断されたりすることを防止できる。そのため、ワイヤーハーネス8が断線されることで電動式ロックが解除できない等といった事態が生じることが防止される。
(1)ワイヤーハーネス8が近接して配置されるロッド部33が固定ロッド34であるため、以下の三点によって、ロッド部33がワイヤーハーネス8を傷つけることを抑制できる。
・ フックを有する係止ロッド35に比較して、固定ロッド34からワイヤーハーネス8側に向かって突出する箇所が少ない、本例では実質的に無い。そのため、ワイヤーハーネス8が変位した際に、係止ロッド35のフックがワイヤーハーネス8に刺さること等が防止される。
・ 上部ロッド341が丸棒材である。そのため、上部ロッド341がワイヤーハーネス8に接触しても、ワイヤーハーネス8を傷つけ難い。
・ 下部ブラケット342のエッジがワイヤーハーネス8とは反対側に向いている。そのため、下部ブラケット342のエッジとワイヤーハーネス8とが接触し難い。
車両のバッテリ固定構造1は、実施形態1で説明した正面衝突時だけでなく、側方衝突時やオフセット衝突時等において、バッテリ10と車両部材5との間に配置されるワイヤーハーネス8の損傷防止に勿論適用できる。
この場合、バッテリ10、車両部材5及びワイヤーハーネス8の配置位置に応じて、張出部315を設けるとよい。
(1)二つのブラケット31,32がいずれも張出部315を備える。
(2)二つのロッド部33がいずれも係止ロッド35である。
(3)ブラケット31は、フランジ部313を備えていない。
(4)ブラケット31,32と連結部36とが一体成型物である。例えば、金属製の帯材をプレス成形等によって、所定の形状に成形することが挙げられる。
2 台座部、20 トレー、21 台板部、22 側壁部、25 孔
3 拘束部、31,32 ブラケット、33 ロッド部、36 連結部
34 固定ロッド、35 係止ロッド、37,38 ナット
310 上段部、311 下段部、312 連結壁部
313 フランジ部、314 エッジ
315 張出部、31h 孔
341 上部ロッド、342 下部ブラケット
5 車両部材、50 取付金具
8 ワイヤーハーネス
10 バッテリ、11 上面、12 側面
100 エンジンルーム
Claims (2)
- バッテリが載置される台座部と、
前記バッテリの上側の角部に配置されるブラケットと、
前記台座部と前記ブラケットとを連結するロッド部とを備え、
前記ブラケットは、
前記ロッド部の上端部が挿通される孔と、
前記孔の開口縁から前記バッテリに対向する車両部材に向かって延設され、前記車両部材に近接する張出部とを備え、
前記車両部材は、前記台座部とは独立した部材に設けられており、
前記張出部は、
車両上方からの平面視において、前記バッテリと前記車両部材との間に配置されるワイヤーハーネスの少なくとも一部に重複して配置される、
車両のバッテリ固定構造。 - 前記ブラケットは、前記張出部の周縁から上方に向かって立設される壁部と、前記壁部の周縁から外方に向かって延設されたフランジ部とを備える、請求項1に記載の車両のバッテリ固定構造。
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