JP6101298B2 - 蓋付断熱容器 - Google Patents

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Description

本発明は、断熱構造を備えて保温機能を有する蓋付断熱容器に関するものである。
断熱構造を備えた蓋付容器は、真空二重構造等を採用した断熱容器体に、断熱構造の蓋体を装着して構成される。特に暖かい食品・飲料を収納した後、その温度低下で内部が負圧となり、蓋体の開放操作がし難くなるという問題があり、従前より負圧を解消する弁機構を蓋体に設けている。
例えば特許文献1には、蓋体の断熱部材(断熱栓部)を貫通する通気孔を設け、当該通気孔に所定圧で開閉する開放弁を設けている蓋付容器が開示されている。
また特許文献2には、断熱部材を備えた蓋体本体の下方にパッキン装着部材を別部材とし、前記パッキン装着部材と蓋体本体との間に通気空間を形成し、パッキン装着部材に通気孔と弁体を設けている。
また特許文献3には、特に断熱栓部を中空栓部とし、中空栓部の底面に負圧解消の通気機構を設けている。
実公昭34−9391号公報。 特開2013−220173号公報図9。 特開2011−98761号公報。
特許文献1に開示されているように、容器体の開口部に挿入される断熱栓部を貫通する通気孔を形成した構造では、断熱機能の低下を招いてしまう。また特許文献2に開示されているように、負圧解消の目的のために、特に蓋体本体とパッキン装着部材の二重構造を採用すると、構造の煩雑さからコストアップとなる。更に特許文献3に開示されている中空栓体を採用すると、当該中空部分に蒸気が溜まり、結果的にカビや汚れの原因となり、分離して洗浄をすることが必要となる。
そこで本発明は、断熱機能を損なわず簡易な構造で負圧を解消する弁機構を備えた蓋付容器を提案した。
本発明(請求項1)に係る蓋付断熱容器は、断熱容器体と、容器体の開口部に挿入する断熱栓部、及び断熱栓部下方外周に容器体の開口部を液封するシール部、及び容器体開口部へ装着部を備えた蓋体で構成され、前記断熱栓部の下端外周にシール装着部を形成してシール部を着脱自在に設け、シール部の装着で閉塞される横穴空間を形成して外気導入空間を設けると共に、断熱栓部の側面近傍における前記外気導入空間と断熱栓部底面との間に負圧解消弁を設け、外気導入空間内の上面にシール部上方箇所のシール未閉塞位置に開口して前記外気導入空間と連通する通気路を設けてなることを特徴とするものである。
而して前記容器は、熱い食品(例えばスープ等)を収納して蓋体を装着すると、食品は保温状態で収納されているが、少し冷めると容器体内が負圧状態となる。この負圧状態のままでは蓋体が吸着状態となり、取外しが困難となる。そこで所定圧以上の負圧状態に至ると、通気路、外気導入空間及び負圧解消弁を通過して、外気(蓋体内方空間に存在する空気)が導入され負圧状態が解消され、特に負圧解消機構(外気導入空間、通気路、負圧解消弁)を断熱栓部の偏心位置に小空間で形成することができ、断熱機能の低下を招くことなく、またシール部を取り外すと、小空間(外気導入空間)が開口してその洗浄も容易になるものである。
更に本発明(請求項2)に係る蓋付断熱容器は、特に蓋体を、容器体に螺合装着する装着部を備えた蓋体外部に、断熱栓部を回転自在に装着してなるもので、蓋体の密装着で容器体内の負圧が解消されない場合でも、容器体の開口部にシール部を介して吸着している断熱栓部をそのままにして、蓋体外部のみを僅かに回動させることで蓋体内に外気が侵入し、直ぐに負圧解消がなされ、断熱栓部の吸着が解消される。
本発明の構成は上記のとおり、負圧解消機構を断熱栓部の底面部分に直接形成したことによって、断熱機能の低下をできるだけ少なくし、且つ簡易な構造で負圧解消を実現したものである。
本発明の実施形態の全体斜視図。 同断面図。 同蓋体の分解断面図。 同斜視図。 同別例の全体斜視図。 同断面図。
次に本発明の実施形態について説明する。図1乃至4は本発明の第一の実施形態を示したもので、この蓋付断熱容器は、容器体1と、蓋体で構成され、容器体1は、従前の真空断熱二重構造と同様に、外容器部11と内容器部12で形成され、開口部13の外周面に螺条14を設け、内部に受け突条15を設け、開口縁にカバー部16を装着しているものである。
蓋体は、蓋体外部2、断熱栓部3、シール部4、弁体5で構成され、蓋体外部2は、頂面21と周面22を備えたキャップ形状で、頂面21の裏面には、係止突起を設けた係止筒部23を垂設し、周面22の内面には容器体1の螺条14に螺合するネジ部24を形成してなる。
断熱栓部3は、係止筒部23に係止装着される容器形状の栓体外面部31と栓体外面部31内に充填される断熱材32で構成され、栓体外面部31の底面外周には、突条形状のシール装着部33と、シール装着部33の上方外周に庇状のシール受部34を設け、シール装着部33とシール受部34の間に適宜深さ(側面から)の横穴空間を形成して外気導入空間35を設ける。
前記外気導入空間35の底面には、後述する弁体5に対応する軸孔36と通気孔37を穿設し、且つ外気導入空間35の内上面には、装着されたシール部4の上面より高い位置となる通気路38を設けたものである。
シール部4は、容器体1の受突条15に密着する断面逆U字形状で、背面に装着溝41を設け、断熱栓部3に装着するものである。
弁体5は、適宜な柔軟性を備えた樹脂で逆キノコ形状に形成したもので、軸部51と傘状部52を備え、軸部51を軸孔36に嵌合装着し、傘状部52で通気孔37を塞ぐ。
而して前記の蓋付断熱容器は、容器体1内に熱いスープ等を収納して蓋体を螺合装着すると、シール部4が受突条15と密着し、弁体5で通気孔37を塞ぎ、内容物(スープ)が零れ出ないようにしながら保温する。しかし内容物が冷めると、容器体内が負圧状態となる。
蓋体を開ける際に、容器体1内の負圧状態は蓋体が吸引状態になることで、その取り外しの抵抗となる。しかしシール部4の上面とシール受部34の間隙に形成された通気路38で外気導入空間35と蓋体の内部空間が連通しているので、蓋体の螺合装着が密封状態でなければ、容器体1内の負圧によって弁体5の傘状部52が押下げられ、通気孔37が開口して外気が導入される。特に蓋体の螺合装着が密封状態であった場合でも、蓋体外部2を回転すると、蓋体外部2のみが僅かに上昇し、蓋体の内部空間に外気が侵入し、容器体1内の負圧を解消する。
また図5,6は本発明の第二の実施形態で蓋体の装着構造が相違するもので、容器体1開口部13の外周に螺条14に替えて掛け止め突部17を備えた掛け止めリング18を装着し、蓋体外部2の所定位置に回動フック25を設けたものである。図示している番号は第一実施形態と同一構造を示すものでその説明は省略する。
而して前記第二実施形態の蓋付断熱容器も、蓋体装着時に蓋体内が密封状態でなければ、外気の僅かな侵入で、容器体1内の負圧状態が解消され、蓋体装着で蓋体内が密封状態であった場合でも、蓋体の掛け止めを外し、蓋体外部2を僅かに上昇させると、容易に蓋体内の密封が解消し、同時に容器体1の負圧状態も解消するものである。
1 容器体
11 外容器部
12 内容器部
13 開口部
14 螺条
15 受け突条
16 カバー部
17 掛け止め突部
18 掛け止めリング
2 蓋体外部
21 頂面
22 周面
23 係止筒部
24 ネジ部
25 回動フック
3 断熱栓部
31 栓体外面部
32 断熱材
33 シール装着部
34 シール受部
35 外気導入空間
36 軸孔
37 通気孔
38 通気路
4 シール部
41 装着溝
5 弁体
51 軸部
52 傘状部

Claims (2)

  1. 断熱容器体と、容器体の開口部に挿入する断熱栓部、及び断熱栓部下方外周に容器体の開口部を液封するシール部、及び容器体開口部へ装着部を備えた蓋体で構成され、前記断熱栓部の下端外周にシール装着部を形成してシール部を着脱自在に設け、シール部の装着で閉塞される横穴空間を形成して外気導入空間を設けると共に、断熱栓部の側面近傍における前記外気導入空間と断熱栓部底面との間に負圧解消弁を設け、外気導入空間内の上面にシール部上方箇所のシール未閉塞位置に開口して前記外気導入空間と連通する通気路を設けてなることを特徴とする蓋付断熱容器。
  2. 蓋体を、容器体に螺合装着する装着部を備えた蓋体外部に、断熱栓部を回転自在に装着してなる請求項1記載の蓋付断熱容器。
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