JP6100944B1 - 冠歯車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高効率出力を出すことのできる冠歯車装置を提供する。【解決手段】転位歯形B102が形成された転位冠歯車B100と、対向配置されていて、転位冠歯車B100とは歯数の異なる入力歯形A102が形成され、転位冠歯車B100に対して外部からの動力入力を回転させることが出来る入力冠歯車A100と、駆動動力が出力されるニュートライズジェネレータC100とを備え、ニュートライズジェネレータC100は、転位冠歯車B100と入力冠歯車A100の間に配置され、対向する方向である対向方向に、傾き可動可能な棒状部材C104と、転位歯形B102と入力歯形A102とを棒状部材C104に押さえつけるための突起部C101とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、大きな減速比を実現できる冠歯車装置の分野に属する。
大きな減速比を実現できる冠歯車装置として、変形クラウンギア減速機が知られている。変形クラウンギア減速機は、回転駆動される押し付け機構と、外部材に固着される固定クラウンギアと、固定クラウンギアに対して可動する可動クラウンギアと、可動クラウンギアに可接的に取り付けられた出力軸とで構成されており、押し付け機構から付与される押し付け力によって、可動クラウンギアは固定クラウンギアに対して傾斜して噛み合い駆動といった機構である。(特許文献1等参照)
特許第4511635号公報
しかしながら、上記記載の変形クラウンギア減速機では、可動クラウンギアを駆動及び、固定クラウンギアに押し付けるために。ユニバーサルジョイントの様な複雑かつ精度がある機構を取り入れなければ、高効率出力を出すことができない場合がある。
本発明の目的は、高効率出力を出すことのできる冠歯車装置を提供することである。
本発明の係る冠歯車装置は、第一面に転位歯形が形成された転位冠歯車と、前記転位冠歯車の前記第一面に対向配置される冠歯車であって、前記第一面に対向する第二面に、前記転位冠歯車とは歯数の異なる入力歯形が形成され、前記転位冠歯車に対して外部からの動力入力を回転させることが出来る入力冠歯車と、前記転位冠歯車と前記入力冠歯車とに設けられた中心穴と、前記中心穴に挿入され、駆動動力が出力されるニュートライズジェネレータとを備え、前記ニュートライズジェネレータは、前記中心穴に挿入され、前記転位冠歯車と前記入力冠歯車とに対して回転可能な軸部と、前記第一面と前記第二面との間に配置され、前記軸部の軸線に対して直角方向の軸を中心に、前記第一面と前記第二面とが対向する方向である対向方向に、傾き可動可能な棒状部品と、前記軸部から突起し、前記転位冠歯車と前記入力冠歯車とを押さえつけることで、前記転位歯形と前記入力歯形とを前記棒状部品に押さえつける突起部とを備え、前記ニュートライズジェネレータは、前記転位冠歯車と前記入力冠歯車に対し回転する。この場合、転位冠歯車と入力冠歯車とを押さえつけるための突起部を備えるニュートライズジェネレータがあるため、棒状部品と、冠歯車のそれぞれの歯形との間に、遊びが生まれないようになる。よって、棒状部品と、冠歯車のそれぞれの歯形との間に、遊びが生まれる場合に比べて、それぞれの冠歯車に施されている歯形に接している棒状部品からニュートライズジェネレータに駆動力が伝達されやすくなり、高効率出力が可能となる。
前記冠歯車装置において、前記転位歯形及び前記入力歯形は円弧歯形であってもよい。この場合、ニュートライズジェネレータが入力冠歯車の歯先、歯谷また、転位冠歯車の歯先、歯谷を移動しやすい。よって、転位歯形及び入力歯形が円弧歯形でない場合に比べて、より高効率出力になる。
前記冠歯車装置において、前記棒状部品は、前記転位冠歯車の歯数と前記入力冠歯車の歯数の差と同じ数に設定されてもよい。この場合、転位冠歯車と入力冠歯車との歯数の差でできた、歯形同士の空間を埋める様に棒状部品を配置することが出来る。よって、棒状部品が、転位冠歯車の歯数と入力冠歯車の歯数の差に基づいて、数が設定されていない場合に比べて、より高効率出力になる。
前記冠歯車装置において、前記棒状部品は、前記転位冠歯車の歯数と前記入力冠歯車の歯数の差の数より小さい数に設定されてもよい。この場合、転位冠歯車の転位歯形の歯数と入力冠歯車の入力歯形との歯数の差と同じ数の棒状部品よりも棒状部品の数が減り、部品コストが削減される。
前記冠歯車装置において、前記棒状部品における、前記転位冠歯車の前記転位歯形と前記入力冠歯車の前記入力歯形とに接する部位は、円柱形状であってもよい。この場合、棒状部品が円柱形状でない場合に比べて、入力冠歯車の歯先、歯谷、及び転位冠歯車の歯先、歯谷に沿って棒状部品が移動しやすくなる。よって、棒状部品が円柱形状でない場合に比べて、より高効率出力になる。また、入力冠歯車の歯先、歯谷また、転位冠歯車の歯先、歯谷が円弧歯形である場合、歯形に沿って棒状部品がさらに移動しやすくなる。よって、棒状部品が円柱形状でない場合に比べて、より高効率出力になる。
前記冠歯車装置において、前記棒状部品は、非中空状である円柱形状であってもよい。この場合、前記棒状部品は転位冠歯車、入力冠歯車のそれぞれに施されている歯形を沿うように移動するため、摩耗や出力部からの高トルクによる変形を防ぐ。
前記冠歯車装置において、前記棒状部品の半径は、前記転位冠歯車を形成している形成している歯谷の円弧形状の円弧状になっている部位の半径であることを特徴とする。この場合、確実な高効率なトルク伝達ができる。
前記冠歯車装置において、前記棒状部品の軸長は、前記転位歯形の歯先から前記入力歯形の歯谷までの距離または、前記転位歯形の歯谷から前記入力歯形の歯先までの距離以上に設定されてもよい。この場合、転位冠歯車や入力冠歯車に部品が干渉しないため、余分に長さを稼ぐことで転位冠歯車の転位歯形、入力冠歯車の入力歯形に接する面が増え、高効率なトルク伝達は可能である。
前記冠歯車装置において、前記入力冠歯車は、前記ニュートライズジェネレータに相対的に回転駆動することで空間的に固定されてもよい。この場合、転位冠歯車は外部から固定することが可能であり、同時に入力冠歯車は、外部からの入力部になる。よって、冠歯車装置として駆動させることが出来る。
冠歯車装置における前記中心穴及び前記軸部には、潤滑材が投与されてもよい。この場合、潤滑材が投与されていない場合に比べて、より高効率出力することができる。
入力冠歯車A100の構造を示す説明図。 転位冠歯車B100の構造を示す説明図。 ニュートライズジェネレータC100の構造を示す説明図。 冠歯車装置D100においてニュートライズジェネレータC100が入力される動力入力機構の構造を示す説明図。 ニュートライズジェネレータC100が入力冠歯車A100と転位冠歯車B100との構成関係を表す図である ニュートライズジェネレータC100の正面断面図。
以下、本発明を具現化した冠歯車装置D100(図4参照)について、図面を参照して説明する。以下の説明においては、図4の紙面上側、下側、表側、裏側を、夫々、冠歯車装置D100の上側、下側、前側、後側と定義して説明する。また平面視時計回り方向と反時計回り方向とを「左右」という場合がある。
冠歯車装置D100を構成する部材についての概要を説明する。図1は、冠歯車装置D100(図4参照)に設けられる入力冠歯車A100の構造を示す説明図である。図1(a)は底面図を示し、図1(b)は側面図を示す。入力冠歯車A100に施されているニュートライズジェネレータC100を挿入するための中心穴A101を中心に円形に入力歯形A102が施されている。入力歯形A102の凸部を歯先A105とし凹部を歯谷A106とする。入力歯形A102は、歯谷A106が円弧形状に形成された円弧歯形である。
図2は、転位冠歯車B100の構造を示す説明図である。図2(a)は平面図を示し、図2(b)は側面図を示す。転位冠歯車B100に施されているニュートライズジェネレータC100を挿入するための中心穴B101を中心に円形に転位歯形B102が施されている。転位歯形B102の凸部を歯先B105とし凹部を歯谷B106とする。転位歯形B102は、歯谷B106が円弧形状に形成された円弧歯形である、
図3は、ニュートライズジェネレータC100の構造を示す説明図である。図3(a)は平面図を示し、図3(b)は側面図を示している。また、側面図から見たニュートライズジェネレータC100の上部及び下部に施されている低い円筒形の突起部C101を備え、そこから左右回転可能にすべく、出力回転軸C103、入力回転軸C102が施されている。また、上部から下部までの長さの半分の位置に存在する上下に傾くことができる棒状部品C104が施されている。すなわち、図3(b)に示すように棒状部品C104は矢印C105の様に上下に傾くことが可能である。また、上下方向は、後述する面A104(図1参照)と面B104(図2参照)とが対向する方向である。棒状部品C104は、非中空状の円柱形状である。
冠歯車装置D100について、詳細に説明する。図4に示すように、冠歯車装置D100は、入力冠歯車A100と、転位冠歯車B100と、ニュートライズジェネレータC100とを備えている。図2に示すように、転位冠歯車B100は、中心穴B101を有する底面視円環状の板部B103と、転位歯形B102とを備えている。中心穴B101には、ニュートライズジェネレータC100の出力回転軸C103(図3参照)が挿入される。板部B103の上面を面B104という。また、図1に示すように、入力冠歯車A100は、中心穴A101を有する底面視円環状の板部A103と、入力歯形A102とを備えている。中心穴A101には、ニュートライズジェネレータC100の入力回転軸C102(図3参照)が挿入される。板部A103の底面を面A104という。転位歯形B102は、面B104において、中心穴B101を中心として円形に形成されている。転位歯形B102は、面B104から上方に向けて設けられている。また、入力歯形A102は、面A104において、中心穴A101を中心として円形に形成されている。入力歯形A102は、面A104から下方に向けて設けられている。
図4に示すように、入力冠歯車A100は、転位冠歯車B100の面B104(図2参照)に対向配置される。入力歯形A102の歯数は、転位歯形B102の歯数とは異なる。本実施形態においては、一例として、入力歯形A102の歯数は、転位歯形B102の歯数より小さくしている。より詳細には、入力歯形A102の歯数は11歯であり、転位歯形B102の歯数は13歯である。
また、棒状部品C104は入力冠歯車A100に施されている入力歯形A102と転位冠歯車B100に施されている転位歯形B102との歯形の歯先、歯谷のどちらにも接した状態で、上下に駆動する。その時に、入力歯形A102と転位歯形B102との間には歯数差が生まれているため、棒状部品C104が歯先A105と歯谷B106との間、または、歯先B105と歯谷A106との間に挟まれている事になり、入力歯形A102を左右に回転させることで、歯数差分の隙間ができ、棒状部品C104は入力歯形A102が回転した方とは逆の方向に回転する。尚、棒状部品C104が構成されているニュートライズジェネレータC100は転位冠歯車B100の中心穴B101、入力冠歯車A100の中心穴B101に挿入されており、転位冠歯車B100は入力冠歯車A100とは相対的に回転し、入力冠歯車A100とニュートライズジェネレータC100は相対的に回転する。
上記記載の構成によって、ニュートライズジェネレータC100は転位冠歯車B100と、入力冠歯車A100とに対して駆動動力を出力することが出来る。
また、図4に示すように、転位冠歯車B100の中心穴B101に入力部であるニュートライズジェネレータC100の入力回転軸C102が転位冠歯車B100の面B104の対称面B107が突起部C101に接するまで挿入し、また、対照的に固定部となる入力冠歯車A100の中心穴A101に入力回転軸C102が入力冠歯車A100の面A104の対称面A107が突起部C101に接するまで挿入する。この時、棒状部品C104は転位歯形B102の歯先、歯谷のどちらかに接しており、また入力歯形A102の歯先、歯谷のどちらかに同時に接している。例えば、図4において棒状部品C104は入力冠歯車A100の歯谷A106(図1参照)と転位冠歯車B100の歯谷B106(図2参照)に対角線上に接している。
図4に示すように、転位冠歯車B100の中心穴B101(図2参照)にニュートライズジェネレータC100を構成している出力回転軸C103を挿入する際、面B104の対称面B107に面と面が接するまで挿入する。この時、同時に棒状部品C104も転位冠歯車B100に施されている転位歯形B102の歯先B105あるいは歯谷B106に接することになる。
また、同じく入力冠歯車A100の中心穴A101(図1参照)にニュートライズジェネレータC100を構成している入力回転軸C102を挿入する際、面A104の対称面A107に面と面が接するまで挿入する。この時、同時に棒状部品C104も入力冠歯車A100に施されている入力歯形A102の歯先A105あるいは歯谷A106に接することになる。
上記記載のことから、突起部C101は転位冠歯車B100と入力冠歯車A100を押さえつけている。また同時に、棒状部品C104は転位冠歯車B100に施されている転位歯形B102と入力冠歯車A100の入力歯形A102に押さえつけられることになる。
また、上記記載のことから、転位冠歯車B100の面B104と入力冠歯車A100の面A104との間にニュートライズジェネレータC100が挿入されていることから、必然的に棒状部品C104が転位冠歯車B100の面B104と入力冠歯車A100の面A104との間に設置される。
また、上記記載のニュートライズジェネレータC100の構造の説明より、上下左右に傾き可能な棒状部品C104を兼ね備えており、棒状部品C104は、転位冠歯車B100の転位歯形B102と入力冠歯車A100の入力歯形A102、それぞれの歯先あるいは、歯谷とを常に接する様に上下、左右に移動していく。
図5は、ニュートライズジェネレータC100と入力冠歯車A100と転位冠歯車B100との構成関係を表す図である。図5(a)はニュートライズジェネレータを前面から見た歯形、図5(b)はニュートライズジェネレータを後面から見た歯形、それぞれの歯形は、転位歯形B102、入力歯形A102であり、また、図5(a)の歯谷A106(a)と歯先B105(a)に棒状部品C104が挟まれている。同時に図5(b)の歯先A105(b)と歯谷B106(b)にも棒状部品C104が挟まれる。
また、上記記載のニュートライズジェネレータC100の構造の説明より、棒状部品C104は上下左右に可動することが出来る。これにより、図5(a)の転位歯形B102または、入力歯形A102の一つ歯分、棒状部品C104が図5(b)の転位歯形B102または、入力歯形A102を移動している。
以上のように、本実施形態における冠歯車装置D100が形成される。本実施形態における冠歯車装置D100は、面B104に転位歯形B102が形成された転位冠歯車B100と、転位冠歯車B100の面B104に対向配置される冠歯車であって、面B104に対向する面A104に、転位冠歯車B100とは歯数の異なる入力歯形A102が形成され、転位冠歯車B100に対して外部からの動力入力によって回転する入力冠歯車A100と、駆動動力が出力されるニュートライズジェネレータC100とを備え、ニュートライズジェネレータC100は、面A104と面B104との間に配置され、面A104と面B104とが対向する方向である対向方向に、傾き可動可能な棒状部品C104と、転位歯形B102と入力歯形A102とを棒状部品C104に押さえつけるための突起部C101とを備え、ニュートライズジェネレータC100は、転位冠歯車B100と入力冠歯車A100に対し回転する。この場合、転位冠歯車B100と入力冠歯車A100とを押さえつけるための突起部C101を備えるニュートライズジェネレータC100があるため、棒状部品C104と、冠歯車のそれぞれの歯形との間に、遊びが生まれないようになる。遊びは、例えば、隙間、がたつき等である。よって、棒状部品C104と、冠歯車のそれぞれの歯形との間に、遊びが生まれる場合に比べて、それぞれの冠歯車に施されている歯形に接している棒状部品C104からニュートライズジェネレータC100に駆動力が伝達されやすくなり、高効率出力が可能となる。また、冠歯車装置D100は、ユニバーサルジョイントの様な複雑かつ精度がある機構を取り入れることなく、高効率出力が可能である。すなわち、冠歯車装置D100は、簡易な構成で高効率出力が可能となる。
特許第4511635(特許文献1)に記載の変形クラウンギア減速器では、出力部である可動クラウンギアを外部からの固定する箇所が限定されているため、設計の自由度が低くなる。本実施形態では、出力部となるニュートライズジェネレータC100と入力部となる入力冠歯車A100が同軸状に存在しかつ、軸自体が変心するなど複雑な機構を取り入れていないという構成を有するため、出力部のニュートライズジェンレータC100を外部から固定する箇所が限定されない。よって、設計の自由度が高くなる。
歯形は円弧歯形D101である。この場合、ニュートライズジェネレータC100が入力冠歯車A100の歯先A105、歯谷A106また、転位冠歯車B100の歯先B105と歯谷B106を移動しやすい。よって、歯形が円弧歯形D101でない場合に比べて、より高効率出力になる。
棒状部品C104は、転位冠歯車B100の歯数と入力冠歯車A100の歯数の差の数より小さい数に設定されている。具体的には、本実施形態では、転位冠歯車B100の歯数と入力冠歯車A100の歯数の差は、2歯であり、棒状部品C104は、1つである。この場合、転位冠歯車の転位歯形の歯数と入力冠歯車の入力歯形との歯数の差と同じ数の棒状部品よりも棒状部品の数が減り、部品コストが削減される。
棒状部品C104における、入力冠歯車A100と転位冠歯車B100との歯形に接する部位は、円柱形状である。この場合、棒状部品C104が円柱形状でない場合に比べて、入力冠歯車A100の歯先A105、歯谷A106、及び転位冠歯車B100の歯先B105、歯谷B106に沿って棒状部品C104が移動しやすくなる。よって、棒状部品が円柱形状でない場合に比べて、より高効率出力になる。さらに、入力冠歯車A100の歯先A105、歯谷A106また、転位冠歯車B100の歯先B105、歯谷B106が円弧歯形D101になっているため歯形に沿って棒状部品C104がさらに移動しやすくなる。よって、棒状部品C104が円柱形状でない場合に比べて、より高効率出力になる。
棒状部品C104は、非中空状である円柱形状である。この場合、棒状部品C104は転位冠歯車B100、入力冠歯車A100のそれぞれに施されている歯形を沿うように移動するため、摩耗や出力部からの高トルクによる変形を防ぐ。また、非中空状であるため、中空状である場合に比べて棒状部品C104の強度が高くなり、さらに変形し難くなる。
入力冠歯車A100は、ニュートライズジェネレータC100に相対的に回転駆動することで空間的に固定されている。この場合、転位冠歯車B100は外部から固定することが可能であり、同時に入力冠歯車A100は、外部からの入力部になる。よって、冠歯車装置D100として駆動させることが出来る。
本実施形態において、転位冠歯車B100の面B104は、本発明の第一面に相当する。入力冠歯車の面A104は本発明の第二面に相当する。入力回転軸C102及び出力回転軸C103は本発明の軸部に相当する。なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。中心穴A101及び中心穴B101は本発明の中心穴に相当する。例えば、入力冠歯車A100に施されている、入力歯形A102は円弧状の歯形にしているが、サイクロイド歯形、トロコイド歯形などの曲線を持つ歯形を利用しても良い。
上記同様、転位冠歯車B100に施されている、転位歯形B102は円弧状の歯形にしているが、サイクロイド歯形、トロコイド歯形などの曲線を持つ歯形を利用しても良い、ただし、転位あるいは入力冠歯車A100の様な一般的にピッチ円と比例関係を持つ歯形とは異なる歯数を設定することの出来る歯形にする。
また、棒状部品C104の半径は、転位冠歯車B100を形成している形成している歯谷B106の円弧形状の円弧状になっている部位の半径であることを特徴とする。この場合、棒状部品C104の半径と歯谷B106の円弧形状の円弧状になっている部位の半径とを同じ径にすることで、より高効率にトルク伝達ができる。なお、この設定された直径でなくてもトルク伝達は可能である。例えば、転位冠歯車B100の歯谷B106の円弧形状よりも小さい直径に設定してもよい。これにより、部品にかけるコストと軽減させることができる。
入力冠歯車A100の中心穴A101、転位冠歯車B100の中心穴B101、及び入力回転軸C102、出力回転軸C103には、潤滑材が投与されてもよい。この場合、潤滑剤が投与されていない場合に比べて、ニュートライズジェネレータC100と歯形との間の摩耗を軽減することができる。よって、潤滑材が投与されていない場合に比べて、より高効率出力することができる。
また、棒状部品C104は、非中空状でなくてもよい。また、棒状部品C104は、円柱形状でなくてもよい。例えば、棒状部品C104は、四角柱、六角柱等であってもよい。また、棒状部品C104は、縦断面が楕円状の円柱であってもよい。
また、転位冠歯車B100、入力冠歯車A100の中心に存在する、中心穴A101、中心穴B101とニュートライズジェネレータC100に施されている、出力回転軸C103と入力回転軸C102との間にベアリングボールなどの摩擦、摩耗を減らす部品を設置することも可能である。
棒状部品C104の軸長は、転位歯形B102の歯先B105から入力歯形A102の歯谷A106までの距離または、転位歯形B102の歯谷B106から入力歯形A102の歯先A105までの距離以上に設定されてもよい。この場合、転位冠歯車B100や入力冠歯車A100に部品が干渉しないため、余分に長さを稼ぐことで転位冠歯車B100の転位歯形B102、入力冠歯車A100の入力歯形A102に接する面が増え、高効率なトルク伝達は可能である。
棒状部品C104が入力歯形A102、転位歯形B102が接する面にベアリングなどを設けることで、歯面を移動しやすく出来る。
棒状部品C104は、転位冠歯車B100の歯数と入力冠歯車A100の歯数の差と同じ数に設定されてもよい。この場合、転位冠歯車B100と入力冠歯車A100との歯数の差でできた、歯形同士の空間を埋める様に棒状部品C104を配置することが出来る。よって、棒状部品C104が、転位冠歯車B100の歯数と入力冠歯車A100の歯数の差に基づいて、数が設定されていない場合に比べて、より高効率出力になる。
A100 入力冠歯車
A101 中心穴
A102 入力歯形
A103 板部
A104 面
A105 歯先
A106 歯谷
A107 対称面
B100 転位冠歯車
B101 中心穴
B102 転位歯形
B103 板部
B104 面
B105 歯先
B106 歯谷
B107 対称面
C100 ニュートライズジェネレータ
C101 突起部
C103 出力回転軸
C102 入力回転軸
C104 棒状部品
C105 矢印
D100 冠歯車装置
D101 円弧歯形

Claims (10)

  1. 第一面に転位歯形が形成された転位冠歯車と、
    前記転位冠歯車の前記第一面に対向配置される冠歯車であって、前記第一面に対向する第二面に、前記転位冠歯車とは歯数の異なる入力歯形が形成され、前記転位冠歯車に対して外部からの動力入力によって回転する入力冠歯車と、
    前記転位冠歯車と前記入力冠歯車とに設けられた中心穴と、
    前記中心穴に挿入され、駆動動力が出力されるニュートライズジェネレータと
    を備え、
    前記ニュートライズジェネレータは、
    前記中心穴に挿入され、前記転位冠歯車と前記入力冠歯車とに対して回転可能な軸部と、
    前記第一面と前記第二面との間に配置され、前記軸部の軸線に対して直角方向の軸を中心に、前記第一面と前記第二面とが対向する方向である対向方向に、傾き可動可能な棒状部品と、
    前記軸部から突起し、前記転位冠歯車と前記入力冠歯車とを押さえつけることで、前記転位歯形と前記入力歯形とを前記棒状部品に押さえつける突起部と
    を備え、
    前記ニュートライズジェネレータは、前記転位冠歯車と前記入力冠歯車に対し回転することを特徴とする冠歯車装置。
  2. 前記転位歯形及び前記入力歯形は、歯谷が円弧状である円弧歯形であることを特徴とする請求項1に記載の冠歯車装置。
  3. 前記棒状部品は、前記転位冠歯車の歯数と前記入力冠歯車の歯数の差と同じ数に設定されたことを特徴とする請求項1または2に記載の冠歯車装置。
  4. 前記棒状部品は、前記転位冠歯車の歯数と前記入力冠歯車の歯数の差の数より小さい数に設定されたことを特徴とする請求項1または2に記載の冠歯車装置。
  5. 前記棒状部品における、前記転位冠歯車の前記転位歯形と前記入力冠歯車の前記入力歯形に接する部位は、円柱形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の冠歯車装置。
  6. 前記棒状部品は、非中空状である円柱形状であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の冠歯車装置。
  7. 前記棒状部品の半径は、前記転位冠歯車を形成している形成している歯谷の円弧形状の円弧状になっている部位の半径であることを特徴とする請求項2に記載の冠歯車装置。
  8. 前記棒状部品の軸長は、前記転位歯形の歯先から前記入力歯形の歯谷までの距離または、前記転位歯形の歯谷から前記入力歯形の歯先までの距離以上に設定されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の冠歯車装置。
  9. 前記入力冠歯車は、前記ニュートライズジェネレータに相対的に回転駆動することで空間的に固定されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の冠歯車装置。
  10. 前記中心穴及び前記軸部には、潤滑材が投与されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の冠歯車装置。
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