JP6100567B2 - 半導体発光素子とその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子とその製造方法に関する。
発光ダイオード(LED)は、例えば、成長基板上にn型半導体層、活性層、及びp型半導体層等で構成される半導体多層膜を積層して形成される。成長基板が導電性の場合、成長基板および半導体表面に電極を形成する。成長基板が絶縁性の場合は、反応性イオンエッチング等の手法を用いて半導体層の一部領域をn型半導体層が露出するまでエッチングし、n型半導体層及びp型半導体層それぞれに電極を形成する構造をとる。
成長基板の選択は、形成される半導体層の結晶品質に大きな影響を与える。また、基板の導電性、熱伝導性、光吸収係数は、光半導体素子の電気、熱、光学特性にも影響し、結晶性のよい半導体層ができる基板が必ずしも全ての特性を満足するものとは限らない。
上記の問題点から、半導体層を成長基板から剥離し発光に寄与する半導体層に直接電極を形成した、いわゆるシンフィルムLEDまたはシンフィルムレーザーダイオード(LD)が提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。成長基板の除去により、電気、熱、光学特性が向上する。成長基板の除去は、一般的にはレーザーリフトオフを用いる。
シンフィルム構造において、n側電極の直下の活性層部分が、電流が流れやすく一番強く発光する。しかし、n側電極の直下で発光した光は、n側電極が影になってしまい、効率よく外部に取り出すことができない。そこで、n側電極の直下のp側電極部分を絶縁部材に替え、n側電極直下の活性層からは発光しないようにすることで、光を効率よく外部に取り出すような構造が知られている。
国際公開第98/14986号パンフレット 特開2000−228539号公報 特開2004−172351号公報
本発明の一目的は、シンフィルム構造の半導体発光素子において光取り出し効率を向上させる新規な技術を提供することである。
本発明の一観点によれば、第1導電型を有する第1半導体層と、前記第1半導体層上に形成された活性層と、前記活性層上に形成され、前記第1導電型と反対の第2導電型を有する第2半導体層と、前記第2半導体層の上面に、該第2半導体層に接して配置され、第1の方向に延在する第2半導体層側電極と、前記第1半導体層の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在する絶縁層と、前記第1半導体層の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記絶縁層の外側に位置する第1半導体層側電極と、前記第2半導体中に埋め込まれ、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在して配置され、前記第2半導体層を形成する半導体材料よりも低屈折率の低屈折率層とを有し、前記低屈折率層は、空洞を含み、前記活性層から発光された光を全反射させる半導体発光素子が提供される。
活性層から発光された光を低屈折率層が全反射させることにより、第2半導体層側電極での反射に起因する反射ロスの低減が図られる。
図1A〜図1Fは、第1実施例による半導体発光素子の製造工程を示す概略断面図である。 図1G〜図1Jは、第1実施例による半導体発光素子の製造工程を示す概略断面図である。 図2は、第1実施例による半導体発光素子の概略形状を示す平面図である。 図3A及び図3Bは、それぞれ、第1実施例及び比較例による半導体発光素子の概略断面図である。 図4A〜図4Cは、第2実施例による半導体発光素子の低屈折率層の形成方法を示す概略断面図である。 図5A及び図5Bは、第3実施例による半導体発光素子の低屈折率層の形成方法を示す概略断面図である。 図6A及び図6Bは、実施例による半導体発光素子の低屈折率層の配置例を示す概略断面図である。
図1A〜図1Jを参照して、本発明の第1実施例による半導体発光素子の製造方法について説明する。図1A〜図1Jは、第1実施例による半導体発光素子の製造工程を示す概略断面図である。本実施例では、GaN系半導体発光素子を形成する。ここで、GaN系半導体は、少なくともGa及びNを含む。半導体層の成長方法として、例えば有機金属化学気相堆積(MOCVD)を用いることができる。
図1Aを参照する。成長基板であるサファイア基板1上に、低温バッファ層と、例えば厚さ1.6μm程度のn型GaN層2aを成長させる。
図1Bを参照する。n型GaN層2a上に、例えば、スパッタリング及ぶリフトオフにより、厚さ200nm〜300nmのSiO(酸化シリコン)で、低屈折率層3を形成する。
図1Cを参照する。n型GaN層2a上に、低屈折率層3を覆うように、n型GaN層2bを例えば厚さ4.4μm程度成長させる。n型GaN層2a及び2bをまとめて、n型半導体層2と呼ぶ。
n型半導体層2上に、例えば、多重量子井戸構造の活性層4を形成する。活性層4は、例えば、厚さ3.5nmのInGaN井戸層と厚さ5.4nmのGaN障壁層を9ペア積層して総厚80nm程度に形成される。活性層4上に、p型AlGaN層を例えば厚さ15nm、p型GaN層を例えば厚さ100nm積層する。p型AlGaN層及びp型GaN層をまとめて、p型半導体層5と呼ぶ。
n型半導体層2中に埋め込まれる低屈折率層3は、活性層4から発光される光に対し、n型半導体層2よりも低屈折率を示す材料で形成される。n型半導体層2中における低屈折率層3の配置高さは、n型GaN層2a及び2bの各々の膜厚を調整することで制御することができる。低屈折率層3の好ましい幅や配置高さについては、後述する。
図1Dを参照する。N雰囲気、700℃、1分の熱処理によりp型半導体層5の活性化を行う。その後、例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)を厚さ17nm成膜し、レジストマスクを用いたエッチングでパターニングして、p側電極層6を形成する。
図1Eを参照する。スパッタリング、及び、p側電極層6のパターニングに用いたレジストマスクを利用したリフトオフにより、p側電極層6と等しい厚さのSiOで、絶縁層7を形成する。
図1Fを参照する。p側電極層6及び絶縁層7上に、例えば、スパッタリング及びリフトオフにより、厚さ200nmのAgで、反射層8を形成する。
図1Gを参照する。反射層8の上面及び側面を覆って、Agの拡散防止層及び接合層となる拡散防止/接合層9を形成する。拡散防止/接合層9は、例えば、スパッタリング及びリフトオフにより、Ti層(厚さ100nm)、Pt層(厚さ200nm)、及びAu層(厚さ200nm)の積層で形成される。
図1Hを参照する。素子間のストリートとなる部分の半導体層5、4、及び2を、例えば、塩素系ガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE)により除去して、成長基板1を露出させる。
図1Iを参照する。なお、図1I及び図1Jは、図1A〜図1Hと図示の上下方向が反転している。支持基板として、AuSn層が例えば厚さ1μm形成されたSi基板10を準備し、Si基板10のAuSn層と、拡散防止/接合層9とを、共晶接合により接着する。その後、レーザーリフトオフ(LLO)により、成長基板としたサファイア基板1を除去し、n型GaN層2aを露出させる。
図1Jを参照する。露出したn型GaN層2aの上に、n側電極層11を形成する。n側電極層11は、例えば、Ti層(厚さ1nm)及びAl層(厚さ200nm)の積層や、Ti層(厚さ100nm)、Pt層(厚さ200nm)、及びAu層(厚さ1000nm)の積層で形成され、成膜及びパターニング方法として、例えば電子ビーム(EB)蒸着及びリフトオフが用いられる。
その後、ストリート部分で支持基板1を切断して、個々の半導体発光素子を分離する。このようにして、第1実施例による半導体発光素子が形成される。
図2は、第1実施例による半導体発光素子の概略形状を示す平面図である。図2は断面構造としては図1Jに対応し、同時に図1Jも参照する。半導体発光素子は、例えば、1mm角の正方形形状である。n側電極層11を破線で示す。n側電極層11は、GaNの<1−100>方向(図2の左右方向)に延在する部分11aが、その直交方向(図2の上下方向)に延在する部分11bで接続された形状を有する。延在部分11aは、例えば、幅10μm、長さ750μmである。
図1Jは、延在部分11aの長さ方向と直交する断面図である。絶縁層7は、n側電極層の延在部分11aに対向して、延在部分11aと等しい幅(例えば10μm)に形成されており、平面視上、n側電極層の延在部分11aの縁と絶縁層7の縁とが一致している。p側電極層6は、絶縁層7の外側に配置されている。
低屈折率層3は、n側電極層の延在部分11aに対向して、延在部分11aと絶縁層7との間に配置されている。低屈折率層3の幅は、延在部分11aの幅以下であることが望ましい。つまり、低屈折率層3は、平面視上、延在部分11aの幅以内に収まっていることが好ましい。
図1B及び図1Cを参照して説明したように、n型GaN層2a上に、低屈折率層3が形成され、低屈折率層3を覆うように、n型GaN層2bを成長させる。n型GaN層2bは、低屈折率層3の上面上で、横方向成長させる。
低屈折率層3は、n側電極層のGaN<1−100>方向に延在する部分11aに沿って形成され、<1−100>方向が長さ方向で長く、<1−100>方向の直交方向が幅方向で狭い。また、GaNは、<1−100>方向の直交方向に横方向成長しやすい。このような配置により、低屈折率層3を埋め込んでn型GaN層2bを成長させることが容易になる。n型GaN層2bの成長方向を、図2に矢印で示す。なお、n型GaN層2bの成長条件は、例えば、成長圧力700torr、TMG45μmol/min、NH5.5L/min、1220℃である。
次に、図3A及び図3Bを参照して、低屈折率層3の機能について説明する。図3A及び図3Bは、それぞれ、第1実施例及び比較例による半導体発光素子の概略断面図である。図3Bに示す比較例は、図3Aに示す第1実施例から低屈折率層3を省略している。
まず、比較例について説明する(図3B参照)。n側電極層11(11a)の直下は、絶縁層7が配置されており、絶縁層7の外側に、p側電極層6が配置されている。n側電極層11の直下にp側電極層6が配置されていると、この直下の部分に最も電流が強く流れて、最も強い発光が生じる。しかし、この直下の部分からの発光は、n側電極層11に遮蔽されやすい。そこで、この直下の部分は絶縁層7を配置し、絶縁層7の外側にp側電極層6を配置することにより、n側電極層11による遮光を抑制することができる。
このような絶縁層7を配置した場合は、p側電極層6の絶縁層7に対する縁の近傍20で最も電流が強く流れて、最も強い発光が生じる。電流の概略的な流れを実線の矢印で示す。最も強い発光を生じる活性層部分を楕円で囲んで示す。
縁の近傍20で発光した光の一部は、n側電極層11の下面で反射され、その後、p側電極層6下方に形成された反射層8での反射等の経路を経て素子外に取り出される。n側電極層11として例えばTi/Alを用いた場合、反射率は約90%である。
次に、第1実施例について説明する(図3A参照)。第1実施例では、n側電極層11直下の半導体層2中に低屈折率層3が配置されている。縁の近傍20で発光して、低屈折率層3の下面に臨界角以上の角度で入射した光は、全反射され、その後、p側電極層6下方に形成された反射層8での反射等の経路を経て素子外に取り出される。第1実施例では、低屈折率層3での全反射により、比較例のようなn側電極層11での反射ロスが抑制されて、光取り出し効率向上を図ることができる。
次に、第2実施例及び第3実施例による半導体発光素子について説明する。第2実施例及び第3実施例は、低屈折率層の構造が、第1実施例と異なる。まず、第2実施例について説明する。図4A〜図4Cは、第2実施例による半導体発光素子の低屈折率層の形成方法を示す概略断面図である。図1Bを参照して説明した工程、つまり、n型GaN層2a上にSiO層3を形成する工程までは、第1実施例と同様である。
図4Aを参照する。n型GaN層2a上にSiO層3を覆って、n型GaN層2bを成長させる。SiO層3の上面が一部覆われ、全部は覆われていない状態で、n型GaN層2bの成長を中断し、基板を成長装置から取り出す。n型GaN層2bの成長方向を矢印で示す。
図4Bを参照する。例えばHFを用いたエッチングによりSiO層3を除去し、SiO層3が形成されていた部分に空洞3Aを形成する。このように、第2実施例のSiO層3は、空洞3Aを形成するための型となる部材として利用される。
図4Cを参照する。n型GaN層2bの成長を再開して、空洞3Aの外側を完全に埋め込む。このようにして、空洞(気体層)による低屈折率層3Aを形成することができる。その後、第1実施例と同様にして、活性層4及びp型半導体層5の形成以後の工程が実施される。このようにして、第2実施例による半導体発光素子が形成される。
次に、第3実施例について説明する。図5A及び図5Bは、第3実施例による半導体発光素子の低屈折率層の形成方法を示す概略断面図である。図1Bを参照して説明した工程、つまり、n型GaN層2a上にSiO層3を形成する工程までは、第1実施例と同様である。
図5Aを参照する。SiO層3上面の縁部を覆い内部を露出するようなレジストパターンRPを形成する。覆われる縁部の幅は、例えば1μm程度である。レジストパターンRPをマスクとし、例えばCHFを用いてSiO層3をドライエッチングして、基部3bsの上面内部に凹部3ccが形成された構造3Bを形成する。その後、レジストパターンRPを除去する。
図5Bを参照する。構造3Bを覆って、n型GaN層2a上に、n型GaN層2bを成長する。n型GaN層2bは基部3bsの縁部上で横方向成長して、凹部3ccは埋め込まれずに残る。このようにして、SiOで形成された基部3bsと、空洞を形成する凹部3ccとを有する構造の低屈折率層3Bを形成することができる。その後、第1実施例と同様にして、活性層4及びp型半導体層5の形成以後の工程が実施される。このようにして、第3実施例による半導体発光素子が形成される。
以上説明したように、低屈折率層3で全反射を生じさせることにより、n側電極層11の反射ロスを抑制することができる。さらに、以下に考察するように、低屈折率層3の配置高さや幅を工夫することにより、より光取り出し効率向上を図ることができる。
図6A及び図6Bは、実施例による半導体発光素子の低屈折率層の配置例を示す概略断面図である。図6A及び図6Bは、それぞれ、低屈折率層3がSiO、空洞で形成されている第1実施例及び第2実施例に対応する。
GaNで形成された半導体層2を通って、SiOで形成された低屈折率層3へ入射する光の臨界角は37.4°であり、空洞で形成された低屈折率層3へ入射する光の臨界角は23.9°である。p側電極層6及び絶縁層7の上面、活性層4の上面、低屈折率層3の下面(反射界面)、n側電極層11aの下面は平行に配置されている。活性層4の表面の法線方向(あるいは、p側電極層6、絶縁層7、低屈折率層3、n側電極層11の表面の法線方向)を、角度の基準とする。
n側電極層11aの縁E1、E2の直下に、p側電極層6の絶縁層7に対する縁が配置され、これらの縁の直上に活性層部分A1、A2が配置されている。活性層部分A1、A2から発光された光の経路について考える。
活性層部分A1からn側電極層11aの下面を臨む臨界角方向を方向D1とし、活性層部分A1からn側電極層11aの遠い方の縁E2を臨む方向を方向D2とし、活性層部分A2からn側電極層11aの下面を臨む臨界角方向を方向D3とし、活性層部分A2からn側電極層11aの遠い方の縁E1を臨む方向を方向D4とする。
活性層部分A1から臨界角以上の角度で低屈折率層3に入射する光は、全反射される。従って、活性層部分A1から臨界角以上の方向に臨む領域に、低屈折率層3が配置されていることが望ましい。一方、活性層部分A1からn側電極層11aの遠い方の縁E2を臨む角度以上の角度で出射した光は、もともとn側電極層11aで遮蔽されることなく素子外に取り出される。したがって、活性層部分A1からn側電極層11aの遠い方の縁E2を臨む角度以上の領域には、低屈折率層3を配置しない方がよい。つまり、方向D1と方向D2との間の領域に、低屈折率層3を配置することが好ましい。
活性層部分A2から出射する光に対しても、活性層部分A1に関する上記の考察が対称的に成り立ち、方向D3と方向D4との間の領域に、低屈折率層3を配置することが好ましい。従って、活性層部分A1から臨む方向D1と活性層部分A2から臨む方向D4とが交差する位置P1と、活性層部分A2から臨む方向D3と活性層部分A1から臨む方向D2とが交差する位置P2との間に、低屈折率層3の下面(反射界面)を配置することが好ましいといえる。
例えば、活性層4の上面とn側電極層11aの下面との間の半導体層2の厚さを6μmとし、n側電極層11aの幅を10μmとする。図6Aに示すSiOによる低屈折率層3では臨界角は37.4°であり、交差位置P1、P2の活性層4上面からの高さは(つまり低屈折率層3の下面の配置高さは)、4.11μmと見積もられる。また、交差位置P1、P2間の長さは(つまり低屈折率層3の幅は)、3.71μmと見積もられる。
図6Bに示す空洞による低屈折率層3では臨界角は23.9°であり、交差位置P1、P2の活性層4上面からの高さは(つまり低屈折率層3の下面の配置高さは)、4.74μmと見積もられる。また、交差位置P1、P2間の長さは(つまり低屈折率層3の幅は)、5.80μmと見積もられる。臨界角が小さい方が、臨界角未満でn側電極層11aに当る光の割合を減少させることができる。
なお、上記の考察は低屈折率層3の配置の1つの考え方であり、低屈折率層3の下面を上記のような配置にすることが必須というわけではない。上記の考察は、低屈折率層3をより効果的に配置するための目安である。おおよその考え方として、交差位置P1、P2の間に、低屈折率層3が形成されていることが好ましいといえる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
1 成長基板
2a、2b n型GaN層
2 n型半導体層
3、3A、3B 低屈折率層
3bs 低屈折率層の基部
3cc 低屈折率層の凹部
4 活性層
5 p型半導体層
6 p側電極層
7 絶縁層
8 反射層
9 拡散防止/接合層
10 支持基板
11 n側電極層
11a、11b n側電極層の延在部分

Claims (7)

  1. 第1導電型を有する第1半導体層と、
    前記第1半導体層上に形成された活性層と、
    前記活性層上に形成され、前記第1導電型と反対の第2導電型を有する第2半導体層と、
    前記第2半導体層の上面に、該第2半導体層に接して配置され、第1の方向に延在する第2半導体層側電極と、
    前記第1半導体層の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在する絶縁層と、
    前記第1半導体層の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記絶縁層の外側に位置する第1半導体層側電極と、
    前記第2半導体中に埋め込まれ、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在して配置され、前記第2半導体層を形成する半導体材料よりも低屈折率の低屈折率層と
    を有し、
    前記低屈折率層は、空洞を含み、前記活性層から発光された光を全反射させる半導体発光素子。
  2. 前記低屈折率層は、平面視上、前記第2半導体層側電極の幅以内に収まるように配置されている請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記第2半導体層は、GaN系半導体で形成され、前記第1の方向は、GaNの<1−100>方向と平行である請求項1または2に記載の半導体発光素子。
  4. 第1導電型を有する第1半導体層と、
    前記第1半導体層上に形成された活性層と、
    前記活性層上に形成され、前記第1導電型と反対の第2導電型を有する第2半導体層と、
    前記第2半導体層の上面に、該第2半導体層に接して配置され、第1の方向に延在する第2半導体層側電極と、
    前記第1半導体層の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在する絶縁層と、
    前記第1半導体層の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記絶縁層の外側に位置する第1半導体層側電極と、
    前記第2半導体中に埋め込まれ、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在して配置され、前記第2半導体層を形成する半導体材料よりも低屈折率の低屈折率層と
    を有し、
    前記第2半導体層は、GaN系半導体で形成され、
    前記低屈折率層は、酸化シリコンで形成された基部と、前記活性層に面する側で前記基部に形成され空洞を形成する凹部とを含み、前記活性層から発光された光を全反射させる半導体発光素子。
  5. 第1導電型を有する第1半導体層と、
    前記第1半導体層上に形成された活性層と、
    前記活性層上に形成され、前記第1導電型と反対の第2導電型を有する第2半導体層と、
    前記第2半導体層の上面に、該第2半導体層に接して配置され、第1の方向に延在する第2半導体層側電極と、
    前記第1半導体層の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在する絶縁層と、
    前記第1半導体層下の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記絶縁層の外側に位置する第1半導体層側電極と、
    前記第2半導体中に埋め込まれ、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在して配置され、前記第2半導体層を形成する半導体材料よりも低屈折率の低屈折率層と
    を有し、
    前記低屈折率層は、前記活性層から発光された光を全反射させる半導体発光素子を製造する方法であって、
    成長基板上方に、前記第2半導体層を形成する工程と、
    前記低屈折率層を形成する工程と、
    前記第2半導体層上に、前記活性層を形成する工程と、
    前記活性層上に、前記第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層の上面に、該第1半導体層に接して、前記第1半導体層側電極及び前記絶縁層を形成する工程と、
    前記第1半導体層側電極及び前記絶縁層の上方に、支持基板を貼り付け、前記成長基板を除去し、前記第2半導体層を露出させる工程と、
    前記第2半導体層の上面に、該第2半導体層に接して、前記第2半導体層側電極を形成する工程と
    を有し、
    前記第2半導体層を形成する工程、及び、前記低屈折率層を形成する工程は、
    前記成長基板上方に、前記第2半導体層の一部である第1層を成長する工程と、
    前記第2半導体層の第1層上に、前記低屈折率層の型となる部材を形成する工程と、
    前記第2半導体層の第1層上に、前記型となる部材の上面の一部を残すように覆って、前記第2半導体層の他の部分である第2層を成長する工程と、
    前記型となる部材を除去し空洞を形成して、前記空洞からなる前記低屈折率層を形成する工程と、
    前記空洞の外側を埋め込むように、前記第2半導体層の第2層をさらに成長する工程と
    を有する半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記第2半導体層は、GaN系半導体で形成され、前記第1の方向は、GaNの<1−100>方向と平行であり、
    前記第2半導体層の第2層を、前記低屈折率層上で横方向成長させる請求項に記載の半導体発光素子の製造方法。
  7. 第1導電型を有する第1半導体層と、
    前記第1半導体層上に形成された活性層と、
    前記活性層上に形成され、前記第1導電型と反対の第2導電型を有する第2半導体層と、
    前記第2半導体層の上面に、該第2半導体層に接して配置され、第1の方向に延在する第2半導体層側電極と、
    前記第1半導体層の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在する絶縁層と、
    前記第1半導体層の下面に、該第1半導体層に接して配置され、前記絶縁層の外側に位置する第1半導体層側電極と、
    前記第2半導体中に埋め込まれ、前記第2半導体層側電極と対向し前記第1の方向に延在して配置され、前記第2半導体層を形成する半導体材料よりも低屈折率の低屈折率層と
    を有し、
    前記低屈折率層は、前記活性層から発光された光を全反射させる半導体発光素子を製造する方法であって、
    成長基板上方に、前記第2半導体層を形成する工程と、
    前記低屈折率層を形成する工程と、
    前記第2半導体層上に、前記活性層を形成する工程と、
    前記活性層上に、前記第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層の上面に、該第1半導体層に接して、前記第1半導体層側電極及び前記絶縁層を形成する工程と、
    前記第1半導体層側電極及び前記絶縁層の上方に、支持基板を貼り付け、前記成長基板を除去し、前記第2半導体層を露出させる工程と、
    前記第2半導体層の上面に、該第2半導体層に接して、前記第2半導体層側電極を形成する工程と
    を有し、
    前記第2半導体層を形成する工程、及び、前記低屈折率層を形成する工程は、
    前記成長基板上方に、前記第2半導体層の一部である第1層を成長する工程と、
    前記第2半導体層の第1層上に、第1部材を形成する工程と、
    前記第1部材に凹部を形成して、前記第1部材に前記凹部が形成された基部と前記凹部とを含む前記低屈折率層を形成する工程と、
    前記第2半導体層の第1層上に、前記低屈折率層を覆い、前記凹部に空洞が残るように、前記第2半導体層の他の部分である第2層を成長する工程と
    を有する半導体発光素子の製造方法。
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