JP6100519B2 - 映像視聴システム及び方法並びに視聴スケジュール管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザのスケジュールの管理を行ってテレビ視聴を可能とする映像視聴システムに関し、日々の予定や行事などの記録・確認・変更と同時に、テレビ視聴に関する行動も記録・確認・変更することで、いつでも好きなときに、好きなテレビ番組を見逃すことなく視聴できる映像視聴システム及び方法並びにこのシステムに使用する視聴スケジュール管理装置に関する。
パソコンや携帯電話などの情報通信端末には、日々の予定や行事を記録するスケジュール帳アプリが存在する。このアプリを利用することにより、ユーザは、友人と食事する約束をした時には、「○年○月○日○時○分から○と○にて食事」、子供の運動会の日程が決定した時には、「○年○月○日小学校運動会」などの予定を記録できる。
また、同じように、ユーザの日々の行動予定との違いはあれ、テレビ番組の録画予約をカレンダーに登録するものがある。特許文献1では、記録した予定の一覧が見易くなるように、カレンダー形式の表示に対してアイコンを使ってどんな内容かを示すことで、使い勝手の良い録画予約番組及び/又は視聴予約番組の一覧を表示できる放送受信システムが開示されている。
さらに、市販されているテレビ受像機の「視聴予約」機能や、iPhone/iPad向けアプリ「テレビ番組欄」(株式会社 日宣)(http://www.nissenad.co.jp/tvran/)のように、任意の番組に対して、アラームを設定しておき、その番組の放送が開始される前に、メッセージやアラームを出すことで、ユーザが見たいと思っていた番組を見逃さなくてすむようにするアプリも存在する。
また、デジタル放送テレビでは、前番組が延長され、放送開始時間が急遽遅れたとしても、視聴予約時間や録画予約時間を自動的にずらしてくれるなどの機能が搭載されるため、録画時刻を手動で変更する必要がなく、見たいと思っていた番組の録画を失敗することもなくなった。
しかしながら、従来のテレビ視聴環境は、放送スケジュールに、ユーザが都合を合わせて、行動予定を決定する必要がある。
例えば、午後8時から放送開始されるテレビ番組を見逃さずに見るためには、(1)同番組が始まる前にテレビを付けて手動で選局する方法、(2)視聴予約をしておくことで、同時刻になるときに、テレビが自動的に選局してくれる方法、(3)録画予約をしておき、一旦録画しておいて、好きな時刻に、録画された同番組を再生する方法がある。
特開2010−212843号公報
上述したテレビ視聴環境であると、(1)の場合、開始時刻を忘れてしまっていたり、近くにテレビがないなどで、見逃す可能性がある。(2)の場合、開始時刻を忘れることはないが、近くにテレビがないとき、見逃す可能性がある。(3)の場合、開始時刻を忘れることも、見逃す心配もないが、録画したにも関わらず、見ないまま放置される可能性がある。特に、今後、テレビ視聴環境における録画容量の増大に伴い、とりあえず録画しておいたが、結局見ることを忘れることになりかねないという懸念があった。
また、例えば、午後8時から放送開始されるテレビ番組があり、外出していたが、帰宅するのが遅れて、放送開始時刻に間に合わない。このとき、従来では、外出先から録画予約可能なシステムが存在するため、外出先からでも録画予約することで、当番組を見逃すことはないが、帰宅後、一旦録画されたもののメニューを選択し、一覧の中から当番組を選択し、再生する、という操作が必要であり、ステップ数が多く繁雑であるという課題があった。
このように、従来のテレビ視聴環境においては、見たい番組を自分の好きな時間にスケジューリングすることができない。また、視聴予約や録画予約などの操作、多チャンネルで放送される大量のテレビ番組に加え、Ustream(http://www.ustream.tv)に代表されるインターネット上の放送サービスなども考慮して管理できるものはなかった。
本発明は、上記実情に鑑みて提案されたもので、ユーザの日々の行動予定のスケジューリング(記録、確認、変更)と同じように、テレビ視聴の行動予定も簡単にスケジューリングできるようにして、見たいテレビ番組を見逃さないで、視聴できるようにする映像視聴システム及び方法並びに視聴スケジュール管理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、映像受信再生デバイスと、ユーザが所持する補助デバイスとが通信を介して連携して、映像を表示・録画する映像視聴システムであって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記補助デバイスは、ユーザの視聴予定映像及び行動予定について、ユーザスケジュールデータベースで管理するユーザスケジュール管理部と、ユーザの位置状況を推定するユーザ状況推定部と、を備える。
前記映像受信再生デバイスは、受信可能な映像に関する予定情報が登録された映像スケジュールデータベースと、前記補助デバイスのユーザ状況推定部及びユーザスケジュール管理部と連携し、映像スケジュールデータベースに基づいて、そのときのユーザ位置状況に適した視聴方法を決定する視聴方法決定部と、前記視聴方法決定部で決定された視聴方法に基づいて、受信映像の再生・録画に関して制御する映像制御部と、を備える。
そして、前記ユーザ状況推定部は、ユーザ状況として、ユーザの現在位置と映像受信再生デバイスの所在位置との位置関係を算出し、
前記ユーザスケジュール管理部は、現在時刻と、ユーザスケジュールデータベースに登録されている映像視聴の行動予定の開始時刻との時間差(予定待機時間)を算出し、
前記視聴方法決定部は、前記位置関係と時間差の関係から、1視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・再生する、2視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・録画する、3視聴予定映像を補助デバイスで受信・再生する、の前記1〜3のいずれかを決定する。
請求項2の発明は、請求項1の映像視聴システムにおいて、
前記視聴方法決定部は、前記1〜3のいずれかを決定するに際し、前記補助デバイスのバッテリー状況を考慮して決定することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1の映像視聴システムにおいて、前記補助デバイスは、前記視聴方法決定部にて決定された視聴方法をユーザに提示する提示部を備え、前記視聴方法に対してユーザが了承したことを示す入力がなされた場合に、その視聴方法に基づいて前記視聴方法決定部から提示された視聴方法を、前記映像制御部に通知することを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1の映像視聴システムにおいて、
前記ユーザスケジュール管理部は、
ユーザの行動予定を入力するための行動予定入力部を備え、
日常の行動予定や行事に対するユーザの行動予定を入力したり、前記映像スケジュールデータベースの内容を参照して、映像視聴の行動予定として指定した日時に視聴予定映像を観るという行動予定を入力可能とすることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1の映像視聴システムにおいて、
前記映像受信再生デバイスは、 テレビ放送波からテレビ放送信号を受信するチューナ部、又は、インターネットのストリーミング配信型の映像も受信できるインターネット接続部を備えることで映像を受信することを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1の映像視聴システムにおいて、
前記補助デバイスは、
前記映像受信再生デバイスとの間でデータの送受信を行う通信部と、
前記通信部を通じて映像受信再生デバイスが再生する映像を受信し、再生する映像受信再生部と、を備えることを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項1の映像視聴システムにおいて、
前記視聴方法決定部は、
映像視聴の行動予定通りに視聴できない場合、又は、ユーザ状況に適した視聴方法が決定されなかった場合、視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・録画することを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項1の映像視聴システムにおいて、
前記視聴方法決定部は、
ユーザの現在位置が映像受信再生デバイスが設置されたユーザの自宅内であり、予定待機時間が所定以内である場合、映像受信再生デバイスで視聴予定映像を受信・再生すると決定し、
ユーザの現在位置がユーザの自宅内であり、時間差が所定以上である場合、補助デバイスで視聴予定映像を受信・再生すると決定し、
ユーザの現在位置がユーザの自宅外である場合、映像受信再生デバイスで受信・録画すると決定することを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項1の映像視聴システムにおいて、
前記視聴方法決定部は、
映像受信再生デバイスの設置場所が、ユーザの現在位置から近い高速インターネット通信可能なスポットであり、
予定待機時間が所定以内である場合、前記映像受信再生デバイスで視聴予定映像を受信・再生すると決定することを特徴としている。
請求項10の発明は、請求項8の映像視聴システムにおいて、
前記視聴方法決定部において予定待機時間を元に決定判断に利用する所定値は、現在位置から映像受信再生デバイスの所在位置までのユーザの移動時間であることを特徴としている。
請求項11の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の映像視聴システムにおいて、
映像の再生制御を行う再生制御部を備え、
前記視聴方法決定部は、ユーザ状況から推測して、映像視聴の行動予定の時間通り視聴できない場合、視聴予定映像の重要箇所のみを抽出することを前記再生制御部に通知し
前記再生制御部は、視聴予定映像の重要箇所のみを再生することを特徴としている。
請求項12の発明は、請求項11の映像視聴システムにおいて、
前記再生制御部は、ユーザの周辺環境(映像を出力できるが音は出力できない、あるいは、映像を出力できないが音は出力できる)に合わせて、映像を出力しない又は音を出力しないで再生することを特徴としている。
請求項13の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の映像視聴システムにおいて、
行動予定入力部にて入力された行動予定と、ユーザスケジュールデータベース内の行動予定とを照合して、競合する行動予定が存在した場合は、双方の重要度を算出し、優先度の高い行動予定を優先してユーザスケジュールデータベース内に登録・更新する行動予定制御部を備えることを特徴としている。
請求項14の発明は、請求項13の映像視聴システムにおいて、
映像視聴に関する行動予定の重要度は、映像解析、テキスト解析、ユーザ嗜好分析の少なくともいずれかを用いて算出することを特徴としている。
請求項15の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の映像視聴システムにおいて、
前記行動予定は、ユーザ自身の行動予定だけでなく、自身の行動予定に影響を与える他人の行動予定も含めることを特徴としている。
請求項16の発明は、ユーザが所持しユーザの視聴予定映像及び行動予定を管理するスケジュール帳を備えると共に、ユーザの位置状況を推定する機能を備えたモバイル端末に対して、通信を介して連携することで映像を表示・録画する視聴スケジュール管理装置であって、
受信可能な映像に関する予定情報が登録された映像スケジュールデータベースと、
前記モバイル端末からのユーザの視聴予定映像及び行動予定のスケジュール及びユーザの位置情報から、ユーザ状況に適した視聴方法として1視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・再生する、2視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・録画する、3視聴予定映像を補助デバイスで受信・再生する、の前記1〜3のいずれかを決定する視聴方法決定部と、
前記視聴方法決定部で決定された視聴方法に基づいて、受信映像の再生・録画に関して制御する映像制御部と、
を備えることを特徴といている。
請求項17の発明は、映像受信再生デバイスと、ユーザが所持する補助デバイスとが通信を介して連携して、映像を表示・録画する映像視聴方法であって、
前記補助デバイスにおいて、ユーザの視聴予定映像及び行動予定について、ユーザスケジュールデータベースで管理するとともにユーザの位置状況を推定し、
これらの情報からユーザ状況に適した視聴方法を前記映像受信再生デバイスが備える視聴方法決定部で決定するに際し、1視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・再生する、2視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・録画する、3視聴予定映像を補助デバイスで受信・再生する、の前記1〜3のいずれかを行う
ことを特徴としている。
本発明によれば、日々の予定や行事を記録する補助デバイス側のスケジュール帳(ユーザスケジュールデータベース)において、スケジュール項目として、テレビ視聴行動を記録できるようにするとともに、映像受信再生デバイスを介してテレビ受像機に映像を出力して視聴することができる。
また、スケジュール帳上でスケジュール内容を変更するのに連動して、映像受信再生デバイスにより自動的に視聴予約および録画予約、録画、チャンネル切り替えなどを自動制御する。
さらに、ユーザ状況、予定しているスケジュール、テレビ番組の重要性に応じて、新規登録および変更時にスケジュール内容や視聴方法の候補を提示する。
その結果、日々の行動予定と同じ感覚で、テレビ視聴のスケジュールを管理できる。
また、スケジュールを新規登録するとき、変更するとき、予定していたスケジュールを変更する必要性が生じたとき、スケジュール方法および視聴方法の候補を、ユーザの状況、他のスケジュール、テレビ番組の重要性に応じて、自動的に提示することができる。
本発明の映像視聴システムを示すブロック図である。 表示されるスケジュール帳の例を示す図である。 本発明の映像視聴システムにおいて、登録済みテレビスケジュールに基づくテレビ再生・録画管理を行う場合のSTB側のフローチャート図である。 表示されるテレビ番組表及びスケジュール帳の遷移例を示す図である。 本発明の映像視聴システムにおいて、テレビ番組スケジュールの新規追加を行う場合の手順を示すもので、(a)はモバイル側のフローチャート図、(b)はSTB側のフローチャート図である。 表示されるテレビ番組表及びスケジュール帳の例を示す図である。 本発明の映像視聴システムにおいて、テレビ番組スケジュールの新規追加に伴って行う映像受信再生デバイス(STB)側の動作についてのフローチャート図である。 表示されるテレビ番組表及びスケジュール帳の遷移例を示す図である。 本発明の映像視聴システムにおいて、テレビ番組スケジュールの変更を行う場合の手順を示すもので、(a)はモバイル側のフローチャート図、(b)はSTB側のフローチャート図である。
本発明に係る映像視聴システムの実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。
映像視聴システムは、映像の受信及び出力を行う映像受信再生デバイス(STB)1と、映像受信再生デバイスに対して遠隔操作を行う補助デバイス(モバイル端末)2を備えて構成されている。映像受信再生デバイス(STB)1は、テレビ受像機3に映像を出力するようになっている。図1では、映像受信再生デバイス1とテレビ受像機3とを分けているが、一体の構成であってもよい。
映像受信再生デバイス1は、テレビ放送波からテレビ放送信号を受信するチューナ部、又は、インターネットのストリーミング配信型の映像も受信できるインターネット接続部を備えることで映像を受信するように構成されている。
補助デバイス2は、スマートフォン等のモバイル端末で構成され、STB通信部21、ユーザスケジュールデータベース22、ユーザ状況推定部23、ユーザスケジュール管理部24を備えて構成されている。
STB通信部21は、映像受信再生デバイス1のモバイル端末通信部15との間でデータの送受信を行うものである。したがって、映像受信再生デバイス1のモバイル端末通信部15と、補助デバイス2のSTB通信部21とが通信を介して連携している。
ユーザ状況推定部23は、ユーザの位置状況について、GPSやWi−Fi接続の有無で推定するものである。
ユーザスケジュール管理部24は、ユーザにより入力されたユーザの映像視聴の行動予定及び日常の行動予定や行事などのユーザの行動予定を管理し、例えば「映像を視聴する」等の行動スケジュール(スケジュール帳)がユーザスケジュールデータベース22に格納される。また、スケジュール帳は、モバイル端末が備える表示部に表示可能に構成されている。
例えば、ユーザ状況推定部23は、ユーザ状況として、ユーザの現在位置と映像受信再生デバイスの所在位置との位置関係を算出し、ユーザスケジュール管理部24は、現在時刻と、ユーザスケジュールデータベース22に登録されている映像視聴の行動予定の開始時刻との時間差(予定待機時間)を算出し、視聴方法決定部14は、位置関係と時間差の関係から、視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・再生するか、映像受信再生デバイスで受信・録画するか、補助デバイスで受信・再生するかのいずれかを決定する。
ユーザスケジュール管理部24は、ユーザの行動予定を入力するための行動予定入力部25を備え、日常の行動予定や行事などのユーザの行動予定を入力したり、映像スケジュールデータベース16の内容を参照して、映像視聴の行動予定として指定した日時に視聴予定映像を観るという行動予定が入力できるようになっている。
また、ユーザスケジュール管理部24は、行動予定入力部25にて入力された行動予定と、ユーザスケジュールデータベース22内の行動予定とを照合して、競合する行動予定が存在した場合は、双方の重要度を算出し、優先度の高い行動予定を優先してユーザスケジュールデータベース22内に登録・更新する行動予定制御部を備えている。
映像視聴に関する行動予定の重要度は、例えば、映像解析、テキスト解析、ユーザ嗜好分析の少なくともいずれかを用いて算出するようになっている。
映像解析を用いて算出する重要度は、映像中の動画又は音声を元に、盛り上がり区間や重要区間を推定する映像解析技術を利用して得られた特徴量を元に映像の重要性を算出した値とする。
テキスト解析を用いて算出する重要度は、時系列で投稿されたインターネット上の書き込みから、盛り上がり区間や重要区間を推定するテキスト解析技術を利用して得られた特徴量を元に映像の重要性を算出した値とする。
ユーザ嗜好分析を用いて算出する重要度は、ユーザの視聴履歴に基づいたユーザの嗜好分析技術を利用して得られた特徴量を元に映像の重要性を算出した値とする。
視聴スケジュール管理装置としての映像受信再生デバイス(STB)1は、例えばユーザの自宅に設置され、映像制御部11、録画映像記録部12、映像データベース13、視聴方法決定部14、モバイル端末通信部15、映像スケジュールデータベース16を備えて構成されている。また、映像受信再生デバイス(STB)1には、補助デバイス2のSTB通信部21及びモバイル端末通信部15を介して、補助デバイス2のユーザスケジュールデータベース22と同様のユーザスケジュールデータベース22がコピーされている。
映像制御部11は、映像の受信・再生・録画を制御するもので、録画する場合は映像を録画映像記録部12へ出力する。録画映像記録部12は、受信した映像を映像データベース13に格納する。また、後述するように、視聴方法決定部14で決定された視聴方法に基づいて、受信映像の再生・録画に関する制御を行う。
視聴方法決定部14は、ユーザが映像を視聴するに際しての方法、自宅又は外出先で観る、番組放送時間に観る、録画して後で観る等の選択を決定するものである。選択の決定に際しては、補助デバイス2のユーザ状況推定部23及びユーザスケジュール管理部24と連携し、ユーザスケジュールデータベース22に基づいて、そのときのユーザ位置状況に適した視聴方法を決定する。
以下、視聴方法決定部14において視聴方法を決定する場合のパターン例について説明する。
例えば、映像視聴の行動予定通りに視聴できない場合、又は、ユーザ状況に適した視聴方法が決定されなかった場合、視聴方法決定部14は、視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・録画するよう決定する。
また、ユーザの現在位置が映像受信再生デバイスが設置されたユーザの自宅内であり、予定待機時間が所定以内である場合、視聴方法決定部14は、映像受信再生デバイスで視聴予定映像を受信・再生すると決定する。
ユーザの現在位置がユーザの自宅内であり、時間差が所定値以上である場合、視聴方法決定部14は、補助デバイスで視聴予定映像を受信・再生すると決定する。この場合、視聴方法決定部14において予定待機時間を元に決定判断に利用する所定値は、現在位置から映像受信再生デバイスの所在位置までのユーザの移動時間とする。
ユーザの現在位置がユーザの自宅外である場合、視聴方法決定部14は、映像受信再生デバイスで受信・録画すると決定する。
また、映像受信再生デバイス1の設置場所が、ユーザの現在位置から近い高速インターネット通信可能なスポットであり、予定待機時間が所定以内である場合、視聴方法決定部14は、前記映像受信再生デバイスで視聴予定映像を受信・再生すると決定する。
モバイル端末通信部15は、補助デバイス(モバイル端末)2とのデータの送受信を行うものである。
映像スケジュールデータベース16は、受信可能な映像に関する予定情報が登録されており、例えば配信されたテレビ番組表の番組スケジュールが格納されている。
再生制御部17は、視聴方法決定部14で決定された視聴方法により視聴予定映像を再生するに際して、再生制御を行うものである。
例えば、視聴方法決定部14により、ユーザ状況から推測して、映像視聴の行動予定の時間通り視聴できない場合は、視聴予定映像の重要箇所のみを抽出することを再生制御部17に通知し、再生制御部17は、視聴予定映像の重要箇所のみを再生することで再生時間の短縮化を図る。
また、再生制御部17は、ユーザの周辺環境(映像を出力できるが音は出力できない、あるいは、映像を出力できないが音は出力できる)に合わせて、映像を出力しない又は音を出力しないで再生するよう制御してもよい。
再生制御部17により視聴予定映像の重要箇所のみを再生する場合、ユーザの行動予定の空き時間に合わせて、動画や音声から映像の盛り上がり区間や重要区間を推定する既存の映像解析技術を利用してダイジェスト映像を再生してもよい。
或いは、ユーザの行動予定の空き時間に合わせて、時系列で投稿されたインターネット上の書き込みから映像の盛り上がり区間や重要区間を推定する既存のテキスト解析技術を利用してダイジェスト映像を再生してもよい。
補助デバイス2は、映像受信再生デバイス1の視聴方法決定部14にて決定された視聴予定映像の視聴方法をユーザに提示する提示部を備えていてもよい。この提示部に提示された視聴方法に対して、ユーザが了承したことを示す入力がなされた場合に、その視聴方法に基づいて視聴方法決定部14から提示された視聴方法を、映像制御部11に通知することで、視聴予定映像の再生又は録画が行われる。
また、補助デバイス2は、通信により映像受信再生デバイス1が再生する映像を受信し、再生する映像受信再生部(図示せず)を備えることで、補助デバイス2側で視聴予定映像を再生することが可能となる。また、補助デバイス2側で視聴予定映像を再生する場合、補助デバイス2のバッテリー状況を映像受信再生デバイス1に通知し、このデータを考慮して映像受信再生デバイス1が視聴方法を選択するようにしてもよい。
テレビ受像機3は、映像受信再生デバイス1から出力される映像の再生を行うものであり、自宅に設置される場合や、公衆無線LANスポットに設置される場合がある。
再生を想定するテレビ番組は、
・地上波デジタル放送、BSデジタル放送、および、CSデジタル放送
・インターネット上のストリーミング放送(特に、ライブ限定で録画できないもの)
である。
また、これらの属性情報は、「番組名」「放送局」「放送開始日時」「放送終了日時」「内容」「出演者」「番組カテゴリ」とする。
また、上述した映像視聴システムにおいて、スケジュールおよび視聴方法の適応的な候補提示に影響を及ぼす要因としては、
・自分の(テレビ番組かどうかに関わらない)登録済みスケジュール
属性情報は、「名称」「開始日時」「終了日時」とする。
・あらかじめ登録してある自分以外の登録済みスケジュール
属性情報は、「名称」「開始日時」「終了日時」とする。
・ユーザの移動状況
属性情報としては、
「場所(住所)」
「状況(止まっている/歩いている/走っている/交通機関で移動している/それ以外)」
「周辺環境(音声付動画を視聴できる/音声出力できない/映像出力できない)」
「ユーザ所有端末の通信環境(宅内無線LANスポット/モバイル通信/公衆無線LANスポット)」
「最近隣(宅内あるいは公衆)無線LANスポットまでの距離」
とする。
・対象のテレビ番組(放送前)に関するインターネット解析情報に基づく重要度
属性上表としては、「インターネット上での当該テレビ番組に関する情報(ブログ、Twitter、口コミなど)を解析して得られる当該テレビ番組全体の重要度」
・対象のテレビ番組(放送済み)に関するインターネット解析情報に基づく重要度
属性情報としては、「インターネット上での当該テレビ番組に関する情報(ブログ、Twitter、口コミなど)を解析して得られる当該テレビ番組全体の重要度」および「テレビ番組の進行に合わせてインターネット情報を時系列に解析して得られるテレビ番組の区間ごとの重要度」とする。
・対象のテレビ番組(放送済み)に関する映像解析情報に基づく重要度
属性情報としては、「映像解析によって得られる当該テレビ番組全体の重要度」および「テレビ番組の進行に合わせて映像解析して得られるテレビ番組の区間ごとの重要度」とする。
上述した映像視聴システムの例では、行動予定は、ユーザ自身の行動予定としたが、ユーザ自身の行動予定に影響を与える他人の行動予定も行動予定に含めることをできる。この場合、行動予定入力部25に他人の行動予定を手動で入力する他に、予め登録した他人との間で行動予定を共有する通信を行うことで自動的に設定することもできる。
以下、映像視聴システムの基本動作となる(1)「登録済みスケジュールに基づくテレビ再生・録画管理」、(2)「テレビ番組スケジュールの新規追加」、(3)「テレビ番組スケジュールの変更」についてそれぞれ説明する。
(1)登録済みテレビスケジュールに基づくテレビ再生・録画管理
ユーザが事前に視聴したいテレビ番組について、登録済みテレビ番組としてユーザスケジュールデータベース22に登録した場合に、テレビ番組の開始時刻になったときの映像視聴システムの動作について、図2のスケジュール表及び図3のフローチャート図を参照して説明する。
ユーザスケジュールデータベース22のスケジュール表(図2)に、事前に「20:30からテレビ番組Y-20-01を見る」というスケジュールが登録されていて、現在時刻が20:30になった時、かつ、ユーザがテレビの前にいるとき、映像制御部11は、当該テレビ番組をテレビ受像機3に表示する。
映像制御部11では、ユーザスケジュールデータベース22に登録済みテレビ番組情報を取得し(ステップ31)、スケジュールの開始時刻かどうかを判断し(ステップ32)、開始時間である場合に登録済みテレビ番組が放送中番組か録画済番組かの判定を行う(ステップ33)。
放送中番組である場合は、ユーザ状況推定部23からの情報によりユーザがテレビの前かどうかを判断し(ステップ34)、ユーザがテレビの前にいる場合には、テレビ受像機3において選局したテレビ番組を表示する(ステップ35)。
ステップ34においてユーザがテレビの前にいない場合には、テレビ番組を録画し(ステップ36)、録画中情報をユーザスケジュールデータベース22に更新する(ステップ37)。
ステップ33において登録済みテレビ番組が録画済番組である場合は、補助デバイス2のユーザスケジュール管理部24に対してスケジュール変更依頼情報の送信を行う(ステップ38)。
すなわち、映像制御部11は、対象テレビ番組がユーザスケジュールデータベース22に登録されている番組か、対象テレビ番組が実際放送中のもの/録画されているものの区別、ユーザがテレビの前にいるかどうかの区別に基づいて、対象テレビ番組をテレビ受像機3に表示するか、録画するか、スケジュールを変更させるかを切り替える。
(2)テレビ番組スケジュールの新規追加
補助デバイス2のユーザスケジュールデータベース22に対して、テレビ番組スケジュールの新規追加を行う場合、それに伴うモバイル端末側及びSTB側の動作について、図4のテレビ番組表及びスケジュール表、図5(a)(b)のフローチャート図を参照して説明する。
補助デバイス2のユーザスケジュールデータベース22でテレビ番組スケジュールの新規追加を行う場合、今の時刻と、新規登録されたテレビ番組の実際の放送開始時刻との関係性に基づいて、映像受信再生デバイス(STB)1が自動的に動作を切り替える。すなわち、映像制御部11は、登録された対象テレビ番組が実際放送中のもの/録画されているものの区別、ユーザがテレビの前にいるかどうかの区別に基づいて、対象テレビ番組をテレビに表示するか、録画するか、ユーザスケジュールデータベース22に追加するかを切り替える。
映像スケジュールデータベース16のテレビ番組表(図4(a))の番組欄をチェックすることで、チェックされた番組の詳細データが表示された視聴時間帯の入力画面(図4(b))が表示される。そして、視聴時間帯を入力し登録ボタンを押すことで、そのデータがユーザスケジュールデータベース22のスケジュール表(図4(c))に表示される。
補助デバイス(モバイル端末)2において、スケジュール帳を起動してテレビ番組表(図4(a))を表示し(ステップ51)、観たいテレビ番組を選択(チェック)すると(ステップ52)、そのテレビ番組をスケジュールを追加するためのダイアログ(図4(b))が表示される(ステップ53)。その画面で、そのテレビ番組を観たい時間を設定して登録すると(ステップ54)、ユーザスケジュールデータベース22に登録されスケジュール帳(図4(c))に反映され(ステップ55)、映像受信再生デバイス1側に新規登録情報が送信される(ステップ56)。
映像受信再生デバイス(STB)1側では、モバイル端末通信部15が補助デバイス2側からの新規登録情報を受信すると(ステップ57)、ユーザスケジュールデータベース22の追加・更新を行う(ステップ58)。
次に、テレビ番組スケジュールの新規追加に伴って行う映像受信再生デバイス(STB)1側の動作について、図6のテレビ番組表及びスケジュール表、図7のフローチャート図を参照して説明する。
テレビ番組スケジュールの新規追加において、今の時刻と、新規登録されたテレビ番組の実際の放送開始時刻との関係性に基づいて、映像受信再生デバイス1が自動的に動作を切り替える。
例えば、図6(a)の番組表及びスケジュール表に示すように、今の時間が14時30分である時、新規登録番組(Y-14-01)の開始時間が14時30分より以前の14時である場合、番組(Y-14-01)を選択した時に、録画されている映像を視聴するものと判断し、希望視聴時間を入力することで、例えば15時30分から番組(Y-14-01)を視聴することがユーザスケジュールデータベース22に追加される。
また、図6(b)の番組表及びスケジュール表に示すように、今の時間が14時30分である時、新規登録番組(Y-15-01)の開始時間が14時30分より以後の15時である場合、番組(Y-15-01)を選択した時に、スケジュール表では15時から番組(z-21-01)が視聴予定である場合、番組(Y-15-01)は録画映像を視聴するものと判断し、希望視聴時間を入力することで、例えば15時30分から番組(Y-15-01)を視聴することがユーザスケジュールデータベースに追加される。
映像受信再生デバイス(STB)1において、モバイル端末通信部15が補助デバイス2側からのユーザスケジュールデータベース22の更新・変更情報を受信すると(ステップ71)、今放送中の番組であるかを判断し(ステップ72)、放送中の番組であればユーザがテレビの前にいるかどうかを判断し(ステップ73)、ユーザがテレビの前にいる場合はスケジュールに空きがあるかを判断し(ステップ74)、スケジュールの空きがある場合にはテレビ番組を選局して再生する(ステップ75)。
ステップ74でスケジュールの空きがない場合には、ユーザにテレビ番組の再生か録画かを選択させる(ステップ76)。
ステップ73でユーザがテレビの前にいない場合は、テレビ番組を録画し(ステップ77)、録画中情報をユーザデータベースに更新する(ステップ78)。
ステップ72で放送中の番組でない場合、予約情報をユーザデータベースに更新する(ステップ79)。
すなわち、映像制御部11は、登録された対象テレビ番組が実際放送中のもの/録画されているものの区別、ユーザがテレビの前にいるかどうかの区別に基づいて、対象テレビ番組をテレビに表示するか、録画するか、ユーザスケジュールデータベース22に追加するかを切り替える。
(3)「テレビ番組スケジュールの変更」
補助デバイス2のユーザスケジュールデータベース22に対して、テレビ番組スケジュールの変更を行う場合、それに伴うモバイル端末側及びSTB側の動作について、図8のテレビ番組表及びスケジュール表、図9(a)(b)のフローチャート図を参照して説明する。
ユーザスケジュールデータベース22のスケジュール表(図8(a))に表示された既に登録された視聴予定の番組をチェックすることで、登録済の番組データが表示された入力画面(図8(b))が表示され、変更する視聴時間を入力し登録ボタンを押すことで、そのデータがスケジュール表(図8(c))に反映される。
補助デバイス(モバイル端末)2において、テレビ番組スケジュールの変更動作を行う場合、スケジュール帳を起動してスケジュール表(図8(a)左)を表示し(ステップ91)、変更したいテレビ番組スケジュールを選択(チェック)すると(ステップ92)、そのスケジュールを変更するためのダイアログ(図8(a)中)が表示される(ステップ93)。その画面で、そのテレビ番組を観る変更後の時間を設定して登録すると(ステップ94)、ユーザスケジュールデータベース22のスケジュール帳(図8(a)右)に登録され(ステップ95)、映像受信再生デバイス1側に変更情報が送信される(ステップ96)。
映像受信再生デバイス(STB)1側では、モバイル端末通信部15が補助デバイス2側からの変更情報を受信すると(ステップ97)、ユーザスケジュールデータベース22のスケジュール帳(図8(b))を更新する(ステップ98)。
なお、ユーザが手動でスケジュールを変更しなくても、映像受信再生デバイス(STB)1側で自動的に判断してもよい。その際、一旦は、当該テレビ番組を録画しておき、その後、ユーザに対して、当該テレビ番組を観る時間を設定するようメッセージを出して設定させるようにしてもよい。
(4)「ユーザの状況、他のスケジュール、テレビ番組の重要性に応じた提示」
次に、上述した基本動作に加えて、スケジュールを新規登録する時、変更する時、予定しているスケジュールを変更する必要性が生じた時において、スケジュール方法及び視聴方法の候補をユーザの状況、他のスケジュール、テレビ番組の重要性に応じて、自動的かつ適応的に提示する場合について説明する。
(a)予定しているスケジュールを変更する必要性が生じたとき
現在時刻と、直近の登録済みテレビ番組スケジュールの開始時刻とを随時比較し、ユーザの移動状況から判断して、当該テレビ番組を視聴できないと判断できたとき、本動作を行う。
その判断は、現在時刻、ユーザの現在地、および、ユーザの移動状況から、ユーザが自宅のテレビ受像機の前に着く時刻を予測し、当該テレビ番組の視聴開始時刻よりも遅れるかどうかを比較する。
遅れると判断できたとき、同スケジュールのまま当該テレビ番組を視聴するか、スケジュールを遅らせて視聴するかを、ユーザに問う。同スケジュールのまま「当該テレビ番組を視聴する」を選択した場合、ユーザの現在の状況を継続してモバイル端末上で当該テレビ番組を視聴するか、ユーザの最近隣の公衆無線LANスポットに移動して、モバイル端末あるいはそこに設置された受像機上で当該テレビ番組を視聴するかの候補を提示する。
ユーザの最近隣の公衆無線LANスポットに移動して視聴する候補を提示するのは、現在時刻、ユーザの現在地、ユーザの移動状況、および、最近隣の公衆無線LANスポットまでの距離から、ユーザがそのスポットに着く時刻を予測し、当該テレビ番組の視聴開始時刻よりも遅れるかどうかを比較する。
当該テレビ番組の視聴は、モバイル端末に備わったテレビチューナ(例えばワンセグ)を利用して再生する、又は、自宅のHDRに通信ネットワーク経由で受信できるアプリを利用して再生する、又は、インターネット経由で受信できるブラウザを利用して再生してもよい。
(b)あるテレビ番組の視聴スケジュールを新規登録あるいは変更して、同時間帯に他のスケジュールがすでに登録されているとき
対象テレビ番組を新規登録あるいは変更して、同登録時間帯に他のスケジュールがすでに登録されていて競合するとき、本動作を行う。
2つのスケジュールが競合したとき、登録内容を改めてユーザに確認するだけでなく、2つのスケジュールの重要度を元に比較しつつ、他のスケジュール内容および視聴方法の候補を提示する。つまり、登録済みのスケジュールと、当該テレビ番組のスケジュールの重要度を比較し、重要度の高い方を優先して登録する。スケジュールが当該テレビ番組の重要度の方が低かった場合、その他のスケジュール候補を提示して、ユーザに選択させる。
対象となるスケジュールの重要度、および、競合する2つのスケジュールの中の重要度比較は、次のルールで決定する。登録済みのスケジュールが、テレビ番組以外の予定である場合は、その種類に関係なく、その重要度の方が、登録しようとした当該テレビ番組の重要度よりも高いと判定する。
また、登録しようとしたテレビ番組が、地デジ/BS/CS放送で現在放送中あるいは間もなく放送される番組のとき、あるいは、ライブ限定で録画もできないインターネットストリーミング番組のとき、その重要度の方が高いと判定する。もし、競合する番組ともに現在放送中あるいは間もなく放送される番組など、条件が同じ場合には、先に登録している方を優先して、後から登録しようとした方を録画に回した後、その視聴スケジュール内容および視聴方法の候補を提示する。
さらに、登録済みのスケジュールおよび登録しようとしたスケジュールがテレビ番組(録画済みであり)である場合、その重要度は、「対象のテレビ番組が、地デジ/BS/CS/インターネットストリーミングのいずれかに基づく重要度d1」、「対象のテレビ番組(放送前)に関するインターネット解析情報に基づく重要度d2」、「対象のテレビ番組(放送済み)に関するインターネット解析情報に基づく重要度d3」、「対象のテレビ番組(放送済み)に関する映像解析情報に基づく重要度d4」を線形和して決定する。つまり、各項目に関する係数をa1、a2、a3、a4で与えると、各テレビ番組の重要度は、d1*(a2*d2+a3*d3+a4*d4)で求める。
上述した方法によって重要度の低い方のスケジュールで、かつ、それがテレビ番組であったとき、その新たなスケジュールを設定させるフォームを、ユーザに提示し、手動で入力させるのに加えて、当該テレビ番組が、現在時刻でも視聴できる状態である(放送済みで録画されている、放送中、間もなく放送される)ときには、ユーザの移動状況に応じて、スケジュール内容および視聴方法の候補を提示する。
すなわち、当該テレビ番組が放送済みで録画されている場合、ユーザは今すぐでなくても、いつでもそのテレビ番組を見ることができるため、競合した優先度の高かったテレビ番組のスケジュールの前後の時間帯の中で、当該テレビ番組の視聴時間が埋まる最も近い時間帯を自動的に探索し、ユーザに提示する。
上述した例において、登録するスケジュールとして、テレビ番組のスケジュールを登録するときを想定して記述したが、テレビ番組に関係しない一般的な予定であっても、同様に処理する。また、上記以外に想定されるシーケンス、判定条件であっても、同様に処理する。
上述した例において、ユーザ状況に応じてスケジュール候補を提示するとき、ユーザのスケジュールの中で、当該テレビ番組の再生時間が入る空き時間があるときを想定したが、映像解析技術を利用して、当該テレビ番組のダイジェスト映像を生成し、再生時間を短縮することで、当該空き時間よりも短い空き時間に入れることもできる。
上述した例において、ユーザ状況に応じてスケジュール候補を提示するとき、ユーザの周辺状況として、映像を出力できるが音は出力できない環境、あるいは、映像は出力できないが音は出力できる環境であるとき、対象テレビ番組に対して、それぞれの環境に合わせて編集することで、スケジュールの空き時間を効果的に利用するようなスケジュール候補提示であってもよい。
上述したシステム例では、自分のスケジュールの中だけを想定した例を示したが、自分のスケジュールに関係する他人のスケジュールと競合するときも同様に処理する。
上述した映像視聴システムによれば、ユーザがテレビ番組を見たいと思う時間帯にスケジュール登録でき、かつ、ユーザがテレビ番組を見られる環境であれば、スケジュールの中で効果的に見られるようにスケジュール機能およびテレビ番組視聴管理(放送受信、再生、録画など)を行うことができる。
1…映像受信再生デバイス(視聴スケジュール管理装置)、 2…補助デバイス(モバイル端末)、 3…テレビ受像機、 11…映像制御部、 12…録画映像記録部、 13…映像データベース、 14…視聴方法決定部、 15…モバイル端末通信部、 16…映像スケジュールデータベース、 17…再生制御部、 21…STB通信部、 22…ユーザスケジュールデータベース、 23…ユーザ状況推定部、 24…ユーザスケジュール管理部、 25…行動予定入力部。

Claims (17)

  1. 映像受信再生デバイスと、ユーザが所持する補助デバイスとが通信を介して連携して、映像を表示・録画する映像視聴システムであって、
    前記補助デバイスは、
    ユーザの視聴予定映像及び行動予定について、ユーザスケジュールデータベースで管理するユーザスケジュール管理部と、
    ユーザの位置状況を推定するユーザ状況推定部と、
    を備え、
    前記映像受信再生デバイスは、
    受信可能な映像に関する予定情報が登録された映像スケジュールデータベースと、
    前記補助デバイスのユーザ状況推定部及びユーザスケジュール管理部と連携し、映像スケジュールデータベースに基づいて、そのときのユーザ位置状況に適した視聴方法を決定する視聴方法決定部と、
    前記視聴方法決定部で決定された視聴方法に基づいて、受信映像の再生・録画に関して制御する映像制御部と、を備え、
    前記ユーザ状況推定部は、ユーザ状況として、ユーザの現在位置と映像受信再生デバイスの所在位置との位置関係を算出し、
    前記ユーザスケジュール管理部は、現在時刻と、ユーザスケジュールデータベースに登録されている映像視聴の行動予定の開始時刻との時間差(予定待機時間)を算出し、
    前記視聴方法決定部は、前記位置関係と時間差の関係から、1視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・再生する、2視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・録画する、3視聴予定映像を補助デバイスで受信・再生する、の前記1〜3のいずれかを決定する
    ことを特徴とする映像視聴システム。
  2. 前記視聴方法決定部は、前記1〜3のいずれかを決定するに際し、前記補助デバイスのバッテリー状況を考慮して決定する請求項1に記載の映像視聴システム。
  3. 前記補助デバイスは、
    前記視聴方法決定部にて決定された視聴方法をユーザに提示する提示部を備え、
    前記視聴方法に対してユーザが了承したことを示す入力がなされた場合に、その視聴方法に基づいて前記視聴方法決定部から提示された視聴方法を、前記映像制御部に通知する請求項1に記載の映像視聴システム。
  4. 前記ユーザスケジュール管理部は、
    ユーザの行動予定を入力するための行動予定入力部を備え、
    日常の行動予定や行事に対するユーザの行動予定を入力したり、前記映像スケジュールデータベースの内容を参照して、映像視聴の行動予定として指定した日時に視聴予定映像を観るという行動予定を入力可能とする請求項1に記載の映像視聴システム。
  5. 前記映像受信再生デバイスは、
    テレビ放送波からテレビ放送信号を受信するチューナ部、又は、インターネットのストリーミング配信型の映像も受信できるインターネット接続部を備えることで映像を受信する請求項1に記載の映像視聴システム。
  6. 前記補助デバイスは、
    前記映像受信再生デバイスとの間でデータの送受信を行う通信部と、
    前記通信部を通じて映像受信再生デバイスが再生する映像を受信し、再生する映像受信再生部と、
    を備える請求項1に記載の映像視聴システム。
  7. 前記視聴方法決定部は、
    映像視聴の行動予定通りに視聴できない場合、又は、ユーザ状況に適した視聴方法が決定されなかった場合、視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・録画する
    請求項1に記載の映像視聴システム。
  8. 前記視聴方法決定部は、
    ユーザの現在位置が映像受信再生デバイスが設置されたユーザの自宅内であり、予定待機時間が所定以内である場合、映像受信再生デバイスで視聴予定映像を受信・再生すると決定し、
    ユーザの現在位置がユーザの自宅内であり、時間差が所定以上である場合、補助デバイスで視聴予定映像を受信・再生すると決定し、
    ユーザの現在位置がユーザの自宅外である場合、映像受信再生デバイスで受信・録画すると決定する
    請求項1に記載の映像視聴システム。
  9. 前記視聴方法決定部は、
    映像受信再生デバイスの設置場所が、ユーザの現在位置から近い高速インターネット通信可能なスポットであり、
    予定待機時間が所定以内である場合、前記映像受信再生デバイスで視聴予定映像を受信・再生すると決定する
    請求項1に記載の映像視聴システム。
  10. 前記視聴方法決定部において予定待機時間を元に決定判断に利用する所定値は、現在位置から映像受信再生デバイスの所在位置までのユーザの移動時間である請求項8に記載の映像視聴システム。
  11. 映像の再生制御を行う再生制御部を備え、
    前記視聴方法決定部は、ユーザ状況から推測して、映像視聴の行動予定の時間通り視聴できない場合、視聴予定映像の重要箇所のみを抽出することを前記再生制御部に通知し、
    前記再生制御部は、視聴予定映像の重要箇所のみを再生する
    請求項1から10のいずれかに記載の映像視聴システム。
  12. 前記再生制御部は、ユーザの周辺環境(映像を出力できるが音は出力できない、あるいは、映像を出力できないが音は出力できる)に合わせて、映像を出力しない又は音を出力しないで再生する請求項11に記載の映像視聴システム。
  13. 行動予定入力部にて入力された行動予定と、ユーザスケジュールデータベース内の行動予定とを照合して、競合する行動予定が存在した場合は、双方の重要度を算出し、優先度の高い行動予定を優先してユーザスケジュールデータベース内に登録・更新する行動予定制御部を備える請求項1から10のいずれかに記載の映像視聴システム。
  14. 映像視聴に関する行動予定の重要度は、映像解析、テキスト解析、ユーザ嗜好分析の少なくともいずれかを用いて算出する請求項13に記載の映像視聴システム。
  15. 前記行動予定は、ユーザ自身の行動予定だけでなく、自身の行動予定に影響を与える他人の行動予定も含める請求項1から10のいずれかに記載の映像視聴システム。
  16. ユーザが所持しユーザの視聴予定映像及び行動予定を管理するスケジュール帳を備えると共に、ユーザの位置状況を推定する機能を備えたモバイル端末に対して、通信を介して連携することで映像を表示・録画する装置であって、
    受信可能な映像に関する予定情報が登録された映像スケジュールデータベースと、
    前記モバイル端末からのユーザの視聴予定映像及び行動予定のスケジュール及びユーザの位置情報から、ユーザ状況に適した視聴方法として1視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・再生する、2視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・録画する、3視聴予定映像を補助デバイスで受信・再生する、の前記1〜3のいずれかを決定する視聴方法決定部と、
    前記視聴方法決定部で決定された視聴方法に基づいて、受信映像の再生・録画に関して制御する映像制御部と、
    を備えることを特徴とする視聴スケジュール管理装置。
  17. 映像受信再生デバイスと、ユーザが所持する補助デバイスとが通信を介して連携して、映像を表示・録画する映像視聴方法であって、
    前記補助デバイスにおいて、ユーザの視聴予定映像及び行動予定について、ユーザスケジュールデータベースで管理するとともにユーザの位置状況を推定し、
    これらの情報からユーザ状況に適した視聴方法を前記映像受信再生デバイスが備える視聴方法決定部で決定するに際し、1視聴予定映像を映像受信再生デバイスで受信・再生する、2映像受信再生デバイスで受信・録画する、3補助デバイスで受信・再生する、の前記1〜3のいずれかを行う
    ことを特徴とする映像視聴方法。
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