JP2015027044A - 情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Koichi Aihara
孝一 相原
大島 浩一
Koichi Oshima
浩一 大島
村林 昇
Noboru Murabayashi
昇 村林
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Abstract

【課題】ユーザに適したコンテンツを、視聴時間も考慮して推薦する。【解決手段】ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得する取得部と、取得部により取得された行動履歴情報と嗜好情報を用いて、コンテンツを選択する選択部と、選択部により選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように1組に含まれる各コンテンツの時間を調整する調整部と、調整部により調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成する作成部とを備える。本技術は、録画装置に適用できる。【選択図】図15

Description

本技術は、情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラムに関する。詳しくは、ユーザの嗜好や行動履歴に基づき、ユーザにより適した番組などの推薦を行える情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラムに関する。
静止画や動画像などのコンテンツを閲覧できる機器が増えてきている。例えば、携帯電話機などでも、ユーザは、所望とするコンテンツを閲覧できる。そこで、コンテンツ再生機能を備えた移動通信端末等の携帯再生装置を使用するユーザのすき間時間を有効に利用できるようにすることが特許文献1で提案されている。
また、特許文献2では、通勤時間などの空き時間内に最後まで視聴可能なコンテンツやコンテンツのシーン等が選択され再生されるようにするための技術が提案されている。
特開2008-259117号公報 特開2011-249940号公報
放送番組などのコンテンツを視聴する場合に、複数の視聴者の視聴情報に基づいて、視聴された回数が多く人気があると判断される番組が推薦されたり、視聴者自身の視聴履歴に基づいて、その視聴者に適したコンテンツが推薦されたりすることが提案されている。
このような提案によれば、視聴者に適したコンテンツを推薦することは可能であるが、推薦されたコンテンツを、視聴者が視聴したいと所望する時間に視聴できない可能性がある。また、推薦されたコンテンツは、必ずしも視聴者が見られる時間内のコンテンツであるとは限らない。例えば、夜に、視聴者に対してコンテンツを推薦したが、その推薦したコンテンツの時間が長いと、視聴者の就寝時刻までに視聴できない可能性があった。
視聴者の就寝時間なども考慮したコンテンツの推薦ができることが望まれている。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザにより適したコンテンツなどの推薦が行えることができるようにするものである。
本技術の一側面の情報処理装置は、ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて、コンテンツを選択する選択部と、前記選択部により選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように前記1組に含まれる各コンテンツの時間を調整する調整部と、前記調整部により調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成する作成部とを備える。
前記選択部は、前記行動履歴情報から、時刻毎の前記ユーザの居場所を推定し、推定された居場所に適したコンテンツのジャンルを選択し、選択された前記ジャンルにおけるコンテンツであり、人気度が高いコンテンツを選択するようにすることができる。
前記選択部は、選択された前記人気度が高い上位のコンテンツの中から、前記嗜好情報に基づいて、さらにコンテンツを選択するようにすることができる。
前記調整部は、処理対象とされた第1のコンテンツと、前記第1のコンテンツの時間的に前後に位置する第2のコンテンツと第3のコンテンツから、前記1組を構成し、前記第1乃至3のコンテンツの各コンテンツに割り当てる時間配分を調整するようにすることができる。
前記第1乃至3のコンテンツのそれぞれのコンテンツにおいて、前記コンテンツを複数の区間に分割し、前記区間毎の盛り上がり度を算出し、前記盛り上がり度の高い区間数に応じた時間配分を行うようにすることができる。
前記盛り上がり度は、前記コンテンツを撮像したカメラのパン、チルト、ズームを表す特徴量と、前記コンテンツから抽出される音声パワーに関する特徴量を用いて算出されるようにすることができる。
前記コンテンツは、テレビジョン放送される番組、ネット上で公開されているコンテンツ、録画機器に録画されているコンテンツのいずれかであるようにすることができる。
前記行動履歴情報は、ユーザが居た位置の情報と、その情報が取得された時刻の情報とが関連付けられた情報であるようにすることができる。
前記選択部は、所定の時間とジャンルが関連付けられたデフォルトの表に記載されている前記ジャンルに属するコンテンツの中から、前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて選択するようにすることができる。
前記作成部により作成された表は、放送局と放送時間を関連付けた番組表と並記されてユーザに提示されるようにすることができる。
表示部に表示されている所定の物体に対して、前記ユーザが所定の操作をした場合、前記所定の物体に関する情報を、前記ユーザの嗜好情報として扱うようにすることができる。
本技術の一側面の情報処理方法は、ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得し、取得された前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて、コンテンツを選択し、選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように前記1組に含まれる各コンテンツの時間を調整し、時間調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成するステップを含む。
本技術の一側面のプログラムは、取得部、選択部、調整部、および作成部を有する情報処理装置を制御するコンピュータに、前記取得部が、ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得し、前記選択部が、取得された前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて、コンテンツを選択し、前記調整部が、選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように前記1組に含まれる各コンテンツの時間を調整し、前記作成部が、時間調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成するステップを含む処理を実行させる。
本技術の一側面の情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラムにおいては、ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報が取得され、取得された行動履歴情報と嗜好情報が用いられて、コンテンツが選択され、選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように1組に含まれる各コンテンツの時間が調整され、時間調整された各コンテンツの情報が記載された表が作成される。
本技術の一側面によれば、ユーザにより適したコンテンツなどの推薦を行えるようになる。
本技術が適用されるシステムの一実施の形態の構成を示す図である。 端末の構成を示す図である。 特徴抽出部の構成を示す図である。 重要区間の設定について説明するための図である。 表示される番組表の一例を示す図である。 推薦する番組の時間調整について説明する図である。 推薦する番組の時間調整について説明する図である。 端末の機能について説明する図である。 個人番組表の作成に係わる処理について説明するフローチャートである。 個人番組表の作成に係わる処理について説明するフローチャートである。 個人番組表の作成に係わる処理について説明するフローチャートである。 個人番組表の作成に係わる処理について説明するフローチャートである。 デフォルト番組表を用いない場合の個人番組表の作成について説明する図である。 デフォルト番組表を用いる場合の個人番組表の作成について説明する図である。 コンテンツの時間配分について説明するための図である。 コンテンツの時間配分について説明するための図である。 嗜好情報の取得について説明するための図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
1.システムの構成
2.端末の構成
3.個人番組表について
4.時間配分について
5.端末の機能について
6.個人番組表の作成に係わる処理
<システムの構成>
図1は、本技術が適用されるシステムの一実施の形態の構成を示す図である。図1に示したシステムは、ネットワーク10、サーバ11、携帯端末12、および端末13から構成される。図1に示したシステムにおいては、ユーザの行動や嗜好などに基づいて、そのユーザに適したコンテンツが推薦される。コンテンツとしては、テレビジョン放送として放送されるコンテンツ(番組)、レコーダなどに記憶されたコンテンツ、インターネットなどで公開されているコンテンツなどである。
ここでは、携帯端末12と端末13は、ユーザ側の装置であるとし、端末13において、ユーザに推薦するコンテンツのリスト(以下、個人番組表と称する)を作成し、提供するとして説明を続ける。
サーバ11は、例えば、テレビジョン放送を行う放送局や、ネットによるコンテンツの配信を行う配信局側の装置であり、端末13が個人番組表を作成するときに必要とする情報を提供する。詳細は後述するが、例えば、番組表(EPG:Electronic Program Guide)の情報などが、サーバ11から端末13に提供される。
携帯端末12は、例えば携帯電話機などの端末であり、ユーザが携帯して利用する端末である。携帯端末12から、ユーザの行動履歴、例えば、所定の時間において、ユーザが居た場所の情報などが、サーバ11または端末13に送信される。サーバ11に送信され、サーバ11側で行動履歴が解析され、解析結果が、端末13に供給されるようにしても良いし、端末13に直接的に送信され、端末13で、行動履歴が解析されるようにしても良い。
また、携帯端末12からは、嗜好情報なども送信される。例えば、携帯端末12で検索した検索履歴、閲覧したコンテンツに関する情報、電子メールから抽出される単語などが、嗜好情報として収集され、サーバ11または端末13に送信される。
端末13は、ユーザの行動履歴や嗜好情報などを用いて、ユーザに適したコンテンツを推薦する。
<端末の構成>
図2は、端末13の構成を示す図である。端末13は、テレビジョン受像機、レコーダ、パーソナルコンピュータなどであり、推薦されるコンテンツの情報(個人番組表)を閲覧できるディスプレイを備える機器、またはディスプレイに個人番組表の情報を提供できる機器である。ここでは、録画機能を有し、ネットワーク10に接続する機能を有するレコーダ(録画機器)を例にあげて説明する。
端末13は、ネットワーク10に接続し、例えばサーバ11とデータの授受を行うネットワークI/F31を備える。また端末13は、テレビジョン放送を受信するアンテナ51と接続され、ユーザの指示により所定のチャンネルのデータを抽出するチューナー32を備える。また端末13は、記録処理部33を備え、端末13に備えられている、例えば、一時記憶部37、ディスクドライブ38に装着されているディスク状記録媒体38a、または記録媒体39へのデータの記録に関する処理を行う。
I/F35は、操作部36に対するインタフェースである。操作部36は、例えば、リモートコントローラであり、リモートコントローラからの信号は、I/F35を介して、端末13に取り込まれる。取り込まれた操作部36からの信号は、情報処理部34により解析され、対応する処理が行われる。一時記憶部37は、必要に応じ、データを一時的に記憶する。
再生処理部40は、一時記憶部37、ディスクドライブ38に装着されているディスク状記録媒体38a、または記録媒体39に記録されているデータの再生に関する処理を行う。表示処理部41は、ディスプレイ42の表示に関する処理を行う。
なお、ここでは、端末13が録画機器である場合を例にあげて説明しているため、ディスプレイ42は、外部機器として存在する。しかしながら、例えば、端末13がテレビジョン受像機のようなディスプレイ42を備える構成とされている場合であっても、本技術が適用される装置であることにはかわりがない。
特徴量抽出部43は、図3を参照して後述する構成を有し、コンテンツの特徴量を抽出する。抽出されたコンテンツの特徴量は、個人番組表を作成するときに用いられる。システムコントローラ44は、端末13内の各種の制御を行う。端末13内の各部は、データバス45とコントロールバス46に接続されている。
図3は、特徴量抽出部43の内部構成例を示す図である。特徴量抽出部43は、動きベクトル検出部71、カメラ特徴判定部72、音声信号処理部73、盛り上がり判定部74、および重要区間評価値処理部75から構成される。
動きベクトル検出部71には、動画像データが入力される。動きベクトル検出部71は、入力された動画像データを解析し、動きベクトルを検出する。抽出された動きベクトルに関するデータは、カメラ特徴判定部72に供給される。カメラ特徴判定部72は、検出された動きベクトルに基づき、カメラのパン、チルト、ズームなどのカメラの動きの特徴を判定する。
例えば、後述するように、コンテンツを、そのコンテンツの本来の長さよりも、短い時間で再生するような場合に、カメラの特徴、換言すれば、コンテンツの所定の場面の特徴から、重要度を判定するようにする。そして重要と思われる部分は、できる限り早送り再生することなく、また重要ではないと思われる部分は、削除された再生が行われるようにする。
このような重要度を判定する基準として、音声も用いることできる。音声信号処理部73には、音声データが入力される。音声の特徴として、FFT解析などにより音声などから歓声を検出することが考えられる。そこで、音声信号処理部73は、FFT解析などにより音声を解析し、盛り上がり判定部74は、歓声がある区間であるか否かを判定することで、盛り上がりのある区間を判定する。
重要区間評価値処理部75は、カメラ特徴判定部72と盛り上がり判定部74とからのそれぞれの情報を用いて、コンテンツ内で、重要度が高い区間や低い区間を判定し、各区間に、重要度に関する評価値を付与する。重要度が高い区間とは、例えば、上述したように、できる限り早送りすることなく再生する区間であり、例えば、歓声があり、盛り上がっていると判定された部分などである。
重要区間評価値処理部75は、例えば、以下の式に基づき重要度の評価値を算出する。
重要区間評価値=k1×(パン係数)+k2×(チルト係数)+k3×(ズーム係数)+k4×(音声パワー)
上式において、k1,k2,k3,k4は、それぞれ重み係数であり、k1+k2+k3+k4=1を満たす係数である。
重要区間評価値は、上記したように、パン係数、チルト係数、ズーム係数、および音声パワーに、それぞれ重み係数を乗算した値を加算した値である。パン係数、チルト係数、ズーム係数は、カメラ特徴判定部72から出力される係数であり、音声パワー係数は、盛り上がり判定部74から出力される係数である。
ここでは、重要区間評価値が大きい方が、重要度が高いとし、再生の際に、早送りなどができる限りされない区間として設定されるとして説明を続ける。
図4は、重要区間評価値と再生速度の設定の関係性について説明するための図である。例えば処理対象とされたコンテンツから、シーンチェンジの箇所が検出され、検出されたシーンチェンジ点から次の時点のシーンチェンジ点までの間が1区間に設定される。
図4に示したコンテンツは、シーンチェンジ点として、シーンチェンジ点a乃至gが検出され、シーンチェンジ点aからシーンチェンジ点bまでが区間Aと設定されている。同様に、シーンチェンジ点bからシーンチェンジ点cまでが区間Bと設定され、シーンチェンジ点cからシーンチェンジ点dまでが区間Cと設定され、シーンチェンジ点dからシーンチェンジ点eまでが区間Dと設定され、シーンチェンジ点eからシーンチェンジ点fまでが区間Eと設定され、シーンチェンジ点fからシーンチェンジ点gまでが区間Fと設定されている。
ここでは、重要区間評価値(以下、評価値と記述する)がしきい値T1以上である区間は、重要度が高い区間とし、評価値が、しきい値T1より小さいが、しきい値T2よりも大きい区間は、重要度が中程度の区間とし、しきい値T2よりも小さい区間は、重要度が低い区間であるとする。
区間Aは、評価値が、しきい値T1より小さいが、しきい値T2よりも大きい区間であるため、重要度が中程度の区間と判定され、再生速度は、1.2倍速再生と設定される。区間Bは、評価値が、しきい値T2よりも小さい区間であるため、重要度が低い区間と判定され、再生速度は、2倍速再生と設定される。
区間Cは、評価値が、しきい値T1より大きい区間であるため、重要度が高い区間と判定され、再生速度は、通常再生と設定される。区間Dは、評価値が、しきい値T1より小さいが、しきい値T2よりも大きい区間であるため、重要度が中程度の区間と判定され、再生速度は、1.2倍速再生と設定される。
区間Eは、評価値が、しきい値T2よりも小さい区間であるため、重要度が低い区間と判定され、再生速度は、2倍速再生と設定される。区間Fは、評価値が、しきい値T1より小さいが、しきい値T2よりも大きい区間であるため、重要度が中程度の区間と判定され、再生速度は、1.2倍速再生と設定される。
このように、コンテンツが複数の区間に分割され、各区間の重要度に関する評価値が算出され、その算出された評価値としきい値とが比べられることにより、再生速度が決定される。
そして、再生されるとき、再生時間が確保できるときは、図4の再生1として示したように、各区間が設定された再生速度で再生される。また、再生時間が確保できないときには、確保できる再生時間に合う再生が選択される。
例えば、再生2のように、評価値が低く、2倍速再生が設定されている区間は、再生せずに、区間A、区間C、区間D、および区間Fを再生することで、再生1のときにかかる再生時間よりは短い再生時間で再生を行う。
また例えば、再生3のように、評価値が低く、2倍速再生が設定されている区間と、評価値が中程度であり1.2倍速再生が設定されている区間は、再生せずに、区間Cだけを再生することで、再生2のときにかかる再生時間よりもさらに短い再生時間で再生を行う。
このように、再生されるときに確保できる再生時間に応じた再生方法が設定される。ここで、再生されるときに確保できる再生時間とは、後述する個人番組表を作成するときに、推薦するコンテンツを推薦する時間のことである。例えば、コンテンツAを推薦すると決定されたときに、また、そのコンテンツAは、1時間枠の番組として推薦すると決定された場合、その1時間というのが、再生されるときに確保される再生時間となる。
ここで、個人番組表について説明を加える。
<個人番組表について>
図5は、ディスプレイ42(図2)に表示される個人番組表を含む番組表の一例を示す図である。番組表とは、ここでは電子番組表のことであり、EPGなどとも称される。番組表は、ユーザに、放送時間、放送局、および放送内容を関連付けて提供する表のことである。
図5に示した番組表は、放送局毎の番組情報を提示する通常番組表101と、ユーザに特化した番組情報を提示する個人番組表102から構成され、通常番組表101と個人番組表102とが並記された番組表とされている。通常番組表101は、テレビジョン放送局や所定のサーバなどから取得される番組表であり、横軸にチャンネル(放送局)が表示され、縦軸に放送時間が表示され、チャンネルと放送時間が重なるところに、そのチャンネルでその放送時間に放送される番組の情報が表示される。
個人番組表102は、ユーザ個人に特化した番組表であり、チャンネルなどや放送時間に依存せず、ユーザの嗜好や行動履歴から判断された番組の情報から構成される番組表である。また個人番組表102の上部には、“マイチャンネル”との表示がされ、所定の放送局などを表す名称ではなく、ユーザ専用のチャンネル(番組表)であることがわかるような名称が表示されている。
通常番組表101に上部に表示されている、例えば、“CH1”や“CH2“という名称は、所定の放送局の名称である。これに対して、個人番組表102の上部に表示されるのは、“マイチャンネル”といった名称であり、所定の放送局の名称とは関係のない名称であり、所定の放送局を表す名称ではない。換言すれば、“マイチャンネル”という名称の放送局が実在するわけではない。この点が、まず、通常番組表101と個人番組表102とでは異なる。
また、そのような名称の下側には、番組情報が表示されている。この番組情報は、ユーザ個人に推薦する番組に関する情報であり、通常番組表101のように、所定の放送局などで、その時間帯に放送されている番組情報を表示するのではない。例えば、図5に示した個人番組表102には、“番組A”、“番組B”、“番組C”、“番組D”、“番組E”といった番組名が表示されている。
例えば、個人番組表102に表示されている“番組A”は、CH1で放送される番組であり、通常番組表101の“CH1”のところに表示されている“番組1”と同じ番組を指している。個人番組表102の“番組B”は、CH2で放送される番組であり、通常番組表101の“CH2”のところに表示されている“番組2’”と同じ番組を指している。
このように、個人番組表102に表示される番組情報は、異なるチャンネル(放送局)で放送される番組の情報が混在する可能性がある。ここで可能性があるとの記載をしたのは、ユーザの嗜好や行動履歴を基に判断される番組が推薦されるため、その判断によっては、全て同じ放送局で放送される番組が表示される可能性があるからである。
また例えば、個人番組表102に表示されている“番組C”は、ネットワーク10(図1)を介して、所定のサーバ、例えば、サーバ11から取得される番組(コンテンツ)である。また例えば、個人番組表102に表示されている“番組D”は、レコーダ(不図示)に記憶されているコンテンツであり、そのレコーダから取得される番組(コンテンツ)である。
このように、個人番組表102に表示される番組情報には、ネットワークを介して取得されるコンテンツ(番組)や、レコーダに記憶されているコンテンツ(番組)の情報も含まれる。
このように、個人番組表102は、ユーザに特化した番組表であり、放送される番組、ネットワークを介して取得される番組、レコーダなどの記録装置に記録されている番組などが混在する番組表である。
<時間配分について>
また個人番組表102は、ユーザの行動履歴や嗜好などから、ユーザが、所定の場所で、所定の時間帯に視聴する可能性の高いコンテンツの情報が表示される。例えば、夜の家にいる時間であるときには、番組Aを見る可能性が高いので、その時間には、番組Aを推薦し、通勤時の電車内にいる時間であるときには、番組Bを見る可能性が高いので、その時間には、番組Bを推薦するといったように、場所や時間帯により、推薦するコンテンツが異なる。
例えば、1時間の時間帯に、ユーザが視聴する可能性が高い番組Aを推薦する場合を考える。番組Aが2時間番組である場合、1時間の枠には収まらないため、1時間枠に収まる他の番組が推薦されるという処理が考えられる。本実施の形態の場合、このような場合、番組Aの再生時間を調整し、例えば、1時間枠に収まるように変換したり、前後の時間帯の推薦番組の再生時間を調整し、番組Aが推薦できるようにしたりする処理が行われる。
すなわち本実施の形態においては、推薦するコンテンツを選択し、そのコンテンツを推薦したい時間帯に合う再生時間に調整することで、ユーザに提供できる場合には、個人番組表102に,そのコンテンツの情報が記載される。
このような再生時間の調整について、図6を参照して説明する。図6Aを参照するに、個人番組表102には、既に番組Aと番組Bが記載されており、番組Aの終了時刻から番組Bの開始時刻までは1時間ある状態である。
推薦するコンテンツとして選択されたのが、番組Cであり、番組Cは、2時間の番組であった場合、このままでは、番組Aと番組Bとの間の時間に推薦するコンテンツとして、個人番組表102に書き込むことができない。
そこで、図6Bに示すように、番組Cの再生時間が調整され、1時間の番組C’に編集され、番組Aと番組Bの間に挿入され、個人番組表102が作成される。作成される個人番組表102は、番組A、番組C’、番組Bとの並びにとされた番組表である。番組Cを編集する際、図4を参照して説明したように、重要区間を検出し、再生速度を調整したり、シーンの取捨選択がされたりすることで、編集が行われる。
また図7に示すように、前後の番組の再生時間を調整することもある。図7Aを参照するに、個人番組表102には、既に番組Dと番組Eが記載されており、番組Dの終了時刻から番組Eの開始時刻までは1時間ある状態である。また番組Dと番組Eは、それぞれ再生時間が1時間である。
推薦するコンテンツとして選択されたのが、番組Fであり、番組Fは、2時間の番組であった場合、このままでは、番組Dと番組Eとの間の時間に推薦するコンテンツとして、個人番組表102に書き込むことができない。
そこで、図7Bに示すように、番組Fの再生時間を調整し、90分(1時間半)の番組F’に編集する。この編集は、図4を参照して説明したように、重要区間を検出し、再生速度を調整することで行われる。この場合、編集後も90分と、1時間に収まらない時間であるため、さらに、前後の番組Dと番組Eに対しても編集が行われる。
番組Dが編集された結果、50分の番組D’になり、番組Eが編集された結果、40分の番組E’になった場合、番組D’の終了時刻から、番組E’の開始時刻まで、90分の間が空くことになる。この空いた90分に、90分の番組F’を挿入することができる。作成される個人番組表102は、番組D’、番組F’、番組E’との並びにされた番組表である。
<端末の機能について>
このような個人番組表102を作成する端末13の機能について説明する。図8は、端末13の機能を示すブロック図である。端末13は、取得部201、個人番組表作成部202、番組表提示部203、コンテンツ選択部204、時間調整部205、再生処理部206、及び録画処理部207を有する。
取得部201は、ネットワーク10を介してサーバ11から供給されるデフォルトの番組表を取得する。デフォルトの番組表とは、後述するように、個人番組表102を作成する際に用いられる番組表であり、特に、個人番組表102の作成開始時点などに利用される番組表である。
個人番組表作成部202は、番組表中の個人番組表102を作成する機能である。番組表提示部203は、個人番組表102を含む図5に示したような番組表を作成し、ユーザに提示する機能である。コンテンツ選択部204は、個人番組表102を作成する際に、その個人番組表102に記載するコンテンツ、換言すれば、ユーザに推薦するコンテンツを選択する。
時間調整部205は、図4を参照して説明したような重要区間を検出したり、検出した区間毎に再生速度を設定したりして、コンテンツの再生時間を調整する機能である。再生処理部206は、ユーザにより指定されたコンテンツの再生に係わる処理を実行する機能である。録画処理部207は、ユーザにより指定されたコンテンツの録画に係わる処理を実行する機能である。
<個人番組表の作成に係わる処理>
このような機能を有する端末13で、個人番組表102が作成される際の処理について、図9乃至図12のフローチャートを参照して説明する。
なお、個人番組表102は、端末13が利用されていないとき、夜中の所定の時間帯、ユーザに番組表の提示を指示されたときなどに作成されるように構成することができるが、その作成のタイミング自体に限定はない。
ステップS1において、初期設定が行われる。初期設定として、nとkが0に設定される。nは、処理対象とされるコンテンツに割り振られた番号であり、例えば、処理対象とされるコンテンツが100個ある場合、それぞれのコンテンツに0乃至99のいずれかの番号が割り当てられる。kは、ユーザにより録画処理が設定されたコンテンツ数を表す。
ステップS2において、デフォルト番組モードであるか否かが判断される。デフォルト番組モードは、ユーザにより設定されるようにしても良いし、何らかの判断基準を設け、その判断基準に照らし合わされることで設定されるモードであっても良い。
デフォルト番組モードは、デフォルトで用意されている個人番組表102を取得するモードである。ここで、図13と図14を参照して、デフォルトの番組表(以下、デフォルト番組表と記述する)を取得しないで、個人番組表102を作成する場合と、デフォルト番組表を取得して、個人番組表102を作成する場合とについて説明する。
図13は、デフォルト番組表を取得しないで、個人番組表102を作成する場合について説明するための図である。時点T1は、個人番組表102の作成を開始した時点である。時点T1においては、図13に示すように、個人番組表102は、空の状態であり、まだ番組(コンテンツ)の情報が記載されていない状態である。
時点T2は、時点T1から所定の時間が経過し、後述する処理、例えば、ステップS6乃至S11(図9)の処理が実行された後の時点である。図13に示すように、時点T2の時点では、個人番組表102に、複数のコンテンツの情報が記載されている状態である。図13に示した例では、3個の情報が記載されている。しかしながら、時点T2の時点では、個人番組表102には情報が書き込まれていない空の部分が残っている状態である。
さらに時間が経過し、時点T3になると、ステップS6乃至S11の処理が複数回繰り返されたことにより、図13に示すように、全時間帯でコンテンツ情報が記載された番組表となる。
一方で、デフォルト番組表を取得し、個人番組表102を作成する場合、図14に示すように、時間経過とともに個人番組表102が作成される。
時点T11は、個人番組表102の作成を開始した時点である。時点T11においては、図14に示すように、個人番組表102は、既に番組(コンテンツ)の情報が記載されている状態である。このように、デフォルト番組表は、一般的に推薦される番組の情報が記載されている。
例えば、端末13を立ち上げたとき、ユーザにより、性別や年齢といった個人情報が入力される。そして、そのような性別や年齢に該当するユーザは、一般的(統計的)に、このようなコンテンツを好むとされるコンテンツの情報から構成される番組表が、予めサーバ11側で作成されており、そのような番組表が、デフォルト番組表として取得される。
よって、デフォルト番組表も、ユーザに特化した番組表であり、ユーザの嗜好などにある程度合致した番組表とされている。このように、デフォルト番組表を、個人番組表102として提供することで、図13に示した時点T1のときと異なり、コンテンツの情報が書き込まれた個人番組表102を、個人番組表102の作成を開始した時点から提供することが可能となる。
時点T12は、時点T11から所定の時間が経過し、後述する処理、例えば、ステップS6乃至S11(図9)の処理が実行された後の時点である。図14に示すように、時点T12の時点でも、個人番組表102は、全て情報が記載された番組表とされているが、時点T11の時点よりもよりユーザの嗜好や行動履歴が反映された番組表となっている。
さらに時間が経過し、時点T13になると、ステップS6乃至S11の処理が複数回繰り返されたことにより、図14に示すように、全時間帯でコンテンツ情報が記載された番組表となり、時点T11や時点T12のときの個人番組表102よりも、よりユーザに特化した番組表となる。
このように、デフォルト番組表を用いると、特に、個人番組表102の作成開始時であり、個人番組表102が作成できていないときであっても、ユーザに、ある程度特化した番組表を提供することができる。
図9のフローチャートの説明に戻り、ステップS2において、デフォルト番組モードであるか否かが判断される。上記したように、このモードは、ユーザにより設定されるようにしても良い。または、何らかの基準を設け、その基準が満たされるとき、または満たされないときに、デフォルト番組モードが設定されるようにしても良い。
例えば、図13と図14を参照して説明したように、デフォルト番組表を用いなくても、時間が経過すれば、個人番組表102を作成することはできる。このことを利用し、個人番組表102の作成を開始してから所定の時間が経過するまでは、デフォルト番組モードを設定し、所定の時間が経過した後は、デフォルト番組モードの設定が解除されるようにしても良い。
ステップS2において、デフォルト番組モードが設定されていると判断された場合、ステップS3に処理が進められ、mod=0に設定される。一方で、ステップS2において、デフォルト番組モードは設定されていないと判断された場合、ステップS4に処理が進められ、mod=1に設定される。modは、デフォルト番組モードの設定状態を表すフラグである。
ステップS3において、mod=0に設定された場合、ステップS5に処理が進められ、取得部201により、デフォルト番組表が取得され、処理はステップS6に進められる。一方で、ステップS4において、mod=1に設定された場合、ステップS5の処理は行われずに、ステップS6に処理が進められる。
ステップS6において、コンテンツ選択部204は、ユーザに推薦するコンテンツを選択するために参考にする情報として、ユーザの行動履歴情報を取得する。ユーザの行動履歴情報は、例えば、携帯端末12(図1)から直接またはサーバ11を介して取得される。例えば、携帯端末12のGPS機能を用いて、ユーザの位置情報が取得され、その取得された位置情報と時刻情報を関連付けられた情報が行動履歴情報として取得される。すなわち、ユーザが、ある時刻にどこにいることが多いかといった情報が取得される。
行動履歴情報が取得されることで、ステップS7において、時刻毎のユーザの居場所が確定される。例えば、行動履歴情報から、外出中の時間や、ユーザが帰宅する時間などが検出される。ステップS7において、確定された各場所に適したコンテンツのジャンルが選択される。ステップS8において、選択されたコンテンツのジャンルにおける各コンテンツの視聴率情報が取得される。
視聴率情報として、テレビジョン放送された番組や、ネットで公開されているコンテンツの場合、その視聴率や再生回数などの情報が取得される。テレビジョン放送される予定の番組などの場合、例えば、同ジャンルに属する同じような番組の過去の視聴率が取得されるようにしても良い。例えば、野球中継の場合、放送される対戦カードと同じ対戦カードであり、過去に放送された中継の視聴率が取得される。
なお、視聴率、再生回数などの、そのコンテンツの人気度を表すような情報が取得できないコンテンツの場合、取得しない構成とすることも可能である。
また、SNS(social networking service)などによる他のユーザの視聴情報が取得されるようにしても良い。例えば、サーバ11により、SNSなどによる他のユーザの視聴情報が収集され、その収集された情報が、ステップS9における処理として、取得されるようにしても良い。
ステップS10において、視聴率上位の中からユーザの嗜好情報に基づいて、コンテンツAnが選択される。この選択されたコンテンツAnは、上記したような処理が実行された結果、選択されたコンテンツであるため、処理対象とされている時間帯において、ユーザの嗜好に合致し、人気度が高いと判断されるコンテンツである。
このようにして、コンテンツAnが選択された場合、ステップS11に処理が進められ、個人番組表の構成に係わる処理が実行される。個人番組表102の構成に係わる処理は、個人番組表作成部202が行う。個人番組表作成部202が行う個人番組表102の構成に係わる処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
図11のフローチャートのステップS110において、コンテンツAnの時間的に前後に位置するコンテンツBとコンテンツCの情報が取得される。ステップS111において、ユーザの視聴履歴に基づいて、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCの順位が決定される。ユーザの視聴履歴から、ユーザの嗜好が判断され、ユーザの嗜好に合うコンテンツは、ユーザが視聴する可能性が高いと判断し、順位が決定される。
ステップS112において、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCの盛り上がり情報を取得可能か否かが判断される。盛り上がり情報は、図4を参照して説明したように、画の特徴量や、音声の特徴量などから、処理対象とされたコンテンツ内で、盛り上がっていると推定される区間、換言すれば、ユーザが見逃すことがなく、ユーザに視聴して欲しい区間、さらに換言すれば、コンテンツの内容を把握するのに必要となる区間に関する情報である。
図4を参照した説明では、重要区間の評価値と記述した評価値が、盛り上がり情報に該当するとして説明を続ける。ステップS112において、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCの盛り上がり情報を取得可能か否かが判断されるのは、コンテンツが録画されているコンテンツである場合や、ネットなどで公開されているコンテンツでなければ、盛り上がり情報を取得することは困難であるからである。
換言すれば、放送予定の番組などのコンテンツからは、図4を参照して説明したような解析を行うことはできないため、盛り上がり情報を取得することはできない。よって、ステップS112においては、そのような盛り上がり情報を取得できないコンテンツが、処理対象として選択されている3つのコンテンツにあるか否かが判断される。
ステップS112において、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCの3つのコンテンツの全てにおいて、盛り上がり情報を取得可能であると判断された場合、ステップS114に処理が進められる。ステップS114において、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCの3つのコンテンツのそれぞれにおいて、図4を参照して説明したように、重要区間の評価値が算出されることで、盛り上がり情報が取得される。
なお、コンテンツBやコンテンツCは、ステップS114の処理が行われる前の時点で、既に盛り上がり情報が算出され、取得されている可能性がある。盛り上がり情報が取得された場合には、その盛り上がり情報を記憶しておき、ステップS114における処理では、その記憶されている盛り上がり情報も用いられるような構成とすることも可能である。
また、サーバ11などの端末13とは異なる端末で、コンテンツの盛り上がり情報を管理するようにし、複数の端末13が、必要に応じて、サーバ11から所定のコンテンツの盛り上がり情報を取得できるように構成しても良い。
ステップS114において、盛り上がり情報が取得されると、ステップS115に処理が進められる。ステップS115において、盛り上がり区間数と優先順位に基づいて、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCの時間配分が決定される。盛り上がり区間数、すなわち、評価値が所定の値以上(図4では、例えばしきい値T1とした値以上)の区間数が多く、優先順位が高いコンテンツに対して、最も長い時間が配分されるように、時間配分が決定される。
ステップS115において、各コンテンツの時間配分が決定されると、ステップS116に処理が進められる。ステップS116において、全てのコンテンツAnに対して、処理を行ったか否かが判断される。全てのコンテンツAnに対して処理は行っていないと判断された場合、ステップS113に処理が進められる。
ステップS113において、Anの値が1だけ増加される。すなわち、次のコンテンツAnが処理対象とされ、ステップS110以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS112において、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCの盛り上がり情報を取得可能ではないと判断された場合、ステップS117に処理が進められる。この場合、3つのコンテンツのうちの、1または2つのコンテンツからは盛り上がり情報が取得できないか、または全てのコンテンツから盛り上がり情報が取得できないかの2つの状況に分けられる。
そこで、ステップS117において、いずれかのコンテンツからは盛り上がり情報が取得可能か否かが判断される。ステップS117において、いずれかのコンテンツからは盛り上がり情報が取得可能であると判断された場合、ステップS118に処理が進められる。ステップS118において、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCのうちの、盛り上がり情報が取得できると判断されたコンテンツから、盛り上がり情報が取得される。
ステップS118において、盛り上がり情報が取得されると、ステップS115に処理が進められる。ステップS115以降の処理については既に説明し、その説明した処理と同様に行われるため、ここではその説明を省略する。
ただし、ステップS115において、盛り上がり区間数と優先順位に基づいて、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCの時間配分が決定されるが、盛り上がり区間数は、盛り上がり情報が取得できたコンテンツでは用いるが、盛り上がり情報が取得できなかったコンテンツでは用いずに、処理は行われる。
一方、ステップS117において、いずれのコンテンツからも盛り上がり情報を取得できないと判断された場合、ステップS119に処理が進められる。ステップS119において、コンテンツAn、コンテンツB、およびコンテンツCの各コンテンツの時間と優先順位に基づいて、時間配分が決定される。例えば、優先順位が高いコンテンツに長い時間が配分されるように時間配分がされる。
ステップS119において、時間配分がなされると、ステップS116に処理が進められる。ステップS116以降の処理については、既に説明したので、その説明は、省略する。
上記したように、本実施の形態においては、個人番組表102を作成する際、3つのコンテンツを1組として、処理が行われる。
図11に示したフローチャートを参照して説明した個人番組表の構成処理に関する処理について、再度、図15と図16を参照して説明する。図15は、デフォルト番組表を用いて個人番組表102を作成するときの処理について説明するための図であり、図16は、デフォルト番組表を用いずに個人番組表102を作成するときの処理について説明するための図である。
図15を参照するに、デフォルト番組表が取得されているため、個人番組表102には、既に情報が記載されている状態である。このような個人番組表102に対して、時点T21において、24:00から2:00の“映画”というジャンルが処理対象とされているとき、その“映画”というジャンルから選択されたコンテンツが、コンテンツAnとされる。
時点T21において、コンテンツAnの時間的に前後に位置するコンテンツは、コンテンツBとコンテンツCである。時点T21においては、このコンテンツAn、コンテンツB、コンテンツCが1組とされ、図11に示した個人番組表の構成処理における処理が行われる。
そして、ステップS16において、全てのAnについて処理は実行していないと判断されると、次のコンテンツがコンテンツAnとされ、処理が継続される。すなわち図15に示した例の場合、時点T22になると、2:00から6:00の“スポーツ”というジャンルが新たな処理対象とされ、その“スポーツ”というジャンルから選択されたコンテンツが、新たな処理対象のコンテンツAnとされる。
時点T22において、コンテンツAnの時間的に前後に位置するコンテンツは、“映画”というジャンルに属するコンテンツBと“ニュース”というジャンルに属するコンテンツCである。時点T22においては、このコンテンツAn、コンテンツB、コンテンツCが1組とされ、図11に示した個人番組表の構成処理における処理が行われる。
さらに、ステップS16において、全てのAnについて処理は実行していないと判断されると、次のコンテンツがコンテンツAnとされ、処理が継続される。すなわち図15に示した例の場合、時点T23になると、6:00から8:00の“ニュース”というジャンルが新たな処理対象とされ、その“ニュース”というジャンルから選択されたコンテンツが、新たな処理対象のコンテンツAnとされる。
時点T23において、コンテンツAnの時間的に前後に位置するコンテンツは、“スポーツ”というジャンルに属するコンテンツBと“情報”というジャンルに属するコンテンツCである。時点T23においては、このコンテンツAn、コンテンツB、コンテンツCが1組とされ、図11に示した個人番組表の構成処理における処理が行われる。
このように、3つのコンテンツが1組として、処理が繰り返されることで、個人番組表102は作成される。
図16を参照するに、デフォルト番組表を用いない場合、個人番組表102の作成が開始された時点T31においては、個人番組表102には情報が記載されていない状態である。その後、図11に示したフローチャートの処理が実行されることで、時点T32においては、6:00から8:00の時間帯には、“ニュース”というジャンルが設定され、18:00から20:00の時間帯には、“スポーツ”というジャンルが設定され、22:00から23:00の時間帯には、“ニュース”というジャンルが設定されている状態である。
時点T31や時点T32においては、連続して3つのジャンルが設定されている時間帯がないため、3つのコンテンツを1組とした処理を行うことができないため、ステップS110以降の処理は、コンテンツAnのみを処理対象とした処理が行われる。すなわち、コンテンツBやコンテンツCが設定できない状態なので、基本的にステップS110以降の処理はスキップされる処理となる。
時点T32から、時間が経過し、図11に示したフローチャートの処理が繰り返されることで、徐々に、個人番組表102の空欄が埋められる。時点T33になり、2:00から6:00の時間帯に、“スポーツ”というジャンルが設定され、6:00から8:00の時間帯には、“ニュース”というジャンルが設定され、8:00から10:00の時間帯に、“情報”というジャンルが設定されると、連続する3つの時間帯で、それぞれジャンルが設定された状態となる。
このように、連続する3つの時間帯で、それぞれジャンルが設定された状態となると、それぞれのジャンルに属するコンテンツが選択されることで3つの連続するコンテンツが揃い、その3つのコンテンツを1組として処理する処理が実行できる状態となる。よって、時点T33においては、“スポーツ”というジャンルから選択されたコンテンツB、“ニュース”というジャンルから選択されたコンテンツAn、および“情報”というジャンルから選択されたコンテンツCが、1組とされ、図11に示したフローチャートの処理が実行される。
このように、デフォルト番組表を用いずに、個人番組表102を作成する場合、部分的に埋まってコンテンツの1組が揃った部分から、時間配分などの処理が行われる。この場合も、基本的には、3つのコンテンツが1組とされて、処理が繰り返され、個人番組表102が作成される。
このようにして、個人番組表102が作成されると、個人番組表102を提供する処理に、処理は移行される。すなわち、ステップS11(図9)において、個人番組表の構成が行われ、終了されると、ステップS12(図10)に処理は進められる。ステップS12以降の処理は、作成された個人番組表102を含む番組表を、ユーザに提示する処理であり、番組表提示部203により行われる。
ステップS12において、mod=0であるか否かが判断される。mod=0である場合、デフォルト番組表を取得するデフォルト番組モードが設定されている状態である。ステップS12において、mod=0ではないと判断された場合、換言すれば、mod=1であると判断された場合、ステップS13に処理が進められる。
ステップS13において、個人番組表102は、完成しているか否かが判断される。この場合、デフォルト番組表を取得せずに、個人番組表102が作成されるので、例えば、図13の時点T1や時点T2のような、空欄がある個人番組表102であり、未完成の個人番組表102が、ユーザに提示される可能性がある。
そこで、ステップS13において、個人番組表102は、完成しているか否かが判断される。ステップS13において、個人番組表102は、完成していないと判断された場合、ステップS14に処理が進められる。ステップS14において、個人番組表102が未完成であっても表示するか否かが判断される。例えば、ユーザにより、個人番組表102の表示を常に行うという設定が行えるように構成し、そのような設定がされていると判断される場合、ステップS14においては、個人番組表102が未完成であっても表示すると判断される。
ステップS14において、個人番組表102が未完成である場合、表示しないと判断されると、ステップS15に処理が進められる。ステップS15において、個人番組表102は、未完成であることをユーザに認識(警告)する表示がなされる。
図5に示したディスプレイ42に表示される番組表の一例を再度参照する。番組表は、通常番組表101と個人番組表102から構成されている。ステップS15において、個人番組表102が未完成であることを警告表示する場合、個人番組表102のところに、例えば、“未完成です”といったメッセージを表示するようにしても良い。
ステップS15の処理が終了されると、個人番組表102を提示するための処理に係わる処理は終了され、ステップS22に処理が進められる。
一方、ステップS12において、mod=0であり、デフォルト番組表を用いて個人番組表102を作成するモードに設定されていると判断された場合、ステップS13において、個人番組表102は、完成していると判断された場合、またはステップS14において、未完成であっても個人番組表102を表示すると判断された場合、ステップS16に処理は進められる。
ステップS16において、個人番組表102がディスプレイ42に表示されることで、ユーザに個人番組表102が提示される。このようにして、個人番組表102がユーザに提示された場合、ユーザは、提示された個人番組表102から、視聴したいコンテンツを選択し、視聴することができる。視聴として、視聴を所望したコンテンツを、個人番組表102に記載されている時間帯で視聴するか、個人番組表102に記載されている時間帯で録画した後、視聴するかの2つの状況があると想定できる。
そこで、この2つの場合に分けて、ステップS16以降の処理が実行される。まずステップS17において、ユーザがコンテンツの再生を指示したか否かが判断される。ユーザが提示された個人番組表102から、所定のコンテンツを選択し、再生(視聴)を選択した場合、ステップS17において、ユーザがコンテンツの再生を指示したと判断される。ユーザによりコンテンツの再生が指示されると、再生処理が開始されるが、この再生処理は、再生処理部206(図8)により実行される。
ステップS17において、ユーザがコンテンツの再生を指示したと判断された場合、ステップS18に処理が進められ、pb=onに設定される。pbは、コンテンツが再生されているときにonにされ、コンテンツの再生が終了されたとき、offに設定されるフラグである。
ステップS19において、個人番組表102における番組時間長に応じたシーン選択処理が行われる。ステップS11において、個人番組表102が作成されるが、この作成のとき、必要に応じ、コンテンツ毎に時間配分がされ、その配分に従って、個人番組表102に対応する時間帯にコンテンツが割り当てられた。この割り当てられた時間帯、例えば、90分である場合、90分に収まるように再生が行われる。
この再生は、時間調整部205(図8)の処理により、例えば、図4を参照して説明したように、重要度に応じて、再生速度を変換したり、重要度の低いシーンを削除して再生したりすることで、決定されている時間枠に収まるような再生が行われる。
ステップS20において、再生終了か否かが判断される。ステップS20において、再生終了であると判断された場合、ステップS21において、pb=offに設定され、処理は、ステップS22に進められる。
一方で、ステップS20において、再生終了ではないと判断された場合、ステップS21の処理がスキップされ、ステップS22に処理が進められる。ステップS22において、録画処理が実行される。録画処理については、図12のフローチャートを参照し、後述するとし、先に、後段の処理について説明を続ける。
ステップS23において、pb=onであるか否かが判断される。すなわち、コンテンツの再生中であるか否かが判断される。ステップS23において、pb=onであり、コンテンツの再生中であると判断された場合、ステップS19に処理が戻され、これ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS17において、ユーザはコンテンツの再生を指示していないと判断された場合、ステップS24に処理が進められる。ステップS24において、ユーザが録画を設定したか否かが判断される。ユーザが提示された個人番組表102から、所定のコンテンツを選択し、録画を選択した場合、ステップS24において、ユーザがコンテンツの録画を指示したと判断される。
ステップS24において、ユーザが録画を設定したと判断された場合、ステップS25に処理が進められる。ステップS25において、kが1だけ増加された値に更新される。kは、録画予約数を表す。ステップS26において、Rk=1に設定される。
Rkは、ここでは録画予約されたコンテンツがあり、録画予約に係わる処理を実行する必要がある、実行中である、終了したという3つの状態を表すフラグであるとする。またRkのkは、録画予約数を表すkである。例えば、3つのコンテンツに対して録画が指示されているような状況の場合、k=3であり、その3つのコンテンツには、それぞれR1、R2、R3のいずれかが割り当てられている状態である。録画が指示されたコンテンツは、このRkのkの部分で識別でき、Rkの値(0,1,2)により、録画状態を識別できるように構成されている。
録画予約に係わる処理を実行する必要がある場合、Rkは1に設定され、録画予約に係わる処理中である場合、Rkは2に設定され、録画予約に係わる処理が終了した場合、Rkは0に設定されるとして説明を続ける。
ステップS26において、Rkが1に設定された後、処理は、ステップS22に進められる。ステップS22において、録画処理が実行される。ステップS22における録画処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。録画処理は、録画処理部207により実行される。
ステップS220において、Rk=1に設定されているか否かが判断される。ステップS220において、Rk=1に設定されていると判断された場合、ステップS221に処理が進められる。ステップS221において、Rk=1に設定されているコンテンツの録画開始時刻になったか否かが判断される。
ステップS221において、Rk=1に設定されているコンテンツの録画開始時刻になったと判断された場合、ステップS222に処理が進められ、録画処理が行われる。例えば、テレビジョン放送の番組であれば、録画が指示された番組のチャンネルにチューニングされ、番組が受信され、記憶されるという一連の処理が実行される。
録画処理が実行されると、ステップS223に処理が進められ、Rk=2に設定される。ステップS223において、Rk=2に設定された場合、または、ステップS220において、Rk=1ではないと判断された場合、ステップS224に処理が進められる。ステップS224において、Rk=2であるか否かが判断される。
ステップS224において、Rk=2であると判断された場合、ステップS225に処理が進められる。Rk=2と設定されている場合、録画処理中であるコンテンツがあることを示している。よって、ステップS225において、録画処理中であるコンテンツの録画終了時刻になったか否かが判断される。
ステップS225において、録画終了時刻になったと判断された場合、ステップS226に処理が進められる。ステップS226において、録画が終了され、ステップS227において、録画がされていたコンテンツに設定されていたRkの値が、Rk=0に設定される。
ステップS228において、kの値が1だけ減算された値にされる。そして、ステップS229において、録画が設定された全てのコンテンツを確認したか否かが判断される。この判断には、ステップS221において、処理対象とされているコンテンツの録画開始時刻ではないと判断された場合、ステップS224において、Rk=2ではないと判断された場合、またはステップS225において、処理対象とされているコンテンツの録画終了時刻ではないと判断された場合にもくる。
ステップS229において、録画が設定された全てのコンテンツの確認は、終了していないと判断された場合、ステップS220に処理が戻され、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS229において、録画が設定された全てのコンテンツの確認は終了したと判断された場合、録画処理に係わる図12に示したフローチャートの処理は終了され、ステップS23(図10)に処理が進められる。
ステップS23において、pb=onであるか否かが判断され、pb=onではないと判断された場合、換言すれば、再生処理は実行されていないと判断された場合、ステップS27に処理は進められる。ステップS27において、k=0であり、かつ動作終了であるか否かが判断される。すなわちこの場合、録画設定されているコンテンツを全て処理し、再生が指示されているコンテンツもなく、動作を終了しても良い状態であるか否かが判断される。
ステップS27において、k=0であり、かつ動作終了との条件は満たされていないと判断された場合、ステップS6(図9)に処理が戻され、それ以降の処理が繰り返される。一方、ステップS27において、k=0であり、かつ動作終了との条件は満たされていると判断された場合、処理は終了される。
このようにして、個人番組表102が作成され、個人番組表102からの所定のコンテンツの再生や録画が行われる。
上記したように、本技術によれば、ユーザに最適な時間に、最適なコンテンツを推薦することができる。また、ユーザは、最適な時間に、最適なコンテンツを視聴することができる。また、推薦されるコンテンツは、人気があるコンテンツとすることが可能となるため、人気に応じたコンテンツを効率的にユーザに視聴させることが可能となる。
上記した実施の形態では、端末13を例にあげて説明した。端末13は、スマートフォンなどのモバイル機器でも良い。また上記した実施の形態では、端末13で個人番組表102を作成し、ユーザに提供するとして説明をしたが、サーバ11側で、個人番組表102を作成し、必要に応じてユーザ側の端末、例えば、携帯端末12や端末13に供給するようなシステムとしても良い。すなわち、クラウドシステムなどと称されるシステムを用いて、本技術を実現することも可能である。
また上記した実施の形態においては、ユーザの行動履歴や嗜好情報を取得し、個人番組表102が作成される例を挙げて説明したが、行動履歴や嗜好情報に加えて、他の情報も取得するようにし、個人番組表102が作成されるように構成することも可能である。
また嗜好情報として、例えば、図17に示すような状況下で、ユーザの嗜好情報が取得されるようにしても良い。図17の左側には、ディスプレイ42に、果物301が映し出されている状態を示している。
ディスプレイ42に果物301が映し出されているときに、ユーザの手321が、果物301に触れたとする。または、ユーザの手321が、果物301を指し示すようなジェスチャーがなされたとする。このような、ディスプレイ42にユーザの手321が触れた(指し示した)というジェスチャーを検知し、ユーザが触れた(指し示した)位置でディスプレイ42に表示されている絵の情報が取得される。この場合、果物301であるという情報が取得される。
このような場合、果物301にユーザは興味あると判断し、果物301に関する情報を含むコンテンツがユーザに推薦されるようにする。例えば、個人番組表102に表示されている“番組E”は、果物301に関する情報を含むコンテンツであり、このようなジェスチャーがされたときに取得された嗜好情報を基に選択されたコンテンツである。
このように、ユーザがディスプレイ42に触れたときに、映し出されていた絵に関する情報を、ユーザの嗜好情報として取得されるように構成しても良い。また、ユーザの嗜好情報が取得された時点で、個人番組表102が再編されるように構成することも可能である。
<記録媒体について>
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
例えば、図2に示した端末2において、システムコントローラ44が、例えば、記録媒体39に記録されているプログラムを、一時記憶部37にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
システムコントローラ44が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア(例えば、ディスク状記録媒体38a)に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
端末13では、プログラムは、リムーバブルメディアとしてのディスク状記録媒体38aをディスクドライブ38に装着することにより、記録媒体39にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、ネットワークI/F部31で受信し、記録媒体39にインストールすることができる。その他、プログラムは、記録媒体39に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて、コンテンツを選択する選択部と、
前記選択部により選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように前記1組に含まれる各コンテンツの時間を調整する調整部と、
前記調整部により調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成する作成部と
を備える情報処理装置。
(2)
前記選択部は、前記行動履歴情報から、時刻毎の前記ユーザの居場所を推定し、推定された居場所に適したコンテンツのジャンルを選択し、選択された前記ジャンルにおけるコンテンツであり、人気度が高いコンテンツを選択する
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記選択部は、選択された前記人気度が高い上位のコンテンツの中から、前記嗜好情報に基づいて、さらにコンテンツを選択する
前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記調整部は、処理対象とされた第1のコンテンツと、前記第1のコンテンツの時間的に前後に位置する第2のコンテンツと第3のコンテンツから、前記1組を構成し、前記第1乃至3のコンテンツの各コンテンツに割り当てる時間配分を調整する
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記第1乃至3のコンテンツのそれぞれのコンテンツにおいて、前記コンテンツを複数の区間に分割し、前記区間毎の盛り上がり度を算出し、前記盛り上がり度の高い区間数に応じた時間配分を行う
前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記盛り上がり度は、前記コンテンツを撮像したカメラのパン、チルト、ズームを表す特徴量と、前記コンテンツから抽出される音声パワーに関する特徴量を用いて算出される
前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記コンテンツは、テレビジョン放送される番組、ネット上で公開されているコンテンツ、録画機器に録画されているコンテンツのいずれかである
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記行動履歴情報は、ユーザが居た位置の情報と、その情報が取得された時刻の情報とが関連付けられた情報である
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9)
前記選択部は、所定の時間とジャンルが関連付けられたデフォルトの表に記載されている前記ジャンルに属するコンテンツの中から、前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて選択する
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
前記作成部により作成された表は、放送局と放送時間を関連付けた番組表と並記されてユーザに提示される
前記(1)乃至(9)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)
表示部に表示されている所定の物体に対して、前記ユーザが所定の操作をした場合、前記所定の物体に関する情報を、前記ユーザの嗜好情報として扱う
前記(1)乃至(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得し、
取得された前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて、コンテンツを選択し、
選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように前記1組に含まれる各コンテンツの時間を調整し、
時間調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成する
ステップを含む情報処理方法。
(13)
取得部、選択部、調整部、および作成部を有する情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記取得部が、ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得し、
前記選択部が、取得された前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて、コンテンツを選択し、
前記調整部が、選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように前記1組に含まれる各コンテンツの時間を調整し、
前記作成部が、時間調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成する
ステップを含む処理を実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム。
10 ネットワーク, 11 サーバ, 12 携帯端末, 13 端末, 101 通常番組表, 102 個人番組表, 201 取得部, 202 個人番組表作成部, 203 番組表提示部, 204 コンテンツ選択部, 205 時間調整部, 206 再生処理部, 207 録画処理部

Claims (13)

  1. ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて、コンテンツを選択する選択部と、
    前記選択部により選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように前記1組に含まれる各コンテンツの時間を調整する調整部と、
    前記調整部により調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成する作成部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記選択部は、前記行動履歴情報から、時刻毎の前記ユーザの居場所を推定し、推定された居場所に適したコンテンツのジャンルを選択し、選択された前記ジャンルにおけるコンテンツであり、人気度が高いコンテンツを選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記選択部は、選択された前記人気度が高い上位のコンテンツの中から、前記嗜好情報に基づいて、さらにコンテンツを選択する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記調整部は、処理対象とされた第1のコンテンツと、前記第1のコンテンツの時間的に前後に位置する第2のコンテンツと第3のコンテンツから、前記1組を構成し、前記第1乃至3のコンテンツの各コンテンツに割り当てる時間配分を調整する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1乃至3のコンテンツのそれぞれのコンテンツにおいて、前記コンテンツを複数の区間に分割し、前記区間毎の盛り上がり度を算出し、前記盛り上がり度の高い区間数に応じた時間配分を行う
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記盛り上がり度は、前記コンテンツを撮像したカメラのパン、チルト、ズームを表す特徴量と、前記コンテンツから抽出される音声パワーに関する特徴量を用いて算出される
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記コンテンツは、テレビジョン放送される番組、ネット上で公開されているコンテンツ、録画機器に録画されているコンテンツのいずれかである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記行動履歴情報は、ユーザが居た位置の情報と、その情報が取得された時刻の情報とが関連付けられた情報である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記選択部は、所定の時間とジャンルが関連付けられたデフォルトの表に記載されている前記ジャンルに属するコンテンツの中から、前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記作成部により作成された表は、放送局と放送時間を関連付けた番組表と並記されてユーザに提示される
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 表示部に表示されている所定の物体に対して、前記ユーザが所定の操作をした場合、前記所定の物体に関する情報を、前記ユーザの嗜好情報として扱う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  12. ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得し、
    取得された前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて、コンテンツを選択し、
    選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように前記1組に含まれる各コンテンツの時間を調整し、
    時間調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成する
    ステップを含む情報処理方法。
  13. 取得部、選択部、調整部、および作成部を有する情報処理装置を制御するコンピュータに、
    前記取得部が、ユーザの行動に関する行動履歴情報と、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を取得し、
    前記選択部が、取得された前記行動履歴情報と前記嗜好情報を用いて、コンテンツを選択し、
    前記調整部が、選択された複数のコンテンツを1組として、所定の時間枠に収まるように前記1組に含まれる各コンテンツの時間を調整し、
    前記作成部が、時間調整された各コンテンツの情報が記載された表を作成する
    ステップを含む処理を実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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