JP2020182069A - 広告時間帯を検索する重複視聴装置分析方法と分析システム - Google Patents
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Abstract
Description
このような環境の中で、インターネット経由で各テレビ装置から膨大な量の視聴データ(視聴ログと称される場合もある)を収集し、視聴率などの視聴状況の分析を行うことが可能となっている。
1つのチャンネルの中で選択される番組Aの視聴装置の数である第1データD1取得し、
前記選択された前記番組Aの過去所定期間以内に放送された複数の番組B(1〜y)のそれぞれの視聴装置の数である第2データD2(1〜y)を取得し、
前記選択される番組Aの第1データD1と前記第2データD2(1〜y)の中で、重複する視聴装置の数を表す第3データD3(1〜y)を求め、前記第3データD3(1〜y)に関連する可視化用のデータを得る方法である。
図1は、本実施形態に係る放送信号送信装置100、サーバ120および視聴装置140からなるシステム全体の構成例を示した図である。
100は、放送番組を放送する放送信号送信装置(放送局とも呼ぶ)であり、放送番組サーバ101および第1の基本機能102を備える。
第1の基本機能102は、放送信号送信装置100の基本的な機能であり、放送する番組の映像信号や音声信号等を符号化(エンコードとも言う)して多重化し、放送信号として送出する機能を持つ。
サーバ120は、視聴装置(テレビ装置、テレビジョン受信機、放送信号受信装置とも称される)140が個別に持つ識別番号により個々の視聴装置140を識別している。視聴装置140が持つ識別番号は、例えば数字、アルファベットの組み合わせから構成されている。
収集部122は、視聴装置140のユーザが放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を収集する機能を持つ。
サービス提供部124は、解析部123が解析した結果をもとに例えば、視聴装置140のユーザにとって有益な情報を提供してもよい。あるいはサービス提供部124は、解析部123が解析した結果をもとに例えば、視聴装置140に対して番組を放送する側である放送信号送信装置100や番組制作会社、番組のスポンサー等にとって有益な情報を提供してもよい。
図2は、視聴装置(視聴機器と称する場合もある)140の構成例を概略的に示した図である。視聴装置140は、先に述べたように、放送波を受信する機能である第2の基本機能141、制御部142を含む。
映像ストリームおよび音声ストリームは2Kデコーダ204−1でデコードされる。
デコードされた映像データは、映像・オーディオ・字幕データ処理部206、表示信号出力部207を介して表示器160に出力される。またデコードされた音声データは、映像・オーディオ・字幕データ処理部206、表示信号出力部207を介して表示器160に内蔵されているスピーカ161に出力される。
表示信号出力部207は、表示器160の表示能力に応じて、色度、解像度などを制御する。
視聴装置140がBSデジタル放送信号、CSデジタル放送信号を受信した場合も、地上デジタルテレビジョン放送の放送信号を受信した場合と同様に、放送波で送られてきたストリーム(放送信号)をデマルチプレクサ処理やデスクランブル処理を行い、映像データを表示器160に出力したり音声データをスピーカ161に出力したりする。
このように本実施形態の視聴装置140は、ライブ視聴、録画再生視聴、視聴予約による予約視聴などの各種の視聴形態をとることができる。
図3は、サーバ120の構成例を概略的に示した図である。
収集部122は、ネットワーク180を介して視聴装置140から送られてくる視聴履歴を収集して、付与されている識別番号ごとに内部に持つ保存エリア(図示せず)に保存するとともに、視聴履歴の保存アドレスや付与されている識別番号等、受信した視聴履歴の保存に関する情報を識別管理部121に送信する。
解析部123は、収集部122に保存されている視聴履歴の中から、例えば指定した識別番号の、指定した期間の視聴履歴に対して解析を行う。解析の結果はサービス提供部124に送られ、サービス提供部124は送られてきた解析結果をもとに、サービスの提供を行う。
図3の例は、サービス提供部124が提供するサービスデータを、ネットワーク310を介してパーソナルコンピュータ311から見えるように接続した例を示している。
例えば左の表示領域331のテーブルには、右側のサービス情報の画面を制御或いは切り替えるための各種ボタンやサービス情報が生成されたときの条件など表示される。たとえば、
・提供するサービス情報であるエリアをどのエリアとするのか(図の例では関東)、
・提供するサービス情報は、どの位の時期であるのか(図の例では2019/03/11(月曜から))、
・提供するサービス情報であるチャンネルをどのチャンネルのものとするのか(図の例ではNNKK放送)、
・提供するサービス情報であるデモグラフが例えば一部地域、或いは全地域とするのか(図の例では地域全体)、
・提供するサービス情報である視聴データとして、どの視聴履歴を採用するのか(図の例ではライブ)、
・提供するサービス情報をマルチ編成とするか否か(図の例ではマルチ編成ではない)、
・提供するサービス情報である番組ランキングを2つの番組の視聴装置として重複機器数で生成するか、一方の番組のみの視聴装置の数で生成するのか、或いは他方の番組のみの視聴装置の数で生成するのか(図の例では重複機器数が選択されている)、
・視聴したのかしなかったのかを、どのような基準で決定しているのか(図の例では番組の1/3を視聴したら視聴したとみなしている)、
・番組ランキングが、分析基準となった番組から何時間離れている番組の視聴データから生成されるのか(図の例では150時間離れている約1週間はなれている)、
などを選択できる。
・また、参照データは、何時の集計機器数であるのか(図の例では3月11日月曜)
・さらに上記集計機器数の利用者分類も示される。
左のヒートマップは選択した番組Aの過去1週間の番組B(1〜N)に関する状況を表示する。このとき、番組Aの放送時間によらず、表示は例えば月曜から日曜の1週間で折り返して表示し、選択した番組Aの時間の右側は1週前の時間になる。なおヒートマップは、各番組の枠におけるランクに応じて異なる色温度の色を表示している。
上記の番組領域333は、左側の番組領域332の1つの枠(例えば332−1)がカーソルによりクリックされると、対応する枠333−1が白抜きとなる。
さらにランキングを示す表示領域334の右側の領域335のテーブルでは、各番組名に対して横方向へ並ぶように棒グラフが表示される。棒グラフでは、各棒において、番組Aのみを視聴した視聴装置の数、番組B(各ランキングの番組)のみを視聴した視聴装置の数、番組AとBの両方を視聴した視聴装置の数が色分けして表示される。図のランキング1位の番組の場合、
番組Aのみを視聴した視聴装置の数Asの割合・・・・記載なし、
番組B(各ランキングの番組)のみを視聴した視聴装置の数Bsの割合・・・1.306
番組AとBの両方を視聴した重複視聴装置の数AsBsの割合・・・1.388
が例示されている。番組Aのみを視聴した視聴装置の数の割合と、番組AとBの両方を視聴した視聴装置の数ASBSの割合との合計は、どのランキングでも一致する、が、重複視聴装置の数割合が各ランキングにより異なる。
=(重複機器数/棒の長さ(As+AsBs+Bs))で計算されている。
上記した番組ランキングの表示を見ると、いずれの番組の時間帯で、番組宣伝を行うことが効率的であるかが可視化されて分かり易い。
上記の実施形態では、番組の枠を指定するための番組領域332と、ヒートマップを表示するための番組領域333の2つを表示した。しかし本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。
この番組領域B333において、木曜日の16時から18時の番組Aの枠がカーソルにより指定されると、その番組Aの周囲の番組B(1〜N)が重複して視聴されたどうかの判定がなされ視聴履歴解析により割り出される。さらに重複機器数に応じて各枠の番組に対してランキングが付与される。番組領域333は、各枠に対してランキングが表示され、ランキングの違いにより色分けされて表示される。
上記の表示形態の場合、図4の表示形態に比べて、ヒートマップやランキングを拡大して表示することができる。また、この表示モード(図4、図5)が切り替え可能なシステムであってもよい。
付けられても良い。よくにさらにランクが色分けされていてもよい。
Axのみ視聴した機器数
Byのみ視聴した機器数
AxとByの両方を視聴した重複機器数
を検索する。次に、他の番組Byを更新する(具体的には次のB(y+1)の視聴関連データに更新する)。そしてステップSA3に戻り
B(y+1)のみ視聴した機器数
AxとB(y+1)の両方を視聴した重複機器数 を調べる。
(A)放送波により送信される放送番組を受信する視聴装置から前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を、前記視聴装置を個別に識別する識別番号とともに収集する収集部と、前記収集部が収集した前記識別番号と前記視聴履歴を解析する解析部と、前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部とを備え、前記サービスとして得る分析データを表示部で表示する可視化方法であり、(A1)1つのチャンネルの複数日分の番組編成が区画された少なくとも1つのテーブルを表示し、(A2)このテーブルの1つの区画を操作入力が選択した状態を表示し、(A3)上記選択により、前記解析に応じて、前記1つの区画の1つの番組(N1)と他の区画の各番組(N2−Nn)とを視聴したそれぞれの前記区画の重複視聴装置の数の分析データを表示する。
(B1)前記分析データが、通信により伝送されてくる、可視化方法である。
(C1)前記分析データの分析アスペクトを変更するためのデモグラフィックの選択ボタンを表示することも可能である(表示領域331)。
(D1)前記1つのチャンネルの複数日分の番組編成が区画された第1のテーブルと、前記1つのチャンネルの複数日分の番組編成が区画された第2のテーブルとを表示することが可能である(図4)。
(E1)前記第1のテーブルの前記番組編成と前記第2のテーブルの前記番組編成とは同一チャンネル又は異なるチャンネルのいずれかである。
また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合がある。また請求項を制御ロジックとして表現した場合、コンピュータを実行させるインストラクションを含むプログラムとして表現した場合、及び前記インストラクションを記載したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として表現した場合でも本発明の装置を適用したものである。また、使用している名称や用語についても限定されるものではなく、他の表現であっても実質的に同一内容、同趣旨であれば、本発明に含まれるものである。
Claims (12)
- 放送波により送信される放送番組を受信する視聴装置から前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を、前記視聴装置を個別に識別する識別番号とともに収集する収集部と、前記収集部が収集した前記識別番号と前記視聴履歴を解析する解析部と、前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部とを備える、広告時間帯を検索する重複視聴装置分析方法において、
1つのチャンネルの中で選択される第1番組の視聴装置の数である第1データを取得し、
前記第1番組の過去所定期間以内に放送された他の複数の第2番組のそれぞれの視聴装置の数である第2データを取得し、
前記第1データと前記第2データの中で、重複する視聴装置の数を含む第3データを求め、前記第3データに対応する可視化用のデータを得る、
広告時間帯を検索する重複視聴装置分析方法。 - 前記第3データに対応する前記可視化用のデータは、前記重複する視聴装置の数の多い上位のランク付けを行ったデータである、請求項1記載の広告時間帯を検索する重複視聴装置分析方法。
- 前記第1番組と前記複数の第2番組とは、同一チャンネルの番組であり、前記ランク付けは、番組宣伝に利用するランクとして参照される、請求項2記載の広告時間帯を検索する重複視聴装置分析方法。
- 前記第1番組と前記複数の第2番組とは、同一チャンネルの番組であり、前記ランク付けは、商業用の商品の広告に利用するランクとして参照される、請求項2記載の広告時間帯を検索する重複視聴装置分析方法。
- 前記第1番組と前記複数の第2番組とは、デモグラフに基づいて番組情報の属性が絞りこまれている番組である、請求項1記載の広告時間帯を検索する重複視聴装置分析方法。
- 放送波により送信される放送番組を受信する視聴装置から前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を、前記視聴装置を個別に識別する識別番号とともに収集する収集部と、前記収集部が収集した前記識別番号と前記視聴履歴を解析する解析部と、前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部とを備える、広告時間帯を検索する分析システムにおいて、
1つのチャンネルの中で選択される第1番組の視聴装置の数である第1データを取得する手段と、
前記第1番組の過去所定期間以内に放送された他の複数の第2番組のそれぞれの視聴装置の数である第2データを取得する手段と、
前記第1データと前記第2データの中で、重複する視聴装置の数を含む第3データを求め、前記第3データに対応する可視化用のデータを得る手段と、
を備えた広告時間帯を検索する分析システム。 - 前記第3データに対応する前記可視化用のデータを得る手段は、前記重複する視聴装置の数の多い上位のランク付けを行ったデータを得る手段である、請求項6記載の広告時間帯を検索する分析システム。
- 前記第1番組と前記第2番組とは、同一チャンネルの番組であり、前記ランク付けは、番組宣伝に利用するランクとして参照される、請求項7記載の広告時間帯を検索する分析システム。
- 前記第1番組と前記第2番組とは、同一チャンネルの番組であり、
前記可視化用のデータを得る手段は、
前記同一チャンネルの少なくとも1日分であって、前記第1番組の時間帯を指定可能とする第1の番組枠テーブルを表示するための出力と、
前記同一チャンネルの少なくとも複数日分であって、前記複数の前記第2番組の時間帯を表す第2の番組枠テーブルを表示するための出力と、
前記第2の番組枠テーブルの横に、重複視聴装置の数に応じた番組のランク付けを表示するための出力を得る、請求項6記載の広告時間帯を検索する分析システム。 - 前記可視化用のデータを得る手段は、
同一チャンネルの少なくとも複数日分であって、複数の番組の時間帯を表す番組枠テーブルを表示するための出力を得て、
前記複数の番組のうちの1つの第1番組の時間帯を指定することで、他の複数の番組のうちの他の複数の第2番組と、前記1つの第1番組とを重複して視聴した重複視聴装置の数を表示し可能とするインターフェースを得る、請求項6記載の広告時間帯を検索する分析システム。 - 前記第1番組と前記他の前記複数の第2番組とは、デモグラフに基づいて番組情報の属性が絞りこまれた番組となるように、
前記可視化用のデータを得る手段は、サービス情報の画面を制御或いは切り替えるための各種ボタン或いは条件を入力する枠を表示するための出力を得る、請求項6記載の広告時間帯を検索する分析システム。 - 前記可視化用のデータを得る手段は、
前記第1データと前記第2データと、重複する視聴装置の数を表す前記第3データとの関係を示す表示を行うための出力を得る、請求項6記載の広告時間帯を検索する分析システム。
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