JP2006113744A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006113744A
JP2006113744A JP2004299214A JP2004299214A JP2006113744A JP 2006113744 A JP2006113744 A JP 2006113744A JP 2004299214 A JP2004299214 A JP 2004299214A JP 2004299214 A JP2004299214 A JP 2004299214A JP 2006113744 A JP2006113744 A JP 2006113744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
event
program
information
user
determined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004299214A
Other languages
English (en)
Inventor
Junko Fukuda
純子 福田
Futoshi Goto
太 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004299214A priority Critical patent/JP2006113744A/ja
Publication of JP2006113744A publication Critical patent/JP2006113744A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの状況に応じてイベントの通知を行えるようにする。
【解決手段】 スケジュールとして登録されているイベントの開始時刻になり、そのことをユーザに通知する場合、複数のセンサからセンシング情報が取得される。取得されたセンシング情報から、端末(ユーザ)が位置する周りの状況が認識される。例えば、センシング情報として位置情報が取得された場合で、その位置情報から会議室と判断されたようなときで、通知するイベント内容が会議であったようなときには、ユーザは既に会議が行われる会議室に居ると判断され、通知を行う必要はないと判断され、通知は行われない。本発明は、PDAなどの装置に適用することが可能である。
【選択図】図15

Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、予め設定されている処理を、その処理を実行させる時点で取得される情報に対応して、処理内容を変更するような際に適用して好適な情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)が普及し、そのような機器を利用してスケジュールを管理しているユーザも増えつつある。ユーザがスケジュール(イベント)を入力すると、そのイベントが発生する時刻に、ユーザに通知する機能を有しているスケジューラアプリケーションもある。(例えば、非特許文献1参照)
また、テレビジョン放送の番組の録画を録画装置に予約するといった操作は、従来から行われていたが、上記したPDAなど録画装置以外の装置からも、その録画装置に対する録画予約の設定を行えるようになってきている。
ソニー株式会社、"製品情報 クリエ"、[オンライン]、平成16年9月21日検索、インターネット<http://www.sony.jp/CLIE/enjoy/index.html>
従来のスケジューラアプリケーションは、個々のユーザが自己のイベントを、自己のスケジューラに登録していた。その入力するイベントが他のユーザと共有しても良いような場合、例えば、会議などのイベントであり、複数のユーザが同一のイベントに参加するような場合であっても、そのイベントに参加するユーザが、個々に自己のイベントとして自己のスケジューラに登録していた。
また、会社内などで共通のアプリケーションとして用いられているスケジューラなどには、会議などの共有できるイベントは、1人が複数の人のイベントとして登録できる機能を有しているものもある。しかしながら、共通のアプリケーションを用いているため、会社内など、所定の場所に設置されている端末から、専用のサーバにアクセスすることにより、自己のスケジュールを確認できるようになっているだけで、そのサーバにアクセスできない端末で管理されているスケジュール(例えば、個人のPDAで管理されているスケジュール)を、複数のユーザで共有することはできないといった課題があった。
また、ユーザは、テレビジョン放送の番組の録画を予約したにもかからず、その番組をリアルタイムで視聴できる場合がある。このような場合、ユーザは、その録画予約を解除しても良いが、予約を解除するには、ユーザ自身が解除するための操作を行わなくてはならなかった。例えば、ユーザが所定の番組を視聴したい場合、その番組が放送される時点で、ユーザが視聴できる状態であるか否かにかかわらず、ユーザは予め録画予約をしておくか、録画予約をせずに、リアルタイムに視聴するかしなければならなかった。
スケジュールとして、番組の視聴を設定しておいたとしても、番組の視聴といったようなスケジュールは、番組が放送される時点で、視聴できれば視聴すれば良いし、視聴できなければ録画するといったように、その時点での状況に応じて、臨機応変に対応されれば良いスケジュールであるが、そのような状況に応じて、録画などの処理を実行させることは、スケジュールとして設定しておくことはできないといった課題があった。
また、設定されたスケジュールが実行される時間になったときに、ユーザにそのことを通知する機能を有するアプリケーションもあるが、例えば、通知する時点で、ユーザは、既に設定されているスケジュールを実行している(従って、通知する必要がない状況)ときがある。通知するとしても、通知の仕方(例えば、音、光などが用いられた通知)が、通知する時点での状況に適していない(例えば、会議中のときに、音声で通知するなど)ときがある。
しかしながら、ユーザが既にスケジュールを実行していても通知がなされ、音声などで通知するにはふさわしくない状況であっても、音声で通知がされるなど、実際に通知が行われるときの状況に適していない通知が行われてしまうといった課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数のユーザ間で、スケジュールを簡便に共有できるようにすることを目的とする。また、予め設定されているスケジュールを実行する際、そのときの状況に適するように、スケジュールを実行することを目的とする。
本発明の第1の情報処理装置は、第1に、所定のアプリケーションまたはファイルが起動されるときの条件を設定する設定手段と、センシング情報を取得する取得手段と、取得手段により取得されたセンシング情報を用い、条件を満たすか否かを判断する判断手段と、判断手段により条件が満たされると判断された場合、所定のアプリケーションまたはファイルを起動する起動手段とを備えることを要旨とする。
第2に、前記第1の要旨に加え、テレビジョン放送の番組を視聴するイベントが登録された場合、判断手段は、番組を受信してよい状況であるか否かを判断し、判断手段により番組を受信してよい状況であると判断された場合、起動手段は、番組を視聴するためのアプリケーションを起動し、判断手段により番組を受信してよい状況ではないと判断された場合、起動手段は、番組を録画するためのアプリケーションを起動し、判断手段により番組を受信してよいが、ネットワーク経由で番組を受信すると判断された場合、起動手段は、ネットワーク経由で番組を受信するためのアプリケーションを起動することを要旨とする。
本発明の第1の情報処理方法は、所定のアプリケーションまたはファイルが起動されるときの条件を設定する設定ステップと、センシング情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得されたセンシング情報を用い、条件を満たすか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で条件が満たされると判断された場合、所定のアプリケーションまたはファイルを起動する起動ステップとを含むことを要旨とする。
本発明の第1のプログラムは、所定のアプリケーションまたはファイルが起動されるときの条件を設定する設定ステップと、センシング情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得されたセンシング情報を用い、条件を満たすか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で条件が満たされると判断された場合、所定のアプリケーションまたはファイルを起動する起動ステップとを含むことを要旨とする。
本発明の第2の情報処理装置は、第1に、センシング情報を取得する取得手段と、取得手段により取得されたセンシング情報から周りの状況を判断する判断手段と、判断手段により判断された状況に適した通知方法を選択する選択手段と、選択手段により選択された通知方法で、所定のイベントの発生を通知する通知手段とを備えることを要旨とする。
第2に、前記第1の要旨に加え、センシング情報が位置情報である場合、判断手段は、位置情報から現在地を確定し、選択手段は、判断手段により判断された現在地から、イベントが実行される場所までの地図をユーザに提示する方法を通知方法として選択することを要旨とする。
本発明の第2の情報処理方法は、センシング情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得されたセンシング情報から周りの状況を判断する判断ステップと、判断ステップの処理で判断された状況に適した通知方法を選択する選択ステップと、選択ステップの処理で選択された通知方法で、所定のイベントの発生を通知する通知ステップとを含むことを要旨とする。
本発明の第2のプログラムは、センシング情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得されたセンシング情報から周りの状況を判断する判断ステップと、判断ステップの処理で判断された状況に適した通知方法を選択する選択ステップと、選択ステップの処理で選択された通知方法で、所定のイベントの発生を通知する通知ステップとを含むことを要旨とする。
本発明の第1の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、登録されているイベントが実行されるとき、そのイベントに関連付けられて所定のアプリケーションまたはファイルが起動される。設定されている条件が満たされるときだけ、アプリケーションまたはファイルが起動されるように制御される。
本発明の第2の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、登録されているイベントの開始時刻が近づいていることをユーザに通知する際、ユーザの周りの状況が判断され、その判断された状況に適した方法で、通知が行われる。
本発明によれば、スケジュールのイベントを登録することが可能となる。
本発明によれば、登録されるイベントを複数のユーザと共有する場合、簡便にその登録を行うことができる。また、イベントを共有することを誘われた側も、簡便な処理で、自己のスケジューラに登録することができる。
また、登録されたイベントを実行する時刻になったときに、ユーザに通知を行うことができる。通知を行う際、通知を行うべきか否かを判断することが可能となる。このような判断が行われることにより、ユーザにとって必要のない通知が行われるようなことを防ぐことができ、ユーザを煩わしてしまうようなことを防ぐことが可能となる。
また、通知が行われる際、ユーザの状況を判断して行うことが可能となり、ユーザにとって適切な方法で、通知が行えるようになる。
また、本発明によれば、イベントが実行される際、ユーザの手を煩わすようなことなく、所定のアプリケーションを起動させることが可能となる。また、アプリケーションを起動させる際に、制限をもたせることが可能となり、不要にアプリケーションが起動されてしまう(アプリケーションが悪用される)ようなことを防ぐことが可能となる。
また、本発明によれば、ユーザが視聴を所望したテレビジョン放送の番組を、ユーザが見逃してしまうようなことを防ぐことが可能となる。
以下に本発明の最良の形態を説明するが、開示される発明と実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。明細書中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現し、追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
本発明の第1の情報処理装置(例えば、図2の端末3)は、所定のアプリケーションまたはファイルが起動されるときの条件を設定する設定手段(例えば、図5のイベント管理マネージャ211)と、センシング情報を取得する取得手段(例えば、図5のセンシングマネージャ212)と、取得手段により取得されたセンシング情報を用い、条件を満たすか否かを判断する判断手段(例えば、図5のイベント管理マネージャ211)と、判断手段により条件が満たされると判断された場合、所定のアプリケーションまたはファイルを起動する起動手段(例えば、図5のイベント管理マネージャ211)とを備えることを要旨とする。
本発明の第2の情報処理装置(例えば、図2の端末3)は、センシング情報を取得する取得手段例えば、図5のセンシングマネージャ212)と、取得手段により取得されたセンシング情報から周りの状況を判断する判断手段(例えば、図5のイベント管理マネージャ211)と、判断手段により判断された状況に適した通知方法を選択する選択手段(例えば、図5のイベント管理マネージャ211)と、選択手段により選択された通知方法で、所定のイベントの発生を通知する通知手段(例えば、図5のイベント管理マネージャ211)とを備えることを要旨とする。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[全体構成]
図1は、本発明を適用したシステムの一実施の形態の構成を示す図である。図1に示したシステムは、スケジュール(イベント)を複数のユーザ間で共有するときに用いられるシステムである。また、設定されたスケジュールは、実行するタイミングに、そのときの状況に適した方法で、ユーザに通知されるようにするためのシステムである。そのスケジュールの1つとして、テレビジョン放送の番組の視聴も設定できるようにするためのシステムである。
ネットワーク1は、インターネットやLAN(Local Area Network)などから構成されるネットワークである。ネットワーク1には、例えば、家庭内において構築されたネットワーク2が接続される。ネットワーク2には、端末3とホームサーバ4が接続されている。また、ネットワーク1には、端末5と端末6が接続されている。
ここで、端末3,4,5は、それぞれ、PC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)などであり、ネットワーク1やネットワーク2を介して、互いにデータの授受が行えるように構成されている。授受されるデータは、例えば、スケジュールに関するデータである。ホームサーバ4は、例えば、テレビジョン放送の番組を録画するために設けられている。
図1においては、説明の都合上、端末3,4,5しか図示していないが、さらに複数の端末がネットワーク1やネットワーク2に接続され、互いにデータの授受ができるように構成されている。また、端末4や端末5も、家庭内のネットワークに接続できる構成とされている。
[端末の内部構成例]
図2は、端末3の内部構成例を示す図である。端末3のCPU(Central Processing Unit)21は、ROM(Read Only Memory)22に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)23には、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。入出力インタフェース25は、キーボードやマウスから構成される入力部26が接続され、入力部26に入力された信号をCPU21に出力する。また、入出力インタフェース25には、ディスプレイやスピーカなどから構成される出力部27も接続されている。
さらに、入出力インタフェース25には、ハードディスクなどから構成される記憶部28、および、インターネットなどのネットワークを介して他の装置とデータの授受を行う通信部29も接続されている。ドライブ30は、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、半導体メモリ44などの記録媒体からデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。
なお、端末5や端末6も、端末3と基本的に同様の構成なので、その説明は省略する。
また、ここでは、端末3は、一体型の装置として説明するが、例えば、入力部26や出力部27の一部が、本体と別体に構成されているようにしても良い。詳細は後述するが、本実施の形態においては、入力部26が複数のセンサを有し、そのセンサから取得される情報が用いられ、ユーザの存在位置などが確認され、その確認された情報に応じて、出力部27として備えられている通知機能によりイベントの通知が行われる。
よって、そのような情報を取得する部分や通知を行う部分は、ユーザが装着できるような装置としても良い。
[入力部、出力部について]
図3は、入力部26のさらに詳細な構成例を示す図である。入力部26は、センシング(sensing)部61と操作部62を備える。センシング部61は、位置情報取得部71、時刻情報取得部72、音情報取得部73、画像情報取得部74、および、天気情報取得部75から構成される。これらの各部は、それぞれの情報を取得するためのセンサにより構成されている。位置情報取得部71は、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いたセンサとされる。時刻情報取得部72は、パーソナルコンピュータなどが通常備える時計の機能を用いることができる。
音情報取得部73は、マイクロホンなど、音を集積することができるセンサから構成される。画像情報取得部74は、カメラなど、画像を撮像することができるセンサから構成される。天気情報取得部75は、気温や湿度などの天気に関する情報を取得することができるセンサから構成される。
ここでは、これらのセンサがセンシング部61に備えられているとして説明を続けるが、必ずしも上記した全てのセンサを備える必要はない。また、上記した以外のセンサを設けるようにしても勿論良い。
操作部62は、キーボード81とマウス82から構成される。ここでは図示しないが、タッチパネルなどが操作部62として備えられても、勿論良い。
図4は、出力部27の詳細な構成例を示す図である。出力部27は、ディスプレイなどから構成され、画像や映像などを表示する表示部101、音声を出力するスピーカ102を有する。また、出力部27は、スケジュールを実行する時刻になったことを光によりユーザに知らせるための発光部103、振動により知らせるための振動部104を備える。
[端末が有する機能について]
図5は、端末3が有する機能について説明するための図である。ここでは、図5に示す各機能は、アプリケーション201が、CPU21により実行されることにより実現される機能であるとして説明する。
イベント管理マネージャ211は、スケジュールとして設定されたイベントを管理する処理を実行する。イベント管理マネージャ211が行う処理としては、例えば、イベントをスケジュールの1つとして登録する、そのイベントの実行時刻になったら、ユーザに通知するなどの処理がある。センシングマネージャ212は、センシング部61(図3)の各部を制御し、各センサから得られた情報の解析を行う。センシングマネージャ212により得られた情報は、イベント管理マネージャ211に供給される。
ビューマネージャ213は、表示部101(図4)の表示の制御、例えば、ユーザインタフェースの制御を行う。ネットワークマネージャ214は、ネットワーク1やネットワーク2を介して授受されるメールやメッセージに関する処理(詳細は後述するが、メールやメッセージは、ここではイベントに関するものである)を制御する。
DBマネージャ215は、記憶部28(図2)に記憶されているデータベースへのデータの書き込みやデータの読み出しを制御する。データベースとして管理されているデータは、イベントに関する情報や、メールアドレスなどのデータである。趣味趣向分析マネージャ216は、ユーザの趣味や趣向を、ユーザが入力したデータや、ユーザの指示により取得したデータなどから解析し、データベースとして管理する。
[アプリケーションが起動されたときの画面例]
ユーザにより、このアプリケーション201の起動が指示され、CPU21により起動されたときに、表示部101に表示される画面について説明する。図6は、表示部101に表示される画面の一例を示す図である。図6に示した画面は、アプリケーション201が起動されたときの初期画面(メイン画面)である。初期画面には、カレンダー表示部301、伝言板表示部302、情報表示部303が設けられている。
なお、図6に示し、以下に説明を加える画面は、一例であり、限定を示すものではない。また、ユーザにより、表示させる項目や、表示サイズ、画面構成などはカスタマイズできるようになっている。
カレンダー表示部301には、カレンダーが表示され、各日付には、イベントが設定されていることを示すマークや、イベントが実行されたときに撮像された写真(好みの写真)などが表示される。また、現時点での日付がわかるように、現時点(図6においては14日)を含み現時点より前の日付と、後の時点での日付とで、色が分けられて表示される。
伝言板表示部302には、現時点に関係があるメールの内容やメッセージの内容などが表示される。情報表示部303には、さまざまな情報が表示される。図6に示した例では、電車の情報、天気の情報、および時刻の情報が表示されている。この情報は、ユーザ(端末3)が位置する情報に依存して更新される。例えば、ユーザが駅にいると判断されるときには、図6に示したように、電車の情報が取得され、表示される。また、情報表示部303にどのような情報を表示させるかは、ユーザにより予め設定できるように構成されている。
情報表示部303に電車に関する情報が表示される場合を例に挙げて、表示させるデータの取得に関して、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS11において、センシングマネージャ212が位置情報取得部71から、位置情報を取得する。ステップS12において、イベント管理マネージャ211は、取得された位置情報を、記憶している地図データ(不図示)と照らし合わし、端末3(自己)がどの位置に存在しているのかを検索する。
ここでは、その検索結果が、駅であると判断されたとする。ステップS13において、センシングマネージャ212が時刻情報取得部72から、時刻情報を取得する。取得された時刻情報は、イベント管理マネージャ211に供給される。このように、現在位置と時刻が判別された場合、ステップS14において、イベント管理マネージャ211は、ネットワークマネージャ214に指示を出し、ネットワーク1に接続されている所定のサーバに接続を開始させる。このとき接続されるサーバは、この場合、現在位置が駅であると判別されているため、その駅の時刻表に関する情報を提供しているサーバである。
ステップS15において、位置と時刻に対応した情報、この場合、端末3が位置している駅に対応する時刻表から、その時刻に最も近い後の時刻に発車する電車の情報が取得される。ネットワークマネージャ214により取得された情報は、ビューマネージャ213に供給され、ビューマネージャ213は、供給された情報を、情報表示部303の設定されている位置に表示させる。このようにして、ユーザ(端末3)が位置する場所や時刻に対応した情報が取得され、ユーザに提供される。
図6に示した画面例の情報表示部303には、天気に関する情報も表示されている。この天気に関する情報も、端末3が位置する場所が特定され、その特定された場所の天気の情報が、予め設定されているサーバから取得される。
このような処理が実行されることによりユーザは、何の操作を実行しなくても、その時点で必要とされる情報を取得することが可能となる。よって、端末3(アプリケーション201)の使い勝手を向上させることが可能となる。
次に、スケジュールとして、イベントを登録し、その登録されたイベントを実行(通知)するまでの処理について説明する。
[イベント登録に係わる画面]
まず、イベントの登録に係わる画面について説明する。図8は、イベントを登録するときに、表示部101に表示されるウィンドウ321の一例を示す図である。このイベントを登録するためのウィンドウ321は、例えば、カレンダー表示部301(図6)上で、イベントを登録したい日付上にカーソル304を位置させた状態で、マウス82(図3)のダブルクリックなどの所定の操作が行われたときに表示部101上に表示される。または、イベントを登録するためのボタンを表示部101に表示される画面上に設け、そのボタンが操作されたときに、ウィンドウ321が表示されるようにしても勿論良い。
ウィンドウ321には、イベントのタイトルが入力されるイベントタイトル欄331、イベントが実行される日付が入力される日付欄332、イベントが開始される時刻が入力される開始時刻欄333、その開始時刻に他のイベントが設定されているときに、ウィンドウ321で設定しているイベントが、他のイベントよりも優先して実行されるべきか否かを優先度として設定する優先度欄334、イベントの終了時刻が設定される終了時刻欄335、および、イベントが実行される場所が入力される場所欄336が設けられている。
また、ウィンドウ321には、イベントの実行時刻(開始時刻欄333で設定された時刻)になったときに、ユーザにそのことを通知する際、どのように通知するかを設定するリマインド欄337が設けられている。図8に示したリマインド欄337には、“おまかせ”という項目と“手動指定”という項目が設けられている。“おまかせ”という項目が選択された場合、通知を実際に行うときの状況が判断され、その状況に適した方法で通知がなされる。“手動指定”という項目が選択された場合、ユーザが設定した方法で、通知がなされる。
ウィンドウ321には、イベントが実行されるときに開かれるファイルを設定できる関連ファイル欄338、そのファイルをメールなどで送信する際、または、送信先で許可なくファイルが開かれることがないようにさせる際、暗号化の処理を施すか否かを設定する暗号化欄339、実行条件を設定する際に操作される実行条件設定ボタン340、適用条件などが入力されるサマリー欄341、および、イベント(予定)を複数のユーザと共有するときに操作される共有ボタン342が設けられている。
実行条件設定ボタン340が操作された場合、図9に示したようなウィンドウ322が表示部101に表示される。ウィンドウ322には、イベントが実行される位置を設定するための位置設定欄351が設けられている。この位置設定欄351には、直接的に、緯度や経度を入力できるように構成されている。また、“MAP”というボタンも設けられており、このMAPボタンが操作されると、地図が別ウィンドウに表示され、その地図から位置を選択できるようにも構成されている。
また、ウィンドウ322には、このイベントを実行する場所などを入力する実行シーン欄352,353や、イベントを実行するときの同伴者を入力するための同伴者欄354も設けられている。この同伴者は、“アドレス帳”というボタン356が操作されることにより表示されるアドレス帳内から選択することも可能に設定されている。このような各欄により設定された、位置、シーン、同伴者などの条件がそろった状態でなければ、イベントが実行されない(指定されたファイルがオープンされることがない)ようにすることが可能なように構成されている。
さらに、ウィンドウ322には、位置、シーン、同伴者などの条件がそろった状態でなければイベントが実行されないようにするか、または、そのような条件が多少そろっていない状態でも、イベントが実行されるようにするかを設定するためのチェック欄357(“設定をあいまいにする”というコメントの横に設けられているチェック欄357)も設けられている。
ウィンドウ322の各欄で設定された条件で良いときに操作される決定ボタン358と、設定した条件をキャンセルするときに操作されるキャンセルボタン359も設けられている。
図8のウィンドウ321の説明に戻り、共有ボタン342が操作された場合、図10Aまたは図10Bに示したウィンドウが表示される。共有ボタン342は、複数のユーザとイベントを共有するときに操作されるボタンであるが、共有するにあたり、そのイベントについて共有する他のユーザに知らせる必要がある。他のユーザに知らせる手段としては、ここでは、メッセンジャーと電子メールの2つがあるとして説明する。
なお、ここでは、メッセンジャーとは、アプリケーション201(図5)により実現される機能であり、同一のアプリケーション201を起動させている装置間で、直接的にデータの授受が行える機能であるとし、ネットワークマネージャ214が、その通信の制御を行うとする。
共有ボタン342が操作されると、メッセンジャーで送信するか、電子メール(以下、メールと記述する)で送信するかを選択するためのメニュー(不図示)が表示される。そのメニューから“メッセンジャー”という項目が選択されると、図10Aに示したように、メッセンジャーでイベントに関する情報を送信できるユーザの一覧が表示される。同様に、“メール”という項目が選択されると、図10Bに示したように、メールでイベントに関する情報を送信できるユーザの一覧(この場合、アドレス帳と同様のものとすることができる)が表示される。
図10Aに示した一覧には、ユーザ名(例えば、ユーザのフルネームでも良いし、ニックネームなどでも良い)が表示され、各ユーザを選択するためのチェックボタンが設けられている。同様に、図10Bに示した一覧には、ユーザ名とそのユーザ名に対応するメールアドレスが表示され、各ユーザを選択するためのチェックボタンが設けられている。イベントを設定したユーザは、そのイベントを共有したいユーザを、各一覧から、チェックボタンをチェックすることにより選択することができる。
次に、イベントが登録されるときの処理について説明する。
[イベントの登録に係わる処理について]
まず、図11のフローチャートを参照し、イベントを共有するときに、そのイベントを登録する側(イベントが登録されたことを他のユーザに知らせる側)の処理について説明する。前提とし、図8や図9に示したウィンドウ321,322により、イベントに関する情報は、既に設定されており、ユーザにより、共有ボタン342(図8)が操作されたとする。
イベント管理マネージャ211は、ビューマネージャ213から、共有ボタン342が操作されることにより、イベントが共有されることが指示されたとの情報が供給される。その情報には、イベント内容を他のユーザにメッセンジャーで通知するか、メールで通知するかの情報も含まれている。そこで、イベント管理マネージャ211は、ステップS31において、メッセンジャーでイベント内容を送信すると指示が来たか否かを判断する。
ステップ31において、メッセンジャーでイベント内容(以下、適宜、メッセージと記述する)を他のユーザに送信するという指示が来たと判断された場合、ステップS32に処理が進められ、ネットワーク上の同アプリケーションへの問い合わせが行われる。メッセンジャーによりイベント内容が送付される際、ネットワークに接続され、アプリケーション201が起動され、メッセージの授受を行える状態にある端末が存在するか否かが判断される。
ネットワークマネージャ214は、他の端末に対して、メッセージを送信できる状態にあるか否かを問い合わす機能と、他の端末から、そのような問い合わせが来たときに応答する機能を有する。
ネットワークマネージャ214は、問い合わせに対して応答してきた端末のIPアドレスを、ステップS33の処理として受信する。ステップS34において、ビューマネージャ213は、ネットワークマネージャ214から供給されるIPアドレスなどの情報を基に、必要に応じ、DBマネージャ215に指示を出し、データベースを参照しながら、接続可能(メッセージの送信が可能)な端末をリスト化する。
リスト化された結果は、例えば、図10Aのような一覧として表示部101に表示されることにより、ユーザに提供される。その一覧から、ユーザによりメッセージの送信先としてのユーザが選択されると、その情報は、ビューマネージャ213から、ネットワークマネージャ214に供給される。
ステップS36において、イベント管理マネージャ211により、イベントフィルの作成が行われる。イベントファイルは、図8に示したウィンドウ321や図9に示したウィンドウ322で、ユーザが設定した事項に基づいて作成される。作成されるイベントファイルの一例を図12に示す。図12において、図中左側の連番は、説明のために付したものである。
イベントファイルは、例えば、iCalenderの規格に基づくものとすることができ、図12に示したイベントファイルは、iCalenderの規格に基づいたものである。図8に示したウィンドウ321と、図12に示したイベントファイルを参照するに、イベントタイトル欄331に入力されたタイトルは、15行目に記載されている。日付欄332に入力された日付、開始時刻欄333に入力された開示時刻、および、終了時刻欄335に入力された終了時刻は、6行目と7行目に記載されている。
優先度欄334に入力(選択)された優先度は、16行目に記載されている。場所欄336に記載された場所に関する情報は、8行目に記載されている。リマインド欄337に入力されたリマインドの仕方に関する情報は、18乃至22行目に記載されている。関連ファイル欄に入力(選択)された関連ファイル(イベント実行時にオープンされるファイル)に関する情報は、23乃至26行目に記載されている。
図12に示したイベントファイルの一例には、図9において設定された実行条件として設定された事項に関しての記載はされていないが、実行条件として設定された事項に関しても、設定されている場合には、イベントファイル内に、その情報が記載される。その形式は、23乃至26行目に記載のある関連ファイルの情報と同様の形式で記載される(すなわち、SENSEINFOとして記載される)。
このようなイベントファイルが、イベント管理マネージャ211により作成されると、ステップS37(図11)において、ネットワークマネージャ214の制御により、作成されたイベントファイルが、ステップS35において送信先として選択されたユーザに対して送信される。
このようにして、メッセンジャーにより、イベントを共有したい複数のユーザに対して、メッセージ(イベント内容)が送信される。
一方、ステップS31において、イベント管理マネージャ211が、ビューマネージャ213から供給された情報が示す内容は、メールでイベント内容を送信するという指示であったと判断した場合、ステップS38に処理が進められる。ステップS38において、送信先の選択が行われる。この選択は、ユーザ側に、図10Bに示したユーザ名やメールアドレスが記載された一覧表が提示され、その提示された一覧表でチェックされた項目に関する情報が取得されることにより行われる。
すなわち、ビューマネージャ213は、どの項目(ユーザ名、メールアドレス)が送信先として選択されたかの情報を取得し、その取得した情報を、ネットワークマネージャ214に供給する。そして、ネットワークマネージャ214は、その取得した情報を基に、イベント内容を送信する送信先を設定する。そしてネットワークマネージャ214は、ステップS39において、イベントファイル(ステップS36で作成される)が、添付ファイルとして送信されるように設定する。
そして、ステップS36において、イベント管理マネージャ211により、イベントファイルが作成される。この処理については、既に説明したので省略する。イベントファイルが作成されると、ステップS37において、送信先として設定されたユーザ(端末)に対して、作成されたイベントファイルが、添付ファイルとして送信される。
このようにして、メールにより、イベントを共有したい複数のユーザに対して、イベント内容が送信される。
このようにして送信されたイベントファイルを受信した受信側の処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。
ステップS61において、イベントファイルを受信した側の端末は、そのイベントファイルをメールで受信したか否かを判断する。ステップS61において、イベントファイルは、メールで受信されたと判断された場合、ステップS62において、メールに添付されているイベントファイルがオープンされる。
メールでイベントファイルが受信される場合、通常、メーラなどと称されるアプリケーションによる処理で、メールの受信が制御される。そして、メーラによりメールが受信されたときには、イベントファイルが添付されているメール以外のメールも、イベントファイルが添付されているメールと同等に扱われ、受信処理がなされる。
そのような状況のときに、メールに添付されていたイベントファイルが、ユーザの指示に基づいて(または、端末側の判断でユーザの手を煩わすことなく)オープンされることにより、メールに添付されていたファイルはイベントファイルであることが認識される。イベントファイルと認識されることにより、そのイベントファイルを処理するためのアプリケーション、すなわちこの場合、アプリケーション201(図5)が起動される(ステップS63)。
アプリケーション201が起動されると、ステップS64において、イベント管理マネージャ211により、イベントファイルのチェックが行われる。ステップS64への処理には、ステップS61において、イベントファイルはメールで受信されたのではないと判断された場合、換言すれば、メッセンジャーでイベントファイルが受信されたと判断された場合もくる。
メッセンジャーによりイベントファイルが受信されたと判断されるときには、すでに、アプリケーション201は起動されている状態なので、メールでイベントファイルが受信されたときに行われるステップS62やステップS63の処理は、実行される必要がないのでスキップされ、ステップS64に処理が進められる。ステップS64において、イベントファイルのチェックがイベント管理マネージャ211により行われると、ステップS65に処理が進められる。
ステップS64において、イベント管理マネージャ211はチェックした内容を、ビューマネージャ213に供給する。ビューマネージャ213は、供給された内容を基に、イベント内容を示すテキストデータや画像データを生成し、表示部101に表示させる。このようにして、イベントファイルの内容が表示部101に表示されることにより、イベントファイルが送信された側、換言すれば、イベントを共有するように誘われた側は、その誘われたイベントの内容を確認することができる。
イベントの共有を誘われた側のユーザは、そのイベントを共有するか否かの判断を行う。図示はしないが、例えば、表示されているイベント内容のウィンドウに、“承認”というボタンと、“非承認”というボタンを設け、どちらかのボタンが操作されることにより、ユーザの判断が反映される仕組みが構築されている。
ユーザがイベントの共有を承認するか否かの判断結果として、ボタンが操作されると、その情報は、ビューマネージャ213により処理される。ビューマネージャ213は、供給された情報を、イベント管理マネージャ211に供給する。イベント管理マネージャ211は、ステップS66において、供給された情報を参照し、ユーザがイベントの共有を承認したか否かを判断する。
ステップS66において、イベントの共有が承認されたと判断された場合、ステップS67に進み、承認されたイベントの情報が、イベント管理マネージャ211からDBマネージャ215に供給され、DBマネージャ215により、新たなイベントがスケジュールDB(データベース)に保存(登録)される。
一方、ステップS66において、イベントは非承認であったと判断された場合、ステップS68に処理が進められ、非承認されたことを、イベントの共有を求めてきたユーザに対して通知する。例えば、メールでイベントファイルが送信されてきたときには、メールで、メッセンジャーでイベントファイルが送信されてきたときには、メッセンジャーで、非承認であることの通知がされる。
このようにして、イベントの共有を求められた側の処理が実行されることにより、イベントを簡単な処理で共有することが可能となる。
ステップS67の処理で、イベントが承認されると、そのイベントがスケジュールDBに登録されるが、その登録先であるスケジュールDBの一例を図14に示す。スケジュールDB401は、図14に示すように、イベント内容を一意に識別できるように割り当てられた“イベントNo”、そのイベントの“開始時刻”、イベントが実行される“場所”、イベントの開始時刻になったら、そのことを通知する設定がされているか否かを示す“通知”、イベントの内容を示す“内容”、イベント実行時に開かれる“アプリケーション”といった項目が設けられている。
これらの各項目に記載される情報は、イベントファイルから読み取られる。図14に示したのは、スケジュールDBに設けられている項目のうちの一部であり、他に、イベントの終了時間など、イベントファイルに記載されている情報を記載する項目も設けられ、それぞれの項目に情報が記載される。
次に、このようなスケジュールDB401に登録されているイベントの実行に関する処理について説明を加える。
「イベントの実行に係わる処理」
図15に示したフローチャートを参照し、イベントの実行に係わる処理について説明する。ステップS81において、イベント管理マネージャ211は、スケジュールDB401に記載されているスケジュール(イベント)を確認する。ステップS82において、通知が設定されているイベントがあるか否かを判断する。この判断は、スケジュールDBの“通知”という欄を参照することにより行われる。
例えば、図14においては、通知が設定されているイベントの対応する欄には“○”が記載され、通知が設定されていないイベントに対応する欄には“×”が記載されている。また、ユーザにより通知の方法が設定されている場合には、その設定されている通知方法が記載される。
ステップS82において、通知が設定されている(通知方法が記載されている)イベントがあると判断された場合、ステップS83に処理が進められ、通知が設定されているイベントはないと判断された場合、ステップS88に処理が進められる。
ステップS83において、イベントの通知時刻まで待機状態が維持される。イベントの通知時刻は、イベントの開始時刻より所定の時間(例えば、5分)だけ前の時刻である。なお、通知時刻は、ユーザにより、イベントの何分前に通知するかなど設定できるような仕組みが設けられており、その設定されている時刻に通知がされる。
通知時刻になると、ステップS84において、センシング情報の取得が行われる。センシングマネージャ212(図5)は、センシング部61(図3)の各部からセンシング情報を取得する。取得されたセンシング情報に基づき、イベント管理マネージャ211は、ステップS85において、状態通知が可能な状況であるか否かを判断する。
状態通知が可能な状況であるか否かの判断は、ユーザ(端末)が存在する周りの状況が考慮され、また、イベント内容が考慮されて行われる。まず、イベント内容は、スケジュールDBの“内容”の欄に記載されている情報(テキスト)が解析され、内部に備えられている辞書機能とマッチングされることにより認識される。その認識されたイベント内容を、ユーザに通知すべきか否かが判断される。
例えば、認識されたイベント内容が、“会議”であったような場合、通知を実行しようとしたとき(すなわち、ステップS85の処理が実行されるとき)に、既にユーザは会議に出席している、会議室に向かっているなどの状況のときには、ユーザに会議が始まることを通知する必要はない。よって、そのようなときは、イベントの通知は可能な状態ではない(通知する必要はない)と判断される。
この“会議”の例を用いて、さらに説明を加える。イベント内容が“会議”であると判断されたとき、既にユーザが会議に出席しているかなどの状況を判断するために、センシング情報が用いられる。スケジュールDB401には、イベントが行われる場所についての情報も記載されている。場所が記載されていることから、その場所の緯度や経度を取得することが可能である。
この場合、“会議室”の緯度や経度が、例えば地図データなどから予め取得されていれば、位置情報取得部71(図3)により取得される位置情報と照らし合わせることにより、ユーザが会議室に居るか否かを判断することができる。
地図データなどから会議室の位置情報を取得できなくても、過去に、会議というイベントがあり、そのイベントが実行されたときに、位置情報取得部71により位置情報が取得され、その取得された位置情報を記憶しておき、その記憶された位置情報を、会議室の位置情報として用いるようにしても良い。本実施の形態においては、そのようなことを実現するために、ステップS93において、センシング情報を保存するようにしている。
また、位置情報が取得できない時などには、音情報取得部73により取得される音情報を用いて会議室にユーザが居るか否かの判断が行われるようにしても良い。例えば、会議室であれば、車や電車などからの発せられる雑音は少なく、会議前であれば、人の話し声も少ないと考えられ、また会議中であれば、人の話し声が中心となっているはずであると考えられるため、このような特徴を見いだし、取得される音情報を解析すれば、音情報からもユーザの位置をある程度の精度で認識できる。
また逆に、“会議”というイベントの内容のときに、取得された音情報から、電車の音がするといったようなとき、少なくとも会議室にはユーザは居ないと判断することができる。よって、“会議”というイベントの内容のときに、ユーザは会議室に居ないことを認識し、ユーザは会議室に居ないので会議の開始時刻が通知すべきであると判断されるようにしても良い。
また、画像情報取得部74により取得される画像情報を用いて、会議室にユーザが居るか否かの判断が行われるようにしても良い。例えば、会議室には、机があり、椅子があり、ホワイトボードなどがあるといった、ある程度、会議室という状況は一般化でき、その一般化された会議室の画像情報を記憶しておくようにし、その記憶されている画像情報と、取得される画像情報を、画像マッチングすることにより、ある程度の確率でユーザが会議室に居るか否かの判断を行うことができる。
この場合も音情報のときと同様に、取得される画像情報から、ユーザは、会議室には居ないことが認識できれば、通知を行うようにしても良い。
位置情報と同じく、以前、会議が行われたときに会議室の画像を取得し、記憶しておけば、その画像情報を用いてマッチング処理を実行することができる。そのようにすれば、会議室であるか否かの判断をより精度良く行うことが可能である。
さらに、天気情報取得部75により取得される天候に関する情報も用いられるようにしても良い。会議室であれば、空調があるため、25度などの気温に保たれていることが多い。そこで、そのような情報を利用することにより、ユーザの居場所を判断するようにしても良い。
このように、センシング情報を用いれば、ユーザが居る場所を特定することができる。1つのセンシング情報だけを用いるよりも、複数のセンシング情報を用いて判断するようにすれば、より精度良く、ユーザが居る場所を特定することができるようになる。
このようにして、ユーザの居る場所を特定し、その特定された場所で、イベントの開始時刻になったことを通知すべきか否かが、ステップS85の処理として実行される。ステップS85において、通知をすると判断された場合、ステップS86に処理が進められ、通知はしないと判断された場合、ステップS88に処理が進められる。
ステップS86において、通知の方法が選択される。ユーザが通知の方法を設定していた場合、すなわち上述したように、図8に示したようなイベントを登録するためのウィンドウ321のリマインド欄337において、“手動指定”という項目が選択されていたときには、ユーザが通知の方法を設定していると判断され、その設定されている方法に、通知方法が決定される。
一方、リマインド欄337において、“おまかせ”という項目が選択されたときには、そのときの状況に適した通知方法が選択される。例えば、音情報取得部73により取得された音情報が、静穏な状況(音が少ない状況)を示しているような場合、音で通知を行うと、周りの人々に迷惑がかかると考えられるので、光や振動で通知が行われるようにする。また、音情報から、ノイズ音量の大小を判断し、ノイズが多いときには公共の場に居ると判断し、ノイズが少ないときにはプライベートの場に居ると判断するようにし、公共の場に適したまたはプライベートの場に適した通知方法が選択されるようにする。
また、音で通知をすると決定された場合も、取得される音情報に基づき、通知する際の音量を変化させる(調整される)ようにしても良い。
また、画像情報取得部74により取得された画像情報が、暗い状況(例えば、映画館)を示しているような場合、光で通知すると、周りの人々に迷惑がかかるので、振動で通知が行われるようにする。
また、天気情報取得部75により取得される気温や湿度の情報から、屋内に居るのか屋外に居るのかが判断されるようにし、屋内であれば音で、屋外であれば、振動で通知が行われるようにしても良い。
このように、センシング部61の各部から取得される情報を用い、ユーザの周りの状況を判断し、その状況に応じた通知方法が選択される。なお、センシング情報を複数用い、その判断結果を利用することにより、より正確な状況判断、および、より適切な通知方法の選択が行えるようになる。
通知方法として、音で通知すると決定された場合、スピーカ102(図4)から音が発せられることにより通知が行われる。通知方法として、光で通知すると決定された場合、発光部103(図4)から光が発せられることにより通知が行われる。通知方法として、振動で通知すると決定された場合、振動部104(図4)により振動が発せられることにより通知が行われる。これらの通知と併せて、または、単独で、表示部101により、ユーザに“イベントが開始される時刻です”といったメッセージが表示されることにより通知がなされるようにしても良い。
また、イベントの開始を通知するだけでなく、例えば、通知する時点で、ユーザがイベントが開始される場所(目的地)に存在せず、別の場所(現在地)に居ると判断されるような場合、現在地から目的地までの道順を示す地図を表示させるようにしても良い。
また、通知の方法が決定される際、ユーザの過去の操作履歴を考慮して決定されるようにしても良い。例えば、過去にユーザが、通知方法を指定していたような場合には、その指定していた通知方法を保存するようにする。また、実際に通知が行われた際にユーザが行った処理も保存するようにする。通知が行われた際にユーザが行った処理とは、例えば、音量を下げた、振動を中止した、発光を中止した、表示部101に表示されていた画面を閉じたなどである。このような、ユーザが指定したこと、ユーザが行った処理を保存することにより、学習し、より適切にユーザの好みにあった通知方法が決定されるようにしても良い。
このような複数のセンシング情報を用いて所定の結果を取得する手法や学習の手法としては、クラスタリングやBaysian Networkといった確率モデルを利用したアルゴリズムを利用することで、よりニーズにあった通知を行うことができる。
このようにして、通知方法が決定されると、ステップS87に処理が進められ、決定された通知方法で、ユーザに対して、イベントの開始時刻になった(開始時刻が近づいた)ことが通知される。そして、ステップS88に処理が進められる。
ステップS88において、アプリケーションが必要なイベントであるか否かが判断される。スケジュールDBが参照され、アプリケーションという欄に記載があるか否かが判断されることにより、ステップS88における処理が実行される。ステップS88において、アプリケーションが必要なイベントであると判断された場合、ステップS89に処理が進められ、アプリケーションは必要ないイベントであると判断された場合、ステップS93に処理が進められる。
ステップS89において、イベント実行時間まで待機状態が維持される。そして、イベント実行時間になったと判断された場合、ステップS90において、センシング情報が取得される。このセンシング情報の取得は、基本的に、ステップS84において行われるセンシング情報の取得と同様に行われる。ただし、ステップS90において取得されるセンシング情報は、アプリケーションを起動させる際の条件(状況)として、例えば、図9のウィンドウ322で設定されたことを確認するために取得される情報である。
すなわち、ステップS91において、取得されたセンシング情報が用いられ、アプリケーションの起動が可能な状況(許可される状況)であるか否かが判断される。このような判断が行えるようにするための情報が、ステップS90において取得される。
図9を再度参照するに、実行条件として、まず、位置に関する設定がある。位置に関する設定がされていた場合、位置情報取得部71(図3)により取得される位置情報が用いられ、その設定されている位置に関する条件を満たすか否かが判断される。また、実行シーンが設定されていた場合も、同様に、位置情報が取得され、その位置情報による判断結果が用いられ、実行条件を満たすか否かが判断される。
また、同伴者に関する設定がされていた場合、所定の範囲内に存在する他の端末と通信を行い、IPアドレスなどが取得されることにより、その端末(ユーザ)が判断され、その判断結果を参照し、同伴者に関する設定が満たされているか否かが判断される。
または、音情報取得部73により取得される音情報を解析し、同伴者として設定されているユーザの声であるか否かを判断することにより、条件が満たされているか否かが判断されるようにしても良い。同様に、画像情報取得部74により取得される画像情報と、既に記憶されているユーザの画像情報をマッチング処理することにより、同伴者を判断し、条件が満たされているか否かを判断するようにしても良い。
このように、実行条件として設定されている条件が満たされているか否かを判断するために、センシング情報が取得される。ステップS91において、センシング情報が取得され、設定されている実行条件が満たされていると判断されたときには、ステップS92に処理が進められ、アプリケーションが起動されるが、設定されている実行条件が満たされていないと判断されたときには、アプリケーションが起動されることなく、ステップS93に処理が進められる。
このように、イベント実行時にアプリケーションが起動される際、その起動に制限を持たせることが可能となる。このことにより、設定条件が満たされたときには、ユーザの手を煩わせることなく所定のアプリケーションが起動されるため、利便性が向上する。また、設定条件が満たされないときには、アプリケーションが起動されないように制限することができるので、例えば会議に出席しなかったユーザが、会議の資料(アプリケーション)を閲覧するといったようなことを防ぐことが可能となる。このようなことをさらに強化するために、アプリケーション自体を暗号化することができるように構成されていることは既に説明した。
アプリケーションが起動された場合(ステップS91においてYESと判断された場合)、条件が満たされないためにアプリケーションが起動されなかった場合(ステップS91においてNOと判断された場合)、または、アプリケーションの起動自体が必要とされていない場合(ステップS88においてNOと判断された場合、)、ステップS93に処理が進められる。
ステップS93において、センシング情報が保存される。これは、上述したように、後の時点で状況判断などの処理を実行する際に用いることができるようにするためである。このように、センシング情報を保存(学習)することにより、ユーザの居る場所などの判断を、より精度良く行うことが可能となる。
このようにして、設定されているイベントがユーザに通知され、実行される。
スケジュールのイベントの1つとして、テレビジョン放送の所望の番組を視聴するといったようなことを登録することも可能である。次に、テレビジョン放送の番組の視聴に関するイベントの処理について、説明を加える。
[番組の視聴に関するイベントの登録、実行について]
番組の視聴をイベントとして登録する場合、図16に示したようなウィンドウ324により、その番組の情報が入力される。ウィンドウ324は、イベントの内容が設定されるウィンドウ321(図8)とタブを切り替えることにより表示される構成とされている。ウィンドウ324には、番組のタイトルを入力する番組タイトル欄401が設けられており、直接的に番組のタイトルを入力できるように構成されている。
また、番組タイトル欄401の右側には、EPG取込ボタン402が設けられている。EPGとは、Electric Program Guideの略であり、電子的に扱われるテレビジョン放送の番組表であり、端末2などで扱える番組表である。EPG取込ボタン402が操作されると、所定のサーバに接続され、そのサーバからEPGデータが取得され、その取得されたEPGデータに基づく番組表が、ユーザに提示される。
ユーザは、提示された番組表から視聴したい番組を選択できるように構成されている。ユーザが視聴したい番組を選択すると、その情報が、ウィンドウ324の各欄に書き込まれる。例えば、ユーザが選択した番組の番組名は、番組タイトル欄401に記載される。EPGから、ユーザにより視聴したい番組が選択された場合、EPGデータから、番組名や放送時間などの詳細な情報を取得できるため、取得された情報を、ユーザの手を煩わすことなく、ウィンドウ324の各欄に記載することが可能であるが、ユーザ自身により入力する(または、EPGの取得により設定された事項を変更する)ことも可能とされている。
ウィンドウ324には、番組が放送される日時を入力するための日付欄403、開始時刻を入力するための開始時刻欄404、終了時刻を入力するための終了時刻欄405、および、番組が放送されるチャンネルを入力するチャンネル欄406が設けられている。
またウィンドウ324には、番組が放送される時刻になったときに、テレビジョン放送の番組を視聴できるソフトウェア(アプリケーション)を起動させるか否かを選択するための起動ソフトウェア欄407も設けられている。図16に示したウィンドウ324の起動ソフトウェア欄407には、“おまかせセンシング”という項目と、“詳細”という項目が設けられている。“おまかせセンシング”という項目は、番組が放送される時点でのユーザの状況が判断されて、ソフトウェアの起動がされるようにするときに選択される項目であり、“詳細”という項目は、ユーザによりソフトウェアの起動の仕方が設定されるときに選択される項目である。
ウィンドウ324には、必要に応じ、ユーザが情報を書き込めるサマリー欄408も設けられている。さらに、ウィンドウ324には、この番組の情報を共有するときに操作される共有ボタン409も設けられている。この共有ボタン409は、共有ボタン342(図8)と同様の機能を有する。すなわち、共有ボタン409が操作されると、メールまたはメッセンジャーで、複数のユーザに対して番組情報が送信される。また、その際、番組情報は、図12に示したようなイベントファイルと同様なデータ構成のファイルとして各ユーザ(端末)に対して送信される。
番組情報が共有される場合の処理については、イベントが共有される場合の処理と、基本的に同様に行われるため、ここでは、その説明は省略する。
次に、このようなウィンドウ324で設定された番組が、スケジュールのイベントとして実行される際の処理について説明する。
[番組視聴に関する処理]
図17のフローチャートを参照して、イベントとして登録された番組の視聴に係わる処理について説明する。ステップS111において、ウィンドウ324が参照されながら、ユーザにより番組情報が入力されると、その情報は、ビューマネージャ213からイベント管理マネージャ211に供給される。
イベント管理マネージャ211は、ステップS112において、スケジュールDB401を参照して、重複するイベントが既に登録されているか否かを判断する。ステップS112において、重複するイベントはないと判断された場合、ステップS113に処理が進められ、イベントの登録処理が実行される。すなわち、スケジュールDB401に、新たなイベントとして登録される。
一方、ステップS112において、重複するイベントがあると判断された場合、ステップS114に処理が進められる。ステップS114において、録画予約の処理が実行される。ここでは、重複するイベントがあると判断されたときに、録画予約の処理が実行されるとして説明するが、重複するイベントがあるか否かにかかわらず、ユーザにより録画予約が指示されているときには、ステップS114に処理が進められ、録画予約の処理が実行される。
ウィンドウ324が参照されることにより、番組の視聴が、1つのイベントとして登録されるわけだが、このウィンドウ324が表示された装置(この場合、端末3とする)に、番組が録画されても良いし、その他の装置、例えば、ホームサーバ4(図1)に録画されても良い。ステップS114において録画予約がされるのが、ホームサーバ4である場合、ネットワークマネージャ214の制御でネットワーク1やネットワーク2(図1)を介して、ホームサーバ4と接続され、ホームサーバ4に対して番組情報と録画予約の指示がだされる。
また、ホームサーバ4に対して録画予約したときであっても、イベントとして、スケジュールDB401に登録される。
ステップS115において、イベントの実行時刻になるまで、待機状態が維持され、実行時刻に達すると、ステップS116に処理が進められる。ステップS116において、センシング部61の各部から、センシング情報が取得される。そして、ステップS117において、録画が設定されているか否かが判断される。視聴対象となっている番組に対して録画が設定されている場合、ステップS118に処理が進められ、録画が開始される。ホームサーバ4に対して録画予約がされていた場合には、単に、録画が開始されたことをユーザに通知するなどの処理がされるか、または、何の処理も実行されないようにしても良い。
一方、ステップS117において、視聴対象となっている番組に対して録画は設定されていないと判断された場合、ステップS119に処理が進められ、実行中のイベントはないか否かが判断される。番組情報が入力された時点で、重複するイベントがあるか否かは判断されている(ステップS111,S112の処理)が、その後、新たなイベントが登録され、そのイベントが実行されている可能性があるため、また、重複はしていなかったが、イベントの終了時刻が遅れ、結果として、実行中であると判断されるイベントがある可能性があるため、ステップS119において、実行中のイベントがあるか否かが判断される。
ステップS119において、実行中のイベントはないと判断された場合、ステップS120に処理が進められる。ステップS120において、ユーザは自宅に居るか否かが判断される。この判断は、ステップS116において取得されたセンシング情報が用いられて行われる。また、この判断は、図15のステップS85の処理(センシング情報を取得し、そのセンシング情報からユーザの周りの状況(位置など)を判断し、イベント発生に関すする通知を行うか否かの判断)と同様に行われる。よって、ここでは、ステップS120において行われる処理についての詳細な説明は省略する。
ステップS120において、ユーザは、自宅に居る(端末は自宅にある)と判断された場合、ステップS121に処理が進められ、番組を視聴するためのアプリケーションが起動される。ユーザは、番組を視聴するためのアプリケーションが起動され、番組が表示されれば、その番組を視聴したいとして登録していたことを思い出し、視聴を開始する。よって、視聴したいと所望していた番組を見逃してしまうような不都合が発生することを防ぐことが可能となる。
また、ここでは、ステップS121において、テレビジョン放送の番組を視聴するためのアプリケーションが起動されるとして説明したが、ユーザに対して通知するだけでも良い。ユーザが自宅に居ると判断されているので、自宅に設置されているテレビジョン受像機で番組を視聴することも可能であり、そのように仕向けるだけでも、ユーザが視聴したいと所望していた番組を見逃してしまうような不都合が発生することを防ぐことは、可能である。
一方、ステップS120において、ユーザは自宅に居ないと判断された場合、ステップS122に処理が進められる。ステップS122において、ネットワークに接続可能であるか否かが判断される。ステップS122においてネットワークに接続可能であると判断された場合、ステップS123に処理が進められる。ステップS123において、ネットワーク経由で、テレビジョン放送を視聴するためのアプリケーションが起動される。このように、ネットワークに接続できる状態であれば、自宅にいなくても(例えば、帰宅途中)、視聴を所望していた番組を見逃してしまうような不都合が発生することを防ぐことが可能となる。
一方、ステップS19において、実行中のイベントがあると判断された場合、ステップS118に処理が進められる。この場合、ステップS117において、録画設定されていないと判断された番組であり、実行中のイベントがあるという状況であると考えられる。よって、ユーザは、その時点で番組を視聴することができないが、録画予約もしていないため、結果として、視聴を所望した番組を視聴できない可能性がある。そこで、ステップS118において、録画を開始する。
このステップS118における録画は、ステップS114において録画予約の処理が実行されるときと同様な処理が実行されることにより行われる。すなわち、録画自体を端末3で行う場合には、番組を受信し、録画を開始するといった処理が行われ、録画自体はホームサーバ4で実行させるという場合には、ホームサーバ4に対して番組情報と、録画を開始させる指示を出すといった処理が行われる。
このようにすれば、ユーザが視聴したい番組を視聴できない状態になったときでも、その番組を録画することができるため、結果として、ユーザが視聴を所望した番組を視聴できないといったような不都合が発生するようなことを防ぐことが可能となる。
なお、ここでは、テレビジョン放送の番組を視聴することを例に挙げて説明したが、テレビジョン放送の番組の視聴以外にも、本発明を適用すれば、イベントとして設定されていることをユーザがし忘れてしまうといったようなことを防ぐことが可能となる。
このように、本発明によれば、予め登録しておいたイベントが実際に実行される際、そのときの状況に応じた処理を適切に行えるようにすることができる。
[記録媒体について]
上述した一連の処理、例えば、イベントの登録や通知の処理などは、それぞれの機能を有するハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
記録媒体は、図2に示すように、パーソナルコンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク41(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク43(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半導体メモリ44などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM22や記憶部28が含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用したシステムの一実施の形態の構成を示す図である。 端末の内部構成例を示す図である。 入力部の詳細な構成例を示す図である。 出力部の詳細な構成例を示す図である。 端末の機能を示す図である。 表示部に表示される画面の一例を示す図である。 情報の取得に係わる処理について説明するためのフローチャートである。 表示部に表示される画面の一例を示す図である。 表示部に表示される画面の一例を示す図である。 表示部に表示される画面の一例を示す図である。 イベントの登録について説明するためのフローチャートである。 イベントファイルについて説明するための図である。 イベントの登録について説明するためのフローチャートである。 スケジュールDBについて説明するための図である。 イベントの実行の処理について説明するためのフローチャートである。 表示部に表示される画面の一例を示す図である。 番組視聴に係わる処理について説明するフローチャートである。
符号の説明
1,2 ネットワーク, 3 端末, 4 ホームサーバ, 61 センシング部, 62 操作部, 71 位置情報取得部, 72 時刻情報取得部, 73 音情報取得部, 74 画像情報取得部, 75 天気情報取得部, 81 キーボード, 82 マウス, 101 表示部, 102 スピーカ, 103 発光部, 104 振動部, 201 アプリケーション, 211 イベント管理マネージャ, 212 センシングマネージャ 213 ビューマネージャ, 214 ネットワークマネージャ, 215 DBマネージャ, 216 趣味趣向分析マネージャ, 401 スケジュールDB

Claims (8)

  1. 所定のアプリケーションまたはファイルが起動されるときの条件を設定する設定手段と、
    センシング情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたセンシング情報を用い、前記条件を満たすか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記条件が満たされると判断された場合、前記所定のアプリケーションまたはファイルを起動する起動手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. テレビジョン放送の番組を視聴するイベントが登録された場合、前記判断手段は、前記番組を受信してよい状況であるか否かを判断し、
    前記判断手段により前記番組を受信してよい状況であると判断された場合、前記起動手段は、前記番組を視聴するためのアプリケーションを起動し、
    前記判断手段により前記番組を受信してよい状況ではないと判断された場合、前記起動手段は、前記番組を録画するためのアプリケーションを起動し、
    前記判断手段により前記番組を受信してよいが、ネットワーク経由で前記番組を受信すると判断された場合、前記起動手段は、ネットワーク経由で番組を受信するためのアプリケーションを起動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 所定のアプリケーションまたはファイルが起動されるときの条件を設定する設定ステップと、
    センシング情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理で取得されたセンシング情報を用い、前記条件を満たすか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記条件が満たされると判断された場合、前記所定のアプリケーションまたはファイルを起動する起動ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  4. 所定のアプリケーションまたはファイルが起動されるときの条件を設定する設定ステップと、
    センシング情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理で取得されたセンシング情報を用い、前記条件を満たすか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記条件が満たされると判断された場合、前記所定のアプリケーションまたはファイルを起動する起動ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム。
  5. センシング情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記センシング情報から周りの状況を判断する判断手段と、
    前記判断手段により判断された前記状況に適した通知方法を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記通知方法で、所定のイベントの発生を通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記センシング情報が位置情報である場合、前記判断手段は、前記位置情報から現在地を確定し、
    前記選択手段は、前記判断手段により判断された前記現在地から、イベントが実行される場所までの地図をユーザに提示する方法を通知方法として選択する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. センシング情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理で取得された前記センシング情報から周りの状況を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で判断された前記状況に適した通知方法を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理で選択された前記通知方法で、所定のイベントの発生を通知する通知ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  8. センシング情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理で取得された前記センシング情報から周りの状況を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で判断された前記状況に適した通知方法を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理で選択された前記通知方法で、所定のイベントの発生を通知する通知ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム。
JP2004299214A 2004-10-13 2004-10-13 情報処理装置および方法、並びにプログラム Pending JP2006113744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004299214A JP2006113744A (ja) 2004-10-13 2004-10-13 情報処理装置および方法、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004299214A JP2006113744A (ja) 2004-10-13 2004-10-13 情報処理装置および方法、並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006113744A true JP2006113744A (ja) 2006-04-27

Family

ID=36382226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004299214A Pending JP2006113744A (ja) 2004-10-13 2004-10-13 情報処理装置および方法、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006113744A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300436A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toshiba Corp 番組録画再生装置及び番組録画再生方法
JP2009116459A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Nec Corp 携帯端末、スケジュール通知システム、スケジュール通知方法、及びスケジュール通知プログラム
JP2010500657A (ja) * 2006-08-07 2010-01-07 ヤフー! インコーポレイテッド メール内に埋め込まれたカレンダーイベント、通知、及びアラートバー
JP2012238343A (ja) * 2012-09-11 2012-12-06 Nec Corp 携帯端末、スケジュール通知システム、スケジュール通知方法、及びスケジュール通知プログラム
JP2013013147A (ja) * 2012-10-03 2013-01-17 Toshiba Corp 電子機器、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2013065255A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Pfu Ltd 情報処理装置、イベント制御方法およびイベント制御用プログラム
JP2013521553A (ja) * 2010-03-02 2013-06-10 ノキア コーポレイション 位置選択を容易にするための方法および装置
JP2014507702A (ja) * 2010-12-23 2014-03-27 マイクロソフト コーポレーション モバイルコンピューティングデバイスセンサを用いたプライベートスペースのマップの生成
JP2014123886A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Kddi Corp 映像視聴システム及び視聴スケジュール管理装置
JP2015011594A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 端末装置、アプリケーション起動方法及びコンピュータプログラム
KR101562675B1 (ko) * 2008-12-30 2015-10-22 주식회사 알티캐스트 위젯 서비스 제공 방법 및 장치
JP2015534196A (ja) * 2012-10-29 2015-11-26 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated モバイルアプリケーション用プラットフォームとしての規則エンジン
JP2018511118A (ja) * 2015-02-23 2018-04-19 グーグル エルエルシー 割り込まれたタスクを完了するための選択的リマインダ
CN112333486A (zh) * 2019-08-05 2021-02-05 上海擎感智能科技有限公司 预约节目的提醒方法、提醒系统、存储介质、及电子设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003304184A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 J-Phone Co Ltd 携帯通信機器およびロケーション制御プログラム
JP2004206285A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Nec Corp 状況依存型リマインダー通知装置、方法、及びプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003304184A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 J-Phone Co Ltd 携帯通信機器およびロケーション制御プログラム
JP2004206285A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Nec Corp 状況依存型リマインダー通知装置、方法、及びプログラム

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300436A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toshiba Corp 番組録画再生装置及び番組録画再生方法
JP2010500657A (ja) * 2006-08-07 2010-01-07 ヤフー! インコーポレイテッド メール内に埋め込まれたカレンダーイベント、通知、及びアラートバー
US8745141B2 (en) 2006-08-07 2014-06-03 Yahoo! Inc. Calendar event, notification and alert bar embedded within mail
JP2009116459A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Nec Corp 携帯端末、スケジュール通知システム、スケジュール通知方法、及びスケジュール通知プログラム
KR101562675B1 (ko) * 2008-12-30 2015-10-22 주식회사 알티캐스트 위젯 서비스 제공 방법 및 장치
US10134011B2 (en) 2010-03-02 2018-11-20 Nokia Technologies Oy Methods and apparatuses for facilitating location selection
JP2013521553A (ja) * 2010-03-02 2013-06-10 ノキア コーポレイション 位置選択を容易にするための方法および装置
US9823078B2 (en) 2010-12-23 2017-11-21 Microsoft Technology Licensing, Llc Generating maps of private spaces using mobile computing device sensors
US11181382B2 (en) 2010-12-23 2021-11-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Generating maps of private spaces using mobile computing device sensors
JP2014507702A (ja) * 2010-12-23 2014-03-27 マイクロソフト コーポレーション モバイルコンピューティングデバイスセンサを用いたプライベートスペースのマップの生成
CN103077358A (zh) * 2011-09-20 2013-05-01 株式会社Pfu 信息处理装置和事件控制方法
JP2013065255A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Pfu Ltd 情報処理装置、イベント制御方法およびイベント制御用プログラム
JP2012238343A (ja) * 2012-09-11 2012-12-06 Nec Corp 携帯端末、スケジュール通知システム、スケジュール通知方法、及びスケジュール通知プログラム
JP2013013147A (ja) * 2012-10-03 2013-01-17 Toshiba Corp 電子機器、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2015534196A (ja) * 2012-10-29 2015-11-26 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated モバイルアプリケーション用プラットフォームとしての規則エンジン
JP2014123886A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Kddi Corp 映像視聴システム及び視聴スケジュール管理装置
JP2015011594A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 端末装置、アプリケーション起動方法及びコンピュータプログラム
JP2018511118A (ja) * 2015-02-23 2018-04-19 グーグル エルエルシー 割り込まれたタスクを完了するための選択的リマインダ
US10671954B2 (en) 2015-02-23 2020-06-02 Google Llc Selective reminders to complete interrupted tasks
CN112333486A (zh) * 2019-08-05 2021-02-05 上海擎感智能科技有限公司 预约节目的提醒方法、提醒系统、存储介质、及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7063990B2 (ja) 共用デバイス上の仮想アシスタントシステム用の個人ドメイン
US7605714B2 (en) System and method for command and control of wireless devices using a wearable device
KR101894394B1 (ko) 컨텐츠 공유 방법 및 컨텐츠 공유 단말
US9143889B2 (en) Method of establishing application-related communication between mobile electronic devices, mobile electronic device, non-transitory machine readable media thereof, and media sharing method
KR20150035372A (ko) 환경설정 업데이트 메커니즘을 갖는 컴퓨팅 시스템 및 그 작동 방법
JP2012511787A (ja) コンテンツの共有
US11729470B2 (en) Predictive media routing based on interrupt criteria
JP2017523520A (ja) 通信及び関連機能のチャットベースのサポート
JP2006113744A (ja) 情報処理装置および方法、並びにプログラム
KR20160108421A (ko) 디스플레이들을 자동으로 조정하는 동적 인바이트들
KR20140113436A (ko) 관계 모델 매커니즘을 구현한 컴퓨팅 시스템 및 그 작동 방법
JP6810252B2 (ja) 情報処理端末および自動応答方法
JP7093396B2 (ja) 情報処理端末および自動応答方法
JP2024080642A (ja) 位置情報に基づいてチャットルームを表示する方法、ユーザー端末及びサーバー。
de Freitas A Framework to Support Opportunistic Groups in Context-Aware Applications
WO2018211443A1 (en) Real-time experience based reservation system and method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110712