JP6099903B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を処理する画像処理装置および画像処理方法に関する。
光干渉断層計(OCT;Optical Coherence Tomography)の技術が医療分野に適用されている。眼部の断層像撮像装置は、網膜層内部の状態を三次元的に観察することが可能である。この断層画像撮影装置は、疾病の診断をより的確に行うのに有用であることから近年注目を集めている。
網膜層解析の従来技術において、断層画像の画素値を眼底の深度方向に沿って順次参照することにより、層境界の位置を求める技術が、特許文献1に開示されている。眼科の診断において、網膜を構成する層単位の把握が必要であり、網膜断層像上で層単位の形態と厚みとを表示することや、層ごとに3次元的に表示することが行われている。
特開2008−073099号公報
ここで、検者は、網膜の層境界の位置を編集操作により修正したい場合がある。また、近年、従来に比べて、断層画像の高画質化や解析精度の向上等により、求められる層の数が増えている。このとき、断層画像における網膜の層境界の数が増えると、これらの位置の編集操作が煩雑になる。
以上より、本発明の目的の一つは、検者が、断層画像における網膜の層境界の編集操作を簡易に行うことである。
本発明に係る画像処理装置の一つは、
網膜の断層像を取得する断層像取得手段と、
前記網膜の複数の層境界を示す表示形態における複数の領域を示す表示形態の位置の変更を指示する指示手段と、
前記網膜の複数の層境界を示す表示形態それぞれを、前記断層像の該複数の層境界に対応する位置に重ねた状態で表示手段に表示させ、前記複数の領域のうちいずれかの表示形態の位置の変更が指示された場合に前記指示された表示形態を他の表示形態とは異なる表示形態で前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記指示手段により前記複数の層境界を示す表示形態のうち隣接する2つの表示形態が接触し且つ該2つの表示形態のうち一方の表示形態の位置を他方の表示形態の側に変更するように指示された場合に、前記2つの表示形態の位置関係が保持され且つ前記2つの表示形態が交差しないように前記2つの表示形態の位置を連動させて変更する変更手段と、
を備える。
本発明によれば、検者は、断層画像における網膜の層境界の編集操作を簡易に行うことができる。
第1の実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るシステム動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態の一例に係るシステム動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態の一例に係る処理結果を示す図である。 本発明の実施形態の一例に係る処理結果を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態:層境界の位置の変更に応じて層境界の情報を更新]
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施
形態に係る画像処理装置は、まず、検者(操作者)による指示手段の指示に応じて、表示手段に表示されている網膜の断層像の層境界に対応する位置に、層境界を示す表示形態を重ねて該表示手段に表示させる。ここで、層境界を示す表示形態は、例えば、層境界を示す線がある。このとき、層境界を示す線における複数の領域を示す表示形態の一例である複数の点のうち少なくとも一つの点を編集することができる。例えば、検者は、この点の位置を変更することにより、層境界を示す線の位置を簡易に変更することができる。また、この点の変更に応じて、隣接する点の位置や、他の層境界を示す線の位置を自動的に更新することもできる。なお、層境界を示す表示形態は、線以外にも、点線や、太線でも良い。また、複数の領域を示す表示形態は、点以外にも、四角形や星型等の形状でも良い。
まず、図1は、画像処理装置10の機能構成を示すブロック図である。画像処理装置10は、断層像取得部110、層境界情報保持部120、操作部130、UI制御部140、表示制御部150、層境界情報更新部160、表示部170を備えて構成される。
断層画像取得手段たる断層像取得部110は、予め撮像された断層像、例えば網膜の断層像を保持する不図示のデータサーバから断層像を取得する。または、不図示の断層像撮像装置へ撮像命令を送り、撮像された断層像を取得する。
本実施形態での断層像撮像装置は、低コヒーレント光である測定光を、サンプルに照射し、そのサンプルからの後方散乱光を、干渉系を用いることで測定することを可能にした装置である。測定光をサンプル上の一点に照射した場合、そのサンプル上の一点における深さ方向の画像情報を得ることができる。さらに測定光をサンプル上で走査しながら測定を行うことで、サンプルの断面画像を得ることも可能である。
そして、眼底に適用した場合には、測定光を被検眼眼底上で走査することにより被検眼眼底の断層画像を高解像度に撮像することが可能である。光干渉断層撮影装置では測定対象である眼底を水平方向、または垂直方向に反復走査することによって複数の断層画像を得る撮影方法が一般的である。例えば、走査位置を平行に移動させながら複数回走査することによって、眼底の3次元画像を得ることも可能である。断層像の縦ライン一本はAスキャンと呼ばれる。網膜上での断層像の撮像位置が特定できると、網膜上でのAスキャンの位置の特定も可能である。または、Aスキャン間での相対的撮影位置も特定が可能である。
図4(a)は、表示部170に表示される断層像の一例を示す。図4(a)では、一枚の断層像画像は2D画像であり、図4(a)中の座標系は、断層像画像の座標系を示す。断層像の座標系の原点は、画像の左下とする。そして、断層像のそれぞれの画素に、(X、Z)の位置情報が与えられる。断層像自体の位置が特定できていると、画素は(X、Y、Z)の位置情報が特定できる。図4(g)は、3D的に撮影された断層像群(3D断層像)の例を示す。
層境界情報保持手段の一例である層境界情報保持部120は、断層像取得部110から取得された断層像を予め解析し、層境界位置情報の算出結果を保持する。または、操作者が層境界位置情報を編集した結果を保持する。本実施例では、網膜断層像の層境界線として、網膜層と層境界線だけでなく、膜も対象にしている。具体的に、ILM、NFL/GCL、GCL/IPL、IPL/INL、INL/OPL、OPL/ONL、IS/OS、OS/RPE、RPE/Choroid、BMである。ただし、本提案ではそれらの層境界線に限らなく、網膜のその他の解剖学領域の境界線や、膜、構造等でも良い。
操作部130は、操作者からの操作に応じて、UI制御部140に層境界の位置の編集操作を示す操作信号を出力する。操作部130としては、GUI上でカーソルを動かすためのマウス、トラックボール、ジョイスティック等種々の装置を用いることができる。例えば、操作部130がボタンおよびホイールを備えるマウスである場合を考える。操作部130は、操作部130に対するボタンの一時的な押し下げ操作(クリック)を受け、クリックされたことを示す操作信号をUI制御部140に出力する。また、操作部130は、例えば、マウスである操作部130のホイールが回転された場合には、ホイールの回転量を示す操作信号およびホイールの回転方向を示す操作信号をUI制御部140に出力する。さらに、操作部130は、例えばマウスである操作部130が移動した場合には操作部130の移動を示す操作信号をUI制御部140に出力する。
UI制御部140は、例えば、断層像取得部110、層境界情報保持部120および操作部130から出力された信号に基づいて、表示制御部150に種々の画像を表示させる。例えば、UI制御部140は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置が図示しないメモリに記録されたプログラムを実行することで実現される。
UI制御部140は、例えば、操作部130の指示に伴い移動するとともに不図示のモニタ等からなる表示部(表示手段)170の任意の位置を指す指標を表示制御部(表示制御手段)150に表示させる。この指標は、例えば、矢印型のカーソルを用いることができるが、これに限定されるものではなく、表示部170上の任意の位置を指すことができるものであればよい。
さらに、UI制御部140は、表示部170上の座標を認識することができ、操作部130から入力される操作信号に基づいて指標が表示部170上のどの領域にあるかを、表示制御手段150を介して認識することができる。また、UI制御部140は、断層像が表示される表示部170上の領域の座標を認識することができる。したがって、例えば、操作部130がマウスであれば、マウスの移動を示す操作信号に基づいて、マウスの移動に対応して移動する指標の表示部170上での位置を認識することができる。さらには、操作部130の操作に対応して移動する指標が、断層像が表示される表示部170上の領域にあるか否かを認識することができる。
また、UI制御部140は、指標が断層像上に位置する場合に、例えば、ホイールが回転すると、回転するたびに、次の断層像を表示する。または、マウスクリック操作によって、指標に一番近い層境界線を選択することができる。または操作部130から入力される操作信号に応じて断層像の層境界の位置を変更する変更量を算出する。なお、UI制御部140により算出される変更量の単位は、例えば画素である。より具体的には、例えば操作部130がマウスである場合、指標が断層像上に位置し、断層像上でクリックが行なわれると、UI制御部140はクリックに応じた操作信号を受信する。そして、UI制御部140は、クリックが行なわれた時の指標の座標と表示部170における断層像が表示されている領域の所定の位置を決定し、指標に一番近い層境界線を選択する。操作者に選択された層境界線を識別しやすくするために、例えば、断層像上に層境界を示す線を描画すると良い。描画する際に、層境界線の表示形態を変更する。例えば、層境界を示す線を他とは異なる色で表示させることが好ましい。また、層境界を示す線を点滅させることや、太線や点線によって描画しても良い。または、層境界線を選択した後、マウスのボタンを押下しながら指標を移動させると、その移動量を層境界の位置の変更量として決定する構成でも良い。この距離の単位は、例えば画素である。
なお、例えば、操作部130としてキーボードを用いる場合には、クリックはエンタキーの押し下げに対応し、ホイールの回転は方向キーの上下方向のキーの押し下げに対応することとしてもよい。なお、指標の移動についてはキーボードの他のキーを割り振ることとしてもよいし、指標の移動についてはマウスを用いることとしてもよい。
なお、UI制御部140は、断層像のコントラスト調整、ウインドウウィング調整またはノイズフィルタリング等の加工処理を前眼部画像に対して行う。
表示制御部150は、UI制御部140からの制御に応じてGUI画面や、編集されている断層像を表示部170上に表示する。すなわち、表示制御部150は、断層像を編集するためのGUIを表示手段である表示部170に表示させる制御装置一例として機能する。
層境界情報変更手段の一例である層境界情報更新部160は、指示手段の一例である操作部130の変更の指示に応じて、層境界情報、例えば、層境界の位置の情報を更新(変更)する。例えば、層境界情報更新部160は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置が図示しないメモリに記録されたプログラムを実行することで実現される。
(画像処理装置の動作フロー)
次に、上述の如く構成された、実施形態の一例としての画像処理装置10の動作を、図2に示すフローチャートに従って説明する。
<ステップS210:断層像の選択>
ステップS210においてUI制御部140は、操作部130から操作者の操作により、編集対象の断層像を選択する。本実施例では、UI制御部140は断層像取得部110から一つの断層像を取得し、表示部170に表示する。ここでは、例として表示している断層像をn番目の断層像とする。そして、操作部130のマウスの位置を示す指標が断層像の上にある時に、マウスホイールの回転に応じて、隣接する断層像の表示に切り替える。ホイールの回転方向に応じて(n+1)番目または(n−1)番目の断層像を表示する。言うまでもないが、nは連続的に撮影された断層像の一つを示し、(n+1)または(n−1)が存在しない場合は断層像の切り替えは行わないことにする。ステップS210で最後に表示された断層像は編集対象の断層像である。
なお、その他の断層像の選択方法でもよい。例えば、UI制御部140は、操作部130のキーボードで入力された番号を編集対象の断層像番号にしてもよい。または、編集可能な断層像の番号を示すボタンを表示部170のGUI上において、操作部130の操作によってボタンをマウスクリックすることで対応する断層像を選択してもよい。
<ステップS220:断層像と層境界情報の取得>
ステップS220において、UI制御部140は、ステップS210で選択された断層像を断層像取得部110から取得して、さらに層境界情報保持部120から、選択された断層像の層境界情報を取得する。UI制御部140は、選択された断層像と、その断層像に対応する層境界情報を表示制御部150に送る。そして、表示制御部150は、層境界情報に基づいて、層境界を示す表示形態の一例である層境界線を、断層像の層境界線に対応する位置に重ねた(合成した)状態で表示部170に表示させる。
<ステップS230:断層像と層境界情報の表示>
ステップS230において、UI制御部140は、ステップS210で選択された断層像とステップS220で得られた、選択された断層像の層境界線の情報をもとに、断層像上に境界線を表す線をオーバレイし、表示制御部150によって合成画像を作成する。ここでは、個々の境界線を認識しやすくするために、それぞれ異なる色で描画する。例えば、ILMは黄色、NFL/GCLは緑色、GCL/IPLは青色、IPL/INLは紺、INL/OPLは紫色、OPL/ONLは黄緑色、IS/OSはダークグリーン、OS/RPEは茶色、RPE/Choroidはオレンジ色、BMは桃色にする。ただし、これらの色に限らなく、その他の色の組み合わせでもよいし、同じ色を複数の境界線に与えても良い。断層像と境界線の合成画像を作成した後に、UI制御部140は合成画像を表示制御部150へ送り、表示制御部150は表示部170により操作者に合成画像を提示する。
<ステップS240:層境界情報を編集するか否かの決定>
ステップS240において、UI制御部140は、操作部130から得られる操作者の操作により、層境界線の情報の更新(編集)をするかどうかを決定する。本実施形態では、UI制御部140は、表示部170のGUIに「編集」ボタンを設けて、操作者がマウスカーソルを用いて編集ボタンをクリックしたら、編集を開始することにする。ただし、操作者の意図が伝えられたら良いので、GUIのボタンに限らないで、例えば、キーボードのホットキーを使う、または線用のボタンを用意するなどでも良い。編集を開始するならば、処理はステップS250へ続く。編集をしない場合は、処理はステップS270へ続く。
<ステップS250:層境界情報の編集>
ステップS250において、UI制御部140と層境界情報更新部160は、操作者の操作により、層境界線の情報の更新(編集)を行う。ステップS250の詳細説明を、後述する。
<ステップS260:層境界情報の保存>
ステップS260において、層境界情報保持部120は、ステップS250で編集された層境界情報を保存する。
<ステップS270:作業を終了するか否かの決定>
ステップS270において、UI制御部140は、操作部130から得られる操作者の操作により、その他の断層像を編集するかどうかを決定する。本実施形態では、UI制御部140は、表示部170のGUIに「作業終了」ボタンと「作業継続」を設ける。操作者がマウスカーソルを用いて「作業終了」ボタンをクリックしたら、本実施例の画像処理装置10の処理を終了する。または、操作者がマウスカーソルを用いて「作業継続」ボタンをクリックしたら、処理はステップS210へ続く。ただし、本実施形態に限らなく、例えば、キーボードのホットキーに「作業終了」と「作業継続」を割り当ててもよい。または、操作部130は、異なる断層像が選択されたことを感知する、等も良い。
(層境界情報の編集フロー)
次に、図3(a)のフローチャートを参照して、ステップS250の処理を詳細に説明する。
<ステップS310:境界線の選択>
ステップS310において、UI制御部140は、操作部130から得られる操作者の操作により、編集対象の境界線を選択する。本実施形態では、ステップS230で表示制御部150に表示された断層像と境界線の情報の合成画像を用いる。合成画像上で操作者はマウスカーソルを境界線の上に持っていて、マウスクリックをしたら、操作部130は合成画像上でのマウスクリックの位置を取得する。そして、UI制御部140は、表示制御部150により、合成画像上でマウスクリックされた位置から最も近い境界線を選択することができる。さらに、選択された境界線は選択された場合、例えば、ハイライト表示に変更されることが好ましい。本実施形態では、境界線が選択された状態は、点線で表している。図4(a)はその操作の一例を示す。420はマウスカーソルの位置でマウスクリックを検出すると、図4(b)では、選択された境界線は点線になった例を示す。
本実施形態ではマウスクリックの位置を特定して直接境界線を選択する方法を説明したが、この方法に限定することなく、そのたの境界線選択方法でも良いである。例えば、図4(f)のように、選択可能な境界線の名称をリストアップして、マウスや、ホットキー(キーボードのキーに割り当てられている機能)を利用して境界線の選択をすることも可能である。
本実施形態では、層境界情報更新部160は、選択された境界線を示す線を断層画像の対応する箇所(選択された境界線に相当する領域)にコントロールポイントを設定(配置)する。これらコントロールポイントは操作者の操作を入力する入力点として表示部170上に表示され、後述するステップS331を実行する際に用いられる操作部130を合わせて層境界情報更新部160において操作入力手段として機能するモジュール領域によって層境界線上に配置される。さらに表示制御部150は、表示中の断層像に選択された境界線をオーバレイ表示し、その上にコントロールポイントを表示する。図4(c)はその表示の一例を示す。本実施形態では、コントロールポイントとして境界線上に50か所、等間隔に配置される。言うまでもないが、本件はこの配置に限ることなく、コントロールポイントの数は境界線の長さに応じて可変にしても良いし、または境界線の形状を解析して、変化の多い方に対して密にコントロールポイントを配置し、境界線がなめらかな部分に対してコントロールポイントを少なくしても良い。または、その他の配置方法でも良い。
さらに、本実施形態では、表示部170のGUIに「編集終了」ボタンを設け、操作者は、編集する境界線を選択するか、編集終了ボタンをクリックすることができる。
<ステップS320:境界線が選択されたか否かの決定>
ステップS320において、UI制御部140は、境界線は選択されたかどうかを決定する。ステップS310において「編集終了」ボタンがクリックされたと検出した場合、UI制御部140は境界線が選択されなかったと判断し、ステップS250の処理を終了する。
ステップS310において、境界線は選択された場合は、処理はステップS330へ続く。
<ステップS330:境界線の編集>
ステップS330において、層情報更新部160は、UI制御部140と操作部130の情報に基づいて、選択された境界線の情報更新を行う。ステップS330の詳細説明を、後述する。
<ステップS340:他の境界線を編集するか否かの決定>
ステップS340において、UI制御部140は、操作部130から得られる操作者の操作により、その他の境界線を編集するかどうかを決定する。本実施形態では、UI制御部140は、表示部170のGUIに「境界線再選択」ボタンを設ける。操作者がマウスカーソルを用いて「境界線再選択」ボタンをクリックしたら、UI制御部140はその操作を感知し、ステップS310へ処理が続く。または、UI制御部140は「境界線再選択」ボタンをクリックされていない場合は、処理はステップS330へ戻る。
(境界線の編集フロー)
次に、図3(b)のフローチャートを参照して、ステップS330の処理を詳細に説明する。
<ステップS331:コントロールポイントに対する操作入力>
ステップS331において、UI制御部140は編集対象の境界線上にコントロールポイント410を表示し、操作部130から得られる操作者の操作を入力する。本実施形態では、ステップS310で表示制御部150により表示された断層像と編集対象の境界線と、境界線上のコントロールポイントの合成画像を用いる。
本実施形態では、コントロールポイントの位置を変更することで境界線の位置を変更することになる。合成画像上で操作者はマウスカーソルをコントロールポイントの上に持っていて、マウスクリックをしたら、操作部130は合成画像上でのマウスクリックの位置を取得する。そして、UI制御部140は、合成画像上でマウスクリックされた位置から最も近いコントロールポイントを選択することができる。
さらに、表示されていない断層像の同じ境界線上にもコントロールポイントを設定する。
<ステップS332:コントロールポイントの移動>
ステップS332において、層境界情報更新部160は選択されたコントロールポイントの移動をする。操作者はマウスをクリック(長押し)しながらマウスカーソルを移動すると、UI制御部140はカーソルの移動情報を操作部130からもらって層境界情報更新部160に送り、層境界情報更新部160は、カーソルの移動に基づいて選択されたコントロールポイントの位置を更新する。当該層境界情報更新部160は、入力点たるコントロールポイントを介して層境界線の情報を更新する層境界情報変更手段として機能する。本実施形態では、表示制御部150で表示している選択されたコントロールポイントはマウスカーソルと同じ位置に移動する。なお、マウスのクリック(長押し)をリリーズしてから境界線の位置を更新するとして説明をしたが、それに限らなく、長押し中でも境界線の更新も考えられる。ここでは、コントロールポイントの移動はXとY位置が固定で、断層像の深さ方向、つまりZ方向で行う。ただし、同様な考え方では、コントロールポイントの移動がどの軸にしても良い。
<ステップS333:境界線の位置の更新>
ステップS333において、層境界情報更新部160は、ステップS332によるコントロールポイントの移動によって、層境界線の位置を再計算する。本実施例では、まず、断層像に表示されている層境界線の位置を再計算する。層境界情報変更手段は、変更された位置に基づいて、複数の層境界を示す表示形態における複数の領域以外の領域の位置に対して、補完処理を行うことが好ましい。これにより、例えば、コントロールポイントの位置に応じて、層境界線におけるコントロールポイント間をなめらかにつなげるように、コントロールポイント間の位置を変更することができる。このため、なめらかな層境界線を表示させることができる。
具体的には、層境界線のコントロールポイントを基に、コントロールポイント間の層境界線の位置の補完処理(interpolation)を行う。本実施形態では、補完アルゴリズムとして、Akima Interpolation を行う。ただし、本実施形態は、補完アルゴリズムに限定されることはなく、コントロールポイント間の層境界線の位置の補完ができれば、Spline Interpolationなどのような補完アルゴリズムでも良い。ここでは、位置(x,y)にある境界線のZ方向の位置の補完処理になる。つまり、
Pz(x,y)=Int(x、y) (1)
ただし、Pzは(x、y)位置にある境界線の深さ方向(Z方向)の位置、Int(x,y)は補完処理である。
さらに、編集中の断層像の層境界線の位置の再計算を終わると、網膜上での位置が隣接する断層像のコントロールポイントを利用して、断層像間での層境界線補完も行う。本実施例ではコントロールポイントの1次元リストを作って計算を行うが、2Dグリッドコントロールポイントとして補完処理の計算を行うことも考えられる。
さらに、コントロールポイントの位置は、画像上のピクセル位置として考えられることができるが、本実施例では、補完処理の計算のために、コントロールポイントの位置は、網膜上での位置(マイクロメートル単位)で計算する。隣接する断層像のコントロールポイントの位置も、同様に、網膜上での位置を考える。
さらに、補完処理のために、すべてのコントロールポイントを補完処理用のサンプル入力にすることなく、半分にしたり、または1/3のサンプルにしたり、またはそれ以上に間引いたりすることも良い。隣接する断層像のコントロールポイントも同様に間引きをして、考えても良い。このように処理をすると、隣接する断層像のコントロールポイントの位置も補完対象になる。補完処理をすることで、隣接する層境界線の位置をなめらかにすることができる。
(層境界線の位置の変更に基づいて隣接する断層像の層境界線の位置を変更)
図4(e)、(g)、(h)は、ステップS333での処理結果を示す。
図4(g)は、隣接する断層像の層境界線を修正する例を示す。431、432、43nは、3D断層像の断層像の例である。430は、複数の断層像から再構成された断層像である。図4(h)は、断層像430を示す。図4(h)では、層境界線に複数のコントロールポイントを示す。それぞれのコントロールポイントは、図4(g)の異なる断層像の情報からなる。図4(h)では、カーソル420はコントロールポイントの移動を示す。黒い丸は補完処理のサンプル入力に使われる。白い丸は、補完処理の計算結果によって、移動されるコントロールポイントの例である。以上述べたように、操作が入力された入力点以外の入力点が配置された位置の層境界線に対しては、層境界線変更手段によって補間処理が施される。
<ステップS334:他の境界線の位置の更新>
ステップS334において、層境界情報更新部160は、他境界線の位置を計算する。網膜は、解剖学的に、隣接する層境界が互いに交差しない。そこで、本実施形態では、Z方向における層境界を示す表示形態の順番を変更しない構成にすることが好ましい。具体的には、隣接する層境界を示す線が交差しない(網膜の深さ方向に対して、一方の層境界を示す線が他方の層境界を示す線を超えない)ように処理をする。当該処理は、断層像において入力点が配置された層境界線の情報の変更に応じて層境界線が合成された層とは他の層に関する層境界線の情報を変更する層境界情報更新部160により実行され、他の層境界線の情報の変更に際しては層境界線が交わらないように該層境界線の情報が変更される。ステップS333において移動されたコントロールポイントを有する層境界線が他の層境界線(例えば、層境界線B)と接触した場合に、さらにコントロールポイントを層境界線B側に移動しようとすると、層境界情報更新部160は、層境界線Bの位置をコントロールポイントの移動に連動して変更することが好ましい。あるいは、層境界線Bの位置を固定し、コントロールポイントが層境界線Bを超えて移動できないようにしても良い。このとき、網膜の深さ方向における複数の層境界を示す線の位置関係を保持できれば良い。なお、本明細書では、2つの層境界を示す線が接触して同一箇所で重複した場合も、上記位置関係が保持されているとする。
図4(e)は、カーソル420がコントロールポイントを下方に移動した時のその処理の結果を示す。図が表すように、移動されているコントロールポイントが他境界線(位置が変更された層境界以外の層境界を示す線)に接すると、交差させる方向で移動が続くと、他境界線の位置も更新をする。
さらに、解剖学的に中心窩では網膜のいくつかの層が非常に薄くなると知られている。本実施形態ではそれらの層境界線は中心窩付近に一点に合うことにする。さらに、その一点を移動すると、一点になっている他境界線の位置も更新する。図4(d)はその処理結果を示す。
<ステップS335:境界線の更新を取り消すか否かの決定>
ステップS335において、UI制御部140は、境界線の更新(編集処理)を取り消すかどうかを判断する。UI制御部140は、表示部170上にキャンセルボタンを表示させ、操作者の操作によって操作部130はマウスがキャンセルボタンをクリックしたかどうかを判断する。キャンセルボタンがクリックされたと判断した場合は、処理はステップS336へ進む。キャンセルボタンがクリックされていないと判断した場合は、ステップS330の処理が終了する。
<ステップS336:境界線の更新の取り消し>
ステップS336において、境界線の更新(編集処理)の取り消し作業を実行する。そのため、UI制御部140は層境界情報更新部160へ取り消し命令を送り、層境界情報更新部160は、層境界情報保持部120から変更された層境界線の元情報を取得する。
以上の構成によって、層境界線の位置を編集する祭に、解剖学的に基づいた情報に他層境界線の位置を修正することで、一つの境界線を編集することで他境界線の位置も修正されるので、操作者の負担が減らせることができる。または、層境界線を断層像上に表示させて、編集対象境界線をハイライトし、かつコントロールポイントを重ねて表示することで、編集対象境界線の位置をより分かりやすくなる。または、コントロールポイントの位置を移動するとき、隣接するコントロールポイントの位置を再計算することで、隣接する断層像の同じ層境界線の位置がなめらかになり、操作者が少ない操作で層境界線の位置修正を効率よくかつ容易に行える効果がある。
[第2の実施形態:層境界の一部に編集状態を示す属性を付加]
第1の実施形態において,隣接する断層像の層境界線の位置の変化をスムースにするために、層境界線のコントロールポイントを移動して、隣接する断層像の層境界線位置またはコントロールポイントの位置を修正する例を示した。本実施形態では、操作者が移動したコントロールポイントを、補完処理などで位置修正できないようにする方法を説明する。
本実施形態に係る画像処理装置10は第1の実施形態と同じなので、説明を省略する。本実施形態に関わる処理の手順は、ステップS331、ステップS332とステップS333以外に第1の実施形態の処理手順は同じなので、その説明を省略する。ここでは、第2の実施形態で実行されるステップS331、ステップS332、ステップS333は、それぞれステップS331B、ステップS332B、ステップS333Bとする。
<ステップS331B>
ステップS331Bにおいて、UI制御部140は編集対象の境界線上にコントロールポイント410を表示し、操作部130から得られる操作者の操作を入力する。本実施形態のステップS331Bは、実施形態1のステップS331の処理に加えて、層境界情報更新部160はそれぞれのコントロールポイントに“編集状態”のタグを付ける。“編集状態”タグの値は“編集済”か“未編集”になる。最初は、すべてのコントロールポイントの“編集状態”タグは、“未編集”にする。即ち、層境界情報更新部160はコントロールポイントに対して編集状態を示す属性をつけ、該属性に基づいて層境界線の情報の変更を実行する。また、コントロールポイント毎に属性を示す表示形態を表示させることが好ましい。これにより、検者は編集状態を容易に確認することができる。
<ステップS332B>
ステップS332Bおいて、層境界情報更新部160は選択されたコントロールポイントの移動をする。本実施形態のステップS332Bは、実施形態1のステップS332の処理に加えて、層境界情報更新部160は操作者の操作入力により移動されたコントロールポイントに“編集済”のタグを付ける。
<ステップS333B>
ステップS333において、層境界情報更新部160は、ステップS332によるコントロールポイントの移動によって、層境界線の位置と、他コントロールポイントの位置の再計算をする。本実施形態のステップS333Bは、実施形態1のステップS333の処理と同様に、コントロールポイント間での境界線の位置の補完処理(interpolation)を行う。ただし、コントロールポイントが“編集済”のタグが付いている場合は補完処理に優先的にサンプルとして採用し、補完処理により“編集済”のタグが付いているコントロールポイントの移動を行わない。同様に、隣接する断層像のコントロールポイントも、“編集済”のタグが付いていれば補完処理のサンプルとして採用し、移動を行わない。
以上で、本実施形態で実行する処理の流れを終了する。
なお、本実施形態ではコントロールポイントに“編集状態”のタグを付けた例を説明したが、コントロールポイントだけでなく、層境界情報保持部120が保持する境界線の全ての境界点に同様なタグを付けても良い。この場合は、層境界情報保持部120は層境界情報として、“編集状態”のタグ情報も保持することにする。この場合は、ステップS334において、層境界情報更新部160は“未編集”のタグの着いた他境界線の位置の更新を行う。また、検者が属性を簡易に識別できるように、属性毎に異なる表示形態(複数の領域以外)を表示させることが好ましい。
以上の構成によって、操作者がいったん修正したコントロールポイントの位置を、“編集状態”タグを付けて、補完処理により“編集済”のコントロールポイントの位置を修正しないことによって、操作者がすでに編集したコントロールポイントの位置を、不意に補完処理などで変更することを避けられる。なお、コントロールポイントが無い場合には、層境界を示す表示形態の一部が選択された場合に、該選択された領域に編集状態を示す属性が付加されれば良い。
また、コントロールポイントが無い場合には、層境界を示す表示形態の一部が選択された場合に、該選択された領域が他の領域とは異なる表示形態で表示されることが好ましい。これにより、例えば、属性を簡易に識別することができる。
[第3の実施形態:再構成された断層像の層境界情報の編集]
第1の実施形態において、複数の2次元断層像から構成される3次元断層像の断層像に層境界線を表示し、操作者の操作により層境界線の編集を行う方法を説明した。本実施形態では、3次元断層像から再構成された断層像の層境界線の位置の編集方法を説明する。
本実施形態に係る画像処理装置10は第1の実施形態と同じなので、説明を省略する。本実施形態に関わる処理の手順は、ステップS333以外に第1の実施形態の処理手順は同じなので、その説明を省略する。ここでは、第3の実施形態で実行されるステップS333は、それぞれステップS333Cとする。
本実施形態の説明に用いる断層像は、ラジアルスキャン断層像である。ラジアルスキャン断層像は、網膜上に、ラジアルスキャンしながら撮影される断層像である。ラジアルスキャンに網膜上の中心位置と、断層像一枚のスキャンの距離情報が必要である。図5は、ラジアルスキャンの断層像の例を示す。図5(a)の517は、網膜の眼底画像を示す。518は、ラジアルスキャン断層像の走査位置を示す。510は、ラジアルスキャンの中心位置を示す。図5(b)は、ラジアルスキャンで撮影された断層像の例を示す。511は、一つの断層像の例を示す。図5(c)は、Z軸方向から見た断層像を示す。512は、一つの断層像の例を示す。513と514は、同じ層境界線にある、異なる断層像のコントロールポイントを示す。513と514は、中心から同じ距離を持っている。ここでは、例として4枚の断層像で構成するラジアルスキャン断層像を説明したが、本実施形態は、この枚数に限定することなく、6枚でも12枚でも良い。
<ステップS333C>
ステップS333Cにおいて、層境界情報更新部160は、ステップS332によるコントロールポイントの移動によって、層境界線の位置を再計算する。本実施形態では、まず同じ断層像に表示されている層境界線の位置を再計算する。本実施形態では、コントロールポイント間の境界線の位置の補完処理は、ステップS333と同じである。
ラジアルスキャンを構成するその他の断層像の、編集中の断層像の層境界線のコントロールポイントを利用して、境界線間での境界線の補完も行う。本実施形態では、補完処理の対象になるのは、ラジアルスキャンの中心から同じ距離を持つコントロールポイントである。ようするに、ラジアルスキャンの中心が同心円上のコントロールポイントを、1次元リストを作って、補完処理の計算を行う。即ち、断層像がラジアルスキャンにより得られている場合、層境界情報更新部160は、ラジアルスキャンの中心と同じ中心を有した持つ同心円に配置されるコントロールポイントによって、層境界線に対する補完処理を行う。
ただし、網膜上の、それぞれのコントロールポイントは既知であるので、2次元的にコントロールポイントや、境界線の補完処理の計算を行う事も考えられる。
その他の処理は、ステップS333と同様である。
(変形例)
なお、本実施形態では、ラジアルスキャンで撮影された断層像の例を示したが、第1の実施形態で説明されたような平行な撮影で行われた3D断層像データからラジアルスキャン断層像を再構成されても良い。この場合、ステップS210では、断層像取得部110は、ラジアルスキャン断層像を再構成し、ステップS220でさらに、UI制御部140は再構成された断層像のAスキャン単位に対応する層境界線の情報を、層境界情報保持部120から取得して、層境界線の情報をラジアルスキャン断層像に重ね合わせて表示する。そのあとに、本実施形態の画像処理装置10編集処理を行い、編集処理が終わると、ステップS260で、層境界情報更新部160は、ラジアルスキャン断層像から編集された層境界線の情報を、元の3D断層像データに反映する。
なお、補完処理は、本提案ではラジアルスキャン断層像上で行うことに限定がなく、例えば、ラジアルスキャン上のコントロールポイントが操作者の操作によって移動されて、そのコントロールポイントの移動情報を元の3D断層像に反映して、3D断層像上で補完処理を行っても良い。
以上の構成によって、ラジアルスキャン断層像の場合は同心円上で層境界線の位置補完処理をすることが可能になる。さらに、平行に撮影された3D断層像の場合でも、3D断層像からラジアルスキャン断層像を再構成と層境界線の位置補完処理ができ、操作者に見慣れた断層像での編集が可能になる。
[第4の実施形態:視神経乳頭部の断層像の層境界情報の編集]
第1の実施形態において、黄斑部の断層像の層境界線の編集方法を説明した。本実施形態では、乳頭部の断層像の層境界線の編集方法を説明する。
図5(d)は乳頭部断層像515の例を示す。乳頭部断層像515に、RPE端の位置を示す点、RPE端点516を示す。乳頭部断層像は、通常、乳頭部を中心にしたラジアルスキャン断層像として表示される。
本実施形態では、RPE端点にコントロールポイントを置く。操作者による動作によって、RPE端点のコントロールポイントは、同じ断層像であれば、移動先の位置の制限はない。ラジアルスキャン断層像であれば、断層像の角度が位置情報になるので、コントロールポイントの角度情報は変わらないことにする。
本実施形態に係る画像処理装置10は第の3実施形態と同じなので、説明を省略する。本実施形態に関わる処理の手順は、ステップS333以外に第1の実施形態の処理手順は同じなので、その説明を省略する。ここでは、第3の実施形態で実行されるステップS333は、それぞれステップS333Dとする。
<ステップS333D>
ステップS333Dにおいて、層境界情報更新部160は、ステップS332によるコントロールポイントの移動によって、RPE端点の位置を再計算する。ラジアルスキャン断層像を構成するその他の断層像の、編集中の断層像のRPE端点のコントロールポイントを利用して、他断層像のRPE端点位置補完処理を行う。本実施形態では、RPE端点の固定位置は角度にする。ラジアルスキャンからの距離と、深さ方向(Z方向)の位置が補完処理の対象になる。
即ち、断層画像がラジアルスキャンにより得られている場合、層境界情報更新部160は、被検眼におけるRPE端点のラジアルスキャンの中心からの距離と、断層像における深さ方向での位置とに対して補完処理を行う。
R(a)=IntR(a) (2)
Pz(a)= IntP(a) (3)
ただし、R(a)は、角度a方向のRPE端点の、ラジアルスキャンの中心からの位置とである。IntR(a)は、角度a方向のRPE端点の深さ方向(Z方向)での位置である。
図5(e)では、本実施形態の画像処理装置10の処理結果を示す。図5(e)は、Z方向から見た乳頭部のラジアルスキャン断層像である。517は、操作者の操作入力による、編集されたRPE端点のコントロールポイントである。518は、補完処理で中心の距離と深さ方向(Z方向)の位置が修正されたRPE端点である。519は、乳頭部ラジアルスキャン断層像の一枚の断層像を示す。即ち、本実施形態では、断層像取得手段は断層像からラジアルスキャン断層像を再構成し、層境界情報保持部120は、ラジアルスキャン断層像に変更された層境界線の情報またはRPE端の位置の情報に基づいて、保持している層境界線の情報を変更する。
以上の構成によって、乳頭部ラジアルスキャン断層像の場合はRPE端点の位置(ラジアルスキャンの中心からの距離と、深さ方向の位置)の修正が可能になって、RPE端の編集は容易になる。
(その他の実施形態)
また、本発明の目的は、前述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムや装置に供給し、そのシステムや装置の演算装置が記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することによっても達成される。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
またコンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、コンピュータ上で稼動しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記録媒体から読み出したプログラムコードが、コンピュータ付属の機能拡張カードや機能拡張ユニット内のメモリに書込まれ、前記拡張カードや拡張ユニット内の演算装置が実際の処理の一部か全部を行い、前述の実施形態の機能が実現される場合も含む。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明した図に対応したプログラムコードが格納されることになる。
なお、上述した本実施形態における記述は、本発明に係る好適な画像処理装置の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。

Claims (15)

  1. 網膜の断層像を取得する断層像取得手段と、
    前記網膜の複数の層境界を示す表示形態における複数の領域を示す表示形態の位置の変更を指示する指示手段と、
    前記網膜の複数の層境界を示す表示形態それぞれを、前記断層像の該複数の層境界に対応する位置に重ねた状態で表示手段に表示させ、前記複数の領域のうちいずれかの表示形態の位置の変更が指示された場合に前記指示された表示形態を他の表示形態とは異なる表示形態で前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記指示手段により前記複数の層境界を示す表示形態のうち隣接する2つの表示形態が接触し且つ該2つの表示形態のうち一方の表示形態の位置を他方の表示形態の側に変更するように指示された場合に、前記2つの表示形態の位置関係が保持され且つ前記2つの表示形態が交差しないように前記2つの表示形態の位置を連動させて変更する変更手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記指示された表示形態は、前記他の表示形態とは異なる編集状態を示す属性をつけられていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記指示手段により前記複数の層境界を示す表示形態のいずれかが選択された場合、前記表示制御手段は、前記選択された表示形態を他の表示形態とは異なる表示形態で前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 記変更手段は、前記変更された位置に基づいて、前記複数の層境界を示す表示形態における前記複数の領域以外の領域の位置に対して、補完処理を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記断層像がラジアルスキャンにより得られている場合、前記変更手段は、前記ラジアルスキャンの中心に対応する中心を有した同心円に配置される複数の領域によって、前記補完処理を行うことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記断層像からラジアルスキャン断層像を再構成する手段を更に備え
    記変更手段は、前記ラジアルスキャン断層像に変更された層境界の情報またはRPE端の位置の情報に基づいて、前記表示形態の位置を変更することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 膜の複数の層境界を示す表示形態それぞれを、前記網膜の断層像の該複数の層境界に対応する位置に重ねた状態で表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記断層像における前記複数の層境界を示す表示形態の少なくとも一つの位置の変更を指示する指示手段と、
    前記指示手段により前記網膜の深さ方向における前記複数の層境界を示す表示形態のうち隣接する2つの表示形態が接触し且つ該2つの表示形態のうち一方の表示形態の位置を他方の表示形態の側に変更するように指示された場合に、前記2つの表示形態の位置関係が保持され且つ前記2つの表示形態が交差しないように前記2つの表示形態の位置を連動させて変更する変更手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 膜の複数の層境界を示す表示形態それぞれを、前記網膜の断層像の該複数の層境界に対応する位置に重ねた状態で表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記複数の層境界のうち第1の層境界の位置の変更を指示する指示手段と、
    前記指示手段により前記第1の層境界の位置前記複数の層境界のうち前記第1の層境界の隣の第2の層境界側に変更するように示された場合に、前記断層像の深さ方向における前記第1及び第2の層境界の位置関係が逆にならないように、前記第1及び第2の層境界の位置を変更する変更手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  9. 前記変更手段が、前記第1及び第2の層境界が接触し、且つ前記第1の層境界の位置が前記第2の層境界側に更に変更されると、前記第1及び第2の層境界が接触した状態で前記第1及び第2の層境界の位置を一緒に変更することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記変更手段が、前記第1及び第2の層境界の位置を一緒に変更した後に、前記第1の層境界の位置が前記第2の層境界とは反対側に変更されると、前記第1及び第2の層境界が非接触状態にされ且つ前記第1の層境界の位置が前記反対側に変更されることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記網膜に対して測定光を走査することにより前記網膜の断層像を得る光干渉断層撮影装置と通信可能に接続されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 網膜の断層像を取得する工程と、
    前記網膜の複数の層境界を示す表示形態における複数の領域を示す表示形態の位置の変更を指示手段により指示する工程と、
    前記網膜の複数の層境界を示す表示形態それぞれを、前記断層像の該複数の層境界に対応する位置に重ねた状態で表示手段に表示させ、前記複数の領域のうちいずれかの表示形態の位置の変更が指示された場合に前記指示された表示形態を他の表示形態とは異なる表示形態で前記表示手段に表示させる工程と、
    前記指示手段により前記複数の層境界を示す表示形態のうち隣接する2つの表示形態が接触し且つ該2つの表示形態のうち一方の表示形態の位置を他方の表示形態の側に変更するように指示された場合に、前記2つの表示形態の位置関係が保持され且つ前記2つの表示形態が交差しないように前記2つの表示形態の位置を連動させて変更する工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  13. 膜の複数の層境界を示す表示形態それぞれを、前記網膜の断層像の該複数の層境界に対応する位置に重ねた状態で表示手段に表示させる工程と、
    前記断層像における前記複数の層境界を示す表示形態の少なくとも一つの位置の変更を指示する指示手段により前記網膜の深さ方向における前記複数の層境界を示す表示形態のうち隣接する2つの表示形態が接触し且つ該2つの表示形態のうち一方の表示形態の位置を他方の表示形態の側に変更するように指示された場合に、前記2つの表示形態の位置関係が保持され且つ前記2つの表示形態が交差しないように前記2つの表示形態の位置を連動させて変更する工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 膜の複数の層境界を示す表示形態それぞれを、前記網膜の断層像の該複数の層境界に対応する位置に重ねた状態で表示手段に表示させる工程と、
    前記複数の層境界のうち第1の層境界の位置の変更を指示する指示手段により前記第1の層境界の位置前記複数の層境界のうち前記第1の層境界の隣の第2の層境界側に変更するように示された場合に、前記断層像の深さ方向における前記第1及び第2の層境界の位置関係が逆にならないように、前記第1及び第2の層境界の位置を変更する工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  15. 請求項12乃至14のいずれか1項に記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラム。
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