JP5148928B2 - 眼底検査装置及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、眼底を検査するための眼底検査装置及びプログラムに関し、特に、加齢黄斑変性の検査に適用可能な技術に関するものである。
近年注目が高まっている眼底疾患の一つに加齢黄斑変性(加齢黄斑変性症も含む)がある。加齢黄斑変性は、進行性の視力障害を引き起こす疾患である。加齢黄斑変性は、網膜色素上皮層やブルッフ膜(ブルック膜)や脈絡膜の加齢変化により発症する。初期には、網膜色素上皮層の色素異常や、網膜色素上皮層とブルッフ膜との間の沈着物(ドルーゼン)などが見られる。病状が進行すると、網膜色素上皮層の変性・脱落・色素沈着や、脈絡膜新生血管などが見られるようになる。
加齢黄斑変性等の検査では、黄斑部を観察して病変部の分布(個数、大きさ、位置等)を評価する方法が広く用いられている(たとえば非特許文献1、2参照)。
たとえば非特許文献2では、ドルーゼン、色素異常、地図状萎縮、変性等の大きさを分類するために、C0〜C4の5つの類を定義している。ここで、類C0は直径63μm未満のサイズ、類C1は直径63〜124μmのサイズ、類C2は直径125〜174μmのサイズ、類C3は直径175〜249μmのサイズ、類C4は直径250μm以上(かつ500μm未満)のサイズを表す。
また、特許文献1には、ハイディンガーブラッシュ(Haidinger's brush)現象を利用して黄斑疾患を検査する装置が開示されている。なお、ハイディンガーブラッシュ現象とは、偏光している可視光を見たときに視野の中心部に束状の模様が現れる内視現象である。
特開平5−31076号公報 R. Klein, 外5名,「The Wisconsin Age-related Maculopathy Grading System」, OPHTHALMOLOGY, JULY 1991, VOLUME 98, NUMBER 7, p.1128-1134 A.C. Bird, 外15名, 「An International Classification and Grading System for Age-related maculopathy and Age-related Macular Degeneration」,SURVEY OF OPHTHALMOLOGY, MARCH-APRIL 1995, VOLUME 39, NUMBER 5, P.367-374
病変部の分布を評価する方法においては、眼底の撮影画像上に病変部をマーキングしたり、病変部の大きさを測定したりするなど、多くの煩雑な手作業が必要であり、検査を効率的に行えず、検者に掛かる負担も大きかった。また、このような手作業において人為的なミスが生じるおそれもあった。特に、たとえば集団検診や臨床検査のように多数の患者に検査を行う場合には、ミス発生のおそれも高く、更には検者に掛かる負担も多大なものとなる。
また、特許文献1に記載の装置は、各患者の検査に比較的長い時間を要するため、集団検診等には適さない。更に、この装置では、既に視力障害が生じている患者の検査は行えるが、未だ視力障害が生じていない初期の患者の検査を行えないため、早期発見、早期治療に利用できないという問題もある。
この発明は、以上のような問題を解決するためになされたもので、眼底の検査の効率化を図ることが可能な眼底検査装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、前記分布情報を出力する出力手段と、を備え、前記指定手段は、病変領域をサイズに応じて複数の類に分類するための分類情報を予め記憶し、病変領域のサイズに応じた類を前記複数の類から選択することにより、前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とされ、前記生成手段は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記複数の類のそれぞれに分類された病変領域の個数を一覧表示したテーブル情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する、ことを特徴とする眼底検査装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の眼底検査装置であって、前記指定手段は、前記分類情報に基づいて、病変領域以上のサイズの類のうち最小サイズの類を指定可能とされた、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の眼底検査装置であって、前記指定手段は、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段とを含む、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、前記分布情報を出力する出力手段と、を備え、前記指定手段は、病変領域を複数の類に分類する分類情報であって眼底画像の検査領域を前記複数の類としての複数の部分領域に分割するための分類情報を予め記憶し、前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とされ、前記生成手段は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記各部分領域に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する、ことを特徴とする眼底検査装置である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の眼底検査装置であって、前記指定手段は、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルを表示する表示手段と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段とを含む、ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の眼底検査装置であって、前記生成手段は、前記分布情報として、前記複数の部分領域のそれぞれに分類された病変領域の個数を一覧表示したテーブル情報を生成する、ことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の眼底検査装置であって、前記生成手段は、前記分布情報として、前記複数の部分領域のそれぞれに分類された病変領域の個数を表す画像情報を生成する、ことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、前記分布情報を出力する出力手段と、を備え、前記指定手段は、病変領域を複数の類に分類する分類情報であって病変領域を検査領域における位置及びサイズの双方に応じて前記複数の類に分類するための分類情報を予め記憶し、前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とされ、更に、前記指定手段は、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段と、を含み、前記生成手段は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記位置及びサイズの双方に応じた病変領域の個数を表すテーブル情報及び/又は画像情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する、ことを特徴とする眼底検査装置である。
また、請求項9に記載の発明は、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、前記分布情報を出力する出力手段と、を備え、前記生成手段は、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて眼底画像の検査領域に対する病変領域の面積比を演算する演算手段を含み、前記面積比の演算結果を表す前記分布情報を生成する、ことを特徴とする眼底検査装置である。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の眼底検査装置であって、前記指定手段は、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段とを含む、ことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の眼底検査装置であって、前記操作手段により前記カーソルの形状及びサイズを変更可能とされた、ことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、前記分布情報を出力する出力手段と、を備え、前記指定手段は、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段と、前記操作手段により1以上の病変領域が指定されたときに、前記1以上の病変領域の画素の画素値に基づいて他の病変領域を抽出する抽出手段と、を含み、前記生成手段は、前記1以上の病変領域及び前記他の病変領域の分布を表す前記分布情報を生成する、ことを特徴とする眼底検査装置である。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の眼底検査装置であって、前記指定手段は、被検眼の眼球光学系の情報を含む眼球情報を記憶する記憶手段と、前記眼球情報に基づいて眼底画像中の検査領域の大きさを決定する決定手段とを含む、ことを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、前記コンピュータを、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、前記分布情報を出力する出力手段として機能させ、前記指定手段としての機能は、病変領域をサイズに応じて複数の類に分類するための分類情報を予め記憶する機能と、病変領域のサイズに応じた類を前記複数の類から選択することにより、前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とする機能と、を含み、前記生成手段としての機能は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記複数の類のそれぞれに分類された病変領域の個数を一覧表示したテーブル情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する機能を含む、ことを特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、前記コンピュータを、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、前記分布情報を出力する出力手段として機能させ、前記指定手段としての機能は、病変領域を複数の類に分類する分類情報であって眼底画像の検査領域を前記複数の類としての複数の部分領域に分割するための分類情報を予め記憶する機能と、前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とする機能と、を含み、前記生成手段としての機能は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記各部分領域に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する機能を含む、ことを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、前記コンピュータを、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、前記分布情報を出力する出力手段として機能させ、前記指定手段としての機能は、病変領域を複数の類に分類する分類情報であって病変領域を検査領域における位置及びサイズの双方に応じて前記複数の類に分類するための分類情報を予め記憶する機能と、前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とする機能と、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段としての機能と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段としての機能と、を含み、前記生成手段としての機能は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記位置及びサイズの双方に応じた病変領域の個数を表すテーブル情報及び/又は画像情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する機能を含む、ことを特徴とする。
また、請求項17に記載の発明は、眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、前記コンピュータを、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、前記分布情報を出力する出力手段として機能させ、前記生成手段としての機能は、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて眼底画像の検査領域に対する病変領域の面積比を演算する演算手段する機能と、前記面積比の演算結果を表す前記分布情報を生成する機能と、を含む、ことを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明は、眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、前記コンピュータを、眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、前記分布情報を出力する出力手段として機能させ、前記指定手段としての機能は、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段としての機能と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段としての機能と、前記操作手段により1以上の病変領域が指定されたときに、前記1以上の病変領域の画素の画素値に基づいて他の病変領域を抽出する抽出手段としての機能と、を含み、前記生成手段としての機能は、前記1以上の病変領域及び前記他の病変領域の分布を表す前記分布情報を生成する機能を含む、ことを特徴とする。
この発明によれば、検査領域における病変領域の分布情報を自動的に生成し、その分布情報を出力することができる。それにより、従来のような煩雑な手作業を行う必要が無くなり、眼底の検査の効率化を図ることが可能になる。
この発明に係る眼底検査装置及びプログラムの好適な実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。この発明は、眼底の中心窩近傍における病変の分布を検査するために用いられる。以下の第1の実施形態では、病変の個数に基づいて診断を行うための技術を説明する。また、第2の実施形態では、所定領域内における病変の割合(面積比)に基づいて診断を行うための技術を説明する。また、第3の実施形態では、病変の種類に応じて検査内容を切り替え可能とする例を説明する。
〈第1の実施形態〉
この発明の第1の実施形態について説明する。この実施形態は、加齢黄斑変性の診断のように、中心窩近傍における病変の個数に基づいて診断を行うために好適な技術である。なお、加齢黄斑変性に伴う病変としては、ドルーゼン、網膜色素上皮層の色素異常・変性・脱落・色素沈着、地図状萎縮、脈絡膜新生血管などがある。
[構成]
この実施形態に係る眼底検査装置の構成の一例を図1及び図2に示す。眼底検査装置1は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介して眼科画像データベース400に接続されている。
眼科画像データベース400は、眼科分野における画像の画像データを管理するファイリングシステムである。眼科画像データベース400は、たとえば、デジタルの画像データを保管する大容量記憶装置と、この大容量記憶装置に保管されたデータを管理するデータベースソフトウェアとを含んで構成される。なお、眼科画像データベース400は、画像データ用のファイリングシステムとともに、電子カルテ用等の他用途のファイリングシステムを含んでいてもよい。
眼科画像データベース400に保管される画像データは、眼底撮影装置300によって取得される。なお、図1には眼底撮影装置が1台しか記載されていないが、2台以上の眼底撮影装置を設置することも可能である。
眼底撮影装置300は、被検眼の眼底画像を撮影して画像データ(デジタルデータ)Gを取得可能な装置である。眼底撮影装置300により取得された眼底画像の画像データGは、LAN等の通信回線を介して眼科画像データベース400に送信されて保管される。なお、「画像」と「画像データ」は一対一に対応するので、この明細書においてこれらを同一視することがある。
眼底撮影装置300としては、たとえば眼底カメラ、光コヒーレンストモグラフィ装置、走査型レーザ検眼鏡など、眼底の画像を取得可能な任意の装置を適用できる。
眼底カメラは、眼底に向けて照明光を照射し、その眼底反射光をCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ等の受光素子により受光して眼底画像の画像データGを取得する装置である。左右独立の光学系を有する立体観察用の眼底カメラ(たとえば特開平5−15499号公報参照:立体眼底カメラと呼ぶことにする。)を用いることも可能である。
光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography;OCT)装置は、低コヒーレンス光を二分して一方を眼底に照射し、その後方散乱光を他方の光と干渉させてCCDイメージセンサ等で受光して眼底画像の画像データGを取得する装置である。光コヒーレンストモグラフィ装置としては、フーリエドメイン(Fourier Domain;Frequency Domainなどとも呼ばれる)方式やタイムドメイン(Time Domain)方式やスウェプトソース(Swept Source)方式などの任意の方式の装置を用いることができる(たとえば特開2006−184284号公報を参照)。
走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope;SLO)は、光ビームを走査して眼底に照射し、その所定部位での反射光や蛍光をCCD等で受光して眼底画像の画像データGを取得する装置である(たとえば特開平11−197109号公報参照)。
眼底画像の画像データGは、患者情報や撮影条件などの各種付帯情報に関連付けられて眼科画像データベース400に保存される。ここで、患者情報は、撮影対象の患者の患者IDや患者氏名等の情報である。また、撮影条件は、撮影日時、撮影倍率(撮影画角)、左右眼の別、画像の方向(上方、下方、鼻側、耳側等)などの情報である。眼底検査装置1のオペレータは、患者IDや患者名等を指定することで所望の患者の所望の眼底画像を読み出して観察することが可能である。
眼底画像がモノクロ画像の場合、画像データGは、眼底画像を形成する画素の座標値と、各画素の輝度値とを関連付けたデータである。また、眼底画像がカラー画像の場合、画像データGは、眼底画像を形成する画素の座標値と、各画素のRGB値(R値、G値、B値)とを関連付けたデータである。
なお、この発明に係る眼底検査装置は、眼科画像データベース400に保存された撮影画像を読み出す構成に限定されるものではなく、たとえば、眼底撮影装置300により撮影された画像を直接に受け付けるものであってもよい。また、この発明に係る眼底検査装置は、CD−RやDVD−R等のメディア(記録媒体)に記録された画像データGを読み取るドライブ装置を備えていてもよい。
また、眼底画像の画像データGは、特願2005−217876に記載されるような、眼底画像の画像データの輝度値に基づいて生成される(擬似的な)3次元の眼底画像の画像データであってもよい。この3次元の眼底画像の画像データは、眼底撮影装置300によって生成してもよいし、眼底検査装置1によって生成してもよい。
〔ハードウェア構成〕
眼底検査装置1のハードウェア構成を説明する。眼底検査装置1は、たとえば汎用のコンピュータを含んで構成されている。眼底検査装置1は、図2に示すように、マイクロプロセッサ200、RAM201、不揮発性記憶装置202、ディスプレイ203、キーボード204、マウス205及び通信インターフェイス(I/F)206を含んで構成されている。
マイクロプロセッサ200は、各種の演算処理や制御処理を実行するCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの任意のマイクロプロセッサにより構成される。
RAM(Random Access Memory)201は、揮発性記憶装置であり、マイクロプロセッサ200によって実行中のプログラムやデータが展開される。
不揮発性記憶装置202は、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)やROM(Read Only Memory)等の記憶装置(外部記憶装置)を含んで構成される。不揮発性記憶装置202には、プログラムPがあらかじめ格納されている。マイクロプロセッサ200は、プログラムPをRAM201上に展開することにより、この実施形態に特徴的な処理を眼底検査装置1に実行させる。また、不揮発性記憶装置202(特にハードディスクドライブ)には、眼科画像データベース400から受け付けた眼底画像の画像データGが記憶される。プログラムPは、この発明の「プログラム」の一例である。
眼底検査装置1を構成するコンピュータが、クライアントサーバシステム(Cliant−Server System)におけるクライアントを構成する場合、プログラムPをサーバに格納しておき、それを適宜呼び出して処理を実行するようにしてもよい。
また、眼底検査装置1は、通常のコンピュータと同様に、ディスプレイ203、キーボード204、マウス205を備えている。
ディスプレイ203は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の任意の表示デバイスによって構成される。ディスプレイ203は、図1に示す表示部141を構成している。表示部141は、この発明の「表示手段」の一例に相当するものである。
キーボード204やマウス205は、ディスプレイ203に表示された画像や画面等の表示情報に基づいて、オペレータが各種の情報を入力するための入力デバイスとして用いられる。また、キーボード204やマウス205は、表示情報に基づいてオペレータが所望の操作の実行を指示するための操作デバイスとして用いられる。キーボード204やマウス205は、図1に示す操作部142を構成している。なお、操作部142は、キーボードやマウスに限定されるものではなく、トラックボール、ジョイスティック、専用のコントロールパネルなどを含んでいてもよい。操作部142は、この発明の「操作手段」の一例に相当するものである。
通信インターフェイス206は、LAN等の通信回線を介して眼科画像データベース400などの他の装置とデータ通信を行うものである。通信インターフェイス206は、たとえばLANカード等のネットワークアダプタを含んで構成される。また、インターネット等のWAN(Wide Area Network)に接続可能とする場合、通信インターフェイス206はモデム等の通信機器を含んで構成される。
〔制御系の構成〕
次に、眼底検査装置1の制御系の構成について図1を参照しつつ説明する。眼底検査装置1には、制御部10、画像受付部11、画像記憶部12、データ処理部13、ユーザインターフェイス14及びデータ出力部15が設けられている。
(制御部)
制御部10は、眼底検査装置1の制御系の中枢として機能する。制御部10は、プログラムPに基づいて動作するマイクロプロセッサ200を含んで構成される。制御部10は、眼底検査装置1の各部の動作制御を行う。特に、制御部10は、各種の表示画面や眼底画像や情報を表示部141に表示させる。また、制御部10は、操作部142が操作されたときに、その操作内容に応じて眼底検査装置1の各部を制御する。
(画像受付部)
画像受付部11は、たとえば眼底検査装置1のオペレータが指定した患者IDや撮影日時等の情報を眼科画像データベース400に送信する。また、画像受付部11は、この情報に基づいて眼科画像データベース400から送信される眼底画像の画像データGを受信して制御部10に入力する。制御部10は、画像受付部11から入力された画像データGを画像記憶部12に記憶させる。画像受付部11は、通信インターフェイス206を含んで構成される。
なお、前述したように眼底撮影装置300から直接に画像データGを受け付ける場合、画像受付部11は、眼底撮影装置300との接続インターフェイスを含んで構成される。
(画像記憶部)
画像記憶部12は、眼底画像の画像データGを記憶する。画像記憶部12は、不揮発性記憶装置202(特にハードディスクドライブ)を含んで構成される。画像記憶部12に対する画像データGの書き込み処理や、画像記憶部12に記憶された画像データGの読み出し処理は、制御部10が行う。
(データ処理部)
データ処理部13は、眼底画像の画像データGに基づく各種データ処理を実行する。データ処理部13は、マイクロプロセッサ200、RAM201、不揮発性記憶装置202等を含んで構成される。
データ処理部13には、病変領域指定部131が設けられている。病変領域指定部131には、記憶部132、検査領域決定部133及び指定処理部134が設けられている。また、データ処理部13には、分布情報生成部135が設けられている。以下、データ処理部13に含まれる各部131〜135を説明する。
(病変領域指定部)
病変領域指定部131は、眼底画像中の病変領域を指定するために動作する。ここで、病変領域とは、眼底の病変部に対応する眼底画像中の領域を意味する。また、病変領域は、オペレータ(医師)や眼底検査装置1がそのように認識した画像領域である。
(記憶部)
記憶部132には被検眼の眼球情報が記憶される。この眼球情報には、屈折度、眼軸長、角膜曲率(半径)など、被検眼の眼球光学系に関する情報が記録されている。これらの情報は、被検眼の実測データであってもよいし、臨床的に得られた統計データであってもよいし、Gullstrand模型眼等の眼球モデルのモデル値であってもよい。
実測データを用いる場合、当該患者の電子カルテ等から情報を自動的に取得してもよいし、オペレータが情報を手入力してもよい。
また、複数の眼球情報を記憶させる場合、患者ID等の患者識別情報や左右眼識別情報(左眼/右眼を識別する情報)などの付帯情報を各眼球情報に付与し、この付帯情報を基に所望の眼球情報を検索可能とすることが望ましい。
更に、記憶部132には分類情報が記憶される。この分類情報は、病変領域を分類するための情報であり、この分類における複数の類を定義する。病変領域の分類としては、非特許文献1、2に記載されるようなサイズによる分類がある。
ここでは、非特許文献2に記載された分類法を用いることにする。この分類法は、眼底の中心窩を中心とする直径6000μmの円形領域を検査対象(検査領域)とし、この検査領域内の病変部(病変領域)をサイズの異なる5つの類C0、C1、C2、C3、C4に分類するものである。
分類情報は、各類C0〜C4のサイズを表す情報(たとえば直径など)を定義する。類C0は直径63μmの円として定義され、最大径が63μm未満のサイズの病変領域が類C0に分類される。類C1は直径125μmの円として定義され、最大径が63〜124μmのサイズの病変領域が類C1に分類される。類C2は直径175μmの円として定義され、最大径が125〜174μmのサイズの病変領域が類C2に分類される。類C3は直径250μmの円として定義され、最大径が175〜249μmのサイズの病変領域が類C3に分類される。類C4は直径500μmの円として定義され、最大径が250μm〜499μmのサイズの病変領域が類C4に分類される。
なお、最大径が500μm以上のサイズの病変領域に分類については、第2の実施形態において後述する。
また、記憶部132には、検査領域のサイズを定義する情報(上記の直径6000μmなど)や、検査領域内の部分領域を定義する情報なども記憶される。部分領域を定義する情報としては、部分領域の直径を定義する情報(たとえば1000μm、3000μm等)や、方向を定義する情報(たとえばsuperior(上方)、inferior(下方)、nosal(鼻側)、temporal(耳側)など)がある。
記憶部132は、不揮発性記憶装置202(特にハードディスクドライブ)を含んで構成される。記憶部132は、この発明の「記憶手段」の一例である。
(検査領域決定部)
検査領域決定部133は、記憶部132に記憶された情報(特に眼球情報)に基づいて、眼底画像中に検査領域を決定する。この処理についてより具体的に説明する。
眼底画像には、撮影倍率(撮影画角)等の情報が付帯されている。また、記憶部132には、眼球情報が記憶されている。検査領域決定部133は、これらの情報を参照して眼底画像における単位距離を決定する。
この単位距離は、たとえば、眼底画像上において単位となる距離(10μm等)であってもよいし、眼底画像の隣接画素間の距離であってもよい。このような単位距離を決定することで、眼底画像上に距離を定義することが可能となる。
なお、単位距離の演算は、たとえば、撮影倍率(眼底撮影装置300の光学系による倍率)を基に単位距離の概略値を求め、眼球情報を基に眼球光学系の影響を加味して当該概略値を修正することで行う。ここで、眼球光学系の影響は、たとえば特願2007−45831号に記載された手法など、従来の任意の手法によって求めることが可能である。
このように眼底画像上の単位距離が決定されたら、検査領域決定部133は、別途に決定された基準位置と、検査領域のサイズを定義する情報(記憶部132に記憶されている)とに基づいて、眼底画像中に検査領域を設定する。
なお、検査領域決定部133は、検査領域のサイズのみを決定してもよい。その場合、検査領域の位置はオペレータが眼底画像を観察して手作業で行う。また、眼底画像に合わせて検査領域のサイズを決定する代わりに、検査領域のサイズに合わせて眼底画像のサイズを調整してもよい。
この実施形態では、眼底の中心窩に対応する画像位置(中心窩位置)を上記基準位置として用いる。中心窩位置は、検査領域決定部133が自動的に検出してもよいし、オペレータが手作業で指定してもよい。
中心窩位置を自動検出する場合について説明する。まず、検査領域決定部133は、眼底画像の画素値を解析し、眼底の黄斑部に対応する画像領域(黄斑部領域)を特定する。一般に、黄斑部領域は眼底画像において輝度の低い領域であり、おおよその形状(略円形ないし略楕円形)も知られている。したがって、眼底画像において画素値が小さく当該形状の領域を探索することで黄斑部領域を特定できる。黄斑部領域が特定されたら、検査領域決定部133は、その中心とみなせる位置(中心位置や重心位置等)を求める。この処理は、黄斑部領域に含まれる画素の座標を考慮することで容易に実行できる。
中心窩位置を手作業で指定する場合について説明する。そのために、眼底画像を表示部141に表示させる。オペレータは、眼底画像を観察して中心窩位置を特定する。そして、オペレータは、たとえばマウス205のクリック操作により当該特定位置を指定することで中心窩位置を指定する。
なお、たとえばマウス205のクリック操作やドラッグ操作によりオペレータが黄斑部領域を指定したときに、検査領域決定部133がこの黄斑部領域内の中心窩位置を自動検出するように構成することも可能である。
以上のようにして眼底画像上の単位距離と中心窩位置とが決定されたら、検査領域決定部133は、検査領域のサイズを定義する情報と単位距離とに基づいて、眼底画像上における検査領域のサイズを決定する。更に、検査領域決定部133は、この検査領域の中心を中心窩位置に配置させることで、眼底画像上の検査領域を決定する。この実施形態では、中心窩位置を中心とする直径6000μmの領域が、眼底画像の検査領域として設定される。
検査領域決定部133は、この発明の「決定手段」の一例である。
(指定処理部)
指定処理部134は、眼底画像に病変領域を指定する処理を行う。病変領域には、オペレータが手作業で指定するものと、眼底検査装置1が自動的に指定するものとがある。
病変領域を手作業で指定する場合について説明する。そのために、眼底画像を表示部141に表示させる。オペレータは、この眼底画像を観察して病変領域と特定し、たとえばマウス205のクリック操作やドラッグ操作により当該特定領域を病変領域として指定する。このとき、オペレータは、当該特定領域のサイズに応じた類(C0〜C4)を選択して病変領域を指定する。なお、類の選択は、たとえばマウス205のマウスホイールの回転操作や、右クリック操作などにより行う。指定処理部134は、このように表示画像上に指定された病変領域を画像データに対して指定する。すなわち、指定処理部134は、指定された病変領域の範囲(画素の座標値)を記録する。
病変領域を自動指定する場合について説明する。(可視的な)病変領域は、他の画像領域とは異なる輝度や色で描写される。したがって、検査領域内の画素の画素値に基づいて閾値処理等の画像解析を実行することにより病変領域を抽出することができる。指定処理部134は、このようにして病変領域を抽出し指定する。このように病変領域を自動的に指定する場合、指定処理部134は、この発明の「抽出手段」の一例として機能する。
なお、病変領域の指定態様は上記のものには限定されない。たとえば、病変領域内の任意の位置が手作業で指定(クリック等)されたときに、その指定位置の周囲の画素の画素値を解析(閾値処理等)して当該病変領域の境界(外周)を特定することにより、当該病変領域の範囲を自動的に特定することが可能である。
また、病変領域の少なくとも一部を含む画像領域が手作業で指定されたときに、その指定領域(及びその周囲)の画素の画素値を解析して当該病変領域の範囲を自動的に特定するように構成することも可能である。
(分布情報生成部)
分布情報生成部135は、病変領域指定部131による病変領域の指定結果に基づいて、検査領域における病変領域の分布状態を表す情報(分布情報)を生成する。
分布情報は、検査領域における病変領域の個数を表す情報である。特に、病変領域を複数の類に分類する場合、分布情報は、これら複数の類における病変領域の個数の分布を表す(つまり、各類C0〜C4に分類された病変領域の個数を表す)。分布情報は、たとえばテーブル形式やマップ形式で表示される。分布情報の具体例は後述する。
分布情報生成部135は、この発明の「生成手段」の一例である。
(ユーザインターフェイス)
ユーザインターフェイス14は、眼底検査装置1のユーザインターフェイス(User Interface)である。ユーザインターフェイス14には、前述の表示部141と操作部142が設けられている。
なお、この実施形態では表示手段と操作手段とを別々に構成しているが、これらを一体化したタッチパネルディスプレイ等のユーザインターフェイスを適用することも可能である。
(データ出力部)
データ出力部15は分布情報を出力する。データ出力部15は、たとえば通信インターフェイス206を含み、LAN等の通信回線を介して接続された外部装置(図示せず)に向けて分布情報を送信する。外部装置としては、電子カルテデータベース、医師端末などがある。
また、データ出力部15は、分布情報を印刷出力する印刷装置(図示せず)を含んでいてもよい。
また、データ出力部15は、分布情報を記録媒体に記録させるドライブ装置(図示せず)を含んでいてもよい。記録媒体としては、光ディスク、光磁気ディスク(CD−ROM、DVD−RAM、DVD−ROM、MO等)、磁気記憶媒体(フロッピー(登録商標)ディスク、ZIP等)などがある。
データ出力部15は、この発明の「出力手段」の一例である。なお、表示部141に分布情報を表示させる場合には、表示部141も「出力手段」の一例となる。
[使用形態]
眼底検査装置1の使用形態を説明する。図3に示すフローチャートは、眼底検査装置1の使用形態の一例を表している。図4〜図11は、この使用形態における表示画面の一例を表している。なお、これらの表示画面は、制御部10が表示部141を制御することにより表示される。
(ステップ1:患者の選択)
まず、オペレータが所定の操作を行うと、画像受付部11は、制御部10の制御の下、眼科画像データベース400に対して患者情報の送信を要求する。眼科画像データベース400は、この要求を受け、画像(特に眼底画像)が保管されている患者の患者情報を眼底検査装置1に向けて送信する。画像受付部11は、この患者情報を受信して制御部10に入力する。制御部10は、この患者情報に基づいて、図4に示す患者選択画面1000を表示部141に表示させる。
患者選択画面1000の患者リスト表示部1002には、各患者の患者情報がリスト表示される。図4に示す患者リスト表示部1002には、患者情報として、患者ID、患者氏名、性別、生年月日、登録年月日及び最終来院日が呈示されている。
患者選択画面1000の患者選択部1001には、患者ID、患者氏名及びそのふりがなを入力するための入力スペースが設けられている。眼底検査装置1のオペレータは、これらの入力スペースのうちの少なくとも1つに、検査対象の患者の情報(選択患者情報)を入力する。選択患者情報の入力作業は、操作部142(キーボード204等)を操作して行う。選択患者情報の入力が終了したら、オペレータは、マウス205を操作してOKボタン1003をクリックする。
(ステップ2:眼底画像の選択)
OKボタン1003がクリックされると、制御部10は、図5に示す画像選択画面1100を表示部141に表示させる。画像選択画面1100の患者情報表示部1101には、ステップ1で選択された患者の患者情報(図5では患者ID、患者氏名、生年月日及び性別)が表示される。
画像リスト表示部1102には、この患者について過去に撮影された画像のリストが表示される。図5に示す画像リストには、画像が記憶されているディスクID、撮影日、プロシジャ(撮影態様)、画像ラベル、タイプ(画像の種類)、ファイル名などが呈示されている。なお、患者毎の画像の撮影履歴は、たとえば患者情報として眼科画像データベース400に保管されている。
オペレータは、画像リストに列挙された画像の情報のうちの所望の情報を選択する。この選択操作は、たとえば、所望の画像の情報をマウス205でクリックすることで行う。所望の画像の情報を選択したら、オペレータは、マウス205でOKボタン1103をクリックして、上記選択結果を確定する。なお、選択内容を変更する場合には、他の画像の情報を選択し直せばよい。
制御部10は、画像の情報の選択結果を(たとえば選択患者情報とともに)画像受付部11に送る。画像受付部11は、選択された画像の送信要求(特に患者IDと画像のファイル名)を眼科画像データベース400に送信する。眼科画像データベース400は、この送信要求に基づいて画像を検索し、眼底検査装置1に送信する。
(ステップ3:眼底画像の表示)
画像受付部11は、眼科画像データベース400からの画像を受信して制御部10に入力する。制御部10は、この画像を表示部141に表示させる。図6は、眼底画像Gを表示する画像表示画面1200を表している。
オペレータは、表示画像や画像の情報等を確認し、この画像が検査対象として適正であるか判断する。不適正である場合、上記のステップ1やステップ2を再度行う。
(ステップ4:検査開始)
適正である場合、操作部142により所定の操作を行って、眼底検査用のプログラム(プログラムPに含まれる)を起動させる。制御部10は、このプログラムにしたがって、図7に示す検査画面1300を表示部141に表示させる。
検査画面1300には、眼底画像G(の拡大画像)が表示される。更に、この眼底画像G上に重ねるように、画像処理領域Gaと検査領域Rが表示される。
画像処理領域Gaは、病変部の視認性向上等のための各種画像処理(後述の色強調、色調整、コントラスト、鮮鋭化等)が適用される領域を定める。すなわち、眼底画像Gのうち、画像処理領域Ga内に位置する画像領域のみに対して画像処理が施されることとなる。それにより、眼底画像G全体に処理を施す場合よりも短時間で処理を実行できる。
検査領域Rは、たとえば前述の直径6000μmの円形領域を定める。このとき、検査領域Rは、前述の眼球情報や分類情報に基づいて検査領域決定部133により決定される。図7においては、検査領域Rの中心位置が符号Cで表されている。ここで、6000μmは、前述のように、検査対象の眼底上における実際のサイズを意味する。
なお、検査領域Rは、常に画像処理領域Gaの内部に位置するようになっている。また、画像処理領域Gaは、検査領域Rよりも大きく設定されている。これは、検査領域R内に一部のみが含まれる病変部も検査対象として扱うからである。
また、検査画面1300には、画面の中央位置を示す円形のマークMが表示されている。オペレータは、眼底画像Gを観察して中心窩位置(黄斑部領域)を特定する。更に、オペレータは、この中心窩位置をマークM内に配置させるように、検査画面1300における眼底画像Gの表示位置を変更する。この変更操作は、たとえばマウス205によるドラッグ操作や、キーボード204のカーソルキーの操作などにより行う。
また、オペレータは、操作部142を操作し、中心位置Cが中心窩位置(少なくともその近傍)に位置するように、検査領域Rを移動させる。このとき、オペレータは、たとえば中心位置CをマークM内に配置させるように検査領域Rを移動させる。この移動操作は、たとえばマウス205のドラッグ操作により行う。なお、中心位置CをマークM内に配置させるように、検査領域Rと画像処理領域Gaを自動的に移動させることも可能である。この処理は検査領域決定部133が実行する。
眼底画像G上における検査領域Rの位置が決定されると、指定処理部134は、検査領域Rに対応する眼底画像Gの部分領域の範囲(この範囲も検査領域Rと呼ぶ。)を取得して記憶する。なお、眼底画像Gには予め2次元座標系が設定されている。検査領域Rは、たとえば当該座標系の座標値として得られる。
以上のように検査領域Rや画像処理領域Gaを最初から表示させる代わりに、次のようにして検査領域R等を設定するようにしてもよい。まず、検査画面1300に眼底画像Gのみを表示させる。オペレータは、眼底画像Gを観察して中心窩位置を特定し、マウス205でクリックする。検査領域決定部133は、このクリック位置と眼球情報や分類情報に基づいて検査領域Rを決定する。更に、検査領域決定部133は、この検査領域Rを含むように画像処理領域Gaを決定する。このとき、画像処理領域Gaのサイズは予め設定されている。なお、画像処理領域Gを手作業で設定できるようにしてもよい。
検査画面1300には、更に、病変サイズボタン1301、マップボタン1302、画像処理ボタン1303、スケールボタン1304、取消ボタン1305及び終了ボタン1306が設けられている。病変サイズボタン1301としては、前述した分類C0〜C4に対応する5つのボタンが選択可能に設けられている。なお、病変領域の指定が開始されると、終了ボタン1306の代わりに保存ボタン1309が表示される(図9参照)。
病変サイズボタン1301が操作(クリック)されると、制御部10は、図8に示すように、検査画面1300の縁端領域(画像処理領域Gaに重ならない位置)の病変情報表示部1307に病変サイズ情報を表示させる。病変サイズ情報としては、各類の名称(C0〜C4)や、各類のサイズを表す画像(円形の画像)が表示される。
また、病変サイズボタン1301のうちの1つのボタンが選択された場合、このボタン(サイズ)が選択されていることを示す選択マークが表示される。図8においては、C0ボタンが選択された状態において、病変情報表示部1307内の名称「C0」の上方にアスタリスク「*」が表示されている。
なお、5つの類C0〜C4の選択は、たとえばマウス205のマウスホイールを回転させることで行えるように構成できる。
マップボタン1302が操作(クリック)されると、制御部10は、図10に示す分布情報表示画面1400を表示させる。分布情報表示画面1400については後述する。
画像処理ボタン1303には、各種画像処理に対応するボタンが配設されている。色強調ボタンが操作されると、データ処理部13は眼底画像G(検査領域R内のみ;以下同様)に対して色強調処理を施す。色調整ボタンが操作されると、データ処理部13は眼底画像Gに対して色調整処理を施す。コントラストボタンが操作されると、データ処理部13は眼底画像Gに対してコントラスト処理を施す。鮮鋭化ボタンが操作されると、データ処理部13は眼底画像Gに対して鮮鋭化処理を施す。
これらの画像処理の具体例を説明する。画像処理ボタン1303のいずれかのボタンが操作されると、制御部10は、操作されたボタンに応じた設定画面(ダイアログ等)を表示させる。オペレータは、この設定画面及び操作部142を用いて、画像処理の処理内容を設定する。データ処理部13は、設定された処理内容に基づいて眼底画像Gに対して画像処理を施す。制御部10は、画像処理が施された眼底画像Gを表示部141に表示させる。
制御部10は、上記の画像処理が施された検査領域R内の画像を表示部141に表示させる。このとき、検査領域R以外の画像領域については、画像処理が施されていない状態の画像がそのまま表示される。オペレータは、画像処理ボタン1303を操作することにより、眼底画像Gに対してこれらの画像処理を適宜に施すことができる。
スケールボタン1304が操作されると、制御部10は、検査領域R内を複数の部分領域に分割するスケール画像を表示させる。スケールボタン1304が再度操作されると、制御部10は、スケール画像を非表示とする。すなわち、スケールボタン1304は、オペレータがスケール画像の表示/非表示を適宜に切り替えるためのボタンである。
なお、スケール画像は眼底画像G上に重畳表示されるので、非表示状態で病変領域の指定(ステップ5)を行うことが望ましいと思われるが、スケール画像を高い透明度で表示させるなどの工夫を凝らすことも可能である。
スケール画像としては、たとえば図8に示すように、中心位置Cを中心とする直径3000μmの円形領域Raや、直径1000μmの円形領域Rbなどがある。これらの円形領域Ra、Rbは、その内部領域と外部領域とに検査領域Rを分割するものである。
また、図8に示すように、方向に応じて検査領域Rを分割するための線画像L1〜L4がスケール画像として表示される。線画像L1〜L4は、中心位置Cを中心として放射状に配設される。線画像L1、L2に挟まれた扇形の画像領域は上方(superior)の部分領域を定める。線画像L1、L3に挟まれた扇形の画像領域は耳側(temporal)の部分領域を定める。線画像L2、L4に挟まれた扇形の画像領域は鼻側(nosal)の部分領域を定める。線画像L3、L4に挟まれた扇形の画像領域は下方(inferior)の部分領域を定める。
取消ボタン1305は、後述のステップ5における病変領域の指定結果をリセットするために操作される。
終了ボタン1306は、検査画面1300を用いた検査を終了するために操作される。
保存ボタン1309は、検査結果を保存するために操作される。検査結果の保存処理については後述する。
検査画面1300には、各種情報を表示する情報表示部1308が設けられている。情報表示部1308には、患者の性別、年齢等の患者情報や、屈折度、平均角膜曲率(半径)、眼軸長等の眼球情報などが表示される。
(ステップ5:病変領域の指定)
オペレータは、検査領域R内を観察し、白斑等の病変領域を特定する。そして、オペレータは、病変サイズボタン1301に配設された5つのボタン(C0ボタン〜C4ボタン)のうち、病変領域のサイズに応じたボタンをクリックする。このとき、この病変領域を取り囲める最小のサイズに対応するボタンが選択される。
制御部10は、クリックされたボタンに対応するサイズの円形のカーソル画像を眼底画像G上に表示させる。オペレータは、マウス205のドラッグ操作等により、カーソル画像を病変領域上に移動させる。このとき、病変領域を取り囲むようにカーソル画像の位置を変更する。更に、オペレータは、クリック操作等を行って病変領域を指定する。それにより、制御部10は、当該病変領域を取り囲むように、カーソル画像と同じサイズ及び形状の画像を表示させる。
このように、カーソル画像は、円形であり、各類C0〜C4に対応するサイズの画像である。カーソル画像は、この発明の「カーソル」の一例である。なお、カーソル(cursor)とは、一般に、画面上のどの位置で操作が実行されるかを示す印のことである。この実施形態に係るカーソルは、眼底画像G上のどの位置を病変領域として指定するかを表すものである。
更に、指定処理部134は、指定された病変領域の位置(前述の座標系の座標値)を取得して記憶する。この座標値は、病変領域を取り囲む画像の中心位置など、当該画像の位置(つまり当該病変領域の位置)を特定可能な任意の位置の座標値である。
病変領域の指定態様の例を図9に示す。図9に示す検査領域R内には、類C0の病変領域を含む病変領域群B1と、類C2、C3の病変領域を含む病変領域群B2と、類C1の病変領域を含む病変領域群B3と、類C1、C4の病変領域を含む病変領域群B4とが指定されている。各病変領域群B1〜B4には複数の病変領域が含まれている。オペレータは、これらの病変領域の一つひとつを上記の要領で指定する。
病変領域B5、B6は、それぞれ、一部のみが検査領域Rの内部に属している。このように一部のみが検査領域R内に属する病変領域についても指定するものとする。
指定処理部134は、各類Ci(i=0〜4)の病変領域が指定される度毎に、その指定個数を各類Ci毎にカウントする。そのために、指定処理部134は、各類Ci毎のカウンタを備え、各類Ciの病変領域が一つ指定される度毎に、その類Ciのカウンタを「+1」する。
一方、病変領域の指定が解除された場合には、その病変領域の類Ciのカウンタを「−1」する。なお、病変領域の指定解除は、たとえば、その病変領域を取り囲む画像をクリック等で選択し、キーボード204のバックスペースキーやデリートキーを押下することで行うことができる。また、マウス205の右クリックで操作メニューを表示させて解除を要求することで行うこともできる。
制御部10は、指定処理部134による各類Ciの指定個数(カウンタの値)を病変情報表示部1307に表示させる。この表示は、病変領域が指定される度毎に逐次に更新される。
図9に示す状態では、類C0の指定個数は33、類C1の指定個数は8、類C2の指定個数は2、類C3の指定個数は5、類C4の指定個数は2である。それにより、オペレータは、これまでの各類Ciの病変領域の指定個数を容易に把握できる。
(ステップ6:分布情報の生成)
病変領域の指定作業が終了したら、オペレータはマップボタン1302をクリックする。分布情報生成部135は、指定された病変領域のサイズ(類Ci)と位置(座標値)とを病変領域指定部131(指定処理部134)から取得する。そして、分布情報生成部135は、これらの情報に基づいて、検査領域Rにおける病変領域の分布情報を生成する。
分布情報としては、たとえば次のようなものがある:(1)各類Ci毎の病変領域の指定個数を表すテーブル情報やマップ情報;(2)検査領域Rの各部分領域毎の病変領域の指定個数を表すテーブル情報やマップ情報;(3)各類Ci毎かつ各部分領域毎の指定個数を表すテーブル情報やマップ情報。分布情報の具体例については以下に説明する。
(ステップ7:分布情報の表示)
制御部10は、生成された分布情報を表示部141に表示させる。分布情報の表示態様の例を図10に示す。図10の分布情報表示画面1400には、テーブル情報表示部1401とマップ情報表示部1402が設けられている。
テーブル情報表示部1401には、各類Ci毎かつ各部分領域毎の病変領域の指定個数を一覧表示したテーブル情報が表示される。図10に示すテーブル情報の縦方向には、各類C0〜C4の病変領域の指定個数が羅列されている。更に、このテーブル情報には、全ての類C0〜C4の病変領域の合計数も表示される。
また、このテーブル情報の横方向には、検査領域Rの各部分領域が羅列されている。なお、部分領域「central」は円形領域Rbの内部領域を表し、部分領域「middle」は円形領域Raの内部かつ円形領域Rbの外部の領域を表し、部分領域「outer」は検査領域Rの内部かつ円形領域Raの外部の領域を表し、部分領域「other」は検査領域Rの外部領域を表す。
マップ情報表示部1402には、検査領域Rにおける病変領域の分布状態を表すマップ情報が表示される。このマップ情報は、前述のスケール画像に基づく検査領域Rの各部分領域における病変領域の指定個数が表示されている。なお、マップ情報は、図10のように指定個数を数値で表現したものに限定されるものではない。たとえば、指定された部分領域の位置をマップ上に呈示したり、指定された部分領域の類C0〜C4を呈示したりすることが可能である。
情報表示部1403には、患者情報や眼球情報が表示される。終了ボタン1404がクリックされると、制御部10は分布情報表示画面1400の表示を終了させ、検査画面1300を再び表示させる。
オペレータは、このような分布情報表示画面1400により、検査領域Rにおける病変領域の分布状態を把握することが可能である。
(ステップ8:分布情報の保存・出力)
オペレータは、検査画面1300の保存ボタン1309をクリックする(図9参照)。これを受けて、制御部10は、図11に示す指定結果画面1500を表示部141に表示させる。
指定結果画面1500には、検査画面1300に指定された各病変領域に関する情報(指定結果情報)Dが呈示される。指定結果情報Dには、患者氏名、撮影日、被検眼の左右の別、眼球情報、各類C0〜C4の指定個数(分布情報)などが含まれている。
また、制御部10は、保存ボタン1309がクリックされたことに対応し、指定結果情報Dを保存する。その保存先としては、眼科画像データベース400、図示しない電子カルテデータベース、眼底検査装置1自身などがある。
指定結果情報Dは、患者ID等に関連付けられて検索可能に保存される。また、指定結果情報Dは、眼底画像Gに関連付けられて保存される。それにより、眼底画像Gを観察しているときに指定結果情報Dを適宜に呼び出して表示させることが可能である。このとき、図10に示すテーブル情報やマップ情報を表示させることもできる。また、指定結果情報Dを参照しているときに眼底画像Gを適宜に呼び出して表示させることも可能である。
なお、保存ボタン1309がクリックされたことに対応し、データ出力部15が指定結果情報Dを出力するようにしてもよい。
[作用・効果]
眼底検査装置1の作用及び効果を説明する。
オペレータが眼底画像G中の検査領域Rにおける病変領域を指定すると、眼底検査装置1は、病変領域の指定結果に基づいて検査領域Rにおける病変領域の分布情報を生成し、この分布情報を出力する。
このように作用する眼底検査装置1によれば、従来のような煩雑な手作業を行う必要が無くなり、眼底の検査の効率化を図ることが可能になる。特に集団検診のように多数の患者の検査を行う場合であっても、検査を円滑に行うことが可能である。
また、眼底検査装置1によれば、病変領域の個数を数え間違えるなどの人為的なミスを防止することが可能である。
また、眼底検査装置1によれば、既に視力障害が生じている患者の検査だけでなく、未だ視力障害が生じていない初期の患者についても検査を実施でき、眼底の病変の早期発見、早期治療を行うことが可能である。
また、眼底検査装置1によれば、被検眼の眼球情報を記憶し、この眼球情報に基づいて眼底画像G中の検査領域Rの大きさを決定することが可能である。したがって、各被検眼毎に信頼度の高い検査を行うことができる。
また、眼底検査装置1によれば、病変領域を分類するための複数の類を表す分類情報を記憶し、この分類情報の各類毎に病変領域を指定することができる。ここで、分類情報は、病変領域のサイズ(C0〜C4)や、検査領域R内における位置によって病変領域を分類するものである。更に、眼底検査装置1は、この病変領域の指定結果に基づいて、複数の類における病変領域の指定個数の分布を表す分布情報を生成することができる。それにより、加齢黄斑変性等の眼底疾患の検査において、病変領域の分布状態を好適に把握することができる。
なお、分布情報は、病変領域の分布状態を表すテーブル情報や画像情報(マップ情報)である。このような分布情報によれば、病変領域の分布状態を容易かつ正確に把握することが可能である。
[変形例]
眼底検査装置1の変形例を説明する。
上記の実施形態では、病変領域を手作業で指定する場合について特に詳しく説明したが、前述のように病変領域を自動で指定する場合についても、分布情報の生成処理や出力処理を同様に行うことが可能である。このように病変領域を自動で指定することにより、検査の効率化を図ることが可能である。
特に、集団検診のように多数の患者に対して検査を行う場合において、病変領域の自動指定は有効である。
なお、病変領域を自動指定した場合には、その指定結果を手作業で修正可能とすることが望ましい。この修正作業は、たとえば、眼底画像及び病変領域の指定結果を表示させ、上記の実施形態と同じ要領で行うことができる。このときの指定結果の表示は、眼底画像を視認し易くするために、円形の画像の代わりに点画像等により病変領域を指示することが望ましい。
また、手作業又は自動で病変領域の境界が指定されたときに、当該病変領域に適合するサイズの類C0〜C4を自動で選択することが可能である。そのために、指定処理部134は、たとえば当該病変領域の最大径を求め、この最大径よりも長い直径を有する類C0〜C4のうち最小の類を選択するように機能する。なお、病変領域の最大径は、たとえばGreatest Linear Dimension等の画像処理によって求めることができる。
また、手作業で1以上の病変領域が指定されたときに、当該病変領域の画素の画素値に基づいて他の病変領域を抽出し、手作業で指定された病変領域と自動抽出された病変領域の分布を表す分布情報を生成することが可能である。最初に手作業で病変領域を指定するのは、画像によって色合いや明るさが異なり、したがって病変領域の色合い等も画像によって異なるためである。すなわち、最初に手作業で指定された病変領域の画素の画素値に基づいて画素値の閾値を設定し、この閾値に基づいて他の病変領域を抽出することが可能である。
また、たとえば図9の病変領域群B1のように、小さな病変領域が密集している場合など、個々の病変領域を特定することが困難な場合がある。このような場合、サイズの類C0〜C4の選択も困難である。このような場合に対処するために次のような処理を実行することができる。
互いに近接した2つの病変領域(第1の病変領域、第2の病変領域)が存在する場合を考える。第1の病変領域と第2の病変領域は、非常に近接しており、病変領域を抽出するための閾値処理(デフォルトの閾値を用いる)では分離できないものとする。
第1の病変領域内の位置(又は領域)が指定されると、指定処理部134は、デフォルトの閾値による閾値処理を行って病変領域を抽出する。この処理によれば、第1、第2の病変領域の双方が一つの病変領域(全体領域)として抽出されてしまう。
続いて、オペレータが第2の病変領域内の位置(又は領域)を指定すると、指定処理部134は、全体領域内の画素の画素値を、デフォルトの閾値よりも厳しい閾値を用いて第1、第2の病変領域の境界を特定する。このとき、閾値を序々に厳しくしつつ閾値処理を行うなどして境界を特定する。それにより、第1、第2の病変領域を指定することが可能となる。なお、3つ以上の病変領域が近接している場合についても同様に処理できる。
以上に説明した実施形態は、この発明の一具体例に過ぎない。したがって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形を適宜に施すことが可能である。なお、以上で説明した変形例は、以下に説明する第2の実施形態に対して適用することも可能である。
〈第2の実施形態〉
この発明の第2の実施形態を説明する。この実施形態は、眼底画像の検査領域に対する病変領域の面積比を参照する検査に用いられる。
この実施形態に係る眼底検査装置の一例を図12に示す。この眼底検査装置100は、第1の実施形態の眼底検査装置1とほぼ同様の構成を有する。第1の実施形態と同様の構成部分については同じ符号で表すことにする。
眼底検査装置100のデータ処理部13は、第1の実施形態と同様に、病変領域指定部131と分布情報生成部135を備えている。分布情報生成部135には、面積比演算部136が設けられている。
面積比演算部136は、手作業又は自動で指定された病変領域の指定結果に基づいて、眼底画像Gの検査領域に対する病変領域の面積比を演算する。面積比演算部136は、この発明の「演算手段」の一例である。
上記の面積比を演算するために、面積比演算部136は、まず、指定された病変領域の面積を演算する。なお、検査領域のサイズは予め設定されており、その面積は既知である。
病変領域の面積は、たとえば次のような方法で求めることができる。第1の演算方法は、病変領域内に含まれる画素数に基づくものである。眼底画像Gには、前述のような単位距離を設定可能である。したがって、眼底画像G上の単位面積も設定可能である。第1の演算方法では、この単位面積に含まれる画素数(単位画素数)を求め、病変領域内の画素数を単位画素数で除算することで病変領域の面積を求める。
第2の演算方法として、グリーンの定理(Green’s theorem)を用いることが可能である。グリーンの定理は、閉曲線で囲まれた領域の面積を求めるために広く用いられている公式である。
なお、病変領域の面積の演算方法はこれらに限定されるものではなく、画像上の領域の面積を求めることが可能な任意の演算方法を適用することが可能である。
眼底検査装置100の使用形態を説明する。図13に示すフローチャートは、眼底検査装置100の使用形態の一例を表す。図14〜図16は、この使用形態における表示画面の一例を表す。
まず、第1の実施形態と同様に、患者を選択し(S11)、眼底画像Gを選択し(S12)、眼底画像Gを表示し(S13)、検査を開始する(S14)。このとき、第1の実施形態と同様の表示画面1000、1100、1200、1300が表示される(図4〜図7参照)。
表示部141には、第1の実施形態と同様の検査画面1300が表示される(図14参照)。検査画面1300には、眼底画像Gが表示される。眼底画像Gには画像処理領域Gaと検査領域Rが重畳表示される。
検査領域Rは、たとえば第1の実施形態と同様に、直径6000μmの円形領域である。この場合、検査領域Rの面積S(R)はπ×(6000÷2)^2(μm^2)となる。
検査画面1300には、第1の実施形態と同様に、画像処理ボタン1303、スケールボタン1304、取消ボタン1305及び終了ボタン1306が設けられている。
図14に示す検査画面1300には、第1の実施形態における病変サイズボタン1301とマップボタン1302が設けられているが、この実施形態に係る処理のみを実行可能な構成を適用する場合には、病変サイズボタン1301とマップボタン1302を設ける必要はない。逆に、第1の実施形態に係る処理のみを実行可能な構成を適用する場合には、以下の病変指定ボタン1310や計測ボタン1311を設ける必要はない。
検査画面1300には病変指定ボタン1310が設けられている。病変指定ボタン1310は、検査領域Rに対する病変領域の面積比に応じた複数のボタンを含んでいる。図14に示す病変指定ボタン1310には、面積比が10%未満、25%未満、50%未満に対応する3つのボタンが含まれている。なお、病変領域のサイズ(面積比)の選択は、病変指定ボタン1310だけでなく、マウスホイールを回転させることでも行うことが可能である。
また、検査画面1300には計測ボタン1311が設けられている。計測ボタン1311がクリックされると、面積比演算部136は、指定された病変領域の面積の演算や、検査領域Rに対する病変領域の面積比の演算を行う。
病変領域の指定(S15)について説明する。病変指定ボタン1310のいずれかのボタンがクリックされると、制御部10は、図15に示すように、カーソル画像R1、R2、R3を眼底画像G上に重畳表示させる。
カーソル画像R1〜R3は、中心位置Kを中心として同心円状に表示される。カーソル画像R1は、検査領域Rに対する面積比が10%(つまり検査領域Rの1/10の面積)の円形領域の円周を表す画像である。カーソル画像R2は、検査領域Rに対する面積比が25%(つまり検査領域Rの1/4の面積)の円形領域の円周を表す画像である。カーソル画像R3は、検査領域Rに対する面積比が50%(つまり検査領域Rの1/2の面積)の円形領域の円周を表す画像である。
制御部10は、病変指定ボタン1310のクリックされたボタンに対応するカーソル画像Ri(i=1〜3)を、他のカーソル画像Rj(j=1〜3、j≠i)と異なる表示態様で表示させる。たとえば、他のカーソル画像Rjよりも太い線でカーソル画像Riを表示させたり、他のカーソル画像Rjとは異なる色でカーソル画像Riを表示させたりすることが可能である。それにより、オペレータは、どのサイズのカーソル画像が選択されているか容易に把握できる。なお、オペレータが選択したカーソル画像のみを表示させるようにしてもよい。
カーソル画像R1〜R3は、たとえばマウス205のドラッグ操作や、キーボード204のカーソルキーの操作により、眼底画像G上において移動可能とされている。オペレータは、眼底画像Gを観察してドルーゼン等の病変領域を特定し、この病変領域上にカーソル画像R1〜R3を移動させる。それにより、病変領域のおおよそのサイズ(面積比)を把握できる。
更に、オペレータは、たとえばマウス205のクリック操作により病変領域を指定する。制御部10は、事前に選択された面積比に対応するカーソル画像Riと同じサイズの円形の画像(病変指定画像)を、上記指定位置に表示させる。
病変指定画像は、スプライン曲線やベジェ曲線等からなる変形可能な閉曲線の画像である(図16参照)。病変指定画像も「カーソル」の例である。図16の病変指定画像T上には、幾つかの移動点が設けられている。
オペレータは、たとえばマウス205のドラッグ操作によって移動点を適宜に移動させ、視認した病変領域の境界(外周)に沿わせるように病変指定画像Tの形状やサイズを変更する。病変領域指定部131は、移動点の位置に応じたスプライン曲線等を求める。制御部10は、この新たなスプライン曲線を病変指定画像として表示させる。
オペレータは、たとえばマウス205の右クリックメニューにより、適宜に移動点を追加/削除することが可能である。
病変領域が指定されると、病変領域指定部131は、検査領域Rにおける当該病変領域の範囲(座標値)を取得する。なお、病変領域の範囲とは、病変指定画像Tにより囲まれる閉領域である。
病変領域の一部のみが検査領域R内に位置する場合には、検査領域R内に属する病変領域の部位のみを指定する。すなわち、当該部位の境界(その一部は検査領域Rの外周)に沿わせるように病変指定画像Tを変形する。
以上のように手作業で病変領域を指定する代わりに、第1の実施形態のように全自動で又は一部自動で病変領域を指定することも可能である。その場合、病変領域指定部131は、この発明の「抽出手段」として、検査領域R内の病変領域を抽出する。
病変領域の指定が完了したら、オペレータは、マウス205を操作して計測ボタン1311をクリックする。面積比演算部136は、指定された病変領域の面積を演算する(S16)。その演算方法については前述した。なお、2つ以上の病変領域が指定された場合には、各病変領域の面積を演算する。
更に、面積比演算部136は、病変領域の面積を検査領域Rの面積で除算し、検査領域Rに対する病変領域の面積を演算する(S17)。なお、2つ以上の病変領域が指定された場合、各病変領域について検査領域Rに対する面積比を演算することができる。また、2つ以上の病変領域の面積を加算してこれら病変領域の総面積を演算し、この総面積を検査領域Rの面積で除算して面積比を求めることも可能である。
このような病変領域の面積比は、検査領域R内のどれだけの領域に病変領域が分布しているかを表すものである。この面積比は、この発明の「分布情報」の一例である。
制御部10は、検査領域Rに対する病変領域の面積比の演算結果を表示部141に表示させる(S18)。その表示態様の例を説明する。面積比の演算結果は、図16に示すように、検査画像1300の検査結果表示部1312に表示される。この例では、病変指定画像Tに囲まれた病変領域の検査領域Rに対する面積比「27.64%」が表示されている。
なお、検査結果表示部1312には、面積比に加えて、病変領域の面積と、病変領域の面積比による分類結果が表示される。面積や分類結果も分布情報に含まれていてもよい。病変領域の面積は、ステップ16で演算された値である。
面積比による分類は、第1類「10%未満」、第2類「10%以上、25%未満」、第3類「25%以上、50%未満」、第4類「50%以上」の4つの類に病変領域を分類するものである。
検査結果表示部1312には、この分類方法において当該病変領域が属する第3類を表す情報「50%未満」が表示される。なお、この表示態様では、第2類を「25%未満」、第3類を「50%未満」と短縮して表示している。
面積比による分類方法や各類の範囲は上記のものに限定されるものではなく、適宜に設定することが可能である。
検査画面1300の保存ボタン(図9参照)がクリックされると、データ出力部15は、分布情報を保存・出力する(S19)。
眼底検査装置100の作用及び効果を説明する。
オペレータが眼底画像G中の検査領域Rにおける病変領域を指定すると、眼底検査装置100は、病変領域の指定結果に基づいて検査領域Rにおける病変領域の分布情報(面積比等)を生成し、この分布情報を出力する。
このように作用する眼底検査装置100によれば、病変領域の面積や面積比を取得するための煩雑な手作業を行う必要が無い。したがって、眼底の検査の効率化を図ることが可能である。特に集団検診のように多数の患者の検査を行う場合であっても、検査を円滑に行うことが可能である。
また、眼底検査装置100によれば、面積や面積比の演算ミスを防止することが可能である。
また、眼底検査装置100によれば、既に視力障害が生じている患者の検査だけでなく、未だ視力障害が生じていない初期の患者についても検査を実施でき、眼底の病変の早期発見、早期治療を行うことが可能である。
また、眼底検査装置100によれば、被検眼の眼球情報を記憶し、この眼球情報に基づいて眼底画像G中の検査領域Rの大きさを決定することが可能である。したがって、各被検眼毎に信頼度の高い検査を行うことができる。
この実施形態に係る眼底検査装置100の変形例を説明する。
病変領域の指定態様の変形例を説明する。上記の実施形態では、オペレータが手作業で病変領域を指定する場合について説明した。病変領域の自動指定は、たとえば第1の実施形態と同様に画素値の閾値処理を適用することで実現可能である。
〈第3の実施形態〉
この実施形態に係る眼底検査装置は、病変の種類に応じて検査内容を切り替え可能に構成されている。
この実施形態に係る眼底検査装置は、第1、第2の実施形態と同様の構成を有する(図1、図2、図12参照)。第1、第2の実施形態と同様の構成部分については同じ符号を用いることにする。
この眼底検査装置は、図17に示す検査画面1320を表示する。検査画面1320は、図7等に示した検査画面1300とほぼ同様の構成を有する。
検査画面1320には、病変選択ボタン1321、病変サイズボタン1322、サマリ(summary)ボタン1323、病変サイズボタン1324、計測ボタン1325などの各種ボタンが表示されている(画像処理ボタン等については前述の検査画面1300と同様であるので説明は省略する)。
病変サイズボタン1322は、第1の実施形態の病変サイズボタン1301と同様である。サマリボタン1323をクリックすると、図20、図21に示す分布情報表示画面1410(詳細は後述する)が表示される。
病変サイズボタン1324は、病変サイズボタン1321による分類(C0〜C4)に該当しないサイズの病変を分類するために用いられるボタンである。病変サイズボタン1324に呈示されるボタンは、検査対象となる病変の種類に応じて変更される(後述)。
計測ボタン1325は、図14等に示した計測ボタン1311と同様である。すなわち、計測ボタン1325がクリックされると、分布情報生成部135(面積比演算部136)は、病変サイズボタン1324を用いて指定された病変領域の面積の演算や、検査領域に対する病変領域の面積比の演算を実行する。
検査対象となる病変の種類の選択について説明する。病変の種類の選択は、病変選択ボタン1321を操作して行う。病変選択ボタン1321がクリックされると、たとえば「drusen(ドルーゼン)」→「色素異常」→「地図状萎縮」→「AMD(加齢黄斑変性)」の順に病変の種類が巡回的に変更される。選択されている病変の種類は、病変選択ボタン1321上に文字列等で表示される。この病変の種類の切り替え表示は制御部10が行う。
また、制御部10は、選択されている病変の種類を表す情報を病変種類表示部1331に表示させる。病変種類表示部1331には、選択されている病変についての検査の実施状況を表す情報も表示される。図17においては、選択されている病変の種類を表す情報「drusen」と、その検査の実施状況を表す情報「計測無し」(未だ検査が実施されていないことを示す)とが病変種類表示部1331に表示されている。
また、制御部10は、選択されている病変の種類に応じて、病変サイズボタン1322、1324の表示態様を変更する。病変サイズボタン1322については、たとえば、病変の種類に応じて各ボタンに対する操作の有効/無効が決定される。具体例として、ドルーゼンが選択されている場合には、C0〜C4の全てのボタンが有効(操作可能)とされる。また、色素異常が選択されている場合には、C0、C1の各ボタンのみが有効とされ、それ以外の各ボタンは無効とされる。
病変サイズボタン1324については、たとえば、病変の種類に応じて異なるボタンが切り替え表示される。具体例として、ドルーゼンが選択されている場合には、第2の実施形態と同様の病変指定ボタンが病変サイズボタン1324として表示される(図18参照)。
色素異常が選択されている場合には、「中心円」、「内側円」、「外側円」の3つのボタンが病変サイズボタン1324として表示される(図19参照)。中心円ボタンをクリックすると、制御部10は直径1000μmの円形のカーソル画像を検査画面1320上に表示させる。また、内側円ボタンをクリックすると、制御部10は直径3000μmの円形のカーソル画像を表示させる。外側円ボタンをクリックすると、制御部10は直径6000μmの円形のカーソル画像を表示させる。これらのカーソル画像も前述の実施形態と同様に、サイズに基づいて病変領域を分類するために用いられる。
病変情報表示部1332には、第1の実施形態の病変情報表示部1307(図8等参照)と同様に、病変サイズ情報が表示される。制御部10は、選択されている病変の種類について有効なボタンに関する病変サイズ情報のみを選択的に表示させてもよい。
図20、図21を参照して分布情報表示画面1410について説明する。分布情報表示画面1410は、前述のようにサマリボタン1323がクリックされたときに表示される。
分布情報表示画面1410には、第1の実施形態と同様に、マップ情報表示部1412、情報表示部1413及び終了ボタン1416が設けられている。
分布情報表示画面1410のサマリボタン1414がクリックされると、制御部10は、サマリ表示部1411にサマリ情報を表示させる。サマリ情報は、検査画面1320を用いて指定された各種病変領域の検査結果の要約を含む。サマリ情報は、指定された病変領域のサイズや位置に基づいて分布情報生成部135が生成する。
また、詳細(Detail)ボタン1415がクリックされると、制御部10は、図21に示す選択ボタン1422を分布情報表示画面1410に表示させる。選択ボタン1422は、病変選択ボタン1321により選択可能な病変に対応するボタンが設けられている。このとき、検査が実施された病変以外のボタンについては、操作無効な状態で表示させることが望ましい。
選択ボタン1422のいずれかのボタンがクリックされると、制御部10は、そのボタンに対応する病変の検査結果を表示させる。具体的には、制御部10は、当該病変の分布を表すマップ情報をマップ情報表示部1412に表示させる。更に、制御部10は、当該病変の分布を表すテーブル情報をテーブル情報表示部1421に表示させる。マップ情報やテーブル情報は、第1の実施形態と同様にして生成される。なお、2つ以上の種類の病変の分布を同時に表現するマップ情報やテーブル情報を生成して表示することも可能である。
この眼底検査装置によれば、複数種類の病変部の分布状態を個別に把握することができる。また、そのための操作性も良好である。
〈プログラムについて〉
この発明に係るプログラムは、眼底画像を処理するコンピュータを制御するコンピュータプログラムである。より具体的に説明すると、このプログラムは、当該コンピュータを、(1)眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、(2)病変領域の指定結果に基づいて、検査領域における病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、(3)分布情報を出力する出力手段として機能させる。
このようなプログラムによれば、コンピュータは、検査領域における病変領域の指定結果に基づいて、当該検査領域における病変領域の分布情報を生成し、この分布情報を出力することができる。それにより、眼底の検査において、従来のような煩雑な手作業を行う必要が無くなり、眼底の検査の効率化を図ることが可能となる。
この発明に係るプログラムは、コンピュータのドライブ装置によって読み取り可能な任意の記録媒体に記録させることができる。たとえば、光ディスク、光磁気ディスク(CD−ROM/DVD−RAM/DVD−ROM/MO等)、磁気記憶媒体(ハードディスク/フロッピー(登録商標)ディスク/ZIP等)などの記録媒体を用いることが可能である。また、ハードディスクドライブやメモリ等の記憶装置に記憶させることも可能である。更に、インターネットやLAN等のネットワークを通じてこのプログラムを送信することも可能である。
この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態の構成の一例を表す概略ブロック図である。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態の構成の一例を表す概略ブロック図である。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態の使用形態の一例を表すフローチャートである。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第1の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第2の実施形態の構成の一例を表す概略ブロック図である。 この発明に係る眼底検査装置の第2の実施形態の使用形態の一例を表すフローチャートである。 この発明に係る眼底検査装置の第2の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第2の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第2の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第3の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第3の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第3の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第3の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底検査装置の第3の実施形態により表示される表示画面の一例を表す概略図である。
符号の説明
1、100 眼底検査装置
10 制御部
12 画像記憶部
13 データ処理部
131 病変領域指定部
132 記憶部
133 検査領域決定部
134 指定処理部
135 分布情報生成部
136 面積比演算部
14 ユーザインターフェイス
141 表示部
142 操作部
15 データ出力部
200 マイクロプロセッサ
201 RAM
202 不揮発性記憶装置
203 ディスプレイ
204 キーボード
205 マウス
206 通信インターフェイス
300 眼底撮影装置
400 眼科画像データベース
1300 検査画面
1301 病変サイズボタン
1302 マップボタン
1303 画像処理ボタン
1304 スケールボタン
1307 病変情報表示部
1309 保存ボタン
1310 病変指定ボタン
1311 計測ボタン
1400 分布情報表示画面
1401 テーブル情報表示部
1402 マップ情報表示部

Claims (18)

  1. 眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、
    前記分布情報を出力する出力手段と、
    を備え
    前記指定手段は、
    病変領域をサイズに応じて複数の類に分類するための分類情報を予め記憶し、
    病変領域のサイズに応じた類を前記複数の類から選択することにより、前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とされ、
    前記生成手段は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記複数の類のそれぞれに分類された病変領域の個数を一覧表示したテーブル情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する、
    ことを特徴とする眼底検査装置。
  2. 前記指定手段は、前記分類情報に基づいて、病変領域以上のサイズの類のうち最小サイズの類を指定可能とされた、
    ことを特徴とする請求項に記載の眼底検査装置。
  3. 前記指定手段は、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段とを含む、
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の眼底検査装置。
  4. 眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、
    前記分布情報を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記指定手段は、
    病変領域を複数の類に分類する分類情報であって眼底画像の検査領域を前記複数の類としての複数の部分領域に分割するための分類情報を予め記憶し、
    前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とされ、
    前記生成手段は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記各部分領域に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する、
    ことを特徴とする眼底検査装置。
  5. 前記指定手段は、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルを表示する表示手段と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段とを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の眼底検査装置。
  6. 前記生成手段は、前記分布情報として、前記複数の部分領域のそれぞれに分類された病変領域の個数を一覧表示したテーブル情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の眼底検査装置。
  7. 前記生成手段は、前記分布情報として、前記複数の部分領域のそれぞれに分類された病変領域の個数を表す画像情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の眼底検査装置。
  8. 眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、
    前記分布情報を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記指定手段は、
    病変領域を複数の類に分類する分類情報であって病変領域を検査領域における位置及びサイズの双方に応じて前記複数の類に分類するための分類情報を予め記憶し、
    前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とされ、
    更に、前記指定手段は、
    眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段と、
    前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段と、
    を含み、
    前記生成手段は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記位置及びサイズの双方に応じた病変領域の個数を表すテーブル情報及び/又は画像情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する、
    ことを特徴とする眼底検査装置。
  9. 眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、
    前記分布情報を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記生成手段は、
    前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて眼底画像の検査領域に対する病変領域の面積比を演算する演算手段を含み、
    前記面積比の演算結果を表す前記分布情報を生成する、
    ことを特徴とする眼底検査装置。
  10. 前記指定手段は、眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段と、前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段とを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の眼底検査装置。
  11. 前記操作手段により前記カーソルの形状及びサイズを変更可能とされた、
    ことを特徴とする請求項10に記載の眼底検査装置。
  12. 眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段と、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段と、
    前記分布情報を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記指定手段は、
    眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段と、
    前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段と、
    前記操作手段により1以上の病変領域が指定されたときに、前記1以上の病変領域の画素の画素値に基づいて他の病変領域を抽出する抽出手段と、
    を含み、
    前記生成手段は、前記1以上の病変領域及び前記他の病変領域の分布を表す前記分布情報を生成する、
    ことを特徴とする眼底検査装置。
  13. 前記指定手段は、被検眼の眼球光学系の情報を含む眼球情報を記憶する記憶手段と、前記眼球情報に基づいて眼底画像中の検査領域の大きさを決定する決定手段とを含む、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の眼底検査装置。
  14. 眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、
    前記分布情報を出力する出力手段として機能させ、
    前記指定手段としての機能は、
    病変領域をサイズに応じて複数の類に分類するための分類情報を予め記憶する機能と、
    病変領域のサイズに応じた類を前記複数の類から選択することにより、前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とする機能と、
    を含み、
    前記生成手段としての機能は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記複数の類のそれぞれに分類された病変領域の個数を一覧表示したテーブル情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する機能を含む、
    ことを特徴とするプログラム。
  15. 眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、
    前記分布情報を出力する出力手段として機能させ、
    前記指定手段としての機能は、
    病変領域を複数の類に分類する分類情報であって眼底画像の検査領域を前記複数の類としての複数の部分領域に分割するための分類情報を予め記憶する機能と、
    前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とする機能と、
    を含み、
    前記生成手段としての機能は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記各部分領域に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する機能を含む、
    ことを特徴とするプログラム。
  16. 眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、
    前記分布情報を出力する出力手段として機能させ、
    前記指定手段としての機能は、
    病変領域を複数の類に分類する分類情報であって病変領域を検査領域における位置及びサイズの双方に応じて前記複数の類に分類するための分類情報を予め記憶する機能と、
    前記分類情報の各類毎に病変領域を指定可能とする機能と、
    眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段としての機能と、
    前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段としての機能と、
    を含み、
    前記生成手段としての機能は、前記各類に分類された病変領域の個数を表す前記分布情報として、前記位置及びサイズの双方に応じた病変領域の個数を表すテーブル情報及び/又は画像情報を、前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて生成する機能を含む、
    ことを特徴とするプログラム。
  17. 眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、
    前記分布情報を出力する出力手段として機能させ、
    前記生成手段としての機能は、
    前記指定手段による病変領域の指定結果に基づいて眼底画像の検査領域に対する病変領域の面積比を演算する演算手段としての機能と、
    前記面積比の演算結果を表す前記分布情報を生成する機能と、
    を含む、
    ことを特徴とするプログラム。
  18. 眼底画像を処理するコンピュータを制御するプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    眼底画像中の中心窩位置を含む検査領域における病変領域を指定する指定手段として機能させ、
    前記検査領域における前記病変領域の分布情報を生成する生成手段として機能させ、
    前記分布情報を出力する出力手段として機能させ
    前記指定手段としての機能は、
    眼底画像と所定形状及び所定サイズのカーソルとを表示する表示手段としての機能と、
    前記表示された眼底画像中の検査領域に前記カーソルを操作して病変領域を指定するための操作手段としての機能と、
    前記操作手段により1以上の病変領域が指定されたときに、前記1以上の病変領域の画素の画素値に基づいて他の病変領域を抽出する抽出手段としての機能と、
    を含み、
    前記生成手段としての機能は、前記1以上の病変領域及び前記他の病変領域の分布を表す前記分布情報を生成する機能を含む、
    ことを特徴とするプログラム。
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