JP6099889B2 - 熱交換器施工方法、及び熱交換施工ユニット - Google Patents

熱交換器施工方法、及び熱交換施工ユニット Download PDF

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Description

本発明は、地中熱を利用する熱交換器の施工方法、熱交換構造、及び熱交換施工ユニットに関する。
地中に熱交換器を埋設し、熱交換器内部を循環する熱媒を介して熱交換を行うことで地中熱を利用する手法が知られている。熱交換器は長期間地中に埋設されることから、熱交換器外面の腐食を防止する観点から、樹脂製の熱交換器が採用される場合がある。樹脂は、耐腐食性及び耐震性に優れるという長所があるものの、耐摩耗性が低いという短所がある。このため、樹脂製の熱交換器が孔壁等に接触すると、熱交換器の表面に傷が付き、熱交換器が損傷する原因となり得る。
この問題に対して、従来、樹脂製の熱交換器が損傷しないように埋設する方法が知られている。例えば、特許文献1には、熱交換器の外周にシート状の緩衝部材を設け、その後、熱交換器を地面を掘削して設置された管体に挿入する技術が開示されている。
特開2009−68749号公報
しかし、樹脂製の熱交換器は、輸送時に曲げられた状態で梱包されているため、いわゆる曲げ癖が付いている場合がある。特許文献1に記載の方法では、熱交換器が曲がっていると、熱交換器の埋設時に熱交換器が孔壁に接触しやすくなる。熱交換器が孔壁に接触すると、孔壁が崩壊してしまい、熱交換器の施工性が悪化するおそれがある。また、特許文献1に記載の方法では、熱交換器の外周をシート状の緩衝部材で覆っているだけなので、大きな衝撃が付与された場合には熱交換器の損傷を回避できない場合がある。また、上記方法では、熱交換器の挿入後に緩衝部材を紐等で引っ張り上げて撤去するが、施工条件によっては緩衝部材を撤去できない場合がある。
そこで、本発明の課題は、熱交換器の施工性を向上し、かつ、熱交換器の損傷を防止することができる熱交換器施工方法を提供することにある。
本発明に係る熱交換器施工方法は、地盤を掘削して削孔を形成する削孔形成工程と、内部に熱媒を流通させる樹脂製の熱交換器を筒状のガイド管に挿入した状態で、熱交換器及びガイド管を削孔に対して挿入する挿入工程と、挿入工程の後に、削孔内の空間を充填材により充填する充填工程と、を含む。
本発明に係る採熱配管施工方法では、熱交換器が筒状のガイド管に挿入された状態で、熱交換器及びガイド管が削孔に対して挿入される。このため、熱交換器が曲がっている場合であっても、熱交換器がガイド管の筒内に収まって形状が維持された状態で削孔に挿入することができるため、孔壁の崩壊を防止することができる。また、ガイド管に覆われた状態で熱交換器が削孔に対して挿入されるため、熱交換器が直接孔壁等に接触することが防止され、熱交換器の損傷を防止することができる。したがって、このような方法によれば熱交換器の施工性を向上し、かつ、熱交換器の損傷を防止することができる。
また、本発明に係る熱交換器施工方法では、挿入工程おいて、ガイド管の荷重を熱交換器に伝達する荷重伝達部材を熱交換器に接続した状態で、熱交換器及びガイド管を削孔に対して挿入してもよい。この場合には、ガイド管の荷重が熱交換器に伝達されるので、削孔内部の地下水により熱交換器が浮上することを防止することができ、熱交換器を所望の深さに設置することができる。
また、本発明に係る熱交換器施工方法では、荷重伝達部材が、吊下げ装置によって吊り下げられる吊下部と、熱交換器に接続される接続部とを有するロープ材であり、ロープ材は、吊下部と接続部との間でガイド管の下端部を経由して設けられていてもよい。この場合には、ガイド管の端部からガイド管の荷重がロープ材を介して熱交換器に伝達されるので、削孔内部の地下水により熱交換器が浮上することを防止することができ、所望の深さに熱交換器を設置することができる。また、ロープ材の一端は熱交換器に接続されているので、ガイド管を引き抜く際に邪魔になることがない。
また、本発明に係る熱交換器施工方法では、熱交換器及びガイド管が長尺状をなしており、荷重伝達部材が、熱交換器及びガイド管の長手方向からの平面視において、ガイド管と重なる部分を有する係止部材であって、該係止部材は熱交換器の下端部に設けられていてもよい。この場合には、ガイド管が係止部材に当接することで、ガイド管の荷重が係止部材を介して熱交換器に伝達されるので、削孔内部の地下水により熱交換器が浮上することを防止することができ、所望の深さに熱交換器を設置することができる。また、係止部材は熱交換器に設けられているので、ガイド管を引き抜く際に邪魔になることがない。
また、本発明に係る熱交換器施工方法では、係止部材の上面に、熱交換器の外側面に沿って延び、熱交換器の外側面とガイド管の内壁との間隔を所定の距離に維持する突部が設けられてもよい。この場合には、熱交換器がガイド管の内壁に接触することが防止されるため、熱交換器が損傷することをより確実に防止することができる。
また、本発明に係る熱交換器施工方法では、ガイド管が金属製であってもよい。この場合には、ガイド管の剛性が高いため、確実に熱交換器が損傷することを防止することができる。
また、本発明に係る熱交換器施工方法では、熱交換器の表面に凹凸が設けられていてもよい。この場合には、熱交換器と地盤との接触面積を増やすことができ、熱交換器の熱交換効率を向上することができる。
また、本発明に係る熱交換器施工方法では、充填工程おいて、充填材を充填しながら、ガイド管を削孔から抜いていってもよい。この場合には、充填材の充填と並行してガイド管を引き抜くため、充填材の側方からの拘束力によりガイド管が引き抜けなくなることを防止することができる。更に、ガイド管を引き抜く際に、熱交換器側面から充填材が流入するため、熱交換器の凹部に充填材を確実に充填することができ、熱交換効率が低下することを防止することができる。
本発明に係る熱交換構造は、地盤に形成された削孔と、筒状のガイド管に挿入された状態で削孔に挿入される熱交換器と、熱交換器と地盤との間で熱交換をさせる充填材と、を備える。本発明に係る熱交換構造は、熱交換器が筒状のガイド管に挿入された状態で、熱交換器及びガイド管が削孔に対して挿入されて形成される。このため、熱交換器が曲がっている場合であっても、熱交換器がガイド管の筒内に収まって形状が維持された状態で削孔に挿入することができるため、孔壁の崩壊を防止することができる。また、ガイド管に覆われた状態で熱交換器が削孔に対して挿入されるため、熱交換器が直接孔壁等に接触することが防止され、熱交換器の損傷を防止することができる。
また、本発明に係る熱交換構造は、熱交換器を削孔内に設置した後、ガイド管が削孔から引き抜かれて形成されていてもよい。この場合には、引き抜いたガイド管を他の熱交換構造の形成時に再利用することができる。
また、本発明に係る熱交換構造では、熱交換器に取り付けられた荷重伝達部材を備え、熱交換器をガイド管に挿入された状態で削孔に挿入する際に、荷重伝達部材によってガイド管の荷重が熱交換器に伝達されて形成されていてもよい。この場合には、荷重伝達部材によりガイド管の荷重が熱交換器に伝達されるので、削孔内部の地下水により熱交換器が浮上することが防止され、熱交換器が所望の深さに設置された熱交換構造が形成される。
本発明に係る熱交換施工ユニットは、上記熱交換構造を形成する際に用いられる熱交換施工ユニットであって、ガイド管と、ガイド管に挿入された状態で削孔に挿入される熱交換器と、を備える。本発明に係る熱交換施工ユニットによれば、熱交換器が筒状のガイド管に挿入された状態で、熱交換器及びガイド管が削孔に対して挿入される。このため、熱交換器が曲がっている場合であっても、熱交換器がガイド管の筒内に収まって形状が維持された状態で削孔に挿入することができるため、孔壁の崩壊を防止することができる。また、ガイド管に覆われた状態で熱交換器が削孔に対して挿入されるため、熱交換器が直接孔壁等に接触することが防止され、熱交換器の損傷を防止することができる。
本発明に係る熱交換施工ユニットは、上記熱交換構造を形成する際に用いられる熱交換施工ユニットであって、ガイド管と、ガイド管に挿入された状態で削孔に挿入される熱交換器と、熱交換器に取り付けられ、ガイド管の荷重を熱交換器に伝達する荷重伝達部材と、を備える。本発明に係る熱交換施工ユニットでは、荷重伝達部材によりガイド管の荷重が熱交換器に伝達されるので、削孔内部の地下水により熱交換器が浮上することが防止され、所望の深さに熱交換器を設置することができる。
本発明に係る熱交換器施工方法、熱交換構造、及び熱交換施工ユニットによれば、熱交換器の施工性を向上し、かつ、熱交換器の損傷を防止することができる。
本実施形態に係る熱交換器施工方法によって埋設された熱交換器の側面図である。 熱交換器の側面破断図及びガイド管の側面図である。 第1実施形態に係る熱交換器施工方法を示す工程図である。 図3に続く熱交換器施工方法を示す工程図である。 図4に続く熱交換器施工方法を示す工程図である。 図5に続く熱交換器施工方法を示す工程図である。 図6に続く熱交換器施工方法を示す工程図である。 図7に続く熱交換器施工方法を示す工程図である。 充填材が充填される様子を示す模式図である。 第2実施形態に係る熱交換器施工方法を示す工程図である。 図10に続く熱交換器施工方法を示す工程図である。 第3実施形態の熱交換器の構成を示す側面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。なお、各実施形態において、同一の機能を有する部分については同一の符号を付し、重複する説明は省略することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る熱交換器施工方法により埋設された熱交換器1の側面図である。図1に示すように、熱交換器1は、地盤に対して鉛直方向に形成された削孔2の内部に設けられる。削孔2内には充填材3が充填されており、熱交換器1は充填材3を介して地盤との間で熱交換をする。充填材3としては、熱伝導性の高い土砂が用いられ、例えば珪砂が用いられる。
図2に示すように、熱交換器1は、長尺状をなしており、外管5及び二つの内管7,8を備える、いわゆる二重管式の熱交換器である。外管5は、樹脂等からなる中空構造をなす円柱状の容器であり、熱交換器1の外周面を形成している。外管5は、その表面は波型の加工がなされており、凹凸が設けられている。一例としては、外管5は、長さが9340mm、外径250mm、内径200mmであり、高密度ポリエチレンにより構成されている。
外管5の上下端部には、外管5の開口部を閉蓋する上蓋9A、底蓋9Bが設けられている。上蓋9A及び底蓋9Bにより、外管5の開口部が封じられ、液体状の熱媒を内部に留める貯留部Sを画成している。上蓋9Aには、内管7,8を外管5に挿入するための挿入口が設けられている。内管7,8は、例えば高密度ポリエチレンにより構成される。
外管5の内部には、内管7,8が収容されている。内管7,8は、樹脂等からなり、内部に熱媒を流通させる配管である。内管7,8の一端側は、外管5の上蓋9Aから突出しており、その端部が注入口7A,8Aを構成している。内管7の注入口7Aの反対側の端部は、貯留部Sの底部まで延在している。内管8の注入口8Aの反対側の端部は、貯留部Sの上面を構成する上蓋9Aの挿入口まで延在している。内管7,8は、注入口7A,8Aから熱媒を流入又は排出することで、貯留部S内の熱媒を循環させて、地盤との間で吸熱もしくは放熱を行い、地上における図示しない空調設備等の熱消費装置と地盤と間での熱交換を行う。
外管5の上部には、外管5と略同一の外径を有する保護管11が設けられる。外管5と保護管11とは、外管5及び保護管11の外周を覆って外管5と保護管11とを接続する継手部材13により着脱自在に連結されている。保護管11は、内管7,8のうち、外管5の上蓋9Aから突出する部分を外周から覆うことにより、内管7,8が外部からの衝撃により破損することを防止する。
本実施形態に係る熱交換器施工方法に用いられるガイド管15を図2に示す。図2に示すように、ガイド管15は、筒状をなしている長尺状の管状部材である。ガイド管15は、熱交換器1がガイド管15の内径よりも外側に対するはみ出しを抑制するように、熱交換器1の位置を規制する部材として機能する。ガイド管15の内径は、外管5の外径よりも大きく構成されている。ガイド管15は、剛性が高く重量が大きい材料であれば任意の材料から構成し得る。例えば鋼等の金属、硬質塩化ビニル等の樹脂をガイド管15の材料として用いることができる。一例としては、外管5は、長さが12m、外径400mm、内径304mmであり、鋼により構成されている。熱交換器1は、ガイド管15に挿入された状態で、削孔に対して挿入される。
次に、本実施形態に係る熱交換器施工方法について説明する。本実施形態に係る熱交換器施工方法では、まず熱交換器1を埋設するために、地盤を掘削して削孔を形成する(削孔形成工程)。地盤の掘削には任意の工法を用いることができるが、例えば孔壁を保護するケーシングを用いて削孔を形成するケーシング工法が用いられる。削孔を形成に用いる掘削機としては、例えばドイツバウアー社製の油圧式万能型大口径掘削機を用いることができる。以下、ケーシング工法を用いた削孔形成工程について説明する。
まず、削孔の形成に用いられる掘削機30について図3を参照して説明する。この掘削機30の前端部には、鉛直方向に延在するアーム31が取り付けられている。アーム31には、アーム31の延在方向に沿って昇降自在とされたスライダ32が設けられている。さらに、アーム31には、ワイヤ33が設けられており、ワイヤ33によりロッド34が吊り下げられている。このロッド34は、その長手方向が鉛直方向を向くようにしてスライダ32に取り付けられている。ロッド34の下端部には、ツールス35(図3(c)参照)及び削孔2に配置されるケーシング17が取り付けられている。ケーシング17は、スライダ32のアーム31に延在方向に沿った移動に伴って鉛直方向に移動する。ツールス35は、地盤の土質に応じた種類のものが用いられる。
まず、削孔形成工程では、図3(a)に示すように、熱交換器1を設置するべき位置に掘削機30を配置する。次に、図3(b)に示すように、掘削機30は、スライダ32によりケーシング17を下降させて地盤を掘削する。続いて、図3(c)に示すように、ロッド34を下降させて、ロッド34の先端部に設けられているツールス35によりケーシング17内部の地盤を掘削する。
その後、既に地盤を掘削したケーシング17に他のケーシング17を連結し、連結したケーシング17を下降させて、更に地盤を掘削する(図4(a))。続いて、ロッド34を下降させて、ロッド34の先端部に設けられているツールス35によりケーシング17内部の地盤を掘削する。ケーシング17及びツールス35により、削孔2が所望の深さになるまで掘削されると(図4(b))、ワイヤ33によりロッド34を上昇させる(図4(c)。このようにして、孔壁がケーシング17によって保護された削孔2を地盤に形成する。
上記のように、掘削機30を用いて削孔2を形成すると、次に、熱交換器1及びガイド管15を削孔2に対して挿入する(挿入工程)。この挿入工程では、熱交換器1をガイド管15に挿入した状態で、熱交換器1及びガイド管15を削孔2に対して挿入する。本実施形態では、熱交換器1及びガイド管15が熱交換施工ユニットを構成する。
挿入工程では、まず図5(a)に示すように、クレーン等を用いて熱交換器1がガイド管15に挿入された状態で、熱交換器1及びガイド管15を建て起こし、吊り下げる。この際、ワイヤWは熱交換器1及びガイド管15の双方に連結されている。また、熱交換器1には、継手部材13(図2参照)により保護管11が接続されている。内管7,8の注入口7A,8Aには、熱媒を供給するための給水用ホース19が接続されている。
次に、図5(b)に示すように、熱交換器1をガイド管15に挿入した状態で、クレーンにより熱交換器1及びガイド管15を下降させて、熱交換器1及びガイド管15を削孔2に対して挿入する。削孔2内には地下水が存在している場合があるが、この場合にも熱交換器1及びガイド管15は、自重により削孔2の底部まで沈降される。また、この場合に、熱交換器1を沈降させるための重量が不足している場合には、熱交換器1内に熱媒を給水用ホース19から注入してもよい。
熱交換器1及びガイド管15を所定深度まで挿入したら、図6(a)に示すように、ガイド管15をケーシング17の上端に設けられるガイド管受け21に載置する。ガイド管15をガイド管受け21に載置したら、図6(b)に示すように、ワイヤWのうち、ガイド管15に接続されるワイヤW2の連結を解除する。そして、継手部材13を取り外して、熱交換器1と保護管11との連結を解除する。その後、クレーンにより保護管11に連結されているワイヤW1を上昇させて、保護管11を取り外す。
保護管11を取り外したら、図7(a)に示すように、削孔2内に充填材3を投入する(充填工程)。詳細には、削孔2のうち、ガイド管15とケーシング17との間の空間に充填材3を投入する。ここで、削孔2は、一度に地表面の高さまで充填材3により埋め戻されず、複数回に分けて充填材3により充填されることが好ましい。ここでは、一旦地表面よりも低い深度D1まで削孔2を充填材3で充填する。具体的には、充填材3は例えば1m程度充填される。
その後、ガイド管15をワイヤW2により再びクレーンと接続し、図7(b)に示すように、ガイド管15を深度D1よりも低い深度D2まで引き抜く。すなわち、ガイド管15を充填材3により埋め戻した深さよりも深い位置まで引き抜く。この際、充填材3の充填量が少ないため、充填材3によるガイド管15の側方からの拘束力は小さい。このため、ガイド管15を小さな力で引き抜くことができる。
ガイド管15を引き抜く際には、ガイド管15をゆっくり引き抜くことが好ましい。ガイド管15を素早く引き抜くと、充填材3が鉛直方向に落下することとなり、充填材3が熱交換器1の外管5の凹凸部に十分充填されないおそれがある。この点、ガイド管15をゆっくり引き抜くことにより、ガイド管15とケーシング17との間の空間を充填していた充填材3が熱交換器1とガイド管15との間に存在していた空間に流入し、熱交換器1が充填材3と接触する。この際、充填材3は、図9に示すように、ガイド管15とケーシング17との間の空間に熱交換器1の側方から流入するため、充填材3が熱交換器1の外管5の凹凸部に確実に充填される。
次に、図8(a)に示すように、ケーシング17を深度D2まで引き抜く。ここで、ケーシング17は、必ずしもガイド管15と同じ高さである深度D2まで引き抜く必要はなく、深度D1より深い位置まで引き抜けばよい。続いて、図7(a)〜図8(a)の工程を繰り返して、削孔2内に充填材3を投入するとともに、ガイド管15とケーシング17を引き抜いていく。そして、図8(b)に示すように、ガイド管15とケーシング17を全て引き抜き、熱交換器1全体を地中に埋設する。このようにして、熱交換器1が施工される。本実施形態では、施工された熱交換器1、削孔2、及び充填材3が熱交換構造を構成する。
以上説明した第1実施形態に係る熱交換器施工方法によれば、熱交換器1が筒状のガイド管15に挿入された状態で、熱交換器1及びガイド管15が削孔2に対して挿入される。このため、熱交換器が1曲がっている場合であっても、真っ直ぐなガイド管15が孔壁2Aに接触しないように削孔2に挿入すれば良いため、孔壁2Aが崩壊を防止することができる。孔壁2Aが崩壊するおそれがある場合には、予め余分に削孔2を深く掘削しておくなどの対策が必要であり施工性が低下するが、本実施形態に係る熱交換器施工方法によれば、孔壁2Aが崩壊を防止されるので、熱交換器1の施工性を向上することができる。また、孔壁2Aの崩壊が防止できることから、削孔2の掘削径を小さくすることが可能であり、その結果、掘削コストを低減することができる。更に、ガイド管15に覆われた状態で熱交換器1が削孔2に対して挿入されため、熱交換器1が直接孔壁2A等に接触することが防止され、熱交換器1の損傷を防止することができる。したがって、本実施形態に係る熱交換器施工方法によれば熱交換器1の施工性を向上し、かつ、熱交換器1の損傷を防止することができる。これにより、熱交換器1の施工性及び施工品質を向上することができる。
また、上記実施形態に係る熱交換器施工方法では、ガイド管15が金属製であり、ガイド管15の剛性が高いため、確実に熱交換器1が損傷することを防止することができる。
また、上記実施形態に係る熱交換器施工方法では、熱交換器1の表面に凹凸が設けられているため、熱交換器1と充填材3との接触面積を増やすことができ、熱交換器1の熱交換効率を向上することができる。
また、上記実施形態に係る熱交換器施工方法では、充填材3を充填しながら、ガイド管15を削孔2から抜いているので、充填材3の拘束力によりガイド管15が引き抜けなくなることを防止することができる。更に、ガイド管15を引き抜く際に、熱交換器1の側面から充填材3が流入するため、熱交換器1の凹部に充填材3を確実に充填することができ、熱交換効率が低下することを防止することができる。更に、この熱交換器施工方法では、施工条件に関わらずガイド管15を確実に引き抜いて撤去することができ、また、引き抜いたガイド管15は再利用することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る熱交換器施工方法は、第1実施形態に係る熱交換器施工方法とほぼ同様に工程を有するものであり、挿入工程のみが相違する。以下では説明理解の容易性を考慮して、第1実施形態に係る熱交換器施工方法との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、熱交換器1及びガイド管15を削孔2に挿入する際に、ガイド管15の荷重を熱交換器1に伝達するロープ材(荷重伝達部材)25を交換器1に接続した状態で、熱交換器1及びガイド管15を削孔2に対して挿入する。本実施形態では、熱交換器1、ガイド管15、及びロープ材25が熱交換施工ユニットを構成する。図10(a)に示すように、ロープ材25は、熱交換器1の下端部に巻き付けられた接続部25Aと、ロープ材25の両端部はクレーンにより吊り下げられている吊下部25Bを含んでいる。ロープ材25は、吊下部25Bと接続部25Aとの間でガイド管15の下端部15Aを経由して設けられている。ロープ材25は、熱交換器1の長手方向の位置をガイド管15の長手方向の位置に一致させる位置規制部材として機能する。
熱交換器1の上端部には、ロープ材27が巻き付けられており、ロープ材27の両端部は熱交換器1及びガイド管15とともにクレーンにより吊り下げられている。ロープ材27は、熱交換器1の中心軸をガイド管15の中心軸に一致させるように機能する。
本実施形態に係る熱交換器施工方法では、図10(a)に示すように、まず熱交換器1をガイド管15に挿入した状態で、クレーンにより熱交換器1及びガイド管15を下降させて、熱交換器1及びガイド管15を削孔2に対して挿入する。この際、削孔2内には地下水が存在している場合には、比重の小さい熱交換器1はガイド管15に対して浮上しようとするが、吊下部25Bからロープ材25に生じる張力により、熱交換器1がガイド管15に対して浮上することが防止される。すなわち、重量の大きいガイド管15の荷重をロープ材25を介して熱交換器1に伝達することで、ガイド管15が熱交換器1の浮上を防止する錘としての機能を果たす。
なお、熱交換器1及びガイド管15を削孔2に対して挿入する際には、ロープ材25,27に所定の張力を生じさせてもよい。この場合には、熱交換器1がロープ材25,27により上下から引っ張られることにより、熱交換器1が直線状になる。そのため、熱交換器1がガイド管15の内壁に接触することが防止され、熱交換器1が損傷することをより確実に防止することができる。
熱交換器1及びガイド管15が所定深度まで挿入されると、図10(b)に示すように、削孔2内に充填材3を投入する。詳細には、削孔2のうち、ガイド管15と削孔2の孔壁2Aとの間の空間に充填材3を投入する。ここで、削孔2は、一度に地表面の高さまで充填材3により埋め戻されず、複数回に分けて充填材3により充填されることが好ましい。ここでは、一旦地表面よりも低い深度D1まで削孔2を充填材3で充填する。
その後、図11(a)に示すように、ガイド管15を深度D1よりも低い深度D2まで引き抜く。この際、充填材3の拘束力により地下水による熱交換器1の浮上が防止される。その後、図10(b)、図11(a)の工程を繰り返して、削孔2内に充填材3を投入するとともに、ガイド管15を引き抜いていく。そして、図11(b)に示すように、ガイド管15を全て引き抜き、熱交換器1全体を地中に埋設する。このようにして、熱交換器1が施工される。この際に、ロープ材25,27は、熱交換器1とともに削孔2の内部に埋められる。このようにして、熱交換器1が施工される。本実施形態では、施工された熱交換器1、削孔2、充填材3、及びロープ材25が熱交換構造を構成する。
以上説明した第2実施形態に係る熱交換器施工方法においても、第1実施形態に係る熱交換器施工方法と同様の作用効果を奏する。また、第2実施形態に係る熱交換器施工方法では、挿入工程おいて、ガイド管15の荷重を熱交換器1に伝達するロープ材25を熱交換器1に接続した状態で、熱交換器1及びガイド管15を削孔2に対して挿入している。具体的には、ロープ材25が、クレーンによって吊り下げられる吊下部25Bと、熱交換器1に接続される接続部25Aとを有し、ロープ材25は、吊下部25Bと接続部25Aとの間でガイド管15の下端部15Aを経由して設けられていている。このため、ガイド管15の荷重が熱交換器1に伝達されるので、削孔2内部の地下水により熱交換器1が浮上することを防止することができ、熱交換器1を所望の深さに設置することができる。また、ロープ材25は熱交換器1に接続されているので、ガイド管15を引き抜く際に邪魔になることがない。
また、従来手法では、熱交換器1の浮上を防止するために、熱交換器下部に錘を別体として設け、当該錘を熱交換器とともに埋設していた。この点、本実施形態に係る熱交換器施工方法では、最終的に撤去されるガイド管15が錘としての機能を果たすため、別体の錘を地中に残置する必要がなく、施工コスト及び環境負荷を抑えることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る熱交換器施工方法は、第2実施形態に係る熱交換器施工方法とほぼ同様に工程を有するものであり、ガイド管15の荷重を熱交換器1に伝達する荷重伝達部材が相違する。以下では説明理解の容易性を考慮して、第2実施形態に係る熱交換器施工方法との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る熱交換器施工方法では、図12に示すように、ロープ材25に代えて、熱交換器1の下端部に係止部材29を備えている。本実施形態では、熱交換器1、ガイド管15、及び係止部材29が熱交換施工ユニットを構成する。係止部材29は、樹脂、金属等により構成されており、接着、ボルト止め等の任意の方法で熱交換器1の下端部に取り付けられている。また、係止部材29は、熱交換器1の外管5又は底蓋9Bと一体成型されていてもよい。一方、係止部材29はガイド管15に対しては固定されていない。
図12(b)に示すように、係止部材29は、熱交換器1の下方からの平面視において、ガイド管15と重なる部分を有している。係止部材29は、熱交換器1をガイド管15に挿入した状態で、熱交換器1及びガイド管15を削孔2に対して挿入する際に、ガイド管15が係止部材29に当接して、ガイド管15の荷重を熱交換器1に伝達する。このため、地下水により熱交換器1がガイド管15に対して浮上することが防止される。すなわち、重量の大きいガイド管15の荷重を係止部材29を介して熱交換器1に伝達することで、ガイド管15が熱交換器1の浮上を防止する錘としての機能を果たす。係止部材29は、熱交換器1とともに削孔2の内部に埋められる。
また、図12(a)に示すように、係止部材29の上面(熱交換器1に接する側の面)には、熱交換器1の外側面に沿って延びる突部29Aが設けられていてもよい。突部29Aは、ガイド管15に挿入された熱交換器1の水平方向の移動を規制し、熱交換器1の外周面とガイド管15の内壁との間隔を所定の距離に維持する機能を有する。突部29Aの厚みは、ガイド管15の半径と熱交換器1の半径との差より薄く形成される。本実施形態においては、施工された熱交換器1、削孔2、充填材3、及び係止部材29が熱交換構造を構成する。
以上説明した第3実施形態に係る熱交換器施工方法においても、第1実施形態に係る熱交換器施工方法と同様の作用効果を奏する。また、第3実施形態に係る熱交換器施工方法では、ガイド管15が係止部材29に当接することで、ガイド管15の荷重が係止部材29を介して熱交換器1に伝達されるので、削孔2内部の地下水により熱交換器1が浮上することを防止することができ、所望の深さに熱交換器1を設置することができる。また、係止部材29はガイド管15に対して固定されていないので、ガイド管15を引き抜く際に邪魔になることがない。
また、従来手法では、熱交換器1の浮上を防止するために、熱交換器下部に錘を別体として設け、当該錘を熱交換器とともに埋設していた。この点、本実施形態に係る熱交換器施工方法では、最終的に撤去されるガイド管15が錘としての機能を果たすため、別体の錘を地中に残置する必要がなく、施工コスト及び環境負荷を抑えることができる。また、突部29Aにより熱交換器1がガイド管15の内壁に接触することが防止されるため、熱交換器1が損傷することをより確実に防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、第1〜第3実施形態では、熱交換器1として外管5及び二つの内管7,8を備える、いわゆる二重管式の熱交換器について説明したが、二重管式の熱交換器ではなく、らせん状の鉄筋にU字状の採熱配管を取り付けた、いわゆるヘリカルタイプの熱交換器を用いてもよい。
また、第1実施形態では、ケーシング工法を用いて地盤の削孔を形成したが、その他の工法を用いて削孔を形成してもよい。例えば、ドリルにより掘削土を孔壁2Aに練りつけながら削孔2を形成する練り付け工法を用いて削孔2を形成してもよい。この場合には、ケーシング17を設置する必要がないため、施工性を向上することができる。
また、第1〜第3実施形態では、充填材3を複数回に分けて投入し、各回の充填材の投入後にガイド管15及びケーシング17を引き抜いているが、必要に応じて、充填材3の投入回数及びガイド管15及びケーシング17を引き抜く回数は変更することができる。また、充填材3の投入作業と、ガイド管15及びケーシング17の引き抜き作業を同時に行ってもよい。
また、熱交換器1の施工手順は、請求項の記載を逸脱しない範囲であれば任意に変更してもよい。例えば、第1実施形態では、ワイヤW1を保護管11に連結して熱交換器1を吊り下げているが、ワイヤW1は熱交換器1の外管5に巻き付け固定することで熱交換器1を吊り下げてもよい。この場合には、保護管11は取り外さずに、ワイヤW1とともに削孔2内に埋設される。
1…熱交換器
2…削孔
2A…孔壁
3…充填材
15…ガイド管
25…ロープ材
25A…接続部
25B…吊下部
29…係止部材

Claims (20)

  1. 地盤を掘削して削孔を形成する削孔形成工程と、
    内部に熱媒を流通させる樹脂製の熱交換器を筒状のガイド管に挿入した状態で、前記熱交換器及び前記ガイド管を前記削孔に対して挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程の後に、前記削孔内の空間を充填材により充填する充填工程と、
    を含み、
    前記挿入工程において、前記ガイド管の荷重を前記熱交換器に伝達する荷重伝達部材を前記熱交換器に接続した状態で、前記熱交換器及び前記ガイド管を前記削孔に対して挿入し、
    前記荷重伝達部材が、吊下げ装置によって吊り下げられる吊下部と、前記熱交換器に接続される接続部とを有するロープ材であり、前記ロープ材は、前記吊下部と前記接続部との間で前記ガイド管の下端部を経由して設けられている、熱交換器施工方法。
  2. 地盤を掘削して削孔を形成する削孔形成工程と、
    内部に熱媒を流通させる樹脂製の熱交換器を筒状のガイド管に挿入した状態で、前記熱交換器及び前記ガイド管を前記削孔に対して挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程の後に、前記削孔内の空間を充填材により充填する充填工程と、
    を含み、
    前記挿入工程において、前記ガイド管の荷重を前記熱交換器に伝達する荷重伝達部材を前記熱交換器に接続した状態で、前記熱交換器及び前記ガイド管を前記削孔に対して挿入し、
    前記熱交換器及び前記ガイド管が長尺状をなしており、
    前記荷重伝達部材が、前記熱交換器及び前記ガイド管の長手方向からの平面視において、前記ガイド管と重なる部分を有する係止部材であって、該係止部材は前記熱交換器の下端部に設けられている、熱交換器施工方法。
  3. 前記係止部材の上面に、前記熱交換器の外側面に沿って延び、前記熱交換器の外側面と前記ガイド管の内壁との間隔を所定の距離に維持する突部が設けられる、請求項に記載の熱交換器施工方法。
  4. 前記充填工程において、前記ガイド管を前記削孔から抜いていく、請求項1〜3の何れか一項に記載の熱交換器施工方法。
  5. 前記ガイド管が金属製である、請求項1〜の何れか一項に記載の熱交換器施工方法。
  6. 前記熱交換器の表面に凹凸が設けられている、請求項1〜の何れか一項に記載の熱交換器施工方法。
  7. 前記充填工程において、前記充填材を充填しながら、前記ガイド管を前記削孔から抜いていく、請求項1〜の何れか一項に記載の熱交換器施工方法。
  8. 両端が開口したガイド管と、
    前記ガイド管に挿入されており、吊下げ装置によって前記ガイド管と共に吊り下げられる熱交換器と、
    を備える熱交換施工ユニット。
  9. ガイド管と、
    前記ガイド管に引き抜きが自在となるように挿入されており、吊下げ装置によって前記ガイド管と共に吊り下げられる熱交換器と、
    を備える熱交換施工ユニット。
  10. ガイド管と、
    前記ガイド管に引き抜きが自在となるように挿入された熱交換器と、
    前記熱交換器に取り付けられ、前記ガイド管の荷重を前記熱交換器に伝達する荷重伝達部材と、
    を備える熱交換施工ユニット。
  11. ガイド管と、
    前記ガイド管に挿入された熱交換器と、
    前記熱交換器に取り付けられ、前記ガイド管の荷重を前記熱交換器に伝達する荷重伝達部材と、
    を備え、
    前記ガイド管と前記荷重伝達部材は互いに分離可能である熱交換施工ユニット。
  12. ガイド管と、
    前記ガイド管に挿入された熱交換器と、
    前記熱交換器に取り付けられ、前記ガイド管の荷重を前記熱交換器に伝達する荷重伝達部材と、
    を備え、
    前記荷重伝達部材が、吊下げ装置によって吊り下げられる吊下部と、前記熱交換器に接続される接続部とを有するロープ材であり、前記ロープ材は、前記吊下部と前記接続部との間で前記ガイド管の下端部を経由して設けられている熱交換施工ユニット。
  13. ガイド管と、
    前記ガイド管に挿入された熱交換器と、
    前記熱交換器に取り付けられ、前記ガイド管の荷重を前記熱交換器に伝達する荷重伝達部材と、
    を備え、
    前記熱交換器及び前記ガイド管が長尺状をなしており、
    前記荷重伝達部材が、前記熱交換器及び前記ガイド管の長手方向からの平面視において、前記ガイド管と重なる部分を有する係止部材であって、該係止部材は前記熱交換器の下端部に設けられている熱交換施工ユニット。
  14. 前記荷重伝達部材が、吊下げ装置によって吊り下げられる吊下部と、前記熱交換器に接続される接続部とを有するロープ材であり、前記ロープ材は、前記吊下部と前記接続部との間で前記ガイド管の下端部を経由して設けられている、請求項10又は11に記載の熱交換施工ユニット。
  15. 前記熱交換器及び前記ガイド管が長尺状をなしており、
    前記荷重伝達部材が、前記熱交換器及び前記ガイド管の長手方向からの平面視において、前記ガイド管と重なる部分を有する係止部材であって、該係止部材は前記熱交換器の下端部に設けられている、請求項10又は11に記載の熱交換施工ユニット。
  16. 前記係止部材の上面に、前記熱交換器の外側面に沿って延び、前記熱交換器の外側面と前記ガイド管の内壁との間隔を所定の距離に維持する突部が設けられる、請求項13又は15に記載の熱交換施工ユニット。
  17. 前記ガイド管が金属製である、請求項16の何れか一項に記載の熱交換施工ユニット。
  18. 前記熱交換器の表面に凹凸が設けられている、請求項17の何れか一項に記載の熱交換施工ユニット。
  19. 前記熱交換器の一端側に連結された第1のワイヤと、
    前記ガイド管の前記一端側に接続された第2のワイヤと、を備える請求項18の何れか一項に記載の熱交換施工ユニット。
  20. 前記熱交換器の前記一端側に着脱自在に連結された保護管を備え、
    前記第1のワイヤは、前記保護管を介して前記熱交換器に連結されている、請求項19に記載の熱交換施工ユニット。
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