JP5471074B2 - 地中熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、地盤との間で熱交換を行う地中熱交換器に関する。
通年の温度変動の小さい地中熱を利用して建物の冷暖房等を行う地中熱利用システムが注目されている。この地中熱利用システムでは、地盤との間で採・放熱を行うべく地中に地中熱交換器が設置される。そして、地中熱交換器は、例えば、夏場には地盤に放熱し、冬場には地盤から採熱する。
その一例として、特許文献1には二重管構造の地中熱交換器が示されている。すなわち、図1Aの縦断面図に示すように、この地中熱交換器121は、地盤Gに鉛直に埋設される外筒としての鋼管131と、鋼管131内に配置された内筒としてのポリエチレン管141(以下、PE管と言う)と、を有している。そして、鋼管131の上端部に設けられた流入口131aから鋼管131内に流入された熱媒体26を、PE管141の下端部の流出口141aから取り出すことにより、地盤Gとの間で熱交換後の熱媒体26をヒートポンプ等へ送出するようになっている。
ところで、この特許文献1には、鋼管131の下側の管端開口131bの封止構造として、図1Bに示すような構造が示されている。すなわち、鋼管131の内周面から内方に突出させて環状部132を設けるとともに、PE管141の下端面に突き合わし固定されたフランジ板142を、前記環状部132の全周に亘って当接させることにより封止することが示されている。また、この密封性を高めるべく、前記環状部132と前記フランジ板141との間にニクロム線145を配線し、その通電によりフランジ板141を溶融させて環状部132に溶着することも示されている。
特開2002−13828号公報
しかしながら、このような封止構造は、上述のように複雑であり、また、鋼管131毎に前記環状部132を設けねばならず、作業工数が増えて作業コストが高くなる。
また、外筒に鋼管131を用いているので、材料コストが高くなり、また、鋼管重量が重いことから、地盤Gの竪孔123へ建て込み難いと共に、重量物用の揚重機を使用せざるをえず、工事規模が大きくなってしまう。更には、施工現場へ搬送する際に鋼管131をコイル状に巻き取ることは不可能であることからコンパクト化が難しく、結果、搬送性に劣り、それに起因する搬送コスト増も施工費高騰の一因となっていた。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、地中熱交換器の設置工事の施工性を向上し、設置コストを低減可能な地中熱交換器を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、
地盤との間で熱交換を行う地中熱交換器であって、
地盤の掘削孔内に配される可撓性の樹脂製コルゲート管と、
前記コルゲート管内に熱媒体を吐出する吐出口と、
前記地盤と熱交換した前記熱媒体を前記コルゲート管から排出する排出口と、
前記掘削孔と前記コルゲート管との間に充填される充填材と、を有し、
前記コルゲート管の管壁部の波形形状は、前記コルゲート管の管軸を中心軸とする螺旋形状に形成されており、
前記コルゲート管の一方の管端部は、該管端部における前記波形形状の部分をねじ部として螺合するキャップ部材によって封止されており、
前記キャップ部材で封止される前記管端部には、セメント系素材又は樹脂系素材のグラウト材が、前記キャップ部材と前記管端部とを跨ぐように充填されていることを特徴とする。
上記請求項1に示す発明によれば、キャップ部材は、前記管端部を封止する際に螺合すべきねじ部として、コルゲート管(corrugated pipe:波形管)の波形形状の部分を利用する。よって、キャップ部材を管端部に固定するための固定構造を、別途管端部に設けずに済み、コルゲート管の構成の簡素化を図れる。また、キャップ部材を管端部にねじ込めば管端部を封止できるので、封止作業も容易となる。
また、コルゲート管は樹脂製であり軽量なので、当該コルゲート管を掘削孔へ建て込む際に重量物用の揚重機を用いずに済む等、建て込み易いものとなる。
更には、コルゲート管は可撓性を有している。よって、その全長が数十m〜数百mの場合であっても、コルゲート管をリールに巻き取る等してコンパクトなサイズに収めることができて、施工現場へ搬送し易くなる。
また、コルゲート管であるので、その管壁部の形状は波形形状となっており、これにより、管壁部の内周面及び外周面の表面積が拡大されている。よって、その拡大された表面積により、地盤とコルゲート管内の熱媒体との間の熱交換効率を格段に向上することができる。
また、キャップ部材と管端部とが螺合する螺合範囲に噛み合い隙間がある場合でも、当該噛み合い隙間を前記グラウト材によって塞ぐことができて、その結果、コルゲート管の管端部からの熱媒体の外部漏出を確実に防ぐことができる。
請求項2に示す発明は、請求項1に記載の地中熱交換器であって、
前記掘削孔として前記地盤に鉛直方向に掘削された竪孔に、前記コルゲート管は、その管軸を鉛直方向に沿わせて挿入されており、
前記コルゲート管の鉛直方向の下側の管端部が前記キャップ部材により封止されているとともに、前記管端部に前記グラウト材が充填されていることを特徴とする。
上記請求項2に示す発明によれば、コルゲート管を竪孔に挿入する際に挿入し易くなる。詳しくは次の通りである。コルゲート管の竪孔への建て込み深さは、一般に数十m〜数百mに達する。また、コルゲート管は樹脂製であり、その可撓性に起因して曲がる等して建て込み姿勢が不安定になり易い。そのため、竪孔にコルゲート管を挿入する際に、コルゲート管の下側の管端部が、竪孔の孔壁に引っ掛かって詰まる等して、竪孔の底部まで速やかに挿入できない虞がある。
この点につき、上述の構成によれば、コルゲート管の下側の管端部に充填されたグラウト材が錘となり、つまり当該錘がコルゲート管を下方に引っ張って真っ直ぐに延ばした状態する。よって、コルゲート管の下側の管端部が竪孔の孔壁に引っ掛かる等のトラブルを有効に防止できて、コルゲート管を竪孔に建て込み易くなる。
請求項3に示す発明は、請求項1又は2に記載の地中熱交換器であって、
前記キャップ部材の内周面には、前記管端部の外周面における前記波形形状の部分を雄ねじとして螺合する雌ねじが形成されており、
前記キャップ部材は、前記管端部を外から覆いつつ前記管端部を封止することを特徴とする。
上記請求項3に示す発明によれば、キャップ部材は、管端部の外周面を覆いつつ同外周面に螺合する。よって、キャップ部材は、管端部を確実に封止することができる。
請求項4に示す発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の地中熱交換器であって、
前記掘削孔と前記コルゲート管との間に充填される前記充填材は、炭化ケイ素、アルミナ、及び高炉スラグのうちの少なくとも何れか1種からなる長粒物を所定の容積含有率で含んでいることを特徴とする。
上記請求項4に示す発明によれば、充填材が含む長粒物は、炭化ケイ素、アルミナ、及び高炉スラグのうちの少なくとも何れかを素材とするが、何れの素材も高い熱伝導性を有している。また、その形状は長粒形であるので、充填材内において、互い隣り合う長粒物同士が接触する確率は高くなり、これにより、前記充填材内に熱の通り道が形成され易くなる。つまり、長粒物の含有率をあまり高めずとも、前記充填材内に高熱伝導率の伝熱経路を確実に形成可能となる。よって、充填材として一般に使用される砂等よりも前記長粒物が高価な場合であっても、地中熱交換器の製造コストを低く抑えつつ、充填材の熱伝導性を確実に高めることができる。
請求項5に示す発明は、請求項4に記載の地中熱交換器であって、
前記長粒物の長手方向の寸法が、10〜50mmであり、
前記長手方向と直交する方向の寸法が1〜3mmであることを特徴とする。
上記請求項5に示す発明によれば、長粒物の長手方向の寸法が10mm以上であるので、互いに隣り合う長粒物同士が接触する確率は高くなり、これにより、充填材内に高熱伝導率の伝熱経路を確実に形成可能となる。また、50mm以下であるので、長粒物の製造はさほど困難ではなく、製造コストの高騰を抑制できる。更には、50mmよりも長くすると前記掘削孔への充填時に折れ易くなり、製造コストの割には充填後の長粒物の長尺化を図れないという費用対効果悪化の問題が起きる虞があるが、50mm以下にすれば、この問題も有効に回避することができる。
また、長粒物の長手方向と直交する方向の寸法たる1〜3mmは、一般に充填材の基材として用いられる砂等の粒状物の粒径とほぼ同サイズである。よって、当該長粒物は、充填材の基材内に偏在すること無く均一に混在し易くなり、結果、充填材の全域に亘り高い熱伝導性を確保することができる。
ちなみに、上述の粒状物の寸法範囲によれば、長粒物の最小サイズは、10mm×1mmとなる。よって、その粒径がミクロンオーダーの微粉の場合に起こりがちな、地下水に混ざって充填材から長粒物が流出するという不具合も確実に防止できて、充填材は長期に亘り高い熱伝導性を維持可能となる。
本発明によれば、地中熱交換器の設置工事の施工性を向上し、設置コストを低減可能な地中熱交換器を提供することができる。
図1Aは、従来の二重管構造の地中熱交換器121の縦断面図であり、図1Bは、二重管構造の外筒たる鋼管131の管端開口131bの封止構造の説明図である。 本実施形態に係る地中熱交換器21を用いた地中熱利用システム11の説明図である。 本実施形態に係る地中熱交換器21の縦断面図であり、その一部を側面視で示している。 図4A及び図4Bは、それぞれ、冬場及び夏場での使用例の説明図であり、何れも、地中熱交換器21を縦断面視で示している。 地中熱交換器21の外筒に用いるコルゲート管31の斜視図である。 本実施形態に係る望ましい例の説明図である。 本実施形態に係るその他の望ましい例の説明図である。 図7Aは、炭化ケイ素の長粒物27aを含有した充填材27の説明図であり、図7Bは、その比較例たる球形状の炭化ケイ素を含有した充填材27の説明図であり、図7Cは、図7Aの長粒物27aが充填材27内に形成する高熱伝導率の伝熱経路(ヒートブリッジ)の説明図である。 図8A乃至図8Fは、本実施形態に係る地中熱交換器21の設置工法の説明図である。 コルゲート管31の外周面31cに生じ得る充填材27の未充填部分の説明図である。
===本実施形態===
<<<地中熱交換器21について>>>
図2は、本実施形態に係る地中熱交換器21を用いた地中熱利用システム11の説明図である。図3は、一部を側面視で示す地中熱交換器21の縦断面図である。また、図4A及び図4Bは、それぞれ、冬場及び夏場での使用例を示す地中熱交換器21の縦断面図である。図5は、地中熱交換器21の外筒に用いるコルゲート管31の斜視図である。なお、図3乃至図4Bについては、図の錯綜を防ぐべく、断面部位に付与すべき断面線を省略している。
図2に示すように、この地中熱利用システム11は、地盤Gとの間で熱交換を行う地中熱交換器21と、地中熱交換器21の熱媒体26からの熱を利用して建物1の暖房のための温水や冷房のための冷水を生成するヒートポンプ15と、を有する。なお、ヒートポンプ15の構成は周知なので、その説明は省略する。
図3に示すように、この地中熱交換器21は、ボアホール方式の二重管型である。すなわち、地盤Gに鉛直に形成された掘削孔としての竪孔23と、竪孔23に鉛直方向に沿って挿入された外筒としてのコルゲート管31と、コルゲート管31内に配置された第1内筒としての第1ホース部材41と、同コルゲート管31内に配置された第2内筒としての第2ホース部材45と、竪孔23とコルゲート管31との間の空間SP23に充填される充填材27と、を有している。
そして、例えば、冬場には、図4Aに示すように、ヒートポンプ15から第1ホース部材41を経由して、水又は不凍液等の熱媒体26が送られて、当該熱媒体26は、コルゲート管31の下端部31aに配された第1ホース部材41の管端開口41e(「吐出口」に相当)から、コルゲート管31内に吐出される。すると、当該熱媒体26は、コルゲート管31内において地盤Gの地中熱により暖められて自然対流に基づきコルゲート管31内を上方へ移動し、しかる後に、コルゲート管31の上端部31bに設けられた第2ホース部材45の管端開口45e(「排出口」に相当)から該第2ホース部材45内へ流入しヒートポンプ15へ向けて送出される。そして、ヒートポンプ15にて温水生成に供される。
他方、夏場の熱媒体26の流れ方向は、上述の逆となる。すなわち、図4Bに示すように、ヒートポンプ15から第2ホース部材45を経由して熱媒体26が送られて、当該熱媒体26は、第2ホース部材45の前記管端開口45e(「吐出口」に相当)からコルゲート管31内に吐出される。そして、当該熱媒体26は、コルゲート管31内において地盤Gの地中熱により冷やされて自然対流に基づきコルゲート管31内を下方へ移動し、しかる後に、コルゲート管31の下端部31aに設けられた第1ホース部材41の前記管端開口41e(「排出口」に相当)から第1ホース部材41内へ流入しヒートポンプ15へ向けて送出される。そして、ヒートポンプ15にて冷水生成に供される。
以下、地中熱交換器21に係る各構成要素23,31,41,45,27について詳細に説明する。
(1)竪孔23
図3に示すように、竪孔23は、オーガ等の掘削機により地面にほぼ垂直に掘削された孔であり、その直径は100〜200mm、深さは30〜150mである。
(2)コルゲート管31
図5及び図3に示すように、コルゲート管31は、その管壁部が波形形状の管部材である。この波形形状は、コルゲート管31の管軸C31を中心軸とする螺旋形であり、また、管壁部の厚み(壁厚)は全長に亘りほぼ一定厚みである。よって、コルゲート管31の外周面31c及び内周面31dのどちらの面も、略同形の螺旋波形形状になっている。より詳しくは、図3に示すように、外周面31cの螺旋波形形状に係る山部と内周面31dの螺旋波形形状に係る谷部、若しくは外周面31cの螺旋波形形状に係る谷部と内周面31dの螺旋波形形状に係る山部とは、互いに壁厚方向に隣り合わせで位置している。
そして、このような螺旋波形形状により、管壁部の外周面31c及び内周面31dの表面積は拡大されているので、地盤Gとコルゲート管31内の熱媒体26との間の熱交換効率は格段に高められている。
また、かかる螺旋波形形状を規定する各種パラメータ(例えば、山部と山部の管軸C31方向のピッチP(若しくは谷部と谷部の管軸C31方向のピッチP)、山部の外径D1、谷部の外径D2等)は、それぞれ、コルゲート管31の全長に亘り同仕様になっている。よって、コルゲート管31の管壁部のどの部位も、必要に応じて、雄ねじ又は雌ねじとして機能することができる。この雄ねじ又は雌ねじとしての使用例については、後述する。
コルゲート管31の下端部31a(「一方の管端部」又は「下側の管端部」に相当)には、この下端部31aの管端開口31edを封止するキャップ部材33が設けられている。これにより、コルゲート管31内の熱媒体26の前記管端開口31edから地盤Gへの漏出が防止される。
詳しくは、キャップ部材33は、円筒部33aと、この円筒部33aから同軸且つ一体に筒軸方向に延出した略円錐部33bと、を有する。そして、円筒部33aはその内周面33cに、コルゲート管31の螺旋波形形状と対応した螺旋波形形状の部分を有し、この螺旋波形形状の部分を雌ねじとし、コルゲート管31の下端部31aの螺旋波形形状の部分を雄ねじ(「ねじ部」に相当)として、キャップ部材33はコルゲート管31の下端部31aに螺合し、これにより、コルゲート管31の下端部31aの管端開口31edを封止する。つまり、コルゲート管31の螺旋波形形状を利用してキャップ部材33をコルゲート管31にねじ込み固定する。よって、キャップ部材33を固定するための特別な固定構造を、コルゲート管31の下端部31aに追設せずに済み、コルゲート管31の構成を簡素化できる。また、キャップ部材33をコルゲート管31の下端部31aにねじ込めば当該下端部31aを封止できるので、封止作業も容易になる。
一方、コルゲート管31の上端部31bにも、この上端部31bの管端開口31euを封止すべくキャップ部材35が設けられている。このキャップ部材35は、例えば中実の円柱体であり、その外周面35cには雄ねじが形成されている。そして、コルゲート管31上端部31bの内周面31dの螺旋波形形状の部分を雌ねじとして、キャップ部材35の前記雄ねじが螺合し、これにより、前記上端部31bの管端開口31euを封止するようになっている。なお、このキャップ部材35には、上述の第1ホース部材41及び第2ホース部材45をコルゲート管31内に導くための貫通孔35h,35hが形成されており、これら貫通孔35h,35hには、それぞれ、第1ホース部材41及び第2ホース部材45が通される。
このようなコルゲート管31は、高密度ポリエチレン等の樹脂製であり、鋼管と比較して格段に軽量である。よって、当該コルゲート管31を地盤Gの竪孔23へ建て込む際に重量物用の揚重機を用いずに済む等、建て込み易いものとなる。
また、可撓性を有しているので、その全長が数十m〜数百mの場合であっても、当該コルゲート管31をリールに巻き取る等してコンパクトなサイズに収めることができて、これにより、施工現場へ搬送し易くなる。
ここで望ましくは、図6Aに示すように、キャップ部材33で封止されるコルゲート管31の下端部31aには、セメント系素材又は樹脂系素材のグラウト材37が、キャップ部材33と前記下端部31aとを跨ぐように充填されていると良い。このようにしていれば、キャップ部材33の雌ねじとコルゲート管31の下端部31aの雄ねじとの間に若干の噛み合い隙間S1が存在する場合でも、当該噛み合い隙間S1にグラウト材37が入り込んで、当該隙間S1をグラウト材37により確実に塞ぐことができて、その結果、コルゲート管31の下端部31aからの熱媒体26の外部漏出を確実に防止可能となる。
また、このようなグラウト材37の充填部分をコルゲート管31の下端部31aに設ければ、地中熱交換器21の設置工事においてコルゲート管31を竪孔23に挿入する際に、当該グラウト材37が錘となって挿入し易くなる。詳しくは次の通りである。
コルゲート管31の竪孔23への建て込み深さは、一般に数十m〜数百mに達する。他方、コルゲート管31は樹脂製であり、その可撓性に起因して曲がったり小刻みに揺れる等、建て込み姿勢が不安定になり易い。その結果、竪孔23にコルゲート管31を挿入する際に、コルゲート管31の下端部31aが、竪孔23の孔壁23aに引っ掛かって詰まる等して、竪孔23の底部近傍まで速やかに到達しない虞がある。
この点につき、上述の構成によれば、コルゲート管31の下端部31aに充填されたグラウト材37が錘となり、これにより、コルゲート管31を下方に引っ張って真っ直ぐに延ばした状態する。よって、コルゲート管31の下端部31aが竪孔23の孔壁23aに引っ掛かり難くなって、竪孔23に建て込み易くなる。
また、地中熱交換器21の設置工法の種類によっては、地盤Gの竪孔23にコルゲート管31を挿入する際、又は挿入した後に、竪孔23内に液状物が充満しているケースもある。そして、その場合には、コルゲート管31は、液状物からの浮力によって浮き上がってしまい、竪孔23にうまく挿入できない虞があるが、そのような場合にも、上述のグラウト材37が、コルゲート管31の浮力に抗する錘として有効に機能して、これにより、コルゲート管31の下端部31aは竪孔23の液状物中へ速やか且つ真っ直ぐに沈降される。ちなみに、このような浮力に確実に対抗すべく、コルゲート管31内に水等の液体を入れて当該液体を錘としながらコルゲート管31を竪孔23に挿入しても良い。
このようなグラウト材37としては、充填時に流動性を有し、充填後には固化するようなセメント系素材又は樹脂系素材が使用される。セメント系素材の具体例としては、セメントやモルタル等を例示でき、樹脂系素材の具体例としては、エポキシ樹脂やアクリル樹脂、シリコン樹脂等を例示できる。ちなみに、錘として用いる場合には、固化後の比重の高い材料が好ましく、例えば、上述のように竪孔23に液状物が充満している場合には、この液状物よりも比重の高いものをグラウト材37として用いると良い。
グラウト材37の充填処理は、コルゲート管31を竪孔23に建て込む前の地上において、次のようにして行われる。先ず、キャップ部材33をコルゲート管31に螺合して管端開口31edを封止した状態において、キャップ部材33の底部33fが下に位置するようにコルゲート管31を配置する。そして、キャップ部材33とコルゲート管31との螺合部分又は螺合部分よりも上方の管壁部の部位に、コルゲート管31内と外部空間とを連通する二つの貫通孔h1,h2を形成する。これらのうちの一方の貫通孔h1は、コルゲート管31内にグラウト材37を注入する注入孔として使用され、もう一方の貫通孔h2は、グラウト材37の充填高さの目視確認用の孔として使用される。つまり、後者の孔h2は、グラウト材37の充填目標高さに相当する位置に形成される。そして、孔h1からグラウト材37を注入し、孔h2からグラウト材37が漏出したら、グラウト材37の注入を止め、グラウト材37が固化するまで、これら孔h1,h2を外側から板で押さえる等して塞ぎ、固化後に板を取り外す。
ちなみに、コルゲート管31の下端部31aを密閉するグラウト材37の充填構造としては、上述の図6A以外に、例えば図6Bに示すような構造も例示できる。すなわち、この図6Bの例では、コルゲート管31の下端部31aにのみグラウト材37としての樹脂等を充填して下端部31aの管端開口31edを閉塞し、キャップ部材33の方にはグラウト材37を充填していないが、このようにしても良い。
(3)第1ホース部材41及び第2ホース部材45
図3に示すように、第1ホース部材41及び第2ホース部材45は、例えばポリエチレン等の樹脂製の管部材である。そして、第1ホース部材41の下端部の管端開口41eは、コルゲート管31の下端部31aに配置されている一方、第2ホース部材45の下端部の管端開口45eは、コルゲート管31の上端部31bに配置されている。これにより、熱媒体26は、冬場には前述した図4Aのルートで、また夏場には前述した図4Bのルートで、コルゲート管31内を自然対流等に基づき上昇又は下降しながら地盤Gと熱交換する。
(4)充填材27
充填材27は、例えば、川砂や山砂、珪砂等を基材27bとし、コルゲート管31と竪孔23との間の空間SP23に密実に充填される。これにより、充填材27を介して、コルゲート管31内の熱媒体26と地盤Gとの間で熱交換が行われる。
この熱交換効率を高めるべく、図7Aに示すように、充填材27には、1〜20%の容積含有率(=長粒物27aの総容積/充填材27の総容積)で、炭化ケイ素、アルミナ、及び高炉スラグのうちの少なくとも何れか1種からなる長粒物27aが混入され、この例では、炭化ケイ素27aが混入されている。そして、当該炭化ケイ素27aの熱伝導率は、168(W/mK)という具合に高い。よって、当該炭化ケイ素27aの混入により充填材27の熱伝導率は飛躍的に高められている。
また、炭化ケイ素27aの形状は、長粒形状(針状形状、棒状)である。よって、図7Aに示すように充填材27内において互い隣り合う炭化ケイ素27a,27a同士が接触する確率は、図7Bに示す球形状の場合と比べて格段に高くなり、これにより、充填材27内には、図7Cに示すような熱の通り道(ヒートブリッジ)が形成され易くなる。つまり、炭化ケイ素27aの含有率をあまり高めずとも、充填材27内に高熱伝導率の伝熱経路を確実に形成可能となる。よって、砂よりも高価な炭化ケイ素27aの含有率を低くすることができて、その結果、地中熱交換器21の製造コストを低く抑えながらも、充填材27の熱伝導性を確実に高めることができる。
ここで望ましくは、炭化ケイ素の長粒物27aの長手方向の寸法を10〜50mmにし、また、長手方向と直交する方向の寸法を1〜3mmにすると良い。そして、長手方向の寸法を10mm以上にすれば、互いに隣り合う長粒物27a,27a同士の接触確率を高めることができる。また、同寸法を50mm以下にすれば、長粒物27aの製造はさほど困難にならず、製造コストの抑制を図れ、更には、竪孔23への充填時の長粒物27aの折損等も有効に防止できて、つまり、製造コストに見合った寸法長さの長粒物27aを、竪孔23内に確実に配することができる。
また、長粒物27aの長手方向と直交する方向の寸法たる1〜3mmは、一般に充填材27の基材27bとして用いられる砂等の粒状物の粒径とほぼ同サイズである。よって、当該長粒物27aは、充填材27の基材27b内に偏在すること無く均一に混入され易く、その結果、充填材27の全域に亘り高い熱伝導性を確保することができる。
ちなみに、上述の寸法範囲によれば、長粒物27aの最小サイズは、10mm×1mmとなる。よって、その粒径がミクロンオーダーの微粉の場合に起こりがちな、地下水に混ざって充填材27から長粒物27aが流出するという不具合も確実に防止できて、充填材27は長期に亘り高い熱伝導性を維持可能となる。
<<<地中熱交換器21の設置工法について>>>
図8A乃至図8Fは、地中熱交換器21の設置工法の説明図である。
先ず、図8Aに示すように、対象地盤Gに、孔径100〜200mm、深さ30〜150mの竪孔23をボーリングマシン等の掘削機により掘削する。
また、これと同時並行又は前後して、コルゲート管31、及び第1ホース部材41をそれぞれリール31R,41Rに巻き取った状態で現場搬入する。なお、第2ホース部材45は短尺なので、巻き取り状態で搬入しなくて良い。そして、リール31Rからコルゲート管31を少しだけ繰り出し、そのコルゲート管31の先端部の外周面における螺旋波形形状を雄ねじとして、キャップ部材33を螺合して管端開口31edを封止する。そうしたら、コルゲート管31の先端部にグラウト材37を注入して螺合部分の前記噛み合い隙間S1を埋める。
次に、竪孔23にコルゲート管31を建て込む。すなわち、図8Aに示すように、リール31Rの繰り出し端を竪孔23の上方に配置し、そして、図8Bに示すように、コルゲート管31の前記先端部が下端部となるようにコルゲート管31をリール31Rから繰り出すことにより、順次、コルゲート管31を竪孔23内に建て込んでいく。なお、この建て込み中にあっては、コルゲート管31の下端部のグラウト材37が錘として機能し、コルゲート管31は全体として真っ直ぐな安定した建て込み姿勢を維持する。そして、コルゲート管31の下端部が竪孔23の底部近傍に到達したら、コルゲート管31の繰り出しを停止する。そして、コルゲート管31をリール31Rから分離すべくコルゲート管31を切断し、これによりコルゲート管31の上端部31bが形成される(図8Cを参照)。
そうしたら、図8Cに示すように竪孔23とコルゲート管31との間の空間SP23に漏斗等を用いて充填材27を注入する。
但し、図9の拡大縦断面図に示すように、コルゲート管31の外周面31cは螺旋波形形状になっている。そのため、単に充填材27を上方から落下充填させるだけだと、螺旋波形形状の谷部及びその近傍空間が山部の影となって、そこには充填材27が回り難くなり、未充填部分、つまり空隙が生じてしまう。そして、このような空隙は、地盤Gからコルゲート管31内の熱媒体26への熱伝導を阻害する。
そこで、このような空隙を潰すべく、図8Dに示すように、充填材27の充填後にコルゲート管31内にバイブレーター81を入れてコルゲート管31を振動させることにより、前記空隙の周囲の充填材27を順次落下させて空隙を埋めるようにしている。そして、空隙が埋まったら、その分だけ充填材27の充填高さが低くなるので、その分量の充填材27を竪孔23内に追加投入する。
但し、コルゲート管31の全長は、数十m〜数百mであるところ、バイブレーター81の振動子81aの全長は精々数十cmである。そのため、例えば、バイブレーター81の振動子81aをコルゲート管31の上端部31bの内周面に当接させたところで、その振動を、数十m〜数百mもあるコルゲート管31の全長に亘って伝えることはできない。
そこで、図8Dに示すように、コルゲート管31内に前記振動子81aをワイヤー等の吊り具81bで吊下し、吊り具81bを操作して、振動子81aをコルゲート管31の全長に亘って上下方向に移動するようにしている。そして、これにより、コルゲート管31の内周面31dにおいて振動子81aの当接により振動する部位を、コルゲート管31の全長に亘って順次移動させて、ほぼ全ての空隙を潰すようにしている。
なお、この充填作業を効率良く短時間で終える観点からは、望ましくは、最初に振動子81aを当接させる位置をコルゲート管31の下端部とし、以降、この当接位置を上方へずらしていくと良い。これは、空隙が埋まる際には、その空隙分の分量の充填材27が上方から落下しており、つまり、空隙が埋まる代わりに、その上方に新たな空隙が生じるからである。よって、下方の空隙から先に潰した方が、作業の無駄が無いのである。
そして、このようにして竪孔23とコルゲート管31との間の空間SP23に密実に充填材27が充填されたら、図8Eに示すようにコルゲート管31の上端部31bの上方に第1ホース部材41のリール41Rを配置して、このリール41Rから第1ホース部材41を繰り出してコルゲート管31内に第1ホース部材41を挿入する。そして、挿入が完了したら、図8Fに示すように、コルゲート管31の上端部31bにキャップ部材35をねじ込んで上端部31bの管端開口31euを封止する。なお、この時、キャップ部材35の二つの貫通孔35h,35hには、それぞれ、第1ホース部材41及び第2ホース部材45が通される。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、コルゲート管31内の熱媒体26の流れ方向を鉛直方向にした垂直方式の地中熱交換器21を例示したが、何等これに限るものではなく、水平方式でも良い。すなわち、水平方向に広い掘削孔内に、コルゲート管31の管軸C31を水平にしながら収容し、これにより、コルゲート管31内の熱媒体26の流れ方向を水平方向にしても良い。なお、掘削孔に収容後は、充填材27により埋め戻されるのは言うまでもない。
上述の実施形態では、図3に示すように、コルゲート管31の下端部31aに螺合するキャップ部材33として、雌ねじを有した構成を例示し、つまり、キャップ部材33が前記下端部31aを外から覆いつつ当該下端部31aを封止していたが、何等これに限るものではない。例えば、雄ねじと雌ねじの関係を逆にしても良い。すなわち、コルゲート管31の下端部31aの内周面31dにおける螺旋波形形状の部分を雌ねじとして、この雌ねじに螺合する雄ねじを、キャップ部材33における円筒部33aの外周面に設けても良い。
1 建物、11 地中熱交換システム、15 ヒートポンプ、
21 地中熱交換器、23 竪孔(掘削孔)、23a 孔壁、
26 熱媒体、27 充填材、27a 長粒物、27b 基材、
31 コルゲート管、31a 下端部(管端部)、31b 上端部、
31c 外周面、31d 内周面、31ed 管端開口、31eu 管端開口、
31R リール、33 キャップ部材、33a 円筒部、33b 略円錐部、
33c 内周面、33f 底部、35 キャップ部材、
35c 外周面、35h 貫通孔、37 グラウト材、
41 第1ホース部材、41e 管端開口、41R リール、
45 第2ホース部材、45e 管端開口、
81 バイブレーター、81a 振動子、81b 吊り具、
G 地盤、S1 隙間、h1 貫通孔、h2 貫通孔、SP23 空間

Claims (5)

  1. 地盤との間で熱交換を行う地中熱交換器であって、
    地盤の掘削孔内に配される可撓性の樹脂製コルゲート管と、
    前記コルゲート管内に熱媒体を吐出する吐出口と、
    前記地盤と熱交換した前記熱媒体を前記コルゲート管から排出する排出口と、
    前記掘削孔と前記コルゲート管との間に充填される充填材と、を有し、
    前記コルゲート管の管壁部の波形形状は、前記コルゲート管の管軸を中心軸とする螺旋形状に形成されており、
    前記コルゲート管の一方の管端部は、該管端部における前記波形形状の部分をねじ部として螺合するキャップ部材によって封止されており、
    前記キャップ部材で封止される前記管端部には、セメント系素材又は樹脂系素材のグラウト材が、前記キャップ部材と前記管端部とを跨ぐように充填されていることを特徴とする地中熱交換器。
  2. 請求項1に記載の地中熱交換器であって、
    前記掘削孔として前記地盤に鉛直方向に掘削された竪孔に、前記コルゲート管は、その管軸を鉛直方向に沿わせて挿入されており、
    前記コルゲート管の鉛直方向の下側の管端部が前記キャップ部材により封止されているとともに、前記管端部に前記グラウト材が充填されていることを特徴とする地中熱交換器。
  3. 請求項1又は2に記載の地中熱交換器であって、
    前記キャップ部材の内周面には、前記管端部の外周面における前記波形形状の部分を雄ねじとして螺合する雌ねじが形成されており、
    前記キャップ部材は、前記管端部を外から覆いつつ前記管端部を封止することを特徴とする地中熱交換器。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の地中熱交換器であって、
    前記掘削孔と前記コルゲート管との間に充填される前記充填材は、炭化ケイ素、アルミナ、及び高炉スラグのうちの少なくとも何れか1種からなる長粒物を所定の容積含有率で含んでいることを特徴とする地中熱交換器。
  5. 請求項4に記載の地中熱交換器であって、
    前記長粒物の長手方向の寸法が、10〜50mmであり、
    前記長手方向と直交する方向の寸法が1〜3mmであることを特徴とする地中熱交換器。
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