JP2004309124A - 地中熱交換器 - Google Patents

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茂 渡邊
Daisaku Haneda
大作 羽田
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Abstract

【課題】 地中熱交換器の全長を短くすることができ、設置コストを大幅に低減することができるようにする。
【解決手段】 地中に埋設された外管(1)と外管内に外管との間に隙間(8)を設けて内設された内管(5)との2重管からなり、この隙間と内管内とが内部で連通し熱媒体が隙間と内管内とを逆方向に流れて地上設備との間を循環する地中熱交換器において、外管の内径に対する内管の外径の比を0.70以上0.95以下とする。あるいは、外管の内周面及び又は内管の外周面の表面粗さRa を10μm以上1mm以下とする。突起を外管の内周面上及び又は内管の外周面上に軸方向に間隔を設けて連続的に配設する。外管と内管との間に熱媒体を流通可能に架設された孔空き部材を、隙間内に軸方向に間隔を設けて連続的に配設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地熱を効率的に採取することができる地中熱交換器に関する。
地中は、温度が年間を通じてほぼ一定であるため、夏季には地上の熱を地中に放出し、冬季には地熱を吸収して地上で利用することができる。地中熱の利用形態は、地中熱をそのまま採取して冷暖房等に用いるものや、外気が地中よりも高温になる夏季に地上で採取した温熱を地中に蓄熱し、外気が地中よりも低温になる冬季にそれを地中から採取して暖房や融雪等に利用するものなどがある。
ここで、垂直式の地中熱交換器は、地中に縦孔を掘削し、この縦孔内に鋼管や樹脂管等からなる管材を挿入し、縦孔とこの管材との間隙にグラウト材や土砂を充填した構造とするのが一般的である。この管材を用いるものにも種々の方式があるが、例えば同軸式と呼ばれるものは、外管とその外管内に配設された内管の同軸2重管により構成される。従来の2重管は、外管の内径に対する内管の外径の比が0.5〜0.6であり、外管及び内管の流路表面の中心線平均粗さRa が1μm程度のものが使用されている。
地上から供給された不凍液等の熱媒体は、外管と内管との隙間を通って、地下深くまで地中との間で熱交換を行いながら下降する。そして、最下部で反転し、内管内を通って地上に戻る。あるいは、その逆の経路をとるものもある。地上では、地中熱交換器から排出された熱媒体が、融雪器等の熱交換装置に接続される。熱交換装置で熱交換を終えて排出された熱媒体は、再び地中熱交換器へ戻される。(例えば、特許文献1参照)。
このように、地中熱は環境汚染のないクリーンなエネルギであり、また天然資源をそのまま利用するものであるから極めて経済的であるという利点がある一方、地中熱交換器を埋設するためには、深さ30〜200mにも達する縦孔を地中に掘削しなければならず、設置コストが極めて高いという欠点がある。この問題を解決するためには、地中熱交換器の採熱効率を上げて、地中熱交換器の全長を短くすることが肝要となる。
同軸2重管からなる地中熱交換器の採熱効率を上げるものとして、外管の外周面上と内管の外周面上とにフィンを軸方向に延設したものがある(例えば、特許文献2参照)。外管の外周面上のフィンの目的は、外管の採熱効率の向上と外管の強度増加である一方、内管の外周面のフィンは、主として外管に対する内管の支持固定を目的とするものであるが、外管と内管との隙間を流れる熱媒体の攪拌も行い、熱交換器の性能を向上させるとしている。
特開昭54−52349号公報 特開2002−13828号公報
上述のように、地中熱交換器の設置コストを低減させるためには、地中熱交換器の採熱効率を上げて、地中熱交換器の全長を短くすることが必要となる。上記特許文献2に開示された地中熱交換器において、外管の外周面上のフィンは、地中と外管との接触面積を大きくするから、地中からの採熱効率を向上させるという点については一定の効果がある。
一方、内管の外周面のフィンにより、外管と内管との隙間を流れる熱媒体が外管から効率的に採熱できるようにするためには、後に詳述するように、熱媒体の流れを高乱流化させることが必要である。しかしながら、上記特許文献2に開示された地中熱交換器の内管の外周面のフィンは、内管のほぼ全長にわたり延設されている。したがって、このフィンにより、熱媒体のレイノルズ数はフィンの端部で一旦は大きくなり、熱媒体の流れは乱流化するが、その後は延設されたフィンに沿って流れるため層流化する傾向にあり、熱媒体の熱伝達係数も下ってしまうという問題がある。
また、内管を外管に支持固定するために、フィンが内管と外管との隙間のほぼ全幅について半径方向に延び、かつ、それが内管のほぼ全長にわたり延設されているから、熱媒体の周方向の移動が制限され、攪拌されにくい構造となっている。したがって、上記特許文献2に開示された、フィンを内管の外周面上に軸方向に延設した従来の地中熱交換器は、外管と内管との隙間を流れる熱媒体の熱伝達係数を上げるという点においては、必ずしも充分なものとはなっていないという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、外管と内管との隙間を流れる熱媒体を高乱流化させてその熱伝達係数を大きくし、これにより地中熱交換器の全長を短くすることができ、設置コストを大幅に削減することができる地中熱交換器を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明が採用する第1の手段は、地中に埋設された外管と外管内に外管との間に隙間を設けて内設された内管との2重管からなり、隙間と内管内とが内部で連通し熱媒体が隙間と内管内とを逆方向に流れて循環する地中熱交換器において、外管の内径に対する内管の外径の比を0.70以上0.95以下としたことにある。
外管と内管との隙間を流れる熱媒体が外管から効率的に採熱するためには、熱媒体の熱伝達係数を大きくすればよい。また、この熱伝達係数を大きくすることは、熱媒体のレイノルズ数を大きくすることにより達成することができる。後に詳述するが、外管の内径に対する内管の外径比を大きくすると、外管と内管との隙間を流れる熱媒体のレイノルズ数が大きくなり、熱伝達係数も大きくなる。
この結果、外管と内管との隙間を流れる熱媒体が外管から採取する総熱量が多くなり、地中熱交換器内を流れる熱媒体全体の採熱量が増加する。なお、外管の内径に対する内管の外径の比が0.70未満の場合には、熱伝達係数を充分に大きくすることができず、また0.95を超える場合には、熱媒体の流路が狭まり循環に支障をきたすようになる。
本発明が採用する第2の手段は、地中に埋設された外管と外管内に外管との間に隙間を設けて内設された内管との2重管からなり、隙間と内管内とが内部で連通し熱媒体が隙間と内管内とを逆方向に流れて循環する地中熱交換器において、外管の内周面及び又は内管の外周面の表面粗さRa を10μm以上1mm以下としたことにある。
本発明が採用する第3の手段は、地中に埋設された外管と外管内に外管との間に隙間を設けて内設された内管との2重管からなり、隙間と内管内とが内部で連通し熱媒体が隙間と内管内とを逆方向に流れて循環する地中熱交換器において、突起を外管の内周面上及び又は内管の外周面上に軸方向に間隔を設けて連続的に配設したことにある。この突起を内周面上及び又は内管の外周面上に周方向に略等間隔に複数個を配設することもできる。
本発明が採用する第4の手段は、地中に埋設された外管と外管内に外管との間に隙間を設けて内設された内管との2重管からなり、隙間と内管内とが内部で連通し熱媒体が隙間と内管内とを逆方向に流れて循環する地中熱交換器において、外管と内管との間に熱媒体を流通可能に架設された孔空き部材を隙間内へ軸方向に間隔を設けて連続的に配設したことにある。例えば、この孔空き部材は、ネット、金網、孔空き板のいずれかからなる。
流体の流れは、一旦強制高乱流化しても、その後は層流化する傾向がある。しかしながら、上記のように、外管の内周面及び又は内管の外周面の表面粗さRa を10μm以上1mm以下としたことにより、又は、突起を外管の内周面上及び又は内管の外周面上に軸方向に間隔を設けて連続的に配設したことにより、又は、外管と内管との間に熱媒体を流通可能に架設された孔空き部材を隙間内へ軸方向に間隔を設けて連続的に配設したことにより、外管と内管との隙間を流れる熱媒体の流れを、繰り返し強制高乱流化させることができる。これにより、外管と内管との隙間を流れる熱媒体の見かけのレイノルズ数が高く維持され、熱伝達係数も高く保たれる。ただし、上記表面粗さRa については、それが10μm未満の場合には熱伝達係数を充分に大きくすることができず、また、1mmを超える場合には熱媒体の流れの圧力損失が過大となる。
また、孔空き部材は、既存の外管及び内管をそのまま用いて追加的に取り付けることができ、製作コストの削減を図ることができる。さらに、孔空き部材は、外管に対し内管を支持するための支持部材(セントラライザ)を兼ねることもでき、この場合には、設置コストの増加を最少限に抑えることができる。上記第2ないし第4のいずれかの手段において、外管の内径に対する内管の外径比を0.70以上0.95以下とすることもできる。上記それぞれの作用が相乗されて、より効率的に熱媒体が外管から地熱を採取することができるようになる。
以上詳細に説明したように、本発明の地中熱交換器は、地中に埋設された外管と外管内に外管との間に隙間を設けて内設された内管との2重管からなり、隙間と内管内とが内部で連通し熱媒体が隙間と内管内とを逆方向に流れて循環する地中熱交換器において、外管の内径に対する内管の外径の比を0.70以上0.95以下とする。
又は、地中に埋設された外管と外管内に外管との間に隙間を設けて内設された内管との2重管からなり、隙間と内管内とが内部で連通し熱媒体が隙間と内管内とを逆方向に流れて循環する地中熱交換器において、外管の内周面及び又は内管の外周面の表面粗さRa を10μm以上1mm以下とする。
又は、地中に埋設された外管と外管内に外管との間に隙間を設けて内設された内管との2重管からなり、隙間と内管内とが内部で連通し熱媒体が隙間と内管内とを逆方向に流れて循環する地中熱交換器において、突起を外管の内周面上及び又は内管の外周面上に軸方向に間隔を設けて連続的に配設する。
又は、地中に埋設された外管と外管内に外管との間に隙間を設けて内設された内管との2重管からなり、隙間と内管内とが内部で連通し熱媒体が隙間と内管内とを逆方向に流れて循環する地中熱交換器において、外管と内管との間に熱媒体を流通可能に架設された孔空き部材を隙間内へ軸方向に間隔を設けて連続的に配設する。
したがって、本発明の地中熱交換器は、外管と内管との隙間を流れる熱媒体を高乱流化させてその熱伝達係数を大きくするから、地中熱交換器の全長を短くすることができ、設置コストを大幅に削減することができるという優れた効果を奏する。
本発明に係る地中熱交換器の第1の発明の実施の形態を、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本地中熱交換器は同軸式であり、外管1とその外管1内に配設された内管5の2重管からなる。外管1及び内管5にはステンレス管、ポリエチレン管等が使用され、外管1はねじ込みソケット2により、また内管5は差し込みソケット6によりそれぞれの単管が連続する。内管5は外管1に対し、一定間隔で取り付けられた図示しない支持部材により、外管1の中央部に支持される。外管1の最下部にはキャップ3が取り付けられ、また外管1と内管5との隙間8と、内管5内とを連通させるスペーサ4が配設される。
外管1は地中に掘削した縦孔51内に設置される。縦孔51と外管1との間にはセメントグラウト52が充填され、縦孔51の上部には砕石53が投入される。循環パイプ54が外管1と内管5との隙間8に連結され、循環パイプ55が内管5に連結される。循環パイプ54,55は、図示しない融雪器等の地上の熱交換装置(地上設備)に接続される。図示しないポンプにより、不凍液等の熱媒体が循環パイプ54から外管1と内管5との隙間8内へ供給され、この熱媒体は外管1と内管5との隙間8を通って、地中との間で熱交換を行いながら地下深くまで下降する。
熱媒体は最下部のスペーサ4を通って反転し、内管5内を上昇して再び地上に戻る。内管5から循環パイプ55へ排出され、地上の熱交換装置に送られて熱交換を行なう。熱交換を終えて地上の熱交換装置から排出された熱媒体は、循環パイプ54を通して地中熱交換器の外管1と内管5との隙間8へ戻される。あるいはこれとは逆に、熱媒体が内管5内を下降し、最下部のスペーサ4を通って反転し、外管1と内管5との隙間8を通って上昇して地上に戻るようにすることもできる。このように、地中熱交換器と地上の熱交換装置との間で熱媒体を循環させて、最終的に地中と地上との間で熱の交換を行う。
図2に示すように、外管の内径D1 に対する内管の外径D2 の比(D2 /D1 )を0.70以上0.95以下とする。外管1と内管5との隙間8を流れる熱媒体が外管1から効率的に採熱するためには、熱媒体の熱伝達係数を大きくする必要がある。この熱伝達係数を大きくすることは、熱媒体のレイノルズ数を大きくすることにより達成することができる。ここで、レイノルズ数Re は次式より与えられる。
Re ={u(流速)・d(代表長さ)}/ν(動粘性係数)・・・(1)
上記(1)式において、外管1の内径D1 に対する内管5の外径D2 の比を大きくすると、dはその比に逆比例して小さくなる一方、uはその比の2乗に正比例して大きくなる。したがって、νに大きな変化がなければ、外管1の内径D1 に対する内管5の外径D2 の比を大きくすることにより、外管1と内管5との隙間8を流れる熱媒体のレイノルズ数が大きくなり、熱伝達係数も大きくなる。この結果、外管1と内管5との隙間を流れる熱媒体が外管1から採取する総熱量が多くなり、地中熱交換器内を流れる熱媒体全体の採熱量が増加する。
ここで、外管1の内径D1 に対する内管5の外径D2 の比が0.70未満の場合には、熱伝達係数を充分に大きくすることができず、また0.95を超える場合は、外管1と内管5との隙間8が狭くなり、熱媒体の循環に支障をきたすようになる。また、この外管1の内径D1 に対する内管5の外径D2 の比は、0.80以上0.95以下とすることが望ましい。このように、本地中熱交換器によれば、熱媒体が外管1から効率的に地熱を採取することができるようになる。したがって、地中熱交換器の全長を短くすることができ、設置コストを大幅に削減することができる。
次に、本発明に係る地中熱交換器の第2の発明の実施の形態を、図3(a)及び図3(b)を参照して説明する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、本地中熱交換器は、地中に埋設された外管11と、外管11内に外管11との間に隙間18を設けて内設された内管15との2重管からなる。隙間18と内管15内とが内部で連通し、熱媒体が隙間18と内管15内とを逆方向に流れる。この外管11の内周面と内管15の外周面の表面粗さRa を10μm以上1mm以下とする。この場合、外管11の内周面と内管15の外周面とに表面粗さを高めるための加工を施してもよいし、表面粗さが上記のようになる材料を用いて外管11及び内管15を形成してもよい。
流体の流れは、一旦強制高乱流化してもその後レイノルズ数は次第に減少し、それが一定値以下になると層流に復する。しかしながら、外管11の内周面と内管15の外周面の表面粗さRa を10μm以上としたことにより、外管11と内管15との隙間18を流れる熱媒体の流れを繰り返し強制高乱流化することができる。これにより、外管11と内管15との隙間18を流れる熱媒体の見かけのレイノルズ数が高く維持され、熱伝達係数も高く保たれる。ただし、表面粗さRa が1mmを超えると、熱媒体の流れの圧力損失が過大となる。
このように、本地中熱交換器によれば、熱媒体が外管11から効率的に地熱を採取することができるようになる。したがって、地中熱交換器の全長を短くすることができ、設置コストを大幅に削減することができる。なお、外管11の内周面又は内管15の外周面のいずれか一方の表面粗さRa だけを、10μm以上1mm以下としてもよい。また、外管11の内周面及び又は内管15の外周面の表面粗さRa は、100μm以上1mm以下とすることが望ましい。
次に、本発明に係る地中熱交換器の第3の発明の実施の形態を、図4ないし図6を参照して説明する。
図4に示すように、本地中熱交換器は、地中に埋設された外管21と、外管21内に外管21との間に隙間28を設けて内設された内管25との2重管からなる。隙間28と内管25内とが内部で連通し、熱媒体が隙間28と内管25内とを逆方向に流れる。
この内管25の外周面上に、突起29を軸方向に所定間隔L1 を設けて連続的に配設する。突起29は、例えば、周方向に略等間隔に8個が配設される。また、同時に外管21の内周面上にも、あるいは、内管25の外周面上又は外管21の内周面上のいずれか一方についてだけ、突起29と同様の突起を軸方向に所定間隔を設けて連続的に配設することもでき、また、それを周方向に略等間隔に複数個を配設することもできる。なお、この突起の形状は、図4に示すものに限定されるものではなく、種々の形状が考えられる。例えば、内管の外周面や外管の内周面から突出するように配設された大型の部材も、この突起に含まれる。
図5に示すように、外管31と内管35との間に熱媒体を流通可能に架設されたネット(孔空き部材)39を隙間38内へ、軸方向に所定間隔L2 を設けて連続的に配設することもできる。ネット39のほか、同様に網目状に形成された金網(孔空き部材)等を用いることもできる。また、図6に示すように、外管41と内管45との間に熱媒体を流通可能に架設された孔空き板(孔空き部材)49を隙間48内へ、軸方向に所定間隔L3 を設けて連続的に配設することもできる。孔空き板49の孔49aは、外管41と内管45との間を流れる熱媒体に対して過度な流体抵抗、又は絞りとならないように、例えば、周方向に略等間隔に配設された6個の大孔から形成される。
いずれの場合も、外管21,31,41と内管25,35,45との隙間28,38,48を流れる熱媒体の流れを繰り返し強制高乱流化することができ、上記と同様の理由により、熱媒体が外管21,31,41から地熱を効率的に採取することができる。なお、外管と内管との間に架設する孔空き部材は、必ずしも上述のネット39、金網、孔空き板49に限定されるものではない。また、内管の外周面や外管の内周面を利用して孔を形成するような部材も、この孔空き部材に含まれる。
上記所定間隔L1 ,L2 ,L3 は、例えば、熱媒体の種類、突起29の大きさや形状、ネット39、金網等の網目の大きさ、孔空き板49の孔49aの大きさ、外管21,31,41の内径、内管25,35,45の外径等に基づいてそれぞれ設定されるが、このL1 ,L2 ,L3 は等間隔とすることも、不等間隔とすることもできる。ただし、熱媒体の流れを繰り返し高乱流化できることが必要である。このように、本地中熱交換器によれば、熱媒体が外管21,31,41から効率的に地熱を採取することができる。したがって、地中熱交換器の全長を短くすることができ、設置コストを大幅に削減することができる。
特に、上述のネット39、金網等や孔空き板49は、既存の外管及び内管をそのまま用いて追加的に取り付けることができ、製作コストの削減を図ることができる。また、孔空き板49は、外管41に対し内管45を支持するための図示しない支持部材(セントラライザ)を兼ねることもでき、この場合には、設置コストの増加を最少限に抑えることができる。
なお、上記第2及び第3の発明の実施の形態における、外管11,21,31,41の内径に対する内管15,25,35,45の外径の比を0.70以上0.95以下、望ましくは0.80以上0.95以下とすることもできる。上記作用が相乗されて、より効率的に熱媒体が地熱を外管から採取することができるようになる。また、上述の表面粗さの増大、突起の取付け、ネットや金網や孔空き板の取付けを、任意に組み合わせて実施することもできる。この表面粗さの増大、突起の取付け、ネットや金網や孔空き板の取付けは、図3ないし図6に拘わらず、必ずしも外管や内管の周方向の360°について実施しなくてもよい。
さらに、上述の外管と内管とからなる2重管は、必ずしも同軸式に限定されるものではなく、また、外管と内管の横断面形状も、図2ないし図6に拘わらず、必ずしも真円形に限定されるものではない。他の断面形状の外管や内管については、断面の平均内径や平均外径により、上述の外管の内径に対する内管の外径の比が決定される。
上述の第1の発明の実施の形態の地中熱交換器をモデル化して行った、採熱試験について説明する。地中熱交換器の外管の内径を一定とし、内管の外径を様々に変化させたときの、外管と内管との隙間における熱媒体の単位長さ当たりの温度低下(°C/m)を求めた。ここで、単位長さ当たりの温度低下が大きいことは、熱媒体の熱伝達係数が大きいことを意味する。
(試験条件)
熱媒体 水
入口温度 45°C
流量 20リットル/分
設置環境 約16°Cの地層中
熱交換器
外管及び内管の材質 塩化ビニール管
長さ 150m
外管の内径D1 (一定) 86mm
外管の肉厚 7mm
内管の外径D2 (変動) 16〜76mm
内管の肉厚 3mm
試験結果は、図7に示すとおりであり、外管の内径に対する内管の外径の比が大きくなる程、外管と内管との隙間における単位長さ当たりの温度低下が大きくなることが判明した。したがって、外管の内径に対する内管の外径の比を0.70以上0.95以下とすることにより、望ましくは0.80 以上0.95以下とすることにより、熱媒体は大きな熱伝達係数を有するようになり、地中熱交換器の採熱効率が向上する。
上述の第3の発明の実施の形態の、図6に示す孔空き板49を有する地中熱交換器について行った、実証試験について説明する。
図8に示すように、孔空き板49を所定間隔を設けて連続的に挿入した本発明に係る地中熱交換器40と、この孔空き板を有しない従来の外管61と内管65とからなる地中熱交換器60とを、それぞれ地中30mの深さに埋設した。地中熱交換器40の外管41及び内管45と、地中熱交換器60の外管61及び内管65とを、それぞれ開閉バルブ71,72,73,74を介して、バッファータンク75に並列に接続した。バッファータンク75の戻りライン76に温度センサ78、循環ポンプ80、流量計81を、また、バッファータンク75の供給ライン77に温度センサ79をそれぞれ介装し、バッファータンク75にヒートポンプ82を接続した。
これにより、開閉バルブ71,72と開閉バルブ73,74とを切り替えることにより、地中熱交換器40及び地中熱交換器60に熱媒体をそれぞれ独立に循環できるようにし、また、バッファータンク75内の熱媒体は、ヒートポンプ82によって常時45°Cに保持されるようにした。
(試験条件)
循環熱媒体 水道水
入口温度 45°C
流量 20リットル/分
設置環境 約16°Cの地層中
熱交換器
外管及び内管の材質 塩化ビニール管(外管:VP100,内管:VP25)
長さ 30m
孔空き板
挿入間隔 1m
材質 プラスチック
外径 95mm
内径 34mm
板厚 1.5mm
孔径 25mm
孔数 6
計測時間 1器あたり約24時間
本発明に係る地中熱交換器40、及び従来の地中熱交換器60について行った採熱試験結果を表1に示す。表1には、循環熱媒体の出入り温度と流量とから求めた採熱量、及び従来の地中熱交換器60を基準とした採熱効率が示される。
(表1)
採熱量(W) 採熱効率
本発明に係る地中熱交換器: −3582 105
従来の地中熱交換器: −3426 100
表1より、孔空き板49を有する本発明に係る地中熱交換器40は、孔空き板49を有しない従来の地中熱交換器60に比し、採熱効率が約5%向上することが判明した。なお、本採熱試験で用いた外管材質は塩化ビニール管であったが、これに代えて、熱伝導率が高いステンレス管等を用いた場合には、採熱効率はさらに向上するものと推定される。
本発明に係る地中熱交換器を示す縦断面図である。 第1の発明の実施の形態の地中熱交換器を示す横端面図である。 第2の発明の実施の形態の地中熱交換器の内管を示す簡略図である。 図3(a)の地中熱交換器の外管を示す簡略図である。 第3の発明の実施の形態の地中熱交換器を示す簡略図である。 図4とは別の地中熱交換器を示す簡略図である。 図4とはさらに別の地中熱交換器を示す簡略図である。 実施例1の採熱試験結果を示すグラフである。 実施例2の採熱試験装置を示す簡略図である。
符号の説明
1 外管
2 ねじ込みソケット
3 キャップ
4 スペーサ
5 内管
6 差し込みソケット
8 隙間
11 外管
15 内管
18 隙間
21 外管
25 内管
28 隙間
29 突起
31 外管
35 内管
38 隙間
39 ネット
40 地中熱交換器
41 外管
45 内管
48 隙間
49 孔空き板材
49a 孔
51 縦孔
52 セメントグラウト
53 砕石
54,55 循環パイプ
60 地中熱交換器
61 外管
65 内管
71,72,73,74 開閉バルブ
75 バッファータンク
76 戻りライン
77 供給ライン
78,79 温度センサ
80 循環ポンプ
81 流量計
82 ヒートポンプ
D1 外管内径
D2 内管外径
L1 ,L2 ,L3 所定間隔
Ra 表面粗さ
Re レイノルズ数

Claims (7)

  1. 地中に埋設された外管(1)と前記外管内に前記外管との間に隙間(8)を設けて内設された内管(5)との2重管からなり、前記隙間と前記内管内とが内部で連通し熱媒体が前記隙間と前記内管内とを逆方向に流れて地上設備との間を循環する地中熱交換器において、前記外管の内径(D1 )に対する前記内管の外径(D2 )の比を0.70以上0.95以下としたことを特徴とする地中熱交換器。
  2. 地中に埋設された外管(11)と前記外管内に前記外管との間に隙間(18)を設けて内設された内管(15)との2重管からなり、前記隙間と前記内管内とが内部で連通し熱媒体が前記隙間と前記内管内とを逆方向に流れて地上設備との間を循環する地中熱交換器において、前記外管の内周面及び又は前記内管の外周面の表面粗さRa を10μm以上1mm以下としたことを特徴とする地中熱交換器。
  3. 地中に埋設された外管(21)と前記外管内に前記外管との間に隙間(28)を設けて内設された内管(25)との2重管からなり、前記隙間と前記内管内とが内部で連通し熱媒体が前記隙間と前記内管内とを逆方向に流れて地上設備との間を循環する地中熱交換器において、突起(29)を前記外管の内周面上及び又は前記内管の外周面上に軸方向に間隔(L1 )を設けて連続的に配設したことを特徴とする地中熱交換器。
  4. 前記突起(29)を前記外管(21)の内周面上及び又は前記内管(25)の外周面上に周方向に略等間隔に複数個を配設したことを特徴とする請求項3に記載の地中熱交換器。
  5. 地中に埋設された外管(31)と前記外管内に前記外管との間に隙間(38)を設けて内設された内管(35)との2重管からなり、前記隙間と前記内管内とが内部で連通し熱媒体が前記隙間と前記内管内とを逆方向に流れて地上設備との間を循環する地中熱交換器において、前記外管と前記内管との間に前記熱媒体を流通可能に架設された孔空き部材(39,49)を前記隙間内に軸方向に間隔(L2 ,L3 )を設けて連続的に配設したこと特徴とする地中熱交換器。
  6. 前記孔空き部材は、ネット(39)、金網、孔空き板(49)のいずれかからなることを特徴とする請求項5に記載の地中熱交換器。
  7. 前記外管(11,21,31)の内径に対する前記内管(15,25,35)の外径の比を0.70以上0.95以下としたことを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の地中熱交換器。
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