JP5712597B2 - 地面の掘削孔への地中熱交換器に係る管部材の建て込み方法 - Google Patents

地面の掘削孔への地中熱交換器に係る管部材の建て込み方法 Download PDF

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Description

本発明は、地中熱交換器に使用される管部材の地面の掘削孔への建て込み方法に関する。
通年の温度変動の小さい地中熱を利用して建物の冷暖房等を行う地中熱利用システムが注目されている。この地中熱利用システムでは、地盤との間で採・放熱を行うべく地中に地中熱交換器が設置される。そして、例えば、夏場には地盤に放熱し、冬場には地盤から採熱する。
この地中熱交換器は、地盤に鉛直に埋設される管部材を有する。そして、この管部材内に熱媒体を流し込むとともに、地中熱と熱交換後に当該熱媒体を取り出す等して、ヒートポンプへ送出して利用する。
かかる地中熱交換器は、例えば次のようにして地中に設置される。
先ず、ボーリングマシンやオーガ等の掘削機により、地面に掘削孔を形成する。そして、掘削孔に、その上方から管部材を管軸方向に沿って建て込み(挿入のこと)、しかる後に、掘削孔と管部材との間の隙間を適宜な充填材で埋め戻す。
ここで、通常、上述の掘削には削孔水も使用され、よって、掘削後の建て込み時には掘削孔内には削孔水が充満している。また、最近では管部材には樹脂管が使用され、当該樹脂管は水よりも比重が小さい。よって、管軸方向に沿って管部材を掘削孔内に、その上方から沈降して建て込む際には、削孔水との比重差に基づく浮力が管部材に働いて浮いてしまい、管部材を目標の建て込み深さまで建て込むことは困難であった。
この点につき、特許文献1には、目標の建て込み深さまで建て込み易くすべく、補助部材としてバランスウエイトを用いることが記載されている。すなわち、管部材にバランスウエイトを取り付けることにより、建て込み時に管部材に作用する浮力に対抗することが開示されている。
特開平8−29079号公報
しかしながら、かかるバランスウエイトたる補助部材の用意や取り付けには、手間がかかり、工期の長期化やコストアップを招き得る。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、削孔水のような液体が入った掘削孔内に、液体よりも比重の小さい管部材を、その管軸方向に沿って沈降して建て込む際に、バランスウエイトの如き大掛かりな補助部材を用いずに、管部材を目標の建て込み深さまで建て込み易くすることにある。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、
液体の入った掘削孔に、前記液体よりも比重の小さい管部材を前記管部材の管軸方向に沿って沈降して建て込む方法であって、
前記管部材の建て込み中に、前記掘削孔内の液体を所定量だけ抜くことにより、前記液体の液位を低下することを特徴とする。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、
液体の入った掘削孔に、前記液体よりも比重の小さい管部材を前記管部材の管軸方向に沿って沈降して建て込む方法であって、
建て込み序盤においては、建て込まれた前記管部材の容積分だけ前記掘削孔内の液体を自然に外に溢れ出させて排水しながら、液体の入った前記掘削孔に、前記管部材を建て込み、
前記管部材のうちの引き上げ機構から垂下された部分の重量と前記管部材に作用する浮力が釣り合う釣り合い状態が目標の建て込み深さへの到達前に起きた場合には、前記管部材の建て込み中に、前記掘削孔内の液体を所定量だけ抜くことにより、前記液体の液位を低下することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の地面の掘削孔への地中熱交換器に係る管部材の建て込み方法であって、
前記管部材は、その管内に液体が入った状態で前記掘削孔に沈降されて建て込まれることを特徴とする。
上記請求項2に示す発明によれば、管部材は、その管内空気による浮力の影響を受け難くなり、よって、目標の建て込み深さまで更に建て込み易くなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の地面の掘削孔への地中熱交換器に係る管部材の建て込み方法であって、
前記管部材の建て込み深さが目標の建て込み深さに到達するまで、前記液位の低下を繰り返し行うことを特徴とする。
上記請求項3に示す発明によれば、前記液位を低下することを繰り返し行う。そして、液位低下を行う度に、管部材は掘削孔内を沈降する。よって、目標の建て込み深さまで確実に建て込むことができる。
本発明によれば、削孔水のような液体が入った掘削孔内に、液体よりも比重の小さい管部材を、その管軸方向に沿って沈降して建て込む際に、バランスウエイトの如き大掛かりな補助部材を用いずに、管部材を目標の建て込み深さまで建て込み易くなる。
本実施形態に係る地中熱交換器21を用いた地中熱利用システム11の説明図である。 図2Aは、地盤Gの竪孔23を透視して見た地中熱交換器21の側面図であり、図2Bは、図2A中のB−B断面図である。 図3A及び図3Bは、地中熱交換器21の設置工事の施工手順の説明図である。 図4A乃至図4Cは、同施工手順の説明図である。 図5A乃至図5Cは、同施工手順の説明図である。 図6Aは、建て込み序盤の状態の説明図であり、図6Bは、建て込み終盤の状態の説明図であり、図6Cは、建て込み終盤の釣り合い状態において行う削孔水23wの水位低下の説明図であり、図6Dは、同水位低下により更に建て込みが可能になることを示す図である。
===本実施形態===
<<<地中熱交換器21について>>>
図1は、本実施形態に係る地中熱交換器21を用いた地中熱利用システム11の説明図である。図2Aは、地盤Gの竪孔23を透視して見た地中熱交換器21の側面図であり、図2Bは、図2A中のB−B断面図である。
この地中熱利用システム11は、地盤Gとの間で熱交換を行う地中熱交換器21と、地中熱交換器21の熱媒体26からの熱を利用して建物1の暖房のための温水や冷房のための冷水を生成するヒートポンプ15と、循環ポンプ17とを有する。なお、ヒートポンプ15の構成は周知なので、その説明は省略する。
図2A及び図2Bに示すように、この地中熱交換器21は、所謂「ボアホール方式」である。すなわち、地盤Gに形成された掘削孔としての竪孔23と、竪孔23に挿入されるU字管30と、竪孔23とU字管30との間の空間SP23に充填される充填材27と、を有している。そして、U字管30の一方の管端開口35aには、ヒートポンプ15から熱媒体26として水又は不凍液等が送り込まれ、当該熱媒体26は、U字管30を流れる間に地盤Gの地中熱により加熱又は冷却され、しかる後に、U字管30の他方の管端開口35bから、循環ポンプ17によりヒートポンプ15へ向けて送られて、ヒートポンプ15にて温水生成や冷水生成に供される。
竪孔23は、ボーリングマシンやオーガ等の掘削機により地面Gにほぼ垂直に掘削された孔であり、その直径は100〜200mm、深さは30〜150mである。
U字管30は、例えば高密度ポリエチレン等の樹脂製のU字形状の管である。詳しくは、当該U字管30は、熱媒体26の流路の折り返し部分をなすU字継手部31と、U字継手部31に連結される二本の単管35,35とを有し、当該U字継手部31を竪孔23の最深部に位置させつつ、2本の単管35,35の各管端開口35a,35bを、それぞれ竪孔23の外に突出させている。そして、これら管端開口35a,35bのうちの一方35aは、ヒートポンプ15から送られる熱媒体26の取入口となり、他方35bは、地盤Gとの間で熱交換した熱媒体26をヒートポンプ15へ送り出す送出口となる。
なお、図示例では、一つの竪孔23につき、かかるU字管30,30が一対設けられている。つまり、図2Aでは、奥側に隠れて見えないが、先端のU字継手部31,31を重ね合わせた状態で、一対のU字管30,30が竪孔23内に建て込まれており、これにより、図2Bに示すように計4本の単管35,35,35,35が配されている。よって、本実施形態では、一対のU字管30,30のひとまとまりが、請求項に係る「管部材」に相当する。但し、U字管30の数は何等一対に限るものではなく、一つでも良い。ちなみに、U字管30,30を一対で設ける場合には、建て込み時の竪孔23への挿入性を考えると、U字継手部31,31同士を互いに上下にずらして固定すると良く、このようにすれば、これらU字管30,30において建て込み時に先頭になる部分のサイズが小さくなって、竪孔23内へ建て込み易くなる。
充填材27は、例えば、モルタル、川砂や山砂、珪砂等を基材とし、U字管30と竪孔23との間の空間SP23に密実に充填される。これにより、充填材27を介して、U字管30内の熱媒体26と地盤Gとの間で熱交換が行われる。なお、この熱交換効率を高めるべく、充填材27に対して、1〜20%の容積含有率(=長粒物の総容積/充填材27の総容積)で、炭化ケイ素、アルミナ、及び高炉スラグのうちの少なくとも何れか1種からなる長粒物を混入しても良い。
<<<地中熱交換器21の設置工事について>>>
図3A乃至図5Cは、地中熱交換器21の設置工事の施工手順の説明図である。なお、図3A乃至図5Cでは、一部の構成を側面視で示し、それ以外の構成は縦断面視で示している。また、図の錯綜を防ぐ目的で、一部の断面部位についてはハッチングを省略している。
先ず、図3Aに示すように、対象地盤Gに、土留め用の塩化ビニル製等の樹脂管22を、管軸方向を鉛直方向に向けつつ打ち込む。この樹脂管22は、地盤表層部の崩落を防ぐものであり、その長さは、例えば1〜5mの短尺なものである。但し、その管径にあっては、その内周側に上述の竪孔23が形成されることから、樹脂管22の内径は、竪孔23の孔径よりも若干大径に設定される。
次に、図3Bに示すように、樹脂管22の内側の地盤Gの部分を掘削することにより、最終的に図4Aのような孔径100〜200mm、深さ30〜150mの竪孔23を形成する。この掘削は、ボーリングマシンやオーガ等の掘削機によってなされ、また、孔壁保護や削孔自体の目的で、竪孔23には、その掘削と同時並行又はその直後に、竪孔23のサイズに合ったケーシング鋼管24が挿入されている。なお、このケーシング鋼管24は無くても良い。更には、竪孔23の内側(正確には、「ケーシング鋼管24の内側」と言うべきであるが、以下では、ケーシング鋼管24も含めて単に竪孔23と言うことにする)には削孔水23wが充満している。この削孔水23wは、掘削時に使用されたものであり、つまり、掘削時に竪孔23の下方へ向けて圧送され、これにより、掘削土を泥状にして上方への排土に用いられたり、掘削面に高圧で噴射されて掘削自体を行うのに用いられたものである。よって、掘削終了時には、一般に竪孔23内には、当該使用済みの削孔水23wが充満している。
そうしたら、この削孔水23wが充満する竪孔23内に、図4B及び図4Cに示すように、U字管30,30を、その管軸方向(単管35の管軸方向のこと)たる長手方向を鉛直方向に沿わせつつ沈降させて設置する。
詳しくは、先ず、U字管30をコイル状に巻き取った状態で現場搬入する。この例では、前述のように竪孔23には一対のU字管30,30が建て込まれるので、コイル状に巻き取り状態のU字管30r,30rも一対で現場搬入され、そして、地面Gに直置きされた一対のリール装置70,70に取り付けられる。そして、各リール装置70は、同巻き取り状態のU字管30rを水平回転して繰り出す。すると、繰り出されたU字管30は、竪孔23の上方に配置された引き上げ機構80により所定高さまで引き上げられた後に、竪孔23の略直上で垂下された状態で竪孔23内へ入っていくという建て込みルートを辿って順次建て込まれる。
なお、この建て込み中には、竪孔23内に建て込まれたU字管30,30の容積分だけ、竪孔23内の削孔水23wは、竪孔23の口部23euたる上端縁部23euから自然に外へ溢れ出て排水される。よって、概ね常に、竪孔23の口部23euには削孔水23wが満ちた状態になっている。
また、U字管30の下端部30dを建て込む際には、一対のU字管30,30のU字継手部31,31同士を重ね合わせて番線等の適宜な結束具により分離不能に結束固定し、しかる後に、竪孔23の口部23euへ一緒に挿入する。よって、それ以降は、これら一対のリール装置70,70同士は互いに連動して、互いの繰り出し量を揃えながら各々担当するU字管30,30を繰り出していく。
ところで、この建て込み中には、U字管30,30内への通水を行う。すなわち、U字管30において少なくとも竪孔23内に建て込まれている部分については、管内に水を充満させている。この理由は、当該部分の管内空気を無くすことで、U字管30,30の管内空気起因の浮力の発生を無くして、削孔水23w内でのU字管30,30の沈降たる建て込みを円滑に行うためである。
但し、この管内空気起因の浮力の影響を無くしても、U字管30,30には、削孔水23wとの比重差に起因した浮力は作用している。すなわち、削孔水23wの密度は約1kg/mであるところ、U字管30の密度は0.93〜0.96kg/mであるので、当該U字管30の比重が削孔水23wよりも小さいことに起因して、この比重差に基づく浮力FfがU字管30,30に働いている。
ここで、この比重差起因の浮力Ffは、図6Aに示すような建て込みの序盤にあっては、建て込み深さLtが深くないことから、ごく小さく建て込みには殆ど影響しない。詳しくは、当該浮力Ffは、U字管30,30のうちで引き上げ機構80から略垂下された部分30s,30s(図4B)の重量よりも小さいので、基本的に、U字管30,30は、引き上げ機構80から送り出されれば、送り出された分だけ順次竪孔23内へ沈降していく。
ところが、図6Bに示すような建て込みの終盤になると、引き上げ機構80がいくら送り出しても、U字管30,30がそれ以上沈降しなくなることがある。これは、浮力Ffと前述のU字管30,30の部分30s,30sの重量とが概ね釣り合うためである。そして、この釣り合い状態が、図6Dの目標の建て込み深さLtaへの到達前に起きると、図6Bに示すように、それ以上の建て込みが不可能となり、つまり、U字管30,30を目標の建て込み深さLtaまで建て込めなくなる。
そこで、本実施形態では、この釣り合い状態に至った際に、不図示の排水ポンプやエアブロー装置等を利用して、当該削孔水23wを所定量だけ竪孔23から抜き出して、当該水位を下げている。すなわち、図6Bに示す状態から図6Cに示す状態へと変更している。
すると、この水位低下によって、水没しているU字管30,30の部分30wd,30wdの長さが相対的に減って浮力が小さくなり、また、水没していないU字管30,30の部分30wu,30wuの長さが相対的に増えるので、この水没していないU字管30,30の部分30wu,30wuの重量と浮力Ffとが釣り合うまで、図6Cから図6Dの状態へと、U字管30,30は水中に没していく。つまり、U字管30,30は竪孔23内を沈降することになり、その結果、U字管30,30を目標の建て込み深さLtaまで建て込み易くなる。
更に、本実施形態では、上記所定量の削孔水23wを抜き出すことにより、当該水位を、建て込み深さLtの起算位置(この例では、竪孔23の口部たる上端縁部23eu)よりも所定長Lw以上低くしており、これにより、上記釣り合い状態になる建て込み深さLtを、目標の建て込み深さLtaと同値またはそれよりも深くなるようにしている。その結果、これ以降に再び上述の釣り合い状態が、目標の建て込み深さLtaへの到達前に現れることは無く、これにより、U字管30,30を、同図6Dに示すような目標の建て込み深さLtaまで建て込み可能となる。
但し、万一何らかの原因により、再度上記の釣り合い状態となって建て込み不能状態に陥った場合には、その時点でもう一度、削孔水23wを抜き出して水位を下げれば良い。そうすれば、再びU字管30,30は上述のメカニズムに基づいて沈降を開始する。つまり、削孔水23wの抜き出しによる水位低下は、何等一回に限るものではなく、U字管30,30が目標の建て込み深さLtaに到達するまで、複数回繰り返しても良い。
なお、この所定長Lwは、目標の建て込み深さLtaや比重差等に応じて変化するものであり、その算定方法については後述する。また、上述の建て込み深さLtの起算位置は、一般には、この図6Cの例のように、竪孔23の口部23euたる上端縁部23euであり、また、建て込み深さLtとは、具体的には、U字管30の下端部30dたるU字継手部31が位置する深さのことを言う。
そして、このようにして目標の建て込み深さLtaに到達したら(図4C)、次に、各U字管30を各リール装置70から分離すべくU字管30を切断する。これにより、図5Aに示すように、U字管30の上端部30u(35a),30u(35b)が形成され、また、これら上端部30u,30uたるU字管30における両方の管端開口35a,35bは、竪孔23の口部23euよりも上方に突出した状態になる。
次に、図5Aのようにケーシング鋼管24を挿入していた場合には、図5Bに示すようにケーシング鋼管24を上方へ引き抜いて同鋼管24を竪孔23から取り出すが、ここで、このケーシング鋼管24を引き抜く際には、U字管30,30の上端部30u,30u…がケーシング鋼管24の内周面と接触等して損傷の虞がある。そのため、この引き抜きの前に、図5Aのように、U字管30,30の上端部30u,30u…には、保護キャップ90を被せている。
保護キャップ90は、円筒部90aを本体とする。そして、この円筒部90aの外径は、ケーシング鋼管24の内径よりも小さく、且つ、同円筒部90aの内径は、一対のU字管30,30の計4本の上端部30u,30u…をひとまとめに収容可能な寸法に設定されている。また、同円筒部90aは、蓋部90bを有する有蓋円筒体であり、U字管30,30の上端部30u,30u…の上に蓋部90bが乗ることにより、保護キャップ90はU字管30,30に吊り下げ支持され、更に、保護キャップ90は或る程度の重みを有するステンレス鋼等の金属製である。
よって、図5Bに示すように、上方へ引き抜かれるケーシング鋼管24と大きく干渉することも無く、また、その重みに基づいて保護キャップ90は確実にU字管30,30の上端部30u,30u…にしっかりと留まることができて、結果、効果的にU字管30,30の上端部30u,30u…の損傷を防ぐ。
そして、このケーシング鋼管24の引き抜き作業が終わったら、最後に、図5Cに示すように竪孔23内に充填材27を入れてU字管30,30を埋め、これにより、地中熱交換器21の設置工事が完了する。
この充填材27を入れる方法としては、例えば漏斗95を用いることが挙げられ、また、その場合には、U字管30,30の上端部30u,30u…には上述の保護キャップ90を被せたままにしておく。すなわち、竪孔23の内周面と保護キャップ90の外周面との間に、漏斗95の下端部の略円筒部95pが入るように漏斗95を配置する。また、この時、漏斗95の下端部たる略円筒部95pの内周面と保護キャップ90の外周面との間にはクリアランスが形成されるように配置する。
そうしたら、充填材27を貯留するホッパー98を漏斗95の上方にミニクレーン99等で持ち上げ、その状態でホッパー98の下端開口98aを開く。すると、漏斗95上に充填材27が落下するが、これら落下した充填材27は、漏斗95上を滑落しながらその平面中心側へと誘導されて、同漏斗95の下端部の略円筒部95pと保護キャップ90との間のクリアランスを通って竪孔23内へと順次落ちていく。これにより、充填材27が竪孔23内に充填されてU字管30,30が埋設される。なお、この時、ホッパー98から落下する充填材27は保護キャップ90に直接当たるが、このことにより、U字管30,30の上端部30u,30u…は充填材27の衝突から保護されるので、同上端部30u,30u…の損傷は確実に防止される。
<<<削孔水23wの水位低下に係る所定長Lwの算出方法について>>>
上述の説明では、建て込み中において、削孔水23wの水位を、建て込み深さLtの起算位置よりも所定長Lw以上低くしており、これにより、比重差起因の浮力とU字管30,30の重量とが釣り合い状態となる建て込み深さLtを、目標の建て込み深さLtaと同値又はそれよりも深くしている旨を述べたが、以下、この所定長Lwの算出方法について説明する。
先ず、建て込み時に作用する浮力の大きさについてであるが、U字管30,30の管内空気起因の浮力を無視すれば、前述したように、他の考慮すべき浮力は、削孔水23wとU字管30との間の比重差に基づく浮力Ffであり、当該浮力Ffの大きさは下式1で表すことができる。
Ff(kg)=(Dw−Du)×(π×(φ2/2)−π×(φ1/2))×Lt×4 …(1)
なお、上式1中のφ1及びφ2は、それぞれU字管30の単管35の内/外径(m)であり、Ltは建て込み深さ(m)であり、Dw及びDuは、削孔水23w及びU字管30の密度(kg/m)である。また、右辺の末尾の数値の「4」の意味は、U字管30,30は一対設けられ、これにより4本の単管35,35,35,35を有しているためである。
ここで、よりわかりやすくする目的で、上式1に、地中熱交換器21の標準仕様の数値を代入してみる。なお、この標準仕様の数値としては、例えば次が挙げられる。U字管30の単管35の内/外径は27/34mmであり、目標の建て込み深さLtaは100mであり、削孔水23wの密度Dwは1000kg/mであり、U字管30の密度Duは954kg/mである。そして、これら数値を上式1に代入すると、下式のようになり、結果、目標の建て込み深さLtaに到達するより前に、6.2kgの浮力Ffが作用することがわかる。
Ff=(1000−954)×(π×(0.034/2)−π×(0.027/2))×100×4
=6.2kg
よって、この6.2kgの浮力Ff分だけ目標の建て込み深さLtaよりも上方にずれた位置で、U字管30,30は建て込み不能の釣り合い状態になってしまい、つまり、目標の建て込み深さLtaに到達することができない。
ここで、図6Bの状態に対して水位低下を行うことにより、図6Cに示すように、建て込み深さLtの起算位置よりも削孔水23wの水位を下方に移動することで、水中から空中へと出てくるU字管30,30の部分30g,30gの重量は、浮力Ffに対抗してU字管30,30を沈降させるための新たな力(以下、沈降力とも言う)となる。そして、この部分30g,30gの重量と浮力Ffとが釣り合うまで、図6Dに示すようにU字管30,30は水中に没していく。そのため、上記浮力Ffに相当する重量分のU字管30,30の長さが、上述の所定長Lwに相当することになる。
よって、単位長さ当たりのU字管30,30の重量をUWuとすると、所定長Lwは下式2で計算される。
Lw=Ff/UWu … (2)
ここで、Ffは、前述したように6,2kgであり、また、単位長さ当たりのU字管30,30の重量UWuは、2.56kg/m(=(π×(34/2)−π×(27/2))×954×2)なので、これらを上式2に代入すると、この例の場合の所定長Lwは、2.4m(=6.2/2.56)となる。ちなみに、上記重量UWuの算出式に係る末尾の数値の「2」の意味は、U字管30,30は一対で設けられているからである。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、液位低下としての水位低下を、建て込み中における建て込み不能な釣り合い状態になった際に行っていたが、実行タイミングは何等これに限らない。例えば、建て込み不能になるよりも前の時点で行っても良い。但し、その場合には、上述の所定長Lwよりも水位が更に低下するような水量で、削孔水23wが抜き出されることになる。換言すると、この水量は、上記時点での実際の建て込み深さLt(所定深さに相当)から目標の建て込み深さまで、U字管30,30が、削孔水23wからの浮力に対抗しながら、U字管30,30の重量に基づいて沈降するような量に設定される。
上述の実施形態では、比重が水よりも小さい管部材の一例として樹脂製の一対のU字管30,30を例示したが、管形状は何等U字状に限るものではない。
例えば、二重管式の地中熱交換器の場合には、同熱交換器の本体として、外筒と、外筒内に挿入配置される内筒とが使用され、そして、外筒としては、下端部が密閉封止された単管状の管部材が竪孔に建て込まれることになるが、比重が水よりも小さい管部材であれば、当該単管状の管部材であっても本発明に係る建て込み方法を適用可能である。
なお、この単管状の管部材の一例としては、コルゲート管(corrugated pipe:波形管)が挙げられ、当該管によれば、その外周面及び内周面の螺旋波形形状に基づく表面積の拡大効果により、地盤Gとコルゲート管内の熱媒体との熱交換効率を高めることができる。
上述の実施形態では、掘削孔たる竪孔23に入った「液体」として削孔水23wを例示したが、何等これに限るものではない。例えば、削孔水23wを用いずに掘削孔23を掘削した場合に、地下水や雨水等により掘削孔23に入り込んだ水であっても、掘削孔23内に入っていれば、それは、請求項に記載の「液体」に相当する。つまり、液体よりも比重の小さいU字管30などの管部材を掘削孔23に建て込む前に、同掘削孔23内に入っている液体は、すべからく、請求項に記載の「液体」に相当する。
上述の実施形態では、掘削孔たる竪孔23内への建て込み時に、削孔水23wからU字管30に付与される管内空気起因の浮力の影響を無くすべく、同U字管30内に液体として水を入れていたが、何等これに限るものではない。例えば、地中熱交換器21の運転時に、U字管30内を流れる熱媒体26として不凍液を用いる場合には、U字管30内に不凍液を入れておいても良い。
1 建物、11 地中熱利用システム、15 ヒートポンプ、
17 循環ポンプ、21 地中熱交換器、22 樹脂管、
23 竪孔(掘削孔)、23eu 口部(上端縁部)、
23w 削孔水(液体)、24 ケーシング鋼管、26 熱媒体、
27 充填材、30 U字管(管部材)、30u 上端部、30d 下端部、
30g 部分、30s 部分、30r 巻き取り状態のU字管(管部材)、
30wd 水没しているU字管の部分、30wu 水没していないU字管の部分、
31 U字継手部、35 単管、35a 管端開口、35b 管端開口、
70 リール装置、80 引き上げ機構、90 保護キャップ、
90a 円筒部、90b 蓋部、95 漏斗、95p 略円筒部、
98 ホッパー、98a 下端開口、99 ミニクレーン
SP23 空間、G 地盤(地面)、Ff 浮力

Claims (3)

  1. 液体の入った掘削孔に、前記液体よりも比重の小さい管部材を前記管部材の管軸方向に沿って沈降して建て込む方法であって、
    建て込み序盤においては、建て込まれた前記管部材の容積分だけ前記掘削孔内の液体を自然に外に溢れ出させて排水しながら、液体の入った前記掘削孔に、前記管部材を建て込み、
    前記管部材のうちの引き上げ機構から垂下された部分の重量と前記管部材に作用する浮力が釣り合う釣り合い状態が目標の建て込み深さへの到達前に起きた場合には、前記管部材の建て込み中に、前記掘削孔内の液体を所定量だけ抜くことにより、前記液体の液位を低下することを特徴とする地面の掘削孔への地中熱交換器に係る管部材の建て込み方法。
  2. 請求項1に記載の地面の掘削孔への地中熱交換器に係る管部材の建て込み方法であって、
    前記管部材は、その管内に液体が入った状態で前記掘削孔に沈降されて建て込まれることを特徴とする地面の掘削孔への地中熱交換器に係る管部材の建て込み方法。
  3. 請求項1又は2に記載の地面の掘削孔への地中熱交換器に係る管部材の建て込み方法であって、
    前記管部材の建て込み深さが目標の建て込み深さに到達するまで、前記液位の低下を繰り返し行うことを特徴とする地面の掘削孔への地中熱交換器に係る管部材の建て込み方法。
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