JP5100270B2 - 熱交換器および熱交換器の施工方法 - Google Patents

熱交換器および熱交換器の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、地熱を利用し、施工が容易な熱交換器及び熱交換器の施工方法に関するものである。
環境問題が注目される中、クリーンかつ安全な熱エネルギーとして地熱を利用した熱交換器が利用されている。地熱を利用した熱交換器にもいくつかの種類があるが、いずれの熱交換器であっても、地中へ埋設する必要がある。
このような熱交換器の埋設方法として、例えば鋼管の先端に翼を設け、鋼管に回転力を与えることで地中に埋設されるねじ込み式の鋼管杭の外周面に熱交換用のパイプを配した地熱利用鋼管杭がある(特許文献1)がある。
また、この他に、例えば、図15に示すような熱交換器の埋設方法がある。図15は従来の熱交換器60を地中へ埋設する工程を示す図である。まず、図15(a)に示すように、地面61に予め掘削孔63を設け、掘削孔63に管体65を挿入する。管体65の端部には蓋67が設けられており、また、管体65の内面には管体65の補強のため、所定間隔でカップリング69が設けられている。
図15(b)はカップリング69を示した図である。カップリング69は連結部71によって、管体65内面に、管体65と同心円となるように設けられる。即ち、カップリング69が設けられた部位では、カップリング69によって管体65の内径が小さくなる。
図15(a)に示すように、熱交換器60を管体65の上部から真直ぐに挿入後、管体65と熱交換器60との隙間に熱伝導媒体等を充填することで、熱交換器60の埋設が完了する。
特開2005−188866号公報
しかし、特許文献1に開示された地熱利用鋼管杭では、熱交換器と鋼管杭が一体化され、パイプを螺旋状に巻いた状態で鋼管杭を地面にねじ込むものであるが、設置時に螺旋状パイプのピッチが変形等により変化し、設計通りの熱交換効率を得ることができず、パイプ同士の接触の恐れがあるため、パイプのピッチを詰めることができず、単位長さ辺りの熱交換効率が低いという問題がある。また、埋設時にパイプが損傷する恐れがあるという問題がある。
また、前述の熱交換器60のように、予め埋設された管体65内へ熱交換器を挿入する方法では、熱交換器60をクレーン等で鉛直に保持する必要がある。このため、上空が狭い場所では熱交換器60を管体65へ挿入することが困難である。また、図15(c)に示すように、熱交換器60が管体65内のカップリング69等の引掛かり部73へ引掛かるため、熱交換器60の管体65への挿入が困難であるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、埋設時に熱交換器のパイプのピッチずれなどが生じる恐れが無く、パイプの損傷もなく、埋設施工が容易な熱交換器及び熱交換器の施工方法を提供することを目的とする。
面に螺旋状の溝を有する螺旋溝付管と、前記螺旋溝付管の前記溝に沿って巻き付けられるパイプと、前記螺旋溝付管の先端に設けられ、先細り形状の先端部材と、を具備し、前記パイプ内に流体を流す熱交換器において、
前記先端部材の先端は、外部から力を受けると、前記螺旋溝付管内方向へ押し込まれることを特徴とする熱交換器である
前記先端部材には錘が設けられていても良い
第1の発明によれば、熱交換器の先端に、先細り形状の先端部材を有するため、熱交換器を管体へ挿入する際に、管体内面に設けられたカップリング等へ熱交換器が引っ掛りにくく、更に、先端部材が錘であるため、熱交換器を管体へ挿入時際に熱交換器が真直ぐになり、熱交換器の管体への挿入が容易であり、更に先端部材の先端は外力によって熱交換器内に押し込まれ、熱交換器が管体の底へ到達した段階では、熱交換器の先端に突起がなくなるか、あるいは熱交換器の先端の突起が小さくなるため、熱交換器が管体内で大きく傾くことなく安定するため、その後の埋設作業が容易な熱交換器を提供することができる。
第2の発明は、地面を掘削し管体を設置する工程(a)と、第1の発明にかかる熱交換器を、前記管体に挿入する工程(b)と、前記管体へ熱伝導媒体を入れる工程(c)と、を具備する熱交換器の施工方法において、
前記熱交換器を前記管体に挿入する工程(b)において、前記熱交換器が前記管体に挿入され、熱交換器が管体の底へ到達した段階では、前記先端部材の先端が外部から力を受けて、前記螺旋溝付管内方向へ押し込まれ、熱交換器の先端に突起がなくなるようにするか、又は熱交換器の先端の突起が小さくなるようにする工程を含むことを特徴とする熱交換器の施工方法である
前記熱交換器は可とう性を有し、前記工程(b)では、前記熱交換器を曲げながら前記管体へ挿入しても良く、また、前記工程(b)の前に、ガイドを前記管体へ設置する工程(d)を更に具備し、前記工程(b)では、前記ガイドにより前記熱交換器を前記管体へ挿入しても良い。
また、前記工程(b)の前に、又は前記工程(b)と同時に、伸長部材を前記熱交換器へ設ける工程(e)を更に具備し、前記工程(b)では、前記伸長部材が設けられた前記熱交換器を前記管体へ挿入しても良く、前記工程(b)の前に、前記熱交換器の外周にシート部材を設ける工程(f)を更に具備してもよい。
また、前記工程(b)の前に、又は前記工程(b)と同時に、前記熱交換器へ流体を流す工程(g)を更に具備してもよく、前記工程(c)では、前記熱交換器を回転しながら前記熱伝導媒体を入れてもよい。
第2の発明によれば、熱交換器を地面に埋設された管体へ挿入するため、埋設時にパイプのピッチずれやパイプの損傷の恐れが無く、また、熱交換器が可とう性を有し、熱交換器を曲げながら挿入することができるため、熱交換器を管体へ挿入する作業が容易で、上空が狭い場所でも挿入作業を行うことができ、熱交換器に先細り形状の先端部材を有するため、熱交換器を管体へ挿入する際に、管体内面に設けられたカップリング等へ熱交換器が引っ掛りにくく、また、パイプに水を流しておけば、熱交換器自体が錘となるため、管体への挿入が容易である。また、前記熱交換器を前記管体に挿入する工程(b)において、前記熱交換器が前記管体に挿入され、前記熱交換器が管体の底へ到達した段階では、前記先端部材の先端が外部から力を受けて、前記熱交換器の螺旋溝付管内へ押し込まれ、熱交換器の先端に突起がなくなるか、又は熱交換器の先端の突起が小さくなるため、熱交換器が管体内で大きく傾くことなく安定して、その後の埋設作業が容易になる。さらに、ガイドを用いれば、熱交換器を管体およびカップリング等と接触させること無く熱交換器を管体に挿入することができ、また、伸長部材によって熱交換器をまっすぐに強制しながら管体へ熱交換器を挿入すれば、管体内で熱交換器が曲がることが無く、カップリング等へ引っ掛ることなく真直ぐに熱交換器を管体に挿入することができ、施工性に優れる熱交換器の施工方法を提供することができる。
更に、熱交換器に緩衝部材としてのシート部材を巻きつけておけば、熱交換器の挿入時に交換内部やカップリングと熱交換器が接触せず、パイプの損傷を防ぐことができ、作業が容易な熱交換器の施工方法を得ることができる。さらに、前記熱交換器を前記管体に挿入する工程(b)においては、その工程の前に、又はその工程と同時に熱交換器へ流体を流しても良く、また、管体へ熱伝導媒体を入れる工程(c)では、熱交換器を回転しながら熱伝導媒体を管体に入れても良い。
また、熱交換器が挿入された管体に熱伝導媒体を入れる際に、熱交換器を回転させることで、熱伝導媒体が管体又はカップリングと熱交換器の隙間から螺旋状に巻き付けられたパイプに沿って下方に送り込まれ、カップリング部等に熱伝導媒体が詰まることが無く、効率よく熱伝導媒体を管体に入れることでき、施工性に優れる熱交換器の施工方法を提供することができる。
本発明によれば、埋設時に熱交換器のパイプのピッチずれなどが生じる恐れが無く、パイプの損傷もなく、熱交換器が管体内で大きく傾くことなく安定して埋設施工が容易な熱交換器及び熱交換器の施工方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかる熱交換器1の外観を示す斜視図であり、図2は、螺旋溝付管5の外観を示す斜視図である。
熱交換器1は、主に、螺旋溝付管5、パイプ7、先端部材11等により構成される。螺旋溝付管5は外面に螺旋溝3を有する管状部材である。パイプ7は螺旋溝付管5の外面の螺旋溝3に沿って巻きつけられ、螺旋溝付管5に設けられた穴13より螺旋溝付管5内へ導入される。螺旋溝付管5内に入ったパイプ7は螺旋溝付管5の内部を通り、螺旋溝付管5の端部へ貫通する。パイプ7の両端には継手9が設けられ、ポンプ等と接続される。パイプ7の内部には熱媒体である流体が流される。熱交換器1の先端には先端部材11が設けられる。先端部材11は先細り形状の円錐形である。なお、先端部材11の形状は、先細り形状を有すれば良く、円錐以外の三角錐等の錐体やその他形状であっても良い。ここで、先端部材11の先端部を突起部12と呼ぶ。
先端部材11は、先細り形状の突起部12を有するため、内径の細い管体等へ挿入する際に、熱交換機1先端が、管体途中で引っ掛り、挿入の妨げとなることを防ぐと共に、熱交換器1を上方より管体等へ挿入する際に、熱交換器1が曲がらないように錘の役割を持つ。即ち、先端部材11内部には図示しない錘が設けられる。
図1において、A方向よりパイプ7内に流体を流すと、流体は、螺旋溝付管5の周囲の螺旋溝3に沿って螺旋状に巻きつけられたパイプ7内を流れ(矢印BからC)、穴13までくると、穴13に導入されたパイプ7を通り(矢印D)、さらに螺旋溝付管5内のパイプ7内を流れ(矢印E)、矢印F方向へ流体が戻る。流体がA方向より流入し、F方向へ流出するまでの間に、流体と周囲の地熱等との間で熱交換が行われる。なお、流体の流れる方向については、この逆の方向であっても構わない。また、冷房時、暖房時に流れる方向を変えることもできる。
なお、螺旋溝付管5、パイプ7のサイズは使用場所に応じても変わるが、例えば螺旋溝付管5は内径30〜80mm、パイプ7は内径5〜13mm程度のものが使用できる。ここで、内径80mm×ピッチ25mm×長さ2mの螺旋溝付管5に、内径13mm×肉厚2mm(外径17mm)のパイプ7を約80回の巻きつけが可能で、約28m分のパイプ7を巻き付けることができる。また、上記の例で、内径17mm×肉厚2.5mm(外径22mm)のパイプ7を用いると、螺旋溝付管5のピッチに対するパイプ密度が高くなる。
また、例えば、内径30mm×ピッチ10mm×長さ2mの螺旋溝付管5に、内径6mm×外径8.5mmのパイプ7を200回の巻き付けが可能で、この場合も約28mを巻きつけることができる。つまり、螺旋溝付管5の長さの10倍以上のパイプ7を螺旋溝付管5に等しいピッチで巻き付けることが可能である。ここで、上記の熱交換器1の長さを50cmで構成すれば、50cm×4本の熱交換器1で構成することもでき、この場合は、熱交換器1を並列又は直列に接続すればよい。なお、熱交換器1の数は4本に限られず、設計に応じていくつに設定してもよい。
なお、詳細は後述するが、熱交換器1は可とう性を有し、曲げながら管体35に設置することができる。熱交換器1のパイプ7の巻きつけピッチが近すぎると、熱交換器1を曲げた際にパイプ7同士が接触する恐れがあり、このため、熱交換器1の曲げ半径が制限される恐れがある。従って、パイプ7の巻きつけピッチは、熱交換器1の性能のみでなく、施工状況も勘案して決定される。
ここで、螺旋溝付管5の材質は特定しないが、例えば樹脂製で良い。また、継手9の構造は特定しないが、通常住宅の給排水用に使用する公知の継手をそのまま使用することができるが、それと同等の機能を有するものであれば、いかなるを構造のものでも用いることができる。通常は、ゴムパッキンと抜け止めリングなどを組み合わせた構造のものが多い。例えば継手9の本体の材質は、青銅等の金属製やポリエチレン等の合成樹脂製の継手が使用できる。
また、流体は合成樹脂管や金属管の特性の劣化をともなわないものであればいかなるものでも使用できるが、例えば水や不凍液を加えた水、アルコール等の有機溶媒を希釈したものが使用できる。また、パイプ7の材質は特定しないが、コストを考慮すると、公知の合成樹脂性の材料を使用でき、特に架橋ポリエチレン管が望ましいが、銅、アルミニウムなどの金属製のパイプも使用することが可能である。さらに、パイプ7として、アルミニウムとポリエチレンのクラッド管などを用いることができる。
先端部材11の材質は特定しないが、金属製、樹脂製等が使用できる。なお、前述の通り、先端部材11は熱交換器1の錘としての役割を有し、先端部材11内部には金属製等の錘が設けられているが、先端部材11自体を金属製として錘とすることもできる。この場合、先端部材11としては、鋼製、銅製などが使用できる。
次に、先端部材11の動作について説明する。図3は、先端部材11の動作を示す図で、図3(a)は、先端部材11の通常の状態を示す断面図、図3(b)は、先端部材11が矢印G方向より外力を受けた状態を示す断面図である。
螺旋溝付管5内には、支持部材13が設けられる。支持部材13は螺旋溝付管5と同様に螺旋溝15を有する管体で、螺旋溝3と螺旋溝15とが螺合する。また、必要に応じて、支持部材13と螺旋溝付管5とは接着等により固定される。支持部材13の材質は特定しないが、例えば樹脂製で良い。支持部材13の端部には、ばね17が設けられる。ばね17の他方の端部には先端部材11が接合される。即ち、先端部材11は支持部材13とばね17を介して接合される。
図3(b)に示すように、先端部材11が矢印G方向より外力を受けると、ばね17は外力に応じて縮み、先端部材11は螺旋溝付管5内へ押し込まれる。即ち、先端部材11の突起部12は螺旋溝付管5内へ押し込まれ、熱交換器1の先端から突起部12がなくなるか、又は突起部12が熱交換器1からわずかに突出した状態となり、熱交換器1の先端は、概ね螺旋溝付管5の端面形状となるため、熱交換器1の先端が略平らな形状に近くなる。このことで、熱交換器が管体内で大きく傾くことなく安定するため、その後の埋設作業が容易になる。なお、ばね17は、一般的な金属ばねで良く、熱交換器1の総重量が先端部材11へ加わった際に、先端部材11の突起部12が螺旋溝付管5内へ押し込まれることができる程度のばねの縮み量となるようなばね定数を有することが望ましい。
次に、本実施の形態にかかる熱交換器1の施工方法について説明する。図4から図7は、熱交換器1を埋設する工程を示した図である。まず、図4(a)に示すように、熱交換器1の設置場所の地面31に、所定深さの掘削孔33を掘削する。掘削孔33の深さは地熱を利用するためには例えば3m以上が望ましい。
掘削孔33には管体35が挿入される。管体35は、一方の端部が蓋37により閉じられている。また、管体35の内部には、所定間隔で、管体35の内径よりも外径が小さい円形のカップリング39が設けられる。カップリング39は主に管体35の補強のために設けられる。
図4(b)はカップリングを示す平面図である。カップリング39は連結部41によって、管体35内面に、管体35と同心円となるように設けられる。即ち、カップリング39が設けられた部位では、カップリング39によって管体35の内径が小さくなる。なお、管体35およびカップリング39の内径は熱交換器1が挿入可能なサイズであり、材質は特定しないが、例えば強度と熱伝導率が優れる鋼製やアルミニウム製が使用できる。
次に、図5(a)に示すように、管体35にガイド43を挿入する。図5(a)はガイド43を管体35へ挿入した状態を示す図、図5(b)はガイド43の斜視図である。ガイド43は、一方の端部につば45を有する管状部材である。つば45の外径は、管体35の内径よりも大きいため、ガイド43を管体35に設置しても、ガイド43は管体35内へ落下することはない。
また、ガイド43の外径は、カップリング39の内径よりもわずかに小さいため、ガイド43はカップリング39を貫通して、管体35に挿入することができる。また、ガイド43の内径は、熱交換器1が挿入可能な径である。ガイド43の長さは、管体35上方より、全てのカップリング39を貫通できるだけの長さであることが望ましいが、状況に応じて、管体35の上方から途中までの長さのガイド43を使用することもできる。なお、ガイド43の内面は滑らかであり、大きな凹凸はない。
次に、図6(a)に示すように、熱交換器1をガイド43内に挿入する。熱交換器1は可とう性を有するため、熱交換器1を曲げながら、ガイド43に挿入することができる。従って、熱交換器1の挿入時に、熱交換器1をクレーン等で垂直に保持する必要が無く、また、上空が狭い場所であっても簡易に熱交換器1をガイド43により管体35へ挿入することができる。なお、ガイド43の内面には凹凸などが無いため、熱交換器1はガイド43内にスムーズに挿入される。また、熱交換器1の挿入前、又は挿入と同時に、熱交換器1には流体を流しておくことで、パイプ7内に流体が溜められ又は流されるため、これにより熱交換器1自体の重量が重くなり、熱交換器1全体が錘の機能を有し、熱交換器1の挿入がより容易となる。
熱交換器1がガイド43により管体35へ完全に挿入された後、図6(b)に示すように、ガイド43を撤去する。熱交換器1が完全に管体35へ挿入され、先端部材11が蓋37へ接触すると、先端部材11は、熱交換器1の自重によって螺旋溝付管5内へ押し込まれる。先端部材11が螺旋溝付管5内へ完全に押し込まれると、熱交換器1先端から先端部材11の突起部12がなくなる。このため、熱交換器1が管体35内で大きく傾いたりすることがなく、熱交換器1は管体35内で安定する。なお、突起部12が完全に螺旋溝付管5内へ押し込まれずに、突起部12の一部が螺旋溝付管5よりわずかに突出していても、熱交換器1が管体35内で大きく傾くことはなく、同様の効果を奏する。
次に図7に示すように、管体35と熱交換器1の間に熱伝導媒体47を入れる。熱交換器1と管体35の間には隙間があり、この空気層が、熱交換器1と周囲の熱媒体との熱交換を妨げるためである。
熱伝導媒体47は、図7(a)に示すように熱交換器1をH方向に回転させながら管体35へ入れられる。熱交換器1と管体35又はカップリング39との隙間は小さいため、管体35下部まで熱伝導媒体47を入れることが困難なためである。熱交換器1を回転させることで、熱交換器1に螺旋状に巻き付けられたパイプ7に沿って(図中矢印I方向)、熱伝導媒体47がカップリング39下方へ送り込まれ、熱伝導媒体47の充填が容易となる。
なお、熱伝導媒体47は特定しないが、隙間が生じにくく熱伝導性の良いものが好ましい。例えば、珪砂や黒鉛粉末などが使用でき、その他の材料も設計に応じて適宜選定使用することができる。ここで、熱交換器1を構成する螺旋溝付管5の内部でのパイプ7中の流体の熱交換は効果が小さいので、螺旋溝付管5内部には、熱伝導媒体47を入れなくても良い。熱交換器1を埋設する埋設の仕方や埋設した場所の状況、使用方法などを考慮して適宜選定できる。
図7(b)は管体35内へ熱伝導媒体47が完全に充填された状態を示す図である。図7(b)に示すように、管体35に熱伝導媒体47を入れた後、全体を埋設した段階で、熱交換器1の施工が終了する。熱交換器1は、周囲の地盤と管体35、熱伝導媒体47を介して熱交換を行うことができる。なお、施工上等に問題が生じなければ、蓋37を設けなくても良い。この場合は、先端部材11が掘削孔33底部と接触して、先端部材11が螺旋溝付管5内へ押し込まれる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる熱交換器1の施工方法によれば、容易に熱交換器1を埋設することができる。熱交換器1は地面に予め埋設された管体35へ挿入するため、埋設時にパイプ7のピッチずれやパイプ7の損傷の恐れが無い。また、熱交換器1が可とう性を有するため、熱交換器1を管体35へ挿入する作業が容易で、上空が狭い場所でも挿入作業を行うことができ、また、熱交換器1は先細り形状の先端部材11を有するため、熱交換器1の管体35への挿入時に管体35又はカップリング39等に引っ掛りにくく、熱交換器1の管体35への挿入作業が容易である。また、先端部材11には錘が設けられるため、先端部材11の重さによって、熱交換器1の挿入作業が容易となる。
また、ガイド43を用いれば、熱交換器1は管体35又はカップリング39等に引っ掛ることなく管体35へ挿入されるため、熱交換器1の管体35への挿入作業が更に容易となる。なお、ガイド43の長さが管体35に対して短い場合であって、ガイド43が管体35の途中までしか設けられない場合であっても、前述の通り、先端部材11の先端が細いため、ガイド43より下方への管体35への挿入作業において、熱交換器1が管体35やカップリング39へ引っ掛りにくい。また、熱交換器1を管体35へ挿入する際に、パイプ7に水を流しておけば、熱交換器1の重量が重くなり、熱交換器1自体が錘となるため、管体35への挿入が容易となる。
また、熱交換器1が管体35に完全に挿入されると、先端部材11は、熱交換器1の重さによって螺旋溝付管5内へ押し込まれるため、熱交換器1の先端から先端部材11の突起部12がなくなり、又は突起部12の熱交換器1の先端からの突出量がわずかになるため、熱交換器1が管体35内で安定する。従って、その後の施工作業時等において、熱交換器1が管体35内で大きく傾いたりすることが無く、作業が容易となる。
また、熱交換器1が挿入された管体35に熱伝導媒体47を入れる際に、熱交換器1を回転させることで、熱伝導媒体47が、管体35又はカップリング39と熱交換器1の隙間から螺旋状に巻き付けられたパイプ7に沿って下方に送り込まれ、カップリング39等に熱伝導媒体47が詰まることが無く、効率よく熱伝導媒体47を管体35に入れることできる。
次に、第2の実施の形態にかかる熱交換器1の施工方法について説明する。なお、以下の実施の形態において、図4から図7と同様の機能、効果を奏する構成要素については、図4から図7と同一の符号を付し、重複した説明を避ける。
図8は、熱交換器1にシート51が巻き付けられた状態を示す斜視図である。シート51は、熱交換器1を管体35へ挿入する前に、熱交換器1へ予め巻きつけられる。シート51の巻き付け作業は、熱交換器1の設置現場にて熱交換器1を管体35へ挿入する直前に行っても良く、また、工場等において熱交換器1を製造した際に同時に行っても良い。後者の場合は、シート51によって、熱交換器1の運搬時における、パイプ7の損傷等も防止することができる。
シート51は、シート状の緩衝部材であり、熱交換器1が管体35へ挿入される際などにおいて、パイプ7がカップリング39等と接触することにより、損傷を受けることを防ぐためのものである。即ち、少なくともパイプ7が巻きつけられている範囲を覆うことができるだけのサイズのシート51を用いることが望ましい。シート51としては、シート51を巻きつけた熱交換器1が管体35へ挿入できるように、できるだけ薄いものが良く、布製、紙製、ビニル製などが使用でき、ビニル製の気泡緩衝材等も使用できる。
図9は、シート51が巻き付けられた熱交換器1に伸長部材49を設けた状態を示す斜視図である。伸長部材49は棒状又は管状の部材であり、熱交換器1の管体35への挿入時に、熱交換器1が曲がらないように真直ぐにするための部材である。伸長部材49の先端には、溝48が設けられる。伸長部材49は、螺旋溝付管5等へ設けられた針金50を溝48に引っ掛けて、熱交換器1へ設けられる。伸長部材49は、カップリング39へ挿入可能なようにできるだけ細い方が良く、また伸長部材49の材質としては、ある程度の強度を有すれば良く、樹脂製、金属製等が使用できる。
まず、第1の実施の形態にかかる熱交換器1の施工方法と同様に、地面31を掘削し、管体35を埋設する。次に、図10(a)に示すように、伸長部材49が設けられ、シート51が巻き付けられた熱交換器1を管体35へ挿入する。熱交換器1の挿入は、伸長部材49により管体35の軸方向上方より真直ぐに行われる。即ち、伸長部材49は管体35と略同程度以上の長さであることが望ましい。
熱交換器1が管体35の蓋37まで到達すると、熱交換器1の先端部材11は前述の通り、自重によって螺旋溝付管5内へ押戻され、螺旋溝付管5内に押し込まれる。従って、熱交換器1は管体35内で大きく傾くことなく安定する。熱交換器1が管体35へ完全に挿入されると、シート51及び伸長部材49が撤去される。シート51の撤去は、例えば、予めシート51の端部につなげられた図示しない紐等を上方より引っ張り上げることで行われる。図10(b)は、熱交換器1が管体35内に挿入され、伸長部材49およびシート51が撤去された状態を示す図である。この後、第1の実施の形態にかかる熱交換器1の施工方法と同様に、図7に示したように熱伝導媒体47を管体35内へ入れ、熱交換器1の施工が終了する。
第2の実施の形態にかかる熱交換器1の施工方法によれば、第1の実施の形態にかかる熱交換器1の施工方法と同様の効果を得ることができる。また、熱交換器1にはシート51が巻きつけられるため、熱交換器1を管体35へ挿入する際に、熱交換器1のパイプ7がカップリング39等へ接触することが無く、このため、パイプ7が損傷を受けることを防止することができる。
また、伸長部材49によって熱交換器1が真直ぐに管体35へ挿入されるため、管体35への熱交換器1の挿入時に、熱交換器1が曲がることがなく、熱交換器1がカップリング39等へ引っ掛りにくく、熱交換器1の管体35への挿入作業が容易となる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、伸長部材49とシート51とは同時に使用しなくとも、それぞれ単体で使用しても良く、この場合であっても熱交換器1の管体35への挿入作業が向上する。また、ガイド43、伸長部材49、シート51のいずれかを組み合わせて使用してもよく、この場合は更に熱交換器1の管体35への挿入作業が容易となる。伸長部材49は、熱交換器1の外側に設けられたが、螺旋溝付管5内へ挿入しても良い。
また、カップリング39の形状は、図4に示した形状に限られない。更に、管体35がカップリング39を有さない場合であっても、管体35の径が細く、又は、管体35の内面に凹凸がある等の場合には、従来の熱交換器では挿入が困難であるが、本発明の実施の形態にかかる熱交換器1及び熱交換器1の施工方法によれば、容易に施工を行うことができる。
また、熱交換器1においては、先端部材11が外力によって螺旋溝付管5へ押し込まれる機構として、支持部材13とばね17を先端部材11に設けたが、このような構造には限られない。例えば、図11は、先端部材11が外力によって螺旋溝付管5内へ押し込まれる別の構造を示す図であり、図11(a)は側面図、図11(b)は底面図、図11(c)は先端部材11が螺旋溝付管5内へ押し込まれた状態を示す図である。
図11(a)、図11(b)に示すように、先端部材11は螺旋溝付管5に設けられた支持部材52によって螺旋溝付管5に取り付けられる。支持部材52は、L字状の板部材であり、螺旋溝付管5先端付近の先端部材11の周方向に数箇所設けられる。L字状の支持部材52の一方の平板部53aは螺旋溝付管5と接合される。支持部材52の他方の平板部53bは、先端部材11と接合される。平板部53a、53bと螺旋溝付管5、先端部材11との接合は、例えば接着剤により接着される。支持部材52は例えば樹脂製が使用でき、一定値以上の力が加わると折損するような強度及び厚みからなる。
図11(c)に示すように、先端部材11の先端から矢印G方向に力が加えられると、支持部材52は折損する。従って、折損支持部材54aが螺旋溝付管5と接着しており、折損支持部材54bは先端部材11と接着した状態で、先端部材11は螺旋溝付管5内へ押し込まれる。即ち、支持部材52は、熱交換器1の自重が先端部材11へかかった際に支持部材52が折損するような強度となるように、支持部材52の材料、厚み及び設置数を決定すれば、熱交換器1が管体35へ挿入されて蓋37と接触し、先端部材11へ熱交換器1の自重がかかった際に、先端部材11が螺旋溝付管5内へ押し込まれ、管体35内で熱交換器1が大きく傾くことがなく、熱交換器1を安定させることができる。
また、図12に示すように、支持部材55と先端部材11を直接接合しても良い。図12(a)に示すように、支持部材55は螺旋溝付管5の螺旋溝3と略同ピッチの螺旋溝56を有する管状部材であり、支持部材55と螺旋溝付管5が螺合している。しかし、支持部材55と螺旋溝付管5の螺合代は浅いため、図12(b)に示すように、先端部材11へG方向より力が加わると、支持部材55、螺旋溝付管5のいずれか又は双方が変形し、支持部材55が螺旋溝付管5内を螺旋溝3のピッチ分だけずれて移動する。
即ち、熱交換器1の自重が先端部材11へかかった際に、支持部材55が螺旋溝付管5内を螺旋溝3、螺旋溝56同士がずれながら移動するように、螺旋溝付管5と支持部材55の形状等を決定すれば、熱交換器1が管体35へ挿入されて蓋37と接触し、先端部材11へ熱交換器1の自重がかかった際に、先端部材11が螺旋溝付管5内へ押し込まれ、管体35内で熱交換器1が大きく傾くことがなく、熱交換器1を安定させることができる。なお、支持部材55としては、螺旋溝付管5と同じ材質のものを使用することができる。
また、図13に示すように、支持部材57を使用して先端部材11を設けても良い。図13は支持部材57により先端部材11が設けられた状態を示す図で、図13(a)は側面図、図13(b)は底面図、図13(c)は先端部材11が螺旋溝付管5内へ押し込まれた状態を示す図である。図13(a)、図13(b)に示すように、支持部材57は螺旋溝付管5の螺旋溝3と略同ピッチの溝58を有している。支持部材57は先端部材11の周方向に数箇所設けられ、溝58へ螺旋溝付管5の螺旋溝3が嵌っている。しかし、溝58と螺旋溝3との嵌り代は浅いため、図13(c)に示すように、先端部材11へG方向より力が加わると、支持部材57、螺旋溝付管5のいずれか又は双方が変形し、支持部材57が螺旋溝付管5内を螺旋溝3のピッチ分ずれて移動する。
即ち、熱交換器1の自重が先端部材11へかかった際に、支持部材57が螺旋溝付管5内を螺旋溝3、溝58同士がずれながら移動するように、螺旋溝付管5と支持部材57の形状等を決定すれば、熱交換器1が管体35へ挿入されて蓋37と接触し、先端部材11へ熱交換器1の自重がかかった際に、先端部材11が螺旋溝付管5内へ押し込まれ、管体35内で熱交換器1が大きく傾くことがなく、熱交換器1を安定させることができる。なお、支持部材57としては、螺旋溝付管5と同じ材質のものを使用することができる。
また、図14(a)に示すように、先端部材11が変形可能な弾性体により構成されても良い。先端部材11は中空の円錐形部材であり、ゴム等の弾性体により構成される。図14(b)に示すように、先端部材11へG方向より力が加わると、先端部材11は潰れるように変形し、先端部材11の突起部12が螺旋溝付管5内方へ押し込まれる。
即ち、熱交換器1の自重が先端部材11へかかった際に、先端部材11が変形して、先端部材11の先端の突起部12が螺旋溝付管5へ押し込まれるように、先端部材11の材質、厚み等を決定すれば、熱交換器1が管体35へ挿入されて蓋37と接触し、先端部材11へ熱交換器1の自重がかかった際に、先端部材11の突起部12が螺旋溝付管5内へ押し込まれ、管体35内で熱交換器1が大きく傾くことがなく、熱交換器1を安定させることができる。
熱効交換機1を示す斜視図。 螺旋溝付管5を示す斜視図。 先端部材11がばね17により取り付けられた構造を示す図で、(a)は通常の状態を示す図、(b)はG方向より外力を受けた状態を示す図。 (a)は地面31に設けられた掘削孔33に管体35を挿入した状態を示す図、(b)はカップリング39の平面図。 (a)は管体35にガイド43を挿入した状態を示す図(b)はガイド41の斜視図。 (a)はガイド43に熱交換器1が挿入された状態を示す図、(b)はガイド43を撤去した状態を示す図。 管体35に熱伝導媒体47が入れられる状態を示す図で、(a)は熱交換器1を回転しながら熱伝導媒体47を入れる状態を示す図、(b)は管体35に完全に熱伝導媒体47が充填された状態を示す図。 熱交換器1にシート51が巻き付けられた状態を示す斜視図。 熱交換器1に伸長部材49が設けられた状態を示す斜視図。 (a)は伸長部材49によって熱交換器1を管体35へ挿入している状態を示す図、(b)は熱交換器1が挿入され、伸長部材49およびシート51を撤去した状態を示す図。 先端部材11が支持部材52により取り付けられた構造を示す図で、(a)は通常の状態を示す側面図、(b)は通常の状態を示す底面図、(c)はG方向より外力を受けた状態を示す図。 先端部材11が支持部材55により取り付けられた構造を示す図で、(a)は通常の状態を示す図、(b)はG方向より外力を受けた状態を示す図。 先端部材11が支持部材57により取り付けられた構造を示す図で、(a)は通常の状態を示す側面図、(b)は通常の状態を示す底面図、(c)はG方向より外力を受けた状態を示す図。 先端部材11が取り付けられた構造を示す図で、(a)は通常の状態を示す図、(b)はG方向より外力を受けて先端部材11が変形した状態を示す図。 従来の熱交換器60を管体65へ挿入する状態を示す図。 カップリング69を示す平面図。 熱交換器60がカップリング69に引っ掛った状態を示す図。
符号の説明
1………熱交換器
3………螺旋溝
5………螺旋溝付管
7………パイプ
9………継手
11………先端部材
12………突起部
13………支持部材
15………螺旋溝
17………ばね
31………地面
33………掘削孔
35………管体
37………蓋
39………カップリング
41………連結部
43………ガイド
45………つば
47………熱伝導媒体
48………溝
49………伸長部材
50………針金
51………シート
52………支持部材
53………平板部
54………破断支持部材
55………支持部材
56………螺旋溝
57………支持部材
58………螺旋溝
60………熱交換器
61………地面
63………掘削孔
65………管体
67………蓋
69………カップリング
71………連結部
73………引掛かり部

Claims (9)

  1. (1)外面に螺旋状の溝を有する螺旋溝付管と、
    前記螺旋溝付管の前記溝に沿って巻き付けられるパイプと、
    前記螺旋溝付管の先端に設けられ、先細り形状の先端部材と、
    を具備し、
    前記パイプ内に流体を流す熱交換器において、
    前記先端部材の先端は、外部から力を受けると、前記螺旋溝付管内方向へ押し込まれることを特徴とする熱交換器
  2. 前記先端部材には錘が設けられることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 地面を掘削し管体を設置する工程(a)と、
    請求項1または請求項2に記載の熱交換器を、前記管体に挿入する工程(b)と、前記管体へ熱伝導媒体を入れる工程(c)と、
    を具備する熱交換器の施工方法において、
    前記熱交換器を前記管体に挿入する工程(b)において、前記熱交換器が前記管体に挿入され、前記熱交換器が管体の底へ到達した段階では、前記先端部材の先端が外部から力を受けて、前記熱交換器の螺旋溝付管内へ押し込まれ、熱交換器の先端に突起がなくなるか、又は熱交換器の先端の突起が小さくなる工程を含むことを特徴とする熱交換器の施工方法
  4. 前記熱交換器は可とう性を有し、
    前記工程(b)では、前記熱交換器を曲げながら前記管体へ挿入することを特徴とする請求項3記載の熱交換器の施工方法。
  5. 前記工程(b)の前に、ガイドを前記管体へ設置する工程(d)を更に具備し、
    前記工程(b)では、前記ガイドにより前記熱交換器を前記管体へ挿入することを特徴とする請求項3または請求項4記載の熱交換器の施工方法。
  6. 前記工程(b)の前に、又は前記工程(b)と同時に、伸長部材を前記熱交換器へ設ける工程(e)を更に具備し、
    前記工程(b)では、前記伸長部材が設けられた前記熱交換器を前記管体へ挿入することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の熱交換器の施工方法。
  7. 前記工程(b)の前に、前記熱交換器の外周にシート部材を設ける工程(f)を更に具備することを特徴とする請求項3から請求項6のいずれかに記載の熱交換器の施工方法。
  8. 前記工程(b)の前に、又は前記工程(b)と同時に、前記熱交換器へ流体を流す工程(g)を更に具備することを特徴とする請求項3から請求項7のいずれかに記載の熱交換器の施工方法。
  9. 前記工程(c)では、前記熱交換器を回転しながら前記熱伝導媒体を入れることを特徴とする請求項3から請求項8のいずれかに記載の熱交換器の施工方法。
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