JP6098785B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データプロジェクタ、ホームプロジェクタやシアター向けプロジェクタなどの画像表示装置における、装置構成の小型化と光源の高輝度化に関するものである。
近年、データプロジェクタなどの画像表示装置において、装置構成の小型化の要求と、光源の高輝度化の要求とが強まっている。
ここで、画像表示装置の構成を小型化することにより、搭載される各モジュールの実装密度が高密度化する。つまり、画像表示装置の構成を小型化することにより、発熱源が装置内に密集して配置されることになるため、装置内の温度上昇を招いてしまう。
一方、光源の高輝度化を達成する方法としては、光源の高出力化が挙げられる。しかし、光源の高出力化をすることにより、光源からの発熱量が多くなってしまうため、装置内の温度上昇を招いてしまう。
つまり、装置構成の小型化と光源の高輝度化という2つの要求を満足しようとすると、画像表示装置の装置内温度は上昇してしまう。
そこで、画像表示装置において、装置内温度が上昇しても光学特性への影響が小さい、ロバストな(頑強な)光学系が求められている。
これまでも、DMD(Digital Micromirror Device)を用いた画像表示装置において、照明光学系に高い光学性能を有するコンパクトなものや、薄型化と照度分布の均一化を図るもの(例えば、特許文献1、2参照)が提案されている。
ところで、画像表示装置において、装置内温度上昇が発生すると、リレーレンズを含む各光学素子の体積が膨張する。リレーレンズの体積が膨張すると、リレーレンズの焦点距離が線膨張係数に比例して長くなるため、リレーレンズの焦点距離が変化してしまう。
また、画像表示装置において、装置内温度上昇が発生すると、リレーレンズを含む各光学素子を保持する保持部材の体積が膨張する。保持部材の体積が膨張すると、リレーレンズの位置が変化するため、リレーレンズの焦点距離が変化してしまう。
ここで、全ての光学素子や保持部材が完全に均一に膨張すれば、光学特性に変化が生じない。
しかし、全ての光学素子や保持部材の膨張が完全に均一ではない場合、装置内温度上昇が発生すると光学特性に変化が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、装置内温度の上昇に対する光学特性への影響を抑制することができる画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、光源と、光源からの光を変調する画像表示素子と、光源からの光を上記画像表示素子へ導く第1光学系と画像表示素子からの光を投射する第2光学系と、光源と第1光学系と画像表示素子と第2光学系とを収容する筐体と、を有してなる画像表示装置において、第1光学系は、第1レンズと第2レンズとを有し、第1レンズを保持する第1保持部材と、第2レンズを保持する第2保持部材と、を有し、第1光学系の光軸を通る面により第1光学系を2つの領域に分割した場合に、第1保持部材は、2つの領域のうちの一方の領域内でのみで第1レンズの外縁を保持し、第2保持部材は、2つの領域のうちの他方の領域内でのみで第2レンズの外縁を保持し、光源からの光は、第1レンズ、第2レンズの順に進み、第1レンズと第2レンズとの光軸方向の間隔は、筐体内の温度上昇時に減少することを特徴とする。
本発明によれば、装置内温度の上昇に対する光学特性への影響を抑制することができる。
本発明に係る画像表示装置の実施の形態を示す光学配置図である。 上記画像表示装置内が常温時の上記画像表示装置が備えるリレーレンズ系と保持部材との位置関係を示す模式図である。 図2の画像表示装置内の温度上昇時の上記リレーレンズ系と上記保持部材との位置関係を示す模式図である。 本発明に係る画像表示装置の別の実施の形態を示す、上記画像表示装置内が常温時のリレーレンズ系と保持部材との位置関係を示す模式図である。 図4の画像表示装置内の温度上昇時の上記リレーレンズ系と上記保持部材との位置関係を示す模式図である。
●画像表示装置(1)●
以下、本発明に係る画像表示装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明に係る画像表示装置は、以下に説明するように、リレーレンズ系が備える複数のリレーレンズを、それぞれ線膨張係数が異なる別の保持部材によって保持する。このように構成することで、本発明に係る画像表示装置によれば、光軸方向(光源からの光の進行方向)の位置の変化を規制することができる。
また、本発明に係る画像表示装置では、後述する筐体内の温度上昇時には温度の上昇につれて異なる保持部材に保持される複数のリレーレンズが移動することにより複数のリレーレンズの間隔を減少させる。このようにすることで、本発明に係る画像表示装置によれば、合成焦点距離の変化を小さくすることができる。つまり、本発明に係る画像表示装置によれば、温度上昇時の照明性能の変動を低減させることができる。
●画像表示装置の構成
図1は、本発明に係る画像表示装置の実施の形態を示す光学配置図である。
画像表示装置10は、光源1と、反射鏡2と、カラーホイール3と、ロッドインテグレータ4と、リレーレンズ系5と、平面ミラー6と、曲面ミラー7と、DMD8と、投射レンズ9と、筐体11とを有する。
光源1は、例えば超高圧水銀ランプ(HID:High Intensity Discharge lamp)や白色LED(Light
Emitting Diode)などの高輝度の白色光源であり、白色光を放射する。
反射鏡2は、光源1からの光を投射レンズ9に向けて反射する。反射鏡2は、例えば回転楕円面の形状を有する。反射鏡2の第1焦点を含むその近傍には、光源1が配置される。光源1から放射された白色光は、反射鏡2によって第2焦点に集光される。
また、反射鏡2の光軸A1上には、カラーホイール3、ロッドインテグレータ4、リレーレンズ系5が順に配置されている。
カラーホイール3は、反射鏡2の第2焦点(集光位置)近傍に、3色(RGB:Red Green Blue)の光透過部を備える、円盤状の回転体である。カラーホイール3が回転することにより、反射鏡2からの光がカラーホイール3を透過する時間によって透過した後の光の色が異なる。つまり、カラーホイール3を透過することで、反射鏡2からの光が3色に色分解される。
ロッドインテグレータ4は、カラーホイール3の直後に配置される。ロッドインテグレータ4は、入射部から入射された光を内部反射させて射出部から出射させることで、光の強度分布を均一に変換する。
リレーレンズ系5は、複数のリレーレンズとして、光源1(ロッドインテグレータ4)側の第1リレーレンズ51と光源1の反対(DMD8、投射レンズ9)側の第2リレーレンズ52を有する。
リレーレンズ系5は、ロッドインテグレータ4の射出部からの光を、平面ミラー6と曲面ミラー7とを介して、DMD8に照射させるためのレンズである。ロッドインテグレータ4の射出部からの光は、第1リレーレンズ51、第2リレーレンズ52の順に進む。
平面ミラー6と曲面ミラー7とは、リレーレンズ系5からの光をDMD8に導くミラー光学系を構成する。平面ミラー6と曲面ミラー7とは、画像表示装置10の装置構成を小型化するために、光源1からの光の方向を変換する。
なお、本発明に係る画像表示装置は、平面ミラー6と曲面ミラー7を有しないものであってもよい。
平面ミラー6と曲面ミラー7とにより光の方向を変換することで、反射鏡2の光軸A1と投射レンズ9の光軸A2とは、互いに直交している。
また、リレーレンズ系5は、反射鏡2の光軸A1と平行な(共通の)光軸を有する。つまり、リレーレンズ系5の光軸は、投射レンズ9の光軸A2と互いに直交している。
DMD8は、本発明における画像表示素子の一例である。DMD8は、多数の微小鏡面であるマイクロミラーを平面状に配列した表示素子である。
なお、画像表示素子はDMD8に代えて、液晶パネルでもよい。つまり、本発明において画像表示素子は特定の種類に限定されない。
投射レンズ9は、DMD8で反射された光を、不図示のスクリーン等に投射し画像を形成する。ここで、カラーホイール3の回転速度(3色の切り替わり速度)は、人間が画像の変化を認識できる時間に対して十分に速い。そのため、残像効果により、投射画像はカラー画像として人間に認識される。
以上のように、カラーホイール3に同期してDMD8を動作させることで、画像表示装置10は、カラーホイール3から時分割で照射されるR、G、Bの各色に対応した光から画像を形成することができる。
ここで、ロッドインテグレータ4の射出部とDMD8とが、リレーレンズ系5と平面ミラー6と曲面ミラー7により共役関係を満足する。また、DMD8と不図示のスクリーンとは、投射レンズ9により共役関係を満足する。
筐体11は、画像表示装置10の外形形状を構成し、以上説明した画像表示装置10の装置構成、つまり、光源1と、リレーレンズ系5と、DMD8と、投射レンズ9と、を内部に収容する。
●リレーレンズ系と保持部材との構成
次に、画像表示装置10のリレーレンズ系5と、リレーレンズ系5を保持する部材との構成について説明する。
図2は、画像表示装置10内が常温時の画像表示装置10が備えるリレーレンズ系5と保持部材100との位置関係を示す模式図である。
ロッドインテグレータ4は、カラーホイール3からの光が入射する入射部4aと、内部反射させた光が出射する射出部4bとを有する。
ロッドインテグレータ4は、入射部4a、射出部4bともに反射鏡2の光軸A1上に配置されている。射出部4bから出射した光は、反射鏡2の光軸A1上に配置されているリレーレンズ系5に入射する。
リレーレンズ系5を構成する第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52とは、ともに両凸レンズであり、主点はレンズ内にある。ここで、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52とは、例えば光学ガラス製であり、線膨張係数が7.0×10−61/Kである。
なお、ロッドインテグレータ4と第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52の面番号ごとの数値例は以下の表のとおりである。

Figure 0006098785
保持部材100は、第1保持部材1001と第2保持部材1002とにより構成される。
第1保持部材1001は、固定端1001aと、自由端1001bと、レンズ保持部1001cとを備える。ここで第1保持部材1001は、例えば樹脂製であり、線膨張係数が7.0×10−51/Kである。
固定端1001aは、第1保持部材固定部1003を介して筐体11に固定される。固定端1001aは、反射鏡2の光軸A1方向の光源側であるロッドインテグレータ4の射出部4b側に設けられている。
自由端1001bは、固定端1001aの反対側(反射鏡2の光軸A1方向の反光源側)に設けられている。自由端1001bは、筐体11には固定されていない。
レンズ保持部1001cは、第1リレーレンズ51の外縁を保持することで、第1リレーレンズ51の位置を反射鏡2の光軸A1の方向で規制している。
第2保持部材1002は、固定端1002aと、自由端1002bと、レンズ保持部1002cとを備える。ここで第2保持部材1002は、例えば金属製であり、線膨張係数が2.3×10−51/Kである。
なお、第1保持部材1001と第2保持部材1002は、第1保持部材1001の線膨張係数が第2保持部材の線膨張係数と比べて大きければよい。つまり、第2保持部材1002は、金属製に限定されない。第2保持部材1002の材質としては、例えば、第1保持部材の線膨張係数と比べて小さい線膨張係数の樹脂製であってもよい。
固定端1002aは、第2保持部材固定部1004を介して筐体11に固定される。固定端1002aは、反射鏡2の光軸A1方向の光源側である射出部4b側に設けられている。
自由端1002bは、固定端1002aの反対側(反射鏡2の光軸A1方向の反光源側)に設けられている。自由端1002bは、筐体11には固定されていない。
レンズ保持部1002cは、第2リレーレンズ52の外縁を保持することで、第2リレーレンズ52の位置を反射鏡2の光軸A1の方向で規制している。
図3は、図2の画像表示装置10内の温度上昇時のリレーレンズ系5と保持部材100との位置関係を示す模式図である。
複数のレンズを有するリレーレンズ系5では、常温時と温度上昇時の第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52との合成主点と合成焦点距離が同じであれば、近軸関係は等しくなる。
ここで、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52とは、画像表示装置10内の温度上昇により熱膨張して、それぞれ焦点距離が伸びる。このとき、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52との間隔が広がってしまうと、リレーレンズ系5の合成焦点距離も伸びてしまう。
つまり、画像表示装置10内の温度上昇時のリレーレンズ系5の合成焦点距離を常温時と同じにするためには、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52との間隔を短縮させる必要がある。
本実施の形態では、第1保持部材1001と第2保持部材1002は、それぞれの線膨張係数に基づき、固定端1001a、固定端1002aから自由端1001b、自由端1002bの方向に延伸する。換言すれば、第1保持部材1001と第2保持部材1002とが延伸する方向は、反射鏡2の光軸A1の方向の反光源側である。
前述のように、第2保持部材1002の線膨張係数よりも第1保持部材1001の線膨張係数が大きい。このため、第1保持部材1001が常温時から延伸した長さは、第2保持部材1002が常温時から延伸した長さよりも長い。
したがって、第1保持部材1001に保持される第1リレーレンズ51の変位量d1は、第2保持部材1002に保持される第2リレーレンズ52の変位量d2より大きい。
すなわち、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52との間隔は、画像表示装置10内、つまり、筐体11内の温度上昇に伴い減少する。
以上のように画像表示装置10では、線膨張係数が異なる部材で第1保持部材1001と第2保持部材1002とを構成することにより、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52の熱膨張による合成焦点距離の変化を低減することができる。
また、リレーレンズ系5は、最も光源1に近い第1リレーレンズ51の焦点距離をf1、最もDMD8側に近い第2リレーレンズ52の焦点距離をf2とするとき、下記の条件式
0<f1<f2
を満たす。
これは、照明光学系の小型化に関する条件式である。ここで、f1とf2の値としては、例えば、f1=13.7294、f2=130.2555である。
以上の条件式により、光源1に近い第1リレーレンズ51のパワーを最もDMD8側に近い第2リレーレンズ52のパワーより強くすることで、リレーレンズ系5を構成するレンズのレンズ径を小径化できる。つまり、以上の条件式により、低コストの照明光学系を有する画像表示装置10を提供することができる。
●実施の形態に係る作用・効果
以上説明した実施の形態によれば、画像表示装置10は、装置内温度が上昇した場合であっても、リレーレンズ系5の合成焦点距離の変化を低減するため、照明特性(光学特性)の変化を低減することができる。
また、以上説明した実施の形態によれば、画像表示装置10は、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52とについて、装置内温度の上昇による位置の変化を個別に制御することができる。
また、以上説明した実施の形態によれば、画像表示装置10は、第1保持部材1001と第2保持部材1002の線膨張係数の相違により、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52の温度上昇後の位置を制御することができる。
また、以上説明した実施の形態によれば、画像表示装置10は、リレーレンズ系5が備えるレンズを光軸方向の反光源側に移動させることで、装置内温度が上昇した場合にリレーレンズ系5の合成焦点距離の変化を低減することができる。
また、画像表示装置10は、ともに反射鏡2の光軸A1方向の光源側を固定された第1保持部材1001と第2保持部材1002との線膨張係数の相違を利用し、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52との間隔を短くする。このため、以上説明した実施の形態によれば、置内温度が上昇した場合であっても、リレーレンズ系5の焦点距離の変化を低減し、照明特性の変化を低減することができる。
また、以上説明した実施の形態によれば、画像表示装置10は、光源1からの光の進行方向に基づいてリレーレンズ系5の焦点距離の変化を低減するため、照明特性の変化を適切に低減することができる。
以上説明した実施の形態によれば、画像表示装置10は、リレーレンズ系5を構成するレンズのレンズ径を小径化することにより、低コストの照明光学系を提供することができる。
以上説明した実施の形態によれば、画像表示装置10は、平面ミラー6と曲面ミラー7とを有するミラー光学系と、画像表示素子としてDMD8とを用いて構成することで、装置構成の小型化を図ることができる。
●画像表示装置(2)●
次に、本発明に係る画像表示装置の別の実施の形態について、先に説明した実施の形態との相違点である保持部材を中心に説明する。
図4は、本発明に係る画像表示装置の別の実施の形態を示す、画像表示装置10内が常温時のリレーレンズ系5と第2保持部材102との位置関係を示す模式図である。
ロッドインテグレータ4は、先に説明した実施の形態と同様に、カラーホイール3からの光が入射する入射部4aと、内部反射させた光が出射する射出部4bとを有する。
第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52とは、先に説明した実施の形態と同様に例えば光学ガラス製であり、線膨張係数が7.0×10−61/Kである。
なお、ロッドインテグレータ4と第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52の面番号ごとの数値実施例は先に説明した表と同様である。
第2保持部材102は、第1保持部材101と第2保持部材102とにより構成される。
第1保持部材101は、固定端1011aと、自由端1011bと、レンズ保持部1011cとを備える。ここで第1保持部材101は、例えば樹脂製であり、線膨張係数が7.0×10−51/Kである。
固定端1011aは、第1保持部材固定部1013を介して筐体11に固定される。固定端1011aは、反射鏡2の光軸A1方向の光源側であるロッドインテグレータ4の射出部4b側に設けられている。
自由端1011bは、固定端1011aの反対側(反射鏡2の光軸A1方向の反光源側)に設けられている。自由端1011bは、筐体11には固定されていない。
レンズ保持部1011cは、第1リレーレンズ51の外縁を保持する。レンズ保持部1011cは、第1リレーレンズ51の位置を反射鏡2の光軸A1の方向で規制している。
第2保持部材102は、固定端1012aと、自由端1012bと、レンズ保持部1012cとを備える。ここで第2保持部材102は、例えば金属製であり、線膨張係数が2.3×10−51/Kである。
なお、第2保持部材102は、樹脂製であってもよい。
固定端1012aは、第2保持部材固定部1024を介して筐体11に固定される。固定端1012aは、反射鏡2の光軸A1方向の反光源側であるDMD(不図示)側に設けられている。
自由端1012bは、固定端1002aの反対側(反射鏡2の光軸A1方向の光源側)に設けられている。つまり、自由端1012bは、第1保持部材101の自由端1011bと向かい合うように設けられている。自由端1012bは、筐体11には固定されていない。
レンズ保持部1012cは、第2リレーレンズ52の外縁を保持することで、第2リレーレンズ52の位置を反射鏡2の光軸A1の方向で規制している。
図5は、図4の画像表示装置10内の温度上昇時のリレーレンズ系5と第2保持部材102との位置関係を示す模式図である。
第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52とは、画像表示装置10内の温度上昇により熱膨張して、それぞれ焦点距離が伸びる。このとき、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52との間隔が広がってしまうと、リレーレンズ系5の合成焦点距離も伸びてしまう。
つまり、画像表示装置10内の温度上昇時のリレーレンズ系5の合成焦点距離を常温時と同じにするためには、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52との間隔を短縮させる必要がある。
本実施の形態では、第1保持部材101と第2保持部材102は、それぞれの線膨張係数に基づき、固定端1011a、固定端1012aから自由端1011b、自由端1012bの方向に延伸する。換言すれば、第1保持部材101と第2保持部材102とが延伸する方向は、第1保持部材101が反射鏡2の光軸A1の方向の反光源側であり、第2保持部材102が反射鏡2の光軸A1の方向の光源側である。ここで、第1保持部材101に保持される第1リレーレンズ51の変位量がd1であり、第2保持部材102に保持される第2リレーレンズ52の変位量がd2である。
したがって、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52との間隔は、画像表示装置10内の温度上昇に伴い減少する。
以上説明した画像表示装置10では、第1保持部材101の固定端1011aと第2保持部材102の固定端1012aの位置を互いに異なる方向(反射鏡2の光軸A1方向の光源側と反光源側)にする。
つまり、以上説明した実施の形態では、筐体11内の温度上昇時に、第1リレーレンズ51が反射鏡2の光軸A1方向の反光源側に移動し、第2リレーレンズ52が反射鏡2の光軸A1方向の光源側に移動する。
そして、画像表示装置10によれば、以上のように構成することで、第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52の熱膨張による合成焦点距離の変化を低減することができる。
なお、以上説明した実施の形態では、第1保持部材101の線膨張係数と第2保持部材102の線膨張係数は異なる値であった。しかし、本実施の形態における第1保持部材101の線膨張係数と第2保持部材102の線膨張係数とは同一の値であってもよい。つまり、本実施の形態における第1保持部材101の材質と第2保持部材102の材質は、同一のものであってもよい。
また、以上説明した実施の形態において、先に説明した実施の形態と同様に、最も光源1に近い第1リレーレンズ51の焦点距離をf1、最もDMD8側に近い第2リレーレンズ52の焦点距離をf2とするとき、下記の条件式
0<f1<f2
を満たすようにしてもよい。
以上の条件式により、光源1に近い第1リレーレンズ51のパワーを最もDMD8側に近い第2リレーレンズ52のパワーより強くすることで、リレーレンズ系5を構成するレンズのレンズ径を小径化できる。つまり、以上の条件式により、低コストの照明光学系を有する画像表示装置10を提供することができる。
●実施の形態に係る作用・効果
以上説明した実施の形態によれば、装置内温度上昇時の第1リレーレンズ51と第2リレーレンズ52との反射鏡2の光軸A1方向の位置変化を異なる方向とすることで、合成焦点距離の変化を低減することができる。
また、以上説明した実施の形態によれば、第1保持部材101と第2保持部材102の固定端の位置を異なる方向とすることで、装置内温度が上昇しても、リレーレンズ系5の焦点距離の変化を低減でき、照明特性の変化を低減することができる。
1 :光源
2 :反射鏡
3 :カラーホイール
4 :ロッドインテグレータ
4a :入射部
4b :射出部
5 :リレーレンズ系
6 :平面ミラー
7 :曲面ミラー
9 :投射レンズ
10 :画像表示装置
11 :筐体
51 :第1リレーレンズ
52 :第2リレーレンズ
100 :保持部材
101 :第1保持部材
102 :第2保持部材
1001 :第1保持部材
1001a:固定端
1001b:自由端
1001c:レンズ保持部
1002 :第2保持部材
1002a:固定端
1002b:自由端
1002c:レンズ保持部
1003 :第1保持部材固定部
1004 :第2保持部材固定部
1011a:固定端
1011b:自由端
1011c:レンズ保持部
1012a:固定端
1012b:自由端
1012c:レンズ保持部
1013 :第1保持部材固定部
1024 :第2保持部材固定部
A1 :反射鏡の光軸
A2 :投影レンズの光軸
特開2004−138668号公報 特開2000−098272号公報

Claims (10)

  1. 光源と、
    上記光源からの光を変調する画像表示素子と、
    上記光源からの光を上記画像表示素子へ導く第1光学系と、
    上記画像表示素子からの光を投影面に投射する第2光学系と、
    上記光源と上記第1光学系と上記画像表示素子と上記第2光学系とを収容する筐体と、
    を有してなる画像表示装置において、
    上記第1光学系は、第1レンズと第2レンズとを有し、
    上記第1レンズを保持する第1保持部材と、上記第2レンズを保持する第2保持部材と、を有し、
    上記第1光学系の光軸を通る面により上記第1光学系を2つの領域に分割した場合に、上記第1保持部材は、上記2つの領域のうちの一方の領域内でのみで上記第1レンズの外縁を保持し、上記第2保持部材は、上記2つの領域のうちの他方の領域内でのみで上記第2レンズの外縁を保持し、
    上記光源からの光は、上記第1レンズ、上記第2レンズの順に進み、
    上記第1レンズと上記第2レンズとの光軸方向の間隔は、上記筐体内の温度上昇時に減少することを特徴とする画像表示装置。
  2. 上記第1保持部材の線膨張係数と上記第2保持部材の線膨張係数とは、それぞれ異なる、
    請求項1記載の画像表示装置。
  3. 上記筐体内の温度上昇時に、
    上記第1レンズと上記第2レンズは、ともに上記光軸方向の反光源側に移動する、
    請求項1または2記載の画像表示装置。
  4. 上記第1保持部材と上記第2保持部材は、上記光軸方向の光源側を固定端とし、
    上記第1保持部材の線膨張係数は、上記第2保持部材の線膨張係数より大きい、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 上記筐体内の温度上昇時に、
    上記第1レンズは、光軸方向の反光源側に移動し、
    上記第2レンズは、上記光軸方向の光源側に移動する、
    請求項1記載の画像表示装置。
  6. 上記第1保持部材は、上記光軸方向の光源側を固定端とし、
    上記第2保持部材は、上記光軸方向の反光源側を固定端とする、
    請求項1または5記載の画像表示装置。
  7. 上記第1レンズと上記第2レンズは、ガラス製であり、
    上記第1保持部材と上記第2保持部材は、樹脂製である、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の画像表示装置。
  8. 上記第1レンズと上記第2レンズは、ガラス製であり、
    上記第1保持部材は、樹脂製であり、
    上記第2保持部材は、金属製である、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の画像表示装置。
  9. 上記第1光学系が備える複数のレンズのうち、上記光源に最も近いレンズの焦点距離をf1、上記画像表示素子側に最も近いレンズの焦点距離をf2としたとき、
    0<f1<f2
    を満たす、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の画像表示装置。
  10. 上記光源と上記第1光学系との間に設けられ、上記光源からの光の強度を均一にして上記第1光学系に上記光源からの光を透過させるインテグレータと、
    上記第1光学系と上記画像表示素子との間に設けられ、上記第1光学系からの光を上記画像表示素子に導くミラー光学系と、
    を備え、
    上記画像表示素子は、デジタルミラーデバイスである、
    請求項1乃至9のいずれかに記載の画像表示装置。
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