JP6096771B2 - オーバースプレーを分離するための方法及び装置、及び該装置を備えた設備 - Google Patents

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Description

本発明は、コーティングプラント、特に塗装プラントの、オーバースプレーをのせたブース内空気からオーバースプレーを分離する方法であって、オーバースプレーが空気流によって取り込まれ、分離装置に案内され、ここで固形物の少なくとも大部分がオーバースプレーから分離される、方法に関する。
本発明は更に、コーティングプラント、特に塗装プラントの、オーバースプレーをのせたブース内空気からオーバースプレーを分離する、装置に関する。
本発明は更に、対象物、特に車体、をコーティング、特に塗装する、プラントであって、コーティングブースと分離装置とを有しており、
(a) コーティングブース内では、対象物が、コーティング材料で処理され、空気流を、コーティングブースを通して導くことができ、空気流が、コーティング材料から生成されたオーバースプレーを取り込んで運び去り、
(b) 分離装置に、このブース内空気を供給することができ、分離装置では、固形材料の少なくとも大部分が、オーバースプレーから分離される、
プラントに関する。
塗料が、対象物に、手動又は自動で塗布される場合、塗料の部分流は、一般に固形物及び/又はバインダー、並びに溶剤、の両方を含有しているが、その対象物に塗布されない。この部分流は、当業者の間では、「オーバースプレー」として知られている。以下では、オーバースプレー、オーバースプレー粒子、又はオーバースプレー固形物、という用語は、常に、分散系、例えばエマルジョン、又は懸濁液、又はこれらの組み合わせ、を意味するために使用される。オーバースプレーは、塗装ブース内で空気流によって取り込まれ、分離のために供給され、必要ならば、この空気を、適切な調整の後、コーティングブースに戻すことができる。
塗料消費量が比較的高いプラント、例えば車体塗装プラントでは、特に、湿式分離システムを使用するのが好ましい。商業的に周知の湿式分離器では、上方から到来するブース排気と一緒に水が、空気流を加速させるノズルへ流れる。貫流するブース排気と水の渦が、このノズル内で形成される。この処置において、オーバースプレー粒子は、大部分が水中に移り、湿式分離器を出た空気は、実質的に清浄化されており、塗料オーバースプレー粒子は、粘着力を奪われて水中に残る。次にこれらの粒子を、水から回収するか又は廃棄することができる。
周知の湿式分離器では、極めて大量の所要の水を循環させるために比較的多量のエネルギーが必要である。洗浄水の処理は、塗料バインダー化学物質及び脱粘着化学物質を多量に使用すること、及び塗料スラッジを廃棄することに起因して、高いコストがかかる。更に洗浄水と強力に接触する結果、空気は大量の湿分を吸収する。この湿分は、再循環空気モードにおいて、空気の処理のための高いエネルギー消費量という結果になる。
対照的に、冒頭で述べたタイプの商業的に周知の装置では、乾式分離プロセスが用いられる。これに関しては、特に、静電作動式分離器が確立されている。この分離器の場合、塗料オーバースプレーは、分離面の傍らを通り過ぎるように案内され、オーバースプレー粒子が電極装置によってイオン化されて分離面と電極装置との間に電界が確立される結果として分離面に移動することに起因して、その分離面で分離される。分離面に付着した塗料オーバースプレー粒子は次に、分離面から例えば機械的に剥離し、搬出することができる。
このような分離器の清浄化効果は、極めて良好である。しかしながら、連続的な作業のためには、分離面と電極装置との間に十分に強い電界が確立され得るのを常に保証することが必要であり、このことは、分離面上の塗料オーバースプレーのある程度の層厚までしか可能ではない。それというのもこのような層は絶縁効果を有するからできる。とはいえ、塗料オーバースプレーを分離面から連続的に除去することは、高い構造コストを伴い、故障を招きやすくなる。更に、オーバースプレーは分離面上で反応し、硬化し、又は乾燥することがあり、この場合には分離面から単に剥離することによってはオーバースプレーをもはや除去することはできない。このような分離器のためのエネルギーコストは更に比較的高い。
従って本発明の目的は、これらの問題点を考慮に入れた、冒頭で述べたタイプの方法、分離装置、及びプラントを提供することである。
この目的は、冒頭で述べたタイプの方法において、オーバースプレーをのせたブース内空気がフィルタ・モジュールを通して導かれ、フィルタ・モジュール内でオーバースプレーが分離され、フィルタ・モジュールは、フィルタ・ハウジングとフィルタ・ユニットとを備えた交換可能な使い捨てユニットとして形成されており、各フィルタ・モジュールが、オーバースプレー負荷限界に達した後に空のフィルタ・モジュールと交換される、ことによって達成される。
本発明は、一般の意見とは逆に、使い捨てフィルタ・モジュールが経済的であり、更に環境にも優しいという認識に基づいている。エネルギーの面から、また必要な資源の面から見て、このような使い捨てフィルタ・モジュールの処理及び/又は廃棄は、分離された塗料を連続過程において既存の分離面から除去する分離装置にかかる手間よりも好ましいものである。
従って、これらの理由から、交換された、そしてオーバースプレーをのせたフィルタ・モジュールが、廃棄及び/又はリサイクル・プロセスに供給されることが好ましい。
フィルタ・ユニットとして慣性フィルタが使用されると特に効果的であることが判っている。慣性フィルタは外部エネルギー供給なしに有利に操作することができ、効果的なオーバースプレー分離をもたらす。
冒頭で述べたタイプの分離装置に関して、上述の目的は、
a) 分離装置がフィルタ・モジュールを使用して働き、フィルタ・モジュールを通して、オーバースプレーをのせたブース内空気を導くことができ、フィルタ・モジュール内でオーバースプレーが分離され;
b) フィルタ・モジュールは、フィルタ・ハウジングとフィルタ・ユニットとを備えた交換可能な使い捨てユニットとして形成されており;
c) 分離装置は、各フィルタ・モジュールを、オーバースプレー負荷限界に達した後に空のフィルタ・モジュールと交換し得る手段を含む、
ことによって達成される。
利点は、方法に関連して説明した利点に相当する。
フィルタ・ユニットが慣性フィルタとして形成されていることが同様に好ましい。
良好な分離効果を得るために、フィルタ・ユニットが、流れのラビリンスを形成するように配列された複数の分離エレメントを含むと特に有利である。
分離エレメントは好ましくは垂直方向に延びており、水平方向にブース内空気流によって取り囲まれる。こうすると、オーバースプレーは分離エレメントに沿って下方に向かって流れることができる。
分離エレメント間の間隔が、流れ方向に、及び/又は流れ方向(74)に対して垂直方向に小さくなると、流路の端部でブース内空気中にまだ存在するオーバースプレー粒子も効果的に分離される。
実際には、フィルタ板、フィルタ・カートリッジ、区画された構造、又はチャンバ構造が、好ましい分離エレメントであることが判っている。
フィルタ・モジュールが、標準化された支持構造として形成された基底部を含むと、このタイプの標準化支持構造に既に適合されている周知のコンベヤ・システムによって、フィルタ・モジュールを搬送することができる。
使い捨てフィルタ・モジュールの処理又は廃棄の面で、フィルタ・モジュールの1つの構成部分、いくつかの構成部分、又は全ての構成部分が、湿りに強い(nassfesten)リサイクル材料から形成されていると、特に有利である。
湿りに強いリサイクル材料として、次の材料、すなわち、紙及びボール紙材料、段ボール紙、垂直方向コルゲート構造を備えたボール紙、ハニカム構造を備えたボール紙、又は巻いたボール紙(Wickelkartone)、MDF材料、木材のうちの1つ又は2つ以上が選択されることが好ましい。プラスチック材料、特に、例えばポリエチレン又はポリプロピレン、も適している。
フィルタ・モジュールはモジュール・キットとして形成されることが有利であり得る。この場合、フィルタ・モジュールを現場で組み立て、空間を節約して、例えば平らに折り畳んで使用場所まで輸送することができる。
分離されたオーバースプレーを効果的に捕捉するためには、フィルタ・モジュールが捕集溝(Sammelwanne)を含み、捕集溝内では、分離されたオーバースプレーが集まることが好ましい。
捕集溝は、例えばフィルタ・モジュールの基底部に配置された捕集袋を含むことができる。
上記目的はいまや、上述の特徴のうちのいくつか又は全てを有する分離装置を含むことによって、冒頭で述べたタイプのプラントにおいて達成される。
これにより達成し得る利点は、分離装置に関連して上記に説明した利点に相当する。
図面を参照しながら、本発明の典型的な実施態様をより詳細に以下に説明する。
図1は、オーバースプレー分離装置を有する表面処理プラントの塗装ブースを示す正面図である。 図1の塗装ブースを、図1のII−II断面線に沿って拡大して示す部分断面図である。 図3は、分離装置のフィルタ・モジュールを、フィルタ・ハウジングの一部が破断された状態で示す斜視図である。 図4は、修正したフィルタ・モジュールを示す、図3に対応する斜視図である。 図5は、塗装ブースの修正した分離領域を拡大して示す、図1に対応する図である。 図6は、更に改変されたフィルタ・モジュールを示す、図4に対応する斜視図である。 図7は、図6のフィルタ・モジュールを、捕集溝が断面で示された状態で示す側面図である。
図1,2には、表面処理プラントの塗装ブースが全体的に示されている。この塗装ブース内では車体4が、これらが例えば、塗装ブース2内の上流側に配置された前処理ステーション(具体的には示さない)内で清浄化され脱脂された後で、塗装される。塗装ブース2は、それ自体は周知の鋼構造6に設けられている。
塗装ブース2は塗装トンネル8を含んでいる。塗装トンネル8は頂部に配置されており、垂直方向の側壁10と、水平方向のブース天井12とによって仕切られているが、しかし端面では開いている。更に、塗装トンネル8は底部に向かって開いているので、オーバースプレーをのせたブース排気は下方に向かって流れることができる。ブース天井12は、フィルタ・カバー16を有する空気供給チャンバ14の下側の仕切りとして、従来からの態様で構成されている。
塗装トンネル8の下側開口18の上方には、鋼骨格20が配置されている。鋼骨格20は搬送装置22を支持している。搬送装置はそれ自体周知であり、ここで更に詳しく説明することはしない。搬送装置を使用して、塗装されるべき車体4を塗装トンネル8の入口側から出口側へ輸送することができる。塗装トンネル8の内部には、それ自体周知の多軸式塗装ロボット24の形態を成す塗装装置が配置されている。車体4は塗装ロボット24によって塗料でコーティングすることができる。
塗装トンネル8の下側開口18は、通行可能なグレーチング26によって覆われている。グレーチング26の下方には、ブース内空気によって搬送されたオーバースプレー粒子がブース内空気から分離される、プラント領域28が配置されている。
従って、空気は空気供給チャンバ14から流出して、下方に向かって塗装トンネル8を通ってプラント領域28に達し、これにより、塗装トンネル8内に存在する塗料オーバースプレーは、空気によって取り込まれて搬送される。
プラント領域28は流れ領域30を含んでいる。流れ領域内には、オーバースプレーをのせたブース内空気が先ず流入する。流れ領域はこれを目的として頂部で塗装ブース2に向かって開いているが、しかし側方では側壁10によって、底部では中間天井32によって仕切られている。中間天井32は、ブースの長手方向に連続的に配列された複数の通路34を有している。これらの通路34のそれぞれは、それぞれの空気案内流路38の流路入口36に通じている。空気案内流路38内には、オーバースプレーをのせたブース内空気が先ず、全体として垂直方向に下方に向かって流入する。
空気案内流路38は次に、ブース内空気を、90°偏向させて水平方向にし、次にブース内空気は、全体として水平方向にフィルタ・モジュール40内に流入する。各フィルタ・モジュール40は分離ユニットを形成している。この分離ユニットは、全体的に符号42で示された分離装置とともに作動する。分離装置は塗装ブース2の分離領域44内に設けられている。分離領域44は流れ領域30の下方に配置されている。
それぞれのフィルタ・モジュール40は空気案内流路38のうちの1つに取り外し可能に結合されている。これを目的として各フィルタ・モジュール40は、フィルタ入口48を備えたフィルタ・ハウジング46を有している。フィルタ入口48は、空気案内流路38の流路出口接続部50に対して相補的に構成されており、フィルタ・モジュール40は、相応の水平方向運動によって、空気案内流路38の流路出口接続部50と流体的に接続され、或いは流路出口接続部50から接続を外されることができる。
従って、図示した典型的な実施態様における分離装置42は、フィルタ・モジュール40からモジュール式に組み立てられた分離フィルタである。
ブース内空気は、フィルタ・モジュール40内で、更に2回、90°偏向させられ、次に慣性フィルタ52の形態を成すフィルタ・ユニットを通って流れる。この慣性フィルタ52上で塗料オーバースプレーは分離し、フィルタ・ハウジング46の、フィルタ入口48が配置された側と同じ側に設けられたフィルタ出口接続部54を通って、フィルタ・モジュール40を出る。オーバースプレー粒子から実質的に解放されたブース内空気は、フィルタ出口接続部54から、中間流路56内に流入し、中間流路を介して捕集流路58内に達する。
中間流路56は入口フランジ60を有している。フィルタ・モジュール40のフィルタ出口接続部54は、上述したフィルタ・モジュールの水平方向運動を介して、この入口フランジ60に流体的に接続され、又はこの入口フランジから接続を外されることが可能である。従ってフィルタ入口48が空気案内流路38の流路出口接続部50に接続されていて、フィルタ出口接続部54が中間流路56の入口フランジ60に接続されていると、フィルタ・モジュール40は、運転位置において使用準備が整う。
ブース内空気は、捕集流路58を介して更なる処理及び調整のために供給され、これに続いて、循環路(具体的には図示せず)において再び、空気供給チャンバ14内に導入される。空気供給チャンバ14から、ブース内空気は上方から塗装トンネル8内へ戻る。ブース内空気が分離フィルタ42によってオーバースプレー粒子からまだ十分に解放されていない場合には、分離フィルタ42の下流側に更なるフィルタ段を設けることができる。更なるフィルタ段にはブース内空気が供給され、フィルタ段内には、それ自体周知のフリース・フィルタ又は静電作動式分離フィルタが使用される。フィルタ・モジュール40内にこのようなフィルタ段のうちの1つ又は2つ以上の組み入れることも任意に可能である。従って、例えばフィルタ出口接続部54の上流側には、フィルタ・フリースを配置することができる。
ここで図3を参照しながら、フィルタ・モジュール40の1つをより詳細に説明する。図面から明らかなように、フィルタ・モジュール40のフィルタ・ハウジング46は流動チャンバ62を仕切っている。流動チャンバ62はフィルタ入口48とフィルタ出口接続部54との間に延びており、この流動チャンバ62を通って、ブース内空気が、180°だけ湾曲している流路に沿って流れる。
フィルタ・ハウジング46は基底部64と、基底部64によって支持されたチャンバ・ハウジング66とを含む。チャンバ・ハウジング66内では、チャンバ壁がフィルタ入口48とフィルタ出口接続部54とを有している。基底部64はその幾何学的形状及びその寸法の面で、標準化された支持構造、例えばいわゆるユーロ・パレットに基づいた構造として形成されている。こうして、フィルタ・モジュール40が、このような標準構造に適合されたコンベア・システム68によって運転位置にもたらされるか、又は運転位置から取り出されるのが可能である。このことは、図1において、オペレータによって手動操作可能な昇降コンベア台車70の例を用いて示されている。
これに相応して、塗装ブース2の分離領域44内のフィルタ・モジュール40の配列は、使用される標準化基底部64に基づく格子の形態に従って行うことができる。
フィルタ・モジュール40の少なくとも下側の捕集領域は液密であり、従って、塗料のための捕集溝72として設計されている。塗料は慣性フィルタ52で分離され、フィルタ内を下方に向かって流れる。
慣性フィルタ52は、流動チャンバ62内のフィルタ出口接続部54の上流側に配置されて、オーバースプレーをのせたブース内空気が慣性フィルタを水平方向74に流過するようになっている。慣性フィルタ52は、実質的に水平方向の支持板78を備えた支持構造76を含む。図3に示されているように、支持板78はここでは、フィルタ・モジュール40に入るブース内空気の流動方向で見て、水平面に対して僅かに下方に向かって角度づけられている。支持板78は、フィルタ入口48及びフィルタ出口接続部54を備えたフィルタ・ハウジング46のハウジング壁の内側に取り付けられている。
支持板78は複数のフィルタ板80を支持している。フィルタ板80は分離エレメントとして役立ち、捕集溝72の方向に下方に向かって延びている。便宜上、捕集溝のうちのいくつかだけに符号が付けられている。この典型的な実施態様において、このことは例えば支持板78がフィルタ板80に対して相補的なスロット82を有し、これらのスロット内にフィルタ板80が挿入されるように実施することができる。これらのスロット82もまた、いくつかだけに符号が付けられている。
フィルタ板80は断面V字形であり、Vの先端が、ブース内空気が慣性フィルタ52を流過する空気の流動方向74に面するように配列されている。フィルタ板80はここでは互いにオフセットして配列されていて、フィルタ板80の数はブース内空気の流動方向74に増大する。換言すれば、フィルタ板80の間の間隔は流動方向74に、そして流動方向に対して垂直方向に、すなわちここでは水平方向に小さくなる。この原理は、交換フィルタ・モジュール84に関して図2に垂直断面図で示されている。交換フィルタ・モジュール84は、オーバースプレーがたまったフィルタ・モジュール40と交換されることになる。
このように、慣性フィルタ52内で流動方向74に、流れのラビリンスが形成されている。この流れのラビリンスをブース内空気が流過し、この流れのラビリンス内ではオーバースプレー粒子が、質量慣性の原理に従ってそれ自体周知の形でフィルタ板80で分離される。そこから、オーバースプレーは下方に向かって捕集溝72内に流入する。ここでは、オーバースプレーは塗料溜め内に蓄積される。
フィルタ板80の代わりに、幾何学的形状及び寸法の面で異なる構造を有する分離エレメントを使用することもできる。図4に示された修正したフィルタ・モジュール40の場合、フィルタ板80の代わりに、フィルタ・カートリッジ86が支持構造76の支持板78によって支持されている。フィルタ・カートリッジ86は、図3に示されたフィルタ・モジュール40内のフィルタ板80と同じ原理に基づいて配列されている。実際には、分離エレメントの他の配列を提供することもできる。
フィルタ板80又はフィルタ・カートリッジ86の代わりに、区画された構造、又はチャンバ構造を分離エレメントとして提供することもできる。折り畳み式又は差し込み式に互いに結合された板又はシートが例えば区画された構造として役立つことができる。実際にはチャンバ構造がハニカム様構造を有する。
図1から明らかなように、フィルタ・モジュール40はその運転位置でスケール88上に載置されており、その運転位置で上下にロック装置90によってロックされている。
各フィルタ・モジュール40は、最大量の塗料を保持するように、すなわち、フィルタ・モジュール40のタイプ及びこのために使用される材料に応じたオーバースプレー負荷限界に合わせて設計されている。既に捕集されている塗料量をスケール88によってモニタリングすることができる。或いは、負荷限界は、差圧を割り出すことにより確立することもできる。フィルタ・モジュール40によって形成される空気抵抗は、フィルタ・モジュール40にオーバースプレーがより多くたまるのに伴って、増大する。
フィルタ・モジュール40がその最大保持容量に達したら、ロック装置90が外され、オーバースプレーがたまったフィルタ・モジュール40が、塗装ブース2の分離領域44から、昇降コンベア70によって取り出され、空のフィルタ・モジュール40と交換される。これを目的として、案内流路38の流路出口接続部50と、中間流路56の入口フランジ60とを遮断弁(具体的には図示せず)によって閉じることによって、交換されるべきフィルタ・モジュール40と案内流路38及び中間流路56との間の流れ接続が予め遮断される。
空のフィルタ・モジュール40をスケール88上の運転位置内に動かしたら、空のフィルタ・モジュール40はロック装置90によって相応にロックされ、従って分離領域44から不注意に離脱しないことが保証される。案内流路38及び中間流路56の遮断弁は、ブース内空気が新たに位置決めされたフィルタ・モジュール40を流過するように開位置にもたらされる。
次に交換により取り外された、オーバースプレーをのせたフィルタ・モジュール40は廃棄及び/又はリサイクル・プロセスに供給され、従って使い捨てフィルタ・モジュールとして使用される。
従って換言すれば、オーバースプレーが分離されたフィルタ・モジュール40は、フィルタ・ハウジング46とフィルタ・ユニット52とを備えた交換可能な使い捨てユニットとして形成されており、各フィルタ・モジュール40は、オーバースプレー負荷限界に達した後、空のフィルタ・モジュール40と交換される。
図5は更に修正したコンベア・システム68を変形例として示している。昇降コンベア台車の代わりに、これはローラ・コンベア・システム92を示している。ローラ・コンベア・システムはそれ自体周知の形の、モータ駆動式ローラを備えたローラ・コンベアを含む。ローラ・コンベア・システム92によって、塗料オーバースプレーの保持容量を使い果たしたフィルタ・モジュール40をコンピュータ制御下で塗装ブース2の分離領域44から出し、それぞれの未使用のフィルタ・モジュール40と交換することができる。これを目的として、ローラ・コンベア・システム92は協働するコンベア・ユニットを含む。コンベア・ユニットによって、フィルタ・モジュール40を塗装ブース2の長手方向範囲に対して平行及び/又は横方向に運動させることができる。
フィルタ・モジュール40の基底部64、チャンバ・ハウジング66、支持構造76、及び分離エレメント80,86は、湿りに強いリサイクル材料から形成されている。大まかに言えば、フィルタ・モジュール40の1つの構成部分、いくつかの構成部分、又は全ての構成部分が、湿りに強いリサイクル材料から形成されている。この材料のためには、セルロース材料、例えば任意に処理された紙及びボール紙材料、段ボール紙、垂直方向コルゲート構造を備えたボール紙、ハニカム構造を備えたボール紙、又は巻いたボール紙(Wickelkartone)、並びに他の材料、例えばMDF材料を使用することができる。例えば基底部64としては、木製ユーロ・パレットが適している。プラスチック材料、特にポリエチレン又はポリプロピレンも可能である。
フィルタ・モジュール40自体は、前記構成部分を個々の部品として含むモジュール・キットとして配送し、現場で組み立てることができる。チャンバ・ハウジング66は例えば圧潰可能な天井を有し、対角線方向に対向する2つの長手方向エッジに沿って折り畳むことによって2層ハウジング板にすることができる。次に、展開したチャンバ・ハウジング66を、例えば慣性フィルタ52に滑り被せる。慣性フィルタは、支持構造76及びフィルタ板80又はフィルタ・カートリッジ86から予め組み立てておく。
次に慣性フィルタ52をチャンバ・ハウジング66に取り付けた後、このような構成ユニットを基底部64上に置き、場合によっては接着によって基底部に固定する。
捕集溝72を形成するために、シーリング・コンパウンドを基底領域内に注入し、揺動テーブルを使用して流動チャンバ62の基底領域内に均一に分配することができる。
図6及び7は、これとは別の捕集溝94を示している。ここでは、基底部64は周囲を囲む溝枠96を支持している。この周囲を囲む溝枠も、上述の湿りに強いリサイクル材料のうちの1つから、例えば薄い木製ブロックから形成することができる。溝枠96内には、液密捕集袋98が挿入されている。液密捕集袋内には、チャンバ・ハウジング66を配置することができ、液密捕集袋の上縁部は、溝枠96に被さるように外方に向かって折り曲げられている。例えば粉末塗料のためのパッケージとしてそれ自体周知である、いわゆるビッグ・バッグ(Big‐Bags)を捕集袋98として使用し得ることが実際に判っている。
分離装置42のモジュール構造によって、このような分離装置はコンパクトに形成することができるので、この典型的な実施態様では鋼構造6によって形成される、塗装ブース2の内輪郭内に分離装置42を装置全体として配置することができる。このことは図1から明らかである。こうして、塗装ブース2のために必要な表面積が、分離装置42によって増大されることもない。このことは、既に組み立てられた塗装ブースに分離装置42を後から取り付けることを可能にする。分離装置42の全体としてコンパクト性は、個々のフィルタ・モジュール40のコンパクト性に基づいている。

Claims (21)

  1. コーティングプラントの、オーバースプレーをのせたブース内空気からオーバースプレーを分離する方法であって、
    前記オーバースプレーが、空気流によって取り込まれ、分離装置(42)に案内され、分離装置(42)で、固形物の少なくとも大部分がオーバースプレーから分離される方法において、
    前記オーバースプレーをのせたブース内空気が、複数のフィルタ・モジュール(40)を通して導かれ、
    前記フィルタ・モジュール内で、オーバースプレーが分離され、
    前記フィルタ・モジュールが、フィルタ・ハウジング(46)とフィルタ・ユニット(52)とを備えた交換可能な使い捨てユニットとして形成されており、
    各フィルタ・モジュール(40)が、オーバースプレー負荷限界に達した後に、空のフィルタ・モジュール(40)と交換される、
    ことを特徴とする、
    オーバースプレーをのせたブース内空気からオーバースプレーを分離する方法。
  2. 交換可能な、オーバースプレーがたまったフィルタ・モジュール(40)が、廃棄又はリサイクル・プロセスに供給されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 慣性フィルタが、前記フィルタ・ユニット(52)として使用されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. コーティングプラントの、オーバースプレーをのせたブース内空気からオーバースプレーを分離する分離装置において、
    a) 前記分離装置(42)が、複数のフィルタ・モジュール(40)を使用して働き、オーバースプレーをのせたブース内空気を、前記フィルタ・モジュールを通して導くことができ、前記フィルタ・モジュール内で、オーバースプレーが分離され、
    b) 前記フィルタ・モジュール(40)が、フィルタ・ハウジング(46)とフィルタ・ユニット(52)とを備えた交換可能な使い捨てユニットとして形成されており、
    c) 前記分離装置(42)が、各フィルタ・モジュール(40)を、オーバースプレー負荷限界に達した後に空のフィルタ・モジュール(40)と交換する手段(38,56,68,90)を含む、
    ことを特徴とする、
    オーバースプレーをのせたブース内空気からオーバースプレーを分離する分離装置。
  5. 前記フィルタ・ユニット(52)が、慣性フィルタとして形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の分離装置。
  6. 前記フィルタ・ユニット(52)が、流れのラビリンスを形成するように配列された複数の分離エレメント(80;86)を含むことを特徴とする、請求項5に記載の分離装置。
  7. 前記分離エレメント(80;86)が、垂直方向に延びており、ブース内空気が、前記分離エレメントの周りに、水平方向(74)に流れることを特徴とする、請求項6に記載の分離装置。
  8. 前記分離エレメント(80;86)間の間隔が、流れ方向(74)に、又は流れ方向(74)に対して垂直方向に、小さくなることを特徴とする、請求項6又は7に記載の分離装置。
  9. フィルタ板、フィルタ・カートリッジ、区画された構造、又はチャンバ構造が、分離エレメント(80;86)として存在することを特徴とする、請求項6から8までのいずれか1項に記載の分離装置。
  10. フィルタ・モジュール(40)が、標準化された支持構造として形成された基底部(64)を含むことを特徴とする、請求項4から9までのいずれか1項に記載の分離装置。
  11. 前記フィルタ・モジュール(40)の1つの構成部分、いくつかの構成部分、又は全ての構成部分が、湿りに強い(nassfesten)リサイクル材料から形成されていることを特徴とする、請求項4から10までのいずれか1項に記載の分離装置。
  12. 湿りに強いリサイクル材料として、次の材料、すなわち、紙及び板紙、段ボール紙、垂直方向コルゲート構造を備えたボール紙、ハニカム構造を備えたボール紙、又は巻いたボール紙(Wickelkartone)、MDF材料、木材、又は、プラスチック材料、のうちの1つ又は2つ以上が選択されることを特徴とする、請求項11に記載の分離装置。
  13. 前記フィルタ・モジュール(40)はモジュール・キットとして形成されていることを特徴とする、請求項4から12までのいずれか1項に記載の分離装置。
  14. 前記フィルタ・モジュール(40)は捕集溝(Sammelwanne)(72;94)を備え、前記捕集溝内では、分離されたオーバースプレーが集まることを特徴とする、請求項4から13までのいずれか1項に記載の分離装置。
  15. 前記捕集溝(94)は、前記フィルタ・モジュール(40)の基底部に配置された捕集袋(98)を備えることを特徴とする、請求項14に記載の分離装置。
  16. 対象物をコーティングする、プラントであって、コーティングブース(2)と分離装置(42)とを有しており、
    (a) 前記コーティングブース(2)内では、前記対象物(4)を、コーティング材料で処理することができ、空気流を、前記コーティングブースを通して導くことができ、前記空気流が、前記コーティング材料から生成されたオーバースプレーを取り込んで運び去り、
    (b) 前記分離装置(42)に、このブース内空気を供給することができ、前記分離装置では、固形材料の少なくとも大部分が、オーバースプレーから分離される、
    プラントにおいて、
    (c) 前記分離装置(42)が、請求項4から15までのいずれか1項に従って構成されていることを特徴とする、
    対象物をコーティングする、プラント。
  17. 前記コーティングプラントが、塗装プラントである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記コーティングプラントが、塗装プラントである、請求項4から15までのいずれか1項に記載の分離装置。
  19. 前記プラスチック材料が、ポリエチレン又はポリプロピレンである、請求項12から15までのいずれか1項に記載の分離装置。
  20. 前記コーティングが、塗装である、請求項16に記載のプラント。
  21. 前記対象物が、車体である、請求項16又は20に記載のプラント。
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