JP6096059B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車、自動四輪車等の車体に取り付ける車両用灯具に関するもので、例えば、車両の後方に設けるリアコンビネーションランプ、リッドランプ、ハイマウントストップランプや、ドアミラー等の車両側方に設けるサイドターンランプ等の車両用信号灯具や、車両前方に設けるポジションランプ、車内に設ける室内灯などの各種車両用灯具に関するものである。
従来の車両用灯具として、LED(発光ダイオード)を光源とする車両用灯具が実用化されている。LEDを光源とする場合には、一般的に白熱光源バルブを光源とした場合に比べてLED光源の照射角度が狭く、複数のLEDを配置して用いることが多い。多くのLEDを用いると、車両用灯具の発光面(意匠面)を照射方向正面から観察したときに、LED光源の各々に対応する部分が明るく観察され、点光という現象が観察される。
また、多くのLEDを光源として用いることはコストアップおよび温度上昇による性能の低下などの問題を生じる。そこで、光源として用いるLEDの総数を減じて、実際のLED使用数に比べて多くのLEDを用いているかのように観視させる車両用灯具も提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載された車両用灯具を図13、図14に、レンズ面での発光状態を図15に示す。車両用灯具91は、LED92の列に直交する断面に複数の異なる屈折角を組合せて形成した多面体プリズムを列方向に沿い平行に連続させた直線状多面プリズムカット95を設けたインナーレンズ94を形成し、該レンズ94を少なくともLED92の列の正面部分以外の部分を覆うように配置した車両用灯具1としたことで、前記直線状多面プリズムカット95により前記LED92の列方向(X)に対する直交方向(Y)にも恰もLED92が配置しているように観視される。
特開平6−187810号公報
特許文献1に開示された車両用灯具1を観視したとき、直線状多面プリズムカット95を設けたインナーレンズ94を通して出射する発光面には、実際に使用しているLED92の数および大きさに相当する各LEDの前面で観察される明るい発光点A1と、その発光点と同じように観察されるが、実際にはLEDを設けていない位置においても発光点と近似する疑似発光点A2が観察される。このとき観察される発光点A1および疑似発光点A2は、あくまでも実際に用いているLED92と同程度もしくは使用しているLED92よりも大きな発光点、換言すれば光源像に相当する発光点が疑似的に多数観察されるものに過ぎない。
すなわち、発光面全体としては、明るい発光点A1および疑似発光点A2が整列し、これらの発光点間に暗い非発光点領域が繰り返して存在するものとなる。したがって、発光点非発光領域との間で明るさのムラが生じており発光面全体としての均一性に劣る。
また、LEDを設けたLED列に対応する明るい発光点が発光面の中央列に位置し、中央列の発光点に比べて暗い疑似発光点とが異なる発光点として観察される。そのため、インナーレンズを透過して使用しているLED列を推定することができる。
そのため、車両用灯具の発光面、すなわち意匠面を観視したとき、明るさにムラのある意匠面として認識され、また、点発光の集合体としての印象を観視者に与えるものとなる。
そこで、本発明は、面発光、好ましくは明るさムラの少ない面発光の背景とし、その面発光の中に、微小な発光点が散在する発光面を有する車両用灯具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の車両用灯具は、
車体に取り付けるランプハウジングと、ランプハウジングの前面を覆うレンズカバーと、前記ランプハウジングと前記レンズカバーとで囲まれた灯室内に設けた少なくとも一つの光源ユニットと、前記光源ユニットと前記レンズカバーの間に設けたインナーレンズユニットとを備え、
前記インナーレンズユニットは、第1インナーレンズおよび第2インナーレンズからなり、
前記第1インナーレンズは、前記光源ユニット側から出射した光が入射する入射面となる光源ユニット側表面と、当該光源ユニット側表面の反対側の表面であって出射面となる第2インナーレンズ側表面を備え、
前記光源ユニット側表面には、複数列のシリンドリカル状プリズム列が第1の方向に延びて規則的に並んで形成されており、
前記第2インナーレンズ側表面には、シリンドリカル状プリズム列が前記第1の方向と交差する第2の方向に延びて規則的に並んで形成されており、
前記第2インナーレンズは、前記第1インナーレンズから出射した光が入射する入射面となる第1インナーレンズ側表面と、当該第1インナーレンズ側表面の反対側の表面であって出射面となるアウターレンズ側表面を備え、
前記第1インナーレンズ側表面には、複数列のシリンドリカル状プリズム列が前記第2の方向と交差する第3の方向に延びて規則的に並んで形成されており、
前記アウターレンズ側表面には、シリンドリカル状プリズム列が前記第3の方向と交差する第4の方向に延びて規則的に並んで形成されており、
前記シリンドリカル状プリズム列は、円筒形の屈折面を持つプリズムレンズ素子またはプリズム列方向と直交する断面が円筒形に近似可能な5面以上の多角形断面を持つ多面体屈折面を有する多面体プリズムレンズ素子が複数並んだプリズム列であり、
前記光源ユニット側表面、前記第2インナーレンズ側表面、前記第1インナーレンズ側表面および前記アウターレンズ側表面の各表面に形成されたシリンドリカル状プリズム列は、前記4つの表面のうち、少なくとも何れか3つの表面に形成されたシリンドリカル状プリズム列が、前記多面体プリズムレンズ素子であり、
前記第1インナーレンズと第2インナーレンズとは、前記3つの表面に形成されたシリンドリカル状プリズム列レンズの中で最も長いピッチよりも離れている、ことを特徴とする。
上記に記載の発明によれば、明るさムラの少ない均一性に優れた面発光の発光面とし、且つ、その発光面の中に、微小な発光点を散在させることができる。これにより新規の見栄えの車両用灯具を提供することができる。
図1は、実施の形態1の車両用灯具の概略水平断面図である。 図2は、図1の光源ユニット5を拡大して示す水平断面図である。 図3は、図1のインナーレンズの一方の表面に形成されたシリンドリカルプリズム列の一例を拡大して示す概略斜視図である。 図4は、図1のレンズユニットと光源ユニットとの関係を説明するために簡略化して図示した斜視図である。 図5は、図4に示したプリズム方向とした場合における発光状態を示す概略図である。 図6は、図1の車両用灯具の原理を説明するための模式的な断面図である。 図7は、第2の実施の形態の車両用灯具におけるレンズユニットと光源ユニットとの関係を説明するために簡略化して図示した斜視図である。 図8は、図7に示したプリズム方向とした場合における発光状態を示す概略図である。 図9は、第3の実施の形態の車両用灯具の要部の原理を模式的に示す断面図である。 図10は、第4の実施の形態の車両用灯具におけるレンズユニットと光源ユニットとの関係を説明するために簡略化して図示した斜視図である。 図11は、第5の実施の形態の車両用灯具を模式的に示す斜視図である。。 図12は、図11の車両用灯具の点灯の配列状態の例を示す正面図である。 特許文献1の車両用灯具を示す断面図である。 特許文献1の車両用灯具の直線状多面プリズムカットの部分を拡大して示す斜視図である。 特許文献1の車両用灯具の発光面を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について、車両用灯具の一例としてリアコンビネーションランプについて図面を参照しながら説明する。
なお、本明細書において「光源ユニット」とは、車両用信号灯具の機能を発揮するための光源と、光源から出射した光を反射するリフレクタと、光源から出射した光を屈折させるレンズ素子などの光学系を含むものをいう。「車両ボディ」とは、エンジンや電装品等を除いた車両の骨格をなす構造物をいう。
また、特に断りがない限り「前方」とは車両進行方向をいい、「後方」とは車両の進行方向と反対側の方向をいう。前照灯の場合には車両前方側に向かって光を照射し、バックランプならば車両後方側に向かって照射する。右側、左側、上側、下側についても同様に車両進行方向を基準とする。例えば前照灯の場合には自動車の運転者が進行方向を向いて運転姿勢とした状態を基準とした場合と等しくなる。「灯具正面」とは車両用灯具の主たる照射方向側からみた状態をいう。
図1は、車両後方の隅部(右後方コーナー部)に設けるリアコンビネーションランプの概略水平断面図である。符号1が車両用灯具であるリアコンビネーションランプを示す。リアコンビネーションランプ1は、ランプハウジング2の前面(車両後方側)が透明なレンズカバー3で覆われており、ランプハウジング2とレンズカバー3とで囲まれた灯室4内に、光源ユニット5が配置されている。光源ユニット5はテール・ストップランプとして機能する光源ユニットで、光源ユニット5の車両側面側の灯室4内に他の機能、例えばターンランプの図示しない光源ユニットが設置されている。光源ユニット5の照射方向前方、すなわち車両後方側のにはインナーレンズユニット6が設けてある。
図2は、図1の光源ユニット5を拡大して示す水平断面図である。光源ユニット5は、内面にアルミニウム等の反射膜を設けた樹脂性の凹形状リフレクタ53と、リフレクタ53の底部に設けた光源部54からなる。光源部54には、図示しない実装基板を介して複数のLED光源50が搭載されている。実装基板にはLED光源と図示しない電源とを接続するための電気配線が設けてあり、電気配線はリフレクタ53に設けた孔を通ってリフレクタ53の後方側に延設されている。リフレクタ53の内面、特にLED光源50からの照射光を反射する領域は、多数の領域に分割した個別反射面が集まった反射面とされ、各個別反射面による反射光が、後述するレンズユニット6に向かうように設計されている。
LED光源50は、第1列のLED光源51と、第2列のLED光源52の2列のLED光源が設けてある。本実施形態においては、図1および図2において紙面垂直方向、すなわち灯具上下方向に延びる図示しない実装基板上に、複数の第1列のLED光源51が整列し、同様に複数の第2列のLED光源52が整列した2列をなして設置されている。第1列および第2列のLED光源51、52は、いずれも赤色発光する面実装形式のLEDであり、テールランプとして機能するときには第1列のLED光源51が点灯し、ストップランプとして機能するときには第1列のLED光源51および第2列のLED光源52の双方が点灯して、車両後方をテールランプに比べてストップランプの場合には明るく照射するものとしている。
レンズユニット6は、LED光源50の照射方向前方に配置された第1インナーレンズ61および第2インナーレンズ62からなる。LED光源50側の第1インナーレンズ61およびレンズカバー3側の第2インナーレンズ62のそれぞれの表面には、プリズム素子が形成されている。プリズム素子は、多数のシリンドリカル状プリズム7が並んだシリンドリカルプリズム列8からなる。
シリンドリカル状プリズム7は、円筒形の屈折面を持ったシリンドリカルレンズもしくはトーリックレンズのプリズムである。シリンドリカルレンズは一方向だけの集光や発散を行うことができ、トーリックレンズはシリンドリカルレンズを円筒形の屈折面の軸方向においても曲げた形状の屈折面を持たせたもので、軸方向においても任意に、集光・発散を行うことができるレンズをいう。また、本明細書においてシリンドリカル状プリズム7は、厳密な意味での円筒形の屈折面に限らず、円筒形の屈折面に近似可能な多面体プリズムレンズ素子PPLを形成したものも含む。したがって、シリンドリカル状プリズム7には特許文献1に記載した直線状多面プリズムカット95も含まれる。また、多面体の数は少ない枚数のインナーレンズのレンズユニットにて均一発光を得るためには少なくとも5面以上が好ましい。
図3は、一方の表面に形成されたシリンドリカルプリズム列8の一例を拡大して示すもので、軸方向Dに沿った断面においては平面で、軸方向Dに直交する方向の断面においては多角形をなす多面体プリズムレンズ素子PPLが、一定のピッチpで連続して並んで形成されている。
第1インナーレンズ61は、アクリル、ポリカーボネートなどの透光性材料により形成されており、赤色透明な板形状に成形されている。透光性光源ユニット5から出射した光が入射する入射面となる光源ユニット側表面63と、その反対側の表面であって出射面となる第2インナーレンズ側表面64の両方の表面には、シリンドリカル状プリズム7が所定の方向に並んで一体に成形されている。
第2インナーレンズ62も、アクリル、ポリカーボネートなどの透光性材料により形成されており、赤色透明な板形状に成形されている。透光性光源ユニット5から出射した光が第1インナーレンズ61を通過して入射する入射面となる第1インナーレンズ側表面64と、その反対側の表面であって出射面となるアウターレンズ側表面66の両方の表面には、シリンドリカル状プリズム7が所定の方向に並んで一体に成形されている。
また、第1インナーレンズ61と第2インナーレンズ62との間は空気層とされ、また両者の距離は、シリンドリカル状プリズム7のピッチpよりも長い距離を離して第1インナーレンズ61と平行に配置している。
図4はレンズユニット6と光源ユニット5との関係を説明するために簡略化して図示したしたものである。それぞれの表面に形成されたシリンドリカル状プリズム列8の方向、すなわち各シリンドリカルプリズム7の軸方向、を矢印で示している。点線で示す矢印が光源ユニット5側の表面におけるプリズム方向、実線で示す矢印が出射面側の表面におけるプリズム方向である。
第1インナーレンズ61において、光源ユニット側表面63に設けたシリンドリカル状プリズム列8のプリズム方向D1は、鉛直方向とされ、第2インナーレンズ側表面64に設けたシリンドリカル状プリズム列8のプリズム方向D2は、プリズム方向D1と直交する水平線方向とされている。
第2インナーレンズ62において、第1インナーレンズ側表面64に設けたシリンドリカル状プリズム列8のプリズム方向D3は、鉛直方向とされ、アウターレンズ側表面66に設けたシリンドリカル状プリズム列8のプリズム方向D4は、プリズム方向D3と直交する水平線方向とされている。
図5は、図4に示したプリズム方向とした場合におけるレンズユニット6の発光面の発光状態、すなわち第2インナーレンズ62を観察した状態を示す概略図である。図6は、車両用灯具1の原理を説明するための模式的な断面図である。符合CLは光源ユニットの光軸(中心軸)である。
本実施形態では、それぞれの表面に形成したシリンドリカル状プリズム7を次のようにしたものを用いた。ピッチpが0.5mm、シリンドリカル状プリズムに近似する円筒断面の半径が0.5mm、多面体の数が10平面(半円筒の表面を10分割した面)である。また第1インナーレンズ61と第2インナーレンズ62とは10mmの距離を隔てて配置した。
光源ユニット5から照射された光L0は、第1インナーレンズ61に形成された両面のプリズムを通過することで、一つの光源(LED)の光であるにもかかわらず、縦横に多数の光源が並んで見えるように出射する。この第1インナーレンズ61に観察される発光点を符号A61で示す。発光点A61以外の非発光点領域S61から出射する光は拡散しながら出射する。なお、図6に示す模式図において光線L1が発光点A61を、光線L2が非発光点領域S61の光に相当する。
光源ユニット5から照射され第1インナーレンズ61を通過した光は、第2インナーレンズ62に形成された両面のプリズムを通過する。このとき、それぞれの発光点A61から出射した光は、第1インナーレンズ側表面65のシリンドリカル状プリズム列8に入射する。このときプリズム方向D3においては平坦面の入射面であり、プリズム方向D3と直交する方向においては集光・拡散する屈折面の入射面である。その後、アウターレンズ側表面66のシリンドリカル状プリズム列8に入射する。このときプリズム方向D4においては平坦面の出射面であり、プリズム方向D4と直交する方向においては集光・拡散する屈折面の出射面である。第2インナーレンズ62を通過することで、第1インナーレンズ61の多数の発光点A61からの光および非発光点領域S61からの拡散光は、第1インナーレンズ61の出射面に比べて均一性が向上した非発光点領域S62の発光面9となる。この結果、発光面9のほぼ全面が拡散発光する非発光点領域S62となって出射するものとなる。なお、図6に示す模式図において光線L3が発光点A62を、光線L4およびL5が非発光点領域S62の光に相当する。
また、発光面9には、均一性な非発光点領域S62の中に、発光点A61に比べて小さくなった微小発光点A62が点在して観察される。微小発光点A62は、図4の配置とした場合には、発光面9の上側の領域に比較的多くの微小発光点A62が分布する。これは、第2インナーレンズ62の両面に平坦面を形成し、且つ、図4の配置としたからである。なお、図5においては理解し易いようにするために発光点A62を大きく記載しているが、光源に用いたLEDの出射面に比べて小さな大きさ、具体的には全ての発光点が0.5mm以下程度の大きさの小さな輝点が点在して観察されるものとなった。
(第2の実施の形態)
図7および図8は、第2の実施の形態の車両用灯具を示す。図7が、車両用灯具におけるレンズユニットと光源ユニットとの関係を説明するために簡略化して図示した斜視図、図8が、図7に示したプリズム方向とした場合における発光状態を示す概略図である。第2の実施の形態においては、第1の実施の形態のレンズユニット6における、第2インナーレンズ62のプリズム方向D3およびプリズム方向D4の向きのみが相違する。
第2インナーレンズ62において、第1インナーレンズ側表面64に設けたシリンドリカル状プリズム列8のプリズム方向D3は、第1インナーレンズ61の第2インナーレンズ側表面64に設けたシリンドリカル状プリズム列8のプリズム方向D2に対し45度傾斜した方向とされている。アウターレンズ側表面66に設けたシリンドリカル状プリズム列8のプリズム方向D4は、プリズム方向D3と直交する反対側に45度傾斜した斜め方向とされている。
第2の実施形態においても、光源ユニット5から照射され第1インナーレンズ61を通過した光は、第2インナーレンズ62に形成された両面のプリズムを通過する。このとき、それぞれの発光点A61から出射した光は、第1インナーレンズ側表面65のシリンドリカル状プリズム列8に入射する。このときプリズム方向D3においては平坦面の入射面であり、プリズム方向D3と直交する方向においては集光・拡散する屈折面の入射面である。アウターレンズ側表面66のシリンドリカル状プリズム列8に入射する。このときプリズム方向D4においては平坦面の出射面であり、プリズム方向D4と直交する方向においては集光・拡散する屈折面の出射面である。第2インナーレンズ62を通過することで、第1インナーレンズ61の多数の発光点A61からの光および非発光点領域S61からの拡散光は、第1インナーレンズ61の出射面に比べて均一性が向上した非発光点領域S62の発光面9となる。この結果、発光面9のほぼ全面が拡散発光する非発光点領域S62となって出射するものとなる。
また、発光面9には、均一な非発光点領域S62の中に、発光点A61に比べて小さくなった微小発光点A62が点在して観察される。
ここで、第2の実施形態においては、図7のように配置したことで、図4の配置とした場合における発光面9の上側の領域に比較的多くの微小発光点A62が分布する図5の発光面に比べて、微小発光点A62の分布が全体的に均一な偏りの少ない図8に示した分布の発光面として観察される。
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態の車両用灯具要部の原理を模式的に示す断面図である。第3の実施の形態においては、第2の実施の形態のレンズユニット6とレンズカバー3との間に厚肉とした導光体10を配設している点のみが第2の実施の形態と相違する。
導光体10は、第2インナーレンズ62のアウターレンズ側表面66と対向する入射面10aと、入射面10aと反対側の出射面10bとの間を中実とした断面台形の透光性部材からなる。側面10cは光軸CLとほぼ平行な平滑面として形成されている。入射面10aから導光体10内に入射した光の多くは側面10cにて内面反射をした後に、出射面10bから出射する。出射面10bは入射面10aよりも小面積としている。側面10cにて空気層との界面で内面反射をさせることで、第2インナーレンズ62から出射する拡散光を、導光板10の出射面10bの高さ方向の幅aの大きさの出射面に変換することができる。また、厚肉とした導光体の側面10cにより、奥行感を高めることができる。
なお、図9に示す模式図において光線L1が第1インナーレンズの発光点A61を、光線L2が第1インナーレンズの非発光点領域S61の光に相当し、光線L3が第2インナーレンズの発光点A62を、光線L4〜L6が第2インナーレンズの非発光点領域S62の光に相当しする。光線L3〜光線L6が入射面10aから導光体10内に入射した光線で、光線L5および光線L6が導光体10の側面10cにて内面反射した後に出射する光線を示している。また、導光体の出射面10bには、均一性な非発光点領域S62の中に、発光点A61に比べて小さくなった微小発光点A62が点在して観察される。均一性高めた発光面(非発光点領域)の中に微小な発光点が点在する点については、第2の実施の形態と変わりはない。
(第4の実施の形態)
第2の実施の形態の車両用灯具1において、レンズユニット6に、両面にシリンドリカル状プリズムが設けてある第2インナーレンズ62の代わりに、片面のみにシリンドリカル状プリズムが設けてある第2インナーレンズを用いた。具体的には、図10に示すように第1インナーレンズ側表面64にのみシリンドリカル状プリズム列8を形成し、そのプリズム方向D3は、第2の実施の形態と同様に第1インナーレンズ61の第2インナーレンズ側表面64に設けたシリンドリカル状プリズム列8のプリズム方向D2に対し45度傾斜した方向とした。アウターレンズ側表面66にはシリンドリカル状プリズムを設けずに平坦面とした。
第4の実施形態においても、発光面9は、ほぼ全面が明るさムラの少ない均一に拡散発光する非発光点領域となって出射するものとなった。また、発光面9には、均一な非発光点領域の中に、微小発光点が点在して観察された。ただし、微小発光点は第2の実施の形態に比べて拡がって観察される。
(第5の実施の形態)
図11は、第5の実施の形態の車両用灯具20を模式的に示す斜視図、図12が図11の車両用灯具の点灯の配列状態を示す正面図である。
第5の実施の形態の車両用灯具20においては、ランプハウジング2内に、3つの光源ユニット21、22、23が設けてある。各光源ユニット21,22,23の照射方向前方には、夫々の光源ユニットに対応して3つのレンズユニット24,25,26が並列して設置されている。光源ユニット21とレンズユニット24との位置関係、光源ユニット22とレンズユニット25との位置関係および光源ユニット23とレンズユニット26との位置関係については第1の実施の形態の車両用灯具1における光源ユニット5とレンズユニット6との位置関係と等しいので、ここでの説明は省略する。
光源ユニット21には、図示しない赤色発光のLEDを光源とした2列のLED光源が用いられ、光源ユニット22には、図示しない赤色発光のLEDを光源とした1列とLED光源とアンバー色発光のLEDを光源とした1列からなる2列のLED光源が用いられ、光源ユニット23には、図示しないアンバー色発光のLEDを光源とした2列のLED光源が用いられている。
レンズユニット24,25,26における夫々の第2インナーレンズ、すなわち出射面側のインナーレンズはクリア色のアクリル樹脂により形成されている。レンズユニット24における第1インナーレンズ、すなわち光源ユニット21側のインナーレンズは赤色透光性のアクリル樹脂により形成されている。レンズユニット25,26における夫々の第1インナーレンズ、すなわち光源ユニット22,23側のインナーレンズはアンバー色透光性のアクリル樹脂により形成されている。光源ユニット22のアンバー色透光性の第1インナーレンズは、光源ユニット22に設置した赤色LEDによる発光色およびアンバー色LEDによる発光色の何れの発光波長の光も透過可能な分光透過率とされている。
テールランプとして点灯するときには光源ユニット21のみが点灯して赤色を発光する。ストップランプとして点灯するときには光源ユニット21および光源ユニット23の赤色LEDが点灯する。これにより図12(A)に示すように紙面左側および中央の発光面、即ち発光面9(24)、発光面9(25)が点灯発光する。ターンランプとして点灯するときには光源ユニット23および光源ユニット22のアンバー色LEDが点灯する。これにより図12(B)に示すように紙面右側および中央の発光面、即ち発光面9(25)、発光面9(26)が点灯発光する。
光源ユニット22は、赤色発光のLEDの列とアンバー色発光のLEDの列の何れかを選択して点灯制御可能とする図示しない点灯制御装置に電気的に接続されている。また、点灯制御装置は、ストップランプによる赤色発光がアンバー色発光に優先して点灯するように制御されている。
レンズユニット25,26,27の夫々のインナーレンズには、第1の実施の形態と同様にシリンドリカル状プリズムが形成されている。したがって、夫々のレンズユニット前面の発光面には、点灯したときに均一な非発光点領域の面発光の中に、微小な発光点が点在して観察される。光源ユニット22のレンズユニット25は均一な拡散発光と微小発光点との発光をなすものなので、赤色発光のLEDの列による発光とアンバー色LEDの列による発光の何れが点灯した場合であっても、夫々の対応する色の均一な非発光点領域の面発光をなす。また、非点灯時においては、3つのレンズユニットの全面が同じクリア材により形成されており、統一した印象を観察者に与えるものとなる。なお、レンズユニット25,26,27における夫々の第2インナーレンズ、すなわち出射面側のインナーレンズは、夫々のレンズユニット毎に設けているが、図12(C)のように発光面9(24)、発光面9(25)および発光面9(26)を一体とした同一部材からなるインナーレンズとしても良い。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。例えば、本実施の形態において説明を簡単にするために、レンズユニットは2枚の板状部材からなるインナーレンズを用いて説明した。技術的には、さらに別体のインナーレンズを追加しても良い。ただし。コストを考慮すると、両面にシリンドリカル状プリズムを形成したインナーレンズを2枚用いるのが好適である。また、通常、車両用灯具の出射面側の外形形状は屈曲面として形成されている。レンズユニットを構成するインナーレンズも外形形状に対応して屈曲面として形成しても良い。屈曲面に形成するシリンドリカル状プリズムは、直線軸のシンドリカルレンズ形状ではなくその中心軸が屈曲したトーリックレンズ形状にして屈曲面に沿って形成すれば良い。
本発明に係る車両用灯具によれば、均一性に優れた拡散面発光の発光面と、その発光面内に点在する発光点を同時に得ることができる車両用灯具を提供することが可能となる。したがって、車両の後方に設ける停止灯、方向指示灯、後退灯、イルミネーションランプ、ハイマウントストップランプなどに限らず各種車両用信号灯具に適用できる。
1 車両用灯具
2 ランプハウジング
3 レンズカバー
4 灯室
5 光源ユニット
6 レンズユニット
7 シリンドリカル状プリズム
8 シリンドリカル状プリズム列
9 発光面
10 導光体
20 車両用灯具
21,22,23 光源ユニット
24,25,26 レンズユニット
50 LED光源
51 第1列のLED光源
52 第2列のLED光源
53 リフレクタ
54 光源部
61 第1インナーレンズ
62 第2インナーレンズ
63 光源ユニット側表面
64 第2インナーレンズ側表面
65 第1インナーレンズ側表面
66 アウターレンズ側表面
82 第1の発光面
83 第2の発光面
91 車両用灯具
92 LED
94 インナーレンズ
95 直線状多面プリズムカット
A1 発光点
A2 疑似発光点
A61、A62 発光点
S61、S62 非発光点領域
D1、D2,D3,D4 プリズム方向
p ピッチ
PPL 多面体プリズムレンズ素子
L0〜L6 光線

Claims (3)

  1. 車体に取り付けるランプハウジングと、ランプハウジングの前面を覆うレンズカバーと、前記ランプハウジングと前記レンズカバーとで囲まれた灯室内に設けた少なくとも一つの光源ユニットと、前記光源ユニットと前記レンズカバーの間に設けたインナーレンズユニットとを備え、
    前記インナーレンズユニットは、第1インナーレンズおよび第2インナーレンズからなり、
    前記第1インナーレンズは、前記光源ユニット側から出射した光が入射する入射面となる光源ユニット側表面と、当該光源ユニット側表面の反対側の表面であって出射面となる第2インナーレンズ側表面を備え、
    前記光源ユニット側表面には、複数列のシリンドリカル状プリズム列が第1の方向に延びて規則的に並んで形成されており、
    前記第2インナーレンズ側表面には、シリンドリカル状プリズム列が前記第1の方向と交差する第2の方向に延びて規則的に並んで形成されており、
    前記第2インナーレンズは、前記第1インナーレンズから出射した光が入射する入射面となる第1インナーレンズ側表面と、当該第1インナーレンズ側表面の反対側の表面であって出射面となるアウターレンズ側表面を備え、
    前記第1インナーレンズ側表面には、複数列のシリンドリカル状プリズム列が前記第2の方向と交差する第3の方向に延びて規則的に並んで形成されており、
    前記アウターレンズ側表面には、シリンドリカル状プリズム列が前記第3の方向と交差する第4の方向に延びて規則的に並んで形成されており、
    前記シリンドリカル状プリズム列は、円筒形の屈折面を持つプリズムレンズ素子またはプリズム列方向と直交する断面が円筒形に近似可能な5面以上の多角形断面を持つ多面体屈折面を有する多面体プリズムレンズ素子が複数並んだプリズム列であり、
    前記光源ユニット側表面、前記第2インナーレンズ側表面、前記第1インナーレンズ側表面および前記アウターレンズ側表面の各表面に形成されたシリンドリカル状プリズム列は、前記4つの表面のうち、少なくとも何れか3つの表面に形成されたシリンドリカル状プリズム列が、前記多面体プリズムレンズ素子であり、
    前記第1インナーレンズと第2インナーレンズとは、前記3つの表面に形成されたシリンドリカル状プリズム列レンズの中で最も長いピッチよりも離れている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記光源ユニットが、第1の発光色のLED光源と、第2の発光色のLED光源を含む複数のLED光源を有しており、
    更に、少なくとも前記第1の発光色による照射光と、前記第2の発光色による照射光とを切り替える前記LED光源の点灯制御装置を備えており、
    前記第1の発光色と第2の発光色を、前記インナーレンズユニットを通して同じ第1の発光面から照射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1の発光面に並んで第2の発光面および第3の発光面を有しており、
    前記第2の発光面から照射する光が、前記インナーレンズユニットを通して第1の発光色を照射し、
    前記第3の発光面から照射する光が、前記インナーレンズユニットを通して第2の発光色を照射する、ことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
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