JP6094565B2 - ステータおよびモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ステータ、および、それを備えるモータに関する。
従来、モータの効率を向上させるために、ステータのティースに巻かれる巻線の占積率を向上させる方法が用いられている。例えば、ステータの全てのティースに巻線を同時に巻く方法が用いられている。この方法では、全てのティースに巻線が巻かれてコイルが形成されると、各巻線の巻き始め末端および巻き終わり末端が、コイルから突出している状態になる。その後、全ての巻線の両末端を正確に結線する必要がある。しかし、巻線の両末端の数が多い場合、誤結線が発生しやすく、モータ製造の効率が低下するおそれがある。
モータ製造時における巻線の誤結線の発生を防止するために、特許文献1(特開2001−314055号公報)には、結線時に巻線の末端を一時的に支持するための溝を有するインシュレータを用いる方法が開示されている。この方法では、インシュレータの溝に弾性体の突起が取り付けられており、溝に挿入されている巻線が抜けることが防止される。
しかし、特許文献1(特開2001−314055号公報)において、インシュレータの溝は、巻線の径に応じて成形されているため、巻線の径が変更された場合、巻線を溝に挿入できないおそれや、巻線が溝から容易に抜けてしまうおそれがある。そのため、巻線の径に対応した溝を有するインシュレータを使用する必要がある。従って、この方法では、巻線の径によっては、誤結線の発生を防止することができないおそれがある。
本発明の目的は、ティースに巻かれた巻線の巻き始め末端と巻き終わり末端とを容易に識別でき誤結線の発生を防止することができるステータ、および、そのステータを備えるモータを提供することである。
本発明の第1観点に係るステータは、円筒形状のステータコアと、ステータコアの軸方向の端面に取り付けられているインシュレータとを備える。ステータコアは、円筒部と、複数のティースと、複数の巻線とを有する。複数のティースは、円筒部の内周面から円筒部の径方向内側に突出し、かつ、円筒部の周方向に沿って配置される。複数の巻線は、それぞれのティースに巻かれる。巻線は、ティースの巻き始めの部分である第1末端と、ティースの巻き終わりの部分である第2末端とを有する。インシュレータは、複数の巻線溝を有する。巻線溝のそれぞれは、複数の巻線のうちの一つの第2末端を支持する。巻線溝は、第1空間と、第2空間とを有する。第1空間は、開口部を含む。第2空間は、第2末端を引っ掛けるための先端部を含み、かつ、第1空間と屈曲部を介して連通している。開口部は、インシュレータの軸方向の端面であって、ステータコアと接触していない端面に形成されている。巻線は、ティースの径方向内側から第2末端が出るように、ティースに巻かれる。巻線溝の数は、第2末端の数と同じである。
第1観点に係るステータは、巻線の第2末端を支持するための巻線溝を有するインシュレータを備えている。ステータの製造工程において、巻線の第2末端は、巻線溝に引っ掛けられてインシュレータによって支持される。この時、巻線の第1末端は、インシュレータによって支持されていない。そのため、巻線の第1末端および第2末端の結線を行う作業者は、巻線の巻き始め末端である第1末端と、巻線の巻き終わり末端である第2末端とを容易に区別することができる。従って、このステータは、製造工程における誤結線の発生を防止することができる。
また、ステータの製造工程において、ティースに巻線を巻き付けた後に、巻線の第2末端を、インシュレータの巻線溝に引っ掛けて固定することができる。これにより、巻線の第2末端が緩んでティースから巻線が解けることが防止されるので、ステータコアの最も径方向内側まで巻線をティースに巻き付けることができる。従って、このステータは、製造工程において、巻線占積率が高くなるように巻線をティースに巻き付けることができる。
本発明の第2観点に係るステータは、第1観点に係るステータであって、第1空間は、開口部から軸方向に沿って延びている。
本発明の第3観点に係るステータは、第1観点または第2観点に係るステータであって、先端部は、屈曲部に対して巻線が巻かれる方向の側に位置している。巻線が巻かれる方向は、ステータコアの周方向である。
本発明の第4観点に係るステータは、第1乃至第3観点のいずれか1つに係るステータであって、第2空間は、屈曲部に対して巻線が巻かれる方向の側に位置している。屈曲部は、第1空間と第2空間との間を、90度以下の屈曲角度で連結している。
第4観点に係るステータは、巻線の第2末端が緩んでティースから巻線が解けることが防止される。
本発明の第5観点に係るステータは、第1乃至第3観点のいずれか1つに係るステータであって、第2空間は、屈曲部に対して巻線が巻かれる方向の反対側に位置している戻り空間をさらに含む。
第5観点に係るステータは、巻線の第2末端が緩んでティースから巻線が解けることが防止される。
本発明の第6観点に係るステータは、第1乃至第5観点のいずれか1つに係るステータであって、開口部は、周方向において、ティース中心位置と隣接スロット中心位置との間に位置する。ティース中心位置は、開口部を有する巻線溝に支持される第2末端を有する巻線が巻かれるティースの周方向の中心位置である。隣接スロット中心位置は、ティース中心位置にあるティースと、巻線が巻かれる方向の反対方向において隣接するティースとの間の空間である隣接スロットの周方向の中心位置である。
本発明の第7観点に係るステータは、第1乃至第6観点のいずれか1つに係るステータであって、先端部とステータコアとの間の距離は、巻線溝とステータコアとの間の最小距離より長い。
第7観点に係るステータは、巻線の第2末端が緩んでティースから巻線が解けることが防止される。
本発明の第8観点に係るステータは、第1乃至第7観点のいずれか1つに係るステータであって、第2末端は、中性点に接続されている
本発明の第9観点に係るモータは、第1乃至第8観点のいずれか1つに係るステータと、ステータの内側に配置されるロータとを備える。
第9観点に係るモータは、ステータの製造工程において誤結線の発生を防止することができるので、巻線の結線不良に起因するモータの生産性の低下を抑制することができる。また、このモータは、ステータの製造工程において巻線占積率が高くなるように巻線をティースに巻き付けることができるので、モータの効率を向上させることができる。また、このモータは、ステータの製造工程において巻線の第2末端が緩んでティースから巻線が解けることが防止されるので、モータの製造不良の発生を抑制することができる。
本発明の第10観点に係るステータの製造方法は、巻き付け工程と、引っ掛け工程と、結線工程とを備える。ステータは、円筒形状のステータコアと、ステータコアの軸方向の端面に取り付けられているインシュレータとを備える。巻き付け工程では、ステータコアの複数のティースのそれぞれに、巻線を同時に巻き付ける。引っ掛け工程では、巻線の第2末端を、インシュレータの巻線溝の先端部に引っ掛けて、第2末端を支持する。結線工程では、巻線の第1末端の結線、および、巻線の第2末端の結線を行う。巻線の第1末端は、ティースの巻き始めの部分である。巻線の第2末端は、ティースの巻き終わりの部分である。ティースは、ステータコアの円筒部の内周面から円筒部の径方向内側に突出し、かつ、円筒部の周方向に沿って配置される。インシュレータは、複数の巻線溝を有する。巻線溝のそれぞれは、複数のティースのそれぞれに巻かれる巻線のうちの一つの第2末端を支持する。巻線溝は、開口部を含む第1空間と、先端部を含む第2空間とを有する。第2空間は、第1空間と屈曲部を介して連通している。開口部は、インシュレータの軸方向の端面であって、ステータコアと接触していない端面に形成されている。巻線は、ティースの径方向内側から第2末端が出るように、ティースに巻かれる。巻線溝の数は、第2末端の数と同じである。
第10観点に係るステータの製造方法は、誤結線の発生を防止することができる。
第1観点、第2観点、第3観点、第6観点および第8観点に係るステータは、ティースに巻かれた巻線の巻き始め末端と巻き終わり末端とを容易に識別でき誤結線の発生を防止することができる。
第4観点、第5観点および第7観点に係るステータは、巻線の巻き終わり末端が緩んでティースから巻線が解けることを防止することができる。
第9観点に係るモータは、巻線の結線不良に起因するモータの生産性の低下を抑制することができ、モータの効率を向上させることができ、モータの製造不良の発生を抑制することができる。
第10観点に係るステータの製造方法は、誤結線の発生を防止することができる。
ロータリ圧縮機の縦断面図である。 図1の線分II−IIにおけるステータの断面図である。 モータの上面図である。 図3の線分IV−IVにおけるモータの断面図である。 コイルの巻線の結線状態を示す図である。 図5に示されるコイルの巻線の結線状態を簡略化した図である。 ステータコアの上端面に取り付けられているインシュレータの上面図である。 図7に示されるインシュレータの側面図である。 図8の巻線溝の近傍における拡大図である。 図3の矢印Xの方向から見たコイルの側面図である。 ステータの径方向外側に向かって巻線が引っ張られている状態を表す図である。 変形例Aに係る、巻線溝の近傍における拡大図である。 変形例Bに係る、巻線溝の近傍における拡大図である。 変形例Cに係る、巻線溝の近傍における拡大図である。
本発明の実施形態に係るステータ、および、それを備えるモータについて、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係るモータは、例えば、空気調和装置に用いられるロータリ圧縮機の駆動モータである。ロータリ圧縮機は、シリンダの内部でピストンを偏心回転させて、シリンダの内部の空間の容積を変化させることにより、冷媒回路を循環する冷媒を圧縮する圧縮機である。
(1)圧縮機の構成
図1は、ロータリ圧縮機101の縦断面図である。ロータリ圧縮機101は、主として、ケーシング10と、圧縮機構15と、モータ16と、クランクシャフト17と、吸入管19と、吐出管20とを備える。図1に示される点線の矢印は、冷媒の流れを表す。以下、ロータリ圧縮機101の各構成要素について説明する。
(1−1)ケーシング
ケーシング10は、略円筒状の胴部ケーシング部11と、胴部ケーシング部11の上端部に気密状に溶接される椀状の上壁部12と、胴部ケーシング部11の下端部に気密状に溶接される椀状の底壁部13とを有する。ケーシング10は、ケーシング10の内部および外部において圧力や温度が変化した場合に、変形および破損が起こりにくい剛性部材で成型されている。ケーシング10は、胴部ケーシング部11の略円筒状の軸方向が鉛直方向に沿うように設置されている。ケーシング10の底部には、潤滑油が貯留される油貯留部10aが設けられている。潤滑油は、ロータリ圧縮機101内部の摺動部を潤滑するために用いられる冷凍機油である。
ケーシング10は、主として、圧縮機構15と、圧縮機構15の上方に配置されるモータ16と、鉛直方向に沿って配置されるクランクシャフト17とを収容する。圧縮機構15およびモータ16は、クランクシャフト17を介して連結されている。吸入管19および吐出管20は、ケーシング10と気密状に接合されている。
(1−2)圧縮機構
圧縮機構15は、主として、フロントヘッド23と、シリンダ24と、リアヘッド25と、ピストン21とから構成されている。フロントヘッド23、シリンダ24およびリアヘッド25は、レーザ溶接によって一体的に締結されている。圧縮機構15の上方の空間は、圧縮機構15によって圧縮された冷媒が吐出される高圧空間S1である。
圧縮機構15は、フロントヘッド23、シリンダ24およびリアヘッド25によって囲まれた空間である圧縮室40を有する。圧縮室40は、ピストン21によって、吸入管19と連通する吸入室と、高圧空間S1と連通する吐出室とに区画される。
ピストン21は、クランクシャフト17の偏心軸部17aに嵌合されている。クランクシャフト17の軸回転によって、ピストン21は、圧縮室40において、クランクシャフト17の回転軸を中心とする公転運動を行う。ピストン21の公転運動によって、圧縮室40の吸入室および吐出室の容積が変化する。
(1−3)モータ
モータ16は、ケーシング10の内部に収容され、圧縮機構15の上方に設置されるブラシレスDCモータである。モータ16は、主として、ケーシング10の内周面に固定されるステータ51と、ステータ51の内側にエアギャップを設けて回転自在に収容されるロータ52とから構成される。モータ16の構成の詳細については、後述する。
(1−4)クランクシャフト
クランクシャフト17は、その中心軸が鉛直方向に沿うように配置されている。クランクシャフト17は、偏心軸部17aを有している。クランクシャフト17の偏心軸部17aは、圧縮機構15のピストン21と連結している。クランクシャフト17の鉛直方向上側の端部は、モータ16のロータ52と連結している。クランクシャフト17は、フロントヘッド23およびリアヘッド25によって、回転自在に支持されている。
(1−5)吸入管
吸入管19は、ケーシング10の胴部ケーシング部11を貫通する管である。ケーシング10の内部にある吸入管19の端部は、圧縮機構15に嵌め込まれている。ケーシング10の外部にある吸入管19の端部は、冷媒回路に接続されている。吸入管19は、冷媒回路から圧縮機構15に冷媒を供給するための管である。
(1−6)吐出管
吐出管20は、ケーシング10の上壁部12を貫通する管である。ケーシング10の内部にある吐出管20の端部は、高圧空間S1においてモータ16の上方に位置している。ケーシング10の外部にある吐出管20の端部は、冷媒回路に接続されている。吐出管20は、圧縮機構15によって圧縮された冷媒を冷媒回路に供給するための管である。
(2)モータの構成
モータ16の構成の詳細について説明する。図2は、図1の線分II−IIにおけるステータ51の断面図である。図3は、モータ16の上面図である。図4は、図3の線分IV−IVにおけるモータ16の断面図である。
モータ16は、9個の集中巻きコイルを有する集中巻きモータであり、かつ、インバータ制御によって駆動される可変速モータである。モータ16は、U相、V相およびW相を有する3相モータである。
(2−1)ステータ
ステータ51は、主として、ステータコア61と、インシュレータ62とを有する。図4に示されるように、ステータコア61の鉛直方向の上端面61aおよび下端面61bには、それぞれ、樹脂絶縁体であるインシュレータ62が取り付けられている。
(2−1−1)ステータコア
ステータコア61は、電磁鋼からなる多数の円環状板が鉛直方向に積層された略円筒形状の部材である。ステータコア61の略円筒形状の軸方向は、鉛直方向である。
ステータコア61は、ケーシング10に固定されている。具体的には、ステータコア61の外周面は、ケーシング10の内周面に溶接されている。溶接箇所は、ステータコア61の鉛直方向の両端部のそれぞれに3ケ所設けられている。溶接箇所は、ステータコア61の重量および固有振動数等により、適宜に決定されてもよい。なお、ステータコア61は、圧入および焼嵌めによって、ケーシング10に固定されてもよい。
ステータコア61は、図2に示されるように、円筒部71と、9個のティース72とを有する。それぞれのティース72は、円筒部71の内周面から、円筒部71の径方向内側に向かって突出している。円筒部71の径方向は、鉛直方向に直交する水平面内にある。9個のティース72は、円筒部71の中心軸に対して9回対称となる位置に配置されている。すなわち、9個のティース72は、円筒部71の周方向に沿って、40度の角度間隔で等間隔に配置されている。
ステータコア61の円筒部71の外周面には、図2に示されるように、9個のコアカット71aが形成されている。それぞれのコアカット71aは、円筒部71の上端面から下端面に亘り、円筒部71の中心軸に沿って切欠形成されている溝である。それぞれのコアカット71aは、ティース72から見て、円筒部71の径方向外側に位置している。9個のコアカット71aは、円筒部71の中心軸に対して9回対称となる位置に配置されている。すなわち、9個のコアカット71aは、円筒部71の周方向に沿って、40度の角度間隔で等間隔に配置されている。コアカット71aは、胴部ケーシング部11とステータ51との間を鉛直方向に延びる空間を形成する。
ステータコア61の各ティース72は、図3および図4に示されるように、インシュレータ62と共に、巻線73が巻き付けられている。これにより、図3に示されるように、ステータ51には、9個のコイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3が形成されている。図3に示されるステータ51の上面図において、時計回りに、コイルU1,W3,V1,U2,W1,V2,U3,W2,V3が配置されている。巻線73は、複数のティース72に亘って巻き付けられておらず、9本の巻線73のそれぞれが、各ティース72に独立して巻き付けられている。すなわち、9個のコイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3は、集中巻きコイルである。インシュレータ62は、ステータコア61と、巻線73とを絶縁している。巻線73は、銅線等の電気伝導体である。巻線73は、図3に示される白抜きの矢印に沿って、ステータ51の上面図において時計回りの方向に巻き付けられている。
コイルU1,U2,U3は、ステータコア61の周方向に120度の角度間隔で配置されているティース72のそれぞれに巻線73が巻かれて形成されている。コイルV1,V2,V3は、ステータコア61の周方向に120度の角度間隔で配置されているティース72のそれぞれに巻線73が巻かれて形成されている。コイルW1,W2,W3は、ステータコア61の周方向に120度の角度間隔で配置されているティース72のそれぞれに巻線73が巻かれて形成されている。コイルU1,U2,U3は、並列に結線され、モータ16のU相を形成する。コイルV1,V2,V3は、並列に結線され、モータ16のV相を形成する。コイルW1,W2,W3は、並列に結線され、モータ16のW相を形成する。図3に示されるように、ステータコア61の周方向に沿って隣り合う2つのコイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3の間には、コイル間の隙間であるスロットSL1〜SL9が形成されている。図3に示されるステータ51の上面図において、スロットSL1は、コイルU1とコイルW3との間の隙間であり、スロットSL2〜SL9は、スロットSL1から時計回りに配置されている。
図5は、コイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3の結線状態を示す図である。図5には、ステータコア61の上面図が示されているが、インシュレータ62は省略されている。図6は、図5に示される結線状態を簡略化した図である。
各コイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3の巻線73の巻き始めの部分である9本の給電線e1〜e9は、ステータコア61の上端面61aの側から出ている。各コイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3の巻線73の巻き終わりの部分である9本の中性線c1〜c9も、ステータコア61の上端面61aの側から出ている。
給電線e1〜e9は、巻線73の巻き始めの部分である。給電線e1,e4,e7は、それぞれ、コイルU1,U2,U3の巻線73から延び、U相の給電端子Uに接続される。給電線e3,e6,e9は、それぞれ、コイルV1,V2,V3の巻線73から延び、V相の給電端子Vに接続される。給電線e5,e8,e2は、それぞれ、コイルW1,W2,W3の巻線73から延び、W相の給電端子Wに接続される。3個の給電端子U,V,Wは、ケーシング10に取り付けられ、外部電源(図示せず)と接続されている。コイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3のそれぞれにおいて、巻線73は巻き締め固定されているので、巻線73は巻き始めの部分である給電線e1〜e9は、ステータコア61に固定する処置を行わなくても緩まない。
中性線c1〜c9は、巻線73の巻き終わりの部分である。中性線c1,c4,c7は、それぞれ、コイルU1,U2,U3の巻線73から延び、中性点74に接続される。中性線c3,c6,c9は、それぞれ、コイルV1,V2,V3の巻線73から延び、中性点74に接続される。中性線c5,c8,c2は、それぞれ、コイルW1,W2,W3の巻線73から延び、中性点74に接続される。中性点74では、全ての中性線c1〜c9が電気的に接続されている。図4に示されるように、巻線73の給電線e1〜e9および中性線c1〜c9は、互いに電気的に接続されないように、ステータコア61の上端面61aに取り付けられているインシュレータ62に係止されている。中性点74は、絶縁キャップ(図示せず)によって覆われて、何れかのスロットSL1〜SL9に挿入されている。絶縁キャップは、電気絶縁用のポリエステルフィルム等によって成形される。
(2−1−2)インシュレータ
インシュレータ62は、ステータコア61の鉛直方向の両端面61a,61bに取り付けられる絶縁体である。インシュレータ62は、例えば、液晶ポリマー(LCP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリイミドおよびポリエステル等の高い耐熱性を有する樹脂から成型される。
図7は、ステータコア61の上端面61aに取り付けられているインシュレータ62の上面図である。図8は、図7に示されるインシュレータ62の側面図である。図8は、図7に示されるインシュレータ62を外側から中心に向かって見たパノラマ展開図である。図8において、インシュレータ62の左端は、インシュレータ62の右端と連結している。インシュレータ62は、後述するように、9個の巻線溝d1〜d9を有する。図9は、図8において巻線溝d1の近傍における拡大図である。図7〜9には、巻線73が巻かれる方向が白抜きの矢印で示されている。巻線73が巻かれる方向は、ステータコア61の周方向である。
インシュレータ62は、図7に示されるように、環状部62aと、9個の突出部62bとを有している。環状部62aは、ステータコア61の円筒部71の上端面と接触している。突出部62bは、環状部62aの内周面から、環状部62aの径方向内側に向かって突出している。突出部62bは、ステータコア61のティース72の上端面と接触している。
図8に示されるように、インシュレータ62の環状部62aには、9個の巻線溝d1〜d9が形成されている。巻線溝d1〜d9の数は、突出部62bの数と同じである。巻線溝d1〜d9は、L字型の溝である。巻線溝d1〜d9は、それぞれ、中性線c1〜c9を引っ掛けて支持するための溝である。巻線溝d1〜d9は、その近傍のティース72に巻き付かれる巻線73の中性線c1〜c9を支持する。次に、図9を参照しながら、巻線溝d1の構成について説明する。以下の説明は、巻線溝d2〜d9にも適用可能である。
巻線溝d1は、主として、第1空間81と、第2空間82とから構成される。第1空間81と第2空間82とは、屈曲部85を介して連通している。第1空間81は、開口部83を含む。開口部83は、環状部62aの上端面に形成される、巻線溝d1の入口である。開口部83は、インシュレータ62の環状部62aの鉛直方向の端面であって、ステータコア61と接触していない端面に形成される。第1空間81は、開口部83から鉛直方向に延びている。第2空間82は、水平方向に延びている。第2空間82は、先端部84を含む。先端部84は、後述するように、巻線73の中性線c1〜c9を引っ掛けるための部分である。先端部84は、屈曲部85に対して、巻線73が巻かれる方向の側に位置している。すなわち、図8に示されるように、インシュレータ62を外側から見た場合において、先端部84は、屈曲部85の左側に位置している。図9に示されるように、第1空間81と第2空間82との間の角度を屈曲角度θと呼ぶ。第2空間82は、水平方向に延びているため、屈曲角度θは、90度である。
次に、環状部62aの周方向における巻線溝d1の位置について説明する。以下の説明は、巻線溝d2〜d9にも適用可能である。以下において、巻線溝d1の位置は、巻線溝d1の開口部83が形成される位置である。図7および図8に示されるように、巻線溝d1は、環状部62aの周方向において、ティース中心位置P1と隣接スロット中心位置P2との間の領域Rに位置している。ティース中心位置P1は、ティース72の周方向の中心位置である。隣接スロット中心位置P2は、ティース中心位置P1にあるティース72と、巻線73が巻かれる方向の反対方向において、そのティース72と隣接するティース72との間の空間の周方向の中心位置である。巻線溝d1の場合、ティース中心位置P1は、コイルU1のティース72の周方向の中心位置であり、隣接スロット中心位置P2は、コイルU1のティース72とコイルV3のティース72との間のスロットSL9の周方向の中心位置である。
巻線73の中性線c1〜c9は、それぞれ、巻線溝d1〜d9の第2空間82を通過している。巻線73の給電線e1〜e9は、それぞれ、巻線溝d1〜d9の第1空間81を通過している。
(2−2)ロータ
ロータ52は、クランクシャフト17に連結されている。クランクシャフト17は、ロータ52の回転中心を鉛直方向に貫通する。ロータ52は、クランクシャフト17の回転軸周りに回転する。ロータ52は、クランクシャフト17を介して、圧縮機構15と接続されている。
ロータ52は、図1に示されるように、主として、ロータコア52aと、複数の磁石52bとを有する。ロータコア52aは、鉛直方向に積層された複数の金属板から構成される。磁石52bは、ロータコア52aに埋め込まれている。磁石52bは、ロータコア52aの周方向に沿って、等間隔に配置されている。
(3)圧縮機の動作
モータ16が駆動すると、ロータ52が回転して、クランクシャフト17が軸回転する。クランクシャフト17の軸回転により、圧縮機構15のピストン21は、圧縮室40において、クランクシャフト17の回転軸を中心とする公転運動を行う。ピストン21の公転運動によって、圧縮室40の吸入室および吐出室の容積が変化する。これにより、低圧のガス冷媒は、吸入管19から圧縮室40の吸入室に吸入される。吸入室の容積は、ピストン21の公転運動によって減少し、その結果、冷媒は圧縮され、吸入室は吐出室となる。圧縮された高圧のガス冷媒は、吐出室から高圧空間S1に吐出される。吐出された圧縮冷媒は、鉛直方向上方に向かって、ステータ51とロータ52との間の空間であるエアギャップを通過する。その後、圧縮冷媒は、吐出管20からケーシング10の外部に吐出される。ロータリ圧縮機101で圧縮される冷媒は、例えば、R410A、R22、R32および二酸化炭素である。
ケーシング10底部の油貯留部10aに貯留されている潤滑油は、圧縮機構15等の摺動部に供給される。圧縮機構15の摺動部に供給された潤滑油は、圧縮室40に流入する。圧縮室40において、潤滑油は、微小な油滴となって、冷媒ガスに混入する。そのため、圧縮機構15から吐出された圧縮冷媒は、潤滑油を含んでいる。圧縮冷媒に含まれる潤滑油の一部は、モータ16の上方の高圧空間S1において、冷媒の流れによる遠心力等によって冷媒から分離され、ケーシング10の内周面に付着する。ケーシング10の内周面に付着した潤滑油は、ケーシング10の内周面を伝って落下して、モータ16のステータ51の上面の高さ位置に到達する。そして、潤滑油は、ステータコア61のコアカット71aを通過して落下する。コアカット71aを通過した潤滑油は、最終的に、油貯留部10aに戻る。
(4)特徴
モータ16のステータ51は、9個のコイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3を有している。コイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3は、ステータコア61の各ティース72に巻線73を巻き付けることによって形成される集中巻きコイルである。集中巻きコイルでは、モータ16の効率を向上させるために、コイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3の断面積に占める巻線73の断面積の割合である巻線占積率が高くなるように、ティース72に巻線73が巻き付けられる。
図10は、図3の矢印Xの方向から見たコイルU1の側面図である。図10において、左側は、ステータコア61の径方向外側であり、右側は、ステータコア61の径方向内側である。巻線占積率を高くするために、図10に示されるように、巻線73の巻き始めの部分である給電線e1を、ステータコア61の最も径方向外側から出し、かつ、巻線73の巻き終わりの部分である中性線c1を、ステータコア61の最も径方向内側から出すように、巻線73がティース72に巻き付けられている。この場合、給電線e1は、コイルU1の最も内部の巻線73から延びているため、コイルU1に固定されている。一方、中性線c1は、コイルU1の最も外部の巻線73から延びているため、コイルU1に固定されていない。しかし、中性線c1は、コイルU1の近傍に位置している巻線溝d1の第2空間82を通過している。これにより、中性線c1は、巻線溝d1から抜けないように巻線溝d1によって支持されているため、中性線c1が緩んでコイルU1が解けることが防止されている。給電線e1は、巻線溝d1の第1空間81を通過しているが、巻線溝d1によって支持されていない。以上の説明は、他のコイルU2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3にも適用可能である。すなわち、中性線c2〜c9は、それぞれ、巻線溝d2〜d9によって支持されているため、中性線c2〜c9が緩んでコイルU2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3が解けることが防止されている。
次に、ステータ51の製造方法について説明する。ステータ51の製造方法の一例として、巻線73を放出する巻線ノズル(図示せず)を用いて、全てのティース72に巻線73を同時に巻き付ける同時巻き法が採用される。同時巻き法では、インシュレータ62が取り付けられたステータコア61を固定した状態で、9個の巻線ノズルを9個のティース72の周囲で移動させて、全てのティース72に巻線73を同時に巻き付ける。
9個のティース72のそれぞれに巻き付けられた9本の巻線73は、それぞれ、巻き始めの部分である給電線e1〜e9と、巻き終わりの部分である中性線c1〜c9とを有している。全てのティース72に巻線73が同時に巻き付けられた後、9本の給電線e1〜e9および9本の中性線c1〜c9は、ステータコア61の上端面61aの側において、コイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3から飛び出ている状態にある。このとき、9本の給電線e1〜e9および9本の中性線c1〜c9は、固定されていない。同時巻き法では、ティース72の最も径方向内側から中性線c1〜c9が出るように、巻線73がティース72に巻き付けられる。
次に、中性線c1〜c9を、それぞれ、インシュレータ62の巻線溝d1〜d9に引っ掛ける工程が行われる。具体的には、最初に、巻線ノズルを移動させて、巻線溝d1〜d9の開口部83から、それぞれ、中性線c1〜c9を挿入する。次に、巻線ノズルを移動させて、中性線c1〜c9を、それぞれ、巻線溝d1〜d9の屈曲部85まで挿入する。次に、ステータコア61の径方向外側に向かって巻線ノズルを移動させて、中性線c1〜c9が、ステータコア61の径方向外側に向かって引っ張られている状態にする。図11は、この時のステータ51の状態を表す図である。図11において、9本の中性線c1〜c9は、それぞれ、巻線溝d1〜d9の屈曲部85を通過して、ステータコア61の径方向外側に向かって引っ張られている。次に、巻線ノズルを移動させずに、図11に示される白抜きの矢印の方向に沿って、ステータ51を回転軸周りに回転させる。これにより、中性線c1〜c9は、それぞれ、巻線溝d1〜d9の先端部84まで挿入される。以上の工程により、中性線c1〜c9は、それぞれ、巻線溝d1〜d9に引っ掛けられる。
その後、給電線e1〜e9および中性線c1〜c9の結線工程が行われる。具体的には、9本の給電線e1〜e9が、3個の給電端子U,V,Wに接続され、かつ、9本の中性線c1〜c9が、中性点74に接続される。結線工程は、手作業で行われる。結線工程の後、給電線e1〜e9は、それぞれ、巻線溝d1〜d9に挿入される。
本実施形態では、給電線e1〜e9および中性線c1〜c9の結線を作業者が行う時において、中性線c1〜c9は、それぞれ、巻線溝d1〜d9に引っ掛けられてインシュレータ62によって支持されている。この時、給電線e1〜e9は、インシュレータ62によって支持されていない。そのため、給電線e1〜e9および中性線c1〜c9の結線を行う作業者は、給電線e1〜e9と中性線c1〜c9とを容易に区別することができる。従って、ステータ51の製造工程において、巻線73の給電線e1〜e9および中性線c1〜c9の誤結線の発生が防止され、かつ、巻線73の結線不良に起因する、ステータ51を備えるモータ16の生産性の低下が抑制される。
また、本実施形態では、ステータ51の製造工程において、全てのティース72に巻線73を同時に巻き付けた後に、巻線73の巻き終わりである中性線c1〜c9を、インシュレータ62の巻線溝d1〜d9に引っ掛けて固定することができる。これにより、中性線c1〜c9が緩んでコイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3が解けることが防止されるので、ステータコア61の最も径方向内側まで巻線73をティース72に巻き付けることができる。従って、ステータ51の製造工程において、巻線占積率が高くなるように巻線73をティース72に巻き付けることができるので、ステータ51を備えるモータ16の効率が向上する。また、ステータ51の製造工程において、巻線73の巻き終わりである中性線c1〜c9がコイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3から外れることに起因する、モータ16の製造不良の発生が抑制される。
(5)変形例
(5−1)変形例A
実施形態では、巻線溝d1〜d9は、図9に示されるように、L字型の溝である。巻線溝d1〜d9は、第1空間81と第2空間82とを有する。第1空間81と第2空間82との間の角度である屈曲角度θは、90度である。しかし、屈曲角度θは、90度未満であってもよい。
図12は、本変形例に係る巻線溝d11の一例である。図12には、巻線73が巻かれる方向が白抜きの矢印で示されている。巻線溝d11は、実施形態の巻線溝d1〜d9と同様に、ステータコア61の上端面61aに取り付けられるインシュレータ62の環状部62aに形成されている。巻線溝d11は、主として、第1空間181と、第2空間182とから構成される。第1空間181と第2空間182とは、屈曲部185を介して連通している。第1空間181は、開口部183を含む。開口部183は、環状部62aの上端面に形成される、巻線溝d11の入口である。第1空間181は、開口部183から鉛直方向に延びている。第2空間182は、先端部184を含む。先端部184は、屈曲部185に対して、巻線73が巻かれる方向の側に位置している。すなわち、インシュレータ62を外側から見た場合において、先端部184は、屈曲部185の左側に位置している。第2空間182は、巻線73が巻かれる方向において鉛直方向上方に向かって傾斜している。すなわち、第1空間181と第2空間182との間の角度である屈曲角度θは、90度より小さい。
本変形例の巻線溝d11では、先端部184は、屈曲部185よりも鉛直方向上方に位置している。そのため、巻線73の巻き終わりである中性線c1〜c9を巻線溝d11に引っ掛ける工程において、巻線溝d11の先端部184まで挿入された中性線c1〜c9は、屈曲部185を経由して開口部183から抜けにくくなる。従って、ステータ51の製造工程において、巻線73の巻き終わりである中性線c1〜c9がコイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3から外れることに起因する、モータ16の製造不良の発生がより効果的に抑制される。
(5−2)変形例B
実施形態では、巻線溝d1〜d9は、図9に示されるように、L字型の溝である。巻線溝d1〜d9は、第1空間81と第2空間82とを有する。第2空間82の先端部84とステータコア61の上端面61aとの間の距離は、巻線溝d1〜d9とステータコア61の上端面61aとの間の最小距離と同じである。しかし、先端部84とステータコア61の上端面61aとの間の距離は、巻線溝d1〜d9とステータコア61の上端面61aとの間の最小距離より長ければ、巻線溝d1〜d9は、他の形状を有していてもよい。
図13は、本変形例に係る巻線溝d21の一例である。図13には、巻線73が巻かれる方向が白抜きの矢印で示されている。巻線溝d21は、実施形態の巻線溝d1〜d9と同様に、ステータコア61の上端面61aに取り付けられるインシュレータ62の環状部62aに形成されている。巻線溝d21は、主として、第1空間281と、第2空間282とから構成される。第1空間281と第2空間282とは、屈曲部285を介して連通している。第1空間281は、開口部283を含む。開口部283は、環状部62aの上端面に形成される、巻線溝d21の入口である。第1空間281は、開口部283から鉛直方向に延びている。第2空間282は、先端部284を含む。先端部284は、屈曲部285に対して、巻線73が巻かれる方向の側に位置している。すなわち、インシュレータ62を外側から見た場合において、先端部284は、屈曲部285の左側に位置している。第2空間282は、屈曲部285から水平方向に延びている水平部282aと、水平部282aから先端部284に向かって鉛直方向上方に延びている傾斜部282bとを有する。そのため、先端部284とステータコア61との間の距離は、巻線溝d11とステータコア61との間の最小距離より長い。最小距離は、屈曲部285とステータコア61との間の距離である。なお、第1空間281と第2空間282との間の角度である屈曲角度θは、90度である。
本変形例の巻線溝d21では、先端部284は、屈曲部285よりも鉛直方向上方に位置している。そのため、巻線73の巻き終わりである中性線c1〜c9を巻線溝d21に引っ掛ける工程において、巻線溝d21の先端部284まで挿入された中性線c1〜c9は、屈曲部285を経由して開口部283から抜けにくくなる。従って、ステータ51の製造工程において、巻線73の巻き終わりである中性線c1〜c9がコイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3から外れることに起因する、モータ16の製造不良の発生がより効果的に抑制される。
なお、本変形例では、先端部284が屈曲部285よりも鉛直方向上方に位置していれば、第2空間282は、他の形状を有していてもよい。
(5−3)変形例C
実施形態では、巻線溝d1〜d9は、図9に示されるように、L字型の溝である。巻線溝d1〜d9は、第1空間81と第2空間82とを有する。第2空間82は、屈曲部85に対して、巻線73が巻かれる方向の側に位置している。しかし、第2空間82は、屈曲部85に対して、巻線73が巻かれる方向の反対側に位置している空間を含んでいてもよい。
図14は、本変形例に係る巻線溝d31の一例である。図14には、巻線73が巻かれる方向が白抜きの矢印で示されている。巻線溝d31は、実施形態の巻線溝d1〜d9と同様に、ステータコア61の上端面61aに取り付けられるインシュレータ62の環状部62aに形成されている。巻線溝d31は、主として、第1空間381と、第2空間382とから構成される。第1空間381と第2空間382とは、屈曲部385を介して連通している。第1空間381は、開口部383を含む。開口部383は、環状部62aの上端面に形成される、巻線溝d31の入口である。第1空間381は、開口部383から鉛直方向に延びている。第2空間382は、先端部384を含む。先端部384は、屈曲部385に対して、巻線73が巻かれる方向の側に位置している。すなわち、インシュレータ62を外側から見た場合において、先端部384は、屈曲部385の左側に位置している。
巻線溝d31において、第2空間382は、戻り空間382aと、返し空間382bとを有する。戻り空間382aは、屈曲部385に対して、巻線73が巻かれる方向の反対側に位置している空間である。返し空間382bは、屈曲部385に対して、巻線73が巻かれる方向の側に位置している空間である。返し空間382bは、先端部284を含む。先端部384とステータコア61との間の距離は、巻線溝d31とステータコア61との間の最小距離より長い。最小距離は、第2空間382の最も鉛直方向下方にあるポイントと、ステータコア61との間の距離である。
本変形例の巻線溝d31では、第2空間382は、戻り空間382aを有している。そのため、巻線73の巻き終わりである中性線c1〜c9を巻線溝d31に引っ掛ける工程において、巻線溝321の先端部384まで挿入された中性線c1〜c9は、戻り空間382aを経由して開口部383から抜けにくくなる。従って、ステータ51の製造工程において、巻線73の巻き終わりである中性線c1〜c9がコイルU1,U2,U3;V1,V2,V3;W1,W2,W3から外れることに起因する、モータ16の製造不良の発生がより効果的に抑制される。
(5−4)変形例D
実施形態では、巻線溝d1〜d9は、図9に示されるように、L字型の溝である。巻線溝d1〜d9の第1空間81は、鉛直方向に延びている。しかし、第1空間81は、鉛直方向に対して傾斜して延びていてもよい。また、変形例A〜Cにおいても、第1空間181,281,381は、鉛直方向に対して傾斜して延びていてもよい。
(5−5)変形例E
実施形態において、ステータコア61の上端面61aに取り付けられるインシュレータ62は、巻線溝d1〜d9を有するが、ステータコア61の下端面61bに取り付けられるインシュレータ62は、巻線溝d1〜d9を有さない。しかし、ステータコア61の上端面61aに取り付けられるインシュレータ62の代わりに、ステータコア61の下端面61bに取り付けられるインシュレータ62が、巻線溝d1〜d9を有してもよい。
本変形例では、ステータ51の製造工程において、巻線73の中性線c1〜c9を、ステータコア61の下端面61bから出して、インシュレータ62の巻線溝d1〜d9にそれぞれ固定することができる。
(5−6)変形例F
実施形態では、巻線溝d1〜d9が形成されているインシュレータ62を有するステータ51を備える圧縮機として、ロータリ圧縮機101が用いられているが、スクロール圧縮機等の他の圧縮機が用いられてもよい。
本発明に係るステータおよびモータは、ティースに巻かれた巻線の巻き始め末端と巻き終わり末端とを容易に識別でき誤結線の発生を防止することができる。
16 モータ
51 ステータ
52 ロータ
61 ステータコア
62 インシュレータ
71 円筒部
72 ティース
73 巻線
74 中性点
81 第1空間
82 第2空間
83 開口部
84 先端部
85 屈曲部
181 第1空間
182 第2空間
183 開口部
184 先端部
185 屈曲部
281 第1空間
282 第2空間
283 開口部
284 先端部
285 屈曲部
381 第1空間
382 第2空間
382a 戻り空間
383 開口部
384 先端部
385 屈曲部
e1〜e9 給電線(第1末端)
c1〜c9 中性線(第2末端)
d1〜d9 巻線溝
θ 屈曲角度
特開2001−314055号公報

Claims (10)

  1. 円筒形状のステータコア(61)と、
    前記ステータコアの軸方向の端面に取り付けられているインシュレータ(62)と、
    を備え、
    前記ステータコアは、
    円筒部(71)と、
    前記円筒部の内周面から前記円筒部の径方向内側に突出し、かつ、前記円筒部の周方向に沿って配置される複数のティース(72)と、
    それぞれの前記ティースに巻かれる複数の巻線(73)と、
    を有し、
    前記巻線は、
    前記ティースの巻き始めの部分である第1末端(e1〜e9)と、
    前記ティースの巻き終わりの部分である第2末端(c1〜c9)と、
    を有し、
    前記インシュレータは、複数の巻線溝(d1〜d9)を有し、
    前記巻線溝のそれぞれは、前記複数の巻線のうちの一つの前記第2末端を支持し、
    前記巻線溝は、
    開口部(83,183,283,383)を含む第1空間(81,181,281,381)と、
    前記第2末端を引っ掛けるための先端部(84,184,284,384)を含み、かつ、前記第1空間と屈曲部(85,185,285,385)を介して連通している第2空間(82,182,282,382)と、
    を有し、
    前記開口部は、前記インシュレータの前記軸方向の端面であって、前記ステータコアと接触していない端面に形成され
    前記巻線は、前記ティースの前記径方向内側から前記第2末端が出るように、前記ティースに巻かれ、
    前記巻線溝の数は、前記第2末端の数と同じである、
    ステータ(51)。
  2. 前記第1空間は、前記開口部から前記軸方向に沿って延びている、
    請求項1に記載のステータ。
  3. 前記先端部は、前記屈曲部に対して前記巻線が巻かれる方向の側に位置している、
    請求項1または2に記載のステータ。
  4. 前記第2空間(82,182,282)は、前記屈曲部(85,185,285)に対して前記巻線が巻かれる方向の側に位置しており、
    前記屈曲部は、前記第1空間(81,181,281)と前記第2空間との間を、90度以下の屈曲角度(θ)で連結している、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のステータ。
  5. 前記第2空間(382)は、前記屈曲部(385)に対して前記巻線が巻かれる方向の反対側に位置している戻り空間(382a)をさらに含む、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のステータ。
  6. 前記開口部は、前記周方向において、ティース中心位置と隣接スロット中心位置との間に位置し、
    前記ティース中心位置は、前記開口部を有する前記巻線溝に支持される前記第2末端を有する前記巻線が巻かれる前記ティースの前記周方向の中心位置であり、
    前記隣接スロット中心位置は、前記ティース中心位置にある前記ティースと、前記巻線が巻かれる方向の反対方向において隣接する前記ティースとの間の空間である隣接スロットの前記周方向の中心位置である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のステータ。
  7. 前記先端部と前記ステータコアとの間の距離は、前記巻線溝と前記ステータコアとの間の最小距離より長い、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のステータ。
  8. 前記第2末端は、中性点(74)に接続されている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のステータ。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のステータと、
    前記ステータの内側に配置されるロータ(52)と、
    を備える、モータ(16)。
  10. 円筒形状のステータコア(61)と、前記ステータコアの軸方向の端面に取り付けられているインシュレータ(62)とを備えるステータ(51)の製造方法であって、
    前記ステータコアの複数のティース(72)のそれぞれに、巻線(73)を同時に巻き付ける巻き付け工程と、
    前記ティースの巻き終わりの部分である、前記巻線の第2末端(c1〜c9)を、前記インシュレータの巻線溝(d1〜d9)の先端部(84,184,284,384)に引っ掛けて、前記第2末端を支持する引っ掛け工程と、
    前記ティースの巻き始めの部分である、前記巻線の第1末端(e1〜e9)の結線、および、前記第2末端の結線を行う結線工程と、
    を備え、
    前記ティースは、前記ステータコアの円筒部(71)の内周面から前記円筒部の径方向内側に突出し、かつ、前記円筒部の周方向に沿って配置され、
    前記インシュレータは、複数の前記巻線溝を有し、
    前記巻線溝のそれぞれは、前記複数のティースのそれぞれに巻かれる前記巻線のうちの一つの前記第2末端を支持し、
    前記巻線溝は、
    開口部(83,183,283,383)を含む第1空間(81,181,281,381)と、
    前記先端部を含み、かつ、前記第1空間と屈曲部(85,185,285,385)を介して連通している第2空間(82,182,282,382)と、
    を有し、
    前記開口部は、前記インシュレータの前記軸方向の端面であって、前記ステータコアと接触していない端面に形成され
    前記巻線は、前記ティースの前記径方向内側から前記第2末端が出るように、前記ティースに巻かれ、
    前記巻線溝の数は、前記第2末端の数と同じである、
    ステータの製造方法。
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