JP2009240119A - ステータ、モータおよび圧縮機 - Google Patents

ステータ、モータおよび圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】配線の突起部への乗り上がりを防止して、隣り合う配線の接触や配線の損傷を回避して、品質が向上するステータを提供する。
【解決手段】インシュレータ51の壁部57の外面には、複数の突起部58が設けられている。突起部58の面取り部58aは、壁部57の外面に這わされる配線50aを、環状部55側に位置するように案内する。
【選択図】図3

Description

この発明は、ステータ、モータおよび圧縮機に関する。
従来、ステータとしては、ステータコアと、このステータコアの軸方向の端面に取り付けられたインシュレータと、上記ステータコアおよび上記インシュレータに巻回されたコイルとを備えたものがある(特許第3824001号公報:特許文献1参照)。
上記インシュレータは、環状部と、この環状部の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された複数の歯部と、この環状部の軸方向の端面に立てられた円筒状の壁部とを有する。
上記コイルの一部の配線は、上記壁部の外面に這わされている。この配線は、例えば、リード線や渡り線である。
上記壁部の外面には、複数の突起部が設けられ、この突起部は、上記配線の軸方向への移動を規制して、隣り合う配線が接触しないようにしている。この突起部の形状は、単純な直方体であった。
特許第3824001号公報
しかしながら、上記従来のステータでは、上記突起部の形状は、単純な直方体であるので、図8Aの正面図および図8Bの側面図に示すように、配線50aを壁部557に這わすときに、配線50aが突起部558へ乗り上がる問題があった。このため、隣り合う配線50aの接触や配線50aの損傷が発生して、品質が劣る問題があった。
そこで、この発明の課題は、配線の突起部への乗り上がりを防止して、隣り合う配線の接触や配線の損傷を回避して、品質が向上するステータ、このステータを用いたモータ、および、このモータを用いた圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のステータは、
ステータコアと、
このステータコアの軸方向の端面に取り付けられたインシュレータと、
上記ステータコアおよび上記インシュレータに巻回されたコイルと
を備え、
上記インシュレータは、
環状部と、
この環状部の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された複数の歯部と、
この環状部の軸方向の端面に立てられた円筒状の壁部と
を有し、
上記壁部の外面には、複数の突起部が設けられ、
上記突起部は、上記壁部の外面に這わされる上記コイルの一部の配線を、所定の位置に案内する面取り部を有することを特徴としている。
ここで、上記配線とは、例えば、リード線や渡り線である。上記リード線とは、例えば基板に接続されて、外部から電流を供給される配線である。上記渡り線とは、上記コイルの各相を接続する配線である。
この発明のステータによれば、上記突起部は、上記壁部の外面に這わされる上記配線を、所定の位置に案内する面取り部を有するので、上記配線を上記壁部に這わすときに、上記配線の上記突起部への乗り上がりを防止する。このため、隣り合う上記配線の接触や上記配線の損傷を回避して、品質が向上する。
また、上記突起部の上記面取り部により上記配線の上記突起部への乗り上がりを防止するので、コイルの配線の径が変わる等ステータの種類が変わっても、配線の突起部への乗り上がりを防止するために、コイルの巻線プログラムや突起部の位置を変更する必要がない。このように、ステータの種類に関わらず、コイルの巻線プログラムや突起部の位置を一定にできて、生産性が向上する。
また、一実施形態のステータでは、上記面取り部は、上記配線を、上記環状部側に位置するように案内する。
この実施形態のステータによれば、上記面取り部は、上記配線を、上記環状部側に位置するように案内するので、上記配線の上記突起部への乗り上がりを確実に防止する。
また、一実施形態のステータでは、上記面取り部は、上記配線における上記壁部の内面から外面に引き出される部分である引き出し部、または、上記配線における上記壁部の外面から内面に引き入れられる部分である引き入れ部を、上記環状部側に位置するように案内する。
この実施形態のステータによれば、上記面取り部は、上記引き出し部または上記引き入れ部を、上記環状部側に位置するように案内するので、上記配線の上記突起部への乗り上がりを確実に防止する。
また、一実施形態のステータでは、上記面取り部は、上記配線を、軸直交方向からみて軸直交方向平面に対して斜め方向に延びるように案内する。
この実施形態のステータによれば、上記面取り部は、上記配線を、軸直交方向からみて軸直交方向平面に対して斜め方向に延びるように案内するので、上記配線の上記突起部への乗り上がりを確実に防止する。
また、一実施形態のステータでは、
上記突起部における上記環状部側の一面は、上記壁部に直交し、
上記面取り部は、この一面に連なって、上記壁部の反対側および上記環状部側を向くように形成され、
上記一面における上記壁部に直交する方向の高さは、上記配線の線径の1/2以上である。
この実施形態のステータによれば、上記突起部の上記一面の高さは、上記配線の線径の1/2以上であるので、上記環状部側に位置している上記配線を、上記一面に引っ掛けて、上記配線が上記環状部の反対側に抜け出ることを防止する。
この発明のモータによれば、上記ステータを備えるので、上記ステータの品質を向上できて、モータの品質を向上できる。
この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えるので、上記モータの品質を向上できて、圧縮機の品質を向上できる。
この発明のステータによれば、上記突起部は、上記壁部の外面に這わされる上記配線を、所定の位置に案内する面取り部を有するので、配線の突起部への乗り上がりを防止して、隣り合う配線の接触や配線の損傷を回避して、品質が向上する。
この発明のモータによれば、上記ステータを備えるので、上記ステータの品質を向上できて、モータの品質を向上できる。
この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えるので、上記モータの品質を向上できて、圧縮機の品質を向上できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の圧縮機の一実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮機構部2およびモータ3とを備えている。この圧縮機は、ロータリ圧縮機である。
上記密閉容器1の下側側方に、吸入管11を接続する一方、密閉容器1の上側に吐出管12を接続している。上記吸入管11から供給される冷媒は、上記圧縮機構部2の吸込側に導かれる。この冷媒は、二酸化炭素であるが、R410AやR22等であってもよい。
上記モータ3は、上記圧縮機構部2の上側に配置され、上記圧縮機構部2を回転軸4を介して駆動する。上記モータ3は、上記圧縮機構部2から吐出された高圧の冷媒が満たされる上記密閉容器1内の高圧領域に配置されている。
上記圧縮機構部2は、シリンダ状の本体部20と、この本体部20の上下の開口端のそれぞれに取り付けられた上端部8および下端部9とを備える。
上記回転軸4は、上端部8および下端部9を貫通して、本体部20の内部に挿入されている。上記回転軸4は、圧縮機構部2の上端板8に設けられた軸受21と、圧縮機構部2の下端部9に設けられた軸受22により回転自在に支持されている。
上記本体部20内の回転軸4にクランクピン5が設けられ、このクランクピン5に嵌合されて駆動されるピストン6とそれに対応するシリンダとの間に形成された圧縮室7により圧縮を行う。ピストン6は、偏芯した状態で回転し、または、公転運動を行い、圧縮室7の容積を変化させる。
図1と図2に示すように、上記モータ3は、上記回転軸4に固定された円筒形状のロータ30と、上記ロータ30の外周側を囲むように配置されたステータ40とを有する。上記ステータ40は、上記ロータ30の径方向外側にエアギャップを介して配置されている。つまり、上記モータ3は、インナーロータ型のモータである。
上記ロータ30は、ロータコア31と、このロータコア31に軸方向に埋め込まれると共に周方向に配列された6つの磁石32とを有する。
上記ロータコア31は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータコア31の中央の孔部には、上記回転軸4が取り付けられている。上記磁石32は、平板状の永久磁石である。
上記ステータ40は、ステータコア41と、このステータコア41の軸方向の両端面に取り付けられたインシュレータ51と、上記ステータコア41および上記インシュレータ51に巻回されたコイル50とを有する。なお、図2では、上記コイル50および上記インシュレータ51を一部省略して描いている。
上記ステータコア41は、例えば積層された電磁鋼板からなり、円筒部45と、この円筒部45の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された9つのティース部46とを有する。
上記ステータコア41は、内周側に開口すると共に周方向に配列された9つのスロット部47を有する。つまり、このスロット部47は、隣り合う上記ティース部46の間に形成される。
上記コイル50は、複数の上記ティース部46に渡って巻かれておらず各ティース部46に巻かれている集中巻きである。上記モータ3は、いわゆる6極9スロットである。上記コイル50に電流を流して上記ステータ40に発生する電磁力によって、上記ロータ30を、上記回転軸4と共に、回転させる。
上記インシュレータ51は、上記ステータコア41と上記コイル50との間に挟持され、上記ステータコア41と上記コイル50とを絶縁している。
上記インシュレータ51は、環状部55と、この環状部55の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された9つの歯部56と、上記環状部55の軸方向の端面に立てられた円筒状の壁部57とを有している。
上記インシュレータ51の上記環状部55は、上記ステータコア41の上記円筒部45に対向して接触し、上記インシュレータ51の上記複数の歯部56は、それぞれ、上記ステータコア41の上記複数のティース部46に対向して接触している。
上記ステータコア41の上記ティース部46と、上記インシュレータ51の上記歯部56とは、上記ステータコア41の軸方向からみて、略同じ形状である。
図3に示すように、上記壁部57の外面には、上記コイル50の一部の配線50aが周方向に這わされている。図3は、上記インシュレータ51の外周側の展開図である。
ここで、上記配線50aとは、例えば、リード線や渡り線である。上記リード線とは、例えば図示しない基板に接続されて、外部から電流を供給される配線である。上記渡り線とは、上記コイルの各相を接続する配線である。この渡り線には、それぞれ、U相、V相およびW相の三相の電流が流される。
上記壁部57には、複数の切り込み部57aが設けられている。この切り込み部57aは、上記環状部55の反対側から上記環状部55側に向かって切り込まれている。この複数の切り込み部57aは、上記壁部57の周方向に並んで、配列されている。上記配線50aは、この切り込み部57aを通して、上記壁部57の内面側と外面側とを、往来する。
上記壁部57の外面には、複数の突起部58が設けられ、この突起部58は、上記配線50aの軸方向への移動を規制する。上記壁部57の高さ方向に隣り合う上記突起部58の間の間隔は、上記配線50aの線径以上である。上記配線50aの線径は、例えば、0.5mm〜1.2mmである。
図3、図4A、図4Bおよび図4Cに示すように、上記突起部58は、上記配線50aを、所定の位置に案内する面取り部58aを有する。図4Aは、正面図を示し、図4Bは、図4AのX方向からみた側面図を示し、図4Cは、図4AのY方向からみた底面図を示す。図4Cは、壁部および配線を省略して描いている。
上記面取り部58aは、上記配線50aを、上記環状部55側(図4A中の下側)に位置するように案内する。上記突起部58における上記環状部55側の一面58bは、上記壁部57に直交している。上記面取り部58aは、この一面58bに連なって、上記壁部57の反対側および上記環状部55側を向くように形成されている。つまり、上記面取り部58aは、直方体における環状部55側の面と壁部57と反対側の面とが交わる一辺を面取りして、平面に形成される。
上記一面58bにおける上記壁部57に直交する方向の高さhは、上記配線50aの線径Dの1/2以上である。
上記構成のステータによれば、上記突起部58は、上記壁部57の外面に這わされる上記配線50aを、所定の位置に案内する面取り部58aを有するので、上記配線50aを上記壁部57に這わすときに、上記配線50aの上記突起部58への乗り上がりを防止する。このため、隣り合う上記配線50aの接触や上記配線50aの損傷を回避して、品質が向上する。
また、上記突起部58の上記面取り部58aにより上記配線50aの上記突起部58への乗り上がりを防止するので、コイル50の配線50aの径が変わる等ステータの種類が変わっても、配線50aの突起部58への乗り上がりを防止するために、コイル50の巻線プログラムや突起部58の位置を変更する必要がない。このように、ステータの種類に関わらず、コイル50の巻線プログラムや突起部58の位置を一定にできて、生産性が向上する。
また、上記面取り部58aは、上記配線50aを、上記環状部55側に位置するように案内するので、上記配線50aの上記突起部58への乗り上がりを確実に防止する。
また、上記突起部58の上記一面58bの高さは、上記配線50aの線径Dの1/2以上であるので、上記環状部55側に位置している上記配線50aを、上記一面58bに引っ掛けて、上記配線50aが上記環状部55の反対側に抜け出ることを防止する。
上記構成のモータによれば、上記ステータ40を備えるので、上記ステータ40の品質を向上できて、モータの品質を向上できる。
上記構成の圧縮機によれば、上記モータ3を備えるので、上記モータ3の品質を向上できて、圧縮機の品質を向上できる。
(第2の実施形態)
図5A、図5Bおよび図5Cは、この発明のステータの第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、突起部の面取り部の形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図5A〜図5Cに示すように、この第2の実施形態のステータでは、突起部158の面取り部158aは、配線50aの引き出し部Aを、環状部55側(図5A中の下側)に位置するように案内する。図5Aは、正面図を示し、図5Bは、図5AのX方向からみた側面図を示し、図5Cは、図5AのY方向からみた底面図を示す。図5Cは、壁部および配線を省略して描いている。
上記引き出し部Aは、配線50aにおける壁部57の内面から外面(突起部158側)に引き出される部分である。
上記突起部158は、上記壁部57の切り込み部57aの近傍に設けられている。つまり、上記配線50aは、上記切り込み部57aを通して、壁部57の内面から外面に引き出されるため、上記突起部158は、上記引き出し部Aの近傍に位置し、上記面取り部158aは、上記引き出し部A側に設けられている。
上記面取り部158aは、上記壁部57の周方向(切り込み部57a側)および上記環状部55側を向くように形成されている。つまり、上記面取り部158aは、直方体における環状部55側の面と壁部57の周方向(切り込み部57a側)の面とが交わる一辺を面取りして、平面に形成される。
上記構成のステータによれば、上記面取り部158aは、上記引き出し部Aを、上記環状部55側に位置するように案内するので、上記配線50aの上記突起部158への乗り上がりを確実に防止する。上記引き出し部Aは、特に、上記突起部158に乗り上がり易いが、上記面取り部158aにより、上記引き出し部Aの上記突起部158への乗り上がりを、有効に、防止する。
なお、図示しないが、突起部を配線の引き入れ部の近傍に位置し、面取り部を配線の引き入れ部側に設けるようにしもよい。引き入れ部は、配線における壁部の外面から内面に引き入れられる部分である。したがって、面取り部は、配線における壁部の外面から内面に引き入れられる部分である引き入れ部を、環状部側に位置するように案内する。
(第3の実施形態)
図6A、図6Bおよび図6Cは、この発明のステータの第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、突起部の面取り部の形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図6A〜図6Cに示すように、この第3の実施形態のステータでは、面取り部258aは、配線50aを、軸直交方向からみて軸直交方向平面に対して斜め方向に延びるように案内する。図6Aは、正面図を示し、図6Bは、図6AのX方向からみた側面図を示し、図6Cは、図6AのY方向からみた底面図を示す。図6Cは、壁部および配線を省略して描いている。
一方の面取り部258aは、配線50aを環状部55側(図6A中の下側)に案内する。他方の面取り部258aは、配線50aを環状部55と反対側(図6A中の上側)に案内する。
上記一方の面取り部258aは、上記壁部57の周方向の一方側および上記環状部55側を向くように形成されている。つまり、上記一方の面取り部258aは、直方体における環状部55側の面を、壁部57の周方向の一方側を向くように、斜めに形成される。
上記他方の面取り部258aは、上記壁部57の周方向の他方側および上記環状部55と反対側を向くように形成されている。つまり、上記他方の面取り部258aは、直方体における環状部55と反対側の面を、壁部57の周方向の他方側を向くように、斜めに形成される。
上記構成のステータによれば、上記面取り部258aは、上記配線50aを、軸直交方向からみて軸直交方向平面に対して斜め方向に延びるように案内するので、上記配線50aの上記突起部258への乗り上がりを確実に防止する。上記配線50aを斜めに引き回すと、上記突起部258に乗り上がり易いが、上記面取り部258aにより、上記配線50aの上記突起部258への乗り上がりを、有効に、防止する。
(第4の実施形態)
図7A、図7Bおよび図7Cは、この発明のステータの第4の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、突起部の面取り部の形状が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図7A〜図7Cに示すように、この第4の実施形態のステータでは、突起部358は、第1の面取り部358a、第2の面取り部358bおよび第3の面取り部358cを有する。図7Aは、正面図を示し、図7Bは、図7AのX方向からみた側面図を示し、図7Cは、図7AのY方向からみた底面図を示す。図7A〜図7Cは、壁部および配線を省略して描いている。
上記第1の面取り部358aは、上記第1の実施形態の上記面取り部58aと同様であり、配線50aを、環状部55側(図7A中の下側)に位置するように案内する。
上記第2の面取り部358bは、上記第2の実施形態の上記面取り部158aと同様であり、配線50aの引き出し部Aを、環状部55側(図7A中の下側)に位置するように案内する。
上記第3の面取り部358cは、上記第3の実施形態の上記面取り部258aと同様であり、配線50aを、軸直交方向からみて軸直交方向平面に対して斜め方向に延びるように案内する。
上記構成のステータによれば、上記面取り部358aは、第1の面取り部358a、第2の面取り部358bおよび第3の面取り部358cを有するので、上記第1〜上記第3の実施形態の作用効果を有する。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、圧縮機構部として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。また、面取り部の数量の増減は、自由である。また、面取り部を、平面でなく、凸曲面となるように、形成してもよい。上記第1〜上記第3の実施形態の上記面取り部58a〜258aの何れか2つ以上を組み合わせて、突起部を形成するようにしてもよい。
本発明の圧縮機の一実施形態を示す縦断面図である。 圧縮機のモータ付近の横断面図である。 本発明のステータの第1実施形態を示すと共にインシュレータの外周側の展開図である。 突起部の正面図である。 図4AのX方向からみた側面図である。 図4AのY方向からみた底面図である。 本発明のステータの第2実施形態を示すと共に突起部の正面図である。 図5AのX方向からみた側面図である。 図5AのY方向からみた底面図である。 本発明のステータの第3実施形態を示すと共に突起部の正面図である。 図6AのX方向からみた側面図である。 図6AのY方向からみた底面図である。 本発明のステータの第4実施形態を示すと共に突起部の正面図である。 図7AのX方向からみた側面図である。 図7AのY方向からみた底面図である。 従来のステータを示すと共に突起部の正面図である。 図8AのX方向からみた側面図である。
符号の説明
1 密閉容器
2 圧縮機構部
3 モータ
4 回転軸
5 クランクピン
6 ピストン
7 圧縮室
8 上端部
9 下端部
11 吸入管
12 吐出管
20 本体部
21,22 軸受
30 ロータ
31 ロータコア
32 磁石
40 ステータ
41 ステータコア
45 円筒部
46 ティース部
47 スロット部
50 コイル
50a 配線
51 インシュレータ
55 環状部
56 歯部
57 壁部
57a 切り込み部
58,158,258,358 突起部
58a,158a,258a 面取り部
58b 一面
358a 第1の面取り部
358b 第2の面取り部
358c 第3の面取り部
A 引き出し部
D (配線の)線径
h (突起部の一面の)高さ

Claims (7)

  1. ステータコア(41)と、
    このステータコア(41)の軸方向の端面に取り付けられたインシュレータ(51)と、
    上記ステータコア(41)および上記インシュレータ(51)に巻回されたコイル(50)と
    を備え、
    上記インシュレータ(51)は、
    環状部(55)と、
    この環状部(55)の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された複数の歯部(56)と、
    この環状部(55)の軸方向の端面に立てられた円筒状の壁部(57)と
    を有し、
    上記壁部(57)の外面には、複数の突起部(58,158,258,358)が設けられ、
    上記突起部(58,158,258,358)は、上記壁部(57)の外面に這わされる上記コイル(50)の一部の配線(50a)を、所定の位置に案内する面取り部(58a,158a,258a,358a,358b,358c)を有することを特徴とするステータ。
  2. 請求項1に記載のステータにおいて、
    上記面取り部(58a,358a)は、上記配線(50a)を、上記環状部(55)側に位置するように案内することを特徴とするステータ。
  3. 請求項1または2に記載のステータにおいて、
    上記面取り部(158a,358b)は、上記配線(50a)における上記壁部(57)の内面から外面に引き出される部分である引き出し部(A)、または、上記配線(50a)における上記壁部(57)の外面から内面に引き入れられる部分である引き入れ部を、上記環状部(55)側に位置するように案内することを特徴とするステータ。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載のステータにおいて、
    上記面取り部(258a,358c)は、上記配線(50a)を、軸直交方向からみて軸直交方向平面に対して斜め方向に延びるように案内することを特徴とするステータ。
  5. 請求項2に記載のステータにおいて、
    上記突起部(58)における上記環状部(55)側の一面(58b)は、上記壁部(57)に直交し、
    上記面取り部(58a)は、この一面(58b)に連なって、上記壁部(57)の反対側および上記環状部(55)側を向くように形成され、
    上記一面(58b)における上記壁部(57)に直交する方向の高さ(h)は、上記配線(50a)の線径(D)の1/2以上であることを特徴とするステータ。
  6. ロータ(30)と、
    このロータ(30)の外周側を囲むように配置された請求項1から5の何れか一つに記載のステータ(40)と
    を備えることを特徴とするモータ。
  7. 密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置された圧縮機構部(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置されると共に上記圧縮機構部(2)を駆動する請求項6に記載のモータ(3)と
    を備えることを特徴とする圧縮機。
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