JP6092028B2 - 燃料電池車両 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の燃料電池が積層された燃料電池スタックをスタックケースに収納するとともに、前記スタックケースは、ダッシュボードの前方に形成されたフロントルーム内に搭載される燃料電池車両に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両方にアノード電極とカソード電極とが配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備える。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セルが構成されている。この燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両に使用されている。
燃料電池車両では、特に燃料ガスである水素の漏れを監視する必要がある。このため、例えば、特許文献1に開示されている検出装置が知られている。この検出装置は、所定の有害ガスを検出するセンサを移動体の複数箇所に配設している。これらのセンサのうち、漏れの検出時に異なる出力が得られるべき複数のセンサの出力に基づき、各センサの出力が漏れに起因するか否かを判断している。
これにより、環境の変化等、漏れ以外の要因による反応を、漏れに起因する反応であると誤判断することを抑制できる、としている。
特開2003−149071号公報
ところで、上記の検出装置では、車両の屋根上に配置されている水素タンクの上方に水素センサが設けられるとともに、車両後部にも、水素センサが配置されている。このため、特に車両後方から衝突等による外部荷重が付与された際、車両後部の水素センサが破損し易いという問題がある。従って、衝突後に水素の漏れを検出することができないおそれがある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、外部荷重に対して、水素検出センサの損傷を可及的に抑制することができ、水素検出処理を確実に遂行することが可能な燃料電池車両を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池車両は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された燃料電池スタックをスタックケースに収納している。スタックケースは、ダッシュボードの前方に形成されたフロントルーム内に搭載されている。そして、フロントルーム内には、スタックケースの上面からの投影領域内で且つ前記スタックケースの上方側に水素検出センサが配置されている。スタックケースの上方側とは、前記スタックケースの高さ方向の中央よりも上方側で、さらに前記スタックケースの高さ方向の上方の空間も含むものであることを意味する。
また、この燃料電池車両では、水素検出センサは、スタックケースの内部に配置されることが好ましい。
また、この燃料電池車両では、燃料電池スタックは、積層方向両端にエンドプレートが設けられ、一方の前記エンドプレートには、燃料ガス系デバイスが配設されている。スタックケースは、燃料ガス系デバイスを覆って配置されるデバイスカバーを備え、前記デバイスカバーの上部には、水素検出センサが配設される。
本発明に係る燃料電池車両は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された燃料電池スタックをスタックケースに収納している。スタックケースは、ダッシュボードの前方に形成されたフロントルーム内に搭載されている。そして、フロントルーム内には、スタックケースの上面からの投影領域内で且つ前記スタックケースの上方側に水素検出センサが配置されている。この燃料電池車両では、スタックケースの上部には、反応ガスを加湿するための加湿器が搭載されるとともに、前記加湿器の上部には、水素検出センサが配設される。
本発明に係る燃料電池車両は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された燃料電池スタックをスタックケースに収納している。スタックケースは、ダッシュボードの前方に形成されたフロントルーム内に搭載されている。そして、フロントルーム内には、スタックケースの上面からの投影領域内で且つ前記スタックケースの上方側に水素検出センサが配置されている。この燃料電池車両では、スタックケースの上部には、燃料電池スタックに酸化剤ガスを循環供給するための循環ポンプが搭載されるとともに、前記循環ポンプの上部には、水素検出センサが配設される。
さらに、この燃料電池車両では、水素検出センサは、水素を検出したことを表示する表示部と、水素センサに電力を供給する駆動用バッテリと、を備えることが好ましい。
本発明によれば、フロントルーム内において、水素検出センサは、スタックケースの上面からの投影領域内で且つ前記スタックケースの上方側の上方に配置されている。このため、車両に外部荷重が付与された際、水素検出センサをスタックケースにより確実に保護することができる。従って、水素検出センサの損傷を可及的に抑制することが可能になり、良好な水素検出処理を遂行することができる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池車両の概略全体構成を模式的に示した説明図である。 前記燃料電池車両の概略構成説明図である。 前記燃料電池車両の要部の一部分解斜視図である。 前記燃料電池車両の要部の斜視説明図である。 車両進行方向前方から見た前記燃料電池車両の要部側面説明図である。 参考例に係る燃料電池車両の側面説明図である。 本発明の第の実施形態に係る燃料電池車両の要部の斜視説明図である。 本発明の第の実施形態に係る燃料電池車両の概略構成説明図である。 前記燃料電池車両の要部の斜視説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池車両10は、例えば、燃料電池電気自動車である。燃料電池車両10では、燃料電池スタック14が前輪16f、16fの近傍にダッシュボード17の前方に形成されたモータルーム18内に配設される。後輪16r、16r間には、後述する水素タンク90が配設される。
図2に示すように、燃料電池車両10は、燃料電池スタック14と、前記燃料電池スタック14に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置20と、前記燃料電池スタック14に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置21とを備える。燃料電池車両10は、図示しないが、さらに燃料電池スタック14に冷却媒体を供給する冷却媒体供給装置を備える。
図3に示すように、燃料電池スタック14は、複数の燃料電池22が車両幅方向(矢印B方向)に積層される。燃料電池22の積層方向一端には、第1ターミナルプレート24a、第1絶縁プレート26a及び第1エンドプレート(一方のエンドプレート)28aが、外方に向かって順次配設される。燃料電池22の積層方向他端には、第2ターミナルプレート24b、第2絶縁プレート26b及び第2エンドプレート28bが、外方に向かって順次配設される。燃料電池スタック14の車両幅方向両端には、第1エンドプレート28aと第2エンドプレート28bとが配置される。
第1エンドプレート28a及び第2エンドプレート28bは、燃料電池22、第1絶縁プレート26a及び第2絶縁プレート26bの外形寸法よりも大きな外形寸法に設定される。第1ターミナルプレート24aは、第1絶縁プレート26aの内部の凹部に収容される一方、第2ターミナルプレート24bは、第2絶縁プレート26bの内部の凹部に収容される。
横長形状の第1エンドプレート28aの中央部からは、第1ターミナルプレート24aに接続された第1電力出力端子30aが外方に向かって延在する。横長形状の第2エンドプレート28bの中央部からは、第2ターミナルプレート24bに接続された第2電力出力端子30bが外方に向かって延在する。第1エンドプレート28aと第2エンドプレート28bの各辺間には、連結バー32の両端が複数のねじ34により固定され、複数の積層された燃料電池22に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
図2に示すように、燃料電池22は、電解質膜・電極構造体36が、第1セパレータ38及び第2セパレータ40に挟持される。第1セパレータ38及び第2セパレータ40は、金属セパレータやカーボンセパレータにより構成される。
図3に示すように、燃料電池22の矢印A方向の一端縁部には、積層方向(矢印B方向)に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔42a、冷却媒体入口連通孔43a及び燃料ガス出口連通孔44bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。酸化剤ガス入口連通孔42aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガス(以下、空気ともいう)を供給する。冷却媒体入口連通孔43aは、冷却媒体を供給する一方、燃料ガス出口連通孔44bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガス(以下、水素ガスともいう)を排出する。
燃料電池22の矢印A方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを供給する燃料ガス入口連通孔44a、冷却媒体を排出する冷却媒体出口連通孔43b及び酸化剤ガスを排出する酸化剤ガス出口連通孔42bが、矢印C方向に配列して設けられる。
図2に示すように、第1セパレータ38の電解質膜・電極構造体36に向かう面には、酸化剤ガス入口連通孔42aと酸化剤ガス出口連通孔42bとに連通する酸化剤ガス流路48が設けられる。第2セパレータ40の電解質膜・電極構造体36に向かう面には、燃料ガス入口連通孔44aと燃料ガス出口連通孔44bとに連通する燃料ガス流路50が設けられる。
互いに隣接する燃料電池22を構成する第1セパレータ38と第2セパレータ40との間には、冷却媒体入口連通孔43aと冷却媒体出口連通孔43bとを連通する冷却媒体流路52が設けられる。第1セパレータ38と第2セパレータ40とには、図示しないが、それぞれシール部材が、一体的又は個別に設けられる。
電解質膜・電極構造体36は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜58と、前記固体高分子電解質膜58を挟持するカソード電極60及びアノード電極62とを備える。カソード電極60及びアノード電極62は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜58の両面に形成される。
図3に示すように、第1エンドプレート28aには、酸化剤ガス入口連通孔42a、酸化剤ガス出口連通孔42b、燃料ガス入口連通孔44a及び燃料ガス出口連通孔44bが形成される。第2エンドプレート28bには、冷却媒体入口連通孔43a及び冷却媒体出口連通孔43bが形成される。
第1エンドプレート28aの外側の面(燃料電池22の積層体側とは反対の面)には、ブロック部材64を介して燃料ガス系デバイス群(複数の燃料ガス系デバイス)66の一部が配設される。ブロック部材64に取り付けられる燃料ガス系デバイス群66は、少なくとも後述するエゼクタ96、水素ポンプ106、気液分離器(タンク)104、パージ弁108及び逆止弁102のいずれかを備える。なお、燃料ガス系デバイス群66は、図示しないが、例えば、インジェクタを備えてもよい。
ブロック部材64の内部には、図示しないが、所定のデバイスに燃料ガスの供給や排出を行うための流路68が形成される。ブロック部材64には、燃料ガス入口連通孔44aと燃料ガス出口連通孔44bとに連結される配管部69a、69bが一体又は別体に設けられる。ブロック部材64は、第1エンドプレート28aにねじ止め等により固定される。
図3及び図4に示すように、燃料電池スタック14は、スタックケース70に収納される。スタックケース70は、前方サイドパネル72a、後方サイドパネル72b、アッパーパネル74a、ローワーパネル74b、側方デバイスカバー76及び上方デバイスカバー78を備える。スタックケース70を構成する各部品は、互いに、さらに第1エンドプレート28a及び第2エンドプレート28bに対して、孔部80を通ってねじ穴82に螺合するねじ84により固定される。
前方サイドパネル72aは、第1エンドプレート28a及び第2エンドプレート28bの車両進行方向(矢印Af方向)前方の各側面に固定される。前方サイドパネル72aは、第1エンドプレート28aから車幅方向(矢印B方向)外方に突出する。後方サイドパネル72bは、第1エンドプレート28a及び第2エンドプレート28bの車両進行方向(矢印Af方向)後方の各側面に固定される。後方サイドパネル72bは、第1エンドプレート28aから車幅方向(矢印B方向)外方に突出する。
側方デバイスカバー76は、断面略コ字状を有し、互いに平行な側部76a、76bが前方サイドパネル72a及び後方サイドパネル72bの内面に摺接する。側方デバイスカバー76は、第1エンドプレート28aに取り付けられた燃料ガス系デバイス群66の前面を保護する。
上方デバイスカバー78は、略矩形板状を有し、側方デバイスカバー76の上面、前方サイドパネル72aの上面及び後方サイドパネル72bの上面にねじ84により固定される。上方デバイスカバー78は、燃料ガス系デバイス群66の上面を保護する。
スタックケース70の上方側には、水素センサ(水素検出センサ)86が配置される。スタックケース70の上方側とは、前記スタックケース70の高さ方向の中央よりも上方側で、さらに前記スタックケース70の高さ方向の上方の空間も含むものであることを意味する。
具体的には、図5に示すように、上方デバイスカバー78の内側には、すなわち、スタックケース70の内部には、水素センサ86が配置される。上方デバイスカバー78には、後述する表示部86a、86bを外部から視認可能にするために、開口部78a、78bが形成され、前記開口部78a、78bの外方には、孔部80a、80aが設けられる。
水素センサ86は、水素漏れを検出した際に外部に表示する表示部86a、86bを有する。例えば、表示部86aは、水素漏れが検出されない状態で、例えば、緑色で点灯する一方、表示部86bは、水素漏れが検出された状態で、例えば、赤色で点灯する。水素センサ86内には、駆動用バッテリ88が収容され、燃料電池車両10の図示しないバッテリからの電力供給が停止された際に、水素漏れの検出を継続させることができる。
図3及び図5に示すように、水素センサ86には、一対の孔部86cが設けられる。各孔部86cには、ねじ84aが挿入され、前記ねじ84aは、上方デバイスカバー78の各孔部80aに挿入される。ねじ84aの先端には、ナット84bが螺合することにより、水素センサ86が上方デバイスカバー78の内側に装着される。
図2に示すように、燃料ガス供給装置20は、高圧水素を貯留する水素タンク90を備える。水素タンク90は、水素供給流路92を介して燃料電池スタック14の燃料ガス入口連通孔44aに連通する。水素供給流路92には、減圧弁93、遮断弁94、エゼクタ96及び水素循環路98が設けられる。
エゼクタ96は、水素タンク90から供給される水素ガスを、水素供給流路92を通って燃料電池スタック14に供給する。エゼクタ96は、燃料電池スタック14で使用されなかった未使用の水素ガスを含む排ガスを、水素循環路98から吸引して、再度、前記燃料電池スタック14に燃料ガスとして供給する。
燃料ガス出口連通孔44bには、オフガス流路100が連通する。オフガス流路100の途上には、水素循環路98が連通するとともに、前記水素循環路98には、逆止弁102が配設される。オフガス流路100の上流側には、気液分離器104及び水素ポンプ106が配設されるとともに、前記気液分離器104には、パージ弁108が接続される。
酸化剤ガス供給装置21は、大気からの空気を圧縮して供給するエアポンプ110を備え、前記エアポンプ110が酸化剤ガス供給流路112に配設される。酸化剤ガス供給流路112には、供給ガス(供給酸化剤ガス)と排出ガス(排出酸化剤ガス)との間で水分と熱を交換する加湿器114が配設されるとともに、前記酸化剤ガス供給流路112は、燃料電池スタック14の酸化剤ガス入口連通孔42aに連通する。
酸化剤ガス供給装置21は、酸化剤ガス出口連通孔42bに連通する酸化剤ガス排出流路116を備える。酸化剤ガス排出流路116は、加湿器114の加湿媒体通路(図示せず)に連通する。
このように構成される燃料電池車両10の動作について、以下に説明する。
先ず、燃料電池車両10の運転時には、図2に示すように、燃料ガス供給装置20では、遮断弁94が開放されることにより水素タンク90から導出された水素ガスは、減圧弁93により減圧された後、水素供給流路92に供給される。この水素ガスは、水素供給流路92を通って燃料電池スタック14の燃料ガス入口連通孔44aに供給される。
水素ガスは、燃料ガス入口連通孔44aから第2セパレータ40の燃料ガス流路50に導入される。この水素ガスは、電解質膜・電極構造体36を構成するアノード電極62に沿って供給される。
一方、酸化剤ガス供給装置21では、エアポンプ110を介して酸化剤ガス供給流路112に酸化剤ガス(空気)が送られる。酸化剤ガスは、加湿器114を通って加湿された後、燃料電池スタック14の酸化剤ガス入口連通孔42aに供給される。この酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔42aから第1セパレータ38の酸化剤ガス流路48に導入される。酸化剤ガスは、電解質膜・電極構造体36を構成するカソード電極60に沿って供給される。
従って、電解質膜・電極構造体36では、アノード電極62に供給される水素ガスと、カソード電極60に供給される空気とが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
使用済みの水素ガスは、図2に示すように、燃料ガス出口連通孔44bからオフガス流路100に排出され、気液分離器104に導入される。気液分離器104で液状水が除去された水素ガスは、水素循環路98を介してエゼクタ96に吸引され、燃料ガスとして、再度、燃料電池スタック14に供給される。一方、使用済みの空気は、酸化剤ガス出口連通孔42bから酸化剤ガス排出流路116に排出される。この排出空気は、加湿器114に送られることによって、水透過膜を介して水分と熱が移動し、新たに供給される空気を加湿した後、外部に排出される。
また、冷却媒体供給装置(図示せず)から冷却媒体入口連通孔43aに冷却媒体が供給される。この冷却媒体は、第1セパレータ38及び第2セパレータ40間の冷却媒体流路52に導入され、電解質膜・電極構造体36を冷却した後、冷却媒体出口連通孔43bを流通して冷却媒体循環系に排出される。
この場合、第1の実施形態では、図4に示すように、スタックケース70の上面からの投影領域内で且つ前記スタックケース70の上方側に水素センサ86が配置されている。具体的には、スタックケース70は、燃料ガス系デバイス群66の上面を保護する上方デバイスカバー78を備えている。図3及び図5に示すように、上方デバイスカバー78には、開口部78a、78bが形成されるとともに、前記開口部78a、78bに対応して水素センサ86が配置されている。
このため、燃料電池車両10に外部荷重が付与された際、水素センサ86をスタックケース70により確実に保護することができる。水素センサ86は、スタックケース70により前後左右を保護されているからである。従って、水素センサ86の損傷を可及的に抑制することが可能になり、良好な水素検出処理を遂行することができるという効果が得られる。しかも、水素センサ86は、上方側に配置されているので、上方側に拡散される水素を確実に検出することが可能になる。
しかも、第1の実施形態では、水素センサ86は、水素漏れを検出した際に外部に表示する表示部86a、86bを有している。そして、水素漏れが検出された際には、例えば、表示部86bが点灯されることにより、作業者に水素漏れを知らせることができる。
さらに、水素センサ86内には、駆動用バッテリ88が収容され、燃料電池車両10の図示しないバッテリからの電力供給が停止された際に、水素漏れの検出を継続させることが可能になる。これにより、外部荷重により燃料電池車両10がダメージを受けた際にも、水素漏れの検出を確実に遂行することができる。しかも、メンテナンス時にも、モータルーム18内の水素漏れを監視することが可能になる。
図6は、参考例に係る燃料電池車両120の側面説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池車両10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池車両120は、一対のメインフレーム122を備え、前記メインフレーム122には、燃料電池スタック14を収納するスタックケース70が取り付けられる。メインフレーム122には、駆動モータ124が取り付けられるとともに、前記駆動モータ124は、左右両側の前輪16fに連結される。
モータルーム18は、ダッシュボード126の前方に形成される。ダッシュボード126の上方には、ダッシュボードカバー128が配置される。ダッシュボードカバー128の内面には、スタックケース70の上面からの投影領域内で水素センサ86がねじ止めされる。ダッシュボードカバー128には、水素センサ86に近接して水素センサ86の下方に水素供給流路92が固定される。
このように構成される参考例では、水素センサ86は、ダッシュボードカバー128に取り付けられることにより、スタックケース70の上面からの投影領域内で且つ前記スタックケース70の上方側に配置されている。このため、燃料電池車両120に外部荷重が付与された際、水素センサ86をスタックケース70により確実に保護することができ、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、スタックケース70又は水素供給流路92から水素が漏れた際に、前記水素が上方に拡散し、上方側に配置されている水素センサ86により確実に検出することができる。
図7は、本発明の第の実施形態に係る燃料電池車両130の要部の斜視説明図である。
燃料電池車両130では、スタックケース70を構成する上方デバイスカバー78に、加湿器114が載置される。加湿器114には、水素センサ86がねじ止めされる。
このように構成される第の実施形態では、水素センサ86は、上方デバイスカバー78に載置された加湿器114に取り付けられることにより、スタックケース70の上面からの投影領域内で且つ前記スタックケース70の上方側に配置されている。従って、燃料電池車両130に外部荷重が付与された際、水素センサ86をスタックケース70により確実に保護することができ、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図8は、本発明の第の実施形態に係る燃料電池車両140の概略構成説明図である。
燃料電池車両140は、酸化剤ガス供給装置142を備える。酸化剤ガス供給装置142は、酸化剤ガス供給流路112と酸化剤ガス排出流路116との間に循環流路144を設けるとともに、前記循環流路144には、循環ポンプ146が配置される。循環ポンプ146は、酸化剤ガス出口連通孔42bから酸化剤ガス排出流路116に排ガスされる酸化剤ガスを、酸化剤ガス供給流路112に戻して酸化剤ガス入口連通孔42aに循環供給する。
図9に示すように、燃料電池車両140では、スタックケース70を構成する上方デバイスカバー78に、循環ポンプ146が載置される。循環ポンプ146には、水素センサ86がねじ止めされる。
このように構成される第の実施形態では、水素センサ86は、上方デバイスカバー78に載置された循環ポンプ146に取り付けられることにより、スタックケース70の上面からの投影領域内で且つ前記スタックケース70の上方側に配置されている。従って、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
10、120、130、140…燃料電池車両
14…燃料電池スタック 17、126…ダッシュボード
20…燃料ガス供給装置 21、142…酸化剤ガス供給装置
22…燃料電池 28a、28b…エンドプレート
36…電解質膜・電極構造体 38、40…セパレータ
42a…酸化剤ガス入口連通孔 42b…酸化剤ガス出口連通孔
43a…冷却媒体入口連通孔 43b…冷却媒体出口連通孔
44a…燃料ガス入口連通孔 44b…燃料ガス出口連通孔
48…酸化剤ガス流路 50…燃料ガス流路
52…冷却媒体流路 58…固体高分子電解質膜
60…カソード電極 62…アノード電極
64…ブロック部材 66…燃料ガス系デバイス群
72a…前方サイドパネル 72b…後方サイドパネル
74a…アッパーパネル 74b…ローワーパネル
76…側方デバイスカバー 78…上方デバイスカバー
78a、78b…開口部 86…水素センサ
86a、86b…表示部 88…駆動用バッテリ
90…水素タンク 94…遮断弁
96…エゼクタ 102…逆止弁
104…気液分離器 106…水素ポンプ
108…パージ弁 114…加湿器
128…ダッシュボードカバー 146…循環ポンプ

Claims (5)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された燃料電池スタックをスタックケースに収納するとともに、前記スタックケースは、ダッシュボードの前方に形成されたフロントルーム内に搭載される燃料電池車両であって、
    前記フロントルーム内には、前記スタックケースの上面からの投影領域内で且つ該スタックケースの上方側に水素検出センサが配置され、
    前記燃料電池スタックは、積層方向両端にエンドプレートが設けられ、一方の前記エンドプレートには、燃料ガス系デバイスが配設されるとともに、
    前記スタックケースは、前記燃料ガス系デバイスを覆って配置されるデバイスカバーを備え、
    前記デバイスカバーの上部には、前記水素検出センサが配設されることを特徴とする燃料電池車両。
  2. 請求項1記載の燃料電池車両において、前記水素検出センサは、前記スタックケースの内部に配置されることを特徴とする燃料電池車両。
  3. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された燃料電池スタックをスタックケースに収納するとともに、前記スタックケースは、ダッシュボードの前方に形成されたフロントルーム内に搭載される燃料電池車両であって、
    前記フロントルーム内には、前記スタックケースの上面からの投影領域内で且つ該スタックケースの上方側に水素検出センサが配置され、
    前記スタックケースの上部には、反応ガスを加湿するための加湿器が搭載されるとともに、
    前記加湿器の上部には、前記水素検出センサが配設されることを特徴とする燃料電池車両。
  4. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された燃料電池スタックをスタックケースに収納するとともに、前記スタックケースは、ダッシュボードの前方に形成されたフロントルーム内に搭載される燃料電池車両であって、
    前記フロントルーム内には、前記スタックケースの上面からの投影領域内で且つ該スタックケースの上方側に水素検出センサが配置され、
    前記スタックケースの上部には、前記燃料電池スタックに前記酸化剤ガスを循環供給するための循環ポンプが搭載されるとともに、
    前記循環ポンプの上部には、前記水素検出センサが配設されることを特徴とする燃料電池車両。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池車両において、前記水素検出センサは、水素を検出したことを表示する表示部と、
    前記水素検出センサに電力を供給する駆動用バッテリと、
    を備えることを特徴とする燃料電池車両。
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