JP5806951B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを内部に収容するケーシングとを備える燃料電池システムに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックでは、特に車載用として使用される際、相当に多数の発電セルを積層する必要がある。従って、燃料電池スタック全体の安全を確保するため、例えば、前記燃料電池スタックを筐体内に収容する構成が採用されている。
特許文献1に開示されている燃料電池システムは、図5に示すように、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池1と、少なくとも前記燃料電池1を収容するケース2と、ケース上部内壁に設けられ、燃料ガス漏れを検知するガス検知センサ3と、前記燃料電池1のアノードに燃料ガスを供給するアノード供給配管4aと、アノードから不純物を含んだ燃料ガスを排出するアノード排出配管4bと、前記アノード排出配管4bを開閉するパージ弁5aと、前記燃料電池1のカソードに酸化剤ガスとしての空気を供給するコンプレッサ等の酸化剤ガス供給装置6と、前記酸化剤ガス供給装置6の出口とカソード入口を接続するカソード供給配管7aと、前記カソード供給配管7aに一端が接続されるとともに、他端が前記ケース2内に開口するバイパス配管7bと、前記バイパス配管7bを開閉するバイパス開閉弁5bと、前記燃料電池1のカソードから酸化剤ガスを排出するカソード排出配管7cと、前記カソード排出配管7cから排出される酸化剤ガスの圧力及び流量を制御することによりカソード圧力を調整するカソード圧力調整弁5cと、前記ガス検知センサ3の検知信号に基づいて前記バイパス開閉弁5bの開閉制御を行う制御装置8とを備えている。
そこで、制御装置8は、パージ弁5aからアノードガスをパージするとき、或いはガス検知センサ3が既定値以上の燃料ガス濃度を検出した場合に、バイパス開閉弁5bを開くとともに、酸化剤ガス供給装置6の供給量を増加させて、ケース2内部を換気している。
特開2006−32205号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、ケース2内を換気するための構造が相当に複雑化している。このため、燃料電池システム全体が大型化するとともに、製造コストが高騰するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池スタックが収容されるケーシング内の換気を良好に遂行することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層されるとともに、少なくとも前記酸化剤ガスを前記発電セルの積層方向に流通させる酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔が形成される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを内部に収容するケーシングとを備える燃料電池システムに関するものである。
この燃料電池システムでは、燃料電池スタックは、少なくとも発電セルの積層方向一端に配設される端部セルを備えるとともに、前記端部セルには、酸化剤ガス供給連通孔から内部の流路に供給される酸化剤ガスを、ケーシング内に排出するための開口部が形成される一方、前記ケーシングには、該ケーシング内に排出された前記酸化剤ガスを外部に放出するための孔部が設けられている。
また、この燃料電池システムでは、発電セル及び端部セルは、水平方向に積層され、前記端部セルは、酸化剤ガス排出連通孔と内部の流路との間を閉塞する一方、前記流路を囲繞するシール部材の重力方向下方の部位を切り欠くことにより、開口部を形成することが好ましい。
さらに、この燃料電池スタックでは、開口部は、酸化剤ガス排出連通孔よりも重力方向下方に配置されることが好ましい。
本発明によれば、端部セル内の流路に供給された酸化剤ガスは、開口部を通ってケーシング内に排出されている。このため、ケーシング内には、換気用酸化剤ガスが供給され、水素濃度の上昇を良好に抑制することができる。しかも、ケーシング内には、換気用配管等が不要になる。
従って、ケーシングの外形寸法は、燃料電池スタックの外形寸法に可及的に近似させることが可能になり、前記ケーシングが良好に小型化される。これにより、簡単且つコンパクトな構成で、ケーシング内の換気を良好に遂行することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池システムの分解斜視説明図である。 前記燃料電池システムの側面説明図である。 前記燃料電池システムを構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池システムを構成する端部セルの要部分解斜視説明図である。 特許文献1に開示されている燃料電池システムの概略構成説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池システム10は、例えば、燃料電池自動車(図示せず)に搭載される。燃料電池システム10は、複数の発電セル12が立位姿勢で水平方向(矢印B方向)に積層された燃料電池スタック14と、前記燃料電池スタック14が収容されるケーシング16とを備える。
燃料電池スタック14は、複数の発電セル12の積層方向一端に、第1ターミナルプレート20a、第1絶縁プレート22a及び第1エンドプレート24aが外方に向かって順次配設される。発電セル12の積層方向他端には、端部セル18、第2ターミナルプレート20b、第2絶縁プレート22b及び第2エンドプレート24bが外方に向かって順次配設される。なお、端部セル18は、複数設けてもよく、また、第1エンドプレート24a側に配置してもよい。
第1エンドプレート24aの中央部からは、第1ターミナルプレート20aに接続された第1出力端子26aが延在する。第2エンドプレート24bの中央部からは、第2ターミナルプレート20bに接続された第2出力端子26bが延在する。第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bは、各角部を切り欠いた横長の略長方形状を有するが、これに限定されるものではなく、例えば、長方形状や正方形状等を有していてもよい。
図1に示すように、第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bの各辺間には、連結バー28の両端がねじ29により固定され、複数の積層された発電セル12に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
図3に示すように、発電セル12は、横長の長方形状を有するとともに、電解質膜・電極構造体30が、第1セパレータ32及び第2セパレータ34に挟持される。第1セパレータ32及び第2セパレータ34は、例えば、カーボンセパレータにより構成されるが、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等の金属セパレータにより構成されてもよい。
発電セル12の矢印A方向(図3中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
発電セル12の矢印A方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが、矢印C方向に配列して設けられる。
第1セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する酸化剤ガス流路42が設けられる。
第2セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとに連通する燃料ガス流路44が設けられる。
互いに隣接する発電セル12を構成する第1セパレータ32の面32bと、第2セパレータ34の面34bとの間には、冷却媒体供給連通孔38aと冷却媒体排出連通孔38bとを連通する冷却媒体流路46が設けられる。
第1セパレータ32には、第1シール部材48が一体的又は個別に設けられる。第2セパレータ34には、第2シール部材50が一体的又は個別に設けられる。第1シール部材48及び第2シール部材50は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材を使用する。
第1シール部材48は、面32a、32b上に均一な厚さを有して成形される平面シール部48aと、前記平面シール部48aから突出し、酸化剤ガス流路42を酸化剤ガス供給連通孔36a及び酸化剤ガス排出連通孔36bに連通させる凸状シール部48bとを有する。
第2シール部材50は、面34a、34b上に均一な厚さを有して成形される平面シール部50aと、前記平面シール部50aから突出し、燃料ガス流路44を燃料ガス供給連通孔40a及び燃料ガス排出連通孔40bに連通させる凸状シール部50bと、前記平面シール部50aから突出し、冷却媒体流路46を冷却媒体供給連通孔38a及び冷却媒体排出連通孔38bに連通させる凸状シール部50cとを有する。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成されている。
図4に示すように、端部セル18は、発電セル12と同一の厚み及び同一の形状を有しており、ダミー電極構造体60と、前記ダミー電極構造体60を挟持する第1セパレータ62及び第2セパレータ34とを備える。
ダミー電極構造体60は、固体高分子電解質膜52と同一の厚み及び同一の形状を有する金属プレート64と、前記金属プレート64を挟持するカソード側カーボンペーパ66及びアノード側カーボンペーパ68とを備える。カソード側カーボンペーパ66は、カソード電極54を構成するガス拡散層に対応する一方、アノード側カーボンペーパ68は、アノード電極56を構成するガス拡散層に対応する。
第1セパレータ62は、発電セル12を構成する第1セパレータ32と略同一であり、共通に使用することができる。第1セパレータ62は、酸化剤ガス流路42に代えて流路42aを有するとともに、前記流路42aは、平面状に構成される。なお、流路42aは、酸化剤ガス流路42と同様に複数の溝部を有していてもよい。
第1セパレータ62には、第1シール部材48が設けられる。第1シール部材48は、平面シール部48aから突出し、流路42aと酸化剤ガス排出連通孔36bとを遮断する凸状シール部48cを有する。凸状シール部48bは、流路42aを囲繞するとともに、前記凸状シール部48bの重力方向下方の部位を、例えば、2カ所(1カ所又は3カ所以上でもよい)だけ切り欠くことにより、開口部(溝部)69a、69bが形成される。開口部69a、69bは、流路42aをケーシング16の内部に開放するとともに、酸化剤ガス排出連通孔36bよりも重力方向下方に配置される。
図1に示すように、ケーシング16は、長さ方向(矢印B方向)に沿って、分割面を有する複数、例えば、2つの分割部材70a、70bを有する。分割面は、発電セル12の長辺側に設けられているが、これに限定されるものではなく、前記発電セル12の短辺側に設けてもよい。
分割部材70a、70bは、例えば、アルミニウム製板材をプレス成形した部材、鋼板(ステンレス鋼板)をプレス成形した部材等により構成され、互いに接合された状態で、筒形状、特に、燃料電池スタック14の外形形状に対応する多角筒形状を有する。
分割部材70aの長さ方向に延在する端部には、それぞれ外方に突出するフランジ部72a、72aが設けられ、前記フランジ部72aは、分割面を構成する。各フランジ部72aには、孔部74aが所定間隔ずつ離間して設けられる。
分割部材70bは、分割部材70aと同様に、長さ方向に延在する各端部に、外方に突出するフランジ部72b、72bが設けられ、前記フランジ部72bにより分割面が構成される。
各フランジ部72bには、孔部74aと同軸上に配置される複数の孔部74bが形成される。それぞれ同軸上に配置される孔部74a、74bには、ボルト76が一体に挿入され、前記ボルト76にナット77が螺合することにより、分割部材70a、70b同士が一体に接合される。
図2に示すように、ケーシング16の下部には、必要に応じて排水用配管78が設けられる。ケーシング16の上部には、排出された酸化剤ガス(カソードオフガス)を外部に放出するための孔部79が設けられる(図1及び図2参照)。
図1に示すように、第1エンドプレート24aには、酸化剤ガス供給連通孔36a、酸化剤ガス排出連通孔36b、燃料ガス供給連通孔40a及び燃料ガス排出連通孔40bに連通する酸化剤ガス供給マニホールド80a、酸化剤ガス排出マニホールド80b、燃料ガス供給マニホールド82a及び燃料ガス排出マニホールド82bが取り付けられる。
図2に示すように、第2エンドプレート24bには、冷却媒体供給連通孔38a及び冷却媒体排出連通孔38bに連通する冷却媒体供給マニホールド88a及び冷却媒体排出マニホールド88bが取り付けられる。
なお、上記の構成に代えて、第1エンドプレート24aには、全てのマニホールド(酸化剤ガス供給マニホールド80a、酸化剤ガス排出マニホールド80b、燃料ガス供給マニホールド82a、燃料ガス排出マニホールド82b、冷却媒体供給マニホールド88a及び冷却媒体排出マニホールド88b)を設けてもよい。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1及び図3に示すように、酸化剤ガス供給マニホールド80aから酸化剤ガス供給連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給マニホールド82aから燃料ガス供給連通孔40aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、図2及び図3に示すように、冷却媒体供給マニホールド88aから冷却媒体供給連通孔38aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第1セパレータ32の酸化剤ガス流路42に導入される。酸化剤ガスは、矢印A方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第2セパレータ34の燃料ガス流路44に導入される。この燃料ガスは、矢印A方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するアノード電極56に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体30では、カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って矢印B方向に流通し、酸化剤ガス排出マニホールド80bから排出される(図1参照)。一方、アノード電極56に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに沿って矢印B方向に流通し、燃料ガス排出マニホールド82bから排出される。
また、冷却媒体供給連通孔38aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ32及び第2セパレータ34間の冷却媒体流路46に導入された後、矢印A方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔38bを流通し、冷却媒体排出マニホールド88bから排出される(図2参照)。
この場合、本実施形態では、図4に示すように、端部セル18を構成する第1セパレータ62は、第1シール部材48の凸状シール部48cにより、流路42aと酸化剤ガス排出連通孔36bとが遮断されている。さらに、第1シール部材48の凸状シール部48bの重力方向下方の部位には、開口部69a、69bが形成されている。
このため、端部セル18の酸化剤ガス供給連通孔36aに供給された酸化剤ガスは、酸素が消費されて窒素濃度が高まった状態で、酸化剤ガス排出連通孔36bに排出され、その一部が前記端部セル18内の流路42aに導入された後、前記流路42aの下部側に設けられている開口部69a、69bを通ってケーシング16の内部に排出される(図2参照)。
従って、ケーシング16内には、換気用酸化剤ガスが供給され、前記ケーシング16内での水素濃度の上昇を良好に抑制することができる。しかも、ケーシング16内には、換気用配管等が不要になるとともに、結露水は、開口部69a、69bを通ってケーシング16内に排出された後、排水用配管78から外部に排出される。
これにより、ケーシング16の外形寸法は、燃料電池スタック14の外形寸法に可及的に近似させることが可能になり、前記ケーシング16が良好に小型化される。このため、燃料電池システム10は、簡単且つコンパクトな構成で、ケーシング16内の換気を良好に遂行することが可能になるという効果が得られる。
10…燃料電池システム 12…発電セル
14…燃料電池スタック 16…ケーシング
24a、24b…エンドプレート 30…電解質膜・電極構造体
32、34、62…セパレータ 36a…酸化剤ガス供給連通孔
36b…酸化剤ガス排出連通孔 38a…冷却媒体供給連通孔
38b…冷却媒体排出連通孔 40a…燃料ガス供給連通孔
40b…燃料ガス排出連通孔 42…酸化剤ガス流路
42a…流路 44…燃料ガス流路
46…冷却媒体流路 48、50…シール部材
52…固体高分子電解質膜 54…カソード電極
56…アノード電極 69a、69b…開口部

Claims (3)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層されるとともに、少なくとも前記酸化剤ガスを前記発電セルの積層方向に流通させる酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔が形成される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックを内部に収容するケーシングと、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記燃料電池スタックは、少なくとも前記発電セルの積層方向一端に配設される端部セルを備えるとともに、
    前記端部セルには、前記酸化剤ガス供給連通孔から内部の流路に供給される前記酸化剤ガスを、前記ケーシング内に排出するための開口部が形成される一方、
    前記ケーシングには、該ケーシング内に排出された前記酸化剤ガスを外部に放出するための孔部が設けられることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記発電セル及び前記端部セルは、水平方向に積層され、
    前記端部セルは、前記酸化剤ガス排出連通孔と内部の前記流路との間を閉塞する一方、
    前記流路を囲繞するシール部材の重力方向下方の部位を切り欠くことにより、前記開口部を形成することを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、前記開口部は、前記酸化剤ガス排出連通孔よりも重力方向下方に配置されることを特徴とする燃料電池システム。
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