JP6089862B2 - 付着物除去機構付きノズル、及び、該ノズルを備えた液体供給装置 - Google Patents

付着物除去機構付きノズル、及び、該ノズルを備えた液体供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6089862B2
JP6089862B2 JP2013066330A JP2013066330A JP6089862B2 JP 6089862 B2 JP6089862 B2 JP 6089862B2 JP 2013066330 A JP2013066330 A JP 2013066330A JP 2013066330 A JP2013066330 A JP 2013066330A JP 6089862 B2 JP6089862 B2 JP 6089862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
deposit
air
liquid
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013066330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014188448A (ja
Inventor
石山 喜一
喜一 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013066330A priority Critical patent/JP6089862B2/ja
Publication of JP2014188448A publication Critical patent/JP2014188448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6089862B2 publication Critical patent/JP6089862B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

本発明は、液体を吐出するノズルの外周部に液体が付着している付着物を除去する付着物除去機構を備えたノズル、及び該ノズルを備えた液体供給装置に関する。特に、粘性が比較的低く成分が析出しやすい液体の供給に用いられる前記ノズル及び前記液体供給装置に関する。
図5に、粘性が比較的低い液体を扱う一般的な液体供給システムを示す。このシステムでは、タンク4内の液体6をポンプ3で吸引して液体供給配管2に送り込み、ノズル100の先端から液体6を吐出して製品5に供給する。液体の供給停止後、図6(a)に示すように、液体6はノズル100の先端の吐出口で静止した状態になる。
ここで、液体6が、粘性が比較的低く成分が析出しやすい液体である場合、従来、図6(b)に示すようにノズル100の先端に付着した析出物10が製品5内に落下する問題が発生していた。
析出物10の付着の原因について説明する。ノズル100の先端の吐出口で液体6が静止した状態(図6(a))では、図7(a)に示すようにノズル100の吐出口の外周端まで液体6が拡がっている。吐出口の外周端に液体6が接触していると、図7(b)に示すようにノズル100の外周部に液体6から出た析出物10が付着する。この析出物10は、図7(c)及び図7(d)に示すように時間経過とともに大きくなっていく。
その他の原因としては、製品5に液体6の供給を繰り返すことで、揮発したあるいは撥ねた液体6がノズル100の外周部に着いて、液体6から出た析出物10が付着することがある。
この対策として、図6(c)に示すように、ノズル100の先端に、付着物のはく離性の良い樹脂11をコーティングして、析出物10の付着力が弱くする方法がとられている(特許文献1参照)。しかし、この方法をとっても、図6(d)に示すように、析出物10がノズル外周部に付着して、製品5内に落下することがあった。尚、本明細書でいう「はく離性」とは、物体の表面に付着した付着物の取り除きやすさをいう。
その他の付着物除去方法として、図8(a)及び図8(b)に示すように、回転部材102の周囲に設けられたブラシ101を用意し、一対のブラシ101でノズル100の先端を狭持し、両ブラシ101を回転させることにより、ノズル100の外周部の付着物10を除去する方法(特許文献2参照)が提案されている。
また、図9(a)及び図9(b)に示すように、塗布ノズル201の先端を挿入できる凹状空間と、その空間にエアーを供給するエアー供給装置202と、その空間からエアーを吸引するエアー吸引装置203とを備えた塗布ノズル清掃装置200を用意し、前記凹状空間に塗布ノズル201の先端を挿入した状態で塗布ノズル210にエアーを吹き付ける方法(特許文献3参照)が提案されている。
また特許文献4には、ノズルの外周面に沿って洗浄液を流して、その外周面全体を洗浄する方法が提案されている。
これらの文献に記載の方法によれば、付着物のはく離性の良い樹脂11をノズル外周部にコーティングする方法よりも、ノズル外周部に付いた析出物を除去する効果が高いと考えられる。
特開平10-253638号公報 特許第4648348号 特開2007-21619号公報 特開2004-267870号公報
しかしながら、特許文献2に開示されたブラシを利用する付着物除去方法では、ノズル外周部から細かい析出物を取り除くことが出来ないため、析出物が付着したままになることがある。また、特許文献3に示されるようにノズル先端にエアーを吹き付けるだけ、或いは、特許文献4に示されるようにノズル外周面に洗浄液を流すだけでは、ノズルに強固に付着した析出物を確実に取り除くことは出来ない。
とりわけ、図9に示すようなエアー吹きでは、吹き出したエアーが互いにぶつかり合い乱流が生じるため、析出物の取り残しや、また、吹き飛ばした析出物を巻き込んでノズル201に再付着する問題が発生する。
また、特許文献2に開示される方法では、図8(c)に示すように、ノズル先端の吐出口に静止している液体が外力(すなわち、ブラシ接触)によって流れ落ちてしまう虞がある。特許文献3に開示される方法でも、ノズル先端の吐出口に静止している液体にエアーが接触するため、ノズル1内から液体6が流れ出る。仮にノズル1内から液体6が流れ出てしまうとノズル1内の液量が減り、その結果、次の液体供給量が直前の液体供給量と変わってしまう。つまり、液体供給量の精度が低くなる問題が発生する。
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みてなされたものであって、その目的の一つは、粘性が低く成分が析出しやすい液体の供給において、ノズル先端に析出物が付着すること、取り除いた析出物が再付着することや、万が一付着した析出物が製品内へ落下することを未然に防ぎ、かつ、液体供給量の精度を低下させないことにある。
本発明の一の態様は、液体を供給するノズルと、ノズルの先端側の外周面に付着した付着物を除去する付着物除去機構と、を有する付着物除去機構付きノズルに係る。付着物除去機構は、ノズルを通した貫通穴が形成されノズルの外周面に沿って移動可能にされた環状体を備え、貫通の側面とノズルの外周面との間に、その貫通の側面からノズルの先端側の外周面に沿ってエアーを吹き出すことが可能な隙間が形成され、付着物除去機構は、ノズルからの液体の供給中には、隙間から第1の風力でエアーを吹き出し、ノズルの清掃中には、ノズルの先端側に向かって移動しながら、隙間から第1の風力よりも強い第2の風力でエアーを吹き出すように構成されていることを特徴とする。
本発明は、その他の態様として、上記の付着物除去機構付きノズルに備わる付着物除去機構を提供する。
さらに、他の態様としては、上記の付着物除去機構付きノズルと、液体を供給する場所である液体供給ステージ及びノズルを清掃する場所であるノズル清掃ステージの間で、付着物除去機構付きノズルを移動させるアクチュエーターと、を備える液体供給装置を提供する。
本発明によれば、粘性が低く成分が析出しやすい液体の供給において、ノズル先端に析出物が付着すること、取り除いた析出物が再付着することや、万が一付着した析出物が製品内へ落下することを未然に防ぐことが出来る。なおかつ、ノズル先端の吐出口の液体に接触せずに付着物の除去を実施するので、液体供給量に関して精度の高い液体供給装置を提供できる。
第一実施形態の付着物除去機構を備えたノズルを説明するための図である。 第一実施形態の付着物除去機構を備えたノズルを有する液体供給装置を示す図である。 第一実施形態の付着物除去機構を備えたノズルの動作を説明するための図である。 第二実施形態の付着物除去機構を備えたノズルを説明するための図である。 粘性が比較的低い液体を扱う従来の液体供給システムの模式図である。 粘性が比較的低い液体を吐出する従来のノズルの断面図である。 ノズル外周部に析出物が付着する原因について説明する図である。 特許文献1に開示される、ノズル付着物の除去方法を示す図である。 特許文献2に開示される、ノズル付着物の除去方法を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。当該図面において、前述した従来の技術の構成要素と同じものには同一の符号を使用してある。
(第一実施形態)
図1(a)は付着物除去機構付きノズル50の正面図を、図1(b)は付着物除去機構付きノズル50の側面図を示している。
図1(a)及び図1(b)を参照すると、付着物除去機構付きノズル50は、ノズル先端にはく離性の良い樹脂11がコーティングされている円筒状のノズル1と、ノズル1の先端外周に析出物10が付着したとき、それを除去するための付着物除去機構20と、ノズル1の外周部の析出物10を除去するために付着物除去機構20を上下動させる駆動アクチュエーター21と、付着物除去機構20の上下動を案内するガイド23と、を備える。
図1(c)は、付着物除去機構20の断面図を示す。図1(c)を参照すると、ノズル1の先端の外周面には、当該外周面よりも付着物のはく離性の高い樹脂11がコーティングされている。この樹脂11として、フッ素樹脂が使用されている。
付着物除去機構20は、樹脂11がコーティングされたノズル1の外周面を覆うように形成されている。つまり、付着物除去機構20はノズル1の先端部を通す貫通穴が形成された環状体を有する。この貫通穴の両端部を除いた穴側面とノズル1の先端の外周面との間には空間20aが形成されている。付着物除去機構20の外側には、空間20aに気体又はエアー12を送り込むエアー供給配管22が接続されている。
前記貫通穴の両端部はノズル1の先端の外径より僅かに大きく形成されている。特に、前記貫通穴の両端部のうち、液体6の吐出方向側の端部は、ノズル1の外周面との間にエアー吹出用隙間32を有する。この隙間32はノズル1の長さ方向において所定の区間設けられている。この区間を本明細書では「エアー吹き助走区間32a」と呼ぶことにする。空間20aに送り込まれたエアー12はエアー吹き助走区間32aの隙間32を通ることで、ノズル1の外周面に沿った流れとなって吹き出る。図1(c)中の符号12が、この隙間32から吹き出すエアーを示している。
なお、前記貫通穴の両端部のうちの、液体6の吐出方向とは反対側の端部にも、ノズル1の外周面との間に隙間があるが、この隙間には、エアー12が漏れないようにシール材31が設けられている。
また、付着物除去機能付きノズル50は、エアー吹き助走区間32aの隙間32から吹き出すエアー12aの強さが変更できる機能を備えている。
具体的には、図1(a)に示すように、付着物除去機構20に接続されたエアー供給配管22にエアー12を送り込むエアー供給装置15が備わる。エアー供給配管22は1本の配管から2分岐して再び1本の配管に戻るような経路を有する。分岐した一方の配管に、第一の流量のエアーを供給可能とするエアー供給用バルブ13aと、当該第一の流量のエアーに調整する流量調整バルブ14aとが介装されている。分岐したもう一方の配管には、前記第一の流量より少ない第二の流量のエアーを供給可能とするエアー供給用バルブ13bと、当該第二の流量のエアーに調整する流量調整バルブ14bとが介装されている。エアー供給用バルブ13aを開きエアー供給用バルブ13bを閉じれば所定の風力のエアーがエアー吹き助走区間32aの隙間32から吹き出し、エアー供給用バルブ13aを閉じエアー供給用バルブ13bを開けば前記所定の風力よりも弱い風力のエアーがエアー吹き助走区間32aの隙間32から吹き出す。
比較的弱い風力のエアーは、ノズル1の先端外周に液体6が付着しないようにするために使用され、比較的強い風力のエアーは、ノズル1の先端外周に付着している析出物10を吹き飛ばすために使用される。
次に、付着物除去機構付きノズル50を備える液体供給装置について説明する。図2にその液体供給装置の実施形態例を示す。
図2に示す形態の液体供給装置40は、製品5が配置され、ノズル1から製品5に液体6の供給が行われる液体供給ステージ71と、廃棄箱53が配置され、ノズル1の先端に析出物が付着した場合にノズル1の外周から析出物10が廃棄箱53に廃棄されるノズル清掃ステージ70と、を備えている。
ノズル清掃ステージ70の所で、前述した付着物除去機構20のエアー吹出用隙間32からノズル1の外周面の析出物10にエアー12aを吹き付け、かつ、付着物除去機構20を駆動アクチュエーター21で下降させることで、ノズル1の外周から析出物10を廃棄箱53に廃棄することが出来る。
付着物除去機構付きノズル50は、ノズル1の先端を製品5内又は廃棄箱53内に挿入するために付着物除去機構付きノズル50を上下動作させる垂直移動アクチュエーター52に取付けられている。さらに、垂直移動アクチュエーター52が、垂直移動アクチュエーター52を水平移動させる水平移動アクチュエーター51に取付けられており、これにより付着物除去機構付きノズル50が液体供給ステージ71とノズル清掃ステージ70の間を移動できるようになっている。
また、ノズル清掃ステージ70の廃棄箱53の上には、ノズル1の先端に析出物10が付着したことを検出する析出物検出器54が配置されている。
このような液体供給装置40は次のように動作される。液体供給ステージ71に製品5を置いた後、水平移動アクチュエーター51で付着物除去機構付きノズル50を液体供給ステージ71上に移動して、垂直移動アクチュエーター52で下降させ、ポンプ3を駆動してノズル1から製品5内に液体6を供給する。液体の供給完了後、付着物除去機構付きノズル50を垂直移動アクチュエーター52で上降させ、水平移動アクチュエーター51でノズル清掃ステージ70に移動して次の液体供給まで待機させる。
さらに、図1、図2、及び、図3(a)〜図3(c)を参照して、付着物除去機構付きノズル50の動作を説明する。
製品5への液体6の供給中、及びノズル清掃ステージ70での待機中は、エアー供給用バルブ13aを閉じエアー供給用バルブ13bを開いて、比較的弱い風力のエアー12aをエアー吹き助走区間32aの隙間32からノズル1の外周面に沿って流して、ノズル外周への液体6の付着を防止する。
付着物除去機構付きノズル50がノズル清掃ステージ70上に移動してきて、析出物検出器54によってノズル外周の析出物10が検出されたときは、エアー供給用バルブ13aを開きエアー供給用バルブ13bを閉じ、付着物除去機構20を駆動アクチュエーター21で最上位置から徐々に下に移動させる。これにより、エアー吹出用隙間32の位置がノズル1の先端側へと移動しながら、比較的強い風力のエアー12aがエアー吹き助走区間32aの隙間32からノズル1の外周面に沿って吹き出される。この結果、ノズル外周に付着した析出物10を上から順にエアーにより確実に除去することが出来る。
上記エアー12aで万が一に析出物10が除去されないことがあっても、付着物除去機構20が徐々に下に移動する過程において、付着物除去機構20の下端が、ノズル1の先端外周に未だ付着している析出物10を確実に剥がしていく。
こうして、ノズル外周に付着した析出物を上から順に確実に取り除いて、ノズル清掃ステージ70の廃棄箱53内に落下させ廃棄する。
以上に説明したような付着物除去機構付きノズル50によれば、次のような効果がある。
図3(a)〜図3(c)に示すように、ノズル1の外周面にコーティングされた、付着物のはく離性の良い樹脂11により、ノズル1の先端外周への析出物10の付着力が弱くなり、なおかつ、ノズル1の外周に沿ってエアー12aの吹き付けを行うので、析出物10の付着を防止することが出来る。
万が一析出物10がノズル1の先端外周に付着した場合、ノズル1の先端外周の付着物をノズル1の外形よりわずかに大きい付着物除去機構20を下に移動させながら、ノズル1の先端外周に付着した付着物をエアー12aで吹き飛ばすことができる。このため、ノズル先端に付着した析出物10を上から順に確実に除去することが可能である。また、析出物を除去したノズル1の外周を大きい付着物除去機構20の環状体が覆うため、除去した析出物の再付着も防止できる。
加えて、析出物10をノズル1の先端外周から除去するとき、付着物除去機構20及びエアー12は、ノズル1の先端の吐出口で静止している液体6には接触しないので、液体6がノズル1の吐出口から流れ落ちない。仮にノズル1内から液体6が流れ出てしまうとノズル1内の液量が減り、その結果、次の液体供給量が直前の液体供給量と変わってしまう。本発明では、こうした問題が発生せず、液体供給量に関して精度の高い液体供給装置40を提供することが出来る。
(第二実施形態)
第一実施形態の付着物除去機構20でノズル1の先端外周の析出物10を除去したとき、析出物10が付着物除去機構20の下端に付着する場合が考えられる。この場合も、製品5への液体供給中に、付着物除去機構20に付着した析出物10が製品5内に落下する問題が発生する。このため、前述した付着物除去機構20は図4に示すような態様であることがより望ましい。図4では第一実施形態の構成要素と同じものには同一符号を付してある。
図4(a)及び図4(b)を参照すると、第二実施形態の付着物除去機構80では、析出物10が接触する箇所に、当該箇所の表面よりも付着物のはく離性の高い樹脂11がコーティングされている。本例では、樹脂11は、ノズル1が貫通する付着物除去機構80の貫通穴の、エアー吹出用隙間32を画定している側面と、当該側面に隣接する付着物除去機構80の下端面とにコーティングされている。
さらに、その付着物除去機構80の下端面には、付着した析出物10を除去するためのエアーを吹き出すエアー吹出口81が形成されている。エアー吹出口81は、付着物除去機構80の下端面を見たときにノズル1の外周のエアー吹出用隙間32を囲むような環状形を成している。このため、エアー吹出口81から吹き出すエアーの方向は、エアー吹出用隙間32から出るエアーと同様に、ノズル1の外周に沿った方向である。
このような第二実施形態の場合、製品5への液体6の供給中、及びノズル清掃ステージ70での待機中は、比較的弱い風力のエアー12をエアー吹き助走区間32aの隙間32からノズル1の外周面に沿って流して、ノズル外周への液体6の付着を防止し、なおかつ、当該弱い風力のエアーをエアー吹出口81からも吹き出して、付着物除去機構80の下端面への液体6の付着を防止する。
付着物除去機構付きノズル50がノズル清掃ステージ70上に移動してきて、析出物検出器54によってノズル外周の析出物10が検出されたときは、エアー供給用バルブ13aを開きエアー供給用バルブ13bを閉じ、付着物除去機構80を駆動アクチュエーター21で最上位置から徐々に下に移動させる。これにより、エアー吹出用隙間32の位置がノズル1の先端側へと移動しながら、比較的強い風力のエアー12がエアー吹き助走区間32aの隙間32からノズル1の外周面に沿って吹き出される。この結果、ノズル外周に付着した析出物10を上から順にエアーにより確実に除去することが出来る。なおかつ、当該強い風力のエアー12がエアー吹出口81からも吹き出て、付着物除去機構80の下端面に付着した析出物10も除去される。
上記エアー12で万が一に析出物10が除去されないことがあっても、付着物除去機構80が下に移動する過程において、付着物除去機構80の下端が、ノズル1の先端外周に未だ付着している析出物10を確実に剥がしていく。
なお、本発明の液体供給装置40で供給する液体6としては、粘性が低く成分が析出しやすい液体であれば何でも適用可能である。
以上、本発明の各種の実施形態について図面をもとに説明したが、本発明の技術思想を逸脱しない範囲において、図示した構造、形に限定することなく、上記の各実施形態を適宜変更し又は組み合わせて実施することは可能である。
例えば、図2に示した液体供給装置40では、ノズル1の先端外周への析出物10の付着を析出物検出器54によって検出すると、ノズル1の外周に沿ってエアーを流し、かつ液体供給装置40の制御部(不図示)が駆動アクチュエーターによって付着物除去機構20をノズル根元側からノズル先端へと移動させながら析出物10を除去することが実施される。しかし本発明では、付着物検出器54の検出によって付着物除去の動作を実施するだけではなく、液体供給装置40が備える制御部(不図示)で設定された『時間』及び『回数』に従って、その動作を実施することも出来る。例えば、液体供給ステージ71での液体供給の回数や、ノズル清掃ステージ70上でのノズル待機時間をカウントし、それらが規定の値を超えたら付着物除去の動作を実施する制御であってもよい。
1 ノズル
2 液体供給配管
3 ポンプ
4 タンク
5 製品
6 液体
10 析出物
11 付着物のはく離性の良い樹脂
12 エアー
12a エアー
13a,13b 強いエアー供給用バルブ
14a,14b エアー用流量調整バルブ
15 エアー供給装置
20 付着物除去機構
21 駆動アクチェーター
22 エアー供給配管
23 ガイド
31 シール材
32 エアー吹出用隙間
32a エアー吹き助走区間
40 液体供給装置
50 付着物除去機構付きノズル
51 水平移動アクチュエーター
52 垂直移動アクチュエーター
53 廃棄箱
54 析出物検出器
55 制御部
70 ノズル清掃ステージ
71 液体供給ステージ
80 付着物除去機構
81 エアー吹出口

Claims (8)

  1. 液体を供給するノズルと、前記ノズルの先端側の外周面に付着した付着物を除去する付着物除去機構と、を有する付着物除去機構付きノズルであって、
    前記付着物除去機構は、前記ノズルを通した貫通穴が形成され前記ノズルの外周面に沿って移動可能にされた環状体を備え、
    前記貫通の側面と前記ノズルの外周面との間に、前記貫通の側面から前記ノズルの先端側の外周面に沿ってエアーを吹き出すことが可能な隙間が形成され
    前記付着物除去機構は、前記ノズルからの液体の供給中には、前記隙間から第1の風力でエアーを吹き出し、前記ノズルの清掃中には、前記ノズルの先端側に向かって移動しながら、前記隙間から前記第1の風力よりも強い第2の風力でエアーを吹き出すように構成されていることを特徴とする付着物除去機構付きノズル。
  2. 前記隙間から吹き出すエアーが前記ノズルの先端側の外周面に沿った流れとなるように、前記隙間は前記ノズルの長さ方向において所定の区間設けられていることを特徴とする請求項1に記載の付着物除去機構付きノズル。
  3. 前記ノズルの先端側の外周面に、該外周面よりも付着物のはく離性の高い樹脂がコーティングされていることを特徴とする請求項1または2に記載の付着物除去機構付きノズル。
  4. 前記環状体の、前記ノズルの先端側の端面に、該端面よりも付着物のはく離性の高い樹脂がコーティングされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の付着物除去機構付きノズル。
  5. 前記環状体の、前記ノズルの先端側の端面に、該端面からエアーを吹き出すエアー吹出口が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の付着物除去機構付きノズル。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の付着物除去機構付きノズルに備わる付着物除去機構。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載の付着物除去機構付きノズルと、
    前記ノズルが前記液体を供給する場所である液体供給ステージ及び前記ノズルを清掃する場所であるノズル清掃ステージの間で、前記付着物除去機構付きノズルを移動させるアクチュエーターと、を備える液体供給装置。
  8. 前記隙間から前記ノズルの先端側の外周面に沿ってエアーを吹き出しながら前記環状体を前記ノズルの外周面に沿って前記ノズルの根元側から先端へと移動して、前記ノズルの外周面の付着物を除去する動作を実施させる制御部を備えた、請求項7に記載の液体供給装置。
JP2013066330A 2013-03-27 2013-03-27 付着物除去機構付きノズル、及び、該ノズルを備えた液体供給装置 Active JP6089862B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066330A JP6089862B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 付着物除去機構付きノズル、及び、該ノズルを備えた液体供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066330A JP6089862B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 付着物除去機構付きノズル、及び、該ノズルを備えた液体供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014188448A JP2014188448A (ja) 2014-10-06
JP6089862B2 true JP6089862B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=51835336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013066330A Active JP6089862B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 付着物除去機構付きノズル、及び、該ノズルを備えた液体供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6089862B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202015105290U1 (de) * 2015-10-06 2017-01-11 Nordson Corporation Reinigungsstation für Nadeldüsen
JP6761748B2 (ja) * 2016-12-12 2020-09-30 花王株式会社 電界紡糸装置及び電界紡糸方法
JP6904797B2 (ja) * 2017-06-13 2021-07-21 花王株式会社 電界紡糸方法
JP6781729B2 (ja) * 2018-03-27 2020-11-04 花王株式会社 泡吐出装置
JP7223595B2 (ja) * 2019-02-19 2023-02-16 ポリプラスチックス株式会社 付着物除去装置及び方法
KR102201852B1 (ko) * 2020-03-30 2021-01-12 한전케이피에스 주식회사 배관 제염장치, 이를 포함하는 배관 제염시스템 및 이를 이용하는 배관 제염방법

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2595493B2 (ja) * 1993-03-04 1997-04-02 セイコープレシジョン株式会社 液状物吐出装置
JPH0681645U (ja) * 1993-05-10 1994-11-22 三菱重工業株式会社 噴射弁
JPH0975818A (ja) * 1995-09-20 1997-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 塗布装置
JPH10253638A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Dainippon Seiki:Kk 液体分注装置における液面検出方法および液面検出装置
JPH1176897A (ja) * 1997-09-09 1999-03-23 Fujitsu Ltd 粘性流体供給装置
JP2010087198A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 M Setek Co Ltd レジスト塗布装置とその塗布方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014188448A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6089862B2 (ja) 付着物除去機構付きノズル、及び、該ノズルを備えた液体供給装置
JP5440544B2 (ja) 乾式クリーニング筐体および乾式クリーニング装置および乾式クリーニング方法
JP2007196109A (ja) 液状物質供給装置及び液状物質供給方法
EP2678124B1 (en) Dry-type cleaning chassis, dry-type cleaning device, and dry-type cleaning system
TWI594808B (zh) Resin coating device
JP2008174246A (ja) 容器の水滴除去装置及び水滴除去装置用のリング状エアノズル
JP2010080874A (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP2016129107A (ja) 静電気除去装置及び静電気除去方法
JP2015100761A5 (ja)
KR20110021284A (ko) 강관 및 주철관의 라이닝을 위한 표면처리장치
JP2015507589A (ja) ガラス処理装置及びガラス処理方法
CN101712033A (zh) 膜的洗涤系统
JP2010179270A (ja) オイルミスト電気集じん機の洗浄装置
JP2010179276A (ja) フィルム表面の異物除去装置及びフィルムの製造方法
JP6322714B2 (ja) 粒子吸引捕捉機構及び粒子吸引捕捉機構を備えた開栓装置
JP4850775B2 (ja) 基板処理装置
JP2013071077A (ja) 塗装ガンの洗浄装置及び塗装ガンの洗浄方法
JP6815421B2 (ja) ノズル付着物除去装置及びノズル付着物除去方法
KR20210121828A (ko) 기판의 이물질 제거 장치 및 방법
KR100798549B1 (ko) 선재 표면의 액체제거장치
KR101457581B1 (ko) 자동차의 도장 작업용 도어 개방유닛
JP5075862B2 (ja) ディスククリーニング装置及びディスククリーニング方法
JP2005297345A (ja) 転写方法
CN116417376A (zh) 用于处理衬底的设备
JP6660081B2 (ja) 溶接トーチの清掃方法及び清掃装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6089862

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150