JP6089542B2 - 印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラムに関する。
Microsoft社(登録商標)のWindows(登録商標)オペレーティングシステムにおいて動作するアプリケーションからイメージやグラフィックやテキストを印刷装置にて印刷するための処理フローとして、GDI(Graphics Device Interface)を経由したGDI印刷パスと、XPS(XML Paper Specification)ドキュメントをスプールファイルとして使用するXPS印刷パスとがある。
GDIとは、Windows(登録商標)のサブシステムであり、アプリケーションがディスプレイやプリンタへのイメージやグラフィックやテキストの描画を行うために使用されるインターフェースである。GDI印刷パスでは、アプリケーションが印刷実行時にGDIを通して描画命令を実行すると、GDIが適切なGDIプリンタドライバを呼び出して、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)へのレンダリング等の印刷処理を実行する。
XPSとは、電子文書の形式の1つであり、XML(Extensible Markup Language)等の業界標準を使用してクロスプラットフォームドキュメントを作成するためのオープンなドキュメント形式である。XPSは、電子文書の他、印刷スプールファイル、PDLとしても使用される。XPS形式の印刷対象の印刷処理を行うプリンタドライバを、XPSプリンタドライバという。
Windows(登録商標)オペレーティングシステムにおいてプリンタドライバが動作するシステムには、GDIプリンタドライバとXPSプリンタドライバとのいずれかしか適用できないものがある。例えば非特許文献1には、Microsoft社(登録商標)のオペレーティングシステムであるWindows8(登録商標)がサポートするVersion4プリンタドライバモデル(以下、V4プリンタドライバと称する。)は、XPSプリンタドライバについては適用可能であるが、GDIプリンタドライバを適用できないことが開示されている。
V4プリンタドライバでは、GDIアプリケーションがイメージやグラフィックやテキストの印刷を行う場合、GDIアプリケーションからのGDIへの描画命令がMXDC(Microsoft XPS Document Converter)によってXPSドキュメントに変換される。すなわち、GDIアプリケーションの印刷も、XPSドキュメントに変換されることによりXPS印刷パスを介して印刷される。
Developing v4 Printer Drivers(URL:http://msdn.microsoft.com/library/windows/hardware/br259124),2011年9月13日公開
しかしながら、GDIからXPSへの変換を行った場合、この変換の精度によっては、変換された出力結果がGDI印刷パスへ出力した場合の出力結果とは異なってしまう可能性がある。これを避けるために、GDIアプリケーションから印刷を行う場合には、GDIプリンタドライバが動作可能な環境で行うという方法がある。
例えば、Windows8(登録商標)以前のWindows(登録商標)で使用されていたVersion3プリンタドライバモデル(以下、V3プリンタドライバと称する。)は、GDIプリンタドライバが動作可能である。そのため、XPSドキュメントを印刷する場合にはV4プリンタドライバのもとで印刷を行いつつ、GDIアプリケーション上の文書や画像を印刷する場合にはV3プリンタドライバのもとで印刷を行えば、GDIからXPSへの変換を行わずにどちらの印刷も可能である。
しかし、V3プリンタドライバを用いてGDIアプリケーションの印刷を行うと、例えばWindows8(登録商標)で新たに導入されたMetroスタイルデバイスアプリによるプリンタ通知機能のような、V4プリンタドライバに特有の各種機能を利用することができない。そのため、GDIアプリケーション上の文書や画像を印刷する方法として、V4プリンタドライバにおいて動作する各種機能を利用しつつ、GDIからXPSへの変換処理によって出力結果が変わってしまうおそれのない印刷方法への要望がある。
本発明は、以上のような課題を解決するために好適な印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷制御装置は、第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行する第1のプリンタドライバと、第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行する第2のプリンタドライバと、前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始する監視手段と、前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、印刷指示でありながらも被印刷媒体への実際の印刷が省かれることになる前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求する要求手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る他の態様の印刷制御装置は、第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行する第1のプリンタドライバと、第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行する第2のプリンタドライバと、前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始する監視手段と、前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、前記プリンタにダミー印刷させるための前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求する要求手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る印刷制御方法は、第1のプリンタドライバに第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行させるステップと、第2のプリンタドライバに第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行させるステップと、前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始するステップと、前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、印刷指示でありながらも被印刷媒体への実際の印刷が省かれることになる前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る他の態様の印刷制御方法は、第1のプリンタドライバに第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行させるステップと、第2のプリンタドライバに第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行させるステップと、前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始するステップと、前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、前記プリンタにダミー印刷させるための前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行する第1のプリンタドライバ、第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行する第2のプリンタドライバ、前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始する監視手段、前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、印刷指示でありながらも被印刷媒体への実際の印刷が省かれることになる前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求する要求手段、として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係る他の態様のプログラムは、コンピュータを、第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行する第1のプリンタドライバ、第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行する第2のプリンタドライバ、前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始する監視手段、前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、前記プリンタにダミー印刷させるための前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求する要求手段、として機能させることを特徴とするプログラム。
本発明によれば、好適な印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラムを提供することができる。
本発明の実施形態を説明する印刷システムのシステム構成の一例を示すブロック図である。 ホストコンピュータの印刷制御処理に係るソフトウェアの機能構成を示すブロック図である。 ホストコンピュータのプリンタ監視処理に係るソフトウェアの機能構成を示すブロック図である。 プリンタの状態を通知するアプリケーションが起動した様子の一例を示す図である。 ホストコンピュータの印刷制御処理の具体例を示すシーケンス図である。 ホストコンピュータの印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。 XPSプリンタドライバの制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同一符号を付す。
以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば下記の各構成要素を均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。また、以下の説明では、本発明の理解を容易にするため、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略する。
図1に、本発明の実施形態を説明する印刷システムのシステム構成の一例を示す。この印刷システムは、印刷制御装置として機能するホストコンピュータ(ホスト機器)1、及びプリンタ2を備える。ホストコンピュータ1とプリンタ2は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク、又はUSB(Universal Serial Bus)によって互いに接続されている。
ホストコンピュータ1は、制御部4、及び印刷処理部12を備える。制御部4は、CPU(Central Processing Unit)3、表示部5、操作部6、記憶装置制御部7、記憶装置(HDD(Hard Disk Drive))8、LAN通信制御部9、USB通信制御部10、及び監視制御部11を備える。
CPU3は、命令やデータを転送するための伝送経路であるシステムバスを介して接続されたホストコンピュータ1の各部の動作を制御する。CPU3は、不図示のROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)をワークメモリとして用いながら、ROMや記憶装置(HDD)8に記憶されているOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェア等の各種プログラムを読み出し、適宜実行する。なお、本実施形態では、OSとしてWindows8(登録商標)が用いられる場合を説明する。
CPU3は、表示部5を制御して、ホストコンピュータ1における各種の出力結果を、例えばCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のような表示装置に表示する。また、CPU3は、操作部6を制御して、ユーザからの各種の操作入力を、例えばキーボードやマウス等のような入力装置を介して受け付ける。
記憶装置(HDD)8は、各種のアプリケーションソフトウェア等、ホストコンピュータ1の動作に必要となる各種データを記憶する。記憶装置制御部7は、記憶装置(HDD)8へのデータ書き込み、及び記憶装置(HDD)8に記憶されたデータの読み出し制御を行う。
また、CPU3は、LAN通信制御部9又はUSB通信制御部10を制御してプリンタ2と通信を行い、PDL(ページ記述言語)等の印刷データをプリンタ2に送信する。さらに、CPU3は、監視制御部11を制御し、LAN通信制御部9又はUSB通信制御部10を介した通信のもと、プリンタ2の状態監視を行う。
印刷処理部12は、印刷実行部13、API(Application Programming Interface)設定部14、UI(User Interface)部15、を備えている。API設定部14は、描画データを作成するための各種設定を行うためのインターフェースである。また、UI部15は、印刷の設定情報を表示したり、印刷の設定入力を受け付けたりするためのユーザインタフェースである。
印刷実行部13は、CPU3の制御のもと、API設定部14にて設定されたアプリケーションに従って描画データを作成する。そして、印刷実行部13は、描画データをプリンタ2の対応した印刷データに変換し、上記LAN通信制御部9又はUSB通信制御部10を介してプリンタ2に送信する。このような構成によって、印刷処理部12は、後述するGDIによる印刷処理とXPSによる印刷処理とを実行する。
一方、プリンタ2は、制御部20、及び印刷部21を備える。制御部20は、CPU19、LAN通信制御部22、USB通信制御部23、記憶装置制御部24、記憶装置(HDD)25、ICカードリーダー制御部26、コマンド解析制御部27、パネル表示制御部28、及びオペレーションパネル29を備えている。
CPU19は、命令やデータを転送するための伝送経路であるシステムバスを介して接続されたプリンタ2の各部の動作を制御する。CPU19は、不図示のROM及びRAMをワークメモリとして用いながら、ROMや記憶装置(HDD)25に記憶されている各種プログラムを適宜実行することにより、プリンタ2の各部の動作を制御する。
例えばCPU19は、LAN通信制御部22又はUSB通信制御部23を介して上記ホストコンピュータ1と通信を行い、ホストコンピュータ1から送信された印刷データを受信する。そして、CPU19は、コマンド解析制御部27の機能により印刷データのコマンド解析を行って画像データを生成し、印刷部21に送る。
記憶装置(HDD)25は、プリンタ2のシステムプログラムや各種のデータ等を記憶する。記憶装置制御部24は、記憶装置(HDD)25へのデータ書き込み、及び記憶装置(HDD)25に記憶されたデータの読み出し制御を行う。
ICカードリーダー制御部26は、不図示のカードリーダーライターに接続され、カードリーダーライターが、ICカードに記録されたデータの読み取りやICカードへのデータの書き込みを行うよう制御する。また、パネル表示制御部28は、オペレーションパネル29に接続され、オペレーションパネル29に種々の画像や文字、記号等を表示することによって種々の印刷処理の結果を操作者に提示する。
また、印刷部21は、印刷制御部21a、印刷機構部21b、及び給紙装置制御部21cを備えている。印刷制御部21aは、制御部20から送信された印刷データから生成された画像データに従って印刷機構部21bを制御し、給紙装置制御部21cの制御に従って印刷機構部21bに記録紙(用紙)を供給し、画像データに従った画像の印刷処理を行う。
図2に、ホストコンピュータ1の印刷制御処理に係るソフトウェアの機能構成を示す。
ホストコンピュータ1は、GDI印刷パスとXPS印刷パスとを備える。GDI印刷パスは、GDI31、スプーラ32、GDIレンダリングエンジン33、GDIプリンタドライバ34等を用いて構築されるパスであり、GDIアプリケーション30上の文書や画像の印刷処理を実行するパスである。一方、XPS印刷パスは、スプーラ32、フィルタパイプラインマネージャ38、XPSプリンタドライバ39等を用いて構築されるパスであり、XPSドキュメントである文書データ37の印刷処理を実行するパスである。GDI印刷パスとXPS印刷パスは、1つのTCPMon35に接続され、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ポートの出力先が1つのプリンタ2となるように設定される。これら各部は上述した制御部4等によって制御されてそれぞれの処理を実行する。
このような2つの印刷パスを実現するため、本実施形態では、GDI印刷パスのGDIプリンタドライバ34は、例えばV3プリンタドライバのもとで動作し、XPS印刷パスのXPSプリンタドライバ39は、例えばV4プリンタドライバのもとで動作するように、ホストコンピュータ1の印刷制御のフローが構築されている。
GDIアプリケーション30は、ディスプレイやプリンタへの出力処理がGDI31に基づいて実行されるアプリケーションである。GDIアプリケーションの一例として、ワードプロセッサのような文書の作成・編集をする機能をもつアプリケーション、図形や写真画像を編集する機能をもつアプリケーション、表計算機能をもつアプリケーション等が挙げられる。
GDI31は、Windows(登録商標)に搭載されたプログラムの1つであり、プリンタやディスプレイをコントロールするためのインターフェースである。GDI31は、GDIアプリケーション30からの印刷対象の描画命令に応じて描画データや、その他印刷処理に必要なデータを、スプーラ32へと供給する。
スプーラ32は、キュー機能を有し、描画データを一時的に記憶装置8等の記憶領域に保存し、実行していく。具体的に説明すると、GDI印刷パスでは、スプーラ32は、GDI31から供給される描画データを一時的に保存し、順次GDIレンダリングエンジン33に供給していく。また、XPS印刷パスでは、スプーラ32は、XPS Print API36によって生成されたXPSドキュメントである文書データ37をスプールファイルとして保存し、順次フィルタパイプラインマネージャ38に供給していく。
GDIプリンタドライバ34は、GDIレンダリングエンジン33を用いてスプーラ32から受け取った描画データをプリンタ2が処理可能な形式であるPDL(ページ記述言語)へレンダリングする。GDIプリンタドライバ34は、例えばハードウェアベンダーによって提供されるモジュールであり、GDIアプリケーション30からGDI31へされた描画命令がスプーラ32を介してGDIレンダリングエンジン33へと送られることに応答して、DDI(Device Driver Interface)を呼び出して描画命令に基づきプリンタに対応したPDLを生成する。そして、GDIプリンタドライバ34は、生成したPDLデータを、適宜のスプーラや言語モニタを介してTCPMon35へと送る。
さらに、本実施形態では、V4プリンタドライバが有するプリンタ状態監視の機能を利用するため、V4プリンタドライバのもとで制御されるXPS印刷パスにおいても印刷処理を実行させる。なお、プリンタの監視は、利用端末のバッテリーの消費を最小限にする等の理由から、常時は行われず、印刷実行時に限って行われる。そのため、GDIプリンタドライバ34は、GDI31から描画データを受け取りPDLの生成を行ったことを契機として、プリンタの監視機能を有効化させる。具体的には、GDIプリンタドライバ34は、GDI31から描画データを受け取りPDLの生成を行うことに応答して、XPS Print API36に対して、所定の制御命令を含んだXPSドキュメントである文書データ37を生成するように要求する。
XPS Print API36は、XPS形式のドキュメントを生成するためのインターフェースである。XPS Print API36は、GDIプリンタドライバ34からの要求に応じて、XPSプリンタドライバ39への制御命令をPrintTicketに記述し、そのPrintTicketを含んだXPSドキュメントである文書データ37を生成する。そして、XPS Print API36は、生成したXPSドキュメントである文書データ37をスプールファイルとしてスプーラ32へ送る。これによって、従来のようにGDI31を経由することなくXPSドキュメントである文書データを生成する。なお、PrintTicketとは、印刷設定情報が記述されたXMLドキュメントであり、XPSドキュメントに構成パーツとして含めることが可能である。
本実施形態におけるXPS印刷パスは、V4プリンタドライバのプリンタ状態監視の仕組みを利用する目的の為に使用されるものであるため、実際には印刷処理を行わない。そのため、XPS印刷パスで生成されるPDLは、プリンタ2に実際には印刷処理を実行させないように、空(容量が0バイト)のPDL又はNOP(何も処理をしない)命令が記述されたPDL等のようなプリンタ2に実質的に印刷処理を実行させないPDL(以下、空のPDLという。)となる。
このような空のPDLを生成するため、GDIプリンタドライバ34は、XPS Print API36に、空のPDLを生成する旨の制御命令を記述したPrintTicketを含ませたXPSドキュメントである文書データ37を生成させる。
フィルタパイプラインマネージャ38は、スプーラ32にスプールされたXPSドキュメントである文書データ37を読み込み、XPSプリンタドライバ(XPSフィルタドライバ)39を介してXPSドキュメントである文書データ37をPDLに変換する。XPSプリンタドライバ39は、例えばハードウェアベンダーによって提供されるモジュールであり、フィルタパイプラインマネージャ38を制御してXPSドキュメントである文書データ37をプリンタ2で処理可能な形式であるPDLに変換する。
このとき生成されるPDLは、XPSドキュメントである文書データ37のPrintTicketに記述された内容に従い、空のPDLとなる。XPSプリンタドライバ39は、生成した空のPDLをTCPMon35へと送る。
TCPMon35は、標準TCP/IPポートモニタと呼ばれるWindowsシステムモジュールである。TCPMon35は、TCP/IPネットワークに直接接続されているTCP/IPプリンタへの印刷ジョブを送信する機能と、SNMP(Simple Network Management Protocol)を利用した詳細なプリンタの状態監視を行う機能と、を有する。
なお、SNMPは、ネットワークに接続された機器を監視・制御するためのプロトコルである。本実施形態では、SNMPマネージャとして動作するホストコンピュータ1のTCPMon35が、プリンタ2をSNMPエージェントとして監視・制御する。
一方、プリンタ2は、TCPMon35によって監視されるSNMPエージェントとしての各種機能を有する。例えば、プリンタ2は、自身の状態を外部に知らせるためのMIB(Management Information Base)と呼ばれる管理情報ベースを有する。また、プリンタ2は、TCPMon35からSNMPの“Get Request”メッセージが発せられてプリンタ2の状態取得が行われると、SNMPの“Get Response”メッセージを発生させてTCPMon35へ応答を返す機能を備える。さらに、プリンタ2は、SNMPの“Trap”メッセージを発生させて、自身の状態変化を自発的にTCPMon35へと通知する手段等も備える。
このように、GDIプリンタドライバ34は、GDI31からの描画データからPDLを生成するとともに、同一のTCP/IPポートが割り当てられたXPSプリンタドライバ39に対してダミーの印刷処理を実行させる。このダミーの印刷処理により、以下に説明するV4プリンタドライバが有するプリンタ監視処理の機能を利用できるようになる。
図3に、ホストコンピュータ1のプリンタ監視処理に係るソフトウェアの機能構成を示す。ホストコンピュータ1は、プリンタ監視処理に係る構成として、TCPMon Bidi XML40と DriverEvent XML41と、PrintConfig.dll(構成モジュール)42と、PrnNtfy.dll43と、Metroスタイルデバイスアプリ44と、を備える。
TCPMon Bidi XML40は、TCPMon35が行う監視の設定を記述するファイルである。TCPMon Bidi XML40に設定された監視項目により拡張することによって、例えば規定の監視状態である標準Bidi(Bidirectional:双方向)通信スキーマ以外に、TCPMon35が監視する項目を拡張することができる。
DriverEvent XML41は、PrintConfig.dll42がPrnNtfy.dll43に対してイベントを発生させるべきBidiクエリとトリガーについて記述するファイルである。例えば、トナーの残容量というクエリに対し、20%以下の場合といったトリガーを設定できる。その設定においては、トナー残容量が20%以下となった場合、PrintConfig.dll42が、AsyncUI(Asynchronous User Interface:非同期イベント)通知を発生させ、PrnNtfy.dll43に送信する。
TCPMon Bidi XML40は、例えばWDK(Windows(登録商標) Driver Kit)に含まれる“\Include\um\tcpbidi.xsd”のXMLスキーマに従う。同じく、DriverEvent XML41は、WDKに含まれる“\Include\um\printerdriverevents.xsd”のXMLスキーマに従う。なお、WDKとは、Microsoft社(登録商標)が提供するWindows(登録商標)のドライバ開発システムであり、XMLスキーマとは、XML文書の論理的構造を定義した文書である。
TCPMon35は、プリンタ2との通信を行い、SNMPに従った監視制御のもと、TCPMon Bidi XML40に設定された項目についてプリンタ2を監視する。TCPMon35は、プリンタ2から機器の状態を知らせる応答又は通知を受信すると、受信した監視データをBidiデータとしてPrintConfig.dll42に送る。
PrintConfig.dll42は、アプリケーションとプリンタの機能や設定に関する情報を通信するWindowsシステムモジュールである。PrintConfig.dll42は、TCPMon35から監視データを受け取り、その監視データがDriverEvent XML41に設定されたイベント発生条件を満たすと、非同期イベントAsyncUI通知を発生させ、PrnNtfy.dll43に送る。
PrnNtfy.dll43は、AsyncUIのリスナであり、PrnNtfy.dll43は、PrintConfig.dll42からイベントを受信した時に、適切なMetroスタイルデバイスアプリ44を起動させる。
Metroスタイルデバイスアプリ44は、例えばV4プリンタドライバと連係して動作するWindows8(登録商標)のアプリケーションである。Metroスタイルデバイスアプリ44は、本実施形態のプリンタ監視処理のもと、発生したイベントにおける監視データを、XPS印刷パスの出力先として設定されたプリンタの状態として通知する機能を有する。
Metroスタイルデバイスアプリ44が起動したときの様子を図4に示す。TCPMon35がプリンタ2の監視を行った結果、例えば図4に示すような、トナーの残量が少なくなった旨を通知し、トナーの残量を表示したり、スムーズにトナーの交換できるように誘導したりするための画像がホストコンピュータ1の画面に表示される。また、例えば紙詰まりや用紙切れが起きたときにも、Metroスタイルデバイスアプリ44が起動し、対応する表示画像がホストコンピュータ1の画面に表示される。このように、PrnNtfy.dll43は、PrintConfig.dll42から受け取ったイベントに応答して、対応するMetroスタイルデバイスアプリ44を起動させる。
Metroスタイルデバイスアプリ44は、このような監視データの通知を、XPS印刷パスの出力先として設定されたプリンタの状態として通知する。本実施形態では、XPS印刷パスでは実質的な印刷処理は行われていないが、GDI印刷パスと同じ1つのプリンタ2がXPS印刷パスの出力先として設定されている。そのため、印刷処理を行ったプリンタと監視対象のプリンタとを一致させて、印刷を実行したプリンタの状態を適切に監視することができる。
このような印刷制御処理の具体例を、図5に示すシーケンス図を参照して説明する。
GDIアプリケーション30が関数StartDocを呼び出して印刷ジョブを開始すると(ステップA11)、GDI31は、DDIの該当関数DrvStartDocを呼び出して、ドキュメントの印刷を開始するのに必要な制御情報をGDIプリンタドライバ34に送信する(ステップA12)。すると、GDIプリンタドライバ34は、印刷ジョブを開始するためのPDLを生成する。そして、GDIプリンタドライバ34は、関数WritePrinterを呼び出して、生成したPDLをプリンタ2に送信するようスプーラ32に通知する(ステップA13)。
また、GDIプリンタドライバ34は、プリンタ2の状態監視を有効化する為に、プリンタ2に関連付けられたXPSプリンタドライバ39へ印刷ジョブを、XPS Print API36を使用して送信する。例えば、GDIプリンタドライバ34は、関数StartXpsPrintJobを呼び出してXPSプリンタドライバ39での印刷を開始させたり(ステップA14)、XPS印刷パスにおいて印刷内容を書き込むためのストリームを開く関数IXpsOMObjectFactory::CreatePackageWriterOnStream(ステップA15)や新たなドキュメントの印刷を開始する関数IXpsOMPackageWriter::StartNewDocument(ステップA16)等を用いて、XPSでの印刷を実行したりする。
続いて、GDIアプリケーション30が関数StartPageによって新しいページデータの受け入れを指示すると(ステップA21)、GDI31は、DDIの該当関数DrvStartPageを呼び出して、新しいページの印刷を開始するのに必要な制御情報をGDIプリンタドライバ34に送信する(ステップA22)。すると、GDIプリンタドライバ34は、ページ開始の為のPDLを生成し、関数WritePrinterを呼び出して、生成したPDLをプリンタ2に送信するようスプーラ32に通知する(ステップA23)。
続いて、GDIアプリケーション30がGDI31に描画命令を行うと(ステップA31)、GDI31は、それに該当するDDI関数を呼び出して、描画するのに必要な制御情報をGDIプリンタドライバ34に送信する(ステップA32)。すると、GDIプリンタドライバ34は、描画の為のPDLを生成し、関数WritePrinterを呼び出して、生成したPDLをプリンタ2に送信するようスプーラ32に通知する(ステップA33)。
ページの描画が完了し、GDIアプリケーション30が関数EndPageによって1ページ分の書き込みが終了したことを通知すると(ステップA41)、GDI31は、DDIの該当関数DrvEndPageを呼び出して、ページの印刷を終了するのに必要な制御情報をGDIプリンタドライバ34に送信する(ステップA42)。すると、GDIプリンタドライバ34は、ページ終了の為のPDLを生成し、関数WritePrinterを呼び出して、生成したPDLをプリンタ2に送信するようスプーラ32に通知する(ステップA43)。
このとき、GDIプリンタドライバ34は、関数IXpsOMPackageWriter::AddPageを呼び出し、XPS印刷パスにおいても新たなページへの描画を開始する通知を、XPS Print API36を介してXPSプリンタドライバ39に送信する(ステップA44)。
上記ステップA21〜A44までの処理を印刷指示がされたドキュメントのページ数分繰り返して全てのページの描画が完了すると、GDIアプリケーション30は、関数EndDocを用いて印刷ジョブを終了する(ステップA51)。GDI31は、DDIの該当関数DrvEndDocを呼び出して、ドキュメントの印刷を終了するのに必要な制御情報をGDIプリンタドライバ34に送信する(ステップA52)。すると、GDIプリンタドライバ34は、印刷ジョブを終了させるためのPDLを生成する。そして、GDIプリンタドライバ34は、関数WritePrinterを呼び出して、生成したPDLをプリンタ2に送信するようスプーラ32に通知する(ステップA53)。
このような印刷の開始から終了までの間、TCPMon35は、プリンタ2の状態監視を続ける。プリンタ2を監視しているTCPMon35は、DriverEvent XML41で指定された状態のいずれかを検知すると、対応するイベントが発生し、XPSプリンタドライバ39に関連付けられたMetroスタイルデバイスアプリ44が起動することになる。
印刷ジョブが終了する場合、GDIプリンタドライバ34は、XPS Print API36を介してXPSプリンタドライバ39へ印刷ジョブを送信して、プリンタ2の状態監視も終了させる。具体的には、GDIプリンタドライバ34は、関数IXpsOMPackageWriter::Close(ステップA54)や関数IXpsPrintJobStream::Close(ステップA55)等を呼び出して、XPS印刷パスにおける印刷ジョブを終了させる。
さらに、以上のような印刷制御処理の流れについて、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
印刷制御処理が開始されると、GDI31がGDIアプリケーション30の描画命令に対応する描画データをGDIプリンタドライバ34に通知し、GDIプリンタドライバ34が、GDIレンダリングエンジン33を用いてGDI31が生成した描画データをPDLへレンダリングしてPDLを生成し、プリンタ2に送信する(ステップB11)。
一方で、印刷が開始されると、GDIプリンタドライバ34は、XPS印刷パスでも印刷処理を実行するように、XPSプリンタドライバ39を制御する(ステップB12)。すなわち、印刷処理の最中に実行されるプリンタ2の状態の監視をXPS印刷パスにおいて動作するアプリケーションを介して利用できるようにするため、GDIプリンタドライバ34は、ダミーの印刷処理を実行するようにXPSプリンタドライバ39への制御命令を行う。
このXPSプリンタドライバ39を制御する処理の詳細については、以下、図7のフローチャートを参照して説明する。
図7のフローチャートにおいて、XPSプリンタドライバ39の制御処理が開始されると、GDIプリンタドライバ34は、まずXPS Print API36を用いて、制御命令を記述したPrintTicketを含むXPSドキュメントである文書データ37を生成する(ステップB21)。XPS印刷パスはプリンタ2の状態監視のために用いられるものであるため、PrintTicketには、プリンタ2に実質的な印刷処理をさせないよう空のPDLを生成する旨の命令が記述される。
XPSドキュメントである文書データ37を生成すると、XPSプリンタドライバ39は、スプーラ32を介してXPSドキュメントである文書データ37を取得し、それを変換して空のPDLを生成する(ステップB22)。すなわち、XPSプリンタドライバ39は、XPSドキュメントである文書データ37内に記述されたPrintTicketの命令に従い、プリンタ2に実質的な印刷処理を行わせない空のPDLを生成する。
空のPDLを生成すると、XPSプリンタドライバ39は、生成した空のPDLを、GDI印刷パスにおいて送信したものと同じプリンタ2に送信する(ステップB23)。そして、XPSプリンタドライバの制御処理は終了する。
このように、GDI印刷パスと同じプリンタ2がポートの出力先として設定されたXPS印刷パスにおいても印刷処理を実行することで、GDI印刷パスで実質的な印刷を行いつつ、XPS印刷パス特有のアプリケーションも利用することが可能となる。
図6のフローチャートに戻って、XPSプリンタドライバ39を制御してXPS印刷パスで印刷処理を実行させると、TCPMon35が、プリンタ2の状態監視をした結果、監視データをプリンタ2から受信したか否かを判別する(ステップB13)。すなわち、SNMPの機能に基づいてホストコンピュータ1からの要求に対してプリンタ2からされた応答や、プリンタ2が自発的にする通知を受信したか否かを判別する。
監視データをプリンタ2から受信していないと(ステップB13;NO)、この印刷制御処理は、印刷が終了したか否かを判別するステップB16の処理へと移行する。
一方、監視データをプリンタ2から受信すると(ステップB13;YES)、続けてPrintConfig.dll42が、受信した監視データがイベント発生させるべき所定の通知条件を満たしたか否かを判別する(ステップB14)。すなわち、受信した監視データが示すプリンタ2の状態が、DriverEvent XML41においてユーザに通知すべき状態としてあらかじめ設定された状態のいずれかであるか否かを判別する。
監視データが所定の通知条件を満たした場合(ステップB14;YES)、PrnNtfy.dll43が、Metroスタイルデバイスアプリ44を起動させて監視データを通知する(ステップB15)。例えば、図4に示したような画像をホストコンピュータ1の画面に表示することで、プリンタ2の状態をユーザに提示する。
一方、監視データがトリガーの条件を満たしていない場合には(ステップB14;NO)、監視データ通知のためのアプリケーションは起動されずに、印刷制御処理はステップB16へと移行する。
ステップB16では、GDIプリンタドライバ34が、指示された印刷が終了したか否かを判別する(ステップB16)。すなわち、指示された印刷ドキュメントのすべてのページの印刷処理が完了したか否かを判別する。
印刷が終了していないと(ステップB16;NO)、この印刷制御処理はステップB11に戻る。すなわち、印刷指示がされたドキュメントのうちの印刷が未完了のページや部分について、引き続きGDIプリンタドライバ34は、描画データのPDLを生成してプリンタ2に送信する(ステップB11)。このとき、GDIプリンタドライバ34は、必要に応じてXPSプリンタドライバ39にも印刷処理を実行させるように制御する(ステップB12)。また、TCPMon35が監視データを受信した場合には、必要に応じてユーザに通知するアプリケーションを起動させる処理が行われる(ステップB13〜B15)。このような印刷処理と監視処理を、指示された印刷データの印刷が完了するまで行う。
最終的に、指示された描画データの印刷が終了すると(ステップB16;YES)、GDIプリンタドライバ34は、XPS印刷パスでも印刷処理を終了するように、XPSプリンタドライバ39に対して行っているダミーの印刷処理を終了させることで、XPSプリンタドライバ39に関連付けられたプリンタであるプリンタ2の監視処理が終了する(ステップB17)。そして、図6のフローチャートに示した印刷制御処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態では、同一ポートに関連付けられたGDIプリンタドライバ34とXPSプリンタドライバ39とにより、実質的な印刷処理はGDI印刷パスで行い、同時にXPS印刷パスでは空のPDLを用いたダミーの印刷処理を行う。これにより、GDIアプリケーションからXPS印刷パスへ印刷した際のGDIからXPSへの変換によって発生しうる印刷出力不具合を回避しつつ、GDIプリンタドライバでは採用できないV4プリンタドライバの拡張機能との連携を実現可能となる。
また、PDLへのレンダリング処理はGDIプリンタドライバ34によって行われ、XPS印刷パスで生成されるPDLは空であるため、XPSプリンタドライバ39には特にPDLへのレンダリング処理を実装する必要がない。そのため、例えばWindows8(登録商標)以前のGDIプリンタドライバをそのまま使用することができ、開発工数の削減につながる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、本発明の実施形態は種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、GDIプリンタドライバ34及びXPSプリンタドライバ39の出力先であり、監視の対象となるプリンタ2は、実際のプリンタデバイスではなくてもよい。すなわち、プリンタ2は、GDIプリンタドライバ34及びXPSプリンタドライバ39から送信された印刷ジョブを受信し、TCPMon35が監視する監視対象として物理的なプリンタデバイスを模擬した仮想的なプリンタデバイスであってもよい。例えば、RAW印刷プロトコル(TCPポート9100)をソフトウェア的に模倣し、SNMPエージェントとしてプリンタデバイスを模倣して動作するサーバーソフトウェアによる仮想的なプリンタデバイスを、プリンタ2として実装可能である。なお、TCPポート9100は、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)にてPDLのデータストリームとして割り当てられており、RAW形式の印刷ジョブを受信する。
また、上記実施形態では、GDIプリンタドライバ34は、GDI印刷パスにおけるPDLへのレンダリングをしたことを契機として、XPS印刷パスにおいて空のPDLを生成するようにXPSプリンタドライバ39を制御した。これは、一般的にプリンタドライバに紐付けされたプリンタの監視は、利用端末のバッテリーの消費を最小限にする等の理由から、常時行われるよりも印刷実行時に限って行われることが多いためである。しかし、空のPDL生成させるタイミングは、GDI印刷パスにおいて印刷処理が実行されたタイミングに限らず、任意のタイミングで上記のプリンタ監視機能を有効化できるようにすることも可能である。
なお、本発明に係る機能を実現するための構成を予め備えた印刷制御装置として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器等を、本発明に係る印刷制御装置として機能させることもできる。すなわち、上記実施形態で例示した印刷制御装置として機能するホストコンピュータ1による各機能構成を実現させるためのプログラムを、既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器等を制御するCPU等が実行できるように適用することで、本発明に係る印刷制御装置として機能させることができる。また、本発明に係る印刷制御方法は、印刷制御装置を用いて実施できる。
また、このようなプログラムの適用方法は任意である。プログラムを、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納して適用できる。さらに、プログラムを搬送波に重畳し、インターネットなどの通信媒体を介して適用することもできる。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)にプログラムを掲示して配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行できるように構成してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
第1の形式の印刷対象の印刷をプリンタに実行させる第1のプリンタドライバと、
前記プリンタを出力先とし、第2の形式の印刷対象の印刷処理を行う第2のプリンタドライバと、
前記プリンタの状態を監視する監視手段と、
前記第1のプリンタドライバが前記第1の形式の印刷対象の印刷を前記プリンタに実行させたことに応答して、前記第2のプリンタドライバに、前記プリンタに印刷を実行させないような制御命令を含んだ前記第2の形式の印刷対象の印刷処理を実行させ、当該実行させた印刷処理によって前記監視手段に前記プリンタの状態を監視する処理を実行させる制御手段と、
を備える印刷制御装置。
(付記2)
前記第1のプリンタドライバは、GDI(Graphics Device Interface)を介して前記第1の印刷対象から生成された描画データを前記プリンタのページ記述言語にレンダリングするGDIプリンタドライバを有し、
前記第2のプリンタドライバは、前記第2の形式の印刷対象としてXPS(XML Paper Specification)形式の文書データの印刷処理を実行するXPSプリンタドライバを有する、
ことを特徴とする付記1に記載の印刷制御装置。
(付記3)
前記制御手段は、前記制御命令を前記XPS形式の文書データに含まれるPrintTicketに記述することにより、前記第2のプリンタドライバを制御する、
ことを特徴とする付記2に記載の印刷制御装置。
(付記4)
前記制御手段は、前記制御命令によって、前記第2のプリンタドライバに、データ容量が0のページ記述言語、又は前記プリンタに何も処理を実行させない命令を記述したページ記述言語を生成させ、該生成したページ記述言語を前記プリンタに送信させる、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1つに記載の印刷制御装置。
(付記5)
前記プリンタは、前記第1のプリンタドライバ及び前記第2のプリンタドライバからの印刷ジョブを受信し、前記監視手段の監視対象として物理的なプリンタを模擬する仮想プリンタである、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1つに記載の印刷制御装置。
(付記6)
前記監視手段によって得られた前記プリンタの状態を示す情報が所定の通知条件を満たしたか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段が前記所定の通知条件が満たされたと判別した場合に、前記プリンタの状態を示す情報を該印刷制御装置のユーザに通知する通知手段と、
をさらに備えることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1つに記載の印刷制御装置。
(付記7)
第1の形式の印刷対象の印刷をプリンタに実行させる第1のプリンタドライバと、前記プリンタを出力先とし、第2の形式の印刷対象の印刷処理を行う第2のプリンタドライバと、前記プリンタの状態を監視する監視手段と、を備える印刷制御装置を準備し、
前記第1のプリンタドライバが前記第1の形式の印刷対象の印刷を前記プリンタに実行させたことに応答して、前記第2のプリンタドライバに、前記プリンタに印刷を実行させないような制御命令を含んだ前記第2の形式の印刷対象の印刷処理を実行させ、当該実行させた印刷処理によって前記監視手段に前記プリンタの状態を監視する処理を実行させる、
ことを特徴とする印刷制御方法。
(付記8)
第1の形式の印刷対象の印刷をプリンタに実行させる第1のプリンタドライバと、前記プリンタを出力先とし、第2の形式の印刷対象の印刷処理を行う第2のプリンタドライバと、前記プリンタの状態を監視する監視手段と、を備えるコンピュータに、
前記第1のプリンタドライバが前記第1の形式の印刷対象の印刷を前記プリンタに実行させたことに応答して、前記第2のプリンタドライバに、前記プリンタに印刷を実行させないような制御命令を含んだ前記第2の形式の印刷対象の印刷処理を実行させ、当該実行させた印刷処理によって前記監視手段に前記プリンタの状態を監視する処理を実行させる制御機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
1…ホストコンピュータ、2…プリンタ、3…CPU、4…制御部、5…表示部、6…操作部、7…記憶装置制御部、8…記憶装置(HDD)、9…LAN通信制御部、10…USB通信制御部、11…監視制御部、12…印刷処理部、13…印刷実行部、14…API設定部、15…UI部、19…CPU、20…制御部、21…印刷部、21a…印刷制御部、21b…印刷機構部、21c…給紙装置、22…LAN通信制御部、23…USB通信制御部、24…記憶装置制御部、25…記憶装置(HDD)、26…ICカードリーダー制御部、27…コマンド解析制御部、28…パネル表示制御部、29…オペレーションパネル、30…GDIアプリケーション、31…GDI、32…スプーラ、33…GDIレンダリングエンジン、34…GDIプリンタドライバ、35…TCPMon、36…XPS Print API、37…文書データ、38…フィルタパイプラインマネージャ、39…XPSプリンタドライバ、40…TCPMon Bidi XML、41…DriverEvent XML、42…PrintConfig.dll、43…PrnNtfy.dll、44…Metroスタイルデバイスアプリ

Claims (8)

  1. 第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行する第1のプリンタドライバと、
    第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行する第2のプリンタドライバと、
    前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始する監視手段と、
    前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、印刷指示でありながらも被印刷媒体への実際の印刷が省かれることになる前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求する要求手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行する第1のプリンタドライバと、
    第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行する第2のプリンタドライバと、
    前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始する監視手段と、
    前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、前記プリンタにダミー印刷させるための前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求する要求手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  3. 前記第1の形式の印刷パスがGDI印刷パスであり、前記第2の形式の印刷パスがXPS印刷パスであることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記監視手段は、前記プリンタによる印刷の終了に伴って前記プリンタの状態監視を終了することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の印刷制御装置。
  5. 第1のプリンタドライバに第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行させるステップと、
    第2のプリンタドライバに第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行させるステップと、
    前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始するステップと、
    前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、印刷指示でありながらも被印刷媒体への実際の印刷が省かれることになる前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求するステップと、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  6. 第1のプリンタドライバに第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行させるステップと、
    第2のプリンタドライバに第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行させるステップと、
    前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始するステップと、
    前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、前記プリンタにダミー印刷させるための前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求するステップと、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  7. コンピュータを、
    第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行する第1のプリンタドライバ、
    第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行する第2のプリンタドライバ、
    前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始する監視手段、
    前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、印刷指示でありながらも被印刷媒体への実際の印刷が省かれることになる前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求する要求手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータを、
    第1の形式の印刷パスに基づいて所定のプリンタに対して印刷指示を実行する第1のプリンタドライバ、
    第2の形式の印刷パスに基づいて前記プリンタに対して印刷指示を実行する第2のプリンタドライバ、
    前記第2のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて前記プリンタの状態監視を開始する監視手段、
    前記第1のプリンタドライバによる前記第1の形式の印刷パスに基づいた前記プリンタに対する印刷指示の実行タイミングに基づいて、前記プリンタにダミー印刷させるための前記プリンタへの印刷指示の実行を前記第2のプリンタドライバに要求する要求手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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