JP6089158B1 - 吸収性物品製造設備 - Google Patents

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Abstract

複数種類の資材を用いて吸収性物品を製造する吸収性物品製造設備(10)であって、資材を流れ方向(D1)に流しつつ資材を加工する加工部(14)と、資材コイルから資材を加工部(14)へ向けて繰り出す繰り出し装置(20)が複数設置されている繰り出し装置ゾーン(Z1)と、新規資材コイルが複数設置されている資材コイルゾーン(Z3)と、資材コイルゾーン(Z3)に設置された新規資材コイルを取得して繰り出し装置(20)に新規資材コイル3を取り付ける取り付けロボット(30)が移動するロボットゾーン(Z2)と、を有し、これらのゾーン(Z1、Z2、Z3)は、上下方向における同一フロアに設けられ、かつ、流れ方向(D1)に沿っており、直交水平方向(D2)において、繰り出し装置ゾーン(Z1)、ロボットゾーン(Z2)、資材コイルゾーン(Z3)の順に並んで設けられていることを特徴とする。

Description

本発明は、吸収性物品製造設備に関する。
複数種類の資材を用いて吸収性物品を製造する吸収性物品製造設備は既によく知られている。
かかる吸収性物品製造設備には、吸収性物品製造装置が設けられ、当該吸収性物品製造装置は、資材を流れ方向に流しつつ該資材を加工する加工部と、資材が巻かれた資材コイルが取り付けられ該資材コイルから資材を加工部へ向けて繰り出す繰り出し装置と、繰り出し装置に未使用の新規資材コイルを取り付けるための取り付けロボットと、を有している。また、吸収性物品製造設備には、未使用の新規資材コイルが複数種類の資材毎に複数設置されている場所(ゾーン)があり、取り付けロボットは、ここから新規資材コイルを取得して繰り出し装置に取り付ける。
米国特許出願公開第2016/60061号明細書
従来は、上述した吸収性物品製造装置等が効率的に配置されていないことに起因して、吸収性物品製造設備のサイズが大きくなる問題があった。したがって、吸収性物品製造設備をコンパクトにすることが要請される。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、吸収性物品製造設備のコンパクト化を実現することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、 複数種類の資材を用いて吸収性物品を製造する吸収性物品製造設備であって、
前記資材を流れ方向に流しつつ該資材を加工する加工部と、
前記資材が巻かれた資材コイルが取り付けられ該資材コイルから前記資材を前記加工部へ向けて繰り出す繰り出し装置が、前記複数種類の資材毎に複数設置されている繰り出し装置ゾーンと、
未使用の新規資材コイルが前記複数種類の資材毎に複数設置されている資材コイルゾーンと、
前記資材コイルゾーンに設置された前記新規資材コイルを取得して、前記繰り出し装置に該新規資材コイルを取り付けるための取り付けロボットが、移動するロボットゾーンと、
前記資材コイルゾーンに前記新規資材コイルを搬送するコイル搬送部材が移動するコイル搬送部材ゾーンと、
を有し、
前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーン、及び、前記コイル搬送部材ゾーンは、
上下方向における同一フロアに設けられ、かつ、前記流れ方向に沿っており、
前記流れ方向に直交する直交水平方向において、前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーン、前記コイル搬送部材ゾーンの順に並んで設けられていることを特徴とする吸収性物品製造設備である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化を実現することが可能となる。
本実施の形態(第一実施形態)に係る吸収性物品製造設備10を上方から見たときの上面概念図である。 第二実施形態に係る吸収性物品製造設備10を上方から見たときの上面概念図である。 繰り出し装置20の第一配置形態を説明するための説明図である。 繰り出し装置20の第二配置形態を説明するための説明図である。 繰り出し装置20の第三配置形態を説明するための説明図である。 第三実施形態に係る吸収性物品製造設備10を上方から見たときの上面概念図である。 第四実施形態に係る吸収性物品製造設備10を上方から見たときの上面概念図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
複数種類の資材を用いて吸収性物品を製造する吸収性物品製造設備であって、
前記資材を流れ方向に流しつつ該資材を加工する加工部と、
前記資材が巻かれた資材コイルが取り付けられ該資材コイルから前記資材を前記加工部へ向けて繰り出す繰り出し装置が、前記複数種類の資材毎に複数設置されている繰り出し装置ゾーンと、
未使用の新規資材コイルが前記複数種類の資材毎に複数設置されている資材コイルゾーンと、
前記資材コイルゾーンに設置された前記新規資材コイルを取得して、前記繰り出し装置に該新規資材コイルを取り付けるための取り付けロボットが、移動するロボットゾーンと、
を有し、
前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、及び、前記資材コイルゾーンは、
上下方向における同一フロアに設けられ、かつ、前記流れ方向に沿っており、
前記流れ方向に直交する直交水平方向において、前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーンの順に並んで設けられていることを特徴とする吸収性物品製造設備。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化を実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記資材コイルゾーンに前記新規資材コイルを搬送するコイル搬送部材が移動するコイル搬送部材ゾーンを有し、
前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーン、及び、前記コイル搬送部材ゾーンは、
上下方向における同一フロアに設けられ、かつ、前記流れ方向に沿っており、
前記直交水平方向において、前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーン、前記コイル搬送部材ゾーンの順に並んで設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記コイル搬送部材ゾーンを複数備え、
複数の前記コイル搬送部材ゾーンにそれぞれ接続し、前記直交水平方向に沿う搬送部材移動経路を有し、
前記搬送部材移動経路には、前記資材コイルを貯蔵する資材コイル貯蔵部が接続していることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記加工部で加工される前記資材に塗布するためのホットメルト接着剤を、溶融前接着剤を溶融することにより生成するホットメルト装置が、設置されているホットメルト装置ゾーンと、
前記ホットメルト装置ゾーンに前記溶融前接着剤を搬送する接着剤搬送部材が移動する接着剤搬送部材ゾーンと、を有し、
前記ホットメルト装置ゾーン、前記接着剤搬送部材ゾーンは、上下方向における同一フロアに設けられ、かつ、前記流れ方向に沿っていることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記加工部として、第一加工部及び第二加工部を備え、
前記コイル搬送部材ゾーン、前記接着剤搬送部材ゾーンとして、前記第一加工部に対応した第一コイル搬送部材ゾーン、第一接着剤搬送部材ゾーンと、前記第二加工部に対応した第二コイル搬送部材ゾーン、第二接着剤搬送部材ゾーンと、を有し、
前記第一コイル搬送部材ゾーンと前記第二接着剤搬送部材ゾーンが隣接しており、
前記第一コイル搬送部材ゾーンを移動する前記コイル搬送部材及び前記第二接着剤搬送部材ゾーンを移動する前記接着剤搬送部材の少なくともどちらか一方は、前記新規資材コイル及び前記溶融前接着剤の双方を搬送することが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、資材コイルや溶融前接着剤の搬送を迅速に行うことが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記加工部として、第一加工部及び第二加工部を備え、
前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーンとして、前記第一加工部に対応した第一繰り出し装置ゾーン、第一ロボットゾーン、第一資材コイルゾーンと、前記第二加工部に対応した第二繰り出し装置ゾーン、第二ロボットゾーン、第二資材コイルゾーンと、を有し、
前記コイル搬送部材ゾーンは、前記第一加工部及び前記第二加工部の双方に対応した共通のゾーンであり、
前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーン、及び、前記コイル搬送部材ゾーンは、
前記直交水平方向において、前記第一繰り出し装置ゾーン、前記第一ロボットゾーン、前記第一資材コイルゾーン、前記コイル搬送部材ゾーン、前記第二資材コイルゾーン、前記第二ロボットゾーン、前記第二繰り出し装置ゾーンの順に並んで設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記取り付けロボットは、前記直交水平方向における該取り付けロボットの幅が前記流れ方向における該取り付けロボットの幅よりも小さくなるような姿勢を維持した状態で、前記流れ方向に沿って移動することが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記取り付けロボットは、使用済資材コイルを前記繰り出し装置から取り外し、所定の廃棄場所に廃棄することが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記廃棄場所は、前記直交水平方向において前記ロボットゾーンよりも、前記繰り出し装置ゾーン側及び前記資材コイルゾーン側のうちの後者側に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、廃棄場所を吸収性物品製造設備における適切な場所に置くことが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記資材コイルゾーンにおいては、同一種類の複数の前記新規資材コイルが並べられた資材コイル群が、前記複数種類の資材毎に複数設置されており、
前記資材コイル群においては、複数の前記新規資材コイルの巻き方向が全て一致した状態で並べられていることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、取り付けロボットの動作を簡易化することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記繰り出し装置は、前記資材コイルを支持するための資材コイル取り付け軸を有し、
前記取り付けロボットは、前記新規資材コイルを取り付け方向に取り付ける際に、前記資材コイル取り付け軸に前記新規資材コイルを差し込み、
前記繰り出し装置の中には、前記資材が前記資材コイルから繰り出される際に前記資材コイルが前記取り付け方向から見て順回転する順回転繰り出し装置と逆回転する逆回転繰り出し装置とがあり、
前記順回転繰り出し装置に対応した前記新規資材コイルの前記巻き方向と、前記逆回転繰り出し装置に対応した前記新規資材コイルの前記巻き方向とは逆方向であることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、取り付けロボットの動作をより一層簡易化することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記取り付けロボットは、前記資材コイルゾーンに設置された前記新規資材コイルを取得して前記流れ方向に移動した後に、前記繰り出し装置に該新規資材コイルを取り付けることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記繰り出し装置は、前記加工部とは別体のフレームに設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
前記繰り出し装置ゾーンに設置されている前記繰り出し装置の中には、
前記資材の繰り出し方向が前記直交水平方向に沿うような位置に、配置された第一装置と、
前記資材の繰り出し方向が前記流れ方向に沿い、かつ、繰り出された資材の方向が変更されることなく前記加工部へ導入されるような位置に、配置された第二装置と、
前記資材の繰り出し方向が前記流れ方向に沿い、かつ、繰り出された資材の方向が変更されて前記加工部へ導入されるような位置に、配置された第三装置のうちの、少なくとも二つが混在していることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、吸収性物品製造設備のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
かかる吸収性物品製造設備であって、
複数の前記繰り出し装置の各々に対応する前記資材の種類を、前記流れ方向における該繰り出し装置の設置順に並べたものを、資材種類順としたときに、
前記資材コイルゾーンに設置された前記新規資材コイルは、前記流れ方向において該資材種類順に並んでいることが望ましい。
このような吸収性物品製造設備によれば、資材コイルゾーンに設置された新規資材コイルを取得して繰り出し装置に当該新規資材コイルを取り付ける動作を行う際の取り付けロボットの移動距離を短くすることができる。
===本実施の形態に係る吸収性物品製造設備10について===
図1は、本実施の形態に係る吸収性物品製造設備10を上方から見たときの上面概念図である。吸収性物品製造設備10は、複数種類の資材1を用いて吸収性物品を製造する設備であり、当該吸収性物品製造設備10には、吸収性物品製造装置12が設けられている。なお、吸収性物品の例としては、展開型やパンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、尿取りパット等を挙げることができるが、着用対象者の排泄液を吸収する物品であればどのようなものでも構わない。また、資材1としては、繊維集合体の連続シート、例えば、不織布やティッシュ等の柔軟で可撓性のある連続シートが使用される。
吸収性物品製造装置12は、加工部14と、繰り出し装置20と、取り付けロボット30と、コイル搬送部材の一例としての資材コイル用AGV38(資材コイル用無人搬送車)と、ホットメルト装置40と、接着剤搬送部材の一例としての接着剤用AGV48(接着剤用無人搬送車)と、を備えている。
なお、本実施の形態においては、加工部14が1階に設けられている一方で、繰り出し装置20、取り付けロボット30、資材コイル用AGV38、ホットメルト装置40、接着剤用AGV48は、2階に設けられている。つまり、吸収性物品製造装置12は、吸収性物品製造設備10に用意された複数フロアに跨がって備えられている。
加工部14は、資材1を流れ方向(当該流れ方向を、図1において矢印D1で示す)に流しつつ該資材1を加工する。すなわち、複数種類の資材1が、各々の資材1に対応する後述する繰り出し装置20により繰り出され、繰り出された各資材1が、加工部14に合流して流れ方向D1に搬送される。そして、流れ方向D1に搬送される資材1については、各種の加工ユニットにより押圧、カット、接着(前記ホットメルト装置40により生成される接着剤により行われる)等の加工が施され、また、適宜な部材と重合等されて、最終的に吸収性物品が製造される。
繰り出し装置20は、資材1が巻かれた資材コイル3が取り付けられ、該資材コイル3から資材1を加工部14へ向けて繰り出す装置である。この繰り出し装置20は、複数種類の資材1毎に複数設けられている。図1においては、一例として、5つの繰り出し装置20を表しており、これらの繰り出し装置20を、流れ方向D1の順に、第一繰り出し装置21、第二繰り出し装置22、第三繰り出し装置23、第四繰り出し装置24、第五繰り出し装置25と呼ぶ。そして、これらの複数の繰り出し装置20は、前記流れ方向D1に沿い吸収性物品製造設備10に備えられた繰り出し装置ゾーンZ1に設置されている。
繰り出し装置20は、一対の資材コイル取り付け部(具体的には、資材コイル取り付け軸20a)を有しており、当該一対の資材コイル取り付け軸20aの各々に資材コイル3が取り付けられている。そして、双方の資材コイル3のうちの一方(一方側資材コイルとする)から資材1が繰り出され、繰り出された資材1は加工部14へ供給される。
また、当該繰り出し装置20は、所謂資材継ぎを行う機能も備えている。すなわち、一方側資材コイルの繰り出される資材1が切れる前に他方の資材コイル3(他方側資材コイルとする)の資材1を、一方側資材コイルの資材1に継ぐ資材継ぎが、当該繰り出し装置20において実行される。本実施の形態においては、両面テープにより双方の資材1が貼り付けられ、その後、無くなる直前の一方側資材コイルの資材1が切断され切り離される(そのため、繰り出し装置20には、双方の資材の一方を他方に押し付けて両面テープによる貼り付けを定着させる不図示の押し付け装置と資材1を切断する不図示の切断装置が設けられている)。そうすると、今度は、他方側資材コイルから資材1が繰り出されることとなり、一方側資材コイル(紙管に僅かな資材1が残ったもの。使用済資材コイルと呼ぶ)は、後述する取り付けロボット30により取り外される。そして、使用済み資材コイル3が取り外される代わりに、未使用の新規資材コイル3が取り付けロボット30により繰り出し装置20に取り付けられる。そして、他方側資材コイルから繰り出される資材1が無くなりそうになると、今度は取り付けられた当該新規資材コイルの資材1が継がれることとなる。
なお、これらの繰り出し装置20は、前述した加工部14とは別体のフレームに設けられている。つまり、繰り出し装置20は繰り出し装置20用のフレームに設けられる一方で、加工部14の各装置は加工部14用のフレームに設けられ、双方のフレームは全く別体となっている。
そのため、吸収性物品製造設備10をコンパクトにすることが可能となる。すなわち、仮に繰り出し装置20を加工部14のフレームに設ける場合には、加工部14の装置との物理的干渉を回避しつつ繰り出し装置20を設置しなければならないため、設置場所の制約が生し、効率的な置き方ができなくなる。そのため、ある一定数の繰り出し装置20の設置に多くのスペースが必要となってしまう不都合が生じる。これに対し、本実施の形態のようにフレームを別体とした場合には、前述した設置場所の制約は生じないため、効率的に繰り出し装置20を設置することができる。したがって、吸収性物品製造設備10のコンパクト化を実現することが可能となる。
取り付けロボット30は、後述する資材コイルゾーンZ3に設置された未使用の新規資材コイル3を取得して、繰り出し装置20に当該新規資材コイル3を取り付けるためのものである。また、本実施の形態に係る取り付けロボット30は、使用済資材コイル3を繰り出し装置20から取り外し、所定の廃棄場所Pに廃棄する機能も有している。
この取り付けロボット30は、公知の所謂多関節ロボットであり、複数の関節を備えたアーム30aを有している。そして、アーム30aには、新規資材コイル3や使用済み資材コイル3を把持するための把持部が設けられている。なお、本実施の形態に係る取り付けロボット30は、新規資材コイル3及び使用済み資材コイル3を同時に把持することができるようになっている。
また、取り付けロボット30の個数は一つでもよいが、本実施の形態においては、複数の取り付けロボット30が設けられている。ただし、その個数は、繰り出し装置20よりも少ない。図1においては、一例として、2つの取り付けロボット30を表しており、これらの取り付けロボット30を、流れ方向D1の順に、第一取り付けロボット31、第二取り付けロボット32と呼ぶ。なお、図1においては、第一取り付けロボット31がアーム30aを畳んだ状態で移動する様子と、第二取り付けロボット32がアーム30aを伸ばして新規資材コイル3の取り付けを行う様子を、概念的に表している。
また、これらの取り付けロボット30は、移動方向が流れ方向D1に沿うように、移動できるようになっている。換言すれば、吸収性物品製造設備10には、取り付けロボット30が移動するロボットゾーンZ2が設けられており、当該ロボットゾーンZ2は、流れ方向D1に沿っている。本実施の形態においては、複数(二つの)の取り付けロボット30に共通する移動路34がロボットゾーンZ2に設けられており、複数の取り付けロボット30の各々は当該移動路34を移動するようになっている。
なお、図1の第一取り付けロボット31に表されるように、本実施の形態に係る取り付けロボット30は、前記流れ方向D1に直交する直交水平方向(図1において矢印D2で示す)における該取り付けロボットの幅W2が流れ方向D1における該取り付けロボットの幅W1よりも小さくなるような姿勢を維持した状態で、流れ方向D1に沿って移動する。つまり、アーム30aを畳んだ状態で移動する取り付けロボット30の直交水平方向D2の幅W2が流れ方向D1の幅W1よりも小さくなっている。そのため、ロボットゾーンZ2のゾーン幅を狭くすることができ、吸収性物品製造設備10のコンパクト化を実現することが可能となる。
そして、本実施の形態に係る取り付けロボット30は以下のように動作する(5つの繰り出し装置20のうちの第五繰り出し装置25に対して取り付けを行う動作を例に挙げて説明する)。ここで、取り付けロボット30の動作を説明する前に、資材コイルゾーンZ3について先ず説明する。
資材コイルゾーンZ3には、新規資材コイル3が、複数種類の資材1毎に(換言すれば、複数の繰り出し装置20毎に)複数設置されている。本実施の形態においては、繰り出し装置20として、5個の繰り出し装置20(第一繰り出し装置21乃至第五繰り出し装置25)が設けられているため、第一繰り出し装置21乃至第五繰り出し装置25の各々に取り付けられる5種類の新規資材コイル3(便宜上、第一資材コイル4、第二資材コイル5、第三資材コイル6、第四資材コイル7、第五資材コイル8と呼ぶ)が資材コイルゾーンZ3に設置されている。
そして、複数(5個)の繰り出し装置20の各々に対応する資材1の種類を、流れ方向D1における当該繰り出し装置20の設置順に並べたものを、資材種類順としたときに(と定義したときに)、資材コイルゾーンZ3に設置された新規資材コイル3は、流れ方向D1において該資材種類順に並んでいる。具体的には、第一繰り出し装置21、第二繰り出し装置22、第三繰り出し装置23、第四繰り出し装置24、第五繰り出し装置25が本実施の形態においては流れ方向D1においてこの順に並んでおり、これに合わせて、第一資材コイル4、第二資材コイル5、第三資材コイル6、第四資材コイル7、第五資材コイル8も流れ方向D1においてこの順に並んでいる。そのため、資材コイルゾーンZ3に設置された新規資材コイル3を取得して繰り出し装置20に当該新規資材コイル3を取り付ける動作を行う際の取り付けロボット30の移動距離を短くすることができる。
また、図1に示すように、資材コイルゾーンZ3に設置された5種類の新規資材コイル3の各々は、同一種類の複数の新規資材コイル3が並べられた資材コイル群を成している。そして、資材コイル群における新規資材コイル3の並べ方については、2種類の並べ方がある。すなわち、個々の資材コイル3が水平方向(具体的には、直交水平方向D2)に並ぶ横置き資材コイル群(第三資材コイル6と第五資材コイル8がこれに該当する)と、個々の資材コイル3が鉛直方向に並ぶ(積まれる)縦置き資材コイル群(第一資材コイル4と第二資材コイル5と第四資材コイル7がこれに該当する)とが存在する。
取り付けロボット30は、先ず、資材コイルゾーンZ3に設置された新規資材コイル3(第五資材コイル8)を取得する。すなわち、取り付けロボット30は、移動路34(ロボットゾーンZ2)を移動して第五資材コイル8に対応する対応位置に至る。そして、当該対応位置でアーム30aを伸ばして第五資材コイル8(資材コイル群のうちの一つ)をアーム30aで把持する。
次に、取り付けロボット30は、繰り出し装置ゾーンZ1に設置された繰り出し装置20(第五繰り出し装置25)に当該新規資材コイル3を取り付ける(具体的には、資材コイル取り付け軸20aに新規資材コイル3を差し込む)。すなわち、取り付けロボット30は、移動路34(ロボットゾーンZ2)を僅かに移動して第五繰り出し装置25に対応する対応位置に至る。そして、取り付けロボット30は、当該対応位置で第五資材コイル8の取り付け作業を行うが、その前に、先ず、使用済資材コイル3を把持して繰り出し装置20(の資材コイル取り付け軸20a)から取り外す。そして、当該資材コイル取り付け軸20aに第五資材コイル8を取り付ける。
次に、取り付けロボット30は、使用済資材コイル3を廃棄場所Pに廃棄する。すなわち、取り付けロボット30は、移動路34(ロボットゾーンZ2)を移動して廃棄場所Pに対応する対応位置に至る。そして、当該対応位置で、使用済資材コイル3を廃棄場所Pに廃棄する。
なお、本実施の形態において、廃棄場所Pは、図1に示すように、直交水平方向D2においてロボットゾーンZ2よりも、繰り出し装置ゾーンZ1側及び資材コイルゾーンZ3側のうちの後者側に設けられている。具体的には、廃棄場所Pが資材コイルゾーンZ3の一部分に確保されている。
資材コイル用AGV38は、資材コイルゾーンZ3に新規資材コイル3を搬送するための無人搬送車である。図1においては、一例として、一つの資材コイル用AGV38を表しているが、その個数は複数であってもよい。
資材コイル用AGV38は、移動方向が流れ方向D1に沿うように、移動できるようになっている。換言すれば、吸収性物品製造設備10には、資材コイル用AGV38が移動する資材コイル用AGVゾーンZ4(コイル搬送部材ゾーンに相当)が設けられており、当該資材コイル用AGVゾーンZ4は、流れ方向D1に沿っている。本実施の形態においては、移動路39が資材コイル用AGVゾーンZ4に設けられており、資材コイル用AGV38は当該移動路34を移動するようになっている。
また、本実施の形態に係る資材コイル用AGV38は、図1に示すように、新規資材コイル3をパレット70に載せた状態で当該新規資材コイル3を搬送し、新規資材コイル3をパレット70ごと資材コイルゾーンZ3に置くようになっている。したがって、取り付けロボット30が、新規資材コイル3の取得を繰り返して、新規資材コイル3が無くなるとパレット70だけが残ることとなる。
本実施の形態に係る資材コイル用AGV38は、新規資材コイル3(一例として、第四資材コイル7とする)が無くなると、移動路39(資材コイル用AGVゾーンZ4)を移動して、第四資材コイル7に対応する対応位置に至り、当該対応位置で空のパレット70を回収する。そして、資材コイル用AGV38は、資材コイル用AGVゾーンZ4と接続するAGV移動経路50(図1において不図示、図7参照)を経由して、当該AGV移動経路50と接続する(図1において不図示、図7参照)資材コイル貯蔵部52へ至り、当該資材コイル貯蔵部52に空のパレット70を収容する(戻す)。
また、資材コイル用AGV38は、第四資材コイル7が載ったパレット70を資材コイル貯蔵部52から搬出し、AGV移動経路50を経由して移動路39(資材コイル用AGVゾーンZ4)を移動する。そして、前記対応位置に至ると、第四資材コイル7が載ったパレット70を資材コイルゾーンZ3に置く。
ホットメルト装置40は、加工部14で加工される資材1に塗布するためのホットメルト接着剤を、溶融前接着剤(すなわち、固体状のホットメルト接着剤)を溶融することにより生成する装置である。このホットメルト装置40は、複数個の溶融装置42と運搬クレーン44とを備えている。そして、この複数個の溶融装置42と運搬クレーン44を備えたホットメルト装置40は、前記流れ方向D1に沿い吸収性物品製造設備10に備えられたホットメルト装置ゾーンZ5に設置されている。
溶融装置42は、固体状のホットメルト接着剤を溶かして液体状のホットメルト接着剤を生成するためのものである。この溶融装置42は、ホットメルト接着剤の塗布位置の数に応じて複数設けられている(図1においては、一例として、4つの溶融装置42を表している)。
この溶融装置42には、溶融タンク42aと搬送コンベア42bとが設けられている。そして、後述する運搬クレーン44により搬送コンベア42bに落とされた溶融前接着剤が、当該搬送コンベア42bにより搬送されて溶融タンク42aに導入され、当該溶融タンク42aで溶融するようになっている。溶融タンク42aで溶融された液体状のホットメルト接着剤は、不図示の通過管を通りその先端のノズルから資材1へ向けて吐出されることとなる。
運搬クレーン44は、後述するコンテナ72から溶融前接着剤を取り出して当該溶融前接着剤を溶融装置42に送る(具体的には、搬送コンベア42bに落とす)役割を果たす装置である。この運搬クレーン44は、コンテナ72や溶融装置42の上方に位置している。なお、前述したとおり、加工部は1階に位置している一方でホットメルト装置40は2階に位置しており、ホットメルト装置40の溶融装置42はコンテナ72と共に2Fの下部に設けられ、ホットメルト装置40の運搬クレーン44は2Fの上部に設けられている。また、図1においては、一例として、一つの運搬クレーン44を表しているが、その個数は複数であってもよい。
運搬クレーン44は、ホットメルト装置ゾーンZ5において流れ方向D1に移動可能となっている。そして、当該運搬クレーン44は、コンテナ72から溶融前接着剤をすくい上げた後に、流れ方向D1に沿った移動路45を移動して、搬送コンベア42bに落とす。
接着剤用AGV48は、ホットメルト装置ゾーンZ5に溶融前接着剤を搬送するための無人搬送車である。図1においては、一例として、一つの接着剤用AGV48を表しているが、その個数は複数であってもよい。
接着剤用AGV48は、移動方向が流れ方向D1に沿うように、移動できるようになっている。換言すれば、吸収性物品製造設備10には、接着剤用AGV48が移動する接着剤用AGVゾーンZ6(接着剤搬送部材ゾーンに相当)が設けられており、当該接着剤用AGVゾーンZ6は、流れ方向D1に沿っている。本実施の形態においては、移動路49が接着剤用AGVゾーンZ6に設けられており、接着剤用AGV48は当該移動路49を移動するようになっている。
また、本実施の形態に係る接着剤用AGV48は、図1に示すように、溶融前接着剤をコンテナ72に入れた状態で当該溶融前接着剤を搬送し、溶融前接着剤をコンテナ72ごとホットメルト装置ゾーンZ5に置くようになっている。したがって、運搬クレーン44が、溶融前接着剤の取得を繰り返して、溶融前接着剤が無くなるとコンテナ72だけが残ることとなる。
本実施の形態に係る接着剤用AGV48は、コンテナ72内の溶融前接着剤が無くなると、移動路49(接着剤用AGVゾーンZ6)を移動して、当該空のコンテナ72に対応する対応位置に至り、当該対応位置で空のコンテナ72を回収する。そして、接着剤用AGV48は、接着剤用AGVゾーンZ6と接続するAGV移動経路50(図1において不図示、図7参照)を経由して、当該AGV移動経路50と接続する(図1において不図示、図7参照)接着剤貯蔵部54へ至り、当該接着剤貯蔵部54に空のコンテナ72を収容する(戻す)。
また、接着剤用AGV48は、溶融前接着剤が入っているコンテナ72を接着剤貯蔵部54から搬出し、AGV移動経路50を経由して移動路49(接着剤用AGVゾーンZ6)を移動する。そして、前記対応位置に至ると、溶融前接着剤が入っているコンテナ72を接着剤用AGVゾーンZ6に置く。
<<<本実施の形態に係る吸収性物品製造設備10の有効性について>>>
上述した通り、本実施の形態に係る吸収性物品製造設備10は、複数種類の資材1を用いて吸収性物品を製造する設備であって、資材1を流れ方向D1に流しつつ該資材1を加工する加工部14と、資材1が巻かれた資材コイル3が取り付けられ該資材コイル3から資材1を加工部14へ向けて繰り出す繰り出し装置20が、複数種類の資材1毎に複数設置されている繰り出し装置ゾーンZ1と、未使用の新規資材コイル3が複数種類の資材1毎に複数設置されている資材コイルゾーンZ3と、資材コイルゾーンZ3に設置された新規資材コイル3を取得して、繰り出し装置20に該新規資材コイル3を取り付けるための取り付けロボット30が、移動するロボットゾーンZ2と、を有している。
そして、図1に示すように、繰り出し装置ゾーンZ1、ロボットゾーンZ2、及び、資材コイルゾーンZ3は、上下方向における同一フロア(本実施の形態においては、2階)に設けられ、かつ、流れ方向D1に沿っており、流れ方向D1に直交する直交水平方向D2において、繰り出し装置ゾーンZ1、ロボットゾーンZ2、資材コイルゾーンZ3の順に並んで設けられている。
そのため、吸収性物品製造設備10をコンパクトにすることが可能となる。すなわち、仮に、資材コイル3に係るゾーン群(すなわち、繰り出し装置ゾーンZ1、ロボットゾーンZ2、資材コイルゾーンZ3の順に並んで設けられている3つのゾーン)のうちのいずれかのゾーンが別フロアに設けられていたり、また、いずれかのゾーンが、他の流れ方向D1に沿ったゾーンとは異なり流れ方向D1に沿っていなかったりした場合には、資材コイル3に係るゾーン群の吸収性物品製造設備10における収まりが悪くなり、当該資材コイル3に係るゾーン群のサイズが全体的に大きくなってしまう。そのため、これに応じて、吸収性物品製造設備10のサイズも自ずと大きくなってしまう。
これに対し、本実施の形態においては、資材コイル3に係るゾーン群のいずれのゾーンも、上下方向における同一フロアに設けられ、かつ、流れ方向D1に沿っているため、資材コイル3に係るゾーン群の収まりが良くなり、当該資材コイル3に係るゾーン群のサイズをコンパクトにすることが可能となる。そのため、吸収性物品製造設備10のコンパクト化を実現することが可能となる。
また、本実施の形態においては、資材コイルゾーンZ3に新規資材コイル3を搬送する資材コイル用AGV38が移動する資材コイル用AGVゾーンZ4を有し、図1に示すように、繰り出し装置ゾーンZ1、ロボットゾーンZ2、資材コイルゾーンZ3、及び、資材コイル用AGVゾーンZ4は、上下方向における同一フロア(本実施の形態においては、2階)に設けられ、かつ、流れ方向D1に沿っており、直交水平方向D2において、繰り出し装置ゾーンZ1、ロボットゾーンZ2、資材コイルゾーンZ3、資材コイル用AGVゾーンZ4の順に並んで設けられている。
すなわち、本実施の形態に係る吸収性物品製造設備10においては、資材コイル用AGVゾーンZ4も、他の3つのゾーンと同一フロアに設けられ、かつ、他の3つのゾーンと同様流れ方向D1に沿っている。したがって、吸収性物品製造設備10のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
また、本実施の形態においては、加工部14で加工される資材1に塗布するためのホットメルト接着剤を、溶融前接着剤を溶融することにより生成するホットメルト装置40が、設置されているホットメルト装置ゾーンZ5と、ホットメルト装置ゾーンZ5に溶融前接着剤を搬送する接着剤用AGV48が移動する接着剤用AGVゾーンZ6と、を有し、図1に示すように、ホットメルト装置ゾーンZ5、接着剤用AGVゾーンZ6は、上下方向における同一フロア(本実施の形態においては、2階)に設けられ、かつ、流れ方向D1に沿っている。
そのため、吸収性物品製造設備10をより一層コンパクトにすることが可能となる。すなわち、仮に、ホットメルト接着剤に係るゾーン群(すなわち、ホットメルト装置ゾーンZ5と接着剤用AGVゾーンZ6)のうちのいずれかのゾーンが別フロアに設けられていたり、また、いずれかのゾーンが、他の流れ方向D1に沿ったゾーンとは異なり流れ方向D1に沿っていなかったりした場合には、ホットメルト接着剤に係るゾーン群の吸収性物品製造設備10における収まりが悪くなり、当該ホットメルト接着剤に係るゾーン群のサイズが全体的に大きくなってしまう。そのため、これに応じて、吸収性物品製造設備10のサイズも自ずと大きくなってしまう。
これに対し、本実施の形態においては、ホットメルト接着剤に係るゾーン群のいずれのゾーンも、上下方向における同一フロアに設けられ、かつ、流れ方向D1に沿っているため、ホットメルト接着剤に係るゾーン群の収まりが良くなり、当該ホットメルト接着剤に係るゾーン群のサイズをコンパクトにすることが可能となる。そのため、吸収性物品製造設備10のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
また、本実施の形態に係る取り付けロボット30は、前述した通り、使用済資材コイル3を繰り出し装置20から取り外し、所定の廃棄場所Pに廃棄する。つまり、取り付けロボット30は、新規資材コイル3の取り付けだけでなく、使用済資材コイル3の取り外しも行う。そのため、取り付けロボット30の他に、使用済資材コイル3の取り外し専用のロボットを別途設ける必要がなくなり、吸収性物品製造設備10のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
また、本実施の形態に係る前記廃棄場所Pは、前述した通り、直交水平方向D2においてロボットゾーンZ2よりも、繰り出し装置ゾーンZ1側及び資材コイルゾーンZ3側のうちの後者側に設けられている。
繰り出し装置ゾーンZ1に設けられた繰り出し装置20は常に加工部14に向けて資材1を繰り出しているのに対し、資材コイルゾーンZ3に設けられた資材コイル3の資材コイル用AGVによる入れ替えは、常時実施されているというわけではない。つまり、繰り出し装置ゾーンZ1内の装置は忙しく動作しているのに対し、資材コイルゾーンZ3に設けられた資材コイル3の動きは少ないという傾向がある。そこで、本実施の形態においては、かかる事項を考慮して、資材コイルゾーンZ3側に廃棄場所Pを設置することとしている。例えば、作業者が、廃棄場所Pに廃棄された使用済資材コイル3を回収するために廃棄場所Pへ行く場合に、装置が忙しく動作している側に行かなくて済むので、安心して回収しに行くことができる。このように、本実施の形態によれば、廃棄場所Pを吸収性物品製造設備10における適切な場所に置くことが可能となる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
上記実施の形態においては、資材1として繊維集合体の連続シートを例に挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、資材1はフィルムであっても構わない。
また、上記実施の形態においては、コイル搬送部材として無人での搬送を行う資材コイル用AGV38(資材コイル用無人搬送車)を例に挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、人が運転する搬送車でもよいし、人力で移動させる台車のようなものでもよい。また、接着剤搬送部材(接着剤用AGV48)についても同様である。
また、上記実施の形態に係る取り付けロボット30は、資材コイルゾーンZ3に設置された新規資材コイル3を取得して流れ方向D1に移動した後に、繰り出し装置20に新規資材コイル3を取り付けることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、取り付けロボット30が、資材コイルゾーンZ3に設置された新規資材コイル3を取得して流れ方向D1に移動することなく(その場で)、繰り出し装置20に新規資材コイル3を取り付けることとしてもよい。
ただし、上記実施の形態に係る例においては、資材コイルゾーンZ3に設置された資材コイル3と繰り出し装置ゾーンZ1に設置された繰り出し装置20とを厳密に正対させる必要がなくなり(ずれていてもよくなり)、これらの設置場所のバリエーションが増える。そうすると、他の設備内の物品との干渉を避けつつ、効率的にこれらの設置場所を決めていくことができる。そのため、結果的には、吸収性物品製造設備10のコンパクト化を実現することが可能となる。
<<<第二実施形態に係る吸収性物品製造設備10について>>>
上記実施の形態(第一実施形態とする)においては、吸収性物品製造設備10に設置された複数(5つ)の繰り出し装置20が同タイプのものであったが、これに限定されるものではなく、様々なタイプのものが混在していてもよい。
例えば、繰り出し装置20の一方側資材コイル及び他方側資材コイル(換言すれば、一対の資材コイル取り付け軸20a)の繰り出し装置20における取り付け位置は任意である。図2には、第二実施形態に係る吸収性物品製造設備10が示されており、当該第二実施形態においては、2種類の取り付け位置が表されている。すなわち、第三繰り出し装置23及び第四繰り出し装置24においては、第一実施形態と同様、一方側資材コイル及び他方側資材コイルが水平方向に並ぶように設けられており、他の繰り出し装置20においては、一方側資材コイル及び他方側資材コイルが上下方向(図2において紙面を貫く方向)に並ぶように設けられている(図2において、下側の資材コイル3は、上側の資材コイル3に隠れて見えていない)。
また、繰り出し装置ゾーンZ1に設置されている繰り出し装置20の中には、配置形態の異なる装置が混在している。すなわち、以下に説明する配置形態を備えた3種類の装置(第一装置乃至第三装置に相当)のうちの、少なくとも二つ(本実施の形態においては、三つ)が混在している。
第一装置(第一配置形態に係る装置)は、資材1の繰り出し方向が直交水平方向D2に沿うような位置に、配置された装置であり、第一繰り出し装置21、第三繰り出し装置23、第四繰り出し装置24が当該第一装置に相当する。
図3は、第一装置から繰り出された資材1が加工部14に供給される様子の一例を示した図である。図3の左図に示すように、繰り出し装置20において直交水平方向D2に沿って繰り出された資材1は、ターンバーTによってその方向が変更されることで、加工部14へ適切に供給されるようになっている。
第二装置(第二配置形態に係る装置)は、資材1の繰り出し方向が前記流れ方向D1に沿い、かつ、繰り出された資材1の方向が変更されることなく加工部14へ導入されるような位置に、配置された装置であり、第五繰り出し装置25が当該第二装置に相当する。
図4は、第二装置から繰り出された資材1が加工部14に供給される様子の一例を示した図である。図4に示すように、繰り出し装置20において流れ方向D1に沿って繰り出された資材1は、ターンバーTを介することなく直接的に、加工部14へ供給されるようになっている。すなわち、第二装置から繰り出される資材1の繰り出し方向が加工部14における資材1の流れ方向D1に沿い、かつ、第二装置(2階に位置している)から繰り出される資材1の直交水平方向D2における位置が、加工部14(1階に位置している)における資材1の直交水平方向D2における位置と一致しているため、ターンバーTによる方向の変更が不要となっている。
第三装置(第三配置形態に係る装置)は、資材1の繰り出し方向が前記流れ方向D1に沿い、かつ、繰り出された資材1の方向が変更されて加工部14へ導入されるような位置に、配置された装置であり、第二繰り出し装置22が当該第三装置に相当する。
図5は、第三装置から繰り出された資材1が加工部14に供給される様子の一例を示した図である。図5の左図に示すように、繰り出し装置20において流れ方向D1に沿って繰り出された資材1は、ターンバーTによってその方向が変更され、直交水平方向D2に沿うこととなる、そして、直交水平方向D2に沿った資材1は、もう一度ターンバーTによってその方向が変更されることで、加工部14へ適切に供給される。このように、第三装置については、第三装置(2階に位置している)から繰り出される資材1の直交水平方向D2における位置が、加工部14(1階に位置している)における資材1の直交水平方向D2における位置とずれているため、ターンバーTによる方向の変更が複数回必要となる。
このように、本実施の形態においては、繰り出し装置ゾーンZ1に設置されている繰り出し装置20の中に、配置形態の異なる第一乃至第三装置のうちの、少なくとも二つ(本実施の形態においては、三つ)が混在している。そのため、吸収性物品製造設備10をコンパクトにすることが可能となる。すなわち、限られたスペースに多数の繰り出し装置20を設置したい場合に、設置形態が一種類に限定されると、効率的な置き方ができなくなる。そのため、ある一定数の繰り出し装置20の設置に多くのスペースが必要となってしまう不都合が生じる。これに対し、本実施の形態のように配置形態の異なる繰り出し装置20を混在させた場合には、スペースの有効利用が可能となり、効率的に繰り出し装置20を設置することができるため、吸収性物品製造設備10のコンパクト化を実現することが可能となる。
また、繰り出し装置ゾーンZ1に設置されている繰り出し装置20の中には、資材1が資材コイル3から繰り出される際に資材コイル3が順回転する繰り出し装置(便宜上、順回転繰り出し装置と呼ぶ)と逆回転する繰り出し装置(便宜上、逆回転繰り出し装置と呼ぶ)とが存在する。
図3の右図は、図3の左図に示された繰り出し装置20(例えば、第一繰り出し装置21)の資材コイル3を白矢印方向から見た図であり、当該図3の右図には、資材1が資材コイル3から繰り出される際に資材コイル3が順回転する様子が表されている。一方で、図5の右図は、図5の左図に示された繰り出し装置20(例えば、第二繰り出し装置22)の資材コイル3を白矢印方向から見た図であり、資材1が資材コイル3から繰り出される際に資材コイル3が逆回転する様子が表されている。このように、第二実施形態においては、第一繰り出し装置21が順回転繰り出し装置、第二繰り出し装置22が逆回転繰り出し装置に該当している。
なお、順回転であるか逆回転であるかは、以下のように定義される。すなわち、取り付けロボット30が新規資材コイル3を取り付ける際の取り付け方向(図3及び図5の左図における白矢印がこの方向に該当する)から新規資材コイル3を見たときに、時計回りの回転を順回転、反時計回りの回転を逆回転としている。
また、本実施の形態においては、繰り出し装置20が順回転繰り出し装置(第一繰り出し装置21)であるか、又は、逆回転繰り出し装置(第二繰り出し装置22)であるかに応じて、対応する資材コイル群(新規資材コイル3)の巻き方向を資材コイルゾーンZ3において変えている。
先ず、資材コイルゾーンZ3においては、同一種類の複数の新規資材コイル3が並べられた資材コイル群が、複数種類の資材1毎に複数設置されているが、当該資材コイル群においては、複数の新規資材コイル3の巻き方向が全て一致した状態で並べられている。例えば、第一資材コイル4の資材コイル群の全ての資材コイル3の巻き方向は全て同一方向であり、また、第二資材コイル5の資材コイル群の全ての資材コイル3の巻き方向も全て同一方向となっている。
そのため、取り付けロボット30が新規資材コイル3を取得して繰り出し装置20に当該新規資材コイル3を取り付ける際に、取り付け動作を毎回変える必要がなくなる。したがって、取り付けロボット30の動作を簡易化することが可能となる。
さらには、順回転繰り出し装置に対応した新規資材コイル3の前記巻き方向と、逆回転繰り出し装置に対応した新規資材コイル3の前記巻き方向とは逆方向となっている。すなわち、図2に示すように、第一繰り出し装置21に対応した第一資材コイル4の巻き方向(順方向巻き)は、第二繰り出し装置22に対応した第二資材コイル5の巻き方向(逆方向巻き)と逆になっている。
なお、順方向巻きであるか逆方向巻きであるかは、以下のように定義される。すなわち、前記横置き資材コイル群の場合には取り付けロボット30が正対する方向(図2において、矢印Xで示す)から新規資材コイル3を見たとき、前記縦置き資材コイル群の場合には新規資材コイル3を上から見たときに、時計回りの巻きを順方向巻き、反時計回りの巻きを逆方向巻きとしている。
そのため、取り付けロボット30が新規資材コイル3を取得して繰り出し装置20に当該新規資材コイル3を取り付ける際に、順回転繰り出し装置であるか逆回転繰り出し装置であるかに応じて取り付け動作を変える必要がなくなる。したがって、取り付けロボット30の動作をより一層簡易化することが可能となる。
<<<第三実施形態に係る吸収性物品製造設備10について>>>
上記実施の形態(第一実施形態とする)においては、吸収性物品製造設備10に設置された加工部14が一つ(加工ラインが一本)の例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
図6には、第三実施形態に係る吸収性物品製造設備10が示されており、当該第三実施形態においては、二つの加工部14(第一加工部14a及び第二加工部14b)が表されている。つまり、加工部14として第一加工部14a及び第二加工部14bが備えられており、第一加工部14a及び第二加工部14bにおける流れ方向D1は同方向(平行)となっている。
そして、繰り出し装置ゾーンZ1、ロボットゾーンZ2、資材コイルゾーンZ3、ホットメルト装置ゾーンZ5、接着剤用AGVゾーンZ6として、第一加工部14aに対応した第一繰り出し装置ゾーンZ11、第一ロボットゾーンZ21、第一資材コイルゾーンZ31、第一ホットメルト装置ゾーンZ51、第一接着剤用AGVゾーンZ61と、第二加工部14bに対応した第二繰り出し装置ゾーンZ12、第二ロボットゾーンZ22、第二資材コイルゾーンZ32、第二ホットメルト装置ゾーンZ52、第二接着剤用AGVゾーンZ62とが設けられている。
しかしながら、資材コイル用AGVゾーンZ4については、一つのみが備えられており、この資材コイル用AGVゾーンZ4は、第一加工部14a及び第二加工部14bの双方に対応した共通のゾーンとなっている。
このように、本実施の形態においては、資材コイル3に係るゾーン群について、直交水平方向D2において、第一繰り出し装置ゾーンZ11、第一ロボットゾーンZ21、第一資材コイルゾーンZ31、共通化された資材コイル用AGVゾーンZ4、第二資材コイルゾーンZ32、第二ロボットゾーンZ22、第二繰り出し装置ゾーンZ12が、この順に並んで設けられている。
そのため、資材コイル用AGVゾーンZ4の共有化により、資材コイル3に係るゾーン群のサイズをコンパクトにすることが可能となる。そのため、吸収性物品製造設備10のコンパクト化を実現することが可能となる。
<<<第四実施形態に係る吸収性物品製造設備10について>>>
第四実施形態は、第三実施形態と同様、加工部14として第一加工部14a及び第二加工部14bが備えられているが、第三実施形態とは異なり、第一加工部14a及び第二加工部14bとで資材コイル用AGVゾーンZ4の共有化は行っていない。
つまり、第四実施形態に係る吸収性物品製造設備10においては、直交水平方向D2において、第一加工部14aに対応した第一接着剤用AGVゾーンZ61、第一ホットメルト装置ゾーンZ51、第一繰り出し装置ゾーンZ11、第一ロボットゾーンZ21、第一資材コイルゾーンZ31、第一資材コイル用AGVゾーンZ41、第二加工部14bに対応した第二接着剤用AGVゾーンZ62、第二ホットメルト装置ゾーンZ52、第二繰り出し装置ゾーンZ12、第二ロボットゾーンZ22、第二資材コイルゾーンZ32、第二資材コイル用AGVゾーンZ42が、この順に並んで設けられている(図7参照)。
したがって、第一資材コイル用AGVゾーンZ41と第二接着剤用AGVゾーンZ62とが隣接していることとなるが、本実施の形態においては、第一資材コイル用AGVゾーンZ41を移動する資材コイル用AGV38及び第二接着剤用AGVゾーンZ62を移動する接着剤用AGV48の少なくともどちらか一方(本実施の形態においては、両方)は、新規資材コイル3及び溶融前接着剤の双方を搬送する。つまり、本実施の形態においては、基本的には、第一資材コイル用AGVゾーンZ41の資材コイル用AGV38が新規資材コイル3(パレット70)の搬送を行うものの、状況に応じて、第二接着剤用AGVゾーンZ62の接着剤用AGV48が資材コイル3(パレット70)の搬送を行うようになっている。また、基本的には、第二接着剤用AGVゾーンZ62の接着剤用AGV48が溶融前接着剤(コンテナ72)の搬送を行うものの、状況に応じて、第一資材コイル用AGVゾーンZ41の資材コイル用AGV38が溶融前接着剤(コンテナ72)の搬送を行うようになっている。そのため、資材コイル3や溶融前接着剤の搬送を迅速に行うことが可能となる。
また、本実施の形態に係る吸収性物品製造設備10には、複数の資材コイル用AGVゾーンZ4が設けられることとなるが、この吸収性物品製造設備10は、図7に示すように、複数の当該資材コイル用AGVゾーンZ4にそれぞれ接続し、直交水平方向D2に沿うAGV移動経路50(搬送部材移動経路に相当)を有し、AGV移動経路50には、資材コイルを貯蔵する資材コイル貯蔵部52が接続している。
そのため、本実施の形態によれば、複数の流れ方向D1に沿う資材コイル用AGVゾーンZ4に対して、資材コイル貯蔵部52が接続された直交水平方向D2に沿うAGV移動経路50を共通化していることとなる。したがって、AGV移動経路50の収まりが良く、かつ、AGV移動経路50がコンパクトになり、吸収性物品製造設備10のコンパクト化を実現することが可能となる。
また、本実施の形態に係る吸収性物品製造設備10には、複数の接着剤用AGVゾーンZ6が設けられることとなるが、この吸収性物品製造設備10は、図7に示すように、複数の当該接着剤用AGVゾーンZ6にそれぞれ接続し、直交水平方向D2に沿うAGV移動経路50を有し、AGV移動経路50には、溶融前接着剤を貯蔵する接着剤貯蔵部54が接続している。
そのため、本実施の形態によれば、複数の流れ方向D1に沿う接着剤用AGVゾーンZ6に対して、接着剤貯蔵部54が接続された直交水平方向D2に沿うAGV移動経路50を共通化していることとなる。したがって、AGV移動経路50の収まりが良く、かつ、AGV移動経路50がコンパクトになり、吸収性物品製造設備10のコンパクト化を実現することが可能となる。
また、本実施の形態においては、図7に示すように、AGV移動経路50が、資材コイル用AGV38と接着剤用AGV48の双方に対応した共通の経路となっている。そして、当該共通の経路であるAGV移動経路50に、資材コイル貯蔵部52と接着剤貯蔵部54の双方が接続されている。そのため、吸収性物品製造設備10のコンパクト化をより一層実現することが可能となる。
1 資材、3 資材コイル(新規資材コイル、使用済資材コイル)、
4 第一資材コイル、5 第二資材コイル、6 第三資材コイル
7 第四資材コイル 8 第五資材コイル
10 吸収性物品製造設備、12 吸収性物品製造装置
14 加工部、14a 第一加工部、14b 第二加工部、
20 繰り出し装置、20a 資材コイル取り付け軸
21 第一繰り出し装置、22 第二繰り出し装置、23 第三繰り出し装置
24 第四繰り出し装置、25 第五繰り出し装置
30 取り付けロボット、30a アーム
31 第一取り付けロボット、32 第二取り付けロボット、34 移動路
38 資材コイル用AGV、39 移動路
40 ホットメルト装置
42 溶融装置、42a 溶融タンク、42b 搬送コンベア
44 運搬クレーン、45 移動路
48 接着剤用AGV、49 移動路
50 AGV移動経路、52 資材コイル貯蔵部、54 接着剤貯蔵部
70 パレット、72 コンテナ
P 廃棄場所
T ターンバー
Z1 繰り出し装置ゾーン、Z2 ロボットゾーン、
Z3 資材コイルゾーン、Z4 資材コイル用AGVゾーン
Z5 ホットメルト装置ゾーン、Z6 接着剤用AGVゾーン
Z11 第一繰り出し装置ゾーン、Z21 第一ロボットゾーン、
Z31 第一資材コイルゾーン、Z41 第一資材コイル用AGVゾーン
Z51 第一ホットメルト装置ゾーン、Z61 第一接着剤用AGVゾーン
Z12 第二繰り出し装置ゾーン、Z22 第二ロボットゾーン、
Z32 第二資材コイルゾーン、Z42 第二資材コイル用AGVゾーン
Z52 第二ホットメルト装置ゾーン、Z62 第二接着剤用AGVゾーン

Claims (14)

  1. 複数種類の資材を用いて吸収性物品を製造する吸収性物品製造設備であって、
    前記資材を流れ方向に流しつつ該資材を加工する加工部と、
    前記資材が巻かれた資材コイルが取り付けられ該資材コイルから前記資材を前記加工部へ向けて繰り出す繰り出し装置が、前記複数種類の資材毎に複数設置されている繰り出し装置ゾーンと、
    未使用の新規資材コイルが前記複数種類の資材毎に複数設置されている資材コイルゾーンと、
    前記資材コイルゾーンに設置された前記新規資材コイルを取得して、前記繰り出し装置に該新規資材コイルを取り付けるための取り付けロボットが、移動するロボットゾーンと、
    前記資材コイルゾーンに前記新規資材コイルを搬送するコイル搬送部材が移動するコイル搬送部材ゾーンと、
    を有し、
    前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーン、及び、前記コイル搬送部材ゾーンは、
    上下方向における同一フロアに設けられ、かつ、前記流れ方向に沿っており、
    前記流れ方向に直交する直交水平方向において、前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーン、前記コイル搬送部材ゾーンの順に並んで設けられていることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記コイル搬送部材ゾーンを複数備え、
    複数の前記コイル搬送部材ゾーンにそれぞれ接続し、前記直交水平方向に沿う搬送部材移動経路を有し、
    前記搬送部材移動経路には、前記資材コイルを貯蔵する資材コイル貯蔵部が接続していることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記加工部で加工される前記資材に塗布するためのホットメルト接着剤を、溶融前接着剤を溶融することにより生成するホットメルト装置が、設置されているホットメルト装置ゾーンと、
    前記ホットメルト装置ゾーンに前記溶融前接着剤を搬送する接着剤搬送部材が移動する接着剤搬送部材ゾーンと、を有し、
    前記ホットメルト装置ゾーン、前記接着剤搬送部材ゾーンは、上下方向における同一フロアに設けられ、かつ、前記流れ方向に沿っていることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品製造装置であって、
    前記加工部として、第一加工部及び第二加工部を備え、
    前記コイル搬送部材ゾーン、前記接着剤搬送部材ゾーンとして、前記第一加工部に対応した第一コイル搬送部材ゾーン、第一接着剤搬送部材ゾーンと、前記第二加工部に対応した第二コイル搬送部材ゾーン、第二接着剤搬送部材ゾーンと、を有し、
    前記第一コイル搬送部材ゾーンと前記第二接着剤搬送部材ゾーンが隣接しており、
    前記第一コイル搬送部材ゾーンを移動する前記コイル搬送部材及び前記第二接着剤搬送部材ゾーンを移動する前記接着剤搬送部材の少なくともどちらか一方は、前記新規資材コイル及び前記溶融前接着剤の双方を搬送することを特徴とする吸収性物品製造設備。
  5. 請求項1に記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記加工部として、第一加工部及び第二加工部を備え、
    前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーンとして、前記第一加工部に対応した第一繰り出し装置ゾーン、第一ロボットゾーン、第一資材コイルゾーンと、前記第二加工部に対応した第二繰り出し装置ゾーン、第二ロボットゾーン、第二資材コイルゾーンと、を有し、
    前記コイル搬送部材ゾーンは、前記第一加工部及び前記第二加工部の双方に対応した共通のゾーンであり、
    前記繰り出し装置ゾーン、前記ロボットゾーン、前記資材コイルゾーン、及び、前記コイル搬送部材ゾーンは、
    前記直交水平方向において、前記第一繰り出し装置ゾーン、前記第一ロボットゾーン、前記第一資材コイルゾーン、前記コイル搬送部材ゾーン、前記第二資材コイルゾーン、前記第二ロボットゾーン、前記第二繰り出し装置ゾーンの順に並んで設けられていることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記取り付けロボットは、前記直交水平方向における該取り付けロボットの幅が前記流れ方向における該取り付けロボットの幅よりも小さくなるような姿勢を維持した状態で、前記流れ方向に沿って移動することを特徴とする吸収性物品製造設備。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記取り付けロボットは、使用済資材コイルを前記繰り出し装置から取り外し、所定の廃棄場所に廃棄することを特徴とする吸収性物品製造設備。
  8. 請求項7に記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記廃棄場所は、前記直交水平方向において前記ロボットゾーンよりも、前記繰り出し装置ゾーン側及び前記資材コイルゾーン側のうちの後者側に設けられていることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記資材コイルゾーンにおいては、同一種類の複数の前記新規資材コイルが並べられた資材コイル群が、前記複数種類の資材毎に複数設置されており、
    前記資材コイル群においては、複数の前記新規資材コイルの巻き方向が全て一致した状態で並べられていることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  10. 請求項9に記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記繰り出し装置は、前記資材コイルを取り付けるための資材コイル取り付け軸を有し、
    前記取り付けロボットは、前記新規資材コイルを取り付け方向に取り付ける際に、前記資材コイル取り付け軸に前記新規資材コイルを差し込み、
    前記繰り出し装置の中には、前記資材が前記資材コイルから繰り出される際に前記資材コイルが前記取り付け方向から見て順回転する順回転繰り出し装置と逆回転する逆回転繰り出し装置とがあり、
    前記順回転繰り出し装置に対応した前記新規資材コイルの前記巻き方向と、前記逆回転繰り出し装置に対応した前記新規資材コイルの前記巻き方向とは逆方向であることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記取り付けロボットは、前記資材コイルゾーンに設置された前記新規資材コイルを取得して前記流れ方向に移動した後に、前記繰り出し装置に該新規資材コイルを取り付けることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記繰り出し装置は、前記加工部とは別体のフレームに設けられていることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の吸収性物品製造設備であって、
    前記繰り出し装置ゾーンに設置されている前記繰り出し装置の中には、
    前記資材の繰り出し方向が前記直交水平方向に沿うような位置に、配置された第一装置と、
    前記資材の繰り出し方向が前記流れ方向に沿い、かつ、繰り出された資材の方向が変更されることなく前記加工部へ導入されるような位置に、配置された第二装置と、
    前記資材の繰り出し方向が前記流れ方向に沿い、かつ、繰り出された資材の方向が変更されて前記加工部へ導入されるような位置に、配置された第三装置のうちの、少なくとも二つが混在していることを特徴とする吸収性物品製造設備。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の吸収性物品製造設備であって、
    複数の前記繰り出し装置の各々に対応する前記資材の種類を、前記流れ方向における該繰り出し装置の設置順に並べたものを、資材種類順としたときに、
    前記資材コイルゾーンに設置された前記新規資材コイルは、前記流れ方向において該資材種類順に並んでいることを特徴とする吸収性物品製造設備。
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