JP6087032B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
下記特許文献1には、画像記録装置としてインクジェットプリンタが開示されている。このインクジェットプリンタでは、プラテンドラムの周面に対向して記録ヘッドが配置されている。プラテンドラムの周面と記録ヘッドとの間に記録媒体が搬送されると、記録ヘッドからインクが吐出され、記録媒体に画像が記録される。
インクジェットプリンタには、記録媒体が搬送されないプラテンドラムの周面に対向して冷却ファンが設けられ、冷却ファンはプラテンドラムを冷却する構成とされている。これにより、プラテンドラムに搬送される記録媒体の温度分布が抑えられるので、記録媒体の皺の発生が抑制され、高品質の画像を形成することができる。
特開2013−107275号公報
ところで、インクジェットプリンタでは、インクが一定温度に調整されている。インク温度に対して画像形成ドラムの温度が数℃程高くなると、記録ヘッドに結露が生じて、記録ヘッドからのインクの吐出が不安定になる。上記冷却ファンでも画像形成ドラムが冷却可能である。しかしながら、ブレード、モータ等を含む冷却ファンの構造が複雑であり、かつ冷却ファンのサイズが大きい。このため、インクジェットプリンタでは、改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、液体吐出ヘッドから液体を安定して吐出させることができ、簡素な構成により小型化することができる画像形成装置を得ることが目的である。
上記課題を解決するため、本発明の第1実施態様に係る画像形成装置は、回転して、外周部に保持可能とされる記録媒体が回転軸に対する一方側から他方側へ搬送可能とされる記録媒体搬送部と、記録媒体搬送部が記録媒体を搬送可能とする搬送範囲内で記録媒体搬送部の外周部に対向し、記録媒体搬送部が搬送可能とする記録媒体に液体を吐出して画像を形成可能な液体吐出ヘッドと、記録媒体搬送部の外周部における搬送範囲内から周方向にずれた搬送範囲外の範囲に対向し、装置外部から供給される一次圧縮気体から一次圧縮気体よりも低温度の二次圧縮気体を生成し、搬送範囲外の範囲に二次圧縮気体を吹付ける気体圧縮機と、を備えている。
第1実施態様に係る画像形成装置では、記録媒体搬送部が外周部に記録媒体を保持可能とし、記録媒体搬送部が回転すると回転軸に対する一方側から他方側へ記録媒体が搬送可能とされる。液体吐出ヘッドは記録媒体搬送部が記録媒体を搬送可能とする搬送範囲内で記録媒体搬送部の外周部に対向して設けられている。液体吐出ヘッドは、記録媒体搬送部が搬送可能とする記録媒体に液体を吐出して画像を形成可能とする。一方、記録媒体搬送部の外周部において搬送範囲内から周方向にずれた搬送範囲外の範囲に気体圧縮機から二次圧縮気体が吹付けられる。
ここで、記録媒体搬送部の搬送範囲外の範囲に気体圧縮機から一次圧縮気体よりも低温度の二次圧縮気体が吹付けられるので、記録媒体搬送部を冷却することができる。このため、液体吐出ヘッドに結露が発生することを効果的に抑制することができる。一方、装置外部から一次圧縮気体が気体圧縮機に供給される構成とされているので、装置内部には気体圧縮機が設けられるだけであり、一次圧縮気体を生成する装置が設けられていない。加えて、気体圧縮機は一次圧縮気体から低温度の二次圧縮気体を生成するだけなので、気体圧縮機の構成が簡素となり、かつ気体圧縮機を小型化することができる。
本発明の第2実施態様に係る画像形成装置では、第1実施態様に係る画像形成装置において、気体圧縮機は、回転軸方向に沿って二次圧縮気体を吹出す吹出口を有し、吹出口から吹出される二次圧縮気体を搬送範囲外の範囲へ導き、かつ少なくとも回転軸方向へ拡散させる誘導部が設けられている。
第2実施態様に係る画像形成装置によれば、気体圧縮機の吹出口から記録媒体搬送部の回転軸方向に沿って二次圧縮気体が吹出される。この二次圧縮気体は、誘導部によって回転軸方向から記録媒体搬送部の搬送範囲外の範囲へ導かれ、かつ少なくとも回転軸方向へ拡散する。このため、吹出口から搬送範囲外の範囲までの二次圧縮気体の流路長が長くなるので、記録媒体搬送部に吹付けられる二次圧縮気体を回転軸方向に沿って広く拡散させることができる。これにより、回転軸方向に沿った広範囲において記録媒体搬送部の周面を冷却することができるので、記録媒体搬送部での冷却ばらつきを小さくすることができる。加えて、二次圧縮気体の流路長を記録媒体搬送部の回転軸方向に沿わせることによって、流路長を確保するためのスペースが小さくなる。このため、画像形成装置を小型化することができる。
本発明の第3実施態様に係る画像形成装置では、第2実施態様に係る画像形成装置において、誘導部は二次圧縮気体の流れを導く誘導板を有し、誘導板の表面と回転体の回転軸とがなす内角が30度〜50度の範囲とされている。
第3実施態様に係る画像形成装置によれば、誘導部が上記角度に設定された誘導板を備えているので、気体圧縮機から記録媒体搬送部の軸方向に沿って無駄に流れる二次圧縮気体を減少することができる。このため、記録媒体搬送部の周面に向けて二次圧縮気体を無駄なく導くことができるので、記録媒体搬送部の冷却効率を向上させることができる。加えて、誘導板によって二次圧縮気体を誘導することができるので、誘導部の構成が簡素となる。
本発明の第4実施態様に係る画像形成装置では、第3実施態様に係る画像形成装置において、誘導板の両端部に、記録媒体搬送部の周方向へ二次圧縮気体を誘導する誘導壁が立設されている。
第4実施態様に係る画像形成装置によれば、誘導板の両端部に誘導壁が立設され、誘導壁によって記録媒体搬送部の周方向へも二次圧縮気体が導かれる。このため、記録媒体搬送部の周方向へも二次圧縮気体が流れるので、記録媒体搬送部の冷却効率を更に向上させることができる。加えて、誘導部の誘導板及び誘導壁によって、記録媒体搬送部から離れる方向へ拡散される二次圧縮気体を集めて記録媒体搬送部の周面へ導くことができる。このため、二次圧縮気体が効率良く使用されるので、記録媒体搬送部の冷却効率を更に向上させることができる。更に、例えば記録媒体搬送部よりも記録媒体の搬送方向上流側、搬送方向下流側に熱発生源が存在する場合、誘導壁によって記録媒体搬送部の周方向へも二次圧縮気体が導かれるので、記録媒体搬送部と熱発生源との間に二次圧縮気体の壁を形成することができる。このため、熱発生源から記録媒体搬送部へ伝搬される熱が二次圧縮気体により遮断されるので、記録媒体搬送部の昇温を効果的に抑制することができる。
本発明の第5実施態様に係る画像形成装置では、第2実施態様〜第4実施態様のいずれか1つに係る画像形成装置において、誘導部は、記録媒体搬送部の直下に設けられている。
第5実施態様に係る画像形成装置によれば、記録媒体搬送部の直下に誘導部が設けられることによって、誘導部から記録媒体搬送部の周面までの流路長が最短となる。このため、二次圧縮気体が低温度を維持したまま記録媒体搬送部の周面に吹付けられるので、記録媒体搬送部の冷却効率を更に向上させることができる。
本発明の第6実施態様に係る画像形成装置では、第2実施態様〜第4実施態様のいずれか1つに係る画像形成装置において、誘導部は、記録媒体搬送部の直下よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられている。
第6実施態様に係る画像形成装置によれば、記録媒体搬送部の直下よりも搬送方向下流側に誘導部が設けられるので、記録媒体搬送部の周方向において搬送方向上流側よりも搬送方向下流側に多くの二次圧縮気体を導くことができる。例えば、画像形成装置では、記録媒体搬送部の搬送方向下流側に乾燥処理部が設けられ、乾燥処理部は大きな熱を発生する熱発生源である。このため、記録媒体搬送部と熱発生源との間に二次圧縮気体の壁を形成することができ、熱発生源から記録媒体搬送部へ伝搬される熱が二次圧縮気体により遮断されるので、記録媒体搬送部の昇温を効果的に抑制することができる。
本発明の第7実施態様に係る画像形成装置では、第2実施態様に係る画像形成装置において、誘導部は、記録媒体搬送部の周面側へ突出して二次圧縮気体を導く湾曲面若しくは多角面、又は記録媒体搬送部の周面とは反対側へ凹んで二次圧縮気体を導く湾曲面若しくは多角面を備えている。
第7実施態様に係る画像形成装置によれば、誘導部が記録媒体搬送部の周面側へ突出する湾曲面若しくは多角面を備えているので、気体圧縮機から誘導部を介して導かれる二次圧縮気体を記録媒体搬送部の軸方向において更に拡散させることができる。このため、回転軸方向に沿った広範囲において記録媒体搬送部の周面を冷却することができる。また、誘導部が記録媒体搬送部の周面とは反対側へ凹む湾曲面若しくは多角面を備えているので、気体圧縮機から誘導部を介して導かれる二次圧縮気体を記録媒体搬送部の周面の特定の部位に狙いを定めて冷却することができる。
本発明の第8実施態様に係る画像形成装置では、第2実施態様〜第7実施態様のいずれか1つに係る画像形成装置において、誘導部は、記録媒体搬送部の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料によって形成されている。
第8実施態様に係る画像形成装置によれば、誘導部が熱伝導率の低い材料によって形成されているので、誘導部において二次圧縮気体の熱損失を小さくすることができる。このため、気体圧縮機から低温度に維持された二次圧縮気体が記録媒体搬送部の周面に吹付けられるので、記録媒体搬送部の冷却効率を更に向上させることができる。
本発明の第9実施態様に係る画像形成装置では、第1実施態様〜第8実施態様のいずれか1つに係る画像形成装置において、記録媒体搬送部は、回転しながら記録媒体を受取り、巻掛けることによって記録媒体を保持可能としている。
第9実施態様に係る画像形成装置によれば、記録媒体搬送部が回転しながら記録媒体を受取り、巻掛けられることによって記録媒体を保持可能としているので、記録媒体搬送部の回転方向へ記録媒体の搬送経路長を長く取れる。このため、装置本体の小型化をすることができる。
本発明の第10実施態様に係る画像形成装置では、第1実施態様〜第9実施態様のいずれか1つに係る画像形成装置において、気体圧縮機が、装置外部に設けられ、一次圧縮気体を供給する圧縮気体発生源に接続されている。
第10実施態様に係る画像形成装置によれば、一次圧縮気体を供給する圧縮気体発生源が装置外部に設けられるので、装置内部には気体圧縮機だけが設けられる。このため、装置本体の構成が簡素となり、かつ装置本体を小型化することができる。
本発明の第11実施態様に係る画像形成装置では、第10実施態様に係る画像形成装置において、圧縮気体発生源は、装置内部の熱を室外に排気するブロワ装置に接続され、ブロワ装置の動作に同期して前記気体圧縮機に一次圧縮気体を供給する構成とされている。
第11実施態様に係る画像形成装置によれば、ブロワ装置の動作に同期して圧縮気体発生源から気体圧縮機へ一次圧縮気体が供給されるので、一次圧縮気体の供給の制御手段が装置本体に必要とされない。このため、装置本体の構成が簡素となり、かつ装置本体を小型化することができる。
本発明の第12実施態様に係る画像形成装置では、第1実施態様〜第11実施態様のいずれか1つに係る画像形成装置において、気体圧縮機は、ボルテックス効果により一次圧縮気体から二次圧縮気体を生成する構成とされている。
第12実施態様に係る画像形成装置によれば、気体圧縮機はボルテックス効果を利用して一次圧縮気体から低温度の二次圧縮気体を生成することができる。
本発明は、液体吐出ヘッドから液体を安定して吐出させることができ、簡素な構成により小型化することができる画像形成装置を得ることができるという優れた効果を有する。
本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の全体概略構成図である。 図1に示される画像形成装置、圧縮気体発生源及びブロワ装置を含むエアーステーションのシステム構成図である。 図2に示される圧縮気体発生源の制御装置及びエアーステーションの制御装置の配線図である。 図1に示される画像形成装置の画像形成ドラムの要部及び気体圧縮機を記録媒体の搬送方向下流側から見た斜視図である。 図1に示される画像形成装置の画像形成ドラム及び乾燥処理部の要部を搬送方向と直交する側面から見た要部拡大構成図である。 図4に示される気体圧縮機の拡大斜視図である。 図6に示される気体圧縮機及び誘導部を軸方向に沿って切断した断面図である。 (A)は図7に示される誘導部の斜視図、(B)は(A)に示される誘導部を矢印BL方向から見た側面図、(C)は(A)に示される誘導部を矢印CL方向から見た正面図である。 第1実施の形態における圧縮気体の冷却効果及び拡散効果を説明するための気体圧縮機、誘導部及び画像形成ドラムの位置関係図である。 (A)及び(B)は第1実施の形態における圧縮気体の流量と冷却温度との関係を示す図である。 図2に示される画像形成装置の画像形成ドラム、ブロワ装置、圧縮気体発生源及び気体圧縮機の動作を説明するタイミングチャートである。 (A)〜(D)は本発明の第2実施の形態に係る画像形成装置の誘導部の図8(B)に対応する側面図である。
[第1実施の形態]
図1〜図11を用いて、本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置を説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1に示されるように、本実施の形態に係る画像形成装置10は、枚葉の記録媒体(用紙)Pに、光硬化型インクとしての水性UVインク(水性媒体を使用した紫外線硬化型インク)を用いてインクジェット方式により画像を形成する構成とされている。この画像形成装置10は、記録媒体Pを給紙する給紙部12と、記録媒体Pを搬送する搬送手段と、処理液付与部14と、処理液乾燥処理部16と、画像形成部18と、乾燥処理部21及び光照射部22を含むインク定着処理部20と、全体システムの制御を司る図示を省略した制御手段と、記録媒体Pを排紙する排紙部24とを主要部として備えている。
1.給紙部の構成
給紙部12は、給紙台30に積載された記録媒体Pを1枚ずつ処理液付与部14に給紙する構成とされている。給紙部12は、主として、給紙台30と、サッカー装置32と、給紙ローラ対34と、フィーダボード36と、前当て部38と、給紙ドラム40とを備えている。
記録媒体Pは、多数枚が積層された束の状態で給紙台30に載置されている。給紙台30は、図示を省略した給紙台昇降装置によって昇降可能とされている。給紙台昇降装置では、給紙台30に積載された記録媒体Pの増減に連動して昇降動作が制御されている。詳しく説明すると、束の最上位に位置する記録媒体Pが常に一定の高さに位置する制御がなされている。記録媒体Pとして、特に限定されないが、一般のオフセット印刷等により使用される汎用の印刷用紙(いわゆる上質紙、コート紙、アート紙等のセルロースを主体とする用紙)が記録媒体Pとして使用される。
サッカー装置32では、給紙台30に積載される記録媒体Pが、上から順に1枚ずつ取上げられて、給紙ローラ対34に給紙する構成とされている。サッカー装置32は、昇降自在かつ揺動自在に設けられたサクションフット32Aを備えている。このサクションフット32Aによって記録媒体Pの上面が吸着保持され、記録媒体Pが給紙台30から給紙ローラ対34に移送される。この際、サクションフット32Aは、束の最上位に位置する記録媒体Pの先端側の上面を吸着保持して記録媒体Pを引上げ、引上げた記録媒体Pの先端を給紙ローラ対34に挿入する構成とされている。
給紙ローラ対34は、互いに押圧当接された上下一対のローラ34A及びローラ34Bにより構成されている。上下一対のローラ34A及びローラ34Bは、一方を駆動ローラ(例えばローラ34A)、他方を従動ローラ(例えばローラ34B)として使用されている。駆動ローラは、図示を省略したモータに接続され、このモータの回転により駆動されて回転する。モータは、記録媒体Pの給紙に連動して駆動され、サッカー装置32から記録媒体Pが給紙されると、そのタイミングに合わせて駆動ローラを回転させる。給紙ローラ対34に挿入された記録媒体Pは、この給紙ローラ対34によりニップされて、フィーダボード36の設置方向へ送出される。
フィーダボード36は、記録媒体Pの搬送幅に対応して搬送幅よりも大きい幅寸法によって形成され、給紙ローラ対34から送出された記録媒体Pを前当て部38まで導く構成とされている。フィーダボード36は搬送方向下流側を下方に向けて傾斜させている。このため、フィーダボード36の搬送経路上の記録媒体Pは搬送経路を滑降りて前当て部38まで導かれる。
フィーダボード36には、搬送方向を長手方向とするテープフィーダ36Aが搬送方向と交差する幅方向に間隔をおいて複数設置されている。テープフィーダ36Aは記録媒体Pを搬送する構成とされている。テープフィーダ36Aは、無端ベルト状とされており、図示を省略したモータを駆動源として記録媒体Pをベルト搬送する構成とされている。
また、フィーダボード36上には、リテーナ36B及びコロ36Cが設置されている。リテーナ36Bは、記録媒体Pの搬送経路に沿って複数配置されている。リテーナ36Bは、記録媒体Pをテープフィーダ36Aに押圧当接させる板バネとして使用されている。テープフィーダ36Aにより搬送される記録媒体Pがリテーナ36Bを通過すると、記録媒体Pの凹凸が矯正される。コロ36Cは、搬送方向上流側のリテーナ36Bと搬送方向下流側のリテーナ36Bとの間に配設され、記録媒体Pを押圧する構成とされている。
前当て部38は、記録媒体Pの搬送中の姿勢を矯正する構成とされている。前当て部38は、搬送方向と直交して記録媒体Pの搬送方向先端に当接する板状部材によって形成されている。また、前当て部38は、図示を省略したモータに接続され、このモータに駆動されて搬送経路と非搬送経路との間において揺動可能とされている。前当て部38によって搬送中の姿勢が矯正された記録媒体Pは給紙ドラム40に受渡される。
給紙ドラム40は、受渡された記録媒体Pを処理液付与部14へ搬送する構成とされている。給紙ドラム40は、搬送方向に対して直交する方向を軸方向とする円筒状の回転体であり、図示を省略したモータによって回転する構成とされている。給紙ドラム40の外周面上にはグリッパ40Aが備えられ、このグリッパ40Aによって記録媒体Pの先端が把持される。給紙ドラム40は、グリッパ40Aによって記録媒体Pの先端を把持して回転することにより、記録媒体Pを周面上に巻掛けながら、処理液付与部14へ記録媒体Pを搬送する。
2.処理液付与部の構成
処理液付与部14は、記録媒体Pの表面(画像形成面)に所定の処理液を付与する構成とされている。処理液付与部14は、主として、記録媒体Pを搬送する処理液付与ドラム42と、処理液付与ドラム42によって搬送される記録媒体Pの画像形成面に所定の処理液を付与する処理液付与ユニット44とを備えている。記録媒体Pの表面に付与する処理液は、搬送方向下流側に配設された画像形成部18において記録媒体Pに吐出(打滴)する光硬化型インク中の色材(顔料)を凝集させる機能を有する凝集剤である。このような処理液を記録媒体Pの表面に付与して光硬化型インクを吐出することにより、汎用の印刷用紙を用いた場合であっても、着弾干渉等を起こすことなく、高品位な画像を形成することができる。
処理液付与ドラム42は、給紙ドラム40の軸方向に対して平行方向を軸方向とする円筒状の回転体であり、図示を省略したモータによって回転する構成とされている。処理液付与ドラム42の外周面上にはグリッパ42Aが備えられており、このグリッパ42Aによって記録媒体Pの先端が把持される構成とされている。処理液付与ドラム42は、このグリッパ42Aによって記録媒体Pの先端を把持して回転することにより、記録媒体Pを周面上に巻掛けながら、処理液乾燥処理部16へ記録媒体Pを搬送する。処理液付与ドラム42が1回転すると、1枚の記録媒体Pが搬送される。処理液付与ドラム42及び給紙ドラム40では、互いの記録媒体Pの受取りと受渡しのタイミングを一致させて、回転が制御される。すなわち、処理液付与ドラム42及び給紙ドラム40は、双方の周速度を一致させて駆動され、かつ、双方のグリッパ40A及び42Aの位置を一致させて駆動されている。
処理液付与ユニット44では、処理液付与ドラム42によって搬送される記録媒体Pの表面に処理液が塗布される。この処理液付与ユニット44は、主として、記録媒体Pに処理液を塗布する塗布ローラ44Aと、処理液が貯留される処理液槽44Bと、処理液槽44Bに貯留された処理液を汲上げて、塗布ローラ44Aに供給する汲上げローラ44Cとを備えている。
なお、本実施の形態では、処理液が塗布ローラ44Aを用いて塗布されているが、処理液の塗布方法は限定されない。処理液の塗布方法として、画像形成部18のインク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yと同様の構造を有する吐出ヘッドを用いた塗布方法や、スプレーを用いた塗布方法が使用可能である。
3.処理液乾燥処理部の構成
処理液乾燥処理部16は、記録媒体Pの表面に付与された処理液を乾燥する構成とされている。処理液乾燥処理部16は、主として、記録媒体Pを搬送する処理液乾燥処理ドラム46と、用紙搬送ガイド48と、処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される記録媒体Pの画像形成面に乾燥風を吹当てて乾燥させる処理液乾燥処理ユニット50とを備えている。
処理液乾燥処理ドラム46は、処理液付与部14の処理液付与ドラム42から記録媒体Pを受取り、画像形成部18へ記録媒体Pを搬送する構成とされている。処理液乾燥処理ドラム46は、処理液付与ドラム42の軸方向に対して平行方向を軸方向とする円筒状の回転体であり、図示を省略したモータによって回転する構成とされている。処理液乾燥処理ドラム46の外周面上にはグリッパ46Aが備えられており、このグリッパ46Aによって記録媒体Pの先端が把持される。処理液乾燥処理ドラム46は、このグリッパ46Aによって記録媒体Pの先端を把持して回転することにより、画像形成部18へ記録媒体Pを搬送する。なお、本実施の形態における処理液乾燥処理ドラム46は、外周面上の2カ所にグリッパ42Aを備えており、1回の回転において2枚の記録媒体Pを搬送する構成とされている。処理液乾燥処理ドラム46及び処理液付与ドラム42では、双方の記録媒体Pの受取りと受渡しのタイミングを一致させて回転が制御されている。すなわち、処理液乾燥処理ドラム46及び処理液付与ドラム42は、双方の周速度を一致させて駆動され、かつ、互いのグリッパ46A及びグリッパ42Aの位置を一致させて駆動されている。
用紙搬送ガイド48は記録媒体Pの搬送経路に沿って処理液乾燥処理ドラム46の外周面に対向して配設されている。用紙搬送ガイド48は、処理液乾燥処理ドラム46(搬送経路)から外れないように記録媒体Pを導く構成とされている。
処理液乾燥処理ユニット50は、処理液乾燥処理ドラム46の内側に配設され、処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される記録媒体Pの表面に向けて乾燥風を吹当てて乾燥処理する構成とされている。これにより、処理液中の溶媒成分が除去されて記録媒体Pの表面にインク凝集層が形成される。本実施の形態では、2台の処理液乾燥処理ユニット50が処理液乾燥処理ドラム46に配設されている。
4.画像形成部の構成
画像形成部18は、記録媒体Pの画像形成面にマゼンダ(M)、ブラック(K)、シアン(C)およびイエロー(Y)の各色の光硬化型インクの液滴を吐出して、記録媒体Pの画像形成面にカラー又はモノクロ画像を形成(印刷、記録又は描画)する構成とされている。画像形成部18は、主として、記録媒体搬送部としての画像形成ドラム52と、記録媒体押えローラ54と、液体吐出ヘッドとしてのインク吐出ヘッド56M、56K、56C、56Yと、インラインセンサ58と、ミストフィルタ60とを備えている。ここで、マゼンダ色のインクはインク吐出ヘッド56Mから吐出される。ブラック色のインクはインク吐出ヘッド56Kから、シアン色のインクはインク吐出ヘッド56Cから、イエロー色のインクはインク吐出ヘッド56Yからそれぞれ吐出される。なお、上記のように、各インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yから吐出させるインクには光硬化型インクが使用されている。光硬化型インクは、吐出後に、光(ここでは紫外線)を照射して硬化させている。
画像形成ドラム52は、回転して、処理液乾燥処理部16の処理液乾燥処理ドラム46から記録媒体Pを受取り、外周部に記録媒体Pを保持可能とし、この記録媒体Pをインク定着処理部20へ搬送可能とする構成とされている。画像形成ドラム52は、図4及び図5に示されるように、処理液乾燥処理ドラム46の軸方向に対して平行方向を軸方向Cとする円筒状の回転体であり、図示を省略したモータによって回転する構成とされている。図1及び図5に示されるように、画像形成ドラム52の外周面上にはグリッパ52Aが備えられており、このグリッパ52Aによって記録媒体Pの先端が把持される。画像形成ドラム52は、このグリッパ52Aによって記録媒体Pの先端を把持して回転することにより、記録媒体Pを周面に巻掛けながら、インク定着処理部20へ記録媒体Pを搬送する。
ここで、図5に示されるように、画像形成ドラム52では、回転軸Cに対する一方側の搬送方向上流側となる処理液乾燥処理部16側から回転軸Cに対する他方側の搬送方向下流側となるインク定着処理部20側までの反時計回りに沿った周面上(外周部)が、記録媒体Pの搬送範囲TRとして使用されている。詳しく説明すると、図5において符号P1を付けて示す位置から反時計回りに符号P2を付けて示す位置までの範囲内が周方向の一部としての搬送範囲TRとされている。また、周面上を反時計回りに、位置P2から位置P1までの範囲(周面の周方向の他部)が記録媒体Pの搬送が行われない非搬送範囲NTとされている。つまり、非搬送範囲NTは、画像形成ドラム52の外周部において搬送範囲TR内から周方向へずれた搬送範囲TR外の範囲である。図4に示されるように、画像形成ドラム52の非搬送範囲NTとしての周面に符号52Sが付されている。つまり、画像形成ドラム52の上部の3分の2が搬送範囲TRとして使用され、下部の3分の1が非搬送範囲NTとして使用されている。従って、画像形成ドラム52は、回転しながら、処理液乾燥処理ドラム46から搬送範囲TRの始点となる位置P1において記録媒体Pを受取り、回転動作により、記録媒体Pを周面上に巻掛ける。そして、画像形成ドラム52は、回転しながら記録媒体Pを搬送し、搬送範囲TRの終点となる位置P2において記録媒体Pをインク定着処理部20に受け渡す。
また、画像形成ドラム52の周面には図示を省略した多数の吸着孔(吸引孔)が所定のパターンで設けられている。画像形成ドラム52の周面に巻掛けられた記録媒体Pは、この吸着孔を通して吸引されることにより、画像形成ドラム52の周面に吸着保持されながら搬送可能とされている。これにより、高い平滑性をもって記録媒体Pが搬送可能とされている。なお、吸着孔からの吸着は搬送経路TRにおいて実施されている。また、負圧による吸着方法に限らず、静電気による吸着方法が使用されてもよい。
また、処理液乾燥処理ドラム46と同様に、本実施の形態における画像形成ドラム52は外周面上の2カ所にグリッパ52Aが配設されており、1回の回転で2枚の記録媒体Pが搬送可能とされている。画像形成ドラム52及び処理液乾燥処理ドラム46では、双方の記録媒体Pの受取りと受渡しのタイミングを一致させて、回転が制御されている。すなわち、図1に示される画像形成ドラム52及び処理液乾燥処理ドラム46は、周速度を一致させて駆動され、かつ、双方のグリッパ52A及びグリッパ46Aの位置を一致させて駆動されている。
図1及び図5に示されるように、記録媒体押えローラ54は、画像形成ドラム52の記録媒体Pの受取位置(処理液乾燥処理ドラム46から記録媒体Pを受取る位置P1)の近傍に配設されている。この記録媒体押えローラ54は、例えばゴムローラにより構成され、画像形成ドラム52の周面に押圧当接する構成とされている。処理液乾燥処理ドラム46から画像形成ドラム52に受渡された記録媒体Pは、記録媒体押えローラ54を通過することによりニップされ、画像形成ドラム52の周面に密着する。
本実施の形態では、インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yが、画像形成ドラム52の周面に対向して設けられ、かつ、記録媒体Pの搬送経路に沿って一定の間隔により配置されている。各インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yは、記録媒体Pの幅に対応する長さを有するラインヘッドとして構成されている。各インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yは、ノズル面に形成されたノズル列から画像形成ドラム52に向けて光硬化型インクの液滴を吐出する構成とされており、画像形成ドラム52により搬送される記録媒体Pに吐出された光硬化型インクによって画像が形成される。
インラインセンサ58は、最後尾のインク吐出ヘッド56Yよりも搬送方向下流側において、画像形成ドラム52の周面に対向して配設されている。インラインセンサ58はインク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yによって形成された画像を読取る構成とされている。インラインセンサ58として、例えばラインスキャナが使用されている。
なお、インラインセンサ58の搬送方向下流側には、インラインセンサ58に近接して設置された接触防止板59が設けられている。接触防止板59は、搬送の不具合等によって記録媒体Pに浮きや折れ等が生じた場合に、インラインセンサ58と記録媒体Pとの接触を防止可能としている。
ミストフィルタ60は、最後尾のインク吐出ヘッド56Yとインラインセンサ58との間に配設され、画像形成ドラム52の周囲の空気を吸引してインクミストを捕捉する構成とされている。インクミストが捕捉されると、インラインセンサ58へのインクミストの進入を防止することができるので、画像の読取り不良等の発生を効果的に防止することができる。
5.冷却ユニットの構成
図1に示されるように、画像形成部18において、画像形成ドラム52の下部の周面52Sに対向して冷却ユニット110が設けられている。周面52Sは、画像形成ドラム52の周面上にあり、画像形成ドラム52の回転により、画像形成ドラム52の搬送範囲TR内から周方向へずれた搬送範囲TR外の範囲、つまり非搬送範囲NTの周面である。冷却ユニット110は、主として、気体圧縮機100と、誘導部102とを備えている。気体圧縮機100は、画像形成装置10の外部から供給される一次圧縮気体(106C)からこの一次圧縮気体よりも低温度の二次圧縮気体(108C)を吹出す構成とされている。誘導部102は、気体圧縮機100から吹出された二次圧縮気体を画像形成ドラム52の周面52Sに導き、少なくとも画像形成ドラム52の回転軸C方向に沿って二次圧縮気体を拡散させる構成とされている。つまり、気体圧縮機100から吹出された二次圧縮気体は、誘導部102を介して、回転動作中の画像形成ドラム52の周面52Sに吹付けられる構成とされている。なお、気体圧縮機100及び誘導部102の詳細な構成については、後述する。
6.インク定着処理部の構成
インク定着処理部20は、記録媒体Pの画像形成面に残存する液体成分を除去し、画像形成後の記録媒体Pの後処理を行う構成とされている。インク定着処理部20は、主として、画像が記録された記録媒体Pを搬送するチェーングリッパ64と、チェーングリッパ64によって搬送される記録媒体Pにバックテンションを付与するバックテンション付与機構66と、チェーングリッパ64によって搬送される記録媒体Pを定着処理するインク定着手段としての乾燥処理部21及び光照射部22とを備えている。
チェーングリッパ64は、乾燥処理部21、光射照射部22及び排紙部24において共通して使用される搬送機構であり、画像形成部18から受渡された記録媒体Pを受取って、排紙部24まで搬送する構成とされている。
チェーングリッパ64は、主として、画像形成ドラム52側に近接して設置された第1スプロケット64Aと、排紙部24側に設置された第2スプロケット64Bと、第1スプロケット64Aと第2スプロケット64Bとに巻掛けられた無端状の搬送経路としてのチェーン64Cと、チェーン64Cの走行をガイドする図示を省略した複数のチェーンガイドと、チェーン64Cに一定の間隔をもって取付けられた複数のグリッパ64Dとを備えて構成されている。第1スプロケット64A、第2スプロケット64B、チェーン64C及びチェーンガイドは、記録媒体Pの搬送幅方向の両側に一対で構成されている。グリッパ64Dは一対のチェーン64Cに各々設けられている。第1スプロケット64Aは、図示を省略したモータに接続されており、このモータの回転により駆動されている。第2スプロケット64Bは、第1スプロケット64Aの回転に従属して回転する構成とされている。
バックテンション付与機構66は、チェーングリッパ64によって先端を把持されながら搬送される記録媒体Pにバックテンションを付与する構成とされている。バックテンション付与機構66は、主として、ガイドプレート72と、ガイドプレート72に形成された多数の吸着孔から空気を吸引する複数の吸着ファン72Aとを備えている。また、ガイドプレート72の下面には、吸引した空気を排気する多数の排気孔が設けられている。ガイドプレート72の吸着孔を通して吸着ファン72Aにより吸引されることにより、チェーングリッパ64によって搬送される記録媒体Pにバックテンションが付与される。
(1)乾燥処理部の構成
乾燥処理部21は、チェーングリッパ64の搬送方向上流側において、チェーングリッパ64の内部に設けられた複数の乾燥処理ユニット68を備えている。複数の乾燥処理ユニット68は搬送方向に沿って配列されている。乾燥処理ユニット68は記録媒体Pの画像形成面に乾燥風(例えば熱風)を吹付ける構成とされている。乾燥処理ユニット68により乾燥風が吹付けられると、光硬化型インク中の水分量を光照射部22による光(紫外線)の照射前に減少させることができる。これにより、この後の光照射において光硬化型インクの硬化性を確保することができる。
(2)光照射部の構成
光照射部22は、光硬化型インクを用いて形成された画像に、本実施の形態では光として紫外線(UV)を照射して、画像を定着させる構成とされている。光照射部22は、主として、チェーングリッパ64と、バックテンション付与機構66と、記録媒体Pに光を照射する照射ユニット74とを備えて構成されている。
照射ユニット74は、乾燥処理部21よりも搬送方向下流側においてチェーングリッパ64の内部に設けられている。照射ユニット74は搬送方向に沿って複数配列されている。照射ユニット74は図示を省略した光源としての紫外線ランプを備えている。バックテンション付与機構66は、主として、ガイドプレート72と、ガイドプレート72に形成された多数の吸着孔から空気を吸引する複数の吸着ファン72Bとを備えている。また、ガイドプレート72の下面には、吸引した空気を排気する多数の孔が設けられている。ガイドプレート72の吸着孔を通して吸着ファン72Bにより吸引されることにより、チェーングリッパ64によって搬送される記録媒体Pにバックテンションが付与される。なお、光照射部22では、乾燥処理部21よりも搬送方向下流側の排紙部24の高さが高いので、搬送位置が調整されている。詳しく説明すると、光照射部22は、チェーングリッパ64、ガイドプレート72等の構成要素を下方から搬送方向下流側へ向かって上方に傾斜させている。
7.排紙部の構成
排紙部24は一連の画像形成処理が行われた記録媒体Pを回収する構成とされている。排紙部24は、主として、光照射により光硬化型インクが定着された記録媒体Pを搬送するチェーングリッパ64と、記録媒体Pを積重ねて回収する排紙台76とを備えている。排紙台76には、記録媒体Pを整然と積重ねる図示を省略した用紙当て(前用紙当て、後用紙当て、横用紙当て等)が設けられている。また、排紙台76には、記録媒体Pを昇降可能な図示を省略した排紙台昇降装置が設けられている。排紙台昇降装置では、排紙台76に回収される記録媒体Pの増減に連動して昇降の駆動が制御され、最上位の記録媒体Pを常に一定の高さに位置する調整が行われる。
8.光硬化型インク
ここで、本実施の形態における光硬化型インクとしては、例えば光としての紫外線の照射により硬化する水性紫外線インクが使用されている。水性紫外線インクには、顔料と、ポリマー粒子と、活性エネルギー線により重合する水溶性の重合性化合物と、光重合開始剤とが含まれることが好ましい。このような水性紫外線インクは、紫外線が照射されて硬化すると、画像の耐擦性に優れ、画像の膜強度を高くできる。なお、色材として、水性紫外線インクに染料が含まれてもよい。
(圧縮気体発生源の構成)
図2に示されるように、画像形成装置10が設置される室内160には、画像形成装置10の外部装置として圧縮気体発生源120が配設されている。圧縮気体発生源120は、気体を圧縮して一次圧縮気体106C(図6、図7等参照)を生成するコンプレッサである。一次圧縮気体106Cは、本実施の形態において、空気を圧縮して生成した圧縮空気である。一次圧縮気体106Cは図1に示される気体圧縮機100に供給される構成とされている。圧縮気体発生源120は、画像形成装置10に専用として設置されたコンプレッサ、画像形成装置10の他の装置にも圧縮空気を供給するコンプレッサ、画像形成装置10が設置された室内160に設備として組込まれたコンプレッサのいずれを使用してもよい。圧縮気体発生源120にはこの圧縮気体発生源120の動作を制御する制御装置122が接続されている。
(エアーステーション及びブロワ装置)
図2に示されるように、室内160において、画像形成装置10の背面側には、画像形成装置10の外部装置としてのエアーステーション130が配設されている。エアーステーション130は、画像形成装置10の画像形成動作によって発生した装置内部の熱を室外162に排気する構成とされている。また、エアーステーション130は、圧縮気体発生源120の気体圧縮動作によって発生した熱も室外162に排気する構成とされている。
エアーステーション130の上部には排気口130Aおよび130Bが設けられている。排気口130Aは圧縮気体発生源120に接続されている。排気口130Aには排気ダクト134の一端側の連結部134Aが連結され、排気ダクト134の他端側の室外排気口134Bが室外162に設置されている。排気ダクト134には、排気口130Aから室外162に向かって、開閉バルブ138Aおよび排気ファン140が順次配設されている。排気ファン140は、エアーステーション130の本体内部に回収された熱を室外162に強制的に排気する構成とされている。
一方、排気口130Bは画像形成装置10に接続されている。排気口130Bには排気ダクト136の一端側の連結部136Aが連結され、排気ダクト136の他端側の室外排気口136Bが室外162に設置されている。排気ダクト136には、排気口130Bから室外162に向かって、開閉バルブ138Bおよびブロワ装置142が順次配設されている。ブロワ装置142は、エアーステーション130の本体内部に回収された熱を室外162に強制的に排気する構成とされている。エアーステーション130にはこのエアーステーション130の動作を制御する制御装置132が接続されている。
(制御装置の構成)
図3に示されるように、圧縮気体発生源120の制御装置122は、主として、漏電遮断器122Aと、電磁開閉器122Bと、スイッチング電源122Cとを備えている。漏電遮断器122Aは外部電源150に接続されている。外部電源150は3相交流200Vである。スイッチング電源122Cは漏電遮断器122Aに接続されている。電磁開閉器122Bは漏電遮断器122A、スイッチング電源122Cのそれぞれに接続されている。また、電磁開閉器122Bは排気ファン140に接続されており、電磁開閉器122Bのスイッチが投入されると、排気ファン140の動作が開始される。
エアーステーション130の制御装置132は、主として、端子台132Aおよび132Bと、リレー132Cとを備えている。端子台132Bは、エアーステーション130に接続され、又ブロワ装置142にも接続されている。端子台132Aは、圧縮気体発生源120の制御装置122の電磁開閉器122B及びスイッチング電源122Cに配線125を介して接続されている。リレー132Cは端子台132Aおよび端子台132Bのそれぞれに接続されている。
詳しく説明すると、本実施の形態では、圧縮気体発生源120の制御装置122とエアーステーション130の制御装置132とが接続されている。そして、エアーステーション130のブロワ装置142が動作すると、リレー132C及びスイッチング電源122Cを介して圧縮気体発生源120が動作する。つまり、ブロワ装置142の動作に同期して(連動して)圧縮気体発生源120が一次圧縮気体106Cを生成し、圧縮気体発生源120から気体圧縮機100へ一次圧縮気体106Cが供給される構成とされている(図6及び図7参照)。
(冷却ユニットの気体圧縮機の構成)
図1に示される画像形成装置10の冷却ユニット110において、気体圧縮機100は、図4及び図5に示されるように、画像形成ドラム52の直下において周面52Sに対向して配設されている。詳しく説明すると、図4に示されるように、画像形成ドラム52の軸方向Cに沿って本実施の形態では2個の気体圧縮機100が設けられている。一方の気体圧縮機100は画像形成ドラム52の軸方向Cの片側(図4の左側)を冷却し、他方の気体圧縮機100は画像形成ドラム52の軸方向Cの他の片側(図4の右側)を冷却する構成とされている。本実施の形態において、2個の気体圧縮機100は搬送方向における位置を一致させて配置されている。気体圧縮機100は、回転軸Cからの垂線上であって画像形成ドラム52の直下に対向して配設されると、周面52Sとの離間距離を最も短く設定可能であるので、冷却効率の向上の点において好ましい。本実施の形態では、図5に示されるように、画像形成ドラム52の直下(垂線)よりも搬送方向下流側となる乾燥処理部21側へ寸法Dだけずれて気体圧縮機100が配設されている。寸法Dは画像形成ドラム52の半径よりも小さい寸法であり、ここでは数cm〜十数cmの範囲である。
図6及び図7に示されるように、気体圧縮機100は、画像形成ドラム52の軸方向Cと平行方向を軸方向とし、内部空間100Cを有する円筒状の圧縮部100Aを備えている。圧縮部100Aの周面には、圧縮気体発生源120に接続され、圧縮気体発生源120から一次圧縮気体106Cが内部空間100Cに供給される円筒状の供給口100Bが設けられている。圧縮気体発生源120からの一次圧縮気体106Cは供給管部106(図4参照)を通して供給口100Bへ供給されている。圧縮部100Aの軸方向一端側には、圧縮部100Aよりも縮径された円筒状の暖気排管部100Dが、圧縮部100Aの軸方向と軸方向を一致させて接続されている。暖気排管部100Dの圧縮部100Aとは反対側には暖気吹出口100Fが設けられている。暖気吹出口100Fは、二次圧縮気体108Cを形成する際に生成される暖気を吹出す構成とされている。一方、圧縮部100Aの暖気排管部100Dとは反対側には、内部空間100Cの内径よりも縮径され、画像形成ドラム52の軸方向Cに沿って一次圧縮気体106Cよりも低温度の二次圧縮気体108Cを吹出す吹出口としての冷気吹出口100Eが設けられている。なお、気体圧縮機100及び誘導部102は、図5に示されるように、取付ブラケット104を介して画像形成装置10の筐体に取付けられている。
気体圧縮機100では、一次圧縮気体106Cからボルテックス効果により二次圧縮気体108Cが形成される。少し補足すると、図7に示されるように、圧縮気体発生源120によって生成された一次圧縮気体106Cが、まず供給口100Bから内部空間100Cに供給される。内部空間100Cにおいて、一次圧縮気体106Cが断熱膨張により暖気として生成され、暖気排管部100Dを通って暖気吹出口100Fから吹出される(排熱される)。一方、暖気を吹出したことにより、冷気が生成され、この冷気は冷気吹出口100Eから二次圧縮気体108Cとして吹出される。
(冷却ユニットの誘導部の構成)
図4、図5、図7、図8(A)、図8(B)及び図8(C)に示されるように、誘導部102は、気体圧縮機100の冷気吹出口100Eから吹出される二次圧縮気体108Cを画像形成ドラム52の周面52Sへ導き拡散させる構成とされている。詳しく説明すると、特に図8(A)及び図8(B)に示されるように、誘導部102は、回転軸Cに沿って吹出された二次圧縮気体108Cの流れを画像形成ドラム52の周面52Sへ向けて流れる二次圧縮気体108C1として導く誘導板102Aを備えている。本実施の形態において、搬送方向下流側から見て、誘導板102Aの周面52S側の表面と回転軸Cとがなす内角αが30度〜50度の範囲に設定されている。また、本実施の形態において、誘導板102Aは、幅方向を水平方向に一致させて設けられている。なお、誘導板102Aは、幅方向を画像形成ドラム52の周面52Sから鉛直に伸びる法線に対して直角に設定してもよい。
更に、図8(A)及び図8(C)に示されるように、搬送方向上流側及び搬送方向下流側となる誘導板102Aの両端部に各々誘導壁102Bおよび102Cが立設されている。図5及び図8(C)に示されるように、搬送方向上流側の誘導壁102Bは、二次圧縮気体108Cを画像形成ドラム52の処理液乾燥処理部16側の周方向へ二次圧縮気体108C2として導く構成とされている。搬送方向下流側の誘導壁102Cは、二次圧縮気体108Cを画像形成ドラム52の乾燥処理部21側の周方向へ二次圧縮気体108C3として導く構成とされている。誘導壁102Bは搬送方向上流側へ垂線に対して角度βだけ傾斜している。同様に、誘導壁102Cは搬送方向下流側へ垂線に対して角度βだけ傾斜している。角度βは20度〜40度の範囲とされ、本実施の形態では角度βは30度に設定されている。
誘導部102の誘導板102Aは誘導壁102Bおよび102Cと一体に形成されている。そして、誘導部102は、画像形成ドラム52の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料によって形成されている。具体的には、誘導部102は樹脂材料によって形成されている。
(本実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態に係る画像形成装置10は、図1及び図5に示されるように、画像形成ドラム52が外周部に記録媒体Pを保持可能とし、画像形成ドラム52が回転すると回転軸Cに対する一方側から他方側へ記録媒体Pが搬送可能とされる。インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yは画像形成ドラム52が記録媒体Pを搬送する搬送範囲TR内で画像形成ドラム52の外周部に対向して設けられている。インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yは画像形成ドラム52が搬送可能とする記録媒体Pにインクを吐出して画像を形成可能とする。一方、画像形成ドラム52の外周部において搬送範囲TR内から周方向にずれた搬送範囲TR外の範囲(非搬送範囲NT)の周面52Sに気体圧縮機100から二次圧縮気体108Cが吹付けられる。
ここで、画像形成ドラム52の非搬送範囲NTの周面52Sへ、図4〜図7に示される気体圧縮機100から低温度の二次圧縮気体108Cが吹付けられるので、画像形成ドラム52を冷却することができる。本実施の形態に係る画像形成装置10では、インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yから吐出されるインクの温度が一定温度に調整されている。例えば、インクの温度は室温よりも高い30℃に調整されている。これに対して、画像形成ドラム52の温度が例えば32℃に昇温されると、記録媒体P、処理液、インク等の水分の蒸発が促進され、インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yのノズル面に結露が生じる。特に、小ロットジョブを例えば約30秒程度の短いインターバルを介して連続して行う連続ショートランプリントでは、インターバル中も乾燥処理部21等の熱発生源は稼働中のままなので、画像形成ドラム52の昇温は避けられない。本実施の形態の気体圧縮機100から吹出される二次圧縮気体108Cによって、画像形成ドラム52の周面52Sが30℃以下、後述するが20℃以下まで冷却することができる。このため、インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yの結露の発生を効果的に抑制することができる。
一方、図1及び図2に示されるように、画像形成装置10では、装置外部から一次圧縮気体106Cが気体圧縮機100に供給される構成とされているので、装置内部には気体圧縮機100が設けられるだけで、一次圧縮気体106Cを生成する圧縮気体発生源120が設けられていない。加えて、図7に示されるように、気体圧縮機100は一次圧縮気体106Cから低温度の二次圧縮気体108Cを生成するだけなので、気体圧縮機100の構成が簡素となり、かつ気体圧縮機100を小型化することができる。
従って、本実施の形態に係る画像形成装置10によれば、インク吐出ヘッド56M、56K、56Cおよび56Yからインクを安定して吐出させることができ、簡素な構成により小型化することができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置10では、図4〜図7及び図8(A)に示されるように、気体圧縮機100の冷気吹出口100Eから画像形成ドラム52の回転軸C方向に沿って二次圧縮気体108Cが吹出される。この二次圧縮気体108Cは誘導部102によって回転軸C方向から画像形成ドラム52の周面52S方向へ導かれ、かつ回転軸C方向に沿って拡散される。このため、冷気吹出口100Eから画像形成ドラム52の周面52Sまでの二次圧縮気体108Cの流路長が軸方向Cを利用して長くなるので、画像形成ドラム52の周面52Sに吹付けられる二次圧縮気体108Cを回転軸C方向に沿って広く拡散させることができる。
ここで、二次圧縮気体108Cの冷却効果及び拡散効果について説明する。図9に本願発明者が実施した実験の構成が、図10(A)及び図10(B)に実験結果がそれぞれ示されている。図9に示されるように、誘導部102の誘導板102Aの中心位置に対して、距離L1において画像形成ドラム52の周面52S(1)が対向されている。この周面52S(1)の4箇所の測定点WP1〜WP4における二次圧縮気体108Cの温度が測定された。また、誘導部102の誘導板102Aの中心位置に対して、距離L2において画像形成ドラム52の周面52S(2)が対向されている。この周面52S(2)の4箇所の測定点WP5〜WP8における二次圧縮気体108Cの温度が測定された。距離L1は50mm、距離L2は120mmである。誘導板102Aの中心位置に対して、気体圧縮機100の冷気吹出口100Eは距離L3において離間されている。距離L3は50mmである。測定点WP1およびWP5は誘導板102Aの中心位置の直上位置である。測定点WP2およびWP6は測定点WP1およびWP5に対して画像形成ドラム52の終端側へ幅W1において離間された位置である。測定点WP3およびWP7は測定点WP1およびWP5に対して画像形成ドラム52の中心側へ幅W2において離間された位置である。測定点WP4およびWP8は測定点WP3およびWP7に対して画像形成ドラム52の中心側へ幅W3において離間された位置である。幅W1は100mm、幅W2および幅W3はいずれも75mmである。
周面52S(1)の測定点WP1〜WP4において測定された冷却温度T(℃)と一次圧縮気体106Cの流量Q(L/min)との関係が図10(A)に示されている。流量Q1は50L/min、流量Q2は100L/min、流量Q3は150L/min、流量Q4は200L/min、流量Q5は300L/min、流量Q6は400L/min、流量Q7は500L/minである。図10(A)に示されるように、誘導板102Aと周面52Sとの間が短い距離L1だと、誘導部102の直上の測定点WP1での温度が他の測定点WP2〜WP4に対してかなり低くなっているものの、測定点WP2〜WP4での温度の低下が見られる。すなわち、回転軸C方向に沿った広範囲において画像形成ドラム52の周面52S(1)を冷却することができるので、画像形成ドラム52の冷却効率を向上させることができる。
周面52S(2)の測定点WP5〜WP8において測定された冷却温度T(℃)と一次圧縮気体106Cの流量Q(L/min)との関係が図10(B)に示されている。流量Q1〜Q7は前述の流量Q1〜Q7と同一である。図10(B)に示されるように、誘導板102Aと周面52Sとの間が長い距離L2だと、誘導部102の直上の測定点WP5での温度が他の測定点WP6〜WP8に対して少し低くなっている。測定点WP2〜WP4での温度の低下と同様に、測定点WP6〜WP8での温度の低下が見られる。すなわち、回転軸C方向に沿った広範囲において画像形成ドラム52の周面52S(2)を冷却することができるので、画像形成ドラム52の冷却効率を向上させることができる。実験では、周面52Sの温度が20℃以下に冷却されると、結露が発生しない事実が確認された。このとき、一次圧縮気体106Cの流量Qが250L/min以上、一次圧縮気体106Cの圧力が0.4MPa以上であった。流量Qが更に多くなると、気体圧縮機100の性能をより高めることが可能であるが、圧縮気体発生源120が大型化され、かつコストが高くなるので、実用的な流量の上限値は1200L/minである。また、圧力が更に高くなると、気体圧縮機100の性能をより高めることが可能であるが、圧縮気体発生源120が大型化され、かつコストが高くなるので、実用的な圧力の上限値は0.8MPaである。なお、圧力の実用的な範囲、流量の実用的な範囲は、使用される気体圧縮機100の種類、サイズ、気体の種類等によって異なる。
加えて、本実施の形態に係る画像形成装置10では、図4に示されるように、二次圧縮気体108Cの流路長を画像形成ドラム52の回転軸C方向に沿わせることによって、流路長を確保するためのスペースが小さくなる。このため、画像形成装置10を小型化することができる。
更に、本実施の形態に係る画像形成装置10では、図8(B)に示されるように、誘導部102が30度〜50度の角度αに設定された誘導板102Aを備えているので、気体圧縮機100から画像形成ドラム52の軸方向Cに沿って終端側、中心側に無駄に流れる二次圧縮気体108Cを減少することができる。このため、画像形成ドラム52の周面52Sに向けて二次圧縮気体108Cを無駄なく導くことができるので、画像形成ドラム52の冷却効率を向上させることができる。加えて、板状の誘導板102Aによって二次圧縮気体108Cを誘導することができるので、誘導部102の構成が簡素となる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置10では、誘導板102Aの両端部に誘導壁102Bおよび102Cが立設され、誘導壁102Bおよび102Cによって画像形成ドラム52の周方向へも二次圧縮気体108Cが導かれる。このため、画像形成ドラム52の周方向へも二次圧縮気体108Cが吹付けられるので、画像形成ドラム52の冷却効率を更に向上させることができる。
加えて、図8(A)及び図8(C)に示される誘導部102の誘導板102A及び誘導壁102B、102Cによって、画像形成ドラム52から離れる方向へ拡散される二次圧縮気体108Cを集めて画像形成ドラム52の周面52Sへ導くことができる。このため、二次圧縮気体108Cが効率良く使用されるので、画像形成ドラム52の冷却効率を更に向上させることができる。
更に、図1に示されるように、画像形成ドラム52よりも記録媒体Pの搬送方向上流側には熱発生源としての処理液乾燥処理部16が、搬送方向下流側には熱発生源としての乾燥処理部21が設けられている。誘導壁102Bおよび102Cによって画像形成ドラム52の周方向へも二次圧縮気体108Cが導かれるので、画像形成ドラム52と熱発生源との間に二次圧縮気体108Cの壁を形成することができる。このため、熱発生源から画像形成ドラム52へ伝搬される熱が二次圧縮気体108Cにより遮断されるので、画像形成ドラム52の昇温を効果的に抑制させることができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置10では、図5に示されるように、画像形成ドラム52の直下に誘導部102が設けられることによって、誘導部102から画像形成ドラム52の周面52Sまでの流路長が最短となる。このため、二次圧縮気体108Cが低温度を維持したまま画像形成ドラム52の周面52Sに吹付けられるので、画像形成ドラム52の冷却効率を更に向上させることができる。
更に、本実施の形態に係る画像形成装置10では、図5に示されるように、画像形成ドラム52の直下よりも搬送方向下流側に誘導部102が設けられるので、画像形成ドラム52の周方向において搬送方向上流側よりも搬送方向下流側に多くの二次圧縮気体108Cを導くことができる。このため、画像形成ドラム52と最も大きな熱発生源である乾燥処理部21との間に二次圧縮気体108Cの壁を形成することができ、熱発生源から画像形成ドラム52へ伝搬される熱が二次圧縮気体108Cにより遮断されるので、画像形成ドラム52の昇温を効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置10では、誘導部102が熱伝導率の低い材料によって形成されているので、誘導部102において二次圧縮気体108Cの熱損失を小さくすることができる。このため、気体圧縮機100から低温度に維持された二次圧縮気体108Cが画像形成ドラム52の周面52Sに吹付けられるので、画像形成ドラム52の冷却効率を更に向上させることができる。
更に、本実施の形態に係る画像形成装置10では、図2に示されるように、一次圧縮気体106Cを供給する圧縮気体発生源120が装置外部に設けられるので、装置内部には気体圧縮機100だけが設けられる。このため、装置本体の構成が簡素となり、かつ装置本体を小型化することができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置10では、図2に示されるように、エアーステーション130のブロワ装置142の動作に同期して圧縮気体発生源120から気体圧縮機100へ一次圧縮気体106Cが供給されている。詳しく説明すると、図11に示されるように、画像形成動作が行われて画像形成ドラム52が回転動作中である場合には、エアーステーション130のブロワ装置142が動作状態にあり、画像形成装置10において発生した熱が室外162へ排出されている。ブロワ装置142に同期して圧縮気体発生源120が動作状態にあるので、圧縮気体発生源120から一次圧縮気体106Cが気体圧縮機100へ供給される。これにより、気体圧縮機100から二次圧縮気体108Cが画像形成ドラム52の周面52Sに吹出され、画像形成ドラム52が冷却される。
ここで、画像形成ドラム52の動作が時間T1の範囲において停止される。時間T1は例えば30分未満の短い時間である。このとき、画像形成装置10の熱の排出にはタイムラグがあるので、ブロワ装置142は動作中である。これにより、圧縮気体発生源120から一次圧縮気体106Cが気体圧縮機100へ供給され、気体圧縮機100から二次圧縮気体108Cが画像形成ドラム52の周面52Sに吹出され、画像形成ドラム52が冷却される。画像形成ドラム52の動作が停止されてから、時間T2が経過すると、ブロワ装置142の動作が停止される。時間T2は例えば30分以上の長い時間である。これにより、ブロワ装置142に同期して圧縮気体発生源120の動作が停止されるので、圧縮気体発生源120から気体圧縮機100への一次圧縮気体106Cの供給が停止され、気体圧縮機100からの二次圧縮気体108Cの吹出しが停止される。なお、画像形成ドラム52の動作が開始されると、ブロワ装置142の動作が開始される。そして、ブロワ装置142の動作に同期して圧縮気体発生源120から気体圧縮機100へ一次圧縮気体106Cが供給される。
従って、本実施の形態に係る画像形成装置10によれば、一次圧縮気体106Cの供給の制御手段が装置本体に必要とされない。このため、画像形成装置10の装置本体の構成が簡素となり、かつ装置本体を小型化することができる。
更に、本実施の形態に係る画像形成装置10では、気体圧縮機100はボルテックス効果を利用して一次圧縮気体106Cから低温度の二次圧縮気体108Cを簡単に生成することができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置10では、画像形成ドラム52が回転しながら記録媒体Pを受取り、巻掛けられることによって記録媒体Pを保持可能としているので、画像形成ドラム52の回転方向へ記録媒体Pの搬送経路長を長く取れる。このため、装置本体の小型化をすることができる。
[第2実施の形態]
図12を用いて、本発明の第2実施の形態を説明する。なお、第2実施の形態において、第1実施の形態の構成要素と同一の構成要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図12(A)に示されるように、本実施の形態に係る画像形成装置10では、誘導部102の誘導板102Aの表面は、画像形成ドラム52の周面52S(図5参照)側へ突出して二次圧縮気体108Cを導く湾曲面とされている。
また、図12(B)に示されるように、本実施の形態に係る画像形成装置10では、誘導部102の誘導板102Aの表面は、画像形成ドラム52の周面52S側へ突出して二次圧縮気体108Cを導く多角面とされている。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、誘導部102が画像形成ドラム52の周面52S側へ突出する湾曲面若しくは多角面を備えているので、気体圧縮機100から誘導部102を介して導かれる二次圧縮気体108Cを画像形成ドラム52の軸方向Cにおいて更に拡散させることができる。このため、回転軸C方向に沿った広範囲において画像形成ドラム52の周面52Sを冷却することができる。
また、図12(C)に示されるように、誘導部102の誘導板102Aの表面は、画像形成ドラム52の周面52Sとは反対側へ凹んで二次圧縮気体108Cを導く湾曲面とされている。
更に、図12(D)に示されるように、誘導部102の誘導板102Aの表面は、画像形成ドラム52の周面52Sとは反対側へ凹んで二次圧縮気体108Cを導く多角面とされている。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、誘導部102が画像形成ドラム52の周面52Sとは反対側へ凹む湾曲面若しくは多角面を備えているので、気体圧縮機100から誘導部102を介して導かれる二次圧縮気体108Cを画像形成ドラム52の周面52Sの特定の部位に狙いを定めて冷却することができる。
(その他の実施例)
以上、本発明を上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本発明は、一次圧縮気体106Cとして、空気以外に窒素等の気体を圧縮して形成することができる。また、本発明は、2個の気体圧縮機100に限定されるものではなく、1個又は3個以上の気体圧縮機100を備えてもよい。複数個の気体圧縮機100が配設される場合、それぞれの気体圧縮機100は画像形成ドラム52の回転軸C方向に沿って二次圧縮気体108Cを吹出す構成とされるが、搬送方向における位置はずれていてもよい。
また、上記実施の形態では、圧縮気体発生源120がブロワ装置142に同期して動作する構成とされているが、圧縮気体発生源120は単独で動作する構成とされてもよい。また、本発明は、導電性の液滴や絶縁性の液滴を吐出して回路基板や液晶基板を形成する画像形成装置に適用してもよい。
10 画像形成装置
52 画像形成ドラム(記録媒体搬送部)
52S 周面
56M、56K、56C、56Y インク吐出ヘッド(液体吐出ヘッド)
100 気体圧縮機
100E 冷気吹出口(吹出口)
102 誘導部
102A 誘導板
102B、102C 誘導壁
120 圧縮気体発生源
130 エアーステーション
142 ブロワ装置

Claims (12)

  1. 回転して、外周部に保持可能とされる記録媒体が回転軸に対する一方側から他方側へ搬送可能とされる記録媒体搬送部と、
    前記記録媒体搬送部が前記記録媒体を搬送可能とする搬送範囲内で前記記録媒体搬送部の外周部に対向し、前記記録媒体搬送部が搬送可能とする前記記録媒体に液体を吐出して画像を形成可能な液体吐出ヘッドと、
    前記記録媒体搬送部の外周部における前記搬送範囲内から周方向にずれた搬送範囲外の範囲に対向し、装置外部から供給される一次圧縮気体から前記一次圧縮気体よりも低温度の二次圧縮気体を生成し、前記搬送範囲外の範囲に前記二次圧縮気体を吹付ける気体圧縮機と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記気体圧縮機は、前記回転軸方向に沿って前記二次圧縮気体を吹出す吹出口を有し、
    前記吹出口から吹出される前記二次圧縮気体を前記搬送範囲外の範囲へ導き、かつ少なくとも前記回転軸方向へ拡散させる誘導部が設けられている
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記誘導部は前記二次圧縮気体の流れを導く誘導板を有し、
    誘導板の表面と前記回転体の回転軸がなす内角が30度〜50度の範囲とされている
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記誘導板の両端部に、前記記録媒体搬送部の周方向へ前記二次圧縮気体を誘導する誘導壁が立設されている
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記誘導部は、前記記録媒体搬送部の直下に設けられている
    請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記誘導部は、前記記録媒体搬送部の直下よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に設けられている
    請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記誘導部は、
    前記記録媒体搬送部の周面側へ突出して前記二次圧縮気体を導く湾曲面若しくは多角面、又は
    前記記録媒体搬送部の周面とは反対側へ凹んで前記二次圧縮気体を導く湾曲面若しくは多角面を備えている
    請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記誘導部は、前記記録媒体搬送部の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料によって形成されている
    請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記記録媒体搬送部は、回転しながら前記記録媒体を受取り、巻掛けることによって前記記録媒体を保持可能としている
    請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記気体圧縮機が、装置外部に設けられ、かつ前記一次圧縮気体を供給する圧縮気体発生源に接続されている
    請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記圧縮気体発生源は、装置外部に設けられ、かつ装置内部の熱を室外に排気するブロワ装置に接続され、前記ブロワ装置の動作に同期して前記気体圧縮機に前記一次圧縮気体を供給する構成とされている
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記気体圧縮機は、ボルテックス効果により前記一次圧縮気体から前記二次圧縮気体を生成する構成とされている
    請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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