JP6086709B2 - 顕微鏡システム、合焦方法および制御方法 - Google Patents

顕微鏡システム、合焦方法および制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6086709B2
JP6086709B2 JP2012258938A JP2012258938A JP6086709B2 JP 6086709 B2 JP6086709 B2 JP 6086709B2 JP 2012258938 A JP2012258938 A JP 2012258938A JP 2012258938 A JP2012258938 A JP 2012258938A JP 6086709 B2 JP6086709 B2 JP 6086709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
specimen
unit
optical system
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012258938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014106350A (ja
Inventor
広 渡邉
広 渡邉
孝彦 掛水
孝彦 掛水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2012258938A priority Critical patent/JP6086709B2/ja
Publication of JP2014106350A publication Critical patent/JP2014106350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6086709B2 publication Critical patent/JP6086709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

本発明は、照明光を標本に照射し、標本から反射した光を受光して標本の観察を行う顕微鏡システム、この顕微鏡システムの合焦方法および制御方法に関するものである。
従来、顕微鏡の分野においては、複数の観察者が同時に試料を観察する用途や、レポートドキュメントなどの業務資料に試料の拡大像を載せる用途などのために、観察光学系にCCDカメラ等の撮像部が取り付けられた装置がよく用いられている。このような顕微鏡システムとしては、観察光学系及びその端部に設けられたCCDカメラを一体化した光学ヘッドをステージ上方に配置し、CCDカメラによる撮影画像をモニタに表示する一方、ピント合わせのために光学ヘッドを駆動する電動焦準部などをパソコン上のアプリケーションソフトウェアで遠隔操作するようにしたものが主流となっている。
近年では、標本が載置されるステージ上に設けられ、観察光学系を有する光学ヘッドを回転させることによって、光学ヘッドの軸をステージ上の標本に対して傾けて、ステージの真上以外の様々な角度から標本を観察できるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。また、特許文献1によれば、光学ヘッドの傾斜角度に基づいてコントラストを演算してオートフォーカスを行うことで、ステージの真上以外の角度から標本を観察する場合であっても、その傾斜角度に応じたオートフォーカスが可能である。
ここで、特許文献1の技術では、光学ヘッドを回転させる度に、その傾斜位置で焦点合わせを実施する。これに対し、特許文献2の技術は、標本の観察位置を光学ヘッドの回転中心に合わせることによって、光学ヘッドの回転によらず、観察ポイントや合焦を維持した状態で標本の観察を行うことを可能としている。
図15は、従来の顕微鏡システムの要部の構成の一例を示す正面図である。例えば、図15に示すように、ベース200と、標本Sが載置されるXYステージ210と、XYステージ210上に設けられ、観察光学系を有する光学ヘッド220と、を備えた顕微鏡装置において、光学ヘッド220の回転中心R10に光学ヘッドの焦点位置を移動した後、光学ヘッド220を回転させることによって、光学ヘッド220の軸L10をXYステージ210上の標本に対して傾けて、ステージの真上以外の角度から標本を観察する。また、これら顕微鏡システムでは、一般的に、まず、低い倍率(広い視野)にて焦点合わせを行った後、標本を観察し、さらに詳細に観察したい場合のみ、高い倍率(狭い視野)にて標本を観察する。
特開2010−256724号公報 特開2010−102344号公報
しかしながら、観察光学系の低い倍率で焦点合わせを行った後、焦点合わせを行った倍率より高い倍率に切り替えて標本Sの観察を行う場合(焦点深度が浅くなる状態に切り替えた場合)、高倍における標本像の焦点位置が適切な位置とならない場合がある。例えば図16に示すように、倍率が低倍である場合の焦点深度d1は、倍率が高倍である場合の焦点深度d2より大きい。このため、低倍において観察位置Spの焦点合わせを行った際に、焦点深度d1内の領域であって、焦点深度d2から外れた領域で焦点位置FPが設定されると、低倍から高倍に倍率を切り替えた場合に、焦点にずれが発生して、高倍において標本像の焦点が合わないという問題が生じる。
また、低い倍率で焦点合わせを行った後、低い倍率の状態で、光学ヘッド220を回転させ、光学ヘッド220の軸L10をXYステージ210上の標本に対して傾けてステージの真上以外の角度から標本を観察する場合、例えば図16に示すように、ステージの真上から標本を観察する場合に比べ、標本の観察中心位置が距離X1分ずれてしまい、所望の位置の観察ができないという問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光学ヘッドを傾斜可能な顕微鏡システムにおいて、光学ヘッドの倍率を低倍から高倍に切り替えた場合であっても、焦点のずれの発生を抑制することができるとともに、低い倍率の状態でステージの真上以外の角度から標本を観察する場合においても、視野の平面方向の位置ずれの発生を抑制させ所望の位置の観察ができる顕微鏡システム、合焦方法および制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる顕微鏡システムは、標本から反射した光を受光して標本の観察を行う顕微鏡システムであって、観察対象の標本を載置する板状のステージと、前記標本における視野領域が変更可能であって、前記ステージ上の前記標本からの観察光が入射する観察光学系、および該観察光学系から前記観察光を受光して画像信号を生成する画像信号生成手段を有するヘッド部と、前記ヘッド部を前記観察光学系の光軸に沿って移動させるヘッド操作手段と、前記ステージを該ステージの主面と直交する方向に移動させるステージ操作手段と、前記ヘッド部を、前記光軸と直交する軸を中心に回転させることにより、前記光軸を前記ステージの主面と直交する軸に対して傾斜させる回転手段と、当該顕微鏡システムの動作にかかる指示の入力を受け付ける操作入力手段と、前記操作入力手段が、前記ステージと直交する軸に対して前記ヘッド部を回転させる旨の指示の入力を受け付けた場合、前記ヘッド操作手段を駆動して、前記観察光学系の焦点位置が、前記光軸と直交する軸を通過する位置に前記ヘッド部を移動させた後、前記観察光学系の前記視野領域を小さくして倍率を変更し、前記ステージ操作手段により前記ステージを駆動して前記標本に対する合焦を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記制御手段は、前記観察光学系における最小の焦点深度となる前記倍率にして、前記ステージ操作手段により前記ステージを移動させて前記標本に対する合焦を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記画像信号生成手段により生成された前記画像信号をもとに、該画像信号に応じた画像のコントラスト値を演算する画像処理手段と、前記画像処理手段が演算したコントラスト値に基づき、前記標本に対する合焦が完了しているか否かを判断する判断手段と、を備え、前記制御手段は、前記判断手段の判断結果に応じて、前記ステージ操作手段に合焦動作を行わせることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記ヘッド操作手段および前記ステージ操作手段を動作するための案内情報および操作指示情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、標本から反射した光を受光して標本の観察を行う顕微鏡システムであって、観察対象の標本を載置する板状のステージと、前記標本における視野領域が変更可能であって、前記ステージ上の前記標本からの観察光が入射する観察光学系、および該観察光学系から前記観察光を受光して画像信号を生成する画像信号生成手段を有するヘッド部と、前記ヘッド部を前記観察光学系の光軸に沿って移動させるヘッド操作手段と、前記ステージを該ステージの主面と直交する方向に移動させるステージ操作手段と、前記ヘッド部を、前記光軸と直交する軸を中心に回転させることにより、前記光軸を前記ステージと直交する軸に対して傾斜させる回転手段と、前記観察光学系の焦点と、前記回転手段の回転中心軸とが重なった状態の合焦位置に調整するための案内情報および操作指示情報を表示する表示手段と、当該顕微鏡システムの動作にかかる指示の入力を受け付けるとともに、前記表示手段が表示する前記操作指示情報に応じた指示の入力を受け付ける操作入力手段と、前記操作入力手段が受け付けた前記指示に応じて、少なくとも表示手段の表示制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記操作入力手段が、前記ステージと直交する軸に対して前記ヘッド部を回転させる旨の指示の入力を受け付けた場合、前記案内情報として、前記観察光学系の焦点位置が、前記光軸と直交する軸を通過する位置に前記ヘッド部を移動させた後、前記観察光学系の前記視野領域を小さくして倍率を変更し、該倍率で前記ステージを移動させて前記標本に対する合焦を行わせる旨を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記制御手段は、前記案内情報として、前記観察光学系における最小の焦点深度となる前記倍率にして、前記ステージを移動させて前記標本に対する合焦を行わせる旨を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記案内情報は、文字、音、光から選択される少なくとも1つを用いた情報であることを特徴とする。
また、本発明にかかる合焦方法は、観察対象の標本を載置するステージと、該標本における視野領域が変更可能であって、前記ステージ上の前記標本からの観察光が入射する観察光学系を少なくとも有するヘッド部と、を備え、前記ヘッド部が、前記観察光学系の光軸に沿って移動可能であるとともに、前記ステージと直交する軸に対して回転可能な顕微鏡システムが行う合焦方法であって、前記ステージと直交する軸に対して前記ヘッド部を回転させる旨の指示を受け付けた場合に、前記観察光学系の焦点位置が、前記ステージと直交する軸を通過する位置に前記ヘッド部を移動させるヘッド部移動ステップと、前記観察光学系の前記視野領域を小さくして倍率を変更する視野領域変更ステップと、前記視野領域変更ステップにおいて変更された倍率で、前記ステージを移動させて前記標本に対する合焦を行う合焦ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる制御方法は、観察対象の標本を載置するステージと、該標本における視野領域が変更可能であって、前記ステージ上の前記標本からの観察光が入射する観察光学系を少なくとも有するヘッド部と、前記標本に対する合焦動作にかかる案内情報を表示する表示手段と、少なくとも表示手段の表示制御を行う制御手段と、を備え、前記ヘッド部が、前記観察光学系の光軸に沿って移動可能であるとともに、前記ステージと直交する軸に対して回転可能な顕微鏡システムが行う制御方法であって、前記ステージと直交する軸に対して前記ヘッド部を回転させる旨の指示を受け付けた場合に、前記観察光学系の焦点位置が、前記ステージと直交する軸を通過する位置に前記ヘッド部を移動させる旨の前記案内情報を前記表示手段に表示させるヘッド部移動案内ステップと、前記観察光学系の前記視野領域を小さくして倍率を変更する旨の前記案内情報を前記表示手段に表示させる視野領域変更案内ステップと、前記視野領域変更案内ステップにおける前記案内情報に対応する倍率で、前記ステージを移動させて前記焦点位置の調整を行う旨の前記案内情報を前記表示手段に表示させる調整案内ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ヘッド部を傾斜可能な顕微鏡システムにおいて、ヘッド部を傾斜させて観察する際、表示部が、ヘッド部を駆動して、対物レンズの焦点と、ヘッド部の回転中心軸とが一致した状態(ユーセントリック状態)となる位置にヘッド部を移動させた後、倍率を最高倍に切り替えた状態で、合焦位置の調整をユーザに行わせるようにメッセージを順次表示するようにしたので、光学ヘッドのズーム倍率を低倍から高倍に切り替えた場合であっても、焦点のずれの発生を抑制することができるとともに、光学ヘッド傾斜時の視野の平面方向の位置ずれの発生を抑制させることができる。
また、本発明によれば、光学ヘッドを傾斜可能な顕微鏡システムにおいて、ヘッド部を傾斜させて観察する際、ヘッド部を駆動して、対物レンズの焦点と、ヘッド部の回転中心軸とが一致した状態(ユーセントリック状態)となる位置にヘッド部を移動させた後、倍率を最高倍に切り替えた状態で、合焦位置の調整を行うよう制御するようにしたので、光学ヘッドのズーム倍率を低倍から高倍に切り替えた場合であっても、焦点のずれの発生を抑制することができるとともに、光学ヘッド傾斜時の視野の平面方向の位置ずれを抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの構成例を模式的に示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す正面図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムのユーセントリック調整処理を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの入力指示画面を説明する図である。 図5は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図である。 図6は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図である。 図7は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図である。 図8は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムの構成例を模式的に示す図である。 図9は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムの入力指示画面を説明する図である。 図10は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムのユーセントリック調整処理を示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの構成例を模式的に示す図である。 図12は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムのユーセントリック調整処理を示すフローチャートである。 図13は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの入力指示画面を説明する図である。 図14は、本発明の実施の形態3の変形例にかかる顕微鏡システムの入力指示画面を説明する図である。 図15は、従来の顕微鏡システムの要部の構成の一例を示す正面図である。 図16は、従来の顕微鏡システムの観察光学系における各ズーム倍率の焦点深度を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解し得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システム1の構成例を示す図である。図2は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システム1の要部の構成を模式的に示す正面図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る顕微鏡システム1は、観察対象の標本の標本像を取得する顕微鏡装置10と、顕微鏡装置10が取得した標本像を観察画像として表示するとともに、顕微鏡装置10の動作を制御する制御装置15とを備える。なお、以下の説明においては、図1の左右方向をX軸方向、図1の奥行き方向をY軸方向、図1の上下方向をZ軸方向として説明する。また、以下において、光学ヘッド120の焦点FPと、光学ヘッド120の回転中心軸R1とが重なった状態のことをユーセントリック状態と呼ぶ。
顕微鏡装置10は、ベース100と、回転軸101および軸受け102を介してベース100に設置された支柱103と、標本Sが載置される略板状のXYステージ110と、XYステージ110をZ軸方向に移動可能に保持するステージホルダ111と、ベース100に対するステージホルダ111の高さを変化させるステージ操作部112と、XYステージ110上に設けられ、観察光学系を有する光学ヘッド120(ヘッド部)と、支柱103に対して光学ヘッド120を移動可能に保持する光学ヘッド保持部130とを備える。また、顕微鏡装置10は、この他、標本Sを照明する照明光学系を備えてもよい。照明光学系の構成としては、XYステージ110の下側に設けられる透過照明光学系であってもよいし、XYステージ110の上側に設けられる落射照明光学系であってもよい。あるいは、標本Sに対して光を斜めから(すなわち、標本Sの載置面と直交する軸と交差する方向から)照射する斜照明光学系であってもよい。なお、顕微鏡装置10は、XYステージ110がX軸及びY軸からなる面に平行となるように設置されているものとする。
回転軸101は、ベース100に対して固定して設けられている。また、軸受け102は、回転軸101と共通の回転中心軸R1が支柱103の軸R2と直交するように、支柱103の端部に固定されている。この軸受け102を回転軸101に嵌合させることにより、支柱103の軸R2が回転中心軸R1と直交し、支柱103が回転中心軸R1を中心として回転可能な状態となる。すなわち、軸受け102および回転軸101は、光学ヘッド保持部130を介して支柱103と連結された光学ヘッド120の回転中心軸R1を回転軸とする回転手段を構成する。これにより、光学ヘッド120がYZ平面において傾斜(ティルト)可能となる。なお、図1に示す構成において、光学ヘッド120のティルト操作は手動で行われるが、モータ等用いて光学ヘッド120を電動でティルトさせることとしてもよい。なお、ティルト可能な角度は特に限定されない。また、ベース100には、回転中心軸R1を示す回転中心印を設けてもよい。
XYステージ110は、例えば板状をなす第1部材、第2部材および第3部材が順に積層されてなる。XYステージ110において、例えば、第1部材を基準(固定)とし、ステージ操作部112によって第2部材および第3部材を第1部材の板面を平面とする面上を移動させる。このとき、標本Sは第3部材に載置され、第2部材および第3部材は互いに直交する方向(X軸方向およびY軸方向)に移動する。
ステージ操作部112は、例えば、ユーザが手動で回転操作可能なハンドル112aとリニアガイド112bとによって実現される。ユーザがハンドル112aを回転させると、その回転方向および回転量に応じて、ステージホルダ111が、XYステージ110の主面と直交する方向(図1,2においてはZ軸方向)に移動する。
光学ヘッド120は、ズーム光学部121と、ズーム光学部121のXYステージ110側の端部に設けられた対物レンズ122と、ズーム光学部121の内部に設けられた複数のズームレンズ123aを含み、光学ヘッド120の焦点深度を変更可能なズーム光学系123と、ズーム光学部121の対物レンズ122とは反対側の端部に設けられた撮像部124とを有する。これらのうち、対物レンズ122およびズーム光学系123は、標本ステージ110上に載置された標本Sに対応する観察光が入射する観察光学系を構成する。また、撮像部124は、例えばCCD等の撮像素子を含み、観察光学系を通過した観察光を受光し、該観察光に対応する電気信号(撮像信号)に光電変換して出力する画像信号生成手段である。
また、光学ヘッド120には、ズーム光学部121に設けられ、ズーム光学部121の外周に沿って回動自在なズーム操作部121aが設けられている。ズーム光学系123のズームレンズ123aは、ズーム操作部121aの回転操作により、光学ヘッド120の光軸L1に沿って移動する。これにより、標本像のズーム倍率の変更が可能となる。
光学ヘッド保持部130は、光学ヘッド120側に固定されたヘッド操作部131と、支柱103側に固定された支持具132とを有する。支持具132は、固定ハンドル133によって支柱103に締結されている。また、支柱103には下側ストッパ134が設けられており、これにより支持具132のずり落ちが防止される。なお、支柱103に対する支持具132の位置は、例えば固定ハンドル133を一旦緩めるなどして、ユーザが手動で調節することもできる。
ヘッド操作部131は、例えば、軸R2及び光学ヘッド120の光軸L1の双方に平行となるよう設けられたリニアガイド131aと、例えば、ユーザが手動で回転操作可能なハンドル131bとを有する。ヘッド操作部131は、リニアガイド131aを介して支持具132と連結しており、ハンドル131bの操作により、支持具132に対する軸R2方向における位置を変化させる。これにより、光学ヘッド120が、軸R2に沿って移動可能になる。
一方、制御装置15は、パーソナルコンピュータやワークステーション等によって実現される制御装置本体150と、液晶パネルまたは有機ELパネル等のモニタ装置によって実現される表示部160とを備える。
制御装置本体150は、外部からの種々の情報や命令の入力を受け付ける操作入力部151と、撮像部124が生成した画像信号に対して所定の画像処理を施すことにより、表示用の画像信号を生成する画像処理部152と、記憶部153と、これらの各部及び顕微鏡装置10および表示部160の動作を制御する制御部154とを有する。制御部154は、CPU等を用いて構成される。
操作入力部151は、キーボード、各種入力ボタンやスイッチ、表示部160の画面に対するポイント操作に応じて信号が入力されるマウス等のポインティングデバイス等を含み、これらの入力デバイスを介して入力された信号を受け付け、制御部154に入力する。
記憶部153は、制御装置本体150に各種動作を実行させるプログラムや、プログラムの実行中に用いられる各種情報や、撮像部124から入力された画像信号等を記憶する。記憶部153は、例えばフラッシュメモリ、RAM、ROM等の半導体メモリや、HDD、MO、CD−R、DVD−R等の記録媒体および該記録媒体を駆動する駆動装置等によって実現される。
表示部160は、撮像部124によって撮像された観察画像の他、制御部154の制御に基づいて種々の情報を画面表示する。なお、表示部160を、画面に対するタッチ操作により信号が入力されるタッチパネルが重畳されたモニタ装置によって実現し、表示部160と操作入力部151とを一体化させても良い。
次に、図3〜7を参照しながら、顕微鏡システム1の動作について説明する。図3は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システム1のユーセントリック調整処理を示すフローチャートである。図4は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システム1の入力指示画面W1を説明する図である。図5〜7は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システム1の要部の構成を示す模式図である。
まず、斜め観察を行う旨の指示入力があると(ステップS101:Yes)、制御部154は、表示部160に、光学ヘッド120をユーセントリック位置に移動する旨のメッセージを表示させる。ここで、表示部160は、図4に示す入力指示画面W1を表示する。入力指示画面W1には、顕微鏡装置10が取得した標本像に応じた画像を表示する標本像表示部161と、メッセージを表示するメッセージ表示部162と、斜め観察を行う旨の指示を入力するための斜め観察指示ボタン163(アイコン)と、合焦処理において次のステップへの移行の指示を入力するための移行指示ボタン164(アイコン)と、が設けられている。
また、ステップS101において、操作入力部151は、斜め観察指示ボタン163へのタッチ(またはクリック)を検出すると、斜め観察を行う旨の指示信号を制御部154に入力する。制御部154は、指示信号の入力にもとづいて、表示部160のメッセージ表示部162に、光学ヘッド120をユーセントリック位置に移動する旨のメッセージを表示させる(ステップS102、ヘッド部移動案内ステップ)。
ステップS102において、光学ヘッド120をユーセントリック位置に移動する旨のメッセージが表示されている間、ユーザは、まずXYステージ110上に標本Sが無い状態でハンドル112aを操作して、XYステージ110の上面が回転中心軸R1の高さと同じになるように調整する。その後、ユーザは、ハンドル131bを操作して、光学ヘッド120をZ軸方向に移動させてステージ110の上面に光学ヘッド120の焦点FPを合わせユーセントリック状態とする。
具体的には、ユーザは、ハンドル131bを操作して光学ヘッド120をZ軸方向に移動させ、図5に示すように、光学ヘッド120の焦点FPが回転中心軸R1と一致したユーセントリック状態とする。このとき、入力指示画面W1において、ユーセントリック状態に誘導するようなガイド画像を表示してもよい。また、対物レンズ122などの情報をもとに、光学ヘッド120がユーセントリック位置に到達した場合に、ランプ等を点灯させるものであってもよい。
ユーザの操作によって光学ヘッド120の焦点FPと、回転中心軸R1とを重ねてユーセントリック状態となった後、操作入力部151は、移行指示ボタン164へのタッチ(またはクリック)を検出すると(ステップS103:Yes)、次のステップへの移行が指示された旨の指示信号を制御部154に入力する。
制御部154は、ステップS103における次のステップへの移行を指示する旨の指示信号の入力にもとづいて、表示部160のメッセージ表示部162に、ズーム光学系123のズーム倍率を最高倍(最小の焦点深度となる倍率)にする旨のメッセージを表示させる(ステップS104、視野領域変更案内ステップ)。
ステップS104において、ズーム光学系123のズーム倍率を最高倍にする旨のメッセージが表示されている間、ユーザは、ズーム操作部121aを操作して、光学ヘッド120の光軸L1に沿ってズームレンズ123aを移動させてズーム倍率を最高倍に切り替える。
ユーザの操作によってズーム光学系123のズーム倍率が最高倍となった後、操作入力部151は、移行指示ボタン164へのタッチ(またはクリック)を検出すると(ステップS105:Yes)、次のステップへの移行が指示された旨の指示信号を制御部154に入力する。
制御部154は、ステップS105における次のステップへの移行を指示する旨の指示信号の入力にもとづいて、表示部160のメッセージ表示部162に、XYステージ110を上下(Z軸方向)に移動させて標本Sの焦点合わせを行う旨のメッセージを表示させる(ステップS106、調整案内ステップ)。ユーザは、ここで、標本SをXYステージ110上に載置し、ハンドル112aを操作してXYステージ110をZ軸方向に移動させ、図6に示すように、XYステージ110上に載置した標本Sの表面に焦点を合わせる。
具体的には、ユーザは、最高倍においてハンドル112aを操作してXYステージ110をZ軸方向に移動させ、XYステージ110上に載置した標本Sの表面に焦点を合わせて、最高倍におけるユーセントリック調整を行う。
これにより、焦点深度d2でユーセントリック調整を行うため(図16参照)、この顕微鏡装置10における最小の焦点深度に応じたユーセントリック調整を行うこととなる。
上述したステップにより、焦点FPと回転中心軸R1とが一致した状態を維持するとともに、焦点深度が最小の状態で合焦されているため、図7に示すように、光学ヘッド120をティルトさせても、観察ポイントのずれや焦点FPのずれおよび視野の平面方向の位置ずれが生じることはなく、かつズーム倍率を変更した場合であっても、変更後の倍率においてユーセントリック状態を維持して観察を継続することができる。
ユーザの操作によって最高倍率におけるユーセントリック調整を行った後、操作入力部151は、移行指示ボタン164へのタッチ(またはクリック)を検出すると(ステップS107:Yes)、次のステップへの移行が指示された旨の指示信号を制御部154に入力する。
制御部154は、ステップS107における次のステップへの移行を指示する旨の指示信号の入力にもとづいて、表示部160のメッセージ表示部162に、ズーム光学系123のズーム倍率を戻す旨のメッセージを表示させる(ステップS108)。
ステップS108において、ズーム光学系123のズーム倍率を戻す旨のメッセージが表示されている間、ユーザは、ズーム操作部121aを操作して、光学ヘッド120の光軸L1に沿ってズームレンズ123aを移動させてズーム倍率を切り替える。例えば、ユーザは、ユーセントリック調整を行う前のズーム倍率に切り替えるか、所望のズーム倍率に切り替える。
なお、アイコンへのタッチ(またはクリック)が未検出の場合は、タッチ(またはクリック)を検出するまで検出処理を繰り返す。
上述した本実施の形態1によれば、光学ヘッド120を傾斜可能な顕微鏡システム1において、ユーザに対し、表示部160が、光学ヘッド120を駆動してユーセントリック位置に移動させた後、ズーム倍率を最高倍に切り替えた状態で、XYステージ110をZ軸方向に移動させて合焦位置の調整を行わせるようにメッセージを順次表示するようにしたので、光学ヘッド120のズーム倍率を低倍から高倍に切り替えた場合や光学ヘッド120を回転させて標本を観察する場合であっても、ユーセントリック状態を維持して、焦点のずれや、視野の平面方向の位置ずれ(観察中心の位置ずれ)の発生を抑制することができる。
なお、上述した本実施の形態1において、ステップS102で行うユーセントリック調整処理を、ズーム倍率が最高倍である状態において行う場合には、以降のステップS103〜S108までの処理を省略してもよい。
また、上述した実施の形態1において、ヘッド操作部131にセンサが設けてある場合や、ズーム操作部121に位置センサやロータリーエンコーダが設けられている場合は、ヘッド操作部131によってユーセントリック位置を検出した際や、ズーム倍率が所定の倍率になっていることを検知した際に、移行指示ボタン164の入力を検出せずに次のステップに移行するものであってもよい。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システム1aの構成例を模式的に示す図である。図9は、本実施の形態2にかかる顕微鏡システム1aの入力指示画面W2を説明する図である。なお、図1等で説明した構成と同一の構成要素には、同一の符号が付してある。上述した実施の形態1では、光学ヘッド120のZ軸方向の移動、ズーム倍率の切り替えをユーザのハンドル操作などによって行っていたが、実施の形態2では、光学ヘッド120のZ軸方向の移動を、入力された指示信号に応じて自動で行う。
本実施の形態2にかかる顕微鏡システム1aは、観察対象の標本の標本像を取得する顕微鏡装置10aと、顕微鏡装置10aが取得した標本像を観察画像として表示するとともに、顕微鏡装置10aの動作を制御する制御装置15aとを備える。
顕微鏡装置10aの光学ヘッド120aは、上述した光学ヘッド120のズーム光学系123に代えて、ズーム光学系125を有する。ズーム光学系125は、ズーム光学部121の内部に設けられた複数のズームレンズ125aおよび複数のズームレンズ125aを駆動するモータ125bを含む。複数のズームレンズ125aは、モータ125bの駆動によって移動し、この移動によってズーム光学系125のズーム倍率を切り替える。
顕微鏡装置10aの光学ヘッド保持部130aは、上述したヘッド操作部131に代えて、ヘッド操作部135を有する。ヘッド操作部135は、例えば、軸R2及び光学ヘッド120の光軸L1の双方に平行となるよう設けられたリニアガイド135aと、光学ヘッド120を軸R2(リニアガイド135a)に沿って移動させるモータ135bとを有する。
一方、制御装置15aは、パーソナルコンピュータやワークステーション等によって実現される制御装置本体150aと、液晶パネルまたは有機ELパネル等のモニタ装置によって実現される表示部160aとを備える。
制御装置本体150aは、上述した操作入力部151、記憶部153および制御部154に代えて、外部からの種々の情報や命令の入力を受け付ける操作入力部151aと、記憶部153aと、これらの各部及び顕微鏡装置10aおよび表示部160aの動作を制御する制御部154aとを有する。制御部154aは、CPU等を用いて構成される。
操作入力部151aは、キーボード、各種入力ボタンやスイッチ、表示部160aの画面に対するポイント操作に応じて信号が入力されるマウス等のポインティングデバイス等を含み、これらの入力デバイスを介して入力された信号を受け付け、制御部154aに入力する。
記憶部153aは、光学ヘッド(観察光学系)120aの焦点FPと、光学ヘッド120aの回転中心軸R1とが重なった状態(ユーセントリック状態)に関する情報(ユーセントリック情報)を記憶する。ここで、ユーセントリック情報には、例えば、対物レンズ122の同焦点距離、ユーセントリック状態にあるときの顕微鏡装置10aの各部の状態(モータ135bがステッピングモータである場合、ステッピングモータの原点位置からのパルス数等)といった情報が含まれる。
表示部160aは、図9に示す入力指示画面W2を表示する。入力指示画面W2には、顕微鏡装置10aが取得した標本像に応じた画像を表示する標本像表示部161と、メッセージを表示するメッセージ表示部162と、斜め観察を行う旨の指示を入力するための斜め観察指示ボタン163(アイコン)と、合焦処理において次のステップへの移行の指示を入力するための移行指示ボタン164(アイコン)と、光学ヘッド120aをZ軸方向に移動させる旨の指示を入力するための光学ヘッド移動指示ボタン165と、光学ヘッド120aのズーム光学系125のズームレンズ125aをZ軸方向に移動させる旨の指示を入力するためのレンズ移動指示ボタン166と、が設けられている。
光学ヘッド移動指示ボタン165は、光学ヘッド120aの光軸L1に沿って光学ヘッド120aを微少量移動させるための微動指示ボタン165a,165bと、微動指示ボタン165a,165bによる移動と比して大きく光学ヘッド120aを移動させるための粗動指示ボタン165c,165dと、を有する。
レンズ移動指示ボタン166は、光学ヘッド120aの光軸L1に沿ってズームレンズ125aを移動させる際の移動方向を指示するための移動方向指示ボタン166a,166bを有する。
ここで、微動指示ボタン165a,165b、粗動指示ボタン165c,165dおよび移動方向指示ボタン166a,166bは、光学ヘッド120aの光軸L1に対してそれぞれ反対方向の移動方向を指示するものである。
次に、図10を参照しながら、顕微鏡システム1aの動作について説明する。図10は、本実施の形態2にかかる顕微鏡システム1aのユーセントリック調整処理を示すフローチャートである。
まず、斜め観察を行う旨の指示入力があると(ステップS201:Yes)、制御部154aは、表示部160aに、光学ヘッド120aをユーセントリック位置に移動する旨のメッセージを表示させる。ここで、操作入力部151aは、入力指示画面W2上の斜め観察指示ボタン163へのタッチ(またはクリック)を検出すると、斜め観察を行う旨の指示信号を制御部154aに入力する。制御部154aは、指示信号の入力にもとづいて、表示部160aのメッセージ表示部162に、光学ヘッド120aをユーセントリック位置に移動する旨のメッセージを表示させる(ステップS202)。
ここで移行指示ボタン164へのタッチ(またはクリック)を検出すると(ステップS203:Yes)、次のステップへの移行が指示された旨の指示信号を制御部154aに入力する。
制御部154aは、記憶部153aのユーセントリック情報を参照して、光学ヘッド120aをユーセントリック位置に移動させる(S204)。このとき、ユーセントリック情報において、対象の対物レンズに応じたユーセントリック位置のパルス数が記憶されていない場合は、標本像表示部161に標本像に応じた画像を表示して、ユーザに現在の光学ヘッドの位置がユーセントリック状態にあるか否かを判断させるようにしてもよい。このとき、ユーザは、光学ヘッド移動指示ボタン165により光学ヘッド120aの移動指示を入力して、光学ヘッド120a位置の微調整を行い、移動完了後、移行指示ボタン164へのタッチ(またはクリック)により、次のステップへの移行を指示する指示信号を入力する。
制御部154aは、光学ヘッド120aがユーセントリック位置に移動すると、表示部160aのメッセージ表示部162に、ズーム光学系125のズーム倍率を最高倍(最小の焦点深度となる倍率)にする旨のメッセージを表示させる(ステップS205)。
操作入力部151aは、移行指示ボタン164へのタッチ(またはクリック)を検出すると(ステップS206:Yes)、次のステップへの移行が指示された旨の指示信号を制御部154aに入力する。
制御部154aは、ズームレンズ125aを駆動して、ズーム光学系125のズーム倍率が最高倍になるように切り替える(S207)。
ステップS207において、ズーム光学系125のズーム倍率が最高倍に切り替わると、制御部154aは、ステップS205における次のステップへの移行を指示する旨の指示信号の入力にもとづいて、表示部160aのメッセージ表示部162に、XYステージ110を移動させて標本Sの焦点合わせを行う旨のメッセージを表示させる(ステップS208)。
その後、ユーザの操作によって最高倍率における標本Sに対する合焦を行なった後、操作入力部151aは、移行指示ボタン164へのタッチ(またはクリック)を検出すると(ステップS209:Yes)、次のステップへの移行が指示された旨の指示信号を制御部154aに入力する。
制御部154aは、ステップS209における次のステップへの移行を指示する旨の指示信号の入力にもとづいて、表示部160aのメッセージ表示部162に、ズーム光学系125のズーム倍率を戻す旨のメッセージを表示させる(ステップS210)。
ステップS210において、ズーム光学系125のズーム倍率を戻す旨のメッセージが表示されている間、ユーザは、レンズ移動指示ボタン166(移動方向指示ボタン166a,166b)をタッチ(またはクリック)して、光学ヘッド120aの光軸L1に沿ってズームレンズ125aを移動させてズーム倍率を切り替える。例えば、ユーザは、ユーセントリック調整を行う前のズーム倍率に切り替えるか、所望のズーム倍率に切り替える。
上述した本実施の形態2によれば、光学ヘッド120aを傾斜可能な顕微鏡システム1aにおいて、ユーザに対し、制御部154aが、光学ヘッド120aを駆動してユーセントリック位置に移動させた後、ズーム倍率を最高倍に切り替えるとともに、表示部160aが、XYステージ110をZ軸方向に移動させて合焦位置の調整を行わせるようにメッセージを表示するようにしたので、光学ヘッド120aのズーム倍率を低倍から高倍に切り替えた場合や光学ヘッド120aを回転させて標本を観察する場合であっても、ユーセントリック状態を維持して、焦点のずれや、視野の平面方向の位置ずれ(観察中心の位置ずれ)の発生を抑制することができる。
また、上述した本実施の形態2によれば、光学ヘッド120aの移動およびズーム倍率の切り替えを、入力指示画面W2上のボタンにタッチ(またはクリック)するのみで可能となるため、上述した実施の形態1のようなハンドル操作にかかる労力を軽減することができる。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システム1bの構成例を模式的に示す図である。図12は、本実施の形態3にかかる顕微鏡システム1bの入力指示画面W3を説明する図である。なお、図1等で説明した構成と同一の構成要素には、同一の符号が付してある。上述した実施の形態2では、光学ヘッド120aのZ軸方向の移動を、入力された指示信号に応じて自動で行っていたが、実施の形態3では、入力された指示信号に応じてXYステージのZ軸方向の移動も自動で行う。
本実施の形態3にかかる顕微鏡システム1bは、観察対象の標本の標本像を取得する顕微鏡装置10bと、顕微鏡装置10bが取得した標本像を観察画像として表示するとともに、顕微鏡装置10bの動作を制御する制御装置15bとを備える。
顕微鏡装置10bは、上述した顕微鏡装置10aのステージ操作部112に代えて、ステージ操作部113を有する。ステージ操作部113は、リニアガイド113aおよびリニアガイド113aに沿ってステージホルダ111を移動させるモータ113bを含む。
一方、制御装置15bは、パーソナルコンピュータやワークステーション等によって実現される制御装置本体150bと、液晶パネルまたは有機ELパネル等のモニタ装置によって実現される表示部160bとを備える。
制御装置本体150bは、上述した操作入力部151a、記憶部153a、制御部154aに代えて、外部からの種々の情報や命令の入力を受け付ける操作入力部151bと、記憶部153bと、これらの各部及び顕微鏡装置10bおよび表示部160bの動作を制御する制御部154bと、画像処理部152が演算したコントラスト値に基づき、標本像の合焦が完了しているか否かを判断する判断部155と、を有する。制御部154bは、CPU等を用いて構成される。
操作入力部151bは、キーボード、各種入力ボタンやスイッチ、表示部160bの画面に対するポイント操作に応じて信号が入力されるマウス等のポインティングデバイス等を含み、これらの入力デバイスを介して入力された信号を受け付け、制御部154bに入力する。
記憶部153bは、フラッシュメモリ、RAM、ROM等の半導体メモリや、HDD、MO、CD−R、DVD−R等の記録媒体及び該記録媒体を駆動する駆動装置等によって実現され、制御装置本体150bに各種動作を実行させるプログラムや、プログラムの実行中に用いられる各種情報や、撮像部124から入力された画像信号等を記憶する。また、記憶部153bは、上述したユーセントリック情報を記憶する。
制御部154bは、顕微鏡装置10bにおけるオートフォーカス動作を制御する。その際、制御部154bは、操作入力部151bから入力された信号に従い、記憶部153aに記憶された情報に基づいて、ユーセントリック状態に遷移する動作を各部に実行させる。例えば、モータ135bがステッピングモータであり、ユーセントリック情報として、ステッピングモータの原点位置からのパルス数が記憶されている場合、制御部154bは、このパルス数に従ってモータ135bを動作させる。
表示部160bは、図12に示す入力指示画面W3を表示する。入力指示画面W3には、顕微鏡装置10bが取得した標本像に応じた画像を表示する標本像表示部161と、メッセージを表示するメッセージ表示部162と、斜め観察を行う旨の指示を入力するための斜め観察指示ボタン163(アイコン)と、が設けられている。
次に、図13を参照しながら、顕微鏡システム1bの動作について説明する。図13は、本実施の形態3にかかる顕微鏡システム1bのユーセントリック調整処理を示すフローチャートである。
まず、斜め観察を行う旨の指示入力があると(ステップS301:Yes)、制御部154bは、記憶部153bのユーセントリック情報を参照して、光学ヘッド120aをユーセントリック位置に移動させる(ステップS302)。このとき、ユーセントリック情報においてユーセントリック位置のパルス数が記憶されていない場合は、標本像表示部161に標本像に応じた画像を表示して、ユーザに現在の光学ヘッドの位置がユーセントリック状態にあるか否かを判断させるようにしてもよい。
ステップS302において、光学ヘッド120aがユーセントリック位置に移動すると、制御部154bは、ズームレンズ125aを駆動して、ズーム光学系125のズーム倍率が最高倍(最小の焦点深度となる倍率)になるように切り替える(ステップS303)。
ステップS303において、ズーム光学系125のズーム倍率が最高倍に切り替わると、制御部154bは、撮像部124に標本像を撮像するよう指示し、その画像信号(撮像画像)を取得する(ステップS304)。
ステップS304において制御部154bが画像信号を取得すると、画像処理部152は、この画像信号をもとにオートフォーカス(AF)評価値を算出する(ステップS305)。具体的には、画像処理部152は、画像信号に応じた画像のコントラスト値h(t)(tは時間)をAF評価値として算出する。
その後、得られたAF評価値に基づいて、判断部155が、現在の光学ヘッド120aの位置において、合焦が完了しているか否かを判断する(ステップS306)。判断部155は、AF評価値が予め設定された閾値よりも大きい場合、合焦が完了していると判断する(ステップS306:Yes)。
一方、AF評価値が予め設定された閾値よりも小さく、判断部155によって、合焦が完了していないと判断された場合(ステップS306:No)、制御部154bは、ステップS307に移行して、XYステージ110をZ軸方向に駆動した後、ステップS304〜S306の処理を繰り返す。
なお、ステップS305およびS306において、判断部155が、複数時間のコントラスト値h(t)を取得して、コントラスト値h(t)がピークとなる時間tのコントラスト値に応じた時間の光学ヘッド120aの位置を合焦位置としてもよいし、h(t)とh(t+1)との差分を算出しし、差の正負が入れ替わる時間tのコントラスト値に応じた時間の光学ヘッド120aの位置を合焦位置としてもよい。
ステップS306によって判断部155が、合焦が完了していると判断すると、制御部154bは、ズーム光学系125のズーム倍率を戻す(ステップS308)。制御部154bは、ユーセントリック調整を行う前のズーム倍率に切り替えるか、予め設定されたズーム倍率に切り替える。
上述した本実施の形態3によれば、光学ヘッド120aを傾斜可能な顕微鏡システム1bにおいて、光学ヘッド120aを駆動してユーセントリック位置に移動させた後、ズーム倍率を最高倍に切り替えた状態で、XYステージ110をZ軸方向に移動させて標本Sに対する合焦を自動で行うように制御するようにしたので、光学ヘッド120aのズーム倍率を低倍から高倍に切り替えた場合や光学ヘッド120aを回転させて標本を観察する場合であっても、ユーセントリック状態を維持して、焦点のずれや、視野の平面方向の位置ずれ(観察中心の位置ずれ)の発生を抑制することができる。
また、上述した本実施の形態3によれば、入力指示画面W3上のボタンにタッチ(またはクリック)して斜め観察を行う旨を指示するのみで適切なユーセントリック状態とすることができる。そのため、ユーザの熟練度によらず、光学ヘッド120aのズーム倍率を低倍から高倍に切り替えた場合や光学ヘッド120aを回転させて標本を観察する場合であっても、ユーセントリック状態を維持して、焦点のずれや、視野の平面方向の位置ずれ(観察中心の位置ずれ)の発生を抑制することができる。
図14は、本実施の形態3の変形例にかかる顕微鏡システムの入力指示画面を説明する図である。上述した実施の形態3では、斜め観察指示ボタン163の入力(検出)によって自動でユーセントリック状態の設定を行えるものとして説明したが、各処理の動作をユーザが確認しながら行うものであってもよい。
図14に示す入力指示画面W4には、顕微鏡装置10aが取得した標本像に応じた画像を表示する標本像表示部161と、メッセージを表示するメッセージ表示部162と、斜め観察を行う旨の指示を入力するための斜め観察指示ボタン163(アイコン)と、合焦処理において次のステップへの移行を指示する移行指示ボタン164(アイコン)と、光学ヘッド120aをZ軸方向に移動させるための光学ヘッド移動指示ボタン165と、光学ヘッド120aのズーム光学系125のズームレンズ125aをZ軸方向に移動させるためのレンズ移動指示ボタン166と、XYステージ110をZ軸方向に移動させるためのステージ移動指示ボタン167と、オートフォーカス処理を指示するAF指示ボタン168と、が設けられている。
ステージ移動指示ボタン167は、支柱103の軸R2に沿ってステージ110を移動させる際の移動方向を指示するための移動方向指示ボタン167a,167bを有する。ここで、移動方向指示ボタン167a,167bは、支柱103の軸R2に対してそれぞれ反対方向の移動方向を指示するものである。
制御部154bは、この入力指示画面W4による指示入力に基づいて、図13に示す一連の処理を行うものであってもよい。
なお、上述した実施の形態1〜3では、ズーム倍率を最高倍に切り替えて、ユーセントリック調整を行うものとして説明したが、焦点深度が飽和していれば、この飽和する焦点深度に応じた倍率のうち、最低倍のズーム倍率であってもよいし、この飽和している焦点深度内の倍率であってもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、表示部にメッセージを表示させてユーザにユーセントリック調整を行わせるものとして説明したが、表示部は音を発してユーザに処理を行わせるものであってもよいし、光を発してユーザに処理を行わせるものであってもよいし、これらの組合せであってもよい。
また、上述した実施の形態では、正立型の顕微鏡を例に説明したが、例えば、標本を拡大するズーム光学系を有し、ステージの主面と直交する軸から傾斜して観察する倒立型の顕微鏡等であっても、本発明を適用することができる。
以上のように、本発明にかかる顕微鏡システム、合焦方法および制御方法は、光学ヘッドを傾斜可能な顕微鏡システムにおいて、光学ヘッドのズーム倍率を低倍から高倍に切り替えた場合や光学ヘッド120aを回転させて標本を観察する場合であっても、焦点のずれや、視野の平面方向の位置ずれ(観察中心の位置ずれ)の発生を抑制することに有用である。
1,1a,1b 顕微鏡システム
10,10a,10b 顕微鏡装置
15,15a,15b 制御装置
100,200 ベース
101 回転軸
102 軸受け
103 支柱
110,210 XYステージ
111 ステージホルダ
112,113 ステージ操作部
112a ハンドル
112b,113a,131a,135a リニアガイド
113b,125b,135b モータ
120,120a,220 光学ヘッド(観察光学系)
121 ズーム光学部
121a ズーム操作部
122 対物レンズ
123,125 ズーム光学系
123a,125a ズームレンズ
124 撮像部
130,130a 光学ヘッド保持部
131,135 ヘッド操作部
132 支持具
133 固定ハンドル
134 下側ストッパ
150 制御装置本体
151,151a,151b 操作入力部
152 画像処理部
153,153a 記憶部
154,154a,154b 制御部
155 判断部
160,160a,160b 表示部
161 標本像表示部
162 メッセージ表示部
163 斜め観察指示ボタン
164 移行指示ボタン
165 光学ヘッド移動指示ボタン
166 レンズ移動指示ボタン
167 ステージ移動指示ボタン
168 AF指示ボタン

Claims (9)

  1. 標本から反射した光を受光して標本の観察を行う顕微鏡システムであって、
    観察対象の標本を載置する板状のステージと、
    前記標本における視野領域が変更可能であって、前記ステージ上の前記標本からの観察光が入射する観察光学系、および該観察光学系から前記観察光を受光して画像信号を生成する画像信号生成手段を有するヘッド部と、
    前記ヘッド部を前記観察光学系の光軸に沿って移動させるヘッド操作手段と、
    前記ステージを該ステージの主面と直交する方向に移動させるステージ操作手段と、
    前記ヘッド部を、前記光軸と直交する軸を中心に回転させることにより、前記光軸を前記ステージの主面と直交する軸に対して傾斜させる回転手段と、
    当該顕微鏡システムの動作にかかる指示の入力を受け付ける操作入力手段と、
    前記操作入力手段が、前記ステージと直交する軸に対して前記ヘッド部を回転させる旨の指示の入力を受け付けた場合、前記ヘッド操作手段を駆動して、前記観察光学系の焦点位置が、前記光軸と直交する軸を通過する位置に前記ヘッド部を移動させた後、前記観察光学系の前記視野領域を小さくして倍率を変更し、前記ステージ操作手段により前記ステージを駆動して前記標本に対する合焦を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記制御手段は、前記観察光学系における最小の焦点深度となる前記倍率にして、前記ステージ操作手段により前記ステージを移動させて前記標本に対する合焦を行うことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記画像信号生成手段により生成された前記画像信号をもとに、該画像信号に応じた画像のコントラスト値を演算する画像処理手段と、
    前記画像処理手段が演算したコントラスト値に基づき、前記標本に対する合焦が完了しているか否かを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記判断手段の判断結果に応じて、前記ステージ操作手段に合焦動作を行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記ヘッド操作手段および前記ステージ操作手段を動作するための案内情報および操作指示情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  5. 標本から反射した光を受光して標本の観察を行う顕微鏡システムであって、
    観察対象の標本を載置する板状のステージと、
    前記標本における視野領域が変更可能であって、前記ステージ上の前記標本からの観察光が入射する観察光学系、および該観察光学系から前記観察光を受光して画像信号を生成する画像信号生成手段を有するヘッド部と、
    前記ヘッド部を前記観察光学系の光軸に沿って移動させるヘッド操作手段と、
    前記ステージを該ステージの主面と直交する方向に移動させるステージ操作手段と、
    前記ヘッド部を、前記光軸と直交する軸を中心に回転させることにより、前記光軸を前記ステージと直交する軸に対して傾斜させる回転手段と、
    前記観察光学系の焦点と、前記回転手段の回転中心軸とが重なった状態の合焦位置に調整するための案内情報および操作指示情報を表示する表示手段と、
    当該顕微鏡システムの動作にかかる指示の入力を受け付けるとともに、前記表示手段が表示する前記操作指示情報に応じた指示の入力を受け付ける操作入力手段と、
    前記操作入力手段が受け付けた前記指示に応じて、少なくとも表示手段の表示制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記操作入力手段が、前記ステージと直交する軸に対して前記ヘッド部を回転させる旨の指示の入力を受け付けた場合、前記案内情報として、前記観察光学系の焦点位置が、前記光軸と直交する軸を通過する位置に前記ヘッド部を移動させた後、前記観察光学系の前記視野領域を小さくして倍率を変更し、該倍率で前記ステージを移動させて前記標本に対する合焦を行わせる旨を前記表示手段に表示させることを特徴とする顕微鏡システム。
  6. 前記制御手段は、前記案内情報として、前記観察光学系における最小の焦点深度となる前記倍率にして、前記ステージを移動させて前記標本に対する合焦を行わせる旨を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項5に記載の顕微鏡システム。
  7. 前記案内情報は、文字、音、光から選択される少なくとも1つを用いた情報であることを特徴とする請求項5または6に記載の顕微鏡システム。
  8. 観察対象の標本を載置するステージと、該標本における視野領域が変更可能であって、前記ステージ上の前記標本からの観察光が入射する観察光学系を少なくとも有するヘッド部と、を備え、前記ヘッド部が、前記観察光学系の光軸に沿って移動可能であるとともに、前記ステージと直交する軸に対して回転可能な顕微鏡システムが行う合焦方法であって、
    前記ステージと直交する軸に対して前記ヘッド部を回転させる旨の指示を受け付けた場合に、前記観察光学系の焦点位置が、前記ステージと直交する軸を通過する位置に前記ヘッド部を移動させるヘッド部移動ステップと、
    前記観察光学系の前記視野領域を小さくして倍率を変更する視野領域変更ステップと、
    前記視野領域変更ステップにおいて変更された倍率で、前記ステージを移動させて前記標本に対する合焦を行う合焦ステップと、
    を含むことを特徴とする合焦方法。
  9. 観察対象の標本を載置するステージと、該標本における視野領域が変更可能であって、前記ステージ上の前記標本からの観察光が入射する観察光学系を少なくとも有するヘッド部と、前記標本に対する合焦動作にかかる案内情報を表示する表示手段と、少なくとも表示手段の表示制御を行う制御手段と、を備え、前記ヘッド部が、前記観察光学系の光軸に沿って移動可能であるとともに、前記ステージと直交する軸に対して回転可能な顕微鏡システムが行う制御方法であって、
    前記ステージと直交する軸に対して前記ヘッド部を回転させる旨の指示を受け付けた場合に、前記観察光学系の焦点位置が、前記ステージと直交する軸を通過する位置に前記ヘッド部を移動させる旨の前記案内情報を前記表示手段に表示させるヘッド部移動案内ステップと、
    前記観察光学系の前記視野領域を小さくして倍率を変更する旨の前記案内情報を前記表示手段に表示させる視野領域変更案内ステップと、
    前記視野領域変更案内ステップにおける前記案内情報に対応する倍率で、前記ステージを移動させて前記焦点位置の調整を行う旨の前記案内情報を前記表示手段に表示させる調整案内ステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
JP2012258938A 2012-11-27 2012-11-27 顕微鏡システム、合焦方法および制御方法 Active JP6086709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012258938A JP6086709B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 顕微鏡システム、合焦方法および制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012258938A JP6086709B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 顕微鏡システム、合焦方法および制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014106350A JP2014106350A (ja) 2014-06-09
JP6086709B2 true JP6086709B2 (ja) 2017-03-01

Family

ID=51027901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012258938A Active JP6086709B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 顕微鏡システム、合焦方法および制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6086709B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5446056A (en) * 1977-09-19 1979-04-11 Daiichi Kougaku Kk Microscope
JP4587693B2 (ja) * 2004-04-07 2010-11-24 オリンパス株式会社 生体観察装置
JP2010054704A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Olympus Corp 観察装置及びその制御装置並びにプログラム
JP2010256724A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Olympus Corp 観察装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014106350A (ja) 2014-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW486566B (en) Laser microdissection unit
JP4915071B2 (ja) 顕微鏡、およびバーチャルスライド作成システム
JP5537737B2 (ja) 荷電粒子線装置
JP5846844B2 (ja) 拡大観察装置
JP2013050382A (ja) 硬さ試験機
JP2013050594A (ja) 拡大観察装置、拡大観察方法および拡大観察プログラム
JP6300606B2 (ja) 顕微鏡システム
JP6147006B2 (ja) 撮像装置、顕微鏡システム及び撮像方法
JP5527274B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JP5893313B2 (ja) 顕微鏡システム
JP2018015808A (ja) レーザアライメント調整方法及びウォータジェットレーザ加工機
US20050105174A1 (en) Microscope system
JP2018066967A (ja) 拡大観察装置および拡大観察装置の制御方法
JP2018128532A (ja) 顕微鏡
JP5893314B2 (ja) 表示装置および顕微鏡システム
JP2007170862A (ja) 走査型プローブ顕微鏡装置
JP2007034050A (ja) 観察装置及びその制御方法
JP6086709B2 (ja) 顕微鏡システム、合焦方法および制御方法
JPH09197287A (ja) 電動顕微鏡
JP2007170861A (ja) 走査型プローブ顕微鏡装置及び走査型プローブ顕微鏡装置用プログラム
JP2016161600A (ja) 顕微鏡、顕微鏡システム、オートフォーカス方法、及び、プログラム
WO2021250733A1 (ja) 荷電粒子線装置、およびそのフォーカス調整方法
JP6150504B2 (ja) イメージングシステム
JP2019056855A (ja) 顕微鏡システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム。
JP2010256724A (ja) 観察装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170131

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6086709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250